JP6178057B2 - 開閉器の操作回路、開閉器及び子局 - Google Patents

開閉器の操作回路、開閉器及び子局 Download PDF

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Description

本発明は、配電線用区分開閉器子局によって制御される開閉器の操作回路に関する。
一般的な配線系統においては、変電所等から引き出された配電線が複数の開閉器により区分されている。各開閉器は、それぞれの子局により制御される。子局は、電力会社等の営業所に設置された配電自動化用制御装置(親局)からの指令により開閉器を制御監視する(例えば、特許文献1参照)。
このような子局の制御によって制御される開閉器においては、短絡電流を遮断しないように、遅延開放回路を内蔵し、無電圧遅延開放時間を確保している。このため、一般的な開閉器は、高速遮断に対応していない。
また、即断回路を有する開閉器も検討されている(特許文献2、3参照)。特許文献2に記載の自動開閉器の即断回路においては、所定の時限差を持った2つのリレースイッチを用いて、高速遮断を実現している。また、特許文献3に記載の自動開閉器においては、遅延開放と即断機能とを2つのリレースイッチにより、遅延回路の接続と切り離すことで実現している。
特開2011−72108号公報 特公平2−234322号公報 特開2008−181843号公報
しかしながら、特許文献2においては、複数のリレースイッチを必要とするため、機器が大型化するとともに、部品点数が増える。更に、複数のリレー間の動作協調が必要となるため、品質確保が難しい。
また、特許文献3においては、遅延開放機能を備えた遅延開放回路を子局側に設けている。この場合には、回路が複雑となり、開閉器側と協調が必要であり、品質確保が難しい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、リレースイッチの数を抑制した簡易な構成により、開放遅延及び高速遮断を行なうことができるとともに、リレー間の動作協調を不要にして、信頼性の向上を図るための操作回路を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、主接触子を投入するための投入部と、その投入部に直列に接続され、前記主接触子の投入状態を保持する保持部と、前記投入部に電源電圧を供給するために動作する切替スイッチとを有した開閉器の操作回路であって、前記開閉器に前記電源電圧を供給する、前記開閉器を遠隔操作するための開閉器子局に、前記投入部と閉ループを構成する整流素子を設けるとともに、前記開閉器子局内の前記整流素子よりも負荷側に、常時閉の高速遮断用スイッチを設け、前記電源電圧が無電圧になったときに遮断する場合には、前記閉ループに流れる循環電流により前記主接触子を遅延開放し、前記電源電圧があるときに遮断する場合には、前記高速遮断用スイッチを開いて、前記開閉器子局と前記開閉器とを切り離すことにより前記主接触子を高速遮断することをその要旨とする。
この発明では、電源電圧が無電圧で遮断する場合には、投入部に蓄積されたエネルギーを、閉ループに流れる循環電流として流すことにより、遅延開放する。また、電源電圧がある場合には、高速遮断用スイッチを開いて、整流素子と投入部とを切り離すことにより、高速遮断する。従って、複数のリレースイッチを使用せずに、無電圧時における開放遅延及び高速遮断を行なうことができる。このため、開閉器の操作回路の小型化が図れるとともに、リレー間の動作協調が不要であるため、品質確保を容易で、かつ信頼性を高めることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開閉器の操作回路において、前記開閉器において、電源電圧がある場合には開くリレースイッチを、前記保持部と並列に設けたことをその要旨とする。この発明では、保持部と並列に設けた1つのリレースイッチにより、簡単な構成で、開放遅延及び高速遮断を行なうことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の開閉器の操作回路において、前記切替スイッチを、前記保持部と並列に設けたことをその要旨とする。
この発明では、1つのリレースイッチで、電源電圧が無電圧で遮断する場合には、投入部に蓄積されたエネルギーを、閉ループに流れる循環電流として流すことにより、遅延開放し、電源電圧がある場合には、高速遮断用スイッチを開いて、整流素子と、投入部及び保持部とを切り離すことにより、高速遮断を実現することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の開閉器の操作回路において、前記切替スイッチは、前記リレースイッチを動作させるリレーと直列に接続された常時開のスイッチであることをその要旨とする。
この発明では、1つのリレースイッチで、電源電圧が無電圧で遮断する場合には、閉ループに流れる循環電流として流すことにより遅延開放し、電源電圧がある場合には、高速遮断用スイッチを開いて、整流素子と投入部とを切り離すことにより、高速遮断を実現することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の開閉器の操作回路において、前記開閉器を遠隔操作するための開閉器子局から電源電圧が供給され、前記整流素子及び前記高速遮断用スイッチを、開閉器子局に設け、前記高速遮断用スイッチは、前記投入部と前記整流素子との間に設けられ、前記整流素子は、前記投入部及び前記保持部のそれぞれと閉ループを構成する位置に設けられていることをその要旨とする。
この発明では、子局側に、高速遮断用スイッチ及び整流素子を設けずに、更にリレースイッチを用いずに、遅延開放及び高速遮断を実現することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の開閉器の操作回路において、前記開閉器は、前記投入部及び前記保持部の両端と、前記投入部と前記保持部との接点とで、前記開閉器子局と接続されており、前記開閉器子局において、前記投入部と前記保持部との接点に接続するようにリレースイッチを設け、前記高速遮断用スイッチが、前記投入部と前記整流素子との間に設けられ、前記整流素子が、前記投入部及び前記保持部と閉ループを構成する位置に設けられていることをその要旨とする。
この発明では、3芯においても、1つのリレースイッチで、電源電圧が無電圧で遮断する場合には、閉ループに流れる循環電流として流すことにより遅延開放し、電源電圧がある場合には、高速遮断用スイッチを開いて、整流素子と投入部とを切り離すことにより、高速遮断を実現することができる。
本発明によれば、リレースイッチの数を抑制した簡易な構成により、開放遅延及び高速遮断を行なうことができるとともに、リレー間の動作協調を不要にして、信頼性の向上を図ることができる。
本発明の第1の実施形態における開閉器の操作回路の回路構成図。 本発明の第1の実施形態における開閉器の操作回路の動作説明図であって、(a)投入開始時、(b)は保持時、(c)は遅延開放時、(d)は高速遮断時を示す。 本発明の他の実施形態における開閉器の操作回路の回路構成図であって、(a)は第2の実施形態、(b)は第3の実施形態、(c)は第4の実施形態を示す。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した開閉器の操作回路の一実施形態を図1及び図2に従って説明する。このような開閉器は、公知のように、変電所等からの配電線上に、複数、直列に設けられている。開閉器は、配電線の開閉を行なう主接触子を有した本体部と、操作部とを備えており、各開閉器に接続された開閉器子局(以下、「子局」という)により制御される。子局は、電力会社等の営業所に設置された図示しない配電自動化用制御装置(親局)からの指令により開閉器を制御監視する。
<操作回路の構成>
図1に示すように、本実施形態の操作回路は、2芯ケーブルにより相互に接続された子局10の操作部及び開閉器20の操作部から構成されている。本実施形態では、子局10の端子10aと開閉器20の端子20aが接続され、子局10の端子10bと開閉器20の端子20bとが接続されている。
開閉器20に電源電圧を供給する子局10には、端子10a,10bの間に、それぞれクイック接点スイッチ41,42が設けられている。クイック接点スイッチ41,42は、高速遮断用スイッチであって、通常は閉じており、親局から高速遮断の指示を受信した場合に開く。更に、クイック接点スイッチ41,42に対して、電源供給側には、カソードが端子10aに接続され、アノードが端子10bに接続されたダイオード50が設けられている。ダイオード50は、整流素子であり、この両端部には、投入時に電源電圧Vが印加される。
開閉器20の端子20a,20bの間には、投入状態を保持する保持部としての保持コイル22と、投入部としての投入コイル23とが直列に接続されている。保持コイル22のインダクタンスHCは、投入コイル23のインダクタンスCCより大きい。この投入コイル23の励磁により主接触子を投入して配電線に電流を流し、保持コイル22の励磁により主接触子の投入状態を維持することによって配電線の給電を継続する。
更に、保持コイル22の両端には、b接点21b及びリレースイッチ31が、保持コイル22と並列となるように、それぞれ接続されている。b接点21bは、切替スイッチとして機能し、常時閉のスイッチであり、投入時に開路される。
リレースイッチ31は、常時閉のスイッチであり、端子20a,20b間に電圧差がない場合には、端子20a,20bに接続されたリレー32により閉じられる。
<操作回路の動作>
以上のように構成された操作回路の動作について説明する。本実施形態では、投入開始時、保持時、遅延開放及び高速遮断の順番に説明する。
まず、投入開始時について、図2(a)を用いて説明する。この投入開始時には、b接点21bが閉状態で、子局10の電源供給側に電源電圧Vが印加される。これにより、この操作回路において、電源供給側からの電流Iaが、クイック接点スイッチ41、端子10a,20a、b接点21b、投入コイル23、端子20b,10b、クイック接点スイッチ42を流れる。そして、投入が完了すると、主接触子が閉じられて、b接点21bは開路される。
次に、保持時について、図2(b)を用いて説明する。この保持時には、b接点21bは開路されているため、子局10の電源供給側に電源電圧Vが印加された状態が維持される。この場合、投入コイル23によって保持コイル22が励磁される。これにより、この操作回路において、電源供給側からの電流Ibが、クイック接点スイッチ41、端子10a,20a、保持コイル22、投入コイル23、端子20b,10b、クイック接点スイッチ42を流れる。
次に、遅延開放時について、図2(c)を用いて説明する。この遅延開放時には、子局10の電源供給側が無電圧になっているので、リレー32によりリレースイッチ31が閉じられる。この場合、b接点21bは開路されている。従って、この操作回路において、循環電流Icが、クイック接点スイッチ41、端子10a,20a、リレースイッチ31、投入コイル23、端子20b,10b、クイック接点スイッチ42及びダイオード50を流れる。
次に、高速遮断時について、図2(d)を用いて説明する。この高速遮断時には、クイック接点スイッチ41,42を開く。これにより、ダイオード50と投入コイル23とが切り離される。従って、この操作回路においては、循環電流Icが流れていた閉ループが切断されて電流が流れず、保持コイル22及び投入コイル23は非励磁になる。これにより、開閉器20の主接触子が高速遮断される。
本実施形態の開閉器20の操作回路によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態の開閉器20の操作回路では、保持コイル22の電源側にクイック接点スイッチ41,42をそれぞれ設ける。クイック接点スイッチ41,42は、常時閉になっており、高速遮断を行なう場合に開く。更に、無電圧時に開くリレースイッチ31を、保持コイル22と並列に接続し、クイック接点スイッチ41,42の電源側にダイオード50を設ける。これにより、1つのリレースイッチ31を使用して、開閉器20を、無電圧時における開放遅延したり、高速遮断したりすることが可能である。従って、開閉器20の操作回路の小型化が図れるとともに、リレー間の動作協調が不要であるため、信頼性を向上することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化した開閉器の操作回路の第2の実施形態を図3(a)に従って説明する。本実施形態は、第1の実施形態のクイック接点スイッチ41,42を子局10ではなく、開閉器20に設けた構成である。従って、本実施形態の開閉器の操作回路は、開閉器20の操作部から構成されている。以下の実施形態において、上記実施形態と同様な部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
<操作回路の構成>
図3(a)に示すように、子局10から電源電圧の供給を受ける開閉器20の端子20a,20bの間には、保持コイル22と投入コイル23とが直列に接続されており、保持コイル22の両端に、b接点21bが、保持コイル22と並列になるように接続されている。そして、開閉器20の端子20aと保持コイル22との間には、クイック接点スイッチ41が設けられている。また、投入コイル23と端子20bとの間には、クイック接点スイッチ42が設けられている。これらクイック接点スイッチ41,42の電源側となる端子20a,20b間には、直列接続のダイオード51,52が接続されている。ここで、ダイオード51のカソードは端子20aに、ダイオード52のアノードは端子20bに、それぞれ接続されている。更に、ダイオード51のアノードは、b接点21b、保持コイル22及び投入コイル23に接続されている。
<操作回路の動作>
次に、本実施形態の開閉器の操作回路の動作について説明する。
投入開始時には、b接点21bが閉状態で、子局10の電源供給側(端子10a,10b間)に電源電圧Vが印加される。これにより、この操作回路において、電源供給側からの電流が、端子10a,20a、クイック接点スイッチ41、b接点21b、投入コイル23を、クイック接点スイッチ42、端子20b,10bを流れる。
保持時には、b接点21bが開路されているため、子局10の電源供給側に電源電圧Vが印加された状態が維持される。これにより、この操作回路において、電源供給側からの電流が、端子10a,20a、クイック接点スイッチ41、保持コイル22、投入コイル23、クイック接点スイッチ42、端子20b,10bを流れる。
遅延開放時には、子局10の電源供給側(端子10a,10b間)が無電圧になっており、b接点21bは開路されている。従って、この操作回路において、循環電流が、クイック接点スイッチ42、投入コイル23及びダイオード52を含む閉ループ等に流れる。
高速遮断時には、クイック接点スイッチ41,42を開く。従って、この操作回路においては、循環電流が流れていた閉ループが切断されて、保持コイル22及び投入コイル23は非励磁になり、開閉器20の主接触子が高速遮断される。
本実施形態の開閉器の操作回路によれば、以下のような効果を得ることができる。
(2)本実施形態の開閉器20の操作回路では、保持コイル22の電源側と、端子20a,20bとのそれぞれの間に、クイック接点スイッチ41,42を設ける。クイック接点スイッチ41,42は、常時閉になっており、高速遮断の場合に開く。更に、開閉器20のクイック接点スイッチ41,42の電源側の端子20a,20b間に、直列接続のダイオード51,52が接続されている。これにより、クイック接点スイッチ41,42及びダイオード51,52を子局10ではなく開閉器20内に設けた場合において、リレースイッチを用いなくても、遅延開放及び高速遮断を行なうことが可能である。従って、開閉器20の操作回路の小型化が図れるとともに、リレー間の動作協調が不要であるため、信頼性を向上することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明を具体化した開閉器の操作回路の第3の実施形態を図3(b)に従って説明する。本実施形態は、第1の実施形態のリレースイッチ31が開くタイミングを変更した構成である。
<操作回路の構成>
本実施形態の子局10は、上記第1実施形態と同様な構成をしている。そして、子局10の端子10aと開閉器20の端子20aが接続され、子局10の端子10bと開閉器20の端子20bとが接続されている。
図3(b)に示すように、本実施形態においては、上記実施形態と同様に、開閉器20の端子20a,20bの間には、保持コイル22と投入コイル23とが直列に接続されており、保持コイル22の両端に、リレースイッチ31が保持コイル22と並列に接続されている。このリレースイッチ31は、常時閉のスイッチであり、端子20a,20b間に電圧差がない場合には、端子20a,20bに接続されたリレー32により閉じられる。更に、リレースイッチ31よりも電源側であって、端子20aとリレー32との間にa接点21aが接続されている。このa接点21aは、切替スイッチとして機能し、常時開のスイッチであり、投入時に閉路される。
<操作回路の動作>
次に、本実施形態の開閉器の操作回路の動作について説明する。
投入開始時には、a接点21aが開状態で、子局10の電源供給側に電源電圧Vが印加される。この場合、リレー32に電流が流れず、リレースイッチ31は閉じられる。これにより、この操作回路において、電源供給側からの電流は、クイック接点スイッチ41、端子10a,20a、リレースイッチ31、投入コイル23、端子20b,10b、クイック接点スイッチ42を流れる。そして、投入が完了すると、主接触子が閉じられて、a接点21aは閉路される。
保持時には、a接点21aが閉路されているため、子局10の電源供給側に電源電圧Vが印加される。この場合、リレー32に電流が流れて、リレースイッチ31は開く。これにより、この操作回路において、電源供給側からの電流は、クイック接点スイッチ41、端子10a,20a、保持コイル22、投入コイル23、端子20b,10b、子局10のクイック接点スイッチ42を流れる。
遅延開放時には、子局10の電源供給側が無電圧になっているので、a接点21aは閉じていても、リレースイッチ31が閉じられる。これにより、この操作回路において、循環電流が、リレースイッチ31、投入コイル23及びダイオード50を含む閉ループに流れる。
高速遮断時には、クイック接点スイッチ41,42を開く。従って、この操作回路においては、循環電流が流れていた閉ループが切断されて、保持コイル22及び投入コイル23は非励磁になり、開閉器20の主接触子が高速遮断される。
本実施形態の開閉器の操作回路によれば、上記(1)と同様な効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(3)本実施形態の開閉器20の操作回路では、a接点21aにリレー32を設け、保持コイル22と並列にリレースイッチ31を設ける。この構成によっても、電源電圧がなくなった場合に、閉ループに循環電流を流して、開閉器20を遅延開放することができる。更に、電源電圧がある場合には、クイック接点スイッチ41,42を開いて、遅延開放時において循環電流が流れていた閉ループを切断することにより、開閉器20を高速遮断することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明を具体化した開閉器の操作回路の第4の実施形態を図3(c)に従って説明する。上記実施形態では、子局10及び開閉器20を2芯ケーブルにより相互に接続したが、ケーブル種別はこれに限定されるものでない。本実施形態は、例えば3芯にした場合の構成を説明する。具体的には、本実施形態では、子局10の端子10a,10b,10cが、開閉器20の端子20a,20b,20cのそれぞれに接続されている。
<操作回路の構成>
図3(c)に示すように、開閉器20は、端子20a,20b,20cを備えている。端子20a,20cの間には、b接点21b及び保持コイル22が並列に接続されている。端子20b,20cの間には、投入コイル23が設けられている。
子局10の端子10a,10c間には、アノードが端子10c、カソードが端子10aに接続されたダイオード51が設けられている。また、子局10の端子10b,10c間には、アノードが端子10b、カソードが端子10cに接続されたダイオード52が設けられている。
更に、端子10aとダイオード51のカソードとの間には、クイック接点スイッチ41が設けられている。端子10bとダイオード52のアノードとの間には、クイック接点スイッチ42が設けられている。更に、ダイオード51のアノードと端子10cとの間には、リレースイッチ31が設けられている。リレースイッチ31は、常時閉のスイッチであり、端子20a,20b間に電圧差がない場合には、端子20a,20bに接続されたリレー32により閉じられる。
<操作回路の動作>
次に、本実施形態の開閉器の操作回路の動作について説明する。
投入開始時には、b接点21bが閉状態で、子局10の電源供給側に電源電圧Vが印加される。これにより、この操作回路において、電源供給側からの電流が、クイック接点スイッチ41、端子10a,20a、b接点21b、投入コイル23、端子20b,10b、クイック接点スイッチ42を流れる。
保持時には、b接点21bが開路されているため、子局10の電源供給側に電源電圧Vが印加された状態が維持される。これにより、この操作回路において、電源供給側からの電流が、クイック接点スイッチ41、端子10a,20a、保持コイル22、投入コイル23、端子20b,10b、クイック接点スイッチ42を流れる。
遅延開放時には、子局10の電源供給側が無電圧になっているので、リレー32によりリレースイッチ31が閉じられる。この場合、b接点21bは開路されている。従って、この操作回路において、循環電流が、クイック接点スイッチ42、投入コイル23及びダイオード52を含む閉ループ等に流れる。
高速遮断時には、クイック接点スイッチ41,42を開く。従って、この操作回路においては、循環電流が流れていた閉ループが切断されて、保持コイル22及び投入コイル23は非励磁になり、開閉器20の主接触子が高速遮断される。
本実施形態の開閉器の操作回路によれば、上記(1)と同様な効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(4)上記実施形態では、子局10と開閉器20との接続を3芯とした場合であっても、遅延開放及び高速遮断を実現することができる。
また、上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・ 上記実施形態においては、投入状態を保持する保持部として保持コイル22を用いたが、この保持コイル22の代わりに抵抗を用いても、簡単な構成で、遅延開放及び高速遮断を実現することができる。
・ 上記実施形態においては、リレースイッチ31を用いたが、遅延開放できるスイッチであればよく、無電圧時から所定時間後に開放されるタイマー付きのスイッチを用いることも可能である。
・ 上記実施形態においては、高速遮断用スイッチとして1対のクイック接点スイッチ41,42を設けたが、循環電流が流れる閉ループを切り離すスイッチであれば、個数はこれに限定されない。
10…子局、20…開閉器、21a…a接点,21b…b接点、22…保持コイル、23…投入コイル、31…リレースイッチ、32…リレー、41,42…クイック接点スイッチ、50,51,52…ダイオード。

Claims (10)

  1. 主接触子を投入するための投入部と、その投入部に直列に接続され、前記主接触子の投入状態を保持する保持部と、前記投入部に電源電圧を供給するために動作する切替スイッチとを有した開閉器の操作回路であって、
    前記開閉器に前記電源電圧を供給する、前記開閉器を遠隔操作するための開閉器子局に、前記投入部と閉ループを構成する整流素子を設けるとともに、前記開閉器子局内の前記整流素子よりも負荷側に、常時閉の高速遮断用スイッチを設け、
    前記電源電圧が無電圧になったときに遮断する場合には、前記閉ループに流れる循環電流により前記主接触子を遅延開放し、
    前記電源電圧があるときに遮断する場合には、前記高速遮断用スイッチを開いて、前記開閉器子局と前記開閉器とを切り離すことにより前記主接触子を高速遮断する
    ことを特徴とする開閉器の操作回路。
  2. 記開閉器において、電源電圧がある場合には開くリレースイッチを、前記保持部と並列に設けたことを特徴とする請求項1に記載の開閉器の操作回路。
  3. 前記切替スイッチを、前記保持部と並列に設けたことを特徴とする請求項2に記載の開閉器の操作回路。
  4. 前記切替スイッチは、前記リレースイッチを動作させるリレーと直列に接続された常時開のスイッチであることを特徴とする請求項2に記載の開閉器の操作回路。
  5. 記高速遮断用スイッチは、前記投入部と前記整流素子との間に設けられ、
    前記整流素子は、前記投入部及び前記保持部と閉ループを構成する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の開閉器の操作回路。
  6. 記開閉器は、前記投入部及び前記保持部の両端と、前記投入部と前記保持部との接点とで、前記開閉器子局と接続されており、
    前記開閉器子局において、
    前記投入部と前記保持部との接点に接続するようにリレースイッチを設け、
    前記高速遮断用スイッチが、前記投入部と前記整流素子との間に設けられ、
    前記整流素子が、前記投入部及び前記保持部と閉ループを構成する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の開閉器の操作回路。
  7. 電源電圧を出力する一対の電源出力端子に並列に整流素子が接続されるとともに、前記一対の電源端子と前記整流素子との間に高速遮断用スイッチが設けられた開閉器子局に接続されて開閉器の操作回路を構成する開閉器であって、
    前記電源電圧が入力される一対の電源入力端子と、
    前記一対の電源入力端子に接続される、主接触子を投入するための投入部と前記主接触子の投入状態を保持する保持部との直列回路と、
    前記主接触子の投入時に前記一対の電源入力端子に接続される回路を前記投入部とし、前記主接触子の投入完了後に前記回路を前記直列回路に切り替える第1の切替回路と、
    前記一対の電源入力端子が無電圧になったときに、当該一対の電源入力端子に接続されている回路を前記直列回路から前記投入部に切り替える第2の切替回路と、
    を備えたことを特徴とする開閉器。
  8. 前記第1の切替回路は、前記保持部に並列に接続され、前記主接触子の開閉動作に連動してb接点動作を行うスイッチで構成されており、
    前記第2の切替回路は、前記一対の電源入力端子に並列に接続されたリレーと、前記保持部に並列に接続され、前記リレーの励磁により開状態になる常時閉のリレースイッチとで構成されている、
    ことを特徴とする請求項7に記載の開閉器。
  9. 前記第1の切替回路と前記第2の切替回路は、前記保持部に並列に接続された常時閉のリレースイッチと、前記一対の電源入力端子に接続された、前記主接触子の開閉動作に連動してa接点動作を行うスイッチと前記電源電圧による励磁によって前記リレースイッチを開状態にするリレーとの直列回路と、で構成されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の開閉器。
  10. 請求項7に記載の開閉器に接続されて、当該開閉器の操作回路を構成する開閉器子局であって、
    前記開閉器に供給する電源電圧を出力する一対の電源出力端子と、
    前記一対の電源出力端子に並列に接続された整流素子と、
    前記一対の電源出力端子と前記整流素子との間に設けられた高速遮断用スイッチと、
    を備えたことを特徴とする開閉器子局。
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