JP6169925B2 - 液体吐出ヘッドおよびそれを用いた記録装置 - Google Patents

液体吐出ヘッドおよびそれを用いた記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、液滴を吐出させる液体吐出ヘッドおよびそれを用いた記録装置に関するものである。
従来、液体吐出ヘッドとして、例えば、液体を記録媒体上に吐出することによって、各種の印刷を行なうインクジェットヘッドが知られている。液体吐出ヘッドは、例えば、マニホールド(共通流路)およびマニホールドから複数の加圧室それぞれ介して繋がる吐出孔を有した平板状の流路部材と、加圧室をそれぞれ覆うように設けられた複数の変位素子を有するアクチュエータ基板とを積層して構成される(例えば、特許文献1を参照。)。
この液体吐出ヘッドでは、吐出孔は、流路部材の下面に設けられており、加圧室は、流路部材の上面に設けられており、加圧室と吐出孔とはディセンダ(部分流路)で繋がっている。マニホールドは、流路部材の厚さ方向の中央に配置されている。そのため、液体は、マニホールドから上に向かって流れて加圧室に入り、その後、ディセンダを下に向かって流れて吐出孔に到達する。流路部材には、さらに、ディセンダの途中に繋がっている排出流路が設けられている。そして、外部から入った液体は、マニホールドから、加圧室およびディセンダの一部を通り、排出流路に至り、さらに外部へ排出されるようになっている。つまり、この液体吐出ヘッドは液体が通り抜けられる構造になっており、外部と合わせて液体が循環可能な構造となっている。
特開2008−290292号公報
しかしながら、特許文献1に記載の液体吐出ヘッドでは、加圧室が流路部材の上側に配置されているので、加圧室に気泡が入ってしまうと、気泡は加圧室から抜け出し難くなってしまう。加圧室に気泡が入ってしまうと、加圧室内の液体の挙動が変わり、液体の吐出量や、吐出速度などの吐出特性が変わってしまうという問題がある。
したがって、本発明の目的は、加圧室からの気泡が排出され易い液体吐出ヘッドおよびそれを用いた記録装置を提供することにある。
本発明の液体吐出ヘッドは、複数の吐出孔、該複数の吐出孔とそれぞれ繋がっている複数の部分流路、該部分流路とそれぞれ繋がっている複数の加圧室、外部から液体が供給され、前記複数の加圧室に液体を供給する共通供給流路、液体を外部に排出する共通排出流路、前記共通路供給路と前記共通排出流路を繋いでいる接続流路、前記複数の加圧室と前記共通排出流路とを繋いでいる複数のしぼり、および前記複数の加圧室内の液体をそれぞれ加圧する複数の加圧部とを有する液体吐出ヘッドであって、前記接続流路は、前記部分流路と交差して繋がっており、前記複数の吐出孔は、前記液体吐出ヘッドが有する吐出孔面に開口しており、前記加圧室は、前記吐出孔面と直交する方向に長い形状をしており、前記部分流路は、前記加圧室の前記吐出孔面側の端部で繋がっており、前記しぼりは、前記加圧室の前記吐出孔面と反対側の端部で繋がっており、前記しぼりは、前記加圧室から前記共通排出流路に向かって、前記吐出孔面からの距離が長くなる形状であること特徴と
する。
また、本発明の記録装置は、前記液体吐出ヘッドと、記録媒体を前記液体吐出ヘッドに対して搬送する搬送部と、前記液体吐出ヘッドを制御する制御部を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、液体吐出ヘッドに液体を充填する際に加圧室に気泡が残り難く、液体吐出ヘッドを使用中に加圧室に気泡が入り込んでも、気泡が排出され易いので、加圧室に入った気泡の影響による記録精度の低下を起き難くできる。
(a)は、本発明の一実施形態に係る液体吐出ヘッドを含む記録装置の側面図であり、(b)は平面図である。 (a)は、図1の液体吐出ヘッドの要部であるヘッド本体の斜視図であり、(b)は、ヘッド本体の一部である吐出ユニットの斜視図である。 (a)は、図2(a)の部分縦断面であり、(b)は、(a)のX−X方向から見た部分縦断面図である。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係る液体吐出ヘッド2を含む記録装置である(カラーインクジェット)プリンタ1の概略の側面図であり、図1(b)は、概略の平面図である。プリンタ1は、記録媒体である印刷用紙Pを搬送ローラ80aから搬送ローラ80bへと搬送することにより、印刷用紙Pを液体吐出ヘッド2に対して相対的に移動させる。制御部88は、画像や文字のデータに基づいて、液体吐出ヘッド2を制御して、記録媒体Pに向けて液体を吐出させ、印刷用紙Pに液滴を着弾させて、印刷用紙Pに印刷などの記録を行なう。
本実施形態では、液体吐出ヘッド2はプリンタ1に対して固定されており、プリンタ1はいわゆるラインプリンタとなっている。本発明の記録装置の他の実施形態としては、液体吐出ヘッド2を、印刷用紙Pの搬送方向に交差する方向、例えば、ほぼ直交する方向に往復させるなどして移動させる動作と、印刷用紙Pの搬送を交互に行なう、いわゆるシリアルプリンタが挙げられる。
プリンタ1には、印刷用紙Pとほぼ平行するように平板状の(ヘッド搭載)フレーム70が固定されている。フレーム70には図示しない20個の孔が設けられており、20個の液体吐出ヘッド2がそれぞれの孔の部分に搭載されていて、液体吐出ヘッド2の、液体を吐出する部位が印刷用紙Pに面するようになっている。液体吐出ヘッド2と印刷用紙Pとの間の距離は、例えば0.5〜20mm程度とされる。5つの液体吐出ヘッド2は、1つのヘッド群72を構成しており、プリンタ1は、4つのヘッド群72を有している。
液体吐出ヘッド2は、図1(a)の手前から奥へ向かう方向、図1(b)の上下方向に細長い長尺形状を有している。この長い方向を長手方向と呼ぶことがある。1つのヘッド群72内において、3つの液体吐出ヘッド2は、印刷用紙Pの搬送方向に交差する方向、例えば、ほぼ直交する方向に沿って並んでおり、他の2つの液体吐出ヘッド2は搬送方向に沿ってずれた位置で、3つ液体吐出ヘッド2の間にそれぞれ一つずつ並んでいる。液体吐出ヘッド2は、各液体吐出ヘッド2で印刷可能な範囲が、印刷用紙Pの幅方向に(印刷用紙Pの搬送方向に交差する方向に)繋がるように、あるいは端が重複するように配置されており、印刷用紙Pの幅方向に隙間なく印刷が可能になっている。
4つのヘッド群72は、記録用紙Pの搬送方向に沿って配置されている。各液体吐出ヘッド2には図示しない液体タンクから液体(インク)が供給される。1つのヘッド群72に属する液体吐出ヘッド2には、同じ色のインクが供給されるようになっており、4つのヘッド群で4色のインクで印刷ができる。各ヘッド群72から吐出されるインクの色は、例えば、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)およびブラック(K)である。このようなインクを、制御部88で制御して印刷すれば、カラー画像が印刷できる。
プリンタ1に搭載される液体吐出ヘッド2の個数は、単色で、1つの液体吐出ヘッド2で印刷可能な範囲を印刷するのなら1つでもよい。ヘッドの群72に含まれる液体吐出ヘッド2の個数や、ヘッド群72の個数は、印刷する対象や印刷条件により適宜変更できる。例えば、さらに多色の印刷をするためにヘッドの群72の個数を増やしてもよい。また、同色で印刷するヘッド群72を複数配置して、搬送方向に交互に印刷することで、印刷速度(搬送速度)を高くすることができる。また、同色で印刷するヘッド群72を複数準備して、搬送方向と交差する方向にずらして配置して、印刷用紙Pの幅方向の解像度を高くしてもよい。
さらに、色の付いたインクを印刷する以外に、印刷用紙Pの表面処理をするために、コーティング剤などの液体を印刷してもよい。
プリンタ1は、記録媒体である印刷用紙Pに印刷を行なう。印刷用紙Pは、給紙ローラ80aに巻き取られた状態になっており、2つのガイドローラ82aの間を通った後、フレーム70に搭載されている液体吐出ヘッド2の下側を通り、搬送ローラ82bの間を通り、回収ローラ80bに回収される。印刷する際には、搬送ローラ82bを回転させることで印刷用紙Pは、一定速度で搬送され、液体吐出ヘッド2によって印刷される。回収ローラ80bは、搬送ローラ82bから送り出された印刷用紙Pを巻き取る。搬送速度は、例えば、75m/分とされる。各ローラは、制御部88によって制御されてもよいし、人によって手動で操作されてもよい。
記録媒体は、印刷用紙P以外に、布などでもよい。また、プリンタ1を、印刷用紙Pの代わりに搬送ベルトを搬送する形態にし、記録媒体は、ロール状のもの以外に、搬送ベルト上に置かれた、枚葉紙や裁断された布、木材、タイルなどにしてもよい。さらに、液体吐出ヘッド2から導電性の粒子を含む液体を吐出するようにして、電子機器の配線パターンなどを印刷してもよい。またさらに、液体吐出ヘッド2から反応容器などに向けて所定量の液体の化学薬剤や化学薬剤を含んだ液体を吐出させて、反応させるなどして、化学薬品を作製してもよい。
また、プリンタ1には、位置センサ、速度センサ、温度センサなどを取り付け、制御部88で、プリンタ1各部の状態に応じた制御をしてもよい。特に、液体吐出ヘッド2から吐出される液体の吐出特性(吐出量や吐出速度など)が外部の影響を受けるようであれば、液体吐出ヘッド2の温度や液体タンクの液体の温度、液体タンクの液体が液体吐出ヘッド2に加えている圧力に応じで、液体吐出ヘッド2において液体を吐出させる駆動信号を変えるようにしてもよい。
次に、本発明の一実施形態の液体吐出ヘッド2について説明する。図2(a)は、液体吐出ヘッド2の下端に位置する、液体を吐出する機能の所要部を含むヘッド本体2aの斜視図であり、図2(b)は、ヘッド本体2aの一部である吐出ユニット3の斜視図である。図3(a)は、図2(a)のヘッド本体2aの部分縦断面であり、図3(b)は、(a)のX−X方向から見た部分縦断面図である。図3(b)においては、図を分かり分かり易くするため、透視して見ていて、鎖線で表すべき加圧室10、しぼり14などを実線で描いている。また、詳細な構造を描いてあるのは、共通排出流路5の手前側の構造(流路
や電極)だけであり、共通排出流路5の奥側の構造については、加圧室10だけを鎖線で描いて、位置関係が分かるようにした。
液体吐出ヘッド2の下端には、液体を吐出するヘッド本体2aを有している。ヘッド本体2aの下面は、液体を吐出する多数の吐出孔8が開口している吐出孔面6−1となっている。液体吐出ヘッド2には、ヘッド本体2a以外に、液体を吐出させる駆動信号を生成するドライバICを含む電装部材や、電装部材および吐出孔面6−1以外の部分を覆う筐体を含んでいる。
ヘッド本体2aは、吐出孔8が開口している、平板状のノズルモジュール6と、ノズルモジュール6上に配置されている、吐出ユニット3およびリザーバユニット40とを含んでいる。ヘッド本体2aには、4つの吐出ユニット3と、5つのリザーバユニット40とを含んでおり、これらは交互に配置されている。
リザーバユニット40には、共通供給流路(省略して供給流路と呼ぶことがある)の開口42aが開口しており、吐出ユニット3には、共通排出流路(省略して排出流路と呼ぶことがある)の開口5bが開口している。詳細は後述するが、吐出される液体は、外部から供給流路の開口5aを通じて供給され、一部の液体が吐出孔8から吐出され、残りの液体は、排出流路の開口42bから外部に排出される。液体の供給および排出は、ポンプなどによって外部から加圧、減圧、もしくはその両方を行なうことで行なわれる。外部に排出された液体はフィルタなどを通した後。再度使用することもできる。つまり、液体吐出ヘッド2は、吐出する液体が通り抜け可能な構造になっており、プリンタ1内で液体を循環させるができる。
ヘッド本体2aが、液体が通り抜けることができる構造になっているので、ヘッド本体2aには、吐出される量以上の液体を流すことができる。このようにすることで、ヘッド本体2a内の液体の流速が速くなり、沈降しやすい含有物を含む液体を使用する際にも、沈降により問題が生じ難い。また、調温した液体を流すことで、ヘッド本体2aの温度調節もできる。
まず、液体の循環構造について説明する。リザーバユニット40は、ヘッド本体2aの長手方向に長い直方体形状をしており、ほぼヘッド本体2aと同じ長さを有する。リザーバユニット40の一面は、ノズルモジュール6に接合されている。リザーバユニット40は、例えば、樹脂を成形して作製することができる。リザーバユニット40内には、長手方向の一端部から他端部まで伸びている細長い(共通)供給流路42が設けられている。リザーバユニット40の供給流路42は、ノズルモジュール6側で開口しており、ノズルモジュール6と接合されることで封函され、供給流路42が構成される。ノズルモジュール6の供給流路42と接合される部分には接続流路16の端が開口しており、接続流路16と供給流路42は繋がるようになっている。リザーバユニット40の長手方向の端部の、ノズルモジュール6と接合されるのとは反対側で、供給流路42と繋がっている供給流路の開口42aが開口している。このような構造を有していることにより、外部から供給される液体は、供給流路の開口42aから入り、供給流路42を通って、ノズルモジュール6の接続流路16に流れていく。
なお、リザーバユニット40に、供給流路42の体積を可変できるダンパを設ければ、液体の供給を安定させることができる。また、供給流路42内にフィルタを設けて、異物やノズルモジュール6に行き難いようにするのが好ましい。
吐出ユニット3は、ヘッド本体2aの長手方向に長い直方体形状をしており、ほぼヘッド本体2aと同じ長さを有する。吐出ユニット3の一面はノズルモジュール6に接合され
ている。吐出ユニット3は、(吐出ユニットの)流路部材4とアクチュエータユニット21を含んでいる。流路部材4は、ヘッド本体2aの長手方向に長い直方体形状をしており、形状としては、吐出ユニット3の大部分を占める。流路部材4の長手方向に沿った面で、ノズルモジュール6とほぼ直交している2つの面には、平面形状が長方形状のアクチュエータユニット21が、それぞれ1つずつ接合されている。液体の吐出は、アクチュエータユニット21内に作り込まれている変位素子30を駆動することで行なわれる。
流路部材4は、(吐出ユニットの流路部材の)プレート4a〜dを積層して構成されている。プレート4dの厚さ(図3aの左右方向の厚さ)は1〜10mm程度であり、プレート4a〜cの厚さ10〜500μm程度である。プレート4dは、例えば樹脂を成形して作製することがでる。ノズルモジュールプレート6a〜dは、例えば、金属製であり、流路となる孔や溝が、エッチングや打ち抜きなどで形成されている。
流路部材4に配置されている流路には、加圧室10、ディセンダ12、しぼり14、および(共通)排出流路5がある。加圧室10、ディセンダ12、およびしぼり14については後で詳述する。排出流路5は、吐出ユニット3内に、長手方向に沿って設けられている。プレート4dに開口している孔の左右をそれぞれプレート4cで封函することで、吐出ユニット3の長手方向の一端部から他端部まで伸びている細長い形状の排出流路5が構成される。左右のプレート4cには、さらにプレート4b、プレート4aがそれぞれ、この順で積層されている。プレート4cにはしぼり12の一部である孔が開口しており、しぼり12と排出流路5とは繋がっている。排出流路5がノズルモジュール6側で開口しており、ノズルモジュール6に配置されている接続流路16と繋がっている。吐出ユニット3の長手方向の端部の、ノズルモジュール6と接合されるのとは反対側で、排出流路5と繋がっている開口5bが開口している。このような構造を有していることにより、ノズルモジュール6の接続流路16から流れてきた液体は、排出流路5を通って外部に排出される。
なお、供給流路の開口42aは、ヘッド本体の長手方向の一方の端部に配置されており、排出流路の開口5bは、供給流路の開口42aとは反対側の他方の端部に配置されている。このようにすることで、供給流路の開口42aから排出流路の開口5bまでの流路抵抗が、後述の複数ある接続流路16のうちで、どの接続流路16を通ったかによる差をつき難くできる。
ノズルモジュール6は、平板状のノズルモジュールプレート6a〜dを積層して構成されている。ノズルモジュールプレート6a〜dには孔や溝が設けられており、これらが繋がって流路を構成している。ノズルモジュールプレート6a〜dは、厚さ10〜500μm程度であり、ノズルモジュール6の厚さは200μm〜2mm程度である。ノズルモジュールプレート6a〜dは、例えば、金属製であり、前述の孔や溝は、エッチングや打ち抜きなどで加工できる。
ノズルモジュール6の下面である吐出孔面6−1には、多数の吐出孔8が開口しており、ノズルモジュール6の内部には、吐出孔8とそれぞれ繋がっている多数のディセンダ(部分流路)12が配置されている。なお、ディセンダ12全体は、ノズルモジュール6に形成されている部分と吐出ユニット3に形成されている部分とが合わさって構成されているため、正確には、ノズルモジュール6に配置されているのは、ディセンダ12の一部である。ディセンダ12は、ノズルモジュール6を上下に貫通する形状をしている。吐出孔8およびディセンダ12については、後で詳述する。
ノズルモジュール6には、供給流路42と排出流路5とを繋いでいる接続流路16が配置されている。接続流路16はヘッド本体2aの長手方向と交差する方向(ほぼ直交する
方向であるのが好ましい)で、ノズルモジュール6の平面方向に伸びているほぼ直線状の流路である。接続流路16は、リザーバユニット40と吐出ユニット3との間に配置されている吐出孔8と同じ個数設けられている。また、接続流路16は、ディセンダ14と交差部Cで交差して繋がっている。
以上のような構成により、ヘッド本体2aを通り抜ける液体の主要な流れは、外部から、供給流路の開口42a、供給流路42、接続流路16、排出流路5、排出流路の開口5bを順に通って、外部に出る流れとなっている。なお、複数ある供給流路の開口42a、排出流路の開口5bを、それぞれまとめるような流路を設ければ、外部との接続を容易にできるので、好ましい。
接続流路16とディセンダ12とが交差部Cで交差して繋がっているとは、接続流路16およびディセンダ12の双方について、液体が交差部Cに向かう流れと、液体が交差部Cから離れていく流れの双方が同時に存在できるようになっているということである。上述したように、直線状の接続流路16と直線状のディセンダ12とが交差する以外に、接続流路16を幅の広い平面的な流路にして、ディセンダ12がその平面的な流路を上下に貫通するようにしてもよい。
続いて、液体を吐出させる構造について説明する。吐出ユニット3の流路部材4の左右方向の両面には、それぞれ複数の加圧室10が開口している。両面に開口している加圧室10は、それぞれの面にアクチュエータユニット21が接合されることで封函される。加圧室10はそれぞれの面において、例えば50dpiに相当する等間隔で、吐出ユニット3の長手方向のほぼ全体にわたって配置されている。ノズルプレート6における、加圧室10のほぼ直下の部分には吐出孔8が設けられており、吐出ユニット3の片側の面の加圧室10で50dpiの印刷が可能になる。吐出ユニット3の両側の加圧室10は、長手方向に交互に配置されている。例えば、両面の加圧室10を、長手方向に100dpiに相当する距離ずらして配置すれば、両面の加圧室10で100dpiの印刷が可能になる。さらに、そのような吐出ユニット3を、長手方向に400dpiに相当する距離ずらして配置すれば、液体吐出ヘッド全体で400dpiの印刷が可能になる。
なお、吐出ユニット3の長手方向の端部に位置する加圧室10からの吐出特性と、他の加圧室10の吐出特性との差が小さくなるように、さらに外側にダミーの加圧室を設けて、周囲の剛性の差が小さくなるようにしてもよい。
加圧室10は、吐出ユニット3の積層方向に直交する方向に広がっている形状をしている。すなわち、吐出孔面6−1と略直交する方向および吐出ユニット3の長手方向に広がっている形状をしている。このような形状をしていることで、ヘッド本体2aの短手方向(図2(a)の左右方向)の大きさを小さくできる。また、加圧室10は、吐出孔面6−1に直交する方向に長くなっている。これは、加圧室10の吐出孔面6−1と直交する方向の大きさが、その方向と直交する平面(すなわち吐出孔面6−1と平行な平面)における大きさよりも大きいということである。具体的な加圧室10の平面形状は、例えば、角部にアールが施されている長方形状である。
加圧室10と排出流路5とは、しぼり14を介して繋がっている。しぼり14は、加圧室10や排出流路5と比較して、流路抵抗が高くなっている。しぼり14は、加圧室10の長手方向の端部のうちで吐出孔面6−1から遠い方の端部で繋がっている。
加圧室10から、吐出ユニット3とノズルモジュール6とが接合される部分に向かってディセンダ12(正確にはディセンダ12の一部)が伸びている。ディセンダ12は、加圧室10の長手方向の端部のうちで吐出孔面6−1に近い側の端部で繋がっている。ディ
センダ12は、吐出孔面6−1と略直交する方向に伸びている。吐出ユニット3に配置されているディセンダ12と、ノズルモジュール6に配置されているディセンダ12とは繋がって、加圧室10と吐出孔8とを繋いでいるディセンダ12となっている。
加圧室10と重なる位置のアクチュエータ基板21に設けられている変位素子30を変位させると、加圧室10の体積が変わり、その中の液体に圧力が加わる。この圧力は、ディセンダ12を伝わり、吐出孔8に到達して、液体が吐出される。具体的な駆動方法については、後で詳述する。
アクチュエータ基板21は、圧電体である2枚の圧電セラミック層21a、21bからなる積層構造を有している。これらの圧電セラミック層21a、21bはそれぞれ20μm程度の厚さを有している。アクチュエータ基板21の圧電セラミック層21aの上面から圧電セラミック層21bの下面までの厚さは40μm程度である。圧電セラミック層21a、21bのいずれの層も複数の加圧室10を跨ぐように延在している。これらの圧電セラミック層21a、21bは、例えば、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス材料からなる。なお、圧電セラミック層21bは、振動板として働いており、必ずしもの圧電体である必要はなく、代わりに、他のセラミック層や金属板を用いてもよい。
アクチュエータ基板21は、Ag−Pd系などの金属材料からなる共通電極24およびとAu系などの金属材料からなる個別電極25を有している。個別電極25はアクチュエータ基板21の上面における加圧室10と対向する位置にそれぞれ配置されている。個別電極25は、加圧室10と重なっている個別電極本体と、そこから引き出された引出電極とを含んでいる。引出電極には、駆動信号を供給される配線が接続されている。個別電極25には、制御部88から送られる駆動信号が供給される。駆動信号は、制御部88から送られる制御信号に基づき、液体吐出ヘッド2内に設けられたドライバICなどが生成したものを個別電極25に送ってもよい。駆動信号は、印刷媒体Pの搬送速度と同期して一定の周期で供給される。
共通電極24は、圧電セラミック層21aと圧電セラミック層21bとの間の領域に面方向のほぼ全面にわたって形成されている。すなわち、共通電極24は、アクチュエータ基板21に対向する領域内の全ての加圧室10を覆うように延在している。共通電極24の厚さは2μm程度である。共通電極24は、圧電セラミック層21a上に個別電極25からなる電極群を避ける位置に形成されている共通電極用表面電極に、圧電セラミック層21aを貫通して形成されたビアホールを介して繋がっていて、接地され、グランド電位に保持されている。共通電極用表面電極は、多数の個別電極25と同様に、制御部88と直接あるいは間接的に接続されている。
圧電セラミック層21aの個別電極25と共通電極24とに挟まれている部分は、厚さ方向に分極されており、個別電極25に電圧を印加すると変位する、ユニモルフ構造の変位素子30となっている。より具体的には、個別電極25を共通電極24と異なる電位にして圧電セラミック層21aに対してその分極方向に電界を印加したとき、この電界が印加された部分が、圧電効果により歪む活性部として働く。この構成において、電界と分極とが同方向となるように、制御部88により個別電極25を共通電極24に対して正または負の所定電位にすると、圧電セラミック層21aの電極に挟まれた部分(活性部)が、面方向に収縮する。一方、非活性層の圧電セラミック層21bは電界の影響を受けないため、自発的には縮むことがなく活性部の変形を規制しようとする。この結果、圧電セラミック層21aと圧電セラミック層21bとの間で分極方向への歪みに差が生じて、圧電セラミック層21bは加圧室10側へ凸となるように変形(ユニモルフ変形)する。
続いて、液体の吐出動作について、説明する。制御部88からの制御でドライバICなどを介して、個別電極25に供給される駆動信号により、変位素子30が駆動(変位)させられる。本実施形態では、様々な駆動信号で液体を吐出させることができるが、ここでは、いわゆる引き打ち駆動方法について説明する。
あらかじめ個別電極25を共通電極24より高い電位(以下高電位と称す)にしておき、吐出要求がある毎に個別電極25を共通電極24と一旦同じ電位(以下低電位と称す)とし、その後所定のタイミングで再び高電位とする。これにより、個別電極25が低電位になるタイミングで、圧電セラミック層21a、21bが元の(平らな)形状に戻り(始め)、加圧室10の容積が初期状態(両電極の電位が異なる状態)と比較して増加する。これにより、加圧室10内の液体に負圧が与えられる。そうすると、加圧室10内の液体が固有振動周期で振動し始める。具体的には、最初、加圧室10の体積が増加し始め、負圧は徐々に小さくなっていく。次いで加圧室10の体積は最大になり、圧力はほぼゼロとなる。次いで加圧室10の体積は減少し始め、圧力は高くなっていく。その後、圧力がほぼ最大になるタイミングで、個別電極25を高電位にする。そうすると最初に加えた振動と、次に加えた振動とが重なり、より大きい圧力が液体に加わる。この圧力がディセンダ12内を伝搬し、吐出孔8から液体を吐出させる。
つまり、高電位を基準として、一定期間低電位とするパルスの駆動信号を個別電極25に供給することで、液滴を吐出できる。このパルス幅は、圧力室10の液体の固有振動周期の半分の時間であるAL(Acoustic Length)とすると、原理的には、液体の吐出速度
および吐出量を最大にできる。圧力室10の液体の固有振動周期は、液体の物性、圧力室10の形状の影響が大きいが、それ以外に、アクチュエータ基板21の物性や、加圧室10に繋がっている流路の特性からの影響も受ける。
なお、パルス幅は、吐出される液滴を1つにまとめるようにするなど、他に考慮する要因もあるため、実際は、0.5AL〜1.5AL程度の値にされる。また、パルス幅は、ALから外れた値にすることで、吐出量を少なくすることができるため、吐出量を少なくするためにALから外れた値にされる。
また、階調印刷においては、吐出孔8から連続して吐出される液滴の数、つまり液滴吐出回数で調整される液滴量(体積)で階調表現が行なわれる。このため、指定された階調表現に対応する回数の液滴吐出を、指定されたドット領域に対応する吐出孔8から連続して行なう。一般に、液体吐出を連続して行なう場合は、液滴を吐出させるために供給するパルスとパルスとの間隔をALとすることが好ましい。これにより、先に吐出された液滴を吐出させるときに発生した圧力の残余圧力波と、後に吐出させる液滴を吐出させるときに発生する圧力の圧力波との周期が一致し、これらが重畳して液滴を吐出するための圧力を増幅させることができる。なお、この場合後から吐出される液滴の速度が速くなると考えられるが、その方が複数の液滴の着弾点が近くなり、好ましい。
上述したように、本実施形態の液体吐出ヘッド2では、ヘッド本体2aを通り抜ける液体の主要な流れは、外部から、供給流路の開口42a、供給流路42、接続流路16、排出流路5、排出流路の開口5bを順に通って、外部に出る流れとなっている。また、接続流路16は、ディセンダ12と交差して繋がっており、吐出孔8から液体が吐出されたことにより減ったディセンダ12内の液体は、主に接続流路16から供給される。
そして、加圧室10は、吐出孔面6−1と直交する方向に長い形状をしており、ディセンダ12は、加圧室10の吐出孔面6−1側の端部で繋がっており、しぼり14は、加圧室10の吐出孔面6−1と反対側の端部で繋がっているので、加圧室内10に気泡が入っても、気泡は上方に上っていくので、気泡は加圧室10の長手方向を上側に向かい、次い
でしぼり14を通って、排出流路5に出ていく。そのため、加圧室10内に気泡が残り難く、残った気泡の影響で吐出特性が変わることが起き難い。
また、循環する液体が通る接続流路16と、ディセンダ12とが交差して繋がっていることにより、含有物が沈降しやすい液体を使用しても、液体の循環を吐出孔8に近い部分で行なえるので、吐出孔8付近での沈降による不吐出などを生じ難くできる。
沈降を抑制するためには、液体の流速を速くするのが効果的であるが、加圧室10を通るような速い液体の流れがあると、吐出に影響を与えたり、吐出できなくなるおそれがある。接続流路16における、交差部Cから供給流路42までの部分を供給側接続流路16a、交差部Cから排出流路5までの部分を排出側接続流路16bとし、ディセンダ12における、交差部Cから加圧室10までの部分を加圧室側ディセンダ12a、交差部Cから吐出孔8までの部分を吐出孔側ディセンダ12bとする。交差部Cから、加圧室側ディセンダ12a、加圧室10およびしぼり14を介して、排出流路5まで繋がっている流路の流路抵抗を、排出側接続流路16bの流路抵抗より大きくすれば、液体の循環の主な流れは、加圧室10を通る流路より、排出側接続流路16bを通る流れになるので上述の影響を小さくできる。なお、流路抵抗は、流路の各部の寸法を測定して算出できる。流路の形状が複雑であればシミュレーションを用いてもよいし、液体を流してその挙動から実測してもよい。流路抵抗は、流す液体によって変わるが、基本的に粘度に比例するので、流す液体によって流路抵抗の大小関係は変わらない。
また、しぼり14の流路抵抗が、加圧室側ディセンダ16bの流路抵抗より大きいことにより、加圧室10に供給される液体の流れはディセンダ16側からの流れが主になり、しぼり14を加圧室10に向かう液体の流れは生じないか、あるいは相対的に小さくなるで、しぼり14から気泡が抜けやすくできる。また、しぼり16は流路抵抗が高いため、供給流路42から排出流路5に向かって液体を循環させても、排出流路5に向かう速い流れは生じ難く、吐出を行なった後の加圧室10に液体が充填される際にも、液体は主にディセンダ12から供給されるので、加圧室10に向かう液体の流れは生じないか、ごく一時的な流れしか生じない。
気泡としては、外部から気泡のかたちで入ってくるものもあるが、温度変化などにより液体に溶け込んでいた気体が気泡として現れることもある。流路の継ぎ目などにはそのような気泡が付着し易く、その後大きくなった気泡がその場所を離れて液体中を漂うことがある。吐出孔側ディセンダ12bは、そのような気泡が生じやすい部分の一つである。また、吐出孔面6−1をワイピングする際に、吐出孔8から空気を押し込んでしまったり、使用条件が適切でないなどの理由で、吐出孔8から空気が入ってしまうことがある。
吐出孔側ディセンダ12bに存在する気泡は、上方に向かっていき、加圧室側ディセンダ12aを通じて、加圧室10に入る可能性がある。気泡が抜けやすくなっているとしても、気泡が加圧室10を抜ける間は吐出特性が変わるおそれがあるので、気泡を加圧室10に入れないようにするのが好ましい。
接続流路16では、交差部Cにおいて、供給流路42から排出流路5に向かって液体が流れているので、気泡は、交差部Cで排出側接続流路16bに流れていく可能性があるので、接続流路16とディセンダ12とが交差していることにより、気泡が吐出孔側ディセンダ12bから加圧室側ディセンダ12aに向かうことを抑制できる。接続流路16との交差部Cにおいて、吐出孔側ディセンダ12bを、加圧室側ディセンダ12a部分流路よりも排出流路5側に配置すれば、気泡は排出側接続流路16bに流れや易くなり、気泡が、加圧室側ディセンダ12aに向かうことをより抑制できる。
また、液体吐出ヘッド2に最初に液体を供給する際には、最初に入っている空気を排出する必要があり、空気が残ると吐出特性に影響を与えるおそれがある。本実施形態の液体吐出ヘッド2であれば、供給流路42側から液体を供給することで加圧室側ディセンダ12a、加圧室10、およびしぼり14に液体が入っていく流れが、下から上に向かう流れになるので、気泡が排出され易くなり、それらの流路内に気泡が残り難くできる。
1・・・(カラーインクジェット)プリンタ
2・・・液体吐出ヘッド
2a・・・ヘッド本体
3・・・吐出ユニット
4・・・(吐出ユニットの)流路部材
4a〜d・・・(吐出ユニットの流路部材の)プレート
5・・・(共通)排出流路
5b・・・(共通排出流路の)開口
6・・・ノズルモジュール
6a〜d・・・ノズルモジュールプレート
8・・・吐出孔
10・・・加圧室
12・・・ディセンダ(部分流路)
12a・・・加圧部側ディセンダ(部分流路)
12b・・・吐出孔側ディセンダ(部分流路)
14・・・しぼり
16・・・接続流路
16a・・・・供給側接続流路
16b・・・・排出側接続流路
21・・・(圧電)アクチュエータ基板
21a・・・圧電セラミック層
21b・・・圧電セラミック層(振動板)
24・・・共通電極
25・・・個別電極
25a・・・個別電極本体
25b・・・引出電極
30・・・変位素子(加圧部)
40・・・リザーバユニット
42・・・(共通)供給流路
42a・・・(共通供給流路の)開口
70・・・(ヘッド搭載)フレーム
72・・・ヘッド群
80a・・・給紙ローラ
80b・・・回収ローラ
82a・・・ガイドローラ
82b・・・搬送ローラ
88・・・制御部
C・・・(ディセンダと接続流路との)交差部
P・・・印刷用紙

Claims (5)

  1. 複数の吐出孔、該複数の吐出孔とそれぞれ繋がっている複数の部分流路、該部分流路とそれぞれ繋がっている複数の加圧室、外部から液体が供給され、前記複数の加圧室に液体を供給する共通供給流路、液体を外部に排出する共通排出流路、前記共通供路と前記共通排出流路を繋いでいる接続流路、前記複数の加圧室と前記共通排出流路とを繋いでいる複数のしぼり、および前記複数の加圧室内の液体をそれぞれ加圧する複数の加圧部とを有する液体吐出ヘッドであって、
    前記接続流路は、前記部分流路と交差して繋がっており、
    前記複数の吐出孔は、前記液体吐出ヘッドが有する吐出孔面に開口しており、
    前記加圧室は、前記吐出孔面と直交する方向に長い形状をしており、前記部分流路は、前記加圧室の前記吐出孔面側の端部で繋がっており、前記しぼりは、前記加圧室の前記吐出孔面と反対側の端部で繋がっており、
    前記しぼりは、前記加圧室から前記共通排出流路に向かって、前記吐出孔面からの距離が長くなる形状であること特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記接続流路と前記部分流路とが繋がっている部分から、前記部分流路の一部、前記加圧室および前記しぼりを介して、前記共通排出流路まで繋がっている流路の流路抵抗が、前記接続流路と前記部分流路とが繋がっている部分から、前記接続流路の一部を介して、前記共通排出流路まで繋がっている流路の流路抵抗より大きいことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記部分流路における、前記接続流路と繋がっている部分より前記加圧室側の部分を加圧室側部分流路、前記接続流路と繋がっている部分より前記吐出孔側の部分を吐出孔側部分流路としたとき、
    前記吐出孔側部分流路は、前記加圧室側部分流路よりも前記共通排出流路側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記しぼりの流路抵抗が、前記吐出孔側部分流路の流路抵抗より大きいことを特徴とする請求項に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の液体吐出ヘッドと、記録媒体を前記液体吐出ヘッドに対して搬送する搬送部と、前記複数の加圧部を制御する制御部を備えていることを特徴とする記録装置。
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