JP6171691B2 - 転舵輪用サスペンション装置 - Google Patents

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本発明は、自動車等の車両に用いられる転舵輪用サスペンション装置に関する。
自動車の転舵輪用サスペンション装置は、例えば、特許文献1に示されているように、
サスペンションの上下方向に延在するストラットの下端部と、ステアリング系のタイロッドの端部とを、共に転舵輪を回転可能に支持するハウジング(ナックル)に連結して、これらストラットの下端部とタイロッドの端部とを、それらの軸線が交差する状態に近接して配置してある。
特開2007−106193号公報
車両前席の前方視界は車体前部のフード高に左右され、このフード高は転舵輪用サスペンション装置(この場合、フロントサスペンション装置)のストラットの配設地上高によって左右される。
そこで、前方視界の拡大のために前記ストラットの配設地上高を低めて、フード高を下げることが望まれる。しかし、この場合、ストラットの下端位置を下げると転舵輪であるフロントホイールを転舵した際に、前記タイロッドとストラットの下端部とが干渉してしまうことから転舵角を大きくできなくなってしまう。
このため、特許文献1に示されるように、ストラットの下端位置は、タイロッドに干渉しない該タイロッドよりも上方位置に設定せざるを得ず、フード高の低下による前方視界の拡大には自ずと限界がある。
そこで、本発明は転舵輪の最大転舵時にあっても、ストラットの下端部とタイロッドとの干渉を回避して該ストラットの配設地上高を低めることができ、フード高を下げて車両前席の前方視界を拡大することができる転舵輪用サスペンション装置を提供するものである。
本発明に係る転舵輪用サスペンション装置は、サスペンションの上下方向に延在するストラットの下端位置を、該ストラットの下端部の近傍で車幅方向に延在するステアリング系のタイロッドよりも下側に設定してある。
一方、前記タイロッドの、前記ストラットの下端部に対応した部分に、転舵輪の転舵時に該ストラットの下端部との干渉を回避可能な湾曲部を設けたことを主要な特徴としている。
本発明によれば、ストラットの下端位置をタイロッドよりも下側に設定することにより、該ストラットの配設地上高を低めることができる。
これにより、自動車のフロントサスペンションに適用した場合、車体前部のフード高を下げることができるため、車両前席の前方視界を拡大することができる。
そして、タイロッドの前記ストラットの下端部に対応した部分に設けた湾曲部により、タイロッドとストラットの下端部との相互干渉を回避して転舵角を大きく採ることができるため、上述の前方視界の拡大と車両の最小回転半径の低減との両立を実現することができる。
本発明を適用したフロントサスペンションの一実施形態を示す正面図。 図1に示した実施形態の平面図。 図1に示した実施形態の最大転舵状態を車両前方から見た斜視図。 図3に対応した平面図。 図1に示した実施形態の側面図。
以下、本発明の一実施形態を自動車のフロントサスペンションを例に採って図面と共に詳述する。
図1〜図5に示す実施形態は、自動車の左側のフロントサスペンション1の配置状況を示している。
自動車の転舵輪であるフロントホイール2を車体に対して支持するフロントサスペンション1は、ストラット10、ハウジング(ナックル)20、ロアアーム30、スタビライザ40等を備えている。
ストラット10は上下方向に延在配置され、ショックアブソーバ11と、その上側部の外側に配置したコイルスプリング12と、を備えている。図示する例では、コイルスプリング12をその外径に相当した筒状の外形ラインとして示している。
ハウジング20は、フロントホイール2を固定するハブ3を軸受部材を介して回転可能に支持するもので、ショックアブソーバ11の下端部にブラケット14を介して締結固定してある。
ロアアーム30は、車体側の強度骨格部材であるサスペンションメンバ4に車幅方向外側に張り出して設けられ、該サスペンションメンバ4に対して前,後2点で防振ブッシュ31,32を介して上下方向に揺動可能に連結している。
このロアアーム30の自由端は、上述のハウジング20の下端にボールジョイント33を介して連結している。
ストラット10は、ショックアブソーバ11の上端に設けたアッパマウント部15を介して、車体側のストラットハウジングに対して該ショックアブソーバ11の軸心廻りに回動可能に取付けている。
このストラット10は、下端に対して上端が車幅方向内側で、かつ、車両後方となるように傾斜して配置してある。これにより、アッパマウント部15の連結点と、前記ハウジング20とロアアーム30とのボールジョイント33による連結点とを結ぶキングピン軸Kに、所要のキングピン傾斜角とキャスタ角とが得られるようにしている。
スタビライザ40は、左右のフロントサスペンション1の逆位相の挙動に対して捩じりトルクを発生してロール安定性を保持するもので、スタビライザバー41と、その端末に連結したスタビライザリンク42とを備えている。
スタビライザバー41はアンチロールバーとも称されて車幅方向に延在し、両側端部をサスペンションメンバ4の左右両側部の上面に設けた軸受部5に回動可能に支持してある。一方、スタビライザリンク42はロアアーム30上に設けたブラケット34に連結してある。
上述のハウジング20には、ステアリング系のタイロッド50を介して図外のステアリングホイールの回転操作による操舵力が伝達される。
サスペンションメンバ4にはギヤボックス61を備えたステアリング系のラック機構60を配設してある。
ラック機構60は車幅方向に延在して、その両側端部を防振ブッシュ6を介してサスペンションメンバ4上に取付けてある。
タイロッド50は、このラック機構60の端末にボールジョイント62を介して連結し、該ラック機構60の略延長上で前記ストラット10の下端部の近傍に車幅方向に延在している。
ハウジング20の前記ロアアーム30との連結点(ボールジョイント33)よりも上方位置には、車両前方または後方に突出するナックルアーム21を設けてあり、前記タイロッド50の車幅方向外側の端部をこのナックルアーム21にボールジョイント22を介して連結している。
これらタイロッド50とロアアーム30とは、それらの各車幅方向端部の連結点を節とする平行リンク機構を構成している。
これにより、ステアリングホイールの回転操作力をギヤボックス61によりラック機構60の直線運動に変換して、これをタイロッド50とナックルアーム21とを介してハウジング20に転舵力として伝達する。
本実施形態では、上述のタイロッド50およびラック機構60を、図2に示すようにフロントホイール2のホイールセンターW・Oよりも車両前方に配設してある。
従って、上述のナックルアーム21はハウジング20の前側に突出して設け、その前端末にタイロッド50を連結している。
ここで、前記ストラット10は、その下端位置を前記タイロッド50よりも下側に設定してある。
一方、前記タイロッド50には、前記ストラット10の円筒状の下端部(ショックアブソーバ11の下端部)に対応した部分に、フロントホイール2の転舵時に該ショックアブソーバ11の下端部との干渉を回避可能な湾曲部51を設けてある。
本実施形態では上述のようにタイロッド50をフロントホイール2のホイールセンターW・Oよりも車両前方の前置き配置としてあるため、タイロッド50の湾曲部51はショックアブソーバ11の下端部との干渉を回避するために車両前方側に突出した湾曲形状と
してある。
この湾曲部51は、ストラット10の軸線Xに対して直交する線分に沿って形成することが望ましく、本実施形態では図5に示すように側面視した場合に前記軸線Xに対して直交する線分Yに沿って湾曲部51を形成してある。
また、湾曲部51は図2〜図4に示すように所要曲率の円弧形状として、フロントホイール2を図4に示すように最大に転舵してタイロッド50と前記ショックアブソーバ11の下端部とが相互に近接した状態で、該ショックアブソーバ11の軸中心と湾曲部51の円弧中心とが略一致して、該湾曲部51の内側にショックアブソーバ11を受容可能としている。
以上の構成からなる本実施形態によれば、ストラット10の下端位置をタイロッド50よりも下側に設定することにより、該ストラットの配設地上高を低めることができる。
これにより、車体前部のフード高を大幅に下げることができ、車両前席の前方視界を拡大することができる。
このようにストラット10の下端位置をタイロッド50よりも下側に設定した場合、フロントホイール2を例えば図4に示すように車両左側に最大に転舵すると、タイロッド50に対してショックアブソーバ11の下端部が接近するようになる。このとき、タイロッド50の湾曲部51により相互の干渉を回避するため、転舵角を大きく採ることができる。
この結果、上述の車両の前方視界の拡大と、大舵角の設定による車両の最小回転半径の低減との両立を実現することができる。
特に、本実施形態ではタイロッド50およびラック機構60を、フロントホイール2のホイールセンターW・Oよりも車両前方に配設して、タイロッド50の湾曲部51を車両前方側に突出した湾曲形状としている。
このラック機構60の前方配置により、ハウジング20のナックルアーム21とタイロッド50とを連結するためのスペースを十分に確保できて、湾曲部51の設定による大舵角化を設計上有利に行うことができる。
また、この湾曲部51は、ストラット10の軸線Xに直交する線分Yに沿って形成してあるので、湾曲部51を極力小さい湾曲形状としてストラット10とタイロッド50との干渉を回避できるので、湾曲部51の設定部周りをコンパクトに構成することができる。
更に、湾曲部51は円弧形状として、フロントホイール2の最大転舵時にショックアブソーバ11の軸中心と湾曲部51の円弧中心とが略一致して、該湾曲部51の内側にショックアブソーバ11を受容するようにしている。
これにより、湾曲部51の円弧形状をより小さく設定できて、その周辺構造のコンパクト化をより有利に行うことができる。
なお、前記実施形態ではタイロッド50とラック機構60とを、フロントホイール2のホイールセンターW・Oよりも車両前方の前置き配置とした例を示したが、これらタイロッド50とラック機構60とを、このホイールセンターW・Oよりも車両後方に配置した仕様に適用することも可能である。
1…フロントサスペンション(サスペンション)
2…フロントホイール(転舵輪)
3…ハブ
4…サスペンションメンバ
10…ストラット
11…ショックアブソーバ
12…コイルスプリング
20…ハウジング
21…ナックルアーム
30…ロアアーム
40…スタビライザ
50…タイロッド
60…ラック機構
K…キングピン軸
W・O…転舵輪のホイールセンター
X…ストラット軸線
Y…ストラット軸線に直交する線分

Claims (3)

  1. サスペンションの上下方向に延在するストラットの下端位置を、該ストラットの下端部の近傍で車幅方向に延在するステアリング系のタイロッドよりも下側に設定する一方、
    前記タイロッドの、前記ストラットの下端部に対応した部分に、転舵輪の転舵時に該ストラットの下端部との干渉を回避可能な湾曲部を設け
    前記タイロッドの湾曲部が円弧形状を有し、転舵輪を最大に転舵して前記タイロッドと前記ストラットの円筒形状の下端部とが相互に近接した状態で、該ストラットの下端部の軸中心と前記タイロッドの湾曲部の円弧形状の中心とが略一致して、該湾曲部の円弧形状の内側にストラットの下端部を受容可能としたことを特徴とする転舵輪用サスペンション装置。
  2. 前記タイロッド、および該タイロッドを連結したステアリング系のラック機構を、転舵輪のホイールセンターよりも車両前方に配設してあって、
    前記タイロッドの湾曲部は、車両前方側に突出した湾曲形状としたことを特徴とする請求項1に記載の転舵輪用サスペンション装置。
  3. 前記タイロッドの湾曲部を、前記ストラットの軸線に対して直交する線分に沿って形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の転舵輪用サスペンション装置。
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