JP6188384B2 - 形状測定装置 - Google Patents

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本発明は、光学系を用いて非接触で被測定物の三次元形状を測定する形状測定装置に関する。
従来、光学系を用いて非接触で被測定物の三次元形状を測定する種々の形状測定装置が知られている。例えば、マイクロマシンやLSI等の微細な段差を有する被測定物の三次元計測が可能な形状測定装置としては、白色干渉計等が知られている(特許文献1)。このような形状測定装置では、撮像部をステージに対して垂直方向に操作して各垂直位置で得られた測定値の系列から測定対象物の形状を測定する。測定対象に対して撮像部の視野が狭い場合には、撮像部をステージに対して水平方向に所定のステップ幅だけ移動させ各位置で垂直走査を実行し、最後に画像を合成して撮像部の視野よりも広い測定領域の測定結果を可能にするようにしたステッチングと呼ばれる測定手法が知られている。
しかしながら、従来の形状測定装置においては、各水平方向位置において、固定された垂直走査範囲での測定が行われていたので、測定効率が悪く、測定に時間を要するという問題があった。そこで、直前の垂直走査位置において得られた平均高さを基準にして、次の垂直走査位置における垂直走査範囲を決定することにより、垂直走査範囲を狭くして、測定効率を向上させるようにした形状測定装置も知られている(特許文献1)。
特開平10−318729号公報
しかしながら、上述した従来の形状測定装置では、直前の測定位置で求められた測定範囲の平均高さ、又は直前の測定位置と更にその前の測定位置で求められたそれぞれの測定範囲での平均高さを用いて、次の測定位置における垂直走査範囲を決定しているので、測定対象物の傾斜傾向を考慮した正確な予測が難しく、計算時間も長くかかってしまうという問題がある。
本発明は、測定時間を更に短くした形状測定装置を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の形状測定装置は、測定対象物を載置するためのステージと、前記測定対象物を撮像すると共に前記ステージに対して相対移動可能に構成された撮像部と、第1位置から前記ステージに対して平行な第1方向に前記撮像部を移動させて前記撮像部を第2位置に配置し、前記第1位置及び前記第2位置において前記ステージに対して垂直な第2方向に前記撮像部を移動させながら前記撮像部により撮像領域内における前記測定対象物を撮像して複数の撮像画像を取得する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1位置及び前記第2位置における撮像領域の一部が重複領域にて重複するように前記撮像部を移動させ、前記第1位置の前記重複領域における前記測定対象物の平均高さに基づき前記第2位置における前記撮像部の前記第2方向の移動範囲を設定することを特徴とする。
本発明に係る第2の形状測定装置は、測定対象物を載置するためのステージと、前記測定対象物を撮像すると共に前記ステージに対して相対移動可能に構成された撮像部と、第1位置から前記ステージに対して平行な第1方向に前記撮像部を移動させて前記撮像部を第2位置に配置し、前記第1位置及び前記第2位置において前記ステージに対して垂直な第2方向に前記撮像部を移動させながら前記撮像部により撮像領域内における前記測定対象物を撮像して複数の撮像画像を取得する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1位置及び前記第2位置における撮像領域の一部が第1重複領域にて重複するように前記撮像部を移動させ、前記第1位置の前記撮像領域における一部領域の前記測定対象物の高さの変化に基づき前記第2位置における前記撮像部の前記第2方向の移動範囲を設定することを特徴とする。
本発明に係る第3の形状測定装置は、測定対象物を載置するためのステージと、前記測定対象物を撮像すると共に前記ステージに対して相対移動可能に構成された撮像部と、第1位置から前記ステージに対して平行な第1方向に前記撮像部を移動させて前記撮像部を順次第2位置及び第3位置に配置し、前記第1位置乃至前記第3位置において前記ステージに対して垂直な第2方向に前記撮像部を移動させながら前記撮像部により撮像領域内における前記測定対象物を撮像して複数の撮像画像を取得する制御部とを備え、前記制御部は、前記第1位置及び前記第2位置における撮像領域の一部が第1重複領域にて重複し且つ前記第2位置及び前記第3位置における撮像領域の一部が第2重複領域にて重複するように前記撮像部を移動させ、前記第2位置の前記第1重複領域及び前記第2重複領域における前記測定対象物の高さの変化に基づき前記第3位置における前記撮像部の前記第2方向の移動範囲を設定することを特徴とする。
この発明によれば、第1位置と第2位置の重複領域又は重複領域を含む一部領域の測定対象物の高さの平均値や傾きに基づいて第2位置における撮像部の第2方向の移動範囲を設定するようにしているので、第1位置と第2位置の境界付近の情報が考慮されると共に、演算に供するデータの数も少なく設定されているので、測定対象物の傾斜傾向を考慮した正確な予測が可能であり、測定時間を更に短くした形状測定装置を提供することができる。
第1の実施の形態に係る形状測定装置置の全体構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るコンピュータ本体21を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る撮像ユニット17の具体的構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る干渉光強度の変化の変化を示す図である。 第1の実施の形態に係るピーク位置を求める処理の一例を説明するための図である。 第1の実施の形態に係る撮像ユニット17のZ軸方向の移動に伴う測定の概要を示す図である。 第1の実施の形態に係る撮像ユニット17のX軸方向の移動に伴う測定の概要を示す図である。 第1の実施の形態に係る形状測定を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の効果を示す図である。 第2の実施の形態に係る形状測定を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るZ値データDb1を示す図である。 第3の実施の形態に係る形状測定を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るZ値データDb2を示す図である。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る形状測定装置の全体構成を示す斜視図である。この形状測定装置は、非接触型の形状測定機10と、この形状測定機10を駆動制御すると共に必要なデータ処理を実行するコンピュータ20とにより構成されている。
形状測定機10は、次のように構成されている。即ち、架台11上には、ワーク12(測定対象物)を載置するためのステージ13が装着されており、このステージ13は、Y軸方向に駆動される。架台11の両側縁中央部には上方に延びる支持アーム14、15が固定されており、この支持アーム14、15の両上端部を連結するようにX軸ガイド16が固定されている。このX軸ガイド16には、ワーク12を撮像する撮像ユニット17が支持されている。撮像ユニット17は、X軸ガイド16に沿ってX軸方向に移動可能に構成されている。また、撮像ユニット17は、アクチュエータ17aによりZ軸方向に移動可能に構成されている。以上のように、撮像ユニット17は、ステージ13、X軸ガイド16及びアクチュエータ17aによりステージ13に対してX,Y,Z軸方向に相対的に移動可能に構成されている。なお、X軸方向及びY軸方向はステージ13に対して平行方向であり、Z軸方向はステージ13に対して垂直方向である。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
コンピュータ20は、コンピュータ本体21、キーボード22、ジョイスティックボックス(J/S)23、マウス24及びディスプレイ25を有する。コンピュータ本体21は、例えば図2に示すように構成されている。即ち、撮像ユニット17から入力されるワーク12の画像情報は、インタフェース(I/F)31を介して画像メモリ32に格納される。
また、ワーク12のCADデータは、I/F33を介してCPU35に入力され、CPU35で所定の処理がなされた後に画像メモリ32に格納される。画像メモリ32に格納された画像情報は、表示制御部36を介してディスプレイ25に表示される。
一方、キーボード22、J/S23、及びマウス24から入力されるコード情報及び位置情報は、I/F34を介してCPU35に入力される。CPU35は、ROM37に格納されたマクロプログラム及びHDD38からI/F39を介してRAM40に格納されたプログラムに従って各種処理を実行する。
CPU35は、プログラムに従ってI/F41を介して形状測定機10を制御する。HDD38は各種データを格納する記録媒体である。RAM40は各種処理のワーク領域を提供する。
次に、図3を参照して、撮像ユニット17の具体的構成を説明する。図3に示す例では、撮像ユニット17はマイケルソン型の干渉計である。しかしながら、撮像ユニット17は、ミラウ型等、他の等光路干渉計であってもよい。また、撮像ユニット17は他の光学測定装置と併用したものでも良い。
図3に示す撮像ユニット17において、光源171は、例えばハロゲンランプ、キセノンランプ、水銀ランプ、メタルハライドランプ、LED等の広帯域スペクトルを有する白色光源である。光源171から出射された白色光は、コリメータレンズ172でコリメートされ、ビームスプリッタ173で2方向に分割される。一方の分割光はワーク12の測定面に照射され、他方の分割光は参照板175の参照面に照射される。測定面及び参照面からそれぞれ反射された白色光は、ビームスプリッタ173で合成され、その際の干渉光が結像レンズ177を介してCCDカメラ178で撮像される。
以上のような撮像ユニット17は、アクチュエータ17aによってZ軸方向に走査され、各走査位置での干渉像がCCDカメラ178によりサンプリングされ、コンピュータ20内の画像メモリ32に記憶される。コンピュータ20は、ワーク12の測定面の各位置での干渉光の強度とエンコーダ17bから入力される撮像ユニット17のZ軸方向の位置(走査位置)とに基づいてワーク12のZ値データを求める。
図3に示すように、光源171からの白色光は、ワーク12の測定面と参照板175の参照面で反射され、ビームスプリッタ173で合成される。そのときの干渉光強度は、撮像ユニット17をZ軸方向に走査することにより変化する。可干渉性の少ない白色光を使用することで、干渉縞の発生する範囲を狭くすることができる。これにより、例えば、図4に示すように、参照面の走査により発生する測定面の各位置での干渉光強度の変化は、測定面の高さ(Z軸方向の位置)に応じた位相で発生する。したがって、測定面の各位置での干渉光強度の変化のピーク値が観測される参照面の走査位置を、測定面の対応する部位の高さとして求めることができる。
図5は、各位置での干渉光強度の変化から、そのピーク位置を求める処理の一例を説明するための図である。この処理では、参照面を走査して得られた干渉光強度列に対して、所定の幾何要素(例えば、直線又は曲線)Aを当てはめる。或いは、求められた干渉光強度列に対して平滑化して幾何要素(例えば、直線又は曲線)Aを得る。次に、得られた幾何要素Aをそれぞれ強度軸のプラス方向とマイナス方向にシフトさせて、スレッショルドレベルB,Cを設定する。このスレッショルドレベルを超える干渉光強度をピーク位置候補点として求める。そして、ピーク位置候補点が最も密集している領域の重心をピーク位置Pとして求める。このような処理により、処理点数を削減して高速でピーク位置Pを求めることが出来る。上述のように求められたピーク位置Pがその測定点における高さ(Z値)に相当する。測定面の各位置でのZ値を求めることで、ワーク12の面データを求めることができる。なお、この面データの任意方向のデータを抽出することで、ある断面におけるプロファイルデータを求めることができる。
次に、図6を参照して撮像ユニット17のZ軸方向の移動に伴う測定の概要について説明する。図6に示すように、コンピュータ20は、撮像ユニット17をZ軸方向に移動させながら撮像ユニット17により撮像領域R0におけるワーク12を撮像する。これにより、複数の画像データD0が取得される。各々の画像データD0はX軸方向及びY軸方向にマトリクス状に配置された複数の画素データDaにより構成される。そして、コンピュータ20は、図3〜図5を用いて説明した方法により、複数の画像データD0に基づきワーク12のZ値データ群D1を求める。Z値データ群D1は、画素データDa毎にZ値データを有する。
次に、図7を参照して撮像ユニット17のX軸方向の移動に伴う測定の概要について説明する。図7に示すように、コンピュータ20は、撮像ユニット17をX軸方向に移動させながら、図6に示したようにZ値データ群D1を求める。ただし、コンピュータ20は、隣接する撮像領域R0の一部が重複領域R1にて重複するように撮像ユニット17を移動させる。そして、コンピュータ20は、重複領域R1にて隣接するZ値データ群D1を重ね合わせて、合成Z値データ群D2を生成する。合成Z値データ群D2は、撮像領域R0よりも大きい領域R2におけるワーク12のZ値データを含む。なお、図7は撮像ユニット17をX軸方向に移動させる例を示したが、撮像ユニット17をY軸方向に移動させても良い。
次に、図8を参照して本実施の形態に係る形状測定を具体的に説明する。図8は本実施の形態に係る形状測定を示すフローチャートである。図8に示すように、先ず、コンピュータ20は撮像ユニット17のZ軸方向の初期移動範囲ΔZ0を受け付ける(S101)。次に、コンピュータ20は初期移動範囲ΔZ0に亘って撮像ユニット17を移動させながら撮像ユニット17によって撮像し、複数の画像データD0を取得する(S102)。続いて、コンピュータ20は、複数の画像データD0に基づきZ値データ群D1を取得する(S103)。
次に、コンピュータ20は、測定が終了したか否かを判定する(S104)。ここで、測定が終了していないと判定すると(S104、NO)、コンピュータ20は重複領域R1におけるZ値データの平均値(平均Z値)Zavを算出する(S105)。ここで、平均Z値Zavの算出に用いられる重複領域R1は、次に撮像が行われる撮像領域R0と重複する領域である。続いて、コンピュータ20は平均Z値Zavに基づきZ軸方向の移動範囲ΔZを算出する(S106)。例えば、移動範囲ΔZの中心は平均Z値Zavとする。
次に、コンピュータ20は、撮像ユニット17をX軸方向に移動させる(S107)。続いて、コンピュータ20は、移動範囲ΔZに亘って撮像ユニット17を移動させながら撮像ユニット17によってワーク12を撮像し、複数の画像データD0を取得する(S108)。ステップS108の後、コンピュータ20は再びステップS103を実行する。
一方、ステップS104にて測定が終了したと判定すると(S104、YES)、コンピュータ20は重複領域R1にて隣接するZ値データ群D1を重ね合わせて、合成Z値データ群D2を生成する(S109)。なお、図8は撮像ユニット17をX軸方向に移動させる例を示したが、撮像ユニット17をY軸方向に移動させても良い。
次に、図9を参照して第1の実施の形態の効果を説明する。図9(a)に示すように、ワーク12の最小高さZminから最大高さZmaxまでの範囲を範囲ΔZsとする。そして、範囲ΔZsを含み、その範囲ΔZsよりも大きい範囲をΔZdとする。この場合、図9(a)に示すように、X軸方向及びY軸方向の位置P1、P2に関わらず、撮像ユニット17のZ軸方向の移動範囲を一定の範囲ΔZdとする比較例が考えられる。しかしながら、このような比較例では、X及びY軸方向のある位置においてはワーク12が存在しない領域まで撮像ユニット17をZ軸方向に移動させることとなる。
これに対して、本実施の形態は、図9(b)に示すように位置P1,P2それぞれにおいて、重複領域R1内の平均Z値Zavに基づき撮像ユニット17のZ軸方向の移動範囲ΔZを算出する。したがって、第1の実施の形態は、比較例の移動範囲ΔZdよりも各位置P1,P2における移動範囲ΔZを短くでき、これにより測定時間を短縮できる。
また、本実施形態によれば、位置P1における重複領域R1内の平均Z値Zavに基づいて次の位置P2におけるZ軸方向の移動範囲ΔZが設定されるので、位置P1における全測定値の平均高さに基づいて次の位置P2のZ軸方向の移動範囲ΔZを求める場合に比べ、ワーク12の実際の高さに近い範囲を設定することができる。また、演算範囲が重複領域R1に限定されているので、全測定値の平均値を求める方法よりも演算時間が短い。したがって、両者の相乗効果により、測定時間を更に短縮することができるという効果がある。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態に係る形状測定装置について説明する。第2の実施の形態は第1の実施の形態と同様の構成を有する。一方、第2の実施の形態はその動作について第1の実施の形態と異なり、この点を以下説明する。
第2実施の形態においては、図10に示すように、第1の実施の形態のステップS105及びS106の代わりに、ステップS105a及びS106aを実行する。第2の実施の形態は、この点のみ第1の実施の形態と異なり、その他は第1の実施の形態と同様の処理を実行する。
ステップS105aにおいて、コンピュータ20は、図11に示すように撮像領域R0におけるZ値近似線L(ワーク12の高さの変化)を算出する。ここで、図11(a)は撮像領域R0においてX軸方向に一列に並ぶ画素Db1を示し、図11(b)は画素Db1におけるX位置の変化に伴うZ値データの変化を示す。この実施形態では、一列に並ぶ画素Db1を使用するが、位置P1,P2の境界のデータを含めるようにすれば、横一列のデータの一部の画素のみを用いても良い。
ステップS105aに続くステップS106aにおいて、コンピュータ20はZ値近似線Lに基づきZ軸方向の移動範囲ΔZを算出する。例えば、移動範囲ΔZの中心はZ値近似線L上の点とする。以上の処理であっても、第2の実施の形態は第1の実施の形態と同様の効果を奏する。すなわち、本実施形態の場合、位置P1と位置P2の重複領域R1に存在するデータ(Db1の右端部分のデータ)を演算に使用するので、位置P1の平均高さ及び更にその前の位置P0の平均高さを用いて傾きを推定する場合よりも、ワーク12の実際の高さに近い範囲を設定することができる。また、演算範囲が一列に並ぶ画素Db1に限定されているので、2箇所の測定位置の全測定値の平均値から傾きを求める方法よりも演算時間が短い。したがって、両者の相乗効果により、測定時間を更に短縮することができるという効果がある。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態に係る形状測定装置について説明する。第3の実施の形態は第1の実施の形態と同様の構成を有する。一方、第3の実施の形態はその動作について第1の実施の形態と異なり、この点を以下説明する。
第3実施の形態においては、図12に示すように、第1の実施の形態のステップS105及びS106の代わりに、ステップS105b及びS106bを実行する。第3の実施の形態は、この点のみ第1の実施の形態と異なり、その他は第1の実施の形態と同様の処理を実行する。
ステップS105bにおいて、コンピュータ20は、図13に示すように重複領域R1a、R1bにおけるZ値近似線Laを算出する。ここで、図13(a)は重複領域R1a、R1bにおいてX軸方向に一列に並ぶ画素Db2を示し、図13(b)は画素Db1におけるX位置の変化に伴うZ値データの変化を示す。なお、図13(a)に示すZ値データ群D1は、重複領域R1a、R1bにてその両隣の撮像領域R0と重複する。
ステップS105bに続くステップS106bにおいて、コンピュータ20はZ値近似線Laに基づきZ軸方向の移動範囲ΔZを算出する。例えば、移動範囲ΔZの中心はZ値近似線La上の点とする。以上の処理であっても、第3の実施の形態は第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
10…形状測定機、 20…コンピュータ、 11…架台、 12…ワーク、 13…ステージ、 14,15…支持アーム、 16…X軸ガイド、 17…撮像ユニット、 21…コンピュータ本体、 22…キーボード、 23…J/S、 24…マウス、 25…ディスプレイ、 31,33,34,39…I/F、 32…画像メモリ、 35…CPU、 36…表示制御部、 37…ROM、 38…HDD、 40…RAM、 17a…アクチュエータ、 17b…エンコーダ、 171…光源、 172…コリメータレンズ、 173…ビームスプリッタ、 175…参照板、 177…結像レンズ、 178…CCDカメラ。

Claims (1)

  1. 測定対象物を載置するためのステージと、
    前記測定対象物を撮像すると共に前記ステージに対して相対移動可能に構成された撮像部と、
    第1位置から前記ステージに対して平行な第1方向に前記撮像部を移動させて前記撮像部を順次第2位置及び第3位置に配置し、前記第1位置乃至前記第3位置において前記ステージに対して垂直な第2方向に前記撮像部を移動させながら前記撮像部により撮像領域内における前記測定対象物を撮像して複数の撮像画像を取得する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第1位置及び前記第2位置における撮像領域の一部が第1重複領域にて重複し且つ前記第2位置及び前記第3位置における撮像領域の一部が第2重複領域にて重複するように前記撮像部を移動させ、
    前記第2位置の前記第1重複領域及び前記第2重複領域における前記測定対象物の高さの変化に基づき前記第3位置における前記撮像部の前記第2方向の移動範囲を設定する
    ことを特徴とする形状測定装置。
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