JP6179333B2 - 冷却装置およびショーケース - Google Patents

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Description

この発明は、冷却装置およびショーケースに関し、特に、回転速度を制御可能な圧縮機を備えた冷却装置およびショーケースに関する。
従来、インバータ制御などにより回転速度を制御可能な圧縮機を備えた冷却装置が知られている。この冷却装置は、圧縮機の回転速度が下限近傍の場合、回転速度をさらに下げることができないため冷却温度を正確に制御することが困難であった。そこで、圧縮機の回転速度が下限近傍になった場合でも冷却温度の制御を正確に行うべく、種々の技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、回転速度を制御可能な圧縮機と凝縮器と膨張弁と蒸発器とを含み、冷媒を循環させる冷凍サイクルと、圧縮機の回転速度を制御する制御部とを備える冷却装置が開示されている。この特許文献1の冷却装置では、制御部は、冷却温度が予め設定した温度に対して所定の温度分だけ低い低負荷温度以下になった場合に、圧縮機の回転速度を制御するモードから、圧縮機の回転速度を下限値に固定して膨張弁の開度を制御するモードに移行するように構成されている。これにより、圧縮機の回転速度が下限近傍の場合にも、膨張弁の開度制御により、冷却温度の制御が正確に行われる。
特許第4970199号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された冷却装置では、制御部は、冷却温度が予め設定した温度に対して所定の温度分だけ低い低負荷温度以下になった場合に、圧縮機の回転速度を制御するモードから、圧縮機の回転速度を下限値に固定して膨張弁の開度を制御するモードに移行するように構成されているため、冷却温度が設定した温度に対して低い場合でも常に圧縮機を駆動させる必要があり、装置の省エネルギー化を図ることが困難であるという問題点がある。
また、従来では、上記特許文献1以外の一般的な構成として、冷却温度が、予め設定した温度を中心とする所定の温度範囲の下限温度を下回った場合に圧縮機の駆動を停止するとともに停止後所定の温度範囲の上限温度を超えた場合に圧縮機を再起動するような構成の冷却装置が知られている。この冷却装置では、圧縮機の回転速度を下限速度で駆動した場合に予め設定した温度と駆動を停止する下限温度との間(上記所定の温度範囲内)で冷却温度が推移した場合に、圧縮機の駆動が停止されずに冷却温度が常に冷却目標温度より低い状態で推移する。この場合、冷却が過剰になり、その分、エネルギーの消費が増大するという問題点がある。また、この場合、冷却温度を冷却目標温度に精度よく近づけることが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、圧縮機の回転速度が下限近傍になった場合でも冷却温度の制御を精度よく行いつつ、省エネルギー化を図ることが可能な冷却装置およびショーケースを提供することである。
この発明の第1の局面による冷却装置は、回転速度を制御可能な圧縮機と凝縮器と膨張弁と蒸発器とを含み、冷媒を循環させる冷凍サイクルと、圧縮機の回転速度を制御する制御部とを備え、制御部は、冷却目標温度値と測定温度値との差を積算して正負の符号を考慮した温度差積算量を取得し、取得した温度差積算量が負の第1積算量未満となった場合に、圧縮機を停止するように構成されている。
この発明の第1の局面による冷却装置では、上記のように、制御部を、冷却目標温度値と測定温度値との差を積算して正負の符号を考慮した温度差積算量を取得し、取得した温度差積算量が負の第1積算量未満となった場合に、圧縮機を停止するように構成することによって、測定温度が冷却目標温度より低い状態で推移している場合に圧縮機の駆動が停止されるので、圧縮機が停止される分、省エネルギー化を図ることができる。また、温度差積算量が負の第1積算量未満となった際に圧縮機が停止されるので、圧縮機の回転速度が下限近傍になった場合に圧縮機の駆動が停止されずに冷却温度が冷却目標温度より常に低い状態で推移する場合と異なり、冷却平均温度が冷却目標温度に対して常に低くなることを抑制することができる。これにより、冷却しすぎを抑制して、圧縮機の回転速度が下限近傍になった場合でも冷却温度の制御を精度よく行いつつ、省エネルギー化を図ることができる。
上記第1の局面による冷却装置において、好ましくは、制御部は、圧縮機を停止後、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を継続して行い、温度差積算量が第2積算量より大きくなった場合に、圧縮機を再起動するように構成されている。このように構成すれば、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を継続して行うことによって、圧縮機を停止した際に温度差積算量をリセットする場合と異なり、圧縮機の停止の前後の温度推移を考慮することができるので、圧縮機の停止および再起動により冷却平均温度を冷却目標温度に精度よく近づけることができる。
上記第1の局面による冷却装置において、好ましくは、制御部は、冷却目標温度値と測定温度値との差の絶対値が所定の値より小さい場合、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を行わないように構成されている。このように構成すれば、冷却温度が冷却目標温度と略同じである場合のように冷却温度と冷却目標温度との差の絶対値が小さい場合に、冷却目標温度値と測定温度値との差が積算されて温度差積算量が第1積算量未満になった場合に圧縮機が停止されてしまうのを抑制することができる。
上記第1の局面による冷却装置において、好ましくは、制御部は、圧縮機の回転速度が所定の速度より大きい場合、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を行わない、または、温度差積算量をリセットするように構成されている。ここで、圧縮機の回転速度が所定の速度より大きい場合には、圧縮機の回転速度を制御するだけで冷却温度を正確に調整することができるので、このような場合には、積算を行わないか、または、積算量をリセットすることによって、冷却目標温度値と測定温度値との差が積算されて圧縮機が停止されてしまうのを抑制することができる。
上記第1の局面による冷却装置において、好ましくは、制御部は、冷却目標温度値と測定温度値との差を積算し、温度差積算量が第3積算量未満となった場合に、通常運転モードから圧縮機を一定回転速度以下で駆動させる低負荷モードに移行し、低負荷モードにおいて温度差積算量が負の第1積算量未満となった場合に、圧縮機を停止するように構成されている。このように構成すれば、低負荷モードにおいて、圧縮機を下限回転速度で駆動させる制御および圧縮機を停止させる制御を行うことによって、省エネルギー化を図りながら、冷却温度を精度よく冷却目標温度に近づけることができる。
この発明の第2の局面によるショーケースは、物品を収容する収容部と、回転速度を制御可能な圧縮機と凝縮器と膨張弁と蒸発器とを含み、冷媒を循環させて収容部を冷却するための冷凍サイクルと、圧縮機の回転速度を制御する制御部とを備え、制御部は、冷却目標温度値と測定温度値との差を積算して正負の符号を考慮した温度差積算量を取得し、取得した温度差積算量が負の第1積算量未満となった場合に、圧縮機を停止するように構成されている。
この発明の第2の局面によるショーケースでは、上記のように、制御部を、冷却目標温度値と測定温度値との差を積算して正負の符号を考慮した温度差積算量を取得し、取得した温度差積算量が負の第1積算量未満となった場合に、圧縮機を停止するように構成することによって、測定温度が冷却目標温度より低い状態で推移している場合に圧縮機の駆動が停止されるので、圧縮機が停止される分、省エネルギー化を図ることができる。また、温度差積算量が負の第1積算量未満となった際に圧縮機が停止されるので、圧縮機の回転速度が下限近傍になった場合に圧縮機の駆動が停止されずに冷却温度が冷却目標温度より常に低い状態で推移する場合と異なり、冷却平均温度が冷却目標温度に対して常に低くなることを抑制することができる。これにより、冷却しすぎを抑制して、圧縮機の回転速度が下限近傍になった場合でも冷却温度の制御を精度よく行いつつ、省エネルギー化を図ることが可能なショーケースを提供することができる。
本発明によれば、上記のように、圧縮機の回転速度が下限近傍になった場合でも冷却温度の制御を精度よく行いつつ、省エネルギー化を図ることが可能な冷却装置およびショーケースを提供することができる。
本発明の一実施形態によるショーケースの概略的な全体構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態によるショーケースの温度制御処理を示した図である。 本発明の一実施形態によるショーケースの通常運転モード時の制御処理を示したフローチャートである。 本発明の一実施形態によるショーケースの低負荷モードにおけるインバータ停止時の制御処理を示したフローチャートである。 本発明の一実施形態によるショーケースの低負荷モードにおけるインバータ起動時の制御処理を示したフローチャートである。 本発明の一実施形態によるショーケースの温度推移の一例を示した図である。 比較例の状態1によるショーケースの温度推移を示した図である。 比較例の状態2によるショーケースの温度推移を示した図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態によるショーケース100の構成について説明する。なお、ショーケース100は、本発明の「冷却装置」の一例である。
本実施形態によるショーケース100は、図1に示すように、収容部1と、冷凍サイクル2と、制御部3と、駆動部4と、AC電源5と、センサ6とを備える。また、冷凍サイクル2は、圧縮機21と、凝縮器22と、膨張弁23と、蒸発器24とを含む。
収容部1は、商品などの物品(図示せず)を収容するように構成されている。また、収容部1は、冷凍サイクル2の蒸発器24から吹出される冷気により冷却されるように構成されている。
冷凍サイクル2は、たとえば二酸化炭素(CO)などの冷媒を圧縮機21、凝縮器22、膨張弁23および蒸発器24に循環させて収容部1を冷却させるように構成されている。
圧縮機21は、AC電源5から供給される交流電力により駆動される駆動部4により回転駆動されるように構成されている。また、圧縮機21は、冷凍サイクル2における低圧側から吸入されたガス冷媒を圧縮して高圧側に吐出する役割を有している。また、圧縮機21には、回転数(運転周波数)の変更により冷媒吐出量が制御可能なインバータ制御式圧縮機が用いられている。
凝縮器22は、内部を流通する過熱ガス状態の冷媒を外部空気を用いて冷却する機能を有している。また、凝縮器22内で凝縮(液化)された冷媒は、膨張弁23に流入される。
膨張弁23は、凝縮器22で冷却(液化)された冷媒を絞り膨張(減圧)させて蒸発器24に供給する役割を有している。また、膨張弁23は、パルス制御により駆動されるステッピングモータの駆動力を利用して弁機構を開閉駆動されるように構成されている。また、膨張弁23により絞り膨張された液冷媒は、気相および液相からなる気液二相状態のまま蒸発器24に流入される。
蒸発器24には、送風機(図示せず)が設けられており、物品を冷却するための空気(冷気)が送風機によって蒸発器24と収容部1との間を循環するように構成されている。また、蒸発器24は、流通する冷媒が蒸発(気化)する際に、流通する空気から熱を奪って循環空気を冷却する。また、蒸発器24における蒸発後の冷媒は、気相を多く含んだガス状態となって圧縮機21に戻される。このように、冷凍サイクル2では、圧縮機21から吐出された冷媒が、凝縮器22、膨張弁23、蒸発器24の順に流れて圧縮機21に帰還されるサイクルを繰り返す。
制御部3は、ショーケース100全体を制御するように構成されている。また、制御部3は、圧縮機21の回転速度を制御するように構成されている。具体的には、制御部3は、駆動部4に回転速度指令およびON/OFF指令を送信して、圧縮機21の回転速度を制御するように構成されている。また、制御部3は、AC電源5から供給される交流電力の周波数をおよび電力を変換して制御するインバータ制御により、圧縮機21の回転速度を制御するように構成されている。
また、制御部3は、図2に示すように、制御対象(冷凍サイクル2)から収容部1に吹出される冷気の吹出温度(測定温度)を測定し、冷却目標温度と比較して、演算部により、圧縮機21の回転速度を算出して、制御対象(冷凍サイクル2)をフィードバック制御するように構成されている。たとえば、吹出温度が冷却目標温度よりも高い場合は、制御部3は、圧縮機21の回転速度を高くするように制御する。また、吹出温度が冷却目標温度よりも低い場合は、制御部3は、圧縮機21の回転速度を低くするように制御する。これにより、吹出温度を冷却目標温度に近づけることが可能である。また、吹出温度を冷却目標温度近傍に保つことが可能である。
ここで、本実施形態では、制御部3は、冷却目標温度値と測定温度値との差(測定温度値から冷却目標温度値を引いた値)を積算して正負の符号を考慮した温度差積算量Iを取得し、取得した温度差積算量Iが負の第1積算量Ia未満となった場合(図6の時間t1および時間t3)に、圧縮機21を停止するように構成されている。具体的には、制御部3は、センサ6により検出した蒸発器24から吹き出される冷気(循環空気)の吹出温度(測定温度)を取得し、測定温度値から冷却目標温度値を引いた値を積算して温度差積算量Iを算出するように構成されている。また、制御部3は、所定の時間(たとえば、10秒)間隔毎に冷却目標温度値と測定温度値との差を算出するように構成されている。なお、第1積算量Iaは、たとえば、冷却目標温度から1℃〜2℃低下した状態が10分程度継続した状態の値に設定されている。たとえば、第1積算量Ia=−100℃に設定されている。
また、制御部3は、冷却目標温度値と測定温度値との差の絶対値が所定の値より小さい場合、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を行わないように構成されている。たとえば、制御部3は、冷却目標温度値と測定温度値との差が−0.5℃より大きく+0.5℃より小さい場合、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を行わないように構成されている。つまり、制御部3は、吹出温度(測定温度)が冷却目標温度に略一致しているとみなせる場合、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を行わないように構成されている。また、制御部3は、冷却目標温度値と測定温度値との差が−0.5℃以下または+0.5℃以上の場合、冷却目標温度と測定温度の差から不感帯温度(略一致しているとみなせる誤差)(たとえば、0.5℃)を減算して、冷却目標温度値と測定温度値との差を積算するように構成されている。
また、制御部3は、圧縮機21の回転速度が所定の速度より大きい場合、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を行わないとともに、温度差積算量Iaをリセットする(=0にする)ように構成されている。つまり、制御部3は、圧縮機21の回転速度を低くすることにより、温度を上げることができる場合は、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を行わないように構成されている。
また、制御部3は、冷却目標温度値と測定温度値との差を積算し、温度差積算量Iが第3積算量未満となった場合(図6の時間t1)に、通常運転モードから圧縮機21を一定回転速度以下で駆動させる低負荷モードに移行し、低負荷モードにおいて温度差積算量Iが負の第1積算量未満となった場合に、圧縮機21を停止するように構成されている。なお、低負荷モードは、圧縮機21の回転を、下限回転速度で回転させる、または回転を停止させて、冷却温度を制御するモードである。また、下限回転速度は、圧縮機21の機械的に下限の回転速度、および、下限の回転速度に安全係数を見込んだ回転速度を含む。また、第3積算量は、たとえば、冷却目標温度から1℃〜2℃低下した状態が10分程度継続した状態の値に設定されている。たとえば、−100℃に設定されている。つまり、第1積算量と第3積算量とは同じ値が設定されている。これにより、通常運転モードから低負荷モードに移行した場合、即時に圧縮機21(インバータ)が停止(図6の時間t1)される。また、低負荷モードで圧縮機21が回転駆動している場合は、温度差積算量Iが第1積算量未満となった場合に、圧縮機21が停止(図6の時間t3)される。
また、制御部3は、圧縮機21を停止後、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を継続して行い、温度差積算量Iが第2積算量(たとえば0)より大きくなった場合(図6の時間t2)に、圧縮機21を再起動するように構成されている。つまり、温度差積算量Iが正の値になった場合に、圧縮機21が再起動される。これは、図6に示すように、吹出温度(測定温度)が冷却目標温度を下回る領域の面積と、吹出温度(測定温度)が冷却目標温度を上回る領域の面積とが等しくなったことを示し、温度差積算量Iを積算開始してからの吹出温度(測定温度)の平均が冷却目標温度になったことを意味する。
また、制御部3は、圧縮機21を起動する際に、下限回転速度で回転させて駆動するように構成されている。これにより、圧縮機21の起動時に回転数を高くすることにより、急激に温度が下がり再びすぐに回転を停止させることが繰り返されることに起因する冷却温度の振れが大きくなるのを抑制することが可能である。また、圧縮機21の停止、起動が短時間で繰り返されることを抑制して、圧縮機21の損傷を防止することが可能である。
また、制御部3は、低負荷モードに移行後、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を継続して行い、温度差積算量Iが0より大きくなり、かつ、低負荷モードに移行後一定時間(収容部1の大きさにもよるが、たとえば、10分)が経過している場合、低負荷モードから通常運転モードに移行するように構成されている。
駆動部4は、制御部3から受信した回転速度およびON/OFF指令に基づいて、圧縮機21を駆動するように構成されている。また、駆動部4は、圧縮機21をAC電源5からの交流電力により駆動するように構成されている。
センサ6は、収容部1に吹出される空気の吹出温度(冷却温度)を検出するように構成されている。また、センサ6は、制御部3に接続されており、検出した吹出温度を制御部3に送信するように構成されている。
次に、図3を参照して、本実施形態のショーケース100の制御部3による通常運転モード時の制御処理について説明する。
図3のステップS1において、制御部3は、センサ6により検出された吹出温度Tbを取得する。ステップS2において、制御部3は、取得した吹出温度(冷却温度)Tbと冷却目標温度Tb0とに基づいて、圧縮機21を回転駆動するための回転速度指令を駆動部4に送信する。ステップS3において、制御部3は、圧縮機21の回転速度Fが所定の回転速度FA以下であるか否かを判断する。FがFA以下であれば、ステップS4に進み、FがFAより大きければステップS7に進む。なお、所定の回転速度FAは、圧縮機21の回転速度の制御により冷却温度を制御することが可能な圧縮機21の回転速度に基づいて設定されている。
ステップS4において、制御部3は、吹出温度Tbが冷却目標温度Tb0以上であるか否かを判断する。TbがTb0以上であれば、ステップS5に進み、TbがTb0未満であれば、ステップS8に進む。ステップS5において、制御部3は、吹出温度Tbが冷却目標温度Tb0に不感帯温度Tb1(たとえば、0.5℃)を加えた値より大きいか否かを判断する。つまり、制御部3は、測定誤差を考慮して吹出温度Tbが冷却目標温度Tb0と略同じであるか否かを判断する。TbがTb0+Tb1よりも大きい場合、ステップS6に進み、TbがTb0+Tb1以下である場合、処理を終了する。つまり、TbがTb0+Tb1以下である場合、冷却目標温度Tb0と吹出温度(測定温度)Tbとの差の積算は行われない。
ステップS6において、制御部3は、I=I+(Tb−Tb0−Tb1)として、温度差積算量Iを更新する。つまり、制御部3は、吹出温度(測定温度)Tbと冷却目標温度Tb0との差から不感帯温度Tb1を差し引いて温度差積算量Iを積算する。
ステップS3において、FがFAよりも大きいと判断された場合、ステップS7において、制御部3は、I=0として、温度差積算量Iをリセットする。また、この場合、冷却目標温度Tb0と吹出温度(測定温度)Tbとの差の積算は行われない。その後、処理が終了される。
ステップS4において、TbがTb0よりも小さいと判断された場合、ステップS8において、制御部3は、吹出温度Tbが冷却目標温度Tb0に不感帯温度Tb2(たとえば、0.5℃)を減じた値より小さいか否かを判断する。つまり、制御部3は、測定誤差を考慮して吹出温度Tbが冷却目標温度Tb0と略同じであるか否かを判断する。TbがTb0−Tb2よりも小さい場合、ステップS9に進み、TbがTb0−Tb2以上である場合、ステップS10に進む。つまり、TbがTb0−Tb2以上である場合、冷却目標温度Tb0と吹出温度(測定温度)Tbとの差の積算は行われない。
ステップS9において、制御部3は、I=I−(Tb0−Tb2−Tb)(I=I+(Tb−Tb0+Tb2))として、温度差積算量Iを更新する。つまり、制御部3は、吹出温度(測定温度)Tbと冷却目標温度Tb0との差に不感帯温度Tb2を加えて温度差積算量Iを積算する。その後、ステップS10に進む。
ステップS10において、制御部3は、温度差積算量Iが第1積算量Ia未満か否かを判断する。IがIa未満であれば、ステップS11に進み、IがIa以上であれば、処理を終了する。ステップS11において、制御部3は、低負荷モードに移行して、処理を終了する。なお、通常運転モード時は、10秒毎に吹出温度Tbが測定されて、ステップS1〜S11の処理が繰り返される。
次に、図4を参照して、本実施形態のショーケース100の制御部3による低負荷モードにおけるインバータ(圧縮機)停止時の制御処理について説明する。
本処理では、圧縮機21は回転が停止した状態からスタートする。図4のステップS21において、制御部3は、センサ6により検出された吹出温度Tbを取得する。ステップS22において、制御部3は、吹出温度Tbが冷却目標温度Tb0以上であるか否かを判断する。TbがTb0以上であれば、ステップS23に進み、TbがTb0未満であれば、ステップS27に進む。
ステップS23において、制御部3は、吹出温度Tbが冷却目標温度Tb0に不感帯温度Tb1(たとえば、0.5℃)を加えた値より大きいか否かを判断する。つまり、制御部3は、測定誤差を考慮して吹出温度Tbが冷却目標温度Tb0と略同じであるか否かを判断する。TbがTb0+Tb1よりも大きい場合、ステップS24に進み、TbがTb0+Tb1以下である場合、ステップS25に進む。つまり、TbがTb0+Tb1以下である場合、冷却目標温度Tb0と吹出温度(測定温度)Tbとの差の積算は行われない。
ステップS24において、制御部3は、I=I+(Tb−Tb0−Tb1)として、温度差積算量Iを更新する。つまり、制御部3は、吹出温度(測定温度)Tbと冷却目標温度Tb0との差から不感帯温度Tb1を差し引いて温度差積算量Iを積算する。その後、ステップS25に進む。ステップS25において、制御部3は、温度差積算量Iが0よりも大きいか否かを判断する。Iが0よりも大きければ(正であれば)、ステップS26に進み、Iが0以下であれば、処理を終了する。ステップS26において、制御部3は、圧縮機21を下限回転速度で駆動させる。その後、処理を終了する。
ステップS22において、TbがTb0よりも小さいと判断された場合、ステップS27において、制御部3は、吹出温度Tbが冷却目標温度Tb0に不感帯温度Tb2(たとえば、0.5℃)を減じた値より小さいか否かを判断する。つまり、制御部3は、測定誤差を考慮して吹出温度Tbが冷却目標温度Tb0と略同じであるか否かを判断する。TbがTb0−Tb2よりも小さい場合、ステップS28に進み、TbがTb0−Tb2以上である場合、処理を終了する。つまり、TbがTb0−Tb2以上である場合、冷却目標温度Tb0と吹出温度(測定温度)Tbとの差の積算は行われない。
ステップS28において、制御部3は、I=I−(Tb0−Tb2−Tb)として、温度差積算量Iを更新する。つまり、制御部3は、吹出温度(測定温度)Tbと冷却目標温度Tb0との差に不感帯温度Tb2を加えて温度差積算量Iを積算する。その後、処理を終了する。なお、低負荷モードにおいて圧縮機21が停止されている場合は、10秒毎に吹出温度Tbが測定されて、ステップS21〜S28の処理が繰り返される。
次に、図5を参照して、本実施形態のショーケース100の制御部3による低負荷モードにおけるインバータ(圧縮機)起動時の制御処理について説明する。
本処理では、圧縮機21は下限回転速度で駆動している状態からスタートする。図5のステップS31において、制御部3は、センサ6により検出された吹出温度Tbを取得する。ステップS32において、制御部3は、吹出温度Tbが冷却目標温度Tb0以上であるか否かを判断する。TbがTb0以上であれば、ステップS33に進み、TbがTb0未満であれば、ステップS37に進む。
ステップS33において、制御部3は、吹出温度Tbが冷却目標温度Tb0に不感帯温度Tb1(たとえば、0.5℃)を加えた値より大きいか否かを判断する。つまり、制御部3は、測定誤差を考慮して吹出温度Tbが冷却目標温度Tb0と略同じであるか否かを判断する。TbがTb0+Tb1よりも大きい場合、ステップS34に進み、TbがTb0+Tb1以下である場合、ステップS35に進む。つまり、TbがTb0+Tb1以下である場合、冷却目標温度Tb0と吹出温度(測定温度)Tbとの差の積算は行われない。
ステップS34において、制御部3は、I=I+(Tb−Tb0−Tb1)として、温度差積算量Iを更新する。つまり、制御部3は、吹出温度(測定温度)Tbと冷却目標温度Tb0との差から不感帯温度Tb1を差し引いて温度差積算量Iを積算する。その後、ステップS35に進む。ステップS35において、制御部3は、温度差積算量Iが0よりも大きく、かつ、解除タイマSがSa以上か否かを判断する。なお、解除タイマSは、低負荷モードに移行してからカウントが開始される。つまり、制御部3は、温度差積算量Iが0より大きくなり、かつ、低負荷モードに移行後一定時間Sa経過したか否かを判断する。Iが0よりも大きく(正であり)、かつ、SがSa以上であれば、ステップS36に進み、Iが0以下、または、SがSa未満であれば、処理を終了する。ステップS36において、制御部3は、低負荷モードを解除して、通常運転モードに移行する。
ステップS32において、TbがTb0よりも小さいと判断された場合、ステップS37において、制御部3は、吹出温度Tbが冷却目標温度Tb0に不感帯温度Tb2(たとえば、0.5℃)を減じた値より小さいか否かを判断する。つまり、制御部3は、測定誤差を考慮して吹出温度Tbが冷却目標温度Tb0と略同じであるか否かを判断する。TbがTb0−Tb2よりも小さい場合、ステップS38に進み、TbがTb0−Tb2以上である場合、ステップS39に進む。つまり、TbがTb0−Tb2以上である場合、冷却目標温度Tb0と吹出温度(測定温度)Tbとの差の積算は行われない。
ステップS38において、制御部3は、I=I−(Tb0−Tb2−Tb)として、温度差積算量Iを更新する。つまり、制御部3は、吹出温度(測定温度)Tbと冷却目標温度Tb0との差に不感帯温度Tb2を加えて温度差積算量Iを積算する。ステップS39において、制御部3は、温度差積算量Iが第1積算量Ia未満か否かを判断する。IがIa未満であれば、ステップS40に進み、IがIa以上であれば、処理を終了する。ステップS40において、制御部3は、圧縮機21の回転駆動を停止して、処理を終了する。なお、低負荷モードにおいて圧縮機21が起動(駆動)されている場合は、10秒毎に吹出温度Tbが測定されて、ステップS31〜S40の処理が繰り返される。
次に、図6〜図8を参照して、本実施形態のショーケース100および比較例における温度推移の一例について説明する。
図6に示すように、本実施形態のショーケース100では、時間t1までの期間は、圧縮機21の回転速度を制御することにより、吹出温度(冷却温度)を制御する通常運転モードにより運転されている。また、通常運転モードにおいて、冷却目標温度値と測定温度値との差を積算した温度差積算量Iが負の第1積算量Ia未満となった場合(時間t1)、低負荷モードに移行するとともに、圧縮機21が停止される。その後、温度差積算量Iをリセットせずに冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を継続して行い、温度差積算量Iが第2積算量(たとえば0)より大きくなった場合(時間t2)に、圧縮機21を再起動する。その後、温度差積算量Iをリセットせずに冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を継続して行い、温度差積算量Iが負の第1積算量Ia未満となった場合(時間t3)、圧縮機21が停止される。
図7および図8に示す比較例では、吹出温度(冷却温度)が冷却目標温度より所定以上低下したOFF温度に達した場合に、圧縮機が停止され、圧縮機停止後、吹出温度(冷却温度)が冷却目標温度より所定以上上昇したON温度に達した場合に、圧縮機が再起動されるように構成されている。
図7に示す比較例の状態1では、時間t11(t13)において、吹出温度(冷却温度)がOFF温度に達したことにより、圧縮機が停止されている。また、圧縮機停止後、時間t12(t14)において、吹出温度(冷却温度)がON温度に達したことにより、圧縮機が再起動されている。この場合、吹出温度(冷却温度)は、冷却目標温度近辺を上下するように推移している。
図8に示す比較例の状態2では、圧縮機を下限回転速度で駆動している場合に、吹出温度(冷却温度)が、冷却目標温度とOFF温度との間で安定して推移している。この場合、吹出温度(冷却温度)がOFF温度に達しないため、圧縮機は停止されず、下限回転速度での駆動が継続される。このため、平均温度が冷却目標温度に対して低くなる。この場合、無駄に冷却することになり、消費エネルギーが増大する。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、制御部3を、冷却目標温度値と測定温度値との差を積算して正負の符号を考慮した温度差積算量Iを取得し、取得した温度差積算量Iが負の第1積算量Ia未満となった場合に、圧縮機21を停止するように構成することによって、測定温度(吹出温度)が冷却目標温度より低い状態で推移している場合に圧縮機21の駆動が停止されるので、圧縮機21が停止される分、省エネルギー化を図ることができる。また、温度差積算量Iが負の第1積算量Ia未満となった際に圧縮機21が停止されるので、図8の比較例のように、圧縮機の回転速度が下限近傍になった場合に圧縮機の駆動が停止されずに冷却温度が冷却目標温度より常に低い状態で推移する場合と異なり、冷却平均温度が冷却目標温度に対して常に低くなることを抑制することができる。これにより、冷却しすぎを抑制して、圧縮機21の回転速度が下限近傍になった場合でも冷却温度(吹出温度)の制御を精度よく行いつつ、省エネルギー化を図ることができる。
また、本実施形態では、制御部3を、圧縮機21を停止後、冷却目標温度値と測定温度(吹出温度)値との差の積算を継続して行い、温度差積算量Iが第2積算量(=0)より大きくなった場合に、圧縮機21を再起動するように構成する。これにより、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を継続して行うことによって、圧縮機21を停止した際に温度差積算量Iをリセットする場合と異なり、圧縮機21の停止の前後の温度推移を考慮することができるので、圧縮機21の停止および再起動により冷却平均温度(吹出温度の平均)を冷却目標温度に精度よく近づけることができる。
また、本実施形態では、制御部3を、冷却目標温度値と測定温度(吹出温度)値との差の絶対値が所定の値より小さい場合、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を行わないように構成する。これにより、冷却温度(吹出温度)が冷却目標温度と略同じである場合のように冷却温度と冷却目標温度との差の絶対値が小さい場合に、冷却目標温度値と測定温度値との差が積算されて温度差積算量Iが第1積算量Ia未満になった場合に圧縮機21が停止されてしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、制御部3を、圧縮機21の回転速度が所定の速度より大きい場合、冷却目標温度値と測定温度(吹出温度)値との差の積算を行わないとともに、温度差積算量Iをリセットするように構成する。ここで、圧縮機21の回転速度が所定の速度より大きい場合には、圧縮機21の回転速度を制御するだけで冷却温度(吹出温度)を正確に調整することができるので、このような場合には、積算を行わないとともに、積算量をリセットすることによって、冷却目標温度値と測定温度値との差が積算されて圧縮機21が停止されてしまうのを抑制することができる。
また、本実施形態では、制御部3を、冷却目標温度値と測定温度(吹出温度)値との差を積算し、温度差積算量Iが第3積算量Ia未満となった場合に、通常運転モードから圧縮機21を一定回転速度以下で駆動させる低負荷モードに移行し、低負荷モードにおいて温度差積算量Iが負の第1積算量Ia未満となった場合に、圧縮機21を停止するように構成する。これにより、低負荷モードにおいて、圧縮機21を下限回転速度で駆動させる制御および圧縮機21を停止させる制御を行うことによって、省エネルギー化を図りながら、冷却温度(吹出温度)を精度よく冷却目標温度に近づけることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、冷却装置としてのショーケースに本発明を適用した例について示したが、本発明はこれに限られない。ショーケース以外の冷却装置に本発明を適用してもよい。たとえば、冷却装置としての冷蔵庫、冷凍庫、エアコン、冷水器、冷凍車、自動販売機などに本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、インバータ制御(周波数制御)により圧縮機の回転速度を制御する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、圧縮機は、インバータ制御以外により回転数が制御されてもよい。たとえば、圧縮機は、直流モータを含み電流値の制御により回転数が制御されてもよい。
また、上記実施形態では、冷却目標温度値と測定温度値との差から不感帯温度を加減して温度差積算量を積算する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、不感帯温度を加減せずに、冷却目標温度値と測定温度値との差を温度差積算量として積算してもよい。
また、上記実施形態では、温度差積算量が負の第1積算量未満となった場合に、圧縮機を停止する制御を行う例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、温度差積算量が負の第1積算量未満となった場合に、圧縮機を停止する制御と、測定温度が所定のしきい値未満となった場合に、圧縮機を停止する制御とを併用して行ってもよい。これにより、長期/短期の両面において測定温度と冷却目標温度とのかい離を抑制することができるので、安定的かつ効率的に冷却することが可能である。
また、上記実施形態では、温度差積算量が第2積算量より大きくなった場合に、圧縮機を再起動する制御を行う例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、温度差積算量が負の第2積算量より大きくなった場合に、圧縮機を再起動する制御と、測定温度が所定のしきい値より大きくなった場合に、圧縮機を再起動する制御とを併用して行ってもよい。
また、上記実施形態では、圧縮機の回転速度が所定の速度より大きい場合、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を行わないとともに、温度差積算量をリセットする制御を行う構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、圧縮機の回転速度が所定の速度より大きい場合、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を行わない制御、または、温度差積算量をリセットする制御のいずれか一方を行う構成でもよい。
また、上記実施形態では、圧縮機を停止させる温度差積算量である第1積算量と、通常運転モードから低負荷モードに移行させる温度差積算量である第3積算量とを同じ値に設定する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1積算量と第3積算量とを異なる値にしてもよい。
また、上記実施形態では、冷媒として二酸化炭素(CO)を用いる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、冷媒として二酸化炭素以外の冷媒を用いてもよい。たとえば、二酸化炭素以外の他の自然冷媒を用いてもよいし、オゾン層破壊係数がゼロの代替フロン冷媒を用いてもよい。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、制御部の処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部の処理を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1 収容部
2 冷凍サイクル
3 制御部
21 圧縮機
22 凝縮器
23 膨張弁
24 蒸発器
100 ショーケース(冷却装置)

Claims (6)

  1. 回転速度を制御可能な圧縮機と凝縮器と膨張弁と蒸発器とを含み、冷媒を循環させる冷凍サイクルと、
    前記圧縮機の回転速度を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、冷却目標温度値と測定温度値との差を積算して正負の符号を考慮した温度差積算量を取得し、取得した前記温度差積算量が負の第1積算量未満となった場合に、前記圧縮機を停止するように構成されている、冷却装置。
  2. 前記制御部は、前記圧縮機を停止後、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を継続して行い、前記温度差積算量が第2積算量より大きくなった場合に、前記圧縮機を再起動するように構成されている、請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記制御部は、冷却目標温度値と測定温度値との差の絶対値が所定の値より小さい場合、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を行わないように構成されている、請求項1または2に記載の冷却装置。
  4. 前記制御部は、前記圧縮機の回転速度が所定の速度より大きい場合、冷却目標温度値と測定温度値との差の積算を行わない、または、前記温度差積算量をリセットするように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷却装置。
  5. 前記制御部は、冷却目標温度値と測定温度値との差を積算し、前記温度差積算量が第3積算量未満となった場合に、通常運転モードから前記圧縮機を一定回転速度以下で駆動させる低負荷モードに移行し、低負荷モードにおいて前記温度差積算量が前記負の第1積算量未満となった場合に、前記圧縮機を停止するように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷却装置。
  6. 物品を収容する収容部と、
    回転速度を制御可能な圧縮機と凝縮器と膨張弁と蒸発器とを含み、冷媒を循環させて前記収容部を冷却するための冷凍サイクルと、
    前記圧縮機の回転速度を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、冷却目標温度値と測定温度値との差を積算して正負の符号を考慮した温度差積算量を取得し、取得した前記温度差積算量が負の第1積算量未満となった場合に、前記圧縮機を停止するように構成されている、ショーケース。
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