JP6190577B2 - ヒートポンプの着霜判定方法及びその方法を採用したヒートポンプ - Google Patents

ヒートポンプの着霜判定方法及びその方法を採用したヒートポンプ Download PDF

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Description

本発明は、ヒートポンプの蒸発器に霜が生じたのを検出するヒートポンプの着霜判定方法とその方法を採用したヒートポンプに関する。
ヒートポンプは、熱交換器である蒸発器として熱伝導率に優れた金属製のフィンを備え、このフィンを介して外気の熱をフィンの内側を流れる冷媒に取り込んで冷媒を気化させる。このフィンの表面(以下、「蒸発器の表面」ともいう)に霜が生じると、蒸発器の外気からの吸熱効率が低下するので、ヒートポンプは、除霜運転モードを備え、蒸発器の表面への着霜を検知した際に除霜運転を行って蒸発器の表面の霜を除去する。
除霜運転を行っている間、ヒートポンプは、本来の仕事、即ち、貯湯タンクの湯を沸かしたり、室内を暖房したりする仕事を行うことができないので、除霜運転は短時間で終了するのが望ましい。
そして、蒸発器表面への着霜が進行するほど、除霜運転に長い時間を要するので、除霜運転の時間を短縮するには、蒸発器表面への着霜が進行する前に除霜運転を開始するのが有効である。そのため、蒸発器表面への着霜が始まったタイミングを正確に検知することが重要であり、蒸発器表面への着霜が生じたタイミングを検知する方法の具体例が、特許文献1に記載されている。
特許文献1の方法は、所定時間ごとにヒートポンプによる湯の沸き上げ能力の積算平均値を算出し、この積算平均値が所定回数連続して低下した際に、蒸発器表面への着霜が開始したものと判定する。蒸発器表面に霜が生じて熱交換効率が低下すると湯の沸き上げ能力も低下する点に着目した方法である。
特開2003−222392号公報
しかしながら、本願の発明者らは、特許文献1の方法では、蒸発器の表面に霜が生じているにも関わらず、蒸発器への着霜が検出されないことがあるのを確認した。
これは、着霜の進行速度が緩やかな場合、湯の沸き上げ能力の積算平均値が連続して低下しないことがあることによる。
また、湯の沸き上げ能力はあくまで推定値であるため、実際の値と必ずしも一致しているとはいえず、このことによって、蒸発器への着霜を正確に検出できないことがあると考えられる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、蒸発器表面への着霜を安定的に検出するヒートポンプの着霜判定方法とその方法を採用したヒートポンプを提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係るヒートポンプの着霜判定方法は、冷媒の流れに沿って圧縮機の上流側に配置され外気から熱を取り込んで液状の該冷媒を蒸発させる蒸発器に、霜が生じたのを検出するヒートポンプの着霜判定方法において、前記蒸発器内の前記冷媒が流れる流路の長さをL、該流路の該冷媒の入口を0位置、該流路の該冷媒の出口をL位置とし、L/4位置から3L/4位置の間で計測した前記冷媒の温度を前記圧縮機に流入する前記冷媒の温度から差し引いた温度が、予め定められた温度△T1以下で所定時間Pの間維持された際に、前記蒸発器に霜が生じたと判定する。
前記目的に沿う第2の発明に係るヒートポンプの着霜判定方法は、冷媒の流れに沿って圧縮機の上流側に配置され外気から熱を取り込んで液状の該冷媒を蒸発させる蒸発器に、霜が生じたのを検出するヒートポンプの着霜判定方法において、前記蒸発器内の前記冷媒が流れる流路の長さをL、該流路の該冷媒の入口を0位置、該流路の該冷媒の出口をL位置とし、L/4位置から3L/4位置の間で計測した前記冷媒の温度を前記圧縮機に流入する前記冷媒の温度から差し引いた温度が予め定められた温度△T1以下であり、かつ、前記圧縮機に流入する前記冷媒の温度を外気温度から差し引いた温度が予め定められた温度△T2以上であり、かつ、前記外気温度が予め定められた温度T3以下である状態が、所定時間Pの間維持された際に、前記蒸発器に霜が生じたと判定する。
前記目的に沿う第3の発明に係るヒートポンプは、蒸発器を通過中の冷媒の温度を計測する温度センサAと、圧縮機に流入する前記冷媒の温度を計測する温度センサBとを備え、前記蒸発器で外気から吸収した熱を、放熱器で放熱して水あるいは空気を加熱するヒートポンプにおいて、前記蒸発器内の前記冷媒が流れる流路の長さをL、該流路の該冷媒の入口を0位置、該流路の該冷媒の出口をL位置とし、前記温度センサAは、L/4位置から3L/4位置の間に配置され、前記温度センサBの計測温度から前記温度センサAの計測温度を差し引いた温度が、予め定められた温度△T1以下で所定時間Pの間維持された際に、前記蒸発器に霜が生じたと判定する。
前記目的に沿う第4の発明に係るヒートポンプは、蒸発器を通過中の冷媒の温度を計測する温度センサAと、圧縮機に流入する前記冷媒の温度を計測する温度センサBと、外気の温度を計測する温度センサCとを備え、前記蒸発器で外気から吸収した熱を、放熱器で放熱して水あるいは空気を加熱するヒートポンプにおいて、前記蒸発器内の前記冷媒が流れる流路の長さをL、該流路の該冷媒の入口を0位置、該流路の該冷媒の出口をL位置とし、前記温度センサAは、L/4位置から3L/4位置の間に配置され、前記温度センサBの計測温度から前記温度センサAの計測温度を差し引いた温度が予め定められた温度△T1以下であり、かつ、前記温度センサCの計測温度から前記温度センサBの計測温度を差し引いた温度が予め定められた温度△T2以上であり、かつ、前記温度センサCの計測温度が予め定められた温度T3以下である状態が、所定時間Pの間維持された際に、前記蒸発器に霜が生じたと判定する。
第1、第2の発明に係るヒートポンプの着霜判定方法及び第3、第4の発明に係るヒートポンプは、圧縮機に流入する冷媒の温度から蒸発器を通過中の冷媒の温度を差し引いた温度が、予め定められた温度△T1以下で所定時間Pの間維持された際に、蒸発器に霜が生じたと判定するので、蒸発器表面への着霜の速度によらず、安定的に蒸発器に霜が生じたのを判定することができる。これは、実験的検証によって確認されている。
本発明の一実施の形態に係るヒートポンプの着霜判定方法を採用したヒートポンプの回路図である。 除霜運転を示す説明図である。 比較例に係るヒートポンプの着霜判定方法を採用した際の除霜運転の時間を示すグラフである。 本発明の実施例に係るヒートポンプの着霜判定方法を採用した際の除霜運転の時間を示すグラフである。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係るヒートポンプの着霜判定方法を採用したヒートポンプ10は、蒸発器11、圧縮機12、放熱器13及び膨張弁14が設けられた冷媒循環回路15を備え、蒸発器11で外気から吸収した熱を、放熱器13で放熱して水あるいは空気を加熱する。以下、詳細に説明する。
本実施の形態では、図1に示すように、ヒートポンプ10に湯水循環回路16を介して貯湯タンク17が接続されている。湯水循環回路16は、貯湯タンク17の下部と放熱器13と貯湯タンク17の上部を接続し、貯湯タンク17の下部にある水を放熱器13を経由して貯湯タンク17の上部に導く。
放熱器13は、貯湯タンク17の下部から放熱器13に送られる水と冷媒循環回路15を流れる冷媒を熱交換して、貯湯タンク17の下部から放熱器13に送られる水を加熱する。放熱器13の通過によって加熱された湯は、湯水循環回路16を介して貯湯タンク17の上部から貯湯タンク17内に流入する。
湯水循環回路16には、貯湯タンク17の下部の水を放熱器13に送り出す循環ポンプ18と、放熱器13を通過した湯水(湯又は水を意味する)の行先を切り替える三方弁19が設けられている。
三方弁19には、三方弁19と貯湯タンク17の下部を接続するバイパス管20が連結され、三方弁19は、放熱器13を通過した湯水の温度に応じて、湯水の行先を切り替える。
具体的には、三方弁19は、放熱器13を通過した湯水が所定温度(本実施の形態では、40℃)以下のとき、放熱器13を通過した湯水をバイパス管20を介して貯湯タンク17の下部に送り、放熱器13を通過した湯水が所定温度より高くなったときに、放熱器13を通過した湯水を貯湯タンク17の上部に送るようにする。
このように、放熱器13を通過した湯水の行先を切り替えることによって、貯湯タンク17の上部に低温水が流入するのを防止している。
なお、湯水循環回路16には、放熱器13に流入する水の温度を計測する温度センサ21と放熱器13を通過した湯水の温度を計測する温度センサ22が設けられている。
そして、貯湯タンク17の異なる高さ位置には、複数の温度センサ23が配置され、この複数の温度センサ23には、循環ポンプ18及び三方弁19に接続されたタンク側制御装置24が信号接続されている。タンク側制御装置24は、例えばマイクロコンピュータである。
また、貯湯タンク17の上部には、貯湯タンク17内の湯を台所や浴室に供給する給湯管25が連結され、貯湯タンク17の下部には、水道水を貯湯タンク17内に供給する水道管26が連結されている。
なお、温度センサ21、22は、蒸発器11、圧縮機12、放熱器13、膨張弁14及び冷媒循環回路15と共にヒートポンプ10の筺体内に収容されている。
冷媒循環回路15には、放熱器13に加え、放熱器13を通過した冷媒を減圧する膨張弁14と、減圧された冷媒を蒸発させて外気の熱を吸収する蒸発器11と、蒸発器11でガス状となった冷媒を圧縮する圧縮機12が設けられている。
蒸発器11は、冷媒の流れに沿って圧縮機12の上流側に配置され、外気から熱を取り込んで液状の冷媒を蒸発させる。蒸発器11の近傍には、蒸発器11による冷媒の蒸発を促進するプロペラファン28が設けられている。そして、蒸発器11には、蒸発器11を通過中の冷媒の温度を計測する温度センサ29(温度センサA)が取り付けられている。
蒸発器11を通過した冷媒は、圧縮機12の手前側に設けられたアキュムレータ30を介して、圧縮機12に流入する。アキュムレータ30は、蒸発器11を通過した冷媒の全てがガス状にならず、冷媒が、気液混合状態で蒸発器11から送り出された際に、気液混合状態の冷媒から液体の冷媒を取り除き、圧縮機12内にガス状の冷媒のみを供給するようにする。
アキュムレータ30によって気液混合状態の冷媒から取り除かれた液体の冷媒は、アキュムレータ30内に蓄えられ、時間の経過に伴って蒸発しガス状となって圧縮機12に流入する。
冷媒循環回路15内の冷媒は、圧縮機12の作動によって、冷媒循環回路15内を循環する。
冷媒循環回路15には、アキュムレータ30の上流側に、圧縮機12に流入する冷媒の温度を計測する温度センサ31(温度センサB)が設けられ、圧縮機12の下流側に、圧縮機12から吐出された冷媒の温度を計測する温度センサ32が設けられている。
冷媒循環回路15には、圧力スイッチ33が設けられ、圧縮機12を通過した冷媒の圧力が所定の値(例えば、13MPa)以上になった際に、圧縮機12の運転を止めて冷媒循環回路15の管や、冷媒循環回路15に設けられた機器等に不具合が生じるのを防止する。
また、冷媒循環回路15には、放熱器13から膨張弁14に送られる冷媒と蒸発器11から圧縮機12に送られる冷媒を熱交換する内部熱交換器34が設けられている。冷媒は、膨張弁14を通過することによって温度が低下するため、膨張弁14を通過する前の冷媒は、膨張弁14及び蒸発器11を通過した冷媒に比べて高温である。このため、内部熱交換器34は、放熱器13から膨張弁14に送られる冷媒の熱を蒸発器11から圧縮機12に送られる冷媒に与えることができる。
ヒートポンプ10は、外気の温度を計測する温度センサ35(温度センサC)に加え、温度センサ35に接続されたHP側制御装置36を備えている。
HP側制御装置36は、例えばマイクロコンピュータであり、温度センサ35の他、温度センサ21、22、29、31、32、膨張弁14、プロペラファン28、圧縮機12及び圧力スイッチ33とタンク側制御装置24とに接続されている。このため、HP側制御装置36及びタンク側制御装置24は、相互に通信可能であり、HP側制御装置36は、温度センサ22の計測温度を取得し、取得した温度センサ22の計測温度を基に、貯湯タンク17の下部から送り出され放熱器13を通過した湯水の行先を決定し、必要に応じてタンク側制御装置24を介して三方弁19に指令信号を送信する。
圧縮機12及び循環ポンプ18の作動によって、冷媒循環回路15内の冷媒が循環を開始し、湯水循環回路16に貯湯タンク17の下部から水が送り出されると、貯湯タンク17内の湯水の沸き上げが行われる。このとき、冷媒循環回路15内を循環する冷媒は蒸発器11を通過の際に蒸発し、蒸発器11の表面温度を低下させる。
蒸発器11の表面温度が低下すると、外気温度と湿度によっては、蒸発器11の表面に霜が生じ、蒸発器11における冷媒と外気の熱交換効率が低下する。
そこで、HP側制御装置36は、蒸発器11の表面に霜が生じたのを検出すると除霜運転を行って霜を除去し、蒸発器11の熱交換効率の回復を図る。除霜運転では、図2に示すように、圧縮機12が作動し冷媒循環回路15内に冷媒を循環させ、循環ポンプ18は最小の運転レベルで運転を行う。そして、膨張弁14は開いた状態、即ち冷媒を減圧しない状態にされる。このようにすることによって、圧縮機12からガス状で、例えば20〜40℃の冷媒が吐出され、この冷媒は、ガス状のまま、温度変化がほとんどない状態で、蒸発器11に到達し、蒸発器11表面の温度を上昇させる。蒸発器11表面に生じていた霜は、蒸発器11表面の温度上昇によって水となり、蒸発器11等を収容している図示しない筺体から外に流れ出る。
なお、除霜運転中、貯湯タンク17の下部から湯水循環回路16に送り出される水は極少量であるので、図2においては、貯湯タンク17の下部から湯水循環回路16に送り出される水の流れの記載を省略している。
除霜運転は、他の方法であってもよく、例えば、圧縮機の冷媒の出側と蒸発器の冷媒の入側を直接接続するバイパス管を設けて行うこともできる。
具体的には、除霜運転を行わないときには閉じられているバイパス管を、除霜運転を行う際に開いて、圧縮機から吐出されたガス状で高温の冷媒を、直接、蒸発器に供給して蒸発器の表面に生じた霜を除去するものである。
HP側制御装置36は、温度センサ31の計測温度から温度センサ29の計測温度を差し引いた判定対象温度が、予め定められた温度△T1以下で所定時間Pの間維持される条件1を満たすか、放熱器13による貯湯タンク17の水の加熱能力を所定時間Q(本実施の形態では10秒)ごとに算出して得た積算平均値が連続して所定回数N(本実施の形態では、3回)低下した条件2を満たした際に、蒸発器11に霜が生じたとの判定を行い、除霜運転を開始する。即ち、条件1又は条件2を満たすことで、HP側制御装置36は、蒸発器11表面に霜が生じたとの判定を行う。
条件1は、蒸発器11表面に霜がないとき、冷媒が蒸発器11を通過の際に全て気化しガス状になるのに対し、蒸発器11表面に霜があるとき、蒸発器11の熱交換効率が低下し、冷媒は一部が液体のまま蒸発器11から出る点に着目したものである。
冷媒は、気液混合状態で外部から熱を吸収して蒸発を行っている間、温度が上昇せず、蒸発が終了し全てガス状になった状態で外部から熱を吸収することにより昇温する。
このため、蒸発器11の表面に霜がなく、冷媒が蒸発器11を通過途中に全てガス状となっているときに、冷媒は、蒸発器11から出る際の温度が、蒸発器11に入る前の温度より高くなる。これに対し、蒸発器11の表面に霜があって、冷媒が気液混合状態で蒸発器11から出る場合、冷媒は、蒸発器11から出る際の温度が、蒸発器11に入る前の温度と等しい。
従って、冷媒は、蒸発器11の表面に霜がある場合、蒸発器11の表面に霜がない場合に比べ、蒸発器11を出る際の温度が低くなる。条件1は、この事象を利用して、蒸発器11の表面に霜が生じているのを判定する。
温度センサ29は、蒸発器11表面の霜の有無に関わらず、気液混合状態の冷媒が通過する位置に配置されている。本実施の形態では、蒸発器11内の冷媒が流れる流路の長さをL、その流路の冷媒の入口を0位置、その流路の冷媒の出口をL位置として、温度センサ29がL/4位置から3L/4位置の間に配置されている。
温度センサ31は、内部熱交換器34を通過した冷媒の温度を計測する位置に設けられている。蒸発器11から出た冷媒は、内部熱交換器34を通過中に、放熱器13から膨張弁14に向かう冷媒から熱を吸収し、その後、温度センサ31によって温度が計測される。
全てがガス状となって蒸発器11を出た冷媒は、内部熱交換器34を通過する際に昇温する。よって、内部熱交換器34が有る場合、内部熱交換器34が無い場合に比べ、温度センサ31の計測温度は高くなる。
一方、気液混合状態で蒸発器11を出た冷媒は、内部熱交換器34を通過中に蒸発を行う。そのため、内部熱交換器34を通過してもなお、気液混合状態である場合には、温度センサ29、31の各計測温度は等しくなり、内部熱交換器34を通過途中に全てがガス状になれば、温度センサ31の計測温度は温度センサ29の計測温度より高くなる。
そして、気液混合状態で蒸発器11を出た冷媒は、内部熱交換器34を通過中に全てガス状になったとしても、冷媒が全てガス状となって蒸発器11を出た場合に比べ、温度センサ31によって計測される温度が低くなる。
従って、内部熱交換器34の有無に関わらず、冷媒が全てガス状となって、蒸発器11を出た場合、冷媒が気液混合状態で蒸発器11を出た場合に比べ、温度センサ31の計測温度から温度センサ29の計測温度を差し引いた温度、即ち、判定対象温度は大きくなる。
よって、判定対象温度が、予め定められた温度△T1以下で所定時間Pの間維持されると、蒸発器11表面に霜が生じていると判断することができる。
温度△T1は、−2℃以上2℃以下の範囲であり、本実施の形態では、△T1=0℃である。温度△T1を0℃のみに限定していないのは、温度センサ29、31の各計測地点間の管内の圧力差等が寄与して、ヒートポンプの機種ごとに、蒸発器11の表面に霜が生じているときの判定対象温度が異なるためである。このため、ヒートポンプの機種ごとに実験等により、△T1の値を決定する必要がある。△T1に0℃より低い温度を設定できるようにしているのは、温度センサ31が圧縮機12の近傍にあって、温度センサ31が取り付けられている位置の管内の圧力が、蒸発器11の管内の圧力より低く、冷媒が全てガス状となって蒸発器11を出たとしても、温度センサ31の計測温度が温度センサ29の計測温度より低くなることがあるためである。
時間Pは、10秒以上60秒以下であり、本実施の形態では、P=30秒である。
時間Pを設けているのは、蒸発器11表面に霜が生じていない場合でも、判定対象温度≦温度△T1になることが実験的検証によって確認されたためである。除霜運転が行われている間、貯湯タンク17の湯の沸き上げはなされないので、除霜運転は必要以上に行われないのが好ましい。そのため、蒸発器11表面に霜が生じているのを安定的に検出すべく、この時間Pを設けている。
また、放熱器13の加熱能力の低下は、蒸発器11表面に霜が発生する以外の要因、例えば外気温度の低下によっても発生するので、条件1だけを満たしただけでは、蒸発器11の表面に霜が生じたという判定をせず、条件1と同時に、以下の条件3及び条件4を満たした際に、蒸発器11表面に霜が生じているとの判定を行うようにしてもよい。
条件3は、所定時間Pの間、温度センサ35の計測温度(外気温度)から温度センサ31の計測温度を差し引いた温度が予め定められた温度△T2以上で維持されるという条件である。この条件3は、温度センサ31の温度により温度センサ31が取り付けられている位置の管内の圧力を推定し、この推定された圧力を基に、蒸発器11を通過した冷媒に液体が有るか無いかを判定するものである。
蒸発器11から出た冷媒が気液混合状態の場合、蒸発器11から出た冷媒が100%ガス状である場合に比べ、温度センサ31が取り付けられている位置の管内の圧力は低くなる。そして、温度センサ31が取り付けられている位置の管内の圧力は、蒸発器11から出た冷媒に液体が含まれているか否かに加え、外気温度によっても左右されるため、温度センサ35の計測温度のみだけでなく、温度センサ31の計測温度を加味した値を判断基準にしている。
条件4は、所定時間Pの間、温度センサ35の計測温度が予め定められた温度T3以下で維持されるという条件であり、これは、外気が所定の温度以上であると、霜が生じないことに着目したものである。
条件4は考慮せず、条件1と同時に条件3を満たした際に、蒸発器11表面に霜が生じているとの判定を行うようにしてもよく、条件3は考慮せず、条件1と同時に条件4を満たした際に、蒸発器11表面に霜が生じているとの判定を行うようにしてもよい。
温度△T2は、2℃以上13℃以下の範囲であり、本実施の形態では、△T2=7℃である。温度T3は、3℃以上7℃以下の範囲であり、本実施の形態では、T3=5℃である。温度△T2及び温度T3は、ヒートポンプの機種ごとに試験により定められる。
条件2は、蒸発器11表面に霜が発生すると、蒸発器11の熱交換効率が低下して放熱器13による貯湯タンク17の水の加熱能力(以下、単に「加熱能力」ともいう)が低下するという考えに基づくものである。
加熱能力は、温度センサ22の計測温度から温度センサ21の計測温度を差し引いた値に、循環ポンプ18の出力値と係数とを乗算することで算出できる。そして、加熱能力はHP側制御装置36(タンク側制御装置24であってもよい)によって算出される。
HP側制御装置36は、新たに加熱能力を算出したタイミングで、それまでに算出した加熱能力の全ての値と新たに算出した加熱能力の値を対象に、加熱能力の積算平均値を得る。具体的には、新たにN+1個目の加熱能力が算出されると、それまでに算出したN個の加熱能力のそれぞれの値と新たに算出した加熱能力の値を合算し、その合算値をN+1で除算することで加熱能力の積算平均値が導出される。
そして、HP側制御装置36は、新たに導出した加熱能力の積算平均値と、その前に導出した加熱能力の積算平均値の大小を比較し、新たな加熱能力の積算平均値がその前の加熱能力の積算平均値より小さくなるのが連続してN回続いたときに、蒸発器11の表面に霜が生じたと判定する。
新たな加熱能力の積算平均値がその前の加熱能力の積算平均値より小さくなるのが1回だけでなく、連続してN回続いたとしているのは、蒸発器11の表面に霜が生じていないときでも、新たに導出した加熱能力の積算平均値がその前に導出した加熱能力の積算平均値より小さくなることがあるためである。
なお、Q=10秒に限定されず、Qとして、5秒以上20秒以下の範囲の時間が設定可能であり、N=3回に限定されず、Nとして、2回以上5回以下の範囲の回数が設定できる。
従来、条件1は考慮せず、条件2を満たすことのみによって、蒸発器11表面に霜が生じたとの判定を行っていたが、条件2を満たしていない状態でも、蒸発器11表面に霜が生じていることが、実験的検証によって確認された。例えば、蒸発器11表面への着霜速度が緩やかな場合である。
このため、条件1又は条件2を満たすことによって、蒸発器11に霜が生じたとの判定を行い、条件2を満たしていなくとも、条件1を満たすことで、霜が生じたとの判定を行うようにした。このようにすることによって、結果として、除霜運転の時間を短縮でき、放熱器13による貯湯タンク17の湯の沸き上げ時間を短くすることが可能となった。蒸発器11に生じた霜が少量であると、除霜運転の時間が短くなることによる。
なお、条件1と同時に条件3及び条件4を満たすか、又は条件2を満たすことによって、蒸発器11に霜が生じたとの判定を行うこともできる。
次に、本発明の作用効果を確認するために行った実施例について説明する。
図3、図4は、除霜運転の時間を調べた実験結果を示すグラフであり、図3のX1及び図4のX2が除霜運転を行っていた時間をそれぞれ示している。
図3、図4において、「推定能力」は放熱器の加熱能力の算出値を示し、除霜運転を開始することによって、この「推定能力」の値は急激に低下する。従って、「推定能力」の値が急激に低下したタイミングで除霜運転が開始されている。なお、「推定能力」は、除霜運転の開始を示すために記載したものであるため、図3、図4では、「推定能力」が急激に低下した以降の「推定能力」は記載していない。
図3、図4において、「吸入」は圧縮機に流入する温度を計測する温度センサの計測温度であり、「熱交」は蒸発器を通過中の冷媒の温度を計測する温度センサの計測温度である。
そして、「過熱度」は、判定対象温度に当たり、「吸入」の温度から「熱交」の温度を差し引いた値である。
図3は、条件2を満たした際に蒸発器の表面に霜が生じていると判定して、除霜運転を開始したもので、除霜運転の時間X1は7分間であった。これに対し、図4は、条件1又は条件2を満たした際に蒸発器の表面に霜が生じていると判定して、除霜運転を開始したもので、除霜運転の時間X2は5分間であった。
なお、除霜運転は、図3の実験及び図4の実験において、「熱交」の温度が2℃まで上昇したタイミングで終了している。
この実験結果より、蒸発器の表面に霜が生じていると判定する基準を、条件1又は条件2を満たしたこととした場合は、条件2のみを満たしたこととした場合よりも、除霜運転が短縮できることが確認された。
また、実験の結果、図3、図4のいずれの場合も、蒸発器の表面に霜が生じていると判定されたタイミングで、蒸発器の表面には実際に霜が生じていたことが確認されている。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
例えば、ヒートポンプは、室内の温度を調整する空気温調機に使用されるものであってもよい。空気温調機の場合、放熱器の加熱能力とは、室内を暖房する能力であり、放熱器は室内機に設けられ、蒸発器は室外機に設けられることになる。
また、冷媒循環回路に内部熱交換器を設けなくともよい。
そして、条件1のみを蒸発器に霜が生じたと判定する判定基準にすることもできる。
10:ヒートポンプ、11:蒸発器、12:圧縮機、13:放熱器、14:膨張弁、15:冷媒循環回路、16:湯水循環回路、17:貯湯タンク、18:循環ポンプ、19:三方弁、20:バイパス管、21〜23:温度センサ、24:タンク側制御装置、25:給湯管、26:水道管、28:プロペラファン、29:温度センサ、30:アキュムレータ、31、32:温度センサ、33:圧力スイッチ、34:内部熱交換器、35:温度センサ、36:HP側制御装置

Claims (4)

  1. 冷媒の流れに沿って圧縮機の上流側に配置され外気から熱を取り込んで液状の該冷媒を蒸発させる蒸発器に、霜が生じたのを検出するヒートポンプの着霜判定方法において、
    前記蒸発器内の前記冷媒が流れる流路の長さをL、該流路の該冷媒の入口を0位置、該流路の該冷媒の出口をL位置とし、L/4位置から3L/4位置の間で計測した前記冷媒の温度を前記圧縮機に流入する前記冷媒の温度から差し引いた温度が、予め定められた温度△T1以下で所定時間Pの間維持された際に、前記蒸発器に霜が生じたと判定することを特徴とするヒートポンプの着霜判定方法。
  2. 冷媒の流れに沿って圧縮機の上流側に配置され外気から熱を取り込んで液状の該冷媒を蒸発させる蒸発器に、霜が生じたのを検出するヒートポンプの着霜判定方法において、
    前記蒸発器内の前記冷媒が流れる流路の長さをL、該流路の該冷媒の入口を0位置、該流路の該冷媒の出口をL位置とし、L/4位置から3L/4位置の間で計測した前記冷媒の温度を前記圧縮機に流入する前記冷媒の温度から差し引いた温度が予め定められた温度△T1以下であり、かつ、前記圧縮機に流入する前記冷媒の温度を外気温度から差し引いた温度が予め定められた温度△T2以上であり、かつ、前記外気温度が予め定められた温度T3以下である状態が、所定時間Pの間維持された際に、前記蒸発器に霜が生じたと判定することを特徴とするヒートポンプの着霜判定方法。
  3. 蒸発器を通過中の冷媒の温度を計測する温度センサAと、圧縮機に流入する前記冷媒の温度を計測する温度センサBとを備え、前記蒸発器で外気から吸収した熱を、放熱器で放熱して水あるいは空気を加熱するヒートポンプにおいて、
    前記蒸発器内の前記冷媒が流れる流路の長さをL、該流路の該冷媒の入口を0位置、該流路の該冷媒の出口をL位置とし、前記温度センサAは、L/4位置から3L/4位置の間に配置され、前記温度センサBの計測温度から前記温度センサAの計測温度を差し引いた温度が、予め定められた温度△T1以下で所定時間Pの間維持された際に、前記蒸発器に霜が生じたと判定することを特徴とするヒートポンプ。
  4. 蒸発器を通過中の冷媒の温度を計測する温度センサAと、圧縮機に流入する前記冷媒の温度を計測する温度センサBと、外気の温度を計測する温度センサCとを備え、前記蒸発器で外気から吸収した熱を、放熱器で放熱して水あるいは空気を加熱するヒートポンプにおいて、
    前記蒸発器内の前記冷媒が流れる流路の長さをL、該流路の該冷媒の入口を0位置、該流路の該冷媒の出口をL位置とし、前記温度センサAは、L/4位置から3L/4位置の間に配置され、前記温度センサBの計測温度から前記温度センサAの計測温度を差し引いた温度が予め定められた温度△T1以下であり、かつ、前記温度センサCの計測温度から前記温度センサBの計測温度を差し引いた温度が予め定められた温度△T2以上であり、かつ、前記温度センサCの計測温度が予め定められた温度T3以下である状態が、所定時間Pの間維持された際に、前記蒸発器に霜が生じたと判定することを特徴とするヒートポンプ。
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