JP6171733B2 - 熱線遮蔽分散体形成用塗布液および熱線遮蔽体 - Google Patents
熱線遮蔽分散体形成用塗布液および熱線遮蔽体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6171733B2 JP6171733B2 JP2013175982A JP2013175982A JP6171733B2 JP 6171733 B2 JP6171733 B2 JP 6171733B2 JP 2013175982 A JP2013175982 A JP 2013175982A JP 2013175982 A JP2013175982 A JP 2013175982A JP 6171733 B2 JP6171733 B2 JP 6171733B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat ray
- ray shielding
- heat
- dispersion
- fine particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
近年、透明基材へ、熱線としての近赤外線を遮蔽することで保温や断熱の性能を付与することを求められる場合がある。このため、ガラス、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の透明基材に近赤外線吸収能を付与することが求められる場合がある。
また、上記真空成膜方法で製造されることから、近赤外線遮蔽体の基材が高温のプラズマに曝されたり、成膜後に加熱を必要としたりすることになる。この為、ガラスに替えてフィルム等の樹脂を基材とする場合には、別途、設備上、成膜条件の検討を行う必要があった。
しかし、本発明者らの検討によると、これら近赤外線遮蔽材料微粒子分散体、この分散体から製造される近赤外線遮蔽体の膜強度、耐湿熱性については改善すべき余地がある。
しかしながら、特許文献9においては媒体として紫外線硬化樹脂などの樹脂成分または金属アルコキシド等を用いている為、赤外線遮蔽膜の膜強度が低く、プラズマディスプレイ用赤外線吸収フィルター等の用途以外への適用が困難であった。
一般式MYWOZ(0.1≦Y≦0.5、2.2≦Z≦3.0)で示され、M元素がCs、Rb、Kのうちから選択される1種類以上であり、且つ、六方晶の結晶構造を持つ複合タングステン酸化物微粒子と、
2−エチルヘキサン酸スズ、2−エチルヘキサン酸バリウム、ナフテン酸マグネシウムから選択される1種類以上の塩と、を含み、
前記2−エチルヘキサン酸スズ、2−エチルヘキサン酸バリウム、ナフテン酸マグネシウムから選択される1種類以上の塩に含まれる金属の重量が、前記複合タングステン酸化物微粒子の重量に対して、1質量%以上、6質量%以下であることを特徴とする熱線遮蔽分散体形成用塗布液である。
第2の発明は、
前記複合タングステン酸化物微粒子が、平均粒径40nm以下の微粒子であることを特徴とする第1の発明に記載の熱線遮蔽分散体形成用塗布液である。
第3の発明は、
第1または第2の発明に記載の熱線遮蔽分散体形成用塗布液であって、さらに、シラン化合物、ケイ酸塩、ポリリン酸塩、シリカアルミナ、チタニア、酸化セリウム、ジルコニアのいずれか1種類以上を含むバインダーとを、含むことを特徴とする熱線遮蔽分散体形成用塗布液である。
第4の発明は、
前記シラン化合物が、オルガノシラン、アルコキシシラン、オルガノアルコキシシラン、テトラアルコキシシランのいずれか1種類以上を含むシリカバインダーであることを特徴とする第3の発明に記載の熱線遮蔽分散体形成用塗布液である。
第5の発明は、
透明基材の片面または両面に、第3または第4の発明に記載の熱線遮蔽分散体形成用塗布液の塗膜である熱線遮蔽分散体が形成されていることを特徴とする熱線遮蔽体である。
第6の発明は、
透明基材の片面または両面に、第1または第2の発明に記載の熱線遮蔽分散体形成用塗布液の塗膜である熱線遮蔽分散体が形成され、
前記熱線遮蔽分散体上に、シラン化合物、ケイ酸塩、ポリリン酸塩、シリカアルミナ、チタニア、酸化セリウム、ジルコニアのいずれか1種類以上を含むバインダー膜が形成されていることを特徴とする熱線遮蔽体である。
第7の発明は、
前記シラン化合物が、オルガノシラン、アルコキシシラン、オルガノアルコキシシラン、テトラアルコキシシランのいずれか1種類以上を含むシリカバインダーであることを特徴とする第6の発明に記載の熱線遮蔽体である。
第8の発明は、
85℃、90%RHの環境下に7日間暴露したときの可視光透過率の変化が、3.5%以下であることを特徴とする第5から第7の発明のいずれかに記載の熱線遮蔽体である。
当該本発明に係る熱線遮蔽分散体、および当該熱線遮蔽分散体を所定の基材の片面または両面に設けた熱線遮蔽体は、膜強度と耐湿熱性とが高く、高温高湿環境下に暴露された後であっても、近赤外線吸収機能の低下が抑制されている。
一般に、自由電子を含む物質は、プラズマ振動によって波長200nmから2600nmの太陽光線の領域周辺にある電磁波に反射吸収応答を示すことが知られている。このような物質の粉末を光の波長より小さい微粒子とすると、可視光領域(波長380nmから780nm)の幾何学散乱が低減されて可視光領域の透明性が得られる。
本発明者等は、当該酸素欠損を持つ3酸化タングステンやタングステンブロンズにおいて、タングステンと酸素との組成範囲が特定範囲にあるとき、近赤外線吸収材料として特に有効なものとなることを見出した。
当該一般式MYWOZ(0.001≦Y≦1.0、2.2≦Z≦3.0)で示され、且つ六方晶の結晶構造を持つ複合タングステン酸化物微粒子としては、例えばM元素が、Cs、Rb、K、Tlのうちの1種類以上を含むような複合タングステン酸化物微粒子が挙げられる。添加元素Mの添加量は、0.1以上0.5以下が好ましく、更に好ましくは0.33付近が好ましい。これは六方晶の結晶構造から理論的に算出される値が0.33であり、この前後の添加量で好ましい光学特性が得られるからである。典型的な例としてはCs0.33WO3、Rb0.33WO3、K0.33WO3、Tl0.33WO3などを挙げることができるが、Y,Zの値が上述の範囲に収まるものであれば、有用な熱線吸収特性を得ることができる。
これは、微粒子の分散粒子径が小さいと、幾何学散乱もしくは回折散乱によって波長400nmから780nmの可視光領域の光を散乱して曇りガラスのようになり、十分な透明性が得られなくなる現象を回避出来るからである。さらに、分散粒子径が200nm以下になると、上述の散乱が低減してミー散乱もしくはレイリー散乱領域になる。特に、レイリー散乱領域まで分散粒子径が減少すると、散乱光は分散粒子径の6乗に反比例して低減するため、分散粒子径の減少に伴い散乱が低減し透明性が向上する。さらに、分散粒子径が100nm以下になると散乱光は非常に少なくなり好ましい。当該光の散乱を回避する観点からは、分散粒子径が小さい方が好ましい。一方、分散粒子径が1nm以上であれば工業的な製造は容易である。
本発明に係るバインダーとしては、シラン化合物、ケイ酸塩、ポリリン酸塩、シリカアルミナ、チタニア、酸化セリウム、ジルコニア、等のいずれか1種類以上を含むバインダーを用いることが出来る。
なかでも、シラン化合物は、金属元素または珪素が、酸素を介して互いに結合した構造を有する化合物を含むものである。金属元素または珪素が、酸素を介して互いに結合した構造をとることで、高い膜強度を有する熱線遮蔽分散体および熱線遮蔽体が得られるので好ましい。
さらに、当該シラン化合物は、オルガノシラン、アルコキシシラン、オルガノアルコキシシラン、テトラアルコキシシラン、等から選択される1種類以上を含むシリカバインダーである。好ましいシリカバインダーとして、オルガノシランを含むシリカバインダーが挙げられる。オルガノシランはシロキサン結合を持ち強度に優れる上、末端基にメチル基等の有機基を持つため、耐水性にも優れるからである。
本発明において、複合タングステン酸化物微粒子やバインダーと伴に用いられる、2−エチルヘキサン酸塩やナフテン酸塩は、熱線遮蔽分散体や熱線遮蔽体の耐湿熱性を向上させる目的で添加するものである。当該熱線遮蔽分散体や熱線遮蔽体の耐湿熱性が向上することで、長期間使用された際の光学特性の変化を抑制することが出来るからである。
さらに、添加される2−エチルヘキサン酸塩やナフテン酸塩の金属の種類において、例えば、ナフテン酸マグネシウム塩は、特に耐湿熱性に優れ好ましい。また、2−エチルヘキサン酸スズや2−エチルヘキサン酸バリウムも、特に耐湿熱性に優れ好ましい。
(i)複合タングステン酸化物微粒子の分散液
本発明に係る複合タングステン酸化物微粒子分散液は、以下の方法により得られる。
最初に、複合タングステン酸化物微粒子と溶媒と分散剤とを混合し、分散処理を行う。分散処理の方法については、複合タングステン酸化物微粒子が所望の分散粒子径となるものであれば、特に制限はない。当該分散処理は、複合タングステン酸化物微粒子の分散粒子径が200nm以下となるまで行う。複合タングステン酸化物微粒子の分散粒子径が100nm以下となればさらに好ましい。
これは複合タングステン酸化物微粒子の分散粒子径が小さいほど、最終的に得られる熱線遮蔽分散体や熱線遮蔽体の透明性が向上するためである。
複合タングステン酸化物微粒子と、2−エチルヘキサン酸塩および/またはナフテン酸塩との混合は、まず複合タングステン酸化物微粒子を上述したように分散処理して分散液とした後に、当該複合タングステン酸化物微粒子分散液へ、2−エチルヘキサン酸塩および/またはナフテン酸塩を添加すれば良い。
また、予め、複合タングステン酸化物微粒子と、2−エチルヘキサン酸塩および/またはナフテン酸塩とを混合した後、当該混合物に対して、上述した分散処理を行って分散液としてもよい。
複合タングステン酸化物微粒子と、2−エチルヘキサン酸塩および/またはナフテン酸塩の混合物との混合比率について説明する。
2−エチルヘキサン酸塩やナフテン酸塩に含有される金属元素の重量をWMとするとき、複合タングステン酸化物微粒子の重量に対し、WM/複合タングステン酸化物微粒子の重量=1質量%〜6質量%の範囲であることが好ましく、2質量%〜6質量%であることがより好ましい。
複合タングステン酸化物微粒子の重量に対する、2−エチルヘキサン酸塩および/またはナフテン酸塩の添加量が上述の範囲にあれば、上述した本発明に係るバインダーと組み合わせたときの複合タングステン酸化物微粒子の耐湿熱性向上の効果があり、且つ、製造される熱線遮蔽分散体や熱線遮蔽体における、膜強度を始めとする機械的特性や光学的特性に悪影響を及ぼすことがないからである。
上述の方法により製造された複合タングステン酸化物微粒子分散液を、上述したバインダーと混合し、必要に応じて溶媒で希釈することにより塗布液が得られる。
ここで、当該熱線遮蔽分散体形成用塗布液における上述したバインダーの混合量は、5質量%以上であることが好ましい。バインダーの量が5質量%以上あれば、熱線遮蔽効果の高い熱線遮蔽分散体の形成が容易である。
熱線遮蔽分散体形成用塗布液を、適宜、希釈するのに用いる溶媒としては、例えば、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコール、ジアセトンアルコールなどのアルコール類、メチルエーテル、エチルエーテル、プロピルエーテルなどのエーテル類、エステル類、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類といった各種の有機溶媒や、水が使用可能である。
さらに、複合タングステン酸化物微粒子の分散安定性を一層向上させるために、各種の界面活性剤、カップリング剤などを添加することも可能である。
さらに、複合タングステン酸化物微粒子分散液の色調などの調整のため、各種顔料、染料を加えても良い。
熱線遮蔽分散体形成用塗布液を用いた、熱線遮蔽分散体の形成方法について説明する。
上述の方法により製造された熱線遮蔽分散体形成用塗布液を、適宜な透明基材上に塗布し、分散媒を蒸発させ、加熱硬化させる。これにより、複合タングステン酸化物微粒子と、バインダーと、2−エチルヘキサン酸塩および/またはナフテン酸塩とを含む熱線遮蔽分散体が得られる。
適宜な透明基材表面へ熱線遮蔽分散体を形成することで、熱線遮蔽体を製造することが出来る。
適宜な透明基材表面への熱線遮蔽分散体形成用塗布液の塗布方法としては、均一に塗布できれば特に制限はなく、例えば、バーコート法、グラビヤコート法、スプレーコート法、ディップコート法、フローコート法、スピンコート法、ロールコート法、スクリーン印刷法、ブレードコート法などを用いることができる。
これらの塗布方法により形成された複合タングステン酸化物微粒子を含有する熱線遮蔽分散体の層は、スパッタリング法、蒸着法、イオンプレーティング法および化学気相成長法(CVD法)などの乾式法や、スプレー法で製造した層(膜)に比べて、光の干渉効果を用いなくても、特に近赤外線領域の光を効率よく吸収する。同時に当該層は、可視光領域の光を透過させることができる。
また、基材加熱温度を200℃未満とすることで、複合タングステン酸化物微粒子の酸化を回避し、熱線遮蔽能の損失を回避することが出来る。
具体的には、本発明に係る熱線遮蔽分散体の表面硬度は、JIS K 5600塗料一般試験方法の4.4引っかき強度(鉛筆法)で評価した。熱線遮蔽体の表面硬度は2H以上となり、さらには4H以上であった。
そして、上述の方法により製造された熱線遮蔽体や熱線遮蔽分散体は、高温高湿環境下(例えば85℃、90%RH)に暴露された後であっても、近赤外線吸収機能の低下が抑制されていた。
具体的には、85℃、90%RH環境下に7日間暴露した際に、可視光透過率の変化が3.5%以下、さらには2.5%以下。また、日射透過率の変化は3.5%以下、さらには3.0%以下であった。
樹脂基板もしくはフィルムであれば、一般的に、透過性があり散乱の少ない、無色透明の樹脂が適しており、用途に適した樹脂を選択すればよい。具体的には、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ふっ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂などが挙げられるが、中でもポリエチレンテレフタレート樹脂が好適である。
樹脂基板上、または、フィルム上等に形成された分散体を、ガラス等の基材に貼り付けるため、接着面に接着層と離型フィルム層とを積層してもよい。自動車のバックウィンドウのように曲面に貼り付け易いように、ドライヤーなどの熱で簡単に軟化するフィルムを使用してもよい。
接着剤中に紫外線遮蔽剤を添加すれば、フィルムや樹脂の紫外線劣化を防止できる。紫外線吸収剤には、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤や、CeO2、TiO2、ZnO等が挙げられる。
上述したように本発明によれば、複合タングステン酸化物微粒子と本発明に係るバインダーとの中に、2−エチルヘキサン酸塩、および/またはナフテン酸塩とを含有させることで、太陽光からの近赤外線の吸収能力を有し、膜強度が高く、耐湿熱性が高い上、簡便な方法で製造でき、低コストである熱線遮蔽分散体および熱線遮蔽体を提供することを可能とした。
本発明の熱線遮蔽分散体および熱線遮蔽体は、自動車のはめ込みガラス、サイドガラスおよびリヤガラス、鉄道車両の扉ガラスや窓ガラスおよび室内ドアガラス、ビル等の建物における窓ガラスおよび室内ドアガラス等、室内展示用ショーケースおよびショーウィンドー等、種々の用途に使用することができる。
本実施例において、可視光透過率、日射透過率は、日立製作所製の分光光度計を用いて波長200〜2500nmの光の透過率を測定し、JIS R 3106に従って算出した。なお、当該日射透過率は、熱線遮蔽分散体および熱線遮蔽体の熱線遮蔽性能を示す指標である。
微粒子の分散粒子径は、日機装製のマイクロトラック粒度分布計を用いて測定を行った。散粒子の平均粒径はD50とした。
熱線遮蔽体における光学特性変化の耐湿熱性の評価は、試験サンプル(熱線遮蔽体)を85℃、90%RH環境に設定した恒温恒湿槽に7日間暴露し、当該耐湿熱性の加速試験前後における可視光透過率、日射透過率の変化を測定することにより行なった。
熱線遮蔽体における表面硬度の評価は、試験サンプル(熱線遮蔽体)をJIS K 5600塗料一般試験方法の4.4引っかき強度(鉛筆法)に従って評価した。
Cs0.33WO3微粒子20質量%、分散媒として4−メチル−2−ペンタノン70質量%、微粒子分散用分散剤10質量%を混合し、媒体攪拌ミルで分散処理を行ない、平均分散粒子径80nmのCs0.33WO3微粒子の分散液を製造した(以下、「A液」と記載する場合がある)。
同様に、市販の2−エチルヘキサン酸スズ(液体)を用意した(以下、「B液」と記載する場合がある)。
このA液とB液とを、B液中のSn重量/A液中のCs0.33WO3重量=1質量%となるように混合した。当該混合物へ、固形分25%のシリカバインダーを、複合タングステン酸化物微粒子100重量部に対しシリカバインダーの固形分が292.5重量部となるよう混合して塗布液とした。
製造された熱線遮蔽体を試験サンプルとし、85℃、90%RH環境下に7日間暴露し、耐湿熱性の加速試験後の可視光透過率、日射透過率を測定した。そして、当該耐湿熱性の加速試験前後における可視光透過率の変化を算出した。この結果を表1に示す。
A液とB液とを、B液中のSn重量/A液中のCs0.33WO3重量=2質量%となるように混合した以外は、実施例1と同様にして、実施例2に係る熱線遮蔽体を製造した。製造された熱線遮蔽体の光学特性を表1に示す。
製造された実施例2に係る熱線遮蔽体を試験サンプルとし、85℃、90%RH環境下に7日間暴露し、耐湿熱性の加速試験後の可視光透過率、日射透過率を測定した。耐湿熱性の加速試験前後のこの結果を表1に示す。
A液とB液とを、B液中のSn重量/A液中のCs0.33WO3重量=6質量%となるように混合した以外は、実施例1と同様にして、実施例3に係る熱線遮蔽体を製造した。製造された熱線遮蔽体の光学特性を表1に示す。
製造された実施例3に係る熱線遮蔽体を試験サンプルとし、85℃、90%RH環境下に7日間暴露し、耐湿熱性の加速試験後の可視光透過率、日射透過率を測定した。耐湿熱性の加速試験前後のこの結果を表1に示す。
市販の2−エチルヘキサン酸バリウム(液体)(以下、「C液」と記載する場合がある)を用い、このA液とC液とを、C液中のBa重量/A液中のCs0.33WO3重量=1質量%となるように混合した以外は実施例1と同様にして実施例4に係る熱線遮蔽耐を製造した。製造された熱線遮蔽体の光学特性を表1に示す。
製造された実施例4に係る熱線遮蔽体を試験サンプルとし、85℃、90%RH環境下に7日間暴露し、耐湿熱性の加速試験後の可視光透過率、日射透過率を測定した。耐湿熱性の加速試験前後のこの結果を表1に示す。
A液とC液とを、C液中のBa重量/A液中のCs0.33WO3重量=2質量%となるように混合した以外は、実施例3と同様にして実施例5に係る熱線遮蔽耐を製造した。製造された熱線遮蔽体の光学特性を表1に示す。
製造された実施例5に係る熱線遮蔽体を試験サンプルとし、85℃、90%RH環境下に7日間暴露し、耐湿熱性の加速試験後の可視光透過率、日射透過率を測定した。耐湿熱性の加速試験前後のこの結果を表1に示す。
A液とC液とを、C液中のBa重量/A液中のCs0.33WO3重量=6質量%となるように混合した以外は、実施例3と同様にして実施例6に係る熱線遮蔽耐を製造した。製造された熱線遮蔽体の光学特性を表1に示す。
製造された実施例6に係る熱線遮蔽体を試験サンプルとし、85℃、90%RH環境下に7日間暴露し、耐湿熱性の加速試験後の可視光透過率、日射透過率を測定した。耐湿熱性の加速試験前後のこの結果を表1に示す。
市販のナフテン酸マグネシウム(液体)(以下、「D液」と記載する場合がある)を用い、A液とD液とを、D液中のMg重量/A液中のCs0.33WO3重量=1質量%となるように混合した以外は実施例1と同様にして実施例7に係る熱線遮蔽耐を製造した。製造された熱線遮蔽体の光学特性を表1に示す。
製造された実施例7に係る熱線遮蔽体を試験サンプルとし、85℃、90%RH環境下に7日間暴露し、耐湿熱性の加速試験後の可視光透過率、日射透過率を測定した。耐湿熱性の加速試験前後のこの結果を表1に示す。
A液とD液とを、D液中のMg重量/A液中のCs0.33WO3重量=2質量%となるように混合した以外は、実施例3と同様にして実施例8に係る熱線遮蔽耐を製造した。製造された熱線遮蔽体の光学特性を表1に示す。
製造された実施例8に係る熱線遮蔽体を試験サンプルとし、85℃、90%RH環境下に7日間暴露し、耐湿熱性の加速試験後の可視光透過率、日射透過率を測定した。耐湿熱性の加速試験前後のこの結果を表1に示す。
A液とD液とを、D液中のMg重量/A液中のCs0.33WO3重量=6質量%となるように混合した以外は、実施例3と同様にして実施例9に係る熱線遮蔽耐を製造した。製造された熱線遮蔽体の光学特性を表1に示す。
製造された実施例9に係る熱線遮蔽体を試験サンプルとし、85℃、90%RH環境下に7日間暴露し、耐湿熱性の加速試験後の可視光透過率、日射透過率を測定した。耐湿熱性の加速試験前後のこの結果を表1に示す。
B液を混合しなかった以外は、実施例1と同様にして比較例1に係る熱線遮蔽体を製造した。製造された熱線遮蔽体の光学特性を表1に示す。
製造された比較例1に係る熱線遮蔽体を試験サンプルとし、85℃、90%RH環境下に7日間暴露し、耐湿熱性の加速試験後の可視光透過率、日射透過率を測定した。耐湿熱性の加速試験前後のこの結果を表1に示す。
市販の2−エチルヘキサン酸マンガン(液体)(以下、「E液」と記載する場合がある)を用意し、A液とE液とを、E液中のMn重量/A液中のCs0.33WO3重量=2質量%となるように混合した以外は、実施例1と同様にして熱線遮蔽体を製造した。製造された熱線遮蔽体の光学特性を表1に示す。
製造された熱線遮蔽体を試験サンプルとし、85℃、90%RH環境下に7日間暴露し、耐湿熱性の加速試験後の可視光透過率、日射透過率を測定した。耐湿熱性の加速試験前後のこの結果を表1に示す。
市販の2−エチルヘキサン酸インジウム(液体)(以下、「F液」と記載する場合がある)を用意し、A液とF液とを、F液中のIn重量/A液中のCs0.33WO3重量=2質量%となるように混合した以外は、実施例1と同様にして熱線遮蔽体を製造した。製造された熱線遮蔽体の光学特性を表1に示す。
製造された熱線遮蔽体を試験サンプルとし、85℃、90%RH環境下に7日間暴露し、耐湿熱性の加速試験後の可視光透過率、日射透過率を測定した。耐湿熱性の加速試験前後のこの結果を表1に示す。
A液とB液とを、B液中のSn重量/A液中のCs0.33WO3重量=0.5質量%となるように混合し混合した以外は、実施例1と同様にして熱線遮蔽体を製造した。製造された熱線遮蔽体の光学特性を表1に示す。
製造された熱線遮蔽体を試験サンプルとし、85℃、90%RH環境下に7日間暴露し、耐湿熱性の加速試験後の可視光透過率、日射透過率を測定した。耐湿熱性の加速試験前後のこの結果を表1に示す。
A液とB液とを、B液中のSn重量/A液中のCs0.33WO3重量=10質量%となるように混合した場合、塗布液がゲル化し塗膜が作製できなかった。
A液とC液とを、C液中のBa重量/A液中のCs0.33WO3重量=0.5質量%となるように混合し混合した以外は、実施例1と同様にして熱線遮蔽体を製造した。製造された熱線遮蔽体の光学特性を表1に示す。
製造された熱線遮蔽体を試験サンプルとし、85℃、90%RH環境下に7日間暴露し、耐湿熱性の加速試験後の可視光透過率、日射透過率を測定した。耐湿熱性の加速試験前後のこの結果を表1に示す。
A液とC液とを、C液中のBa重量/A液中のCs0.33WO3重量=10質量%となるように混合した以外は、実施例1と同様に熱線遮蔽体の製造を試みた。しかし、塗布液がゲル化し塗膜が作製できなかった。
A液とD液とを、D液中のMg重量/A液中のCs0.33WO3重量=0.5質量%となるように混合し混合した以外は、実施例1と同様にして熱線遮蔽体を製造した。製造された熱線遮蔽体の光学特性を表1に示す。
製造された熱線遮蔽体を試験サンプルとし、85℃、90%RH環境下に7日間暴露し、耐湿熱性の加速試験後の可視光透過率、日射透過率を測定した。耐湿熱性の加速試験前後のこの結果を表1に示す。
A液とD液とを、D液中のMg重量/A液中のCs0.33WO3重量=10質量%となるように混合した場合、塗布液がゲル化し塗膜が作製できなかった。
A液もB液も混合せず、シリカバインダーの代わりに、アクリル樹脂を固形分として100%含む有機樹脂バインダーを用いた以外は、実施例1と同様にして熱線遮蔽体を製造した。製造された熱線遮蔽体の光学特性を表1に示す。
製造された熱線遮蔽体を試験サンプルとし、85℃、90%RH環境下に7日間暴露し、耐湿熱性の加速試験後の可視光透過率、日射透過率を測定した。耐湿熱性の加速試験前後のこの結果を表1に示す。
実施例1〜9においては、高い可視光透過性と、優れた熱線遮蔽特性とを有する熱線遮蔽体が得られた。また、本発明に係るバインダーを用いることで、表面硬度が6Hの熱線遮蔽体が得られた。さらに、オクチル酸塩、および/またはナフテン酸塩が添加されたことで、高温高湿条件下に曝された複合タングステン酸化物微粒子の経時劣化が抑制され、光学特性変化が少ないという高い耐湿熱性を有する熱線遮蔽体が得られた。当該熱線遮蔽体は、例えば屋外のような過酷な使用条件において好適に使用できる熱線遮蔽体である。
次に、比較例2、3は、耐湿熱性試験において、可視光透過率や日射透過率の変化が十分に抑制できなかった。2−エチルヘキサン酸塩を添加したが、マンガン塩、インジウム塩を用いた為と考えられる。
また、比較例4、6、8では、可視光透過率や日射透過率の変化が十分に抑制できなかった。2−エチルヘキサン酸塩やナフテン酸塩の添加量が、過少であった為と考えられる。
また、比較例5、7、9では、塗布液がゲル化し評価できなかった。2−エチルヘキサン酸塩やナフテン酸塩の添加量が、過多であった為と考えられる。
また、比較例10では、可視光透過率や日射透過率の変化が大きく、且つ、表面硬度もHと低かった。2−エチルヘキサン酸塩を添加せず、且つ、バインダーとして樹脂バインダーを用いた為と考えられる。
Claims (8)
- 一般式MYWOZ(0.1≦Y≦0.5、2.2≦Z≦3.0)で示され、M元素がCs、Rb、Kのうちから選択される1種類以上であり、且つ、六方晶の結晶構造を持つ複合タングステン酸化物微粒子と、
2−エチルヘキサン酸スズ、2−エチルヘキサン酸バリウム、ナフテン酸マグネシウムから選択される1種類以上の塩と、を含み、
前記2−エチルヘキサン酸スズ、2−エチルヘキサン酸バリウム、ナフテン酸マグネシウムから選択される1種類以上の塩に含まれる金属の重量が、前記複合タングステン酸化物微粒子の重量に対して、1質量%以上、6質量%以下であることを特徴とする熱線遮蔽分散体形成用塗布液。 - 前記複合タングステン酸化物微粒子が、平均粒径40nm以下の微粒子であることを特徴とする請求項1に記載の熱線遮蔽分散体形成用塗布液。
- 請求項1または2に記載の熱線遮蔽分散体形成用塗布液であって、さらに、シラン化合物、ケイ酸塩、ポリリン酸塩、シリカアルミナ、チタニア、酸化セリウム、ジルコニアのいずれか1種類以上を含むバインダーとを、含むことを特徴とする熱線遮蔽分散体形成用塗布液。
- 前記シラン化合物が、オルガノシラン、アルコキシシラン、オルガノアルコキシシラン、テトラアルコキシシランのいずれか1種類以上を含むシリカバインダーであることを特徴とする請求項3に記載の熱線遮蔽分散体形成用塗布液。
- 透明基材の片面または両面に、請求項3または4に記載の熱線遮蔽分散体形成用塗布液の塗膜である熱線遮蔽分散体が形成されていることを特徴とする熱線遮蔽体。
- 透明基材の片面または両面に、請求項1または2に記載の熱線遮蔽分散体形成用塗布液の塗膜である熱線遮蔽分散体が形成され、
前記熱線遮蔽分散体上に、シラン化合物、ケイ酸塩、ポリリン酸塩、シリカアルミナ、チタニア、酸化セリウム、ジルコニアのいずれか1種類以上を含むバインダー膜が形成されていることを特徴とする熱線遮蔽体。 - 前記シラン化合物が、オルガノシラン、アルコキシシラン、オルガノアルコキシシラン、テトラアルコキシシランのいずれか1種類以上を含むシリカバインダーであることを特徴とする請求項6に記載の熱線遮蔽体。
- 85℃、90%RHの環境下に7日間暴露したときの可視光透過率の変化が、3.5%以下であることを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の熱線遮蔽体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013175982A JP6171733B2 (ja) | 2013-08-27 | 2013-08-27 | 熱線遮蔽分散体形成用塗布液および熱線遮蔽体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013175982A JP6171733B2 (ja) | 2013-08-27 | 2013-08-27 | 熱線遮蔽分散体形成用塗布液および熱線遮蔽体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015044921A JP2015044921A (ja) | 2015-03-12 |
JP6171733B2 true JP6171733B2 (ja) | 2017-08-02 |
Family
ID=52670704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013175982A Expired - Fee Related JP6171733B2 (ja) | 2013-08-27 | 2013-08-27 | 熱線遮蔽分散体形成用塗布液および熱線遮蔽体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6171733B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170362119A1 (en) | 2016-06-17 | 2017-12-21 | Corning Incorporated | Transparent, near infrared-shielding glass ceramic |
US10450220B2 (en) | 2017-12-13 | 2019-10-22 | Corning Incorporated | Glass-ceramics and glasses |
US10246371B1 (en) | 2017-12-13 | 2019-04-02 | Corning Incorporated | Articles including glass and/or glass-ceramics and methods of making the same |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5070796B2 (ja) * | 2006-10-19 | 2012-11-14 | 住友金属鉱山株式会社 | 日射遮蔽膜形成用塗布液および日射遮蔽膜ならびに日射遮蔽機能を有する基材 |
JP2008194563A (ja) * | 2007-02-08 | 2008-08-28 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 日射遮蔽膜および波長選択型遮蔽膜 |
EP2650266B1 (en) * | 2010-12-09 | 2019-01-16 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Interlayer for laminated glass, and laminated glass |
EP2650267A1 (en) * | 2010-12-10 | 2013-10-16 | Kuraray Co., Ltd. | Laminated glass interlayer, method for producing same, and laminated glass using same |
JP5305050B2 (ja) * | 2011-04-14 | 2013-10-02 | 住友金属鉱山株式会社 | 熱線遮蔽微粒子含有組成物の製造方法および熱線遮蔽微粒子含有組成物、当該熱線遮蔽微粒子含有組成物を用いた熱線遮蔽膜および当該熱線遮蔽膜を用いた熱線遮蔽合わせ透明基材 |
JP5344261B2 (ja) * | 2011-04-14 | 2013-11-20 | 住友金属鉱山株式会社 | 熱線遮蔽膜とその製造方法、および熱線遮蔽合わせ透明基材 |
JP5903810B2 (ja) * | 2011-09-09 | 2016-04-13 | 住友金属鉱山株式会社 | 赤外線遮蔽材料微粒子分散液とその製造方法および熱線遮蔽膜と熱線遮蔽合わせ透明基材 |
-
2013
- 2013-08-27 JP JP2013175982A patent/JP6171733B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015044921A (ja) | 2015-03-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6269780B2 (ja) | 混合分散液 | |
AU2017232748B2 (en) | Near-infrared shielding material fine particle dispersion body, near-infrared shielding body and near-infrared shielding laminated structure, and method for producing the same | |
AU2017232747B2 (en) | Near-infrared shielding material fine particles and method for producing the same, and near-infrared shielding material fine particle dispersion liquid | |
TWI402218B (zh) | 透明隔熱材料、其製造方法以及透明隔熱結構 | |
KR100701735B1 (ko) | 적외선 차폐재료 미립자 분산체, 적외선 차폐체, 및 적외선차폐재료 미립자의 제조방법, 및 적외선 차폐재료 미립자 | |
JP5245283B2 (ja) | 熱線遮蔽塩化ビニルフィルム製造用組成物およびその製造方法、並びに、熱線遮蔽塩化ビニルフィルム | |
JP5050470B2 (ja) | 日射遮蔽分散体、日射遮蔽体、および、それらの製造方法 | |
JP6201152B2 (ja) | 熱線遮蔽膜、熱線遮蔽透明基材、自動車および建造物 | |
JP2005226008A (ja) | 日射遮蔽体形成用分散液及び日射遮蔽体並びにその製造方法 | |
JP5387925B2 (ja) | 赤外線遮蔽材料微粒子分散体、赤外線遮蔽体、及び赤外線遮蔽材料微粒子の製造方法、並びに赤外線遮蔽材料微粒子 | |
JP6171733B2 (ja) | 熱線遮蔽分散体形成用塗布液および熱線遮蔽体 | |
JP4904714B2 (ja) | 赤外線遮蔽材料微粒子分散体、赤外線遮蔽体、及び赤外線遮蔽材料微粒子の製造方法、並びに赤外線遮蔽材料微粒子 | |
JP2011063493A (ja) | 近赤外線遮蔽材料微粒子分散体および近赤外線遮蔽体および近赤外線遮蔽材料分散体の製造方法 | |
JP2008230954A (ja) | 日射遮蔽体形成用アンチモン含有酸化錫微粒子の製造方法、日射遮蔽体形成用分散液、日射遮蔽体、および、日射遮蔽用基材 | |
JP2015044922A (ja) | 熱線遮蔽分散体、熱線遮蔽分散体形成用塗布液および熱線遮蔽体 | |
JP2011063484A (ja) | 近赤外線遮蔽材料微粒子とその製造方法および近赤外線遮蔽材料微粒子分散体と近赤外線遮蔽体 | |
JP7367686B2 (ja) | 赤外線吸収材料微粒子分散液とその製造方法 | |
JP2018077301A (ja) | 近赤外線吸収性光学部材、およびこれを用いた画像表示デバイス | |
JP6575443B2 (ja) | 熱線遮蔽フィルムおよび熱線遮蔽ガラス | |
JP2012082109A (ja) | 高耐熱性熱線遮蔽体形成用タングステン酸化物微粒子の製造方法、高耐熱性熱線遮蔽体形成用タングステン酸化物微粒子および高耐熱性熱線遮蔽体形成用分散液、並びに高耐熱性熱線遮蔽体 | |
JP2017222540A (ja) | 熱線遮蔽微粒子および熱線遮蔽微粒子分散液 | |
JP2011001532A (ja) | 赤外線と紫外線の吸収・遮蔽機能を有するコーティング剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151014 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160804 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160913 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161107 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170328 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170519 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170606 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170619 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6171733 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |