JP6191422B2 - コネクタ付き同軸ケーブルの製造方法及びコネクタ付き同軸ケーブル - Google Patents

コネクタ付き同軸ケーブルの製造方法及びコネクタ付き同軸ケーブル Download PDF

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Description

本発明は、コネクタ付き同軸ケーブルの製造方法及びコネクタ付き同軸ケーブルに関し、より特定的には、同軸ケーブルに同軸コネクタを取り付けるコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法及びコネクタ付き同軸ケーブルに関する。
従来のコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載のL型同軸コネクタが知られている。図24は、特許文献1に記載のL型同軸コネクタ510の分解斜視図である。
L型同軸コネクタ510は、ハウジング512、ブッシング514及びソケット516を備えており、同軸コネクタ220の先端に取り付けられる。また、同軸コネクタ220は、絶縁膜221、外導体222、絶縁膜223及び中心導体224を備えている。
ハウジング512は、外導体222と接続されている。ブッシング514は、ハウジング512に取り付けられている。ソケット516は、ブッシング514に取り付けられ、かつ、該ブッシング514によりハウジング512と絶縁されている。ハウジング512は、かしめ部526,528,530を含んでいる。かしめ部526は、ブッシング514にかしめられる。ブッシング514は、かしめ部526からの力により、絶縁膜223に圧接している。ソケット516は、ブッシング514からの力により、絶縁膜223を破壊して中心導体224と接続されている。かしめ部528は、外導体222にかしめられている。かしめ部530は、絶縁膜221にかしめられている。
ところで、特許文献1には、かしめ部526,528,530を同時にかしめることが記載されている。ただし、この場合には、同軸ケーブル220のL型同軸コネクタ510に対する位置がずれてしまい、ハウジング512が同軸ケーブル220に対して精度よく取り付けられないおそれがある。
このような問題を解決する方法として、例えば、かしめ部526,530をかしめた後に、かしめ部528をかしめることが挙げられる。これにより、かしめ部526,530により保持された状態で、かしめ部528がかしめられるようになる。その結果、L型同軸コネクタ510に対する同軸ケーブル220の位置がずれることが抑制される。
しかしながら、特許文献1に記載のL型同軸コネクタ510では、中心導体224に負荷がかかる。より詳細には、かしめ部530は、絶縁膜221をかしめ、かしめ部526は、ブッシング514をかしめている。一方、かしめ部528は、絶縁膜221及びブッシング514よりも細い外導体222をかしめている。よって、かしめ部526,530をかしめた状態で上側から加圧してかしめ部528をかしめると、中心導体224においてかしめ部528と重なる部分が下方に押し下げられて伸びてしまう。すなわち、中心導体224に負荷がかかる。
特開2010−80262号公報
そこで、本発明の目的は、同軸コネクタを同軸ケーブルに取り付ける際に、同軸ケーブルの中心導体にかかる負荷を軽減できるコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法及びコネクタ付き同軸ケーブルを提供することである。
本発明の一形態に係るコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法は、第1の中心導体、該第1の中心導体の周囲に設けられている絶縁体、該絶縁体の周囲に設けられている第1の外部導体、及び、該第1の外部導体の周囲に設けられている絶縁被膜により構成されている同軸ケーブルであって、先端において該絶縁被膜及び該第1の外部導体が除去されて該絶縁体が露出していると共に該先端に隣接する部分において該絶縁被膜が除去されて該第1の外部導体が露出している同軸ケーブルに、同軸コネクタを取り付けるコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法であって、前記同軸コネクタは、第1のかしめ部ないし第3のかしめ部を有する第2の外部導体と、前記第2の外部導体上に載置されている絶縁材料からなるブッシングと、前記ブッシングにおける前記第3のかしめ部に載置されている部分上において、前記第1の中心導体と接続される第2の中心導体と、を備えており、第1のかしめ工程において、所定方向の一方側から加圧することにより前記第1のかしめ部を前記絶縁被膜にかしめ、第2のかしめ工程において、前記所定方向の一方側から加圧することにより前記第2のかしめ部を前記第1の外部導体にかしめ、第3のかしめ工程において、前記所定方向の一方側から加圧することにより前記第3のかしめ部を前記ブッシングにかしめ、前記第1のかしめ工程ないし前記第3のかしめ工程を同時に行わない、又は、該第2のかしめ工程を該第1のかしめ工程及び該第3のかしめ工程の両工程が完了した後には行わず、前記第1のかしめ工程ないし前記第3のかしめ工程の完了後に、前記第1の中心導体において前記第2のかしめ部と重なる部分は、該第1の中心導体において前記第1のかしめ部及び前記第2のかしめ部と重なる部分よりも、前記所定方向の他方側に位置していること、を特徴とする。
本発明の一形態に係るコネクタ付き同軸ケーブルは、同軸ケーブル及び同軸コネクタを備えたコネクタ付き同軸ケーブルであって、前記同軸ケーブルは、第1の中心導体と、前記第1の中心導体の周囲に設けられている絶縁体、該絶縁体の周囲に設けられている第1の外部導体と、前記第1の外部導体の周囲に設けられている絶縁被膜と、を含んでおり、前記同軸ケーブルの先端において該絶縁被膜及び該第1の外部導体が除去されて該絶縁体が露出していると共に、該同軸ケーブルの先端に隣接する部分において該絶縁被膜が除去されて該第1の外部導体が露出しており、前記同軸コネクタは、第1のかしめ部ないし第3のかしめ部を有する第2の外部導体と、前記第2の外部導体上に載置されている絶縁材料からなるブッシングと、前記ブッシングにおける前記第3のかしめ部に載置されている部分上において、前記第1の中心導体と接続される第2の中心導体と、を含んでおり、前記第1のかしめ部は、前記第1のかしめ部の両端が前記絶縁被膜の所定方向の一方側に位置するように前記絶縁被膜の周囲巻き付いた板状部材であり、前記第2のかしめ部は、前記第2のかしめ部の両端が前記第1外部導体の前記所定方向の一方側に位置するように前記第1の外部導体の周囲巻き付いた板状部材であり、前記第3のかしめ部は、前記第3のかしめ部の両端が前記ブッシングの前記所定方向の一方側に位置するように前記ブッシングの周囲巻き付いた板状部材であり、前記第1の中心導体において前記第2のかしめ部と重なる部分は、該第1の中心導体において前記第1のかしめ部及び前記第2のかしめ部と重なる部分よりも、前記所定方向の他方側に位置しており、前記第1の中心導体において前記第1のかしめ部と重なる部分の線径、該第1の中心導体において前記第2のかしめ部と重なる部分の線径、及び、該第1の中心導体において前記第3のかしめ部と重なる部分の線径は、等しいこと、を特徴とする。
本発明によれば、同軸コネクタを同軸ケーブルに取り付ける際に、同軸ケーブルの中心導体にかかる負荷を軽減できる。
本発明の一実施形態に係るコネクタ付き同軸ケーブル1の外観斜視図である。 コネクタ付き同軸ケーブル1の分解斜視図である。 コネクタ付き同軸ケーブル1の断面構造図である。 コネクタ付き同軸ケーブル1の断面構造図である。 同軸コネクタ10のハウジング12の組立て途中における斜視図である。 同軸コネクタ10の組立て途中における分解斜視図である。 同軸コネクタ10の組立て途中における分解斜視図である。 かしめ刃60,62,68,70,76,78及び台座64,66,72,74,80,82をx軸方向の負方向側から平面視した図である。 かしめ刃60,62,68,70,76,78及び台座64,66,72,74,80,82をx軸方向の負方向側から平面視した図である。 かしめ刃60,62,68,70,76,78及び台座64,66,72,74,80,82をx軸方向の負方向側から平面視した図である。 同軸コネクタ10、かしめ刃60,62,68,70,76,78及び同軸ケーブル220の外観斜視図である。 かしめ刃60,62,68,70,76,78によりかしめ部26,28,30がかしめられる様子を示した断面構造図である。 かしめ刃60,62,68,70,76,78によりかしめ部26,28,30がかしめられる様子を示した断面構造図である。 かしめ刃60,62,68,70,76,78によりかしめ部26,28,30がかしめられる様子を示した断面構造図である。 かしめ刃60,62,68,70,76,78によりかしめ部26,28,30がかしめられる様子を示した断面構造図である。 かしめ刃60,62,68,70,76,78によりかしめ部26,28,30がかしめられる様子を示した断面構造図である。 かしめ刃60,62,68,70,76,78によりかしめ部26,28,30がかしめられる様子を示した断面構造図である。 かしめ刃60,62,68,70,76,78によりかしめ部26,28,30がかしめられる様子を示した断面構造図である。 かしめ刃60,62,68,70,76,78によりかしめ部26,28,30がかしめられる様子を示した断面構造図である。 かしめ刃60,62,68,70,76,78によりかしめ部26,28,30がかしめられる様子を示した断面構造図である。 第1のかしめ工程及び第3のかしめ工程が行われた後のコネクタ付き同軸ケーブルの断面構造図である。 第2のかしめ工程が行われた後のコネクタ付き同軸ケーブルの断面構造図である。 第2のかしめ工程が行われた後のコネクタ付き同軸ケーブル1の断面構造図である。 第1のかしめ工程及び第3のかしめ工程が行われた後のコネクタ付き同軸ケーブル1の断面構造図である。 特許文献1に記載のL型同軸コネクタ510の分解斜視図である。
以下に、本発明の一実施形態に係るコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法及びコネクタ付き同軸ケーブルについて、図面を参照して説明する。
まず、本発明の一実施形態に係るコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法によって、コネクタ付き同軸ケーブルの構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るコネクタ付き同軸ケーブル1の外観斜視図である。図2は、コネクタ付き同軸ケーブル1の分解斜視図である。図3A及び図3Bは、コネクタ付き同軸ケーブル1の断面構造図である。図4は、同軸コネクタ10のハウジング12の組立て途中における斜視図である。図1、図2、図3A及び図3Bにおいて、ハウジング12、ブッシング14及びソケット16が重ねられる方向をz軸方向とする。z軸方向の正方向は、ハウジング12からソケット16へと向かう方向である。また、同軸ケーブル220が延在している方向をx軸方向とし、x軸方向とz軸方向に直交する方向をy軸方向とする。x軸方向の正方向は、同軸ケーブル220からソケット16へと向かう方向である。x軸方向は、z軸方向に直交している。
コネクタ付き同軸ケーブル1は、図1に示すように、同軸コネクタ10及び同軸ケーブル220を備えている。同軸コネクタ10は、図1及び図2に示すように、ハウジング12、ブッシング14及びソケット16により構成されている。同軸コネクタ10は図3A及び図3Bに示すように、外部導体232及び中心導体234を有する示したレセプタクル230に対して、着脱可能である。
同軸ケーブル220は、図2に示すように、絶縁被膜221、外部導体222、絶縁体223及び中心導体224により構成されている。絶縁体223は、中心導体224の周囲に設けられており、弾性を有している。外部導体222は、絶縁体223の周囲に設けられている。絶縁被膜221は、外部導体222の周囲に設けられている。また、同軸ケーブル220の先端において絶縁被膜221及び外部導体222が除去されて絶縁体223が露出している。更に、同軸ケーブル220の先端に隣接する部分において絶縁被膜221が除去されて外部導体222が露出している。
ハウジング12は、1枚の金属板(例えば、ばね用りん青銅)により作製され、図2及び図4に示すように、円筒部20、背面部21、保持部23及び固定部24を含んでいる。
円筒部20は、z軸方向に延在する中心軸を有しており、図4に示すように、z軸方向の正方向側に位置する開口O1及びz軸方向の負方向側に位置する開口O2を有している。ただし、円筒部20は、一部(x軸方向の負方向側の部分)が切り欠かれている。
背面部21は、円筒部20に接続されており、図4の状態から90度だけ折り曲げられて、図2に示すように、円筒部20の開口O2を覆う板状部材である。背面部21上には、ブッシング14が載置される。
固定部24は、円筒部20に接続され、図2に示すように、ブッシング14をy軸方向の両側から挟んでいる。固定部24は、図4に示すように、z軸方向の正方向側から開口O1を平面視したときに、円筒部20の端部のそれぞれに設けられている。より詳細には、2つの固定部24は、円筒部20が切り欠かれることにより形成される2つの端部からx軸方向の負方向側へと延在し、互いに対向している板状部材である。
また、固定部24には、湾曲部33が設けられている。湾曲部33は図4に示すように、固定部24の間隔が広がるように固定部24の一部がy軸方向の正方向側又は負方向側に湾曲させられることにより形成されている。
保持部23は、図1及び図2に示すように、円筒部20から同軸ケーブル220に沿って延在しており、具体的には、背面部21のx軸方向の負方向側に接続されている。保持部23は図4に示すように、かしめ部26,28,30を有している。
かしめ部26は、同軸コネクタ10の組立て前の状態において、図2に示すように、背面部21のx軸方向の負方向側に設けられており、z軸方向の正方向側に向かって開いているU字型をなす板状部材である。かしめ部26は、図1に示すように曲げられることにより、ブッシング14、固定部24及び絶縁体223の周囲に巻き付けられている。これにより、かしめ部26は、ブッシング14、固定部24及び絶縁体223に圧接する。この際、固定部24は、かしめ部26に押されてブッシング14に圧接する。よって、固定部24及びかしめ部26は、ブッシング14を保持している。以上より、かしめ部26は、ブッシング14、ソケット16及び同軸ケーブル220をハウジング12に固定する役割を果たす。
かしめ部28は、同軸コネクタ10の組立て前の状態において、図4に示すように、かしめ部26のx軸方向の負方向側においてかしめ部26に隣接するように設けられており、z軸方向の正方向側に向かって開いているU字型をなす板状部材である。かしめ部28は、図1に示すように曲げられることにより、外部導体222の周囲に巻き付けられて、同軸ケーブル220の外部導体222を保持する。これにより、かしめ部28は、同軸ケーブル220をハウジング12に固定する役割を果たす。
かしめ部30は、同軸コネクタ10の組立て前の状態において、図4に示すように、かしめ部28のx軸方向の負方向側においてかしめ部28に隣接するように設けられており、z軸方向の正方向側に向かって開いているU字型をなす板状部材である。かしめ部30は図1に示すように曲げられることにより、絶縁被膜221の周囲に巻き付けられて、同軸ケーブル220の絶縁被膜221を保持する。これにより、かしめ部30は、同軸ケーブル220をハウジング12に固定する役割を果たす。
ブッシング14は、樹脂(例えば、液晶ポリマー)からなる絶縁材料により構成されており、ハウジング12とソケット16とを絶縁する役割を果たしている。ブッシング14は、ハウジング12上に載置されており、図2に示すように、円形部36及び保持部38により構成されている。
円形部36は、ソケット16を保持する役割を果たし、図2に示すように、背面部39及び円筒部41により構成されている。背面部39は、z軸方向から平面視したときに、円形をなす板状部材であり、ブッシング14がハウジング12に取り付けられた際に、図1に示すように、円筒部20内に収まっている部分である。
円筒部41は、図2に示すように、背面部39のz軸方向の正方向側の面上に設けられており、z軸方向に延在する中心軸を有している。円筒部41の中心軸と円筒部20の中心軸とは略一致している。
保持部38は、ソケット16を保持する役割を果たし、図2に示すように、背面部42及び押さえ部46により構成されている。背面部42は、円形部36の背面部39からx軸方向の負方向側に向かって延在している長方形状の板状部材である。背面部42は、ブッシング14におけるかしめ部26上に載置されている部分である。また、背面部42上には、図2に示すように、ソケット16が載置される。
押さえ部46は、x軸方向に垂直な板状部材であり、背面部42上に設けられている。ただし、押さえ部46のz軸方向の負方向側の端部と背面部42のz軸方向の正方向側の面との間には隙間Spが設けられている。同様に、円筒部41のz軸方向の負方向側の端部と背面部42のz軸方向の正方向側の面との間にも隙間Spが設けられている。これにより、押さえ部46のx軸方向の負方向側の空間と円筒部41内とが隙間Spを介して連通している。
また、ブッシング14は、図2に示すように、2つに分離可能である。具体的には、ブッシング14は、y軸方向の正方向側の半分とy軸方向の負方向側の半分にV字型に分かれる。これにより、後述するソケット16がブッシング14に取り付けられることが可能である。
ソケット16は、1枚の金属板(例えば、ばね用りん青銅)により作製され、図1及び図2に示すように、ブッシング14におけるかしめ部26上に載置されている部分(すなわち、背面部42)上において、中心導体224と接続され、該ブッシング14によりハウジング12と絶縁されている。該ソケット16は、図2に示すように、円筒部48、背面部50及び取り付け部52により構成されている。円筒部48は、図2に示すように、背面部50のx軸方向の正方向側に接続されており、z軸方向から平面視したときに、円環の一部が切り欠かれた形状を有している。円筒部48の半径は、ブッシング14の円筒部41の半径よりも小さい。よって、円筒部48は、同軸コネクタ10が組立てられた際に、図1に示すように、円筒部41内に収まっている。更に、円筒部48は、円筒部20の中心軸が延在する方向(z軸方向)から平面視したときに円筒部20の中心に位置している。
背面部50は、円筒部41から隙間Spを通過するように、x軸方向の負方向側に延在している板状部材である。取り付け部52は、背面部50のx軸方向の負方向側の端部において、z軸方向の正方向側に垂直に折り曲げられることにより設けられており、背面部42上において同軸ケーブル220の中心導体224と接続される。より詳細には、取り付け部52は、所定の隙間を介して並ぶ2枚の切断用片52a,52bにより構成されており、x軸方向において、かしめ部26と一致する位置に配置される。同軸ケーブル220の中心導体224が切断用片52a,52bの間の所定の隙間に挟まれるように、z軸方向の正方向側から負方向側へと、同軸ケーブル220がかしめ部26により切断用片52a,52bに押さえつけられる。これにより、切断用片52a,52bは、かしめ部26からの力により同軸ケーブル220の絶縁体223に圧接する。そして、切断用片52a,52bは、同軸ケーブル220の絶縁体223の一部を切断(破壊)して、中心導体224と接続される。
次に、同軸コネクタ10の組み立て及び同軸ケーブル220への取り付けについて説明する。図5及び図6は、同軸コネクタ10の組立て途中における分解斜視図である。
まず図5に示すように、ブッシング14に対してソケット16を取り付ける。より詳細には、円筒部41内に円筒部48が収まると共に、背面部50が隙間Spに収まるように、ブッシング14によりソケット16をy軸方向の両側から挟み込む。
次に、図6に示すように、ハウジング12に対してブッシング14を取り付ける。より詳細には、円筒部20内に円形部36が収まると共に、固定部24間に保持部38が収まるように、z軸方向の正方向側からブッシング14をハウジング12に対して押し込むようにして取り付ける。
次に、図6に示すように、同軸ケーブル220を取り付け部52上に載置する。この際、同軸ケーブル220は、先端において、外部導体222及び絶縁体223が露出するように加工されている。ただし、中心導体224は、露出していない。絶縁体223が取り付け部52上に位置し、外部導体222がかしめ部28間に位置し、絶縁被膜221がかしめ部30間に位置するように、同軸ケーブル220をソケット16に載置する。
同軸ケーブル220を載置すると、かしめ部26,28,30のかしめ工程を行う。以下に、かしめ工程について図面を参照しながら説明する。図7ないし図9は、かしめ刃60,62,68,70,76,78及び台座64,66,72,74,80,82をx軸方向の負方向側から平面視した図である。図10は、同軸コネクタ10、かしめ刃60,62,68,70,76,78及び同軸ケーブル220の外観斜視図である。図11ないし図19は、かしめ刃60,62,68,70,76,78によりかしめ部26,28,30がかしめられる様子を示した断面構造図である。
かしめ工程は、第1のかしめ工程ないし第3のかしめ工程を含んでいる。第1のかしめ工程は、z軸方向の正方向側から加圧することにより、かしめ部30を絶縁被膜221にかしめる工程である。第2のかしめ工程は、z軸方向の正方向側から加圧することにより、かしめ部28を外部導体222にかしめる工程である。第3のかしめ工程は、z軸方向の正方向側から加圧することにより、かしめ部26をブッシング14にかしめる工程である。本実施形態に係るコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法では、第2のかしめ工程を行った後に、第1のかしめ工程及び第3のかしめ工程を同時に行う。このような順番で第1のかしめ工程ないし第3のかしめ工程を行うために、かしめ刃60,62,68,70,76,78及び台座64,66,72,74,80,82は、以下に説明する構造を有している。
かしめ刃60,62は、図7に示すように、一枚の金属板A1により構成されている。かしめ刃60は、かしめ刃62よりもy軸方向の正方向側に設けられており、かしめ部26をかしめない。かしめ刃60には、金属板A1のz軸方向の負方向側の辺L1において、z軸方向の負方向側に向かって開いている矩形状をなす凹部61が設けられている。また、凹部61の底部(z軸方向の正方向側の奥)には、かしめ刃60をz軸方向に貫通する孔84が設けられている。孔84内には、z軸方向に延在する棒状部材である押し込みパンチ86が設けられている。押し込みパンチ86は、z軸方向に移動可能であり、同軸ケーブル220をソケット16にz軸方向の正方向側から押し付ける押さえ部材である。
かしめ刃62は、かしめ部26をかしめる役割を果たす。かしめ刃62には、金属板A1のz軸方向の負方向側の辺L1において、z軸方向の負方向側に向かって開いている台形状をなす凹部63が設けられている。凹部63の底部近傍は、y軸方向に平行である。また、凹部63の深さD2は、凹部61の深さD1よりも浅い。
台座64,66は、図7に示すように、一枚の金属板B1により構成されている。台座64は、台座66よりもy軸方向の正方向側に設けられている。台座64,66は、かしめ部26をz軸方向の負方向側から支持する役割を果たし、金属板B1のz軸方向の正方向側の辺L4からz軸方向の正方向側に突出する台形状をなしている。
かしめ刃68,70は、図8に示すように、一枚の金属板A2により構成されている。かしめ刃68は、かしめ刃70よりもy軸方向の正方向側に設けられている。かしめ刃68は、かしめ部28をかしめる。かしめ刃68には、金属板A2のz軸方向の負方向側の辺L2において、z軸方向の負方向側に向かって開いている三角形状をなす凹部69が設けられている。凹部69のy軸方向の幅は、z軸方向の正方向側に行くにしたがって小さくなっている。また、凹部69の底部は、半円状をなしている。
かしめ刃70は、かしめ部28をかしめない。かしめ刃70には、金属板A2のz軸方向の負方向側の辺L2において、z軸方向の負方向側に向かって開いている長方形状をなす凹部71が設けられている。凹部71の底部近傍は、y軸方向に平行である。また、凹部71の深さD4は、凹部69の深さD3よりも深い。
台座72,74は、図8に示すように、一枚の金属板B2により構成されている。台座72は、台座74よりもy軸方向の正方向側に設けられている。台座72,74は、かしめ部28をz軸方向の負方向側から支持する役割を果たし、金属板B2のz軸方向の正方向側の辺L5からz軸方向の正方向側に突出する台形状をなしている。
かしめ刃76,78は、図9に示すように、一枚の金属板A3により構成されている。かしめ刃76は、かしめ刃78よりもy軸方向の正方向側に設けられており、かしめ部30をかしめない。金属板A3のz軸方向の負方向側の辺L3には、かしめ刃76とかしめ刃78との境界において段差が設けられている。これにより、かしめ刃76における辺L3は、かしめ刃78における辺L3よりもz軸方向尾の正方向側に位置している。また、かしめ刃76には、かしめ刃76をz軸方向に貫通する孔90が設けられている。孔90内には、z軸方向に延在する棒状部材である押し込みパンチ92が設けられている。押し込みパンチ92は、z軸方向に移動可能であり、同軸ケーブル220をハウジング12にz軸方向の正方向側から押し付ける押さえ部材である。
かしめ刃78は、かしめ部30をかしめる。かしめ刃78には、金属板A3のz軸方向の負方向側の辺L3において、z軸方向の負方向側に向かって開いている三角形状をなす凹部79が設けられている。凹部79のy軸方向の幅は、z軸方向の正方向側に行くにしたがって小さくなっている。また、凹部79の底部は、半円状をなしている。凹部79の深さD6は、段差の高さD5よりも浅い。
台座80,82は、図9に示すように、一枚の金属板B3により構成されている。台座80は、台座82よりもy軸方向の正方向側に設けられている。台座80,82は、かしめ部30をz軸方向の負方向側から支持する役割を果たし、金属板B3のz軸方向の正方向側の辺L6からz軸方向の正方向側に突出する四角形状をなしている。
以上のように構成された金属板A1〜A3は、図10に示すように、辺L1〜L3が一致して重なるように、x軸方向の正方向側から負方向側へとこの順に並ぶように重ねられる。これにより、凹部61,69が重なり、凹部63,71,79が重なる。
また、金属板B1〜B3は、辺L4〜L6が一致して重なるように、x軸方向の正方向側から負方向側へとこの順に並ぶように重ねられる。これにより、台座64,72,80が重なり、台座66,74,82が重なる。
次に、かしめ部26,28,30のかしめ工程におけるかしめ刃60,62,68,70,76,78の動作について、図11ないし図19を参照しながら説明する。
まず、図11ないし図13の左半分に示すように、同軸コネクタ10を台座64,72,80上にセットすると共に、同軸ケーブル220をソケット16の取り付け部52上にセットする。
次に、図14ないし図16の左半分に示すように、押し込みパンチ86をz軸方向の負方向側に向かって下降させて、同軸ケーブル220においてかしめ部26とz軸方向に重なる部分を、取り付け部52に対して押さえ付けることにより支持する。更に、押し込みパンチ92をz軸方向の負方向側に向かって下降させて、同軸ケーブル220においてかしめ部30とz軸方向に重なる部分を、かしめ部30に対して押さえ付けることにより支持する。この際、図14及び図16に示すように、同軸ケーブル220においてかしめ部30とz軸方向に重なる部分を、同軸ケーブル220においてかしめ部26とz軸方向に重なる部分よりも先に支持する。
次に、図17ないし図19の左半分に示すように、押し込みパンチ86,92により同軸ケーブル220を支持した状態で、かしめ刃60,68,76をz軸方向の負方向側に向かって更に下降させる。これにより、図18に示すように、かしめ部28は、凹部69の内周面によりz軸方向の正方向側から加圧されることにより、折り曲げられてかしめられる。すなわち、第2のかしめ工程が行われる。ただし、図17に示すように、凹部61の深さが深いので、かしめ部26は、凹部61の内周面により折り曲げられてかしめられない。同様に、図19に示すように、段差が高いので、かしめ部30は、かしめ刃76により折り曲げられてかしめられない。これにより、同軸ケーブル220は、かしめ部28により保持される。
次に、図11ないし図13の右半分に示すように、同軸コネクタ10及び同軸ケーブル220を、y軸方向の負方向側に移動させて、台座66,74,82上にセットする。このとき、台座64,72,80上には、次の同軸コネクタ10がセットされている。
次に、図17ないし図19の右半分に示すように、かしめ刃62,70,78をz軸方向の負方向側に向かって下降させる。これにより、図17に示すように、かしめ部26は、凹部63の内周面によりz軸方向の正方向側から加圧されて折り曲げられてかしめられる。これにより、第3のかしめ工程が行われる。この際、かしめ部26が絶縁体223にz軸方向の正方向側から力を及ぼすことにより、絶縁体223が切断用片52a,52bに対して押さえ付けられる。よって、切断用片52a,52bは、同軸ケーブル220の絶縁体223の一部を切断(破壊)して、中心導体224と接続される。
また、図19に示すように、かしめ部30は、凹部79の内周面によりz軸方向の正方向側から加圧されて折り曲げられてかしめられる。これにより、第1のかしめ工程が行われる。
ただし、図18に示すように、凹部71の深さが深いので、凹部71の内周面は、かしめ部28に接触しない。よって、かしめ部28は、凹部71の内周面により折り曲げられてかしめられない。ただし、かしめ部28は、凹部69の内周面により既にかしめられた状態である。以上の工程を経て、同軸コネクタ10のかしめ部26,28,30がかしめられる。
次に、同軸コネクタ10のレセプタクル230への着脱について説明する。レセプタクル230は、図3A及び図3Bに示すように、外部導体232及び中心導体234により構成されている。外部導体232は、円筒形状の電極である。中心導体234は、外部導体232の中心においてz軸方向の負方向側に突出している電極である。
前記同軸コネクタ10をレセプタクル230に装着する際には、図3A及び図3Bに示すように、外部導体232を開口O1から円筒部20に挿入する。これにより、円筒部20の内周面と外部導体232の外周面とが接触し、同軸ケーブル220の外部導体222とレセプタクル230の外部導体232とがハウジング12を介して電気的に接続されるようになる。この際、円筒部20は、外部導体232により押し広げられる。これにより、円筒部20の内周面が、外部導体232の外周面に圧接するようになり、同軸コネクタ10がレセプタクル230から容易に外れることが防止されている。
また、外部導体232が円筒部20に挿入されると同時に、図3A及び図3Bに示すように、中心導体234がソケット16の円筒部48に挿入される。これにより、中心導体234の外周面と円筒部48の内周面とが接触し、同軸ケーブル220の中心導体224とレセプタクル230の中心導体234とがソケット16を介して電気的に接続されるようになる。
以上のような本実施形態に係るコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法及びコネクタ付き同軸ケーブル1によれば、同軸コネクタ10を同軸ケーブル220に取り付ける際に、同軸ケーブル220の中心導体224にかかる負荷を軽減できる。以下に、図面を参照しながらより詳細に説明する。図20は、第1のかしめ工程及び第3のかしめ工程が行われた後のコネクタ付き同軸ケーブルの断面構造図である。図21は、第2のかしめ工程が行われた後のコネクタ付き同軸ケーブルの断面構造図である。図22は、第2のかしめ工程が行われた後のコネクタ付き同軸ケーブルの断面構造図である。図23は、第1のかしめ工程及び第3のかしめ工程が行われた後のコネクタ付き同軸ケーブル1の断面構造図である。
第1のかしめ工程及び第3のかしめ工程を同時に行った後に、第2のかしめ工程を行うコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法を比較例として挙げる。第1のかしめ工程及び第3のかしめ工程を同時に行うと、図20に示すように、同軸ケーブル220においてかしめ部28と重なる部分のx軸方向の両側がかしめ部26,30により固定される。この後、第2のかしめ工程を行うと、かしめ部28からz軸方向の負方向側に向かう力を同軸ケーブル220が受ける。その結果、図21に示すように、中心導体224においてかしめ部28と重なる部分は、中心導体224においてかしめ部26,30と重なる部分よりもz軸方向の負方向側に位置するようになる。よって、比較例に係るコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法では、中心導体224に負荷がかかって、中心導体224が伸びる。中心導体224が伸びると、中心導体224の線径が細くなり、中心導体224の強度が低下する。
そこで、本実施形態に係るコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法では、第1のかしめ工程ないし第3のかしめ工程を同時に行わない、又は、第1のかしめ工程及び第3のかしめ工程の両工程が完了した後に第2のかしめ工程を行わない。より正確には、第2のかしめ工程を行った後に、第1のかしめ工程及び第3のかしめ工程を行っている。これにより、かしめ部28がかしめられる第2のかしめ工程において、かしめ部26,30の両方が既にかしめられていることがなくなる。すなわち、第2のかしめ工程において、図22に示すように、同軸ケーブル220においてかしめ部28と重なる部分のx軸方向の両側がかしめ部26,30により固定されていない。そのため、第2のかしめ工程においてかしめ部28からz軸方向の負方向側に向かう力を同軸ケーブル220が受けても、中心導体224に負荷がかかりにくい。その結果、中心導体224の伸びが抑制され、中心導体224の強度の低下が抑制される。
なお、本実施形態に係るコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法では、第2のかしめ工程が完了した後に、第1のかしめ工程及び第3のかしめ工程を行う。これにより、図23に示すように、中心導体224においてかしめ部28と重なる部分は、中心導体224においてかしめ部26,30と重なる部分よりもz軸方向の負方向側に位置するようになる。ただし、前記の通り、中心導体224の伸びが抑制されているので、中心導体224においてかしめ部28と重なる部分の線径は、中心導体224においてかしめ部26,30と重なる部分の線径と実質的に等しい。すなわち、これらの線径が実質的に等しい場合には、本実施形態に係るコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法で同軸コネクタ10が同軸ケーブル220に取り付けられたと判断できる。
また、本実施形態に係るコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法では、第1のかしめ工程及び第3のかしめ工程を同時に行っている。そのため、2回のかしめ工程により、かしめ部26,28,30をかしめることができる。
また、本実施形態に係るコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法では、第2のかしめ工程において、同軸ケーブル220においてかしめ部26とz軸方向に重なる部分を押し込みパンチ86により支持し、同軸ケーブル220においてかしめ部30とz軸方向に重なる部分を押し込みパンチ92により支持している。これにより、第2のかしめ工程においてかしめ部28をかしめる際に、同軸ケーブル220が同軸コネクタ10に対してずれることが抑制される。
また、本実施形態に係るコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法では、同軸ケーブル220においてかしめ部30とz軸方向に重なる部分を、同軸ケーブル220においてかしめ部26とz軸方向に重なる部分よりも先に支持している。同軸ケーブル220においてかしめ部26とz軸方向に重なる部分は、同軸ケーブル220においてかしめ部30とz軸方向に重なる部分よりも太い。このように、同軸ケーブル220の相対的に太い部分を先に支持し、同軸ケーブル220の相対的に細い部分を後に支持することにより、同軸ケーブル220を安定して支持することが可能となる。
また、本実施形態に係るコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法では、第3のかしめ工程において、かしめ部26が絶縁体223にz軸方向の正方向側から力を及ぼすことにより、絶縁体223が切断用片52a,52bに対して押さえ付けられる。これにより、切断用片52a,52bは、同軸ケーブル220の絶縁体223の一部を切断(破壊)して、中心導体224と接続される。その結果、第3のかしめ工程と、ソケット16と中心導体224との接続とを同時に行うことができる。
また、本実施形態に係るコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法では、第2のかしめ工程においてかしめ部28をかしめた後に、第1のかしめ工程及び第3のかしめ工程を行っている。そのため、第1のかしめ工程及び第3のかしめ工程では、同軸ケーブル220は、かしめ部28により保持されている。その結果、第1のかしめ工程及び第3のかしめ工程において、同軸ケーブル220が同軸コネクタ10に対してずれることが抑制される。
(変形例)
以下に、変形例に係るコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法について説明する。第1のかしめ工程ないし第3のかしめ工程の順番は、前記実施形態に係るコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法の順番に限らない。少なくとも、第1のかしめ工程ないし第3のかしめ工程を同時に行わない、又は、第1のかしめ工程及び第3のかしめ工程の両工程が完了した後に第2のかしめ工程を行わなければよい。よって、第1のかしめ工程ないし第3のかしめ工程の順番は、以下に列挙する順番が挙げられる。
第1の変形例:第2のかしめ工程、第1のかしめ工程、第3のかしめ工程の順に行う
第2の変形例:第2のかしめ工程、第3のかしめ工程、第1のかしめ工程の順に行う
第3の変形例:第1のかしめ工程、第2のかしめ工程、第3のかしめ工程の順に行う
第4の変形例:第3のかしめ工程、第2のかしめ工程、第1のかしめ工程の順に行う
第5の変形例:第1のかしめ工程及び第2のかしめ工程を同時に行った後に、第3のかしめ工程を行う
第6の変形例:第2のかしめ工程及び第3のかしめ工程を同時に行った後に、第1のかしめ工程を行う
以上のように、本発明は、コネクタ付き同軸ケーブルの製造方法及びコネクタ付き同軸ケーブルに有用であり、特に、同軸コネクタを同軸ケーブルに取り付ける際に、同軸ケーブルの中心導体にかかる負荷を軽減できる点において優れている。
1:コネクタ付き同軸ケーブル
10:同軸コネクタ
12:ハウジング
14:ブッシング
16:ソケット
26,28,30:かしめ部
60,62,68,70,76,78:かしめ刃
61,63,69,71,79:凹部
64,66,72,74,80,82:台座
86,92:押し込みパンチ
220:同軸ケーブル
221:絶縁被膜
222:外部導体
223:絶縁体
224:中心導体
A1〜A3,B1〜B3:金属板

Claims (7)

  1. 第1の中心導体、該第1の中心導体の周囲に設けられている絶縁体、該絶縁体の周囲に設けられている第1の外部導体、及び、該第1の外部導体の周囲に設けられている絶縁被膜により構成されている同軸ケーブルであって、先端において該絶縁被膜及び該第1の外部導体が除去されて該絶縁体が露出していると共に該先端に隣接する部分において該絶縁被膜が除去されて該第1の外部導体が露出している同軸ケーブルに、同軸コネクタを取り付けるコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法であって、
    前記同軸コネクタは、
    第1のかしめ部ないし第3のかしめ部を有する第2の外部導体と、
    前記第2の外部導体上に載置されている絶縁材料からなるブッシングと、
    前記ブッシングにおける前記第3のかしめ部に載置されている部分上において、前記第1の中心導体と接続される第2の中心導体と、
    を備えており、
    第1のかしめ工程において、所定方向の一方側から加圧することにより前記第1のかしめ部を前記絶縁被膜にかしめ、
    第2のかしめ工程において、前記所定方向の一方側から加圧することにより前記第2のかしめ部を前記第1の外部導体にかしめ、
    第3のかしめ工程において、前記所定方向の一方側から加圧することにより前記第3のかしめ部を前記ブッシングにかしめ、
    前記第1のかしめ工程ないし前記第3のかしめ工程を同時に行わない、又は、該第2のかしめ工程を該第1のかしめ工程及び該第3のかしめ工程の両工程が完了した後には行わず、
    前記第1のかしめ工程ないし前記第3のかしめ工程の完了後に、前記第1の中心導体において前記第2のかしめ部と重なる部分は、該第1の中心導体において前記第1のかしめ部及び前記第2のかしめ部と重なる部分よりも、前記所定方向の他方側に位置していること、
    を特徴とするコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法。
  2. 前記第2のかしめ工程を行った後に、前記第1のかしめ工程及び前記第3のかしめ工程を行うこと、
    を特徴とする請求項1に記載のコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法。
  3. 前記第1のかしめ工程及び前記第3のかしめ工程を同時に行うこと、
    を特徴とする請求項2に記載のコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法。
  4. 前記第2のかしめ工程において、前記同軸ケーブルにおいて前記第1のかしめ部と重なる部分、及び、該同軸ケーブルにおいて前記第3のかしめ部と重なる部分を支持すること、
    を特徴とする請求項2又は請求項3のいずれかに記載のコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法。
  5. 前記第2のかしめ工程において、前記同軸ケーブルにおいて前記第1のかしめ部と重なる部分を、該同軸ケーブルにおいて前記第3のかしめ部と重なる部分よりも先に支持すること、
    を特徴とする請求項4に記載のコネクタ付き同軸ケーブルの製造方法。
  6. 前記第3のかしめ工程において、前記第3のかしめ部が前記絶縁体に前記所定方向の一方側から力を及ぼすことにより、該絶縁体の一部が前記第2の中心導体により切断されて、前記第1の中心導体と該第2の中心導体とが接続されること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコネクタ付き同軸ケーブルの
    製造方法。
  7. 同軸ケーブル及び同軸コネクタを備えたコネクタ付き同軸ケーブルであって、
    前記同軸ケーブルは、
    第1の中心導体と、
    前記第1の中心導体の周囲に設けられている絶縁体、該絶縁体の周囲に設けられている第1の外部導体と、
    前記第1の外部導体の周囲に設けられている絶縁被膜と、
    を含んでおり、
    前記同軸ケーブルの先端において該絶縁被膜及び該第1の外部導体が除去されて該絶縁体が露出していると共に、該同軸ケーブルの先端に隣接する部分において該絶縁被膜が除去されて該第1の外部導体が露出しており、
    前記同軸コネクタは、
    第1のかしめ部ないし第3のかしめ部を有する第2の外部導体と、
    前記第2の外部導体上に載置されている絶縁材料からなるブッシングと、
    前記ブッシングにおける前記第3のかしめ部に載置されている部分上において、前記第1の中心導体と接続される第2の中心導体と、
    を含んでおり、
    前記第1のかしめ部は、前記第1のかしめ部の両端が前記絶縁被膜の所定方向の一方側に位置するように前記絶縁被膜の周囲巻き付いた板状部材であり
    前記第2のかしめ部は、前記第2のかしめ部の両端が前記第1外部導体の前記所定方向の一方側に位置するように前記第1の外部導体の周囲巻き付いた板状部材であり
    前記第3のかしめ部は、前記第3のかしめ部の両端が前記ブッシングの前記所定方向の一方側に位置するように前記ブッシングの周囲巻き付いた板状部材であり
    前記第1の中心導体において前記第2のかしめ部と重なる部分は、該第1の中心導体において前記第1のかしめ部及び前記第2のかしめ部と重なる部分よりも、前記所定方向の他方側に位置しており、
    前記第1の中心導体において前記第1のかしめ部と重なる部分の線径、該第1の中心導体において前記第2のかしめ部と重なる部分の線径、及び、該第1の中心導体において前記第3のかしめ部と重なる部分の線径は、等しいこと、
    を特徴とするコネクタ付き同軸ケーブル。
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