JP6174504B2 - ヒンジドアの前面及び後面の間に設定される隠しドアクローザ - Google Patents

ヒンジドアの前面及び後面の間に設定される隠しドアクローザ Download PDF

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Description

本発明は、ドアクローザに関し、特に、ヒンジドアの前面と後面との間に設定され、外部からは見えないようにした隠しドアクローザに関する。
従来のドアヒンジは、ドア枠とドアとの間の位置で、それらの外側に取り付けられ、閉扉状態では外部に露出した状態となるものが一般的である。これに対して、ドアの外観を良くするために、ヒンジをドア枠及びドア枠に隣接するドア端面内に埋設するようにして閉扉状態において当該ヒンジが外部に露出しないようにしたものが開発されてきている(特許文献1〜4)。また、ヒンジドアが開扉されたときに自動的に閉扉させるためのドアクローザも、従来は外部に露出するように取り付けられるのが一般的であったが(特許文献5〜6)、外部に露出しないようにした隠しドアクローザが開発されてきている(特許文献7)。
特許文献1:特開2002−121955号
特許文献2:特開2003−184403(特許4377122号)
特許文献3:特開平8−326397号
特許文献4:特開2007−46269号(特許4481901号)
特許文献5:実公昭62−43102号
特許文献6:台湾実用新案435503号
特許文献7:特開2013−64313号
本発明は、特許文献7と同様の隠しドアクローザに関するものであり、特許文献7に開示のものはその構造の関係で開扉したドアの閉扉力を与えるコイルバネを余り大きくすることができず大きな閉扉力を生じることができなかったのに対し、これらを解消することを目的としている。
すなわち、本発明は、
ヒンジによりドア枠に枢着されるドアに取り付けられ、開扉されたドアを閉扉方向で付勢して当該ドアを閉扉させるためのドアクローザであって、
ドアの前面及び後面の間に設定され、該ヒンジに連接されてドアの開動作及び閉動作に伴って該前面及び後面に平行に水平方向で往復動する往復動体と、
該往復動体に取り付けられ該往復動体の往復動方向に延びる第1ラックと、
当該ドアの前記前面及び後面の間の静止位置で回転可能に取り付けられ、該第1ラックに噛合され、該往復動に伴って時計方向及び反時計に回転される第1ピニオンを備える回転シャフトと、
該回転シャフトに連接され、該第1ラックの往復動に伴う該回転シャフトの回転に伴って押圧されてドア閉扉用付勢力を蓄勢する閉扉用付勢力蓄勢手段と
を有し、
該閉扉用付勢力蓄勢手段に蓄勢された閉扉用付勢力を、該回転シャフト、該第1ピニオン及び該往復動体を介して該ヒンジに伝達し、該ヒンジを閉扉方向に駆動するようにしたドアクローザを提供する。
このドアクローザにおいては、ドアヒンジの開動作をドアの前面及び後面に平行で水平方向での往復動体の往動作として取り出し、この往動作を、該往復動体に取り付けられた第1ラック及びこの第1ラックに噛合された第1ピニオンを備える回転シャフトの回転とし、この回転で駆動される閉扉用付勢力蓄勢手段に閉扉用付勢力を蓄勢する。
具体的には、閉扉用付勢力蓄勢手段は、
該回転シャフトに連接され、該第1ラックの往復動に伴う該回転シャフトの回転によって往復動されるバネ駆動体と、
該バネ駆動体に連接されて当該ドアの開動作に伴う該バネ駆動体の往動によって押圧されドア閉扉用付勢力を蓄勢するバネ部材と、
を有するようにすることができる。
閉扉用付勢力蓄勢手段は、より具体的には、該第1ピニオンより小径とされ該回転シャフトに同軸状にされて固定された第2ピニオンを有し、該バネ駆動体は該第2ピニオンと噛合された第2ラックを備え、該第2ピニオンの回転に伴い往復動するようにされ、該バネ部材は該往復動体の往復動方向に延びるコイルばねとされて、その一端で該バネ駆動体に連接しており、該ドアの開動に伴う該往復動体の往動作によって圧縮されて該閉扉用付勢力を蓄勢するようにすることができる。
また、該往復動体は、該ドアヒンジに連接され水平方向に延びる上面及び下面を有する板状部材とされ、該板状部材は当該板状部材を上下方向に貫通し該往復動体の往復動方向に延びる細長い開口を有し、該第1ラックは該開口の該往復動方向に延びる開口縁に沿って設けられ、該第1ピニオンは該開口内に設定されて該第1ラックと噛合するようにすることができる。
更に具体的には、該往復動体を一対備え、該一対の往復動体は該回転シャフトの軸線方向で間隔をあけて設けられ、該回転シャフトの該軸線方向両端にそれぞれ該第1ピニオンが固定されて、該第1ピニオンが対応する往復動体の第1ラックに噛合するようにすることができる。
更にこの場合、当該ドアクローザが、該ドアの前面及び後面の間に設定され、該回転シャフト、該バネ駆動体及び該バネ部材を収納するハウジングを有し、該回転シャフトは、その両端が該ハウジングの上下面を貫通するようにして回転自在に取り付けられ、該両端に該第1ピニオンが固定され、該往復動体は該ハウジングの該上下面上に摺動可能に設けられるようにすることができる。
本発明はまた、該一対の往復動体を備えるようにしたドアクローザ及び該ドアクローザとドア枠体に連接されるドアヒンジを備えるドアクローザ付ドアヒンジを提供する。すなわち、この場合のドアヒンジは、垂直方向に延びるヒンジ軸線の周りに枢着された第1及び第2アームであって、該第1アームが、ドア枠体に対し静止位置とされた第1枢軸線の周りで枢動可能とされた第1枢軸部と、垂直方向に延びて当該一対の往復動体に対して静止位置とされた第3枢軸線に沿って延び、上下の両端がそれぞれ該一対の往復動体に枢着された往復動体枢着部と、該往復動体枢着部から延びて該ヒンジ軸線を越え該第1枢軸部まで延びる第1連結部とを有し、該第1連結部、該第1枢軸部及び該往復動体枢着部が一体成形されており、第2アームが、該ドアに対して静止位置とされた垂直方向に延びる第2枢軸線に沿って延び、上下の両端がそれぞれ該ドアに枢着された第2枢軸部と、該ドア枠に対して水平方向で摺動可動に取り付けられたドア枠摺動部と、該第2枢軸部の両端間から延びて該ヒンジ軸線を越え該ドア枠摺動部の両端間まで延びる第2連結部とを有し、該第2連結部、該第2枢軸部、該ドア枠摺動部が一体成形されており、該第1及び第2連結部の一方の連結部が中央部分を水平方向で貫通する開口を有し、他方の連結部が該開口を通って延び、該開口における該第1及び第2連結部の交差部分に該ヒンジ軸線が通り、該第1及び第2アームが該ヒンジ軸線の周りで枢動可能とされており、閉位置から開動作されるのに伴い該第2枢動線が該ヒンジ軸線の周りで回動するとともに該ヒンジ軸線が該第1枢軸線の周りで回動し、それに伴い該第1アームの該往復動体枢着部及び該第2アームの該ドア枠摺動部がそれぞれ該ドア及び該ドア枠に対して直線的に摺動するようにするように構成とすることができる。
該ドアヒンジにおいては、該バネ部材からの大きな閉扉用付勢力は一対の往復動体を介して当該ドアヒンジの上下に伝達されるので、当該ドアヒンジは閉扉用付勢力を安定して受け止めて当該ヒンジドアの閉扉作用を安定して行うことを可能とする。
本発明に係るドアクローザ及び該ドアクローザ付きドアヒンジの実施形態を添付図面に基づき説明する。
隠しヒンジに接続された本発明に係るドアクローザの要部を示す断面平面図であり、隠しヒンジが取り付けられたドアが閉扉状態にあるときの図である。 図1と同様の図であるが、ドアが開扉されつつある状態にあるときの図である。 図1と同様の図であるが、ドアが開扉された状態にあるときの図である。 本発明に係るドアクローザの縦断面図である。 図4の5A−5A線矢視図である。 図4の5B−5B線断面図である。 本発明に係るドアクローザ付きドアヒンジの分解斜視図である。 図1の略7−7線に沿って見た図であり、ヒンジの構成的概念を示すために同ヒンジを構成する第1及び第2のアームの略全体を示すようにしてある。
図示した本発明に係るドアクローザ10は、例えば特許文献1に示すような隠しヒンジAに連接される。このヒンジAの概念を、図1〜図3に基づき説明すれば、垂直方向(同図における紙面に垂直な方向)に延びるヒンジ軸線A1の周りで枢動可能とされたレバー状の第1アームA2及び第2アームA3を備え、第1アームA2の一端A2aがドア枠体Bに第1枢軸線C1の周りで枢動可能とされ、第2アームA3の一端A3aがドア枠体Bに隣接したドアDの端面D1より内側の位置で第2枢軸線C2の周りで枢動可能とされ、第1及び第2アームA2、A3の他方の端部A2b、A3bは、ドアDが開閉することにより第1アームA2が第1枢軸線C1の周りで回動し、同時に第2アームA3がヒンジ軸線A1の周りで回動するのに伴い、ヒンジ軸線A1に対して直交する水平面内でそれぞれドア枠体B及びドアDに対して相対的に直線的に(すなわち、端部A2bに関して述べればドアDの前面D2及び後面D3に平行な方向に直線的に)往復動するようになされている。
図示した本発明の実施形態に係るドアクローザ10はドアDの内部に取り付けられ、ヒンジAの第1アームA2の端部A2bに枢着され、開扉されたときのヒンジAに閉扉のときの状態に戻すための付勢力をかけてドアDを閉扉させるようにされている。このドアクローザ10は、具体的には、図1乃至図3に示すように、ドアDの前面D2及び後面D3の間に設定され、ヒンジAの第1アームA2の端部A2bに連接されてドアDの開動作及び閉動作に伴ってドアDの前面D2及び後面D3に平行に水平方向で往復動する往復動体12と、往復動体12に取り付けられ往復動体12の往復動方向に延びる第1ラック14と、ドアDの前面D2及び後面D3の間の静止位置で垂直方向に延びる軸線Xを中心に回転可能に取り付けられる回転シャフト16であって、第1ラック14に噛合される第1ピニオン18を備え、往復動体12の往復動に伴って時計方向及び反時計方向に回転される回転シャフト16と、回転シャフト16に連接され、第1ラック14の往復動に伴う回転シャフト16の回転に伴って往復動されるバネ駆動体20(図4)及びバネ駆動体20に連接されてドアDの開動作に伴うバネ駆動体20の往動によって圧縮されドア閉扉用付勢力を蓄勢するバネ部材22を備える閉扉用付勢力蓄勢手段23と、を有し、ドアDの開扉によりバネ部材22に蓄勢されたドア閉扉用付勢力を回転シャフト16、第1ピニオン18及び往復動体12を介してヒンジAの第1アームA2に伝達し、ヒンジAを閉扉状態に戻るよう駆動する。
より具体的には、本発明の実施形態に係るドアクローザ10は、図4、図5A及び図5Bから分かるように、後述するように実質的には図1〜図3に基づき上述した如き概念のヒンジを上下に間隔をあけて一対備えるような構成とされた図6及び図7に示すヒンジAに接続されるようになされており、そのために、上述した往復動体12,第1ラック14及び第1ピニオン18の組が上下方向で間隔をあけて一対設けられ、第1ピニオン18が回転シャフト16の上下両端に固定され、第1ラック14を備えた往復動体12が、ドアDに固定された、閉扉用付勢力蓄勢手段23のバネ部材22を収納した矩形状のハウジング24の上下面上で摺動可能にされている。このハウジング24は、ドアDが開扉されて圧縮されたバネ部材22がバネ駆動体20を押し戻して閉扉動を生じさせるときに、バネ駆動体20の動きを抑制してドアDの閉動作を緩やかにするためのオイルダンパー機構25を有する。このオイルダンパー機構25については、種々のものが広く知られているので詳細な説明は省略する。
図5Aに最も良く示されるように、各往復動体12は、ほぼ矩形の板状の部材とされ、往復動体12の往復動方向に延び該往復動体12の上面12E及び下面12Fを貫通する細長い開口12Aを有し、第1ラック14は開口12Aの上記往復動方向に延びる開口縁に沿って設けられ、第1ピニオン18は開口12A内に設定されて第1ラック14と噛合するようにされている。往復動体12はまた、往復動体12の往復動方向に延びる細長い第2開口12Bを有し、該開口12B内にハウジング24の上面24A及び下面24Bに固定されたガイド部材26と摺動可能に係合しており、各往復動体12が各ガイド部材26に沿って上記往復動方向に案内されるようになっている。各ガイド部材26は、具体的には、ハウジング24の上面24A及び下面24Bに直接載置されるガイド部材基部26Aと該ガイド部材基部26Aに固定され開口12Bを貫通しているガイド部材抑え部26Bとを有し、これらガイド部材基部26A及び抑え部26Bは一対のボルト26Cによって、それぞれ、ハウジング24の上面24A及び下面24Bに固定されている。ガイド部材抑え部26Bは、開口12Bを通され上記往復動方向に延びるガイド部26Baと該ガイド部26Baの頂部に設けられるフランジ26Bbとを有し、該フランジ26Bbが往復動体12の表面と摺動係合して、往復動体12が外れないようにしている。図6に示すように、一対の第1ピニオン18はそれぞれハウジング24の上面及び下面を貫通して上下外側に突出している回転シャフト16の面取り16A、16Bした上端及び下端に対応した形状の穴18Aを嵌合して回転シャフト16に対し回転しないようにされており、回転シャフト16の端面にネジ28によって取り付けられた円盤状部材30によって回転シャフト16から抜けでないようにされている。往復動部材12の上記往復動方向の一端にはアーム接続部12Cが設けられており、接続ピン32をアーム接続部12C及び第1アームA2の端部A2bに設けられた穴12D、A2cに通して第1アームA2との接続が行われるようになっている。
図示の実施形態における閉扉用付勢力蓄勢手段23は、図4〜図5Bに示すように、回転シャフト16の上下方向中央に設けられた第2ピニオン34、箱状にされたバネ駆動体20(図4、図5B)の内壁面に第1ラック14に平行に延びるように設けられ第2ピニオン34に噛合される第2ラック36を有する。第2ラック36は図5A及び図5Bで見て第1ラック14に対向するように設けられており、ドアDが開扉されるのに伴い第1ラック14が左方に変位されて回転シャフト16が回転されると、第2ピニオン34によって右方に変位され、それにより、コイルバネとされているバネ部材22を押圧し圧縮して、当該バネ部材22に閉扉用付勢力を蓄勢するようになっている。バネ部材22はヒンジAを駆動してドアDを閉扉させるだけの付勢力を蓄勢する必要があり当該バネ部材22を圧縮するためには大きな押圧力が必要となる。このため、第2ピニオン34は第1ピニオン14よりも小径とされ、従って、第2ラック36は第1ラックよりも小さいピッチとされて倍力機構を構成するようになっている。
上述のように本実施形態において用いられているヒンジAは、具体的には図6及び図7に示すような構成を有するものであり、実質的には、図1〜図3に基づき概説したヒンジを上下に間隔をあけて設けたような構成とされている。すなわち、このヒンジAは、垂直方向に延びるヒンジ軸線A1の周りに枢着された第1及び第2アームA2、A3であって、第1アームA2が、ドア枠体Bに対し静止位置とされた第1枢軸線C1の周りで枢動可能とされた第1枢軸部A2dと、垂直方向に延びて当該一対の往復動体12に対して静止位置とされた第3枢軸線C3(図1〜図3)に沿って延び、上下の両端がそれぞれ一対の往復動体12に枢着された往復動体枢着部A2eと、該往復動体枢着部A2eから第1枢軸部A2dまで延びる、平面視で略L字状の第1連結部A2fとを有し、第1連結部A2f、第1枢軸部A2d及び往復動体枢着部A2eが一体成形されており、第2アームA3が、ドアDに対して静止位置とされた垂直方向に延びる第2枢軸線C2に沿って延び、上下の両端がそれぞれドアDに枢着された第2枢軸部A3dと、ドア枠に対して水平方向で摺動可動に取り付けられたドア枠摺動部A3eと、第2枢軸部A3dから延びてドア枠摺動部A3eまで延びる、平面視で略L字状の第2連結部A3fとを有し、第2連結部A3f、第2枢軸部A3d及びドア枠摺動部A3fが一体成形されており、第1連結部A2fが中央部分を水平方向で貫通する開口A2gを有し、第2連結部A3fが該開口A2gを通って延び、開口A2gにおける第1及び第2連結部A2f、A3fの交差部分にヒンジ軸線A1が通り、第1及び第2アームA2、A3がヒンジ軸線A1の周りで枢動可能とされており、閉位置から開動作されるのに伴い第2枢動線C2がヒンジ軸線A1の周りで回動するとともにヒンジ軸線A1が第1枢軸線C1の周りで回動し、それに伴い第1アームA2の往復動体枢着部A2e及び第2アームA3のドア枠摺動部A3eがそれぞれドアD及びドア枠Bに対して直線的に摺動するようにするように構成されている。要するに、このヒンジAは、図1〜図3に基づき述べた概念のヒンジAが上下に間隔をあけて一対設けられ、該一対のヒンジAの相互に対応するアームA2とA2及びA3とA3が一体に成形されてヒンジ軸線A1の周りで枢着され、概念上の一方(上側)のアームA2の端部A2bをなす往復動体枢着部A2eの上端側が上側の往復動体12に枢着され、概念上の他方(下側)のアームA2の端部A2bをなす往復動体枢着部A2eの下端側が下側の往復動体12に枢着されたような構成とされている。
図6に示す例では、開口A2gにおける第1及び第2連結部A2f、A3fの交差部分には垂直方向に延びる貫通孔A2h、A3hが設けられ、上下から一対の枢軸Pが挿入されている。また、ドア枠Bには垂直方向に延び水平断面がコ字状とされた細長い取付部材B1が固定され、その上下端には第2アームのドア枠摺動部A3eの上下端部に固定されたスライダA3gを摺動可能に受け入れてガイドするガイド溝B3aを備えるガイド部材B3が固定されており、第1アームA2の第1枢軸部A2dの上下端はガイド部材B3に設けられた枢軸穴B3b(一方のみ示す)に枢動可能に収納されている。ドアDには上記取付部材B1と同様の取付部材D2が垂直方向に延びるようにして固定されており、その上下端にガイド部材B3と同様のガイド部材D5が固定されており、該ガイド部材D5には往復動体12と第1アームとを枢着する接続ピン32の端部に固定されたスライダA2iと摺動係合して案内するガイド溝D5aと、第2アームの第2枢動部A3dの上下端を枢動可能に収納する枢動穴D5bとが設けられている。
以上、本発明に係る実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。例えば第2ピニオンと第2ラックとから構成される倍力機構は、例えば第2ピニオンの代わりにカムを設け、バネ駆動体に該カムによって駆動されるカム従動子を設けるようにすることもできる。バネ部材はコイルバネを示したが例えば空気バネに置き換えることも可能である。
ヒンジA;ヒンジ軸線A1;第1アームA2;第1アームの一端A2a;端部A2b;第1枢軸部A2d;往復動体枢着部A2e;第1連結部A2f;開口A2g;貫通孔A2h、A3h;スライダA2i;第2アームA3;一端A3a;端部A3b;第2枢軸部A3d;ドア枠摺動部A3e;第2連結部A3f;スライダA3g;ドア枠体B;取付部材B1;ガイド部材B3;ガイド溝B3a;枢軸穴B3b;第1枢軸線C1;第2枢軸線C2;ドアD;端面D1;ドアDの前面D1;後面D2;取付部材D3;ガイド部材D5;ガイド溝D5a;枢動穴D5b;枢軸P;軸線X;ドアクローザ10;往復動体12;細長い開口12A;第2開口12B;アーム接続部12C;穴12D;上面12E;下面12F;第1ラック14;回転シャフト16;回転シャフト16の面取り16A、16B;第1ピニオン18;穴18A;バネ駆動体20;バネ部材22;閉扉用付勢力蓄勢手段23;ハウジング24;ハウジング24の上面24A及び下面24B;オイルダンパー機構25;ガイド部材26;ガイド部材基部26A;ガイド部材抑え部26B;ガイド部26Ba;フランジ26Bb;ボルト26C;ネジ28;円盤状部材30;接続ピン32;第2ピニオン34;第2ラック36

Claims (7)

  1. ヒンジによりドア枠に枢着されるドアに取り付けられ、開扉されたドアを閉扉方向へ付勢して当該ドアを閉扉させるためのドアクローザであって、
    ドアの前面及び後面の間に設定され、該ヒンジに連接されてドアの開動作及び閉動作に伴って該前面及び後面に平行に水平方向で往復動する往復動体と、
    該往復動体に取り付けられ該往復動体の往復動方向に延びる第1ラックと、
    当該ドアの前記前面及び後面の間の静止位置で回転可能に取り付けられ、該第1ラックに噛合され、該往復動に伴って時計方向及び反時計方向に回転される第1ピニオンを備える回転シャフトと、
    該回転シャフトに連接され、該第1ラックの往復動に伴う該回転シャフトの回転に伴って押圧されてドア閉扉用付勢力を蓄勢する閉扉用付勢力蓄勢手段と
    を有し、
    該閉扉用付勢力蓄勢手段に蓄勢された閉扉用付勢力を、該回転シャフト、該第1ピニオン及び該往復動体を介して該ヒンジに伝達し、該ヒンジを閉扉方向に駆動するようにしたドアクローザ。
  2. 該閉扉用付勢力蓄勢手段が、
    該回転シャフトに連接され、該第1ラックの往復動に伴う該回転シャフトの回転によって往復動されるバネ駆動体と、
    該バネ駆動体に連接されて当該ドアの開動作に伴う該バネ駆動体の往動によって押圧されドア閉扉用付勢力を蓄勢するバネ部材と、
    を有する請求項1に記載のドアクローザ。
  3. 該閉扉用付勢力蓄勢手段は、該第1ピニオンより小径とされ該回転シャフトに同軸状にされて固定された第2ピニオンを有し、該バネ駆動体は該第2ピニオンと噛合された第2ラックを備え、該第2ピニオンの回転に伴い往復動するようにされ、該バネ部材は該往復動体の往復動方向に延びるコイルばねとされて、その一端で該バネ駆動体に連接しており、該ドアの開動に伴う該往復動体の往動作によって圧縮されて該閉扉用付勢力を蓄勢するようにされている請求項2に記載のドアクローザ。
  4. 該往復動体が、該ヒンジに連接され水平方向に延びる上面及び下面を有する板状部材とされ、該板状部材が当該板状部材を上下方向に貫通し該往復動体の往復動方向に延びる細長い開口を有し、該第1ラックが該開口の該往復動方向に延びる開口縁に沿って設けられ、該第1ピニオンは該開口内に設定されて該第1ラックと噛合するようにされている請求項1乃至3のいずれか一項に記載のドアクローザ。
  5. 該往復動体を一対備え、該一対の往復動体は該回転シャフトの軸線方向で間隔をあけて設けられ、該回転シャフトの該軸線方向両端にそれぞれ該第1ピニオンが固定されて、該第1ピニオンが対応する往復動体の第1ラックに噛合するようにされている請求項1乃至4のいずれか一項に記載のドアクローザ。
  6. 当該ドアクローザが、該ドアの前面及び後面の間に設定され、該回転シャフト、該バネ駆動体及び該バネ部材を収納するハウジングを有し、該回転シャフトは、その両端が該ハウジングの上下面を貫通するようにして、回転自在に取り付けられ、該両端に該第1ピニオンが固定され、該往復動体は該ハウジングの該上下面上に摺動可能に設けられている請求項5に記載のドアクローザ。
  7. 請求項5又は6に記載の一対の往復動体を備えるようにしたドアクローザ及び該ドアクローザとドア枠体に連接されるヒンジを備えるドアクローザ付ドアヒンジであって、該ヒンジは、垂直方向に延びるヒンジ軸線の周りに枢着された第1及び第2アームであって、該第1アームが、ドア枠体に対し静止位置とされた第1枢軸線の周りで枢動可能とされた第1枢軸部と、垂直方向に延びて当該一対の往復動体に対して静止位置とされた第3枢軸線に沿って延び、上下の両端がそれぞれ該一対の往復動体に枢着された往復動体枢着部と、該往復動体枢着部から延びて該ヒンジ軸線を越え該第1枢軸部まで延びる第1連結部とを有し、該第1連結部、該第1枢軸部及び該往復動体枢着部が一体成形されており、第2アームが、該ドアに対して静止位置とされた垂直方向に延びる第2枢軸線に沿って延び、上下の両端がそれぞれ該ドアに枢着された第2枢軸部と、該ドア枠に対して水平方向で摺動可動に取り付けられたドア枠摺動部と、該第2枢軸部の両端間から延びて該ヒンジ軸線を越え該ドア枠摺動部の両端間まで延びる第2連結部とを有し、該第2連結部、該第2枢軸部、該ドア枠摺動部が一体成形されており、該第1及び第2連結部の一方の連結部が中央部分を水平方向で貫通する開口を有し、他方の連結部が該開口を通って延び、該開口における該第1及び第2連結部の交差部分に該ヒンジ軸線が通り、該第1及び第2アームが該ヒンジ軸線の周りで枢動可能とされており、閉位置から開動作されるのに伴い該第2枢動線が該ヒンジ軸線の周りで回動するとともに該ヒンジ軸線が該第1枢軸線の周りで回動し、それに伴い該第1アームの該往復動体枢着部及び該第2アームの該ドア枠摺動部がそれぞれ該ドア及び該ドア枠に対して直線的に摺動するようにするように構成されているドアクローザ付ドアヒンジ。

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