JP6194505B2 - 自封式弁部材及び継ぎ手部材 - Google Patents

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本発明は、気体や液体等の流体の逆流防止や、排水管において封水を必要とせずに下流からの臭気などの逆流を防止する為に用いられる自封式弁部材及び継ぎ手部材に関する。
従来よく知られた自封式弁部材としては、例えば図35に示したものがある。この従来の自封式弁部材は、上方向から下方向へ向かって縦方向に流体が通過する流体管に用いられている。また、自封式弁部材は弾性を有する樹脂により形成されており、上流側の端部が開放された軸方向視円形の開口部が形成されるとともに、下流側の端部はこの開口部から連続して形成され側部が閉じられた一対の弁体の先端を重ねた形状となっている。これにより、外力が加わっていない場合及び下流側から圧力が加わった場合には、弁体の先端が重ね合わされた状態を維持して、下流からの臭気などの逆流を防ぎ、上流側から排水が流入した場合には、弁体の先端が離反して排水を下流側に流下させることができる。また、当該従来例の自封式弁体が配置されているのは断面視円形の管体内に配置されている。(特許文献1)
また、このほか従来よく知られた自封式弁部材としては、例えば図36に示したものもある。この従来例の自封式弁部材は、略水平方向へ向かって横方向に流体が通過する流体管に用いられている。また、自封式弁部材は、弾性を有する樹脂により形成されており、上流側の端部が開放された軸方向視円形の開口部が形成されるとともに、下流側の端部はこの開口部から連続して形成され側部が閉じられた一対の弁体の先端を重ねた形状となっている。このとき、軸方向視弁体の当接面は三日月形状をしている。従って、断面視下側の弁体は管体の底面に沿うように配置され、その下側弁体に重ねて上側弁体が位置している。これにより、外力が加わっていない場合及び下流側から圧力が加わった場合には、弁体の先端が重ね合わされた状態を維持して、下流からの臭気などの逆流を防ぎ、上流側から排水が流入した場合には、弁体の先端が離反して排水を下流側に流下させることができる。(特許文献2)
また、このほか従来よく知られた自封式弁部材としては、例えば図37に示したものもある。この従来例の自封式弁部材は、略水平方向へ向かって横方向に流体が通過する流体管に用いられている。また、自封式弁部材は、弾性を有する樹脂により形成されており、上流側の端部が開放された軸方向視円形の開口部が形成されるとともに、下流側の端部はこの開口部から連続して形成され側部が閉じられた一対の弁体の先端を重ねた形状となっている。このとき、軸方向視弁体の当接面は管体の下面に近い箇所で水平に配置されている。従って、断面視弁体は管体の底面に沿うように配置される。これにより、外力が加わっていない場合及び下流側から圧力が加わった場合には、弁体の先端が重ね合わされた状態を維持して、下流からの臭気などの逆流を防ぎ、上流側から排水が流入した場合には、弁体の先端が離反して排水を下流側に流下させることができる。(特許文献3)
実公昭60−24788号公報 特表2002−500332号公報 特開2012−132231号公報
排水管、給水管、通気管などの流体管において一般的に要求される事項として排水流量や給水流量等の増加があげられる。しかしながら、一般的に、排水管、給水管、通気管などの流体管が配置される場所は、床下や壁面、天井裏などに施工される場合が多く、設置個所によって高さ寸法や横幅寸法などが制限されてしまうことが多い。
また、前記した従来例(特許文献1)の一般的な自封式弁部材の形状であると、管体の形状が軸方向視円形であることと、自封式弁部材の弁体が開口した面積分しか排水などの流体が通過しないため、その分排水流量が悪化する。よって、自封式弁部材を用いた配管において、排水などの流量を増加させる必要があった。
また、管体を略水平方向に配置した場合においても自封式弁部材を使用するが、前記特許文献1に記載の自封式弁部材を用いると、弁体の当接面が軸方向視中心を通る直線状に構成される為、断面視当接面が管体の底面より上方に配置されてしまい、管体の下面から弁体の当接面まで高さが出来、管体の下面から弁体の当接面までの高さ分まで水残りが発生してしまう。弁体の下流もしくは上流部分に水残りが発生してしまう。よって内部に異臭やゴミが対流してゴミ詰まりやヌメリ発生などの問題がある。
そこで、特許文献2の自封式弁部材を略水平の管体に用いれば、弁体の当接面が管体の最下面に位置するため水残りがしないように見受けられるが、当該自封式弁部材は、円形の開口部から連続して構成される為、弁体の当接面が軸方向視三日月形状となっており、当該三日月状の弁体の当接面は、無理な曲面状の曲げ応力が既に加わっている。相当な水圧や気圧が加わらないと弁体の当接面が開かない。そうすると、流体が弱流であったり、少量の水量であれば弁体が開口せず、本来の自封式弁部材としての機能を果たせないこととなる。
また、特許文献3に記載の自封式弁部材であれば、上記特許文献2のように弁体の当接面が直線状に構成されているため少量の水量であったり水圧が弱くても弁体は開口するが、当該自封式弁部材は開口部が軸方向視円形状であるため、出来るだけ弁体の当接面を管体の下面に近づけようとしているものの、形状的に管体の下面よりも上方に弁体の当接面を配置しないと構成できない。管体の下面と同じ高さに弁体の当接面を配置しようとした場合、開口は点になってしまう。従って、やはり弁体の当接面(開閉面)は管体よりも若干上方に位置してしまい、その分、弁体の上流または下流に弁体の当接面までの高さ分水残りが発生してしまうという問題があった。
以上のことから、本願発明は以下の点課題を解決する。
1.寸法的に制限がある場所の配管に用いられる自封式弁部材において、内部の流体の流量を増加させることのできる自封式弁部材とその継ぎ手部材。
2.略水平方向に配置された配管に用いられる自封式弁部材であって、内部に水残りがしない自封式弁部材。
請求項1に記載の自封式弁部材及び継ぎ手部材は、略垂直に配設された配管1に接続される継ぎ手部材であって、内部に自封式弁部材が配置されて、軸方向視非円形形状としたケーシング22と、上流からの流体がケーシング22内に流入する流入部23と、ケーシング22内の流体を下流へと流出させる流出部24と、から構成される継ぎ手部材と、該継ぎ手部材内に配置される自封式弁部材であって、上流側に形成された軸方向の形状を非円形形状とし、配管1よりも流路面積を大きく形成された開口部31と、前記開口部31から連続して形成され、先端が互いに当接する弾性の板状に形成された一対の弁体33と、から構成される自封式弁部材と、から構成される自封式弁部材及び継ぎ手部材において、開口部31の外側面が前記ケーシング22の内側面と略合致する形状としたことを特徴とする自封式弁部材及び継ぎ手部材である。
請求項2に記載の自封式弁部材及び継ぎ手部材は、略水平に配設された配管1に接続される継ぎ手部材内に配置され、上流側に形成された軸方向の形状を非円形形状とした開口部31と、前記開口部31から連続して形成され、先端が互いに当接する弾性の板状に形成された一対の弁体33と、から構成される自封式弁部材であって、前記開口部31の下面に、少なくとも一部が平面形状に構成されている底面部32を備えると共に、前記開口部31の底面部32から弁体33方向へ向かって連続して下側の弁体33を形成したことを特徴とする自封式弁部材と、前記自封式弁部材が内部に配置される継ぎ手部材であって、内部に自封式弁部材が配置されるケーシング22と、上流からの流体がケーシング22内に流入する流入部23と、ケーシング22内の流体を下流へと流出させる流出部24と、から構成すると共に、前記ケーシング22の下面を自封式弁部材の底面部32形状と略合致する形状からなる下面部221とし、該下面部221は配管1の下面よりも低い位置に配置されるとともに、底面部32及び弁体33が下面部221上に配置されることを特徴とする自封式弁部材及び継ぎ手部材である。
請求項3に記載の自封式弁部材及び継ぎ手部材は、前記開口部31の底面部32を、開口部31から弁体33方向へ向かって連続して略水平面に形成したことを特徴とする前記段落0009に記載の自封式弁部材である。
請求項4に記載の自封式弁部材及び継ぎ手部材は、前記開口部31の底面部32に、弁体33方向へ向かって溝部37を構成したことを特徴とする前記段落0009又は段落0010に記載の自封式弁部材である。
請求項5に記載の自封式弁部材及び継ぎ手部材は、前記開口部31の底面部32に、弁体33へ向かって下方に傾斜する傾斜面36を備えたことを特徴とする前記段落0009乃至段落0011のいずれか一つに記載の自封式弁部材である。
請求項6に記載の自封式弁部材及び継ぎ手部材は、前記開口部31の軸方向視において、弁体33の当接面34を底面部32と略平行に配置したことを特徴とする前記段落0009乃至段落0012のいずれかひとつに記載の自封式弁部材である。
請求項に記載の自封式弁部材及び継ぎ手部材は、前記ケーシング22の軸方向視形状が非円形形状としたことを特徴とする前記段落0013に記載の継ぎ手部材である。
請求項8に記載の自封式弁部材及び継ぎ手部材は、前記ケーシング22又は自封式弁部材を配管1に対し傾斜して配置したことを特徴とする前記段落0008乃至段落0014のいずれか一つに記載の自封式弁部材及び継ぎ手部材である。
請求項9に記載の自封式弁部材及び継ぎ手部材は、前記流入部23及び流出部24の形状を円形としたことを特徴とする前記段落0008乃至段落0015のいずれか一つに記載の継ぎ手部材である。
請求項10に記載の自封式弁部材及び継ぎ手部材は、前記自封式弁部材及び継ぎ手部材を、洗面台のオーバーフロー配管に構成したことを特徴とする前記段落0009乃至段落0016のいずれか一つに記載の自封式弁部材及び継ぎ手部材である。
請求項1に記載の本発明は、内部に自封式弁部材3が配置されるケーシング22と、上流からの流体がケーシング22内に流入する流入部23と、ケーシング22内の流体を下流へと流出させる流出部24と、ケーシング22の形状を軸方向視非円形形状としたことから、管体1の形状より継ぎ手部材2であるケーシング22を拡大させることができ、内部の体積及び排水や気体の通過面積が大きくなる為、内部に自封式弁部材3を設置したとしても、排水や気体の流量を増加させることができるようになった。
請求項1に記載の本発明は、継ぎ手部材2内に配置される自封式弁部材3であって、前記開口部31の軸方向の形状を非円形形状としたことから、自封式弁部材3の弁体33の開口面積も従来の開口部31が円形形状と比較して弁体33の開口面積が大きくなる為、排水流量や気体の流量が向上した。
請求項2に記載の本発明は、略水平に配設された配管1に接続される継ぎ手部材内に設置され、開口部31の下面に、少なくとも一部が平面形状に構成されている底面部32を備えると共に、前記開口部31の底面部32から弁体33方向へ向かって連続して下側の弁体33を形成したことから、自封式弁部材3を略水平の配管1に接続される継ぎ手部材内に設置しても、管内下面から弁体33である当接面34までの高さが下面と略同一となる為、管内に水残りがなくなり、異臭やゴミ詰まりの問題が無くなった。また、特許文献2の従来例のように、軸方向視当接面34の形状が円形から連続して屈曲して構成された三日月状の当接面34とした場合の弁体33の開閉の不自由さも解消された。又、自封式弁部材3が内部に配置される継ぎ手部材2であって、ケーシング22の下面を自封式弁部材3の底面部32形状と略合致する形状からなる下面部221としたことから、継ぎ手部材2内部に無駄な空間ができない為、排水流量が増加し、無駄な部分の削減となる為、配管1が設置される場所における省スペースにもなる。
請求項3に記載の本発明は、自封式弁部材3の開口部31の底面部32を略平面形状とし、該底面部32を弁体33方向へ向かって連続して略平面形状に形成したことから、自封式弁部材3を略水平の配管1内に設置しても、管内下面から弁体33である当接面34までの高さが下面と略同一となる為、管内に水残りがなくなり、異臭やゴミ詰まりの問題が無くなった。
請求項4に記載の本発明は、自封式弁部材3の開口部31の底面部32に、弁体33方向へ向かって溝部37を構成したことから、自封式弁部材3を略水平の配管1内に設置しても、溝部37の最下面が管内の下面高さと略同一となる為、管内に水残りがなくなり、異臭やゴミ詰まりの問題が無くなった。
請求項5に記載の本発明は、自封式弁部材3の開口部31の底面部32に、弁体33へ向かって下方に傾斜する傾斜面36を備えたことから、自封式弁部材3を略水平の配管1内に設置しても、管内下面から弁体33である当接面34までの高さが下面と略同一となるか、それ以上に低くなる為、管内に水残りがなくなり、異臭やゴミ詰まりの問題が無くなった。
請求項6に記載の本発明は、自封式弁部材3の開口部31の軸方向視において、弁体33の開閉面を底面部32と略平行に配置したことから、開口部31の軸方向視弁体33の下面を底面部32に対して略垂直に配置したときと比較して、弁体33の開口面積が大きくなる為、流体の流量(排水流量)が増加した。
請求項2又は請求項7に記載の本発明は、前記自封式弁部材3の開口部31の形状、又はケーシング22の軸方向に垂直な面での断面視形状が非円形形状としたことから、従来の開口部31が円形形状の自封式弁部材3と比較して、内部の流体の流量(排水流量)が増加した。
請求項8に記載の本発明は、ケーシング22又は自封式弁部材3を配管1に対し傾斜して配置したことから、自封式弁部材3を略水平に配管1内に設置しても、管内下面から弁体33である当接面34までの高さが下面と略同一となるか、それ以上に低くなる為、管内に水残りがなくなり、異臭やゴミ詰まりの問題が無くなった。
請求項9に記載の本発明は、前記流入部23及び流出部24の形状を円形としたことから、非円形のケーシング22及び自封式弁部材3を用いても、円形の管体1に継ぎ手部材2として途中ジョイントして配置させることができるようになった。
実施例1の継ぎ手部材の斜視図である。 実施例1の分解斜視図である。 実施例1の継ぎ手部材及び自封式弁部材をセット時の断面斜視図である。 (a)実施例1の継ぎ手部材の軸方向上面視である。(b)実施例1の継ぎ手部材の側面図である。 (a)実施例1の自封式弁部材の軸方向上面図である。(b)実施例1の自封式弁体の側面図である。(c)実施例1の自封式弁部材の底面図である。 実施例1の自封式弁部材の断面斜視図である。 実施例1の自封式弁部材の斜視図である。 実施例1の断面図である。 実施例1の図8における排水が通水時を示す断面図である。 実施例2の継ぎ手部材の斜視図である。 実施例2の継ぎ手部材及び自封式弁部材をセット時の断面斜視図である。 実施例2の分解斜視図(断面)である。 実施例2の分解斜視図である。 (a)実施例2の自封式弁部材の軸方向弁体側の側面図である。(b)実施例2の自封式弁部材の上面図である。(c)実施例2の自封式弁部材の底面図である。 実施例2の自封式弁部材の断面斜視図である。 実施例2の自封式弁部材の斜視図である。 実施例2の自封式弁部材の断面図である。 実施例2の図17における排水が通水時を示す断面図である。 実施例3の自封式弁部材の断面図である。 (a)実施例3の自封式弁部材の軸方向開口部側の側面図である。(b)実施例3の自封式弁部材の上面図である。(c)実施例3の自封式弁部材の軸方向視弁体側の側面図である。 実施例3の自封式弁部材の断面斜視図である。 実施例3の自封式弁部材の斜視図である。 実施例3の図19における排水が通水時を示す断面図である。 自封式弁部材のその他の実施例を示す図である。(a)軸方向弁体側の側面図である。(b)軸方向開口部側の側面図である。(c)底面図である。 自封式弁部材の図24の実施例を示す図である。(a)斜視図である。(b)(c)断面斜視図である。 自封式弁部材のその他の実施例を示す図である。(a)上面図である。(b)軸方向弁体側の側面図である。 自封式弁部材の図26の実施例を示す図である。(a)断面図である(b)(c)断面斜視図である。 自封式弁部材の図26の実施例を示す斜視図である。 自封式弁部材のその他の実施例を示す図である。(a)軸方向開口部側の側面図である。(b)上面図である。(c)軸方向弁体側の側面図である。 自封式弁部材の図29の実施例を示す図である。(a)断面図である(b)(c)断面斜視図である。 自封式弁部材の図29の実施例を示す斜視図である。 継ぎ手部材のその他の実施例を示す図である(a)斜視図である。(b)側面図である。 その他の実施例(具体的には洗面台のオーバーフローアダプター部分)を示す図である。 その他の実施例(具体的には浴室の排水トラップ)を示す図である。 従来例(特許文献1)を示す図である。 従来例(特許文献2)を示す図である。 従来例(特許文献3)を示す図である。
以下に図1乃至図9に図示した自封式弁部材3及び継ぎ手部材2の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図1乃至図9の実施例の自封式弁部材3及び継ぎ手部材2は、図示しないが洗面台の排水配管に用いられるものである。この場合において、自封式弁部材3は、下水からの異臭や害虫が室内側に逆流しないようシールする排水トラップとして用いられる。
配管1は、洗面台のボウルに構成された排水口に接続される管体1であって、排水口から床面にむかって縦方向に垂下するように配管される円形の管体1である。また、本実施例では、流入部23に接続される側の端部には、外側方向にむけて凸出するフランジを構成する。尚、該フランジは管体1に一体的に構成しても良いし、パッキンやリング状部材などで後付してもかまわない。
継ぎ手部材2は、図1乃至図4に示したように配管1の途中に接続される部材であって、後記するケーシング22、流入部23、流出部24、を備える。
流入部23は、ケーシング22上流に配置され、前記管体1が接続される円筒状の部材であって、管体1から流入した排水を、ケーシング22内部に流入させる為の構成要素である。
流出部24は、ケーシング22下流に配置され、前記管体1が接続される円筒状の部材であって、ケーシング22内部の排水を、管体1下流側へと排水させる為の構成要素である。
ケーシング22は、軸方向の断面視楕円形状の箱体であって、軸方向上流側に前記流入部23を構成し、軸方向下流側に前記流出部24を構成する。尚、本実施例では、ケーシング22を上部及び下部で構成しており、両者は接着剤等で水密的に接続される。また、内部に自封式弁部材3を配置している。
自封式弁部材3は、図5乃至図7に示したように後記する開口部31と弁体33からなり、前記継ぎ手部材2のケーシング22内部に配置される。また、自封式弁部材3は、ゴムや軟質樹脂、シリコンなどの弾性を備える材質から成る。
開口部31は、自封式弁部材3の上流側に構成される構成要素であって、軸方向視楕円形状を成し、外側面が前記ケーシング22の内側面と略合致する形状となっている。また、開口部31の上端部には、ケーシング22に取付固定するための取付部35を外側方向に向けて突出するようにして一体的に構成される。
弁体33は、自封式弁部材3の下流側に構成される構成要素であって、前記開口部31から連続して形成され、先端が互いに当接する弾性の板状に形成された一対の弁状部分である。また、弁体33は常時水密的に当接して当接面34を構成しており、排水が発生した際には排水の水圧または水流により弁体33の当接が解除され、弁体33が開口して、弁体33の開口部31から排水が通過するように構成される。
上記の自封式弁部材3又は継ぎ手部材2は以下のように配置・構成される。
図2乃至図3のように予め工場などで、継ぎ手部材2のケーシング22下部内に自封式弁部材3をセッティングする。この際に、自封式弁部材3の開口部31がケーシング22下部の流入部23側に、そして弁体33側はケーシング22の流出部24側に配置する。このとき、開口部31はケーシング22内壁に略合致した形状となっている。また、自封式弁部材3の取付部35を、管体1のフランジに巻き付かせて取付け、ケーシング22の上部をケーシング22下部に接着剤によって水密的に接続する。このとき、前記自封式弁部材3の取付部35を挟むようにして取り付けるので、自封式弁部材3がケーシング22より脱落するようなことがない。そして、施工現場にて、洗面台に接続される管体1に継ぎ手部材2の流入部23を水密的に接続し、その後、下流側の管体1に継ぎ手部材2の流出部24を水密的に接続する。このようにして自封式弁部材3及び継ぎ手部材2の配置を行う。
上記の構成の自封式弁部材3及び継ぎ手部材2では以下のような排水の流れとなる。
通常時、自封式弁部材3の弁体33は水密的に閉口した状態である。
洗面台に排水が発生すると、洗面ボウルの排水口から排水が排出され、排水口に接続された管体1内に排出される。その後、管体1内の排水は継ぎ手部材2の流入部23から継ぎ手部材2内部に流入する。そして流入部23からケーシング22内部に排水が流入し、自封式弁部材3の開口部31に流入して弁体33に流入する。排水の水圧により弁体33が開口し、図9のように当接面34が解除される。弁体33が開口した分、排水が下流側へと排水されることとなる。そして、自封式弁部材3を通過した排水はケーシング22内から流出部24へと排水され、流出部24から継ぎ手部材2外である管体1下流へと排水される。管体1内に排水された排水は最終的には下水管へと排水される。
また、排水が終了すると、図8のように自封式弁部材3の弁体33は自身の弾性もしくは復元力により自動的に閉口し、弁体33同士の当接により当接面34が構成される。そして、弁体33が閉口するので、下水下流からの異臭や害虫が室内側に逆流することがない。
以下に第二実施例の自封式弁部材3及び継ぎ手部材2の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図10乃至図18の実施例の自封式弁部材3及び継ぎ手部材2は、図示しないが浴室の排水配管に用いられるものである。
この場合において、自封式弁部材3は、下水からの異臭や害虫が室内側に逆流しないようシールする排水トラップとして用いられる。
配管1は、浴室の排水口に接続される管体1であって、床下の配管空間内に配置される。また、浴室の排水口から側面方向に略水平に配管される円形の管体1である。尚、このとき、管体1には排水勾配が設定されている。また、本実施例では、流入部23に接続される側の端部には、外側方向にむけて凸出するフランジを構成する。尚、該フランジは管体1に一体的に構成しても良いし、パッキンやリング状部材などで後付してもかまわない。
継ぎ手部材2は、図10のように配管1の途中に接続される部材であって、後記するケーシング22、流入部23、流出部24、を備える。
流入部23は、ケーシング22上流に配置され、前記管体1が接続される円筒状の部材であって、管体1から流入した排水を、ケーシング22内部に流入させる為の構成要素である。
流出部24は、ケーシング22下流に配置され、前記管体1が接続される円筒状の部材であって、ケーシング22内部の排水を、管体1下流側へと排水させる為の構成要素である。
ケーシング22は、軸方向の断面視楕円形状の箱体であって、軸方向上流側に前記流入部23を構成し、軸方向下流側に前記流出部24を構成する。このケーシング22は、配管後に下面となる内壁面に、流入部23から流出部24へ向かって連続する略平面形状の下面部221を構成する。尚、本実施例では、ケーシング22を上部及び下部で構成しており、両者は接着剤等で水密的に接続される。また、内部に自封式弁部材3を配置している。
自封式弁部材3は、図14乃至図16に示すように後記する開口部31と弁体33からなり、前記継ぎ手部材2のケーシング22内部に配置される。また、自封式弁部材3は、ゴムや軟質樹脂、シリコンなどの弾性を備える材質から成る。
開口部31は、自封式弁部材3の上流側に構成される構成要素であって、軸方向視楕円形状を成し、外側面が前記ケーシング22の内側面と略合致する形状となっている。そして、自封式弁部材3が略水平方向に配置された際の開口部31の下面となる内面に、弁体33方向へ向かって連続して略平面形状に形成した底面部32を備える。
また、開口部31の上流側端部には、ケーシング22に取付固定するための取付部35を外側方向に向けて突出するようにして一体的に構成される。
弁体33は、自封式弁部材3の下流側に構成される構成要素であって、前記開口部31から連続して形成され、先端が互いに当接する弾性の板状に形成された一対の弁状部材である。また、開口部31の底面部32から弁体33方向へ向かって平面形状、直線形状に連続して下側の弁体33を形成している。そして、自封式弁部材3の弁体33(閉口時)の当接面34は、軸方向視底面部32に平行となるように構成される。また、流入部23の下面は、自封式弁部材3の底面部32と略同一高さ、すなわち略水平面となっている。
弁体33は常時水密的に当接して当接面34を構成しており、排水が発生した際には排水の水圧または水流により弁体33の当接が解除され、弁体33が開口して、弁体33の開口部31から排水が通過するように構成される。
上記の自封式弁部材3又は継ぎ手部材2は以下のように配置・構成される。
図11乃至図13のように、予め工場などで、継ぎ手部材2のケーシング22下部内に自封式弁部材3をセッティングする。この際に、自封式弁部材3の開口部31がケーシング22下部の流入部23側に、そして弁体33側はケーシング22の流出部24側に配置する。このとき、開口部31はケーシング22内壁に略合致した形状となっている。そして、継ぎ手部材2の下面部221上に、自封式弁部材3の底面部32及び下側弁体33が配置されるので、継ぎ手部材2内部の底面は実質平面形状となっている。また、流入部23の下面は、自封式弁部材3の底面部32と略同一高さ、すなわち略水平面となっている。
また、自封式弁部材3の取付部35を、管体1のフランジに巻き付かせて取付け、ケーシング22の上部をケーシング22下部に接着剤によって水密的に接続する。このとき、前記自封式弁部材3の取付部35を挟むようにして取り付けるので、自封式弁部材3がケーシング22より脱落するようなことがない。そして、施工現場にて、浴室の排水口に接続される管体1に継ぎ手部材2の流入部23を水密的に接続し、その後、下流側の管体1に継ぎ手部材2の流出部24を水密的に接続する。このようにして自封式弁部材3及び継ぎ手部材2の配置を行う。
上記の構成の自封式弁部材3及び継ぎ手部材2では以下のような排水の流れとなる。
通常時、自封式弁部材3の弁体33は水密的に閉口した状態である。
浴室に排水が発生すると、浴室の排水口から排水が排出され、排水口に接続された管体1内に排出される。その後、管体内の排水は継ぎ手部材2の流入部23から継ぎ手部材2内部に流入する。そして流入部23からケーシング22内部に排水が流入し、自封式弁部材3の開口部31から弁体33に流入する。このとき、流入部23から底面部32、及び弁体33まで連続して略平面形状、すなわち略水平面となっているため、排水は遮蔽物によって阻害されることなく円滑に弁体33まで流れ着く。そして図18のように排水の水圧により弁体33が開口し、当接面34が解除される。弁体33が開口した分、排水が下流側へと排水されることとなる。そして、自封式弁部材3を通過した排水はケーシング22内から流出部24へと排水され、流出部24から継ぎ手部材2外である管体1下流へと排水される。管体1内に排水された排水は最終的には下水管へと排水される。このとき、弁体33の当接面34は底面部32と平行且つ、底面部32から連続して構成されてケーシング22下面と略同一面となっている為、排水が弁体33の当接面34までの高さ分水残りがするといった問題が無い。また、弁体33の当接面34の向きを、軸方向視底面部32と平行に構成しているので、軸方向視底面部32に対して垂直に配置した時と比較して開口面積が大きくなり、排水流量が向上する。これは、ケーシング22及び自封式弁部材3の開口部31の形状が楕円である為、長辺と短辺方向が存在するので、自封式弁部材3の弁体33当接面34の向きを、短辺方向にするよりも長辺方向にしたほうが、弁体33の開口面積が大きくなる為である。
また、排水が終了すると、図17のように自封式弁部材3の弁体33は自身の弾性もしくは復元力により自動的に閉口し、弁体33同士の当接により当接面34が構成される。そして、弁体33が閉口するので、下水下流からの異臭や害虫が室内側に逆流することがない。
以下に第三実施例の自封式弁部材3及び継ぎ手部材2の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図19乃至図23の実施例の自封式弁部材3及び継ぎ手部材2は、図示しないが浴室の排水配管に用いられるものである。
尚、本実施例において、自封式弁部材3及び継ぎ手部材2の構成は第二実施例と同一の為省略する。
継ぎ手部材2は、図19のように配管1の途中に接続される部材であって、後記するケーシング22、流入部23、流出部24、を備える。
流入部23は、ケーシング22上流に配置され、前記管体1が接続される円筒状の部材であって、管体1から流入した排水を、ケーシング22内部に流入させる為の構成要素である。
流出部24は、ケーシング22下流に配置され、前記管体1が接続される円筒状の部材であって、ケーシング22内部の排水を、管体1下流側へと排水させる為の構成要素である。
ケーシング22は、軸方向の断面視楕円形状の箱体であって、軸方向上流側に前記流入部23を構成し、軸方向下流側に前記流出部24を構成する。このケーシング22は、配管後に下面となる内壁面に、流入部23から流出部24へ向かって平面形状の下面部221を構成する。当該下面部221は、途中位置で、流入部23から流出部24へ向かって下がる傾斜を備えている。つまり、流入部23と流出部24の中心軸はほぼ平行で、流入部23、流出部24に対しケーシング22の下面部221は角度を持って形成されている。尚、本実施例では、ケーシング22を上部及び下部で構成しており、両者は接着剤等で水密的に接続される。また、内部に自封式弁部材3を配置している。
自封式弁部材3は、図20乃至図22のように後記する開口部31と弁体33からなり、前記継ぎ手部材2のケーシング22内部に配置される。また、自封式弁部材3は、ゴムや軟質樹脂、シリコンなどの弾性を備える材質から成る。
開口部31は、自封式弁部材3の上流側に構成される構成要素であって、軸方向視楕円形状を成し、外側面が前記ケーシング22の内側面と略合致する形状となっている。そして、自封式弁部材3が略水平方向に配置された際の開口部31の下面となる内面に、弁体33方向へ向かって連続して略平面形状に形成した底面部32を備える。この底面部32は、本実施例に置いては途中箇所で開口部31から弁体33へむかって下方向に傾斜する傾斜を構成している。
また、開口部31の上流側端部には、ケーシング22に取付固定するための取付部35を外側方向に向けて突出するようにして一体的に構成される。
弁体33は、自封式弁部材3の下流側に構成される構成要素であって、前記開口部31から連続して形成され、先端が互いに当接する弾性の板状に形成された一対の弁状部分である。また、本実施例では、底面部32は水平面に対し下方に向かって傾斜する傾斜面36を備えて構成されている。また、流入部23の下面は、自封式弁部材3の底面部32と略同一高であり、更に弁体33の当接面34は流入部23の下面よりさらに低い面に配置される。
弁体33は常時水密的に当接して当接面34を構成しており、排水が発生した際には排水の水圧または水流により弁体33の当接が解除され、弁体33が開口する。弁体33の開口部31から排水が通過するように構成される。
上記の自封式弁部材3又は継ぎ手部材2は以下のように配置・構成される。
図19のように、予め工場などで、継ぎ手部材2のケーシング22下部内に自封式弁部材3をセッティングする。この際に、自封式弁部材3の開口部31がケーシング22下部の流入部23側に、そして弁体33側はケーシング22の流出部24側に配置する。このとき、開口部31はケーシング22内壁に略合致した形状となっている。そして、継ぎ手部材2の下面部221上に、自封式弁部材3の底面部32及び下側弁体33が配置されるので、継ぎ手部材2内部の底面は途中傾斜面36が備えられているものの実質略同一面となっている。また、流入部23の下面は、自封式弁部材3の底面部32と略同一高であり、更に弁体33の当接面34は流入部23の下面よりさらに低い面に配置される。
また、自封式弁部材3の取付部35を、管体1のフランジに巻き付かせて取付け、ケーシング22の上部をケーシング22下部に接着剤によって水密的に接続する。このとき、前記自封式弁部材3の取付部35を挟むようにして取り付けるので、自封式弁部材3がケーシング22より脱落するようなことがない。そして、施工現場にて、浴室の排水口に接続される管体1に継ぎ手部材2の流入部23を水密的に接続し、その後、下流側の管体1に継ぎ手部材2の流出部24を水密的に接続する。このようにして自封式弁部材3及び継ぎ手部材2の配置を行う。
上記の構成の自封式弁部材3及び継ぎ手部材2では以下のような排水の流れとなる。
通常時、自封式弁部材3の弁体33は水密的に閉口した状態である。
浴室に排水が発生すると、浴室の排水口から排水が排出され、排水口に接続された管体1内に排出される。その後、管体1内の排水は継ぎ手部材2の流入部23から継ぎ手部材2内部に流入する。そして流入部23からケーシング22内部に排水が流入し、自封式弁部材3の開口部31から弁体33に流入する。このとき、流入部23から自封式弁部材3の開口部31の底面部32、更に弁体33まで傾斜面36を備えた平面形状となっているため、排水は遮蔽物によって阻害されることなく円滑に弁体33まで流れ着く。そして図23のように排水の水圧により弁体33が開口し、当接面34が解除される。弁体33が開口し、排水が下流側へと排水されることとなる。そして、自封式弁部材3を通過した排水はケーシング22内から流出部24へと排水され、流出部24から継ぎ手部材2外である管体1下流へと排水される。管体1内に排水された排水は最終的には下水管へと排水される。このとき、弁体33の当接面34は底面部32と平行且つ、底面が傾斜面36となっている為、排水が弁体33の当接面34までの高さ分水残りがするといった問題が無い。また、弁体33の当接面34の向きを、軸方向視底面部32と平行に構成しているので、軸方向視底面部32に対して垂直に配置した時と比較して開口面積が大きくなり、排水流量が向上する。これは、ケーシング22及び自封式弁部材3の開口部31の形状が楕円である為、長辺と短辺方向が存在するので、自封式弁部材3の弁体33当接面34の向きを、短辺方向にするよりも長辺方向にしたほうが、弁体33の開口面積が大きくなる為である。
また、排水が終了すると、図19のように自封式弁部材3の弁体33は自身の弾性もしくは復元力により自動的に閉口し、弁体33同士の当接により当接面34が構成される。そして、弁体33が閉口するので、下水下流からの異臭や害虫が室内側に逆流することがない。
本発明は前記した実施例のほか、特許請求の範囲を越えない範囲で適宜変更は可能である。
例えば、図24又は図25に示したように、自封式弁部材3の弁体33に、軸方向視下側方向に向かって凹む溝部37を構成しても良い。底面部32より更に下方に溝部37が凹んで構成されているので、弁体33の当接面34の高さも溝部37に合わせて下方に凹む為、当接面34の高さまでの排水の水残りが発生することがない。また、この実施例においては、継ぎ手部材2のケーシング22も自封式弁部材3の溝部37と合致するように合わせて溝部37を構成しても良い。また、このとき、図26乃至図28に示したように上側の弁体33側にも溝部を(下側の弁体33の溝部37に合致するように)構成しても良い。とこのようにすることで、更に弁体33の開口性能が向上する。
また、上記実施例では自封式弁部材3の開口部31の軸方向視形状及び継ぎ手部材2のケーシング22の軸方向視形状を楕円形状としているが、これは非円形形状であればかまわない。例えば、軸方向視形状を四角形、長方形や多角形形状、正方形等にしてもかまわない。
また、前記実施例では浴室及び洗面台に自封式弁部材3及び継ぎ手部材2を使用しているが、これに限定されるものではなく、台所やトイレ等の排水管に用いられてもよいし、排水縦管に用いられても構わない。また、排水管に使用されているが、上水管に用いてもよいし、通気管やガス管等の気体が用いられる管体1に用いられても良い。
そのほか、自封式弁体2の形状を、図29乃至図31のように開口部31から弁体33にかけて、上面視傾斜するように構成してもよい。
また、継ぎ手部材2の形状を、図32のように自封式弁体2の形状に合わせてケーシング後端を傾斜するように構成しても構わない。このようにすることでケーシング内部の排水の乱流を防ぐことが出来る。
また、前記実施例では自封式弁部材3を排水トラップとして用いているが、例えば通気用弁体33として用いても良いし、図33に示したように、オーバーフロー配管内部に設置して、ゴボゴボ音を遮断する為の遮音部材用弁体33として用いられても良い。また、図34に示したように、浴室の排水トラップの排水枝管内に設置して、排水枝管の排水の逆流防止弁として用いても良い。
1 配管(管体)
2 継ぎ手部材
22 ケーシング
221 下面部
23 流入部
24 流出部
3 自封式弁部材
31 開口部
32 底面部
33 弁体
34 当接面
35 取付部
36 傾斜面
37 溝部

Claims (10)

  1. 略垂直に配設された配管1に接続される継ぎ手部材であって、
    内部に自封式弁部材が配置されて、軸方向視非円形形状としたケーシング22と、
    上流からの流体がケーシング22内に流入する流入部23と、
    ケーシング22内の流体を下流へと流出させる流出部24と、
    から構成される継ぎ手部材と、
    継ぎ手部材内に配置される自封式弁部材であって、
    上流側に形成された軸方向の形状を非円形形状とし、配管1よりも流路面積を大きく形成された開口部31と、
    前記開口部31から連続して形成され、先端が互いに当接する弾性の板状に形成された一対の弁体33と、
    から構成される自封式弁部材と、から構成される自封式弁部材及び継ぎ手部材において、
    開口部31の外側面が前記ケーシング22の内側面と略合致する形状としたことを特徴とする自封式弁部材及び継ぎ手部材。
  2. 略水平に配設された配管1に接続される継ぎ手部材内に配置され、
    上流側に形成された軸方向の形状を非円形形状とした開口部31と、
    前記開口部31から連続して形成され、先端が互いに当接する弾性の板状に形成された一対の弁体33と、
    から構成される自封式弁部材であって、
    前記開口部31の下面に、少なくとも一部が平面形状に構成されている底面部32を備えると共に、
    前記開口部31の底面部32から弁体33方向へ向かって連続して下側の弁体33を形成したことを特徴とする自封式弁部材と、
    前記自封式弁部材が内部に配置される継ぎ手部材であって、
    内部に自封式弁部材が配置されるケーシング22と、
    上流からの流体がケーシング22内に流入する流入部23と、
    ケーシング22内の流体を下流へと流出させる流出部24と、
    から構成すると共に、
    前記ケーシング22の下面を自封式弁部材の底面部32形状と略合致する形状からなる下面部221とし、該下面部221は配管1の下面よりも低い位置に配置されるとともに、底面部32及び弁体33が下面部221上に配置されることを特徴とする自封式弁部材及び継ぎ手部材。
  3. 前記開口部31の底面部32を、開口部31から弁体33方向へ向かって連続して略水平面に形成したことを特徴とする前記請求項2に記載の自封式弁部材。
  4. 前記開口部31の底面部32に、弁体33方向へ向かって溝部37を構成したことを特徴とする前記請求項2又は請求項3に記載の自封式弁部材。
  5. 前記開口部31の底面部32に、弁体33へ向かって下方に傾斜する傾斜面36を備えたことを特徴とする前記請求項2乃至請求項4のいずれか一つに記載の自封式弁部材。
  6. 前記開口部31の軸方向視において、弁体33の当接面34を底面部32と略平行に配置したことを特徴とする前記請求項2乃至請求項5のいずれかひとつに記載の自封式弁部材。
  7. 前記ケーシング22の軸方向視形状が非円形形状としたことを特徴とする前記請求項6に記載の継ぎ手部材
  8. 前記ケーシング22又は自封式弁部材を配管1に対し傾斜して配置したことを特徴とする前記請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の自封式弁部材及び継ぎ手部材。
  9. 前記流入部23及び流出部24の形状を円形としたことを特徴とする前記請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載の継ぎ手部材。
  10. 前記自封式弁部材及び継ぎ手部材を、洗面台のオーバーフロー配管に構成したことを特徴とする前記請求項2乃至請求項9のいずれか一つに記載の自封式弁部材及び継ぎ手部材。
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