JP6198387B2 - 化粧料容器 - Google Patents

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Description

本発明は、コンパクトケース等の化粧料容器に関するものである。
従来、アイシャドウやファンデーション等の粉末状の固形化粧料を充填した中皿を収容
して携帯する化粧料容器として、化粧料が充填された中皿と、上面に上記中皿を収容する
ための凹部が形成された容器本体と、この容器本体の上面を蓋する蓋体とからなるコンパ
クトケース等が汎用されている。そして、このような化粧料容器の多くは、携帯の便を考
慮して、蓋体の内側面に鏡が取り付けられているとともに、中皿収容用の凹部とは別に、
化粧ブラシや化粧チップ、パフ等の化粧小物を収容する小物用凹部が設けられている。
しかしながら、上記化粧料容器は、蓋体を閉じると、鏡の表面が化粧料や化粧小物とご
く接近した配置となるため、中皿に充填された化粧料の表面や化粧小物が剥き出しのまま
では、中皿内で浮き上がった化粧料や化粧小物に付着した化粧料が鏡を汚染しやすいとい
う問題がある。また、鏡の有無に関わらず、中皿や化粧小物が並ぶ容器本体の上面や蓋体
の内側の面が化粧料で汚れやすく、見栄えが悪いとともに衛生的でない。
そこで、最近は、容器本体の上面に透明な保護シートを載置して、化粧料の飛散を防ぎ
、容器内を清浄に保つことを配慮したものが多く出回っている。
また、単に保護シートを載置するだけでは、保護シートが落下しやすく、使いにくいこ
とから、図9に示すように、保護シート1の一部を、中皿2を収容する凹部3内に折り込
んで、使用時には保護シート1を横に開くようにしたものが提案されている(後記の特許
文献1を参照)。なお、図において、4は容器本体、5は化粧料充填部、6は小物収容用
の凹部、7は蓋体、8は鏡である。
ところで、このような化粧料容器は、誤って床に落としたり、携帯時に外部から強い衝
撃を受けたりすると、その衝撃によって中皿2内の化粧料がひび割れたり損傷したりする
ため、容器本体4と固形化粧料を収容する中皿2との間に、種々の緩衝機構(衝撃緩和あ
るいは衝撃吸収手段)を設けたものが多数提案されており、そのなかには、上記保護シー
ト1の落下防止を兼ねるものもいくつかある。
例えば、下記の特許文献2には、図10に示すように、中皿2の上面を保護する保護シ
ート1と、中皿2と容器本体4との間に敷き込む狭接シート9とを連結して、保護シート
1の落下防止と、中皿2への衝撃吸収とを同時に果たすようにしたものが開示されている
(図9の構成と同様の部分は同一符号を付してその説明を省略、以下の図11も同じ)。
また、下記の特許文献3には、図11(a)に示すように、中皿2を収容して中皿2へ
の衝撃を緩衝するよう構成された中皿保護容器10と、中皿2の表面を覆う保護シート1
とを一体的に形成した技術が開示されている。すなわち、図11(b)に示すように、こ
の中皿保護容器10の底面には、下向きの突出部11が設けられており、中皿2を容器本
体4の凹部3の底面から浮かせた状態で収容保持することができるため、中皿2に対し衝
撃緩衝作用を果たすのである。なお、12は、容器本体4の凹部3との係止用凸部である
特開2005−230452号公報 特許第4323196号公報 特開2007−175340号公報
しかしながら、上記特許文献2のものは、透明で薄いプラスチックシートを打ち抜いて
全体形状を付与した後、中皿2の下に敷き込む部分に発泡シート等の衝撃吸収材料を貼付
して狭接シート9とするため、製造に手間を要するという問題がある。また、全体を衝撃
吸収材料で一体的に形成してもよいとの記載があるが、保護シート1として用いる部分が
、厚みのある衝撃吸収材料で形成されていると、この部分が嵩高くなって取り扱いにくい
という問題がある。
また、上記特許文献3のものは、全体が一体成形で得られるため、製造効率はよいが、
中皿2を容器本体4の凹部3の底面から浮かせるだけでは、耐衝撃性(耐落下衝撃性能)
が不充分であり、化粧品メーカー等が要望する高いレベルに応えるものではない。特に、
従来の化粧料容器は、横向きの落下(容器側面を下にした落下)に対して弱い傾向がみら
れるため、その耐衝撃性の改善が強く望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、容器の上下方向および側面方向のど
の方向に対しても優れた耐衝撃性を備えた中皿トレーと、保護シートとが一体的に形成さ
れた化粧料容器の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、化粧料充填用の凹部を有する中皿と、上記中皿を収容するための凹状部を有する中皿トレーと、上記中皿トレーの凹状部を収容するための凹部を有する容器本体と、上記容器本体の上面を蓋する蓋体とを備えた化粧料容器であって、上記中皿トレーの凹状部が、底壁と、この底壁の周から所定幅だけ内側に入り込んだ所定領域が上向きに突出してなる環状の側壁もしくは周方向に配置される複数の側壁とで構成され、上記凹状部の片端縁から連結部を介して、上記凹状部に収容された中皿上面を覆うための保護シートが一体的に形成されており、上記凹状部の底壁は、容器本体の凹部底面との間に衝撃吸収用の隙間を形成するための凹凸面で形成され、上記凹状部の側壁は、容器本体の凹部側面との間に衝撃吸収用の隙間を形成するための、断面下向き略コ字状の中空壁で形成され、上記中空壁の、空間を囲う壁面の下端部は全て上記凹状部の底壁に連なった状態で容器本体の凹部底面に接しており、上記容器本体の中皿トレー収容用の凹部は、上記中皿トレーの凹状部を、その内側に完全に入り込ませることができる深さに設定され、かつその凹部内に、上記中皿トレーの凹状部を抜け止めするための係止手段が形成されており、上記中皿が、中皿トレーの凹状部を介して容器本体の中皿トレー収容用凹部内に、凹部底面と凹部側面から隙間を保った状態で収容され、その状態で、上記中皿トレーの連結部を屈曲させることにより、中皿トレーの凹状部から延びる保護シートが中皿上面を覆うようになっている化粧料容器を第1の要旨とする。
また、本発明は、そのなかでも、特に、上記中皿の平面視形状が矩形であり、上記中皿
トレー凹状部の側壁が、上記中皿の四隅の角部に当接する四つの平面視略L字状の側壁で
ある化粧料容器を第2の要旨とし、それらのなかでも、特に、上記容器本体と蓋体とが、
互いにその奥端部においてヒンジ連結されており、上記中皿トレー凹状部から延びる保護
シートが、その連結部の屈曲を伸ばすことにより、中皿上面から手前側に180度開くこ
とができるようになっている化粧料容器を第3の要旨とする。
さらに、本発明は、それらのなかでも、特に、上記保護シートに、中皿に充填された化
粧料に関する説明表示がなされている化粧料容器を第4の要旨とし、それらのなかでも、
特に、上記中皿トレーが、厚み0.1〜1.5mmの樹脂製シートを真空成形することに
より賦形されたものである化粧料容器を第5の要旨とする。
すなわち、本発明の化粧料容器は、容器本体と中皿との間に介在させる中皿トレーとして、中皿を収容するための凹状部と保護シートとが一体的に形成された特殊な中皿トレーを用いるようにしたものである。この中皿トレーの凹状部は、その底壁が、容器本体の凹部底面との間に隙間を形成するための凹凸面で形成され、その側壁が、同じく容器本体の凹部側面との間に隙間を形成するために、底壁の周から所定幅だけ内側に入り込んだ所定領域を上向きに突出させてなる、断面下向き略コ字状(コ字状の角部がRになったU字状や角部が1つ少ないV字状等を含む)の中空壁によって形成されている。そして、上記中空壁の、空間を囲う壁面の下端部は全て上記凹状部の底壁に連なった状態で容器本体の凹部底面に接している。このため、この中皿トレーの凹状部に、化粧料が充填された中皿を収容して容器本体の凹部内に収容すると、上記中皿が、容器本体の凹部内の底面からも側面からも隙間のあいた状態で保持されることになる。したがって、この化粧料容器によれば、容器本体の上下方向や側面方向から強い衝撃や揺れ等を受けても、その衝撃や揺れが、中皿の周囲および底部に設けられた隙間部において大幅に緩和・吸収されるのであり、中皿に充填された化粧料を、ひび割れや損傷から守ることができる。
しかも、上記中皿トレーには、中皿を収容する凹状部の片端縁から連結部を介して、上
記中皿上面を覆うための保護シートが一体的に形成されており、別に保護シートを用意す
る必要がないため、全体の構成が簡単で、使い勝手にも優れているという利点を有する。
また、本発明の化粧料容器のなかでも、特に、上記中皿の平面視形状が矩形であり、上
記中皿トレー凹状部の側壁が、上記中皿の四隅の角部に当接する四つの平面視略L字状の
側壁であるものは、上記中皿の四隅が、中皿の四隅に沿ってL字状に屈曲した、断面下向
き略コ字状の中空壁である側壁によって、安定的に保持されているため、とりわけ、角部
への衝撃に対して優れた衝撃緩衝性能を発揮し、中皿内の化粧料がダメージを受けにくい
という利点を有する。そして、中皿の四隅以外の部分では、上記平面視略L字状の中空壁
が途切れているため、凹状部の底壁の自由度が確保されており、どのような方向から衝撃
を受けても、底壁が撓むことによって、その衝撃をある程度緩和・吸収することができ、
より一層衝撃吸収性に優れている。
そして、本発明の化粧料容器のなかでも、特に、上記容器本体と蓋体とが、互いにその
奥端部においてヒンジ連結されており、上記中皿トレー凹状部から延びる保護シートが、
その連結部の屈曲を伸ばすことにより、中皿上面から手前側に180度開くことができる
ようになっているものは、保護シートを開きやすく、取り扱いやすい。しかも、中皿トレ
ーにおいて、中皿を収容した凹状部から延びる連結部と保護シートの屈曲部が、容器本体
と蓋体のヒンジ連結部の反対側に配置されるため、比較的自由度の小さい容器奥側に比べ
て自由度の大きい容器手前側において、中皿を、上記中皿トレーの屈曲部で守る形になり
、より耐衝撃性に優れたものとなる。
さらに、本発明の化粧料容器のなかでも、特に、上記保護シートに、中皿に充填された
化粧料に関する説明表示がなされているものは、中皿上面を覆っていた保護シートを開き
、そこに記載された化粧料に関する説明表示と、中皿に充填された実際の化粧料とを対比
しながら、化粧を行うことができるため、容器裏面や容器の包装箱等に表示された説明を
いちいち見直す必要がなく、便利である。
また、本発明の化粧料容器のなかでも、特に、上記中皿トレーが、厚み0.1〜1.5
mmの樹脂製シートを真空成形することにより賦形されたものである場合には、中皿トレ
ーを効率よく低コストで製造することができる。そして、得られる中皿トレーが、弾性に
優れたものとなるため、衝撃や揺れ等を吸収して、これらが中皿へ伝達されるのを効果的
に防ぐことができる。
本発明の化粧料容器の一実施の形態を示す外観斜視図である。 (a)は上記実施の形態に用いられる中皿トレーの平面図、(b)はそのA−A′断面図である。 上記化粧料容器において、容器本体に中皿トレーを収容した状態を示す平面図である。 (a)は図3のB−B′断面図、(b)は図3のC−C′断面図である。 (a)は上記中皿トレーの変形例の平面図、(b)はそのD−D′断面図である。 (a)は図5のE−E′断面図であって、これを収容する容器本体の断面も併せて示したもの、(b)は図5のF−F′断面図であって、これを収容する容器本体の断面も併せて示したものである。 (a)、(b)は、ともに上記中皿トレーの他の変形例を示す平面図である。 本発明に用いられる中皿トレーのさらに他の変形例を示す説明図である。 従来の、保護シートを用いた化粧料容器の一例を示す説明図である。 従来の、衝撃吸収構造を備えた化粧料容器の一例を示す説明図である。 (a)、(b)はともに従来の、衝撃吸収構造を備えた化粧料容器の他の例を示す説明図である。
つぎに、本発明の実施の形態を、図面にもとづいて詳しく説明する。
図1は、本発明の化粧料容器の一実施の形態を示している。この化粧料容器は、容器本
体20と、容器本体20の上面を蓋する蓋体21とを備えたコンパクトケースタイプの化
粧料容器であって、上記蓋体21の内側面には、鏡22が取り付けられている。また、上
記蓋体21の前端部中央にはフック23が設けられており、容器本体20の前端部に設け
られたフックピース24の切欠き部24a内に入り込んで容器本体20と係合し、上記フ
ックピース24を奥側に押し込むことによって、その係合が外れるようになっている。
そして、上記容器本体20の上面には、その中央に、中皿25を、後述する中皿トレー
26を介して収容するための凹部27が設けられ、その左右両側に、化粧ブラシ用凹部2
8と、化粧チップ用凹部29とが設けられている。なお、中央の凹部27と左右両側の凹
部28、29とは、仕切り壁を有することなく一続きの凹部として形成されている(図3
参照)。
上記中央の凹部27内に、中皿トレー26を介して収容される中皿25は、平面視略正
方形状で、その上面に設けられた四個の凹部30内に、色の異なる4種類の粉末状固形化
粧料(この例では、白色のハイライトと、3種類のアイカラーとの組み合わせ)が充填さ
れている。
また、上記中皿25と容器本体20の凹部27との間に配置される中皿トレー26は、
中皿25を収容するための凹状部31と、この凹状部31の前端縁から手前側に延設され
、容器奥側に折り返される保護シート32とを備えており、この保護シート32によって
、容器内が化粧料によって汚染されないようになっている。
上記中皿トレー26をより詳しく説明するために、これを容器本体20から取り出して
保護シート32を手前に平たく開いた状態を図2(a)に示す。また、そのA−A′断面
図を図2(b)に示す。
すなわち、この中皿トレー26は、中皿25を収容するための、平面視略正方形状の凹
状部31と、平面視横長の略長方形状の保護シート32の間に、両者を連結するための連
結部33を有し、これらが、1枚の透明樹脂シート(例えば厚み0.1〜1.5mm)を
真空成形することにより、一体的に形成されている。
上記中皿トレー26の凹状部31は、その内側に中皿25を収容保持することができるように、底壁50と、中皿25の四隅に当接させるために底壁50の周縁のうち四隅から上向きに突出した平面視略L字状の、四個の側壁35a、35bとを有している〔この部分を、図2(a)において格子領域Pで示す〕。ただし、手前側の側壁35aの方が、奥側の側壁35bに比べて、L字状の横辺部の厚みが前後に厚くなっており、L字状の頂角部分40が、それぞれ内側に90°だけ凹んだ形状になっている。また、手前側の側壁35aと奥側の側壁35bとの間に、中皿25の左右の側面に沿ってそれぞれ延びるガイド壁36、37が、上記角部の四個の側壁35a、35bよりも1段低い高さで設けられている〔この部分を、図2(a)において幅の狭い斜線領域Qで示す〕。
これらの側壁35a、35bとその間に延びるガイド壁36、37は、図2(b)に示
すように、その断面が下向き略コ字状の中空壁で形成されている。そして、上記凹状部3
1の、奥側の左右の側壁35bの間の帯状部分41と、手前側の左右の側壁35aの間で
あって連結部33を残した左右の正方形部分42とが、打ち抜き加工により切り欠かれて
いる。また、上記凹状部31と保護シート32の境界部43〔図2(a)において××で
示す〕も、上記打ち抜き加工時に切断処理されている。
一方、上記凹状部31の底壁50は、図2(a)に示すように、その中央部とこれを環
状に囲う帯状部分とが上向きに突出して、凹凸面に形成されている。この突出部を、図2
(a)において幅の広い斜線領域Rで示す。
このように構成された中皿トレー26を、容器本体20の凹部27内に収容した状態の
平面図を図3に示す。また、図3のB−B′断面図を図4(a)に示し、同じく図3のC
−C′断面図を図4(b)に示す。これらの図に示すように、容器本体20の凹部27に
は、上記中皿トレー26を抜け止めするための係止手段として、その手前側の内周面に、
上記中皿トレー26の側壁35aの前端部と係合する溝部55が形成されており、同じく
その奥側の内周面に、上記中皿トレー26の側壁35bの奥端部と係合する溝部56が形
成されている。
したがって、上記中皿トレー26を容器本体20の凹部27内に収容するには、まず、
上記中皿トレー26の凹状部31に中皿25を収容し(図1参照)、凹状部31の前端縁
から延びる連結部33を垂直に起立させ、さらに、この連結部33から延びる保護シート
32を奥側に折り返すことにより、中皿25の上面を保護シート32で覆う。なお、上記
中皿トレー26の凹状部31に中皿25を収容する際、図4に示すように、凹状部31の
底壁50の上面中央に、弾力性を有するホットメルト等の粘着剤層60を形成し、その粘
着力によって中皿25を凹状部31内に固定することが行われる。
この状態で、上記中皿トレー26の手前に突出する左右の側壁35aを、容器本体20
の凹部27内の、手前側の左右の溝部55(図3、図4参照)内に嵌入し、ついで奥側の
左右の側壁35bを、同じく凹部27内の奥側の左右の溝部56に嵌入する。これにより
、上記中皿トレー26を、凹部27内に収容することができる。
上記の構造によれば、中皿トレー26が、中皿25に対する衝撃吸収機能と、保護シー
トによる保護機能とを兼ね備えているため、緩衝吸収機能を備えたトレイと別に保護シー
トを重ねる必要がなく、構成が簡単である。しかも、中皿トレー26の底壁50と保護シ
ート32との間に挟持した状態で取り扱うことができるため、中皿25を新品に交換する
場合等においても、中皿トレー26ごと交換すれば、交換作業が簡単で、中皿25内に残
留する化粧料の脱落等によって周囲を汚すこともない。
そして、上記中皿トレー26の凹状部31の底壁50が凹凸面で形成され、その側壁35a、35bおよびガイド壁36、37が、底壁50の周縁から上向きに突出する断面下向き略コ字状の中空壁によって形成されているため、この中皿トレー26の凹状部31内に中皿25を収容して容器本体20の凹部27内に嵌入すると、上記中皿25が、容器本体20の凹部27内の底面からも側面からも隙間のあいた状態で保持されることになる。したがって、容器の上下方向や側面方向から強い衝撃や揺れを受けても、その衝撃や揺れが、それらの隙間部において大幅に緩和・吸収されるのであり、中皿に充填された化粧料を、ひび割れや損傷から守ることができる。
特に、上記化粧料容器は、中皿25の平面視形状が略正方形であり、上記中皿トレー2
6の凹状部31において、上記中皿25が、環状の側壁ではなく、上記中皿25の四隅の
角部に当接する四つの平面視略L字状の側壁35a、35bで保持されているため、とり
わけ、角部への衝撃に対して優れた衝撃緩衝性能を発揮し、中皿25内の化粧料がダメージを受けにくいという利点を有する。そして、中皿25の四隅以外の部分では、上記平面視略L字状の側壁35a、35bが途切れ、前後の側壁同士(左側の側壁35aと35b同士、右側の側壁35aと35b同士)の間に、それぞれ一段低いガイド壁36、37が設けられているため、凹状部31の底壁50がある程度自由に撓むようになっており、どのような方向から衝撃を受けても、底壁50が撓むことによって、その衝撃をある程度緩和・吸収することができる。したがって、より一層衝撃吸収性に優れている。
さらに、上記の例では、中皿トレー26の底壁50において、その中央部に弾力性を有
する粘着剤層60が形成されているため、容器本体20の下方向から衝撃を受けた場合で
も、この衝撃が、中皿トレー26の撓みと粘着剤層60の弾性で、より緩和・吸収される
ようになっている。
なお、本発明において、上記中皿トレー26を構成する樹脂としては、ポリプロピレン
(PP),ポリエチレン(PE),ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリスチレ
ン(PS),ポリ乳酸(PLA)等を使用することが可能で、なかでも、PETが好適に
用いられる。この中皿トレー26の厚みは、上記樹脂の種類にも依存するが、トレーとし
て成形(賦形)後に、一般的には0.1〜1.5mm程度、好ましくは0.2〜1.0m
mになるように形成される。なお、真空成形品であるため、必ずしもトレーの全ての部位
が、同じ厚みでなくても差し支えない。しかしながら、衝撃の吸収性に直接関与する、上
記底壁50の突出部Rと、側壁35a、35bおよびガイド壁36、37とは、この厚みの範囲であることが望ましい。
また、上記の例では、中皿25と中皿トレー26の底壁50とを、粘着剤層60により
接着して固定したが、上記粘着剤層60は必ずしも必要ではなく、中皿トレー26の底壁
50と保護シート32との間に、中皿25を挟むだけにしても差し支えない。
さらに、中皿トレー26の形状は、上記の例に限らず、凹状部31と連結部33と保護シート32とを備え、上記凹状部31の底壁50が凹凸面で形成され、凹状部31の側壁が、環状壁であるか、周方向に配置される複数の側壁であって、底壁50の周縁から上向きに突出する断面下向きコ字状の中空壁で形成されていれば、他の構成は、どのように設定されていてもよい。
ただし、上記凹状部31における底壁50の凹凸面は、中皿25と中皿トレー26、中
皿トレー26と容器本体20との間に、衝撃吸収効果を奏するよう充分な隙間を形成する
ものであることが重要であり、その凹凸による高低差S〔図4(a)参照〕を、0.3〜
2mmに設定することが好適である。
また、同様の考え方から、上記凹状部31における側壁35a等における中空壁の高さTは1〜7mm、幅Wは0.5〜5mmに設定することが好適である〔図2(b)を参照〕。そして、上記の例のように、中皿25が矩形であり、その角部に平面視略L字形状の側壁35a、35bを設け、その間に一段低い高さのガイド壁36、37を設ける場合、一段低いガイド壁36、37の高さは、角部の側壁35a、35bの高さを1とすると、0.2〜0.8に設定することが、底壁50の自由度を確保する上で好適である。
図5(a)は、本発明に用いられる中皿トレーの他の例の平面図を示し、図5(b)は
、そのD−D′断面図である。この中皿トレー26′は、中皿25の四隅に当接する四つ
の平面視略L字状の側壁35a、35bが、図2に示すものに比べて、前後方向に長く延
びており、前後の側壁35a、35bの間にガイド壁36、37はなく、完全に両者の間
が途切れた構造になっている。また、図2の中皿トレー26では、凹状部31と保護シー
ト32とを連結する連結部33が一つであったのに対し、この中皿トレー26′では、上
記連結部33が2本、左右に設けられている。それ以外は、図2の中皿トレー26と同様
であり、同一部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
この中皿トレー26′を用いた化粧料容器も、上記の例と同様の効果を奏するが、中皿
トレー26′の凹状部31内に中皿25を収容した状態で、これを容器本体20の凹部2
7内に嵌入する際、上記左右の連結部33を、図5(a)において鎖線で示す折り目にし
たがって屈曲させ、この部分を手前に突出させて、容器本体20の凹部27の溝部55に
入り込ませる構成となるため、図2の中皿トレー26に比べて組立にやや手間を要する。
したがって、図2に示す中皿トレー26の方がより好適である。
なお、参考までに、図5のE−E′断面図であって、これを収容する容器本体20の断
面も併せて示したものを図6(a)に示し、図5のF−F′断面図であって、これを収容
する容器本体20の断面も併せて示したものを図6(b)に示す。
また、図2に示す中皿トレー26も、図5に示す中皿トレー26′も、凹状部31の前
端縁から連結部33を手前に延設して保護シート32を設けているが、保護シート32の
配置は、必ずしも手前側である必要はなく、例えば図7(a)に示すように、保護シート
32を側方(この例では左側)に配置させたり、図7(b)に示すように、奥側に配置さ
せてもよい。
ただし、図7(a)に示すように、保護シート32を側方に設ける場合であって、中皿
25の隣に、図1に示すように化粧ブラシ等の収容用凹部28が設けられている場合は、
この凹部28の内周面に連結部33を折り込んで、邪魔にならないようにすることが必要
である。また、図7(b)に示すように、保護シート32を奥側に設ける場合は、蓋体2
1(図1参照)の内側に鏡22が設けられていない構造の化粧料容器に適用することが望
ましい。
ただし、中皿トレー26、26′において、中皿25を収容した凹状部31から延びる
連結部33と保護シート32の屈曲部が、図2や図5に示すように、容器本体20と蓋体
21のヒンジ連結部(図1参照)の反対側に配置されるものは、比較的自由度の小さい容
器奥側に比べて自由度の大きい容器手前側において、中皿25を、上記中皿トレー26、
26′の屈曲部で守る形になり、より耐衝撃性に優れたものとなる。
そして、上記保護シート32には、例えば図8に示すように、この保護シート32が保
護する中皿25内に充填されている化粧料に関する説明表示をつけることができる。この
例では、保護シート32を容器本体20の上面に重ねた状態で、その下の中皿25の化粧
料と同一となる配置で、それぞれの化粧料を簡単に説明する化粧料説明部70が設けられ
ている。また、その化粧料説明部70の中央に、目と眉のイラスト71が表示されており
、どの化粧料をどの部分に塗るべきかが一目でわかるようになっている。さらに、上記化
粧料説明部70の向かって左側には、容器本体20の左側に収容される化粧ブラシのイラ
スト72が表示され、同じくその右側には、容器本体20の右側に収容される化粧チップ
のイラスト73が表示されている。そして、上記化粧ブラシと化粧チップのどの部分がど
の化粧料用であるかが一目でわかるようになっている。
したがって、上記表示付きの保護シート32が設けられた中皿トレー26を用いれば、
化粧の際、保護シート32を手前等に開き、そこに記載された化粧料に関する説明表示と
、中皿25に充填された実際の化粧料とを対比しながら、化粧を行うことができるため、
化粧に不慣れな者であっても、容器裏面や容器の包装箱等に表示された説明をいちいち見
直す必要がなく、スムーズに化粧することができ、便利である。
つぎに、本発明の実施例について、比較例と併せて説明する。ただし、本発明は、以下
の実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
本発明の一実施の形態として図2に示す形状の中皿トレーの凹状部内に、粘着剤層を介
して粉末化粧料が充填された中皿を収容した。そして、この中皿を、中皿トレーごと容器
本体の凹部に収容してコンパクトケース(図1参照)を準備した。なお、化粧料は、目の
メイクアップに用いるハイライトと3種類のアイカラーである。
〔実施例2〕
中皿トレーを、本発明の他の実施の形態として図5に示す形状のものに変えた。それ以
外は、実施例1と同様にしてコンパクトケースを準備した。
〔比較例1〕
中皿トレーを用いず、中皿を、容器本体の凹部に直接収容した。ただし、容器本体の凹
部内と中皿との間に粘着剤層を設けた。
これらの実施例品と比較例品を、ポリ塩化ビニル(PVC)板の上に、下記の条件で落
下させることを繰り返し、中皿に充填された化粧料に「割れ」が生じるまでの落下回数を
計測した。なお、落下回数は、一試料につき最大100回までとした。その結果を、後記
の表1に示す。
〔落下条件〕
(1)水平落下試験
落下形態:容器底面を下にして水平状態のまま落下
落下距離:40cm
(2)側面落下試験(縦方向)
落下形態:容器側面の縦辺部を下にしてそのまま落下
落下距離:20cm
(3)側面落下試験(横方向)
落下形態:容器側面の横辺部を下にしてそのまま落下
落下距離:20cm
Figure 0006198387
上記の結果から、実施例品はいずれも、どの向きで落下しても、比較例品に比べて、耐
久性が高く、耐衝撃性に優れていることがわかる。
本発明の化粧料容器は、アイシャドウ,ファンデーション,チーク等の固形化粧料を充
填した中皿を内部に収容するコンパクトケース等の化粧料容器に適する。
20 容器本体
21 蓋体
25 中皿
26 中皿トレー
27 凹部
31 凹状部
32 保護シート
33 連結部
35a、35b 側壁

Claims (5)

  1. 化粧料充填用の凹部を有する中皿と、上記中皿を収容するための凹状部を有する中皿トレーと、上記中皿トレーの凹状部を収容するための凹部を有する容器本体と、上記容器本体の上面を蓋する蓋体とを備えた化粧料容器であって、
    上記中皿トレーの凹状部が、底壁と、この底壁の周から所定幅だけ内側に入り込んだ所定領域が上向きに突出してなる環状の側壁もしくは周方向に配置される複数の側壁とで構成され、上記凹状部の片端縁から連結部を介して、上記凹状部に収容された中皿上面を覆うための保護シートが一体的に形成されており、
    上記凹状部の底壁は、容器本体の凹部底面との間に衝撃吸収用の隙間を形成するための凹凸面で形成され、上記凹状部の側壁は、容器本体の凹部側面との間に衝撃吸収用の隙間を形成するための、断面下向き略コ字状の中空壁で形成され、上記中空壁の、空間を囲う壁面の下端部は全て上記凹状部の底壁に連なった状態で容器本体の凹部底面に接しており、
    上記容器本体の中皿トレー収容用の凹部は、上記中皿トレーの凹状部を、その内側に完全に入り込ませることができる深さに設定され、かつその凹部内に、上記中皿トレーの凹状部を抜け止めするための係止手段が形成されており、
    上記中皿が、中皿トレーの凹状部を介して容器本体の中皿トレー収容用凹部内に、凹部底面と凹部側面から隙間を保った状態で収容され、その状態で、上記中皿トレーの連結部を屈曲させることにより、中皿トレーの凹状部から延びる保護シートが中皿上面を覆うようになっていることを特徴とする化粧料容器。
  2. 上記中皿の平面視形状が矩形であり、上記中皿トレー凹状部の側壁が、上記中皿の四隅の角部に当接する四つの平面視略L字状の側壁である請求項1記載の化粧料容器。
  3. 上記容器本体と蓋体とが、互いにその奥端部においてヒンジ連結されており、上記中皿トレー凹状部から延びる保護シートが、その連結部の屈曲を伸ばすことにより、中皿上面から手前側に180度開くことができるようになっている請求項1または2記載の化粧料容器。
  4. 上記保護シートに、中皿に充填された化粧料に関する説明表示がなされている請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧料容器。
  5. 上記中皿トレーが、厚み0.1〜1.5mmの樹脂製シートを真空成形することにより賦形されたものである請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧料容器。
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