JP6173408B2 - 麻酔薬誤注入防止装置および麻酔薬誤注入防止システム - Google Patents

麻酔薬誤注入防止装置および麻酔薬誤注入防止システム Download PDF

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Description

本発明は、揮発性麻酔薬を気化する麻酔薬気化器に液状の揮発性麻酔薬が誤注入されるのを防止するための麻酔薬誤注入防止装置、および麻酔薬誤注入防止システムに関する。
患者に麻酔をかけるために用いられる麻酔システムには、揮発性麻酔薬を気化し、気化した麻酔ガスの濃度調整を行うための麻酔薬気化器が組み込まれている。麻酔薬気化器は、揮発性麻酔薬を貯留するタンクと、揮発性麻酔薬が収容された麻酔薬容器からタンクに揮発性麻酔薬を注入するための麻酔薬注入部とを備える。麻酔薬注入部には、タンクに接続された略円筒形状の挿入口が設けられている。麻酔薬容器には、口の外周に口ネジが設けられており、この口ネジを利用して注入アダプタが取り付けられる。注入アダプタは、麻酔薬注入部の挿入口に挿入される略円筒形状の挿入部が設けられている。
揮発性麻酔薬には、例えば、セボフルラン、イソフルラン、エンフルラン、ハロタンなど複数の種類があり、それぞれ、沸点、飽和蒸気圧、MAC(Minimun Alveolar Concentration:最小肺胞内濃度)等の特性は異なっているため、正確な濃度を得るためにはそれぞれの揮発性麻酔薬に対応した専用の麻酔薬気化器が必要となる(例えば、非特許文献1参照)。そのため、麻酔薬気化器に違う種類の揮発性麻酔薬が注入されないように運用している。このような医療施設での運用を適切に行えるようにするために、注入アダプタと麻酔薬気化器とを揮発性麻酔薬の種類ごとに対応付けておき、麻酔薬気化器に適合する揮発性麻酔薬とは種類の異なる揮発性麻酔薬が麻酔薬容器から注入されるのを防止するための麻酔薬誤注入防止システムが発明されている(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)。
特許文献1の麻酔薬誤注入防止システムは、注入アダプタの挿入部に揮発性麻酔薬の種類を幅と配置間隔とによって表すキーを設け、麻酔薬注入部の挿入口には、注入アダプタのキーに適合する幅と配置間隔とを有するキー溝を設けている。これにより、挿入部のキーが挿入口のキー溝に適合した場合に、挿入部が挿入口に挿入可能となるので、揮発性麻酔薬の誤注入を防止することができる。
特許文献2の麻酔薬誤注入防止システムは、注入アダプタの挿入部の外周面に揮発性麻酔薬の種類を角数によって表す多角形のキーを設け、挿入部の先端には、多角形キーの角数と同数の櫛歯状のキー溝を設けている。そして、麻酔薬注入部の挿入口には、注入アダプタの多角形キーに適合する多角形のキー穴と、櫛歯状キー溝に適合する櫛歯状のキーとを設けている。これにより、挿入部の多角形キーおよび櫛歯状キー溝が、挿入口の多角形キー穴および櫛歯状キーに適合した場合に、挿入部が挿入口に挿入可能となるので、揮発性麻酔薬の誤注入を防止することができる。
特許文献3の麻酔薬誤注入防止システムは、注入アダプタの挿入部に、挿入部の中心軸周りで回転自在とされた円筒部材を設け、この円筒部材の外周面に揮発性麻酔薬の種類を配置数と配置間隔とによって表すキーを設けている。そして、麻酔薬注入部の挿入口には、注入アダプタのキーに適合するキー溝を設けている。これにより、挿入部のキーが挿入口のキー溝に適合した場合に、挿入部が挿入口に挿入可能となるので、揮発性麻酔薬の誤注入を防止することができる。
米国特許第6929041号 米国特許第7287561号 米国公開特許2008/0308179号
道野朋洋、土肥修司、「特集:全身麻酔器の現況と展望 気化器」、医療機器学、日本医療機器学会、2005年、Vol.75、 No.8
特許文献1の麻酔薬誤注入防止システムは、注入アダプタの外周面にキーの向きを表す凸部が設けられており、この凸部が上を向く状態で挿入部を挿入口に挿入すると、挿入部のキーがキー溝に一致するようになっている。しかしながら、この麻酔薬誤注入防止システムでは、注入アダプタの凸部を目視や触覚によって確認して、凸部が上を向くように麻酔薬容器の向きを合わせなければならないので、注入作業が煩雑になってしまう。また、注入アダプタの凸部が上を向くようにして挿入することを知らない作業者は、挿入部を挿入口に挿入した後に、挿入部のキーが挿入口のキー溝と一致するまで麻酔薬容器を回転させてしまい、注入アダプタの取り付けが緩んで麻酔薬容器から揮発性麻酔薬が漏れてしまうことがあった。
同様に、特許文献2の麻酔薬誤注入防止システムも、注入アダプタの多角形キーおよび櫛歯状キー溝が麻酔薬注入部の多角形キー穴および櫛歯状キーに一致するように確認して位置を合わせなければならないので、注入作業が煩雑になる。また、キーなどの位置合わせを行わずに挿入部を挿入口に挿入して麻酔薬容器が回転されると、特許文献1の麻酔薬誤注入防止システムと同様に注入アダプタの取り付けが緩み、揮発性麻酔薬が漏れてしまう。
これに対し、特許文献3の麻酔薬誤注入防止システムは、注入アダプタの円筒部材を回転させてキーをキー溝に合わせることができるので、注入アダプタの取り付けが緩んで揮発性麻酔薬が漏れることはない。しかしながら、このシステムでは、注入アダプタの先端の小さな円筒部材を、キーとキー溝とが一致するように回転させなければならないので、注入作業の煩雑さは解消できない。
本発明は、上記課題を解決するために、麻酔薬容器からの揮発性麻酔薬の漏れを防ぎ、かつ揮発性麻酔薬の注入作業を簡単に行うことができる麻酔薬誤注入防止装置、および麻酔薬誤注入防止システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、揮発性麻酔薬を気化する麻酔薬気化器に設けられ、麻酔薬気化器に適合する揮発性麻酔薬とは種類の異なる揮発性麻酔薬が麻酔薬容器から注入されるのを防止するための麻酔薬誤注入防止装置である。この麻酔薬誤注入防止装置は、略円筒形状の挿入口を備える本体部と、挿入口の中心軸周りで回転自在となるように本体部に保持された円環状の識別部材と、識別部材の内径部に設けられ、麻酔薬気化器に適合する揮発性麻酔薬の種類を表す複数のキーまたはキー溝のいずれか一方が等間隔で配設され、キーまたはキー溝の幅が、キーまたはキー溝が設けられていない部分の幅よりも広くされた第1の識別部と、を備えている。麻酔薬容器の口に取り付けられた注入アダプタの略円筒形状をした挿入部の外周面には、麻酔薬容器内の揮発性麻酔薬の種類を表す複数のキーまたはキー溝のいずれか他方が等間隔で配設され、キーまたはキー溝の幅が、キーまたはキー溝が設けられていない部分の幅よりも広くされた第2の識別部が設けられている。この挿入部の先端が、挿入口を通って内径部に挿入された場合に、第1の識別部のキーまたはキー溝と第2の識別部のキーまたはキー溝とが当接して、キーとキー溝とのいずれか一方もしくは両方に設けられた斜面により、第1の識別部のキーまたはキー溝が第2の識別部のキーまたはキー溝に押されて識別部材が挿入口の中心軸周りで回転するので、第2の識別部に第1の識別部が位置合わせされる。また、第1の識別部のキーまたはキー溝と第2の識別部のキーまたはキー溝の形状が一致する場合には、挿入部を挿入口に受け入れ、第1の識別部のキーまたはキー溝と第2の識別部のキーまたはキー溝の形状が一致しない場合には、挿入口に対する挿入部の挿入を阻止するものである。
請求項2に記載の発明は、揮発性麻酔薬を気化する麻酔薬気化器に設けられ、麻酔薬気化器に適合する揮発性麻酔薬とは種類の異なる揮発性麻酔薬が麻酔薬容器から注入されるのを防止するための麻酔薬誤注入防止装置と、麻酔薬容器の口に取り付けられて麻酔薬誤注入防止装置から揮発性麻酔薬を注入するための注入アダプタと、を含む麻酔薬誤注入防止システムである。麻酔薬誤注入防止装置は、注入アダプタの挿入部が挿入される略円筒形状の挿入口が設けられた本体部と、挿入口の中心軸周りで回転自在となるように本体部に保持された円環状の識別部材と、識別部材の内径部に設けられ、麻酔薬気化器に適合する揮発性麻酔薬の種類を表す複数のキーまたはキー溝のいずれか一方が等間隔で配設され、キーまたはキー溝の幅が、キーまたはキー溝が設けられていない部分の幅よりも広くされた第1の識別部と、を備えている。また、注入アダプタは、挿入口に挿入される略円筒形状の挿入部と、挿入部の外周面に設けられ、麻酔薬容器内の揮発性麻酔薬の種類を表す複数のキーまたはキー溝のいずれか他方が等間隔で配設され、キーまたはキー溝の幅が、キーまたはキー溝が設けられていない部分の幅よりも広くされた第2の識別部と、を備えている。挿入部の先端が挿入口を通って内径部に挿入された場合に、第1の識別部のキーまたはキー溝と第2の識別部のキーまたはキー溝とが当接して、キーとキー溝とのいずれか一方もしくは両方に設けられた斜面により、第1の識別部のキーまたはキー溝が第2の識別部のキーまたはキー溝に押されて識別部材が挿入口の中心軸周りで回転するので、第2の識別部に第1の識別部が位置合わせされる。また、第1の識別部のキーまたはキー溝と第2の識別部のキーまたはキー溝の形状が一致する場合には、挿入部を挿入口に受け入れ、第1の識別部のキーまたはキー溝と第2の識別部のキーまたはキー溝の形状が一致しない場合には、挿入口に対する挿入部の挿入を阻止するものである。
請求項1および請求項2の発明によれば、注入アダプタの挿入部の先端を麻酔薬誤注入防止装置の挿入口に挿入した場合に、識別部材の内径部に設けられたキーまたはキー溝のいずれか一方からなる第1の識別部と挿入部の外周面に設けられたキーまたはキー溝のいずれか他方からなる第2の識別部とが当接し、キーとキー溝のいずれか一方もしくは両方に設けられた斜面により、第1の識別部のキーまたはキー溝が第2の識別部のキーまたはキー溝に押され、挿入口の中心軸周りで識別部材が回転するので、第2の識別部に第1の識別部が位置合わせされる。識別部材は、第1の識別部のキーまたはキー溝と第2の識別部のキーまたはキー溝の形状が一致する場合には、挿入部を挿入口に受け入れ、第1の識別部のキーまたはキー溝と第2の識別部のキーまたはキー溝の形状が一致しない場合には、挿入口に対する挿入部の挿入を阻止する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の麻酔薬誤注入防止システムにおいて、キーおよびキー溝は、揮発性麻酔薬の種類を幅もしくは配置数の少なくともいずれか1つによって表すことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の麻酔薬誤注入防止システムにおいて、斜面は、キーの端面に設けられていて、識別部材を挿入口の中心軸周りで第1の方向に回転させる第1の斜面と、第1の斜面と異なる方向に傾斜して識別部材を第1の方向と反対側の第2の方向に回転させる第2の斜面とを含むことを特徴とする。
請求項1および請求項2の発明によれば、注入アダプタの挿入部を麻酔薬誤注入防止装置の挿入口に挿入した場合に、識別部材の内径部に設けられたキーまたはキー溝のいずれか一方からなる第1の識別部と挿入部の外周面に設けられたキーまたはキー溝のいずれか他方からなる第2の識別部とが当接し、キーとキー溝のいずれか一方もしくは両方に設けられた斜面によって第1の識別部が第2の識別部に押され、挿入口の中心軸周りで識別部材が回転し、第2の識別部に第1の識別部が位置合わせされるので、麻酔薬容器を回転させなくても挿入部を挿入口に挿入することができる。これにより、注入アダプタの取り付けが緩むこともなくなるので、揮発性麻酔薬の漏れを防止することができる。また、
キーまたはキー溝の幅は、キーまたはキー溝が設けられていない部分の幅よりも広くされているので、注入アダプタを麻酔薬誤注入防止装置に挿入する際に、挿入部の第2の識別部と挿入口の第1の識別部とを位置合わせする必要がないので、揮発性麻酔薬の注入作業が簡単になる。
請求項3に記載の発明によれば、第1の識別部と第2の識別部のいずれか一方をキーとし、他方をキー溝としたので、挿入部および挿入口の形状などの各種条件に応じてキーとキー溝とをどちらに設けるかを任意に選択することができる。したがって、注入アダプタおよび麻酔薬誤注入防止装置の設計自由度が向上し、より注入作業がしやすい麻酔薬誤注入防止システムを提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第1の方向に回転させる第1の斜面と、第2の方向に回転させる第2の斜面とを設けたので、1方向だけの斜面に沿って回転する場合に比べて識別部材の回転量が少なくなる。したがって、識別部材の回転による第1の識別部と第2の識別部との位置合わせが短時間で行なわれるようになるので、注入作業が迅速に行なえるようになる。
また、キーおよびキー溝は、挿入部または挿入口の中心軸周りに複数個を等間隔で配置するようにしたので、注入アダプタの第2の識別部がどのような位置で麻酔薬誤注入防止装置の挿入口に挿入された場合でも、識別部材の位置合わせが迅速に行なわれるようになる。
麻酔薬誤注入防止システムの構成を示す斜視図である。 麻酔薬誤注入防止の外観斜視図である。 麻酔薬誤注入防止の構成を示す断面図である。 注入アダプタの外観斜視図である。 注入アダプタの平面図である。 注入アダプタの構成を示す断面図である。 注入アダプタの挿入部を麻酔薬誤注入防止の挿入口に挿入した状態を示す断面図である。 注入アダプタおよび識別部材の他の例を示す平面図である。 注入アダプタの挿入部と識別部材の挿入関係を示す斜視図である。 第2の実施の形態の注入アダプタおよび識別部材の平面図である。 キーおよびキー溝を1つにした場合の注入アダプタおよび識別部材の平面図である。
(実施の形態1)
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態の麻酔薬誤注入防止システム1を示す斜視図である。麻酔薬誤注入防止システム1は、麻酔薬気化器2に設けられた麻酔薬誤注入防止装置3と、麻酔薬容器4の口41に取り付けられた注入アダプタ5とから構成されている。麻酔薬気化器2は、タンク21に貯留した揮発性麻酔薬6を気化し、気化した麻酔ガスの濃度調整を行うための装置であり、患者に麻酔をかけるために用いられる麻酔システムに組み込まれる。
麻酔薬誤注入防止装置3には、タンク21に接続された略円筒形状の挿入口31が設けられている。麻酔薬容器4には、口41の外周に口ネジ411(図4参照)が設けられており、この口ネジ411を利用して注入アダプタ5が取り付けられている。注入アダプタ5は、麻酔薬誤注入防止装置3の挿入口31に挿入される略円筒形状の挿入部51を備えている。麻酔薬容器4内の揮発性麻酔薬6は、挿入口31に挿入部51が挿入された場合に、麻酔薬誤注入防止装置3を介して麻酔薬容器4からタンク21に注入される。
図2は、麻酔薬誤注入防止装置3の外観形状を示す斜視図、図3は、麻酔薬誤注入防止装置3の構成を示す断面図である。麻酔薬誤注入防止装置3は、挿入口31が設けられた略円筒形状の本体部32と、本体部32内に収容された識別部材33とを備える。
本体部32は、円筒形状の筒部材321と、筒部材321に嵌合された中間部材322と、筒部材321と中間部材322との間に組み込まれた弁機構323と、中間部材322の先端に螺合される蓋部材324とを備える。
筒部材321は、底面に揮発性麻酔薬6をタンク21に流入させるための複数個の孔321aが設けられており、上部には、中間部材322が嵌合される開口部321bが設けられている。筒部材321は、中間部材322とともに麻酔薬気化器2に嵌合される。
中間部材322は、略円筒形状をしており、その内部には、挿入口31が設けられている。挿入口31内には、注入アダプタ5の弁機構54(図6参照)を開放するための開放突起322aと、麻酔薬6を筒部材321に流入させるための複数個の孔322bとが設けられている。また、中間部材322の外周面には、蓋部材324が嵌合される雄ねじ322cと、麻酔薬気化器2との間に密閉性を付与するためのOリング322dが嵌め込まれた溝部322eとが設けられている。中間部材322の下部には、筒部材321の開口部321bに嵌合される嵌合部322fが設けられている。嵌合部322fの外周面には、筒部材321との間に密閉性を付与するためのOリング322gが嵌め込まれた溝部322hが設けられている。
弁機構323は、弁本体323aと、弁本体323aの上面に立設されたピン323bと、弁本体323aを中間部材322に押しつけるバネ323cと、勘合部322fの内周面との間に密閉性を付与するためのOリング323dとを備える。弁本体323aは、略円盤形状をしており、上面の端縁は勘合部322fの内周面に合わせて面取りされ、Oリング323dが嵌め込まれている。ピン323bは、略円柱形状をしており、中間部材322の底面を貫通して挿入口31内に突出されている。
蓋部材324は、上面に挿入口31を開放するための開口部324aが設けられた略円筒形状をしており、内周面には、中間部材322の雄ねじ322cが螺合される雌ねじ324bが設けられている。
識別部材33は、略円環形状をしており、中間部材322と蓋部材324との間に形成されるスペース内に収容され、挿入口31の中心軸周りで回転自在となるように本体部32に保持されている。識別部材33の内径部には、麻酔薬気化器2に適合する揮発性麻酔薬6の種類を表すキー溝(第1の識別部)331が設けられている。図示している識別部材33は、例えば、セボフルランに対応するものであり、キー溝331は、周方向において等間隔に5個が配置されている。
図4は、注入アダプタ5の外観形状を示す斜視図、図5は、注入アダプタ5の平面図、図6は、注入アダプタ5の構成を示す断面図である。注入アダプタ5は、麻酔薬容器4の口ネジ411に螺合される雌ねじ52aが内径部に設けられた略円筒形状の基部52と、基部52の上部に設けられた挿入部51とを備える。基部52の下端には、対応する揮発性麻酔薬6の種類を幅と配置間隔とによって表す切欠52bが設けられている。麻酔薬容器4の口41の外周には、注入アダプタ5の切欠52bに対応する幅と配置間隔で突起42aが設けられたリング状のカラー42が取り付けられている。注入アダプタ5は、切欠52bがカラー42の突起42aと一致した場合に麻酔薬容器4に取り付けられるようになっているので、適合しない種類の揮発性麻酔薬6が収容された麻酔薬容器4への取り付けを防止することができる。
挿入部51の先端側には、挿入口31に挿入された際に、挿入口31との間に密閉性を付与するためのOリング511が取り付けられている。挿入部51の根本側の外周面には、適合する揮発性麻酔薬6の種類を表す複数個のキー(第2の識別部)512が設けられている。図示している注入アダプタ5は、例えば、セボフルランに対応するものであり、キー512は、周方向において等間隔に5個が配置されている。キー512の端部には、挿入口31に挿入された際に、キー溝331と当接して識別部材33を回転させる斜面513が設けられている。この斜面513は、図4において、識別部材33を反時計方向(第1の方向)に回転させる第1の斜面513aと、時計方向(第2の方向)に回転させる第2の斜面513bとから構成されている。第1の斜面513aと第2の斜面513bは、キー512の端部が略山型になるように連なって設けられている。
識別部材33は、キー溝331と、挿入部51のキー512の形状が一致する場合には、挿入部51を挿入口31に受け入れる。また、これとは逆に、キー溝331と、挿入部51のキー512の形状が一致しない場合には、識別部材33は、挿入口31に対する挿入部51の挿入を阻止する。
挿入部51および基部52内には、麻酔薬6の通路53が設けられている。通路53内には、通路53を開閉する弁機構54が設けられている。弁機構54は、弁本体541、バネ542およびバネ受け部材543によって構成されている。弁本体541は、通路53内に設けられた段差部531に当接する円盤部541aと、この円盤部541aの下部に設けられたガイド棒541bとを備えており、通路53内に挿通されている。バネ542は、ガイド棒541bの外周に配置されて、弁本体541を段差部531に押しつけている。バネ受け部材543は、基部52内に固定されてバネ542の下端を受けるとともに、ガイド棒541bをガイドする。
弁機構323は、通常時はバネ323cの付勢によって弁本体323aが中間部材322に密接することにより、挿入口31を閉鎖している。また、弁機構54も、通常時はバネ542の付勢によって弁本体541が段差部531に密接することにより、通路53を閉鎖している。弁機構323は、図7に示すように、挿入口31に注入アダプタ5の挿入部51が挿入され、挿入部51によってピン323bが押されると、弁本体323aがバネ323cの付勢に抗して軸方向に移動し、挿入口31を開放する。また、弁機構54は、挿入部51が挿入口31に挿入されて、通路53内に挿入された開放突起322aによって弁本体541が押されると、弁本体541はバネ542の付勢に抗して軸方向に移動し、通路53を開放する。
図8は、セボフルラン以外の揮発性麻酔薬に対応した注入アダプタ5Aと、識別部材33Aの平面図である。同図(A)に示す注入アダプタ5Aおよび識別部材33Aは、3個のキー512Aおよびキー溝331Aを備えており、例えばイソフルランに対応している。また、同図(B)に示す注入アダプタ5Bおよび識別部材33Bは、4個のキー512Bおよびキー溝331Bを備えており、例えばエンフルランに対応している。同様に、同図(C)に示す注入アダプタ5Cおよび識別部材33Cは、6個のキー512Cおよびキー溝331Cを備えており、例えばハロタンに対応している。キー512およびキー溝331の幅は、挿入部51が挿入口31に挿入された際に、識別部材33が斜面513によってすぐに回転するようにするために、個数に応じて幅が変えられている。すなわち、キー512およびキー溝331の幅は、個数が多くなるほど狭くなり、個数が少なくなるほど広くなる。このように、注入アダプタ5および識別部材33は、キー512およびキー溝331の個数および幅によって複数種類の揮発性麻酔薬6に対応付けされている。
次に、上記実施の形態の作用について説明する。麻酔薬気化器2に揮発性麻酔薬6を注入する際には、麻酔薬気化器2に適合する揮発性麻酔薬6が収容された麻酔薬容器4に、適合する注入アダプタ5が取り付けられる。注入アダプタ5の基部52と、麻酔薬容器4のカラー42には、適合する揮発性麻酔薬6の種類を幅と配置間隔とによって表す切欠52bおよび突起42aが設けられており、注入アダプタ5は、切欠52bと突起42aとが一致した場合に麻酔薬容器4に取り付けられるようになっているので、取り付けミスを防止することができる。
次いで、麻酔薬容器4を保持して、麻酔薬誤注入防止装置3の挿入口31に注入アダプタ5の挿入部51を挿入する。図9に示すように、挿入部51の外周面に設けられたキー512は、挿入口31内の識別部材33に当接し、キー512の斜面513によってキー溝331を押圧して識別部材33を時計方向もしくは反時計方向に回転させる。
識別部材33は、キー溝331と、挿入部51のキー512の形状が一致する場合には、挿入部51を挿入口31に受け入れる。これにより、挿入口31の弁機構323と、挿入部51の弁機構54が開くので、麻酔薬容器4内の揮発性麻酔薬6は、麻酔薬誤注入防止装置3を介してタンク21に流入する。
また、これとは逆に、キー溝331と、挿入部51のキー512の形状が一致しない場合には、識別部材33は、挿入口31に対する挿入部51の挿入を阻止するので、適合しない揮発性麻酔薬6が注入されることによる揮発性麻酔薬6の混合を防止することができる。
以上で説明したように、本実施の形態の麻酔薬誤注入防止システム1によれば、注入アダプタ5の挿入部51を麻酔薬誤注入防止装置3の挿入口31に挿入した場合に、挿入部51のキー512の斜面513によって識別部材33が回転するので、麻酔薬容器4を回転させなくても挿入部51を挿入口31に挿入することができる。これにより、注入アダプタ5の取り付けが緩むこともなくなるので、揮発性麻酔薬6の漏れを防止することができる。また、注入アダプタ5を麻酔薬誤注入防止装置3に挿入する際に、挿入部51のキー512と挿入口31のキー溝331とを位置合わせする必要がないので、揮発性麻酔薬6の注入作業が簡単になる。
また、挿入部51のキー512に、識別部材33を反時計方向(第1の方向)に回転させる第1の斜面513aと、時計方向(第2の方向)に回転させる第2の斜面513bとを設けたので、1方向だけの斜面に沿って回転する場合に比べて識別部材33の回転量が少なくなる。したがって、識別部材33の回転によるキー512とキー溝331との位置合わせが短時間で行なわれるようになるので、注入作業が迅速に行なえるようになる。
さらに、キー512およびキー溝331は、挿入部51または挿入口31の中心軸周りに複数個を等間隔で配置するようにしたので、注入アダプタ5のキー512がどのような位置で挿入口31に挿入された場合でも、識別部材33の位置合わせが迅速に行なわれるようになる。
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同部品については、同符号を用いて詳しい説明は省略する。図10に示す注入アダプタ5Dおよび識別部材33Dは、第1の実施の形態とは逆に、挿入部51に複数個のキー溝514D設け、識別部材33Dに複数個のキー332Dを設けている。また、識別部材33Dのキー332Dには、第1の斜面333aおよび第2の斜面333bからなる斜面333を設けている。このように、キーとキー溝とを設ける部位を逆にしても、第1の実施の形態と同様の作用・効果を得ることができる。
この実施の形態によれば、挿入部51および挿入口31の形状などの各種条件に応じてキーとキー溝とをどちらに設けるかを任意に選択することができる。したがって、注入アダプタ5および麻酔薬誤注入防止装置3の設計自由度が向上し、より注入作業がしやすい麻酔薬誤注入防止システム1を提供することができる。
上記第1および第2の実施の形態では、キーおよびキー溝を周方向に等間隔で複数個ずつ設けるようにしたが、図11に示す注入アダプタ5Eおよび識別部材33Eのように、キー512Eおよびキー溝331Eを1個ずつ設け、このキー512Eおよびキー溝311Eの幅寸法によって揮発性麻酔薬6の種類を識別するようにしてもよい。この場合、キー512Eに対してキー溝311Eの位置合わせが行なわれやすくするために、例えば、識別部材33Eの外周縁に切欠334Eを形成し、この切欠334E内に中間部材322の端面に設けた規制ピン322jを挿入させ、識別部材33Eの回転範囲に規制を加えるのが好ましい。
以上、この発明の各実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、特許文献1〜3のような構成を有する麻酔薬誤注入防止システムに、本発明を適用することも可能である。また、上記各実施の形態では、キーに斜面を設けるようにしたが、キーとキー溝との両方に斜面を設けておき、斜面同士を当接させて識別部材を回転させるようにしてもよい。これによれば、斜面同士が摺接することになるので、識別部材の回転がよりスムーズに行われるようになる。
1 麻酔薬誤注入防止システム
2 麻酔薬気化器
3 麻酔薬誤注入防止装置
4 麻酔薬容器
5 注入アダプタ
6 揮発性麻酔薬
31 挿入口
33 識別部材
51 挿入部
331 キー溝(第1の識別部)
512 キー(第2の識別部)
513 斜面

Claims (4)

  1. 揮発性麻酔薬を気化する麻酔薬気化器に設けられ、前記麻酔薬気化器に適合する揮発性麻酔薬とは種類の異なる揮発性麻酔薬が麻酔薬容器から注入されるのを防止するための麻酔薬誤注入防止装置であって、
    略円筒形状の挿入口を備える本体部と、
    記挿入口の中心軸周りで回転自在となるように前記本体部に保持された円環状の識別部材と、
    前記識別部材の内径部に設けられ、前記麻酔薬気化器に適合する揮発性麻酔薬の種類を表す複数のキーまたはキー溝のいずれか一方が等間隔で配設され、前記キーまたは前記キー溝の幅が、前記キーまたは前記キー溝が設けられていない部分の幅よりも広くされた第1の識別部と、
    を備えており、
    前記麻酔薬容器の口に取り付けられた注入アダプタの略円筒形状をした挿入部の外周面には、前記麻酔薬容器内の揮発性麻酔薬の種類を表す複数のキーまたはキー溝のいずれか他方が等間隔で配設され、前記キーまたは前記キー溝の幅が、前記キーまたは前記キー溝が設けられていない部分の幅よりも広くされた第2の識別部が設けられていて、
    前記挿入部の先端が前記挿入口を通って前記内径部に挿入された場合に、前記第1の識別部のキーまたはキー溝と前記第2の識別部のキーまたはキー溝とが当接し、前記キーと前記キー溝とのいずれか一方もしくは両方に設けられた斜面により、前記第1の識別部のキーまたはキー溝が前記第2の識別部のキーまたはキー溝に押されて前記識別部材が前記挿入口の中心軸周りで回転して、前記第2の識別部に前記第1の識別部が位置合わせされ、
    前記第1の識別部のキーまたはキー溝と前記第2の識別部のキーまたはキー溝との形状が一致する場合には、前記挿入部を前記挿入口に受け入れ、前記第1の識別部のキーまたはキー溝と前記第2の識別部のキーまたはキー溝との形状が一致しない場合には、前記挿入口に対する前記挿入部の挿入を阻止する、
    ことを特徴とする麻酔薬誤注入防止装置。
  2. 揮発性麻酔薬を気化する麻酔薬気化器に設けられ、前記麻酔薬気化器に適合する揮発性麻酔薬とは種類の異なる揮発性麻酔薬が麻酔薬容器から注入されるのを防止するための麻酔薬誤注入防止装置と、前記麻酔薬容器の口に取り付けられて前記麻酔薬誤注入防止装置から前記揮発性麻酔薬を注入するための注入アダプタと、を含む麻酔薬誤注入防止システムであって、
    前記麻酔薬誤注入防止装置は、
    前記注入アダプタの挿入部が挿入される略円筒形状の挿入口が設けられた本体部と、
    記挿入口の中心軸周りで回転自在となるように前記本体部に保持された円環状の識別部材と、
    前記識別部材の内径部に設けられ、前記麻酔薬気化器に適合する揮発性麻酔薬の種類を表す複数のキーまたはキー溝のいずれか一方が等間隔で配設され、前記キーまたは前記キー溝の幅が、前記キーまたは前記キー溝が設けられていない部分の幅よりも広くされた第1の識別部と、を備えており、
    前記注入アダプタは、
    前記挿入口に挿入される略円筒形状の挿入部と、
    前記挿入部の外周面に設けられ、前記麻酔薬容器内の揮発性麻酔薬の種類を表す複数のキーまたはキー溝のいずれか他方が等間隔で配設され、前記キーまたは前記キー溝の幅が、前記キーまたは前記キー溝が設けられていない部分の幅よりも広くされた第2の識別部と、を備えており、
    前記挿入部の先端が前記挿入口を通って前記内径部に挿入された場合に、前記第1の識別部のキーまたはキー溝と前記第2の識別部のキーまたはキー溝とが当接し、前記キーと前記キー溝とのいずれか一方もしくは両方に設けられた斜面により、前記第1の識別部のキーまたはキー溝が前記第2の識別部のキーまたはキー溝に押されて前記識別部材が前記挿入口の中心軸周りで回転して、前記第2の識別部に前記第1の識別部が位置合わせされ、
    前記第1の識別部のキーまたはキー溝と前記第2の識別部のキーまたはキー溝の形状が一致する場合には、前記挿入部を前記挿入口に受け入れ、前記第1の識別部のキーまたはキー溝と前記第2の識別部のキーまたはキー溝の形状が一致しない場合には、前記挿入口に対する前記挿入部の挿入を阻止する、
    ことを特徴とする麻酔薬誤注入防止システム。
  3. 前記キーおよび前記キー溝は、揮発性麻酔薬の種類を幅もしくは配置数の少なくともいずれか1つによって表す、
    ことを特徴とする請求項2に記載の麻酔薬誤注入防止システム。
  4. 前記斜面は、前記キーの端面に設けられていて、前記識別部材を前記挿入口の中心軸周りで第1の方向に回転させる第1の斜面と、前記第1の斜面と異なる方向に傾斜して前記識別部材を前記第1の方向と反対側の第2の方向に回転させる第2の斜面とを含む、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の麻酔薬誤注入防止システム。
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