JP6171147B2 - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン Download PDF

Info

Publication number
JP6171147B2
JP6171147B2 JP2013002816A JP2013002816A JP6171147B2 JP 6171147 B2 JP6171147 B2 JP 6171147B2 JP 2013002816 A JP2013002816 A JP 2013002816A JP 2013002816 A JP2013002816 A JP 2013002816A JP 6171147 B2 JP6171147 B2 JP 6171147B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
slot machine
game
shutter
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013002816A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014132997A (ja
Inventor
孝司 岡田
孝司 岡田
後藤 博紀
博紀 後藤
Original Assignee
株式会社北電子
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社北電子 filed Critical 株式会社北電子
Priority to JP2013002816A priority Critical patent/JP6171147B2/ja
Publication of JP2014132997A publication Critical patent/JP2014132997A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6171147B2 publication Critical patent/JP6171147B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
  • Game Rules And Presentations Of Slot Machines (AREA)

Description

本発明は、遊技機としてのスロットマシンに関し、特に、パネル部にリールを備えるスロットマシンに関する。
スロットマシンは、通常、遊技媒体となるメダルを投入してスタートレバーを操作することにより、外周面に絵柄や数字、文字等からなる複数の図柄が表された複数のリール(通常3個のリール)が回転を開始し、定速回転後、任意のタイミングで停止ボタンが操作されると、スタートレバーの操作タイミングで行われる内部的な抽選処理の抽選結果に応じた図柄の組合せで停止するように各リールが停止制御され、停止したリール上の図柄の組合せに応じた数の遊技媒体が払い出される遊技機である。
近年、遊技者を楽しませるために様々な趣向を凝らしたスロットマシンが次々と登場している。
例えば、特許文献1には、上記の複数のリールを用いたスロットマシン遊技を第1ゲーム手段とし、その他に第2ゲーム手段として動作する複数のリールを備えたスロットマシンが提案されている。
つまり、このスロットマシンでは、それぞれ別のゲーム手段として動作するリール装置が二つあることになり、一つのリール装置は、通常のスロットマシンと同様な位置に配置され、他のリール装置は、スロットマシンの前扉の下方側を覆うパネル部に配置されている。
また、特許文献2には、パネル部にリール装置が配置され、本来リール装置の配置される位置に、液晶表示装置の配置されているスロットマシンが提案されている。
このように本来の位置と異なるパネル部にリールを配置することにより、レイアウトの斬新さから遊技者の興味をそそり人気機種となることがある。
特開2003−93583号公報 特開2005−81001号公報
本発明は、パネル部にリールを備えたスロットマシンの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のスロットマシンは、遊技者に対面する正面方向側に開口部を有する筐体と、前記開口を開閉可能に覆う前扉と、前扉の下方側に位置するパネル部と、を備えるスロットマシンであって、前記パネル部から前記正面方向側に突出する透明カバーと、前記透明カバー内に収容され、遊技者に有利な遊技状態に関する情報を示す識別情報が表された周面の一部が前記パネル部から前記正面方向側に突出するリールと、前記識別情報が、複数種類の停止表示態様のうち、一の停止表示態様で停止表示されるように、前記リールを制御可能なリール制御手段と、前記透明カバーと前記リールの周面との間に配置され、前記識別情報が視認困難な第一位置から前記識別情報が視認容易な第二位置に変位可能な変位部材と、を備え、前記変位部材は、前記第一位置から下方側に変位することで前記第二位置に位置することが可能になる構成としてある。
スロットマシンの外観を示す正面図である。 スロットマシンの外観を示す斜視図である。 スロットマシンの外観を示す平面図である。 スロットマシンの内部構成を示す斜視図であり、保護カバーを取り付けた状態の図である。 スロットマシンの内部構成を示す斜視図であり、保護カバーを取り外した状態の図である。 スロットマシンの制御構成を示すブロック図である。 スロットマシンのパネル部の分解斜視図である。 リールユニットの分解斜視図である。 リールユニットの側面図であり、(a)は、シャッターが閉じた状態の図であり、(b)は、シャッターが開いた状態の図である。 保護カバーの外観を示す図であり、(a)は、正面図、(b)は、側面図、(c)は、背面図である。
本発明に係るスロットマシンの好ましい実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。
本実施形態のスロットマシン1は、各図に示すように、遊技者に対面する正面方向A側に開口部を有する筐体1bと、開口部を開閉可能に覆う前扉1aと、を備え、リールの回転及び停止によりスロットマシン遊技を実行可能に構成された回胴式遊技機である。
スロットマシン1は、一般的な回胴式遊技機とは異なり、二つのリールを備えている。
一つは筐体1b内に備えられた上リール41a〜41c(上リールユニット4)であり、これらのリールはスロットマシン遊技を行うためのリールとして動作する。もう一つは前扉1aのパネル部6に備えられた下リール110(下リールユニット10)であり、このリールはスロットマシン遊技を盛り上げる演出用のリールとして動作する。
上リール41を用いたスロットマシン遊技は、一般的な回胴式遊技機と同様、以下のように実行される。
例えば、メダル投入口2からメダルが投入され、又は、ベットボタン2aの押下操作によって内部的に記憶されたクレジットメダルからデータ形式のメダルが投入されると、そのメダルの数(例えば、3枚)に応じてゲーム開始可能な状態となり、この状態でスタートレバー3が操作されると、複数の上リール41a〜41cが回転を開始する。
上リール41a〜41cの回転中に、それぞれの上リール41a〜41cに対応する停止ボタン5a〜5cが押下操作されると、スタートレバー3の操作タイミングで行われる抽選処理の抽選結果に応じた図柄の組合せで停止するように各上リール41が停止制御され、停止した図柄の組合せを判定する。
判定の結果、例えば、入賞に係る図柄の組合せのときには、メダル払出装置12内に貯留された貯留メダルが排出口12aから払い出され、前扉1a下部に設けられたメダル払出口11を介して遊技者に提供される。
このようなスロットマシン遊技は、図6に示すように、コンピュータとして構成されたメイン制御部14がベットボタン2a、スタートレバー3、停止ボタン5等の遊技操作に係る入力手段から入力される操作信号を監視しながら、上リール41(上リールユニット4)、メダル払出装置12等の出力手段を制御することにより実現される。
このメイン制御部14では、スタートレバー3の操作に基づいて行われる抽選処理、上リール41の制御に係るリール制御処理、及び上リール41が停止したときの図柄の組合せを判定する図柄判定処理等の複数の処理が実行される。
また、スロットマシン1では、前述したようなスロットマシン遊技の進行を実現しながら、遊技を盛り上げる所定の演出動作が行われる。
演出動作は、所定の画像を表示する液晶表示器8、音声等を出力するスピーカ9、本発明に係る下リール110などの演出手段を介して行われる。
これらの液晶表示器8、スピーカ9及び下リール110は、図6に示すように、サブ制御部15によって制御されるようになっている。
サブ制御部15は、メイン制御部14と同様、コンピュータとして構成された電子機器であり、液晶表示器8を制御する液晶表示制御回路、スピーカ9を制御する音声制御回路、及び下リール110を制御するモータ駆動回路等を備えている。
このように構成されたサブ制御部15は、メイン制御部14から送信されるコマンド(制御信号)に基づいて上記各演出手段を制御する。
コマンドには、ベットボタン2a、スタートレバー3、停止ボタン5などを遊技者が操作したときに送信される操作コマンドと、抽選処理で当選した抽選対象を示す抽選コマンド、図柄判定処理で停止した図柄等示す図柄コマンドなどがある。
これにより、サブ制御部15は、例えば、上リール41がボーナス図柄で停止したことを示す図柄コマンドを受信したときには、表示器8を介してボーナス開始の画像を表示させるとともに、スピーカ9を介して所定のファンファーレ音を出力させることができる。
また、所定のタイミングで下リール110の回転を始動・停止させることで、スロットマシン遊技を盛り上げることもできる。
以下、演出手段として動作する下リール110について詳述する。
[下リール]
下リール110は、図7〜図9に示すように、下リールユニット10内の一部品として構成されている。
下リールユニット10は、下リール110、シャッター120、これらを駆動させるモータ及び機構部品などがケース130の凹部131等に一体的に収容されたユニット部品であり、前扉1aのパネル部6に取り付けられている。
下リール110は、円筒形の部品であり、周面には複数種類の図柄が表された帯状部材が巻回されている。
下リール110は、リールギアA112,リールギアB113を介して、下リールモータ111により回転駆動される。
下リールモータ111は、例えば、ステッピングモータからなり、ケース130の左側面に取り付けられている。
下リールモータ111の回転軸には、リールギアA112が取り付けられ、これに噛合するリールギアB113が下リール110の左側面に取り付けられている。
このような構成により、下リールモータ111の回転力がリールギアA112,リールギアB113を介して下リール110に伝達され、下リール110が回転することになる。
また、ケース130の左側面には、リールセンサ114が取り付けられている。
リールセンサ114は、例えば、一対の発光素子及び受光素子を有するフォトインタラプタからなり、下リール110に設けられた図示しない遮光板がこれらの素子間を下リール110の一回転ごとに通過するようになっている。
また、下リールモータ111はサブ制御部15から送出されるパルス信号により駆動制御され、リールセンサ114による遮光板の検出信号はサブ制御部15に入力されるようになっている。
このような構成により、サブ制御部15がリール制御手段として動作し、リールセンサ114から入力される検出信号に基づいて下リール110の初期位置(例えば、周面上のある一の図柄が通過する位置)を識別するとともに、この位置から送出するパルス数を管理することにより下リール110の回転位置(変位)を制御するようになっている。
これにより、周面に表された複数種類の図柄のうちのいずれか一の図柄を特定の位置で停止させることができる。
例えば、本実施形態では、特定の位置を、図9(b)に示すように、正面水平方向Aに対して斜め上方に角度α(例えば、45°)傾いた位置とすることができる。
これにより、下リールユニット10はパネル部6に取り付けられながらも、スロットマシン遊技を行う遊技者がパネル部6を覗き込むことなく目線を下方に向けるだけで、特定の位置で停止した図柄を識別することができる。
シャッター120は、下リール110と同心円の半円筒形の部品であり、下リール110の周面を開閉可能に覆う不透明部材から構成されている。
シャッター120は、シャッターギアA122,シャッターギアB123を介して、シャッターモータ121により回転駆動される。
シャッターモータ121は、例えば、ステッピングモータからなり、ケース130の右側面に取り付けられている。
シャッターモータ121の回転軸には、シャッターギアA122が取り付けられ、これに噛合するシャッターギアB123がシャッター120の右側面に取り付けられている。
このような構成により、シャッターモータ121の回転力がシャッターギアA122,シャッターギアB123を介してシャッター120に伝達され、シャッター120が正逆回転することにより開閉動作を行う。
また、ケース130の右側面には、シャッターセンサ124が取り付けられている。
シャッターセンサ124は、例えば、一対の発光素子及び受光素子を有するフォトインタラプタからなり、シャッター120に設けられた遮光板127がこれらの素子間を通過するようになっている。
さらに、ケース130の右側面には、磁石125が取り付けられ、シャッター120の右側面には、この磁石125に吸着する金具126が取り付けられている。
また、シャッターモータ121はサブ制御部15から送出されるパルス信号により駆動制御され、シャッターセンサ124による遮光板127の検出信号はサブ制御部15に入力されるようになっている。
このような構成により、サブ制御部15がシャッター開閉制御手段として動作し、シャッターセンサ124から入力される検出信号に基づいて、シャッター120の閉状態又は開状態を識別するとともに、この位置から送出するパルス数を管理することにより、シャッター120を開閉制御するようになっている。
例えば、本実施形態では、シャッターセンサ124が遮光板127を検出した状態をシャッター閉状態として認識し、この状態から所定パルス数送出した状態をシャッター開状態として認識するようになっている。
具体的には、シャッター閉状態では、図9(a)に示すように、シャッター120が下リール110の周面を覆うようなっている。この状態では、金具126が磁石125に吸着されている。
仮に、磁石125を設けない場合、シャッターモータ121を励磁しない限り、シャッター120は、その自重や外部から加わる振動等により、重力方向に沿って垂れ下がった状態、すなわち開状態になってしまう。そこで、本実施形態のように、磁石125を設けることで、閉状態において、シャッター120は、自重に抗して磁石125に吸着支持され、シャッターモータ121を励磁しなくとも、閉状態を保つことができるようになり、消費電力を抑制することができる。
シャッター開状態では、シャッター120が下方側に回転した状態であって、下リール110の周面が外部に露出された状態となる。
このシャッター開状態では、シャッター120は重力方向に沿って垂下した状態にあることから、シャッターモータ121を励磁しなくとも、開状態を保つことができるようになっており、消費電力を抑制することができる。
また、閉状態から開状態に変移するにあたり、シャッター120を下方側に回転させることで、上方から下リール110を見る遊技者に対して下リール110上の図柄を素早く識別させるようになっている。また、シャッター120を下方側に回転させることで、シャッター120の自重の作用が加わるので、上方側に回転させるよりも速く回転させることができる。
また、シャッター120を開状態から閉状態に変移させるには、シャッターセンサ124が遮光板127を検出するまで、シャッター120を上方側に回転させるように、シャッターモータ121を制御し、遮光板127の検出によりシャッターモータ121を励磁させることなく停止させればよい。
このような下リールユニット10は、図7に示すように、パネル部6を構成する一部品として前扉1aに取り付けられている。
パネル部6は、メダル投入口2、ベットボタン2a、スタートレバー3、及び停止ボタン5などの遊技操作に係る入力手段の下部に設けられ、前扉1aに形成された開口部6aを覆う複数の部材で構成されている。
例えば、パネル部6は、開口部6aを正面側から覆う透明カバー61、前扉1aの背面側から取り付けられる下リールユニット10、下リールユニット10を前扉1aの背面側から覆う保護カバー13などから構成されている。
透明カバー61は、下リール110の周面を外部に臨ませる表示窓611と、裏面側に所定の印刷の施されたパネル面612とが一体的に形成された、無色又は有色透明な合成樹脂板である。
パネル面612は、本発明に係るパネル部に相当する部分であり、ほぼ鉛直方向に沿って立設される壁面として形成され、表示窓611は、本発明に係る透明カバーに相当する部分であり、正面方向A側に膨出形成されるとともに、鉛直方向に沿って切った断面形状が下リール110と同心円となる円弧状に形成されている。
この透明カバー61は、サイドカバー6b(前扉1aの裏面側からネジ固定)で覆われる取付部613を介して前扉1aにネジ固定されている。
これにより、サイドカバー6bを取り外してさらに透明カバー61を取り外さなければ、開口部6a内に侵入できないことから、スロットマシン1外部からの不正なアクセスを防止できる。
このような透明カバー61に対して、下リールユニット10は、図9に示すような位置関係を有してパネル部6に取り付けられている。
図9において、一点鎖線611aは表示窓611の裏面、一点鎖線612aはパネル面612の裏面を示している。
シャッター120は、表示窓611の裏面611aと下リール110との間に位置し、下リール110は、その周面の一部がパネル面612から正面方向A側に突出するように取り付けられている。
これにより、下リールユニット10はパネル部6に取り付けられながらも、スロットマシン遊技を行う遊技者がパネル部6を覗き込むことなく目線を下方に向けるだけで(図3参照)、下リール110を視認することができる。
さらに、前述したように、下リール110周面に表された所定の図柄が斜め上方に向いた位置で停止することから、図柄の視認性が向上する。
保護カバー13は、図4及び図5に示すように、ケース130の背面を覆うように前扉1aの裏面側から取り付けられ、下リールユニット10を裏面側から保護するようになっている。
具体的には、保護カバー13は、無色透明の合成樹脂からなるとともに、パネル部6の裏面側をすべて覆う外形を有し、前扉1aに対して着脱自在に係合する樹脂製のロックピンを複数備えている。これにより、下リールユニット10を覆いながらも、簡易な作業で取り外す(ロック解除する)ことができることから、下リールユニット10に対するメンテナンスが容易となる。
また、下リールユニット10は、下リール110等の複数の部品で構成されながらも、一体的にユニット化された単体の部品として扱うことができるので、取り扱いが容易となる。
また、保護カバー13は、単に下リールユニット10を覆うのみならず、返却メダルの通路を兼ね備えている。
返却メダルとは、メダル投入口2から投入されたメダルであって、例えば、投入メダルを検出するメダルセレクタ2b内において詰まったメダル、又はメダルセレクタ2b内で機械的に振り分けられるメダル径の小さい使用不可メダルであり、メダル払出装置12に貯留されることなく、メダル払出口11から排出されるメダルのことである。
このような返却メダルは、一旦スロットマシン1内に取り込まれるものの、保護カバー13に形成された返却通路を経てメダル払出口11から排出されるようになっている。
具体的には、保護カバー13は、図4、図5、図7及び図10に示すように、メダルセレクタ2bからの返却メダルを受け入れる受入口13cと、メダル払出口11に対向配置される送出口13dと、受入口13cと送出口13dとを繋ぐ返却通路13aと、メダル払出装置12の排出口12aと対向配置される連通口13bと、を備えている。また、連通口13bは、返却通路13aを介して送出口13dと繋がっている。
このような構成により、返却メダルは、受入口13cから返却通路13aを介して送出口13dに至ってメダル払出口11から遊技者に返却されることになる。
また、メダル払出装置12の排出口12aから払い出されるメダルは、連通口13bから返却通路13aを介して送出口13dに至ってメダル払出口11から払い出されることになる。
このように保護カバー13は、下リールユニット10を覆う機能と、返却メダル及び払出メダルをメダル払出口11に誘導する機能とを有し、一の部品でありながら二部品としての機能を兼ね備えているので、製造コストを低減できる。
以上のように構成された下リールユニット10は、例えば、ボーナス遊技とは異なる遊技者に有利な遊技状態において作動するようになっている。
具体的には、RT,AT,ART遊技などと称される遊技者に有利な遊技状態であって、メイン制御部14又はサブ制御部15で行われる発動抽選処理において当選することにより発動する特典遊技中に作動させることができる。
このような特典遊技では、ボーナス遊技とは異なり小役の当選確率が高まることはないものの、メダルを費やす割合が抑制され、ボーナス遊技よりも長いゲーム区間を掛けて緩やかにメダルが増加するなど、ボーナス遊技ほど短時間に大量のメダルが獲得されないまでも、そのゲーム区間が長く続くほどメダル獲得の機会が増加する遊技状態となっている。
例えば、リプレイタイムの略称であるRT遊技は、所定のゲーム回数の間、メダルを投入することなく次回遊技可能となる再遊技(リプレイ)の当選確率が高まる特典遊技であって、この間は再遊技が連続発生することから、メダルを費やす割合が抑制されることになるため、遊技者にとって有利に作用する遊技状態となっている。
また、アシストタイムの略称であるAT遊技は、所定のゲーム回数の間、内部的に小役に当選したときにこれらに入賞させるためにリール停止時に停止ボタン5に対して行う操作内容を外部に報知し、その操作内容に従った操作によりこれらの入賞率が高められる特典遊技であって、小役入賞による直接的なメダルの払い出しが得られることから、遊技者にとって有利に作用する遊技状態となっている。
また、アシスト・リプレイタイムの略称であるART遊技は、上記のRT遊技とAT遊技とを複合的に組合せた特典遊技であって、それぞれの遊技の特徴が相乗して、メダルを費やす割合が抑制されながら直接的なメダルの払い出しも得られ、RT遊技又はAT遊技の単独遊技よりも、メダル獲得の機会が増大する遊技者に有利な遊技状態となっている。
このような特典遊技は、通常、内部的な抽選により発動が決定され、発動決定後の所定のタイミングから、例えば、30,40,50ゲームなどの予め定められたゲーム回数に亘って実行される。
また、この特典遊技は、一回限りの単発で終了することもあるが、一般的には連チャンするように設定されている。例えば、50ゲームを1セットとして、所定のタイミングで行われる内部的な連続発動抽選により連チャンが決定されると、1セット終了後、2セット目、3セット目というように特典遊技が連続して発動するようになっている。
さらに、1セットに含まれる特典遊技のゲーム回数を抽選により増加させる、いわゆる上乗せゲームを行うこともできる。
ゲーム数の上乗せは、1セットの特典遊技区間において行われる上乗せ抽選により当選した上乗せゲーム数を、当該特典遊技のゲーム数に加算することで行われ、例えば、0,10,20〜300ゲームに亘る複数の上乗せゲーム数の中から1ゲームごとに上乗せ抽選を行い、当選した上乗せゲーム数が、発動中の特典遊技に加算されることとなる。
本実施形態のスロットマシン1では、特典遊技としてART遊技を実行可能としてあり、下リール110は、ART遊技中に実行される内部的な連続発動抽選により連チャン回数が決定されたときに、この決定された連チャン回数に対応する図柄を表示する表示手段として動作するようになっている。
例えば、メイン制御部14から入力される抽選コマンドの示す当選対象が特定の小役、特定の再遊技等のときに、サブ制御部15が連続発動抽選処理を実行することにより、連チャン回数が決定される。
連続発動抽選処理では、サブ制御部15で生成される乱数を抽選コマンドの入力タイミングで取得し、取得した乱数値と、連チャン回数(例えば、0〜10回)ごとに予め定められた当選値との比較・照合を行い、乱数値と一致する当選値に対応する連チャン回数を当選連チャン回数として決定する。
下リール110の周面には連チャン回数(例えば、1〜10回)を示す図柄が表されており、連チャン回数0以外の当選連チャン回数が決定されると、サブ制御部15は下リールユニット10を以下のように作動させる。
まず、下リールモータ111を駆動させ、下リール110の回転を始動させる。続いて、シャッターモータ121を駆動させ、シャッター120を下方側に回転させる。これにより、シャッター120が開状態となる。
その後、下リール110の所定時間回転後に、当選連チャン回数に対応する図柄を正面水平方向Aに対して斜め上方に角度α(例えば、45°)傾いた位置で停止させる(図9(b)参照)。
なお、下リール110が所定時間回転しているときに、ベットボタン2a等の入力手段を遊技者に操作させ(例えば、ベットボタン2aの連打)、この操作に連動した動きを下リール110にさせることもできる。
また、シャッター120が開状態となる前に、下リール110を予め当選連チャン回数に対応する図柄が斜め上方を向くように停止させ、その後、シャッター120を開状態にすることもできる。
以上のように動作する下リール110は、前扉1aの下方側を覆うパネル部6に備えられながらも、図柄の表された周面の一部がパネル面612から正面方向A側に突出するように取り付けられているとともに、当選に係る図柄が斜め上方に向いて停止されることから、スロットマシン遊技を行う遊技者から下リール110を見たときに良好な視認性を確保できる。
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1によれば、パネル部に下リール110を備えながらも、スロットマシン遊技を行う遊技者から下リール110を見たときに良好な視認性を確保できる。
これに対して、上述したリールをパネル部に配置した従来のスロットマシンでは、斬新な外観を創出できるものの、以下のような問題が生じていた。
例えば、スロットマシンのパネル部は、ほぼ鉛直方向に沿って立設される壁面として形成されており、特許文献1及び2記載のリールは、その壁面の内部に収められている。
このような構成において、遊技者がリールを見るときには、パネル部内を覗き込むような体勢をとらなければならず、必ずしも良好な視認性が確保されているものとは言えなかった。
また、図柄の停止位置を正面水平方向とすると、遊技者から見ると何の図柄で停止したのか確認することができなかった。
本実施形態のスロットマシン1によれば、このような従来のスロットマシンが有する問題を解決することができ、パネル部にリールを備えながらも、スロットマシン遊技を行う遊技者からリールを見たときの視認性を向上させ、良好な視認性を確保することができる。
以上、本発明のスロットマシンの好ましい実施形態について説明したが、本発明に係るスロットマシンは上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、下リール110を、一のリールにより構成したが、二又は三以上のリールにより構成することもできる。
また、上リール41に代えて液晶表示装置を備え、この液晶表示装置をサブ制御部15が制御し、下リール110をメイン制御部14が制御(リール制御手段)することもできる。また、この場合、下リール110を三以上のリールから構成することもできる。
また、透明カバー61は、パネル部6全体を覆うように構成したが、少なくとも表示窓611に対応する部分のみを覆うものでもよい。
また、本実施形態では、下リール110を、当選した連チャン回数に対応する図柄を表示させる表示手段として作動させたが、当選した上乗せゲーム数に対応する図柄を表示させる表示手段として作動させることもできる。
また、本発明のスロットマシンには、メダルを遊技媒体とするスロットマシンのみならず、遊技球を遊技媒体とするパロット(パチロット)も含まれる。
また、現物の遊技媒体を用いることなく、データ形式の擬似遊技媒体を用いてスロットマシン遊技を実行可能な、いわゆる封入式スロットマシンも本発明のスロットマシンに含まれる。
本発明は、遊技機としてのスロットマシンに好適に利用することができる。
1 スロットマシン
1a 前扉
1b 筐体
2 メダル投入口
2a ベットボタン
3 スタートレバー
4 上リールユニット
41 (41a,41b,41c) 上リール
5 (5a,5b,5c) 停止ボタン
6 パネル部
61 透明カバー
611 表示窓
612 パネル面
10 下リールユニット
110 下リール
111 下リールモータ
120 シャッター
121 シャッターモータ
130 ケース
13 保護カバー
13a 返却通路
14 メイン制御部
15 サブ制御部

Claims (5)

  1. 遊技者に対面する正面方向側に開口部を有する筐体と、前記開口部を開閉可能に覆う前扉と、前扉の下方側に位置するパネル部と、を備えるスロットマシンであって、
    前記パネル部から前記正面方向側に突出する透明カバーと、
    前記透明カバー内に収容され、遊技者に有利な遊技状態に関する情報を示す識別情報が表された周面の一部が前記パネル部から前記正面方向側に突出するリールと、
    前記識別情報が、複数種類の停止表示態様のうち、一の停止表示態様で停止表示されるように、前記リールを制御可能なリール制御手段と、
    前記透明カバーと前記リールの周面との間に配置され、前記識別情報が視認困難な第一位置から前記識別情報が視認容易な第二位置に変位可能な変位部材と、
    を備え
    前記変位部材は、前記第一位置から下方側に変位することで前記第二位置に位置することが可能になる
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記リールよりも上方側に配置され、所定の識別情報が周面に表された特定リールと、
    前記識別情報が特定の停止表示態様となるように、前記特定リールが停止されたことに基づいて、遊技者に遊技媒体を付与可能な遊技媒体付与手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 遊技に使用する遊技媒体数を設定するための設定操作手段を備え、
    前記リール制御手段は、前記設定操作手段への操作態様に応じた動作態様で、前記リールを制御することが可能である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のスロットマシン。
  4. 前記変位部材は、前記リール制御手段により前記リールが停止された後に、前記第一位置から前記第二位置に変位することが可能である
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載のスロットマシン。
  5. 前記前扉は、
    前記パネル部が配置される開口部と、
    前記パネル部を前記開口部に配置させるための取付部と、
    を備え、
    前記パネル部は、
    パネル面と、
    前記取付部が前記正面方向側に位置した状態で、当該取付部が取り付けられる被取付部と、
    を備え、
    前記パネル面と前記透明カバーとは、一体的に形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載のスロットマシン。
JP2013002816A 2013-01-10 2013-01-10 スロットマシン Active JP6171147B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013002816A JP6171147B2 (ja) 2013-01-10 2013-01-10 スロットマシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013002816A JP6171147B2 (ja) 2013-01-10 2013-01-10 スロットマシン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014132997A JP2014132997A (ja) 2014-07-24
JP6171147B2 true JP6171147B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=51411782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013002816A Active JP6171147B2 (ja) 2013-01-10 2013-01-10 スロットマシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6171147B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093583A (ja) * 2001-09-27 2003-04-02 Fuji Shoji:Kk 遊技機
JP4405214B2 (ja) * 2003-09-10 2010-01-27 サミー株式会社 箱形遊技機
JP4681815B2 (ja) * 2004-02-23 2011-05-11 株式会社北電子 遊技機
JP4276110B2 (ja) * 2004-03-01 2009-06-10 山佐株式会社 遊技機
JP4473746B2 (ja) * 2005-02-18 2010-06-02 山佐株式会社 遊技機のメダル払出装置
JP4232981B2 (ja) * 2005-11-01 2009-03-04 株式会社ソフィア 遊技機
JP2008119093A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Yamasa Kk スロットマシン
JP4704411B2 (ja) * 2007-11-21 2011-06-15 株式会社藤商事 遊技機
JP5158946B2 (ja) * 2008-02-29 2013-03-06 サミー株式会社 遊技機
JP2010142295A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機の役物装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014132997A (ja) 2014-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006150145A (ja) 遊技機
JP6681149B2 (ja) スロットマシン
JP2004049513A (ja) スロットマシン及び当該スロットマシンの遊技制御方法
JP2020103780A (ja) 遊技機
JP2010200933A5 (ja)
JP2015231399A (ja) 遊技機
JP2010183952A (ja) 遊技機
JP2020103778A (ja) 遊技機
JP2020103774A (ja) 遊技機
JP2020103766A (ja) 遊技機
JP2020103775A (ja) 遊技機
JP2020103779A (ja) 遊技機
JP6171147B2 (ja) スロットマシン
JP6349232B2 (ja) 遊技情報表示装置
JP6774978B2 (ja) 遊技機
JP2006280544A (ja) 遊技機
JP6647525B2 (ja) 遊技機
JP2020103777A (ja) 遊技機
JP2009201781A (ja) 遊技機
JP6675751B2 (ja) スイッチ装置および遊技機
JP2006280619A (ja) 遊技機
JP4863640B2 (ja) 遊技機
JP5564651B2 (ja) 遊技機
JP5354219B2 (ja) 遊技機
JP5408738B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170523

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20170531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6171147

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250