JP6184228B2 - 収納具及び天板付き家具 - Google Patents

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Description

本発明は、高級感のある外観を備えつつ、収容空間が広く良好な操作性を得ることのできる収納具及び天板付き家具に関するものである。
キャビネット等の収納具は、内部に収納空間が形成された収納具本体を有するものであり、特許文献1には、幅方向にスライド移動することで、収納空間を外方に開放する開口部を開閉する引き戸を備えた収納具が開示されている。特許文献1に開示の収納具において、引き戸は上面及び下面にそれぞれ複数の車輪を備えるとともに、収納具本体の開口縁部にはその幅方向に延在するレールが上下に設けられている。このレール内に引き戸の車輪が回転可能に挿入されており、これによって引き戸はレールに沿って収納具本体内部をスライド移動する構成となっている。
特開2004−89221号公報
ところで、特許文献1に開示の収納具をはじめとするこの種の収納具は、引き戸の高さ寸法が前記開口部の高さ寸法よりも小さく、外部から見て引き戸の上方から収納具本体を構成する頂板の前面が視認可能であることが多い。このように頂板の前面が視認可能な収納具は、安っぽい印象を与えやすく、たとえ引き戸に高級感のある意匠を施したり、木材等の高級感のある材料を用いたとしても高級感が薄れてしまう。また、利用者が注意を払わない場合、引き戸が閉止に向けて勢いよくスライド移動し、引き戸の移動範囲を制限するストッパー等に衝突して騒音が発生するおそれがあり、このように騒音が発生する収納具は高級感を備えたものであるとは言い難い。さらに、収納具本体内部に引き戸が設けられていることから、引き戸の厚み分だけ収納具本体内部の収納空間が狭くなるという欠点もある。
本発明は、上記のような課題を解消することを目的としており、具体的には、高級感のある外観を備えつつ広い収納空間を有するとともに、良好な使用感を得ることが可能な収納具及び天板付き家具を提供することを目的とする。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の収納具は、収納空間を有し、その収納空間を外部に開放する開口が
前面に形成された収納具本体を有する収納具において、前記収納具本体を構成する頂板に幅方向に延在するガイドレールを設け、このガイドレールより前方に延びる支持要素を介して前記前面よりも前方で引き戸を懸吊支持して当該引き戸により前記頂板の前面を被覆し、前記引き戸の上部とほぼ等しい高さ位置に、当該引き戸が閉止に向けてスライド移動する際の速度を低下させる減速手段を設け、前記ガイドレール及び前記減速手段を前記前面よりも後方に設けたことを特徴とする。
このように構成すると、ガイドレールより前方に延びる支持要素によって引き戸が懸吊支持されるとともに収納具本体の前面よりも前方に位置することになり、外部から見て収納具本体の頂板の前面が引き戸により遮られて視認し得ない状態となることから、高級感のある意匠性を備えた収納具とすることができる。また、減速手段を設けることで、引き戸がゆっくりと閉止される機能を付与した高級感のある収納具とすることができる。また、引き戸を配置するための空間を収納具本体の内部に設ける必要がなく、広い収納空間を確保することができる。さらに、引き戸を支持するガイドレールと減速手段とが収納具内部の上方に設けられることになり、減速手段が下方に設けられる場合よりもスライド移動する引き戸に減速手段によって生じるモーメントが小さくなることから、引き戸の傾きを抑制して良好な操作性を得ることができる。
また、引き戸として重量の大きいものを用いたり、ガイドレールより前後方向に引き戸を離間させることで、収納具本体内部で各部材に抵抗が生じて引き戸がスライド移動しにくくなるおそれがあるが、引き戸が懸吊支持された吊り戸構造であることから、各部材に生じる抵抗を低減させて円滑な操作性を得ることができる。
収納具本体の開口の開口幅を大きくするためには、前記引き戸を、前記収納具本体を構成する一方の側板の前面から他方の側板の前面に亘ってスライド移動可能に構成することが好ましい。
また、前記支持要素として前後方向の長さが短いものを利用可能な構成とするためには、前記ガイドレールに、前記支持要素をレール外に持ち出すための開放部が後方に向けて形成されている構成とすることが好ましい。
前記引き戸をその後方に第2の引き戸が設けられた前側引き戸として利用し、2枚の引き違い戸を備える構成とした場合に、これら引き戸同士の干渉を避けて引き残しを生じさせず、開放幅を大きく設定するためには、前側引き戸を支持するガイドレールの後方に幅方向に延在する第2のガイドレールを設け、この第2のガイドレールより前方に延びる第2の支持要素を介して、前記前側引き戸を支持する前記支持要素の下方に上面が位置するように前記第2の引き戸を懸吊支持している構成とすることが好ましい。
また、各ガイドレールの前方又は後方には各移動体及び各支持要素をレール内に収容するための空間を確保する必要があるが、そのような空間を共用して収納具本体の収納空間をより広く利用するためには、前記前側引き戸を支持する前記ガイドレール及び前記第2のガイドレールに、前記支持要素をレール外に持ち出すための開放部を互いに対向して形成している構成とすることが望ましい。
さらに、第2の引き戸が閉止に向けて移動する際の速度を低下させる減速手段をも備え
る構成とした場合に、各引き戸の閉止時における操作感を均等にするためには、前記前側
引き戸を支持する前記ガイドレール内に前記支持要素を介して前記前側引き戸に接続され
た第1の移動体を移動可能に収容するとともに、前記第2のガイドレール内に前記第2の
支持要素を介して前記第2の引き戸に接続された第2の移動体を移動可能に収容し、両ガ
イドレールの間に、前記減速手段及び前記第2の引き戸が閉止に向けて移動する際の速度を低下させる第2の減速手段を設けた構成とすることが望ましい。
以上のような収納具の上面に天板を載置することで、高級感を備えつつ、収納具本体の開口の開放幅が大きい収納具を備える天板付き家具を構成することが可能となる。
本発明は、以上説明した構成であるから、収納具本体の頂板の前面が被覆された高級感のある意匠性を備えるとともに減速手段を取り付けたことで機能面でも高級感を有し、収納空間が広く、さらには操作性の良好な収納具及び天板付き家具を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る収納具の斜視図。 同収納具の側断面図。 同収納具を構成する前側引き戸の側断面図。 同収納具を構成する後ろ側引き戸の側断面図。 同収納具の正面図。 同収納具を構成要素として含む天板付き家具の斜視図。 本発明の変形例を示す図。 本発明の変形例を示す図。 本発明の変形例を示す図。 本発明の変形例を示す図。 本発明の変形例を示す図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態の収納具1は、図1,2に示すように、収納具本体2と、幅方向にスライド移動して収納具本体2の前面24に設けられた開口25を開閉可能にする第1の引き戸としての前側引き戸3及び第2の引き戸としての後ろ側引き戸4を備える。また、閉止に向けてスライド移動している前側引き戸3の速度を低下させる第1の減速手段5、及び、閉止に向けてスライド移動している後ろ側引き戸4の速度を低下させる第2の減速手段6を備える。
図1,2に示すように、収納具本体2は、頂板20、底板21、左右一対の側板23a,23b及び背面板22を組み付けることによって前面24を開口させ、内部に収納空間Sを形成したものである。
頂板20は、平面視矩形状であり、その前縁を側面視L字状になるように下方に折り曲げて上框20aを形成している。また、この頂板20の対向位置に設けられた平面視矩形状の底板21は、その前縁を上方に直角に折り曲げて図示しない下框を形成している。頂板20の下面20dには、頂板20と略同形状であり、板金等からなる板状部材20eが図示しないネジ等によって固定されている。この板状部材20eの前縁を図2に示すように側面視略U字状に折り曲げて第1の補強桟20bを形成し、この第1の補強桟20bを上框20aの内部に挿入させている。また、板状部材20eには、第1の補強桟20bよりも後方側を下向きに折り曲げることで上框20aと平行に延びる側面視略U字状の第2の補強桟20cが形成されており、第1の補強桟20bと第2の補強桟20cとの間に、前述の第1の上方レール7及び第2の上方レール8が取り付けられている。なお、本明細書において「略同形状」には「同形状」が含まれ、後述する「略同一」には同一が含まれる。
底板21には、上方に向けて開放された図示しない第1の下部レールが下框の後方において収納具本体2の幅方向略全域に延在して形成されており、この第1の下部レールの後方には上方に向けて開放されて収納具本体2の幅方向略全域に延在する図示しない第2の下部レールが形成されている。
図1,5に示すように、前側引き戸3は、収納具本体2の前面24と略同一の高さ寸法を有するとともに閉止時に正面から見て開口25の右半分を覆う正面視矩形状のものである。このとき、頂板20の前面20x及び底板21の前面21xはオーバーハング構造である前側引き戸3により幅方向の右半分が被覆(オーバーラップ)される。この前側引き戸3は、第1の上部レール7(図2参照)と前記第1の下部レールとを利用して収納具本体2の幅方向にスライド移動する。後ろ側引き戸4は、図1,5に示すように、開口25よりも小さい高さ寸法を有するとともに閉止時に正面から見て開口25の左半分を覆う正面視矩形状のものであり、第2の上部レール8(図2参照)と前記第2の下部レールとを利用して収納具本体2内部をその幅方向にスライド移動するものである。これらの引き戸3,4は、例えばスチール製又は木製である。
前側引き戸3には、その表面3aの幅方向両端部に上端から下端に亘って前方に向けて開口した凹部を有する引き手34a,34bが取り付けられており、この凹部の一部に利用者の指先を掛けて幅方向へ力を付与することで前側引き戸3を移動させることが可能となっている。後ろ側引き戸4の表面4aの幅方向両端部にも、上記と同様の構成の引き手44a,44bが取り付けられている。
このような前側引き戸3の正面視右側端部を第1の側板23aの前方に重合するよう位置させるとともに後ろ側引き戸4の正面視左側端部を第2の側板23bに当接させることで、これらの引き戸3,4により収納具本体2の開口25を閉止することができ、この状態から少なくとも前側引き戸3を左側にスライド移動させる、又は、後ろ側引き戸4を右側にスライド移動させることで、収納具本体2の開口25を開放することができる。
図2に示すように、第1の上方レール7は、収納具本体2の幅方向略全体に延在するチャネル状のもので、板状部材を直角に3回折り曲げて成形され、互いに対向する2つの起立壁70,72、これらの起立壁70,72の下端同士を繋ぐ底壁71及びこの底壁71に対向する頂壁73により構成されている。後ろ側の起立壁70は、前側の起立壁72よりも低く構成されており、後ろ側の起立壁72と頂壁73との間に第1の支持要素(吊り金具)30をレール外に持ち出すための隙間として第1の開放部7aが内向きに形成されている。第1の上方レール7の内部には第1の移動体として第1のローラ35が収容されており、この第1のローラ35は、第1の支持要素30の一端に後述する水平軸74を介して回転可能に接続されて、レール内をその延在方向に回転移動する。
第1の支持要素30は、図2,3に示すように、水平軸74、後ろ側の立片31、水平片32及び前側の立片33で構成され、後ろ側の立片31に水平軸74が第1の上方レール7の延在方向に離間して2つ設けられ、これらの水平軸74,74のそれぞれに第1のローラ35が取り付けられている。後ろ側の立片31の下端からは水平片32が前方に向かって延びており、この水平片32の前端から前側の立片33が下方に延びている。このように第1の支持要素30は、前側の立片33の前面33aが収納具本体2の前面24よりも前方に位置するように第1の上方レール7より持ち出されている。第1の支持要素30は、図5に示すように第1の上方レール7の延在方向に離間して2つ取り付けられており、これらの第1の支持要素30,30の前側の立片33,33には、それぞれ前側引き戸3が固定されている。前側引き戸3は、その裏面3bの上側で第1の支持要素30,30と連結している。また、この前側引き戸3の裏面3bの下側には、2つの第1の支持要素30と左右方向に略同一となる位置に、前記第1の下部レールの内部に収容され、その延在方向に沿って移動可能な下部ローラ35a(図3参照)がそれぞれ取り付けられている。
図2に示すように、第2の上方レール8は、第1の上方レール7の後方において収納具本体2の幅方向略全体に設けられている。第2の上方レール8は、第1の上方レール7と同様に板状部材を直角に3回折り曲げて成形され、互いに対向する2つの起立壁80,82、これらの起立壁80,82の下端同士を繋ぐ底壁81及びこの底壁81に対向する頂壁83により構成されるチャネル状のものである。前側の起立壁80は、後ろ側の起立壁82よりも低く構成されており、前側の起立壁80と頂壁83との間に第2の支持要素(吊り金具)40をレール外に持ち出すための隙間として第2の開放部8aが前記第1の開放部7aと対向して外向きに形成されている。第2の上部レール8の内部には第2の移動体としての第2のローラ45が収容されており、第2のローラ45は第2の支持要素40の一端に後述する水平軸84を介して回転可能に接続され、レール内を延在方向に回転移動する。
第2の支持要素40は、図2,4に示すように、水平軸84、後ろ側の立片41、水平片42及び前側の立片43で構成され、後ろ側の立片41に水平軸84が第2の上方レール8の延在方向に離間して2つ設けられており、これらの水平軸84,84にそれぞれ第2のローラ45が取り付けられている。また、第2の支持要素40は、後ろ側の立片41の下端が第1の支持要素30の水平片32よりも下方まで延びており、その下端から水平片42が前方に延びて、この水平片42の前端から前側の立片43が下方に延びている。このように第2の支持要素40は、前側の立片43が、第1の支持要素30における後ろ側の立片31と前後方向の略同一位置となるように第2の上方レール8より持ち出されている。第2の支持要素40は、図5に示すように第2の上方レール8の延在方向に離間して2つ取り付けられており、図2に示すように、前側の立片43には第1の支持要素30の水平片32よりも下方に上面4cが位置するように後ろ側引き戸4が固定されている。後ろ側引き戸4は、その裏面4bの上側で第2の支持要素40,40と連結している。また、この後ろ側引き戸4の裏面4bの下方には、2つの第2の支持要素40と左右方向に略同一となる位置に、前記第2の下部レールの内部に収容され、その延在方向に沿って移動可能な下部ローラ45a(図4参照)がそれぞれ取り付けられている。
図2に示すように、本実施形態では第1の上方レール7と第2の上方レール8とは頂壁同士が接続された一体ものの部材として構成されており、これらの上方レール7,8の間には、前側引き戸3が閉止に向かってスライド移動する際の速度を低下させる第1の減速手段5が設けられている。
第1の減速手段5は、図2,5に示すように、図示しない緩衝機構及び引き込み機構を備える第1の減速手段本体としての第1のソフトクローズ機構(ソフトクローズユニット)50と、この第1のソフトクローズ機構50の凸状の作動部51と係合可能な第1の受座52とで構成される。
第1のソフトクローズ機構50は、図2,3に示すように第1のブラケット53を介して前側引き戸3の裏面3bに固定されている。この第1のブラケット53は、2つの第1の支持要素30,30の間において正面視右側寄りに取り付けられており(図5参照)、前側の立片56と、この立片56の上端から後方に延びる水平片55と、この水平片55の後端から上下方向に延びる後ろ側の立片54とから構成され、この後ろ側の立片54に第1のソフトクローズ機構50が固定されている。第1の受座52は、図2,5に示すように、一体ものの部材として構成されている上方レール7,8の頂壁73,83の境界部、すなわち第1のソフトクローズ機構50の作動部51と前後方向に略同一となる位置において収納具本体2の正面視右側寄りに設けられており、当該作動部51と係合可能な高さ位置まで下方に突出している。
このような第1の減速手段5を備えることから、前側引き戸3を閉止に向けて左側から右側に向かってスライド移動させると、第1のソフトクローズ機構50の作動部51と上部レール7,8に固定されている第1の受座52とが途中で係合し、前記緩衝機構の作用により作動部51が第1のソフトクローズ機構50内を相対的に右から左へゆっくりと移動する。そのため、第1のソフトクローズ機構50が取り付けられている前側引き戸3にブレーキが掛かって移動速度が低下し、その速度が一定になると、前記引き込み機構の作用により作動部51が第1のソフトクローズ機構50内を相対的に右から左に向かってゆっくりと移動する。したがって、前側引き戸3は閉止時に第1の側板23aへ向かってゆっくりと移動し、前側引き戸3がストッパー等に衝突することによる衝撃を抑制することができる。
また、図2,5に示すように、第1の上方レール7と第2の上方レール8との間には、後ろ側引き戸4が閉止に向かってスライド移動する際の速度を低下させる第2の減速手段6がさらに設けられている。
第2の減速手段6は、図2,4に示すように、図示しない緩衝機構及び引き込み機構を備える第2の減速手段本体としての第2のソフトクローズ機構(ソフトクローズユニット)60と、この第2のソフトクローズ機構60の凸状の作動部61と係合可能な第2の受座62とで構成される。第2のソフトクローズ機構60は、図2,4に示すように、第1のソフトクローズ機構50と高さ位置及び前後方向における位置が同一となるように後ろ側引き戸4の裏面4bに第2のブラケット63を介して固定されている。この第2のブラケット63は、2つの第2の支持要素40,40の間において正面視左側寄りに取り付けられており(図5参照)、前側の立片65と、この立片65の上端から後方に延びる水平片64とから構成され、この水平片64に第2のソフトクローズ機構60が固定されている。第2の受座は、図2,5に示すように、一体ものの部材として構成されている上方レール7,8の頂壁73,83の境界部、すなわち第2のソフトクローズ機構60の作動部61と前後方向に略同一の位置において収納具本体2の正面視左側寄りに設けられており、当該作動部61と係合可能な高さ位置まで下方に突出している。
このような第2の減速手段6を備えることから、後ろ側引き戸4を閉止に向けて右側から左側に向かってスライド移動させると、第2のソフトクローズ機構60の作動部61と上部レール7,8に固定されている第2の受座62とが途中で係合し、前記緩衝機構の作用により作動部61が第2のソフトクローズ機構60内を相対的に左から右へゆっくりと移動する。そのため、第2のソフトクローズ機構60が取り付けられている後ろ側引き戸4にブレーキが掛かって移動速度が低下し、この速度が一定になると、前記引き込み機構の作用により作動部61が第2のソフトクローズ機構60内を相対的に左から右に向かってゆっくりと移動する。したがって、後ろ側引き戸4は第2の側板23bへ向かってゆっくりと移動し、後ろ側引き戸4が第2の側板23bに衝突することによる衝撃を抑制することができる。
なお、これら第1のソフトクローズ機構50及び第2のソフトクローズ機構60としては、部品の納まりや作動性を良好にするために収納具1用の専用部品を用いてもよく、また、コストを削減するために汎用品を用いてもよい。また、第1の受座52、第2の受座62、上記第1の支持要素30及び第2の支持要素40としては、それぞれ左右対称形状の部材を用いている。
図2,3,5に示すように、前側引き戸3の上側且つ幅方向中央部には、引き戸3,4のスライド移動を規制するロック機構9が取り付けられている。このロック機構9には、図1,5に示すように前方に向けて鍵挿入穴91が形成されている。また、このロック機構9は、後ろ側引き戸4に向けて延在し、その先端部が直角に折り曲げられたL字状のロック部材90を備えている。この鍵挿入穴91に所定の鍵を挿入して回転させ、前記先端部が後ろ側引き戸4に係り合うようにロック部材90を回転させることで、各引き戸3,4をスライド移動が禁止された状態にすることができる。また、前記先端部が後ろ側引き戸4と係り合わないようにロック部材90を回転させることで、各引き戸3,4をスライド移動が可能な状態にすることができる。さらに、前側引き戸3における裏面3bの正面視右側端部には、後ろ側引き戸4の正面視右側側面と当接可能な図示しないストッパーが後方に突出して設けられている。そのため、後ろ側引き戸4はこのストッパーよりも右側への移動が禁止された状態となっており、前側引き戸3と後ろ側引き戸4とはスライド移動させても左右方向の位置が入れ替わらない構成となっている。
また、本実施形態の収納具1は、第1の受座52、第2の受座62、上記第1の支持要素30及び第2の支持要素40がそれぞれ左右対称形状であり、これらの部品を左右に付け替えることで閉止時に前側引き戸3が正面視左側となり、後ろ側引き戸4が正面視右側となるように構成することが可能となっている。
以上のように本実施形態の収納具1は、収納空間Sを有し、その収納空間Sを外部に開放する開口25が前面24に形成された収納具本体2を有するものであって、収納具本体2の頂板20に幅方向に延在するガイドレールとしての第1の上方レール7を設け、この第1の上方レール7より前方に延びる第1の支持要素30を介して前面24よりも前方で前側引き戸3を懸吊支持して前側引き戸3により頂板20の前面20xを被覆し、前側引き戸3の上部とほぼ等しい高さ位置に、前側引き戸3が閉止に向けてスライド移動する際の速度を低下させる第1の減速手段5を設けるように構成したものである。
このように構成していることから、第1の上方レール7より前方に延びる第1の支持要素30によって前側引き戸3が懸吊支持されるとともに収納具本体2の前面24よりも前方に位置することになり、外部から見て収納具本体2の頂板20の前面20xが前側引き戸3により遮られて視認し得ない状態となることから、高級感のある意匠性を備えた収納具1とすることができる。また、前側引き戸3を配置するための空間を収納具本体2の内部に設ける必要がなく、広い収納空間Sを確保することができる。また、第1の減速手段5を設けることで、前側引き戸3がゆっくりと閉止される機能(ソフトクローズ機能)を付与した高級感のある収納具1とすることができる。さらに、前側引き戸3を支持する第1の上方レール7と第1の減速手段5とが収納具1内部の上方に設けられることになり、第1の減速手段5が下方に設けられる場合よりもスライド移動する前側引き戸5に第1の減速手段3によって生じるモーメントが小さくなることから、前側引き戸3の傾きを抑制して良好な操作性を得ることができる。
また、前側引き戸3として重量の大きいものを用いたり、第1の上方レール7より前後方向に前側引き戸3を離間させることで、収納具本体2内部で各部材に抵抗が生じ、前側引き戸3がスライド移動しにくくなるおそれがあるが、前側引き戸3が懸吊支持された吊り戸構造であることから、各部材に生じる抵抗を低減させて円滑な操作性を得ることができる。
また、第1の上方レール7に、第1の支持要素30をレール外に持ち出すための第1の開放部7aを後方に向けて形成していることから、第1の上方レール7の後方側より第1の支持要素30を持ち込むことができ、上框20aと第1の上方レール7との間に第1の支持要素30を持ち込むための隙間を設ける必要がない。そのため、第1の支持要素30として前後方向の長さが短いものを用いることができ、前側引き戸3に働くモーメントを抑制して、操作性をより良好にすることができる。
また、前記前側引き戸3をその後方に第2の引き戸としての後ろ側引き戸4が設けられた前側引き戸3として利用し、この前側引き戸3を支持する第1の上方レール7の後方に幅方向に延在する第2のガイドレールとしての第2の上方レール8を設け、この第2の上方レール8より前方に延びる第2の支持要素40を介して、前側引き戸3を支持する第1の支持要素30の下方に上面4cが位置するように後ろ側引き戸4を懸吊支持する構成としている。そのため、引き違い戸であるこれら2枚の引き戸3,4同士の干渉を避けて引き残しを生じさせないようにすることができ、開口幅を大きくすることができる。
併せて、前側引き戸3を支持する第1の上部レール7及び第2の上方レール8に、支持要素30,40をレール外に持ち出すための開放部7a,8aを互いに対向して形成する構成としたことから、第1の上部レール7に第1の支持要素30を持ち込むための空間と、第2の上部レール8に第2の各支持要素40を持ち込むための空間とを共用して、収納具本体2の収納空間Sをより広く利用することができる。
さらに、前側引き戸3を支持する第1の上部レール7内に第1の支持要素30を介して前側引き戸3に接続された第1の移動体としての第1のローラ35を移動可能に収容するとともに、第2の上部レール8内に第2の支持要素40を介して後ろ側引き戸4に接続された第2の移動体としての第2のローラ45を移動可能に収容し、各上部レール7,8の間に、第1の減速手段5及び後ろ側引き戸4が閉止に向けて移動する際の速度を低下させる第2の減速手段6を設けた構成としている。このような構成であると、前側引き戸3を支持する第1のローラ35と第1の減速手段5との前後方向の距離に対し、後ろ側引き戸4を支持する第2のローラ45と第2の減速手段6との前後方向の距離を略等しくすることができ、各減速手段5,6よりそれぞれの引き戸3,4に作用する影響をほぼ同等にすることが可能となるため、各引き戸3,4を閉じる際の操作感の相違を抑制して、良好な使用感を得ることが可能となる。
以上のような収納具1は、例えば、図6に示すように、収納具1の上面1aに天板11を載置した天板付き家具10を構成するものとして利用することができる。また、同図に示すように、収納具本体2の背面板22と部屋の壁面とを固定し、収納具1を壁面に取り付けて利用することも可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、本実施形態では、第1の開放部7aと第2の開放部8aとが互いに対向するように各上部レール7,8が取り付けられるとともに、第1のソフトクローズ機構50が前側引き戸3に取り付けられ、第2のソフトクローズ機構60が後ろ側引き戸4に取り付けているが、図7に示すように、各開放部7a,8aが互いに対向する構成としつつ、第1のソフトクローズ機構50及び第2のソフトクローズ機構60を、第1の上部レール7の頂壁73と第2の上部レール8の頂壁83との境界部に取り付けた構成としてもよい。この場合、各ソフトクローズ機構50,60と係合する受座は、例えば第1のローラ35と前側引き戸3とを接続する支持要素130、及び、第2のローラ45と後ろ側引き戸4とを接続する支持要素140に固定する。
また、図8に示すように、各ソフトクローズ機構50,60を第1の上部レール7の頂壁73と第2の上部レール8の頂壁83との境界部に取り付けた構成としつつ、各上部レール7,8の開放部7a,8aがそれぞれ前方を向くように構成されてもよい。さらに、各上部レール7,8の開放部7a,8aがそれぞれ後方を向くように構成されていてもよい。
また、各ソフトクローズ機構50,60を各上部レール7,8間以外の箇所に設けた構成としてもよく、例えば図9に示すように、第1のソフトクローズ機構50を前側引き戸3内部に取り付けた構成としてもよい。この場合、第1のソフトクローズ機構50と係合する受座は第1の上部レール7の前面等に取り付ける。さらに、図10に示すように、後ろ側引き戸4を支持する第2の上方レール8を前側引き戸3の上部に取り付けた構成としてもよい。
さらに、本実施形態では、第1の受座52と第2の受座62と第1の支持要素30と第2の支持要素40とがそれぞれ左右対称形状であるとともに、前側引き戸3と後ろ側引き戸4とを左右の位置を入れ替えて利用可能であるが、このような入れ替えができないような構成としていてもよく、また上記部材として左右非対称形状のものを用いてもよい。
またさらに、本実施形態では減速手段本体としてソフトクローズ機構50,60を用いたが、これに限定されず引き戸用のエアダンパーやシリンダー等を用いてもよい。また、減速手段本体として緩衝機構及び引き込み機構を備えるものを用いたが、減速手段本体は少なくとも緩衝機構を備えていればよく、引き込み機構を備えないものを用いてもよい。
また、本実施形態では前側引き戸3及び後ろ側引き戸4を用いているが、図11に示すように、後ろ側引き戸4を用いず、前側引き戸3のみを用いた構成としてもよい。この場合、前側引き戸3は、収納具本体2の一方の側板23aの前面23axから他方の側板23bの前面23bxに亘ってスライド移動可能となり、収納具本体2の開口25の開口幅を大きくすることができる。また、このような構成では、減速手段を前側引き戸3の左右方向両端部に取り付けることが好ましく、これによって前側引き戸3が一方の側板23aの前方までスライド移動する際、及び他方の側板23bの前方までスライド移動する際に、前側引き戸3の速度が低下し、ストッパー等との衝突による衝撃を抑制することができる。なお、前側引き戸3及び後ろ側引き戸4を用いる場合であっても、前側引き戸3を収納具本体2の一方の側板23aの前面23axから他方の側板23bの前面23bxに亘ってスライド移動可能に構成してもよい。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…収納具
1a…収納具の上面
2…収納具本体
3…引き戸(前側引き戸)
4…第2の引き戸(後ろ側引き戸)
4c…第2の引き戸の上面
5…減速手段(第1の減速手段)
6…第2の減速手段
7…ガイドレール(第1の上方レール)
7a…開放部(第1の開放部)
8…第2のガイドレール(第2の上方レール)
8a…開放部(第2の開放部)
10…天板付き家具
11…天板
20…頂板
20x…頂板の前面
23a,23b…側板
23ax,23bx…側板の前面
24…収納具本体の前面
25…開口
30…支持要素(第1の支持要素)
35…第1の移動体(第1のローラ)
40…第2の支持要素
45…第2の移動体(第2のローラ)
S…収納空間

Claims (7)

  1. 収納空間を有し、その収納空間を外部に開放する開口が前面に形成された収納具本体を有する収納具において、
    前記収納具本体を構成する頂板に幅方向に延在するガイドレールを設け、このガイドレールより前方に延びる支持要素を介して前記前面よりも前方で引き戸を懸吊支持して当該引き戸により前記頂板の前面を被覆し、
    前記引き戸の上部とほぼ等しい高さ位置に、当該引き戸が閉止に向けてスライド移動する際の速度を低下させる減速手段を設け
    前記ガイドレール及び前記減速手段を前記前面よりも後方に設けたことを特徴とする収納具。
  2. 前記引き戸を、前記収納具本体を構成する一方の側板の前面から他方の側板の前面に亘ってスライド移動可能に構成していることを特徴とする請求項1記載の収納具。
  3. 前記ガイドレールに、前記支持要素をレール外に持ち出すための開放部が後方に向けて形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の収納具。
  4. 前記引き戸をその後方に第2の引き戸が設けられた前側引き戸として利用し、この前側引き戸を支持するガイドレールの後方に幅方向に延在する第2のガイドレールを設け、この第2のガイドレールより前方に延びる第2の支持要素を介して、前記前側引き戸を支持する前記支持要素の下方に上面が位置するように前記第2の引き戸を懸吊支持していることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の収納具。
  5. 前記前側引き戸を支持する前記ガイドレール及び前記第2のガイドレールに、前記支持要素をレール外に持ち出すための開放部を互いに対向して形成していることを特徴とする請求項4記載の収納具。
  6. 前記前側引き戸を支持する前記ガイドレール内に前記支持要素を介して前記前側引き戸に接続された第1の移動体を移動可能に収容するとともに、前記第2のガイドレール内に前記第2の支持要素を介して前記第2の引き戸に接続された第2の移動体を移動可能に収容し、両ガイドレールの間に、前記減速手段及び前記第2の引き戸が閉止に向けて移動する際の速度を低下させる第2の減速手段を設けていることを特徴とする請求項4又は5記載の収納具。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の収納具の上面に天板を載置することで構成した天板付き家具。
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