JP6195346B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
そこで、特許文献1に開示されている技術は、ユーザがプリンタドライバを使用しないダイレクトプリントによる印刷においてコンフリクトが生じた場合、デバイス画面上で何れの機能を優先させるかを問う。これにより、特許文献1に開示されている技術は、ユーザにコンフリクトとならない設定の再設定を促すことができる。
本発明は、無効な印刷設定を容易に、かつ、適切に修正するための有効な印刷設定を作り上げることを目的とする。
<実施形態1>
図1は、本実施形態の印刷システムのシステム構成及びハードウェア構成の一例を示す図である。
図1の印刷システムは、ホストコンピュータ1001と、プリンタ1013とを含む。
以下、ホストコンピュータ1001について説明する。なお、ホストコンピュータ1001は、情報処理装置の一例である。
ホストコンピュータ1001は、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等の情報を含む文書の処理(以下、単に文書処理という)を実行する。
CPU1002は、システムバス1005に接続される各デバイスを総括的に制御する。また、CPU1002は、ROM1004を構成するプログラムROMや、外部メモリ1012等に格納されているプログラムを実行することにより、ホストコンピュータ1001の機能(ソフトウェア構成)やOSの機能を実現する。更に、CPU1002は、前記プログラムを実行することにより、後述するフローチャートの処理を実現する。
ROM1004を構成するプログラムROMや、外部メモリ1012は、CPU1002が実行する制御プログラムであるOSプログラムや、後述するプリンタドライバのプログラム等を記憶している。なお、外部メモリ1012は、フレキシブルディスク(FD)や、ハードディスク(HD)等で構成されるメモリである。ROM1004を構成するフォントROMや、外部メモリ1012は、ホストコンピュータ1001が上記の文書処理を行う際に使用するフォントデータ等を記憶している。ROM1004を構成するデータROMや、外部メモリ1012は、ホストコンピュータ1001が上記の文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶している。更に、外部メモリ1012は、ブートプログラム、各種のアプリケーションプログラム、フォントデータ、ユーザファイル及び編集ファイル等を記憶している。
キーボードコントローラ(KBC)1006は、キーボード(KB)1010や、ポインティングデバイス等からのキー入力を制御する。
CRTコントローラ(CRTC)1007は、CRTディスプレイ(CRT)1011の表示を制御する。なお、CRT1011は、操作画面の一例である。
ディスクコントローラ(DKC)1008は、外部メモリ1012とのアクセスを制御する。
プリンタコントローラ(PRTC)1009は、双方向性インタフェース1018を介してプリンタ1013との通信を制御する。
なお、CPU1002は、例えばRAM1003上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、印刷する画像と同一の画像をCRT1011上に表示するWYSIWYGを実現する。また、CPU1002は、CRT1011上のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録されている種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。即ち、ユーザは、プリンタ1013で印刷を実行する際、CRT1011上で印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択等に関する印刷処理の設定を行うことができる。なお、その際、ユーザは、プリンタドライバが有するユーザインタフェースを用いずに、高機能な印刷設定が可能なアプリケーションを用いて印刷設定をすることができる。
以下、プリンタ1013について説明する。
CPU1014は、システムバス1017に接続される各デバイスを総括的に制御する。また、CPU1014は、ROM1016を構成するプログラムROMや、外部メモリ1024等に格納されているプログラムを実行することにより、プリンタ1013の機能(ソフトウェア構成)を実現する。また、CPU1014は、システムバス1017に接続される印刷部(プリンタエンジン)1022に出力情報としての画像信号を送信する。更に、CPU1014は、入力部1019を介してホストコンピュータ1001と通信処理をすることができ、プリンタ1013内の情報等をホストコンピュータ1001に通知することができる。
ROM1016を構成するプログラムROMは、CPU1014が実行する制御プログラム等を記憶している。ROM1016を構成するフォントROMは、プリンタ1013が上記の出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶している。ROM1016のデータROMは、外部メモリ1024がないプリンタの場合に、ホストコンピュータ1001上で利用される情報等を記憶する。
印刷部I/F1020は、システムバス1017と、印刷部1022とのインタフェースである。
メモリコントローラ(MC)1021は、外部メモリ1024とのアクセスを制御する。
外部メモリ1024は、ハードディスク(HD)や、ICカード等のメモリであり、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム及びフォームデータ等を記憶する。なお、プリンタ1013が有する外部メモリ1024の数は、1個に限る必要はなく複数個であってもよい。また、プリンタ1013は、内蔵フォントに加えて、オプションカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラム等を格納した外部メモリを複数個接続して有していてもよい。更に、プリンタ1013は、NVRAMを有していてもよく、操作部1023を介して受け付けたプリンタモードの設定情報をNVRAMに保存するようにしてもよい。
なお、上記の機能が実現されるのであれば、本実施形態のシステムの構成は図1の構成に限る必要はない。例えば、単体の機器のみの構成であってもよいし、LANやWAN等のネットワークを介して接続される複数の機器により処理が行われるシステムであってもよい。例えば、ホストコンピュータ1001は、ネットワークを介して通信可能な端末装置から印刷設定に関する情報を受信するようにしてもよい。
図2は、入力装置101からホスト装置102に指示が通知され、ホスト装置102が前記指示に応じて印刷装置106に印刷データを送るという一連の処理を実行するシステム構成の概念を示している。
なお、ホスト装置102は、図1に示されるホストコンピュータ1001(情報処理装置)の一例である。また、入力装置101は、ホスト装置102の一部であってもよい。また、ホスト装置102は、スタンドアローンのPCであってもよいし、クライアントサーバシステムのサーバ装置であってもよい。ここで、ホスト装置102がクライアントサーバシステムのサーバ装置であるとした場合、入力装置101は、クライアントサーバシステムのクライアントPCになる。また、印刷装置106は、図1に示されるプリンタ1013の一例である(以降の説明における印刷装置も、同様にプリンタ1013の一例であるとする)。
ホスト装置102は、入力装置101を介したユーザの指示に基づいて、ホスト装置102のOS103上で動作するアプリケーション104及びプリンタドライバ105を制御して、印刷データを作成し、作成した印刷データを印刷装置106に送信する。
ここで、入力装置101と、ホスト装置102とを接続するインタフェース形式及びホスト装置102と、印刷装置106とを接続するインタフェース形式は、特定のインタフェース形式に限る必要はない。例えば、前記インタフェース形式は、セントロニクス、赤外線通信、無線通信、USB又はIEEE1394規格で定義されたインタフェース形式等、何れの形式であってもよいし、ネットワーク接続形式であってもよい。
通常、プリンタドライバは、各自のユーザインタフェースを有している。しかし、本実形態では、ユーザがプリンタドライバのユーザインタフェースを使用せずに、印刷設定を行う場合について説明する。これは、上述したように、本実施形態が、ユーザがプリンタドライバのユーザインタフェースを使用せずに、高度な機能の印刷設定をすることができるアプリケーションを用いて印刷設定を行う場合を想定した実施形態だからである。
アプリケーション104は、ユーザインタフェース202を介して、画像や、Word(登録商標)ファイルフォーマットや、PDF等のコンテンツデータのもととなるコンテンツファイルを取り込む。なお、PDFは、Portable Document Formatの略称である。そして、アプリケーション104は、コンテンツ生成部203で、再度、PDF等のコンテンツデータを作成する。更に、アプリケーション104は、ユーザインタフェース202を介して、ROM1004や外部メモリ1012等に格納されている印刷設定オブジェクトの内容を変更する。そして、アプリケーション104は、PrintTicket生成部204で、ユーザが確定した印刷設定の内容をPrintTicketに書きだす。ここで、アプリケーション104は、コンテンツ生成部203でコンテンツデータを生成するように説明したが、コンテンツデータを予めROM1004や外部メモリ1012等に保持しているようにしてもよい。その場合、アプリケーション104は、PrintTicket生成部204で、PrintTicketのみを生成する。なお、アプリケーション104が、PrintTicketを作成する処理は、設定情報作成処理の一例である。そして、アプリケーション104は、生成したPrintTicketを、プリンタドライバ105に送信する。なお、アプリケーション104がPrintTicketをプリンタドライバ105に送信する処理は、設定情報送信処理の一例である。また、プリンタドライバ105のコンフリクトエンジン206が前記PrintTicketを受信する処理は、設定情報受信処理の一例である。
印刷設定とは、例えば出力する用紙サイズをA4にする、両面印刷を行う、カラーと、モノクロとを切り替える、給紙段を指定する等といった設定のことである。上記の印刷設定において、無効設定となる印刷設定の組み合わせである禁則の設定が必要ないのであれば、ユーザは、印刷設定をコンテンツデータに含ませることもできる。
次に、PrintTicketについて、より具体的に説明する。
図4は、マークアップ言語のXML形式で記述されたPrintTicketの一例を示す図である。
Param要素41は、属性名で、MediaType機能を指定している。
Option要素42は、「OneSideCoated」という設定値を設定している。Option要素42に何を記述できるかは、デバイスの能力に依るので、アプリケーション104は、ユーザから印刷設定の入力を受け付ける前に、設定値のリストと、デフォルト値(標準値)とを取得しておくことが望ましい。更に、アプリケーション104は、設定値のデフォルト値を初期画面に表示し、デフォルト値を他の機能の設定値と一切禁則がない値、即ち、Staple機能であれば「OFF」等にしておくことが望ましい。なお、ここではXML形式のPrintTicketを例に説明したが、PrintTicketパーサ207が解釈できるものであれば、PrintTicketの構造や記述言語は問わない。
なお、PrintTicketは、複数の印刷機能における印刷設定値の組合せに関する印刷設定情報の一例である。
プリンタドライバ105のコンフリクトエンジン206のPrintTicketパーサ207は、アプリケーション104が描画データと、PrintTicketとを生成すると、前記PrintTicketの内容を解析する(S301)。
禁則処理部208の検索部209は、PrintTicketの設定値の中から設定不可能な組み合わせ(禁則)を検索し、禁則となる組み合わせがあれば、禁則の組み合わせリスト(以下、無効設定リストという)を作成する(S302)。
禁則処理部208の構造解析部210は、S302で作成された無効設定リストから、禁則となる組み合わせが図8、図11及び図14等を用いて後述する何れの型となっているかを分類する。そして、構造解析部210は、図8等を用いて後述する修正候補リストをアプリケーション104に提供する(S303からS308まで)。なお、修正候補リストは、修正候補を示す修正候補情報の一例である。また、S303からS308までの処理の詳細については後述する。
アプリケーション104と、プリンタドライバ105とにおけるやりとりにおいて、PrintTicket生成部204が禁則の設定値のないPrintTicketを生成したとする。この場合、印刷データ生成部211は、PrintTicketの印刷設定と、描画データとに基づいて印刷データを生成する。
ここで、モバイル端末107は、CPUと、各種プログラムが格納されている記憶装置とを有している。モバイル端末107のCPUは、前記記憶装置に格納されているプログラムを実行することにより、アプリケーション109を含む機能(ソフトウェア構成)やOS108の機能等を実現する。また、クラウドサーバ装置110は、CPUと、各種プログラムが格納されている記憶装置とを有している。クラウドサーバ装置110のCPUは、前記記憶装置に格納されているプログラムを実行することにより、ミドルウェア112を含む機能(ソフトウェア構成)やOS111等の機能を実現する。
この場合、アプリケーション109は、図7に示されるようにミドルウェア112と、HTTPリクエストやHTTPレスポンス等のアクセス手段によりやりとりを行わなければならない。しかし、本実施形態では、アプリケーション109と、ミドルウェア112とは、PrintTicket、コンテンツデータ及び図8等を用いて後述する修正候補リストの受け渡ししかおこなわないため、各処理部の処理内容は、図3の場合と同様である。なお、図7は、PrintTicketを作成するアプリケーション109の構成と、印刷データを作成するミドルウェア112の構成との一例を示す図である。なお、アプリケーション109は、ユーザの指示を受け付ける受け付け手段の一例である。また、ミドルウェア112のコンフリクトエンジンは、PrintTicketを処理する処理実行手段の一例である。
PrintTicket生成部204が生成した図4、後述する図10及び図13の3つのPrintTicketが禁則処理部208に入力されたときの禁則処理部208の処理について説明する。
まず、PrintTicket生成部204が図4のPrintTicketを生成した場合を例に説明する。
図4のPrintTicketには、用紙種別を決めるMediaType、両面設定を行うDuplex、用紙サイズを決めるMediaSize及びステイプルの有無を決めるStapleに関する機能についての設定が記述されている。更に、図4のPrintTicketには、ステイプルの位置を決めるStaplePosition、部単位印刷を行うCollate及び部数を指定するCopiesに関する機能についての設定が記述されている。
禁則処理部208の検索部209は、プリンタドライバがそれぞれ有するデバイス特有の禁則ルールに照らし合わせ、図4に示されるPrintTicketから禁則となる設定不可能な組み合わせを抽出する(S302)。なお、ホスト装置102は、無効設定となる印刷設定値の組み合わせに関する禁則ルールを示す禁則情報を、予めROM1004や外部メモリ1012等に格納して管理している。図8の(a)の無効設定1と、無効設定2との組み合わせが、検索部209が抽出した禁則の組み合わせに当たる。なお、図8の(a)は、無効設定リストのテーブルの一例を示す図である。検索部209は、図8の(a)に示されるテーブルを、PrintTicket生成部204が生成したPrintTicketに応じて1回生成する。図8の(a)の例では、3つの禁則の組み合わせが存在する。より具体的には、MediaType機能の設定値「OneSideCoated」と、Duplex機能の設定値「TwoSided」との組み合わせがその一例である。Collate及びCopiesの機能の設定値に関しては禁則の組み合わせがないので、検索部209は、Collate及びCopiesの機能の設定値を無効設定リストに入れない。
構造解析部210は、無効設定リストの中に重複したものがあり、かつ、その無効設定に対応する無効機能群に禁則の関係がなければ、無効設定の組合せに関する型がスター型であると判定する(S304のYes、S305のNo)。そして、構造解析部210は、スター型の無効設定の組合せに対する修正候補リストを作成する(S308)。なお、ここでいう修正候補リストとは、構造解析部210により印刷設定の組み合わせが無効設定とならないように修正された印刷設定の組み合わせに関するリストのことである。
構造解析部210は、図8の(c)のように、修正候補1に、MediaType機能のデフォルト値「Plain」を加える(S309)。即ち、構造解析部210は、スター型の中心になっている機能のデフォルト値を修正候補1に加える。そして、構造解析部210は、修正候補2に、Duplex機能のデフォルト値「OneSided」、MediaSize機能のデフォルト値「A4」及びStaple機能のデフォルト値「Off」を加える(S310)。即ち、構造解析部210は、スター型の中心でない他の機能のデフォルト値を修正候補2に加える。
構造解析部210は、無効設定リストの中に重複したものがなければ、そのまま無効設定1及び無効設定2における各機能と、前記各機能におけるデフォルト値とを、修正候補1及び修正候補2に登録する(S304のNo、S306)。最後に、構造解析部210は、修正候補リストをアプリケーション104に返す。
禁則処理部208の検索部209は、禁則ルールに照らし合わせ、図10のPrintTicketから禁則の組み合わせを抽出する(S302)。そして、検索部209は、図10のPrintTicketに対して、図11の(a)の無効設定リストのテーブルを生成する。図11の(a)の例では、3つの禁則の組み合わせが存在する。より具体的には、MediaType機能の設定値「PasteBoard」と、Duplex機能の設定値「TwoSided」との組み合わせがその一例である。
図11の(b)は、無効設定リストを図示しており、線74は禁則の関係を表す。図11の(b)の例は、MediaType機能の「PasteBoard」71と、Duplex機能の「TwoSided」72と、MediaSize機能の「SRA3」73とが、それぞれ禁則の関係にある。この場合、アプリケーション104は、上記の3つの設定値のうち、1つの設定値しか残すことができないので、残り2つの設定値をデフォルト値に変更することで、禁則の関係を解消することができる。なお、図11の(b)に示される禁則の型を、以降の説明においてループ型と呼ぶ。なお、ループ型は、無効な設定となる印刷設定値の組み合わせの関係が環状となる第2の型の一例である。
図12は、S307における修正候補追加処理の一例を示すフローチャートである。
図11の(b)の例のように3つの設定値により形成されるループ型の場合、修正候補は、図11の(c)に示されるように3つである。構造解析部210は、修正候補リストに、各2つの機能のデフォルト値を登録する。最後に、構造解析部210は、修正候補リストをアプリケーション104に返す。
なお、ループ型における構造解析部210の処理は、ループ型を形成する設定値が3つの場合に限るものではない。例えばループ型を形成する設定値の数が4つの場合、構造解析部210は、対角の2つの機能のデフォルト値を修正候補リストに加える。このように、構造解析部210は、ループ型を形成する設定値の数(要素数)に応じて、各設定値をループ型に配置した場合における規定の位置の機能(以下、規定機能という)のデフォルト値を修正候補リストに加える(S311)。
構造解析部210は、規定機能の組み合わせが他にもあれば、S311の処理を繰り返し、規定機能の組み合わせが他になければ、処理を終了する(S312)。
図13のPrintTicketには、MediaType、Duplex、MediaSize、Staple、原稿サイズを決めるApplicationMediaSize、Collate及びCopiesに関する機能についての設定が記述されている。
禁則処理部208の検索部209は、禁則ルールに照らし合わせ、図13のPrintTicketから禁則の組み合わせを抽出する(S302)。そして、検索部209は、図13のPrintTicketに対して、図14の(a)の無効設定リストのテーブルを生成する。図14の(a)の例では、4つの禁則の組み合わせが存在する。より具体的には、MediaType機能の設定値「PasteBoard」と、Duplex機能の設定値「TwoSided」との組み合わせがその一例である。
図14の(b)は、無効設定リストを図示しており、線950は禁則の関係を表す。図14の(b)の例は、MediaType機能の「PasteBoard」を中心とするスター型901と、MediaSize機能の「SRA3」904を中心とするスター型902とが共存している例を示している。このように、単一のスター型又は単一のループ型で表わせない禁則関係に関しては、構造解析部210は、それぞれの禁則関係のグループに対して修正候補を提案する。なお、スター型や、ループ型の禁則関係が複数混在する型は、第3の型の一例である。
また、構造解析部210は、MediaType機能の「PasteBoard」903の設定値をデフォルト値の「Plain」に変更することでも、スター型901の禁則の関係を解消することができる。この場合、構造解析部210は、MediaSize機能の「SRA3」904を中心とするスター型902を同時に解消することはできない。そのため、構造解析部210は、図14の(d)に示されるように、MediaSize機能908をデフォルト値に変更するか、ApplicationMediaSize機能907をデフォルト値に変更することで禁則の関係を解消する必要がある。
構造解析部210は、PrintTicketの設定値にスター型、ループ型の禁則関係が複数含まれることを判定した際には、型の数に応じて、禁則関係を解消するための設定値(修正候補)を修正候補リストに登録していく(S303)。例えば、構造解析部210は、図14の(e)に示されるように、1行目にMediaType機能の「PasteBoard」903を中心とするスター型901の禁則関係を解消する修正候補909及び修正候補910を修正候補リストに登録する。更に、構造解析部210は、2行目にMediaSize機能の「SRA3」904を中心とするスター型902の修正候補911及び修正候補912を修正候補リストに登録する。そして、構造解析部210は、修正候補リストをアプリケーション104に返す。なお、構造解析部210が無効設定リストからスター型やループ型の禁則関係を抽出する処理の手順及び設定値(修正候補)を修正候補リストに登録する処理の順番に関する望ましい形態については後述する。
より具体的には、ユーザインタフェース202は、アプリケーション104が作成したPrintTicketに禁則があり、プリンタドライバ105から修正候補リストを返された場合に図15に示されるような画面をCRT1011に表示する。
ユーザインタフェース202は、禁則関係がスター型の場合、禁則の関係の中で中心となる設定値を残すか外すか、即ち、デフォルト値に変更するか否かをユーザに選択させるようなポップアップを表示する。より具体的には、ユーザインタフェース202は、図15の(a)に示されるような画面をCRT1011に表示する。
一方、ユーザインタフェース202は、禁則関係がループ型の場合、禁則関係にある全ての機能における選択肢の中から択一的に選択させるようなポップアップを表示する。より具体的には、ユーザインタフェース202は、図15の(b)に示されるような画面をCRT1011に表示する。
ユーザインタフェース202は、上記のポップアップの表示を、アプリケーション104が修正候補リストの全ての行を消化するまで繰り返し行う。それに応じて、アプリケーション104は、対応する修正候補の何れかをPrintTicketにその都度上書きすればよい。なお、修正候補リストの2行目以降は、アプリケーション104による修正候補リストの1行目の修正によって、既に修正候補リストの選択肢の何れかを満たしている可能性がある。例えば、図14の(e)において、アプリケーション104がユーザインタフェース202を介して受け付けたユーザの指示に基づいて修正候補910を選択したとする。ここで、修正候補910は、Duplex機能の「OneSided」、かつ、MediaSize機能の「A4」、かつ、Staple機能の「Off」の組み合わせである。この場合、図14の(e)における2行目の修正候補911(MediaSize機能の「A4」)も満たすことになる。この場合、2行目の修正候補をユーザに選ばせるポップアップの表示は必要なくなるので、ユーザインタフェース202は、ポップアップを表示しない。
また、アプリケーション104は、無効設定リストにスター型と、ループ型との両方の型が混在している場合、ループ型を優先して、ループ型、スター型の順で修正候補をユーザに選ばせるようにすることが望ましい。それは、禁則関係において、ループ型の禁則関係が解決されると、スター型の禁則関係が自動的に解決される場合があり、その逆はないからである。
また、アプリケーション104は、ポップアップの順番に関して、修正のポップアップを表示する前にどの機能の設定値から修正を行うかの情報を、ユーザインタフェース202を介してユーザから受け付けてもよい。例えば、アプリケーション104は、図14の例において、ユーザインタフェース202を介してユーザからMediaSize機能の優先要求を受けたとする。その場合、アプリケーション104は、MediaType機能より先に、MediaSize機能の解除有無の選択に関するポップアップを表示することになる。なお、アプリケーション104は、事前にユーザから優先する機能に関する情報を受け付けておくこともできる。なお、ポップアップの表示順番に関する情報は、順番情報の一例である。即ち、アプリケーション104は、予めROM1004や外部メモリ1012等に格納されている順番情報に基づく順番でポップアップを表示するようにしてもよい。
また、構造解析部210が修正リストを予め定められた好適な順番で作成し、アプリケーション104がその通りの順番でポップアップを表示するようにしてもよい。また、構造解析部210が修正候補リストを順番に関係なく洗い出し、アプリケーション104がそれを予め定められた順番に並べ替えて表示するようにしてもよい。いずれにしても、アプリケーション104が好適な順番で修正候補リストを表示することが望ましいが、本実施形態における必須の要素ではない。
なお、本実施形態における禁則ルールは2つの設定値間の禁則のみが書かれているものとし、それを構造解析部210がスター型やループ型等と判定した。しかし、ホストコンピュータ1001が予めスター型やループ型等の禁則ルールが記述されたルールファイルをROM1004や外部メモリ1012等に格納しておくようにしてもよい。なお、ルールファイルは、禁則情報の一例である。例えば、ホストコンピュータ1001がMediaType機能の「PasteBoard」、かつ、MediaSize機能の「SRA3」、かつ、Duplex機能の「TwoSided」という禁則ルールが記述されたルールファイルを管理しているとする。この場合、構造解析部210は、PrintTicketに基づいて解析した型が、前記ルールファイルに予め記述されたスター型やループ型等の禁則ルールに該当したときだけ、修正候補をアプリケーション104に渡すようにすることができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (10)
- 複数の印刷機能における印刷設定値の組み合わせに関する印刷設定情報から無効な設定となる印刷設定値の組み合わせを検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された前記組み合わせの型を解析し、前記型が一の印刷設定値と、他の複数の印刷設定値との組み合わせが全て無効な設定となる第1の型であると解析した場合、前記一の印刷設定値を標準値へ変更することと、前記他の複数の印刷設定値を全て標準値へ変更することとを修正候補とする修正候補情報を作成する作成手段と、
を有する情報処理装置。 - 複数の印刷機能における印刷設定値の組み合わせに関する印刷設定情報から無効な設定となる印刷設定値の組み合わせを検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された前記組み合わせの型を解析し、前記型が無効な設定となる印刷設定値の組み合わせの関係が環状となる第2の型であると解析した場合、隣り合う印刷設定値のうち少なくとも何れか一方の印刷設定値を標準値へ変更することを修正候補とする修正候補情報を作成する作成手段と、
を有する情報処理装置。 - 無効な設定となる印刷設定値の組み合わせを示す禁則情報を管理する管理手段を更に有し、
前記検索手段は、前記管理手段により管理されている禁則情報に基づいて、前記印刷設定情報から無効な設定となる印刷設定値の組み合わせを検索する請求項1又は2記載の情報処理装置。 - 前記作成手段は、前記型が一の印刷設定値と、他の複数の印刷設定値との組み合わせが全て無効な設定となる第1の型と、無効な設定となる印刷設定値の組み合わせの関係が環状となる第2の型とが複数混在する第3の型であると解析した場合、
前記第1の型に対しては、前記一の印刷設定値を標準値へ変更することと、前記他の複数の印刷設定値を全て標準値へ変更することとを修正候補とする修正候補情報を作成し、
前記第2の型に対しては、隣り合う印刷設定値のうち少なくとも何れか一方の印刷設定値を標準値へ変更することを修正候補とする修正候補情報を作成する請求項1乃至3何れか1項記載の情報処理装置。 - 前記印刷設定情報を処理する処理実行手段と、
ユーザの指示を受け付ける受け付け手段と、
を更に有し、
前記処理実行手段は、
前記検索手段と、
前記作成手段と、
前記作成手段により作成された前記修正候補情報を前記受け付け手段に送信する送信手段と、
を有し、
前記受け付け手段は、
前記送信手段により送信された前記修正候補情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記修正候補情報が示す修正候補を操作画面に表示する表示手段と、
を有する請求項1乃至4何れか1項記載の情報処理装置。 - 前記表示手段は、前記受信手段により複数の前記修正候補情報が受信された場合、予め記憶装置に保存されている順番情報が示す順番に基づいて、前記修正候補情報が示す修正候補を順番に操作画面に表示する請求項5記載の情報処理装置。
- 前記受け付け手段は、
操作画面を介して受け付けたユーザの指示に基づいて、前記印刷設定情報を作成する設定情報作成手段と、
前記設定情報作成手段により作成された前記印刷設定情報を前記処理実行手段に送信する設定情報送信手段と、
を更に有し、
前記処理実行手段は、
前記設定情報送信手段により送信された前記印刷設定情報を受信する設定情報受信手段を更に有し、
前記検索手段は、前記設定情報受信手段により受信された前記印刷設定情報から無効な設定となる印刷設定値の組み合わせを検索する請求項5又は6記載の情報処理装置。 - 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
複数の印刷機能における印刷設定値の組み合わせに関する印刷設定情報から無効な設定となる印刷設定値の組み合わせを検索する検索ステップと、
前記検索ステップにより検索された前記組み合わせの型を解析し、前記型が一の印刷設定値と、他の複数の印刷設定値との組み合わせが全て無効な設定となる第1の型であると解析した場合、前記一の印刷設定値を標準値へ変更することと、前記他の複数の印刷設定値を全て標準値へ変更することとを修正候補とする修正候補情報を作成する作成ステップと、
を含む情報処理方法。 - 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
複数の印刷機能における印刷設定値の組み合わせに関する印刷設定情報から無効な設定となる印刷設定値の組み合わせを検索する検索ステップと、
前記検索ステップにより検索された前記組み合わせの型を解析し、前記型が無効な設定となる印刷設定値の組み合わせの関係が環状となる第2の型であると解析した場合、隣り合う印刷設定値のうち少なくとも何れか一方の印刷設定値を標準値へ変更することを修正候補とする修正候補情報を作成する作成ステップと、
を含む情報処理方法。 - コンピュータを、請求項1乃至7何れか1項記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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