JP6185905B2 - 調理方法 - Google Patents

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本発明は調理方法に関する。詳しくは、例えば揚げ物調理を行う調理方法に係るものである。
食材を天ぷらやフライなどの揚げ物に調理する場合、油槽に溜められた食用油に食材を浸し、そして、油槽を加熱する方法が一般的である。
しかし、揚げ物調理を行なうと揚げ滓が発生し、発生した揚げ滓が食用油内に残留すると、食用油の劣化を早める。
そこで、従来、揚げ滓を除去するために様々なフライヤーが提案されている。
例えば特許文献1には、図6に示すようなフライヤーが記載されている。すなわち、特許文献1に記載のフライヤー100は、フライヤー本体101と、油濾過装置120とを備える。
また、フライヤー本体101は、揚げ油を貯留する油槽106と、揚げ油を加熱する加熱器112とを有する。
また、油槽106の平らな下端部107には、下方に突出して排油バルブ108が設けてある。
また、油濾過装置120は、油槽106の油を循環させる循環流路121と、油を流動させるポンプ124と、油を濾過する濾過部126とを有する。
また、循環流路121は、油槽106から油を導入する油導入路122と、油導入路122の油を油槽106に戻す油還流路123とで構成されている。
また、濾過部126は、油を濾過するフィルター140と、濾過用の空間を形成する箱体133とを有する。
特開2013−180224号公報
しかしながら、特許文献1に記載のフライヤーは、フィルターに揚げ滓が付着するのでフィルターの清掃または交換が必要であり、また、ポンプを駆動させるためのエネルギーが必要であった。
そこで、このような調理器具の清掃の手間を省くことができる工夫が求められていた。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、調理が原因の調理器具の汚れを抑えることができる調理方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の調理方法は、調理器具の内部に、所定の大きさの網目が形成された布を配置する布配置工程と、前記布の、調理器具の内壁に向く面とは反対の面に、同布より重い部材である押さえ部材を配置する押さえ部材配置工程と、前記調理器具の内部に配置された前記布の、同調理器具の内壁に向いた面とは反対の面に囲まれた空間内で食材を調理する調理工程とを備える。
ここで、「所定の大きさ」とは、液状物は通すが固形物は通さない大きさである。
また、調理器具の内部に、所定の大きさの網目が形成された布を配置する布配置工程と、調理器具の内部に配置された布の、調理器具の内壁に向いた面とは反対の面に囲まれた空間内で食材を調理する調理工程とによって、調理中や調理後に発生する固形物を、布に囲まれた空間内に閉じ込めることができる。
また、布の、調理器具の内壁に向く面とは反対の面に、布より重い部材である押さえ部材を配置する押さえ部材配置工程によって、液状物に布を浸しても布の浮遊を抑制して布の位置を安定させることができる。
また、本発明の調理方法において、布は、生分解性を有する植物系再生繊維の不織布であり、かつ、布の耐熱温度が260℃〜300℃であるものとすることができる。
この場合、生分解性を有する植物系再生繊維の不織布なので、調理後、布を廃棄しても、自然界に存在する微生物によって容易に分解され、廃棄時の環境負荷を低減できる。
また、この場合、布の耐熱温度が260℃〜300℃なので、高温に加熱された液状物に溶けるおそれがなく、また、高温に加熱された液状物に浸されても燃えるおそれがない。
また、本発明の調理方法において、布配置工程は、布を調理器具の内部の形状に沿って配置し、押さえ部材配置工程は、押さえ部材で布を調理器具の内壁に押し当てるものとすることができる。
この場合、布に囲まれた空間内で調理しやすい。
また、上記の目的を達成するために、本発明の防汚具は、所定の大きさの網目が形成された、かつ、生分解性を有する植物系再生繊維で構成された、かつ、耐熱温度が260℃〜300℃である布と、該布の一方の面に配置されて同一方の面に囲まれた空間を形成可能であり、かつ、同布より重い部材である押さえ部材とを備える。
ここで、「所定の大きさ」とは、液状物は通すが固形物は通さない大きさである。
また、生分解性を有する植物系再生繊維で構成された布によって、布を廃棄しても、自然界に存在する微生物によって容易に分解され、廃棄時の環境負荷を低減できる。
また、耐熱温度が260℃〜300℃である布は、高温に加熱された液状物に溶けるおそれがなく、また、高温に加熱された液状物に浸されても燃えるおそれがない。
また、布の一方の面に配置されて、この一方の面に囲まれた空間を形成可能であり、かつ、布より重い部材である押さえ部材によって、液状物に布を浸しても布の浮遊を抑制して布の位置を安定させることができる。
また、このような押さえ部材と、所定の大きさの網目が形成された布とによって、布に囲まれた空間内での作業中や作業後に固形物が発生しても、固形物を布に囲まれた空間内に閉じ込めることができる。
また、本発明の防汚具において、植物系再生繊維はキュプラ長繊維であり、布は、不織布であるものとすることができる。
この場合、キュプラ長繊維なので布が水に濡れても強度が低下し難く、かつ、縮み難い。
本発明に係る調理方法は、調理が原因の調理器具の汚れを抑えることができる。
本発明を適用した防汚具の一例を示す概略分解図である。 図1に示す各部材を組み合わせた状態の本発明を適用した防汚具を示す概略図である。 本発明を適用した防汚具を使用して揚げ物調理を行っている状況の一例を示す概略断面図である。 本発明を適用した防汚具の他の例を示す概略分解図である。 図4に示す各部材を組み合わせた状態の本発明を適用した防汚具を示す概略図である。 従来のフライヤーを示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用した防汚具の一例を示す概略分解図である。また、図2は、図1に示す各部材を組み合わせた状態の本発明を適用した防汚具を示す概略図である。
図1および図2に示す本発明の防汚具1は、ステンレス製の押さえ部材2と、押さえ部材2を収容可能な箱形状の不織布3とを備える。
ここで、箱形状の不織布は布の一例である。また、押さえ部材2はステンレス製なので、当然ながら不織布3よりも質量が重い。
また、押さえ部材2は、略U字型に形成された第1のフレーム2Aと、第1のフレーム2Aと交差して配置された、略U字型に形成された第2のフレーム2Bとを有する。
すなわち、第1のフレーム2Aは、略鉛直方向に、かつ、互いに対して略平行に伸びた、2つの第1のフレーム対向部2AAと、第1のフレーム対向部2AAの間に架設された直線状の第1のフレーム架設部2ABとで構成されている。
また、第2のフレーム2Bは、略鉛直方向に、かつ、互いに対して略平行に伸びた、2つの第2のフレーム対向部2BAと、第2のフレーム対向部2BAの間に架設された直線状の第2のフレーム架設部2BBとで構成されている。
また、第1のフレーム2Aの第1のフレーム架設部2ABと、第2のフレーム2Bの第2のフレーム架設部2BBとが交差している。
また、第1のフレーム架設部2ABと第2のフレーム架設部2BBとは、互いに単に交差して重ねられていたり、交点で固定されていたり、または、交点を中心として回転可能に連結されていたりすることができる。
特に、第1のフレーム架設部2ABと第2のフレーム架設部2BBとが交点を中心として回転可能に連結されていれば、第1のフレーム2Aと第2のフレーム2Bとを略平行にしたり、略直交させたりすることができる。すなわち、押さえ部材を折りたたみ式にすることができる。
さらに、押さえ部材2は、一方の第1のフレーム対向部2AAの端部と、一方の第2のフレーム対向部2BAの端部とを着脱可能に連結可能な第1の連結フレーム2Cを有する。
すなわち、図1に示すように第1の連結フレーム2Cの端部から一定範囲の領域は、略直角に曲げられている。また、この領域の内部には空間が形成されている。
従って、図1に示すように、第2のフレーム対向部2BAの端部が、第1の連結フレーム2Cの端部領域の内部に形成された空間内に挿入されている。
また、第1の連結フレーム2Cの他方の端部から一定範囲の領域も、略直角に曲げられて内部に空間が形成されており、第1のフレーム対向部2AAの端部も同様に、この空間内に挿入されている。
また、第1の連結フレーム2Cの略中央部には、第1の留具2Eが回転可能に取付けられている。すなわち、第1の留具2Eは、第1の連結フレーム2Cを中心として回転可能である。
また、第1の留具2Eは、箱形状の不織布3が押さえ部材2から離れないように、箱形状の不織布3を第1の連結フレーム2Cに留めるためのものであり、湾曲している。
また、押さえ部材2は、他方の第1のフレーム対向部2AAの端部と、他方の第2のフレーム対向部2BAの端部とを着脱可能に連結可能な第2の連結フレーム2Dを有する。
すなわち、図1に示すように第2の連結フレーム2Dの端部から一定範囲の領域は、略直角に曲げられている。また、この領域の内部には空間が形成されている。
従って、図1に示すように、第2のフレーム対向部2BAの端部が、第2の連結フレーム2Dの端部領域の内部に形成された空間内に挿入されている。
また、第2の連結フレーム2Dの略中央部には、第2の留具2Fが回転可能に取付けられている。すなわち、第2の留具2Fは、第2の連結フレーム2Dを中心として回転可能である。
また、第2の留具2Fは、箱形状の不織布3が押さえ部材2から離れないように、箱形状の不織布3を第2の連結フレーム2Dに留めるためのものであり、湾曲している。
ここで、必ずしも第1の留具や第2の留具は、それぞれ第1の連結フレームや第2の連結フレームに取付けられていなくてもよい。
また、不織布を第1の連結フレームや第2の連結フレームに留めることができるのであれば、第1の留具や第2の留具は第1の連結フレームや第2の連結フレームから完全に分離できるものでもよい。
また、箱形状の不織布3は、縫製した時に箱形状となるようシート状の不織布を裁断し、そして縫製して箱形状と成したものである。
また、不織布3には、所定の大きさの網目が形成されている。この網目の大きさは、水分や油分などの液状物は通すが、揚げ滓や、脂などの固形物は通さない大きさである。
また、不織布3は、生分解性を有するキュプラ長繊維で構成されている。また、不織布3の耐熱温度は260℃〜300℃である。
また、図2に示すように、押さえ部材2を箱形状の不織布3の内側に収容させる、すなわち押さえ部材2を不織布3の内側の面に配置させる。
そして、図2に示すように、第1の留具2Eおよび第2の留具2Fをそれぞれ回転させて、第1の連結フレーム2Cおよび第2の連結フレーム2Dそれぞれに不織布3を留める。
なお、不織布3は箱形状と成されているが、柔らかいので不織布3単独では側壁が潰れるなどして、不織布3の内側の面に囲まれた空間を形成し難い。
従って、押さえ部材2を不織布3の内側の面に配置させ、第1の連結フレーム2Cおよび第2の連結フレーム2Dそれぞれに不織布3を留めて、不織布3の内側の面に囲まれた空間を形成する。
次に、このような本発明の防汚具を用いた本発明の調理方法を、図3を参照しながら説明する。
ここで、図3は、本発明を適用した防汚具を使用して揚げ物調理を行っている状況の一例を示す概略断面図である。
また、本発明の調理方法は、調理器具の内部に、所定の大きさの網目が形成された布を配置する布配置工程と、布の、調理器具の内壁に向く面とは反対の面に、布より重い部材である押さえ部材を配置する押さえ部材配置工程と、調理器具の内部に配置された布の、調理器具の内壁に向いた面とは反対の面に囲まれた空間内で食材を調理する調理工程とを備える。
具体的には例えば、揚げ油5で満たされた、圧力式フライヤーの油槽4に、図2に示す本発明の防汚具1を配置する。すなわち、揚げ油5に本発明の防汚具1を浸漬する。
ここで、圧力式フライヤーは調理器具の一例であり、調理器具として圧力式ではない通常のフライヤーも使用できることは勿論である。
このとき、本発明の防汚具1の押さえ部材2や箱形状の不織布3は、圧力式フライヤーの油槽4の寸法と略同じ寸法を有するので、不織布3を、圧力式フライヤーの油槽4の内部の形状に沿って配置し、押さえ部材2で不織布3を圧力式フライヤーの油槽4の内壁に押し当てることになる。
なお、図示の都合上、図3では油槽4の内壁と不織布3との間に隙間を示している。また、図3では、圧力式フライヤーの蓋を省略している。
この段階で、布配置工程と、押さえ部材配置工程とが行なわれたことになる。
また、不織布3より重いステンレス製の押さえ部材2を不織布3の内側の面に配置させているので、揚げ油5に本発明の防汚具1を浸漬しても、すなわち不織布3を揚げ油5に浸漬しても不織布3の浮遊が抑制され、不織布3の位置を安定させることができる。
そして、加熱器7で揚げ油5を加熱しながら、押さえ部材2が配置された空間内すなわち、不織布3の、圧力式フライヤーの油槽4の内壁に向いた面とは反対の面に囲まれた空間内で、鶏肉6の揚げ物調理を行なう。すなわち、調理工程を行なう。
このとき、加熱された揚げ油5の温度は、例えば180〜200℃である。
また、圧力式フライヤーの油槽4に不織布3を配置した後に、押さえ部材2を箱形状の不織布3の内側に収容させる、すなわち押さえ部材2を不織布3の内側の面に配置させることもできる。
また、図4は、本発明を適用した防汚具の他の例を示す概略分解図である。また、図5は、図4に示す各部材を組み合わせた状態の本発明を適用した防汚具を示す概略図である。
図4および図5に示す本発明の防汚具11は、ステンレス製の押さえ部材12と、押さえ部材12に取付けられるシート形状の不織布13と、不織布13を押さえ部材12に取付けるための、着脱可能な第1の留金〜第4の留金(2H〜2K)とを備える。
また、図4および図5に示す押さえ部材12は、図1および図2に示す押さえ部材2と同様に、略U字型に形成された第1のフレーム2Aと、第1のフレーム2Aと交差して配置された、略U字型に形成された第2のフレーム2Bとを有する。
また、図4および図5に示す押さえ部材12は、図1および図2に示す押さえ部材2と異なり、第1の連結フレームおよび第2の連結フレームの代わりに、第1のフレーム2Aおよび第2のフレーム2Bに着脱可能に取付けられた四辺形の上部フレーム2Gを有する。
ここで、上部フレーム2Gの角には、図4に示すように、略鉛直方向に、かつ、互いに対して略平行に、かつ、互いに同じ方向に突出した突出部2GAが設けられている。
また、突出部2GAの内部には空間が形成されている。
従って、図4に示すように、一方の第1のフレーム対向部2AAの端部が、上部フレーム2Gの角に設けられた突出部2GAの内部に形成された空間内に挿入されている。
また、図4に示すように、一方の第2のフレーム対向部2BAの端部も同様に、突出部2GAの内部に形成された空間内に挿入されている。
また、他方の第1のフレーム対向部2AAの端部や、他方の第2のフレーム対向部2BAの端部も同様に、突出部2GAの内部に形成された空間内に挿入されている。
また、シート形状の不織布13は、図1に示す不織布3と異なり、縫製した時に箱形状となるような裁断も、縫製もされていない。
また、不織布13には、所定の大きさの網目が形成されている。この網目の大きさは、水分や油分などの液状物は通すが、揚げ滓や、脂などの固形物は通さない大きさである。
また、不織布13は、生分解性を有するキュプラ長繊維で構成されている。また、不織布13の耐熱温度は260℃〜300℃である。
また、図5に示すように、押さえ部材12の上部フレーム2Gに不織布13を巻き付け、第1の留金2H、第2の留金2I、第3の留金2Jおよび第4の留金2Kで、不織布13を上部フレーム2Gに留める。
また、第1の留金2H、第2の留金2I、第3の留金2Jおよび第4の留金2Kは、上部フレーム2Gに巻き付けられた不織布13が上部フレーム2Gから離れないように、不織布13を上部フレーム2Gに留めるためのものであり、湾曲している。
また、図4および図5に示す本発明の防汚具を用いて、図1および図2に示す本発明の防汚具を用いた場合と同様に、本発明の調理方法を実施することができる。
また、本発明で使用される布は、必ずしもキュプラ長繊維でなくてもよい。
しかし、キュプラ長繊維であれば、布が水に濡れても強度が低下し難く、かつ、縮み難いので好ましい。
また、本発明で使用される布は、必ずしも不織布でなくてもよい。
しかし、例えば布が織布である場合、不織布の場合よりも厚みが増すと共に、水分や油分などが通り難くなる。従って、本発明の防汚具を例えば揚げ物調理に使用した後、揚げ油から引き上げようとしたときに、布が破れてしまうおそれがある。
一方、不織布には、織布のような不具合はないので好ましい。
また、必ずしも布を調理器具の内部の形状に沿って配置し、押さえ部材で布を調理器具の内壁に押し当てなくてもよい。
例えば、布を、調理器具の内壁に接触させずに配置して調理することもできる。
なお、布を調理器具の内部の形状に沿って配置し、押さえ部材で布を調理器具の内壁に押し当てていれば、布に囲まれた空間内で調理しやすい。
[実施例1]
セルロース100%のキュプラ繊維で構成された不織布(旭化成せんい株式会社製、商品名:ベンリーゼ(登録商標)、耐熱温度260℃)を、縫製した時に箱形状となるよう裁断し、そして縫製して、図1に示すような箱形状の不織布3を得た。
さらに、図1に示すようなステンレス製の押さえ部材2を箱形状の不織布3の内側に収容させ、第1の留具2Eおよび第2の留具2Fで第1の連結フレーム2Cおよび第2の連結フレーム2Dそれぞれに不織布3を留めた。
このようにして、図2に示すような本発明の防汚具1を組立てた。
次に、図3に示すように、揚げ油5で満たされた、圧力式フライヤーの油槽4に本発明の防汚具1を配置した。すなわち、揚げ油5に本発明の防汚具1を浸漬した。
ここで、揚げ油として植物油を用いた。また、20リットルの揚げ油を油槽4に注いだ。
そして、図3に示すように加熱器7で揚げ油5を加熱しながら、不織布3の、圧力式フライヤーの油槽4の内壁に向いた面とは反対の面に囲まれた空間内で、鶏肉6の揚げ物調理を15分間行なった。
加熱された揚げ油5の温度は、190℃であった。
揚げ物調理が終わった後、油で揚げられた鶏肉6を回収した。さらに、本発明の防汚具1を揚げ油5から引き上げた。
その結果、揚げ滓は不織布3に囲まれた空間内に残っていたが、揚げ油5には揚げ滓は残っていなかった。すなわち、油槽4の内壁は揚げ滓などで汚されることはなかった。
[実施例2]
実施例1と同様に、本発明の防汚具1を組立てた。
そして、揚げ油で満たされた、フライヤーの油槽に本発明の防汚具1を配置した。すなわち、揚げ油に本発明の防汚具1を浸漬した。
ここで、揚げ油として植物油を用いた。また、20リットルの揚げ油を油槽に注いだ。
そして、揚げ油を加熱しながら、不織布3の、フライヤーの油槽の内壁に向いた面とは反対の面に囲まれた空間内で、鶏肉の揚げ物調理を15分間行なった。
ここで、使用した鶏肉の量は、実施例1で使用した鶏肉の量の1.5倍であった。
また、加熱された揚げ油の温度は、200℃であった。
揚げ物調理が終わった後、油で揚げられた鶏肉を回収した。さらに、本発明の防汚具1を揚げ油から引き上げた。
その結果、揚げ滓は不織布3に囲まれた空間内に残っていたが、揚げ油には揚げ滓は残っていなかった。すなわち、油槽の内壁は揚げ滓などで汚されることはなかった。
以上のように、本発明の調理方法は、調理器具の内部に、所定の大きさの網目が形成された布を配置する布配置工程と、調理器具の内部に配置された布の、調理器具の内壁に向いた面とは反対の面に囲まれた空間内で食材を調理する調理工程を備えているので、調理中や調理後に発生する固形物を、布に囲まれた空間内に閉じ込めることができる。
また、本発明の調理方法は、布の、調理器具の内壁に向く面とは反対の面に、布より重い部材である押さえ部材を配置する押さえ部材配置工程を備えているので、液状物に布を浸しても布の浮遊を抑制して布の位置を安定させることができる。
従って、本発明の調理方法は、例えば揚げ物調理中に発生する揚げ滓や、調理後に冷えて固形状になった脂を、布に囲まれた空間内に閉じ込めて、調理器具の内壁に付着しないようにできるので、調理が原因の調理器具の汚れを抑えることができる。
また、本発明の防汚具は、耐熱温度が260℃〜300℃である布を備えているので、高温に加熱された液状物に溶けるおそれがなく、また、高温に加熱された液状物に浸されても燃えるおそれがない。
また、本発明の防汚具は、布の一方の面に配置されて、この一方の面に囲まれた空間を形成可能であり、かつ、布より重い部材である押さえ部材を備えているので、液状物に布を浸しても布の浮遊を抑制して布の位置を安定させることができる。
また、本発明の防汚具は、このような押さえ部材と、所定の大きさの網目が形成された布を備えているので、布に囲まれた空間内での作業中や作業後に固形物が発生しても、固形物を布に囲まれた空間内に閉じ込めることができる。
従って、本発明の防汚具を、例えば調理器具の内部に配置して、布に囲まれた空間内で揚げ物調理を行なえば、揚げ物調理中に発生する揚げ滓や、調理後に冷えて固形状になった脂を、布に囲まれた空間内に閉じ込めて、調理器具の内壁に付着しないようにできるので、本発明の防汚具は、調理が原因の調理器具の汚れを抑えることができる。
1 防汚具
2 押さえ部材
2A 第1のフレーム
2AA 第1のフレーム対向部
2AB 第1のフレーム架設部
2B 第2のフレーム
2BA 第2のフレーム対向部
2BB 第2のフレーム架設部
2C 第1の連結フレーム
2D 第2の連結フレーム
2E 第1の留具
2F 第2の留具
2G 上部フレーム
2GA 突出部
2H 第1の留金
2I 第2の留金
2J 第3の留金
2K 第4の留金
3 箱形状の不織布
4 油槽
5 揚げ油
6 鶏肉
7 加熱器
11 防汚具
12 押さえ部材
13 シート形状の不織布

Claims (2)

  1. 調理器具の内部に、所定の大きさの網目が形成された布を配置する布配置工程と、
    前記布の、調理器具の内壁に向く面とは反対の面に、同布より重い部材である押さえ部材を配置する押さえ部材配置工程と、
    前記調理器具の内部に配置された前記布の、同調理器具の内壁に向いた面とは反対の面に囲まれた空間内で食材を調理する調理工程とを備え
    前記布配置工程は、前記布を前記調理器具の内部の形状に沿って配置し、
    前記押さえ部材配置工程は、前記押さえ部材で前記布を前記調理器具の内壁に押し当てる
    調理方法。
  2. 前記布は、生分解性を有する植物系再生繊維の不織布であり、かつ、同布の耐熱温度が260℃〜300℃である
    請求項1に記載の調理方法。
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