JP6172082B2 - ダブルデッキエレベータ - Google Patents

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本発明は、上かごと下かごの階間調整装置を有するダブルデッキエレベータに関するものである。
ダブルデッキエレベータは、昇降路内を昇降するかご枠内に上かごと下かごを備えている。建物によっては各階床間の距離が異なる場合があるため、ダブルデッキエレベータの上かごと下かごとの間隔を調整自在に構成した階間調整装置が知られている。
階間調整装置の一つとして、上かごと下かごをロープ等の引張部材でつるべ式に連結し、階間調整用駆動装置の駆動シーブにロープ等を巻き掛けて、上かごと下かごの階間を調整する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このタイプの階間調整装置は階間調整用駆動装置の駆動力によって、上かご及び下かごをかご枠内で昇降させ、上かごと下かごの間隔を調整する。
階間調整用駆動装置には、かご枠を昇降させるための駆動装置と同様に、上かご及び下かごを停止させるためのブレーキ装置が組み込まれている。ブレーキ装置は一般にディスク式ブレーキやドラム式ブレーキが採用される。ブレーキ装置は階間調整しない間は締結し、階間調整をする間は開放する。
ところで、つるべ式のエレベータにおいては、定格積載質量の半分にあたる乗客がかごに乗車した場合に釣り合いおもりと釣り合いが取れるように、かご枠と釣り合いおもりの質量を設定する、いわゆる50%バランスとされることが多い。これは、乗客が満員となることが少なく、また、乗客が一人もいない、いわゆる空かごとなることも少ないと想定し、その中間である50%バランスにしているのである。
かご枠と釣り合いおもりの質量差が小さいほど、駆動装置は少ない力でかご枠を昇降することができるため、省エネルギーに寄与したり、駆動装置の小型化を図ることができ、効率的である。
つるべ式の階間調整装置の場合も、効率を重視して上かごが定格積載質量の50%、下かごも定格積載質量の50%でバランスするように、上かごと下かごの質量を設定される。
特開第2007−331871号公報
しかしながら、上述した従来のつるべ式の階間調整装置を有したダブルデッキエレベータは、階間調整用駆動装置のブレーキ装置が開放側で故障した場合、上かご及び下かごの乗客の乗車状況によって、上かごが重くなった場合は、上かごが下降し、上かご用の緩衝器に衝突して停止し、下かごが重くなった場合は、下かごが下降し、下かご用の緩衝器に衝突して停止する。この場合、かご枠全体を昇降させて、最寄の乗場に着床させ、乗客を救出しようとしても、上かご用の緩衝器に衝突して停止しているのか、下かご用の緩衝器に衝突して停止しているのか不明であるため、上かご又は下かごを正確に乗場に着床させることができないという問題があった。また、上かご及び下かごの位置をセンサによって検知することもできるが、多くのセンサを設置しなければならず、構造が複雑化したり、コスト高になるという問題があった。
また、上かごと下かごがバランスしている状態で階間調整用駆動装置のブレーキ装置が開放側で故障した場合、上かごと下かごの位置が定まらず、安定した状態で上かご及び下かごを停止させることができないという問題もあった。また、救出に際し、上かご又は下かごの一方のかごから乗客が降りるとバランスが崩れ、かごが昇降するおそれもあった。
昇降路内を昇降するかご枠内に上かごと下かごを備え、前記上かごと前記下かごとの間隔を調整自在に構成したダブルデッキエレベータにおいて、前記かご枠は階間調整用駆動シーブを有し、前記上かごと前記下かごは引張部材で連結され、前記引張部材は前記階間調整用駆動シーブに巻き掛けられ、前記上かごの定格積載質量と前記上かごの質量の合計が、前記下かごの質量よりも小さくする。
また、前記引張部材は索状体としても良い。
また、前記引張部材はベルトとしても良い。
また、前記階間調整用駆動シーブは前記かご枠の上部に設ける。
さらにまた、前記かご枠の前記上かごと前記下かごとの間には、上かご用緩衝器が設けられており、前記かご枠の前記下かごの下方には、下かご用緩衝器が設けられている。
この発明によれば、階間調整用駆動装置のブレーキ装置が開放側で故障した場合、必ず下かごが下かご用緩衝器に衝突した状態で停止するため、上かご及び下かごの位置が把握できる。また、上かご及び下かごの乗客数によらず、必ず下かごが重くなり、下かごの質量を下かご用緩衝器に預けることになるため、上かご及び下かごが安定した状態で救出活動を行うことができる。
本実施形態に係るかご枠部の通常状態を示す構成図である。 本実施形態に係る階間調整用駆動装置のブレーキ装置が開放側で故障した場合のかご枠部を示す構成図である。 本実施形態に係るダブルデッキエレベータを示す構成図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は本実施形態に係るかご枠部の通常状態を示す構成図である。図2は本実施形態に係る階間調整用駆動装置のブレーキ装置が開放側で故障した場合のかご枠部を示す構成図である。図3は本実施形態に係るダブルデッキエレベータを示す構成図である。
まず、本実施形態に係るダブルデッキエレベータの構成を図3に基づいて簡単に説明する。かご枠1は昇降路10内を不図示のガイドレールにガイドされ昇降する。かご枠1は釣り合いおもり13と主ロープ2によって連結されている。主ロープ2は不図示の駆動装置に取り付けられた駆動シーブ11に巻き掛けられ、そらせシーブ12を介して、かご枠1と釣り合いおもり13をつるべ式に構成している。また、本実施形態に係るダブルデッキエレベータは制御装置14の制御により、かご枠1が昇降路10内を昇降及び各階床に着床する。
次に、図1に基づいてかご枠1の構成を説明する。かご枠1内には上かご3と下かご4を備えている。上かご3と下かご4を引張部材5でつるべ式に連結し、引張部材5は階間調整用駆動シーブ6に巻き掛けられ、階間調整用そらせシーブ7は引張部材5が上かご3と干渉しないように引張部材5の位置を調整している。
引張部材5は、例えば金属、樹脂、ガラス繊維あるいは炭素繊維等からなる索状体(ロープ)あるいはベルトである。
上かご3及び下かご4はかご枠1内を不図示の上かご用ガイドレールと不図示の下かご用ガイドレールにガイドされ昇降する。また、かご枠1の上かご3と下かご4との間には、上かご用緩衝器8が設けられており、かご枠1の下かご4の下方には、下かご用緩衝器9が設けられている。
上かご用緩衝器8及び下かご用緩衝器9は、例えば油入式緩衝器あるいはバネ式緩衝器等である。
上かご3の質量に上かご3の定格積載質量を加えた質量は、下かご4の質量と同一またはそれ以下に設定されている。すなわち、上かご3の質量をαとし、上かご3の定格積載質量をMとし、下かご4の質量をβとした場合、
β≧α+M
の関係が成り立つように上かご3及び下かご4の質量を設定する。
上かご3及び下かご4の質量の設定は、不図示のおもりを、下かご4の天井あるいは床下などに積み込んで調整する。
次に、図1乃至図3に基づいて、本実施形態の動作を説明する。図1に示すダブルデッキエレベータの走行時あるいは停止時において、不図示の階間調整用駆動装置のブレーキ装置が開放側で故障した場合、上かご3及び下かご4は昇降自由な状態となる。
ここで、本実施形態においては、上かご3の質量に上かご3の定格積載質量を加えた質量が、下かご4の質量と同一またはそれ以下に設定されているため、上かご3及び下かご4の乗客の乗り込み状況に係らず、必ず下かご4の質量と下かご4の乗客の質量の合計は上かご3の質量と上かご3の乗客の質量の合計より重くなる。なお、通常、定格積載質量の上限に達する前に、過積載の警告をすることや、乗客同士の間に隙間が生じるため、上かご3の質量に上かご3の定格積載質量を加えた質量が下かご4の質量と同一になる可能性は低い。
そのため、本実施形態において、不図示の階間調整用駆動装置のブレーキ装置が開放側で故障した場合、下かご4は下降する方向へ移動し、上かご3は上昇する方向に移動する。そして、下かご4が下かご用緩衝器9に接触して、上かご3及び下かご4は停止する。なお、階床間調整用駆動装置の駆動損失があるため、上かご及び下かごが急激に加速することなく、下かご4は緩やかに下かご用緩衝器9に接触する。
不図示の階間調整用駆動装置のブレーキ装置の故障は不図示の故障検出手段で検知され、図3の制御装置14に出力される。制御装置14は、下かご4が下かご用緩衝器9に接触している位置を基準に不図示の駆動装置を駆動し、駆動シーブ11を回転させてかご枠1を昇降させ、最寄の階へ上かご3又は下かご4を着床させ、乗客を救出する。なお、この場合、階間調整用駆動装置のブレーキ装置が故障し、階間調整ができないため、上かご3と下かご4の乗客を同時に救出することができない。そこで、上かご3又は下かご4の何れか一方を乗場に着床させて乗客の救出を行った後、上かご3又は下かご4の何れか他方を乗場に着床させて乗客の救出を行う。
以上、本発明に係るダブルデッキエレベータを実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記した実施形態に限らないことは勿論であり、以下の形態とすることもできる。
本実施形態は上かご3の質量に上かご3の定格積載質量を加えた質量は、下かご4の質量と同一またはそれ以下に設定されている。すなわち、上かご3の質量をαとし、上かご3の定格積載質量をMとし、下かご4の質量をβとした場合、
β≧α+M
の関係が成り立つように上かご3及び下かご4の質量を設定する場合を記載したが、
下かご4の質量に下かご4の定格積載質量を加えた質量が、上かご3の質量と同一またはそれ以下に設定しても良い。すなわち、上かご3の質量をαとし、下かご4の定格積載質量をmとし、下かご4の質量をβとした場合、
α≧β+m
の関係が成り立つように上かご3及び下かご4の質量を設定しても良い。
なお、本実施形態の如く、上かご3の質量に上かご3の定格積載質量を加えた質量が、下かご4の質量と同一またはそれ以下に設定した方が、かご枠1の下側が上側より重くなるため、かご枠1の走行性能は安定する。
また、本実施形態は上かご3及び下かご4とかご枠1の相対位置を検出する位置検出手段を併用しても良い。さらにまた、前記位置検出手段は上かご3及び下かご4とかご枠1の相対的な絶対位置を検出するものでも良い。
1 かご枠
2 主ロープ
3 上かご
4 下かご
5 引張部材
6 階間調整用駆動シーブ
7 階間調整用そらせシーブ
8 上かご用緩衝器
9 下かご用緩衝器
10 昇降路
11 駆動シーブ
12 そらせシーブ
13 釣り合いおもり
14 制御装置

Claims (6)

  1. 昇降路内を昇降するかご枠内に上かごと下かごを備え、前記上かごと前記下かごとの間隔を調整自在に構成したダブルデッキエレベータにおいて、
    前記かご枠は階間調整用駆動シーブを有し、
    前記上かごと前記下かごは引張部材で連結され、
    前記引張部材は前記階間調整用駆動シーブに巻き掛けられ、
    前記上かご又は前記下かごの何れか一方のかごの定格積載質量と当該かごの質量の合計質量が、前記上かご又は前記下かごの何れか他方のかごの質量よりも小さいことを特徴とするダブルデッキエレベータ。
  2. 前記引張部材が索状体であることを特徴とする請求項1に記載のダブルデッキエレベータ。
  3. 前記引張部材がベルトであることを特徴とする請求項1に記載のダブルデッキエレベータ。
  4. 前記階間調整用駆動シーブは前記かご枠の上部に設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のダブルデッキエレベータ。
  5. 前記かご枠の前記上かごと前記下かごとの間には、上かご用緩衝器が設けられており、前記かご枠の前記下かごの下方には、下かご用緩衝器が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のダブルデッキエレベータ。
  6. 前記かご枠は階間調整用駆動装置のブレーキ装置を有し、前記階間調整用駆動装置のブレーキ装置が故障した場合、前記上かご又は前記下かごの何れか一方を乗場に着床させた後、前記上かご又は前記下かごの何れか他方を乗場に着床させることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のダブルデッキエレベータ。
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