JP6183297B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関し、詳細には排気通路に添加した尿素水等の液体により、排気中の有害物質を浄化する内燃機関の排気浄化装置に関する。
従来、内燃機関の排気浄化装置の一つに尿素SCRシステムが知られている。その尿素SCRシステムでは排気通路に排気中のNOxを選択的に還元浄化する触媒(SCR触媒、NOx選択還元触媒)が設けられる。その触媒より上流側には、排気中に還元剤としての尿素水を添加する添加弁が設けられる。触媒は、添加弁から添加された尿素水をアンモニアに変換して貯蔵し、貯蔵したアンモニアで排気中のNOxを窒素と水とに分解、つまり還元する。
排気中に添加される尿素水は、−11℃で凍結する性質を持っている。尿素水が凍結すると、尿素水の体積が増加、つまり尿素水が膨張する。尿素水を排気通路に供給する尿素水供給系(添加弁、ポンプ、配管等)内に残留した尿素水が凍結により膨張すると、その膨張により尿素水供給系が破損するおそれがある。そこで、従来では、内燃機関の停止後に、ポンプを逆回転駆動させることで、尿素水供給系内に残留した尿素水を尿素水タンクに吸い戻すことが行われている(例えば特許文献1参照)。また、特許文献1には、尿素水の吸い戻しの際に尿素水供給系内に空気を導入するために添加弁を開弁することが記載されている。
特開2008−101564号公報
しかしながら、添加弁を開弁した状態で液体(尿素水)の吸い戻しを行うと、排気通路に存在する異物が添加弁内に吸い込まれる可能性があり、その異物によって添加弁の機能が低下するという問題点がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、添加弁内に異物が混入するのを抑制しつつ、添加弁内に残留した液体量を低減できる内燃機関の排気浄化装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関の排気中の有害物質を浄化するための液体が蓄えられたタンクと、
前記液体を前記内燃機関の排気通路に添加する添加弁と、
前記タンクと前記添加弁の間における前記液体の流路を形成する配管と、
前記内燃機関の作動時に前記タンクに蓄えられた前記液体を前記配管を通じて前記添加弁に供給するポンプと、
前記内燃機関の停止後に、前記添加弁に対する前記液体の供給及び吸い戻しが無い状態で前記添加弁を開弁して前記添加弁内に残留した前記液体を添加する添加制御手段と、
前記ポンプから前記添加弁までの前記配管のいずれかの位置における流路を閉鎖する流路閉鎖手段とを備え、
前記添加制御手段は、前記内燃機関の停止後に、前記流路閉鎖手段により前記配管の流路が閉鎖した状態且つ前記ポンプが停止した状態で前記添加弁を開弁することを特徴とする。
本発明によれば、内燃機関の停止後に、添加弁に対する液体の供給及び吸い戻しが無い状態で添加弁を開弁するので、添加弁内に残留した尿素水による残圧によってその尿素水を排気通路に排出(添加)することができる。よって、添加弁内に異物が混入するのを抑制しつつ、添加弁内に残留した液体量を低減できる。
第1、第2実施形態における排気浄化システムの構成図である。 添加弁の全体構成を示した断面図である。 図2のA部拡大図である。 第1実施形態の排除処理のフローチャートである。 第2実施形態の排除処理のフローチャートである。 第3〜第6実施形態における排気浄化システムの構成図である。 図6のB部拡大図である。 第3実施形態の排除処理のフローチャートである。 第4実施形態の排除処理のフローチャートである。 第5実施形態の排除処理のフローチャートである。 第6実施形態の排除処理のフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、車両に搭載された排気浄化システム1の構成図である。排気浄化システム1は、本発明の「内燃機関の排気浄化装置」に相当し、内燃機関としてのディーゼルエンジン2(以下、単にエンジンという)から排出される排気中のNOxを浄化する尿素SCRシステムとして構築されている。排気浄化システム1では、エンジン2に排気通路3が接続されており、エンジン2からの排気はその排気通路3を通って車両外に排出されるようになっている。
排気通路3には、排気中のNOxを選択的に還元するSCR触媒4(NOx選択還元触媒)が設けられている。そのSCR触媒4は、後述する添加弁5から添加された尿素水(還元剤)を加水分解によりアンモニア(NH3)に変換してそのアンモニアを貯蔵する。そして、SCR触媒4は、貯蔵したアンモニア(NH3)と排気中のNOxとを例えば下記式1、式2、式3の反応を行わせることで、NOxを水や窒素に分解(浄化)する。
4NO+4NH3+O2→4N2+6H2O ・・・(式1)
6NO2+8NH3→7N2+3H2O ・・・(式2)
NO+NO2+2NH3→2N2+3H2O ・・・(式3)
なお、SCR触媒4は無尽蔵にアンモニアを貯蔵できるわけではなく、SCR触媒4に貯蔵できるアンモニアの最大貯蔵量は、SCR触媒4の温度(触媒温度)によって変化する。触媒温度が急激に下がった場合などには、SCR触媒4からアンモニアが放出されるアンモニアスリップという現象が発生する。そのため、排気通路3のSCR触媒4より下流には、アンモニアスリップによってSCR触媒4から放出されたアンモニアを浄化するための酸化触媒(図示外)が設けられることがある。その酸化触媒は、酸化機能を有し、アンモニアを水や窒素に分解する。
排気浄化システム1には、SCR触媒4に尿素水を供給するために、排気通路3のSCR触媒4より上流に尿素水を供給する尿素水供給系が設けられている。具体的には、排気通路3のSCR触媒4より上流には尿素水を排気通路3に添加(供給)する添加弁5(インジェクタ)が設けられている。その添加弁5は、エンジン2の筒内に燃料を噴射する燃料噴射弁と同様の構造を有している。ここで、図2、図3は添加弁5の構造図を示し、具体的には、図2は、添加弁5の全体構成を示した断面図であり、図3は、図2のA部拡大図である。
図2、図3を参照して添加弁5の構造の詳細を説明すると、添加弁5は、駆動部51と弁体部52とを備えた電磁式開閉弁である。駆動部51は、電磁ソレノイド53を有し、ターミナル54から入力される通電信号により通電される。弁体部52は、主要な構成として、ケーシング55内に収容されたニードル56と、ケーシング55に組み付けられてニードル56の先端部を摺動可能に保持するノズルボディ57と。ニードル56を閉弁方向に付勢するコイルバネ58とを有する。
ニードル56及びノズルボディ57内には、尿素水吸入口63から取り込んだ尿素水を流通させるための尿素水通路59、60(図3参照)が設けられている。ニードル56の先端付近の側面には複数の尿素水流通孔61が形成されている。その尿素水流通孔61により、尿素水通路59、60が連通されている。尿素水は、尿素水通路59を通った後、尿素水流通孔61から尿素水通路60に進行する。また、ノズルボディ57の先端部には先端噴出口62(図3参照)が形成されている。
添加弁5は、DCU19(図1参照)からの通電信号に電磁ソレノイド53が通電されると、該通電に伴いニードル56が開弁方向に移動し、そのニードル56の移動によって先端噴出口62が開放されて尿素水が添加(噴射)される。
図1の説明に戻り、添加弁5に対しては、尿素水タンク6から尿素水が逐次供給される。その尿素水タンク6は、給液キャップ付きの密閉容器にて構成されており、その内部に所定の規定濃度の尿素水が貯蔵されている。
尿素水タンク6と添加弁5の間には、尿素水の流路を形成する例えばゴム製の配管8が設けられている。その配管8の一方の先端83は添加弁5の尿素水吸入口63(図2参照)に接続しており、他方の先端84はポンプ7に接続している。そのポンプ7は、本体部71と、尿素水を本体部71内に吸い込むための吸込口72とを有する。本実施形態では、本体部71は、尿素水タンク6の外部の尿素水タンク6に隣接した位置に配置されている。吸込口72は尿素水タンク6内において尿素水に浸漬した状態で配置されている。
ポンプ7(本体部71)は、DCU19からの駆動信号により回転駆動されるインライン式の電動ポンプ(例えば3相式交流モータ)であり、正逆いずれの方向にも回転が可能となっている。ポンプ7が正回転方向に回転駆動(以下、正転駆動という)されることにより、尿素水タンク6から尿素水か汲み上げられ、その尿素水が本体部71内を通った後、配管8を通じて添加弁5側に吐出(圧送)される。反対に、ポンプ7が逆回転方向に回転駆動(以下、逆転駆動という)されることにより、尿素水供給系(配管8、ポンプ7など)に充填された尿素水を尿素水タンク6に吸い戻すことができるようになっている。なお、図1では、本体部71は尿素水タンク6外に設けられているが、尿素水タンク6内において尿素水に浸漬した状態で設けられたとしても良い。
なお、本体部71は、電動ポンプを構成するモータ(ステータ、ロータ等)、そのモータを駆動する駆動回路、モータの回転軸に嵌着されたインペラ、ポンプ7の駆動に必要なセンサ(本体部71内における尿素水の圧力を検知するセンサや、尿素水の温度を検知するセンサなど)などから構成されている。
配管8の途中には、配管8から分岐した分岐管10が接続されている。本実施形態では、分岐管10は、尿素水タンク6及びポンプ7の近傍に接続されているが、添加弁5からポンプ7までの配管8のどの位置に接続されても良い。
また、分岐管10の流路には、一方向の流体の流れは許容し、その方向と反対方向への流体の流れ(逆流)は禁止する構造を有した逆止弁13が配置されている。その逆止弁13の配置方向は、分岐管10から配管8に流体が流れることは許容し、配管8から分岐管10に流体が流れることは禁止する配置方向となっている。逆止弁13は、内蔵バネの付勢力と尿素水圧力とのバランスにより開閉する機械式のチェック弁により構成されている。ポンプ7が逆転駆動された時に配管8内の負圧により逆止弁13が開放されるようになっている。なお、本実施形態では、逆止弁13の上流側は開放(無接続)となっているが、尿素水タンク6内の空間部など、隔壁により外部から隔てられた空間部に逆止弁13の上流側を接続しても良い。これによって、被水などの異物の混入が少ない空気を配管8内に導入することができる。
分岐管10と配管8との接続部より添加弁5側の配管81(添加弁側配管)には、添加弁側配管81内の圧力を検知する圧力センサ14が設けられている。また、配管8の途中には、尿素水を濾過する多孔質状の尿素水フィルタ(図示外)が設けられている。
さらに、排気通路3の添加弁5より上流には、排気中のNOx濃度(SCR触媒4を通過する前のNOx濃度)を検知するNOxセンサ15や排気温を検知する排気温センサ16が設けられている。また、排気通路3の添加弁5とSCR触媒4の間には、排気温を検知する排気温センサ17が設けられている。また、排気通路3のSCR触媒4より下流には、排気中のNOx濃度(SCR触媒4を通過した後のNOx濃度)を検知するNOxセンサ18が設けられている。これらセンサ15〜18は、例えば、添加弁5により添加する尿素水の量や添加時期を制御するために用いられる。
排気浄化システム1はDCU(Dosing Contorol Unit)19を備えている。そのDCU19は、周知のマイクロコンピュータを備え、エンジン2が作動(オン)している間、各種センサの検出値に基づいて添加弁5による排気通路3内への尿素水添加(尿素水の添加時期、添加量)を制御する。また、DCU19はポンプ7の駆動制御を行い、具体的には、エンジン2の作動時に添加弁5により尿素水添加を行う際にはポンプ7を正転駆動させて、尿素水タンク6から添加弁5に尿素水を供給する。
ここで、尿素水は−11℃で凍結し、凍結すると約7%体積が増加する。そのため、エンジン2の停止時に、尿素水供給系内(添加弁5、配管8、ポンプ7等)に尿素水が充填されていると、その尿素水の凍結による体積の膨張により、尿素水供給系が破損するおそれがある。また、添加弁5に異物が混入するのを避ける必要がある。添加弁5に異物が混入すると、図3に示すように、先端噴出口62に異物の詰まりや、ニードル56による異物の噛み込みなどが発生して、添加弁5の機能が低下してしまうからである。
DCU19は、以上の問題を踏まえて、エンジン2の停止後に尿素水供給系に残留した尿素水を排除する処理(排除処理)を実行する。以下、この排除処理の詳細を説明する。図4は、排除処理のフローチャートである。図4の処理は、DCU19が作動している間、所定時間おきに繰り返し実行される。
図4の処理を開始すると、DCU19は、先ず、残留尿素水の排除制御の実行条件が成立したか否かの判断として、エンジン2の停止と、ポンプ7の停止とが両方成立しているか否かを判断する(S1)。エンジン2の停止は、例えばエンジン2のオンオフを行うイグニッションスイッチ(図示外)がオフされたか否かに基づいて判断すれば良い。エンジン2の停止と、ポンプ7の停止とが両方成立しない場合、つまり、エンジン2とポンプ7の少なくとも一方が作動している場合には(S1:No)、図4の処理を終了する。この場合には、尿素水の排除制御(残圧噴射制御、吸い戻し制御)は実行されない。
一方、エンジン2の停止と、ポンプ7の停止とが両方成立した場合には(S1:Yes)、添加弁5に通電信号を出力して添加弁5の開弁制御(残圧噴射制御)を行う(S2)。これによって、添加弁5内及び添加弁5付近の配管8内に残留していた尿素水による残圧によってその尿素水を添加弁5の先端噴出口62から排気通路3に噴射(添加)することができる。この際、添加弁5を開弁しているが、ポンプ7は停止しているので、排気通路3から添加弁5内への空気の吸込力は働かない。よって、排気通路3に存在している異物が添加弁5内に混入するのを抑制でき、添加弁5の機能低下を回避できる。
S2の残圧噴射制御として、DCU19は、例えば、所定時間、連続的な通電信号を添加弁5に出力することで、1回の残圧噴射制御(添加制御)で添加弁5を1回開弁させる連続添加制御を実行する。この連続添加制御においては、添加弁5の開弁時間(噴射時間)が、添加弁5の制御パラメータとなる。本実施形態では、連続添加制御における添加弁5の開弁時間を、連続添加制御後の添加弁5内の残圧が所定圧力未満となるように、言い換えると、連続添加制御後に添加弁5内に尿素水が残留しないように、又は残留したとしても尿素水が凍結により膨張した時にその膨張体積を吸収できる空間が添加弁5内に存在するように、実験や計算により予め設定した時間としている。連続添加制御により尿素水を添加することで、後述の断続添加制御に比べて短期間で添加弁5内の残圧(残留尿素水)を低くすることができる。
また、DCU19は、連続添加制御に代えて、断続的な通電信号(オン、オフを交互に繰り返す通電信号)を添加弁5に出力することで、1回の残圧噴射制御(添加制御)で添加弁の開弁と閉弁とを交互に繰り返す断続添加制御を実行しても良い。この断続添加制御においては、添加弁5の開弁時間(通電信号のパルス幅)(噴射時間)と開弁回数(噴射回数)とが添加弁5の制御パラメータとなる。本実施形態では、断続添加制御を実行する場合には、断続添加制御における開弁時間及び開弁回数を、断続添加制御後の添加弁5内の残圧が所定圧力未満となるように、言い換えると、断続添加制御後に添加弁5内に尿素水が残留しないように、又は残留したとしても尿素水が凍結により膨張した時にその膨張体積を吸収できる空間が添加弁5内に存在するように、実験や計算により予め設定した値としている。断続添加制御によれば、添加弁5のニードル56(図2参照)が上下に頻繁に動くことになるので、その動きにより残留尿素水を添加弁5の外に効果的に押し出すことができる。つまり、より確実に、添加弁5内の残圧を低くすることができる。
残圧噴射制御を実行した後、DCU19は、ポンプ7を逆転駆動させて、尿素水供給系に残留した尿素水を尿素水タンク6に吸い戻す(S3)。ポンプ7を逆転駆動させると、配管8内の負圧により逆止弁13が開放されて、分岐管10から配管8内に空気が導入される。導入された空気は、分岐管10と配管8との接続部より尿素水タンク6側(ポンプ7側)の配管82(タンク側配管)内及びポンプ7(本体部71)内に流通して、それらタンク側配管82、ポンプ7内の残留尿素水を追い出すことができる。空気により追い出された残留尿素水は、吸込口72(この場合は排出口として機能する)を介して尿素水タンク6に排出される。
また、S3の吸い戻し制御では、添加弁5を閉弁状態にしておく。これによって、排気通路3から添加弁5内に異物が混入するのを抑制できる。なお、吸い戻し制御では、添加弁側配管81及び添加弁5内の残留尿素水の吸い戻しは行われないが、S2でその残留尿素水は排気通路3に添加されているので、S2、S3により尿素水供給系全体の残留尿素水を低減できる。
吸い戻し制御は予め定められた時間だけ実行する。この予め定められた時間は、吸い戻し制御の実行後にタンク側配管82及びポンプ7内(特にポンプ7内)に尿素水が残留しないように、又は残留したとしても尿素水が凍結により膨張した時にその膨張体積を吸収できる空間がポンプ7内に存在するように、設定される。吸い戻し制御を実行した後、図4のフローチャートの処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ポンプ7を停止した状態で添加弁5を開弁するので、添加弁5内の残留尿素水を残圧により添加できるとともに、添加弁5内に異物が混入するのを抑制できる。また、吸い戻し制御により、ポンプ7内の残留尿素水を尿素水タンク6に吸い戻すことができる。
また、本実施形態では、機械式の逆止弁13(チェック弁)を用いているので、逆止弁13の作動を制御しなくても、逆止弁13から配管8に空気を導入でき、配管8から逆止弁13側に尿素水や空気の逆流を防止できる。
なお、図4の排除制御では、残圧噴射制御を実行した後に吸い戻し制御を実行したが、残圧噴射制御を実行する前に吸い戻し制御を実行しても良い。つまり、S2の処理とS3の処理を入れ替えても良い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を上記実施形態と異なる部分を中心に説明する。本実施形態の排気浄化システムの構成は図1の構成である。DCU19が実行する排除処理が第1実施形態と異なり、それ以外は第1実施形態と同じである。DCU19は図5に示す排除処理を実行する。以下、図5の排除処理の詳細を説明する。図5の処理は、DCU19が作動している間、所定時間おきに繰り返し実行される。
図5の処理を開始すると、DCU19は、先ず、尿素水の排除制御の実行条件が成立したか否かの判断として、エンジン2の停止と、ポンプ7の停止とが両方成立しているか否かを判断する(S4)。エンジン2の停止とポンプ7の停止とが両方成立しない場合には(S4:No)、図5の処理を終了する。
一方、エンジン2の停止とポンプ7の停止とが両方成立した場合には(S4:Yes)、圧力センサ14(図1参照)が検知した尿素水圧力P(添加弁側配管81内の圧力)を読み込む(S5)。この尿素水圧力Pは、添加弁5内の残圧に相当する。次に、その尿素水圧力Pが所定圧力より高いか否かを判断する(S6)。この所定圧力は、残留尿素水が凍結により膨張したとしても、添加弁5が破損しない程度に低い圧力の上限である。尿素水圧力Pが所定圧力より低い場合には(S6:No)、図4のS3と同様の吸い戻し制御を実行する(S10)。これによって、尿素水供給系(特にタンク側配管82、ポンプ7)内の残留尿素水を尿素水タンク6に吸い戻すことができる。また、添加弁5内の残圧はもともと低いので、添加弁5に対して尿素水の排除を行わないとしても、問題にならない。吸い戻し制御を実行した後、図5のフローチャートの処理を終了する。
一方、S6において、尿素水圧力Pが所定圧力より高い場合には(S6:Yes)、図4のS2と同様の残圧噴射制御を実行する(S7)。この際、直前に読み込んだ尿素水圧力Pの値によって、残圧噴射制御における添加弁5の制御パラメータを設定する。具体的には、残圧噴射制御として連続添加制御を実行する場合には、尿素水圧力Pが高いほど添加弁5の開弁時間を長くする。また、残圧噴射制御として断続添加制御を実行する場合には、尿素水圧力Pが高いほど、添加弁5の開弁時間(通電信号のパルス幅)と開弁回数の少なくとも一方を大きくする。例えば、尿素水圧力Pと、開弁時間又は開弁回数との関係(マップ)をDCU19内のメモリに予め記憶しておき、この関係に基づいて今回の尿素水圧力Pに対応する開弁時間又は開弁回数の値を決定すれば良い。
このように、尿素水圧力Pの値によって添加弁5の制御パラメータを設定することで、添加弁5内の残圧(残留尿素水)を効率的に低減させることができる。
その後、再び圧力センサ14から尿素水圧力Pを読み込み(S8)、その尿素水圧力Pが所定圧力より低くなったか否かを判断する(S9)。この所定圧力も、S6における所定圧力と同様に、残留尿素水が凍結により膨張したとしても、添加弁5が破損しない程度に低い圧力の上限である。尿素水圧力Pが所定圧力より未だ高い場合には(S9:No)、S7に戻り、直前に読み込んだ尿素水圧力Pに基づいて添加弁5の制御パラメータを設定しなおして、その制御パラメータにより残圧噴射制御を再度実行する(S7)。
S9において尿素水圧力Pが所定圧力より低くなった場合には(S9:Yes)、吸い戻し制御を実行し(S10)、図5のフローチャートの処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、上記実施形態と同様の効果が得られる。加えて、本実施形態では、尿素水圧力Pが所定圧力未満になるまで残圧噴射制御を実行しているので、確実に、添加弁5内の残留尿素水を低減できる。また、尿素水圧力Pがもともと所定圧力未満の場合には、残圧噴射制御の実行を中止しているので、処理を簡素化できる。
なお、図5の排除制御では、残圧噴射制御を実行した後に吸い戻し制御を実行したが、残圧噴射制御を実行する前に吸い戻し制御を実行しても良い。具体的には、S5の処理の前に、S10の吸い戻し制御を実行しても良い。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を上記実施形態と異なる部分を中心に説明する。図6は本実施形態の排気浄化システムの構成図である。図6の排気浄化システム1aにおいて、図1の排気浄化システム1と同じ構成には同一の符号を付している。排気浄化システム1aの構成は、分岐管10と配管8の接続部に三方弁9が配置されている点で図1の排気浄化システム1と異なり、それ以外は排気浄化システム1の構成と同じである。
ここで、図7は、図6のB部拡大図である。図7に示すように、三方弁9は、分岐管10と配管8の分岐点100(接続部)に接続された開閉部91を有する。その開閉部91が分岐点100を基点として図7に示す位置Cと、位置Dのいずれかに切り替えられることで、分岐管10の流路の開閉が行われる。具体的には、開閉部91が位置Cにあるときには、分岐管10の流路が閉鎖するとともに、添加弁側配管81の流路とタンク側配管82の流路とが開通する。これに対し、開閉部91が位置Dにあるときには、分岐管10の流路とタンク側配管82の流路とが開通するとともに、タンク側配管82から見て添加弁側配管81の流路が閉鎖する(タンク側配管82の流路と添加弁側配管81の流路とが遮断される)。以下では、開閉部91が位置Cにある状態を第1流路状態と言い、開閉部91が位置Dにある状態を第2流路状態と言う。
DCU19は、三方弁9の切り替え制御を行い、具体的には、エンジン2の作動時に添加弁5により尿素水添加を行う際には、三方弁9を第1流路状態(図7の位置Cの状態)にしたうえで、ポンプ7を正転駆動させる。これによって、分岐管10が閉鎖されることになるので、配管8内を流れる尿素水が分岐管10に流れ込むのを確実に回避でき、また、分岐管10から配管8内に空気や異物が導入されるのを抑制できる。よって、尿素水を添加弁5に効率的に送ることができるとともに、添加弁5に異物が混入するのを抑制できる。
また、DCU19が実行する排除処理が上記実施形態と異なる。具体的には、DCU19は図8に示す排除処理を実行する。以下、図8の排除処理の詳細を説明する。図8の処理は、DCU19が作動している間、所定時間おきに繰り返し実行される。
図8の処理を開始すると、DCU19は、先ず、尿素水の排除制御の実行条件が成立したか否かの判断として、エンジン2の停止と、ポンプ7の停止とが両方成立しているか否かを判断する(S11)。エンジン2の停止とポンプ7の停止とが両方成立しない場合には(S11:No)、図8の処理を終了する。
一方、エンジン2の停止と、ポンプ7の停止とが両方成立した場合には(S11:Yes)、三方弁9を第2流路状態(図7の位置Dの状態)に切り替える(S12)。その後、残圧噴射制御及び吸い戻し制御を実行する(S13、S14)。S13の残圧噴射制御は、図4のS2の残圧噴射制御と同じである。また、S14の吸い戻し制御は、図4のS3の吸い戻し制御と同じである。その後、DCU19は、吸い戻し制御を終了したタイミングで、又はエンジン2が始動するタイミングで、三方弁9を第2流路状態から第1流路状態に切り替える。
このように、本実施形態によれば、上記実施形態と同様の効果に加えて、三方弁9を第2流路状態に切り替えて、添加弁側配管81の流路を閉鎖した状態で尿素水の残圧噴射及び吸い戻しを実行しているので、ポンプ7、分岐管10側から、添加弁側配管81及び添加弁5側に異物が混入するのを抑制できる。また、添加弁側配管81を閉鎖することで、残圧噴射制御の際に添加弁側配管81及び添加弁5内の残圧がポンプ7側に流れる(逃げる)のを回避でき、その結果、効果的に残圧噴射を行うことができる。また、添加弁側配管81を閉鎖することで、吸い戻し制御の際にタンク側配管82及びポンプ7に効率的に空気を流通させることができ、その結果、タンク側配管82及びポンプ7に残留していた尿素水を効率的に吸い戻すことができる。よって、ポンプ7の破損を効果的に抑制できる。
なお、図8の排除制御では、残圧噴射制御を実行した後に吸い戻し制御を実行したが、残圧噴射制御を実行する前に吸い戻し制御を実行しても良い。つまり、S13の処理の前に、S14の吸い戻し制御を実行しても良い。また、図8の排除制御では、S13の処理の前に、三方弁9を第2流路状態に切り替えていたが、S13の処理の後、S14の処理の前に、三方弁9を第2流路状態に切り替えても良い。これによっても、吸い戻し制御の際にポンプ7、分岐管10側から添加弁5側に異物が混入するのを抑制できる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を上記実施形態と異なる部分を中心に説明する。本実施形態の排気浄化システムの構成は図6の構成である。DCU19が実行する排除処理が第3実施形態と異なり、それ以外は第3実施形態と同じである。DCU19は図9に示す排除処理を実行する。以下、図9の排除処理の詳細を説明する。図9の処理は、DCU19が作動している間、所定時間おきに繰り返し実行される。
図9の処理を開始すると、DCU19は、先ず、尿素水の排除制御の実行条件が成立したか否かの判断として、エンジン2の停止と、ポンプ7の停止とが両方成立しているか否かを判断する(S15)。エンジン2の停止とポンプ7の停止とが両方成立しない場合には(S15:No)、図9の処理を終了する。
一方、エンジン2の停止とポンプ7の停止とが両方成立した場合には(S15:Yes)、三方弁9を第2流路状態(図7の位置Dの状態)に切り替える(S16)。次に、ポンプ7を逆転駆動させて、尿素水の吸い戻しを開始する(S17)。その吸い戻しの最中に、図4のS2と同様の残圧噴射制御を実行する(S18)。その後、ポンプ7を停止させて、吸い戻し制御を終了し(S19)、図9のフローチャートの処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、上記実施形態と同様の効果に加えて、三方弁9を第2流路状態に切り替えて、添加弁側配管81の流路を閉鎖しているので、吸い戻し制御の最中に(ポンプ7が作動中に)、残圧噴射制御を実行できる。つまり、吸い戻し制御と残圧噴射制御とを同時に実行できる。よって、短期間に尿素供給系内の残留尿素水を排除することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態を上記実施形態と異なる部分を中心に説明する。本実施形態の排気浄化システムの構成は図6の構成である。DCU19が実行する排除処理が第3、第4実施形態と異なり、それ以外は第3、第4実施形態と同じである。DCU19は図10に示す排除処理を実行する。以下、図10の排除処理の詳細を説明する。図10の処理は、DCU19が作動している間、所定時間おきに繰り返し実行される。
図10の処理を開始すると、DCU19は、先ず、尿素水の排除制御の実行条件が成立したか否かの判断として、エンジン2の停止と、ポンプ7の停止とが両方成立しているか否かを判断する(S20)。エンジン2の停止とポンプ7の停止とが両方成立しない場合には(S20:No)、図10の処理を終了する。
一方、エンジン2の停止とポンプ7の停止とが両方成立した場合には(S20:Yes)、三方弁9を第2流路状態(図7の位置Dの状態)に切り替える(S21)。その後、第2実施形態(図5のS5〜S9)と同様に、圧力センサ14が検知した尿素水圧力Pが所定圧力未満になるまで残圧噴射制御を実行する(S22〜S26)。その後、三方弁9を第2流路状態に維持したまま、上記実施形態と同様の吸い戻し制御を実行する(S27)。
このように、本実施形態によれば、三方弁9を第2流路状態に切り替えて、尿素水の残圧噴射及び吸い戻しを実行しているので、上記第3、第4実施形態と同様の効果を得ることができる。また、尿素水圧力Pに基づいて残圧噴射制御を実行しているので、上記第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、図10の排除制御では、残圧噴射制御を実行した後に吸い戻し制御を実行したが、残圧噴射制御を実行する前に吸い戻し制御を実行しても良い。具体的には、S22の処理の前に、S27の吸い戻し制御を実行しても良い。また、図10の排除制御では、S22の処理の前に、三方弁9を第2流路状態に切り替えていたが、S26の処理の後、S27の処理の前に、三方弁9を第2流路状態に切り替えても良い。これによっても、吸い戻し制御の際にポンプ7、分岐管10側から添加弁5側に異物が混入するのを抑制できる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態を上記実施形態と異なる部分を中心に説明する。本実施形態の排気浄化システムの構成は図6の構成である。DCU19が実行する排除処理が第3〜第5実施形態と異なり、それ以外は第3〜第5実施形態と同じである。DCU19は図11に示す排除処理を実行する。以下、図11の排除処理の詳細を説明する。図11の処理は、DCU19が作動している間、所定時間おきに繰り返し実行される。
図11の処理を開始すると、DCU19は、先ず、尿素水の排除制御の実行条件が成立したか否かの判断として、エンジン2の停止と、ポンプ7の停止とが両方成立しているか否かを判断する(S28)。エンジン2の停止とポンプ7の停止とが両方成立しない場合には(S28:No)、図11の処理を終了する。
一方、エンジン2の停止とポンプ7の停止とが両方成立した場合には(S28:Yes)、三方弁9を第2流路状態(図7の位置Dの状態)に切り替える(S29)。次に、ポンプ7を逆転駆動させて、尿素水の吸い戻しを開始する(S30)。その吸い戻しの最中に、第2実施形態(図5のS5〜S9)と同様に、尿素水圧力Pが所定圧力未満になるまで残圧噴射制御を実行する(S31〜S35)。その後、ポンプ7を停止させて、吸い戻し制御を終了し(S36)、図11のフローチャートの処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、第4実施形態と同様に、吸い戻し制御と残圧噴射制御とを同時に実行するので、短期間に尿素供給系内の残留尿素水を排除することができる。また、尿素水圧力Pに基づいて残圧噴射制御を実行しているので、上記第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば、上記第3〜第6実施形態では、分岐管と配管との接続部に三方弁を配置しているが、この三方弁を省略して、接続部よりも添加弁側の配管(添加弁側配管)のいずれかの位置に、流路を開閉する開閉弁(例えばシャッター弁)を設けても良い。この場合、エンジンの作動時に添加弁で尿素水の添加を行う際には、開閉弁を開弁して添加弁側配管を開通させる。これに対し、尿素水の吸い戻しや残圧噴射を行う際には(具体的には、図8〜図11の「三方弁切替」の処理に代えて)、開閉弁を閉弁して添加弁側配管を閉鎖する。これによっても、接続部から配管内に導入された空気や異物が添加弁に回り込むのを回避できるとともに、添加弁内の残圧噴射や、ポンプ側の尿素水の吸い戻しを効率的に行うことができる。
また、図1では機械式の逆止弁を用いているが、その逆止弁に代えて、分岐管の流路を電気的に開閉する吸気弁(例えば、シャッター弁など)を採用しても良い。この場合、添加弁で尿素水の添加を行う際には、吸気弁を閉弁して分岐管の流路を閉鎖する。これによって、尿素水が分岐管を逆流するのを回避できる。また、尿素水の吸い戻しを行う際には、吸気弁を開弁して分岐管を開通させる。これによって、分岐管から配管内に空気を導入でき、尿素水の吸い戻しを行うことができる。
また、図1の構成から分岐管及び逆止弁を省略、又は図6の構成から分岐管、逆止弁及び三方弁を省略するとともに、尿素水の吸い戻しを行わないで、残圧噴射制御のみ実行しても良い。これによっても、添加弁内の残留尿素水を低減できるので、尿素水の凍結による添加弁の破損を抑制できる。
また、上記実施形態では、正逆いずれの方向にも回転が可能なポンプを採用していたが、正方向のみの回転が可能なポンプと、そのポンプの吸込口及び排出口に接続する流路を、ポンプより添加弁側の流路と、尿素水タンク側の流路との間で切り替える流路切替弁とを採用しても良い。この場合、エンジン作動時に添加弁で尿素水の添加を行う際には、ポンプの吸込口に尿素水タンク側の流路を接続し、ポンプの排出口に添加弁側の流路を接続するように、流路切替弁を制御する。これに対し、尿素水の吸い戻しを行う際には、ポンプの吸込口に添加弁側の流路を接続し、ポンプの排出口に尿素水タンク側の流路を接続するように、流路切替弁を制御する。
また、上記実施形態では、圧力センサが検知した添加弁側配管内の圧力を、添加弁内の残圧としていたが、添加弁に圧力センサを接続して、添加弁内の圧力(残圧)を直接検知するようにしても良い。
また、例えば、ガソリンエンジン、特にリーンバーンエンジン用の尿素SCRシステムに本発明を適用しても良い。また、尿素水以外の還元剤(例えば、アンモニア含有の水溶液)を用いる排気浄化システムに本発明を適用しても良い。
なお、上記実施形態において、図4のS2、図5のS5〜S9、図8のS13、図9のS18、図10のS22〜S26、図11のS31〜S35の処理を実行するDCU19が本発明における「添加制御手段」に相当する。また、三方弁9及び図8のS12、図9のS16、図10のS21、図11のS29の処理を実行するDCU19が本発明における「流路閉鎖手段」に相当する。また、図8のS14、図9のS17、S19、図10のS27、図11のS30、S36の処理を実行するDCU19が本発明における「ポンプ制御手段」に相当する。また、図1の分岐管10及び逆止弁13が本発明における「導入手段」に相当する。また、図6の三方弁9、分岐管10及び逆止弁13が本発明における「導入手段」に相当する。また、圧力センサ14が本発明における「圧力検知手段」に相当する。
1、1a 排気浄化システム(内燃機関の排気浄化装置)
2 ディーゼルエンジン(内燃機関)
3 排気通路
5 添加弁
6 尿素水タンク(タンク)
7 ポンプ
8 配管
19 DCU

Claims (9)

  1. 内燃機関(2)の排気中の有害物質を浄化するための液体が蓄えられたタンク(6)と、
    前記液体を前記内燃機関の排気通路に添加する添加弁(5)と、
    前記タンクと前記添加弁の間における前記液体の流路を形成する配管(8)と、
    前記内燃機関の作動時に前記タンクに蓄えられた前記液体を前記配管を通じて前記添加弁に供給するポンプ(7)と、
    前記内燃機関の停止後に、前記添加弁に対する前記液体の供給及び吸い戻しが無い状態で前記添加弁を開弁して前記添加弁内に残留した前記液体を添加する添加制御手段(S2、S5〜S9、S13、S18、S22〜S26、S31〜S35)と、
    前記ポンプから前記添加弁までの前記配管のいずれかの位置における流路を閉鎖する流路閉鎖手段(9、S12、S16、S21、S29)とを備え、
    前記添加制御手段(S13、S18、S22〜S26、S31〜S35)は、前記内燃機関の停止後に、前記流路閉鎖手段により前記配管の流路が閉鎖した状態且つ前記ポンプが停止した状態で前記添加弁を開弁することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置(1a)
  2. 前記内燃機関の停止後に、前記流路閉鎖手段により前記配管の流路が閉鎖した状態で、該流路の閉鎖位置より前記ポンプ側に残留した前記液体を前記タンクに吸い戻すように前記ポンプを制御するポンプ制御手段(S14、S17、S19、S27、S30、S36)と、
    前記ポンプ制御手段による前記液体の吸い戻しを行う際に、前記閉鎖位置より前記ポンプ側の前記配管(82)内に空気を導入する導入手段(9、10、13)とを備えることを特徴とする請求項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記添加制御手段は、1回の添加制御で前記添加弁を1回開弁する連続添加制御により、前記添加弁内に残留した前記液体の添加を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記添加制御手段は、1回の添加制御で前記添加弁の開弁と閉弁とを交互に繰り返す断続添加制御により、前記添加弁内に残留した前記液体の添加を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記添加弁内又は前記配管内の圧力を検知する圧力検知手段(14)を備え、
    前記添加制御手段(S5〜S9、S22〜S26、S30〜S35)は、前記圧力検知手段が検知した圧力が所定値未満になるまで、前記添加弁内に残留した前記液体の添加を行うことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 前記添加制御手段は、前記圧力に基づいて前記添加弁の開弁条件を設定することを特徴とする請求項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 前記添加制御手段は、前記圧力が高いほど前記添加弁の開弁時間を長くすることを特徴とする請求項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  8. 前記添加制御手段は、前記圧力が高いほど前記添加弁の開弁回数を大きくすることを特徴とする請求項又はに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  9. 前記液体は、前記排気通路に設けられたNOx選択還元触媒(4)において排気中のNOxを還元させるための尿素水であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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