JP6170338B2 - 散布機 - Google Patents

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Description

本発明は、散布機に係る。詳細には、トラクタ等に装着され、複数種類の肥料等の被散布物をホッパ内で混合し圃場等に散布するに適する散布機に係る。
特許文献1に記載の「肥料散布機」は、「トラクタに装着可能であり、肥料を投入して貯留できる進行方向横長状のホッパ内底部に、U字状の樋にリボン状螺旋に形成した撹拌羽根を有した回転軸を内設して原料を一方向へ撹拌しながら移送する撹拌部を構成し、該撹拌部の移送方向が互いに逆方向になるように撹拌部を隣接して平行に前後に二つ設け、該撹拌部のそれぞれの移送方向の末端に、隣接する相互の樋に原料を移動可能な掻き上げ材をそれぞれの回転軸に設けて原料が連続循環するように構成するとともに、撹拌部の移送方向の末端側底面にそれぞれ排出口を設け」る等からなる肥料散布機に係る。
特許文献2に記載の「散布装置」は、「数種類の被散布物を効率的に攪拌混合させながら均一な散布を可能とし、しかも、タンクの内壁面に層を成すように被散布物がへばりつくことを防いで、均一に、かつ、安定的な散布を可能にした攪拌ロータを備えている散布装置数種類の被散布物を効率的に攪拌混合させながら均一な散布を可能とし、しかも、タンクの内壁面に層を成すように被散布物がへばりつくことを防いで、均一に、かつ、安定的な散布を可能にした攪拌ロータを備えている散布装置。」を提供するものである。
そして、「トラクタからの動力によりタンク1内の攪拌ロータ2を回転させて被散布物Mを攪拌混合しながら、被散布物Mをタンク1の底部に開口されている各散布口7から散布するように構成されている。タンク1は、底部側を略円弧形状に湾曲させた縦断面視で略U字形状に形成されており、攪拌ロータ2は、タンク1の長手方向に回転架橋状に配設される回転主軸2−1、この回転主軸2−1の軸方向に位置をずらして軸周りに略放射状になるように設けられる複数の攪拌羽根2−2を備え、かつ、攪拌羽根2−2の羽根先側に湾曲底部1−1を含めたタンク1の内壁面に沿わせて接触させる弾性部材22を備えている。」からなる。
特許第3978651号公報 実用新案登録第3143486号公報
特許文献1記載の「肥料散布機」は、ホッパ内で撹拌羽根を回転させた場合、撹拌羽根のあたらないホッパ内側面に肥料が残る課題を有した。
特許文献2記載の「散布装置」は、攪拌羽根の羽根先側に湾曲底部を含めたタンク1の内壁面に沿わせて接触させる弾性部材を備えているので、ホッパ内側面から肥料はある程度掻き出すことはできても、攪拌羽根の羽根先に固定された弾性部材がホッパ内面に接触して掻き出すため、抵抗が大きく動力ロスが生じる課題を有した。
更に、特許文献2記載の「散布装置」は、弾性部材と壁面との隙間を精度よく構成する必要があり、大型のホッパ等では、隙間を容易に調整することは困難であり、また、ホッパ内に被散布物が充満している状態では、弾性部材やその取付部材等が回転抵抗となり、特に動力ロスが大きくなる課題を有した。
本発明の目的は、ホッパ内で肥料等の被散布物を効率的に攪拌混合させながら、ホッパの内壁面撹拌羽根との間に被散布物がへばりついて残留することを、動力ロスを減少しながら防ぐ課題を解決する手段を提供することである。
本発明の散布機は、
被散布物を投入するホッパは、進行方向と直交する方向に長い横長状からなり、
ホッパ内底部は側面視U字状の第1ホッパ底部と第2ホッパ底部が前後に連結されて設けられ、
前記ホッパ内底部には、被散布物を撹持するリボン状螺旋の撹祥羽根を有した回転軸がそれぞれ設置され、
前記回転軸を回転することで投入された被散布物が前記第1ホッパ底部と第2ホッパ底部を循環しながら撹拌される被散布物の混合機能を有するトラクタ等の駆動機に装着されて作業を行なう散布機において、
前記撹枠羽根の外周部には、撹拌羽根が回転することにより外周部から突没状態となる掻き出し材が設けられ、
前記掻き出し材は、前記回転軸と平行にリボン状螺旋の撹搾羽根外周部に取り付けられる回動軸に長辺の一端を取付け部を介して遊嵌状に取り付けられる長方形板状体からなり、
前記ホッパ内底部には被散布物の落下量を調整可能な排出口が長手方向に複数設けられ、
前記掻き出し材は、前記排出口の位置に配設されているとともに、
側面視における周方向の取付け位置が不定間隔となっている。
あるいは、本発明の散布機は、
被散布物を投入されるホッパと、
回転軸によりホッパ内で回転され被散布物を撹拌する撹拌羽根と、
撹拌羽根の外周部から回転軸に平行に取り付けられる回動軸と、
回動軸より内径は大な円筒状からなり、内径を回動軸に嵌められ撹拌羽根の外周部から突没自在である掻き出し材と、
を備える。
本発明によれば、動力ロスは少なくしながら、ホッパ内側面にある肥料を掻き出すことができる。
この発明の実施の形態に係る第1実施例の散布機の左側面図である。 この発明の実施の形態に係る第1実施例の散布機の左側面一部断面図である。 この発明の実施の形態に係る第1実施例の散布機の平面断面図である。 この発明の実施の形態に係る第1実施例の散布機に係るホッパ底面の底面図である。 この発明の実施の形態に係る第1実施例の散布機のシャッタ電動作動ユニットの平面断面図である。 この発明の実施の形態に係る第1実施例の散布機に係るホッパの側面中央断面図である。 この発明の実施の形態に係る第1実施例の散布機に係るホッパの作動状態の側面中央断面図である。 この発明の実施の形態に係る第1実施例の散布機に係るホッパの作動状態の側面中央断面図である。 この発明の実施の形態に係る第1実施例の散布機に係るホッパの作動状態の側面中央断面図である。 この発明の実施の形態に係る第1実施例の散布機に係るホッパの作動状態の側面中央断面図である。 この発明の実施の形態に係る第1実施例の散布機に係るホッパの作動状態の側面中央断面図である。 この発明の実施の形態に係る第1実施例の散布機に係るホッパの作動状態の側面中央断面図である。 この発明の実施の形態に係る第1実施例の散布機に係るホッパの作動状態の側面中央断面図である。 この発明の実施の形態に係る第1実施例の散布機に係るホッパの作動状態の側面中央断面図である。 この発明の実施の形態に係る第1実施例の散布機に係るホッパの作動状態の側面中央断面図である。 この発明の実施の形態に係る第1実施例の散布機に係るホッパの作動状態の側面中央断面図である。 この発明の実施の形態に係る第2実施例の散布機に係るホッパの作動状態の側面一部拡大中央断面図である。
この発明の実施の一形態に係る第1実施例を、図1乃至図16に基づいて、第2実施例を図17に基づいて説明する。
11は、散布機である。12はスタンドであり、散布機11下部に設置され、4個のキャスタ13で支持される。作業時は、スタンド12は外される。
21はトップマスト、23はロアリンクプレートである。22はトップリンクピン孔、24は、ロアリンクピンであり、それぞれ、トップマスト21、ロアリンクプレート23先端に設けられる。トップマスト21、ロアリンクプレート23は散布機11のトラクタ等駆動機への取付側の上下に突出させて設けられ、それぞれトップリンクピン孔22、ロアリンクピン24で、トラクタ等の駆動機に取り付けられる。25は、フレームであり、散布機11において、トップマスト21、ロアリンクプレート23を支持する。
51はホッパ、52は上面カバーである。上面カバー52は、ホッパ51の上面開口部に取り付けられ上面開口部を開閉する。ホッパ51は、横長状からなり、ホッパ底部53は図6に図示されるように第1ホッパ底部53Aと、第2ホッパ底部53Bとからなり、それぞれU字状からなる。ホッパ51には、上面カバー52を開閉して、被散布物を投入される。
被散布物である肥料は、ホッパ内で循環する。被散布物としては、粒状化成、有機ペレット、コンポスト、鶏糞、消石灰、ヨウリンなどの乾燥された肥料がある。
被散布物を投入された散布機11は、トラクタ等駆動機に装着されて圃場で、被散布物の散布作業を行う。
図1乃至図3に図示される、31は、入力軸である。入力軸31は、トラクタ等駆動機のPTO軸に連結され、PTO軸からの駆動力を入力する。
図3に図示される、32は、入力軸ケースである。入力軸ケース32は、ホッパ51の入力軸31基部に取り付けられる。33はウォームギヤである。ウォームギヤ33は入力軸ケース32の内部に設置され、入力軸31に固着されていて、入力軸31の駆動力を伝達される。34は出力軸である。出力軸34は、ホッパ51の幅の略半分の長さからなり、入力軸31と直交してホッパ51前方に設置される。出力軸34の入力軸ケース32側の一端はウオームホイールが固着されていて、ウォームギヤ33に噛み合わされ、入力軸31からの駆動力が伝達される。
35は駆動スプロケット、36は第1スプロケット、37は第2スプロケットである。駆動スプロケット35は出力軸34の他端に取り付けられ、出力軸34の駆動により回転される。
41は第1回転軸、42は第2回転軸である。第1回転軸41、第2回転軸42は、ホッパ51のそれぞれU字状からなる内底部に幅方向に、相互にかつ、出力軸34とも平行に、設置される。第1回転軸41の駆動スプロケット35取付端側の端部には、第1スプロケット36が取り付けられる。第2回転軸42の駆動スプロケット35取付端側の端部には、第2スプロケット37が取り付けられる。
駆動スプロケット35、第1スプロケット36、第2スプロケット37にはローラーチェーン38が架け渡される。そのため、駆動スプロケット35の駆動により、第1スプロケット36、第2スプロケット37も駆動される。39はテンションスプロケットである。
図2に図示されるように、ローラーチェーン38は、出力軸34、テンションスプロケット39に架け回されているので、第1回転軸41、第2回転軸42の回転方向は、並べられた第1回転軸41と第2回転軸42の間では、両回転軸とも上側に向いて回転するように逆方向とされる。
61は第1撹拌羽根、62は第2撹拌羽根である。第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62は、図3等に図示されるようにそれぞれリボン状螺旋からなる。第1撹拌羽根61は第1回転軸41に軸周囲を巻くように取付け、第2撹拌羽根62は第2回転軸42に軸周囲を巻くように取付け、第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62は、両端部および中間部で、第1回転軸41、第2回転軸42の各回転軸にそれぞれ固定されて設置される。
そのため、第1回転軸41あるいは第2回転軸42の回転により、第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62は、ホッパ51内で、被散布物を掬い上げるように回転され、被散布物を撹拌し、連続循環して一定方向に移送する。
連続循環する間に、ホッパ51内に投入された複数の被散布物、例えば肥料の混合精度が劣ると、散布したときに肥料の偏り等が生じ、散布精度が低下する。また、混合時間が長時間となると作業効率が低下する。そのため、短時間で高精度の混合が望まれる。
63は、掻き出し材、64は掻き出し材回動軸である。掻き出し材回動軸64は、第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62の外周部に設けられ、隣接する螺旋羽根間に、図3に図示されるように、それぞれ第1回転軸41、第2回転軸42と平行に複数個取り付けられる。この実施例では、図3に図示されるように、第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62の螺旋羽根一本あたり6個取り付けられる。
掻き出し材63は、回転してホッパ51底面を掻き出す作業進行方向の左右方向(図3においては図中上下方向)の位置が連続するように、左右の隣り合う掻き出し材63の配置を左右方向に隙間がないようにすると、掻き残しが完全に残らない。他方、肥料等の乾燥した被散布物であれば、左右の隣り合う掻き出し材63の間隔がある程度少なければ、掻き残し部分があっても掻き残し部分は、崩れてへばりつくことはない。このため、本実施例の場合、被散布物の残量が少なくなり、掻き出し材63によって、残留被散布物が掻き出されるときに、掻き出し途中の残留被散布物が排出口Aから排出されやすいように掻き出し材63による掻き出し位置に排出口Aが位置することを優先して配置していて、螺旋羽根ピッチとの関係で、周方向の取付け位置が不定間隔となっているとともに、掻き出し時の接触抵抗を連続して設けるより少なくできるため、左右方向の隣り合う掻き出し材63双方の間には隙間がある。掻き残し部分があっても良いことを前提としている。
掻き出し材63は、不定間隔や等間隔に設定してもよく、また、必ずしも排出口Aの位置に合せなくても必要な掻き出し位置に設けると良い。
掻き出し材63は、長方形板状体からなり、その一端である長辺を掻き出し材回動軸64に、取付部65を介して、掻き出し材回動軸64に対して、回動あるいは回転自在に取り付ける。
第1回転軸41、第1撹拌羽根61、掻き出し材63、掻き出し材回動軸64と取付部65で、第1撹拌部66を構成する。第2回転軸42、第2撹拌羽根62、掻き出し材63、掻き出し材回動軸64と取付部65で、第2撹拌部67を構成する。
第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62は、第1回転軸41、第2回転軸42の回転により回転し、第1撹拌部66及び第2撹拌部67全体が回転する。掻き出し材63は、図6に図示されるように、自重で掻き出し材回転軸64に回動あるいは回転自在となり、撹拌羽根の外周より突状態を取ったりあるいは撹拌羽根の外周より没状態を取り、突没自在となる。
第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62の外周から突出した掻き出し材63は、端部により、ホッパ51内の被散布物である肥料を掻き出す掻き出し材となる。
図4に図示されるように、ホッパ51のU字状からなるホッパ底部53にはホッパ排出口Aが底部の長手方向に等間隔に複数個、この実施例では6個穿たれる。
54は第1シャッタ、55は第2シャッタである。第1シャッタ54、第2シャッタ55は、それぞれ板状体からなり、ホッパ底部53の第1ホッパ底部53A、第2ホッパ底部53Bの長手方向にホッパ51外側から重ねられる。ホッパ51のホッパ底部53に設けられたホッパ排出口Aと同ピッチ、同間隔に、シャッタ側排出口Bが第1シャッタ54、第2シャッタ55には設けられる。56は、シャッタ保持板であり、第1シャッタ54、第2シャッタ55をそれぞれ、ホッパ51に取り付ける。
ホッパ排出口Aとシャッタ側排出口Bとが一致し重合することで、ホッパ51内部と外部が開口し、ホッパ51内の被散布物は、ホッパ排出口Aから落下される。重合度合を調整することで、被散布物の落下量を調整する。
71は、シャッタ電動ユニットである。シャッタ電動ユニット71は、図3に図示されるように、ホッパ51の前部に設置される。シャッタ電動ユニット71は、トラクタの運転席付近に設けられたコントローラ(図示せず)に電気的に接続され、コントローラの操作によって電動で駆動される。コントローラには、更にスライド調整位置の調整部が設けられ、所望位置に合せて、シャッタ側排出口Bの開度を設定する。
81は、ケースである。ケース81は、図5に図示されるように、シャッタ電動ユニット71を収納し、モータ82が設置される。モータ82は、正逆回転可能である。83は、ピニオンギヤである。ピニオンギヤ83は、モータ82の回転軸に固着されて取り付けられ、モータ82により正逆回転駆動する。
84はセクタギヤである。セクタギヤ84は、基部はセクタギヤ回転軸85に取り付けられ、歯を設けられた先端はピニオンギヤ83と噛み合わされる。86は、ポテンショメータである。ポテンショメータ86は、セクタギヤ回転軸85に取り付けられ、セクタギヤ84の回動角を検出する。ポテンショメータ86により検出される回動角により、相対的に第1シャッタ54及び第2シャッタ55のシャッタの移動量を検出する。
87は、ケース側回動アームである。ケース側回動アーム87の一端はセクタギヤ回転軸85に取り付けられる。
72はユニット連結ロッドである。ケース側回動アーム87の他端はユニット連結ロッド72に取り付けられる。
73は回動アーム、74は回動軸である。回動アーム73は板状体からなり、一端をユニット連結ロッド72に連結される。回動軸74は、回動アーム73の中間部に設けられ、第1ホッパ底部53Aと第2ホッパ底部53Bの中間部で、ホッパ底部53に回動自在に回動アーム73を取り付ける。
75A及び75Bは、それぞれ連結ロッドである。連結ロッド75Aは、回動軸74よりもユニット連結ロッド72側で、第1シャッタ54と回動アーム73とを連結する。連結ロッド75Bは、回動アーム73先端で、第2シャッタ55と回動アーム73とを連結する。
そのため、モータ82が駆動すると、駆動力はピニオンギヤ83に伝わり、更にピニオンギヤ83の回転駆動は、噛み合った歯を通じてセクタギヤ84に伝わり、セクタギヤ回転軸85を回動中心とする回転運動に変換される。
セクタギヤ回転軸85の回転により、ケース側回動アーム87の取付端は回転される。そのため、ケース側回動アーム87のユニット連結ロッド72との取付端は、図5に図示されるようにセクタギヤ回転軸85を回転中心として回転し、シャッタ電動ユニット71はモータ82の駆動作用で、連結されるユニット連結ロッド72を図5図中左右に作動させる。
そのため、モータ82の正逆の回転駆動力が伝達されるユニット連結ロッド72の作動により、第1シャッタ54と第2シャッタ55をホッパ底部53の長手方向に水平方向に往復スライドさせる。その結果、ホッパ排出口Aとシャッタ側排出口Bとが重なったり、ずれたりさせる。
ホッパ排出口Aとシャッタ側排出口Bとが重なると排出口が開口され、ホッパ排出口Aとシャッタ側排出口Bとの位置がずれると排出口は閉じる。その結果、被散布物の排出と排出停止の選択が可能となる。
ホッパ51は、図6に図示されるように、第1回転軸41と第2回転軸42の回転軸長手方向からみた断面形状は、ホッパ底部53は第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62の外周に沿った円弧状、U字状からなる。そのホッパ底部53の円弧状、U字状から立ち上がった上方の、被散布物が投入され上面カバー52で被覆された上面開口部に至る側面は、第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62側すなわちホッパ51内側に傾斜した側面からなる。
そのため、第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62で撹拌され上方に持ち上げられた被散布物は、第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62側に傾斜した側面のため、再度第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62側すなわちホッパ51内部側に落下し、第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62側に巻き込まれやすくなる。再度第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62に巻き込まれた被散布物は、移動され、撹拌され混合される。
仮に、ホッパ底部53の円弧状から立ち上がった上方の、被散布物が投入され上面カバー52で被覆された上面開口部に至る側面が、第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62側と反対側に傾斜した側面からなった場合は、上方に持ち上げられた被散布物は、再度第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62側に落下して巻き込まれにくくなる。そのため、被散布物は、移動されにくく、撹拌され混合されにくくなる。
次に、掻き出し材63の作動について説明する。
トラクタ等駆動機のPTO軸から駆動力を入力軸31で取り入れる。入力軸31で取り入れた駆動力は、ウォームギヤ33、出力軸34を介して、駆動スプロケット35に伝わりローラーチェーン38を駆動する。
すると、ローラーチェーン38は、第1スプロケット36および第2スプロケット37を駆動する。このとき、ローラーチェーン38は、テンションスプロケット39を用いて、図2に図示するように掛けまわしているため、第1スプロケット36および第2スプロケット37は図2、図6に図示されるように、逆回転する。
すなわち、第1スプロケット36および第2スプロケット37に取り付けられる第1回転軸41、第2回転軸42の回転方向は、並べられた第1回転軸41と第2回転軸42の間では、両回転軸とも上側に向いて回転するように逆回転する。
第1スプロケット36および第2スプロケット37が回転すると、これらに取り付けられた第1回転軸41と第2回転軸42は回転する。
第1回転軸41と第2回転軸42の回転により、第1撹拌部66及び第2撹拌部67は回転する。掻き出し材63は、第1回転軸41、第2回転軸42の回転により回転する。
掻き出し材63は、図6に図示されるように、長方形板状体からなり、長方形板状体の一端である長辺を掻き出し材回動軸64に、取付部65を介して、掻き出し材回動軸64に対して、回動あるいは回転自在に取り付けられている。そのため、掻き出し材63が、第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62の上方位置A、Bに位置するときは、掻き出し材63は先端がホッパ51の底面に接触しないので、自重で垂れ下がっている。
しかし、掻き出し材63の先端がホッパ51のU字状からなるホッパ底部53に接触すると、掻き出し材63の先端はU字状からなるホッパ底部53に接触しながら移動する。ホッパ底部53はU字状からなるので、第1回転軸41及び第2回転軸42が回転をするにしたがい、掻き出し材回転軸64を回転軸として、掻き出し材63は、回転を深め、位置Cの位置をとる。このとき掻き出し材63の先端は、U字状からなるホッパ底部53に接触し続けながら回転するので、掻き出し材63の先端は、ホッパ底部53、ホッパ内側面にある肥料を掻き出す。
掻き出し材63が、ホッパ底部53の最下点を通過すると、位置Dの位置をとり、掻き出し材63の先端は、やや上側を向きながら、ホッパ底部53、ホッパ内側面にある肥料を掻き出す。
更に、掻き出し材63が回転すると、掻き出し材63の先端は、ホッパ底部53、ホッパ内側面との接触をしなくなる。すると、掻き出し材63の先端は、自重で垂れ下がり、位置Eでは先端は下部を向く。
掻き出し材63は、第1回転軸41、第2回転軸42の回転に伴い同様な作用を行う。
位置C、位置Dのように掻き出し材63の先端は、撹拌羽根61の外周より突状態を取ったり、あるいは位置A、位置B、位置Cのように掻き出し材63の先端は、撹拌羽根61の外周より没状態を取り、掻き出し材63の先端は、突没自在となる。
ホッパ51内の被散布物の量が多い場合は、図7乃至図11に図示されるように、掻き出し材63は回転する。すなわち、肥料等の被散布物が抵抗となって、被散布物に接触したり、被散布物中を移動するときは、掻き出し材63は後方に回転して抵抗を少なくしながら移動する。
ホッパ51内の被散布物の量が少ない場合は、図12乃至図16に図示されるように、掻き出し材63は回転する。すなわち、掻き出し材63は、自重で先端が回転方向前方を向き、ホッパ底部53、ホッパ内側面にある肥料等被散布物を掻き出す。
図17に図示する第2実施例では、掻き出し材回動軸64は、第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62の外周部に設けられ、隣接する螺旋羽根間に、図17に図示されるように、それぞれ第1回転軸41、第2回転軸42と平行に複数個取り付けられる。この実施例では、図17に図示されるように、掻き出し材回動軸64は、第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62の螺旋羽根一周あたり7個取り付けられる。
掻き出し材回転軸64は、必要な掻き出し位置に設置すれば良いので、不等間隔でも等間隔でもよい。
第2実施例では、掻き出し材63はリング状あるいは円筒形からなる。
掻き出し材63の内径は、掻き出し材回転軸64の外径の2倍よりも大である。第2実施例に係る掻き出し材63は、リング状は、掻き出し材回転軸64に遊嵌しており、掻き出し材回転軸64は、掻き出し材63の内を自由に動きやすい。第2実施例では、掻き出し材63は、掻き出し材回転軸64を回転軸として、図17に図示されるように、掻き出し材回転軸64との内周の接触点をずらしながら回転する。
すなわち、掻き出し材63が、第1撹拌羽根61及び第2撹拌羽根62の上方位置Aに位置するときは、掻き出し材63は先端がホッパ51の底面に接触しないので、自重で垂れ下がっている。
しかし、掻き出し材63が第2撹拌羽根62の回転に伴い回転し、図17に図示されるB位置に至ると、掻き出し材63の側面がホッパ51側面に接触し、円筒状あるいはリング状からなる掻き出し材63は側面がホッパ51内側に押される。掻き出し材63は側面がホッパ内側面に接触しながら、ホッパ内側面にある肥料等被散布物を掻き出す。
掻き出し材63が第2撹拌羽根62の回転に伴い更に回転するし、図17に図示されるC位置に至ると、掻き出し材63の側面がU字状からなるホッパ底部53に接触する。すると、円筒状あるいはリング状からなる掻き出し材63は底面がホッパ51内側に押されながら、ホッパ51内の被散布物に接触し、被散布物の抵抗で、掻き出し材回転軸64は、円筒状あるいはリング状からなる掻き出し材63の内周面の進行方向側面と接触する。
このとき掻き出し材63の側面は、U字状からなるホッパ底部53に接触し続けながら回転するので、掻き出し材63の側面は、ホッパ底部53、ホッパ内側面にある肥料を掻き出す。
D位置に至っても同様である。
掻き出し材63が第2撹拌羽根62の回転に伴い更に回転し、図17に図示されるB〜F位置に至ると、掻き出し材63の外周面がU字状からなるホッパ底部53に接触する。すると、円筒状あるいはリング状からなる掻き出し材63は外周面がホッパ51内側に押されながら、ホッパ51内の被散布物に接触し、被散布物の抵抗で、掻き出し材回転軸64は、円筒状あるいはリング状からなる掻き出し材63の内周面の進行方向側面と接触する。
このとき掻き出し材63の外周面は、U字状からなるホッパ底部53に接触し続けながら回転するので、掻き出し材63の外周面は、ホッパ底部53、ホッパ内側面にある肥料を掻き出す。
F位置に至っても同様である。
掻き出し材63が第2撹拌羽根62の回転に伴い更に回転し、図17に図示されるG位置に至ると、掻き出し材63は先端がホッパ51の底面に接触しないので、自重で垂れ下がる。
掻き出し材63は、第1回転軸41、第2回転軸42の回転に伴い同様な作用を行う。
位置B乃至位置Fのように掻き出し材63の先端は、撹拌羽根61の外周より突状態を取ったり、あるいは位置A、位置Gのように掻き出し材63の先端は、撹拌羽根61の外周より没状態を取り、掻き出し材63の先端は、突没自在となる。掻き出し材63外周に突起等を設けてもよい。突起を設けた場合は、より残留被散布物の掻き出し作用がより有効となる。
第2実施例では、掻き出し材回転軸64はリング状からなるため、被散布物との抵抗が少なくてすむ。第2実施例では、第1実施例に比し部品数を少なくすることが可能となる。
この実施例では、真円のリング状としたが、楕円等のいびつなリング状であってもよく、その場合は、より残留被散布物の掻き出し作用がより有効となる。
11 散布機
41 第1回転軸
42 第2回転軸
51 ホッパ
61 撹拌羽根
62 撹拌羽根
63 掻き出し材

Claims (2)

  1. 被散布物を投入するホッパは、進行方向と直交する方向に長い横長状からなり、
    ホッパ内底部は側面視U字状の第1ホッパ底部と第2ホッパ底部が前後に連結されて設けられ、
    前記ホッパ内底部には、被散布物を撹拌するリボン状螺旋の撹拌羽根を有した回転軸がそれぞれ設置され、
    前記回転軸を回転することで投入された被散布物が前記第1ホッパ底部と第2ホッパ底部を循環しながら撹拌される被散布物の混合機能を有するトラクタ等の駆動機に装着されて作業を行なう散布機において、
    前記撹拌羽根の外周部には、撹拌羽根が回転することにより外周部から突没状態となる掻き出し材が設けられ、
    前記掻き出し材は、前記回転軸と平行にリボン状螺旋の撹搾羽根外周部に取り付けられる回動軸に長辺の一端を取付け部を介して遊嵌状に取り付けられる長方形板状体からなり、
    前記ホッパ内底部には被散布物の落下量を調整可能な排出口が長手方向に複数設けられ、
    前記掻き出し材は、前記排出口の位置に配設されているとともに、
    側面視における周方向の取付け位置が不定間隔となっている、
    散布機。
  2. 被散布物を投入されるホッパと、
    回転軸によりホッパ内で回転され被散布物を撹拌する撹拌羽根と、
    撹拌羽根の外周部から回転軸に平行に取り付けられる回動軸と、
    回動軸より内径は大な管状からなり、内径を回動軸に嵌められ撹拌羽根の外周部から突没自在である掻き出し材と、
    を備える散布機。
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