JP6167745B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナ装置に関する。
従来より、グランド面と平行であって、第1放射要素に対して長手方向に沿って部分的に延設される第2放射要素を含む板状逆Fアンテナがある。第2放射要素は、給電部の近傍において実質的に第1放射要素の幅を広げるようにして設けられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−231219号公報
ところで、従来の板状逆Fアンテナは、低姿勢で、かつ、広帯域化が図られているが、全体を小型化するための最適化は行われていない。
そこで、小型化を図ったアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態のアンテナ装置は、平面視で矩形状のグランドプレーンと、前記グランドプレーンの上に、平面視で前記グランドプレーンの中心に対して点対称に配設され、前記グランドプレーンに接続される短絡端と、前記短絡端とは反対側に配設される開放端とをそれぞれ有する、4つの逆Fアンテナエレメントとを含むアンテナ装置であって、前記4つの逆Fアンテナエレメントの各々は、前記グランドプレーンに対して第1の高さで平行に配設される主線路と、前記主線路の一端から前記グランドプレーンに伸延する短絡線路であって、前記グランドプレーンに接続されるとともに前記短絡端を構築する第1終端部を有する短絡線路と、前記主線路の中間点から前記グランドプレーンに向かって伸延する給電線路であって、給電点を構築する第2終端部を有する給電線路と、前記主線路の他端から前記グランドプレーンに向けて、前記第1の高さよりも低い第2の高さの位置まで伸延する開放線路であって、前記第2の高さに配置される第3終端部を有する開放線路と、前記開放線路の前記第3終端部から前記開放端を構築する第4終端部まで伸延され、前記第2の高さで前記グランドプレーンに対して並列に配設される終端線路とを有し、前記終端線路は、前記開放線路の前記第3終端部から伸延し、第5終端部を有する第1伸延部と、前記第1伸延部の前記第5終端部から前記短絡線路に向かって、前記主線路に沿って前記開放端を構築する前記第4終端部まで伸延する第2伸延部とを有する
小型化を図ったアンテナ装置を提供することができる。
実施の形態のアンテナ装置100を示す斜視図である。 実施の形態のアンテナ装置100を示す図である。 アンテナ装置100の最終製品としての構成の一例を示す図である。 実施の形態のアンテナ装置100の基板160の下面に設けられるハイブリッドRF装置181、182、183を示す図である。 実施の形態のアンテナ装置100のアンテナエレメント110Aを示す図である。 比較用のアンテナエレメント10と、実施の形態のアンテナエレメント110Aと比較用のアンテナエレメント10とのS1,1パラメータの周波数特性を示す図である。 実施の形態1のアンテナ装置100における電界分布を示す図である。 実施の形態のアンテナ装置100のSパラメータとスミスチャートを示す図である。 実施の形態のアンテナ装置100の指向性を示す図である。 実施の形態のアンテナ装置100と比較用のアンテナ装置11における電流分布を示す図である。 実施の形態のアンテナ装置100の上方における電界分布を示す図である。 実施の形態の変形例によるアンテナエレメント210Aを示す図である。
以下、本発明のアンテナ装置を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、実施の形態のアンテナ装置100を示す斜視図である。以下では、直交座標系であるXYZ座標系を定義してアンテナ装置100について説明する。
アンテナ装置100は、アンテナエレメント110A、110B、110C、110D、キャパシタ120A、120B、120C、120D、及びグランドプレーン150を含む。
アンテナエレメント110A、110B、110C、及び110Dは、それぞれ、矩形状のグランドプレーン150の表面上で、辺150A、150B、150C、及び150Dに沿って配設されている。
アンテナエレメント110A〜110Dは、平面型の逆F型のアンテナエレメントであり、互いに同一の構成を有する。アンテナエレメント110A〜110Dは、グランドプレーン150の平面視における中心に対して、点対称に配置される。
アンテナエレメント110A〜110Dは、それぞれ、主線路111A、111B、111C、111D、短絡線路112A、112B、112C、112D、給電線路113A、113B、113C、113D、開放線路114A、114B、114C、114D、及び終端線路115A、115B、115C、115Dを含む。
短絡線路112A〜112Dは、それぞれ、キャパシタ120A〜120Dを介して、グランドプレーン150に接続されている。すなわち、短絡線路112A〜112Dは、交流的にグランドプレーン150に対して接続されている。
給電線路113A〜113DのZ軸負方向側の端部は、それぞれ、給電点113A1、113B1、113C1、113D1である。
主線路111A〜111Dには、それぞれ、開放線路114A〜114D、及び終端線路115A〜115Dが接続される。終端線路115A〜115Dの先端は、それぞれ、開放端である。
アンテナエレメント110Aは、短絡線路112Aがキャパシタ120Aを介してグランドプレーン150に接続され、給電線路113Aの先端に給電点113A1が設けられ、終端線路115Aの先端が開放端にされることにより、逆F型のアンテナエレメントを構築する。
同様に、アンテナエレメント110B、110C、110Dは、それぞれ、短絡線路112B、112C、112Dがキャパシタ120B、120C、120Dを介してグランドプレーン150に接続され、給電線路113B、113C、113Dの先端に給電点113B1、113C1、113D1が設けられ、終端線路115B、115C、115Dの先端が開放端にされることにより、逆F型のアンテナエレメントを構築する。
図2は、実施の形態のアンテナ装置100を示す図である。図2(A)は、図1に示すアンテナ装置100からキャパシタ120A〜120Dと、給電点113A1〜113D1とを省略した図である。図2(B)は、アンテナエレメント110A〜110Dとグランドプレーン150の配置を平面視で示す図である。
図2(B)に示すように、アンテナエレメント110A〜110Dは、それぞれ、主線路111A〜111Dの端部111A1、111B1、111C1、111D1が、グランドプレーン150の角部151A、151B、151C、151Dの近傍に位置するように配設される。
また、主線路111A〜111Dの端部111A2、111B2、111C2、111D2は、それぞれ、端部111A1〜111D1とは反対側に位置する。端部111A2〜111D2には、それぞれ、開放線路114A〜114Dが接続される。
すなわち、アンテナエレメント110A〜110Dは、短絡線路112A〜112D及び給電線路113A〜113Dが、グランドプレーン150の角部151A〜151Dの近傍に位置するように配設される。
また、アンテナエレメント110A〜110Dは、平面視において、時計回りの方向における手前側に、短絡線路112A〜112D及び給電線路113A〜113Dが配設される。
また、アンテナエレメント110A〜110Dは、平面視において、時計回りの方向における奥側に、開放線路114A〜114D、及び終端線路115A〜115Dが配設される。
すなわち、開放線路114A及び終端線路115Aの近傍には、短絡線路112B及び給電線路113Bが配置される。同様に、開放線路114B及び終端線路115Bの近傍には、短絡線路112C及び給電線路113Cが配置される。開放線路114C及び終端線路115Cの近傍には、短絡線路112D及び給電線路113Dが配置される。開放線路114D及び終端線路115Dの近傍には、短絡線路112A及び給電線路113Aが配置される。
また、アンテナエレメント110A〜110Dは、それぞれ、主線路111A〜111Dの外側の辺111A3、111B3、111C3、111D3が、グランドプレーン150の辺150A、150B、150C、150Dと平面視で一致するように配設されている。
このようなアンテナ装置100のアンテナエレメント110A〜110Dは、PIFA(Planar Inverted F Antenna)型であり、RFID(Radio Frequency Identification)タグを読み取るために用いられる。
アンテナエレメント110A〜110Dは、相互結合が低くなる構成を有し、それぞれで、別々のRFIDタグを読み取る。
アンテナエレメント110A〜110Dの給電点113A1〜113D1には、それぞれ、90度ずつ位相の異なる読み取り信号がこの順に連続的に入力される。すなわち、給電点113B1〜113D1には、給電点113A1に入力される読み取り信号の位相(0度)に対して、それぞれ、位相が90度、180度、270度ずつ遅延した読み取り信号が入力される。ここで、読み取り信号の1周期が360度に対応する。これにより、アンテナエレメント110A〜110Dは、90度ずつ位相の異なる読み取り信号をこの順に連続的に放射する。
そして、実施の形態のアンテナ装置100は、このように位相が90度ずつ異なる4つの読み取り信号をアンテナエレメント110A〜110Dからこの順で連続的に放射することにより、円偏波の読み取り信号をZ軸正方向に放射する。
アンテナ装置100は、例えば、次のように利用することができる。RFIDタグを読み取りたい利用者が、リーダライタに接続されたアンテナ装置100を手に持ち、RFIDタグの付けられた物品等に読み取り信号を照射することによってRFIDタグのIDを読み取ることができる。
アンテナ装置100は、例えば、このような用途で利用することを想定しているため、利用者が手で持ち易いように、小型であることが望ましい。
次に、図3を用いて、アンテナ装置100の最終製品としての構成の一例について説明する。
図3は、アンテナ装置100の最終製品としての構成の一例を示す図である。
アンテナ装置100は、図1及び図2に示す構成要素に加えて、さらに、支柱130A1、130A2、130B1、130B2、130C1、130C2、130D1、130D2、基板160、及びカバー170を含む。
支柱130A1、130A2、130B1、130B2、130C1、130C2、130D1、130D2は、絶縁材料で作製されており、アンテナエレメント110A〜110Dをグランドプレーン150の上で支えるために設けられている。
支柱130A1、130A2は、アンテナエレメント110Aの端部111A2、第2線路115A2をグランドプレーン150の上で支える。同様に、支柱130B1、130B2は、アンテナエレメント110Bの端部111B2、第2線路115B2をグランドプレーン150の上で支える。支柱130C1、130C2は、アンテナエレメント110Cの端部111C2、第2線路115C2をグランドプレーン150の上で支える。支柱130D1、130D2は、アンテナエレメント110Aの端部111D2、第2線路115D2をグランドプレーン150の上で支える。
なお、短絡線路112A〜112Dは、それぞれ、キャパシタ120A〜120Dを介してグランドプレーン150の上で基板160に固定されている。
また、給電線路113A〜113Dは、給電点113A1〜113D1で基板160に固定されている。
しかしながら、例えば、端部111A1〜111D1とグランドプレーン150との間に、絶縁材料性の支柱を設けてもよい。
また、これらの支柱に加えて、あるいは、これらの支柱の代わりに、例えば、ウレタンフォームのような泡状の部材を用いて、アンテナエレメント110A〜110Dを支持してもよい。
基板160は、例えば、FR4(Flame Retardant type 4)型の基板のようなプリント基板、又は、ポリイミドのようなフレキシブル基板を用いることができる。基板160のZ軸正方向側の面(上面)には、グランドプレーン150が形成される。
また、基板160のZ軸負方向側の面(下面)には、給電点113A1〜113D1に、それぞれ、90度ずつ位相の異なる読み取り信号をこの順に連続的に入力するためのハイブリッドRF装置が設けられている。ハイブリッドRF装置については、図4を用いて後述する。
カバー170は、基板160の上で、基板160及びカバー170以外のアンテナ装置100の構成要素を覆う。カバー170は、例えば、樹脂製の直方体状の筐体であり、Z軸負方向側が開口されている。
なお、図3には、支柱130A1、130A2、130B1、130B2、130C1、130C2、130D1、130D2でアンテナエレメント110A〜110Dを支持する形態のアンテナ装置100を示した。
しかしながら、アンテナ装置100はこのような形態に限られるものではない。
例えば、支柱130A1、130A2、130B1、130B2、130C1、130C2、130D1、130D2を用いる代わりに、アンテナエレメント110A〜110Dをフレキシブルな基板に形成し、基板ごと折り曲げることによって、図3に示すようなアンテナエレメント110A〜110Dを作製してもよい。
図4は、実施の形態のアンテナ装置100の基板160の下面に設けられるハイブリッドRF装置181、182、183を示す図である。
ハイブリッドRF装置181、182、183は、それぞれ、入力端子181A、182A、183Aと、出力端子181B、181C、182B、182C、183B、183Cとを有する。
ハイブリッドRF装置181の入力端子181Aには、リーダライタから読み取り信号が入力される。ハイブリッドRF装置181は、入力端子181Aに入力される読み取り信号の位相を変換せずに出力端子181Bに出力する。また、ハイブリッドRF装置181は、入力端子181Aに入力される読み取り信号の位相を180度遅らせて出力端子181Cに出力する。
このため、ハイブリッドRF装置181の出力端子181B、181Cからは、互いに位相が180度異なる2つの読み取り信号が出力される。
ハイブリッドRF装置182の入力端子182Aには、ハイブリッドRF装置181の出力端子181Cが接続されており、リーダライタから出力される読み取り信号に対して180度位相の遅延した読み取り信号が入力される。
ハイブリッドRF装置182は、入力端子182Aに入力される読み取り信号の位相を変換せずに出力端子182Bに出力する。また、ハイブリッドRF装置182は、入力端子182Aに入力される読み取り信号の位相を90度遅らせて出力端子182Cに出力する。
このため、ハイブリッドRF装置182の出力端子182B、182Cからは、互いに位相が90度異なる2つの読み取り信号が出力される。
ハイブリッドRF装置182には、リーダライタから出力される読み取り信号に対して180度位相の遅延した読み取り信号が入力されるため、出力端子182B、182Cから出力される2つの読み取り信号は、それぞれ、リーダライタから出力される読み取り信号に対して180度、270度位相が遅延している。
ハイブリッドRF装置182の出力端子182B、182Cは、それぞれ、給電点113C1、113D1に接続される。
ハイブリッドRF装置183の入力端子183Aには、ハイブリッドRF装置181の出力端子181Bが接続されており、リーダライタから出力される読み取り信号と位相の等しい読み取り信号が入力される。
ハイブリッドRF装置183は、入力端子183Aに入力される読み取り信号の位相を変換せずに出力端子183Bに出力する。また、ハイブリッドRF装置183は、入力端子183Aに入力される読み取り信号の位相を90度遅らせて出力端子183Cに出力する。
このため、ハイブリッドRF装置183の出力端子183B、183Cからは、互いに位相が90度異なる2つの読み取り信号が出力される。
ハイブリッドRF装置183には、リーダライタから出力される読み取り信号と位相の等しい読み取り信号が入力されるため、出力端子183B、183Cから出力される2つの読み取り信号は、それぞれ、リーダライタから出力される読み取り信号に対して0度、90度位相が遅延している。
ハイブリッドRF装置183の出力端子183B、183Cは、それぞれ、給電点113A1、113B1に接続される。
以上のようなハイブリッドRF装置181、182、183を用いることにより、リーダライタから出力される読み取り信号に対して、0度、90度、180度、270度位相が遅延した読み取り信号をそれぞれ給電点113A1〜113D1に入力することができる。
実施の形態のアンテナ装置100は、このように位相が90度ずつ異なる4つの読み取り信号をアンテナエレメント110A〜110Dからこの順で連続的に放射することにより、円偏波の読み取り信号をZ軸正方向に放射する。
次に、図5を用いて、アンテナエレメント110Aの構成について詳細に説明する。
図5は、実施の形態のアンテナ装置100のアンテナエレメント110Aを示す図である。図5(A)は斜視図であり、図5(B)は、X軸正方向側から見たアンテナエレメント110Aの側面図である。なお、図5には、キャパシタ120Aとグランドプレーン150を示す。
アンテナエレメント110Aは、主線路111A、短絡線路112A、給電線路113A、開放線路114A、及び終端線路115Aを含む。
主線路111Aは、グランドプレーン150の辺150Aに沿ってY軸方向に伸延している。主線路111Aは、グランドプレーン150と平行である。すなわち、主線路111Aは、XY平面と平行である。
主線路111AのY軸負方向側の端部111A1には短絡線路112Aの端部112A2が接続され、Y軸正方向側の端部111A2には開放線路114Aの第1線路114A1が接続されている。
また、主線路111AのZ軸負方向側の面には、端部111A1と端部111A2との間において、給電線路113Aの端部113A2が接続される。端部113A2は、例えば、はんだ等で主線路111Aに接続すればよい。
主線路111AのX軸方向の幅X1は、例えば、5mmであり、短絡線路112AのX軸方向の幅と等しい。また、主線路111AのY軸方向の長さY1は、例えば、33mmである。また、主線路111Aの厚さは、例えば、0.1mmである。
短絡線路112AのZ軸負方向側の端部112A1は、キャパシタ120Aを介してグランドプレーン150に接続されており、Z軸正方向側の端部112A2は、主線路111Aの端部111A1に接続されている。
短絡線路112Aは、XZ平面と平行であるため、グランドプレーン150に対して垂直に起立している。
ここで、短絡線路112Aの端部112A1は、X軸正方向側の端においてキャパシタ120Aに接続されている。端部112A1のX軸負方向側の端にキャパシタ120Aを接続すると、インピーダンス特性が低下することが分かっている。このため、端部112A1のX軸負方向側の端よりもX軸正方向側の点において、端部112A1にキャパシタ120Aを接続することが好ましく、X軸正方向側の端においてキャパシタ120Aに接続されることが最も好ましい。端部112A1は、短絡端の一例である。
短絡線路112Aは、例えば、主線路111Aと一体的に形成することができる。短絡線路112AのX軸方向の幅X1は、例えば、5mmであり、主線路111AのX軸方向の幅と等しい。また、短絡線路112AのZ軸方向の長さZ1は、例えば、15mmである。また、短絡線路112Aの厚さは、例えば、0.1mmである。
短絡線路112Aは、交流的にグランドプレーン150に対して接続されている。
給電線路113Aは、Z軸負方向側の端部が給電点113A1になっており、Z軸正方向側の端部113A2は、主線路111AのZ軸負方向側の面に接続されている。端部113A2は、例えば、はんだ等によって主線路111Aに接続される。給電線路113は、例えば、金属製の柱状の部材であればよい。
給電点113A1には、例えば、特性インピーダンスが50Ωの同軸ケーブルの芯線を接続することによって給電を行うことができる。また、例えば、グランドプレーン150が基板160のZ軸正方向側の面(上面)の上に形成されている場合は、基板のZ軸負方向側の面(下面)に形成したストリップ線路等と、基板を貫通するスルーホールとを介して、給電点113A1に給電を行えばよい。
給電線路113AのZ軸方向の長さZ1は、短絡線路112AのZ軸方向の長さZ1と等しく、例えば、15mmである。また、給電点113A1と、短絡線路112Aの端部112A1との間のY軸方向の間隔Y2は、例えば、3.5mmである。
開放線路114Aは、第1線路114A1と第2線路114A2を有する。第1線路114A1は、主線路111Aの端部111A2からX軸正方向に伸延するように形成されている。第1線路114A1は、グランドプレーン150と平行であり、すなわち、XY平面と平行である。
第2線路114A2は、第1線路114A1のX軸正方向側の端部からZ軸負方向に伸延している。第2線路114A2のZ軸負方向側の端部には、終端線路115Aが接続される。
第1線路114A1と第2線路114A2のY軸方向の幅は互いに等しく、その幅Y3は、例えば、2mmである。第1線路114A1のX軸方向の長さX2は、例えば、2mmであり、第2線路114A2のZ軸方向の長さZ2は、例えば、12mmである。
第2線路114A2は、第1線路114A1に対して、Z軸負方向側に直角に折り曲げられている。このため、第2線路114A2は、Z軸と平行である。
終端線路115Aは、第1線路115A1と第2線路115A2を有する。第1線路115A1及び第2線路115A2は、グランドプレーン150と平行である。すなわち、第1線路115A1及び第2線路115A2は、XY平面と平行である。
第1線路115A1は、開放線路114Aの第2線路114A2のX軸負方向側の端部からX軸正方向に伸延している。第2線路115A2は、第1線路115A1のX軸正方向側の端部からY軸負方向に伸延している。第2線路115A2の先端は、開放端115A3である。
第1線路115A1のY軸方向の幅と、第2線路115A2のX軸方向の幅は、ともに、開放線路114Aの第1線路114A1と第2線路114A2の幅Y3に等しく、2mmである。
また、第1線路115A1のX軸方向の長さX3は、例えば、6mmであり、第2線路115A2のY軸方向の長さY4は、6mmである。
第1線路115A1及び第2線路115A2のZ方向における位置は、第2線路114A2のZ軸負方向側の端部の位置と等しいため、第1線路115A1及び第2線路115A2と、グランドプレーン150との間のZ軸方向の距離Z3は、3mmである。
開放線路114A及び終端線路115Aは、主線路111Aよりもグランドプレーン150の近くに配設することにより、アンテナエレメント110Aの開放端115A3側における静電容量を増大させてアンテナエレメント110Aの小型化を図るとともに、他のアンテナエレメント110B、110C、及び110Dとの相互結合を低下させるために設けられている。
キャパシタ120Aは、短絡線路112Aの端部112A1と、グランドプレーン150との間に直列に挿入される。キャパシタ120Aの静電容量は、例えば、150pFである。キャパシタ120Aは、短絡線路112Aとグランドプレーン150を交流的に接続する。
キャパシタ120Aは、必ずしも端部112A1とグランドプレーン150との間に挿入する必要はない。キャパシタ120Aを挿入しない場合は、端部112A1をグランドプレーン150に直接的に接続すればよい。
キャパシタ120Aは、アンテナエレメント110Aの共振周波数の調整、インピーダンス特性の改善、及び/又はアンテナエレメント110Aの小型化のために、端部112A1とグランドプレーン150との間に挿入される。
なお、キャパシタ120Aは、例えば、グランドプレーン150が基板の上面に形成されている場合には、基板の下面に配設されて、グランドプレーン150及び基板を貫通するスルーホールを介して、端部112A1とグランドプレーン150に接続されていてもよい。
グランドプレーン150は、例えば、X軸方向の長さX10が50mm、Y軸方向の長さY10が50mmの平面視で正方形の金属箔である。グランドプレーン150は、所謂地板であり、接地電位に保持される。グランドプレーン150は、例えば、基板の上面に形成される。
グランドプレーン150の辺150Dから短絡線路112AまでのY軸方向の距離は、例えば、5mmである。アンテナエレメント110Aは、Y軸方向において、角部151Aと151Bの間で、角部151A側にオフセットした位置に配設されている。
アンテナエレメント110Aの主線路111Aは、外側の辺111A3が、グランドプレーン150の辺150Aと平面視で一致するように配設されている。
以上のように、アンテナエレメント110Aは、主線路111A、短絡線路112A、及び給電線路113Aで構築される逆F型のアンテナエレメントの開放端である端部111A2に、開放線路114A及び終端線路115Aを追加した構成を有する。
アンテナエレメント110Aは、主線路111Aの開放端である端部112A2に、開放線路114A及び終端線路115Aを追加した逆F型のアンテナエレメントである。
なお、以上の各寸法は、一例として、アンテナ装置100の共振周波数を919MHzに設定した場合の寸法である。アンテナ装置100の共振周波数を919MHz以外の周波数に設定する場合は、所望の共振周波数に合わせて各部の寸法を最適化すればよい。
また、アンテナエレメント110Aは、例えば、金属板を主線路111A、短絡線路112A、開放線路114A、及び終端線路115Aに相当する形状に打ち抜き、あるいは、切り取り、図5(A)に示すように折り曲げた後に、給電線路113Aを主線路111Aにはんだ付けすることによって作製することができる。
アンテナエレメント110Aは、例えば、銅又はアルミニウム等の金属で作製すればよい。また、グランドプレーン150も、例えば、銅又はアルミニウム等の金属で作製すればよく、アンテナエレメント110Aと同一の金属材料で作製することが望ましい。
次に、図6を用いて、実施の形態のアンテナエレメント110Aと比較用のアンテナエレメント10とのS1,1パラメータの周波数特性について説明する。
図6は、比較用のアンテナエレメント10と、実施の形態のアンテナエレメント110Aと比較用のアンテナエレメント10とのS1,1パラメータの周波数特性を示す図である。
図6(A)に示す比較用のアンテナエレメント10は、図5(A)に示すアンテナエレメント110Aの開放線路114A及び終端線路115Aの代わりに、開放線路14を主線路111Aの端部111A2に接続した構成を有する。
開放線路14は、主線路111Aの端部111A2からX軸正方向に伸延している。開放線路14の主線路111Aの端部111A2からのX軸方向の長さX14は、例えば、31mmであり、グランドプレーン150からの高さ(Z軸方向の高さ)Z2は、例えば、15mmである。
このように、開放線路14は、グランドプレーン150に対して、主線路111Aと等しい高さに位置している。
図6(B)には、アンテナエレメント110AのS1,1パラメータの周波数特性を実線で示し、アンテナエレメント10のS1,1パラメータの周波数特性を破線で示す。
図6(B)に示すように、アンテナエレメント110Aの共振周波数(中心周波数)は約920MHzであり、S1,1パラメータの最小値は約−17dBであった。
また、アンテナエレメント10の共振周波数(中心周波数)は約950MHzであり、S1,1パラメータの最小値は約−30dBであった。
以上より、アンテナエレメント110Aは、比較用のアンテナエレメント10に比べて、共振周波数(中心周波数)を低くすることができる。これは、アンテナエレメント110Aは、比較用のアンテナエレメント10よりも小型化できることを意味する。
実際に、アンテナエレメント110Aでは、開放線路114A及び終端線路115Aの長さは、26mm(=X2+Z2+X3+X4)であり、開放線路114AのY軸方向の幅Y3を加えると、28mmである。
また、アンテナエレメント10の開放線路14の長さは31mm(X14)であり、主線路111AのX軸方向の幅(X1)を加えると36mmである。
このように、アンテナエレメント110Aの開放端側の寸法は、比較用のアンテナエレメント10の開放線路14の寸法よりも小型化できている。
また、アンテナエレメント110AのS1,1パラメータの値は、アンテナエレメント10のS1,1パラメータの値よりも高いが、最小値の約−17dBは、十分に良好な値である。
以上より、アンテナエレメント110Aでは、開放線路114A及び終端線路115Aを主線路111Aの端部111A2に接続することにより、開放端115A3側における静電容量を増大させることができ、共振周波数を低下させることによってアンテナエレメント110Aを小型化できることが分かる。
次に、図7を用いて、実施の形態1のアンテナ装置100における電界分布について説明する。
図7は、実施の形態のアンテナ装置100における電界分布を示す図である。図7に示す電界分布は、電磁界シミュレータを用いたシミュレーションによって得られたものである。
図7には、図1と同一のアンテナ装置100を示すが、アンテナエレメント110A〜110D、及びグランドプレーン150以外の符号を省略する。
また、図7には、アンテナエレメント110Aのみに給電を行った場合のアンテナ装置100における電界分布を示す。
図7では、電界分布をグレースケールで示し、電界の方向を矢印で示す。矢印が太い領域ほど、電界が強い。また、矢印が細い領域ほど、電界が弱い。なお、電界が微弱な領域では、矢印を表せず、点として表されている。
図7に示すように、アンテナエレメント110Aに給電を行うと、開放線路114A及び終端線路115Aに電界が集中しており、特に、終端線路115Aにおける電界が非常に強いことが分かる(円の内部参照)。
これは、開放線路114A及び終端線路115Aが主線路111Aよりもグランドプレーン150に近いことにより、アンテナエレメント110Aの開放端115A3側における静電容量が増大したためと考えられる。
次に、図8を用いて、実施の形態のアンテナ装置100で得られるSパラメータと、スミスチャートについて説明する。
図8は、実施の形態のアンテナ装置100のSパラメータとスミスチャートを示す図である。
図8(A)には、アンテナ装置100のSパラメータを示す。図8(A)に示すSパラメータは、4つのアンテナエレメント110A〜110Dをそれぞれ1番から4番のポートとして取り扱うことによって得たものである。
S1,1、S2,2、S3,3、S4,4パラメータを実線で示し、S1,2、S2,3、S3,4、S4,1パラメータを破線で示し、S1,3、S2,4、S3,1、S4,2パラメータを一点鎖線で示す。
実線で示すS1,1、S2,2、S3,3、S4,4パラメータは、入力電力に対する反射電力の割合を示す。また、破線で示すS1,2、S2,3、S3,4、S4,1パラメータと、一点鎖線で示すS1,3、S2,4、S3,1、S4,2パラメータとは、電力利得を示す。
図8(A)から分かるように、共振周波数である919MHzでは、S1,1、S2,2、S3,3、S4,4パラメータの値は約−20dBと非常に低く、インピーダンス整合が取れていることが分かる。
また、共振周波数である919MHzでは、S1,2、S2,3、S3,4、S4,1パラメータと、S1,3、S2,4、S3,1、S4,2パラメータとのバランスが良好であり、約−10dB程度の値が得られていることから、電力利得が高いことが分かる。
また、図8(B)に示すスミスチャートでは、インピーダンスを調整することにより、三角形で示す点1において、50Ωに調整できていることが分かる。S1,1、S2,2、S3,3、S4,4パラメータのすべてを50Ωに調整することができた。また、実施の形態では、このようにスミスチャートの特性を改善する際に、キャパシタ120A〜120Dを用いた。
次に、図9を用いて、実施の形態のアンテナ装置100の指向性について説明する。
図9は、実施の形態のアンテナ装置100の指向性を示す図である。
図9(A)は、アンテナ装置100の3D放射パターンを示し、図9(B)は、ARパターンを示す。
図9(A)に示す3D放射パターン、及び、図9(B)に示すARパターンは、グランドプレーン150の表面の中心(角部151A〜151Dの中心)をXYZ座標系の原点として得たものである。
4つのアンテナエレメント110A〜110Dで90度ずつ位相が異なり、かつ、強度の等しい919MHzの読み取り信号を放射することにより、図9(A)に示すような均等な3D放射パターンが得られた。
ゲインの最大値は4.4dBであり、919MHzで3dB以上の高いゲインが得られることが分かった。
また、4つのアンテナエレメント110A〜110Dの全体での効率は、−0.69dBであり、4つのアンテナエレメント110A〜110Dの全体での放射効率は、−0.07dBであった。
また、図9(B)に示す軸比(AR:Axial Ratio)パターンでは、中心(Z軸の周辺)でゲインが低くなった。これより、4つのアンテナエレメント110A〜110Dで90度ずつ位相が異なり、かつ、強度の等しい読み取り信号を放射することにより、円偏波の読み取り信号が得られ、円偏波の中心ではゲインが低いことが確認できた。
次に、図10を用いて、実施の形態のアンテナ装置100のアンテナエレメント110A〜110Dにおける相互結合と比較用のアンテナ装置11のアンテナエレメント10A〜10Dにおける相互結合について説明する。
図10は、実施の形態のアンテナ装置100と比較用のアンテナ装置11における電流分布を示す図である。
図10(A)は、アンテナ装置100のアンテナエレメント110Aのみに給電を行った場合における電流分布を示す。
図10(A)に示すように、アンテナエレメント110Aのみに給電を行った場合には、他の3つの給電が行われていないアンテナエレメント110B、110C、110Dには殆ど電流が流れていないことが分かる。アンテナエレメント110Aのみに電流が流れている。
また、図10(B)は、アンテナ装置100のアンテナエレメント110Cのみに給電を行った場合における電流分布を示す。
図10(B)に示すように、アンテナエレメント110Cのみに給電を行った場合には、他の3つの給電が行われていないアンテナエレメント110A、110B、110Dには殆ど電流が流れていないことが分かる。
図10(A)、(B)より、アンテナ装置100のアンテナエレメント110A〜110Dは、相互結合が小さいことが分かる。
また、図10(C)は、4つのアンテナエレメント110A〜110Dの代わりに、それぞれ、4つのアンテナエレメント10A、10B、10C、10Dを用いた比較用のアンテナ装置11における電流分布を示す。図10(C)に示す電流分布は、アンテナエレメント10Aのみに給電を行った場合に得られるものである。
アンテナエレメント10A、10B、10C、10Dは、図6(A)に示すアンテナエレメント10と同一である。すなわち、比較用のアンテナ装置11は、グランドプレーン150の上に、アンテナエレメント10A、10B、10C、10Dを配置したものである。
図10(C)に示すように、アンテナエレメント10Aのみに給電を行った場合に、4つのアンテナエレメント10A、10B、10C、10Dのすべてに電流が流れていることが分かる。
これは、アンテナエレメント10A、10B、10C、10Dの相互結合が高いことが原因であると考えられる。アンテナエレメント10A、10B、10C、10Dは、それぞれ、開放線路14(図6(A)参照)を有する。そして、図10(C)に示すように、アンテナエレメント10A、10B、10C、10Dについては、1つのアンテナエレメントの主線路111Aと、隣接するアンテナエレメントの開放線路14とが平行に配列され、両者は近接している。また、主線路111Aは、アンテナエレメント10A、10B、10C、10Dのメインの電流経路になる部分である。
このため、アンテナエレメント10A、10B、10C、10Dのうちの隣り合う2つのアンテナエレメント同士の結合が強くなり、アンテナエレメント10Aのみに給電を行った場合に、他の3つのアンテナエレメント10B、10C、10Dにも電流が流れるものと考えられる。
これに対して、実施の形態のアンテナ装置100は、アンテナエレメント110Aの主線路111Aの開放端である端部111A2側に、開放線路114A及び終端線路115Aを設けている。開放線路114Aは、主線路111Aの端部111A2からX軸負方向に伸延しており、終端線路115Aは、開放線路114Aに接続されている。
すなわち、アンテナエレメント110Aの開放線路114Aと終端線路115Aは、アンテナエレメント10の開放線路14(図6(A)参照)に比べて、近接するアンテナエレメント110Bの主線路111Bから、より離れた位置に配設されている。
また、終端線路115Aの第2線路115A2は、アンテナエレメント110A以外のアンテナエレメント110B、110C、110Dのうち、終端線路115Aに最も近いアンテナエレメント110Bから離れる方向(Y軸負方向)に伸延している。
そして、このような構成は、アンテナエレメント110B、110C、110Dについても同様である。
以上のような構成により、実施の形態のアンテナ装置100は、アンテナエレメント110A〜110D同士の相互結合を低減している。
図11は、実施の形態のアンテナ装置100の上方における電界分布を示す図である。図11に矢印で示す電界分布は、グランドプレーン150の表面から150mm上方のXY平面に平行な面上における電界分布であり、4つのアンテナエレメント110A〜110Dが90度ずつ位相の異なる読み取り信号を放射しているときのある瞬間における電界分布を示している。
また、図11に示す電界分布中心は、グランドプレーン150の中心と一致している。
図11に示すように、Y軸正方向からX軸正方向に曲がる電界分布を形成できることが分かる。図11に示す電界分布は、ある一瞬のものであるため、Y軸正方向からX軸正方向に曲がる電界分布のみが示されているが、さらに長い時間についての電界分布は円を描くことになる。
従って、アンテナ装置100は、4つのアンテナエレメント110A〜110Dが90度ずつ位相の異なる読み取り信号をこの順に放射することにより、円偏波による読み取り信号を放射することができる。
以上、実施の形態のアンテナ装置100によれば、アンテナエレメント110Aの主線路111Aの開放端である端部111A2に、主線路111Aよりもグランドプレーン150に近い位置にある開放線路114A及び終端線路115Aを含むことにより、アンテナエレメント110Aの小型化を図ることができる。
これは、開放線路114A及び終端線路115Aによってグランドプレーン150との間の静電容量が増えるためである。また、これは、アンテナエレメント110B、110C、110Dにおいても同様である。
従って、例えば、RFIDタグを読み取りたい利用者が、リーダライタに接続されたアンテナ装置100を手に持ち、RFIDタグの付けられた物品等に読み取り信号を照射することによってRFIDタグのIDを読み取る場合に、非常に使い勝手が良い小型のアンテナ装置100を提供することができる。アンテナ装置100は、PIFA型のアンテナである。
また、アンテナエレメント110Aは、開放線路114A及び終端線路115Aを有することにより、他のアンテナエレメント110B、110C、110Dとの相互結合を小さくすることができる。特に、アンテナエレメント110Aは、開放線路114A及び終端線路115Aを有することにより、開放端115A3の近傍に配設されるアンテナエレメント110Bとの相互結合を小さくすることができる。
これは、開放線路114Aが主線路111Aからグランドプレーン150に向かって垂直に折り曲げられており、かつ、終端線路115Aが他のアンテナエレメント110B、110C、110D、特に、アンテナエレメント110Bから離れているためである。これは、アンテナエレメント110B、110C、110Dにおいても同様である。
そして、アンテナ装置100は、平面視で90度の角度をなす主線路111A〜111Dをそれぞれ有する4つのアンテナエレメント110A〜110Dを含み、アンテナエレメント110A〜110Dの順に90度ずつ位相の異なる読み取り信号を放射する。
上述のように、アンテナエレメント110A〜110Dは、相互結合が小さいので、90度ずつ位相の異なる読み取り信号は、相互結合による影響が低減され、良好な状態で放射される。
このため、アンテナ装置100は、良好な円偏波で良好な軸比を有する読み取り信号を放射することができる。
このようなアンテナ装置100を利用者が手に持ち、RFIDタグの付けられた物品等に読み取り信号を照射すれば、例えば、棚に陳列された物品、又は、箱に収納された物品に取り付けられたRFIDタグのIDを読み取ることができる。
このような形態でRFIDタグのIDを読み取ることができれば、ゲート等の固着物又はリーダライタに取り付けられた従来のアンテナ装置に物品をかざす場合に比べて、非常に簡単にIDを読み取ることができる。
アンテナ装置100は、例えば、このような用途で利用することを想定しているため、利用者が手で持ち易いように、小型化を図れることは非常に有効的である。
なお、以上では、終端線路115Aが第2線路115A2を有する形態について説明したが、第2線路115A2を備えなくても、アンテナエレメント110Aの静電容量を増大することによって小型化ができる場合は、第2線路115A2を備えなくてもよい。
また、以上では、図5に示すように、主線路111Aの端部111A1に短絡線路112Aが接続され、端部111A1と端部111A2との間に給電線路113Aが接続される逆F型のアンテナエレメント110Aを用いる形態について説明した。これは、アンテナエレメント110B、110C、110Dについても同様である。
しかしながら、短絡線路112Aと給電線路113Aの位置を入れ替えてもよい。
図12は、実施の形態の変形例によるアンテナエレメント210Aを示す図である。アンテナエレメント210Aは、主線路111A、短絡線路212A、給電線路213A、開放線路114A、及び終端線路115Aを有する。
アンテナエレメント210Aは、短絡線路212Aと給電線路213Aの位置が、図5に示すアンテナエレメント110Aの短絡線路112Aと給電線路113Aの位置と入れ替わっている。
アンテナエレメント110A〜110Dの代わりに、図12に示すようなアンテナエレメント210Aを4つ用いてもよい。
短絡線路212Aの下端は、キャパシタ120Aを介してグランドプレーン150に接続され、給電線路213Aの下端には給電点213A1が設けられる。
以上、本発明の例示的な実施の形態のアンテナ装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
平面視で矩形状のグランドプレーンと、
前記グランドプレーンの一方の面の上に、平面視で前記グランドプレーンの中心に対して点対称に配設され、前記グランドプレーンに接続される短絡端と、前記短絡端とは反対側に配設される開放端とをそれぞれ有する、4つの逆Fアンテナエレメントと
を含むアンテナ装置であって、
前記4つの逆Fアンテナエレメントの各々は、
前記短絡端と前記開放端との間で前記グランドプレーンに対して第1の高さで平行に配設される主線路と、
前記主線路の一端から前記短絡端に伸延する短絡線路と、
前記主線路の中間点から前記グランドプレーンに伸延し、先端に給電点を有する給電線路と、
前記主線路の他端から前記開放端に向けて、前記第1の高さよりも低い第2の高さの位置まで伸延する開放線路と、
前記開放線路の先端から前記開放端まで伸延され、前記第2の高さで前記グランドプレーンに対して並列に配設される終端線路と
を有する、アンテナ装置。
(付記2)
前記短絡端と前記グランドプレーンの間に直列に接続されるキャパシタをさらに含む、付記1記載のアンテナ装置。
(付記3)
前記主線路は、前記グランドプレーンの辺に沿って配設されており、
前記開放線路は、平面視において、前記主線路の前記グランドプレーンの中心側にある辺から伸延する、付記1又は2記載のアンテナ装置。
(付記4)
前記終端線路は、
前記開放線路の前記先端から伸延する第1伸延部と、
前記第1伸延部の先端から、隣接するアンテナエレメントから遠ざかる方向に、前記開放端まで伸延する第2伸延部と
を有する、付記1乃至3のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記5)
前記4つの逆Fアンテナエレメントは、それぞれ、前記短絡端が前記グランドプレーンの角部の近傍に位置するように配設される、付記1乃至4のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記6)
前記4つの逆Fアンテナエレメントの4つの前記給電点に接続され、平面視で時計回り又は反時計回りの順番に、前記4つの給電点にそれぞれ90度ずつ位相の異なる読み取り信号を入力する回路をさらに含む、付記1乃至5のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記7)
前記グランドプレーンが一方の面に形成される基板をさらに含む、付記1乃至6のいずれか一項記載のアンテナ装置。
(付記8)
前記グランドプレーン又は前記基板に対して、前記4つの逆Fアンテナエレメントを支持する支持部材をさらに含む、付記7記載のアンテナ装置。
(付記9)
前記グランドプレーン又は前記基板の上で、前記4つの逆Fアンテナエレメントを覆うカバーをさらに含む、付記7又は8記載のアンテナ装置。
(付記10)
平面視で矩形状のグランドプレーンと、
前記グランドプレーンの一方の面の上に、平面視で前記グランドプレーンの中心に対して点対称に配設され、一端側の給電点と、前記給電点とは反対側に配設される開放端とをそれぞれ有する、4つの逆Fアンテナエレメントと
を含むアンテナ装置であって、
前記4つの逆Fアンテナエレメントの各々は、
前記給電点と前記開放端との間で前記グランドプレーンに対して第1の高さで平行に配設される主線路と、
前記主線路の一端から前記給電点に伸延する給電線路と、
前記主線路の中間点から前記グランドプレーンに伸延し、先端が前記グランドプレーンに接続される短絡線路と、
前記主線路の他端から前記開放端に向けて、前記第1の高さよりも低い第2の高さの位置まで伸延する開放線路と、
前記開放線路の先端から前記開放端まで伸延され、前記第2の高さで前記グランドプレーンに対して並列に配設される終端線路と
を有する、アンテナ装置。
100 アンテナ装置
110A、110B、110C、110D アンテナエレメント
111A〜111D 主線路
112A〜112D 短絡線路
113A〜113D 給電線路
114A〜114D 開放線路
115A〜115D 終端線路
120A〜120D キャパシタ
150 グランドプレーン
181、182、183 ハイブリッドRF装置

Claims (6)

  1. 平面視で矩形状のグランドプレーンと、
    前記グランドプレーンの上に、平面視で前記グランドプレーンの中心に対して点対称に配設され、前記グランドプレーンに接続される短絡端と、前記短絡端とは反対側に配設される開放端とをそれぞれ有する、4つの逆Fアンテナエレメントと
    を含むアンテナ装置であって、
    前記4つの逆Fアンテナエレメントの各々は、
    前記グランドプレーンに対して第1の高さで平行に配設される主線路と、
    前記主線路の一端から前記グランドプレーンに伸延する短絡線路であって、前記グランドプレーンに接続されるとともに前記短絡端を構築する第1終端部を有する短絡線路と、
    前記主線路の中間点から前記グランドプレーンに向かって伸延する給電線路であって、給電点を構築する第2終端部を有する給電線路と、
    前記主線路の他端から前記グランドプレーンに向けて、前記第1の高さよりも低い第2の高さの位置まで伸延する開放線路であって、前記第2の高さに配置される第3終端部を有する開放線路と、
    前記開放線路の前記第3終端部から前記開放端を構築する第4終端部まで伸延され、前記第2の高さで前記グランドプレーンに対して並列に配設される終端線路と
    を有し、
    前記終端線路は、
    前記開放線路の前記第3終端部から伸延し、第5終端部を有する第1伸延部と、
    前記第1伸延部の前記第5終端部から前記短絡線路に向かって、前記主線路に沿って前記開放端を構築する前記第4終端部まで伸延する第2伸延部と
    を有する、アンテナ装置。
  2. 前記短絡端と前記グランドプレーンの間に直列に接続されるキャパシタをさらに含む、請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記主線路は、前記グランドプレーンの辺に沿って配設されており、
    前記開放線路は、平面視において、前記主線路の前記グランドプレーンの中心側にある辺から伸延する、請求項1又は2記載のアンテナ装置。
  4. 前記4つの逆Fアンテナエレメントは、それぞれ、前記短絡端が前記グランドプレーンの角部の近傍に位置するように配設される、請求項1乃至のいずれか一項記載のアンテナ装置。
  5. 前記4つの逆Fアンテナエレメントの4つの前記給電点に接続され、平面視で時計回り又は反時計回りの順番に、前記4つの給電点にそれぞれ90度ずつ位相の異なる読み取り信号を連続的に入力する回路をさらに含む、請求項1乃至のいずれか一項記載のアンテナ装置。
  6. 平面視で矩形状のグランドプレーンと、
    前記グランドプレーンの上に、平面視で前記グランドプレーンの中心に対して点対称に配設され、一端側の給電点と、前記給電点とは反対側に配設される開放端とをそれぞれ有する、4つの逆Fアンテナエレメントと
    を含むアンテナ装置であって、
    前記4つの逆Fアンテナエレメントの各々は、
    前記グランドプレーンに対して第1の高さで平行に配設される主線路と、
    前記主線路の一端から前記給電点に向かって伸延する給電線路であって、給電点を構築する第1終端部を有する給電線路と、
    前記主線路の中間点から前記グランドプレーンに伸延する短絡線路であって、前記グランドプレーンに接続される短絡端を構築する第2終端部を有する短絡線路と、
    前記主線路の他端から前記グランドプレーンに向けて、前記第1の高さよりも低い第2の高さに位置する第3終端部まで伸延する開放線路と、
    前記開放線路の前記第3終端部から前記開放端を構築する第4終端部まで伸延、前記第2の高さで前記グランドプレーンに対して並列に配設される終端線路と
    を有
    前記終端線路は、
    第5終端部を有し、前記開放線路の前記第3終端部から前記第5終端部まで伸延する第1伸延部と、
    前記第1伸延部の前記第5終端部から前記短絡線路に向かう方向に前記主線路に沿って前記開放端を構築する前記第4終端部まで伸延する第2伸延部と
    を有する、アンテナ装置。
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