JP6191516B2 - エンジンロストルク学習装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンのロストルクを学習する装置に関する。
エンジンの出力トルク(クランク軸に発生させるトルク)を制御するには、エンジンのロストルク(トルクの損失)を考慮する必要がある。ロストルクは、エンジンのポンピングロス(吸排気損失)やフリクションロス(摩擦損失)によって生じるが、例えば冷却水温などのエンジン運転状態や、エンジンの個体差、経時変化等を要因として刻々と変化していく。このため、エンジンのトルク制御の精度を上げるためには、ロストルクを適宜学習していく必要がある。そして、従来のエンジン制御装置では、ロストルクの学習を、エンジンが暖められた状態で且つ車両が停止している間の、エンジンのアイドル運転中に行っていた(例えば、特許文献1参照)。
また近年、車両においては、自動停止条件が成立するとエンジンを自動停止させ、その後、自動始動条件が成立するとエンジンを自動始動させる、アイドルストップ制御(自動停止始動制御)の機能が普及している。
特開2007−278293号公報
従来の技術では、ロストルクを学習するための処理が完了するまでエンジンを運転状態(アイドル運転状態)にしておく必要がある。このため、アイドルストップ制御によるエンジンの自動停止を禁止しなければならない場合があり、燃費の悪化を招くこととなる。
そこで、本発明は、アイドルストップ制御に影響を与えることのないエンジンロストルク学習装置の提供を目的としている。
第1発明のエンジンロストルク学習装置が用いられる車両は、アイドルストップ制御手段を備える。そのアイドルストップ制御手段は、所定の自動停止条件が成立するとエンジンを自動停止させ、その後、所定の自動始動条件が成立するとエンジンを自動始動させる。
そして、第1発明のエンジンロストルク学習装置は、図示トルク記憶手段と、トルク検出手段と、ロストルク算出手段とを備える。
図示トルク記憶手段には、エンジンの始動時における該エンジンの図示トルクが記憶されている。そして、トルク検出手段は、エンジンの始動時に、エンジンのクランク軸に発生するトルクであるクランク軸発生トルクを検出し、ロストルク算出手段は、図示トルク記憶手段に記憶されている図示トルクと、トルク検出手段により検出されたクランク軸発生トルクとの差分を、エンジンのロストルクとして算出する。
このエンジンロストルク学習装置によれば、ロストルク算出手段により算出されたロストルクを、ロストルクの学習値として、メモリに記憶したりエンジンの制御に用いたりすることができる。そして、ロストルクを学習するための処理をエンジンの始動時に行うことになるため、アイドルストップ制御によるエンジンの自動停止を禁止する必要がない。このため、アイドルストップ制御の実行に影響を与えることがない。また、車両が使用されている最中において、アイドルストップ制御によりエンジンが自動停止されてから再始動される毎にロストルクの学習を行うことができるため、十分な学習頻度も確保することができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態の電子制御装置(ECU)の構成を表す構成図である。 スロットルを説明する説明図である。 アイドルストップ制御処理を表すフローチャートである。 電子制御装置の作用を説明する説明図である。 第1実施形態のロストルク学習処理を表すフローチャートである。 第2実施形態の吹き上がり抑制処理を表すフローチャートである。 第2実施形態のロストルク学習処理を表すフローチャートである。
以下に、本発明が適用された実施形態の電子制御装置について説明する。本実施形態の電子制御装置(以下、ECUという)は、車両に搭載されたエンジン(内燃機関)と該エンジンの補機を制御する。
[第1実施形態]
図1に示すように、本実施形態のECU1が搭載される車両3では、エンジン5のクランク軸7に発生するトルク(即ち、エンジン5の出力トルク)が、トランスミッション(本実施形態では自動変速機)9を介して、4つの車輪11〜14に伝達される。この例では、車両3が4輪駆動車であるが、前輪駆動車であれば、エンジン5の出力トルクは、車輪11〜14のうち、前輪11,12だけに伝達され、後輪駆動車であれば、エンジン5の出力トルクは、車輪11〜14のうち、後輪13,14だけに伝達されることとなる。
ECU1は、当該ECU1の動作を司るマイコン(マイクロコンピュータ)21と、当該ECU1の外部から内部へ信号を取り込むための入力回路23と、当該ECU1の外部へ信号を出力するための出力回路25と、を備える。
入力回路23は、クランク軸7の回転角度であるクランク角やエンジン回転数を検出するためのクランク角センサ31からのクランク角信号や、カム角センサ32からの気筒判別用信号や、車速(車両3の走行速度)を検出する車速センサ33からの車速信号や、車両3の運転者によるアクセルペダル35の操作量を検出するアクセルセンサ36からのアクセル信号や、運転者によりブレーキペダル37が踏まれたことを検出するブレーキセンサ38からのブレーキ信号や、運転者が自らの意志でエンジン5を始動させたいときに操作する始動スイッチ39からのユーザ始動信号や、エンジン5のスロットル41(図2参照)の開度(以下、スロットル開度ともいう)を検出するスロットル開度センサ42からの信号等、エンジン5の制御に必要な各種信号を、マイコン21に入力させる。
出力回路25は、マイコン21からの制御信号に応じて、インジェクタ43に燃料噴射を実施させるための駆動電流を出力したり、イグナイタ44に点火を実施させるための点火信号を出力したり、エンジン5を始動のためにクランキングするスタータ45に駆動電流を出力したり、スロットル41の開度を調節するスロットルモータ46に駆動電流を出力したり、エンジン5によって駆動されるオルタネータ47に発電能力(発電量)を調節するための励磁電流を出力したりする。
尚、インジェクタ43とイグナイタ44は、本実施形態ではエンジン5の気筒毎に設けられているが、図1では1組だけ図示している。また、図2に示すように、スロットル41は、エンジン5のインテークマニホールド51において、サージタンク52よりも上流側に設けられており、スロットルモータ46によって開度が調節される。つまり、スロットル41とスロットルモータ46は、いわゆる電子スロットル53を構成している。図2において、「54」は、エンジン5のシリンダ55内で往復運動するピストンであり、「56」は、吸気バルブであり、「57」は、排気バルブである。
図1に戻り、マイコン21は、プログラムを実行するCPU61と、CPU61によって実行されるプログラムやプログラムの実行時に参照されるデータ等が記憶されたROM62と、CPU61による演算結果等が記憶されるRAM63と、記憶内容の書き換えが可能な不揮発性メモリ(例えばフラッシュメモリやEEPROM等)64と、A/D変換器(ADC)65と、入出力ポート(I/O)66と、を備える。また、ROM62の記憶領域のうちの一部である図示トルク記憶部62aには、エンジン5の図示トルクが記憶されている。
次に、マイコン21のCPU61が行う処理について説明する。尚、CPU61が行う処理は、ROM62内のプログラムによって実現される。また、マイコン21は、車両がイグニッションオン状態になって、当該ECU1に動作用電源としてのバッテリ電圧(車載バッテリの電圧)が供給されると、図示しない電源回路から一定の電源電圧(例えば5V)が供給されて起動する。イグニッションオン状態とは、車両におけるイグニッション系電源ラインにバッテリ電圧が供給される状態である。例えば、車両のイグニッションスイッチがオンされることで、車両はイグニッションオン状態になる。
CPU61は、エンジン5を運転状態にするための処理として、インジェクタ43からの燃料噴射を制御する噴射制御処理と、イグナイタ44による点火を制御する点火制御処理と、スロットル開度を制御するスロットル制御処理とを行う。
更に、CPU61は、運転者の始動用操作(本実施形態では、始動スイッチ39をオンする操作)に応じてエンジン5を始動させるためのユーザ始動用処理や、エンジン5の自動停止/自動再始動を行うアイドルストップ制御の機能を実現するアイドルストップ制御処理や、エンジン5のトルク制御処理や、オルタネータ47に関する発電制御処理や、エンジン5のロストルクを学習するためのロストルク学習処理も行う。
〈ユーザ始動用処理〉
CPU61は、起動した後、始動スイッチ39からのユーザ始動信号が入力されたことを検知すると、ユーザ始動用処理を行う。
ユーザ始動用処理として、CPU61は、まずスタータ45を動作させる。すると、スタータ45によりエンジン5がクランキングされ、CPU61は、スロットル制御処理によりスロットル開度をエンジン始動用の所定開度に制御すると共に、噴射制御処理及び点火制御処理によりエンジン5に対する燃料噴射と点火とを実施することとなる。
そして、CPU61は、クランク角信号から算出されるエンジン回転数に基づいて、エンジン5が完爆状態(始動が完了した状態であり、いわゆるエンジン5がかかった状態)になったと判定すると、スタータ45の動作を停止させる。尚、ユーザ始動とは、運転者の始動用操作に応じてエンジン5を始動させることである。
〈アイドルストップ制御処理〉
CPU61は、図3のアイドルストップ制御処理を例えば一定時間毎に実行する。
図3に示すように、CPU61は、アイドルストップ制御処理の実行を開始すると、まずS110にて、エンジン5が運転中であるか否かを、例えばエンジン回転数に基づいて判定し、エンジン5が運転中であれば、S120に進む。
CPU61は、S120では、自動停止条件が成立したか否かを判定する。自動停止条件は、例えば、下記の全条件が満たされていることである。ブレーキペダル37が踏まれている。アクセルペダル35が踏まれていない(アクセルペダル35の操作量が0)。車速が所定値(例えば5km/h)以下である。
CPU61は、自動停止条件が成立したと判定した場合には、S130に進み、エンジン5を自動停止させる処理を行う。その処理としては、例えば、インジェクタ43からの燃料噴射を停止する。更に、例えばスロットル開度を0にしても良い。
CPU61は、上記S130でエンジン5を停止させるか、あるいは、上記S110でエンジン5が運転中ではない(エンジン5が停止している)と判定した場合には、S140に進み、アイドルストップ中であるか否かを判定する。アイドルストップ中とは、S130の処理によってエンジン5が自動停止された状態のことである。
CPU61は、アイドルストップ中であると判定した場合には、S150に進み、自動始動条件が成立したか否かを判定する。自動始動条件は、例えば、下記の条件の何れかが満たされたことである。ブレーキペダル37が放された。アクセルペダル35が踏まれた(アクセルペダル35の操作量が0ではなくなった)。
CPU61は、自動始動条件が成立したと判定した場合には、S160に進み、エンジン5を自動始動させる(つまり、自動的に再始動させる)処理を行う。その処理としては、例えば前述のユーザ始動用処理と同じ処理を行う。
そして、CPU61は、その後、当該アイドルストップ制御処理を終了する。
また、CPU61は、上記S120にて自動停止条件が成立していないと判定した場合、あるいは、上記S140にてアイドルストップ中ではないと判定した場合、あるいは、上記S150にて自動始動条件が成立していないと判定した場合には、そのまま当該アイドルストップ制御処理を終了する。
このようなアイドルストップ制御処理により、例えば図4における時刻t0で自動停止条件が成立したとすると、時刻t1に示すようにエンジン5が自動的に停止される。そして、図4における時刻t2で自動始動条件が成立したとすると、エンジン5が自動的に再始動されることとなる。尚、図4における「ブレーキオン期間」は、ブレーキペダル37が踏まれている期間である。また、図4における「アイドルストップ期間」は、エンジン5がアイドルストップ制御によって停止されている期間(自動停止期間)である。
〈トルク制御処理〉
CPU61は、運転者の要求を示す要求情報(例えばアクセルペダル35の操作量)やエンジン回転数等の運転情報から、エンジン5の目標出力トルク(クランク軸7に発生させる目標のトルク)を決定する。そして、CPU61は、目標出力トルクを実現するための燃料噴射量、燃料噴射タイミング、点火タイミング及びスロットル開度を、噴射制御処理、点火制御処理及びスロットル制御処理の、制御目標値として設定する。
また、CPU61は、目標出力トルクを、エンジン5のロストルクの学習値(以下、ロストルク学習値ともいう)を考慮して決定する。クランク軸7に実際に発生するトルクは、ロストルクの分だけ小さくなるという観点から、CPU61は、例えば、上記要求情報や運転情報から算出した目標出力トルクを、ロストルク学習値の分だけ増量補正して、最終的な目標出力トルクを決定する。尚、ロストルク学習値は、後述するロストルク学習処理によって更新される。
〈発電制御処理〉
CPU61は、オルタネータ47が発電する電力量(発電量)が目標値となるように、オルタネータ47に流す励磁電流を制御する。発電量の目標値は、例えば車載バッテリの電力収支から決定されるが、CPU61が演算により算出しても良いし、他の電子制御装置から受け取るようになっていても良い。
〈ロストルク学習処理〉
CPU61は、エンジン5の始動時において、クランク軸7に発生するトルクであるクランク軸発生トルクを推定演算により検出する。尚、エンジン5の始動時(以下単に、始動時ともいう)とは、エンジン5のクランキングが開始されてから、エンジン5の始動が完了するまで(エンジン5が完爆状態になってエンジン回転数がアイドル回転数になるまで)の期間を意味している。
そして、CPU61は、ROM62の図示トルク記憶部62aに記憶されている図示トルクと、検出したクランク軸発生トルクとの差分を、エンジン5のロストルクとして算出し、その算出したロストルクを、ロストルク学習値として例えば不揮発性メモリ64に更新記憶する。
図示トルクは、燃焼によってクランク軸7に発生するトルクであり、エンジンベンチでの計測装置により、筒内圧に基づいて算出することができる。
そして、本実施形態において、図示トルク記憶部62aに記憶されている図示トルクは、シリンダ吸気率が最大(100%)の状態(換言すれば、シリンダ55内に最大空気量を入れた状態)で予め測定されたトルクである。更に、図示トルク記憶部62aに記憶されている図示トルクは、少なくとも、エンジン5の始動時における最大図示トルクNiを含む。
また、エンジン5の始動時において、エンジン回転数は、一旦上昇してから下降してアイドル回転数になる。このようなエンジン回転数の吹き上がりは、フレアと呼ばれる。
始動時におけるエンジン回転数はロストルクの影響を受ける。例えば、始動時におけるフレアの最大値(上昇してから下降するエンジン回転数の最大値)のことを、始動時ピーク回転数SPと称することにすると、ロストルクが大きいほど、始動時ピーク回転数SPが小さくなる。
このため、CPU61は、始動時ピーク回転数SPを検出し、その検出した始動時ピーク回転数PSからクランク軸発生トルクを算出する。その算出されるクランク軸発生トルクNcは、エンジン5の始動時においてクランク軸7に発生する最大トルクである。そして、CPU61は、図示トルク記憶部62aに記憶されている最大図示トルクNiと、始動時ピーク回転数SPから算出したクランク軸発生トルクNcとの差分(Ni−Nc)を、エンジン5のロストルクとして算出する。
また、燃焼が不安定な始動時におけるクランク軸発生トルクをより正確に知るためと、比較対象の図示トルクと同じ条件でのクランク軸発生トルクを知るために、CPU61は、エンジン5の始動時おけるシリンダ吸気率が最大となるようにする。具体的には、CPU61は、エンジン5の停止中にスロットル41を開き側に制御する。この例では、スロットル41を全開(スロットル開度=100%)にする(図4における時刻t1〜t2の期間を参照)。エンジン5の停止中にスロットル41が開いていれば、インテークマニホールド51のスロットル41よりも下流側であるサージタンク52内が大気圧となり、エンジン5の始動時においてシリンダ55内に入る空気(図2において点線楕円で図示)の量は、シリンダ55内に入り得る最大空気量となる。尚、エンジン5の停止中に制御するスロットル開度は、100%でなくても良いが大きいほどよく、特にスロットル41を全開にすれば、サージタンク52内の大気圧化が素早く行われるため効果が高い。
また、エンジン5の始動時においては、スタータ45が発生するトルクNsが、クランク軸7を回転させるトルクとして加わる。このため、CPU61によって算出されるクランク軸発生トルクNcには、トルクNsが加算されることとなる。よって、CPU61は、算出するロストルクをトルクNsの分だけ増量補正するための補正処理も行う。その補正処理としては、例えば、ロストルクを算出した後、そのロストルクの算出値にトルクNsを加算する処理でも良いし、また、ロストルクを算出前に、ロストルクの算出に用いるクランク軸発生トルクNcから、トルクNsを減算する処理でも良い。何れも結果は同じである。
以上のことを踏まえて、CPU61が実行するロストルク学習処理を、図5を用い説明する。CPU61は、図5のロストルク学習処理を例えば一定時間毎に実行する。
図5に示すように、CPU61は、ロストルク学習処理の実行を開始すると、まずS210にて、エンジン5が停止しているか否かを判定する。CPU61は、エンジン5が停止していると判定した場合には、次のS220にて、スロットル41を開き側に制御して全開にし、その後、S230に進む。尚、S220の処理は、前述のスロットル制御処理よりも優先される。そして、S220でスロットル41が全開にされると、その全開状態は、後述のS240で解除されるまで継続する。
また、CPU61は、上記S210にて、エンジン5が停止していない(エンジン5が運転状態である)と判定した場合には、そのままS230に進む。
CPU61は、S230では、エンジン5の始動が開始されたか否か(即ち、スタータ45によるクランキングが開始されたか否か)を判定する。本実施形態では、CPU61がスタータ45を制御しているため、例えば、CPU61は、スタータ45への通電を開始すると、エンジン5の始動が開始されたと判定する。また、CPU61は、エンジン5の始動が開始されたか否かを、クランク角信号に基づいて判定しても良い。
CPU61は、S230にて、エンジン5の始動が開始されていないと判定した場合には、そのまま当該ロストルク学習処理を終了する。このため、エンジン5が運転状態である場合、あるいは、エンジン5が停止したままである場合には、S230で「NO」と判定されて、当該ロストルク学習処理は終了する。
また、CPU61は、S230にて、エンジン5の始動が開始されたと判定した場合には、S240に進み、スロットル41を全開にする制御を解除する。すると、スロットル開度に関しては、スロットル制御処理によって制御する状態に戻る。
そして、CPU61は、次のS250にて、エンジン回転数をモニタして、始動時ピーク回転数SPを検出する。
次に、CPU61は、S260にて、S250で検出した始動時ピーク回転数SPから、クランク軸発生トルクNcを算出する。前述したように、S250で算出されるクランク軸発生トルクNcは、エンジン5の始動時においてクランク軸7に発生する最大トルクである。また、S260では、例えば、始動時ピーク回転数SPを、エンジン5の出力特性に基づいて設定された計算式(回転数をトルクに換算する式)に代入することにより、クランク軸発生トルクNcを算出する。他の例として、例えば、回転数をトルクに換算するためのデータマップを用意しておき、CPU61は、そのデータマップを用いて、クランク軸発生トルクNcを算出しても良い。
CPU61は、次のS270にて、図示トルク記憶部62aから、前述の最大図示トルクNiを読み込み、次のS280にて、その最大図示トルクNiと、S260で算出したクランク軸発生トルクNcとの差分(Ni−Nc)を、エンジン5のロストルクNLとして算出する。
CPU61は、次のS290にて、S280で算出したロストルクNLを、始動時にスタータ45が発生するトルクNsの分だけ補正する。具体的には、S280で算出したロストルクNLにトルクNsを加算した値(NL+Ns)を、補正後のロストルクNLとする。また、トルクNsは、例えば、予め定められた設定値でも良いが、スタータ45に流れる駆動電流を計測して、その計測値から算出しても良い。また、スタータ45の駆動電流を測定することに代えて、電源としてのバッテリ電圧を計測し、その計測値からトルクNsを算出しても良い。
そして、CPU61は、次のS300にて、S290で算出したロストルクNLを、ロストルク学習値として例えば不揮発性メモリ64に更新記憶し、その後、当該ロストルク学習処理を終了する。
尚、S290の処理は、当該ロストルク学習処理で算出するロストルクNLを、トルクNsの分だけ増量補正するための補正処理であるが、その補正処理としては、S290に代えて、S280でロストルクNLの算出に用いるクランク軸発生トルクNcをトルクNsの分だけ小さくする処理を行っても良い。このように変形しても結果は同じである。
以上のようなECU1では、アイドルストップ制御によりエンジン5が自動停止した後、例えば図4における時刻t2で自動始動条件が成立して、アイドルストップ制御によりエンジン5が自動的に再始動されると、その始動時において、始動時ピーク回転数SPが検出される(S250)。そして、始動時ピーク回転数SPからクランク軸発生トルクNcが算出され(S260)、更に、そのクランク軸発生トルクNcと最大図示トルクNiとからエンジン5のロストルクNLが算出されて(S270〜S290)、ロストルク学習値が更新されることとなる(S300)。また、図4では図示を省略しているが、エンジン5の自動的な再始動時だけでなく、ユーザ始動時においても、同様にロストルクNLが算出されてロストルク学習値が更新される。
このようなECU1によれば、ロストルクを学習するための処理をエンジン5の始動時に行うため、アイドルストップ制御によるエンジン5の自動停止を禁止する必要がない。 例えば、図4における点線の波形は、エンジン5のアイドル運転中にロストルクの学習を実施する従来装置の場合を表している。従来装置では、図4における時刻t0で自動停止条件が成立したとしても、ロストルクを学習するための処理が完了するまでは、エンジン5の自動停止を禁止して、エンジン5を運転状態(アイドル運転状態)にしておく必要がある。図4において、点線の矢印で示す期間のうち、「TLo」の期間は、従来装置において、ロストルクを学習するための処理が実施される期間であり、「TSo」の期間は、従来装置を用いた場合のアイドルストップ期間である。「TSo」の期間は、本実施形態のECU1を用いた場合のアイドルストップ期間よりも短くなってしまう。よって、従来装置では燃費の悪化を招くこととなる。
これに対して、本実施形態のECU1によれば、アイドルストップ制御の実行に影響を与えることがなく、燃費の悪化を招くことがない。また、ECU1によれば、車両3が使用されている最中において、アイドルストップ制御によりエンジン5が自動停止されてから再始動される毎にロストルクの学習を行うことができるため、十分な学習頻度も確保することができる。
また、ロストルクを算出するのに用いるクランク軸発生トルクは、例えばトルクセンサを設けて検出しても良い。これに対し、ECU1では、始動時におけるエンジン回転数に基づいてクランク軸発生トルクを算出しているため、そのようなトルクセンサ(クランク軸発生トルクを検出するセンサ)を設ける必要がない。
また例えば、ロストルクを算出するのに用いる図示トルクとクランク軸発生トルクとの各々は、エンジン5の始動が開始された時(クランキングの開始時)から所定時間が経過した時の値としても良い。これに対し、ECU1では、ロストルクを算出するのに用いる図示トルクとクランク軸発生トルクとの各々を、始動時における最大値としている。具体的には、ロストルクを算出するのに用いる図示トルクを、始動時における最大図示トルクとし、ロストルクを算出するのに用いるクランク軸発生トルクも、始動時においてクランク軸7に発生する最大トルクとしている。このため、比較対象が一層明確となり、延いてはロストルクの算出精度が向上する。
また、ECU1では、始動時において、上昇してから下降するエンジン回転数(フレア)の最大値である始動時ピーク回転数を検出し、その始動時ピーク回転数からクランク軸発生トルク(即ち、始動時におけるクランク軸発生トルクの最大値)を算出している。このため、始動時におけるクランク軸発生トルクの最大値を簡単に精度良く算出することができる。例えば、エンジン回転数の上昇挙動(上昇のしかた)をモニタし、その上昇挙動から、始動時におけるクランク軸発生トルクの最大値を算出することもできるが、そのように構成するよりも処理が簡単になる。
また、ECU1において、ロストルクを算出するのに用いる図示トルクは、シリンダ吸気率が最大の状態で測定されたトルクである。そして、エンジン5の停止中にスロットル41を全開にして、始動時におけるシリンダ吸気率を最大にすることにより、ロストルクの算出に用いるクランク軸発生トルクの方も、シリンダ吸気率が最大の状態での値となるようにしている。このため、比較対象の図示トルクとクランク軸発生トルクとを同じ条件での値にすることができると共に、燃焼が不安定な始動時におけるクランク軸発生トルクをより正確に求めることができる。よって、ロストルクの算出精度を良好にすることができる。
更に、ECU1では、算出するロストルクを、始動時にスタータ45が発生するトルクの分だけ増量補正するため、ロストルクの算出精度を向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のECUについて説明するが、ECUの符号としては、第1実施形態と同じ“1”を用いる。また、第1実施形態と同様の構成要素や処理についても、第1実施形態と同じ符号を用いる。
前述したように、第1実施形態のECU1では、エンジン5の停止中にスロットル41を全開にして、始動時におけるシリンダ吸気率を最大にするため、エンジン5の種類によっては、始動時におけるフレアの最大値が大きくなり過ぎる可能性がある。
このことを勘案して、第2実施形態のECU1では、第1実施形態のECU1と比較すると、下記の《1》,《2》の点が異なる。
《1》マイコン21のCPU61は、エンジン5の始動時において、図6の吹き上がり抑制処理を実行する。図6に示すように、CPU61は、吹き上がり抑制処理では、オルタネータ47の負荷トルク(クランク軸7に対して負荷となるトルク)を所定値Ngに制御することにより(S310)、始動時におけるエンジン回転数の吹き上がりを抑制する。尚、オルタネータ47の負荷トルクは、オルタネータ47への励磁電流によって制御することができる。
《2》CPU61は、図5のロストルク学習処理に代えて、図7のロストルク学習処理を実行する。図7のロストルク学習処理は、図5のロストルク学習処理と比較すると、S280とS290との間にS285が追加されている点が異なる。
図7に示すように、CPU61は、S285では、S280で算出したロストルクNLを、上記所定値Ngの分だけ補正する。具体的には、S280で算出したロストルクNLから所定値Ngを減算した値(NL−Ng)を、補正後のロストルクNLとする。そして、CPU61は、S285で算出したロストルクNLを、次のS290にて前述の通り更に補正する。
尚、S285の処理は、当該ロストルク学習処理で算出するロストルクNLを、オルタネータ47の負荷トルク(所定値Ng)の分だけ減量補正するための補正処理であるが、その補正処理としては、S285に代えて、S280でロストルクNLの算出に用いるクランク軸発生トルクNcを所定値Ngだけ大きくする処理を行っても良い。このように変形しても結果は同じである。また他の変形例として、S285の処理は、S290の後に行っても良い。
このような第2実施形態のECU1によれば、始動時における過大なフレアを抑制しつつ、ロストルクの良好な算出精度も確保することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。また、前述の数値も一例であり他の値でも良い。
例えば、上記実施形態では、車両3のトランスミッション9が自動変速機であり、アイドルストップ制御によるエンジン5の自動始動時においては、トランスミッション9のシフトレンジがドライブレンジ(Dレンジ)になっていると考えられる。このため、エンジン5の自動始動時において、ロストルク学習処理で算出するエンジン5のロストルクとして、トランスミッション9によるトルクの損失分(以下、トランスミッションロストルクという)を除いた値を得たいのであれば、下記のように構成すれば良い。
即ち、図5、図7のS290で算出したロストルクNLから、トランスミッションロストルクを減算した値を、最終的に算出したロストルクとすれば良い。減算に用いるトランスミッションロストルクとしては、例えば、実験的に求めた一定値を用いても良いし、また、エンジンの冷却水温や油温やATF(オートマチックトランスミッションフルード)の温度や外気温等に応じて可変設定しても良い。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。また、上述したECUの他、当該ECUを構成要素とするシステム、当該ECUとしてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、ロストルクの学習方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
3…車両、5…エンジン、61…マイコンのCPU、62a…ROMの図示トルク記憶部

Claims (6)

  1. 所定の自動停止条件が成立するとエンジン(5)を自動停止させ、その後、所定の自動始動条件が成立すると前記エンジンを自動始動させるアイドルストップ制御手段(61,S110〜S160)を備えた車両(3)に用いられ、前記エンジンのロストルクを学習するエンジンロストルク学習装置であって、
    前記エンジンの始動時における該エンジンの図示トルクを記憶する図示トルク記憶手段(62a)と、
    前記エンジンの始動時に、前記エンジンのクランク軸に発生するトルクであるクランク軸発生トルクを検出するトルク検出手段(61,S250,S260)と、
    前記図示トルク記憶手段に記憶されている前記図示トルクと、前記トルク検出手段により検出された前記クランク軸発生トルクとの差分を、前記エンジンのロストルクとして算出するロストルク算出手段(61,S270〜S290)と、
    を備え
    前記図示トルクは、前記エンジンの始動時における最大図示トルクであり、
    前記トルク検出手段が検出する前記クランク軸発生トルクは、前記エンジンの始動時において前記クランク軸に発生する最大トルクであること、
    特徴とするエンジンロストルク学習装置。
  2. 請求項に記載のエンジンロストルク学習装置において、
    前記トルク検出手段は、前記クランク軸発生トルクを算出することで検出する手段であり、前記エンジンの始動時において、上昇してから下降するエンジン回転数の最大値である始動時ピーク回転数を検出し、その検出した始動時ピーク回転数から前記クランク軸発生トルクを算出すること、
    を特徴とするエンジンロストルク学習装置。
  3. 所定の自動停止条件が成立するとエンジン(5)を自動停止させ、その後、所定の自動始動条件が成立すると前記エンジンを自動始動させるアイドルストップ制御手段(61,S110〜S160)を備えた車両(3)に用いられ、前記エンジンのロストルクを学習するエンジンロストルク学習装置であって、
    前記エンジンの始動時における該エンジンの図示トルクを記憶する図示トルク記憶手段(62a)と、
    前記エンジンの始動時に、前記エンジンのクランク軸に発生するトルクであるクランク軸発生トルクを検出するトルク検出手段(61,S250,S260)と、
    前記図示トルク記憶手段に記憶されている前記図示トルクと、前記トルク検出手段により検出された前記クランク軸発生トルクとの差分を、前記エンジンのロストルクとして算出するロストルク算出手段(61,S270〜S290)と、
    を備え、
    前記図示トルクは、シリンダ吸気率が最大の状態で測定されたトルクであり、
    前記エンジンの停止中に前記エンジンのスロットル(41)を開き側に制御することにより、前記エンジンの始動時におけるシリンダ吸気率を最大にする調整手段(61,S220)を備えること、
    を特徴とするエンジンロストルク学習装置。
  4. 請求項に記載のエンジンロストルク学習装置において、
    前記エンジンにより駆動されるオルタネータの負荷トルクを所定値に制御して、前記エンジンの始動時におけるエンジン回転数の吹き上がりを抑制する抑制手段(61,S310)を備え、
    前記ロストルク算出手段は、算出する前記ロストルクを、前記所定値だけ減量補正する機能(S285)を有すること、
    特徴とするエンジンロストルク学習装置。
  5. 所定の自動停止条件が成立するとエンジン(5)を自動停止させ、その後、所定の自動始動条件が成立すると前記エンジンを自動始動させるアイドルストップ制御手段(61,S110〜S160)を備えた車両(3)に用いられ、前記エンジンのロストルクを学習するエンジンロストルク学習装置であって、
    前記エンジンの始動時における該エンジンの図示トルクを記憶する図示トルク記憶手段(62a)と、
    前記エンジンの始動時に、前記エンジンのクランク軸に発生するトルクであるクランク軸発生トルクを検出するトルク検出手段(61,S250,S260)と、
    前記図示トルク記憶手段に記憶されている前記図示トルクと、前記トルク検出手段により検出された前記クランク軸発生トルクとの差分を、前記エンジンのロストルクとして算出するロストルク算出手段(61,S270〜S290)と、
    を備え、
    前記ロストルク算出手段は、算出する前記ロストルクを、前記エンジンの始動時にスタータが発生するトルクの分だけ増量補正する機能(S290)を有すること、
    を特徴とするエンジンロストルク学習装置。
  6. 請求項1または請求項3ないし請求項5の何れか1項に記載のエンジンロストルク学習装置において、
    前記トルク検出手段は、前記クランク軸発生トルクを算出することで検出する手段であり、前記エンジンの始動時におけるエンジン回転数に基づいて前記クランク軸発生トルクを算出すること、
    を特徴とするエンジンロストルク学習装置。
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