JP6189126B2 - 圧力制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は圧力制御装置に関する。
例えば、都市ガスを給送するラインに設置される圧力制御装置においては、圧力を利用して作動するダイヤフラムを圧力制御弁の駆動部として採用すると共に、圧力設定装置によりパイロット弁の弁部を作動させてパイロット弁から圧力制御弁のダイヤフラム室へ供給されるパイロット圧(制御圧力)を調整することによりガス供給ラインの圧力制御弁の下流側の圧力(2次圧力)が設定圧力(目標圧力)となるようしている。
この種の圧力制御装置は、下流側管路に供給されるガスの2次圧力を制御する圧力制御弁と、圧力制御弁のアクチュエータ部に供給される制御圧力を調整するダイヤフラムが内設されたパイロット弁と、2次圧力が所定の設定圧力となるようにダイヤフラムを動作させるモータ及びこのモータの回転状態を検知するポテンショメータを有した圧力設定装置と、予め登録された制御データに基づいて2次圧力が所定の設定圧力となるように圧力設定装置のモータを駆動制御する制御回路等を有した構成とされている(例えば、特許文献1参照)。
また、圧力設定装置は、パイロット弁と圧力設定部とにより構成されている。パイロット弁は圧力制御弁を駆動するアクチュエータと接続されており、パイロット弁の動作に伴いアクチュエータは駆動され、圧力制御弁を開閉動作させる構成となっている。このパイロット弁に内設されたダイヤフラムは、その下部に圧力設定バネが配設されている。
この圧力設定バネは、上端部がパイロット弁のダイヤフラムに当接すると共に下端部がバネ受けに当接した構成とされている。このバネ受けは、主軸の回転により上下動する構成とされている。即ち、主軸には雄ネジ部が形成されており、バネ受けには雌ネジ部が形成されており、各ネジ部は螺合した構成となっている。また、主軸は、前記圧力設定部に設けられたモータに接続されている。
よって、モータが駆動することにより主軸は回転し、これに伴いバネ受けは上下動し、これにより圧力設定バネの圧縮量が増加又は減少される構成となっている。圧力設定バネがダイヤフラムに印加する荷重はこの圧縮量の増減に伴って増減し、よってパイロット弁の設定圧力は圧力設定装置により制御される構成となっている。
上記圧力制御装置では、モータ駆動により圧力設定バネの圧縮量を自動的に調整する自動調整機構と、手動操作でも圧力設定バネの圧縮量を調整できる手動調整機構とが設けられている。
手動調整機構は、圧力設定バネのバネ受けを駆動する主軸と、上端が主軸に連結された手動操作用ハンドルと、手動操作用ハンドルの下端に連結された主軸とからなる。この主軸には、モータに駆動される駆動ギヤに噛合するギヤが設けられている。
そして、手動操作用ハンドルが軸方向に押圧されて上動すると、主軸のギヤがモータの駆動ギヤから離間して手動操作用ハンドルの回動操作が可能になり、手動操作で圧力設定バネの圧縮量を調整することができる。
特許第4203214号公報
上記従来の圧力制御装置では、モータ駆動により圧力設定バネのバネ力を調整する際は、主軸のギヤがモータの駆動ギヤに噛合しているため、モータ駆動による場合でも手動操作ハンドルが回転しており、例えばモータ駆動中に手動操作ハンドルが何らかの部材と接触した場合、主軸に不要な負荷が作用したり、モータによる圧力設定バネのバネ力がずれてしまい、正確な圧力制御が行えないという問題があった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した圧力制御装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
本発明は、上流側より給送されるガスの供給圧力を予め定められた設定圧力に減圧して下流側に供給する圧力制御弁の当該設定圧力を調整する圧力設定用バネと、
前記圧力設定用バネの圧縮量を加減すべく、回転に伴い前記圧力設定用バネのバネ受けを移動させる第1回転軸と、
前記第1回転軸とギヤを介して回転伝達可能に設けられた第2回転軸と、
前記設定圧力を調整する際に前記第2回転軸に回転駆動力を付与する駆動モータと、
前記圧力制御弁の下流側の圧力が予め定められた設定圧力となるように前記駆動モータを制御する制御部と、
前記第2回転軸と軸方向に対し一体的に移動可能となるよう嵌合され、前記駆動モータの駆動力を前記第2回転軸へ伝達させる伝達部と、
前記第2回転軸の一端に結合され、手動操作による回転操作力を前記第2回転軸に伝達するための手動操作ハンドルと、
前記第2回転軸を収容するハウジングと、
前記ハウジングの内部と外部との間を貫通するよう前記ハウジングに設けられ、前記第2回転軸が挿入される貫通孔と、
前記貫通孔に設けられ、前記第2回転軸を軸方向に移動させていない状態においては、前記第2回転軸の回転が前記手動操作ハンドルに伝達されないように保持し、前記第2回転軸を軸方向に移動させた状態においては、前記第2回転軸を前記手動操作ハンドルに回転伝達可能に結合させる結合機構と、
前記貫通孔に設けられ、前記手動操作ハンドルを前記第2回転軸の軸方向に移動させることにより、前記第2回転軸を前記手動操作ハンドルと共に軸方向に移動させて前記駆動モータに駆動されるモータ出力軸と前記第2回転軸との結合を解除する結合解除機構と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、手動操作ハンドルを手動操作して圧力設定用バネのバネ力を調整する場合は、第2回転軸を手動操作ハンドルと共に軸方向に移動させて駆動モータに駆動されるモータ出力軸と第2回転軸との結合を解除し、第2回転軸を軸方向に移動させていない状態においては、第2回転軸の回転が手動操作ハンドルに伝達されないように第2回転軸が保持されるため、駆動モータにより手動操作ハンドルが回転駆動されず、駆動モータによる圧力設定用バネのバネ力の調整がスムーズに行える。
本発明による圧力制御装置の実施形態1が適用された圧力制御システムを模式的に示す概略構成図である。 圧力制御装置の内部構成を示す縦断面図である。 図2中に示すA部を拡大した縦断面図である。 図2中B−B断面を示す横断面図である。 圧力制御装置のモータ制御系を示すブロック図である。 手動操作モードに切り替える手順1を示す縦断面図である。 手動操作モードに切り替える手順2を示す縦断面図である。 手動操作モードに切り替える手順3を示す縦断面図である。 圧力制御装置の実施形態2を示す縦断面図である。 図9中IX−IX線に沿う横断面図である。 実施形態2の手動操作モードを示す縦断面図である。 図11中XI−XI線に沿う横断面図である。 圧力制御装置の実施形態3を示す縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
〔実施形態1〕
図1は本発明による圧力制御装置の実施形態1が適用された圧力制御システムを模式的に示す概略構成図である。図1に示されるように、圧力制御システム10は、圧力制御弁30と、パイロット弁制御ユニット40と、圧力制御装置50とを有する。
圧力制御弁30は、ガスが供給される上流側配管60と下流側配管62との間に配置された弁部31と、弁部31の弁開度を調整するアクチュエータ部32とを有する。アクチュエータ部32は、内部空間がダイヤフラム33により上側ダイヤフラム室34と下側ダイヤフラム室35とに画成されており、コイルバネ36のばね力でダイヤフラム33を下方に押圧している。また、ダイヤフラム33の中央には、弁軸37が結合されており、弁軸37の下端が弁部31の弁体に結合される。ダイヤフラム33は、上側ダイヤフラム室34の圧力と下側ダイヤフラム室35の圧力との差及びコイルバネ36のばね力とがバランスする位置に変位することで弁部31の弁開度を調整して上流側配管60からの一次圧力P1を減圧して下流側配管62の二次圧力P2(供給圧力)を所定の設定圧となるように制御する(P1>P2)。
パイロット弁制御ユニット40は、アクチュエータ部32の下側ダイヤフラム室35に供給されるパイロット圧P3を制御するためのパイロット弁70を有する。また、パイロット弁制御ユニット40は、ハウジング41の内部に第1ダイヤフラム42と、第2ダイヤフラム43とが設けられ、第1、第2ダイヤフラム42、43の間は連結部材44により連結されている。また、第1ダイヤフラム42は、上室45に配された圧力設定コイルバネ45aの圧縮量に応じたばね力により下方に押圧されている。
また、圧力設定コイルバネ45aの上端は、ハウジング41の上部から螺入された調整ネジ45bの下端に設けられたバネ受け45cに当接している。そのため、調整ネジ45bを回すことにより、圧力設定コイルバネ45aの圧縮量が加減されてバネ力が任意の強さに調整される。
さらに、第1、第2ダイヤフラム42、43の間に形成された中間室46には、一次圧力P1を導入する配管H1が連通された一次圧力導入管47が挿入され、且つ配管H2を介してアクチュエータ部32の下側ダイヤフラム室35に連通されている。また、中間室46には、一次圧力導入管47の端部を開閉するパイロット弁70が設けられている。このパイロット弁70は、第2ダイヤフラム43の中央孔48に貫通された弁体71と、弁体71を上方に付勢するコイルバネ72とを有する。弁体71は、一次圧力導入管47の端部開口を開閉する上端弁部73と、第2ダイヤフラム43の中央孔48を開閉する下端弁部74とを有する。
ハウジング41の底部に形成された下室49は、二次圧力P2を導入する配管H3が連通された二次圧力導入口49aを有する。そのため、下室49は、二次圧力P2と同じ圧力になり、下室49の圧力(二次圧力P2)と圧力設定コイルバネ45aのバネ力とがバランスするように第1、第2ダイヤフラム42、43が上下方向に変位する。
従って、下流側配管62の二次圧力P2が設定圧以下に低下した場合、第1、第2ダイヤフラム42、43は、圧力設定コイルバネ45aのバネ力により下方に変位するため、一次圧力導入管47の端部開口から上端弁部73が離間して一次圧力P1がパイロット圧P3として中間室46及び配管H2を介してアクチュエータ部32の下側ダイヤフラム室35に供給される。その結果、アクチュエータ部32のダイヤフラム33がコイルバネ36のバネ力に抗して上方に変位して圧力制御弁30の弁部31が弁開方向に動作(弁開度を大)して二次圧力P2が上昇する。
また、下流側配管62の二次圧力P2が設定圧以上に上昇した場合、第1、第2ダイヤフラム42、43は、圧力設定コイルバネ45aのバネ力に抗し上方に変位するため、第2ダイヤフラム43の中央孔48が弁体71の下端弁部74から離間して開放され、中間室46のパイロット圧P3が下室49の二次圧力P2に減圧される。よって、アクチュエータ部32の下側ダイヤフラム室35は、中間室46及び配管H2を介して二次圧力P2に減圧されたパイロット圧P3が供給される。その結果、アクチュエータ部32のダイヤフラム33がコイルバネ36のばね力により下方に変位して圧力制御弁30の弁部31が弁閉方向に動作(弁開度を小)して下流側配管62の二次圧力P2が低下する。
圧力制御装置50は、パイロット弁制御ユニット40の上部に取り付けられており、第1回転軸80と、ギヤ機構90と、第2回転軸100と、手動操作ハンドル110と、駆動モータ120と、制御回路130と、結合機構140と、結合解除機構150と、ポテンショメータ(回転量検出手段)160とを有する。圧力制御装置50の手動操作ハンドル110は、ハウジング52の上面に設けられており、周囲に別部材が存在しないので、手動操作がしやくなっている。また、手動操作ハンドル110を手動操作する際は、下流側配管62に設けられた二次圧力センサ64により計測された二次圧力P2が目標圧力になるように手動操作ハンドル110の回動操作量(回動角度)を適宜調整する。
〔圧力制御装置50の構成〕
図2は圧力制御装置の内部構成を示す縦断面図である。図2に示されるように、圧力制御装置50は、パイロット弁制御ユニット40の調整ネジ45bの回転量(バネ受け45cの昇降位置)を調整することで中間室46のパイロット圧P3を加圧又は減圧してアクチュエータ部32の下側ダイヤフラム室35へ供給されるパイロット圧P3の圧力を制御する。
第1回転軸80は、ハウジング52の底部の軸受53及び中間ベース56の軸受54により回転可能に支持されると共に、下端がハウジング52の底部を貫通し、パイロット弁制御ユニット40の調整ネジ45bの上端に連結されている。また、第1回転軸80の上端は、ポテンショメータ160のポテンショギヤ84に回転量(回転方向の角度)を伝達する回転角伝達ギヤ162が結合されている。そのため、ポテンショメータ160は、手動操作ハンドル110又は駆動モータ120からの駆動力が第1回転軸80に伝達された場合、その回転量(回転方向の角度)に応じた検出信号を制御回路130に出力する。
また、第1回転軸80の中間部分には、ギヤ機構90の大径ギヤ92が嵌合されている。ギヤ機構90は、第1回転軸80の大径ギヤ92と、大径ギヤ92に噛合する中間小径ギヤ94と、中間小径ギヤ94と一体に回転する中間大径ギヤ96と、第2回転軸100に嵌合して中間大径ギヤ96に噛合する小径ギヤ98とを有する。また、中間小径ギヤ94と中間大径ギヤ96とは、中間軸95により同軸的に支持され、且つボルト93により一体的に回転するように結合されている。中間軸95は、第1回転軸80と第2回転軸100との中間に配置され、両端が上ベース55、下ベース57に支持される。従って、ギヤ機構90は、各ギヤ92、94、96、98のギヤ比により手動操作ハンドル110又は駆動モータ120からの回転量を減速して第1回転軸80に伝達する。
第2回転軸100は、ハウジング52に固定された上ベース55、中間ベース56、下ベース57を貫通し、且つ上下方向に移動できるように鉛直方向に延在している。また、第2回転軸100は、上ベース55及び下ベース57に設けられた軸受58、59により回転可能に支持されており、下端101の昇降位置により下ベース57のブラケット57aに支持された手動検知スイッチ(第2回転軸検知手段)170をオン又はオフにする。
中間ベース56は、上ベース55と下ベース57との間に横架されたメインベースであり、駆動モータ120及びポテンショメータ160を支持している。また、第2回転軸100は、上ベース55と中間ベース56との間に配された伝達ギヤ102の下面側に当接する段部104を有する。そのため、第2回転軸100が上方に持ち上げられるときは、段部104が伝達ギヤ102を上昇させ、駆動モータ120の駆動ギヤ122から伝達ギヤ102を離間させる。
また、伝達ギヤ102は、復帰バネ103のバネ力により下方に押圧されており、第2回転軸100を上方に移動させた際、駆動ギヤ122との噛合が解除され、上方への操作力が除去されると、復帰バネ103のばね力により下方に移動して駆動ギヤ122に噛合する位置に降下する。尚、上ベース55の下側には、復帰バネ103の上端が当接する円盤形状のバネ受け部材105が設けられている。
さらに、第2回転軸100は、中間ベース56と下ベース57との間で小径ギヤ98が嵌合されており、小径ギヤ98には前述したギヤ機構90の中間大径ギヤ96が噛合する。従って、第2回転軸100の回転は、ギヤ機構90を介して第1回転軸80に伝達される。
駆動ギヤ(モータギヤ)122は、駆動モータ120のモータ出力軸121に嵌合固定されており、モータ駆動時にはモータ出力軸121と共に回転する。また、駆動ギヤ122は、モータ出力軸121の突出長さに対してほぼ半分の長さ分に対応する半分の高さまでギヤ部が形成され、ギヤ部より上方の上半分はギヤ部のない円筒部である。従って、伝達ギヤ102は、駆動ギヤ122の下半分に対向する位置にあるときは、ギヤ部に噛合して駆動力を伝達することができ、駆動ギヤの上半分に対向する高さ位置に持ち上げられると、円筒部に対向してギヤ部との噛合が解除される。
第2回転軸100は、手動操作モード時に結合機構140により手動操作ハンドル110と結合され、モータ制御モード時に結合解除機構150により手動操作ハンドル110との結合を解除される。
結合機構140は、後述する図3に示されるように、スプライン軸106と、スプライン孔107と、逃げ部108とを有する。すなわち、結合機構140は、手動操作ハンドル110と第2回転軸100との結合箇所に設けられ、第2回転軸100を軸方向(上方向)に移動させていない状態においては、スプライン軸106が逃げ部108に遊嵌して第2回転軸100の回転が手動操作ハンドル110に伝達されないように保持し、第2回転軸100を軸方向(上方向)に移動させた状態においては、スプライン軸106がスプライン孔107に嵌合して第2回転軸100を手動操作ハンドル110の回転伝達可能に結合させる。
結合解除機構150は、後述する図3に示されるように、スプライン軸106の下側の括れ部分に当接する各金属球200を有する。すなわち、結合解除機構150は、手動操作ハンドル110が第2回転軸100の軸方向(上方向)に移動されることにより、各金属球200が第2回転軸100(スプライン軸106)を手動操作ハンドル110と共に軸方向に移動させて駆動モータ120に駆動されるモータ出力軸121と第2回転軸100との結合を解除する。
手動操作ハンドル110のハンドル軸112は、ハウジング52の上面側に突出するハンドル支持部180により回動可能に支持されている。また、ハンドル軸112の上部には、ハンドル支持部180の上側端面に当接する鍔部114が設けられ、ハンドル支持部180の内部への落下が防止されている。さらに、ハンドル支持部180の内部を貫通する貫通孔182には、ハンドル軸112の外周を軸承する円筒形状の軸受部材190が下方から挿入されている。また、軸受部材190の下端は、貫通孔182よりも大径なフランジ部192が設けられている。フランジ部192は、上ベース55に保持された軸受59に対向しており、この軸受59により下方への落下が防止される。
図3に示されるように、ハンドル軸112は、下端側に軸挿入孔116が軸方向に延在形成されている。また、軸挿入孔116は、内部に第2回転軸100の上端に形成されたスプライン軸106が挿入されており、スプライン軸106が嵌合するスプライン孔107と、スプライン軸106の外径より大径な逃げ部108とを有する。このスプライン軸106、スプライン孔107、逃げ部108は、結合機構140を構成する。
また、軸挿入孔116の下端内壁には、手動操作ハンドル110を上方に引き上げる際、スプライン軸106の下側の括れ部分109に当接する金属球200が挿入されている。図4に示されるように、金属球200は、スプライン軸106の括れ部分109の外周の4箇所に配され、周方向上90度間隔で配置されている。尚、金属球200は、ハンドル軸112の下端側を半径方向に貫通する横孔113に挿入されており、横孔113の外周開口は軸受部材190の内周側によって閉塞されるため、各金属球200は、スプライン軸106の外径よりも小径側に突出する位置(スプライン軸106の下側の括れ部分109に当接する位置)に保持される。結合解除機構150は、スプライン軸106の下側段部(括れ部分109との連結部分)に当接する各金属球200を有する。
図5は圧力制御装置のモータ制御系を示すブロック図である。図5に示されるように、制御回路130は、電源回路210と、制御部220とを有する。電源回路210は、AC100Vを駆動モータ120の仕様に応じた所定電圧に変換する。制御部220は、その日の各時間帯に応じた圧力制御弁30の弁部31の弁開度または下流側配管62に供給される2次圧力P2に対応する駆動モータ120の制御信号を生成する。
また、制御部220は、ポテンショメータ160及び下流側配管62に設けられた二次圧力センサ64からの検出信号に基づいて圧力制御弁30の弁部31の弁開度を制御するように構成しても良い。さらに、制御部220は、手動検知スイッチ170を介して駆動モータ120に接続されている。すなわち、手動検知スイッチ170は、電源回路210と駆動モータ120との間で直列に接続されている。
そのため、手動操作ハンドル110のハンドル軸112及び第2回転軸100が上方に持ち上げられて手動操作モードに切り替えた場合、第2回転軸100の下端101が手動検知スイッチ170から離間するため、手動検知スイッチ170がオンからオフに切り替えられる。よって、手動操作モードでは、手動検知スイッチ170がオフになり、駆動モータ120を駆動するための電源供給が停止される。すなわち、制御部220からモータ制御のための電流が出力されても手動操作中に駆動モータ120が駆動されず、駆動モータ120の誤作動が防止される。
〔駆動モータ120による圧力設定〕
図2に示されるように、圧力制御装置50は、通常、モータ制御モードに設定されており、手動操作ハンドル110のハンドル軸112及び第2回転軸100が下方に降下している。そのため、制御回路130からのモータ制御の電流は、手動検知スイッチ170を介して駆動モータ120に供給され、駆動モータ120のモータ出力軸121及び駆動ギヤ122を所定角度回動させる。駆動ギヤ122の駆動力(回転)は、第2回転軸100の伝達ギヤ102及びギヤ機構90の各ギヤ92、94、96、98を介して第1回転軸80に伝達され、さらにはパイロット弁制御ユニット40の調整ネジ45bに伝達される。
また、第2回転軸100の上端に形成されたスプライン軸106がスプライン孔107の上方に形成されたスプライン軸106の外径より大径な逃げ部108に挿入されており、スプライン軸106が逃げ部108内に遊嵌されている。そのため、モータ制御モードでは、第2回転軸100が回転してもスプライン軸106が逃げ部108内で空回りするため、手動操作ハンドル110には回転が伝達されない。
そして、調整ネジ45bの回転角(回転量)に応じて圧力設定コイルバネ45aのバネ力が任意の強さに調整され、二次圧力P2に応じてパイロット弁制御ユニット40の第1、第2ダイヤフラム42、43が上下方向に変位することで、パイロット弁70が作動してパイロット圧P3を一次圧力P1又は二次圧力P2の導入によって調整する。その結果、圧力制御弁30のダイヤフラム33がパイロット圧P3とコイルバネ36のバネ力とがバランスする位置に変位して弁部31の弁開度を変更するため、弁部31より下流側の二次圧力P2が所定圧力に調整される。
このモータ制御モードでは、図3に示されるように、第2回転軸100の上端に形成されたスプライン軸106が、スプライン孔107の上方に形成された逃げ部108に挿入された位置にある。すなわち、逃げ部108の内壁とスプライン軸106の外周との間には、隙間Sがあり、スプライン軸106は逃げ部108の内部空間で遊嵌している。そのため、モータ回転力は、モータ制御モードのときは、スプライン軸106からスプライン孔107を有するハンドル軸112に伝達されず、駆動モータ120の回転駆動力が第2回転軸100、ギヤ機構90、第1回転軸80に伝達されても手動操作ハンドル110には伝達されない。
すなわち、モータ制御モードにより圧力制御弁30の弁開度が制御されても手動操作ハンドル110は静止したままである。そのため、従来のように駆動モータ120を制御しているときに手動操作ハンドル110が周囲のものに接触したとしても余計な負荷が駆動モータ120に作用せず、その分圧力制御弁30の弁開度制御が正確に行える。
〔手動操作による圧力設定手順〕
(手順1)図6に示されるように、手動操作ハンドル110及びハンドル軸112を上方に持ち上げる。これにより、第2回転軸100の上端に形成されたスプライン軸106がスプライン孔107に嵌合する。
(手順2)図7に示されるように、さらに手動操作ハンドル110及びハンドル軸112を上方に持ち上げる。これにより、スプライン軸106の下側の括れ部分に金属球200が当接するため、ハンドル軸112と第2回転軸100の上端とが連結される。よって、手動操作ハンドル110及びハンドル軸112が上方に持ち上げられると共に、第2回転軸100に嵌合された伝達ギヤ102も上方向に移動して駆動モータ120の駆動ギヤ122の上方に移動して駆動ギヤ122から離間(噛合解除)する。
(手順3)図8に示されるように、手動操作ハンドル110及びハンドル軸112を上方に持ち上げた状態でハンドル支持部180の上端面と手動操作ハンドル110の下面との間にスペーサ240を側方から挿入する。このスペーサ240は、ハンドル軸112が挿通されるU字状溝が側方から中心に向かって形成されている。そのため、手動操作ハンドル110は、スペーサ240の上面に当接されるように保持される。また、ハンドル軸112は、スペーサ240のU字状溝を貫通して回転可能に支持される。
次に手動操作ハンドル110を手動操作で時計方向又は反時計方向に回転させると、その回転力は、ハンドル軸112、スプライン軸106、スプライン孔107、第2回転軸100、伝達ギヤ102、ギヤ機構90の各ギヤを介して第1回転軸80に伝達され、さらにはパイロット弁制御ユニット40の調整ネジ45bに伝達される。
そして、モータ制御モードのときと同様に、調整ネジ45bの回転角(回転量)に応じて圧力設定コイルバネ45aのバネ力が任意の強さに調整され、二次圧力P2に応じてパイロット弁制御ユニット40の第1、第2ダイヤフラム42、43が上下方向に変位することで、パイロット弁70が作動してパイロット圧P3を一次圧力P1又は二次圧力P2の導入によって調整する。その結果、圧力制御弁30のダイヤフラム33がパイロット圧P3とコイルバネ36のバネ力とがバランスする位置に変位して弁部31の弁開度を変更するため、弁部31より下流側の二次圧力P2が所定圧力に調整される。
尚、パイロット弁制御ユニット40がパイロット圧P3を調整した後、2次圧力P2が設定圧力に達するまでは、下流側配管62の容量(容積)によって変動するため、所定時間経過した後に二次圧力センサ64の検出値を確認して手動操作ハンドル110の操作量(回動位置)を調整する。
(手順4)手動操作ハンドル110による手動操作が終了した場合、上記スペーサ240を側方に抜き、図2に示されるように、手動操作ハンドル110の鍔部114の下面がハンドル支持部180の上端面に当接する位置に降下させる。第2回転軸100の段部104に当接する伝達ギヤ102は、復帰バネ103のバネ力により下方に押圧されている。そのため、伝達ギヤ102の下面が第2回転軸100の段部104を下方に押圧して第2回転軸100を降下させる。これにより、伝達ギヤ102は、駆動モータ120の駆動ギヤ122に噛合し、モータ制御モードによる設定圧制御が可能になる。
尚、上記実施の形態では、圧力制御装置50がパイロット弁制御ユニット40の上部に配置された場合について説明したが、これに限らず、例えば圧力制御装置50をパイロット弁制御ユニット40から離れた位置に設置し、圧力制御装置50の第1回転軸80の下端とパイロット弁制御ユニット40の調整ネジ45bとの間をユニバーサルジョイントなどの連結機構を介して連結させる構成としても良い。
また、上記実施形態1では、パイロット弁制御ユニット40として、第1、第2ダイヤフラム42、43の間にパイロット弁70を配置した構成のものを例示したが、これ以外の構成のものでも良い。
また、上記実施形態1では、制御回路130は圧力制御装置50のハウジング52内に配置されているが、制御回路130は必ずしもハウジング52内に配置する必要はなく、例えば、当該ハウジング52とは別に設けられた制御盤などの筐体に制御回路130を設け、制御回路130と圧力制御装置50の各機器とを電線及び信号線などで電気的に接続するようにしてもよい。
〔実施形態2〕
図9は圧力制御装置の実施形態2を示す縦断面図である。尚、図9において、前述した実施形態1と同じ部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図9に示されるように、実施形態2の圧力制御装置50Aは、手動操作ハンドル300とハンドル軸310とが軸方向に相対変位可能に設けられている。手動操作ハンドル300は、本体302と、本体302の回転中心部を軸方向に貫通する軸孔304と、本体302の下面より下方に突出する円筒状当接部306とを有する。軸孔304は、軸方向からみた横断面形状が略正方形状(図10参照)とされており、ハンドル軸310が軸方向に摺動可能に挿通されている。
尚、図9に示す状態は、ハンドル軸310が下方に位置しているため、手動操作ハンドル300に対して自由回転可能な状態であり、例えば、駆動モータ120が駆動された場合、手動操作ハンドル300に駆動モータ120の回転が伝達されない。
ハンドル支持部180の上端開口に形成された環状凹部からなる軸受保持部184には、ベアリング320が挿入・保持されている。ベアリング320は、スラスト軸受であり、軸方向の力を受けるボールベアリングからなる。ベアリング320は、例えば、下側リングと上側リングとの間に複数のボールが介在する構成であり、固定側となる下側リングに対して上側リングが低摩擦で回転する。
ベアリング320の上側リングには、手動操作ハンドル300の円筒状当接部306の下端が当接する。また、手動操作ハンドル300の下部に設けられた円筒状当接部306の外径は、ベアリング320の上側リングより若干小径である。
そのため、手動操作ハンドル300は、回動操作される際、ハンドル支持部180に接触せず、円筒状当接部306の下端がベアリング320の上側リングのみに当接する。そのため、手動操作ハンドル300を回動操作する際は、ベアリング320の上側リングが回動することで、抵抗を低減できる。よって、手動操作ハンドル300の回動操作力が小さくて済み、手動操作時の操作者の疲労を緩和できる。
ハンドル軸310は、上記ベアリング320の内周側に微小な隙間を介して非接触で貫通している。また、ハンドル軸310の下部312には、実施例1と同様に、結合機構140及び結合解除機構150が設けられている。
さらに、ハンドル軸310の上部314の端面には、手動操作ハンドル300より上方に突出するリング状の引き上げ部材330が設けられている。尚、本実施形態の引き上げ部材330は、ハンドル軸310の上端に螺入された吊上げボルトからなる。
さらに、ハンドル軸310の上部314は、手動操作ハンドル300の中心部を軸方向に貫通する軸孔304に対して非接触となるように横断面形状が円形とされた円柱状に形成されている。また、ハンドル軸310の中間部分には、軸方向からみた横断面形状が略正方形状とされた係合部316が設けられている。
ハンドル軸310の係合部316は、横断面の対角方向の寸法が軸受部材190の上部内周に形成された上部開口194よりも小さくなっている。そのため、ハンドル軸310の係合部316は、軸受部材190の上部開口194に対して軸回りに回転可能に挿入されており、且つ軸受部材190の上部開口194に対して軸方向に摺動可能に設けられている。
図10は図9中IX−IX線に沿う横断面図である。図10に示されるように、ハンドル軸310の係合部316は、軸方向からみた横断面形状が略正方形状とされており、軸受部材190の上部開口194の内径よりも対角方向の寸法が軸孔304に内径よりも小さく形成されている。また、ハンドル軸310の係合部316は、引き上げ部材330が上方に引き上げられたとき、軸受部材190の上部に開口する上部開口194から手動操作ハンドル300の軸孔304に挿入される。このように、ハンドル軸310が上方に引き上げられると、係合部316が手動操作ハンドル300の軸孔304に嵌合され、同じ横断面形状とされているため、回転方向の動きが一体となる。すなわち、ハンドル軸310は、上方に引き上げられたとき、手動操作ハンドル300と結合され、手動操作ハンドル300の回動操作力を第2回転軸100に伝達可能となる。
そして、手動操作ハンドル300は、実施形態1のように上下動せず、ハンドル軸310が軸方向に上下動することで、伝達ギヤ102を駆動モータ120の駆動ギヤ122に噛合するモータ駆動位置(自動操作モード位置)、または伝達ギヤ102を駆動モータ120の駆動ギヤ122から上方に離間させる手動操作位置(手動操作モード位置)に移動させることで伝達経路が切り替わる。
また、手動操作ハンドル300は、下側の円筒状当接部306がベアリング320の上側リングに当接しているため、回動操作された際の抵抗が低摩擦に軽減されている。尚、図9においては、ハンドル軸310と第2回転軸100との間が回転力を伝達しない位置関係にあるため、手動操作ハンドル300は回動操作されてもハンドル軸310に対して空回りすることになる。
ここで、実施形態2の手動操作モードについて説明する。図11は実施形態2の手動操作モードを示す縦断面図である。
(手順1)図11に示されるように、圧力制御装置50Aにおいて、手動操作モードに切り替える場合、引き上げ部材330を上方に引き上げる。
図12は図11中XI−XI線に沿う横断面図である。図12に示されるように、引き上げ部材330が上方に引き上げられた場合、ハンドル軸310の係合部316が手動操作ハンドル300の軸孔304に嵌合する。この状態で手動操作ハンドル300の軸孔304及びハンドル軸310の係合部316は、軸方向からみた横断面形状が略正方形状に形成されているため、軸方向の摺動が可能であるが、回転方向には互いに嵌合状態のまま一体的に回転する。
(手順2)次に、手動操作ハンドル300の上端と引き上げ部材330の鍔部332との間にスペーサ340を挿入する。このスペーサ340は、軸方向からみるとC字形状に形成されているため、側方(半径方向)から挿入することが可能である。
そのため、引き上げ部材330が上方に引き上げられると、手動操作ハンドル300より上方に突出したハンド軸310の上部314にスペーサ340を嵌合させることができる。また、ハンドル軸310は、スペーサ340のU字状溝を貫通して回転可能に支持される。
手動操作ハンドル300が回動操作されると、手動操作ハンドル300の軸孔304とハンドル軸310の係合部316との係合によりハンドル軸310も同じ方向に回動する。このとき、第2の回転軸100のスプライン軸106の下側の括れ部分に金属球200が当接するため、ハンドル軸310と第2回転軸100の上端とが連結される。よって、ハンドル軸310が上方に持ち上げられると共に、第2回転軸100に嵌合された伝達ギヤ102も上方向に移動して駆動モータ120の駆動ギヤ122の上方に移動して駆動ギヤ122から離間(噛合解除)する。
(手順3)次に、実施形態1と同様に、手動操作ハンドル300を手動操作で時計方向又は反時計方向に回転させると、その回転力は、ハンドル軸310、スプライン軸106、スプライン孔107、第2回転軸100、伝達ギヤ102、ギヤ機構90の各ギヤを介して第1回転軸80に伝達され、さらにはパイロット弁制御ユニット40の調整ネジ45bに伝達される。その際、手動操作ハンドル300は、下側の円筒状当接部306がベアリング320の上側リングに当接しているため、回動操作された際の抵抗が緩和されている。
そして、モータ制御モードのときと同様に、手動操作ハンドル300の回動操作力が第2回転軸100、ギヤ機構90を介して第1回転軸80に伝達される。そのため、調整ネジ45bの回転角(回転量)に応じて圧力設定コイルバネ45aのバネ力が任意の強さに調整され、その結果、二次圧力P2が所定圧力に調整される。
(手順4)手動操作ハンドル300による手動操作が終了した場合、上記スペーサ340を側方に抜き、図9に示されるように、ハンドル軸310が自重により降下する。さらに、第2回転軸100の段部104に当接する伝達ギヤ102は、復帰バネ103のバネ力により下方に押圧されているため、伝達ギヤ102の下面が第2回転軸100の段部104を下方に押圧して第2回転軸100を降下させる。そのため、伝達ギヤ102は、駆動モータ120の駆動ギヤ122に噛合し、モータ制御モードによる設定圧制御が可能になる。
〔実施形態3〕
図13は圧力制御装置の実施形態3を示す縦断面図である。尚、図13において、前述した実施形態1と同じ部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図13に示されるように、圧力制御装置50Bは、実施形態1と同様に、ハンドル軸112の上端に手動操作ハンドル110が結合されている。また、手動操作モードに切り替える場合、実施形態1と同様に、手動操作ハンドル110及びハンドル軸112を上方に持ち上げた状態でハンドル支持部180の上端面と手動操作ハンドル110の下面との間にスペーサ240Aを側方から挿入する。
ハンドル支持部180の上端開口184には、ベアリング320が挿入されている。また、スペーサ240Aの下端には、円筒状当接部242が突出している。円筒状当接部242の外径は、ベアリング320の上側リングより若干小径である。手動操作ハンドル300は、回動操作される際、ハンドル支持部180に接触せず、円筒状当接部242の下端が当接するベアリング320の上側リングが回動する。
そのため、手動操作ハンドル300を回動操作する際の抵抗が低減される。よって、手動操作ハンドル300の操作力が小さくて済み、手動操作時の操作者の疲労を緩和できる。
10 圧力制御システム
30 圧力制御弁
31 弁部
32 アクチュエータ部
33 ダイヤフラム
34 上側ダイヤフラム室
35 下側ダイヤフラム室
37 弁軸
40 パイロット弁制御ユニット
41 ハウジング
42 第1ダイヤフラム
43 第2ダイヤフラム
44 連結部材
45 上室
45a 圧力設定コイルバネ
45b 調整ネジ
45c バネ受け
46 中間室
47 一次圧力導入管
49 下室
50、50A、50B 圧力制御装置
52 ハウジング
55 上ベース
56 中間ベース
57 下ベース
60 上流側配管
62 下流側配管
70 パイロット弁
71 弁体
73 上端弁部
74 下端弁部
80 第1回転軸
90 ギヤ機構
92 大径ギヤ
94 中間小径ギヤ
95 中間軸
96 中間大径ギヤ
98 小径ギヤ
100 第2回転軸
102 伝達ギヤ
104 段部
105 バネ受け部材
106 スプライン軸
107 スプライン孔
108 逃げ部
110、300 手動操作ハンドル
112、310 ハンドル軸
113 横孔
116 軸挿入孔
120 駆動モータ
121 モータ出力軸
122 駆動ギヤ
130 制御回路
140 結合機構
150 結合解除機構
160 ポテンショメータ
170 手動検知スイッチ
180 ハンドル支持部
182 貫通孔
190 軸受部材
192 フランジ部
194 ベアリング保持部
200 金属球
210 電源回路
220 制御部
240、240A、340 スペーサ
302 本体
304 軸孔
306、242 円筒状当接部
312 下部
314 上部
316 係合部
320 ベアリング
330 引き上げ部材

Claims (6)

  1. 上流側より給送されるガスの供給圧力を予め定められた設定圧力に減圧して下流側に供給する圧力制御弁の当該設定圧力を調整する圧力設定用バネと、
    前記圧力設定用バネの圧縮量を加減すべく、回転に伴い前記圧力設定用バネのバネ受けを移動させる第1回転軸と、
    前記第1回転軸とギヤを介して回転伝達可能に設けられた第2回転軸と、
    前記設定圧力を調整する際に前記第2回転軸に回転駆動力を付与する駆動モータと、
    前記圧力制御弁の下流側の圧力が予め定められた設定圧力となるように前記駆動モータを制御する制御部と、
    前記第2回転軸と軸方向に対し一体的に移動可能となるよう嵌合され、前記駆動モータの駆動力を前記第2回転軸へ伝達させる伝達部と、
    前記第2回転軸の一端に結合され、手動操作による回転操作力を前記第2回転軸に伝達するための手動操作ハンドルと、
    前記第2回転軸を収容するハウジングと、
    前記ハウジングの内部と外部との間を貫通するよう前記ハウジングに設けられ、前記第2回転軸が挿入される貫通孔と、
    前記貫通孔に設けられ、前記第2回転軸を軸方向に移動させていない状態においては、前記第2回転軸の回転が前記手動操作ハンドルに伝達されないように保持し、前記第2回転軸を軸方向に移動させた状態においては、前記第2回転軸を前記手動操作ハンドルに回転伝達可能に結合させる結合機構と、
    前記貫通孔に設けられ、前記手動操作ハンドルを前記第2回転軸の軸方向に移動させることにより、前記第2回転軸を前記手動操作ハンドルと共に軸方向に移動させて前記駆動モータに駆動されるモータ出力軸と前記第2回転軸との結合を解除する結合解除機構と、
    を備えたことを特徴とする圧力制御装置。
  2. 前記結合解除機構は、前記手動操作ハンドルと一体的に設けられたハンドル軸と、前記ハンドル軸が軸方向に移動される際、前記第2回転軸に係合し、前記第2回転軸の前記伝達部としてのギヤを前記モータ出力軸のモータギヤから離間させることを特徴とする請求項1に記載の圧力制御装置。
  3. 前記第2回転軸には、前記結合解除機構により、前記モータ出力軸と前記第2回転軸との結合が解除された状態における前記手動操作ハンドルの高さ位置を保持する保持部が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の圧力制御装置。
  4. 前記第2回転軸の他端に設けられ、前記結合解除機構により、前記第2回転軸が前記モータ出力軸との結合を解除された位置に変位したことを検知する第2回転軸検知手段を更に備え
    前記第2回転軸検知手段は、前記第2回転軸が前記モータ出力軸との結合を解除された位置に変位したことを検知する共に、前記駆動モータへの電源供給を停止することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の圧力制御装置。
  5. 上流側より給送されるガスの供給圧力を予め定められた設定圧力に減圧して下流側に供給する圧力制御弁の当該設定圧力を調整する圧力設定用バネと、
    前記圧力設定用バネの圧縮量を加減すべく、回転に伴い前記圧力設定用バネのバネ受けを移動させる第1回転軸と、
    前記第1回転軸とギヤを介して回転伝達可能に設けられた第2回転軸と、
    前記設定圧力を調整する際に前記第2回転軸に回転駆動力を付与する駆動モータと、
    前記圧力制御弁の下流側の圧力が予め定められた設定圧力となるように前記駆動モータを制御する制御部と、
    手動操作モード時に回動操作される手動操作ハンドルと、
    前記手動操作ハンドルの中心部を軸方向に貫通する軸孔と、
    前記手動操作ハンドルの軸孔に挿通され、前記手動操作ハンドルによる手動操作モードに対応する位置と前記制御部による自動操作モードに対応する位置との間で軸方向に摺動操作されるハンドル軸と、
    前記ハンドル軸に設けられ、前記手動操作ハンドルに対する軸方向の位置に応じて、前記軸孔に係合し、または前記軸孔との係合が解除される係合部と、
    前記ハンドル軸と前記第2回転軸との結合箇所に設けられ、前記ハンドル軸を軸方向に移動させていない状態においては、前記第2回転軸の回転が前記手動操作ハンドルに伝達されないように保持し、前記ハンドル軸を軸方向に移動させた状態においては、前記第2回転軸を前記ハンドル軸に回転伝達可能に結合させる結合機構と、
    前記ハンドル軸を軸方向に移動させることにより、前記第2回転軸を軸方向に移動させて前記駆動モータに駆動されるモータ出力軸と前記第2回転軸との結合を解除する結合解除機構と、
    を備えたことを特徴とする圧力制御装置。
  6. 前記ハンドル軸を回転可能に支持する支持部と、
    前記支持部の端部に設けられ、前記手動操作ハンドルの軸方向に作用する抵抗を緩和するベアリングと、
    を有することを特徴とする請求3またはに記載の圧力制御装置。
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