JP6177631B2 - 駆動機構、及び駆動機構を備える画像形成装置 - Google Patents

駆動機構、及び駆動機構を備える画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、互いに周面で当接する第1回転部材及び第2回転部材を回転駆動させる駆動機構及び駆動機構を備える画像形成装置に関する。
用紙を給紙する給紙機構には、第1回転方向に回転駆動するフィードローラに第1回転方向のみに回転駆動力を伝達するワンウェイクラッチを設け、第1回転方向と同一方向に回転駆動して用紙の二重送りを防止するリバースローラに過負荷がかかると回転駆動力の伝達を遮断するトルクリミッタを設けているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
このような供給機構では、フィードローラとリバースローラとの間の周速差が変化することで、フィードローラ及びリバースローラと用紙との間に摩擦力が生じ、フィードローラ及びリバースローラに対して第1回転方向とは逆方向の第2回転方向に回転させる力が働くことがある。フィードローラは、第2回転方向に回転させる力が働くと、ワンウェイクラッチが作用して、第1回転方向にのみ回転駆動して用紙を給紙する。リバースローラは、第2回転方向に回転させる力が過度に働かない限り、第1回転方向に回転駆動して用紙の二重送りを防止する。さらに、リバースローラは、第2回転方向に回転させる力が過度に働くと、トルクリミッタが作用して、フィードローラに追従して回転するため、リバースローラへ回転駆動力を伝達する駆動部(特に、ギアやベルト)の破損を防止することができる。
特開平8−217274号公報
一方、互いに周面で当接する第1回転部材及び第2回転部材のそれぞれを逆方向に回転駆動する駆動機構も画像形成装置に使用されている。このような駆動機構に従来の給紙機構の構成を適用すると、第1回転部材又は第2回転部材にそれぞれの回転方向とは逆方向に回転させる力が働いた時に、駆動部に過度な力がかかり、駆動部が破損することがある。
そこで、この発明の目的は、互いに周面で当接して逆方向に回転駆動する第1回転部材及び第2回転部材のうち、周速が速い第1回転部材にトルクリミッタを設け周速が遅い第2回転部材にワンウェイクラッチを設けることで、第1回転部材及び第2回転部材の周速差が変化しても駆動部に対して過度な力を伝達せず、駆動部の破損を防止できる駆動機構、及び駆動機構を備える画像形成装置を提供することである。
この発明の駆動機構は、第1回転部材、第2回転部材、第1駆動部、及び第2駆動部を備える。第1回転部材は、所定方向に回転駆動する。第2回転部材は、第1回転部材と互いに周面で当接して所定方向の逆方向に回転駆動し、周速が第1回転部材の周速よりも遅い。第1駆動部は、第1回転部材に回転駆動力を伝達する。第2駆動部は、第2回転部材に回転駆動力を伝達する。第1回転部材は、トルクリミッタを介して第1駆動部と接続される。第2回転部材は、ワンウェイクラッチを介して第2駆動部と接続される。
駆動機構は、第1回転部材に対して第1駆動部からの回転駆動力を伝達し、第2回転部材に対して第2駆動部からの回転駆動力を伝達する。回転駆動力が伝達されると、第1回転部材及び第2回転部材は、互いに周面で当接してそれぞれが逆方向に回転駆動する。
第1回転部材は、周速が第2回転部材の周速よりも速いため、第2回転部材に対して周速が速くなる力を働かせることがある。この力が過度に働くと、ワンウェイクラッチが作用し、第2回転部材のみが第1回転部材に追従して回転するため、第2回転部材から第2駆動部に過度な力が伝達されない。また、第1回転部材は、周速が第2回転部材の周速よりも早いため、第2回転部材によって周速が遅くなる力が働くことがある。この力が過度に働くと、トルクリミッタが作用し、第1回転部材が空回りするため、第1回転部材から第1駆動部に過度な力が伝達されない。
また、第1駆動部及び第2駆動部は、同一の駆動源を有することが好ましい。単一の駆動源によって第1回転部材及び第2回転部材に対して回転駆動力が伝達されるため、装置の大型化を防止するとともに、第1回転部材及び第2回転部材の回転駆動の制御を容易にすることができる。
また、上述の構成は、第1回転部材及び第2回転部材の周面の摩擦係数が異なる場合にも適用できる。
第1回転部材は、周面の摩擦係数が第2回転部材の周面の摩擦係数よりも高い場合に、周速が第2回転部材の周速よりも速いため、第2回転部材に対して周速が速くなる力を働かせる。この力が過度に働くと、ワンウェイクラッチが作用し、第2回転部材のみ第1回転部材に追従して回転するため、第2回転部材から第2駆動部に過度な力が伝達されない。また、第1回転部材は、周面の摩擦係数が第2回転部材の周面の摩擦係数よりも低い場合に、周速が第2回転部材の周速よりも早いため、第2回転部材によって周速が遅くなる力が働く。この力が過度に働くと、トルクリミッタが作用し、第1回転部材が空回りするため、第1回転部材から第1駆動部に過度な力が伝達されない。
これにより、第1回転部材及び第2回転部材の周面の摩擦係数が異なっても、第1駆動部及び第2駆動部に過度な力が伝達されないため、第1駆動部及び第2駆動部の破損を防止できる。
また、第1駆動部は、トルクリミッタを介して第1回転部材に接続されるギア又はベルトを含み、第2駆動部は、ワンウェイクラッチを介して第2回転部材に接続されるギア又はベルトを含んでもよい。これにより、負荷がかかりやすいギアやベルトに対して過度な力がかからないため、ギアやベルトの破損を防止できる。
この発明の画像形成装置は、上述の駆動機構を備える。第1回転部材は、トナー像を担持する像担持部材である。第2回転部材は、トナー像を第1回転部材側から第2回転部材側に移動させる転写部材である。
画像形成装置は、像担持部材を第1回転部材とし、転写部材を第2回転部材として構成した上述の駆動機構を備え、像担持部材の周速が転写部材の周速よりも速く構成される。これにより、転写性の向上を維持しつつ、像担持部材及び転写部材の周速差が変化しても、第1駆動部及び第2駆動部の破損を防止できる。
この発明によれば、第1回転部材及び第2回転部材の周速差が変化しても、第1駆動部及び第2駆動部に過度な力が伝達されないため、第1駆動部及び第2駆動部の破損を防止できる。
この発明の実施形態に係る駆動機構の駆動部側の模式図である。 同駆動機構の第1駆動部材側の模式図である。 同駆動機構の第2駆動部材側の模式図である。 同駆動機構の動作を説明するための図である。 他の実施形態に係る駆動機構の動作を説明するための図である。 この発明の実施形態に係る画像形成装置の画像形成部を示す図である。 同画像形成装置が備える駆動機構の模式図である。
この発明の第1実施形態に係る駆動機構について図を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、駆動機構6は、第1駆動部7、第2駆動部8、第1回転部材70、及び第2回転部材80を備え、第1回転部材70及び第2回転部材80を回転駆動する。第1駆動部7は、駆動源61、出力ギア62、駆動ギア63、第1ローラ64、第2ローラ65、ベルト66、第1カップリング71、第2カップリング72、及びトルクリミッタ73を備える。第2駆動部8は、駆動源61、出力ギア62、駆動ギア63、第1ローラ64、第2ローラ65、ベルト66、ギア81、及びワンウェイクラッチ入りギア82を備える。以上のように、第1駆動部7及び第2駆動部8が同一の駆動源61を備えるため、駆動機構6は、装置の大型化を防止しつつ、第1回転部材70及び第2回転部材80を容易に制御できる。
駆動源61は、不図示の支持板に固定されており、第1回転方向Aに回転自在である。駆動源61の出力ギア62は、駆動ギア63と噛み合う。出力ギア62は、歯車数が駆動ギア63の歯車数より少ないため、回転速度を減速して駆動源61からの回転駆動力を駆動ギア63へ伝達する。
駆動ギア63は、回転駆動力が伝達されると、第1回転方向Aとは逆方向の第2回転方向B(本願の所定方向に相当する。)に回転駆動する。駆動ギア63の回転軸には、第1ローラ64が中心付近に軸支されており、駆動ギア63の反対側の端部に第1カップリング71が軸支されている。
第1カップリング71は、第2カップリング72に係合して、第1カップリング71を軸支する回転軸と第2カップリング72を軸支する回転軸を連結する。第2カップリング72を軸支する回転軸は、第1カップリング71を軸支する回転軸(駆動ギア63の回転軸)と同一方向の第2回転方向Bに回転する。第2カップリング72を軸支する回転軸には、トルクリミッタ73を介して第1回転部材70が軸支されている。
トルクリミッタ73は、第1回転部材70からの負荷が所定値以下の場合に、駆動ギア63からの回転駆動力を第1回転部材70へ伝達し、第1回転部材からの負荷が所定値を超えた場合に、第1回転部材70への回転駆動力の伝達を遮断する。第1回転部材70は、駆動ギア63と同一方向である第2回転方向Bに回転駆動する。
また、第1ローラ64は、駆動ギア63の回転駆動に伴って、駆動ギア63と同一方向である第2回転方向Bへ回転駆動する。第1ローラ64は、第2ローラ65とともに、無端状のベルト66を張架する。第1ローラ64の直径は、第2ローラの直径と同じ長さである。第1ローラ64は、ベルト66を介して駆動ギア63からの回転駆動力をそのまま第2ローラ65へ伝達する。第2ローラ65の回転軸には、ギア81が軸支されている。
ギア81は、ワンウェイクラッチ入りギア82と噛み合う。ギア81は、歯車数がワンウェイクラッチ入りギア82の歯車数と同じ数であるため、駆動ギア63からの回転駆動力をそのままワンウェイクラッチ入りギア82に伝達する。
ワンウェイクラッチ入りギア82は、回転駆動力が伝達されると、ギア81の回転方向(駆動ギア63の回転方向)である第2回転方向Bとは逆方向の第1回転方向Aに回転駆動する。ワンウェイクラッチ入りギア82は、第1回転方向Aのみへ回転駆動力を伝達可能なギアである。ワンウェイクラッチ入りギア82の回転軸には、第2回転部材80が軸支されている。これにより、第2回転部材80は、第1回転方向Aへ回転駆動する。
第2回転部材80の周径は、第1回転部材70の周径より短く形成されている。このため、第2回転部材80の周速は、第1回転部材70の周速よりも遅くなる。また、第1回転部材70は、第2回転方向Bへ回転駆動し、第2回転部材80は、第1回転方向Aへ回転駆動する。
図4に示すように、第1回転部材70及び第2回転部材80は、互いに周面で当接して回転駆動する。このため、ギア間の回転駆動力の伝達不足やベルト66の滑り等の理由で、互いの周速差が変化し、一方から他方へ周速を遅くする力や速くする力が作用することがある。
第1回転部材70は、周速が第2回転部材80の周速よりも速いため、第2回転部材80に対して周速が速くなる力を働かせることがある。この力が過度に働くと、ワンウェイクラッチが作用し、第2回転部材80のみ第1回転部材70に追従して回転するため、第2回転部材80から第2駆動部8に過度な力が伝達されない。
また、第2回転部材80は、周速が第1回転部材70の周速よりも遅いため、第1回転部材70に対して周速を速くする力を働かせることがある。この力が過度に働くと、トルクリミッタ73が作用し、第1回転部材70が空回りするため、第1回転部材70から第1駆動部7に過度な力が伝達されない。
よって、駆動機構6は、第1回転部材70及び第2回転部材80の周速差が変化しても、第1駆動部7及び第2駆動部8に過度な力が伝達されないため、第1回転部材70及び第2回転部材80の表面の損傷や摩耗を防止するとともに、第1駆動部7及び第2駆動部8の破損を防止できる。特に、第1駆動部7及び第2駆動部8においては、出力ギア62、駆動ギア63、ギア81、ワンウェイクラッチ入りギア82、及びベルト66の破損を防止できる。さらに、第1駆動部7及び第2駆動部8が同一の駆動源61を備えるため、駆動機構6は、装置の大型化を防止しつつ、第1回転部材70及び第2回転部材80を容易に制御できる。
なお、上述の実施形態では、第1回転部材70及び第2回転部材80を回転体としたが、少なくとも一方を無端状のベルトと無端状のベルトを張架し回転駆動するローラとで構成してもよい。
また、上述の実施形態では、第1回転部材70及び第2回転部材80の周径を異ならせることで、第1回転部材70及び第2回転部材80の周速差を設けた。しかし、ギア81及びワンウェイクラッチ入りギア82の歯車数を異ならせることで、第1回転部材70及び第2回転部材80の周速差を設けてもよい。具体的には、ギア81の歯車数をワンウェイクラッチ入りギア82の歯車数より少なくすることで、第1回転部材70の周速を第2回転部材80の周速よりも速く設定してもよい。
また、第1駆動部7及び第2駆動部8は、回転駆動力を伝達する構成として、他段のギアやベルトを用いてもよい。
この発明の第2実施形態に係る駆動機構について、図を参照して説明する。駆動機構6Aは、第1実施形態に係る駆動機構6と異なり、第1回転部材70の周面と第2回転部材80の周面とで摩擦係数が異なる。以下に、第1実施形態に係る駆動機構6との相違点についてのみ説明する。
図5(A)に示すように、第1回転部材70の周面の摩擦係数が第2回転部材80の周面の摩擦係数よりも高い。この場合、第1回転部材70は、周速が第2回転部材80の周速よりも速いため、第2回転部材80に対して周速が速くなる力を働かせる。この力が過度に働くと、ワンウェイクラッチが作用し、第2回転部材80のみ第1回転部材70に追従して回転するため、第2回転部材80から第2駆動部8に過度な力が伝達されない。
図5(B)に示すように、第2回転部材80の周面の摩擦係数が第1回転部材70の周面の摩擦係数よりも高い。第1回転部材70は、周速が第2回転部材80の周速よりも早いため、第2回転部材80によって周速が遅くなる力が働く。この力が過度に働くと、トルクリミッタ73が作用し、第1回転部材70が空回りするため、第1回転部材70から第1駆動部7に過度な力が伝達されない。
よって、第1回転部材70及び第2回転部材80の周面の摩擦係数が異なっても、第1駆動部7及び第2駆動部8に過度な力が伝達されないため、第1回転部材70及び第2回転部材80の表面の損傷や摩耗を防止するとともに、第1駆動部7及び第2駆動部8の破損を防止できる。特に、第1駆動部7及び第2駆動部8においては、出力ギア62、駆動ギア63、ギア81、ワンウェイクラッチ入りギア82、及びベルト66の破損を防止できる。
この発明の第3実施形態に係る画像形成装置について、図を参照して説明する。この発明の第3実施形態に係る画像形成装置は、上述の駆動機構を備える。以下に、この発明の第1実施形態に係る駆動機構を備える場合について説明する。
図6に示すように、画像形成装置100は、一例として、図示しないスキャナ、画像形成部10、用紙搬送路S及び駆動機構6を備え、スキャナが読み取った画像データに基づいて、用紙に電子写真方式による多色又は単色の画像形成処理を行う。
画像形成部10は、露光ユニット1、感光体ドラム2A〜2D、中間転写ユニット3、二次転写ユニット4、定着ユニット5、及び駆動機構6を備える。
露光ユニット1は、画像データに基づく画像光を照射して、感光体ドラム2A〜2Dの表面にトナー像を作像する。感光体ドラム2A〜2Dの表面には、それぞれ、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色相のトナー像が作像される。
中間転写ユニット3は、中間転写ベルト31、駆動ローラ32、従動ローラ33、及び一次転写ローラ34A〜34Dを有する。中間転写ベルト31は、駆動ローラ32及び従動ローラ33に張架され、感光体ドラム2D、2C、2B、2Aをこの順に通過する循環経路に沿って移動する。中間転写ベルト31の移動に伴って、中間転写ベルト31の表面には、感光体ドラム2A〜2Dの表面に形成されたトナー像が一次転写ローラ34A〜34Dによって順に一次転写される。
二次転写ユニット4は、二次転写ベルト41、駆動ローラ42、及び従動ローラ43を有する。二次転写ベルト41は、駆動ローラ42及び従動ローラ43に張架され、所定の循環経路に沿って移動する。従動ローラ43は、中間転写ベルト31及び二次転写ベルト41を挟んで駆動ローラ32に対向するように配置されている。二次転写ユニット4は、中間転写ベルト31の表面のトナー像を、中間転写ベルト31と二次転写ベルト41との間の二次転写位置に搬送された用紙へ二次転写する。
定着ユニット5は、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧して、用紙に転写されたトナー像を用紙の表面に堅牢に定着させる。
図7に示すように、駆動機構6は、第1回転部材70に相当する中間転写ユニット3及び第2回転部材80に相当する二次転写ユニット4を回転駆動させる。
トルクリミッタ73には、駆動ローラ32が接続され、ワンウェイクラッチ入りギア82には、駆動ローラ42が接続される。回転駆動力が伝達されると、駆動ローラ32及び駆動ローラ42は、逆方向に回転駆動する。また、駆動ローラ32によって張架された中間転写ベルト31及び駆動ローラ42によって張架された二次転写ベルト41が互いに周面で当接して逆方向に回転駆動する。さらに、転写性を向上させるために、中間転写ベルト31の周速は、二次転写ベルト41の周速よりも速く設定されている。中間転写ベルト31と二次転写ベルト41の周速差が10%を超えると第1駆動部7及び第2駆動部8が破損する可能性があるため、中間転写ベルト31と二次転写ベルト41の周速差は10%以下としている。
以上より、中間転写ベルト31は、周速が二次転写ベルト41の周速よりも速いため、二次転写ベルト41に対して周速が速くなる力を働かせることがある。この力が過度に働くと、ワンウェイクラッチが作用し、二次転写ベルト41を介して駆動ローラ42のみが中間転写ベルト31に追従して回転するため、駆動ローラ42から第2駆動部8に過度な力が伝達されない。
また、二次転写ベルト41は、周速が中間転写ベルト31の周速よりも遅いため、中間転写ベルト31に対して周速を速くする力を働かせることがある。この力が過度に働くと、トルクリミッタ73が作用し、駆動ローラ32が空回りするため、駆動ローラ32から第1駆動部7に過度な力が伝達されない。
よって、駆動機構6は、転写性を向上させつつ、中間転写ベルト31及び二次転写ベルト41の周速差が変化しても、中間転写ベルト31及び二次転写ベルト41の損傷や摩耗を防止するとともに、第1駆動部7及び第2駆動部8に過度な力が伝達されないため、第1駆動部7及び第2駆動部8の破損を防止できる。
なお、上述の実施例では、駆動機構6は、中間転写ユニット3及び二次転写ユニット4を駆動したが、トナー像を担持する像担持部材(例えば、感光体ドラム)及び像担持部材からトナー像が転写される転写部材(例えば、中間転写ユニット)を駆動してもよい。また、像担持部材(例えば、感光体ドラム)からトナー像を用紙に転写する画像形成装置において、駆動機構6は、像担持部材及び像担持部材から用紙へトナー像を転写する転写部材(例えば、転写ユニット)を駆動してもよい。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
6,6A…駆動機構
7…第1駆動部
8…第2駆動部
70…第1回転部材
73…トルクリミッタ
80…第2回転部材
82…ワンウェイクラッチ入りギア

Claims (4)

  1. 所定方向に回転駆動する第1回転部材と、
    前記第1回転部材と互いに周面で当接して前記所定方向の逆方向に回転駆動する第2回転部材であって、周速が前記第1回転部材の周速よりも遅い第2回転部材と、
    前記第1回転部材に回転駆動力を伝達する第1駆動部と、
    前記第2回転部材に回転駆動力を伝達する第2駆動部と、
    前記第1駆動部と前記第1回転部材との間に介設されたトルクリミッタと、
    前記第2駆動部と前記第2回転部材との間に介設されたワンウェイクラッチとを備えた駆動機構。
  2. 前記第1駆動部及び前記第2駆動部は、同一の駆動源を有し、前記駆動源は、前記第2回転部材に接続されるギヤよりも前記第1回転部材に接続されるギヤ側に接続されている請求項1に記載の駆動機構。
  3. 前記第1回転部材及び前記第2回転部材は、それぞれの周面の摩擦係数が異なる請求項1又は請求項2に記載の駆動機構。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の駆動機構を備える画像形成装置であって、
    前記第1回転部材は、トナー像を担持する像担持部材であり、
    前記第2回転部材は、前記トナー像を前記第1回転部材側から前記第2回転部材側に移動させる転写部材である画像形成装置。
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