JP6183584B2 - 車両の内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、衝突物の進入に対し燃料系の的確な保護が可能な車両の内燃機関に関する。
車両の内燃機関として、燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内噴射弁と、吸気通路内に燃料を噴射するポート噴射弁とを備えた内燃機関が知られている。応答性や燃費、出力の向上等、目的に応じて筒内噴射弁とポート噴射弁とが切り換えられ、運転状態が最適に制御されるようになっている。
燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内噴射弁には、カムシャフトにより駆動される高圧ポンプにより高圧の燃料が供給される。このため、カムシャフトにはポンプカムが設けられ、内燃機関のシリンダヘッド部に高圧ポンプが配置され、カムシャフトの回転に同期するポンプカムにより高圧ポンプが駆動されるようになっている(例えば、特許文献1)。
一方、燃料を使用する内燃機関が搭載された車両では、衝突を想定した場合に、燃料系の損傷を最小限に抑える必要がある。例えば、上述した高圧ポンプを備えた車両がトラック等の大型車両に後から追突した場合、アンダーバー等(衝突物)の進入により、シリンダヘッド部の高圧ポンプや配管が破損する虞があり、破損を最小限に抑えるために保護部材を設けているのが現状であった。
特開2000−220549号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、衝突物が進入した場合に燃料系に衝撃が及ぶことがない車両の内燃機関を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の車両の内燃機関は、クランクシャフトが車両の幅方向に延びて配置されると共に、インテークマニホールドが機関本体の前記車両の前側に配される車両用の内燃機関において、前記内燃機関は前記内燃機関へ燃料を供給する燃料ポンプと、前記インテークマニホールドの上部に配置されるインタークーラとを有し、前記インタークーラの上端部は前記燃料ポンプの上端部より車両の上下方向で高く配され、前記インタークーラの車両前方側端部は前記インテークマニホールドの車両前方側端部に対し車両前方にあり、前記燃料ポンプは、前記車両の上下方向の範囲で前記インタークーラに覆われるように配置されており、前記車両は、前記内燃機関を固定するマウントを備え、前記内燃機関は前記マウントと締結するブラケットを有し、前記インタークーラと前記インテークマニホールドの固定部は、前記ブラケットより上部で、且つ、車両前方側に配され、前記内燃機関は、上部が下部に対して後側に位置した状態で鉛直方向に対して傾いて前記マウントに支持され、前記車両の前方から衝突物が進入した場合、当該衝突物が前記インタークーラに衝突し、前記衝突物がさらに浸入すると前記インタークーラが押されて前記インテークマニホールドに当接し、前記ブラケットを介して前記内燃機関の上部が後側に位置するように傾けられ、前記衝突物がさらに進入すると前記ブラケットが破断して前記内燃機関が後退するように構成されていることを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、インタークーラは、燃料ポンプの上端部より車両の上下方向で高く配され、車両前方側端部は前記インテークマニホールドの車両前方側端部に対し車両前方に配置されるため、衝突物の進入に対し、燃料ポンプを覆うインタークーラにより衝撃を受け止めることができる。
そして、インタークーラとインテークマニホールドの固定部が車両側のマウントに締結されるブラケットよりも上部に配されているので、衝突物の進入によりインタークーラが衝撃を受け止めた際に、内燃機関の上方が後側に傾いて退避する。
このため、衝突物が進入した場合であっても燃料系に衝撃が及ぶことがなく、燃料系の損傷を抑制することが可能になる。
また、請求項2に係る本発明の車両の内燃機関は、請求項1に記載の車両の内燃機関において、前記インテークマニホールドには、前記インタークーラを締結する複数のボス部と前記インタークーラを支える支持部が設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、インタークーラがボス部を介してインテークマニホールドに締結され、インテークマニホールドには支持部が設けられているので、衝突物の進入によりインタークーラが衝撃を受け止めた際に、インテークマニホールドに支えられ、インタークーラの姿勢を維持することができる。
また、請求項3に係る本発明の車両の内燃機関は、請求項1もしくは請求項2に記載の車両の内燃機関において、前記燃料ポンプには、カムシャフトの回転により駆動され、前記機関本体のシリンダヘッド部の上部に設けられる高圧燃料ポンプを含み、前記機関本体は、前記高圧燃料ポンプからの燃料を前記機関本体の燃焼室に直接噴射する筒内噴射弁に送る第1の燃料供給路と、前記機関本体の吸気通路に噴射するポート噴射弁と、前記ポート噴射弁に燃料を送る第2の燃料供給路を有し、前記第1の燃料供給路は前記インテークマニホールドの下部に配置されると共に、前記第2の燃料供給路は前記インタークーラの車両後方に配置されることを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、筒内噴射弁、第1の燃料供給路、及び、ポート噴射弁、第2の燃料供給路を備えた燃料系の全体をインテークマニホールドとインタークーラで保護することができる。
本発明の車両の内燃機関は、衝突物が進入した場合に燃料系に衝撃が及ぶことがない車両の内燃機関とすることができ、燃料系の損傷を抑制することが可能になる。
本発明の一実施例に係る内燃機関を説明する車両の概念図である。 本発明の一実施例に係る車両の内燃機関の概略系統図である。 本発明の一実施例に係る車両の内燃機関の外観図である。 本発明の一実施例に係る車両の内燃機関の外観図である。 車両の側部側から見た内燃機関の正面図である。 車両前部の平面図である。 衝突時の状況説明図である。
図1、図2に基づいて本発明の一実施例に係る内燃機関の全体構成を説明する。
図1には本発明の一実施例に係る内燃機関を説明する車両の概念、図2には本発明の一実施例に係る車両の内燃機関の概略系統を示してある。
図1に基づいて内燃機関の搭載状況を説明する。
図に示すように、車両1の前方のエンジンルームには、内燃機関(エンジン)2が搭載され、エンジン2には、シリンダブロック3及びシリンダヘッド4を含む機関本体(エンジン本体)5が備えられている。エンジン2(エンジン本体5)はクランクシャフトが車両1の幅方向に延びて配置されている。
エンジン2(エンジン本体5)の車両1の前側には、吸気系(吸気マニホールド、インタークーラ24、燃料供給系等)が備えられ、エンジン2(エンジン本体5)の車両1の後側には、排気系(排気管、過給機、ウエイストゲート弁、排気浄化触媒等)が備えられている。
車両1の前側におけるエンジン本体5のシリンダヘッド4の上部(シリンダヘッドカバーの上部)には燃料ポンプとして高圧燃料ポンプ11が取り付けられ、高圧燃料ポンプ11はカムシャフトに設けられたポンプカムにより駆動される。エンジン2には、エンジン本体5の各気筒の燃焼室に燃料を直接噴射する筒内噴射弁が気筒毎に備えられ、第1の燃料供給路としての高圧燃料供給経路を介して高圧燃料ポンプ11からの燃料が筒内噴射弁に供給される。
また、車両1のエンジン2には、エンジン本体5の各気筒の吸気通路に燃料を噴射するポート噴射弁が吸気通路毎に備えられ、第2の燃料供給路としての低圧燃料供給経路を介して図示しない燃料タンクに設けられた低圧燃料ポンプからの燃料がポート噴射弁に供給される。
図2に基づいてエンジン2の系統(構成)の概略を説明する。
図に示すように、エンジン2のシリンダヘッド4には気筒毎に吸気ポート7が形成され、各吸気ポート7の燃焼室12側には吸気バルブ8がそれぞれ設けられている。吸気バルブ8はエンジン回転に応じて回転するカムシャフトのカムに倣って開閉動作され、各吸気ポート7と燃焼室12との連通・遮断を行う。
各吸気ポート7には吸気マニホールド9(インテークマニホールド)の一端がそれぞれ接続され、各吸気ポート7に吸気マニホールド9が連通している。シリンダヘッド4(または吸気マニホールド9)にはポート噴射弁13が取り付けられ、低圧燃料ポンプの駆動によりポート噴射弁13に燃料が送られる。
また、エンジン2のシリンダヘッド4には気筒毎に排気ポート16がそれぞれ設けられ、各排気ポート16の燃焼室12側には排気バルブ10がそれぞれ設けられている。排気バルブ10はエンジン回転に応じて回転するカムシャフトのカムに倣って開閉動作され、各排気ポート16と燃焼室12との連通・遮断を行う。
エンジン2のシリンダヘッド4には排気マニホールド17が設けられ、各排気ポート16には排気マニホールド17の一端が接続されている。排気マニホールド17の他端が集合管とされてシリンダヘッド4から外に開口している。
一方、シリンダヘッド4には燃焼室12に臨む筒内噴射弁18が取り付けられ、高圧燃料ポンプ11の駆動により筒内噴射弁18に燃料が送られる。高圧燃料ポンプ11はシリンダヘッド4の上部に設けられ、高圧燃料ポンプ11は、エンジン回転に応じて回転するカムシャフト151のポンプカム150により駆動される。
上述したエンジン2は、運転状態に応じて、低圧燃料ポンプの駆動によるポート噴射弁13からの燃料噴射と、高圧燃料ポンプ11の駆動による筒内噴射弁18から燃料噴射とが適宜制御される。
ターボチャージャ23のコンプレッサ23bの下流側における吸気マニホールド9には吸気管21が接続され、シリンダヘッド4から外に開口する排気マニホールド17の他端には排気管22が接続されている。尚、排気マニホールド17の他端には、ターボチャージャ23の排気導入管が直接接続されることもある。
吸気管21及び排気管22の途中部には過給機としてターボチャージャ23が設けられ、ターボチャージャ23は排気管22側にタービン23aが備えられ、タービンに連結されたコンプレッサ23bが吸気管21側に備えられている。エンジン2の排気ガスが排気管22からターボチャージャ23に送られると、排気ガスの流れによりタービン23aが回転し、タービン23aの回転に伴ってコンプレッサ23bが回転して吸気管21内の吸気が過給される。
ターボチャージャ23のコンプレッサ23bの下流側の吸気管21にはインタークーラ24が配され、ターボチャージャ23で過給された吸気は、インタークーラ24で冷却されてスロットル弁25を介して燃焼室12に送られる。ターボチャージャ23のタービン23aの下流側の排気管22には、排気浄化触媒26が備えられている。
排気管22のターボチャージャ23の上流側と下流側との間にはウエイストゲート弁(WG弁)27が設けられ、WG弁27の開閉によりターボチャージャ23のタービン23aに送られる排気の量が調整されて過給圧が調整される。
図3から図6に基づいてエンジン2の構造を具体的に説明する。
図3には車両1の前方側(前側から見た状態)のエンジン2の外観、図4にはインタークーラを外した状態の図3に対応する外観、図5には車両1の前進方向に向かって右側からエンジン2を見た正面視(エンジン2の前後方向としては前側から見た状態:図中右側が車両1の前後方向の前方側)を示してある。また、図6にはエンジン2を車両1に搭載した状態の平面視を示してある。
図3から図5に示すように、車両1の後方側におけるエンジン本体5にはターボチャージャ23が取り付けられている。例えば、ターボチャージャ23のコンプレッサ側のケースがブラケット等を介してシリンダヘッド4に取り付けられている。
また、車両1の前方側におけるエンジン本体5の吸気マニホールド9にはボス部としての複数の(2個の)ブラケット9bを介してインタークーラ24が取り付けられている。つまり、吸気マニホールド9のブラケット9bにインタークーラ24が締結されている。また、吸気マニホールド9には支持部としての突起9aが形成され、吸気マニホールド9の突起9aにインタークーラ24が支えられる。
ターボチャージャ23のタービンの入口側は、シリンダヘッド4から外に開口する排気マニホールド17(図2参照)の他端(排気集合部)に接続され、タービンの出口側には、排気浄化触媒26(図2参照)を備えた排気管22が接続されている。
ターボチャージャ23のコンプレッサの入口側は、図示しない外気導入系に接続されて外気が導入され、コンプレッサの出口側には、インタークーラ24の上流側の吸気管21aが接続されている。吸気管21aは、車両1の前側から見た状態で、車幅方向の右側でコンプレッサに接続され、左側手前に向かって延びてインタークーラ24の入口側に接続されている。
インタークーラ24の出口側(図中右側)にはインタークーラ24の下流側の吸気管21bが接続され、吸気管21bはスロットル弁25(スロットルボデー)を介して吸気マニホールド9(図2参照)に接続されている。
図示しない燃料タンクに設けられた低圧燃料ポンプの駆動により、燃料が低圧デリバリー32から各吸気ポート7(図2参照)のポート噴射弁13(図2参照)に送られる(低圧燃料供給経路)。
シリンダヘッド4の上部(シリンダヘッドカバー)には、高圧燃料ポンプ11が上向きに設けられ、駆動用のプランジャが下側に付勢されている。高圧燃料ポンプ11はカムシャフトの回転により駆動され、ポンプカムによりプランジャが付勢力に抗して上側に駆動される。高圧燃料ポンプ11が駆動されることにより燃料供給路が開き、燃料が高圧デリバリー33から各筒内噴射弁18(図2参照)に送られる(高圧燃料供給経路)。
主に図3、図6に示すように、インタークーラ24は、熱交換部34を有し、熱交換部34の下方端34a(下方)に対し熱交換部34の上方端34b(上方:上端部)が車両1の後側(図6中左側)に位置して配されている。つまり、インタークーラ24は車両1の後側に傾斜した状態で配置されている。
低圧デリバリー32、吸気ポート7(図2参照)、ポート噴射弁13(図2参照)及び低圧燃料配管の一部は、車両1の高さ方向において、インタークーラ24の範囲に配置されている。また、高圧燃料ポンプ11、高圧デリバリー33、筒内噴射弁18(図2参照)及び高圧燃料配管30は、車両1の高さ方向において、インタークーラ24の範囲に配置されている。
つまり、低圧デリバリー32、吸気ポート7、ポート噴射弁13、低圧燃料配管の一部(低圧燃料供給経路)、及び、高圧燃料ポンプ11、高圧デリバリー33、筒内噴射弁18及び高圧燃料配管30(高圧燃料供給経路)は、車両1の前方から見たエンジン本体5の面内(車両1の上下方向の範囲)で、インタークーラ24に覆われている。
インタークーラ24は吸気マニホールド9の上部に配され、熱交換部34の上方端34bは、高圧燃料ポンプ11の上端部より上下方向で高く配され、インタークーラ24の車両前方側端部(下方端34a)は吸気マニホールド9の車両前方側端部に対し車両前方に配されている(図5参照)。
このため、車両1の前側から衝突物が進入した場合、衝突物はインタークーラ24に当接し、高圧燃料ポンプ11をはじめとした燃料系(低圧燃料供給経路、高圧燃料供給経路)に衝突物が当接することがない。従って、衝突物が進入しても、専用の保護部材を設けることなく高圧燃料ポンプ11等の燃料系の破損を抑制することが可能になる。
そして、吸気マニホールド9のブラケット9bにインタークーラ24が締結され、吸気マニホールド9には支持部としての突起9aが形成されているので、衝突物の進入によりインタークーラ24が衝撃を受け止めた際に、吸気マニホールド9に支えられ、インタークーラ24の姿勢を維持することができる。
上述したエンジン2は、ブラケットを介して車体のサイドメンバ(マウント)に支持されている。
図5、図6に基づいてエンジン2の支持状況を説明する。
図6に示すように、エンジン2が支持される車両1の前部には、車両1の前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ51が備えられている。一対のサイドメンバ51の車両1の前端は、フロントエンドクロスメンバ52で連結されている。一対のサイドメンバ51には、エンジン2の支持部材(後述するブラケット36)が取り付けられるマウント53が固定されている。
エンジン2のチェーンケース側(図6中下側)のサイドメンバ51にはエンジンマウント(マウント53)が固定され、反対側(図6中上側)はトランスミッションマウント(マウント53)が固定されている。エンジン2のチェーンケース側はエンジンマウント(マウント53)によりサイドメンバ51(車体)と繋がり、反対側はトランスミッション20を介してトランスミッションマウント(マウント53)によりサイドメンバ51(車体)と繋っている。
エンジンマウント(マウント53)、及び、トランスミッションマウント(マウント53)は同一部材であるため、以下には、マウント53として説明してある。
マウント53はサイドメンバ51に固定されるベース55が備えられ、ベース55にはインシュレータの弾性材が連結されている。弾性材を保持するインシュレータのケースには、エンジン2の支持部材(後述するブラケット36のボルト39)が固定されるボルト取付き部56が設けられている。
図5に示すように、エンジン本体5(チェーンケース、トランスミッション)の車幅方向の左右の上部には、エンジン2をサイドメンバ51のマウント53に取り付けるためのブラケット36が配されている。ブラケット36は、マウント53に固定される取付き部37を有し、取付き部37には2本のボルト39が備えられている。また、ブラケット36には、取付き部37と一体の固定ベース38が設けられ、固定ベース38は取付き部37の上方でエンジン本体5(チェーンケース、トランスミッション)に固定されている。
ブラケット36の固定ベース38がエンジン本体5に固定され、ブラケット36の取付き部37の2本のボルト39が左右一対のサイドメンバ51のマウント53のボルト取付き部56にそれぞれ固定される。これにより、図5に示すように、エンジン2の上部が下部に対して車両1の後側に位置した状態で、鉛直方向に対して傾斜角度θの傾きで、エンジン2が車両1に支持される。
傾斜角度θの傾きで上部が後側に位置してエンジン2が車両1に支持されているので、車両1の前方から衝突物が進入してインタークーラ24に衝突した場合、ブラケット36の固定ベース38のエンジン本体5への固定部(上部)を介してインシュレータの弾性材の弾性変形の範囲でエンジン2の上部が更に後側に位置するように傾けられる。その後、ブラケット36が破断してサイドメンバ51から外れ、エンジン2の上部が更に後側に倒されてエンジン2を的確に退避させて燃料系の損傷を抑制することが可能になる。
衝突物が進入する際の一例として、上述したエンジン2を搭載した車両1が大型車両に追突した場合の状況を図7に基づいて説明する。
図7には衝突時の状況説明を示してあり、図7(a)は衝突物であるアンダーバーの下に車両1のエンジンルームがもぐり込みエンジン2がアンダーバーに当接した状態、図7(b)は更にアンダーバーがエンジン2側に進入した状態である。
図7の状態は、車両1前進方向に向かって右側からエンジン2を見たエンジン2の正面視であり、図中右側が車両1の前後方向の前方側となっている。
図7(a)に示すように、前方に停車中の大型トラック等に車両1が衝突した場合、車両1の前進に伴い、大型トラック等のアンダーバー41(衝突物)が車両1の前側からエンジンルームに進入する。つまり、車両1のバンパーよりも高い位置の大型トラック等のアンダーバー41がエンジンルームに進入する。
車両1の前側から進入したアンダーバー41はインタークーラ24の熱交換部34の下方34aに当接する。このため、アンダーバー41が進入しても高圧燃料ポンプ11を始めとした燃料系に衝撃が直接及ぶことがなく、燃料系の損傷を抑制することが可能になる。
インタークーラ24の熱交換部34の下方34aにアンダーバー41が当接し、更に、車両1が前進すると、アンダーバー41により熱交換部34の下方34aが押され、吸気マニホールド9(吸気マニホールド9に設けられた突起9a)に当接するまで、インタークーラ24を図中時計回り方向に回動させる。
更に、インタークーラ24に働く衝撃力により、ブラケット36の固定ベース38のエンジン本体5への固定部(上部)を介してインシュレータの弾性材の弾性変形の範囲でエンジン2の上部が後側に傾けられる。
図7(b)に示すように、インタークーラ24の熱交換部34の下方34aが吸気マニホールド9に当接した状態で(インシュレータの弾性材の弾性変形の範囲でエンジン2の上部が後側に傾けられた状態で)、アンダーバー41が更に進入すると、吸気マニホールド9によりインタークーラ24の回動が阻止された状態で、ブラケット36が破断してサイドメンバ51から外れ、エンジン2の上部が更に後側に倒されてエンジン2が後退する。同時に、アンダーバー41がインタークーラ24の熱交換部34に沿って図中左側上方に相対的に移動する。
このため、車両1の前進に伴い、エンジン2を的確に傾けるようにすることでエンジン2を退避させ、アンダーバー41からエンジン本体5を退避させることができる。
従って、インタークーラ24で燃料系を保護した上で、エンジン2を的確に傾けて燃料系(低圧燃料供給経路、高圧燃料供給経路)をアンダーバー41から退避させ、保護部材を設けなくても、アンダーバー41が高圧燃料ポンプ11をはじめとした燃料系(低圧燃料供給経路、高圧燃料供給経路)に当接することがない。これにより、停車中の大型トラック等に車両1が衝突した場合に、高圧燃料ポンプ11をはじめとした燃料系が破損して燃料漏れが生じることがない。
上述した車両1の内燃機関(エンジン)2は、大型車両のアンダーバー41が進入した場合に、アンダーバー41がインタークーラ24に当接して衝撃を受け止めることができる。そして、エンジン2を的確に傾けるようにすることでエンジン2を退避させ、アンダーバー41からエンジン本体5を退避させることができる。このため、保護部材等を設けることなく高圧燃料ポンプ11をはじめとした燃料系の損傷を最小限に抑えることが可能になる。
本発明は、衝突物の進入に対し燃料系の的確な保護が可能な車両の内燃機関の産業分野で利用することができる。
1 車両
2 内燃機関(エンジン)
3 シリンダブロック
4 シリンダヘッド
5 機関本体(エンジン本体)
7 吸気ポート
8 吸気バルブ
9 吸気マニホールド
10 排気バルブ
11 高圧燃料ポンプ
12 燃焼室
13 ポート噴射弁
16 排気ポート
17 排気マニホールド
18 筒内噴射弁
20 トランスミッション
21 吸気管
22 排気管
23 ターボチャージャ
24 インタークーラ
25 スロットル弁
27 ウエイストゲート弁(WG弁)
30 高圧燃料配管
31 低圧燃料ポンプ
32 低圧デリバリー
33 高圧デリバリー
34 熱交換板
36 ブラケット
37 取付き部
38 固定ベース
39 ボルト
41 アンダーバー
51 サイドメンバ
52 フロントエンドクロスメンバ
53 マウント
55 ベース
56 ボルト取付き部

Claims (3)

  1. クランクシャフトが車両の幅方向に延びて配置されると共に、インテークマニホールドが機関本体の前記車両の前側に配される車両用の内燃機関において、
    前記内燃機関は前記内燃機関へ燃料を供給する燃料ポンプと、
    前記インテークマニホールドの上部に配置されるインタークーラとを有し、
    前記インタークーラの上端部は前記燃料ポンプの上端部より車両の上下方向で高く配され、
    前記インタークーラの車両前方側端部は前記インテークマニホールドの車両前方側端部に対し車両前方にあり、
    前記燃料ポンプは、前記車両の上下方向の範囲で前記インタークーラに覆われるように配置されており、
    前記車両は、前記内燃機関を固定するマウントを備え、
    前記内燃機関は前記マウントと締結するブラケットを有し、
    前記インタークーラと前記インテークマニホールドの固定部は、前記ブラケットより上部で、且つ、車両前方側に配され、
    前記内燃機関は、上部が下部に対して後側に位置した状態で鉛直方向に対して傾いて前記マウントに支持され
    前記車両の前方から衝突物が進入した場合、当該衝突物が前記インタークーラに衝突し、前記衝突物がさらに浸入すると前記インタークーラが押されて前記インテークマニホールドに当接し、前記ブラケットを介して前記内燃機関の上部が後側に位置するように傾けられ、前記衝突物がさらに進入すると前記ブラケットが破断して前記内燃機関が後退するように構成されている
    ことを特徴とする車両の内燃機関。
  2. 請求項1に記載の車両の内燃機関において、
    前記インテークマニホールドには、前記インタークーラを締結する複数のボス部と前記インタークーラを支える支持部が設けられる
    ことを特徴とする車両の内燃機関。
  3. 請求項1もしくは請求項2に記載の車両の内燃機関において、
    前記燃料ポンプには、カムシャフトの回転により駆動され、前記機関本体のシリンダヘッド部の上部に設けられる高圧燃料ポンプを含み、
    前記機関本体は
    前記高圧燃料ポンプからの燃料を前記機関本体の燃焼室に直接噴射する筒内噴射弁に送る第1の燃料供給路と、
    前記機関本体の吸気通路に噴射するポート噴射弁と、
    前記ポート噴射弁に燃料を送る第2の燃料供給路を有し、
    前記第1の燃料供給路は前記インテークマニホールドの下部に配置されると共に、前記第2の燃料供給路は前記インタークーラの車両後方に配置される
    ことを特徴とする車両の内燃機関。
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