JP6167597B2 - 配置設計を支援する情報処理装置、ストレージシステム、配置設計支援方法、及びそのためのプログラム - Google Patents

配置設計を支援する情報処理装置、ストレージシステム、配置設計支援方法、及びそのためのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、機器の配置設計技術に関し、特に省電力を考慮した配置設計技術に関する。
多くのディスクから構成されるストレージシステム及びその様々な関連技術が知られている。
例えば、特許文献1は、ストレージシステムにおける階層式ストレージプール管理及び制御の技術を開示する。
近年、データセンター等の用途のため、ストレージのエンクロージャにおいて、体積あたりの記憶容量、つまり、搭載可能な物理ディスク数の増加(エンクロージャの高密度化)に対する要求がある。しかし、高密度化されたエンクロージャにおいては、物理ディスクがより一層密集して稼動するため、それらの物理ディスクが高温になりやすい。こうした場合、それらの物理ディスクを正常に稼動させるためには、エンクロージャに搭載されたファンの回転数を上げて、冷却効果を上げる方法が考えられる。しかし、ファンの回転数を上げると、その分消費電力が増加するという問題がある。
この問題に対して、MAID(Massive Array of Idle Disks、またはMassive Array of Inactive Disks)と呼ばれる、アクセス待機時にある物理ディスクを停止させ、アクセスが必要になったときにのみ稼働させる技術がある。MAID技術を用いたディスクプールを構成した場合、高温となっている物理ディスクを停止或いは回転数を下げることで、エンクロージャ内の温度上昇を効率的に抑制する方法が考えられる。ここで、ディスクプールとは、1台または複数台の仮想ディスクを作成できる物理ディスクの集合である。例えば、特許文献2は、上述のようなディスクアレイ装置を開示する。
また、特許文献3は、省電力化機能を適用するストレージシステムを開示する。特許文献3のストレージシステムは、論理ディスクに対する仕様停止指示に基づいて、省電力機能を有するディスクプールに、その論理ディスクを再配置する手段を有する。
特開2012−043407号公報 特開2010−152505号公報 特開2008−242971号公報
しかしながら、上述した先行技術文献に記載された技術においては、物理ディスクを冷却するためのファンの回転数を抑えることによる省電力化のために、最適な物理ディスクの配置情報を得ることができないという問題点がある。
その理由は、上述した先行技術文献に記載された技術においては、物理ディスクを停止或いは回転数を下げられた物理ディスクと、その物理ディスクを冷却するファンとの対応についての考慮が不十分だからである。
例えば、冗長性を持つRAID(Redundant Arrays of Inexpensive DisksまたはRedundant Arrays of Independent Disks)のディスクプールを構成している物理ディスクのうちの1台を停止して省電力化を行う。この時、ファンの回転数が、冷却対象の物理ディスクの中で最も高温の物理ディスクに合わせて決定される場合、冷却対象の物理ディスクの内の1台を停止しても、残りの物理ディスクが高温であるため、ファンの回転数は下がらないケースが想定される。即ち、このようなストレージシステムでは、物理ディスクの配置によっては、ファンの回転数の効率的な抑制ができず、省電力効果を十分に得られない場合がある。
本発明の目的は、上述した問題点を解決する配置設計を支援する情報処理装置、ストレージシステム、配置設計支援方法、及びそのためのプログラムを提供することにある。
本発明の配置設計支援装置は、複数の物理ディスクに対応する、前記物理ディスクのグループを示す、第1のプール識別子と、前記第1のプール識別子に対応する前記第1の物理ディスクに関する情報とを含むプール更新情報と、物理ディスクを搭載する搭載領域を特定する搭載領域識別子と複数の前記搭載領域のそれぞれに対応する冷却手段を特定する冷却手段識別子と前記搭載領域への物理ディスクの搭載状態を示す搭載状態情報と複数の前記搭載領域に搭載された物理ディスクに対応する第2のプール識別子との対応を示すストレージ情報とに基づいて、前記物理ディスクのいずれかを省電力モードとした場合に、前記冷却手段の消費電力を低減できるような、前記第1のプール識別子に対応する物理ディスクのそれぞれと前記搭載領域識別子のそれぞれとの関係を示す搭載情報を出力する搭載領域選定手段を含む。
本発明のストレージシステムは、装置複数の物理ディスクに対応する、前記物理ディスクのグループを示す、第1のプール識別子と、前記第1のプール識別子に対応する前記第1の物理ディスクに関する情報とを含むプール更新情報と、物理ディスクを搭載する搭載領域を特定する搭載領域識別子と複数の前記搭載領域のそれぞれに対応する冷却手段を特定する冷却手段識別子と前記搭載領域への物理ディスクの搭載状態を示す搭載状態情報と複数の前記搭載領域に搭載された物理ディスクに対応する第2のプール識別子との対応を示すストレージ情報とに基づいて、前記物理ディスクのいずれかを省電力モードとした場合に、前記冷却手段の消費電力を低減できるような、前記第1のプール識別子に対応する物理ディスクのそれぞれと前記搭載領域識別子のそれぞれとの関係を示す搭載情報を出力する搭載領域選定手段と、前記ストレージ情報を生成し、前記搭載領域選定手段に送信する手段と、を含む。
本発明の配置設計支援方法は、複数の物理ディスクに対応する、前記物理ディスクのグループを示す、第1のプール識別子と、前記第1のプール識別子に対応する前記第1の物理ディスクに関する情報とを含むプール更新情報と、物理ディスクを搭載する搭載領域を特定する搭載領域識別子と複数の前記搭載領域のそれぞれに対応する冷却手段を特定する冷却手段識別子と前記搭載領域への物理ディスクの搭載状態を示す搭載状態情報と複数の前記搭載領域に搭載された物理ディスクに対応する第2のプール識別子との対応を示すストレージ情報とに基づいて、前記物理ディスクのいずれかを省電力モードとした場合に、前記冷却手段の消費電力を低減できるような、前記第1のプール識別子に対応する物理ディスクのそれぞれと前記搭載領域識別子のそれぞれとの関係を示す搭載情報を出力する。
本発明のプログラムは、複数の物理ディスクに対応する、前記物理ディスクのグループを示す、第1のプール識別子と、前記第1のプール識別子に対応する前記第1の物理ディスクに関する情報とを含むプール更新情報と、物理ディスクを搭載する搭載領域を特定する搭載領域識別子と複数の前記搭載領域のそれぞれに対応する冷却手段を特定する冷却手段識別子と前記搭載領域への物理ディスクの搭載状態を示す搭載状態情報と複数の前記搭載領域に搭載された物理ディスクに対応する第2のプール識別子との対応を示すストレージ情報とに基づいて、前記物理ディスクのいずれかを省電力モードとした場合に、前記冷却手段の消費電力を低減できるような、前記第1のプール識別子に対応する物理ディスクのそれぞれと前記搭載領域識別子のそれぞれとの関係を示す搭載情報を出力する処理をコンピュータに実行させる。
本発明は、物理ディスクを冷却するためのファンの回転数を抑えることによる、省電力化に最適な物理ディスクの配置情報を得ることが可能になるという効果がある。
図1は、第1の実施形態に係る配置設計支援装置の構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態における更新指示情報の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態におけるストレージ情報テーブルの一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態における搭載情報の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る配置設計支援装置を実現するコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 図6は、第1の実施形態における配置設計支援装置を含むストレージシステムの構成を示すブロック図である。 図7は、第1の実施形態における物理ディスク群の構造の一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態における配置設計支援装置の動作を示すフローチャートである。 図9は、第1の実施形態における配置設計支援装置の動作を示すフローチャートである。 図10は、第2の実施形態における配置設計支援装置を含むストレージシステムの構成を示すブロック図である。 図11は、第2の実施形態におけるプール更新情報の一例を示す図である。 図12は、第2の実施形態における搭載情報の一例を示す図である。 図13は、第2の実施形態におけるMAID制御情報テーブルの一例を示す図である。 図14は、第2の実施形態におけるファン情報テーブルの一例を示す図である。 図15は、第2の実施形態におけるプール情報テーブルの一例を示す図である。 図16は、第2の実施形態における物理ディスク情報テーブルの一例を示す図である。 図17は、第2の実施形態におけるスロット情報テーブルの一例を示す図である。 図18は、第2の実施形態における更新指示入力部の動作を示すフローチャートである。 図19は、第2の実施形態におけるスロット選定部の動作を示すフローチャートである。 図20は、第2の実施形態におけるスロット選定部の動作を示すフローチャートである。 図21は、第2の実施形態におけるスロット選定部の動作を示すフローチャートである。 図22は、第2の実施形態における搭載情報出力部の動作を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。尚、各図面及び明細書記載の各実施形態において、同様の構成要素には同様の符号を付与し、適宜説明を省略する。
以下の説明において、ファン(A)302、ファン(B)302、ファン(C)302、ファン(D)302、ファン(E)302及びファン(F)302は、ファン302と総称する場合がある。また、スロット(A1)〜(A8)243、スロット(B1)〜(B8)243、スロット(C1)〜(C8)243、スロット(D1)〜(D8)243、スロット(E1)〜(E8)243及びスロット(F1)〜(F8)243は、スロット243と総称する場合がある。
<<<第1の実施形態>>>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る配置設計支援装置100の構成を示すブロック図である。
図1を示すように、本実施形態に係る配置設計支援装置100は、スロット選定部(搭載領域選定手段とも呼ばれる)120を含む。尚、図1に示す構成要素は、ハードウェア単位の構成要素でも、コンピュータ装置の機能単位に分割した構成要素でもよい。ここでは、図1に示す構成要素は、コンピュータ装置の機能単位に分割した構成要素として説明する。
===スロット選定部120===
スロット選定部120は、プール更新情報510とストレージ情報とに基づいて、物理ディスクのそれぞれと搭載領域識別子のそれぞれとの関係を示す搭載情報を出力する。搭載情報520によって示される関係は、物理ディスクのいずれかを省電力モードとした場合に、ファン(冷却手段とも呼ばれる)の回転数を低減できるようにするための関係である。尚、「ファンの回転数を低減できる」は、「冷却手段の消費電力を低減できる」とも表現される。
ここで、そのファンは、その物理ディスクを冷却するためのファンである。その搭載領域識別子は、物理ディスクを搭載する搭載領域を特定する識別子である。
例えば、スロット選定部120は、プール更新情報510と、ストレージ情報テーブルとに基づいて、次のように上述の関係を順次決定する。すなわち、スロット選定部120は、第1の条件を満足することを最も優先し、第2の条件を満足することを次に優先し、最後に第3の条件を満足するように、プール更新情報510に含まれる物理ディスク識別子のそれぞれとストレージ情報テーブルのスロット識別子(搭載領域識別子とも呼ばれる)のそれぞれとの関係を順次決定する。第1〜3の条件の詳細は、後述する。換言すると、スロット選定部120は、上述の条件を満足するように、物理ディスク識別子で特定される物理ディスクを搭載するスロットの、スロット識別子を決定する。ここで、「物理ディスク識別子のそれぞれとストレージ情報テーブルのスロット識別子のそれぞれとの関係」は、即ち「物理ディスク識別子のそれぞれで特定される物理ディスクのそれぞれと、物理ディスクを搭載するスロットのそれぞれとの関係」である。
次に、スロット選定部120は、その決定した関係を示す搭載情報520を生成する。次に、スロット選定部120は、その生成した搭載情報520を出力する。
図2は、プール更新情報510の一例を示す図である。図2に示すように、プール更新情報510は、物理ディスクを特定する物理ディスク識別子512と複数の物理ディスク識別子512をグループとして特定するプール識別子511(第1のプール識別子)とを含む。ここで、「プール識別子511に対応する物理ディスク識別子512」は、「プール識別子511(第1のプール識別子)に対応する物理ディスクに関する情報」とも呼ばれる。
プール更新情報510は、例えば、利用者(作業者或いは作業者への指示者など)がストレージ201に構築しようとしているディスクプールの情報である。ここで、ディスクプールは、1台または複数台の仮想ディスク(例えば、RAID)を作成できる物理ディスクの集合である。
図3は、ストレージ情報テーブル530の一例を示す図である。
図3に示すストレージ情報テーブル530は、互いに関連するファン識別子503、スロット識別子504、物理ディスク識別子502及びプール識別子501(第2のプール識別子)をストレージ情報レコード539として含む。スロット識別子504は、物理ディスクを搭載するスロット(搭載領域とも呼ばれる)を特定する識別子である。ファン識別子503は、そのスロットに搭載された物理ディスクを冷却するためのファンを特定する識別子である。物理ディスク識別子502は、その物理ディスクを特定する識別子である。プール識別子501は、複数のその物理ディスクを含むグループを特定する識別子である。
ここで、物理ディスク識別子502が「0」のストレージ情報レコード539は、対応するスロット識別子504のスロットに物理ディスクが搭載されていないことを示す。また、物理ディスク識別子502が「P1」など(即ち、「0」以外)のストレージ情報レコード539は、対応するスロット識別子504のスロットに物理ディスクが搭載されていることを示す。換言すると、物理ディスク識別子502は、そのスロットへの物理ディスクの搭載状態を示す搭載状態情報である。
図4は、搭載情報520の一例を示す図である。図4に示すように、搭載情報520は、物理ディスク識別子502と対応するスロット識別子504との組を含む。搭載情報520は、例えば、物理ディスク識別子502で特定される物理ディスクを搭載する、スロット識別子504で特定されるスロットを、利用者に示す情報である。
ここで、ファンの回転数を低減できるようにするための前述の第1乃至第3の条件について説明する。
発明が解決しようとする課題において具体的な問題の例を、次のように説明した。例えば、冗長性を持つRAIDのディスクプールを構成している物理ディスクのうちの1台を停止して省電力化を行う。この時、ファンの回転数が、冷却対象の物理ディスクの中で最も高温の物理ディスクに合わせて決定される場合、冷却対象の物理ディスクの内の1台を停止しても、残りの物理ディスクが高温であるため、ファンの回転数は下がらないケースが想定される。即ち、このようなストレージシステムでは、物理ディスクの配置によっては、ファンの回転数の効率的な抑制ができず、省電力効果を十分に得られない場合がある。
この問題に対する具体的な解決策は、その冗長性を持つRAIDのディスクプールを構成している物理ディスクのそれぞれを、異なるファンで冷却するようにすることである。そうすることで、冷却対象の物理ディスクの内の1台を停止した場合、その停止した物理ディスクに対応するファンが冷却する、他のRAIDに属する物理ディスクが比較的に低温ならば、ファンの回転数を下げることができる。
前述の第1乃至第3の条件は、1つのそのRAIDのディスクプールに対応するプール識別子を、できるだけ異なるファン識別子503に分散して対応させるようにする条件である。
最優先の第1の条件は、プール識別子511(第1のプール識別子)及びプール識別子501(第2のプール識別子)のいずれかに対応するファン識別子503を、より増加させることである。換言すると、第1の条件は、プール識別子511及びプール識別子501のいずれにも対応していないファン識別子503を減らす、即ち物理ディスクを冷却していないファンを減らす、ようにするための条件である。
第2の条件は、特定のファン識別子503に対応する同一のプール識別子511(第1のプール識別子)及びプール識別子501(第2のプール識別子)を、より減少させることである。換言すると、第2の条件は、同一のプール識別子511及びプール識別子501をできるだけ異なるファン識別子に対応させるようにするための条件である。
第3の条件は、特定のファン識別子503に対応するプール識別子511(第1のプール識別子)の種類の数とプール識別子501(第2のプール識別子)の種類の数とを合計した数をより減少させることである。換言すると、第3の条件は、各ファン識別子にできるだけ均等に、プール識別子511とプール識別子501とを割り振るようにするための条件である。
次に、配置設計支援装置100のハードウェア単位の構成要素について説明する。
図5は、本実施形態における配置設計支援装置100を実現するコンピュータ700のハードウェア構成を示す図である。
図5に示すように、コンピュータ700は、CPU(Central Processing Unit)701、記憶部702、記憶装置703、入力部704、出力部705及び通信部706を含む。更に、コンピュータ700は、外部から供給される記録媒体(または記憶媒体)707を含む。記録媒体707は、情報を非一時的に記憶する不揮発性記録媒体であってもよい。
CPU701は、オペレーティングシステム(不図示)を動作させて、コンピュータ700の、全体の動作を制御する。また、CPU701は、例えば記憶装置703に装着された記録媒体707から、プログラムやデータを読み込み、読み込んだプログラムやデータを記憶部702に書き込む。ここで、そのプログラムは、例えば、後述の図8、図9及び図18〜21に示すフローチャートの動作をコンピュータ700に実行させるプログラムである。
そして、CPU701は、読み込んだプログラムに従って、また読み込んだデータに基づいて、図1に示す配置設計支援装置100(スロット選定部120)、後述の図6に示す101及び後述の図10に示す配置設計支援装置102として各種の処理を実行する。
尚、CPU701は、通信網(不図示)に接続されている外部コンピュータ(不図示)から、記憶部702にプログラムやデータをダウンロードするようにしてもよい。
記憶部702は、プログラムやデータを記憶する。例えば、記憶部702は、プール更新情報510、搭載情報520及びストレージ情報テーブル530を記憶してよい。
記憶装置703は、例えば、光ディスク、フレキシブルディスク、磁気光ディスク、外付けハードディスク及び半導体メモリであって、記録媒体707を含む。記憶装置703(記録媒体707)は、プログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶する。例えば、記憶装置703は、プール更新情報510、搭載情報520及びストレージ情報テーブル530を記憶してよい。
入力部704は、例えばマウスやキーボード、内蔵のキーボタンなどで実現され、入力操作に用いられる。入力部704は、マウスやキーボード、内蔵のキーボタンに限らず、例えばタッチパネルなどでもよい。
出力部705は、例えばディスプレイで実現され、出力を確認するために用いられる。
通信部706は、外部とのインタフェースを実現する。通信部706は、スロット選定部120の一部として含まれる。
以上説明したように、図1に示す配置設計支援装置100の機能単位のブロックは、図5に示すハードウェア構成のコンピュータ700によって実現される。但し、コンピュータ700が備える各部の実現手段は、上記に限定されない。すなわち、コンピュータ700は、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線または無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
尚、上述のプログラムのコードを記録した記録媒体707が、コンピュータ700に供給され、CPU701は、記録媒体707に格納されたプログラムのコードを読み出して実行するようにしてもよい。或いは、CPU701は、記録媒体707に格納されたプログラムのコードを、記憶部702、記憶装置703またはその両方に格納するようにしてもよい。すなわち、本実施形態は、コンピュータ700(CPU701)が実行するプログラム(ソフトウェア)を、一時的にまたは非一時的に、記憶する記録媒体707の実施形態を含む。
以上が、本実施形態における配置設計支援装置100を実現するコンピュータ700の、ハードウェア単位の各構成要素についての説明である。
図6は、本実施形態に係る配置設計支援装置100を含むストレージシステムの構成を示すブロック図である。
図6に示すようにそのストレージシステムは、管理サーバ101とストレージ201とから構成される。
===管理サーバ101===
図6に示すように、管理サーバ101は、更新指示入力部111、スロット選定部121及び搭載情報出力部131を含む。
また、更新指示入力部111、スロット選定部121及び搭載情報出力部131は、図1に示すスロット選定部120に対応する。換言すると、管理サーバ101は、配置設計支援装置100である。
尚、管理サーバ101のハードウェア構成は、例えば、図5に示すコンピュータ700と同様であってよい。
===更新指示入力部111===
更新指示入力部111は、利用者が入力したプール更新情報510を受け付けて、そのプール更新情報510をスロット選定部121へ出力する。
===スロット選定部121===
スロット選定部121は、更新指示入力部111から受け取ったプール更新情報510と、ストレージ情報テーブル530とに基づいて搭載情報520を生成し、搭載情報出力部131に出力する。前述したように、搭載情報520は、物理ディスク242のいずれかを省電力モードとした場合に、ファンの回転数を低減できるようにするための関係を示す情報であり、付帯的には物理ディスク識別子502のそれぞれとファン識別子503のそれぞれとの関係を示す。
例えば、スロット選定部121は、ストレージ情報テーブル530を図5に示す記憶部702または記憶装置703に、予め記憶する。尚、スロット選定部121は、図5に示す通信部706を介してストレージ201からストレージ情報テーブル530を取得するようにしてもよい。また、スロット選定部121は、図5に示す出力部705を介して、利用者が入力したストレージ情報テーブル530を取得するようにしてもよい。更に、スロット選定部121は、図5に示す記録媒体707に記録されたストレージ情報テーブル530を図5に示す記憶装置703を介して取得するようにしてもよい。
===搭載情報出力部131===
搭載情報出力部131は、スロット選定部121が生成した搭載情報520を、外部に出力する。例えば、搭載情報出力部131は、図5に示す出力部705を利用して、搭載情報520を利用者に提示する。また、搭載情報出力部131は、図5に示す通信部706を介してストレージ201に搭載情報520を送信するようにしてもよい。更に、搭載情報出力部131は、図5に示す記憶装置703を介して、図5に示す記録媒体707に搭載情報520を記録するようにしてもよい。
===ストレージ201===
ストレージ201は、記憶部211、制御部221及び物理ディスク群240を備える。
===物理ディスク群240===
物理ディスク群240は、複数の物理ディスク242を含む。
図7は、物理ディスク群240の構造的な構成を示す図である。複数の物理ディスク242(図7には不図示)のそれぞれは、エンクロージャ241の中に収容された複数のスロット243に搭載される。ファン302は、スロット243に搭載された物理ディスク242を冷却する。図7に示すように、ファン(A)302は、スロット(A1)243〜(A8)243に搭載された物理ディスク242を冷却する。また、ファン(B)302は、スロット(B1)243〜(B8)243を、ファン(C)302は、スロット(C1)243〜(C8)243を、ファン(D)302は、スロット(D1)243〜(D8)243を、ファン(E)302は、スロット(E1)243〜(E8)243を、及びファン(F)302は、スロット(F1)243〜(F8)243を、それぞれ冷却する。
===記憶部211===
記憶部211は、ストレージ情報テーブル530を記憶する。例えば、図3に示すストレージ情報テーブル530のファン識別子503の「A」は、図7に示すファン(A)302の識別子である。また、図3に示すスロット識別子504「A1」は、図7に示すスロット(A1)243の識別子である。
===制御部221===
制御部221は、ストレージ201全体を制御して、ストレージとしての機能を実現する。また、制御部221は、管理サーバ101からの要求に応答して、ストレージ情報テーブル530を、管理サーバ101へ送信するようにしてもよい。
次に本実施形態の動作について、図1〜図8を参照して詳細に説明する。
図8及び図9は、本実施形態における管理サーバ101の動作を示すフローチャートである。尚、上述したように管理サーバ101は配置設計支援装置100と同等である。
更新指示入力部111は、プール更新情報510を受け付けて、スロット選定部121に出力する(ステップS601)。
次に、スロット選定部121は、ストレージ201からストレージ情報テーブル530を取得する(ステップS602)。尚、スロット選定部121は、ストレージ情報テーブル530を外部から取得することに替えて、ストレージ情報テーブル530をスロット選定部121の内部の図示しない手段に、予め記憶しておくようにしてもよい。
次に、スロット選定部121は、プール更新情報510からプール識別子511を選択する(ステップS603)。例えば、スロット選定部121は、プール識別子511に対応する物理ディスク識別子512の数が多い順に、そのプール識別子511を選択する。尚上述した通り、物理ディスク識別子512の数は、それらの物理ディスク識別子512のそれぞれによって特定される物理ディスク242の数である。
次に、スロット選定部121は、その選択したプール識別子511に対応する物理ディスク識別子512を1つ取得する(ステップS604)。
次に、スロット選定部121は、ストレージ情報テーブル530から、プール識別子501が1つも対応していない(すなわち、図3のストレージ情報テーブル530においてプール識別子501が全て「0」になっている)ファン識別子503を検索する(ステップS605)。換言すると、スロット選定部121は、上述した「第1の条件」に適合するためのファン識別子503を検索する。
該当するファン識別子503を検出した場合(ステップS605でYes)、処理はステップS608へ進む。該当するファン識別子503を検出しなかった場合(ステップS605でNo)、処理はステップS606へ進む。
次に、スロット選定部121は、ストレージ情報テーブル530から、ステップS603で取得したプール識別子511と同じ値のプール識別子501を抽出し、そのプール識別子501と対応していない(関連付けがない)ファン識別子503を検索する(ステップS606)。換言すると、スロット選定部121は、上述した「第2の条件」に適合するためのファン識別子503を検索する。
該当するファン識別子503を検出した場合(ステップS606でYes)、処理はステップS608へ進む。該当するファン識別子503を検出しなかった場合(ステップS606でNo)、処理はステップS607へ進む。
次に、スロット選定部121は、ストレージ情報テーブル530を参照し、対応する(関連付けられた)プール識別子501の種類の数が最小になるファン識別子503を検出する(ステップS607)。換言すると、スロット選定部121は、上述した「第3の条件」に適合するファン識別子503を検索する。
次に、スロット選定部121は、その検出したファン識別子503に対応する、プール識別子501(物理ディスク識別子502)が「0」のストレージ情報レコード539に、ステップS603で取得したプール識別子511と物理ディスク識別子512との組を登録する(ステップS608)。
次に、スロット選定部121は、ステップS603で選択したプール識別子511に対応する全ての物理ディスク識別子512をストレージ情報レコード539に登録済みか否かを確認する(ステップS609)。
全て登録済みの場合(ステップS609でYes)、処理はステップS610へ進む。未登録の物理ディスク識別子512が残っている場合(ステップS609でNo)、処理はステップS604へ戻る。
次に、スロット選定部121は、全てのプール識別子511を選択済みか否かを確認する(ステップS610)。
全て選択済みの場合(ステップS610でYes)、処理はステップS611へ進む。未選択のプール識別子511が残っている場合(ステップS610でNo)、処理はステップS603へ戻る。
次に、スロット選定部121は、搭載情報520を生成する(ステップS611)。尚、スロット選定部121は、ステップS607において、プール識別子511と物理ディスク識別子512との組を登録されたストレージ情報レコード539を含むストレージ情報テーブル530をそのまま搭載情報520としてもよい。
次に、搭載情報出力部131は、搭載情報520を外部に出力する(ステップS612)。
上述した本実施形態における効果は、物理ディスク242を冷却するためのファン302の回転数を抑えることによる省電力化に、最適な物理ディスクの配置情報を得ることを可能にする点である。
その理由は、スロット選定部120(またはスロット選定部121)が、プール更新情報510とストレージ情報テーブル530とに基づいて、同一のディスクプールに属する物理ディスク242が異なるファン302に対応するように、物理ディスク識別子512とスロット識別子504との関係を決定して搭載情報520を生成し、出力するようにしたからである。
<<<第2の実施形態>>>
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容については説明を省略する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る配置設計支援装置102を含むストレージシステムの構成を示すブロック図である。
図10に示すようにそのストレージシステムは、配置設計支援装置102とストレージ202とから構成される。
===配置設計支援装置102==
図10に示すように、配置設計支援装置102は、更新指示入力部112、スロット選定部122及び搭載情報出力部132を含む。
尚、配置設計支援装置102は、スロット選定部122が、更新指示入力部112及び搭載情報出力部132を含むようにして、図1に示す配置設計支援装置100と同様の構成であってもよい。
また、配置設計支援装置102のハードウェア構成は、例えば、図5に示すコンピュータ700と同様であってよい。
===更新指示入力部112===
更新指示入力部112は、利用者が入力したプール更新情報810を受け付けて、そのプール更新情報810をスロット選定部122へ出力する。
図11は、プール更新情報810の一例を示す図である。図11に示すようにプール更新情報810は、プール識別子511、RAIDタイプ813、ディスク数814及び物理ディスク種別815の組を含む。
ディスク数814は、プール更新情報810において、プール識別子511で特定されるディスクプールに追加する物理ディスク242の台数を示す。物理ディスク数814は、「プール識別子511(第1のプール識別子)に対応する物理ディスクに関する情報」とも呼ばれる。ディスク数814は、プール識別子511で特定されるディスクプールを新規に構築する場合は、そのディスクプールを構成する物理ディスク242の台数を示す。また、ディスク数814は、プール識別子511で特定される既存のディスクプールに物理ディスク242を追加する場合は、その追加する物理ディスク242の台数である。
RAIDタイプ813は、RAIDのタイプ(例えば、RAID2、RAID5など)を示す。
物理ディスク種別815は、物理ディスク242の種別(例えば、SDD(Solid State Drive)、HDD(Hard Disk Drive)など)を示す。
尚、プール更新情報は、更に作業内容の情報(例えば、ディスクプール初期構築、ディスクプール拡張及びディスクプール増設など)を含んでもよい。尚、ディスクプール初期構築は、ディスクプールが全く存在しないストレージ202に、ディスクプールを構築する処理(作業)である。ディスクプール拡張は、既に存在するディスクプールに物理ディスク242を追加する処理(作業)である。ディスクプール増設は、ディスクプールが既に存在するストレージ202に、新たなディスクプールを追加する処理(作業)である。
尚、利用者が入力する情報は、構築或いは拡張対象のディスクプールについての、RAIDタイプ、必要な物理ディスク242の数及び種別であってよい。即ち、プール識別子511は、更新指示入力部112が自動発生してよい。また、これらの情報は、利用者が直接入力してもよいし、配置設計支援装置102がデバイス情報(不図示)として保持し、利用者が入力する際に選択するようにしてもよい。
===スロット選定部122===
スロット選定部122は、ストレージ202から、MAID制御情報テーブル及びエンクロージャ情報(ストレージ情報とも呼ばれる)を取得する。MAID制御情報テーブル及びエンクロージャ情報の詳細は、後述する。
例えば、スロット選定部122は、図5に示す通信部706を介してストレージ202からMAID制御情報テーブル及びエンクロージャ情報を取得する。尚、スロット選定部122は、MAID制御情報テーブル及びエンクロージャ情報を、図5に示す記憶部702または記憶装置703に予め記憶していてもよい。また、スロット選定部122は、図5に示す出力部705を介して、利用者が入力したMAID制御情報テーブル及びエンクロージャ情報を取得するようにしてもよい。更に、スロット選定部122は、図5に示す記録媒体707に記録されたエンクロージャ情報を図5に示す記憶装置703を介して取得するようにしてもよい。
次に、スロット選定部122は、プール更新情報810とMAID制御情報テーブルとに基づいて、取得したエンクロージャ情報を更新する。スロット選定部122は、物理ディスク242のいずれかを省電力モードとした場合に、ファン302の回転数を低減できるようにするための関係となる、物理ディスク識別子502のそれぞれとファン識別子503のそれぞれとの関係を持つように、エンクロージャ情報を更新する。
次に、スロット選定部122は、その更新したエンクロージャ情報を、搭載情報出力部132に出力する。
===搭載情報出力部132===
搭載情報出力部132は、スロット選定部122から受け取ったエンクロージャ情報に基づいて搭載情報820を生成し、出力する。
例えば、搭載情報出力部132は、図5に示す出力部705を利用して、搭載情報820を利用者に提示する。また、搭載情報出力部132は、図5に示す通信部706を介してストレージ202に搭載情報820を送信するようにしてもよい。更に、搭載情報出力部132は、図5に示す記憶装置703を介して、図5に示す記録媒体707に搭載情報820を記録するようにしてもよい。
図12は、搭載情報820の一例を示す図である。図12に示すように、搭載情報820は、スロット識別子504と物理ディスク種別815とプール識別子501との組を含む。
尚、搭載情報出力部132は、搭載情報として、スロット選定部122から受け取ったエンクロージャ情報を出力するようにしてもよい。或いは、搭載情報出力部132は、搭載情報820と、スロット選定部122から受け取ったエンクロージャ情報の任意の部分とを出力するようにしてもよい。
===ストレージ202==
ストレージ202は、記憶部212、制御部222及び物理ディスク群240を備える。物理ディスク群240は、図6に示す物理ディスク群240と同等である。
===記憶部212===
図10に示すように、記憶部212は、MAID制御情報テーブル840を記憶する。
また、記憶部212は、エンクロージャ情報(不図示)として、ファン情報テーブル850、プール情報テーブル860、物理ディスク情報テーブル870及びスロット情報テーブル880を記憶する。エンクロージャ情報は、ファン情報テーブル850、プール情報テーブル860、物理ディスク情報テーブル870及びスロット情報テーブル880の、或いはこれらのテーブルに格納された情報の総称である。換言すると、エンクロージャ情報は、スロット識別子504(搭載領域識別子)とファン識別子503(冷却手段識別子)と搭載状態情報とプール識別子501(第2のプール識別子)との対応を示すストレージ情報である。ここで、搭載状態情報は、物理ディスク識別子502及び物理ディスク搭載状態886のいずれかであってよい。
===MAID制御情報テーブル840===
図13は、MAID制御情報テーブル840の一例を示す図である。図13に示すように、MAID制御情報テーブル840は、MAID識別子(処理識別子とも呼ばれる)841を含む。
MAID識別子841は、ストレージ202におけるMAID制御方法を特定する識別子である。換言すると、MAID識別子841は、予め定義されたMAID制御方法のそれぞれを、配置設計支援装置102とストレージ202との間で共通に認識するための識別子である。配置設計支援装置102は、このMAID識別子841に基づいて、MAID機能による省電力化の観点で最適なディスク搭載スロット(スロット243)を求めるための、手順を変更する。
===ファン情報テーブル850===
図14は、ファン情報テーブル850の一例を示す図である。図15に示すように、ファン情報テーブル850は、複数のファン情報レコード859を含む。ファン情報レコード859は、ファン識別子503とスロット識別子504とファン回転数を含む。
ファン識別子503は、個々のファン302を特定する識別子である。スロット識別子504は、ファン識別子503で特定されるファン302の冷却対象である、スロット243のそれぞれを特定する識別子である。
ファン回転数は、ファン識別子503で特定されるファン302の回転数である。
===プール情報テーブル860==
図15は、プール情報テーブル860の一例を示す図である。図15に示すように、プール情報テーブル860は、複数のプール情報レコード869を含む。プール情報レコード869は、プール識別子501とRAIDタイプ863とディスク数864と物理ディスク識別子502とを含む。
RAIDタイプ863は、プール識別子501で特定されるディスクプール(不図示)のRAIDタイプ863を示す。ディスク数864は、プール識別子501で特定されるディスクプールを構築している物理ディスク242の数を示す。物理ディスク識別子502は、プール識別子501で特定されるディスクプールを構築している、物理ディスク242の識別子である。
===物理ディスク情報テーブル870===
図16は、物理ディスク情報テーブル870の一例を示す図である。図16に示すように、物理ディスク情報テーブル870は、複数の物理ディスク情報レコード879を含む。物理ディスク情報レコード879は、物理ディスク識別子502と物理ディスク種別875とプール識別子501と物理ディスク稼動状態と物理ディスク温度とを含む。プール識別子501は、物理ディスク識別子502で特定される物理ディスク242に対応するプール識別子501である。物理ディスク稼動状態は、物理ディスク識別子502で特定される物理ディスク242の稼働状態であり、「on」は、その物理ディスク242が稼働していることを、「off」はその物理ディスク242が稼働していないことを示す。物理ディスク温度は、物理ディスク識別子502で特定される物理ディスク242の温度である。
===スロット情報テーブル880===
図17は、スロット情報テーブル880の一例を示す図である。図17に示すように、スロット情報テーブル880は、複数のスロット情報レコード889を含む。スロット情報レコード889は、スロット識別子504と、物理ディスク搭載状態(搭載状態情報とも呼ばれる)886と物理ディスク識別子502とを含む。スロット識別子504は、スロット243のそれぞれを特定する識別子である。物理ディスク搭載状態886は、スロット識別子504で特定されるスロット243の、物理ディスク242の搭載状態を示し、「on」の場合、そのスロット243に物理ディスク242が搭載されていることを、「off」の場合、そのスロット243に物理ディスク242が搭載されていないことを示す。物理ディスク識別子502は、スロット識別子504で特定されるスロット243に搭載されている物理ディスク242の、物理ディスク識別子502である。
===制御部222===
制御部222は、ストレージ202全体を制御して、ストレージとしての機能を実現する。
また、制御部222は、管理サーバ101からの要求に応答して、MAID識別子841及びエンクロージャ情報を、管理サーバ101へ送信する。
図10に示すように、制御部222は、スロット搭載状態監視部(搭載領域状態監視手段とも呼ばれる)380、ファン制御部350、物理ディスク制御部340、物理ディスク温度監視部370及びプール構築部360を含む。
===スロット搭載状態監視部380===
スロット搭載状態監視部380は、物理ディスク群240を監視し、空きのスロット243へ新たに物理ディスク242が搭載されたことを検出する。そして、スロット搭載状態監視部380は、搭載情報820とその検出したこととに基づいて、スロット情報テーブル880の物理ディスク搭載状態886と物理ディスク識別子502とを更新する。また、スロット搭載状態監視部380は、搭載情報820とその検出したこととに基づいて、物理ディスク情報テーブル870に新たな物理ディスク情報レコード879を追加する。
例えば、スロット搭載状態監視部380は、配置設計支援装置102から搭載情報820を受け取る。また、スロット搭載状態監視部380は、図示しない入力手段を介して、利用者が入力した搭載情報820を取得するようにしてもよい。
図16に示す物理ディスク情報テーブル870は、図11に示すプール更新情報810に基づいて生成された搭載情報820に従って、利用者が物理ディスク242を追加した状態の物理ディスク情報テーブル870を示している。
図17に示すスロット情報テーブル880は、図11に示すプール更新情報810に基づいて生成された搭載情報820に従って、利用者が物理ディスク242を追加した状態のスロット情報テーブル880の一部を示している。
===ファン制御部350===
ファン制御部350は、ファン302の回転数を制御する。そして、ファン制御部350は、その制御の結果に基づいて、ファン情報テーブル850のファン回転数を更新する。
===物理ディスク制御部340===
物理ディスク制御部340は、物理ディスク242の回転を制御する。そして、物理ディスク制御部340は、その制御の結果に基づいて、物理ディスク情報テーブル870の物理ディスク稼働状態を更新する。
===物理ディスク温度監視部370===
物理ディスク温度監視部370は、物理ディスク242の温度を監視する。そして、物理ディスク温度監視部370は、その監視結果に基づいて、物理ディスク情報テーブル870物理ディスク温度を更新し、ファン制御部350へファン回転の制御を指示し、物理ディスク制御部340へ物理ディスク242の回転数の制御を指示する。
===プール構築部360===
プール構築部360は、搭載情報820と物理ディスク情報テーブル870とに基づいて、物理ディスク群240からディスクプール(不図示)を構築する。そして、プール構築部360は、その構築したディスクプールに対応するように、プール情報テーブル860を生成または更新する。
例えば、プール構築部360は、配置設計支援装置102から搭載情報820を受け取る。また、プール構築部360は、図示しない入力手段を介して、利用者が入力した搭載情報820を取得するようにしてもよい。
次に、本実施形態の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
図18〜図22は、本実施形態の動作を示すフローチャートである。尚、このフローチャートによる処理は、前述したCPU701によるプログラム制御に基づいて、実行されても良い。また、処理のステップ名については、S601のように、記号で記載する。
図18は、本実施形態における更新指示入力部112の動作を示すフローチャートである。
更新指示入力部112は、利用者が入力したプール更新情報810を受け付ける(ステップS621)。
次に、更新指示入力部112は、そのプール更新情報810をスロット選定部122へ出力する(ステップS622)。そして、処理は終了する。
図19は、本実施形態におけるスロット選定部122の動作を示すフローチャートである。
スロット選定部122は、更新指示入力部112からプール更新情報810を受け取る(ステップS631)。
次に、スロット選定部122は、ストレージ202からMAID制御情報テーブル840のMAID識別子841及びエンクロージャ情報を取得する(ステップS632)。
ここで、そのエンクロージャ情報は、ファン情報テーブル850の複製、プール情報テーブル860の複製、物理ディスク情報テーブル870の複製及びスロット情報テーブル880の複製である。即ち、以下の説明において、スロット選定部122が参照及び更新するのは、それらの複製である。但し、以下の説明では、「複製」を省略して、単にファン情報テーブル850、プール情報テーブル860、物理ディスク情報テーブル870及びスロット情報テーブル880と呼ぶ。
次に、スロット選定部122は、MAID識別子841を確認する(ステップS633)。ここでは、MAID識別子841は、「M01」であるものとする。MAID識別子841の「M01」は、冗長性を持つRAIDのディスクプールを構成している物理ディスク242のうちの1台を停止して、省電力化を行うMAID制御方法を示すものとする。
MAID識別子841が「M01」の場合(ステップS633でYES)、処理はステップS634へ進む。MAID識別子841が「M01」でない場合(ステップS633でNO)、処理は、そのMAID識別子841に対応するステップ(後述)へ進む。
次に、スロット選定部122は、プール更新情報810に含まれるプール識別子511の内、実行する処理がディスクプール拡張であるプール識別子511に対応する、合計ディスク数を算出する。(ステップS634)。スロット選定部122は、プール識別子511に対応するディスク数814とそのプール識別子511と同一の値のプール識別子501に対応するディスク数864とを加算して合計ディスク数を算出する。例えば、スロット選定部122は、プール識別子511と同一のプール識別子501を含むプール情報レコード869が存在する場合に、そのプール識別子511を「実行する処理がディスクプール拡張であるプール識別子511」であると判断する。また、スロット選定部122は、プール更新情報に作業内容が含まれる場合、その作業内容がディスクプール拡張であるプール識別子511を「実行する処理がディスクプール拡張であるプール識別子511」であると判断するようにしてもよい。
次に、スロット選定部122は、ディスク数814及びステップS633で算出した合計ディスク数に基づいて、プール更新情報810からプール識別子511を選択する(ステップS635)。例えば、スロット選定部122は、対応する合計ディスク数が存在するプール識別子511についてはその合計ディスク数及び対応する合計ディスク数が存在しないプール識別子511についてはディスク数814のそれぞれを、互いに比較する。次に、スロット選定部122は、合計ディスク数及びディスク数814が大きい順にプール識別子511を選択する。
ステップS604〜ステップS610は、図8及び図9に示すステップS604〜ステップS612と同等である。但し、図8及び図9におけるプール更新情報510、搭載情報520及びストレージ情報テーブル530のそれぞれは、図19のプール更新情報810、搭載情報820及びエンクロージャ情報に対応する。
次に、スロット選定部122は、選択したプール識別子511に基づいて、エンクロージャ情報を更新する(ステップS637)。
具体的には、スロット選定部122は、選択したプール識別子511に対応する、対応する物理ディスク搭載状態886が「0」である、スロット識別子504の物理ディスク搭載状態886を「1」に設定する。また、スロット選定部122は、物理ディスク情報テーブル870に、物理ディスク種別815を物理ディスク種別875とし、プール識別子511をプール識別子501として新たな物理ディスク情報レコード879を追加する。また、スロット選定部122は、その物理ディスク識別子502に基づいて、プール情報レコード869を追加または更新する。
次に、MAID識別子841が「M01」でない場合の、そのMAID識別子841に対応するステップについて説明する。
例えば、MAID識別子841が「M02」であるとする。MAID識別子841の「M02」は、複数のRAIDからなるディスクプールにおいて、RAID単位(サブグループとも呼ばれる)で停止して、省電力化を行うMAID制御方法を示すものとする。
この場合、プール更新情報は、プール更新情報810に更に、プール識別子511に対応する特定の複数の物理ディスク242に対応する、第1のサブグループ識別子(不図示)を含むようにしてよい。
また、プール情報テーブルは、プール情報テーブル860に更に、プール識別子501に対応する特定の複数の物理ディスク242に対応する、第2のサブグループ識別子(不図示)との対応を含むようにしてよい。
そして、スロット選定部122は、更に、特定のファン識別子503に対応する同一のその第1のサブグループ識別子及びその第2のサブグループ識別子の数を少なくするように、搭載情報820を生成してよい。以下、特定のファン識別子503に対応する同一のその第1のサブグループ識別子及びその第2のサブグループ識別子の数を少なくするようにすることを第4の条件と呼ぶ。スロット選定部122は、この第4の条件を、第2の条件の次に、かつ第3の条件より前に優先させて、搭載情報820を生成するようにしてよい。
図20及び図21は、本実施形態におけるスロット選定部122の動作の第1の変形例を示すフローチャートである。
図20及び図21に示すように、スロット選定部122は、ステップS606の次に、ステップ633を実行するようにしてよい。その場合、以下のように動作するようにしてよい。
スロット選定部122は、MAID識別子841が「M01」か否かを確認する(ステップS633)。MAID識別子841が「M01」の場合(ステップS633でYES)、処理はステップS607へ進む。MAID識別子841が「M01」でない場合(ステップS633でNO)、処理は、ステップS636に進む。
次に、スロット選定部122は、MAID識別子841が「M02」か否かを確認する(ステップS636)。
MAID識別子841が「M02」の場合(ステップS636でYES)、処理はステップS637へ進む。MAID識別子841が「M02」でない場合(ステップS636でNO)、処理は、「M01」及び「M02」のいずれでもないMAID識別子841に対応するステップ(不図示)へ進む。
次に、スロット選定部122は、エンクロージャ情報から、ステップS634で取得したプール識別子511と同じ値のプール識別子501が、対応していないファン識別子503を検索する(ステップS637)。換言すると、スロット選定部122は、上述した「第4の条件」に適合するファン識別子503を検索する。
該当するファン識別子503を検出した場合(ステップS637でYes)、処理はステップS608へ進む。該当するファン識別子503を検出しなかった場合(ステップS637でNo)、処理はステップS607へ進む。
以上が、本実施形態におけるスロット選定部122の動作の第1の変形例を示すフローチャートである。
次に、本実施形態におけるスロット選定部122の動作の第2の変形例について説明する。
スロット選定部122は、ステップ607において、更に、物理ディスク種別875が「HDD」である物理ディスク242に対応するプール識別子501の、対応する数が最も少ないファン識別子503を選択する。そのプール識別子501の対応する数が同数であるファン識別子503が複数ある場合は、スロット選定部122は、物理ディスク種別875が「SSD」である物理ディスク242に対応するプール識別子501の、対応する数が最も少ないファン識別子503を選択する。
次に、本実施形態におけるスロット選定部122の動作の第3の変形例について説明する。
スロット選定部122は、ステップS634において、更に、物理ディスク種別815が「HDD」であるプール識別子511を優先して選択するようにしてよい。例えば、スロット選定部122は、物理ディスク種別815が「HDD」であるプール識別子511を全て選択した後に、物理ディスク種別815が「SDD」であるプール識別子511を選択するようにしてよい。
図22は、本実施形態における搭載情報出力部132の動作を示すフローチャートである。
搭載情報出力部132は、スロット選定部122から、更新されたエンクロージャ情報を受け取る(ステップS651)。
次に、搭載情報出力部132は、受け取ったディスクロージャ情報に基づいて、搭載情報820を生成し、出力する(ステップS652)。そして、処理は終了する。
以上が、本実施形態の動作の説明である。
利用者は、配置設計支援装置102の搭載情報出力部132が出力した搭載情報820に基づいて、スロット識別子504で特定されるスロット243に、物理ディスク種別815で指定された種別の物理ディスク242を搭載する。尚、利用者は、物理ディスク242を搭載する際、その物理ディスク242に対応するプール識別子501を、図示しない手段によりストレージ202へ入力するようにしてよい。
上述した本実施形態における第1の効果は、第1の実施形態の効果に加えて、ディスクプールに対する様々な省電力化方法に対応して、ファン302の回転数を抑えることによる省電力化に、最適な物理ディスク242の配置情報を得ることを可能にする点である。
その理由は、スロット選定部122が、MAID識別子841に基づいて、ファン識別子503の検出方法を変更するようにしたからである。
上述した本実施形態における第2の効果は、既存のディスクプールへ物理ディスク242を追加した場合も、物理ディスク242を冷却するためのファン302の回転数を抑えることによる省電力化に、最適な物理ディスク242の配置情報を得ることを可能にする点である。
その理由は、スロット選定部122が、実行する処理がディスクプール拡張であるプール識別子511に対応する合計ディスク数とディスク数814とに基づいて、プール更新情報810からプール識別子511を選択するようにしたからである。
以上の各実施形態で説明した各構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はない。例えば、各構成要素は、複数の構成要素が1個のモジュールとして実現されてよい。また、各構成要素は、1つの構成要素が複数のモジュールで実現されてもよい。また、各構成要素は、ある構成要素が他の構成要素の一部であるような構成であってよい。また、各構成要素は、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複するような構成であってもよい。
以上説明した各実施形態における各構成要素及び各構成要素を実現するモジュールは、必要に応じ、可能であれば、ハードウェア的に実現されてよい。また、各構成要素及び各構成要素を実現するモジュールは、コンピュータ及びプログラムで実現されてよい。また、各構成要素及び各構成要素を実現するモジュールは、ハードウェア的なモジュールとコンピュータ及びプログラムとの混在により実現されてもよい。
そのプログラムは、例えば、磁気ディスクや半導体メモリなど、不揮発性のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られる。この読み取られたプログラムは、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータを前述した各実施形態における構成要素として機能させる。
また、以上説明した各実施形態では、複数の動作をフローチャートの形式で順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の動作を実行する順番を限定するものではない。このため、各実施形態を実施するときには、その複数の動作の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
更に、以上説明した各実施形態では、複数の動作は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。例えば、ある動作の実行中に他の動作が発生したり、ある動作と他の動作との実行タイミングが部分的に乃至全部において重複していたりしていてもよい。
更に、以上説明した各実施形態では、ある動作が他の動作の契機になるように記載しているが、その記載はある動作と他の動作との全ての関係を限定するものではない。このため、各実施形態を実施するときには、その複数の動作の関係は内容的に支障のない範囲で変更することができる。また各構成要素の各動作の具体的な記載は、各構成要素の各動作を限定するものではない。このため、各構成要素の具体的な各動作は、各実施形態を実施する上で機能的、性能的、その他の特性に対して支障をきたさない範囲内で変更されて良い。
以上、各実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しえる様々な変更をすることができる。
本発明は、冷却手段(例えば、ファン)によって冷却される、省電力可能な、複数の機器(例えば、物理ディスク)を格納筐体(エンクロージャ)へ格納するような装置やシステム(例えば、ストレージシステム)に適用できる。
100 配置設計支援装置
101 管理サーバ
102 配置設計支援装置
111 更新指示入力部
112 更新指示入力部
120 スロット選定部
121 スロット選定部
122 スロット選定部
131 搭載情報出力部
132 搭載情報出力部
201 ストレージ
202 ストレージ
211 記憶部
212 記憶部
221 制御部
222 制御部
240 物理ディスク群
241 エンクロージャ
242 物理ディスク
243 スロット
302 ファン
340 物理ディスク制御部
350 ファン制御部
360 プール構築部
370 物理ディスク温度監視部
380 スロット搭載状態監視部
501 プール識別子
502 物理ディスク識別子
503 ファン識別子
504 スロット識別子
510 プール更新情報
511 プール識別子
512 物理ディスク識別子
520 搭載情報
530 ストレージ情報テーブル
539 ストレージ情報レコード
700 コンピュータ
701 CPU
702 記憶部
703 記憶装置
704 入力部
705 出力部
706 通信部
707 記録媒体
810 プール更新情報
813 RAIDタイプ
814 ディスク数
815 物理ディスク種別
820 搭載情報
840 MAID制御情報テーブル
841 MAID識別子
850 ファン情報テーブル
859 ファン情報レコード
860 プール情報テーブル
863 RAIDタイプ
864 ディスク数
869 プール情報レコード
870 物理ディスク情報テーブル
875 物理ディスク種別
879 物理ディスク情報レコード
880 スロット情報テーブル
886 物理ディスク搭載状態
889 スロット情報レコード

Claims (8)

  1. 複数の物理ディスクに対応する、前記物理ディスクのグループを示す、第1のプール識別子と、前記第1のプール識別子に対応する物理ディスクに関する情報とを含むプール更新情報と、物理ディスクを搭載する搭載領域を特定する搭載領域識別子と複数の前記搭載領域のそれぞれに対応する冷却手段を特定する冷却手段識別子と前記搭載領域への物理ディスクの搭載状態を示す搭載状態情報と複数の前記搭載領域に搭載された物理ディスクに対応する第2のプール識別子との対応を示すストレージ情報とに基づいて、前記物理ディスクのいずれかを省電力モードとした場合に、前記第1のプール識別子及び前記第2のプール識別子のいずれかに対応している前記冷却手段識別子をより増加させることを最も優先し、特定の前記冷却手段識別子に対応する同一の前記第1のプール識別子及び前記第2のプール識別子の数をより減少させることを次に優先し、特定の前記冷却手段識別子に対応する前記第1のプール識別子と前記第2のプール識別子とを合計した数をより減少させることを最後に優先し、前記第1のプール識別子に対応する物理ディスクのそれぞれと前記搭載領域識別子のそれぞれとの関係を示す搭載情報を出力する搭載領域選定手段を含む、
    配置設計支援装置。
  2. 前記搭載領域選定手段は、特定の前記第1のプール識別子に対応する前記第1のプール識別子に対応する物理ディスクの数が多い順に、前記第1のプール識別子に対応する物理ディスクのそれぞれと前記搭載領域識別子のそれぞれとの関係を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の配置設計支援装置。
  3. 前記搭載領域選定手段は、特定の前記第1のプール識別子と前記第2のプール識別子とが一致する場合、前記特定の第1のプール識別子に対応する物理ディスクの数と前記一致する第2のプール識別子に対応する物理ディスクの数とを加算した数が多い順に、前記第1のプール識別子に対応する物理ディスクのそれぞれと前記搭載領域識別子のそれぞれとの関係との関係を決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の配置設計支援装置。
  4. 前記搭載領域への物理ディスクの搭載状態情報を収集し、前記ストレージ情報に反映する搭載領域状態監視手段を更に含む
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の配置設計支援装置。
  5. 前記プール更新情報は、更に前記第1のプール識別子に対応する特定の複数の物理ディスクに対応する第1のサブグループ識別子を含み、
    前記ストレージ情報は、前記搭載領域識別子と前記冷却手段識別子と前記搭載状態情報と前記第2のプール識別子と、更に前記第2のプール識別子に対応する特定の複数の物理ディスクに対応する、第2のサブグループ識別子との対応を示し、
    前記搭載領域選定手段は、更に、特定の前記冷却手段識別子に対応する同一の前記第1のサブグループ識別子及び前記第2のサブグループ識別子の数を少なくすることを、特定の前記冷却手段識別子に対応する同一の前記第1のプール識別子及び前記第2のプール識別子の数をより減少させることの次に、かつ、特定の前記冷却手段識別子に対応する前記第1のプール識別子前記第2のプール識別子とを合計した数をより減少させることより前に優先して、前記搭載情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の配置設計支援装置。



  6. 複数の物理ディスクに対応する、前記物理ディスクのグループを示す、第1のプール識別子と、前記第1のプール識別子に対応する物理ディスクに関する情報とを含むプール更新情報と、物理ディスクを搭載する搭載領域を特定する搭載領域識別子と複数の前記搭載領域のそれぞれに対応する冷却手段を特定する冷却手段識別子と前記搭載領域への物理ディスクの搭載状態を示す搭載状態情報と複数の前記搭載領域に搭載された物理ディスクに対応する第2のプール識別子との対応を示すストレージ情報とに基づいて、前記物理ディスクのいずれかを省電力モードとした場合に、前記第1のプール識別子及び前記第2のプール識別子のいずれかに対応している前記冷却手段識別子をより増加させることを最も優先し、特定の前記冷却手段識別子に対応する同一の前記第1のプール識別子及び前記第2のプール識別子の数をより減少させることを次に優先し、特定の前記冷却手段識別子に対応する前記第1のプール識別子と前記第2のプール識別子とを合計した数をより減少させることを最後に優先し、前記第1のプール識別子に対応する物理ディスクのそれぞれと前記搭載領域識別子のそれぞれとの関係を示す搭載情報を出力する搭載領域選定手段と、
    前記ストレージ情報を生成し、前記搭載領域選定手段に送信する手段と、を含む、
    ストレージシステム。
  7. 複数の物理ディスクに対応する、前記物理ディスクのグループを示す、第1のプール識別子と、前記第1のプール識別子に対応する物理ディスクに関する情報とを含むプール更新情報と、物理ディスクを搭載する搭載領域を特定する搭載領域識別子と複数の前記搭載領域のそれぞれに対応する冷却手段を特定する冷却手段識別子と前記搭載領域への物理ディスクの搭載状態を示す搭載状態情報と複数の前記搭載領域に搭載された物理ディスクに対応する第2のプール識別子との対応を示すストレージ情報とに基づいて、前記第1のプール識別子及び前記第2のプール識別子のいずれかに対応している前記冷却手段識別子をより増加させることを最も優先し、特定の前記冷却手段識別子に対応する同一の前記第1のプール識別子及び前記第2のプール識別子の数をより減少させることを次に優先し、特定の前記冷却手段識別子に対応する前記第1のプール識別子と前記第2のプール識別子とを合計した数をより減少させることを最後に優先し、前記第1のプール識別子に対応する物理ディスクのそれぞれと前記搭載領域識別子のそれぞれとの関係を示す搭載情報を出力する
    配置設計支援方法。
  8. 複数の物理ディスクに対応する、前記物理ディスクのグループを示す、第1のプール識別子と、前記第1のプール識別子に対応する物理ディスクに関する情報とを含むプール更新情報と、物理ディスクを搭載する搭載領域を特定する搭載領域識別子と複数の前記搭載領域のそれぞれに対応する冷却手段を特定する冷却手段識別子と前記搭載領域への物理ディスクの搭載状態を示す搭載状態情報と複数の前記搭載領域に搭載された物理ディスクに対応する第2のプール識別子との対応を示すストレージ情報とに基づいて、前記物理ディスクのいずれかを省電力モードとした場合に、前記第1のプール識別子及び前記第2のプール識別子のいずれかに対応している前記冷却手段識別子をより増加させることを最も優先し、特定の前記冷却手段識別子に対応する同一の前記第1のプール識別子及び前記第2のプール識別子の数をより減少させることを次に優先し、特定の前記冷却手段識別子に対応する前記第1のプール識別子と前記第2のプール識別子とを合計した数をより減少させることを最後に優先し、前記第1のプール識別子に対応する物理ディスクのそれぞれと前記搭載領域識別子のそれぞれとの関係を示す搭載情報を出力する処理をコンピュータに実行させる
    プログラム。
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