JP6191400B2 - フィラメントワインディング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フィラメントワインディング装置に関する。
従来、ライナーの外周面に繊維を巻き付けるフィラメントワインディング装置の技術は公知である(例えば、特許文献1)。
従来のフィラメントワインディング装置は、ライナーの外周面に繊維を同一方向に巻き付けており、かつ、繊維を隙間なく巻き付けていた。
しかし、ライナーの外周面に繊維を巻き付ける際に、繊維を従来とは異なるように巻き付けたいとの要望がある
特開2010−23481号公報
本発明は、ライナーの外周面に繊維を巻き付けることができると共に、巻き付けた繊維をライナーから離れないように締め付けることが可能なフィラメントワインディング装置を提供する。
第1の発明は、
ライナーの外周に第一繊維を供給する第一供給部と、
前記ライナーの外周に第二繊維を供給する第二供給部と、
を備え、
前記ライナーを前記第一供給部及び前記第二供給部に対して前記ライナーの軸方向に相対移動させつつ、前記第一供給部及び前記第二供給部を前記ライナーに対して前記ライナーの周方向に相対回転させることより、前記第一供給部から供給された前記第一繊維を前記ライナーの軸に対して第一方向に傾斜するように前記ライナーの外周面に巻き付けると共に、前記第二供給部から供給された前記第二繊維を前記ライナーの軸に対して前記第一方向と反対側の方向である第二方向に傾斜するように前記ライナーの外周面に巻き付けて、これにより、前記ライナーの外周面に巻き付けた前記第一繊維と前記第二繊維で構成された筒構造体を形成するフィラメントワインディング装置であって、
前記ライナーの軸方向に少なくとも一つの繊維供給口を有し、前記繊維供給口から前記ライナーの外周に巻締繊維を供給する巻締繊維供給部を備え、
前記繊維供給口を前記ライナーに対して前記ライナーの軸方向に相対移動させつつ、前記繊維供給口を前記ライナーに対して前記ライナーの周方向に相対回転させることにより、前記繊維供給口から前記巻締繊維を引き出して前記ライナーの外周面に巻き付け、前記ライナーの外周面における、前記ライナーの軸方向の所定領域に、前記巻締繊維を隙間なく巻き付ける。
第2の発明は、
前記巻締繊維を隙間なく巻き付けた領域における、前記ライナーの軸方向の中間部を切断する。
第3の発明は、
前記巻締繊維供給部は、一つの前記繊維供給口を有し、複数の前記巻締繊維を、前記ライナーの軸方向に並べた状態で前記繊維供給口から前記ライナーの外周に供給する。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
第1の発明によれば、ライナーの外周面に第一繊維を第一方向に傾斜するように巻き付けると共に、第二繊維を第二方向に傾斜するように巻き付ける。
また、ライナーの外周面に巻き付けた第一繊維と第二繊維を、巻締繊維により締め付けて、第一繊維と第二繊維がライナーから離れることを防ぐことが可能である。
さらに、第一繊維と第二繊維を、ライナーの軸端部の両側で、巻締繊維により締め付けることが可能となる。
第2の発明によれば、軸方向に隣り合うライナーにそれぞれ巻き付けられていた筒網構造体を互いに分断することが可能となる。
第3の発明によれば、一つの繊維供給口から複数の巻締繊維を一度にライナーの外周面に巻き付けるので、巻締繊維を効率的に巻き付けることが可能となる。
フィラメントワインディング装置の概略構成図。 第一供給部の正面図。 第二供給部の正面図。 第三供給部の正面図。 (a)第三ガイドローラーを上方から見た図、(b)第三ガイドローラーを側方から見た図。 制御ブロック図。 (a)第一繊維と第二繊維を巻き付けられたライナーを、ライナーの軸に垂直な方向から見た図、(b)第一繊維を巻き付けられたライナーを、ライナーの軸に垂直な方向から見た図、(c)第二繊維を巻き付けられたライナーを、ライナーの軸に垂直な方向から見た図。 (a)第三供給部によりライナーの軸方向における所定領域に第三繊維を巻き付けている状態を示す図、(b)所定領域におけるライナーの軸方向の中間部を切断している状態を示す図、(c)分断された筒構造体を示す図
まず、フィラメントワインディング装置100について説明する。
フィラメントワインディング装置100は、円筒状のライナー1の外周面(外周側面)2に第一繊維F1、第二繊維F2、及び巻締繊維F3を巻き付ける装置である。
本実施形態の第一繊維F1、第二繊維F2、及び巻締繊維F3には、PET(Polyethylene terephthalate)等の合成繊維が用いられるが、炭素繊維等を用いることも可能である。
図1に示すように、フィラメントワインディング装置100は、基台10と、搬送部20と、第一供給部30と、第二供給部40と、巻締繊維供給部50と、制御装置60(図6参照)と、を備える。
基台10の上部には一対のライナー支持部11・11が設けられている。ライナー支持部11・11の間には、支持軸12が架設されている。
搬送部20は、ライナー1を軸方向Xに移動させるものである。ライナー1の軸方向Xは、ライナー1の軸Aに平行な方向である。搬送部20は、押し出し部21及び搬送ローラ22を有している。押し出し部21は、円筒状のライナー1を支持軸12に挿通させて順次押し出していく。押し出されたライナー1・1・・・は、軸方向Xに連なった状態で、搬送ローラ22の回転により軸方向Xに移動していく。このとき、ライナー1は、無回転状態、すなわち、ライナー1の周方向Bに回転していない状態で軸方向Xに移動する。
ライナー1の周方向Bは、ライナー1が軸Aまわりに回転するときの回転方向である。
図1及び図2に示すように、第一供給部30は、ライナー1の移動経路上に配置されている。
第一供給部30は、ライナー1の外周に第一繊維F1を供給する。本実施形態では、第一供給部30は、ライナー1の外周に複数(四本)の第一繊維F1を供給する。なお、第一供給部30がライナー1の外周に単数の第一繊維F1を供給するように構成してもよい。
第一供給部30は、第一テーブル31、第一ボビン32、及び第一ガイド部材(第一ガイドローラー33等)を有する。
第一テーブル31は、中空円盤状に形成されており、その中央部には孔31aが形成されている。ライナー1は、第一テーブル31の孔31aを通って軸方向Xに移動する。
第一テーブル31は、基台10から立設する第一フレーム13に取り付けられており、ライナー1の周方向Bに回転可能に支持されている。第一テーブル31には、第一アクチュエータ(モータ)61が接続されている。第一テーブル31を含む第一供給部30は、第一アクチュエータ61の駆動力によりライナー1の周方向Bに回転する。
第一ボビン32は、第一テーブル31に取り付けられている。本実施形態では、四つの第一ボビン32・32・32・32が設けられている。各第一ボビン32には、第一繊維F1がそれぞれ巻回されている。
前記第一ガイド部材(第一ガイドローラー33等)は、第一テーブル31に取り付けられており、第一ボビン32から引き出された第一繊維F1をライナー1の外周に向けてガイドする。前記第一ガイド部材は、複数の第一繊維F1・F1・・・がライナー1の周方向Bに並んだ状態でライナー1の外周に供給されるように、第一繊維F1・F1・・・をガイドする。本実施形態では、前記第一ガイド部材は、四本の第一繊維F1・F1・・・をガイドするので、四本の第一繊維F1・F1・・・がライナー1の周方向Bに並んだ状態でライナー1の外周に供給されるようにガイドする。
図1及び図3に示すように、第二供給部40は、第一供給部30の下流側に配置されている。
第二供給部40は、ライナー1の外周に第二繊維F2を供給する。本実施形態の第二供給部40は、第一供給部30が供給する第一繊維F1の本数と同数の第二繊維F2を供給する。従って、本実施形態では、第二供給部40は、四本の第二繊維F2を供給する。
第二供給部40は、第二テーブル41、第二ボビン42、及び第二ガイド部材(第二ガイドローラー43等)を有する。
第二テーブル41は、中空円盤状に形成されており、その中央部には孔41aが形成されている。ライナー1は、第二テーブル41の孔41aを通って軸方向Xに移動する。
第二テーブル41は、基台10から立設する第二フレーム14に取り付けられており、ライナー1の周方向Bに回転可能に支持されている。第二テーブル41には、第二アクチュエータ(モータ)62が接続されている。第二テーブル41を含む第二供給部40は、第二アクチュエータ62の駆動力によりライナー1の周方向Bに回転する。
第二ボビン42は、第二テーブル41に取り付けられている。本実施形態では、第二ボビン42は、第一ボビン42と同数(四個)設けられている。各第二ボビン42には、第二繊維F2がそれぞれ巻回されている。
なお、本実施形態では、第一供給部30から供給される第一繊維F1の本数(第一ボビン32の個数)と、第二供給部40から供給される第二繊維F2の本数(第二ボビン42の個数)と、同数にしたが、本発明はこれに限定されず、互いに異ならせてもよい。
前記第二ガイド部材(第二ガイドローラー43等)は、第二テーブル41に取り付けられおり、第二ボビン42から引き出された第二繊維F2をライナー1の外周に向けてガイドする。前記第二ガイド部材は、複数の第二繊維F2・F2・・・がライナー1の周方向Bに並んだ状態でライナー1の外周に供給されるように、第二繊維F2・F2・・・をガイドする。本実施形態では、前記第二ガイド部材は、四本の第二繊維F2・F2・・・をガイドするので、四本の第二繊維F2・F2・・・がライナー1の周方向Bに並んだ状態でライナー1の外周に供給されるようにガイドする。
本実施形態では、第一供給部30から供給される第一繊維F1の本数(第一ボビン32の個数)と、第二供給部40から供給される第二繊維F2の本数(第二ボビン42の個数)と、が同数なので、D1=D2になる。
図1及び図4に示すように、巻締繊維供給部50は、第二供給部40の下流側に配置されている。
巻締繊維供給部50は、ライナー1の外周に巻締繊維F3を供給する。
巻締繊維供給部50は、巻締テーブル51、巻締ボビン52、巻締ガイド部材(第三ガイドローラー53a・53b等)、及び繊維供給口54を有する。
巻締テーブル51は、中空円盤状に形成されており、その中央部には孔51aが形成されている。ライナー1は、巻締テーブル51の孔51aを通って軸方向Xに移動する。
巻締テーブル51は、基台10から立設する巻締フレーム15に取り付けられており、ライナー1の周方向Bに回転可能に支持されている。巻締テーブル51には、巻締アクチュエータ(モータ)63が接続されている。巻締テーブル51を含む巻締繊維供給部50は、巻締アクチュエータ63の駆動力によりライナー1の周方向Bに回転する。
巻締フレーム15は、基台10により、ライナー1の軸方向Xに移動可能に支持されている。巻締フレーム15にはフレームアクチュエータ(油圧シリンダ、空圧シリンダ等)64が接続されている。巻締フレーム15は、フレームアクチュエータ64の駆動力によりライナー1の軸方向Xに移動する。
巻締ボビン52は、巻締テーブル51に取り付けられている。本実施形態では、巻締ボビン52は、四個設けられている。各巻締ボビン52には、巻締繊維F3がそれぞれ巻回されている。
巻締ガイド部材(第三ガイドローラー53a・53b等)は、巻締テーブル51に取り付けられおり、巻締ボビン52・52・・・から引き出された巻締繊維F3・F3・・・を一つの繊維供給口54に向けてガイドする。
繊維供給口54は、巻締テーブル51に取り付けられている。
図1及び図4に示すように、巻締ボビン52・52・・・に巻き付けられる巻締繊維F3・F3・・・は、第三ガイドローラー53a・53a・53a・53a・53b・53bにより繊維供給口54へ案内されて、繊維供給口54から引き出されて、ライナー1の外周に供給される。この際、巻締繊維F3・F3・・・は、ライナー1の軸方向Xに並んだ状態で繊維供給口54からライナー1の外周に供給される。
図5(a)及び図5(b)に示すように、各第三ガイドローラー53aの外周面には、巻締繊維F3の位置決めを行うための溝53cがそれぞれ形成されている。各溝53cは、ライナー1の軸方向Xの位置が互いに異なっており、軸方向Xの間隔が巻締繊維F3の太さに合わせた等間隔に形成されている。
巻締繊維供給部50は、各巻締繊維F3の軸方向Xの位置を各溝53cにより整えて、巻締繊維F3・F3・・・を軸方向Xに並べた状態で繊維供給口54からライナー1の外周に供給する。なお、巻締繊維F3・F3・・・を軸方向Xに並べた状態で繊維供給口54からライナー1の外周に供給すための構成は、本実施形態のものに限定されない。
また、本実施形態では繊維供給口54を一つ設けたが、本発明はこれに限定されず、繊維供給口54を複数設けて、各繊維供給口54からライナー1の外周面2に巻締繊維F3をそれぞれ供給するように構成してもよい。
図6に示すように、制御装置60は、搬送部20に接続されており、搬送部20を操作することで、ライナー1を軸方向Xに移動させることが可能である。
制御装置60は、第一アクチュエータ61に接続されており、第一アクチュエータ61を操作することで、第一供給部30をライナー1の周方向Bに回転させることが可能である。
制御装置60は、第二アクチュエータ62に接続されており、第二アクチュエータ62を操作することで、第二供給部40をライナー1の周方向Bに回転させることが可能である。
制御装置60は、巻締アクチュエータ63に接続されており、巻締アクチュエータ63を操作することで、巻締テーブル51(繊維供給口54)をライナー1の周方向Bに回転させることが可能である。
制御装置60は、フレームアクチュエータ64に接続されており、フレームアクチュエータ64を操作することで、巻締フレーム15(繊維供給口54)をライナー1の軸方向Xに移動させることが可能である。
制御装置60は、切断装置65に接続されており、切断装置65の切断刃65aを操作して、繊維F1〜F3を切断することが可能である。
以下では、制御装置60によりライナー1の外周面2に第一繊維F1、第二繊維F2、及び巻締繊維F3が巻き付けられるときの手順(1)〜(4)について説明する。
(1)まず、制御装置60は、ライナー1を第一供給部30及び第二供給部40に対してライナー1の軸方向Xに相対移動させつつ、第一供給部30及び第二供給部40をライナー1に対してライナー1の周方向Bに相対回転させることにより、第一繊維F1及び第二繊維F2をそれぞれライナー1の外周面2に螺旋状に巻き付ける(図1〜図3参照)。
このとき、本実施形態では、制御装置60は、搬送部20によりライナー1を軸方向Xに移動させるが、本発明はこれに限定されず、供給部30・40をライナー1の軸方向Xに移動させるように構成してもよい。また、このとき、本実施形態では、制御装置60は、アクチュエータ61・62により供給部30・40をライナー1の周方向Bに回転させるが、本発明はこれに限定されず、ライナー1を周方向Bに回転させるように構成してもよい。
また、このとき、制御装置60は、第一供給部30の相対回転の方向と、第二供給部40の相対回転の方向と、を互いに逆方向にする。
また、このとき、制御装置60は、第一供給部30の相対回転の速度と、第二供給部40の相対回転の回転速度と、ライナー1の相対移動の速度と、がそれぞれ所定の大きさα1・α2・α3になるように制御する。
前記所定の大きさα1・α2・α3は、ライナー1の軸Aに垂直な方向からライナー1を見たときに、ライナー1に巻き付けられた第一繊維F1がライナー1の軸方向Xに並んでいるように見え、且つ、ライナー1に巻き付けられた第二繊維F2がライナー1の軸方向Xに並んでいるように見える大きさである。
前記所定の大きさα1・α2・α3に関する情報は、予め制御装置60に記憶されている。
以上のように構成することで、図7(a)〜図7(c)に示すように、第一供給部30から供給された第一繊維F1がライナー1の軸Aに対して第一方向に傾斜するようにライナー1の外周面2に螺旋状に巻き付けられると共に、第二供給部40から供給された第二繊維F2がライナー1の軸Aに対して前記第一方向と反対側の方向である第二方向に傾斜するようにライナー1の外周面2に螺旋状に巻き付けられる。すなわち、ライナー1の軸Aに垂直な方向からライナー1を見たときに、第一繊維F1がライナー1の軸Aに対して一側に傾斜しているように見えて、第二繊維F2がライナー1の軸Aに対して他側に傾斜しているように見える。
このように制御装置60によりライナー1の外周面2に第一繊維F1と第二繊維F2が巻き付けられることで、ライナー1の外周面2上には筒構造体Zが形成される。
筒構造体Zは、ライナー1の外周面2に巻き付けられた第一繊維F1と第二繊維F2で構成され、第一繊維F1と第二繊維F2が複数個所で交差する形状を有する。
図7(b)及び図7(c)に示すように、筒構造体Zに関しては、ライナー1の軸Aに垂直な方向から見たときに、第一繊維F1がライナー1の軸方向Xに並んでいるように見え、且つ、第二繊維F2がライナー1の軸方向Xに並んでいるように見える
(2)次に、図1、図4及び図8(a)に示すように、制御装置60は、繊維供給口54をライナー1に対してライナー1の軸方向Xに相対移動させつつ、繊維供給口54をライナー1の周方向Bに回転させることにより、繊維供給口54から巻締繊維F3・F3・・・を引き出してライナー1の外周面2に巻き付ける。
このとき、制御装置60は、ライナー1の軸方向Xにおける所定領域Eに、巻締繊維F3・F3・・・を隙間無く巻き付ける。所定領域Eは、ライナー1の軸端部の両側であり、搬送部20により連なった状態で送られるライナー1・1・・・における、隣りあうライナー1・1の接触部である。これにより、第一繊維F1及び第二繊維F2が、ライナー1の軸端部の両側で、巻締繊維F3・F3・・・により締め付けられる。
これにより、ライナー1の外周面2に巻き付けられた第一繊維F1及び第二繊維F2がライナー1から離れることを防ぐことが可能である。
また、一つの繊維供給口54から複数の巻締繊維F3・F3・・・を一度にライナー1の外周面2に巻き付けるので、巻締繊維F3・F3・・・を効率的に巻き付けることが可能となる。
(3)次に、図8(b)及び図8(c)に示すように、制御装置60は、切断装置65の切断刃65aにより、前記所定領域Eにおけるライナー1の軸方向Xの中間部を切断する。このとき、切断刃65aが、軸方向Xに隣り合うライナー1・1の隣接部を通過する。これにより、軸方向Xに隣り合うライナー1・1にそれぞれ巻き付けられていた筒構造体Z・Zが互いに分断される。
上記したように筒構造体Zは、第一繊維F1のピッチ及び第二繊維F2のピッチがそれぞれ均等になる構造を有している。
これにより、ライナー1の外周面2に、樹脂を含浸させた筒構造体Zを形成して、樹脂を加熱硬化させて、ライナー1の外周面2に強化繊維層を形成することで、ライナー1の強度を向上させる場合、補強後のライナー1は応力を加えられてもねじれにくくなる。従って、ライナー1の強度を安定的に向上させることが可能となる。
1 ライナー
2 外周面
30 第一供給部
40 第二供給部
50 巻締繊維供給部
54 繊維供給口
100 フィラメントワインディング装置
F1 第一繊維
F2 第二繊維
F3 巻締繊維
筒構造体

Claims (3)

  1. ライナーの外周に第一繊維を供給する第一供給部と、
    前記ライナーの外周に第二繊維を供給する第二供給部と、
    を備え、
    前記ライナーを前記第一供給部及び前記第二供給部に対して前記ライナーの軸方向に相対移動させつつ、前記第一供給部及び前記第二供給部を前記ライナーに対して前記ライナーの周方向に相対回転させることより、前記第一供給部から供給された前記第一繊維を前記ライナーの軸に対して第一方向に傾斜するように前記ライナーの外周面に巻き付けると共に、前記第二供給部から供給された前記第二繊維を前記ライナーの軸に対して前記第一方向と反対側の方向である第二方向に傾斜するように前記ライナーの外周面に巻き付けて、これにより、前記ライナーの外周面に巻き付けた前記第一繊維と前記第二繊維で構成された筒構造体を形成するフィラメントワインディング装置であって、
    前記ライナーの軸方向に少なくとも一つの繊維供給口を有し、前記繊維供給口から前記ライナーの外周に巻締繊維を供給する巻締繊維供給部を備え、
    前記繊維供給口を前記ライナーに対して前記ライナーの軸方向に相対移動させつつ、前記繊維供給口を前記ライナーに対して前記ライナーの周方向に相対回転させることにより、前記繊維供給口から前記巻締繊維を引き出して前記ライナーの外周面に巻き付け
    前記ライナーの外周面における、前記ライナーの軸方向の所定領域に、前記巻締繊維を隙間なく巻き付ける、
    フィラメントワインディング装置。
  2. 前記巻締繊維を隙間なく巻き付けた領域における、前記ライナーの軸方向の中間部を切断する、
    請求項1に記載のフィラメントワインディング装置。
  3. 前記巻締繊維供給部は、一つの前記繊維供給口を有し、複数の前記巻締繊維を、前記ライナーの軸方向に並べた状態で前記繊維供給口から前記ライナーの外周に供給する、
    請求項1又は2に記載のフィラメントワインディング装置。
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