JP6169195B2 - デリゲートユニットおよび当該デリゲートユニットを備えた会議システム - Google Patents

デリゲートユニットおよび当該デリゲートユニットを備えた会議システム Download PDF

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Description

本発明は、会議システム用のデリゲートユニットに関する。より具体的には、本発明は、請求項1の上位概念に記載された構成を有するデリゲートユニットと、この1つのデリゲートユニットまたはこのようなデリゲートユニットを複数備えた会議システムに関する。
会議システムは、複数の参加者の討議を支援するため、会議室または全体会議用ホールに広く使用されている。このような会議システムには、50個または100個よりも多くのデリゲートユニットが含まれていることがあり、各デリゲートユニットは、上記の討議の1人の参加者に割り当てることができる。動作中、発話する参加者の音声信号は、デリゲートユニットのマイクロフォンによって受信され、中央ユニットによって処理および増幅されて、スピーカまたはヘッドホンによって別の討議参加者に伝えられる。
例えば、欧州特許出願公開第1686835号明細書には複数のデリゲートユニットを備えた会議システムが開示されている。このような公知のデリゲートユニットは、位置調整可能なステムを備えたマイクロフォンを有しており、この位置調整可能なステムは、デリゲートユニットのハウジングのソケットに接続されている。
発明の概要
本発明によれば、請求項1に記載された特徴を備えたデリゲートユニットが提案され、さらに請求項14に記載された特徴を備えた会議システムが提案される。本発明の好適な実施形態は、添付の図、従属請求項およびこの明細書に開示されている。
本発明によれば、会議システム用に適合されかつ特に請求項12に記載の会議システムに適合されたデリゲートユニットが提案される。このデリゲートユニットは好適には人間の前に、特に討議の参加者の前に配置される。
上記のデリゲートユニットは、特にハウジングとして実現される基体を有する。この基体はテーブルまたは作業場所に組み込むことができる。しかしながらこの基体は好適には、支持領域および/または支持面に配置され、例えば、この支持領域または支持面を定めるテーブルまたは作業場所に配置される。
さらにデリゲートユニットは、上記の基体に配置されるマイクロフォンステムボディを有している。特にこのマイクロフォンステムボディは、上記の基体に支持されており、および/または、機械的に接続されている。この基体とマイクロフォンステムボディとが一体になって上記のデリゲートシステムを構成している。
上記のマイクロフォンステムボディは、参加者からの音声信号を受信するためのマイクロフォンヘッドとステムとを有している。
本発明にしたがって提案されるのは、上記のマイクロフォンヘッドが、指向性マイクロフォン特性を有することである。さらに具体的にいうと、このマイクロフォンヘッドは、全方向性マイクロフォン特性を有していないのであり、ここで全方向性とは、音声信号を受信する感度が、受信の角度には依存しないことを意味する。その代わりに上記のマイクロフォンヘッドは、主音響方向により感度が高くなるように、かつ、別の方向にはより感度が低くなるように動作可能である。
上記のマイクロフォンヘッドが、1.7より大である、特に1.8よりも大である、または1.9より大であるDSF(distance factor)と略される距離係数を有すると好適である。公知のDSFは全方位マイクロフォン特性に対しては1.0であり、カージオイドマイクロフォン特性に対しては1.7であり、スーパーカージオイドマイクロフォン特性に対して1.9であり、ハイパーカージオイドマイクロフォン特性に対しては2.0である。1.7と2.0との間のDSF係数が好適であるため、上記のマイクロフォンヘッドは、カージオイド特性とハイパーカージオイド特性との間の特性を有する。
距離係数DSF(distance factor)の定義は有利にはつぎのとおりである。すなわち、上記の距離係数DSFに対する基本となるのは、マイクロフォンの全体的なピックアップ選択度に対する公知の効果尺度としてのランダム・エネルギー効率(REE:random energy efficiency)である。このランダム・エネルギー効率(REE)は
Figure 0006169195
と定義され、ここでf(θ)は、角度θにおける入射についての電圧出力と、θ=0についての電圧出力との比であり、dΩ θ は角度θにおける立体角の成分である。
上記の距離係数(DSF)は、
Figure 0006169195
と定義される。
距離係数DSFが大きいことは、周囲音の集音が少ないことを示す。全方位マイクロフォンが1のDSFを有するのに対し、通常のカージオイドマイクロフォンは約1.7のDSFを有する。1次勾配差分マイクロフォンによって達成可能な最大のDSFは、ハイパーカージオイドパターンに対して2である。
上記のマイクロフォンヘッドは好適には、80dB 音圧レベル(SPL:Sound Pressure Level)の音源により、少なくとも60dB SNR(信号対雑音比(SN比):Signal-to-Noise Ratio)を得るため、20dBSPL未満の等価ノイズレベルを有する。
本発明の有利な実施形態において上記のマイクロフォンヘッドは、単方向性特性、および/または、カージオイドマイクロフォン特性より良好なマイクロフォン特性を有する。また主音響方向の周りのマイクロフォンの感度領域が、発話者の頭部の通常の移動に対して十分に大きいまたは広いのであれば、スーパーカージオイド特性(DSF>1.9)が可能であり、またハイパーカージオイド特性(DSF=2)さえも可能である。
上記の指向特性により、発話者とマイクロフォンヘッドとの間の遠い距離が可能になる。この結果、発話者の距離変化は、全方位特性を有するマイクロフォンに比べて、音圧レベルにわずかしか影響を及ぼさない。上記のデリゲートユニットおよび/またはマイクロフォンヘッドが、約60cm以上の音源とマイクロフォンヘッドとの間の距離で使用されて操作できることは有利である。
本発明の有利な技術的な具現化において、上記のマイクロフォンヘッドは、少なくとも2つのマイクロフォンカプセルを備えたマイクロフォンアレイを有しており、各マイクロフォンカプセルは、指向性のマイクロフォン特性を有する。有利にはこのマイクロフォンカプセルは、単指向性を有しており、特にカージオイドマイクロフォン特性を有しており、および/または、1.7より大きい、特に1.8または1.9よりも大きい距離係数を有する。さらに、上記の少なくとも2つのマイクロフォンカプセルの主音響方向が互いに平行になるようにこれらのマイクロフォンカプセルが配置されていると有利である。有利にはこれらの少なくとも2つのマイクロフォンカプセルは互いに隣接して配置され、隣接する2つのマイクロフォンカプセル間の開放距離は有利には1cm未満である。本発明の別の実施形態では、3個または4個またはそれ以上のカプセルを使用することができる。このような具現化により、マイクロフォンヘッドを一層長い距離で使用可能にすることが支援される。
本発明の考えられ得る一発展形態において、上記のマイクロフォンカプセルは、共面ホルダに配置されるため、マイクロフォンは同じ面内に配置される。さらに、この共面ホルダが上記のステムから機械的に分離されると有利である。この発展形態の利点は、デリゲートユニットが配置されているテーブルまたは台からの衝撃音が、マイクロフォンカプセルに伝送されないことである。上記の機械的な分離は、音響的な分離手段を使用して、例えばマイクロフォンカプセルとステムとの間のゴム部材を使用して実現することができる。2つまたはそれ以上のカプセルは、SNR(信号対雑音比)におけるS(ignal)信号成分を増大させるために使用される。付加的に極めて低い自己雑音すなわち等価雑音レベルを得るため、超低ノイズマイクロフォンカプセルを利用することができる。上記のカプセルとホルダとの組み合わせにより、最終的な指向特性および距離係数が定められる。
さらに音質を改善するために好適であるのは、上記のマイクロフォンカプセルが、特にこれらのマイクロフォンカプセルのオーディオ信号が、電気的に並列接続されることである。この発展形態によれば、複数のオーディオ入力ラインを使用する必要がなく、各オーディオ入力ラインが、一つのマイクロフォンカプセルに使用され、逆に言えばすべてのマイクロフォンカプセルは、並列接続されかつ同じオーディオ入力ラインを使用するのであり、これによってマイクロフォンヘッドが簡単かつ効果的に設定される。有利には上記のオーディオ信号は交流結合されるため、複数のマイクロフォンカプセルに対する給電電圧としての異なる複数の直流レベルが上記のオーディオ信号に影響を与えないのである。
上記のマイクロフォンステムボディが、マイクロフォンヘッドからのオーディオ信号を前置増幅するためのプリアンプを有すると有利である。言い換えると、このプリアンプは、電子回路からのノイズを低減するため、上記のマイクロフォンカプセルの近くにすなわち可能な限りに近接して配置されるのである。デリゲートユニットのコンセプトに起因して、オーディオ信号における信号対雑音比(SNR)および直接音声対周囲雑音比(DSANR:direct-speech-to-ambient-noise-ratio)は、従来のデリゲートユニットに比べて低いが滑らかになると考えられるが、マイクロフォンヘッドの直ぐ近くにあるプリアンプにより、オーディオ品質の改善が支援される。
さらに、上記のデリゲートユニットが、会議信号を出力するための1つまたは複数のスピーカと、エコーキャンセルモジュールとを有することは有利であり、このキャンセルモジュールは、会議信号によって発生する、マイクロフォンヘッドのオーディオ信号におけるエコーを打ち消すように動作可能である。この会議信号は有利には会議システムによって供給され、特にこの会議システムの制御モジュールによって供給される。会議信号は、1つ以上の音声信号を、特に会議システムの異なる複数のデリゲートユニットからの音声信号を有し得る。動作中、複数のアクティブなデリゲートユニットの複数のオーディオ信号は、制御ユニットによって上記の会議信号に混合される。ここでデリゲートユニットは、会議システムにより、デリゲートユニットの参加者の音声信号が増幅される場合にアクティブになる。この会議信号は複数のデリゲートユニットに伝送され、特に上記の複数のアクティブなデリゲートユニットに伝送される。アクティブなデリゲートユニットのスピーカを介して会議信号が出力されることにより、アクティブなデリゲートユニットのマイクロフォンヘッドは、このアクティブなデリゲートユニットそれ自体のスピーカが出力した会議信号を受信することになるため、アクティブなデリゲートユニットにおいてエコーが形成される。このエコー作用を最小化するため、上記のエコーキャンセルモジュールは、マイクロフォンヘッドのそれ自体オーディオ信号において上記の会議信号を抑止する。
上記のエコーキャンセルモジュールは、デリゲートユニットに組み込まれている。このようにすることの利点は、それ自体の音声信号の受信と、それ自体の音声信号を有する会議信号の出力との間の遅延が、変動せず安定しかつ一定になることである。エコー処理が、制御モジュールにおいて行われる場合、音声信号を制御モジュールに伝送するための時間、および、会議信号をデリゲートユニットに、したがってスピーカに伝送するための時間は、「ジッタ」を有する、すなわち変動し得る遅延を有するのである。ローカルモジュールとしてのこの実施形態において、上記のエコーキャンセルモジュールは、既知でありかつ安定した遅延でマイクロフォンヘッドからオーディオ信号を受信し、同様に既知でありかつ安定した遅延でスピーカの入力を観察することができる。上記のような変動し得る遅延作用がなければ、上記のエコーキャンセルは改善される。
別の有利な実施形態では、このステムは、曲げ耐性および/または剛性を有する。このステムは、したがってマイクロフォンステムボディは、曲げ耐性および/または剛性を有するため、基体を基準にしたマイクロフォンヘッドの位置は変化し得ない。
一つの所見によると、従来のデリゲートユニットは、可動またはフレキシブルなステムを使用しているため、このステムにより、会議の参加者の声を最適に記録するために参加者の口を基準として方向および近接位置を調整できる可能性を得ることができる。マイクロフォンのこのような調整の利点は、信号対雑音比(SNR)および直接音声対周囲雑音比(DSANR)が高くなることである。それは、マイクロフォンが、可能な限りに参加者に近接して、したがって音源に近接して配置されるからである。この従来のアプローチの欠点は、デリゲートユニットが、音源である参加者の頭部の位置変化の影響を極めて受け易いことである。すなわち、発話者の頭部の回転により、振幅が大きく変化するのである。発話者がマイクロフォンに近接しすぎて発話すると、近接効果が発生するか、またはマイクロフォンカプセルが一時的に過負荷状態になる。発話者がマイクロフォンから離れ過ぎて発話すると、SNRが不十分になる。このような問題はすべて、音声の音色変化および/または歪みという結果になり、これらは音質にマイナスの影響を及ぼす。結果として、マイクロフォンの調整が自由であることは一般的に、調整不良または動的な作用に起因して、複数の特殊な状況においては音質を低下させてしまうことになるのである。
これとは逆に本発明が提案するのは、調整することはできない定置の、固定または静止したマイクロフォンヘッドを使用することと、指向性マイクロフォン特性を有するマイクロフォンヘッドの使用により、発生するマイナスの作用を補償することとである。このマイクロフォンヘッドはその固定位置に起因して、従来の可動のステムに比べて、参加者の頭部との距離が遠くなり、したがって音源との距離が遠くなるため、頭部の正確な位置に対する依存性がさほど厳密ではない。これにより、参加者の頭部の位置が、従来のマイクロフォンに対して例えば10cmの距離で10cmだけ変化するか、または、本発明に係るマイクロフォンヘッドに対して30cm以上の距離で、有利には40cm以上の距離で、特に50cm以上の距離で10cmだけ変化するかによって、差異が生じるのである。
したがって本発明の利点は、発話者はその位置または発話方向を動的に変化させることができることであり、この発話している参加者はつねに、上記の主音響方向についての、ひいてはマイクロフォン感度についての中央の領域にいるのであり、したがって均質化された領域内にいるのである。
本発明の有利な実施形態において、上記の基体は会議情報および/または技術情報を表示するためのディスプレイを有しており、デリゲートユニットの側面投影において、ディスプレイに対して垂直でありかつこのディスプレイの中央に配置されている視線ベクトルと、マイクロフォンヘッドの主音響方向に対して平行でありかつマイクロフォンヘッドの中央に配置されている方向ベクトルとは、上記のディスプレイから、30cmと80cmとの間の距離で交わる。一般的に発話者は、この発話者がディスプレイ上の情報を快適に見ることができるようにするため、その頭部を配置し、したがってその音源を配置する。このため、このディスプレイは、発話者の頭部位置に対する位置決めのためのガイド、ツールまたは補助手段なのである。上記の参加者の音声信号の受信を最適化するために発話者によってその頭部が位置決めされると思われる領域が、主音響方向によって狙い定められるように上記のマイクロフォンヘッドは配向されるのである。
さらに有利であるのは、上記のデリゲートユニットに配置されるマイクロフォンヘッドが、30cm未満の、有利には20cm未満の、デリゲートユニットの基体の1つの支持領域または上記の支持領域から、特に支持面から測定した全高を有することである。マイクロフォンヘッドの高さを低くすることは、発話者の頭部がマイクロフォン感度の均質な領域に配置されるようにするため、通常よりも参加者の頭部に対してマイクロフォンヘッドを遠くに離して配置するという構想を支援するものである。上記の全高は有利には、上記の支持領域からマイクロフォンヘッドの最大高さの点までの距離と定義される。
マイクロフォンヘッドの全高を低くすることの別の利点は、マイクロフォンヘッドが視覚的に基体に取り込まれているため、会議エリアにおけるマイクロフォンの林立のような通常の景観が防止されることである。
ここでは人の身長が大きく異なり、(例えば国際的な参加者との討議中)上記の全高についての異なる要求が生じ得ることを考慮することができる。そのため好適であるのは、デリゲートユニットが、異なる高さの複数のマイクロフォンステムボディを有することである。全高が10cmになる第1マイクロフォンステムボディと、全高が30cmの第2マイクロフォンステムボディとを提供して、20cmの身長差を補うことが可能である。さらに、極めて多くの参加者に対する技術的解決手段を提供するため、40cmまたは50cmまたはさらに高い全高を有するマイクロフォンステムボディを提供することが可能である。
選択的には、マイクロフォンヘッドが垂直方向に大きな音響開口角を有し、ステムボディをもはや不要にすることが可能である。異なる高さを有する複数のマイクロフォンステムボディを使用することとは択一的に、または、別の機能として、これらの異なるマイクロフォンボディは、上記の距離の差を補うため、異なるプリアンプおよび/またはマイクロフォンヘッドの垂直方向の音響開口角を有し得る。
さらに、移動電話からの放射を阻止するため、マイクロフォンヘッドの前面側および背面側に金属製メッシュのカバーを使用することは有利である。
本発明の有利な発展形態において、マイクロフォンステムボディは、マイクロフォンステムボディと基体とを接続するための機械的なインタフェースを有する。この実施形態によれば、この機械的なインタフェースはプラグコネクタであり、このプラグコネクタは2つの機能に使用される。すなわち、一方では上記の機械的な接続がこのプラグコネクタによって実現され、他方では上記のオーディオ信号または処理または前置増幅されたオーディオ信号がマイクロフォンヘッドからこのプラグコネクタを介して基体に伝送されるのである。さらに、例えばマイクロフォンヘッドの上部の表示用のLEDの制御するために付加的な複数のラインを使用することも可能である。上記のプラグコネクタを収容するために好適であるのは、基体がプラグソケットを有することである。
さらに、プラグソケットが基体の背面側に配置されることは有利であり、ここでは上記のステムはS字形であるため、平面投影においてマイクロフォンヘッドは、上記のプラグソケットと重なり合う。この機械的な構成により、極めてコンパクトなデリゲートユニットを実現することができる。
マイクロフォンヘッドのこの位置を可能にするために有利であるのは、上記の基体が、ディスプレイを備えたディスプレイ部と、上記のプラグソケットを備えたマイクロフォン部とを有することであり、マイクロフォン部の高さは、ディスプレイ部の高さよりも低い。この構成において、マイクロフォンステムボディは、特にマイクロフォンステムボディの中央部分は、平面投影においてマイクロフォン部と重なり合う。
すでに説明したように、デリゲートユニットは、全高の異なる複数のマイクロフォンヘッドを可能にする複数のステムを有し得る。参加者がデリゲートユニットの前に立っている場合または参加者がデリゲートユニット正面に座っている場合にマイクロフォンヘッドの全高の要求が変わり得るため、このことは特に重要である。一般的にマイクロフォンヘッドと、参加者の頭部との間の距離は、参加者が立っている場合よりも参加者が座っている場合の方が小さい。一方では、全高の異なる、および/または、開口角の異なるマイクロフォンヘッドを有する、および/または異なるプリアンプを有するマイクロフォンステムボディをこの差を補うために使用することができる。他方では、参加者の頭部とマイクロフォンヘッドとの異なる距離および他の条件により、デリゲートユニットの、または会議システムのアンプの異なる増幅設定が必要になる。この関連において有利であるのは、デリゲートが、使用しているマイクロフォンステムボディのタイプを識別するように動作できることである。
これは、マイクロフォンステムボディから基体にデジタルIDを伝送するか、またはコネクタプラグおよびコネクタソケットの領域における機械的なコードを使用することによって実現することができ、会議システムにおけるデリゲートユニットおよび/またはアンプは、使用しているマイクロフォンステムボディのタイプに基づき、上記の高さ、開口角および/またはプリアンプを識別するように動作可能である。
本発明の別の主題は、すでに前に説明したように請求項14の特徴を有する会議システムであり、この会議システムは、上記の複数のデリゲートユニットを有する。
上記の会議システムは、複数の、有利には50個よりも多くの、特に100個より多くの上記のようなデリゲートユニットを有し得る。この会議システムは、会議室または全体会議用ホールにおいて使用され、討議の各参加者は、専用のデリゲートユニットを有し得る。この会議システムは、参加者の発話を受信し、この発話を増幅し、スピーカまたはヘッドホンによってこの発話を出力することができるため、別の参加者は上記の参加者の発話を聞くことができるのである。
本発明の実施形態を説明することにより、本発明の別の利点、効果および特徴を示す。
本発明の一実施形態としてのデリゲートユニットの立体図である。 図1のデリゲートユニットの側面図である。 異なる複数の寸法を有する、図1および2のデリゲートユニットの側面図である。 図1ないし3のマイクロフォンステムボディの立体図である。 図4に示したマイクロフォンステムボディのマイクロフォンヘッドの概略図である。
図1には本発明の一実施形態としてデリゲートユニット1の立体図が示されている。デリゲートユニット1は、会議室または全体会議用ホールにおける討議を支援するための会議システムに使用される。このような会議システムに1つの中央モジュールと、中央モジュールに接続される複数のデリゲートユニット1とが含まれる実施形態もある。デリゲートユニット1の機能は、発話者としての参加者からの音声信号を受信し、この音声信号をオーディオ信号としてまたは処理されたオーディオ信号として上記の中央モジュールに伝送することである。この中央モジュールは、上記のオーディオ信号を処理して、これをスピーカまたはヘッドホンに伝送し、これによって上記の音声信号が、増幅されたオーディオ信号としてまたは会議信号として周囲に出力される。50個よりも多くの、100個または200個のデリゲートユニット1が1つの会議システムに接続されることも多い。
デリゲートユニット1は基体2およびマイクロフォンステムボディ3を有しており、このマイクロフォンステムボディは基体2に配置されている。より詳しくいうと、マイクロフォンステムボディ3は、基体2に取り付けられているのである。基体2は、ディスプレイ部4およびマイクロフォン部5を有しており、ディスプレイ6がディスプレイ部4に組み込まれており、マイクロフォンステムボディ3がマイクロフォン部5に取り付けられている。さらに音量制御部7またはボタン8のような制御部が基体2に、特にマイクロフォン部5に組み込まれている。デリゲートユニット1は、例えば机または作業場所のような支持領域9に配置されている。図から導き出すことができるのは、支持領域9に対して垂直方向のディスプレイ4の高さが、マイクロフォン部5の高さよりも高いことである。デリゲートユニット1は、このデリゲートユニットの前にいる参加者に会議信号を伝えるための1つまたは複数のスピーカを有する。
図2には、基体2およびマイクロフォンステムボディ3の幾何学的な特性を示すために、図1のデリゲートユニット1の側面図が示されている。基体2の前面側は、特にディスプレイ部4は、支持領域9に対して角度αで傾けられている。これにより、ディスプレイ6も支持領域9に対して同じ角度αで傾けられている。マイクロフォンステムボディ3は、マイクロフォンヘッド10と、ステム11と、プラグコネクタ12とに分解することができ、マイクロフォンヘッド10は、ステム11によってプラグコネクタ12に接続されている。図2に示した側面図ではマイクロフォンステムボディ3は、特にステム11はS字形をしている。このS字形の利点は、デリゲートユニット1の平面図において、マイクロフォンヘッド10が、基体2のマイクロフォン部5に少なくとも部分的に重なり合うように配置できることである。言い換えると、ステム11のS字形により、デリゲートユニット1の前に立つ発話者の少し近くにマイクロフォンヘッド10を配置できるのである。
図3には図2と同じようにしてデリゲートユニット1が示されており、この図ではさらに複数の線が示されている。文字Hは、支持面9を基準にしたマイクロフォンヘッド10の全高を示している。さらにディスプレイ6の中心にありかつディスプレイ6に垂直な視線ベクトルVが示されており、またマイクロフォンヘッド10の中心に対して垂直でありかつマイクロフォンヘッド10の感度軸を示す主音響方向ベクトルMが示されている。図3に示されているようにベクトルVおよびMは、側面投影においてディスプレイ6から約50cm離れて交わっている。ここで想定しているのは、発話者13としての参加者は、その頭部14を配置して、この発話者がディスプレイ6の前において都合のよい距離および配置をとっていることである。マイクロフォンヘッド10は、これが参加者13の頭部14のこの想定した位置を向くように位置決めおよび配向されている。
マイクロフォンステムボディ3の立体図を示す図4からわかるように、マイクロフォンステムボディ3および特にステム11は、剛性および/または曲げ耐性を有する。言い換えると、マイクロフォンヘッド10の位置は基体2に固定されているのである。マイクロフォンヘッド10は、ステム11の片方の端部にあり、プラグコネクタ12が他方の端部にあるため、ステム11は、マイクロフォンヘッド10とプラグコネクタ12とを接続する。プラグコネクタ12は、機械的な部分19および電気的な部分20を有する。プラグコネクタ12は基体2に挿入されるため、機械的および電気的な接続が1つのステップで行われる。
図示した実施形態のマイクロフォンステムボディ3の全高Hは30cm未満である。立っているまたは座っている参加者のような異なる作業位置にデリゲートユニット1を適合させるため、一組の交換可能な複数のマイクロフォンステムボディ3が設けられており、これらのマイクロフォンステムボディは、殊に高さのような位置が、殊に音響的な開口角のようなマイクロフォンヘッド10特性が、および/または、プリアンプが異なり得る。デリゲートユニット1の正確な音響的な調整は、全高、例えば音響的な開口角のようなマイクロフォンヘッド10の特性、およびプリアンプに依存するため、デリゲートユニット1は、使用しているマイクロフォンステムボディ3のタイプを認識するように構成されており、マイクロフォンステムボディのタイプに基づいて、マイクロフォンステムボディの技術的なパラメタを導き出すことできる。さらにデリゲートユニット1は、認識したマイクロフォンステムボディ3のタイプに依存して、上記のオーディオ信号を処理するように、または、この情報を会議システムの中央モジュールに伝送するように構成されている。
図2または図3に戻ると、マイクロフォンヘッド10の高さHが、従来のデリゲートユニットに比べると低いことがわかる。マイクロフォンヘッド10のこの位置の利点は、マイクロフォンヘッド10により、複数のマイクロフォンヘッド10の林立によって遮られることなく会議室または会議用ホール全体にわたるさりげない視界が可能になる。このように機械的な観点からは、マイクロフォンヘッド10は、これが周囲を邪魔しないように配置されるのである。オーディオ品質の観点からこの位置を可能にするため、マイクロフォンヘッド10は、これが参加者13の頭部14の想定される位置に向けられるように配置される。さらにマイクロフォン特性は、指向性であり、特にカージオイドであるため、マイクロフォンヘッド10は、主マイクロフォンベクトルMの近くで感度が高い。例えば、マイクロフォンヘッド10は、1.7よりも大きいDSF値を有する。
図5には、図4のマイクロフォンステムボディ3のマイクロフォンヘッド10の説明図が示されている。マイクロフォンヘッド10は、2つのマイクロフォンカプセル16が取り付けられている共面ホルダ15を有している。マイクロフォンカプセル16は共に指向性を有しており、主音響方向は、互いに平行であり、マイクロフォンヘッド10の主音響方向Mに平行である。共面ホルダ15は、マイクロフォンカプセル16の機械的なサイズを増大させることにより、この構成体の指向性を制御するのに使用される。さらに共面ホルダは、ステム11から機械的に分離されている。マイクロフォンカプセル16は、同相で音声信号を受信するため、互いに近接して位置決めされている。マイクロフォンカプセル16は、例えばマイクロフォンカプセル16毎に1つのJFETまたは増幅素子を使用する場合に発生し得る動作点のドリフトを回避するため、並列に、交流結合で接続されている。マイクロフォンヘッド10は、マイクロフォンカプセル16からのオーディオ信号を前置増幅するためにプリアンプを有しており、このプリアンプは、ノイズおよび干渉の作用を低減するため、マイクロフォンカプセルに近接して、特にステム11の前に配置されている。マイクロフォンカプセル16の中心Cは、マイクロフォンヘッド10の主音響方向Mに対する基点を定めている。
マイクロフォンヘッド10は、前面カバー17aおよび背面カバー17bおよび2つの側面カバー18(図4)を有する。これらのカバー17a,b,18は、マイクロフォンカプセル16に対する音響的な開放性を保証するための孔を有する不撓性の金属カバーである。カバー17a,b,18はマイクロフォンハウジングを構成しており、このマイクロフォンハウジングは、マイクロフォンカプセル16の周りの周方向に閉じられており、また移動電話からの迷放射を阻止するように構成されている。
視覚的な見栄えを改善して湿気および埃に対する耐性を高めるため、黒色の金網が上記の不撓性の前面カバー17aおよび背面カバー17bに取り付けられている。
動作中、マイクロフォンヘッドは、参加者の頭部に対して約60cm以上離れている。この距離を補償するため、複数の技術がデリゲートユニット1に取り入れられている。すなわち、マイクロフォンステムボディ3におけるアナログ領域において、マイクロフォンヘッド10は、指向特性を有しており、マイクロフォンヘッドの指向性を改善するため、少なくとも2つのマイクロフォンカプセル16を使用している。これらのマイクロフォンカプセルは、基体から機械的に分離されているが、結果的に得られるオーディオ信号を最適化するために電気的に並列に交流結合されている。結果的に得られるこのオーディオ信号は、SNR(信号対雑音比)を最大化するため、および/または、デリゲートユニットに対して適切な入力レベルを得るため、マイクロフォンステムボディにおいて前置増幅される。基体2におけるデジタル領域において、基本的なフィルタリングおよびA/D変換が行われる。さらにローカル信号に基づいてエコー作用を打ち消すローカルエコーキャンセルモジュールが設けられている。このエコーキャンセルモジュールは、デリゲートユニット1における1つまたは複数のスピーカによって出力される、会議信号およびマイクロフォンステムボディ3からのオーディオ信号を使用する。これらの2つの信号は、遅延に対して安定であるため、上記のエコーキャンセルは、高い品質で実現可能である。

Claims (18)

  1. 基体(2)と、
    マイクロフォンヘッド(10)およびステム(11)を有するマイクロフォンステムボディ(3)と
    を有している会議システム用デリゲートユニット(1)であって、
    前記マイクロフォンヘッド(10)は、前記ステム(11)に配置されており、
    前記マイクロフォンステムボディ(3)は、前記基体(2)に配置されており、
    前記マイクロフォンヘッド(10)は、指向性のマイクロフォン特性を有し、
    前記デリゲートユニット(1)は、前記基体に配置可能な一組の複数の異なるマイクロフォンステムボディ(3)を有しており、
    前記基体(2)に配置された前記複数の異なるマイクロフォンステムボディ(3)は、前記マイクロフォンヘッド(10)を異なる全高(H)に配置する、
    ことを特徴とする、会議システム用デリゲートユニット(1)。
  2. 請求項1に記載のデリゲートユニット(1)において、
    前記マイクロフォンヘッド(10)は、カージオイドマイクロフォン特性よりも良好な単指向性のマイクロフォン特性を有する、
    ことを特徴とするデリゲートユニット(1)。
  3. 請求項1または2に記載のデリゲートユニット(1)において、
    前記マイクロフォンヘッド(10)は、1.7以上の距離係数(DSF)を有する、
    ことを特徴とするデリゲートユニット(1)。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載のデリゲートユニット(1)において、
    前記マイクロフォンヘッド(10)は、少なくとも2つのマイクロフォンカプセル(16)を備えたマイクロフォンアレイを有しており、
    各前記マイクロフォンカプセル(16)は、指向性のマイクロフォン特性を有する、
    ことを特徴とするデリゲートユニット(1)。
  5. 請求項4に記載のデリゲートユニット(1)において、
    前記マイクロフォンカプセル(16)は、共面ホルダ(15)に配置されており、
    当該共面ホルダ(15)は、前記ステム(11)から機械的に分離されている、
    ことを特徴とするデリゲートユニット(1)。
  6. 請求項4または5に記載のデリゲートユニット(1)において、
    各前記マイクロフォンカプセル(16)は、相互に電気的に並列接続されている、
    ことを特徴とするデリゲートユニット(1)。
  7. 請求項1から6までのいずれか1項に記載のデリゲートユニット(1)において、
    前記マイクロフォンステムボディ(3)は、前記マイクロフォンヘッド(10)からのオーディオ信号を前置増幅するためのプリアンプを有する、
    ことを特徴とするデリゲートユニット(1)。
  8. 請求項7に記載のデリゲートユニット(1)において、
    会議信号を送出するためのスピーカおよびエコーキャンセルモジュールを有しており、
    当該エコーキャンセルモジュールは、前記会議信号によって発生する、前記マイクロフォンヘッド(10)の前記オーディオ信号におけるエコーを打ち消すように動作可能である、
    ことを特徴とするデリゲートユニット(1)。
  9. 請求項1から8までのいずれか1項に記載のデリゲートユニット(1)において、
    前記ステム(11)は、曲げ耐性および/または剛性を有する、
    ことを特徴とするデリゲートユニット(1)。
  10. 請求項1から9までのいずれか1項に記載のデリゲートユニット(1)において、
    前記基体(2)はディスプレイ(6)を有しており、
    側面投影において、前記ディスプレイ(6)に対して垂直である視線ベクトル(V)と、前記マイクロフォンヘッド(10)の主音響方向によって定められる方向ベクトル(M)とは、前記ディスプレイ(6)から30cmないし80cmの距離で交わる、
    ことを特徴とするデリゲートユニット(1)。
  11. 請求項1から10までのいずれか1項に記載のデリゲートユニット(1)において、
    前記マイクロフォンヘッド(10)は、30cm未満の、前記基体の支持領域(9)から測定した全高(H)を有する、
    ことを特徴とするデリゲートユニット(1)。
  12. 請求項1から11までのいずれか1項に記載のデリゲートユニット(1)において、
    前記マイクロフォンヘッド(10)は、20cm未満の、前記基体の支持領域(9)から測定した全高(H)を有する、
    ことを特徴とするデリゲートユニット(1)。
  13. 請求項1から12までのいずれか1項に記載のデリゲートユニット(1)において、
    前記デリゲートユニット(1)は、前記基体に配置可能な一組の複数の異なるマイクロフォンステムボディ(3)を有しており、
    前記基体(2)に配置された前記複数の異なるマイクロフォンステムボディ(3)は、異なるプリアンプを有している、
    ことを特徴とするデリゲートユニット(1)。
  14. 請求項1から13までのいずれか1項に記載のデリゲートユニット(1)において、
    前記デリゲートユニット(1)は、前記基体に配置可能な一組の複数の異なるマイクロフォンステムボディ(3)を有しており、
    前記基体(2)に配置された前記複数の異なるマイクロフォンステムボディ(3)は、前記マイクロフォンヘッド(10)の異なる開口角を有する、
    ことを特徴とするデリゲートユニット(1)。
  15. 請求項1から14までのいずれか1項に記載のデリゲートユニット(1)において、
    前記マイクロフォンステムボディ(3)は、前記マイクロフォンステムボディ(3)と前記基体(2)とを接続するための機械的なインタフェースを有しており、
    当該機械的なインタフェースがプラグコネクタ(12)である、
    ことを特徴とするデリゲートユニット(1)。
  16. 請求項15に記載のデリゲートユニット(1)において、
    前記基体(2)は、前記プラグコネクタ(12)を収容するために、前記基体(2)の背面側に配置されたプラグソケットを有し、
    前記ステムはS字形であり、それにより、平面投影において前記マイクロフォンヘッド(10)は、前記プラグソケットと重なり合う、
    ことを特徴とするデリゲートユニット(1)。
  17. 請求項1から16までのいずれか1項に記載の複数の前記デリゲートユニット(1)を有する、
    ことを特徴とする会議システム。
  18. 請求項17に記載の会議システムにおいて、
    当該会議システムは、少なくとも2つのデリゲートユニット(1)のオーディオ信号を混合して1つの会議信号にするための制御モジュールを有しており、
    前記会議信号は、複数の前記デリゲートユニット(1)に伝送され、当該デリゲートユニット(1)のスピーカによって放出される、
    ことを特徴とする会議システム。
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