JP6196488B2 - 工具および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工具および装置に関し、特に、穴の面取り・バリ取り工具およびその工具を有する装置に関するものである。
鋼板に貫通穴を形成すると、その貫通穴の表裏両面の縁部にバリが発生する。貫通孔内にボルトやリベットなどを挿通して鋼板を締め付ける際に、このバリにより適正な締付け力や摩擦力を得ることができず、品質面で問題が生じる。
そこで、このようなバリを除去するためにグラインダーを用いたり、その他の研削などを行なうことが必要となる。これらのバリ取り作業には相当の労力と時間とが必要となり、特に研削によるバリ取り作業の場合には、鋼板などの反転作業による作業負担の増加、粉塵発生、騒音発生などが問題となる。
一方、貫通穴の両面面取り工具がたとえば登録実用新案第3078213号公報(特許文献1)に開示されている。この公報に記載の工具はカッターブレードを有しており、このカッターブレードは、長い腕部と、その腕部の一端に取付けられた刃部とから構成されている(特許文献1の図4参照)。この工具を貫通穴内に挿入して回転させつつ貫通穴内を進退させることにより、貫通穴の表裏両面で貫通穴の縁部が刃部により面取りされる。
この工具では、工具本体の溝底にL字形をした座が固定され、カッターブレードはこの座に着座された状態で小螺子により固定されている。この小螺子を緩めて座を移動させて座によるカッターブレードの支点を変えることにより、カッターブレードの押し付け強さを変更することができる。
実用新案登録第3078213号公報
しかしながら上記公報に記載の工具では、カッターブレードの押し付け強さを変えるために、小螺子を緩める工程と、座を移動する工程と、小螺子を締め付ける工程とが必要となる。このため、カッターブレードの押し付け強さを変更する作業が煩雑になる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、カッターブレードの押し付け強さ変更の作業が簡易な工具およびその工具を有する装置を提供することである。
本発明の工具は、工具本体と、カッターブレードと、移動体と、移動体取付部とを備えている。工具本体は、内部空間を有する筒状部分を有している。カッターブレードは、工具本体の筒状部分の外周面から突き出した刃部と、刃部に接続されかつ工具本体の内部空間において筒状部分の軸方向に延在する弾性部とを含んでいる。移動体は、弾性部を工具本体の内周側から支持している。移動体取付部は、軸方向に沿って工具本体に取付けられ、かつ移動体を軸方向に移動させるものである。
本発明の工具によれば、移動体取付部が筒状部分の軸方向に沿って工具本体に取付けられている。このため、この移動体取付部を工具本体に対して軸方向に移動させる作業だけで移動体を軸方向に移動させることが可能となる。そして移動体の軸方向の移動により、移動体が弾性部を支持する箇所(つまり支点)を変更することができ、カッターブレードの押し付け強さを変更することができる。このように移動体取付部を工具本体に対して軸方向に移動させるという簡易な作業で、カッターブレードの押し付け強さを変更することが可能となる。
上記の工具において、移動体取付部は互いに噛み合う雄螺子部と雌螺子部との一方を有し、工具本体は雄螺子部と雌螺子部との他方を有している。雄螺子部を雌螺子部に軸方向にねじ込むことにより移動体が工具本体に対して軸方向に移動する。これにより、雄螺子部を雌螺子部に軸方向にねじ込むという簡易な作業で、カッターブレードの押し付け強さを変更することが可能となる。
上記の工具において、移動体は、円筒形状の一部を内周側から外周端にかけて切り取った傾斜面を有し、移動体は傾斜面の外周端において弾性部を支持している。このように円筒形状の一部を切り取った傾斜面とすることにより移動体が弾性部との接触箇所を減らして、弾性部の可動範囲を拡大することができる。
上記の工具において、弾性部は板ばねである。これにより板ばねという簡易な構成で、その板ばねを支持する箇所を変更することにより、カッターブレードの押し付け強さを変更することが可能となる。
本発明の装置は、上記の工具と、その工具を軸方向を中心として回転させるとともに軸方向に沿って進退させる駆動部とを備えている。
本発明の装置によれば、カッターブレードの押し付け強さを変更することが容易なため、様々な材質のバリ取り・面取りが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、カッターブレードの押し付け強さ変更の作業が簡易な工具およびその工具を有する装置を実現することができる。
本発明の一実施の形態における穴の面取り・バリ取り工具の構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示す穴の面取り・バリ取り工具の構成を概略的に示す分解斜視図である。 図1に示す穴の面取り・バリ取り工具の構成を概略的に示す正面図(A)および図3(A)のIIIB−IIIB線に沿う概略断面図(B)である。 図3(B)の状態から移動体を軸方向にねじ込んで移動させた状態を示す概略断面図である。 図1に示す穴の面取り・バリ取り工具を取り付けた穴の面取り・バリ取り装置の構成を概略的に示す側面図である。 図5に示す穴の面取り・バリ取り装置を用いて貫通穴の表裏両面で貫通穴の縁部の面取りとバリ取りを行なう第1工程(A)と第2工程(B)とを概略的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
まず本実施の形態の穴の面取り・バリ取り工具の構成について図1〜図4を用いて説明する。
図1および図2を参照して、本実施の形態の穴の面取り・バリ取り工具1は、工具本体2と、カッターブレード3と、保持具4と、移動体5と、移動体取付部6とを主に有している。
工具本体2は、筒状部分2aと、支持部2bと、装置取付部2cとを主に有している。筒状部分2aは、装置取付部2cに支持部2bを介在して取付けられている。筒状部分2aは支持部2bより大きな径を有しており、たとえば40mm以上の直径を有している。
筒状部分2aは、たとえば円筒形状を有しており、内部空間2aa(図2)と、溝部2ab、2acとを有している。この内部空間2aaは、筒状部分2aの内部に形成されており、かつ筒状部分2aの先端(支持部2bが取り付けられた側とは反対側)において筒状部分2aの外部に開口するように形成されている。
溝部2abは筒状部分2aの外周面から内部空間2aaに達するように形成されている。溝部2abと溝部2acとは、筒状部分2aの軸方向Aに沿って互いに繋がっている。溝部2abは溝部2acよりも筒状部分2aの先端側(筒状部分2aに対して支持部2bが取り付けられた側とは反対側)に位置しており、かつ溝部2acよりも小さい幅(円周方向の幅)を有している。
カッターブレード3は、刃部3aと、その刃部3aに接続された弾性部3bとを有している。このカッターブレード3は、筒状部分2aの外周側から溝部2ab、2ac内へ挿入されている。
カッターブレード3が溝部2ab、2ac内に挿入された状態で、刃部3aが筒状部分2aの外周面から突き出している。また刃部3aは、弾性部3bよりも筒状部分2aの先端側に位置している。この刃部3aは上記先端側とその反対側とのそれぞれに傾斜面3aa、3abを有しており、2つの傾斜面3aa、3abの各々には切刃が形成されている。
カッターブレード3が溝部2ab、2ac内に挿入された状態で、弾性部3bは筒状部分2aの内部空間2aa内において軸方向Aに延在している。この弾性部3bはたとえば板ばねよりなっており、刃部3aと同じ幅を有している。
刃部3a側とは反対側の弾性部3bの端部は、保持具4により筒状部分2aに固定されている。これにより、カッターブレード3は保持具4により弾性部3bの端部が固定され、かつ刃部3aが筒状部分2aの径方向に移動可能な片持ち梁の構成を有している。
保持具4は、螺子4aと、押さえ部材4bとを有している。押さえ部材4bは貫通穴を有しており、螺子4aはこの押さえ部材4bの貫通穴内に挿通されている。保持具4は、筒状部分2aの溝2ac内に配置されている。保持具4が溝2ac内に配置された状態で、押さえ部材4bが弾性部の端部を筒状部分2aの外周側から内周側へ押さえている。この状態で螺子4aが筒状部分2aの螺子穴に螺合されることにより、弾性部3bの端部が筒状部分2aに固定されている。
移動体5は、大径部5aと、小径部5cとを有している。大径部5aと小径部5cとには大径部5aから小径部5cを貫通する貫通穴5d(図1)が形成されている。これにより、大径部5aおよび小径部5cの各々は円筒形状を有している。
移動体5の大径部5aには、傾斜面5bが形成されている。この傾斜面5bは、円筒形状の大径部5aの円周方向の一部を内周側から外周端にかけて切り取ることにより構成されている。この傾斜面5bが形成された部分において大径部5aは、内周側から外周端にかけて軸方向Aの厚みが薄くなっている。傾斜面5bは、小径部5cと反対側の大径部5aに形成されている。
移動体取付部6は、たとえば六角穴付きボルトであり、雄螺子(雄螺子部)6aが切られた軸部と、円柱形で六角形の穴が形成された頭部6bとを有している。この移動体取付部6は移動体5の大径部5a側から貫通穴5d内に挿通されている。このため移動体取付部6を貫通穴5d内に挿通した状態において、移動体取付部6の頭部6bは移動体5の大径部5a側に位置し、かつ雄螺子6aが形成された軸部は小径部5c側に位置している。
図3(A)、(B)を参照して、内部空間2aaは、大径空間部2aa1と、小径空間部2aa2と、雌螺子(雌螺子部)2dとを有している。内部空間2aaの大径空間部2aa1は筒状部分2aの先端に位置しており、かつ筒状部分2aの外部空間に開口している。内部空間2aaの小径空間部2aa2は、大径空間部2aa1よりも支持部2b側に位置し、かつ大径空間部2aa1に連通している。この小径空間部2aa2は大径空間部2aa1よりも小さな径を有している。雌螺子2dは、小径空間部2aa2に連通し、かつ小径空間部2aa2よりも支持部2b側に位置している。この雌螺子2dは筒状部分2aから支持部2b内にまで延びるように形成されている。
移動体5および移動体取付部6の各々は、筒状部分2aの内部空間2aa内に配置されている。移動体取付部6の雄螺子6aが形成された軸部は軸方向Aに沿って延びて雌螺子2dにねじ込まれている。これにより、移動体取付部6は、軸方向Aに沿って工具本体2に取付けられている。
移動体取付部6が工具本体2に取付けられた状態において、移動体5の小径部5cの一部は小径空間部2aa2内に位置しており、移動体5の大径部5aの全体は大径空間部2aa1内に位置している。
大径部5aは、弾性部3bを工具本体2の内周側から支持できるように配置されている。大径部5aは、大径空間部2aa1に挿入された状態で弾性部3bの内周側に接していてもよく、また挿入された状態では接していなくても刃部3aが径方向に移動するときに弾性部3bの内周側に接するように配置されていればよい。また大径部5aが弾性部3bを支持する箇所に傾斜面5bが配置されていてもよい。この場合、移動体5は傾斜面5bの外周端において弾性部3bを内周面側から支持している。
なお移動体5の小径部5cには軸方向Aに延在する溝5caが形成されている。この溝5ca内には、筒状部分2aの螺子穴2adに螺合された小螺子7の先端が挿入されている。これにより移動体5の工具本体2に対する軸方向Aを中心とした回転が防止されている。このため、雄螺子6aを雌螺子2dにねじ込む際に、移動体5が移動体取付部6とともに軸方向Aを中心として回転することが防止されている。
また移動体取付部6の軸部には周溝6cが形成されている。この周溝6cには、大径部5aの螺子穴5aaに螺合された小螺子8の先端が挿入されている。これにより、移動体5から移動体取付部6が外れることが防止されている。
移動体取付部6を軸方向Aに移動させることにより、移動体5を軸方向Aに移動させることができる。具体的には、図3に示す状態から、移動体取付部6の雄螺子6aを工具本体2の雌螺子2dにねじ込むことにより、移動体取付部6および移動体5を軸方向Aに沿って矢印B方向に移動させることができる。これにより、図4に示すように移動体取付部6および移動体5を工具本体2に対して支持部2bに近づく方向に移動させることができる。
また図4に示す状態から、移動体取付部6の雄螺子6aを工具本体2の雌螺子2dに対して緩める方向に回転させることにより、移動体取付部6および移動体5を軸方向Aに沿って矢印C方向に移動させることができる。これにより、図3に示すように移動体取付部6および移動体5を工具本体2に対して支持部2bから離れる方向に移動させることができる。
このように移動体5および移動体取付部6を軸方向Aに移動させることにより、大径部5aが弾性部3bを支持する箇所(支点)を軸方向Aに移動させることができる。
次に、本実施の形態の穴の面取り・バリ取り工具を用いた穴の面取り・バリ取り装置の構成について図5を用いて説明する。
図5を参照して、本実施の形態の穴の面取り・バリ取り装置10は、図1〜図4に示す工具1を軸方向Aを中心として回転させるとともに、少なくとも軸方向Aに沿って進退させる駆動部12〜16を有している。
この穴の面取り・バリ取り装置10は、保持機構部11と、移動機構部12と、台部13と、載置部14と、回転駆動源15と、移動駆動源16とを主に有している。保持機構部11は、図1〜図4に示す工具1の装置取付部2cを回転可能に保持することができる。移動機構部12は、保持機構部11を矢印D方向(図中上下方向)に移動可能に支持している。台部13は、移動機構部12を矢印E方向(図中左右方向)と、矢印D方向および矢印E方向の双方に直交する方向(図中奥行き方向)とに移動可能なように支持している。載置部14は、被加工材20を載置するための部分であり、台部13の上に配置されている。
回転駆動源15は、工具1を軸方向Aを中心として回転させるための駆動力を与えるものである。また移動駆動源16は、台部13に対して移動機構部12を移動させるための駆動力と、移動機構部12に対して保持機構部11を移動させるための駆動力とを与えるものである。回転駆動源15と移動駆動源16とは同じ駆動源であってもよい。また移動駆動源16は、移動機構部12に対して保持機構部11を移動させるための駆動力を与える駆動源と、台部13に対して移動機構部12を移動させるための駆動力を与える駆動源とに分かれていてもよい。
上記の装置10に工具1を取付けることにより、工具1を回転させ、かつ矢印D方向(図中上下方向)、矢印E方向(図中左右方向)および図中奥行き方向に移動させることができる。
次に、本実施の形態の穴の面取り・バリ取り装置を用いて被加工材の貫通穴の縁部を面取り、バリ取りする方法について図6(A)、(B)を用いて説明する。
図6(A)を参照して、工具1を回転させながら、被加工材20にドリルなどで加工された貫通穴20a内に工具1の筒状部分2aの先端部が挿入される。そして、刃部3aの傾斜面(切刃)3aaが貫通穴20aの一方表面側の縁部に押し当てられることにより、貫通穴20aの一方表面側の縁部の面取り、バリ取りが行なわれる。
この後、工具1の筒状部分2aが貫通穴20a内にさらに押し込まれる。この際の押し込み力により弾性部3b(図3)が弾性変形して、刃部3aが筒状部分2aの内周側に押し込まれる。これにより、筒状部分2aは貫通穴20aを容易に通過することができる。
図6(B)を参照して、貫通穴20aを通過した刃部3aは、被加工材20の他方表面側に位置し、かつ筒状部分2aの外周面から突き出すように復帰する。筒状部分2aを貫通穴20aから引き抜く力を工具1に加えることにより、刃部3aの傾斜面(切刃)3abが貫通穴20aの他方表面側の縁部に押し当てられる。これにより、貫通穴20aの他方表面側の縁部の面取り、バリ取りが行なわれる。
この後、工具1の筒状部分2aが貫通穴20a内から引き抜かれる。この際の引き抜き力により弾性部3b(図3)が弾性変形して、刃部3aが筒状部分2aの内周側に押し込まれる。これにより、筒状部分2aは貫通穴20aを容易に通過することができる。
以上により被加工材20の貫通穴20aの一方表面側および他方表面側の双方の縁部の面取り、バリ取りが行なわれる。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態によれば、図3に示すように移動体取付部6が筒状部分2aの軸方向Aに沿って工具本体に取付けられている。このため、この移動体取付部6を工具本体2に対して軸方向Aに移動させる作業だけで移動体5を軸方向Aに移動させることが可能となる。そして移動体5の軸方向Aの移動により、移動体5が弾性部3bを支持する箇所を変更することができ、カッターブレード3の押し付け強さを変更することができる。このように移動体取付部6を工具本体2に対して軸方向Aに移動させるという簡易な作業で、カッターブレード3の押し付け強さを変更することが可能となる。
また図3に示すように移動体取付部6は雄螺子6aを有し、工具本体2は雌螺子2dを有している。雄螺子6aを雌螺子2dに軸方向Aにねじ込むことにより移動体5が工具本体2に対して軸方向Aに移動する。これにより、雄螺子6aを雌螺子2dに軸方向Aにねじ込むという簡易な作業で、カッターブレード3の押し付け強さを変更することが可能となる。
また図3に示すように移動体5は、大径部5aの円筒形状の一部を内周側から外周端にかけて切り取った傾斜面5bを有し、移動体5はこの傾斜面5bの外周端において弾性部3bを支持している。このように円筒形状の一部を切り取った傾斜面5bとすることにより、大径部5aの強度をある程度高く保ちながら、移動体5が弾性部3bとの接触箇所を減らして、弾性部3bの可動範囲を拡大することができる。
また弾性部3bが板ばねであるため、簡易な構成でカッターブレード3の押し付け強さを変更することが可能となる。
また図5に示すように本実施の形態の穴の面取り・バリ取り装置10は、図1〜図4に示す本実施の形態の工具1を有しており、簡易な作業でカッターブレード3の押し付け強さを変更することができるため、様々な材質のバリ取り・面取りが可能となる。
なお上記においては移動体取付部6が雄螺子6aを有し、かつ工具本体2が雌螺子2dを有する場合について説明したが、移動体取付部6に雌螺子が形成されており、工具本体2にその雌螺子に螺合する雄螺子が形成されていてもよい。
また上記においては移動体取付部6が雄螺子6aを有し、かつ工具本体2が雌螺子2dを有する場合について説明したが、移動体取付部6は軸方向Aに沿って工具本体2に取付けられ、かつ移動体5を軸方向Aに移動させることができるものであればよく、たとえばラチェット(ratchet)機構を用いたものであってもよい。
また上記においては移動体取付部6が六角穴付きボルトについて説明したが、六角ボルトなどの他のボルトであってもよい。
また上記においては弾性部3bとして板ばねについて説明したが、弾性部3bはこれに限定されるものではなく、刃部3aを筒状部分2aの径方向に移動可能なように工具本体2に支持できるものであればよい。
また上記においてはカッターブレード3が1個の場合について説明したが、複数個のカッターブレード3が筒状部分2aの周方向に沿って互いに間隔をあけて配置されていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 面取り・バリ取り工具、2 工具本体、2a 筒状部分、2aa1 大径空間部、2aa2 小径空間部、2aa 内部空間、2ab 溝部、2ad,5aa 螺子穴、2b 支持部、2c 装置取付部、2d 雌螺子、3 カッターブレード、3a 刃部、3aa,3ab 傾斜面(切刃)、3b 弾性部、4 保持具、4a 螺子、4b 押さえ部材、5 移動体、5a 大径部、5b 傾斜面、5c 小径部、5ca 溝、5d,20a 貫通穴、6 移動体取付部、6a 雄螺子、6b 頭部、6c 周溝、7,8 小螺子、10 面取り・バリ取り装置、11 保持機構部、12 移動機構部、13 台部、14 載置部、15 回転駆動源、16 移動駆動源。

Claims (3)

  1. 内部空間を有する筒状部分を有する工具本体と、
    前記工具本体の前記筒状部分の外周面から突き出した刃部と、前記刃部に接続されかつ前記工具本体の前記内部空間において前記筒状部分の軸方向に延在する弾性部とを含むカッターブレードと、
    前記弾性部を前記工具本体の内周側から支持する移動体と、
    前記軸方向に沿って前記工具本体に取付けられ、かつ前記移動体を前記軸方向に移動させる移動体取付部とを備え
    前記移動体取付部は互いに噛み合う雄螺子部と雌螺子部との一方を有し、前記工具本体は前記雄螺子部と前記雌螺子部との他方を有し、
    前記雄螺子部を前記雌螺子部に前記軸方向にねじ込むことにより前記移動体が前記工具本体に対して前記軸方向に移動し、
    前記移動体は、円筒形状の一部を内周側から外周端にかけて切り取った傾斜面を有し、
    前記移動体は前記傾斜面の前記外周端において前記弾性部を支持している、工具。
  2. 前記弾性部は板ばねである、請求項1に記載の工具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の前記工具と、
    前記工具を前記軸方向を中心として回転させるとともに前記軸方向に沿って進退させる駆動部とを備えた、装置。
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