JP6197296B2 - Fixing device - Google Patents
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Description
本発明は、固定装置に関し、例えば、電子部品等を収容する筐体を壁面などの設置面に取り付ける固定装置に関する。 The present invention relates to a fixing device and, for example, relates to a fixing device that attaches a housing that houses electronic components and the like to an installation surface such as a wall surface.
近年、通信機器やコンピュータや音響機器などの電子装置は、幅広い用途に用いられており、様々な場所に設置されている。 In recent years, electronic devices such as communication devices, computers, and audio devices have been used in a wide range of applications, and are installed in various places.
特許文献1には、音響機器の取り付け金具の技術として、2つのL字状の取り付け金具を用いて、音響機器の筐体を設置面であるパネルにネジによって取り付ける技術が、開示されている。この技術では、2つのL字状の取り付け金具の水平部を筐体の上面と下面にネジ止めによって取り付ける。また、さらに2つのL字状の取り付け金具の垂直部をパネルにネジ止めによって取り付ける。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、設置面であるパネル面に対して、垂直方向および水平方向の双方でネジ留めをしなければならず、筐体を設置面に取り付ける際の作業性が良くないという問題があった。
However, in the technique described in
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、筐体を取り付ける場所が狭い場合などであっても、筐体を容易に設置面に取り付けることができる固定装置を提供する。 The present invention has been made in view of such circumstances, and provides a fixing device that can easily attach a casing to an installation surface even when the location where the casing is attached is narrow.
本発明の固定装置は、筺体に装着される取り付け部と前記取り付け部に設けられた取り付け孔と、設置面に装着され前記筺体を支持する支持部と、前記支持部に設けられた支持孔と、前記取り付け部と前記支持部とを連結する連結部とを備え、前記取り付け孔と前記支持孔とへ前記連結部を挿入することで前記取り付け部と前記支持部とを連結する固定装置であって、前記連結部の挿入方向は前記設置面に略平行である。 The fixing device according to the present invention includes an attachment portion attached to a housing, an attachment hole provided in the attachment portion, a support portion attached to an installation surface and supporting the housing, and a support hole provided in the support portion. A fixing device that connects the attachment portion and the support portion by inserting the connection portion into the attachment hole and the support hole. The insertion direction of the connecting portion is substantially parallel to the installation surface.
本発明にかかる固定装置によれば、筐体を取り付ける場所が狭い場合などであっても、筐体を容易に設置面に取り付けることができる。 According to the fixing device according to the present invention, the housing can be easily attached to the installation surface even when the housing is attached in a small place.
本発明の第1の実施の形態における固定装置を用いた筐体の固定構造の構成について、図に基づいて説明する。 A configuration of a housing fixing structure using the fixing device according to the first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明の実施の形態における固定装置を用いた筐体の固定構造の構成を示す分解斜視図である。図2は、図1のA部の拡大斜視図である。図3は、図1のB部の拡大斜視図である。図4は、図1の矢視Cを示す図であって、複数の筐体を設置面に取り付けた状態を示す図である。図5は、図1の矢視Dを示す図であって、複数の筐体を設置面に取り付けた状態を示す図である。図6は、図4のE−E切断面で切断したときの筐体の固定構造を模式的に示す模式断面図である。なお、説明の便宜上、図1、図2、図3、図5および図6には鉛直方向Gを示している。 FIG. 1 is an exploded perspective view showing a configuration of a housing fixing structure using a fixing device according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is an enlarged perspective view of a portion A in FIG. FIG. 3 is an enlarged perspective view of a portion B in FIG. FIG. 4 is a diagram showing an arrow C in FIG. 1 and shows a state in which a plurality of housings are attached to the installation surface. FIG. 5 is a diagram showing an arrow D in FIG. 1 and shows a state where a plurality of housings are attached to the installation surface. FIG. 6 is a schematic cross-sectional view schematically showing a fixing structure of the housing when cut along the EE cut surface of FIG. 4. For convenience of explanation, the vertical direction G is shown in FIGS. 1, 2, 3, 5, and 6.
図1〜図6に示されるように、本発明の実施の形態における固定装置を用いた筐体の固定構造は、筐体10と、取り付け部20a、20bと、保持部30と、連結部40a、40bを有する。
As shown in FIGS. 1-6, the fixing structure of the housing | casing using the fixing device in embodiment of this invention is the housing |
図1、図4および図6に示されるように、壁面などの設置面90には、ラダー80が取り付けられている。また、保持部30がラダー80を介して設置面90に固定されている。さらに、筐体10が取り付け部20a、20bを介して保持部30に固定される。なお、保持部30は、ラダー80を介さずに、設置面90に固定されてもよい。すなわち、保持部30は、設置面90に直接、固定されてもよい。
As shown in FIGS. 1, 4, and 6, a
以下に各要素の構成を説明する。 The configuration of each element will be described below.
まず、筐体10の構成を説明する。
First, the configuration of the
図1、図4および図6に示されるように、筐体10は、6面体状に形成されている。ここでは、筐体10は、電子部品を収容し、通信機器(例えばLTE(Long Term Evolution)装置)や音響機器やコンピュータなどの電子機器に用いられているものとする。ただし、筐体10の用途は、電子機器に限定されない。
As shown in FIGS. 1, 4, and 6, the
筐体10は、互いに向かい合う一対の主面11a、11bを有する。また、筐体10は、2つの主面11a、11bの間に当該主面11a、11bの外周に沿って設けられた4つの側面12a、12b、12c、12dを有する。また、各側面12a、12b、12c、12dの面積は、各主面11a、11bの面積よりも、小さくなるように設定されている。ここでは、筐体10の4つの側面12a、12b、12c、12dのうち側面12aを、取り付け面とする。この取り付け面(側面12a)は、図1、図4および図6に示されるように、設置面90と向かい合うように配置される。
The
図1及び図4に示されるように、主面11a、11bには、複数の放熱フィン14が設けられている。図1および図5に示されるように、側面12dには、蓋15が設けられている。この蓋15を開けることにより、筐体10の内部を見ることができる。また、図1および図4に示されるように、側面12dには、複数のコネクタ16が設けられている。このコネクタ16には、アンテナなどの外部の電子機器(不図示)に接続されたプラグ(不図示)などが接続される。
As shown in FIGS. 1 and 4, a plurality of
また、図1および図4に示されるように、取っ手部13が、筐体10を構成する面のうちで、取り付け面(側面12a)と向かい合う側面12b上に突出して設けられている。この取っ手部13は、筐体10を持ち運ぶ際や、筐体10を保持部30に取り付ける際などに、用いられる。なお、取っ手部13は、後述の取り付け部20a、20bと異なる方向に突出して設けられている。
As shown in FIGS. 1 and 4, the
以上、筐体10の構成を説明した。
The configuration of the
なお、上述で、筐体10は、6面体状であると説明した。しかしながら、筐体10の形状は6面体状に限定されない。また、上記では説明を明確にするために、主面および側面の大小関係を定義したが、これにとらわれない。また、放熱フィン14やコネクタ16は、対象とする筺体の用途によって適宜変わったり、無かったりする。
In the above description, the
次に、取り付け部20a、20bの構成を説明する。
Next, the structure of the
図1、図2、図3および図6に示されるように、取り付け部20a、20bは、L字状に形成されている。取り付け部20a、20bは、取り付け面(側面12a)から設置面90側に突出するように筐体10にネジ止めによって設けられている。すなわち、図2および図6に示されるように、取り付け部20aは、筐体10にネジ22aによって取り付けられている。図3および図6に示されるように、取り付け部20bは、筐体10にネジ22bによって取り付けられている。なお、取り付け部20a、20bは、筐体10にネジ22a、22bによって取り付けられることに限定されない。例えば、取り付け部20a、20bは、筐体10と一体に形成されてもよい。
As shown in FIGS. 1, 2, 3, and 6, the
図6に示されるように、筐体10の取り付け面(側面12a)と取り付け部20aの間には、ブッシュ50が設けられている。同様に、筐体10の取り付け面(側面12a)と取り付け部20bの間にも、ブッシュ50が設けられている。ブッシュ50は、例えば天然ゴムや合成ゴムなどの弾性部材によって円筒状に形成されている。
As shown in FIG. 6, a
図1および図6に示されるように、取り付け部20a、20bは、筐体10の取り付け面(側面12a)のうちで鉛直方向Gの両端部に取り付けられている。取り付け部20a、20bは、後述の保持部30の支持部31a、31bに取り付けられる。これにより、取り付け部20a、20bは、支持部31a、31bによって支持される。取り付け部20aは、筐体10の上面(側面12c)側に取り付けられている。取り付け部20bは、筐体10の下面(側面12d)側に取り付けられている。
As shown in FIGS. 1 and 6, the
図1、図2および図6に示されるように、取り付け部20aには、取り付け部付属穴23aが形成されている。同様に、図1、図3および図6に示されるように、取り付け部20bには、取り付け部付属穴23bが形成されている。なお、取り付け部付属穴23a、3bは、本発明の取り付け孔に相当する。これら取り付け部付属穴23aおよび23bは、図1、図2、図3および図6に示されるように、鉛直方向Gに沿って開口されて形成されている。取り付け部20aは、後述の支持部付属穴33aと重ね合わせられる。そして、連結部40aが、設置面90と略平行な一方向(より具体的には、鉛直方向G)に沿って、取り付け部付属穴23aおよび支持部付属穴33aの双方に挿入される。同様に、取り付け部20bは、後述の支持部付属穴33bと重ね合わせられる。そして、連結部40bが、設置面90と略平行な一方向(より具体的には、鉛直方向G)に沿って、の双方に挿入される。なお、連結部40a、40bは、取り付け部付属穴23bおよび支持部付属穴33bに2つずつ挿入される。
As shown in FIGS. 1, 2 and 6, the
図1、図2および図6に示されるように、第1の係合部24aは、取り付け部20aに設けられている。この第1の係合部24aは、図6に示されるように、L字状の取り付け部20aのうち、設置面90側の端部に、鉛直方向Gに沿って延出するように、凸状に形成されている。この第1の係合部24aは、後述の第2の係合部34aと係合することができる。これにより、取り付け部20aが支持部31aに支持される。
As shown in FIGS. 1, 2, and 6, the
以上、取り付け部20a、20bの構成を説明した。
The configuration of the
次に、保持部30の構成を説明する。
Next, the configuration of the holding
図1に示されるように、保持部30は、外枠を有する矩形板状に形成されている。保持部30の上端部(鉛直方向Gの上方)と下端部(鉛直方向Gの下方)は、設置面90に固定されたラダー80にネジ止めによって取り付けられる。すなわち、図1、図2および図6に示されるように、保持部30の上端部は、ネジ32aによって、ラダー80に取り付けられる。保持部30の下端部は、ネジ32bによって、ラダー80に取り付けられる。
As shown in FIG. 1, the holding
図6に示されるように、保持部30の上端部とラダー80の間には、ブッシュ50が設けられている。同様に、保持部30の下端部とラダー80の間にも、ブッシュ50が設けられている。ブッシュ50は、前述したように、例えば天然ゴムや合成ゴムなどの弾性部材によって円筒状に形成されている。
As shown in FIG. 6, a
図1、図2、図3および図6に示されるように、保持部30は、支持部31a、31bを有する。図1、図2および図6に示されるように、支持部31aは、取り付け部20aの配置位置に対応して、保持部30の上部側に設けられている。図1、図3および図6に示されるように、支持部31bは、取り付け部20bの配置位置に対応して、保持部30の下部側に設けられている。
As shown in FIGS. 1, 2, 3, and 6, the holding
図1、図2および図6に示されるように、支持部付属穴33aが、支持部31aに形成されている。同様に、図1、図3および図6に示されるように、支持部付属穴33bは、支持部31bに形成されている。なお、支持部付属穴33a、33bは、本発明の支持孔に相当する。支持部付属穴33aは、取り付け部付属穴23aと重ね合わせられる。そして、連結部40aが、取り付け部付属穴23aおよび支持部付属穴33aの双方に挿入される。同様に、支持部付属穴33bは、取り付け部付属穴23bと重ね合わせられる。そして、連結部40bが、取り付け部付属穴23bおよび支持部付属穴33bの双方に挿入される。
As shown in FIGS. 1, 2, and 6, a support
図1、図2および図6に示されるように、第2の係合部34aは、支持部31aに設けられている。この第2の係合部34aは、支持部31aのうち、ラダー80と向き合う面に、凹状に形成されている。この第2の係合部34aは、前述の第1の係合部24aと係合することができる。これにより、取り付け部20aが支持部31aに支持される。
As shown in FIGS. 1, 2 and 6, the second
図1および図2に示されるように、一対の位置決めガイド35aは、支持部31aに設けられている。一対の位置決めガイド35aは、図2に示されるように、支持部31aの上面に、鉛直方向Gの上方に向けて突出するように形成されている。また、この一対の位置決めガイド35aの間の距離は、L字状の取り付け部20aのうち、設置面90側の端部の幅(設置面90と略平行方向の長さ)よりも僅かに大きくなるように、設定されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the pair of
そして、取り付け部20aが支持部31aに取り付けられたとき、L字状の取り付け部20aのうちで設置面90側の端部が、一対の位置決めガイド35aの間に配置される。これにより、取り付け部20aが、一対の位置決めガイド35aにより位置決めされた状態で、支持部31aに取り付けられる。また、L字状の取り付け部20aのうちで設置面90側の端部が、一対の位置決めガイド35aの間に配置された際に、支持部付属穴33aと取り付け部付属穴23aとが互いに重ね合わせられる。
And when the
なお、位置決めガイド35aは、取り付け部20aを支持部31aに取り付ける位置を決めるために設けられればよい。したがって、位置決めガイド35aの設置場所は、支持部31aでなく、取り付け部20aであってもよい。
The
同様に、図1および図3に示されるように、一対の位置決めガイド35bは、支持部31bに設けられている。一対の位置決めガイド35bは、図3に示されるように、支持部31bの上面に、鉛直方向Gの上方に向けて突出するように形成されている。また、この一対の位置決めガイド35bの間の距離は、L字状の取り付け部20bのうち、設置面90側の端部の幅(設置面90と略平行方向の長さ)よりも僅かに大きくなるように、設定されている。
Similarly, as shown in FIGS. 1 and 3, the pair of positioning guides 35b are provided on the
そして、取り付け部20bが支持部31bに取り付けられたとき、L字状の取り付け部20bのうちで設置面90側の端部が、一対の位置決めガイド35bの間に配置される。これにより、取り付け部20bが、一対の位置決めガイド35bにより位置決めされた状態で、支持部31bに取り付けられる。また、L字状の取り付け部20bのうちで設置面90側の端部が、一対の位置決めガイド35bの間に配置された際に、支持部付属穴33bと取り付け部付属穴23bとが互いに重ね合わせられる。
And when the attaching
なお、位置決めガイド35bは、取り付け部20bを支持部31bに取り付ける位置を決めるために設けられればよい。したがって、位置決めガイド35bの設置場所は、支持部31bでなく、取り付け部20bであってもよい。
Note that the
以上、保持部30の構成を説明した。なお、保持部30(支持部31a、31bを含む)は一体でなくてもよく、例えば別個の部品でラダー80や設置面90に取り付けるものであってもよい。
The configuration of the holding
次に、設置面90に保持された保持部30に筐体10を固定する方法について、図に基づいて説明する。
Next, a method for fixing the
まず、図1、図2、図3および図6に示されるように、保持部30を、設置面90に取り付けられたラダー80に、ネジ32a、32bを用いて、取り付ける。
First, as shown in FIGS. 1, 2, 3, and 6, the holding
次に、取り付け部20a、20bを、筐体10の取り付け面(側面12a)に、ネジ22a、22bを用いて、取り付ける。
Next, the
次に、取り付け部20a、20bを支持部31a、31bに取り付ける。このとき、L字状の取り付け部20aのうちで設置面90側の端部が、一対の位置決めガイド35aの間に配置されるように、取り付け部20aを支持部31aに取り付ける。これにより、取り付け部20aが、支持部付属穴33aと取り付け部付属穴23aとが互いに重ね合わせられるように、一対の位置決めガイド35aにより位置決めされた状態で、支持部31aに取り付けられる。
Next, the
同様に、L字状の取り付け部20bのうちで設置面90側の端部が、一対の位置決めガイド35bの間に配置されるように、取り付け部20bを支持部31bに取り付ける。これにより、取り付け部20bが、支持部付属穴33bと取り付け部付属穴23bとが互いに重ね合わせられるように、一対の位置決めガイド35bにより位置決めされた状態で、支持部31bに取り付けられる。
Similarly, the
このように、一対の位置決めガイド35a、35bを設けたことにより、取り付け部20a、20bを支持部31a、31bに取り付ける位置を簡単に決めることができる。この結果、取り付け部20a、20bを支持部31a、31bに容易に取り付けることができる。すなわち、取り付け部20a、20bを支持部31a、31bに取り付ける作業が簡単になる。
As described above, by providing the pair of positioning guides 35a and 35b, it is possible to easily determine the positions where the
また、筐体10の取っ手部13を持ちながら、取り付け部20a、20bを支持部31a、31bに取り付けることができる。これにより、取り付け部20a、20bの取り付け作業性がよくなる。
Further, the
図6に示されるように、取り付け部20aを支持部31aに取り付けた際に、凸状の第1の係合部24aが凹状の第2の係合部34aと互いに係合する。これにより、取り付け部20aが支持部31aに支持される。この結果、筐体10が、取り付け部20aの第1の係合部24aと支持部31aの第2の係合部34aを介して、保持部30に保持される。連結部40a、40bを用いて、取り付け部20a、20bを支持部31a、31bに連結する前であっても、筐体10を設置面90に取りつけられた保持部30に固定することができる。したがって、次の連結部40a、40bの締結作業を簡単に行うことができる。すなわち、連結部40a、40bの締結作業において、取っ手部13を持つなどして筐体10を保持しながら、連結部40a、40bの締結を行う必要がない。
As shown in FIG. 6, when the
なお、上記説明では、第1の係合部24aは、L字状の取り付け部20aのうち、設置面90側の端部に、鉛直方向Gに沿って延出するように、凸状に形成されていると説明した。また、第2の係合部34aは、支持部31aのうち、ラダー80と向き合う面に、凹状に形成されていると説明した。一方、第2の係合部34aを、支持部31aの上面上に突出するように凸状に形成し、第1の係合部24aを、第2の係合部34aに対応する位置に開口した穴で形成してもよい。この場合、凸状の第2の係合部34aを穴である第1の係合部24aに挿入するように、取り付け部20aを支持部31aに取り付ける。このように構成しても、次の連結部40a、40bの締結作業を簡単に行うことができる。
In the above description, the
次に、筐体10が、取り付け部20aの第1の係合部24aと支持部31aの第2の係合部34aを介して、保持部30に保持されている状態で、連結部40a、40bを設置面90と平行な一方向(具体的には、鉛直方向G)に沿って、支持部付属穴33a、33bと取り付け部付属穴23a、23bの双方に挿入して、ネジ締めを行う。これにより、取り付け部20a、20bおよび支持部31a、31bが、連結部40a、40bによって連結される。この結果、筐体10が、取り付け部20a、20bおよび支持部31a、31bを介して、設置面90上の保持部30に固定される。
Next, in a state where the
このとき、図4および図5に示されるように、筐体10が互いに隣接するように、筐体10を設置面90上の保持部30に固定する場合を想定する。
At this time, as shown in FIGS. 4 and 5, it is assumed that the
この場合、図4および図5に示されるように、複数個の保持部30が、ラダー80を介して設置面90に互いに隣接して取り付けられている。また、複数の保持部30各々の支持部31a、31bは、略同一面上に略一直線に整列されるように設けられている。
In this case, as shown in FIGS. 4 and 5, the plurality of holding
そして、複数の筐体10が、連結部40a、40bによって複数の筐体10の各々の取り付け部20a、20bを複数の保持部30各々の支持部31a、31bに取り付けることによって、複数の保持部30に固定されている。
And the some housing | casing 10 attaches each
ここで、本実施形態では、前述の通り、連結部40a、40bを設置面90と平行な一方向(具体的には、鉛直方向G)に沿って、支持部付属穴33a、33bと取り付け部付属穴23a、23bの双方に挿入して、ネジ締めを行うことができる。
Here, in the present embodiment, as described above, the connecting
すなわち、図4および図5に示されるように、筐体10が互いに隣接されて、筐体10の設置間隔が狭い場合であっても、筐体10の配列方向に対して略垂直な方向、つまり取り付け面(側面12a)のうち取り付け部20a、20bが設けられた両端部の中央部を結ぶ方向(鉛直方向G)に沿って一方向に、連結部40a、40bを支持部付属穴33a、33bと取り付け部付属穴23a、23bの双方に挿入して、ネジ締めを行うことができる。
That is, as shown in FIGS. 4 and 5, even when the
このように、本実施形態では、筐体10が互いに隣接されて、筐体10の設置間隔が狭い場合であっても、筐体10を保持部30に容易に取り付けることができる。
As described above, in this embodiment, even when the
以上、設置面90に保持された保持部30に筐体10を固定する方法について、説明した。
The method for fixing the
次に、本発明の実施の形態における固定装置を用いた筐体の固定構造を説明する。 Next, a case fixing structure using the fixing device according to the embodiment of the present invention will be described.
図7は、本発明の実施の形態における固定装置を用いた筐体の固定構造の変形例の構成を示す分解斜視図である。なお、説明の便宜上、図7には鉛直方向Gを示している。 FIG. 7 is an exploded perspective view showing a configuration of a modified example of a housing fixing structure using the fixing device according to the embodiment of the present invention. For convenience of explanation, FIG. 7 shows the vertical direction G.
図7に示されるように、本発明の実施の形態における固定装置を用いた筐体の固定構造の変形例は、筐体10と、取り付け部20a、20bと、保持部30と、連結部40a、40bを有する。
As shown in FIG. 7, the modification example of the fixing structure of the casing using the fixing device according to the embodiment of the present invention includes the
図7に示されるように、壁面などの設置面90には、ラダー80が取り付けられている。また、保持部30がラダー80を介して設置面90に固定されている。さらに、筐体10が取り付け部20a、20bを介して保持部30に固定される。なお、保持部30は、ラダー80を介さずに、設置面90に固定されてもよい。すなわち、保持部30は、設置面90に直接、固定されてもよい。
As shown in FIG. 7, a
ここで、図1と図7を対比する。図1および図7では、筐体10、取り付け部20a、20bと、保持部30と、連結部40a、40bおよびラダー80の各構成は、全て同じである。
Here, FIG. 1 and FIG. 7 are compared. In FIG. 1 and FIG. 7, each structure of the housing | casing 10, the attaching
ただし、図1と図7は、筐体10の固定方法で相違する。すなわち、図1では、側面12aを取り付け面としていた。具体的には、取り付け面(側面12a)を設置面90に向けて、ラダー80を介して設置面90に固定された保持部30に、筐体10を固定している。これに対して、図7では、主面11bを取り付け面としている。具体的には、取り付け面(主面11b)を設置面90に向けて、ラダー80を介して設置面90に固定された保持部30に、筐体10を固定している。
However, FIG. 1 and FIG. 7 differ in the fixing method of the
なお、側面12aは、前述の通り、2つの主面11a、11bの間に当該主面11a、11bの外周に沿って設けられた4つの側面12a、12b、12c、12dのうちの1つである。
As described above, the
また、前述の通り、主面11bの面積は、側面12aの面積よりも、大きくなるように設定されている。このため、図1では、取り付け部20a、20bは1組のみ設けられていたのに対して、図7では、取り付け部20a、20bは2組設けられている。これに対応して、図7では、保持部30も2組設けられている。これに合わせて、支持部31a、31bも2組設けられている。ただし、これら2組の支持部31a、31bを1つの保持部に設けても良い。そして、取り付け部20a、20bの組数はいくつであってもよい。
Further, as described above, the area of the
図7において、筐体10、取り付け部20a、20b、保持部30、支持部31a、31bなどの各部材間の接続関係は、図1〜図6を用いて上述した内容と同様である。したがって、これらの詳しい説明を省略する。
In FIG. 7, the connection relationship among the members such as the
なお、取り付け部20a、20bは、側面12aおよび主面11bの双方に取り付けることができるようにしてもよい。これにより、側面12aまたは主面11bを取り付け面として、2種類の方法で、筐体10を保持部30に取り付けることができる。この場合、側面12aは、本発明の取り付け面に相当し、主面11bは、本発明の第2の取り付け面に相当する。このように、側面12aまたは主面11bを取り付け面または第2の取り付け面に設定できるようにすることで、筐体10の設置場所に応じて、設置面90に対する筐体10の取り付け向きを変更することができる。
In addition, you may enable it to attach the
以上の通り、本発明の実施の形態における固定装置は、取り付け部20a、20bと、取り付け部付属穴(取り付け孔)23a、23bと、支持部31a、31bと、支持部付属穴33a、33b(支持孔)と、連結部40a、40bとを備えている。
As described above, the fixing device according to the embodiment of the present invention includes the
取り付け部20a、20bは、筺体10に装着される。取り付け部付属穴23a、23bは、取り付け部20a、20bに設けられている。支持部31a、31bは、設置面90に装着され筺体10を支持する。支持部付属穴33a、33bは、支持部31a、31bに設けられている。連結部40a、40bは、取り付け部20a、20bと支持部31a、31bとを連結する。そして、連結部40a、40bの挿入方向は設置面90に略平行である。
The
このように、取り付け部20a、20bには、取り付け部付属穴23a、23bが設けられており、支持部31a、31bには、支持部付属穴33a、33bが設けられている。連結部40a、40bは、取り付け部付属穴23a、23bと支持部付属穴33a、33bの双方に挿入され、取り付け部20a、20bと支持部31a、31bとを連結する。これにより、取り付け部20a、20bが、支持部31a、31bに固定される。この結果、取り付け部20a、20bにと装着された筐体10が、設置面90に装着された支持部31a、31bに、固定される。
As described above, the
このとき、連結部40a、40bは、設置面90と略平行な一方向(より具体的には、鉛直方向G)に沿って、取り付け部付属穴23a、23bおよび支持部付属穴33a、33bに挿入される。したがって、筐体10が、当該筐体10間の隙間が狭い状態で、隣接し合って配置されている場合であっても、一方向に制限された連結部40a、40bの挿入方向を、筐体10の配列方向と垂直な方向に合わせることで、連結部40a、40bを、取り付け部付属穴23a、23bと支持部付属穴33a、33bの双方に障害物(隣接する筐体10など)に邪魔されることなく簡単に挿入することができ、取り付け部20a、20bと支持部31a、31bとを連結することができる。このように、本発明によれば、筐体を取り付ける場所が狭い場合などであっても、筐体10を容易に設置面90に取り付けることができる。
At this time, the connecting
また、本発明の実施の形態における固定装置において、取り付け部20a、20bと支持部31a、31bと連結部40a、40bとの組は、一つの筺体10に対して少なくとも二個が、対向して設けられている。このとき、連結部40a、40bは二個の取り付け部20a、20bを結ぶ線に略平行な方向へ挿入される。
Further, in the fixing device according to the embodiment of the present invention, at least two sets of the
このように、取り付け部20a、20bと支持部31a、31bと連結部40a、40bとの組は、一つの筺体10に対して少なくとも二個が、対向して設けられている。これにより、より確実に筐体10を容易に設置面に取り付けることができる。また、連結部40a、40bは二個の取り付け部20a、20bを結ぶ線に略平行な方向へ挿入されるように構成されているので、取り付け部20a、20bと支持部31a、31bと連結部40a、40bとの組の実装領域を抑えることができる。
As described above, at least two sets of the
また、本発明の実施の形態における固定装置は、第1の係合部24aと、第2の係合部34aとを備える。第1の係合部24aは、取り付け部20aに設けられている。第2の係合部34aは、支持部31aに設けられ、第1の係合部と互いに係合する。そして、第1の係合部と第2の係合部が互いに係合することによって、取り付け部20a、20bが支持部31a、31bに支持される。
In addition, the fixing device according to the embodiment of the present invention includes a
これにより、連結部40a、40bを用いて、取り付け部20a、20bを支持部31a、31bに連結する前であっても、筐体10を支持部31aに仮に固定することができる。したがって、次の連結部40a、40bの締結作業を簡単に行うことができる。すなわち、連結部40a、40bの締結作業において、筐体10を手で保持しながら、連結部40a、40bの締結を行う必要がないという効果を奏する。
Accordingly, the
また、本発明の実施の形態における固定装置は、位置決めガイド部35a、35bを備えている。位置決めガイド部35a、35bは、取り付け部20a、20bまたは支持部31a、31bに設けられ、取り付け部20a、20bを支持部31a、31bに取り付ける位置を決めるためのものである。
The fixing device according to the embodiment of the present invention includes
このような位置決めガイド部35a、35bを設けることにより、取り付け部20a、20bを所定の配置位置に誘導することができる。この結果、取り付け部20a、20bを支持部31a、31bに簡単に取り付けることができる。
By providing such
また、本発明の実施の形態における固定装置は、取っ手部13を備えている。取っ手部は、筐体10から取り付け部20a、20bと異なる方向に突出して設けられている。このため、筐体10が隙間無く互いに隣接して配置される場合であっても、取っ手部13を手で掴みながら、取り付け部20a、20bを支持部31a、31bに固定することができる。この結果、作業効率よく取り付け部20a、20bを支持部31a、31bに固定することができ、筐体10を容易に設置面90に取り付けることができる。
The fixing device according to the embodiment of the present invention includes a
また、本発明の実施の形態における固定装置は、設置面90に互いに隣接して取り付けられた複数の支持部31a、31bを備えている。また、複数の連結部40a、40bを、複数の筐体10各々に装着された取り付け部20a、20bの取り付け部付属穴(取り付け孔)23a、23bと、複数の支持部31a、31bの支持部付属穴33a、33b(支持孔)とに各々挿入することにより、複数の筐体10が、複数の支持部31a、31bに各々連結される。
The fixing device according to the embodiment of the present invention includes a plurality of
上述の通り、連結部40a、40bは、設置面90と略平行な一方向(より具体的には、鉛直方向G)に沿って、取り付け部付属穴23a、23bおよび支持部付属穴33a、33bに挿入される。したがって、複数の筐体10が、当該筐体10間の隙間が狭い状態で、隣接し合って配置されている場合であっても、一方向に制限された連結部40a、40bの挿入方向を、筐体10の配列方向と垂直な方向に合わせることで、連結部40a、40bを、取り付け部付属穴23a、23bと支持部付属穴33a、33bの双方に挿入することができ、取り付け部20a、20bと支持部31a、31bとを連結することができる。したがって、このように、複数の筐体10の各々が、互いに隣接して取り付けられた複数の保持部30の各々に固定される場合には、本発明は特に有効である。
As described above, the connecting
なお、第1の係合部24a、第2の係合部34a、位置決めガイド35a、35bおよび取っ手部12aは、本発明の筐体の固定装置に含まれなくても、本発明の課題を解決することができる。
Note that the
なお、各実施の形態の説明では、便宜上、図1、図2、図3、図5、図6および図7に鉛直方向Gを示して、各構成を説明した。このとき、設置面90が鉛直方向Gに略平行方向に設けられていると説明した。しかしながら、各構成部品と設置面90との相対的な位置関係が上述した通りであれば、各実施の形態における発明は、上述した効果を奏する。したがって、設置面90は鉛直方向Gに略平行方向に設けられることに限定されない。
In the description of each embodiment, for convenience, each configuration has been described with the vertical direction G shown in FIGS. 1, 2, 3, 5, 6, and 7. At this time, it has been described that the
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態は例示であり、本発明の主旨から逸脱しない限り、上述各実施の形態に対して、さまざまな変更、増減、組合せを加えてもよい。これらの変更、増減、組合せが加えられた変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。 The present invention has been described above based on the embodiment. The embodiment is an exemplification, and various modifications, increases / decreases, and combinations may be added to the above-described embodiments without departing from the gist of the present invention. It will be understood by those skilled in the art that modifications to which these changes, increases / decreases, and combinations are also within the scope of the present invention.
10 筐体
11a、11b 主面
12a、12b、12c、12d 側面
12a 取り付け面
13 取っ手部
14 放熱フィン
15 蓋
16 コネクタ
20a、20b 取り付け部
23a、23b 取り付け部付属穴
24a 第1の係合部
30 保持部
31a、31b 支持部
33a、33b 支持部付属穴
34a 第2の係合部
35a、35b 位置決めガイド
40a、40b 連結部
50 ブッシュ
80 ラダー
90 設置面
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記取り付け部に設けられた取り付け孔と、
設置面に装着され前記筺体を支持する支持部と、
前記支持部に設けられた支持孔と、
前記取り付け部と前記支持部とを連結する連結部とを備え、
前記取り付け孔と前記支持孔とへ前記連結部を挿入することで前記取り付け部と前記支持部とを連結する固定装置であって、
前記連結部の挿入方向は前記設置面に略平行であり、
前記取り付け部に鉛直方向の下方へ向けて延出するように設けられた第1の係合部と、
前記支持部に設けられ、前記第1の係合部と互いに係合する第2の係合部とを備え、
前記第1の係合部と前記第2の係合部が互いに係合することによって、前記取り付け部が前記支持部に支持される固定装置。 A mounting portion to be mounted on the housing and a mounting hole provided in the mounting portion;
A support part mounted on the installation surface and supporting the housing;
A support hole provided in the support part;
A connecting portion that connects the mounting portion and the support portion;
A fixing device for connecting the attachment portion and the support portion by inserting the connection portion into the attachment hole and the support hole,
The insertion direction of the connecting portion is substantially parallel to the installation surface,
A first engagement portion provided on the attachment portion so as to extend downward in the vertical direction ;
A second engagement portion provided on the support portion and engaged with the first engagement portion;
A fixing device in which the attachment portion is supported by the support portion when the first engagement portion and the second engagement portion are engaged with each other.
前記連結部は前記二個の取付け部を結ぶ線に略平行な方向へ挿入されることを特徴とする請求項1に記載の固定装置。 At least two sets of the attachment part, the support part, and the connection part are provided to face each other, and
The fixing device according to claim 1, wherein the connecting portion is inserted in a direction substantially parallel to a line connecting the two attachment portions.
複数の前記連結部を、複数の前記筐体各々に装着された前記取り付け部の前記取り付け孔と、前記複数の前記支持部の前記支持孔とに各々挿入することにより、
複数の前記筐体が、前記複数の支持部に各々連結される、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の固定装置。 A plurality of the support portions attached adjacent to each other on the installation surface;
By inserting a plurality of the connecting portions into the attachment holes of the attachment portions attached to the plurality of housings and the support holes of the plurality of support portions, respectively.
A plurality of the housings are respectively coupled to the plurality of support portions;
The fixing device according to any one of claims 1 to 4.
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