JP6171857B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、筐体と、筐体内に配置され、記録紙にトナー像を形成するプロセスカートリッジと、記録紙上に形成されたトナー像を定着させる定着ユニットとを備えるレーザプリンタが知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2006−53508号公報
しかるに、特許文献1に記載のレーザプリンタでは、ユーザが誤ってレーザプリンタの上方から液体をこぼしてしまった場合には、筐体の継ぎ目から、液体が筐体内に浸入する場合がある。
この場合、プロセスカートリッジや定着ユニットなどが、筐体内に浸入した液体により濡れ、電気的に短絡するなどして故障してしまうおそれがある。
そこで、本発明の目的は、筐体の被覆部に液体がかかった場合でも、画像形成部などが濡れることを抑制できる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、筐体と、筐体内に配置され、記録媒体に画像を形成するように構成される画像形成部と、画像形成部に対して上方において筐体に支持される被覆部と、筐体内に浸入した液体を案内するように構成される液体通路とを備えている。
筐体は、画像形成部に対して、鉛直方向と直交する直交方向の一方に配置されるフレームを備えている。被覆部は、第1部材と、第1部材と隣接配置される第2部材とを有している。
液体通路は、フレームに対して直交方向の他方に配置され、第1部材と第2部材との隣接部分を介して筐体内に浸入する液体を受け、液体をフレームに向かって案内するように構成される第1通路と、フレームに配置され、第1通路からの液体を受けるように構成される第2通路とを備えている。
第1通路は、第1部材と第2部材との隣接部分に対して下方に配置され、かつ、直交方向に延びる凹部と、凹部の直交方向の一方端部に配置され、凹部に案内される液体を排出するように構成される液体排出口とを有している。第2通路は、フレームを直交方向に貫通する通過口であって、液体排出口から排出された液体を、フレームに対して直交方向の他方から直交方向の一方に通過させるように構成される通過口を有している。
このような構成によれば、第1通路が、第1部材と第2部材との隣接部分に対して下方に配置される凹部を有しているので、液体が上方から被覆部にかかり、第1部材と第2部材との隣接部分を介して、液体が筐体内に浸入しても、その液体は凹部に受けられる。そして、液体は、凹部によりフレームに向かって案内された後、液体排出口を介しフレームに向かって排出される。その後、液体排出口から排出された液体は、フレームに配置される第2通路に受けられ、通過口を介して、フレームに対して、直交方向の他方から一方に案内される。
つまり、第1部材と第2部材との隣接部分から筐体内に浸入した液体は、まず、第1通路の凹部に受けられ、フレームに向かって流動した後、第2通路に受け渡され、通過口を介して、フレームに対して画像形成部の反対に案内される。
そのため、例え、第1部材と第2部材との隣接部分を介して、液体が筐体内に浸入しても、画像形成部などが液体により濡れることを確実に抑制できる。
(2)筐体は、フレームに対して、直交方向の一方に隣接配置されるカバーを備えていてもよい。この場合、カバーは、直交方向の他方側において、第2通路からの液体を受け、液体を筐体外に向かって案内するように構成される第3通路を備えている。
このような構成によれば、フレームに対して直交方向の一方に隣接配置されるカバーが、第3通路を備えているので、第2通路に案内される液体は、通過口を介して、フレームに対して画像形成部の反対に案内された後、第3通路に受け渡される。そして、第3通路は、第2通路から受けた液体を、筐体外に向かって案内する。
そのため、第1部材と第2部材との隣接部分から筐体内に浸入した液体を、第1通路、第2通路および第3通路を介して、筐体外に排出できる。その結果、画像形成部などが濡れることを確実に抑制できる。
(3)第1通路は、液体排出口から直交方向の一方に向かって延び、液体排出口と連通する延長部を有していてもよい。
このような構成によれば、液体排出口から排出された液体は、延長部によって、直交方向の一方、すなわちフレームに向かって案内される。そのため、液体排出口から排出された液体を、フレームに配置される第2通路に確実に受け渡すことができる。
(4)第1通路は、延長部の下端部から下方に向かって突出し、液体が伝うように構成される突起を有していてもよい。
このような構成によれば、液体排出口から排出された液体は、延長部を通過した後、突起を伝って、延長部から落下する。そのため、液体排出口から排出された液体を、第2通路に向かって確実に案内することができる。
(5)第2通路は、突起を伝って落下する液体を受けるように構成される液受部を有していてもよい。この場合、液受部は、フレームの直交方向の他方側において、突起に対して下方に配置され、通過口と連通している。
このような構成によれば、液受部が突起に対して下方に配置されているので、液受部は、突起を伝って落下する液体を確実に受けることができる。そして、液受部は、通過口と連通しているので、受けた液体を通過口に向かって確実に案内することができる。
(6)第2通路は、フレームの直交方向の一方側に配置され、通過口を通過した液体を、第3通路に向かって案内するように構成される案内部を有していてもよい。この場合、案内部は、直交方向から見て、通過口を挟むように通過口の両側に配置される1対の第1案内壁と、1対の第1案内壁に対して、案内部に案内される液体の流動方向の下流端部に配置され、1対の第1案内壁の流動方向の下流端部を連結する閉鎖部とを有している。
このような構成によれば、第2通路が1対の第1案内壁を有しているので、通過口を通過した液体は、フレームの直交方向の一方側において、1対の第1案内壁により所定の位置まで案内される。その後、液体は、1対の第1案内壁の流動方向の下流端部を連結する閉鎖部により、液体の移動方向が変更され、第3通路に受け渡される。
そのため、通過口を通過した液体を、フレームの直交方向の一方側において、確実に案内することができながら、案内部から第3通路に液体を確実に受け渡すことができる。
(7)第3通路は、案内部と直交方向に向かい合い、直交方向に延びる突部と、直交方向から見て、突部を挟むように突部の両側に配置される1対の第2案内壁とを備えていてもよい。
このような構成によれば、突部が案内部と直交方向に向かい合うので、案内部により案内される液体は、突部を伝って、案内部から第3通路に受け渡される。その後、液体は、1対の第2案内壁により、カバーの直交方向の他方側において、筐体外に向かって案内される。
そのため、案内部から第3通路に液体を安定して受け渡すことができながら、液体を筐体外に向かって確実に案内できる。
(8)突部は、閉鎖部に対して直交方向の一方に隣接してもよい。
このような構成によれば、突部が閉鎖部に対して直交方向の一方に隣接するので、閉鎖部により流動方向が変更された液体は、突部を伝って、案内部から第3通路により安定して受け渡される。そのため、案内部から第3通路に液体をより安定して受け渡すことができる。
(9)画像形成装置は、筐体内の空気を筐体外に排気するように構成されるダクトと、ダクトにおいて直交方向の一方に配置され、ダクト内の空気を流動させるように構成されるファンとを備えていてもよい。この場合、ダクトと第1通路とは、一体である。
このような構成によれば、画像形成装置がダクトとファンとを備えているので、ファンを駆動することにより、ダクトを介して、筐体内の空気を筐体外に排気することができる。そのため、画像形成装置を効率的に放熱できる。
また、ダクトと第1通路とが一体であるので、ダクトと第1通路とが別部材である場合と比較して、部品点数の低減を図ることができる。
(10)閉鎖部は、ファンよりも下方に配置されていてもよい。
このような構成によれば、閉鎖部により流動方向が変更された液体が、ファンの駆動による空気の流動の影響を受けることを抑制できる。そのため、閉鎖部から第3通路に液体を、より一層安定して受け渡すことができる。
(11)画像形成装置は、画像形成部により画像が形成された記録媒体を、筐体外に排出するように構成される排出部を備えていてもよい。第1部材と第2部材とは、排出部から排出される記録媒体を支持するように構成されるトレイ部を構成していてもよい。この場合、第1部材は、第2部材に対して、排出部による記録媒体の排出方向の下流に配置され、隣接部分は、直交方向に延びる隙間を画定する。
このような構成によれば、排出部から排出される記録媒体を支持するトレイ部が、画像形成部に対して上方において筐体に支持されているので、排出部から排出される記録媒体に対して容易にアクセスすることができる。
本発明の画像形成装置によれば、筐体の被覆部に液体がかかった場合でも、画像形成部などが濡れることを抑制できる。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタの中央断面図を示す。 図2Aは、図1に示すプリンタを左上方から見た斜視図を示す。図2Bは、図2Aに示すプリンタの平面図を示す。 図3は、図2Bに示すプリンタのA−A断面図である。 図4は、図2Bに示すプリンタのB−B断面図である。 図5は、図2Aに示すプリンタを右後から見た斜視図であって、サイドカバーを除いた状態を示す。 図6は、図4に示すサイドカバーを左後から見た斜視図を示す。 図7は、図3に示すダクト部材を左前から見た斜視図を示す。 図8は、図7に示すダクト部材を右前から見た斜視図を示す。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、ダイレクトタンデム型カラーレーザプリンタである。プリンタ1は、本体ケーシング2と、給紙部3と、画像形成部4と、排出部の一例としての排紙部5とを備えている。
本体ケーシング2は、略ボックス形状を有しており、給紙部3、画像形成部4および排紙部5を収容している。
なお、以下の説明において、プリンタ1の方向に言及するときには、プリンタ1を水平に載置した状態を上下の基準とする。すなわち、図1の紙面上方が上方であり、紙面下方が下方である。また、図1の紙面右方が前方であり、図1の紙面左方が後方である。また、プリンタ1を前方から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前が左方であり、紙面奥が右方である。つまり、前後方向および左右方向のそれぞれが水平方向であり、上下方向が鉛直方向である。なお、具体的には、各図において方向を矢印にて示す。また、左右方向が直交方向の一例であり、右方が直交方向の一方、左方が直交方向の他方である。また、後方から前方に向かう方向が、記録媒体の排出方向Xの一例である。
本体ケーシング2は、本体開口部9と、フロントカバー10と、トレイ部の一例としての排紙トレイ11を備えている。本体開口部9は、本体ケーシング2の前端部に配置されており、本体ケーシング2の前壁を前後方向に貫通している。フロントカバー10は、その下端部を支点として、本体開口部9を開閉するように揺動可能に構成されている。排紙トレイ11は、本体ケーシング2の上壁71の後方部分に配置されている。排紙トレイ11は、記録媒体の一例としての用紙Pが載置されるように、本体ケーシング2の上面から下方へ凹んでいる。
給紙部3は、用紙Pを画像形成部4に向けて搬送するように構成されている。給紙部3は、給紙トレイ12を備えている。給紙トレイ12は、用紙Pを載置して収容し、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着されている。
画像形成部4は、用紙Pに画像を形成するように構成されており、スキャナユニット20と、プロセスユニット21と、転写ユニット22と、定着ユニット23とを備えている。
スキャナユニット20は、本体ケーシング2内の上部に配置されている。スキャナユニット20は、後述する複数の感光ドラム28のそれぞれに向けて、画像データに基づいて、レーザービームをそれぞれ出射し、後述する感光ドラム28を露光する。
プロセスユニット21は、本体ケーシング2内の上下方向略中央であって、スキャナユニット20の下方に配置されている。プロセスユニット21は、前後方向にスライド可能であり、本体開口部9を介して本体ケーシング2外に引き出し可能に構成されている。プロセスユニット21は、ドロワユニット27と、現像カートリッジ30とを備えている。
ドロワユニット27は、感光ドラム28と、スコロトロン型帯電器29とを備えている。
感光ドラム28は、複数色に対応して複数備えられており、前後方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。具体的には、感光ドラム28は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの4色に対応して4つ備えられており、ドロワユニット27の前方から後方に向かって、順次配列されている。感光ドラム28は、左右方向に長手の略円筒形状を有し、ドロワユニット27の下端部において、下方から露出されるように回転可能に支持されている。
スコロトロン型帯電器29は、複数の感光ドラム28のそれぞれに対応して、複数、具体的には4つ備えられている。スコロトロン型帯電器29は、対応する感光ドラム28に対して後上方に間隔を隔てて配置されている。
現像カートリッジ30は、複数の感光ドラム28のそれぞれに対応して、複数、具体的には4つ備えられている。現像カートリッジ30は、対応する感光ドラム28の前上方において、ドロワユニット27に離脱可能に装着されている。現像カートリッジ30は、現像ローラ31と、供給ローラ32と、層厚規制ブレード33とを備えている。
現像ローラ31は、現像カートリッジ30の下端部に配置されており、現像ローラ31の後下方部分は、現像カートリッジ30から露出している。そして、現像ローラ31の後下端部は、感光ドラム28の前上端部に対して接触している。供給ローラ32は、現像ローラ31に対して前上方に配置されており、供給ローラ32の後下端部は現像ローラ31の前上端部に接触している。層厚規制ブレード33は、現像ローラ31に対して上方に配置されており、現像ローラ31の上端部に対して接触している。また、現像カートリッジ30は、供給ローラ32の上方の空間に、各色に対応するトナーを収容している。
転写ユニット22は、上下方向において、給紙トレイ12とプロセスユニット21との間に配置されており、前後方向に延びている。転写ユニット22は、駆動ローラ37と、従動ローラ38と、搬送ベルト39と、転写ローラ41とを備えている。駆動ローラ37および従動ローラ38は、前後方向に互いに間隔を隔てて配置されている。搬送ベルト39は、駆動ローラ37および従動ローラ38の周りに巻回されている。転写ローラ41は、4つの感光ドラム28のそれぞれに対応して、4つ備えられており、対応する感光ドラム28と搬送ベルト39の上方部分を挟むように、対応する感光ドラム28の下方に配置されている。
定着ユニット23は、転写ユニット22の後方に間隔を空けて位置している。定着ユニット23は、加熱ローラ43と、加圧ローラ44とを備えている。加圧ローラ44の前上端部は、加熱ローラ43の後下端部に対して圧接している。
排紙部5は、画像形成部4により画像が形成された用紙Pを本体ケーシング2外に排出するように構成されている。排紙部5は、定着ユニット23に対して上方に配置されており、排紙ローラ50を備えている。
排紙ローラ50は、排紙トレイ11の後方に配置されており、本体ケーシング2に回転可能に支持されている。
このようなプリンタ1において、図示しない制御部の制御により、画像形成動作が開始されると、スコロトロン型帯電器29は、感光ドラム28の表面を一様に帯電する。その後、スキャナユニット20が、所定の画像データに基づいて、帯電された感光ドラム28の表面を露光する。これによって、感光ドラム28の表面には、画像データに基づく静電潜像が形成される。
また、現像カートリッジ30内のトナーは、供給ローラ32に供給される。そして、供給ローラ32は、トナーを現像ローラ31に供給する。そして、供給ローラ32と現像ローラ31とは、それらの間でトナーを正極性に摩擦帯電する。次いで、層厚規制ブレード33は、現像ローラ31に供給されたトナーを一定の厚みに規制する。そして、現像ローラ31は、回転することにより、担持するトナーを、感光ドラム28の周面上の静電潜像に供給する。これにより、感光ドラム28の周面上にトナー像が担持される。
一方、給紙トレイ12に収容される用紙Pは、給紙トレイ12から各種ローラの回転により、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム28と搬送ベルト39との間に供給される。次いで、搬送ベルト39は、感光ドラム28と搬送ベルト39との間に給紙された用紙Pを、前方から後方に向かって搬送する。このとき、感光ドラム28および転写ローラ41は、それらの間を通過する用紙Pに、各色のトナー像を順次転写する。これによって、用紙Pにカラー画像が形成される。
次いで、カラー画像が形成された用紙Pは、搬送ベルト39の周回移動により、加熱ローラ43と加圧ローラ44との間に到達する。加熱ローラ43および加圧ローラ44は、それらの間を通過する用紙Pを加熱および加圧する。これにより、用紙Pに転写されたカラー画像は、用紙Pに熱定着される。その後、用紙Pは、排紙ローラ50により、後述する排出口84を介して、排出方向Xに沿って排紙トレイ11に排紙される。排紙された用紙Pは、排紙トレイ11の後述する用紙載置部73の上面にスタックされ支持される。
2.本体ケーシングの詳細
本体ケーシング2は、図1、図2Aおよび図2Bに示すように、筐体の一例としてのケーシング本体59と、トップカバー63とを備えている。
ケーシング本体59は、上方に向かって開放される略ボックス形状を有しており、右側壁60と、左側壁61と、後壁62とを備えている。
右側壁60は、図1に示すように、ケーシング本体59の右端部であって、画像形成部4に対して右方に配置されている。右側壁60は、前後方向に延びる側面視略矩形状を有している。
右側壁60は、図4に示すように、フレーム65と、カバーの一例としてのサイドカバー66とを備えている。
フレーム65は、右側壁60の左方部分であり、画像形成部4に対して右方に配置されている。フレーム65は、図3および図5に示すように、公知の樹脂材料からなり、前後方向に延びる側面視略矩形の板状を有している。フレーム65は、貫通口67と、ファン支持部68とを有している。
貫通口67は、図3に示すように、後述するファン88に対応しており、フレーム65の上方部分における後端部に配置されている。貫通口67は、側面視略円形状を有しており、フレーム65を左右方向に貫通している。
ファン支持部68は、図5に示すように、フレーム65の右面において、貫通口67を囲むように配置されている。ファン支持部68は、左右方向に延びる略角筒形状を有しており、フレーム65の右面から右方に向かって突出している。なお、ファン支持部68の前壁117は、後述する第1案内壁117として構成されている。
さらに、フレーム65は、後で詳述するが、第2通路92を一体に有している。
サイドカバー66は、図4に示すように、右側壁60の右方部分であり、サイドカバー66の右方に隣接配置されている。サイドカバー66は、フレーム65を右方から被覆している。サイドカバー66は、公知の樹脂材料からなり、側面視において、フレーム65と略同一形状およびサイズを有する板状である。
また、サイドカバー66の下端部は、図6に示すように、フレーム65の下端部を被覆するように、下方に向かうにつれて左方に湾曲している。
また、サイドカバー66は、図4〜図6に示すように、通気口69と、切欠溝70とを有している。通気口69は、貫通口67と左右方向に間隔を空けて向かい合うように、サイドカバー66の上方部分における後端部に配置されている。通気口69は、格子状に配置される複数の開口から構成されている。
さらに、後で詳述するが、サイドカバー66は、第3通路93を一体に有している。
左側壁61は、図4に示すように、ケーシング本体59の左端部であって、右側壁60と画像形成部4を挟むように、画像形成部4に対して左方に配置されている。左側壁61は、図2Aに示すように、前後方向に延びる側面視略矩形状を有している。
後壁62は、図1に示すように、本体ケーシング2の後端部であって、画像形成部4に対して後方に配置されている。そして、後壁62は、右側壁60の後端部と、左側壁61の後端部とを左右方向に連結している。
なお、図2Aに示すように、右側壁60の前端部の上方部分と、左側壁61の前端部の上方部分との間には、フロントカバー10が配置されている。
トップカバー63は、図1、図2Aおよび図2Bに示すように、本体ケーシング2の上端部に配置されており、画像形成部4に対して上方に配置されている。
トップカバー63は、図2Aおよび図2Bに示すように、平板部80と、第1部材の一例としての第1トレイ部81とを一体に有している。
平板部80は、平面視略矩形の板状を有している。
第1トレイ部81は、平面視において平板部80の後方部分の左右方向略中央に配置されており、平板部80の上面から下方に向かって凹んでいる。
第1トレイ部81は、用紙載置部73と、1対の第1トレイ側壁74とを備えている。
用紙載置部73は、第1トレイ部81の底部であって、図2Bに示すように、左右方向に延びる平面視略矩形の板状を有しており、図3に示すように、本体部76と、突出部77とを一体に有している。
本体部76は、平板部80から連続して、後方に向かうにつれて下方に傾斜するように延びている。突出部77は、本体部76の後端部から連続して、下方に向かって突出しており、本体部76の左右方向全体にわたって延びている。
1対の第1トレイ側壁74のそれぞれは、図2Aに示すように、本体部76の左右両端部のそれぞれと、平板部80の下面とを上下方向に連結している。これによって、1対の第1トレイ側壁74は、左右方向に互いに間隔を空けて向い合っている。第1トレイ側壁74は、前方に向かう頂部を有する側面視略三角形の板状を有している。
そして、トップカバー63は、図2Aおよび図3に示すように、右側壁60、左側壁61および後壁62の上面を上方から被覆するように、ケーシング本体59の上端部に固定されている。なお、トップカバー63は、画像形成部4のメンテナンス時などにおいて、ケーシング本体59から離脱可能に構成されている。
3.ダクトユニットおよびファン
プリンタ1は、図3に示すように、ダクトユニット64と、ファン88とをさらに備えている。
ダクトユニット64は、図1に示すように、本体ケーシング2内において、定着ユニット23の前上方かつプロセスユニット21の後上方に配置されている。
ダクトユニット64は、図7および図8に示すように、ダクトの一例としてのダクト本体86と、オゾンフィルタ107と、第2部材の一例としての第2トレイ部85と、1対のローラ支持部87とを一体に有している。
ダクト本体86は、左右方向に延びる略ボックス形状であり、フィルタ開口部108と、ファン開口部109とを有している。
フィルタ開口部108は、図7に示すように、ダクト本体86の前壁において、左右方向に並ぶように、複数、具体的には3つ配置されている。フィルタ開口部108は、正面視略矩形状であり、ダクト本体86の前壁を前後方向に貫通している。
ファン開口部109は、図8に示すように、ダクト本体86の右壁に配置されている。ファン開口部109は、側面視略円形状であり、ダクト本体86の右壁を左右方向に貫通している。
オゾンフィルタ107は、空気の通過を許容するように構成されており、オゾンフィルタ107を通過する空気に含まれるVOC(揮発性有機化合物)を捕捉し、オゾンを分解・除去するように構成されている。オゾンフィルタ107は、3つのフィルタ開口部108のそれぞれに対応して3つ備えられている。
オゾンフィルタ107は、正面視略矩形の板状である。そして、オゾンフィルタ107は、対応するフィルタ開口部108の後方に位置するように、ダクト本体86内の前端部に配置されている。これによって、各オゾンフィルタ107の前面は、対応するフィルタ開口部108を介してダクト本体86から露出している。
第2トレイ部85は、図3に示すように、ダクト本体86に対して前上方に配置されている。第2トレイ部85は、鉛直部83と、傾斜部82と、1対の第2トレイ側壁89とを有している。
鉛直部83は、図7に示すように、左右方向に延びる正面視略矩形の板状を有しており、図3に示すように、ダクト本体86の上面における前方部分から上方に向かって延びている。
傾斜部82は、鉛直部83の下端部から連続して、前方に向かうにつれて上方に傾斜するように延びている。
1対の第2トレイ側壁89のそれぞれは、図7および図8に示すように、傾斜部82の上面における左右方向の端部から上方に向かって延びており、上下方向に延びる側面視略矩形の板状を有している。1対の第2トレイ側壁89は、左右方向に互いに間隔を空けて向い合っている。また、第2トレイ側壁89の後端部は、鉛直部83の前面における左右方向の端部に接続されている。
1対のローラ支持部87は、ダクト本体86の上面において、第2トレイ部85の後方に配置されている。1対のローラ支持部87は、左右方向に互いに間隔を空けて向い合っている。ローラ支持部87は、側面視略矩形の板状を有しており、ダクト本体86の上面から上方に向かって延びている。そして、1対のローラ支持部87は、排紙ローラ50の左右両端部を回転可能に支持している。これにより、排紙ローラ50は、ダクトユニット64に支持されている。
さらに、後で詳述するが、ダクトユニット64は、第1通路91を一体に有している。
そして、ダクトユニット64は、図3に示すように、第2トレイ部85の傾斜部82の前端縁が、第1トレイ部81の本体部76の後端縁に対して、後下方に僅かな間隔を空けて隣接し、かつ、第2トレイ部85の鉛直部83の上端部が、トップカバー63の平板部80の下面に対して下方に間隔を空けて向い合うように、ケーシング本体59内の後上方部分に配置されている。なお、ダクトユニット64の左右両端部は、右側壁60および左側壁61のそれぞれに支持されている。
これによって、図2Aおよび図2Bに示すように、第1トレイ部81の本体部76と、第2トレイ部85の傾斜部82との隣接部分は、左右方向に延びる隙間Cを画定している。つまり、隙間Cは、用紙Pの排出方向Xと直交するように延びている。また、第1トレイ部81の鉛直部83の上端部と、トップカバー63の平板部80の下面との間の領域が、図3に示すように、排出口84として画定されている。
また、1対の第2トレイ側壁89のそれぞれは、対応する第1トレイ側壁74の後方に隣接されている。これによって、第2トレイ部85が、第1トレイ部81に対して、用紙Pの排出方向Xの上流に配置され、第1トレイ部81と第2トレイ部85とが、排紙トレイ11を構成している。
また、トップカバー63と第2トレイ部85とが、被覆部の一例としての本体ケーシング2の上壁71を構成する。
なお、図示しないが、ファン開口部109は、フレーム65の貫通口67と左右方向に向かい合っている。
ファン88は、図4および図5に示すように、ファン支持部68内に配置されており、貫通口67と通気口69との左右方向の間に位置している。これにより、ファン88は、ダクト本体86に対して、右方に配置されている。
そして、ファン88は、駆動すると、図5、図6および図8に示すように、ダクト本体86内の空気を、フレーム65の貫通口67およびダクト本体86のファン開口部109を介して吸引するとともに、その空気をサイドカバー66の通気口69を介して本体ケーシング2外に排出する。すると、本体ケーシング2内の空気が、オゾンフィルタ107およびフィルタ開口部108を介して、ダクト本体86内に取り込まれる。これによって、本体ケーシング2内の空気が流動し、ダクト本体86を介して、本体ケーシング2外に排気される。つまり、ダクト本体86は、本体ケーシング2内の空気を本体ケーシング2外に排気するように構成されている。
4.液体排出通路
プリンタ1は、図4に示すように、液体通路90を備えている。
液体通路90は、隙間Cから本体ケーシング2内に浸入する液体を本体ケーシング2外に排出するように構成されている。
液体通路90は、受部の一例としての第1通路91と、第2通路92と、第3通路93とを備えている。
(1)第1通路
第1通路91は、液体通路90のうち液体の流動方向の上流部分であって、隙間Cを介して本体ケーシング2内に浸入する液体を受け、液体をフレーム65に向かって案内するように構成されている。
第1通路91は、図7および図8に示すように、ダクトユニット64に一体として備えられており、図3に示すように、ダクト本体86および第2トレイ部85に対して排出方向X、具体的には、ダクト本体86に対して前上方、かつ、第2トレイ部85に対して前方に隣接配置されている、また、第1通路91は、用紙載置部73の本体部76の後方部分に対して下方に配置されており、図4に示すように、フレーム65に対して左方に配置されている。
第1通路91は、図3に示すように、凹部95と、延長部96と、突起97と、貯留部98とを一体に有している。
凹部95は、隙間Cに対して下方に配置されている。凹部95は、上方に向かって開放される凹形状を有しており、図7に示すように、左右方向に延びている。また、凹部95は、図3に示すように、第1壁の一例としての第1凹部壁105と、第2壁の一例としての第2凹部壁106と、底壁の一例としての凹部底壁104とを有している。
第1凹部壁105は、凹部95の後端部であって、第2トレイ部85の傾斜部82の前端部から連続して下方に向かって延びている。これによって、第1凹部壁105は、第1トレイ部81の突出部77に対して排出方向Xの上流すなわち後方に間隔を空けて配置され、突出部77と前後方向に向かい合っている。
また、第1凹部壁105は、図4に示すように、右方に向かうにつれて幅広となる正面視略台形の板状を有している。詳しくは、第1凹部壁105の上端縁は、左右方向に延びており、第1凹部壁105の下端縁は、左下方および右上方を結ぶ方向に延びている。なお、第1凹部壁105の下端縁は、突出部77の下端縁よりも下方に位置している。
第2凹部壁106は、図3に示すように、凹部95の前端部であって、突出部77に対して排出方向Xの下流すなわち前方に間隔を空けて配置され、突出部77と前後方向に向かい合っている。また、第2凹部壁106は、第1凹部壁105と同一形状およびサイズを有しており、前後方向から見て、第1凹部壁105と一致している。
また、第2凹部壁106は、図7に示すように、連通部の一例としての連通溝100を有している。連通溝100は、第2凹部壁106の上端部における右端部に配置されており、より具体的には、第2凹部壁106の右端縁から、第2凹部壁106の左右方向の寸法に対して、略1/6の位置に配置されている。つまり、連通溝100は、凹部95において右方部分に配置されている。連通溝100は、正面視略矩形状を有しており、第2凹部壁106の上端縁から下方に向かって凹んでいる。
凹部底壁104は、図3に示すように、凹部95の下端部であって、第1凹部壁105の下端部と第2凹部壁106の下端部との間に架設されている。これによって、凹部底壁104は、突出部77に対して下方に間隔を空けて配置されており、上下方向に向かい合っている。つまり、突出部77は、凹部95の凹部底壁104に向けて突出しており、凹部95内に配置されている。
また、凹部底壁104は、図4に示すように、左上方および右下方を結ぶ方向に延びている。つまり、凹部底壁104は、左方から右方に向かうにつれて下方に傾斜している。
また、凹部95の左端部は閉鎖されている一方、凹部95の右端部は開放されている。
凹部95の右端部、具体的には、第1凹部壁105の右端縁、第2凹部壁106の右端縁および凹部底壁104の右端縁は、液体排出口99を画定している。つまり、凹部底壁104は、液体排出口99に向かうにつれて低くなるように傾斜している。
また、液体排出口99は、凹部95の右端部に配置されており、画像形成部4よりも右方に位置している。液体排出口99は、上方に向かって開放される側面視略U字状を有している。
延長部96は、凹部95の右方に隣接配置されている。延長部96は、図8に示すように、上方に向かって開放される側面視略凹形状を有しており、凹部95の右端部から連続して右方に向かって延びている。
また、延長部96は、図4に示すように、延長部96の下端部である延長部底壁103を有している。延長部底壁103は、凹部95の凹部底壁104の右端部から連続して、右下方に向かって延びており、凹部底壁104と同一の傾斜を有している。そのため、延長部底壁103の上面と、凹部底壁104の上面とは略面一である。
また、延長部96の内部空間は、液体排出口99と左右方向に連通しており、液体排出口99を介して、凹部95の内部空間と連通している。
突起97は、図8に示すように、延長部底壁103の右端部から連続して、下方に向かって突出している。突起97は、下方に向かうにつれて幅狭となる側面視略台形の板状を有している。
貯留部98は、凹部95の前方に隣接配置されている。貯留部98は、図3に示すように、上方に向かって開放される略ボックス形状を有している。そして、貯留部98の後壁の上端部は、凹部底壁104の下面の前端部に接続されている。
また、貯留部98の前壁は、貯留部98の後壁よりも上下方向の寸法が大きい。そのため、貯留部98の前壁の上方部分は、第2凹部壁106の前方に間隔を開けて配置されており、第2凹部壁106と前後方向に向かい合っている。そのため、第2凹部壁106の前面は、図7に示すように、貯留部98の内部空間に臨んでおり、連通溝100は、凹部95の内部空間と、貯留部98の内部空間とを前後方向に連通している。
また、貯留部98は、図8に示すように、第1貯留部101と、第2貯留部102とを有している。
第1貯留部101は、貯留部98の右方部分であって、連通溝100を介して、凹部95の内部空間と連通している。
第2貯留部102は、貯留部98の左方部分であって、第1貯留部101に対して左方に隣接されている。また、第2貯留部102は、第1貯留部101と左右方向に連通している。そして、第2貯留部102の上下方向の寸法は、第1貯留部101の上下方向の寸法よりも大きい。
(2)第2通路
第2通路92は、図4に示すように、液体通路90のうち、液体の流動方向の途中部であって、第1通路91からの液体を受け、その液体を第3通路93に向かって案内するように構成されている。
第2通路92は、図4および図5に示すように、フレーム65に備えられており、通過口110と、液受部111と、案内部112とを有している。
通過口110は、図5に示すように、貫通口67の前方に配置されている。通過口110は、側面視略矩形状を有しており、フレーム65を左右方向に貫通している。
液受部111は、図4に示すように、フレーム65の左面に配置されており、突起97に対して下方に配置されている。また、液受部111は、通過口110の下方周縁から左方に向かって突出している。具体的には、液受部111は、受壁113と、1対の連結壁114とを一体に有している。
受壁113は、液受部111の下端部である。受壁113は、側面視略L字の板状を有しており、通過口110の下端縁から左方に向かって延びた後、屈曲して上方に向かって延びている。
1対の連結壁114は、液受部111の前後両端部であって、前後方向に互いに間隔を空けて配置されている。連結壁114は、側面視略矩形の板状を有している。そして、連結壁114の前後方向の内面における下端部および左端部は、受壁113の前後方向の端部に接続され、連結壁114の右端部は、通過口110の周縁に接続されている。
これによって、通過口110の下方部分と、液受部111とは、左右方向に連通している。
案内部112は、図5に示すように、フレーム65の右面に配置されており、ファン支持部68の前方に隣接されている。案内部112は、1対の第1案内壁117と、閉鎖部の一例としての閉鎖壁118とを有している。
1対の第1案内壁117は、右方から見て、通過口110を挟むように、通過口110の前後両方に1つずつ配置されている。1対の第1案内壁117のそれぞれは、フレーム65の右面から右方に向かって突出しており、前後方向に互いに間隔を空けて向い合っている。
1対の第1案内壁117のうち、前方の第1案内壁117Fは、直線部119と、傾斜部120とを一体に有している。
直線部119は、側面視において、上下方向に沿って直線状に延びており、直線部119の上端部が、通過口110の前方に位置している。
傾斜部120は、直線部119の下端部から連続して、下方に向かうにつれて後方に傾斜している。なお、図示しないが、フレーム65の右面において、前方の第1案内壁117Fの前方には、画像形成部4に電力を供給するための電圧基板が配置されている。そのため、傾斜部120は、図示しない電圧基板から離れるように傾斜している。
1対の第1案内壁117のうち、後方の第1案内壁117Rは、上記のファン支持部68の前壁であって、側面視において上下方向に沿って直線状に延びている。また、後方の第1案内壁117Rの上端部が、側面視において、通過口110の後方に位置している。また、後方の第1案内壁117Rの上下方向の寸法は、直線部119の上下方向の寸法と略同じである。
閉鎖壁118は、1対の第1案内壁117に対して、下方に隣接配置されている。つまり、閉鎖壁118は、ファン支持部68よりも下方に配置されており、ひいては、ファン88よりも下方に配置されている。
閉鎖壁118は、上方に向かって開放される側面視略U字状を有しており、フレーム65の右面から右方に向かって突出している。
また、閉鎖壁118の左右方向の寸法は、図4に示すように、1対の第1案内壁117のそれぞれの左右方向の寸法よりも大きい。そのため、閉鎖壁118の右方部分は、1対の第1案内壁117のそれぞれよりも右方に突出している。
そして、閉鎖壁118の前壁の上端縁における左方部分は、図5に示すように、前方の第1案内壁117Fの傾斜部120の下端部に接続され、閉鎖壁118の後壁の上端縁における左方部分は、後方の第1案内壁117Rの下端部に接続されている。これによって、閉鎖壁118は、1対の第1案内壁117のそれぞれの下端部を連結している。
(3)第3通路
第3通路93は、図4および図6に示すように、液体通路90のうち液体の流動方向の下流部分であって、第2通路92からの液体を受け、液体を切欠溝70から本体ケーシング2外に向かって案内するように構成されている。
第3通路93は、図6に示すように、サイドカバー66に一体として備えられている。第3通路93は、サイドカバー66の左面に配置されており、突部の一例としてのリブ130と、1対の第2案内壁131とを備えている。
リブ130は、サイドカバー66の左面において、通気口69に対して前下方に配置されており、閉鎖壁118の右端部に対して右方に隣接配置されている。リブ130は、側面視において上下方向に沿って直線状に延び、サイドカバー66の左面から左方に向かって突出する略板状を有している。なお、リブ130の左端部と、閉鎖壁118の下端部における右端部とは、僅かに間隔を空けて左右方向に向かい合っている。
1対の第2案内壁131は、左方から見て、リブ130を挟むようにリブ130の前後両方に1つずつ配置されている。1対の第2案内壁131のそれぞれは、サイドカバー66の左面から左方に向かって突出しており、前後方向に互いに間隔を空けて向い合っている。
詳しくは、リブ130は、1対の第2案内壁131の上端部間に配置されており、リブ130と第2案内壁131の上端部とは、前後方向に間隔を空けて向い合っている。
また、1対の第2案内壁131のそれぞれの下端部は、下方に向かうにつれて後方に向かうように傾斜しており、第2案内壁131の下端縁は、切欠溝70の上方に間隔を空けて位置している。
5.液体の誘導
このようなプリンタ1において、ユーザが、図2A、図2Bおよび図3に示すように、誤って本体ケーシング2の上方から、水などの液体をこぼすと、本体ケーシング2の上壁71の上面に液体がかかる。
すると、液体は、図3に示すように、用紙載置部73の本体部76と、第2トレイ部85の傾斜部82との間の隙間Cに浸入する場合がある。この場合、隙間Cに浸入した液体は、突出部77を伝って流下した後、突出部77の下端部から凹部95の凹部底壁104の上面に向かって落下する。
次いで、凹部底壁104に落下した液体は、図4に示すように、凹部底壁104の傾斜により、右下方に向かって流動する。つまり、凹部95は、隙間Cから本体ケーシング2内に浸入する液体を受け、その液体を右下方に向かって案内する。
そして、液体は、凹部95の右端部に到達すると、液体排出口99を介して、凹部95外に排出される。このとき、凹部95を流れる液体の流量が増加し、液面が連通溝100の下端縁よりも上方に到達すると、液体は、図7に示すように、連通溝100を介して貯留部98の第1貯留部101内に流入して貯留される。
また、液体排出口99から凹部95外に排出された液体は、図4に示すように、液体排出口99と連通する延長部96内に到達し、延長部底壁103の上面に沿って右下方に向かって流動する。その後、液体は、延長部96の右端部から突起97を伝って、第2通路92の液受部111に向かって下方に落下する。
すると、液受部111の受壁113は、突起97を伝って落下する液体を受ける。そして、液受部111は、液体を通過口110に向かって右方に流動させる。
その後、液体は、通過口110を左方から右方に通過する。これによって、第1通路91から受け渡された液体は、液受部111および通過口110により、フレーム65に対して、画像形成部4の反対に案内される。
そして、通過口110を通過した液体は、図5に示すように、1対の第1案内壁117に案内されて、フレーム65の右面に沿って、上方から下方に向かう流動方向Yに流動する。そして、液体は、案内部112の下端部である閉鎖壁118に到達すると、閉鎖壁118により、流動方向Yから右方に変更され、閉鎖壁118の底壁に沿って流動する。つまり、閉鎖壁118は、1対の第1案内壁117に対して流動方向Yの下流端部に配置され、1対の第1案内壁117の流動方向Yの下流端を連結している。
その後、液体は、図6に示すように、閉鎖壁118の右端部に到達すると、閉鎖壁118からリブ130に受け渡される。そして、液体は、リブ130を伝って流下した後、1対の第2案内壁131に案内されて、サイドカバー66の左面に沿って下方に向かって流動する。
次いで、液体は、1対の第2案内壁131の下端部から排出され、切欠溝70に向かって下方に流動し、切欠溝70を介して本体ケーシング2外に排出される。
6.作用効果
(1)プリンタ1では、図3に示すように、第1通路91が、第1トレイ部81と第2トレイ部85との隣接部分である隙間Cに対して下方に配置される凹部95を有している。そのため、液体が上方から本体ケーシング2の上壁71にかかり、隙間Cを介して、液体がケーシング本体59内に浸入しても、その液体は凹部95に受けられる。そして、液体は、図4に示すように、凹部95によりフレーム65に向かって案内された後、液体排出口99を介しフレーム65に向かって排出される。その後、液体排出口99から排出された液体は、フレーム65に配置される第2通路92に受けられ、通過口110を介して、フレーム65に対して、左方から右方に案内される。
つまり、隙間Cからケーシング本体59内に浸入した液体は、まず、第1通路91の凹部95に受けられ、フレーム65に向かって流動した後、第2通路92に受け渡され、通過口110を介して、フレーム65に対して画像形成部4の反対に案内される。
そのため、例え、隙間Cを介して、液体がケーシング本体59内に浸入しても、画像形成部4などが液体により濡れることを確実に抑制できる。
(2)フレーム65に対して右方に隣接配置されるサイドカバー66は、図6に示すように、第3通路93を備えている。そのため、第2通路92に案内される液体は、図5および図6に示すように、通過口110を介して、フレーム65に対して画像形成部4の反対に案内された後、第3通路93に受け渡される。そして、第3通路93は、第2通路92から受けた液体を、ケーシング本体59外に向かって案内する。
その結果、隙間Cからケーシング本体59内に浸入した液体を、第1通路91、第2通路92および第3通路93を介して、ケーシング本体59外に排出できる。よって、画像形成部4などが濡れることを確実に抑制できる。
(3)液体排出口99から排出された液体は、図4に示すように、延長部96によって、右方すなわちフレーム65に向かって案内される。そのため、液体排出口99から排出された液体を、フレーム65に配置される第2通路92に確実に受け渡すことができる。
(4)液体排出口99から排出された液体は、図4に示すように、延長部96を通過した後、突起97を伝って、延長部96から落下する。そのため、液体排出口99から排出された液体を、第2通路92に向かって確実に案内することができる。
(5)液受部111は、図4に示すように、突起97に対して下方に配置されている。そのため、液受部111は、突起97を伝って落下する液体を確実に受けることができる。そして、液受部111は、通過口110と連通しているので、受けた液体を通過口110に向かって確実に案内することができる。
(6)第2通路92は、図5に示すように、1対の第1案内壁117を有している。そのため、通過口110を通過した液体は、フレーム65の右面において、1対の第1案内壁117により所定の位置まで案内される。その後、液体は、1対の第1案内壁117の流動方向Yの下流端部を連結する閉鎖壁118により、液体の流動方向が変更され、第3通路93に受け渡される。
そのため、通過口110を通過した液体を、フレーム65の右面において、確実に案内することができながら、案内部112から第3通路93に液体を確実に受け渡すことができる。
(7)リブ130は、図6に示すように、案内部112と左右方向に向かい合う。そのため、案内部112により案内される液体は、リブ130を伝って、案内部112から第3通路93に受け渡される。その後、液体は、1対の第2案内壁131により、サイドカバー66の左面において、ケーシング本体59外に向かって案内される。
その結果、案内部112から第3通路93に液体を安定して受け渡すことができながら、液体をケーシング本体59外に向かって確実に案内できる。
(8)リブ130は、図6に示すように、閉鎖壁118の右端部に対して右方に隣接する。そのため、閉鎖壁118により流動方向が変更された液体は、リブ130を伝って、案内部112から第3通路93により安定して受け渡される。そのため、案内部112から第3通路93に液体をより安定して受け渡すことができる。
(9)プリンタ1は、図3に示すように、ダクト本体86とファン88とを備えている。そのため、ファン88を駆動することにより、ダクト本体86を介して、ケーシング本体59内の空気をケーシング本体59外に排気することができる。その結果、プリンタ1を効率的に放熱できる。
また、ダクトユニット64がダクト本体86と第1通路91とを一体に有しているので、ダクト本体86と第1通路91とが別部材である場合と比較して、部品点数の低減を図ることができる。
(10)閉鎖壁118は、図5に示すように、ファン88よりも下方に配置されている。そのため、閉鎖壁118により流動方向が変更された液体が、ファン88の駆動による空気の流動の影響を受けることを抑制できる。その結果、閉鎖壁118から第3通路93に液体を、より一層安定して受け渡すことができる。
(11)排紙部5から排出される用紙Pを支持する排紙トレイ11は、図3に示すように、画像形成部4に対して上方においてケーシング本体59に支持されている。そのため、排紙部5から排出される用紙Pに対して容易にアクセスすることができる。
また、排紙トレイ11を構成する第1トレイ部81が、ケーシング本体59から離脱可能であるので、画像形成部4のメンテナンス時において、第1トレイ部81をケーシング本体59から離脱することにより、画像形成部4を円滑にメンテナンスできる。
1 プリンタ
4 画像形成部
5 排紙部
11 排紙トレイ
59 ケーシング本体
65 フレーム
66 サイドカバー
71 本体ケーシングの上壁
77 案内部
81 第1トレイ部
85 第2トレイ部
86 ダクト本体
88 ファン
90 液体通路
91 第1通路
92 第2通路
93 第3通路
95 凹部
96 延長部
97 突起
99 液体排出口
110 通過口
111 液受部
112 案内部
117 第1案内壁
118 閉鎖壁
130 リブ
131 第2案内壁
C 隙間
P 用紙
X 排出方向X
Y 流動方向Y

Claims (10)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に配置され、記録媒体に画像を形成するように構成される画像形成部と、
    前記画像形成部に対して上方において前記筐体に支持される被覆部と、
    前記筐体内に浸入した液体を案内するように構成される液体通路とを備え、
    前記筐体は、
    前記画像形成部に対して、鉛直方向と直交する直交方向の一方に配置されるフレームと、
    前記フレームに対して、前記直交方向の一方に隣接配置されるカバーと、を備え、
    前記被覆部は、
    第1部材と、
    前記第1部材と隣接配置される第2部材とを有し、
    前記液体通路は、
    前記フレームに対して前記直交方向の他方に配置され、前記第1部材と前記第2部材との隣接部分を介して前記筐体内に浸入する液体を受け、液体を前記フレームに向かって案内するように構成される第1通路と、
    前記フレームに配置され、前記第1通路からの液体を受けるように構成される第2通路とを備え、
    前記第1通路は、
    前記第1部材と前記第2部材との隣接部分に対して下方に配置され、かつ、前記直交方向に延びる凹部と、
    前記凹部の前記直交方向の一方端部に配置され、前記凹部に案内される液体を排出するように構成される液体排出口とを有し、
    前記第2通路は、
    前記フレームを前記直交方向に貫通する通過口であって、前記液体排出口から排出された液体を、前記フレームに対して前記直交方向の他方から前記直交方向の一方に通過させるように構成される通過口を有し
    前記カバーは、
    前記直交方向の他方側において、前記第2通路からの液体を受け、液体を前記筐体外に向かって案内するように構成される第3通路を備えていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記第1通路は、
    前記液体排出口から前記直交方向の一方に向かって延び、前記液体排出口と連通する延長部を有していることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1通路は、
    前記延長部の下端部から下方に向かって突出し、液体が伝うように構成される突起を有していることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2通路は、
    前記突起を伝って落下する液体を受けるように構成される液受部を有し、
    前記液受部は、
    前記フレームの前記直交方向の他方側において、前記突起に対して下方に配置され、
    前記通過口と連通していることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2通路は、
    前記フレームの前記直交方向の一方側に配置され、前記通過口を通過した液体を、前記第3通路に向かって案内するように構成される案内部を有し、
    前記案内部は、
    前記直交方向から見て、前記通過口を挟むように前記通過口の両側に配置される1対の第1案内壁と、
    前記1対の第1案内壁に対して、前記案内部に案内される液体の流動方向の下流端部に配置され、前記1対の第1案内壁の前記流動方向の下流端部を連結する閉鎖部とを有していることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第3通路は、
    前記案内部と前記直交方向に向かい合い、前記直交方向に延びる突部と、
    前記直交方向から見て、前記突部を挟むように前記突部の両側に配置される1対の第2案内壁とを備えていることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記突部は、
    前記閉鎖部に対して前記直交方向の一方に隣接していることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記筐体内の空気を前記筐体外に排気するように構成されるダクトと、
    前記ダクトにおいて前記直交方向の一方に配置され、前記ダクト内の空気を流動させるように構成されるファンとを備え、
    前記ダクトと前記第1通路とは、一体であることを特徴とする、請求項またはに記載の画像形成装置。
  9. 前記閉鎖部は、前記ファンよりも下方に配置されていることを特徴とする、請求項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成部により画像が形成された記録媒体を、前記筐体外に排出するように構成される排出部を備え、
    前記第1部材と前記第2部材とは、前記排出部から排出される記録媒体を支持するように構成されるトレイ部を構成し、
    前記第1部材は、
    前記第2部材に対して、前記排出部による記録媒体の排出方向の下流に配置され、
    前記隣接部分は、
    前記直交方向に延びる隙間を画定することを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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