JP2015106064A - 画像形成装置 - Google Patents

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yasumasa Fujikawa
泰正 藤川
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Abstract

【課題】筐体の上壁に液体がかかった場合でも、画像形成部などが濡れることを抑制できる画像形成装置を提供すること。【解決手段】プリンタ1に、上壁59および左側壁61を有する本体ケーシング2と、用紙Pに画像を形成する画像形成部4とを備え、上壁59にトップカバー63およびパネルユニット64を備え、左側壁61にフレーム145およびサイドカバー146を備える。そして、フレーム145に、トップカバー63とパネルユニット64との間の隙間C2を介して本体ケーシング2内に浸入する液体を受ける溝部157であって、サイドカバー146に向かって左方に開放される溝部157を備え、サイドカバー146に、溝部157からの液体を受ける受部170を備える。また、受部170は、溝部157に対して下方に配置され、かつ、鉛直方向から見て、溝部157と重なるように配置する。【選択図】図11

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、筐体と、筐体内に配置され、記録紙にトナー像を形成するプロセスカートリッジと、記録紙上に形成されたトナー像を定着させる定着ユニットと、プロセスカートリッジおよび定着ユニットの動作を制御する回路基板と、プロセスカートリッジおよび定着ユニットに伝達する駆動力を出力するモータとを備えるレーザプリンタが知られている。このようなレーザプリンタは、複数のカバーをつなぎ合わせて筐体の外装面を形成している(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2009−169126号公報
しかるに、特許文献1に記載のレーザプリンタでは、筐体の上面において複数のカバーの継ぎ目を有しているため、ユーザが誤ってレーザプリンタの上方から液体をこぼしてしまった場合には、筐体の継ぎ目から、液体が筐体内に浸入する場合がある。
この場合、プロセスカートリッジや定着ユニットなどが、筐体内に浸入した液体により濡れ、電気的に短絡するなどして故障してしまうおそれがある。
そこで、本発明の目的は、筐体の上壁に液体がかかった場合でも、画像形成部などが濡れることを抑制できる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、筐体と、筐体内に配置され、記録媒体に画像を形成するように構成される画像形成部と、を備えている。筐体は、画像形成部に対して上方に配置される上壁であって、第1部材と、第1部材に隣接配置される第2部材とを備える上壁と、画像形成部に対して鉛直方向と直交する第1方向の一方に配置される側壁であって、フレームと、フレームに対して第1方向の一方に隣接配置されるカバーとを備える側壁と、を備えている。
フレームは、第1部材と第2部材との隣接部分を介して筐体内に浸入する液体を受けるように構成される溝部であって、カバーに向かって、第1方向の一方に開放される溝部を有している。カバーは、溝部からの液体を受けるように構成される受部であって、カバーから第1方向の他方に向かって突出する受部を有している。
受部は、溝部に対して下方に配置され、かつ、鉛直方向から見て、溝部と重なるように配置されている。
このような構成によれば、フレームが溝部を有しているので、筐体の上壁に液体がかかり、第1部材と第2部材との隣接部分を介して液体が筐体内に浸入すると、その液体は、溝部に受けられる。そして、溝部がカバーに向かって、第1方向の一方に開放されているので、溝部に受けられた液体は、溝部から第1方向の一方、つまり、画像形成部から離れるように排出される。そして、溝部から排出された液体は、鉛直方向から見て溝部と重なるように配置される受部に受けられる。
つまり、第1部材と第2部材との隣接部分から筐体内に浸入した液体は、フレームの溝部に受けられた後、画像形成部から離れるように流動し、フレームに対して画像形成部の反対に配置されるカバーに受け渡される。
そのため、例え、第1部材と第2部材との隣接部分を介して、液体が筐体内に浸入しても、画像形成部などが液体により濡れることを確実に抑制できる。
(2)受部は、カバーから第1方向の他方に突出する本体部と、本体部の第1方向の他端部から、上方に向かって突出する突出部とを有していてもよい。
このような構成によれば、受部が、本体部の第1方向の他端部から、上方に向かって突出する突出部を有しているので、溝部から排出される液体は、突出部を伝って本体部に受け渡される。そのため、受部は、溝部からの液体を安定して受けることができる。
(3)本体部は、本体部の第1方向の他端部から、カバーに近づくように第1方向の一方に向かうにつれて下方に傾斜する傾斜部を有していてもよい。
このような構成によれば、本体部が傾斜部を有しているので、受部に受けられた液体は、傾斜部に沿って、カバーに向かって流動する。そのため、受部に受けられた液体を確実にカバーに向かって案内することができる。
(4)突出部は、傾斜部と略平行になるように、カバーに近づくにつれて下方に傾斜する傾斜部分を有していてもよい。
このような構成によれば、突出部が傾斜部分を有しているので、突出部の傾斜部分を伝う液体は、傾斜部分に沿って、カバーに向かって流動する。そのため、突出部を伝う液体を確実にカバーに向かって案内することができる。
(5)受部は、傾斜部から連続して、カバーに沿って下方に延びる延長部を有していてもよい。
このような構成によれば、延長部が、傾斜部から連続して、カバーに沿って下方に延びるので、受部が受けた液体は、傾斜部に沿って流動した後、延長部により、カバーに沿って下方に向かって流動する。つまり、受部が受けた液体をより一層確実に案内することができる。
(6)フレームは、鉛直方向と、鉛直方向および第1方向の両方向と直交する第2方向とのそれぞれに延びるプレートと、プレートから第1方向の一方に突出し、かつ、第2方向に延び、溝部を有する第1壁と、第1壁の第1方向の一端部から、上方に向かって突出する第2壁とを有していてもよい。
このような構成によれば、第2壁が第1壁の第1方向の一端部から上方に向かって突出しているので、第1部材と第2部材との隣接部分を介して筐体内に浸入する液体が、第1壁上に落下すると、第2壁が、第1壁上の液体が第1壁から第1方向の一方に落下することを抑制する。そのため、第1部材と第2部材との隣接部分を介して筐体内に浸入する液体を、第1壁が有する溝部に確実に受けさせることができる。
(7)第1壁は、溝部を有する第1部分と、第1部分と連続して、第1部材と第2部材との隣接部分を介して筐体内に浸入する液体を、溝部に向かって案内するように構成される第2部分とを有していてもよい。この場合、第2壁は、第2部分の第1方向の一端部から、上方に向かって突出している。
このような構成によれば、第1部材と第2部材との隣接部分を介して筐体内に浸入する液体が、第1壁の第2部分上に落下すると、第2部分は、その液体を、溝部を有する第1部分に向かって案内する。また、第2壁が第2部分の第1方向の一端部から上方に向かって突出しているので、第2壁上に落下した液体を、溝部に向かって確実に案内することができる。
(8)フレームは、第2方向において、溝部に対して、第2部分の反対に配置される第3壁であって、第1壁から上方に向かって突出し、かつ、第1方向に延びる第3壁を有していてもよい。
このような構成によれば、第1壁から上方に向かって突出する第3壁が、第2方向において溝部に対して、第2部分の反対に配置されているので、溝部の第2方向の両方には、第3壁および第2部分のそれぞれが配置されている。そのため、液体が第2方向において溝部から離れるように流動することを抑制でき、液体を溝部に確実に受けさせることができる。
(9)第1部材は、筐体の上面の少なくとも一部を構成するトップカバーであり、第2部材は、トップカバーに取り付けられ、画像形成部の動作を操作するための操作部および画像形成部の動作を表示するための表示部の少なくともいずれか一方を備えるパネル部であってもよい。この場合、上壁は、パネル部の下方かつ溝部の上方に配置され、パネル部を下方から覆うように、トップカバーに取り付けられるパネル被覆部を備える。パネル被覆部は、鉛直方向から見て溝部と重なる部分を、鉛直方向に貫通する開口を有している。
しかるに、筐体の上壁に液体がかかると、トップカバーとパネル部との隣接部分を介して液体が筐体内に浸入する場合がある。この場合、上記の構成によれば、パネル被覆部が、パネル部を下方から覆うようにトップカバーに取り付けられているので、トップカバーとパネル部との隣接部分から浸入した液体は、まず、パネル被覆部に受けられる。
そして、パネル被覆部が鉛直方向から見て溝部と重なる部分に開口を有しているので、パネル被覆部に受けられた液体は、開口を介して、溝部に向かって落下する。
そのため、トップカバーとパネル部との隣接部分を介して筐体内に浸入した液体を、溝部に向かって確実に案内することができる。
(10)パネル部は、操作部および表示部の少なくともいずれか一方と、電気的に接続される基板と、操作部および表示部の少なくともいずれか一方と、基板とが取り付けられるパネルフレームと、を備えていてもよい。この場合、パネル被覆部は、基板と異なる基板を配置する基板配置部を備えている。
このような構成によれば、操作部および表示部の少なくともいずれか一方と、基板とがともにパネルフレームに取り付けられているので、操作部および表示部の少なくともいずれか一方と、基板との相対的な位置関係を一定に保つことができる。そのため、操作部および表示部の少なくともいずれか一方と、基板とを確実に電気的に接続できる。また、パネル被覆部の基板配置部に異なる基板が配置されているので、パネル部の機能の向上を図ることができる。
(11)トップカバーは、鉛直方向に貫通する開口部を有していてもよい。この場合、パネルフレームは、開口部内に配置されるパネルプレートと、パネルプレートの周縁から下方に向かって延びた後、屈曲して、パネルプレートから離れるように延びる段差部とを有している。
このような構成によれば、パネルフレームが段差部を有しているので、パネルプレートと、トップカバーの開口部の周縁との間の隙間から浸入する液体は、段差部によってパネルプレートから離れるように流動する。そのため、パネルフレームに取り付けられる基板が、液体に濡れることを抑制できる。
(12)パネル被覆部は、基板と基板配置部との間に配置され、鉛直方向に延びる壁部を有していてもよい。
このような構成によれば、基板と基板配置部との間に壁部が配置されているので、パネル被覆部に受けられた液体が、基板配置部に向かって移動することを抑制できる。そのため、基板配置部に配置される異なる基板が液体に濡れることを抑制できる。
(13)基板配置部は、鉛直方向から見て、パネル部と重ならない位置に配置されていてもよい。この場合、壁部は、パネル部と基板配置部との間に配置されている。
このような構成によれば、基板配置部が、鉛直方向から見て、パネル部と重ならない位置に配置されているので、パネル部とトップカバーとの隣接部分を介して筐体内に浸入する液体が、基板配置部に配置される異なる基板にかかることを抑制できる。
(14)壁部は、第1方向に延び、壁部の第1方向の一端部は、鉛直方向から見て、開口と隣接していてもよい。
このような構成によれば、壁部の第1方向の一端部が、鉛直方向から見て開口と隣接しているので、壁部により流動が規制された液体は、壁部に沿って、壁部の第1方向の一端部まで流動した後、開口を介してパネル被覆部から溝部に向かって排出される。そのため、基板配置部に配置される異なる基板が液体に濡れることを抑制できながら、パネル被覆部が受けた液体を確実に溝部に向けて案内できる。
(15)壁部の第1方向の一端部は、第2壁よりも第1方向の他方に位置していてもよい。
このような構成によれば、壁部の第1方向の一端部が、第2壁よりも第1方向の他方に位置しているので、壁部により流動が規制された液体は、壁部に沿って壁部の第1方向の一端部まで流動した後、開口を介して第1壁上に確実に落下する。そのため、基板配置部に配置される異なる基板が液体に濡れることを抑制できながら、パネル被覆部が受けた液体を確実に第1壁に向けて案内できる。
(16)第2壁は、第2方向に延び、第2壁の第2方向の一端部は、壁部の第2方向の他端部よりも第2方向の一方に位置していてもよい。
このような構成によれば、第2壁の第2方向の一端部が、壁部の第2方向の他端部よりも第2方向の一方に位置しているので、壁部により流動が規制された液体が、開口を介して第1壁上に落下するときに、第2壁よりも第1方向の一方に落下することを抑制できる。そのため、壁部により流動が規制された液体を、確実に第1壁上に落下させることができる。
(17)第2壁は、第2方向に延び、第2壁の第2方向の一端部は、第1方向から見て基板配置部と重なるように、基板配置部に対して第1方向の他方に隣接配置されていてもよい。
このような構成によれば、第2壁の第2方向の一端部が、第1方向から見て基板配置部と重なるように、基板配置部に対して第1方向の他方に隣接配置されているので、第1壁上の液体が、基板配置部に配置される異なる基板にかかることを、第2壁の第2方向の一端部により抑制できる。
(18)操作部は、ゴムからなり、複数のボタンを有するラバーキーであってもよい。この場合、ラバーキーは、基板に対して上方に隣接され、第1方向および第2方向に延びる平板部と、平板部の周縁から上方に向かって突出する周壁とを有している。
しかるに、筐体の上壁に液体がかかると、複数のボタンとパネルフレームとの間の隙間を介して液体が筐体内に浸入する場合がある。この場合、上記の構成によれば、ラバーキーが平板部と周壁とを備えているので、複数のボタンとパネルフレームとの間の隙間から浸入した液体は、平板部および周壁に受けられる。そのため、平板部に対して下方に隣接配置される基板が、複数のボタンとパネルフレームとの間の隙間から浸入した液体により濡れることを抑制できる。
(19)周壁は、鉛直方向から見て開口と重なる部分を第1方向に貫通する排出口と、排出口から第1方向一方に延びる延出部とを有していてもよい。
このような構成によれば、周壁が、鉛直方向から見て開口と重なる部分に排出口を有しているので、ラバーキーが受けた液体は、排出口および開口を介して、溝部に向かって確実に落下する。そのため、複数のボタンとパネルフレームとの間の隙間を介して筐体内に浸入した液体を、溝部に向かって確実に案内できる。
また、延出部は、第2方向における排出口の端縁から第1方向に延び、第2方向に間隔をあけて向かい合う板状の1対の延出側部と、1対の延出側部の下端部間に架設される延出底部とを有し、延出側部は、延出底部よりも第1方向一方に配置されていてもよい。
このような構成によれば、延出側部の方が延出底部よりも第1方向の一方に配置されているので、延出底部から落下する液体は、延出底部から落下するときに第2方向に散らばろうとすると延出側部により第2方向に散らばることが規制される。そのため、延出底部から第1方向もしくは下方に液体を案内することができる。
(20)延出底部は、第1方向一方で屈曲して下方に延びていてもよく、延出底部の下方部分は、基板の第1方向一方に間隔を空けて配置され、第1方向から見て基板の下面と略一致していてもよい。
このような構成によれば、延出底部の下方部分を、基板から第1方向の一方に離間した状態で基板の下面と略一致する位置に配置しているので、延出底部から落下する液体が基板にかかってしまうことをより確実に抑制することができる。
本発明の画像形成装置によれば、筐体の上壁に液体がかかった場合でも、画像形成部などが濡れることを抑制できる。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタの中央断面図を示す。 図2は、図1に示すプリンタを左上方から見た斜視図を示す。 図3は、図2に示す上壁および左側壁を右前方から見た分解斜視図を示す。 図4は、図3に示す上壁を左上方から見た分解斜視図を示す。 図5は、図3に示す上壁を左下方から見た分解斜視図を示す。 図6Aは、図4に示すトップカバー、パネルユニットおよびパネルカバーを左上方から見た斜視図を示す。図6Bは、図6Aに示すトップカバー、パネルユニットおよびパネルカバーを左下方から見た斜視図を示す。 図7は、図3に示す上壁を右下方から見た斜視図を示す。 図8は、図6Aに示すパネルユニットおよびパネルカバーを左上方から見た斜視図であって、パネルフレームを除いた状態を示す。 図9は、図3に示すフレームを左下方から見た斜視図を示す。 図10は、図3に示すサイドカバーを右前方から見た斜視図を示す。 図11Aは、図2に示すプリンタの平面図を示す。図11Bは、図11Aに示すプリンタのA−A断面図を示す。 図12Aは、図11Bに示すパネルユニットおよびフレームの平面図を示す。図12Bは、図12Aに示すパネルユニットおよびフレームのB−B断面図を示す。 図13は、図12Aに示すパネルユニットおよびフレームのC−C断面図を示す。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、ダイレクトタンデム型カラーレーザプリンタである。プリンタ1は、筐体の一例としての本体ケーシング2と、給紙部3と、画像形成部4と、排紙部5とを備えている。
本体ケーシング2は、略ボックス形状を有しており、給紙部3、画像形成部4および排紙部5を収容している。
なお、以下の説明において、プリンタ1の方向に言及するときには、プリンタ1を水平に載置した状態を上下の基準とする。すなわち、図1の紙面上方が上方であり、紙面下方が下方である。また、図1の紙面右方が前方であり、図1の紙面左方が後方である。また、プリンタ1を前方から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前が左方であり、紙面奥が右方である。つまり、前後方向および左右方向のそれぞれが水平方向であり、上下方向が鉛直方向である。なお、具体的には、各図において方向を矢印にて示す。また、左右方向が第1方向の一例であり、左方が第1方向の一方、右方が第1方向の他方である。また、前後方向が第2方向の一例であり、前方が第2方向の一方、後方が第2方向の他方である。
本体ケーシング2は、第2開口部の一例としての本体開口部9と、開閉カバーの一例としてのフロントカバー10と、排出トレイの一例としての排紙トレイ11とを備えている。本体開口部9は、本体ケーシング2の前端部に配置されており、本体ケーシング2の前壁を前後方向に貫通している。フロントカバー10は、図2に示すように、その下端部を支点として、本体開口部9を閉鎖する閉鎖位置と、本体開口部9を開放する開放位置とに揺動するように構成されている。なお、図2において、閉鎖位置にあるフロントカバー10を実線にて示し、開放位置にあるフロントカバー10を仮想線にて示す。
排紙トレイ11は、本体ケーシング2の上壁59の後方部分に配置されている。排紙トレイ11は、記録媒体の一例としての用紙Pが載置されるように、本体ケーシング2の上面から下方へ凹んでいる。
給紙部3は、用紙Pを画像形成部4に向けて搬送するように構成されている。給紙部3は、給紙トレイ12を備えている。給紙トレイ12は、用紙Pを載置して収容し、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着されている。
画像形成部4は、用紙Pに画像を形成するように構成されており、スキャナユニット20と、プロセスユニット21と、転写ユニット22と、定着ユニット23とを備えている。
スキャナユニット20は、本体ケーシング2内の上部に配置されている。スキャナユニット20は、後述する複数の感光ドラム28のそれぞれに向けて、画像データに基づいて、レーザービームをそれぞれ出射し、後述する感光ドラム28を露光する。
プロセスユニット21は、本体ケーシング2内の上下方向略中央であって、スキャナユニット20の下方に配置されている。プロセスユニット21は、前後方向にスライド可能であり、本体開口部9を介して本体ケーシング2外に引き出し可能に構成されている。プロセスユニット21は、ドロワユニット27と、現像カートリッジ30とを備えている。
ドロワユニット27は、感光ドラム28と、スコロトロン型帯電器29とを備えている。
感光ドラム28は、複数色に対応して複数備えられており、前後方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。具体的には、感光ドラム28は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの4色に対応して4つ備えられており、ドロワユニット27の前方から後方に向かって、順次配列されている。感光ドラム28は、左右方向に長手の略円筒形状を有し、ドロワユニット27の下端部において、下方から露出されるように回転可能に支持されている。
スコロトロン型帯電器29は、複数の感光ドラム28のそれぞれに対応して、複数、具体的には4つ備えられている。スコロトロン型帯電器29は、対応する感光ドラム28に対して後上方に間隔を隔てて配置されている。
現像カートリッジ30は、複数の感光ドラム28のそれぞれに対応して、複数、具体的には4つ備えられている。現像カートリッジ30は、対応する感光ドラム28の前上方において、ドロワユニット27に離脱可能に装着されている。現像カートリッジ30は、現像ローラ31と、供給ローラ32と、層厚規制ブレード33とを備えている。
現像ローラ31は、現像カートリッジ30の下端部に配置されており、現像ローラ31の後下方部分は、現像カートリッジ30から露出している。そして、現像ローラ31の後下端部は、感光ドラム28の前上端部に対して接触している。供給ローラ32は、現像ローラ31に対して前上方に配置されており、供給ローラ32の後下端部は現像ローラ31の前上端部に接触している。層厚規制ブレード33は、現像ローラ31に対して上方に配置されており、現像ローラ31の上端部に対して接触している。また、現像カートリッジ30は、供給ローラ32の上方の空間に、各色に対応するトナーを収容している。
転写ユニット22は、上下方向において、給紙トレイ12とプロセスユニット21との間に配置されており、前後方向に延びている。転写ユニット22は、駆動ローラ37と、従動ローラ38と、搬送ベルト39と、転写ローラ41とを備えている。駆動ローラ37および従動ローラ38は、前後方向に互いに間隔を隔てて配置されている。搬送ベルト39は、駆動ローラ37および従動ローラ38の周りに巻回されている。転写ローラ41は、4つの感光ドラム28のそれぞれに対応して、4つ備えられており、対応する感光ドラム28と搬送ベルト39の上方部分を挟むように、対応する感光ドラム28の下方に配置されている。
定着ユニット23は、転写ユニット22の後方に間隔を空けて位置している。定着ユニット23は、加熱ローラ43と、加圧ローラ44とを備えている。加圧ローラ44の前上端部は、加熱ローラ43の後下端部に対して圧接している。
排紙部5は、画像形成部4により画像が形成された用紙Pを本体ケーシング2外に排出するように構成されている。排紙部5は、定着ユニット23に対して上方に配置されており、排紙ローラ50を備えている。排紙ローラ50は、排紙トレイ11の後方に配置されており、本体ケーシング2に回転可能に支持されている。
このようなプリンタ1において、図示しない制御部の制御により、画像形成動作が開始されると、スコロトロン型帯電器29は、感光ドラム28の表面を一様に帯電する。その後、スキャナユニット20が、所定の画像データに基づいて、帯電された感光ドラム28の表面を露光する。これによって、感光ドラム28の表面には、画像データに基づく静電潜像が形成される。
また、現像カートリッジ30内のトナーは、供給ローラ32に供給される。そして、供給ローラ32は、トナーを現像ローラ31に供給する。そして、供給ローラ32と現像ローラ31とは、それらの間でトナーを正極性に摩擦帯電する。次いで、層厚規制ブレード33は、現像ローラ31に供給されたトナーを一定の厚みに規制する。そして、現像ローラ31は、回転することにより、担持するトナーを、感光ドラム28の周面上の静電潜像に供給する。これにより、感光ドラム28の周面上にトナー像が担持される。
一方、給紙トレイ12に収容される用紙Pは、給紙トレイ12から各種ローラの回転により、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム28と搬送ベルト39との間に供給される。次いで、搬送ベルト39は、感光ドラム28と搬送ベルト39との間に給紙された用紙Pを、前方から後方に向かって搬送する。このとき、感光ドラム28および転写ローラ41は、それらの間を通過する用紙Pに、各色のトナー像を順次転写する。これによって、用紙Pにカラー画像が形成される。
次いで、カラー画像が形成された用紙Pは、搬送ベルト39の周回移動により、加熱ローラ43と加圧ローラ44との間に到達する。加熱ローラ43および加圧ローラ44は、それらの間を通過する用紙Pを加熱および加圧する。これにより、用紙Pに転写されたカラー画像は、用紙Pに熱定着される。その後、用紙Pは、後述する搬送ガイド77のガイドリブ82にガイドされて、排紙ローラ50に向かって搬送された後、排紙ローラ50により、後方から前方に向かって排紙トレイ11に排紙される。つまり、後述する搬送ガイド77は、排紙トレイ11に向かう用紙Pの搬送をガイドする。そして、排紙された用紙Pは、排紙トレイ11の上面にスタックされ支持される。
2.本体ケーシングの詳細
本体ケーシング2は、図1および図2に示すように、上壁59と、側壁の一例としての左側壁61と、右側壁60と、後壁62と、フロントカバー10とを備えている。
(2−1)上壁
上壁59は、図1に示すように、画像形成部4に対して上方に配置されている。
上壁59は、図4および図6Aに示すように、第1部材の一例としてのトップカバー63と、第2部材およびパネル部の一例としてのパネルユニット64と、パネル被覆部の一例としてのパネルカバー74と、異なる基板の一例としてのUSB基板72および通信基板73とを備えている。
トップカバー63は、平面視略矩形の板状を有しており、トレイ部65と、囲部66とを一体に有している。
トレイ部65は、平面視においてトップカバー63の後方部分の左右方向略中央に配置されており、トップカバー63の上面から下方に向かって凹んでいる。詳しくは、トレイ部65は、用紙載置部67と、1対のトレイ側壁68とを備えている。
用紙載置部67は、トレイ部65の底部であって、左右方向に延びる平面視略矩形の板状を有している。用紙載置部67は、図1に示すように、囲部66から連続して、後方に向かうにつれて下方に傾斜するように延びている。1対のトレイ側壁68のそれぞれは、図4に示すように、用紙載置部67の左右両端部のそれぞれと、囲部66とを上下方向に連結している。これによって、1対のトレイ側壁68は、左右方向に互いに間隔を空けて向い合っている。
なお、トレイ部65は、図1に示すように、プリンタ1が備えるインナーシュート69とともに排紙トレイ11を構成する。インナーシュート69は、底部70と、1対の側部71とを有している。底部70は、側面視略L字の板状を有しており、左右方向に延びている。底部70の後方部分は、上下方向に延び、底部70の前方部分は、底部70の後方部分の下端部から連続して、前上方に向かって延びている。1対の側部71は、左右方向に互いに間隔を空けて向かい合っている。側部71は、上下方向に延びる側面視略矩形の板状であり、側部71の左右方向端部に接続されている。そして、インナーシュート69は、底部70の前方部分が用紙載置部67の後下方に隣接されるとともに、1対の側部71のそれぞれが1対のトレイ側壁68のそれぞれの後方に隣接されるように、本体ケーシング2に固定されている。これによって、トレイ部65およびインナーシュート69は、排紙トレイ11を画定する。
囲部66は、図11Aに示すように、上方から見て、トレイ部65の周りを囲むO字状を有している。囲部66は、図4に示すように、開口部の一例としてのパネル露出口75と、凹部76とを有している。
パネル露出口75は、囲部66の左方部分における前方部分に配置されており、トレイ部65に対して左前方に配置されている。パネル露出口75は、前後方向に延びる平面視略矩形状を有しており、囲部66を上下方向に貫通している。
凹部76は、囲部66の前端部における左右方向略中央に配置されており、パネル露出口75に対して前右方に配置されている。凹部76は、前方に向かって開放される平面視略U字状を有しており、囲部66の前端縁から後方に向かって凹んでいる。
また、囲部66は、図5に示すように、その下面において、複数のスナップフィット78と、1対のカバー係合部79と、係合板80と、搬送ガイド77とを一体に有している。
複数のスナップフィット78は、具体的には、囲部66の下面において、パネル露出口75の左右両方の周縁部分に2つずつ配置されている。パネル露出口75に対して左方に配置される2つのスナップフィット78、および、パネル露出口75に対して右方に配置される2つのスナップフィット78のそれぞれは、前後方向に互いに間隔を空けて配置されている。
スナップフィット78は、上下方向に延びる側面視略矩形の板状を有しており、囲部66の下面から下方に向かって延びている。これにより、スナップフィット78は、左右方向に撓むように弾性変形可能である。また、スナップフィット78の下端部は、左右方向内方に向かって突出する断面鉤状を有している。
1対のカバー係合部79は、囲部66の下面において、パネル露出口75の後方の周縁部分に配置されており、左右方向に互いに間隔を空けて配置されている。カバー係合部79は、上方に向かって開放される正面視略U字状を有しており、前後方向に延びている。そして、カバー係合部79の上端部は、囲部66の下面に接続されている。
係合板80は、囲部66の下面において、パネル露出口75の後方の周縁部分に配置されており、1対のカバー係合部79の左右方向の間に配置されている。係合板80は、左右方向の延びる正面視略矩形の板状を有しており、囲部66の下面から下方に向かって突出している。係合板80の上下方向の寸法は、カバー係合部79の上下方向の寸法よりも大きい。
また、係合板80は、嵌合穴81を有している。嵌合穴81は、係合板80の正面視略中央に配置されており、左右方向に延びる正面視略矩形状を有している。そして、嵌合穴81は、係合板80を前後方向に貫通している。
搬送ガイド77は、囲部66の下面の後端部における左右方向略中央に配置されている。搬送ガイド77は、複数のガイドリブ82を備えている。複数のガイドリブ82は、左右方向に互いに間隔を空けて並列配置されている。ガイドリブ82は、図1に示すように、前後方向に延びる側面視略矩形の板状を有しており、囲部66の下面から下方に向かって突出している。また、ガイドリブ82は、湾曲縁83を有している。湾曲縁83は、ガイドリブ82の下端縁であって、後上方に向かって凹む側面視略湾曲形状を有している。
パネルユニット64は、図4に示すように、パネルフレーム90と、操作部の一例としてのラバーキー91と、表示部の一例としてのディスプレイユニット92と、基板の一例としてのパネル基板93とを有している。
パネルフレーム90は、パネルプレート95と、段差部96とを有している。パネルプレート95は、前後方向に延びる平面視略矩形の板状を有しており、パネル露出口75と略同じサイズを有している。
パネルプレート95は、複数のボタン開口97と、ディスプレイ開口99とを有している。複数のボタン開口97は、後述するラバーキー91の複数のボタン111に対応しており、パネルプレート95の前方部分において、互いに間隔を空けて配置されている。ボタン開口97は、左右方向に延びる平面視楕円形状、または、左右方向に延びる平面視略矩形状を有しており、パネルプレート95を上下方向に貫通している。ディスプレイ開口99は、パネルプレート95の後方部分に配置されている。ディスプレイ開口99は、左右方向に延びる平面視略矩形を有しており、パネルプレート95を上下方向に貫通している。
また、パネルプレート95は、図5に示すように、その下面において、複数のボタンカラー100と、複数の第1フック部101と、第2フック部102とを一体に有している。
複数のボタンカラー100は、複数のボタン開口97に対応して備えられており、パネルプレート95の下面における前方部分に配置されている。ボタンカラー100は、上下方向に延びる筒状を有しており、対応するボタン開口97の周縁から下方に向かって延びている。また、ボタンカラー100は、底面視において、対応するボタン開口97と略同じ形状を有している。
複数の第1フック部101は、具体的には、パネルプレート95の下面における左右両端部のそれぞれに2つずつ配置されている。パネルプレート95の下面の左端部に配置される2つの第1フック部101、および、パネルプレート95の下面の右端部に配置される2つの第1フック部101のそれぞれは、前後方向に互いに間隔を空けて配置されている。
第1フック部101は、上下方向に延びる側面視略矩形の板状を有しており、パネルプレート95の下面から下方に向かって延びている。これにより、第1フック部101は、左右方向に撓むように弾性変形可能である。また、第1フック部101の下端部は、左右方向内方に向かって突出する断面鉤状を有している。
第2フック部102は、パネルプレート95の下面の後端部における左右方向略中央に配置されており、ディスプレイ開口99の後方の周縁部分に配置されている。第2フック部102は、上下方向に延びる背面視略矩形の板状を有しており、パネルプレート95の下面から下方に向かって延びている。これにより、第2フック部102は前後方向に撓むように弾性変形可能である。また、第2フック部102の下端部は、前方に向かって突出する断面鉤状を有している。第2フック部102の上下方向の寸法は、第1フック部101の上下方向の寸法と略同じである。
段差部96は、図4に示すように、パネルプレート95の周縁全体から下方に向かって突出している。すなわち、パネルフレーム90は、左右方向および前後方向に切断したときの断面形状が、下方に向かって開放される凹形状を有している。
詳しくは、段差部96は、図11Bに示すように、断面クランク形状を有しており、パネルプレート95の周縁から下方に向かって突出した後、パネルプレート95から離れるように、略90°屈曲し、次いで、下方に向かって屈曲している。
また、段差部96は、図4に示すように、切欠部98と、1対のパネル係合部103とを有している。
切欠部98は、段差部96の左壁における前下方に部分に配置されている。切欠部98は、前後方向に延びる側面視略矩形状を有しており、段差部96の左壁の下端縁における前方部分から上方に向かって切り欠かれている。
1対のパネル係合部103は、1対のカバー係合部79に対応して備えられており、段差部96の後壁の後面に配置されている。1対のパネル係合部103は、左右方向に互いに間隔を隔てて向かい合っている。パネル係合部103は、平面視略矩形の角柱形状を有しており、段差部96の後壁の後面から後方に向かって突出している。
ラバーキー91は、パネルプレート95の前方部分に対して下方に配置されている。ラバーキー91は、図8に示すように、ゴムからなり、平板部110と、複数のボタン111と、周壁の一例としての周側壁112と、延出部113とを有している。
平板部110は、平面視略矩形の板状を有している。つまり、平板部110は、前後方向および左右方向に延びている。平板部110は、図5に示すように、複数の貫通穴114を有している。複数の貫通穴114は、複数のボタン111に対応している。貫通穴114は、左右方向に延びる底面視楕円形状、または、左右方向に延びる平面視略矩形状を有しており、平板部110を上下方向に貫通している。
複数のボタン111は、図8に示すように、平板部110の上面に配置されている。ボタン111は、図5および図8に示すように、ボタン本体115と、導電部材116とを有している。
ボタン本体115は、図8に示すように、上下方向に延びる略筒状を有しており、対応する貫通穴114の周縁から上方に向かって延びている。また、ボタン本体115は、平面視において、対応する貫通穴114と略同じ形状を有しており、ボタン本体115の上端部は、閉鎖されている。
導電部材116は、図5に示すように、導電性のゴムからなり、ボタン本体115内に収容されている。
周側壁112は、図8に示すように、平板部110の周縁全体から上方に向かって突出している。すなわち、平板部110および周側壁112は、左右方向および前後方向に切断したときの断面形状が、上方に向かって開放される凹形状を構成している。
また、周側壁112は、複数の排出口118を有している。複数の排出口118は、具体的には、2つ備えられており、周側壁112の右壁において、前後方向に互いに間隔を空けて2つ配置されている。排出口118は、図12Bに示すように、上下方向に延びる側面視略矩形状を有しており、周側壁112の上下方向全体にわたって延びている。つまり、排出口118は、上下方向に延びるスリット状を有しており、周側壁112の右壁を左右方向に貫通している。
延出部113は、図8に示すように、複数の排出口118に対応して複数、具体的には、2つ備えられており、前後方向に間隔を空けて配置されている。なお、2つの延出部113のそれぞれを区別する場合、前方の延出部113を、前延出部113Fとし、後方の延出部113を後延出部113Rとする。
延出部113は、図12Bに示すように、上方に向かって開放される側面視略コ字状を有しており、図8に示すように、排出口118の前方周縁、後方周縁および下方周縁から、左方に向かって突出している。
詳しくは、延出部113は、図8および図13に示すように、1対の延出側部119と、延出底部117とを有している。図8に示すように、1対の延出側部119は、延出部113の前後両端部であって、前後方向に間隔を空けて向かい合っている。1対の延出側部119のそれぞれは、側面視略矩形の板状を有しており、排出口118の前後両周縁のそれぞれから、左方に向かって突出している。
延出底部117は、図13に示すように、延出部113の下端部であって、1対の延出側部119の下端部間に架設されている。延出底部117は、側面視略L字の板状を有しており、排出口118の下方周縁から左方に向かって延びた後、延出側部119の左端部よりも右方で屈曲して下方に向かって延びている。つまり、延出側部119は、延出底部117よりも左右方向において左方に配置されている。
ディスプレイユニット92は、図4に示すように、パネルプレート95の後方部分に対して下方に配置されている。ディスプレイユニット92は、支持フレーム121と、LEDディスプレイ120とを備えている。
支持フレーム121は、上下方向に延びる略角筒形状を有している。支持フレーム121は、平面視において左右方向に延びる略矩形状を有しており、側面視において前方に向かうにつれて幅狭となる略台形状を有している。
LEDディスプレイ120は、表示素子としての発光ダイオードが前後左右に複数並列配置されるディスプレイ装置であって、プリンタ1の動作が表示されるように構成されている。LEDディスプレイ120は、左右方向に延びる平面視略矩形の板状を有している。そして、LEDディスプレイ120は、支持フレーム121内において、支持フレーム121に支持されている。
パネル基板93は、ラバーキー91およびディスプレイユニット92の下方に配置されており、プリンタ1が備える図示しないCPUなどの制御部に電気的に接続されている。また、パネル基板93は、画像形成部4の動作に対応する、図示しないCPUからの電気信号を、LEDディスプレイ120に伝達するように構成され、かつ、ラバーキー91のボタン111の操作に対応する電気信号を、図示しないCPUに出力するように構成されている。
パネル基板93は、前後方向に延びる平面視略矩形の板状を有しており、その上面において、複数のボタン接点123と、LED接点124とを有している。複数のボタン接点123は、複数のボタン111に対応しており、パネル基板93の上面における前方部分に配置されている。複数のボタン接点123は、互いに間隔を隔てて配置されている。LED接点124は、LEDディスプレイ120に対応しており、パネル基板93の上面における後方部分に配置されている。
パネルカバー74は、図6Aに示すように、パネルユニット64の下方に配置されており、図7に示すように、底面視において、パネルユニット64を下方から被覆可能な形状およびサイズを有している。
パネルカバー74は、図4および図8に示すように、カバープレート125と、スペーサー132と、カバー周側壁126と、嵌合突起129と、壁部の一例としての規制壁128と、基板配置部127とを有している。
カバープレート125は、図8に示すように、前後方向に延びる平面略矩形の板状を有している。カバープレート125は、開口の一例としての液体排出口130と、切欠部137とを有している。
液体排出口130は、複数の延出部113に対応して複数、具体的には、2つ備えられている。なお、2つの液体排出口130のそれぞれを区別する場合、前方の液体排出口130を、前液体排出口130Fとし、後方の延出部113を後液体排出口130Rとする。
後液体排出口130Rは、カバープレート125の左方部分における前後方向の略中央に配置されている。後液体排出口130Rは、平面視略矩形状を有しており、カバープレート125を上下方向に貫通している。
前液体排出口130Fは、カバープレート125の左方部分において、後液体排出口130Rに対して後方に僅かに間隔を空けて配置されている。前液体排出口130Fは、前後方向に延びる平面視略矩形状を有しており、カバープレート125の左端縁から右方に向かって凹んでいる。つまり、前液体排出口130Fは、カバープレート125を上下方向に貫通している。
切欠部137は、カバープレート125の左方部分において、前液体排出口130Fに対して前方に間隔を空けて配置されている。切欠部137は、カバープレート125の左方部分の前端部を、平面視略矩形状に切り欠いている。
スペーサー132は、図4に示すように、カバープレート125の上面における前後方向略中央部分に配置されており、前後方向に間隔を空けて複数並列配置されている。スペーサー132は、左右方向延びる正面視略矩形の板状を有しており、カバープレート125の上面から上方に向かって突出している。
カバー周側壁126は、図8に示すように、前方に向かって開放される平面視略U字状を有しており、カバープレート125の左端縁、後端縁および右端縁から、上方に向かって突出している。詳しくは、カバー周側壁126は、左カバー周側壁126Aと、後カバー周側壁126Bと、右カバー周側壁126Cとを一体に有している。
左カバー周側壁126Aは、カバープレート125の左端縁における前液体排出口130Fよりも後方の部分から、上方に向かって突出しており、前後方向に延びる側面視略矩形の板状を有している。
後カバー周側壁126Bは、カバープレート125の後端縁から上方に向かって突出しており、左右方向に延びる正面視略矩形の板状を有している。また、後カバー周側壁126Bの左端部は、左カバー周側壁126Aの後端部に接続されている。
右カバー周側壁126Cは、正面視略クランク状を有しており、カバープレート125の右端縁から上方に向かって突出した後、右方に向かって屈曲し、次いで、上方に向かって屈曲している。また、右カバー周側壁126Cは、前後方向に延びており、右カバー周側壁126Cの後端部は、後カバー周側壁126Bの右端部に接続されている。
嵌合突起129は、後カバー周側壁126Bの後面における左右方向略中央に配置されている。嵌合突起129は、左右方向に延びる平面視略矩形の板状を有しており、後カバー周側壁126Bの後面から後方に向かって突出している。
規制壁128は、図4に示すように、カバープレート125の上面において、複数のスペーサー132に対して前方に間隔を空けて配置されている。規制壁128は、図8に示すように、カバープレート125の上面から上方に向かって突出しており、平面視略L字状を有している。
規制壁128は、第1規制部128Aと、第2規制部128Bとを一体に有している。第1規制部128Aは、右カバー周側壁126Cの左面における前端部から、前液体排出口130Fの右方周縁の前端部まで、左右方向に延びている。つまり、規制壁128の第1規制部128Aの左端部は、上方から見て、前液体排出口130Fと左右方向に隣接している。なお、第1規制部128Aの左右方向略中央部分は、平面視略半円形状に後方に向かって凹んでいる。
第2規制部128Bは、第1規制部128Aの左端部から連続して、前液体排出口130Fの右方周縁に沿って後方に向かって延びている。
基板配置部127は、図4に示すように、パネルカバー74の前左部分であって、規制壁128に対して、複数のスペーサー132の反対、具体的には、左前方に配置されている。基板配置部127は、USB基板配置部135と、通信基板支持部136とを有している。
USB基板配置部135は、図8に示すように、規制壁128の第1規制部128Aよりも前方に配置されている。USB基板配置部135は、側板部138と、底板部139とを一体に有している。側板部138は、平面視略L字の板状を有しており、カバープレート125の切欠部137の右方周縁および後方周縁から、下方に向かって延びている。底板部139は、平面視略矩形の板状を有しており、その右端部および後端部が、側板部138の下端部に接続されている。
通信基板支持部136は、USB基板配置部135の後方に隣接され、かつ、規制壁128の第2規制部128Bに対して左方に間隔を空けて配置されている。
通信基板支持部136は、側面視略矩形の板状を有しており、通信基板支持部136の左面において、通信基板73を支持可能に構成されている。
USB基板72は、プリンタ1と、外部の部材とを接続するように構成されており、外部の部材のユニバーサル・シリアル・バス(USB)端子を受け入れ可能なUSBコネクタ141を備えている。また、USB基板72は、図示しないCPUに電気的に接続されている。
そして、USB基板72は、図6Bに示すように、囲部66の下面において、パネル露出口75の前方かつ凹部76の左方に配置され、囲部66にねじ止めされている。
通信基板73は、プリンタ1と、無線ローカル・エリア・ネットワーク(無線LAN)とを無線通信可能に接続するように構成されている。そして、通信基板73は、通信基板支持部136の左面に支持されている。
(2−2)トップカバーに対するパネルユニットおよびパネルカバーの組み付け
次に、図4〜図6Bを参照して、トップカバー63に対するパネルユニット64およびパネルカバー74の組み付けについて説明する。なお、以下の動作は、作業者により実施される。
トップカバー63に対してパネルユニット64を組み付けるには、図4および図5に示すように、まず、パネルユニット64を組み立てる。
パネルユニット64を組み立てるには、まず、パネルフレーム90に、ラバーキー91およびディスプレイユニット92を組み付ける。ラバーキー91は、各ボタン本体115が対応するボタンカラー100に下方から挿入されるように、パネルプレート95の前方部分に対して下方から組みつけられる。また、ディスプレイユニット92は、支持フレーム121の内部空間がディスプレイ開口99と上下方向に連通するように、パネルプレート95の後方部分に対して下方から組み付けられる。
次いで、パネル基板93を、パネルフレーム90に対して下方から組み付ける。これにより、パネル基板93の左右両端部が、4つの第1フック部101のそれぞれの下端部に当接するとともに、パネル基板93の後端部が、第2フック部102の下端部に当接する。すると、4つの第1フック部101のそれぞれが、左右方向外方に向かって弾性変形するとともに、第2フック部102が後方に向かって弾性変形する。
続いて、パネル基板93をさらに上方に向かって移動させると、パネル基板93の左右両端部と、4つの第1フック部101の下端部との当接が解除されるとともに、パネル基板93の後端部と、第2フック部102の下端部との当接が解除される。
すると、4つの第1フック部101のそれぞれは、それらの弾性力により復元して、パネル基板93の左右両端部と係合し、第2フック部102は、弾性力により復元して、パネル基板93の後端部と係合する。
このとき、ラバーキー91は、図11Bに示すように、ボタン111の上端部を除いて、パネルプレート95の前方部分と、パネル基板93の前方部分との上下方向の間に配置されている。
また、ラバーキー91の平板部110は、パネル基板93の上方に隣接配置され、複数の導電部材116のそれぞれは、図4および図5に示すように、対応するボタン接点123の上方に僅かに間隔を隔てて配置されている。
なお、ユーザが、ボタン111の上端部を上方から押圧することにより、そのボタン111の導電部材116が、対応するボタン接点123と接触する。すると、導電部材116とボタン接点123とが電気的に接続され、パネル基板93から図示しないCPUに電気信号が出力される。これによって、画像形成部4の動作が操作される。
また、1対の延出部113のそれぞれは、図6Aに示すように、左方から見て、切欠部98と重なるように配置されている。また、延出部113の延出底部117の下方部分は、図13に示すように、パネル基板93の左方に僅かな間隔を空けて配置されており、左右方向から見て、パネル基板93と重なっている。また、延出底部117の下端部は、左右方向から見て、パネル基板93の下面と略一致しており、上下方向において略同じ位置に配置されている。
また、ディスプレイユニット92は、図4に示すように、パネルプレート95の後方部分と、パネル基板93の後方部分との上下方向の間に配置されている。また、ディスプレイユニット92のLEDディスプレイ120は、LED接点124に上方から接触するとともに、上方から見てディスプレイ開口99と重なるように配置されている。
以上によって、ラバーキー91、ディスプレイユニット92およびパネル基板93が、パネルフレーム90に取り付けられ、パネルユニット64が組み立てられる。
このとき、図2に示すように、ボタン開口97の内周縁と、ボタン本体115の外周面とは、隙間C1を画定している。つまり、隙間C1は、平面視略環状を有しており、上壁59の上面に複数形成されている。
次いで、図6Aおよび図6Bに示すように、パネルユニット64をトップカバー63に組み付ける。
パネルユニット64をトップカバー63に組み付けるには、まず、パネルユニット64の後端部がパネルユニット64の前端部よりも上方に位置するように、パネルユニット64を斜めに配置し、1対のパネル係合部103のそれぞれを、1対のカバー係合部79のそれぞれに前下方から挿入する。
次いで、パネルフレーム90のパネルプレート95がパネル露出口75内に挿入されるように、パネルユニット64を、パネル係合部103を支点として、左側面視反時計回り方向に回転させる。
そうすると、パネルフレーム90の段差部96の左右両側壁と、4つのスナップフィット78の下端部とが当接する。これによって、4つのスナップフィット78のそれぞれが、左右方向外方に向かって弾性変形する。
続いて、パネルユニット64をさらに左側面視反時計回り方向に回転させると、段差部96の左右両側壁と、4つのスナップフィット78の下端部との当接が解除される。すると、4つのスナップフィット78のそれぞれは、それらの弾性力により復元して、段差部96の左右両側壁と係合する。
これによって、パネルユニット64が、トップカバー63に取り付けられる。
このとき、パネルプレート95は、図2に示すように、パネル露出口75内に挿入されている。これによって、パネル露出口75の内周縁と、パネルプレート95の外周縁とは、隣接されており、隙間C2を画定している。隙間C2は、平面視略矩形の環状を有している。
また、パネルプレート95の上面は、図11Bに示すように、トップカバー63の囲部66の上面と略面一である。また、段差部96の屈曲部分は、囲部66におけるパネル露出口75の周縁に対して下方に隣接されている。
次いで、図6Aおよび図6Bに示すように、トップカバー63に取り付けられたパネルユニット64を、下方から被覆するように、パネルカバー74をトップカバー63に組み付ける。パネルカバー74をトップカバー63に組み付けるには、まず、パネルカバー74の後端部がパネルカバー74の前端部よりも上方に位置するように、パネルカバー74を斜めに配置し、嵌合突起129を、係合板80の嵌合穴81に前下方から挿入する。
次いで、パネルカバー74を、嵌合突起129を支点として、左側面視反時計回り方向に回転させた後、図7に示すように、トップカバー63の囲部66の下面にねじ止めする。これによって、パネルユニット64は、パネルカバー74内に収容される。
このとき、複数のスペーサー132は、図11Bおよび図12Bに示すように、パネル基板93に対して下方から接触しており、パネル基板93と、カバープレート125とは上下方向に互いに間隔を空けて向かい合っている。
また、右カバー周側壁126Cの右端部は、図11Bに示すように、隙間C2の右方部分よりも右方に位置している。なお、図示しないが、後カバー周側壁126Bは、隙間C2の後方部分よりも後方に位置しており、左カバー周側壁126Aは、隙間C2の左方部分よりも左方に位置している。
また、規制壁128は、図12Aに示すように、前後方向において、パネルユニット64のパネル基板93と、基板配置部127のUSB基板配置部135との間に配置されており、規制壁128の第1規制部128Aは、隙間C2の前方部分よりも前方に位置している。
また、基板配置部127は、パネルユニット64に対して、前左方に間隔を空けて配置されている。つまり、基板配置部127は、上下方向から見て、パネルユニット64と重ならない位置に配置されている。そして、基板配置部127のUSB基板配置部135は、図7に示すように、USB基板72を受け入れ、底板部139は、USB基板72を下方から被覆している。
以上によって、トップカバー63に対するパネルユニット64およびパネルカバー74の組み付けが完了する。
このとき、前延出部113Fは、図12Aおよび図12Bに示すように、上下方向から見て、前液体排出口130Fの前後方向略中央と重なるように、前液体排出口130Fの上方に間隔を空けて配置されており、前方の排出口118は、上下方向から見て、前液体排出口130Fと重なっている。また、後延出部113Rは、上下方向から見て、後液体排出口130Rと重なるように、後液体排出口130Rの上方に間隔を空けて配置されており、後方の排出口118は、上下方向から見て、後液体排出口130Rと重なっている。
(2−3)左側壁
左側壁61は、図2に示すように、本体ケーシング2の左端部であって、図11Bに示すように、画像形成部4に対して左方に配置されている。
左側壁61は、図2に示すように、前後方向に延びる側面視略矩形状を有しており、図3に示すように、フレーム145と、カバーの一例としてのサイドカバー146とを備えている。
フレーム145は、図11Bに示すように、左側壁61の右方部分であり、画像形成部4に対して左方、かつ、パネルカバー74の下方に配置されている。
フレーム145は、図3に示すように、公知の樹脂材料からなり、プレートの一例としての本体プレート150と、フレーム周側壁151とを一体に有している。
本体プレート150は、前後方向に延びる側面視略矩形の板状を有している。つまり、鉛直部159は、上下方向と前後方向とのそれぞれに延びている。本体プレート150は、図11Bに示すように、画像形成部4に対して左方に配置されている。フレーム周側壁151は、本体プレート150の周縁全体から左方に向かって突出している。すなわち、フレーム145は、上下方向および前後方向に切断したときの断面形状が、左方に向かって開放される凹形状である。また、フレーム周側壁151の上壁の左端部は、図11Bに示すように、液体排出口130よりも右方に位置している。
また、フレーム145は、図9に示すように、液体ガイド部152を有している。液体ガイド部152は、本体プレート150の左面において、前上方部分に配置されており、図11Bに示すように、パネルカバー74の前方部分の下方に配置されている。
液体ガイド部152は、図9に示すように、第1壁153と、第2壁155と、第3壁156とを有している。
第1壁153は、側面視略クランク状の板状を有しており、本体プレート150の左面から左方に向かって突出している。第1壁153は、後方部分である第1部分158と、前方部分である第2部分154とを有している。
第1部分158は、平面視略矩形の板状を有しており、図12Bに示すように、前後方向に延びている。また、第1部分158は、上下方向から見て、後延出部113Rおよび後液体排出口130Rと重なるように、後液体排出口130Rの下方に間隔を空けて配置されている。
また、第1部分158は、溝部157を有している。溝部157は、上下方向から見て、前液体排出口130Fの後端部と重なるように、前液体排出口130Fの下方に間隔を空けて配置され、後液体排出口130Rよりも僅かに前方に配置されている。溝部157は、上方に向かって開放される半円形状を有しており、第1壁153の第1部分158の上面から下方に向かって凹んでいる。また、溝部157は、図11Bに示すように、第1壁153の左右方向全体にわたって、左右方向に沿って延びている。つまり、溝部157は、サイドカバー146に向かって左方に開放されている。
第2部分154は、図12Bに示すように、第1部分158の前方に配置されている。第2部分154は、側面視略L字の板状を有しており、前後方向に延びている。詳しくは、第2部分154は、鉛直部159と、水平部160と、傾斜部161とを一体に有している。鉛直部159は、第1部分158の前端部から連続して上方に向かって延びている。水平部160は、鉛直部159の上端部から連続して前方に向かって延びている。傾斜部161は、水平部160の前端部から連続して、前方に向かうにつれて上方に向かって傾斜している。
第2壁155は、図9に示すように、側面視略クランクの板状を有しており、水平部160および傾斜部161の左端部から上方に向かって突出しており、図8に示すように、規制壁128の第2規制部128Bよりも左方に配置されている。
第2壁155は、前後方向に延びており、後方部分163と、前方部分165とを一体に有している。
後方部分163は、水平部160の左端部から上方に向かって突出する部分であって、側面視において前後方向に延びる略矩形状を有し、図12Aに示すように、平面視において略直線状に延びている。前方部分165は、水平部160の左端部から上方に向かって突出する部分であって、図9に示すように、側面視において前後方向に延びる略矩形状を有し、図12Aに示すように、平面視において略クランク形状を有している。
詳しくは、前方部分165は、後方部分163の前上端部から連続して、前方に向かって延びた後、右方に向かって屈曲し、次いで、前方に向かって屈曲している。
これによって、第2壁155の前方部分165の前端部は、左右方向から見て、通信基板支持部136の後端部と重なるように、通信基板支持部136の後端部に対して、右方に隣接配置されている。また、前方部分165の前端部は、規制壁128の第2規制部128Bの後端部よりも前方に位置している。
第3壁156は、図12Bに示すように、第1壁153の上面において、溝部157の後方、つまり、溝部157に対して、第2部分154の反対に間隔を空けて配置されている。また、第3壁156は、後液体排出口130Rよりも後方に位置している。第3壁156は、側面視略矩形状を有しており、第1壁153の上面から上方に向かって突出している。そして、第3壁156は、図9に示すように、第1壁153の左右方向全体にわたって、左右方向に沿って延びている。
サイドカバー146は、図11Bに示すように、左側壁61の左方部分であり、フレーム145の左方に隣接配置されている。サイドカバー146は、図2に示すように、フレーム145を左方から被覆している。サイドカバー146は、公知の樹脂材料からなり、側面視において、フレーム145と略同一形状およびサイズを有する板状である。
また、サイドカバー146は、図10に示すように、サイドカバー本体169と、受部170とを有している。
サイドカバー本体169は、前後方向に延びる側面視略矩形の板状を有している。サイドカバー本体169の下端部は、フレーム145の下端部を被覆するように、下方に向かうにつれて右方に湾曲している。
また、サイドカバー本体169は、切欠溝180を有している。切欠溝180は、サイドカバー本体169の下端部における前方部分に配置されている。切欠溝180は、右方に向かって開放される平面視略U字状を有し、サイドカバー本体169の下端縁から左方に向かって凹んでいる。
受部170は、サイドカバー本体169の右面における前上方部分に配置されており、切欠溝180の上方に配置されている。また、受部170は、図11Bに示すように、液体ガイド部152に対して左方かつ下方に配置されている。受部170は、図10に示すように、サイドカバー本体169の右面から右方に向かって突出しており、本体部171と、突出部172と、1対の延長部173とを一体に有している。
本体部171は、下方に向かって開放される側面視略U字状を有しており、サイドカバー本体169の右面から右方に向かって突出している。また、本体部171の右端部は、図11Bに示すように、上下方向から見て、溝部157の左端部と重なっている。
また、本体部171は、図10に示すように、楔状部分174と、1対の板状部分175とを有している。
楔状部分174は、本体部171の上方部分であって、上方に向かう頂部を有する側面視略楔形状を有している。1対の板状部分175は、本体部171の下方部分であって、前後方向に互いに間隔を空けて向かい合っている。
板状部分175は、下方に向かう頂部を有する正面視略三角形状の板状を有しており、楔状部分174の前後両端縁のそれぞれから下方に向かって延びている。そして、板状部分175の左端部は、サイドカバー本体169の右面に接続されている。
また、板状部分175は、傾斜部の一例としての傾斜縁176を有している。傾斜縁176は、板状部分175の下端縁であって、左下方および右上方を結ぶ方向に延びている。つまり、傾斜縁176は、板状部分175の右端部から、サイドカバー本体169に近づくように左方に向かうにつれて下方に向かって傾斜している。
突出部172は、上方に向かう頂部を有する側面視略楔形状の板状を有しており、楔状部分174の上面における右端部から上方に向かって突出している。また、突出部172は、図11Bに示すように、溝部157の左端部よりも右方に位置している。
また、突出部172は、図10に示すように、傾斜部分177を有している。傾斜部分177は、突出部172の前後両端部であって、傾斜縁176と略平行となるように、左下方および右上方を結ぶ方向に延びている。つまり、傾斜部分177は、サイドカバー本体169に近づくように左方に向かうにつれて下方に向かって傾斜している。
1対の延長部173は、受部170の下端部であって、1対の板状部分175のそれぞれの左端部から連続して下方に向かって延びている。これにより、1対の延長部173は、前後方向に互いに間隔を空けて向かい合っている。詳しくは、延長部173は、上下方向に延びる略杆状を有しており、傾斜縁176の左端部から連続して、サイドカバー本体169の右面に沿って下方に向かって延びている。
(2−4)右側壁、後壁およびフロントカバー
右側壁60は、図1に示すように、本体ケーシング2の右端部であって、左側壁61と画像形成部4を挟むように、画像形成部4に対して右方に配置されている。右側壁60は、前後方向に延びる側面視略矩形状を有している。
後壁62は、本体ケーシング2の後端部であって、画像形成部4に対して後方に配置されている。そして、後壁62は、右側壁60の後端部と、左側壁61の後端部とを左右方向に連結している。
フロントカバー10は、図2に示すように、右側壁60の前端部と、左側壁61の前端部との間に配置されている。なお、以下のフロントカバー10の説明において、方向に言及するときには、図2において実線にて示すように、フロントカバー10が閉鎖位置に位置している状態を基準とする。
フロントカバー10は、フロントカバー本体185と、カバー操作部の一例としての把持部材186とを備えている。
フロントカバー本体185は、左右方向に延びる正面視略矩形の平板形状を有している。そして、フロントカバー本体185は、フロントカバー本体185の下端部を支点として揺動可能となるように、右側壁60および左側壁61に支持されている。
把持部材186は、フロントカバー10の上端部に配置されており、フロントカバー本体185の上端部における左右方向の略中央に支持されている。
把持部材186は、左右方向に延びる平面視略矩形の板状を有している。そして、把持部材186は、フロントカバー10が閉鎖位置にあるときに、トップカバー63の凹部76内に受け入れられている。このとき、把持部材186の上面は、囲部66の上面と略面一であって、排紙トレイ11、囲部66、パネルユニット64のパネルプレート95および把持部材186が、本体ケーシング2の上面を構成する。
なお、図示しないが、把持部材186は、上下方向に移動可能に構成されている。そして、把持部材186は、フロントカバー10が閉鎖位置にある状態において、常には、囲部66と係合しており、フロントカバー10を閉鎖位置に維持するようにロックしている。一方、ユーザが把持部材186を上方から押圧すると、把持部材186は下方に移動し、把持部材186と囲部66との係合が解除される。これによって、フロントカバー10のロックが解除され、フロントカバー10の揺動が許容される。
3.液体の誘導
このようなプリンタ1において、ユーザが、誤って本体ケーシング2の上方から、水などの液体をこぼすと、本体ケーシング2の上壁59の上面に液体がかかる。
(1)隙間C1からの液体の浸入に対する誘導
すると、液体は、複数のボタン111のそれぞれと、複数のボタン開口97のそれぞれとの間の隙間C1に浸入する場合がある。
この場合、隙間C1に浸入した液体は、図11Bに示すように、ボタン本体115の外周面と、対応するボタンカラー100の内周面との間を伝って流下した後、ラバーキー91の平板部110上に到達する。
これにより、液体は、ラバーキー91の平板部110および周側壁112に受けられる。そして、液体は、図8および図13に示すように、平板部110の上面に沿って流動する。すると、ラバーキー91に受けられた液体は、2つの排出口118を通過した後、延出底部117を伝って、延出部113から排出される。
詳しくは、図12Bに示すように、前方の排出口118から排出される液体は、前延出部113Fを通過した後、下方に向かって落下し、前液体排出口130Fを通過する。そして、液体は、液体ガイド部152の水平部160の上面に落下する。その後、液体は、水平部160および鉛直部159を順次伝って、後方に向かって流動し、第1壁153の上面に到達した後、溝部157内に流入する。
一方、後方の排出口118から排出される液体は、後延出部113Rを通過した後、下方に向かって落下し、後液体排出口130Rを通過する。そして、液体は、第1壁153の上面における溝部157の後方に落下する。その後、液体は、第1壁153を伝って、前方に向かって流動し、溝部157内に流入する。つまり、溝部157は、本体ケーシング2内に浸入する液体を受けるように構成されている。
そして、溝部157は、図11Bに示すように、溝部157に流入した液体をサイドカバー146に向かって左方に案内する。その後、液体は、溝部157の左端部から排出され、受部170に向かって下方に落下する。
すると、受部170の突出部172は、溝部157から落下する液体を伝わせるように受け、本体部171に向けてガイドする。これによって、液体ガイド部152から受部170に液体が受け渡される。その後、液体は、本体部171の傾斜縁176を伝って、サイドカバー本体169の右面に向かって流動する。
次いで、液体は、図10に示すように、傾斜縁176から延長部173に受け渡され、延長部173を伝って下方に流下する。その後、液体は、サイドカバー本体169の右面に沿って下方に向かって流下し、切欠溝180を介して本体ケーシング2外に排出される。
(2)隙間C2からの液体の浸入に対する誘導
また、上壁59の上面に液体がかかると、液体は、図2に示すように、パネルフレーム90のパネルプレート95と、パネル露出口75との間の隙間C2に浸入する場合がある。
隙間C2に浸入する液体は、図11Bに示すように、段差部96の外面を伝って、パネルプレート95から離れるように流動する。つまり、段差部96は、液体をパネル基板93から離れるようにガイドする。その後、段差部96にガイドされる液体は、段差部96の下端部から、パネルカバー74の上面に落下する。より詳しくは、隙間C2に浸入する液体のうち、隙間C2の後方部分および前方部分から浸入する液体は、直接、カバープレート125の上面に落下する。一方、隙間C2に浸入する液体のうち、隙間C2の右方部分から浸入する液体は、右カバー周側壁126Cの上面に受けられた後、カバー周側壁126に沿って流動し、カバープレート125の上面に到達する。
カバープレート125の上面に到達した液体は、カバープレート125と、パネル基板93との上下方向の間を、カバープレート125の上面に沿って流動し、2つの液体排出口130を介して、液体ガイド部152に向かって排出される。
このとき、図12Bに示すように、前液体排出口130Fの前方部分から排出される液体は、液体ガイド部152の傾斜部161の上面に落下する。すると、傾斜部161は、その傾斜により、液体を溝部157に向かうように、後方に向かって流動させる。
その後、液体は、水平部160、鉛直部159および第1壁153を順次伝って、溝部157に到達する。
また、前液体排出口130Fの後方部分から排出される液体は、水平部160または第1壁153の上面における溝部157の前方に落下した後、溝部157に流入する。
また、後液体排出口130Rから排出される液体は、第1壁153の上面における溝部157の後方に落下した後、溝部157に流入する。
溝部157内に流入した液体は、上記と同様にして、溝部157から、図11Bに示すように、受部170に受け渡された後、サイドカバー本体169の右面に沿って流動し、図10に示すように、切欠溝180を介して、本体ケーシング2外に排出される。
4.作用効果
(1)プリンタ1では、図11Bに示すように、フレーム145が溝部157を有しているので、本体ケーシング2の上壁59に液体がかかり、トップカバー63とパネルユニット64との間の隙間C2を介して液体が本体ケーシング2内に浸入すると、その液体は、溝部157に受けられる。そして、溝部157がサイドカバー146に向かって、左方に開放されているので、溝部157に受けられた液体は、溝部157から左方、つまり、画像形成部4から離れるように排出される。そして、溝部157から排出された液体は、上下方向から見て溝部157と重なるように配置される受部170に受けられる。
つまり、トップカバー63とパネルユニット64との間の隙間C2から本体ケーシング2内に浸入した液体は、フレーム145の溝部157に受けられた後、画像形成部4から離れるように流動し、フレーム145に対して画像形成部4の反対に配置されるサイドカバー146に受け渡される。
そのため、例え、トップカバー63とパネルユニット64との間の隙間C2を介して、液体が本体ケーシング2内に浸入しても、画像形成部4などが液体により濡れることを確実に抑制できる。
(2)受部170が、図11Bに示すように、本体部171の右端部から、上方に向かって突出する突出部172を有しているので、溝部157から排出される液体は、突出部172を伝って本体部171に受け渡される。そのため、受部170は、溝部157からの液体を安定して受けることができる。
(3)本体部171の板状部分175が、図11Bに示すように、傾斜縁176を有しているので、受部170に受けられた液体は、傾斜縁176に沿って、サイドカバー146に向かって流動する。そのため、受部170に受けられた液体を確実にサイドカバー146に向かって案内することができる。
(4)突出部172が、図10に示すように、傾斜部分177を有しているので、突出部172の傾斜部分177を伝う液体は、傾斜部分177に沿って、サイドカバー146に向かって流動する。そのため、突出部172を伝う液体を確実にサイドカバー146に向かって案内することができる。
(5)延長部173が、図10に示すように、傾斜縁176から連続して、サイドカバー146に沿って下方に延びるので、受部170が受けた液体は、傾斜縁176に沿って流動した後、延長部173により、サイドカバー146に沿って下方に向かって流動する。つまり、受部170が受けた液体をより一層確実に案内することができる。
(6)第2壁155が、図8に示すように、第1壁153の左端部から上方に向かって突出しているので、トップカバー63とパネルユニット64との間の隙間C2を介して本体ケーシング2内に浸入する液体が、第1壁153上に落下すると、第2壁155が、液体が第1壁153から左方に落下することを抑制する。そのため、トップカバー63とパネルユニット64との間の隙間C2を介して本体ケーシング2内に浸入する液体を、第1壁153が有する溝部157に確実に受けさせることができる。
(7)トップカバー63とパネルユニット64との間の隙間C2を介して本体ケーシング2内に浸入する液体が、第1壁153の第2部分154の傾斜部161上に落下すると、傾斜部161は、その液体を、溝部157を有する第1部分158に向かって案内する。また、第2壁155が、図8に示すように、傾斜部161の左端部から上方に向かって突出しているので、第2壁155上に落下した液体を、溝部157に向かって確実に案内することができる。
(8)第1壁153から上方に向かって突出する第3壁156が、図12Bに示すように、前後方向において溝部157に対して、第2部分154の鉛直部159の反対に配置されているので、溝部157の前後両方には、第3壁156および鉛直部159のそれぞれが配置されている。そのため、液体が前後方向において溝部157から離れるように流動することを抑制でき、液体を溝部157に確実に案内させることができる。
(9)パネルカバー74が、図7に示すように、パネルユニット64を下方から覆うように囲部66に取り付けられているので、トップカバー63とパネルユニット64との間の隙間C2から浸入した液体は、図11Bに示すように、まず、パネルカバー74に受けられる。
そして、パネルカバー74が、上下方向から見て溝部157と重なる部分に液体排出口130を有しているので、パネルカバー74に受けられた液体は、液体排出口130を介して、溝部157に向かって落下する。
そのため、トップカバー63とパネルユニット64との間の隙間C2を介して本体ケーシング2内に浸入した液体を、溝部157に向かって確実に案内することができる。
(10)ラバーキー91およびディスプレイユニット92と、パネル基板93とが、図4および図6Aに示すように、ともにパネルフレーム90に取り付けられているので、ラバーキー91およびディスプレイユニット92と、パネル基板93との相対的な位置関係を一定に保つことができる。そのため、ラバーキー91およびディスプレイユニット92と、パネル基板93とを確実に電気的に接続できる。また、パネルカバー74の基板配置部127に、USB基板72および通信基板73が配置されているので、パネルユニット64の機能の向上を図ることができる。
(11)パネルフレーム90が、図11Bに示すように、段差部96を有しているので、パネルプレート95と、トップカバー63のパネル露出口75の周縁との間の隙間C2から浸入する液体は、段差部96によってパネルプレート95から離れるように流動する。そのため、パネルフレーム90に取り付けられるパネル基板93が、液体に濡れることを抑制できる。
(12)規制壁128は、図8に示すように、パネル基板93と基板配置部127との間に配置されている。そのため、パネルカバー74に受けられた液体が、基板配置部127に向かって移動することを抑制できる。その結果、基板配置部127に配置されるUSB基板72および通信基板73が液体に濡れることを抑制できる。
(13)基板配置部127が、図8に示すように、上下方向から見て、パネルユニット64と重ならない位置に配置されているので、隙間C2を介して本体ケーシング2内に浸入する液体が、USB基板72および通信基板73にかかることを抑制できる。
(14)規制壁128の第2規制部128Bが、図8に示すように、上下方向から見て前液体排出口130Fと隣接しているので、規制壁128により流動が規制された液体は、第1規制部128Aおよび第2規制部128Bに沿って流動した後、前液体排出口130Fを介してパネルカバー74から溝部157に向かって排出される。そのため、USB基板72および通信基板73が液体に濡れることを抑制できながら、パネルカバー74が受けた液体を確実に溝部157に向けて案内できる。
(15)規制壁128の第2規制部128Bが、図8に示すように、第2壁155よりも右方に位置しているので、規制壁128により流動が規制された液体は、規制壁128の第2規制部128Bに沿って流動した後、前液体排出口130Fを介して第2部分154上に確実に落下する。そのため、USB基板72および通信基板73が液体に濡れることを抑制できながら、パネルカバー74が受けた液体を確実に第2部分154に向けて案内できる。
(16)第2壁155の前端部が、図12Aに示すように、規制壁128の第2規制部128Bの後端部よりも前方に位置しているので、規制壁128により流動が規制された液体が、前液体排出口130Fを介して、第2部分154上に落下するときに、第2壁155よりも左方に落下することを抑制できる。そのため、規制壁128により流動が規制された液体を、確実に第1壁153の第2部分154上に落下させることができる。
(17)第2壁155の前端部が、図12Aに示すように、左右方向から見て基板配置部127の通信基板支持部136の後端部と重なるように、通信基板支持部136に対して右方に隣接配置されているので、第2部分154上の液体が、通信基板支持部136に配置される通信基板73にかかることを、第2壁155の前端部により抑制できる。
(18)ラバーキー91が、図11Bに示すように、平板部110と周側壁112とを備えているので、複数のボタン111とパネルフレーム90との間の隙間C1から浸入した液体は、平板部110および周側壁112に受けられる。そのため、平板部110に対して下方に隣接配置されるパネル基板93が、複数のボタン111とパネルフレーム90との間の隙間C1から浸入した液体により濡れることを抑制できる。
(19)周側壁112が、図12Bに示すように、鉛直方向から見て液体排出口130と重なる部分に排出口118を有しているので、ラバーキー91が受けた液体は、排出口118および液体排出口130を介して、溝部157に向かって確実に落下する。そのため、複数のボタン111とパネルフレーム90との間の隙間C1を介して本体ケーシング2内に浸入した液体を、溝部157に向かって確実に案内できる。
延出側部119の方が、図13に示すように、延出底部117よりも左方に配置されているので、延出底部117から落下する液体は、延出底部117から落下するときに、延出側部119により前後方向に散らばることが規制される。そのため、延出底部117から左方もしくは下方に液体を案内することができる。
(20)延出底部117の下方部分が、図13に示すように、パネル基板93から左方に離間した状態でパネル基板93の下面と略一致する位置に配置しているので、延出底部117から落下する液体がパネル基板93にかかってしまうことをより確実に抑制することができる。
1 プリンタ
2 本体ケーシング
4 画像形成部
59 上壁
61 左側壁
63 トップカバー
64 パネルユニット
72 USB基板
73 通信基板
74 パネルカバー
75 パネル露出口
90 パネルフレーム
91 ラバーキー
92 ディスプレイユニット
93 パネル基板
95 パネルプレート
96 段差部
110 平板部
111 ボタン
112 周側壁
113 延出部
117 延出底部
119 延出側部
118 排出口
127 基板配置部
128 規制壁
130 液体排出口
145 フレーム
146 サイドカバー
150 本体プレート
153 第1壁
154 第2部分
155 第2壁
156 第3壁
157 溝部
158 第1部分
170 受部
171 本体部
172 突出部
173 延長部
176 傾斜縁
177 傾斜部分
P 用紙
C2 隙間

Claims (20)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に配置され、記録媒体に画像を形成するように構成される画像形成部と、を備え、
    前記筐体は、
    前記画像形成部に対して上方に配置される上壁であって、第1部材と、前記第1部材に隣接配置される第2部材とを備える上壁と、
    前記画像形成部に対して鉛直方向と直交する第1方向の一方に配置される側壁であって、フレームと、前記フレームに対して前記第1方向の一方に隣接配置されるカバーとを備える側壁と、を備え、
    前記フレームは、前記第1部材と前記第2部材との隣接部分を介して前記筐体内に浸入する液体を受けるように構成される溝部であって、前記カバーに向かって、前記第1方向の一方に開放される溝部を有し、
    前記カバーは、前記溝部からの液体を受けるように構成される受部であって、前記カバーから前記第1方向の他方に向かって突出する受部を有し、
    前記受部は、前記溝部に対して下方に配置され、かつ、鉛直方向から見て、前記溝部と重なるように配置されていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記受部は、
    前記カバーから前記第1方向の他方に突出する本体部と、
    前記本体部の前記第1方向の他端部から、上方に向かって突出する突出部とを有していることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記本体部は、前記本体部の前記第1方向の他端部から、前記カバーに近づくように前記第1方向の一方に向かうにつれて下方に傾斜する傾斜部を有していることを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記突出部は、前記傾斜部と略平行になるように、前記カバーに近づくにつれて下方に傾斜する傾斜部分を有していることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記受部は、前記傾斜部から連続して、前記カバーに沿って下方に延びる延長部を有していることを特徴とする、請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記フレームは、
    鉛直方向と、鉛直方向および前記第1方向の両方向と直交する第2方向とのそれぞれに延びるプレートと、
    前記プレートから前記第1方向の一方に突出し、かつ、前記第2方向に延び、前記溝部を有する第1壁と、
    前記第1壁の前記第1方向の一端部から、上方に向かって突出する第2壁とを有していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1壁は、
    前記溝部を有する第1部分と、
    前記第1部分と連続して、前記第1部材と前記第2部材との隣接部分を介して前記筐体内に浸入する液体を、前記溝部に向かって案内するように構成される第2部分とを有し、
    前記第2壁は、前記第2部分の前記第1方向の一端部から、上方に向かって突出していることを特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記フレームは、前記第2方向において、前記溝部に対して、前記第2部分の反対に配置される第3壁であって、前記第1壁から上方に向かって突出し、かつ、前記第1方向に延びる第3壁を有していることを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1部材は、前記筐体の上面の少なくとも一部を構成するトップカバーであり、
    前記第2部材は、前記トップカバーに取り付けられ、前記画像形成部の動作を操作するための操作部および前記画像形成部の動作を表示するための表示部の少なくともいずれか一方を備えるパネル部であり、
    前記上壁は、前記パネル部の下方かつ前記溝部の上方に配置され、前記パネル部を下方から覆うように、前記トップカバーに取り付けられるパネル被覆部を備え、
    前記パネル被覆部は、鉛直方向から見て前記溝部と重なる部分を、鉛直方向に貫通する開口を有していることを特徴とする、請求項6〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記パネル部は、
    前記操作部および前記表示部の少なくともいずれか一方と、電気的に接続される基板と、
    前記操作部および前記表示部の少なくともいずれか一方と、前記基板とが取り付けられるパネルフレームと、を備え、
    前記パネル被覆部は、前記基板と異なる基板を配置する基板配置部を備えていることを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記トップカバーは、鉛直方向に貫通する開口部を有し、
    前記パネルフレームは、
    前記開口部内に配置されるパネルプレートと、
    前記パネルプレートの周縁から下方に向かって延びた後、屈曲して、前記パネルプレートから離れるように延びる段差部とを有していることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記パネル被覆部は、前記基板と前記基板配置部との間に配置され、鉛直方向に延びる壁部を有していることを特徴とする、請求項10または11に記載の画像形成装置。
  13. 前記基板配置部は、鉛直方向から見て、前記パネル部と重ならない位置に配置され、
    前記壁部は、前記パネル部と前記基板配置部との間に配置されていることを特徴とする、請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記壁部は、前記第1方向に延び、
    前記壁部の前記第1方向の一端部は、鉛直方向から見て、前記開口と隣接していることを特徴とする、請求項12または13に記載の画像形成装置。
  15. 前記壁部の前記第1方向の一端部は、前記第2壁よりも前記第1方向の他方に位置していることを特徴とする、請求項12〜14のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  16. 前記第2壁は、前記第2方向に延び、
    前記第2壁の前記第2方向の一端部は、前記壁部の前記第2方向の他端部よりも前記第2方向の一方に位置していることを特徴とする、請求項12〜15のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  17. 前記第2壁は、前記第2方向に延び、
    前記第2壁の前記第2方向の一端部は、前記第1方向から見て前記前記基板配置部と重なるように、前記前記基板配置部に対して前記第1方向の他方に隣接配置されていることを特徴とする、請求項10〜16のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  18. 前記操作部は、ゴムからなり、複数のボタンを有するラバーキーであり、
    前記ラバーキーは、
    前記基板に対して上方に隣接され、前記第1方向および前記第2方向に延びる平板部と、
    前記平板部の周縁から上方に向かって突出する周壁とを有していることを特徴とする、請求項10〜17のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  19. 前記周壁は、
    鉛直方向から見て前記開口と重なる部分を、前記第1方向に貫通する排出口と、
    前記排出口から前記第1方向一方に延びる延出部と、を有し、
    前記延出部は、
    前記第2方向における前記排出口の端縁から前記第1方向に延び、前記第2方向に間隔をあけて向かい合う板状の1対の延出側部と、
    前記1対の延出側部の下端部間に架設される延出底部と、を有し、
    前記延出側部は、前記延出底部よりも前記第1方向一方に配置されていることを特徴とする、請求項18に記載の画像形成装置。
  20. 前記延出底部は、前記第1方向一方で屈曲して下方に延びており、
    前記延出底部の下方部分は、前記基板の前記第1方向一方に間隔を空けて配置され、前記第1方向から見て前記基板の下面と略一致していることを特徴とする、請求項19に記載の画像形成装置。
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