JP6170727B2 - 荷役装置における緊急離脱装置 - Google Patents

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本発明は、例えば液化天然ガスや液化石油ガス等の流体やその他の液体・気体などの搬送体を荷役する際に、荷役装置の管途中に設けて、緊急時に搬送物の搬送を遮断し緊急離脱させて安全を確保する荷役装置における緊急離脱装置に関するものである。
従来、例えば海上のタンカーと陸上の流体貯蔵設備との間で、液化天然ガスや液化石油ガス等の各種流体の荷役作業をする際には、強風や高潮、或いは津波等によるタンカーの予期せぬ移動で海上側、陸上側の間に設けた流体荷役装置の流体搬送ラインで破断が生じた場合あるいはそのおそれを検知した場合などに、搬送中の流体の外部流出を防止する目的として、或いは、海上側、陸上側の一方で火災など不測の事態が発生した際に、他方側への被害の拡大を防止する目的として、緊急時に速やかに流体の搬送を緊急遮断弁(開閉弁)によって遮断して流体の外部への流出を阻止した閉弁状態とした後、搬送ラインを海上側、陸上側の夫々に分離する緊急離脱装置が用いられている。
この荷役装置における緊急離脱装置としては、夫々に開閉弁(緊急遮断弁)が設けられ互いに連結される一対のカプラーと、この一対のカプラー同士を緊急離脱自在に連結する着脱連結機構と、前記開閉弁を開閉動作させるための開閉用駆動装置(例えば油圧シリンダ装置)などから成る開閉弁作動機構とから成り、例えば海上側と陸上側との間に設置したローディングアームなどの荷役装置の管途中に設けられ、前記油圧シリンダ装置の作動により一対のカプラーに夫々設けられている開閉弁を開閉操作して同時に閉動させて双方の開閉弁を閉弁状態とし海上側、陸上側の双方から流体を遮断し外部流出を阻止した状態にした後、着脱連結機構の解除作動によりカプラー同士の連結を解除して海上側と陸上側とに分離し流体の搬送ラインが分断するように構成したものが知られている。
即ち、搬送体の搬送及び流出を遮断する開閉弁を夫々に設けた第一カプラーと第二カプラーとを着脱連結機構を介して離脱可能に上下に連結して緊急離脱自在に構成し、例えば陸上側となる上側の第一カプラー及び海上側となる下側の第二カプラーの夫々の前記開閉弁を開閉する開閉弁作動機構を備えた構成としており、具体的にこの開閉弁作動機構は、例えば、開閉弁の開閉用回動部の左右両側に突設するように開閉用回動杆を設け、この開閉用回動杆の片側が下がるように回動することで開閉用回動部が開弁方向に回動して開弁し逆に反対側が下がるように逆回動することで開閉用回動部が閉弁方向に回動して閉弁する構成とし、この上側の開閉用回動杆を開弁方向及び閉弁方向に切り替え回動させる開閉用駆動装置(油圧シリンダ装置)を設け、この上側の開閉用回動杆の両端部に押圧用操作杆を垂設し、この押圧用操作杆の下端部を前記下側の開閉用回動杆の両端部に離脱自在に係合して、前記上側の開閉用回動杆が片側部が下がるように回動することで片側の押圧用操作杆が下側の開閉用回動杆の片側部を下方へ押圧して同方向に連動回動する構成としている。
従って、緊急時にこの開閉弁作動機構が作動して上側の開閉用回動杆が閉弁方向に回動し上側の開閉用回動部が閉弁方向に回動して陸上側となる上側の開閉弁が閉じると共に、この上側の開閉用回動杆の両端部に設けた前記押圧用操作杆の片側の押圧用操作杆が、上側の開閉用回動杆の回動により海上側となる下側の開閉用回動杆の片側を下方に押圧して閉弁方向に回動し下側の開閉用回動部が閉弁方向に回動して下側の開閉弁も閉じて、前記第一カプラーと前記第二カプラーの夫々の前記開閉弁が閉弁状態となるように構成すると共に、前記着脱連結機構の解除作動により前記第一カプラーと前記第二カプラーとの連結が解除され前記第一カプラーと前記第二カプラーとが離脱して陸上側と海上側とが分離するように構成している。
しかしながら、このように緊急離脱時には各押圧用操作杆は、単に下方に垂下した状態になっている構成のため、例えば離脱後に船の揺動や荷役装置自体の油圧系の問題などから、離脱上昇後バウンドするように下降し、この押圧用操作杆の下端部が再び下側の開閉用回動杆や下側の第二カプラーその他の部分に接触したり衝突してしまう場合があるが、この際その衝突方向が押圧用操作杆の垂下方向と一致すると強い衝撃力がその接触対象や押圧用操作杆を介して上側の開閉用回動杆などに働き、破損や損傷を生じるおそれがある。
本発明は、このような問題を解決したもので、万一押圧用操作杆が離脱した後再度周辺物に接触したり衝突したりしても、この押圧用操作杆が回動自在にして回動付勢によって傾斜姿勢に保持されるように構成したため、スムーズにその傾動方向に回動して、その衝撃が緩和され、損傷や破損などを防止できる画期的な荷役装置における緊急離脱装置を提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
搬送体の搬送及び流出を遮断する開閉弁1を夫々に設けた第一カプラー2と第二カプラー3とを着脱連結機構4を介して離脱可能に連結して緊急離脱自在に構成し、この第一カプラー2及び第二カプラー3の夫々の前記開閉弁1を開閉する開閉弁作動機構Aを備え、この開閉弁作動機構Aは、所定方向に回動することで前記開閉弁1を開弁しこれと反対の方向に回動することで前記開閉弁1を閉弁する開閉用回動部5を前記第一カプラー2と前記第二カプラー3の夫々の前記開閉弁1に設け、各前記開閉弁1に設けた前記開閉回動部5に夫々開閉用回動杆6を設け、一方の開閉弁1の前記開閉用回動部5に設けた開閉用回動杆6である一方の開閉用回動杆6を開弁方向及び閉弁方向に切り替え回動させる開閉用駆動装置9を設け、この開閉用駆動装置9により開弁方向及び閉弁方向に切り替え回動する前記一方の開閉用回動杆6の両側部に押圧用操作杆7を設け、この押圧用操作杆7の先端部を他方の前記開閉弁1の前記開閉用回動部5に設けた開閉用回動杆6である他方の開閉用回動杆6の両側部に離脱自在に係合して、前記一方の開閉用回動杆6が回動することで片側の押圧用操作杆7が前記他方の開閉用回動杆6の片側部を押圧して同方向に回動するように構成し、緊急時にこの開閉弁作動機構Aが作動して前記一方の開閉用回動杆6が閉弁方向に回動し前記開閉用回動部5が回動して前記一方の前記開閉弁1が閉じると共に、前記一方の開閉用回動杆6の両側部に設けた前記押圧用操作杆7の片側の押圧用操作杆7が、前記一方の開閉用回動杆6の回動により前記他方の開閉用回動杆6の片側部を押圧して閉弁方向に回動し前記開閉用回動部5が回動して前記他方の前記開閉弁1も閉じて、前記第一カプラー2と前記第二カプラー3の夫々の前記開閉弁1が閉弁状態となるように構成すると共に、前記着脱連結機構4が前記第一カプラー2と前記第二カプラー3との連結を解除して前記第一カプラー2と前記第二カプラー3とが離脱するように構成した荷役装置における緊急離脱装置において、前記一方の開閉用回動杆6の両側部に設けた前記押圧用操作杆7を傾動可能に回動自在に設けると共に、この押圧用操作杆7を回動付勢する回動付勢機構8を設けて、この押圧用操作杆7の先端部が前記他方の開閉用回動杆6から離脱した際、前記回動付勢機構8により押圧用操作杆7が回動して傾斜姿勢となるように構成したことを特徴とする荷役装置における緊急離脱装置に係るものである。
また、上下方向に配設した前記第一カプラー2と前記第二カプラー3とを前記着脱連結機構4を介して離脱可能に連結して緊急離脱自在に構成し、前記第一カプラー2と前記第二カプラー3に設けた前記開閉弁1を開閉する前記開閉用回動部5の両側に突設するように設けた前記開閉用回動杆6を上下方向に配設し、この上下に配設した開閉用回動杆6を双方とも同方向に回動し前記開閉用回動部5を双方とも閉弁方向に回動することで双方の前記開閉弁1を閉弁状態とするように前記開閉弁作動機構Aを構成し、この開閉弁作動機構Aの上に配設した前記開閉用回動杆6の両端部に前記押圧用操作杆7を傾動回動自在に垂設し、この押圧用操作杆7を側外方へ傾動回動付勢する前記回動付勢機構8を設けて、緊急時に上に配設した前記開閉用回動杆6が双方とも閉弁方向に回動して前記開閉用回動部5を双方とも閉弁方向に回動することで前記開閉弁1が閉弁状態となり、前記着脱連結機構4が連結解除されて前記第一カプラー2と前記第二カプラー3とが緊急離脱する際、下に配設した前記開閉用回動杆6の両端部と係合していた前記押圧用操作杆7の先端部が上方へ離脱すると、前記押圧用操作杆7は前記回動付勢機構8により側外方に回動して垂下姿勢から側外方へ傾いた前記傾斜姿勢に姿勢変化するように構成したことを特徴とする請求項1記載の荷役装置における緊急離脱装置に係るものである。
また、前記下側の開閉用回動杆6から離脱した双方の前記押圧用操作杆7を、ハ字状に傾動した前記傾動姿勢に保持する回動付勢力に前記回動付勢機構8の回動付勢力を設定して、前記緊急離脱後に前記押圧用操作杆7の下端部が接触若しくは衝突した際、この接触対象に沿うように前記押圧用操作杆7が更に外方に傾動回動して、前記接触対象への衝撃力が緩和されるように構成したことを特徴とする請求項2記載の荷役装置における緊急離脱装置に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、万一押圧用操作杆が離脱した後再度周辺物に接触したり衝突したりしても、この押圧用操作杆が回動自在にして回動付勢によって傾斜姿勢に保持されるように構成したため、スムーズにその傾動方向に回動して、その衝撃が緩和され、損傷や破損などを防止できる画期的な荷役装置における緊急離脱装置となる。
また、請求項2,3記載の発明においては、一層容易に本発明を実現でき、極めて実用性に優れた荷役装置における緊急離脱装置となる。
本実施例の流体荷役装置の概略構成説明図である。 本実施例の使用状態(開弁状態で流体荷役中)の説明斜視図である。 本実施例の使用状態(開弁状態で流体荷役中)の説明正面図である。 本実施例の緊急時に各開閉弁を同時に閉弁状態に切り替えた際の説明正面図である。 本実施例の緊急離脱状態を示す説明正面図である。 本実施例の緊急離脱後バウンドして再度第二カプラーに押圧用操作杆が接触した場合に外方へ更に回動することを示す説明正面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
緊急時に開閉弁作動機構Aが作動して、各カプラー2,3の開閉弁1が閉弁状態に切り替えられて、流体などの搬送体の搬送及び流出を遮断した後、着脱連結機構4が解除作動して第一カプラー2と第二カプラー3とが切り離される。
具体的には、緊急時に開閉弁作動機構Aが作動すると、即ち開閉用駆動装置9が作動すると、一方の開閉用回動杆6が閉弁方向に回動して開閉用回動部5が閉弁方向に回動しこの一方の開閉弁1を閉弁状態とする。
この際、この一方の開閉用回動杆6が閉弁方向に回動することにより、片側の押圧用操作杆7の先端部が他方の開閉用回動杆6を同じ閉弁方向に押動回動して開閉用回動部5が閉弁方向に回動しこの他方の開閉弁1も閉弁状態となる。
このように開閉弁作動機構A(開閉用駆動装置9)の作動により双方の開閉用回動杆6を押圧用操作杆7を介して閉弁方向に連動回動し双方の開閉用回動部5を回動して双方の開閉弁1を閉弁状態とした後、着脱連結機構4を連結解除駆動装置10の作動により連結解除して、第一カプラー2と第二カプラー3とを離脱分離させる。
例えば、予め第一カプラー2側を離脱方向に付勢するように荷役装置を構成することで、着脱連結機構4が解除されると、この離脱方向への付勢により第一カプラー2は第二カプラー3から離脱して行く。
この際、押圧用操作杆7の先端部は、他方の開閉用回動杆6から離脱するが、この押圧用操作杆7は傾動可能に回動自在に設けられ、且つ回動付勢機構8により回動付勢されているため、他方の開閉用回動杆6との係合が外れ離脱すると、この回動付勢機構8の回動付勢により傾斜姿勢に付勢保持される。
従って、万一バウンドするようにこの押圧用操作杆7の先端部が、再び開閉用回動杆6や第二カプラー3その他の周辺物に接触したり、衝突しても、押圧用操作杆7はこの接触対象物を滑るように更に傾動回動し、その衝撃を吸収緩和することになり、接触対象や押圧用操作杆7を介して一方の開閉用回動杆6などの開閉弁作動機構Aに大きな衝撃力が伝わらず、その破損や損傷を防ぐことができることとなる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、陸上側の貯蔵タンクから海上側(例えばタンカーなどの船舶)の貯蔵タンクに液化天然ガスなどの流体を荷役するローディングアームなどの流体荷役装置Yに設ける緊急(流体遮断)離脱装置Xに適用したもので、例えば陸上側に設けたローディングアームYの先端部に設けた実施例である。
即ち、貯蔵タンクと連通するライザパイプ14の上端部にスイベルジョイントを介してインボードアーム15を水平回動及び起伏回動自在に設け、このインボードアーム15の先端部にスイベルジョイントを介してアウトボードアーム16を接近離反方向に開閉回動自在に設け、このアウトボードアーム16の下端部にスイベルジョイントや継手部と共に本緊急離脱装置Xを介してジョイント部17を設け、各アーム15,16をバランスウェイト機構18によってバランスを取りながら回動させつつジョイント部17を、船舶側の貯蔵タンクと連通するジョイント連結部19(マニフォールド)に接近させて連結し、流体を搬送させ荷役(例えばタンカーなどの船舶に積荷)する構成としている。
本実施例は、このように構成するローディングアームYの先端部に設けたもので、流体等の搬送体の搬送及び流出を緊急時に遮断する開閉弁1を夫々に設けた第一カプラー2と第二カプラー3とを着脱連結機構4を介して離脱可能に上下に連結して緊急離脱自在に構成し、例えば前述のように陸上側となる上側の第一カプラー2及び海上側となる下側の第二カプラー3の夫々の前記開閉弁1を開閉する開閉弁作動機構Aを備えた構成としている。
本実施例のこの開閉弁作動機構Aは、ボール弁などで構成した開閉弁1の開閉用回動部5に左右両側に突設するように開閉用回動杆6を設けた構成、即ちボール弁など90度回動することで連通状態となる開弁状態から遮断状態となる閉弁状態に切り替わる開閉用回動軸としての開閉用回動部5の先端部に、これを中央にして左右に突設状態に開閉用操作腕杆となる開閉用回動杆6を設けた構成とし、この開閉用回動杆6の片側を下方に回動することでその開閉用回動部5開弁方向に回動して開弁し逆に反対側を下方に回動することで開閉用回動部5が閉弁方向に回動して閉弁する構成としている。
そして、この上側の開閉用回動杆6を開弁方向及び閉弁方向に切り替え回動させる開閉用駆動装置9を設けている。
具体的には、開閉用駆動装置9として油圧シリンダ装置9を設け、この進退ロッド11を前記上側の開閉用回動杆6の片側に連結し、この進退ロッド11を進退させて開閉用回動杆6を正逆方向に切り替え回動してこの開閉弁1を開閉させる構成としている。
また、この上側の開閉用回動杆6の両端部に押圧用操作杆7を垂設し、この押圧用操作杆7の下端部を前記下側の開閉用回動杆6の両端部に離脱自在に係合して、前記上側の開閉用回動杆6が片側に回動することで片側の押圧用操作杆7が下側の開閉用回動杆6の片側を下方へ押圧して同方向に連動回動する構成としている。
具体的には、押圧用操作杆7の下端部と下側の開閉用回動杆6とを凹凸係合する構成としているが、本実施例では押圧用操作杆7の下端部に係合用凹溝12を形成し、この係合用凹溝12が係合する係合用凸部13を下側の開閉用回動杆6の両端部に設け、この係合用凹溝12と係合用凸部13とが係合した状態で上側の開閉用回動杆6が回動することで一方の押圧用操作杆7に押圧されて下側の開閉用回動杆6が同方向に連動回動するように構成している。
従って、緊急時にこの開閉弁作動機構Aが作動して上側の開閉用回動杆6が閉弁方向に回動し上側の開閉用回動部5が閉弁方向に回動して陸上側となる上側の開閉弁1が閉じると共に、この上側の開閉用回動杆6の両端部に設けた前記押圧用操作杆7の片側の押圧用操作杆7が、上側の開閉用回動杆6の回動により海上側となる下側の開閉用回動杆6の片側を下方に押圧して閉弁方向に回動し下側の開閉用回動部5が閉弁方向に回動して下側の開閉弁1も閉じて、陸上側の第一カプラー2と海上側の第二カプラー3の夫々の前記開閉弁1が閉弁状態となるように構成すると共に、前記着脱連結機構4の解除作動により前記第一カプラー2と前記第二カプラー3との連結が解除され前記第一カプラー2と前記第二カプラー3とが離脱して陸上側と海上側とが分離するように構成している。
また本実施例では、開閉用駆動装置9として設けた油圧シリンダ装置9は、傾動自在に枢着し、その進退ロッド11を上側の開閉用回動杆6の片側に枢着した構成としている。
また、着脱連結機構4は、前記開閉用駆動装置9が緊急時を検知し閉弁作動した後、即ち双方の開閉弁1が閉弁して流体の荷役を遮断した後に解除作動する構成とし、上下の第一カプラー2,第二カプラー3を重合し締付連結する連結装置と、この連結装置の係止バックル部を押圧して連結解除する連結解除駆動装置10とから成り、この連結解除駆動装置10を前記タイミングで作動するように構成している。
本実施例では、このように構成した前記上側の開閉用回動杆6の両側部に設けた前記押圧用操作杆7を傾動可能に回動自在に設けると共に、この押圧用操作杆7を回動付勢する回動付勢機構8を設けて、この押圧用操作杆7の下端部が前記下側の開閉用回動杆6から離脱した際、前記回動付勢機構8により押圧用操作杆7が回動して傾斜姿勢となるように構成している。
具体的には、前記上側の開閉用回動杆6の両端部に前記押圧用操作杆7の基端部を傾動回動自在に枢着して垂設し、この押圧用操作杆7を側外方へ傾動回動付勢する前記回動付勢機構8を設けて、緊急時に前記上下の開閉用回動杆6が双方とも閉弁方向に回動して前記開閉用回動部5を双方とも閉弁方向に回動することで前記開閉弁1が閉弁状態となり、前記着脱連結機構4が解除されて前記第一カプラー2と前記第二カプラー3とが緊急離脱する際、前記下側の開閉用回動杆6の両端部と係合していた前記押圧用操作杆7の下端部が上方へ離脱すると、前記押圧用操作杆7は前記回動付勢機構8により側外方に回動して垂下姿勢から側外方へ傾いた前記傾斜姿勢に姿勢変化するように構成している。
更に説明すると、本実施例では、前記下側の開閉用回動杆6から離脱した前記双方の押圧用操作杆7を、ハ字状に傾動した前記傾動姿勢に保持する回動付勢力に前記回動付勢機構8の回動付勢力を設定して、前記緊急離脱後に前記押圧用操作杆7の下端部が接触若しくは衝突した際、この接触対象に沿うように前記押圧用操作杆7が更に外方を傾動回動して、前記接触対象への衝撃力が緩和されるように構成している。
具体的には、この各押圧用操作杆7が単に離脱後垂下姿勢にあると、前述のように船の揺動や油圧等の問題などでバウンドするように下降して下側の第二カプラー3などに衝突すると、破損や損傷のおそれがあるが、本実施例ではこれを解決するため、例えば約20度程度外側に開いた傾斜姿勢となるように付勢保持して万一下端部が衝突しても確実に接触対象の表面を滑るように回動して衝撃を緩和できるようにしている。
具体的には、例えば離脱時に上側の開閉用回動杆6は傾斜状態となっており、その両端部から押圧用操作杆7は垂設されているが、この押圧用操作杆7と開閉用回動杆6との角度が鋭角となる側では、この押圧用操作杆7の基端部と開閉用回動杆6の端部との枢着部、に前記回動付勢機構8としてトーションバネ8Aを設けて、このトーションバネ8Aの開き付勢により押圧用操作杆7を離脱後に垂下姿勢から外側へ開いた傾斜姿勢となるように構成し、押圧用操作杆7と開閉用回動杆6との角度が鈍角となる側では、回動付勢機構8として抗縮バネによる突出付勢体8Bを設けて外側へ開いた傾斜姿勢となるように構成している。
即ち、上側の開閉用回動杆6の端部と押圧用操作杆7の基端部との間に、抗縮バネを内装して突出付勢する突出付勢体8Bを介在し、この突出付勢によって離脱後同じく外側に傾斜姿勢保持するように構成している。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
A 開閉弁作動機構
1 開閉弁
2 第一カプラー
3 第二カプラー
4 着脱連結機構
5 開閉用回動部
6 開閉用回動杆
7 押圧用操作杆
8 回動付勢機構
9 開閉用駆動装置

Claims (3)

  1. 搬送体の搬送及び流出を遮断する開閉弁を夫々に設けた第一カプラーと第二カプラーとを着脱連結機構を介して離脱可能に連結して緊急離脱自在に構成し、この第一カプラー及び第二カプラーの夫々の前記開閉弁を開閉する開閉弁作動機構を備え、この開閉弁作動機構は、所定方向に回動することで前記開閉弁を開弁しこれと反対の方向に回動することで前記開閉弁を閉弁する開閉用回動部を前記第一カプラーと前記第二カプラーの夫々の前記開閉弁に設け、各前記開閉弁に設けた前記開閉回動部に夫々開閉用回動杆を設け、一方の開閉弁の前記開閉用回動部に設けた開閉用回動杆である一方の開閉用回動杆を開弁方向及び閉弁方向に切り替え回動させる開閉用駆動装置を設け、この開閉用駆動装置により開弁方向及び閉弁方向に切り替え回動する前記一方の開閉用回動杆の両側部に押圧用操作杆を設け、この押圧用操作杆の先端部を他方の前記開閉弁の前記開閉用回動部に設けた開閉用回動杆である他方の開閉用回動杆の両側部に離脱自在に係合して、前記一方の開閉用回動杆が回動することで片側の押圧用操作杆が前記他方の開閉用回動杆の片側部を押圧して同方向に回動するように構成し、緊急時にこの開閉弁作動機構が作動して前記一方の開閉用回動杆が閉弁方向に回動し前記開閉用回動部が回動して前記一方の前記開閉弁が閉じると共に、前記一方の開閉用回動杆の両側部に設けた前記押圧用操作杆の片側の押圧用操作杆が、前記一方の開閉用回動杆の回動により前記他方の開閉用回動杆の片側部を押圧して閉弁方向に回動し前記開閉用回動部が回動して前記他方の前記開閉弁も閉じて、前記第一カプラーと前記第二カプラーの夫々の前記開閉弁が閉弁状態となるように構成すると共に、前記着脱連結機構が前記第一カプラーと前記第二カプラーとの連結を解除して前記第一カプラーと前記第二カプラーとが離脱するように構成した荷役装置における緊急離脱装置において、前記一方の開閉用回動杆の両側部に設けた前記押圧用操作杆を傾動可能に回動自在に設けると共に、この押圧用操作杆を回動付勢する回動付勢機構を設けて、この押圧用操作杆の先端部が前記他方の開閉用回動杆から離脱した際、前記回動付勢機構により押圧用操作杆が回動して傾斜姿勢となるように構成したことを特徴とする荷役装置における緊急離脱装置。
  2. 上下方向に配設した前記第一カプラーと前記第二カプラーとを前記着脱連結機構を介して離脱可能に連結して緊急離脱自在に構成し、前記第一カプラーと前記第二カプラーに設けた前記開閉弁を開閉する前記開閉用回動部の両側に突設するように設けた前記開閉用回動杆を上下方向に配設し、この上下に配設した開閉用回動杆を双方とも同方向に回動し前記開閉用回動部を双方とも閉弁方向に回動することで双方の前記開閉弁を閉弁状態とするように前記開閉弁作動機構を構成し、この開閉弁作動機構の上に配設した前記開閉用回動杆の両端部に前記押圧用操作杆を傾動回動自在に垂設し、この押圧用操作杆を側外方へ傾動回動付勢する前記回動付勢機構を設けて、緊急時に上に配設した前記開閉用回動杆が双方とも閉弁方向に回動して前記開閉用回動部を双方とも閉弁方向に回動することで前記開閉弁が閉弁状態となり、前記着脱連結機構が連結解除されて前記第一カプラーと前記第二カプラーとが緊急離脱する際、下に配設した前記開閉用回動杆の両端部と係合していた前記押圧用操作杆の先端部が上方へ離脱すると、前記押圧用操作杆は前記回動付勢機構により側外方に回動して垂下姿勢から側外方へ傾いた前記傾斜姿勢に姿勢変化するように構成したことを特徴とする請求項1記載の荷役装置における緊急離脱装置。
  3. 前記下側の開閉用回動杆から離脱した双方の前記押圧用操作杆を、ハ字状に傾動した前記傾動姿勢に保持する回動付勢力に前記回動付勢機構の回動付勢力を設定して、前記緊急離脱後に前記押圧用操作杆の下端部が接触若しくは衝突した際、この接触対象に沿うように前記押圧用操作杆が更に外方に傾動回動して、前記接触対象への衝撃力が緩和されるように構成したことを特徴とする請求項2記載の荷役装置における緊急離脱装置。
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