JP6178137B2 - 椅子 - Google Patents
椅子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6178137B2 JP6178137B2 JP2013141748A JP2013141748A JP6178137B2 JP 6178137 B2 JP6178137 B2 JP 6178137B2 JP 2013141748 A JP2013141748 A JP 2013141748A JP 2013141748 A JP2013141748 A JP 2013141748A JP 6178137 B2 JP6178137 B2 JP 6178137B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foot
- leg
- seat
- chair
- foot support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 claims description 42
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 23
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 16
- 210000002414 leg Anatomy 0.000 description 78
- 239000000463 material Substances 0.000 description 15
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 15
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 15
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 10
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 6
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 6
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 6
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 5
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 5
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 5
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 5
- 229920000122 acrylonitrile butadiene styrene Polymers 0.000 description 4
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 229920005668 polycarbonate resin Polymers 0.000 description 4
- 239000004431 polycarbonate resin Substances 0.000 description 4
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 4
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 4
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 4
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 2
- 235000021167 banquet Nutrition 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 1
- 239000002649 leather substitute Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
Description
そこで、例えば、特許文献1には、図1に示すように、リング状のフットペダル14が脚部1の上方に設けられており、前記フットペダル14を足で踏むことにより、ガススプリング10を作動させ、座部13の高さを調節することができる椅子が提案されている。なお、図1中2は支持体、7はリング受け、15は足掛けリング、19は主軸をそれぞれ表す。
しかし、前記提案の椅子では、脚部1の上方に設けられたリング状のフットペダル14の全周(360°)のどの位置を踏んでもガススプリング10が作動してしまい、座部の高さ調節が必要ない時でもリング状のフットペダル14を足で踏むと座部13が誤動作してしまうことがあり、操作性及び安全性に問題があった。
即ち、本発明は、使用者の足の操作により容易に座部の高さを調節でき、誤動作が生じにくく、安全性及び操作性に優れたフットペダル式昇降機能を有する椅子を提供することを目的とする。
<1> 座部と、該座部を昇降させる昇降手段と、脚部と、
前記昇降手段に回動乃至回転可能に接続され、かつ前記脚部より下方に設けられた足受部と、を有することを特徴とする椅子である。
前記<1>に記載の椅子においては、座部と、該座部を昇降させる昇降手段と、脚部と、前記昇降手段に回動乃至回転可能に接続され、かつ前記脚部より下方に設けられた足受部とを有する。使用者が足で前記足受部を踏むことにより容易に座部の高さを調節でき、座部の高さを調節しないときには、足受部を回動乃至回転させて脚部の下に配置することができ、足受部が邪魔にならず、また誤動作が生じにくくなり、安全性及び操作性に優れたものである。また、キャスター付の椅子の場合には、座ったままで椅子を移動させる際に、足受部が回動乃至回転可能に接続されているので、足受部を邪魔にならない位置まで移動させることができる。
<2> 足受部が、昇降手段を中心に放射状に伸びている脚部に対して交差方向に延設部を有する前記<1>に記載の椅子である。
前記<2>に記載の椅子においては、足受部が、昇降手段を中心に放射状に伸びている脚部に対して交差方向に延設部を有するので、使用者が足で前記足受部の延設部を踏むことにより容易に座部の高さを調節できる。
<3> 延設部の長さが、1本の脚部の長さに対して0.2倍〜1.5倍である前記<2>に記載の椅子である。
前記<3>に記載の椅子においては、延設部の長さが、1本の脚部の長さに対して0.2倍〜1.5倍であるため、足受部の延設部を容易に踏むことができると共に、座部の高さの調節が不要なときには、足受部を回動乃至回転させて脚の下に退避させることにより、誤って足受部を踏んでも誤動作を防止できる。
<4> 足受部が、延設部の両端から接続部が伸びて該接続部の他端同士が昇降手段を介して連結した形状である前記<2>から<3>のいずれかに記載の椅子である。
前記<4>に記載の椅子においては、足受部が、延設部の両端から接続部が伸びて該接続部の他端同士が昇降手段を介して連結した形状である。その結果、足による操作が容易に行え、座部の高さの調節が不要なときには、足受部を脚の下に退避させることにより、誤って足受部を踏んでも誤動作を防止できる。
<5> 足受部が、該足受部を回動乃至回転させることにより、脚部と当接して前記足受部が降下するのを防止する誤動作防止部材を有する前記<1>から<4>のいずれかに記載の椅子である。
前記<5>に記載の椅子においては、前記足受部が誤動作防止部材を有し、前記足受部が回動乃至回転可能である。前記足受部を回動乃至回転させて前記誤動作防止部材を前記脚部に当接させる。その結果、座部の高さの調節が不要な時には前記足受部が降下するのを防止でき、誤って足受部を踏んでも誤動作が生じることを確実に防止できる。
<6> 手すり部を回動乃至回転可能に有する前記<1>から<5>のいずれかに記載の椅子である。
前記<6>に記載の椅子においては、使用者が椅子に座った状態で、手すり部を回動乃至回転させて位置を調節することができ、前記手すり部に腕や肘を載せて固定して作業が行えるので、利便性が高いものである。
本発明の椅子は、座部と、該座部を昇降させる昇降手段と、脚部と、足受部とを有し、好ましくは誤動作防止部材及び手すり部を有し、更に必要に応じてその他の部材を有してなる。
前記座部は、椅子に座った人の臀部が接する部材であり、その大きさ、形状、構造、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記材質としては、例えば、ステンレススチール、アルミニウム、鉄等の金属;ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、FRP、ナイロン等の樹脂、などが挙げられる。これらの中でも、成形性、コストの点からポリプロピレン樹脂が特に好ましい。
前記座部の形状、大きさ等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、通常用いられる程度の形状及び大きさが好ましい。
前記座部の座面には、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、布、合成皮革等の外皮(カバー)、ウレタンフォーム等のクッション材、などを設けることができる。
本発明においては、後述するように、使用者の足による足受部の操作によって座部の高さを自由に調節可能である。
前記昇降手段としては、前記座部を昇降させて、座部の高さを適宜調節することができる手段であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ガススプリング、圧縮コイルばね、オイルダンパ、エアダンパ、などが挙げられる。これらの中でも、椅子への装着が簡単でコンパクトで安価な設計が可能であり、流通性、コスト等の汎用性、一定の力を保持できる性能の点から、ガススプリングが特に好ましい。
前記ガススプリングとしては、例えば、30kg程度のものを持ち上げる能力を有するものが好ましく用いられる。
前記ガススプリングとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、市販品を用いることができる。
前記ガススプリングの長さ及び形状等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、通常用いられる程度の長さ及び形状が好ましい。
通常の椅子に使われるガススプリングは、該ガススプリング上端部に作動用固定部(ロック)が設けられている。また、ガススプリングの上端部は、椅子の座部への取り付け易さの点から、一般に各製品で共通寸法のテーパー形状に形成されている。
本発明においては、ガススプリングの下端部に、作動用固定部(ロック)が設けられているが、ガススプリングの上端部を通常の椅子に使用されているガススプリングと共通寸法のテーパー形状とすることで、通常の椅子の座部をそのままで、かつ簡単に使用することができ、種々の座部との接合が容易に可能となり、座部の豊富なバリエーションを展開することができる。
なお、前記昇降手段による座部の昇降動作は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、公知の方法を採用することができる。
前記脚部としては、その大きさ、形状、構造、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記材質としては、例えば、ステンレススチール、アルミニウム、鉄等の金属;ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、強化ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、FRP、強化ナイロン等の樹脂、などが挙げられる。これらの中でも、強度の点から、鉄、アルミニウム、強化ナイロンが好ましい。
前記脚部の形状、大きさ、構造、数等についても、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、通常用いられる程度の形状及び大きさが好ましい
前記脚部の構造としては、例えば、パイプ状、軸状、棒状、などが挙げられる。
前記脚部の数としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、昇降手段を中心に放射状に伸びた5本の脚を備えたもの、などが好適である。
前記脚部の床面(接地面)と接触する端部には、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、椅子の運搬性及び利便性の点から、キャスターを有することが好ましい。また、前記脚部の床面(接地面)と接触する端部には、安定した作業で使用する点から、アジャスターを有することが好ましい。
前記足受部としては、その大きさ、形状、構造、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記材質としては、例えば、ステンレススチール、アルミニウム、鉄等の金属;ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、FRP、ナイロン等の樹脂、などが挙げられる。これらの中でも、樹脂、金属が好ましい。
前記足受部の形状、大きさ、構造等については特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記足受部の形状としては、スティック状、扇状、円盤状、リング状、などが挙げられる。前記足受部の大きさとしては、足をかけることができる大きさであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記足受部の構造としては、例えば、パイプ状、平板状、軸状、棒状、などが挙げられる。
前記足受部は、前記昇降手段に回動乃至回転可能に接続され、かつ前記脚部より下方に設けられている。
前記足受部が前記昇降手段に回動乃至回転可能に接続されているので、座部の高さ調節が不要な時には、足受部を回動乃至回転させて脚部の下に退避させることにより、誤動作を防止することができる。また、キャスター付の椅子の場合には、座ったままで椅子を移動させる際に、足受部を回動乃至回転させることにより、足受部が邪魔にならない位置まで移動させることができる。
前記足受部が、前記脚部より下方に設けられているので、前記足受部が邪魔になることを防止でき、操作性に優れ、かつ誤動作も防止できる。
前記足受部が、昇降手段を中心に真ん中で支持されているので、安定かつ力をかけやすいので軽い力でも操作することができる。
前記延設部の形状、大きさ等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、通常用いられる程度の形状及び大きさが好ましい。
前記延設部の長さが、1本の脚部の長さに対し、0.2倍〜1.5倍であることが好ましい。前記延設部の長さが、1本の脚部の長さに対し、0.2倍未満であると、前記延設部の長さが短すぎて、足受部を踏む操作が困難となることがある。一方、前記延設部の長さが長すぎて、足受部を退避することが困難となり、誤動作が生じるおそれがある。
前記1本の脚部の長さは、脚部の一の端部から他の端部までの距離であり、一の端部は昇降手段を始点として求めることができる。
前記延設部の長さは、延設部の形状が直線乃至平面である場合には、延設部の両端間の距離を意味し、延設部の形状が曲線乃至曲面である場合には、円弧乃至円に近似換算した長さを意味する。
前記延設部は、隣接する2本の脚部の間にほぼ収まる大きさであることが好ましい。これにより、座部の高さ調節が不要な時には、足受部を回動乃至回転させて脚部の間から脚部の下に退避させた時に、脚部から延設部がはみ出る部分が少なくなるので、誤って足受部を踏んでも誤動作が生じることを防止できる。
前記脚部と前記足受部の誤動作防止部材との当接は、脚部の下から当接する態様、及び脚部の上から当接する態様のいずれであってもよい。
前記誤動作防止部材の形状、大きさ、数、材質等についても、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記誤動作防止部材の形状としては、例えば、突起状、リブ状、切欠状、などが挙げられる。
前記誤動作防止部材の大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、通常用いられる程度の大きさが好ましい。
前記誤動作防止部材の数としては、足受部の形状及び大きさなどに応じて適宜選択することができるが、1つ以上が好ましい。
図3は、前記足受部104が、延設部109の両端から接続部110、110が伸びて該接続部の他端同士が昇降手段102を介して連結した形状を一対有するものである。
図4は、図3に示す延設部109の両端から接続部110、110が伸びて該接続部の他端同士が昇降手段102を介して連結した形状の足受部104を1つ有するものである。
図5は、略扇形状の3つの足受部104を有するものである。
図6は、スティック状の延設部109を棒状の接続部110で連結した3つの足受部104を有するものである。
図7は、リング状の延設部109を接続部で連結した足受部104を有するものである。
図8は、円盤状の延設部109からなる足受部104を有するものである。
これらの中でも、操作性に優れ、かつ誤動作が起こらないように脚部の下に足受部を退避可能である点から、図3、図4、図5、図6が好ましい。
前記手すり部は、椅子に座った人が手や肘を載せることができる部材であり、その大きさ、形状、構造、材質等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記材質としては、例えば、ステンレススチール、アルミニウム、鉄等の金属;ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、FRP、ナイロン等の樹脂、などが挙げられる。これらの中でも、成形性、コストの点からポリプロピレン樹脂が特に好ましい。
前記手すり部の形状、大きさについては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、通常用いられる程度の形状及び大きさが好ましい。
前記手すり部の構造としては、単層構造又は2層構造であることが好ましい。
前記手すり部は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、外皮(カバー)、クッション材、などを設けることができる。
前記手すり部は、座部の周囲を回動乃至回転可能に取り付けられている。これにより、座った状態で手すり部を回動乃至回転させて位置を調節することができる。
前記その他の部材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、背凭れ、足置き、肘掛け部、メモ台、ランバーサポート、などが挙げられる。
なお、座部の高さの調節が完了した後、足で足受部を回動乃至回転させて、脚の下に配置させることにより、誤動作を防止することができる。また、足受部が誤動作防止部材を有する場合には、誤って足受部を踏んでも誤動作が生じることを確実に防止でき、安全性が高いものである。
したがって、使用者が作業などで手がふさがっている状態や、衛生上の問題から手が使えない場合であっても座部の高さを調節可能である。
更に、本発明の椅子は、例えば、理容用椅子、クリーンルーム用椅子、実験室用椅子、事務用椅子、オフィス用椅子、家庭用椅子等の回転椅子;バンケット用椅子、レストラン用椅子、店舗用椅子、会議室用椅子等のパイプ椅子(非回転椅子);サイドチェア、ロッキングチェア、リクライニングチェアなどの各種椅子に好適に用いられる。
本発明の椅子の実施例1について説明する。図2は、実施例1の椅子100の分解斜視図を示す。
図2に示すように、椅子100は、座部101と、該座部101を昇降させる昇降手段102と、脚部103と、前記脚部より下方に設けられた足受部104と、を有している。図2中、105は手すり部、106はガススプリング、107は外筒、108はキャスター、111はバネ、112は取付部、113はプッシュ金具をそれぞれ表す。
この図3に示す形状の足受部104は、延設部109の両端から接続部110,110が伸びて該接続部の他端同士が昇降手段102を介して連結した形状である。これにより、高さを調節する際には足で操作し易く、座部101の高さ調節が不要な時には、足受部104を回動乃至回転させて、脚部103の下に足受部104を退避可能である。
脚部103の床面(接地面)接触する端部に、椅子の運搬性、利便性の点から、キャスター108が設けられている。
足受部104は、昇降手段102を中心に放射状に伸びた5本の脚部103に対して交差方向に延設部109を有している。
この実施例1では、延設部109の長さは、一端から他端までの1本の脚部の長さに対して1.1倍であり、前記足受部104の延設部109は、隣接する2本の脚部の間にほぼ収まる大きさである。これにより、座部の高さ調節が不要な時には、足受部を脚部の下に退避させて、誤動作を防止することができる。
前記昇降手段102は、図2及び図9に示すように、付勢手段としてのガススプリング106、外筒107、バネ111、取付部112、プッシュ金具113を有している。
ガススプリング106の上方先端部は、通常の椅子に使用されているガススプリングと共通寸法のテーパー形状に形成されており、通常の椅子の座部をそのままで、かつ簡単に使用でき、種々の座部との接合が容易に可能となり、座部の豊富なバリエーションを展開することができる。
ガススプリング106の下端部には、作動用固定部(ロック)が設けられており、プッシュ金具113を介して足受部104と連結されており、足受部104を傾けるとテコの原理によりプッシュ金具113が競り上がり、ガススプリング106のロックが外れ、ガススプリング106が作動してガススプリング106の付勢力により、座部が昇降可能となる。
手すり部105は、金属、プラスチック等の公知の材料を所定形状に加工して製造されている。
手すり部105は、座部の周囲を回動乃至回転可能に取り付けられている。これにより、座った状態で手すり部を回動乃至回転させて位置を調節することができる。
なお、座部の高さの調節が完了した後、足で足受部104を回動乃至回転させて、脚の下に配置させることにより、誤って足受部を踏んでも誤動作が生じることを防止できる。
本発明の椅子の実施例2について説明する。
この実施例2においては、図3に示す足受部を図4に示す足受部104に変えた以外は、実施例1と同様の構成をとるため、共通する部分の説明は省略する。
なお、座部の高さの調節が完了した後、足で足受部104を回動乃至回転させて、脚の下に配置させることにより、誤って足受部を踏んでも誤動作が生じることを防止できる。
本発明の椅子の実施例3について説明する。
この実施例3においては、図12〜図16に示すように、足受部104を5つの羽根状部材とした以外は、実施例1と同様の構成をとるため、共通する部分の説明は省略する。
座部101(不図示)の高さを調節する場合には、図13に示すように、5つの羽根状の足受部104が5本の脚部103の間(隣接する脚部同士の間)に配置された状態で、使用者が片足を地面に載せ、もう一方の片足で足受部104を踏むことにより、図14に示すように足受部104が傾き、テコの原理によりプッシュ金具113が競り上がり、ガススプリング106のロックが外れ、ガススプリング106が作動する。そして、ガススプリング106の付勢力が働いている状態で使用者が腰を浮かせ、所望の高さとなったところで足を足受部104から離すことで、バネの反発力によりガススプリング106がロックされ座部の高さを固定することができる。
一方、座部の高さを調節しない場合には、足受部104を回動乃至回転させて足受部104を脚部103の下に退避することができる(図15及び図16参照)。足受部104の昇降手段102の近傍には、突起状の誤動作防止部材114が設けられており、足受部104を踏むと誤動作防止部材114が下側から脚部103に当接(図15及び図16参照)し、足受部104が降下することがないので、誤って足受部を踏んでも誤動作が生じることを確実に防止できる。
本発明の椅子の実施例4について説明する。
この実施例4においては、図17〜図21に示すように、足受部104を1つの羽根状部材とした以外は、実施例1と同様の構成をとるため、共通する部分の説明は省略する。なお、足受部の数は1つには限られず、2つ以上の複数とすることができる。
座部101(不図示)の高さを調節する場合には、図18に示すように、1つの羽根状の足受部104が5本の脚部103の間(隣接する脚部同士の間)のいずれかに配置された状態で、使用者が片足を地面に載せ、もう一方の片足で足受部104を踏むことにより、図19に示すように足受部104が傾き、テコの原理によりプッシュ金具113が競り上がり、ガススプリング106のロックが外れ、ガススプリング106が作動する。そして、ガススプリング106の付勢力が働いている状態で使用者が腰を浮かせ、所望の高さとなったところで足を足受部104から離すことで、バネの反発力でガススプリング106がロックされ座部の高さを固定することができる。
一方、座部の高さを調節しない場合には、足受部104を回動乃至回転させて足受部104を容易に脚部103の下に退避することができる(図20及び図21参照)。足受部104の昇降手段102の近傍には、突起状の誤動作防止部材114が設けられており、足受部104を踏むと誤動作防止部材114が下側から脚部103に当接(図20及び図21参照)し、足受部104が降下することがないので、誤って足受部を踏んでも誤動作が生じることを確実に防止できる。
本発明の椅子の実施例5について説明する。
この実施例5においては、図22〜図26に示すように、足受部104を昇降手段と連結し、脚部103の下から脚部103の上まで伸びる1つのべダル状とした以外は、実施例1と同様の構成をとるため、共通する部分の説明は省略する。なお、ペダル状の足受部104の数は1つには限られず、2つ以上の複数とすることができる。
座部101(不図示)の高さを調節する場合には、図23に示すように、1つのペダル状の足受部104が5本の脚部103の間(隣接する脚部同士の間)のいずれかに配置された状態で、使用者が片足を地面に載せ、もう一方の片足で足受部104を踏むことにより、図24に示すように足受部104が傾き、テコの原理によりプッシュ金具113が競り上がり、ガススプリング106のロックが外れ、ガススプリング106が作動する。そして、ガススプリング106の付勢力が働いている状態で使用者が腰を浮かせ、所望の高さとなったところで足を足受部104から離すことで、バネ111の反発力によりガススプリング106がロックされ座部の高さを固定することができる。
一方、座部の高さを調節しない場合には、足受部104を回動させて、脚部の上に退避することができる(図25及び図26参照)。足受部104の下面に切欠を有する誤動作防止部材114が設けられているので、足受部104を踏むと誤動作防止部材114が上側から脚部103に当接(図25及び図26参照)し、足受部104が降下することがなく、誤って足受部を踏んでも誤動作が生じることを確実に防止できる。
101 座部
102 昇降手段
103 脚部
104 足受部
105 手すり部
106 ガススプリング
107 外筒
108 キャスター
109 延設部
110 接続部
111 バネ
112 取付部
113 プッシュ金具
114 誤動作防止部材
Claims (7)
- 座部と、該座部を昇降させる昇降手段と、脚部と、
前記昇降手段に回動乃至回転可能に接続され、かつ前記脚部より下方に設けられた足受部と、を有し、
前記足受部を使用者が踏むことにより、前記昇降手段が作動し、前記座部の高さを調節可能であり、
前記座部の高さ調節が不要な時には、前記足受部を回動乃至回転させて、前記脚部の下に前記足受部を退避させることを特徴とする椅子。 - 足受部が、昇降手段を中心に放射状に伸びている脚部に対して交差方向に延設部を有する請求項1に記載の椅子。
- 延設部の長さが、1本の脚部の長さに対して0.2倍〜1.5倍である請求項2に記載の椅子。
- 足受部が、延設部の両端から接続部が伸びて該接続部の他端同士が昇降手段を介して連結した形状である請求項2から3のいずれかに記載の椅子。
- 足受部が、該足受部を回動乃至回転させることにより、脚部と当接して前記足受部が降下するのを防止する誤動作防止部材を有する請求項1から4のいずれかに記載の椅子。
- 手すり部を回動乃至回転可能に有する請求項1から5のいずれかに記載の椅子。
- 座部と、該座部を昇降させる昇降手段と、脚部と、
前記昇降手段に回動乃至回転可能に接続され、かつ前記脚部より下方に設けられた足受部と、を有し、
前記足受部が、該足受部を回動乃至回転させることにより、前記脚部と当接して前記足受部が降下するのを防止する誤動作防止部材を有することを特徴とする椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013141748A JP6178137B2 (ja) | 2013-07-05 | 2013-07-05 | 椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013141748A JP6178137B2 (ja) | 2013-07-05 | 2013-07-05 | 椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015013010A JP2015013010A (ja) | 2015-01-22 |
JP6178137B2 true JP6178137B2 (ja) | 2017-08-09 |
Family
ID=52435301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013141748A Expired - Fee Related JP6178137B2 (ja) | 2013-07-05 | 2013-07-05 | 椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6178137B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE410817B (sv) * | 1978-03-30 | 1979-11-12 | Landstingens Inkopscentral | Manoveranordning vid stolar |
JPH0612757Y2 (ja) * | 1990-01-23 | 1994-04-06 | 株式会社モリタ製作所 | 医療用椅子 |
DE4024092A1 (de) * | 1990-07-28 | 1992-02-06 | Joachim Mey Kg | Hoehenverstellbarer arbeitssessel |
-
2013
- 2013-07-05 JP JP2013141748A patent/JP6178137B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015013010A (ja) | 2015-01-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8272691B2 (en) | Resilient lower-back supporting device capable of vertical adjustment along with backrest of chair | |
US20150282623A1 (en) | Multi-posture chair | |
JP2019508155A (ja) | 医療用チェア | |
KR101045677B1 (ko) | 절첩 가능한 팔걸이가 구비된 의자 | |
US20080042386A1 (en) | Wheeled work chair | |
JP6775015B2 (ja) | 椅子及び座の支持機構 | |
JP6178137B2 (ja) | 椅子 | |
JP3803642B2 (ja) | 収納式椅子 | |
US20100037426A1 (en) | Mobile chair stop system | |
JP2005503879A (ja) | 移動可能なアナトミックシート | |
CN209106675U (zh) | 一种随靠背联动的摆动扶手装置及带有该装置的休闲椅 | |
JP2005503879A5 (ja) | ||
AU2006275207B2 (en) | A chair or a bed having a seat, a backrest and an armrest as well as use thereof | |
KR101069192B1 (ko) | 가슴받이와 팔받이 및 발받침으로 사용가능한 상하 회동형 신체지지부를 구비한 의자 | |
JP2018023569A (ja) | 椅子 | |
JP2015205027A (ja) | 歯科治療用椅子 | |
EP2906080A1 (en) | Chair with tiltable and lockable seat | |
KR200180804Y1 (ko) | 스텐드형 의자 | |
KR101062216B1 (ko) | 의자 | |
JP6353397B2 (ja) | 起立補助椅子及びこれに使用する起立補助装置 | |
CN206808994U (zh) | 餐台和椅子转换的家具 | |
KR20170116546A (ko) | 바퀴 접어 움직임을 고정하는 의자 | |
KR20080005846U (ko) | 유동식 좌판이 장치된 낚시의자 | |
JP3194283U (ja) | 回転椅子 | |
JP3196343U (ja) | 車椅子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170131 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170713 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6178137 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |