JP6167098B2 - スプール弁及び油圧機械、並びに風力発電装置 - Google Patents
スプール弁及び油圧機械、並びに風力発電装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6167098B2 JP6167098B2 JP2014243752A JP2014243752A JP6167098B2 JP 6167098 B2 JP6167098 B2 JP 6167098B2 JP 2014243752 A JP2014243752 A JP 2014243752A JP 2014243752 A JP2014243752 A JP 2014243752A JP 6167098 B2 JP6167098 B2 JP 6167098B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spool
- pressure
- chamber
- line
- hydraulic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B53/00—Component parts, details or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B23/00 or F04B39/00 - F04B47/00
- F04B53/10—Valves; Arrangement of valves
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/70—Wind energy
- Y02E10/72—Wind turbines with rotation axis in wind direction
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Wind Motors (AREA)
- Multiple-Way Valves (AREA)
- Fluid-Driven Valves (AREA)
Description
しかしながら、スプールが高速でケーシングに衝突すると、ケーシング部品やその周辺機器又はスプール自体を破損させる可能性がある。
この点、特許文献1には、スプール弁の流路切替時、スプールのケーシングへの衝突によるスプール弁又は周辺部品の不具合を防止するための構成は何ら開示されていない。
油圧室と、高圧油ラインと、低圧油ラインと、を備える油圧機械に用いられるスプール弁であって、
前記油圧室に連通する油圧室ポート、前記高圧油ラインに連通する高圧ポート、および、前記低圧油ラインに連通する低圧ポートを有するケーシングと、
前記ケーシング内をスプール軸方向に移動することで、前記前記油圧室と前記高圧油ラインとが連通する第1状態と、前記油圧室と前記低圧油ラインとが連通する第2状態と、の間で前記油圧機械の状態を切り替えるように構成されたスプールと、
前記スプールの各々の端面と、該端面に対向する前記ケーシングのサイドプレートとの間に位置し、且つ、前記スプールがストロークエンド直前に到達したときに前記スプールを減速するように構成された一対のダンパ室と、
を備えることを特徴とする。
前記一対のダンパ室による前記スプールの減速効果を変化可能に構成されたダンパ効果調節部をさらに備える。
例えば、ダンパ室内の油の種類やスプール弁の使用温度によって油の粘度が異なることがある。その場合、常に一定のダンパ効果を得ることは難しくなる。具体的には、油温が高くなり粘度が低下すると、ダンパの効果が小さくなってスプールが十分に減速されない可能性がある。
そこで、上記(2)の構成によれば、ダンパ効果調節部によって、ダンパの効果を調整可能としたので、スプール弁の使用圧力又はダンパ室内の油の種類やスプール弁の使用環境(例えば油温)等に応じて、スプールを適切に減速させることができる。
前記ダンパ効果調節部は、前記一対のダンパ室に対応してそれぞれ設けられる一対のアキュムレータを含み、
前記アキュムレータの各々は、各ダンパ室に連通する油室と、変形可能なブラダを介して前記油室から隔てて設けられるガス室と、を有する
上記(3)の構成によれば、スプール弁の使用圧力又はダンパ室内の油の種類やスプール弁の使用環境(例えば油温)等に応じて、アキュムレータ内のガス容量を変更することで、ダンパ室内の油柱バネ強度を可変にできる。また、ダンパ効果調節部が、各ダンパ室に接続されたアキュムレータにより構成されるので、簡便な構成によってスプールの適切な減速が可能となる。
前記ダンパ効果調節部は、
前記一対のダンパ室に対応してそれぞれ設けられ、かつ、前記ダンパ室への油の流入を阻止するとともに前記ダンパ室内の圧力がクラッキング圧以上になったときに開いて前記ダンパ室からの油の流出を許容するようにそれぞれ構成された一対のチェック弁と、
前記高圧ラインから分岐して設けられ、前記一対のチェック弁の下流側に接続される高圧分岐ラインと、
前記高圧分岐ラインに設けられ、前記高圧分岐ラインにおける圧力を減圧して前記チェック弁のクラッキング圧を調節するように構成された可変型減圧弁と、
を含む。
上記(4)の構成によれば、可変型減圧弁によって、一対のチェック弁の下流側の圧力を変更することによって、スプール弁の使用圧力又は各ダンパ室内の油の種類やスプール弁の使用環境(例えば油温)等に応じて、各ダンパ室によるダンパの効果を調節することができる。
前記可変型減圧弁は、前記油の温度又は前記高圧油ライン内の圧力の少なくとも一方の計測値に基づき、前記高圧分岐ラインにおける減圧量を調節するように構成される。
上記(5)の構成によれば、油の温度又は高圧油ライン内の圧力の少なくとも一方の計測値に基づき可変型減圧弁を制御し、高圧分岐ラインにおける減圧量を調節するようにしたので、可変型減圧弁の自動制御が可能となり、スプール弁の使用圧力又は各ダンパ室内の油の種類やスプール弁の使用環境(例えば油温)等が変化してもダンパの性能を任意に調整することができる。
前記ダンパ効果調節部は、
前記一対のダンパ室に対応してそれぞれ設けられた一対のオリフィスと、
前記高圧油ラインに連通する供給ポート、前記低圧油ラインに連通するタンクポート、および、前記一対のオリフィスの下流側にそれぞれ連通する第1制御ポート及び第2ポートを有する切替え弁と、
を含み、
前記切替え弁は、前記第1制御ポートに前記供給ポートが連通して前記第2制御ポートに前記タンクポートが連通した状態と、前記第2制御ポートに前記供給ポートが連通して前記第1制御ポートに前記タンクポートが連通した状態との間でポート間連通状態を切り替え可能に構成される。
(7)一実施形態では、上記(6)の構成において、
前記ケーシング内における前記スプールの位置を検出するための位置センサをさらに備え、
前記ダンパ効果調節部の前記切替え弁は、前記位置センサの検出信号に基づいて、前記ポート間連通状態を切り替えるように構成される。
例えば、位置センサでは、スプールの変位を検出する。この場合、切替え弁は、スプールの変位、スプールの変位に基づく速度、又はスプールの変位に基づく加速度に基づいてポート間連通状態を切り替えるようにしてもよい。
上記(6)又は(7)の構成によれば、位置センサの検出信号に応じて各ダンパ室に高圧油が供給されるので、スプールを適切に減速させることができる。また、位置センサを用いるようにしたので、切替え弁の動作タイミングを任意に調整することも可能となる。
上記(1)乃至(7)の何れかに記載の1個以上のスプール弁と、
前記油圧室と、
前記高圧油ラインと、
前記低圧油ラインと、
を備えたことを特徴とする。
上記(8)の構成によれば、上述した理由によりスプール弁の不具合を回避できるので、信頼性の高い油圧機械を提供できる。
前記油圧機械は、前記油圧室、前記高圧油ライン及び前記低圧油ラインに対して並列に設けられた複数の前記スプール弁を備えている。
前記複数のスプール弁のそれぞれに設けられ、前記ケーシング内における前記スプールの位置を検出するための複数の位置センサと、
前記位置センサによる検出信号に基づき、前記複数のスプール弁のうち少なくとも一つにおいて前記スプールの固着が生じたと判断されるとき、前記固着が生じていない他のスプール弁の状態を前記第2状態に制御するように構成されたコントローラと、
を備える。
上記(10)の構成によれば、スプール弁に固着が生じたと判断された場合、コントローラは、固着が生じていない他のスプール弁の状態を上記第2状態に制御する。これにより、スプール弁において、例えば高圧油ラインと油圧室とが連通した状態で固着が生じた場合であっても、固着が生じていない他のスプール弁において油圧室と低圧油ラインとが連通しているため、油圧室内が過剰に高圧になることを防げる。すなわち、スプール弁においてスプールの固着等の動作不良が発生した場合であっても、油圧室内の圧力を適正に保つことができるので、油圧機械での深刻な不具合の発生を防止することができる。
前記油を貯留するための貯留タンクと、
前記貯留タンクの油を昇圧して前記低圧油ラインに供給するためのブーストポンプと、
前記スプール弁の前記油圧室ポートと前記油圧室とを接続する油圧室ラインと、
前記スプール弁をバイパスするように、前記低圧油ラインと前記油圧室ラインとを接続するスプールバイパスラインと、
前記スプールバイパスラインに設けられ、前記油圧室ラインから前記低圧油ラインに向かう油の流れを阻止するとともに前記油圧室ライン内の圧力がクラッキング圧以下になったときに開いて前記低圧油ラインから前記油圧室ラインに向かう油の流れを許容するように構成されたチェック弁と、
をさらに備える。
例えば、スプールが上記第1状態と上記第2状態との間の中立位置にて固着した場合、油圧室が負圧になる可能性がある。その場合、油圧機械における異常な振動発生等の不具合が発生するおそれがある。
そこで、上記(11)の構成によれば、油圧室ライン内の圧力がクラッキング圧以下になったときにチェック弁が開き、低圧油ラインから油圧室ラインを介して油圧室に低圧油が供給されるようになっている。これにより、油圧室の圧力が異常に下がることを防止し、油圧室内の圧力を適正に保つことができるので、油圧機械での深刻な不具合の発生を防止することができる。
風車ロータと、
発電機と、
前記風車ロータによって駆動されて前記油を昇圧して、前記高圧油ラインに高圧油を吐出するように構成された油圧ポンプと、
前記油圧ポンプから前記高圧油ラインを介して受け取った前記高圧油によって駆動されて前記発電機に機械的エネルギーを入力するように構成され、且つ、前記油圧ポンプの吸込み側に吐出側が接続された油圧モータと、
を備え、
前記油圧ポンプ又は前記油圧モータの少なくとも一方が、上記(8)乃至(11)の何れか一項に記載の油圧機械によって構成されたことを特徴とする。
上記(12)の構成によれば、上述した理由によりスプール弁の不具合を回避できるので、信頼性の高い風力発電装置を提供できる。
同図にしめすように、幾つかの実施形態に係る風力発電装置1は、少なくとも一本のブレード2及びハブ4で構成される風車ロータ3を備える。風車ロータ3及び該風車ロータ3に連結された回転シャフト6(主軸)は、ブレード2で受けた風力エネルギーによって回転するよう構成される。
なお、回転シャフト6の少なくとも一部は、タワー19上に設置されたナセル18によって覆われている。一実施形態では、油圧ポンプ8、油圧モータ10及び発電機16は、ナセル18の内部に設置される。但し、油圧モータ10及び発電機16の少なくとも一方は、タワー19の内部等のナセル18の外部に設置されてもよい。
油圧モータ10は、図2に示すように、シリンダ20及びピストン22により形成される複数の油圧室24と、ピストン22に当接するカム曲面を有するカム26と、各油圧室24に対して設けられたスプール弁30と、高圧油ライン12と、低圧油ライン14と、を有している。
他の実施形態では、カム26は、複数のローブ(凸部)を有する環状のマルチローブドカム(リングカム)であり、この場合には、カム26及びカム26が取り付けられた回転軸29は一回転する間に、ピストン22は上下動をローブの数だけ行うようになっている。
具体的に、スプール60は、円筒状に形成され、軸方向の中央部に環状溝部61が形成されている。環状溝部61は、スプール60の周方向に形成された環状の溝により形成され、軸方向において両側の部位に比べて径が小さくなっている。環状溝部61の両側の周面62は一定の径を有しており、環状溝部61を除くスプール60の他の部位は柱状に形成される。スプール60の一方の端部には、第1端面63及び第1受圧面が形成されている。例えば、第1受圧面65は、第1端面63の中央に位置し、第1端面63よりも軸方向外側へ突出するように凸状に形成される。一方、スプール60の他方の端部には、第2端面66と、第1受圧面65よりも面積が小さい第2受圧面68とが形成されている。例えば、第2受圧面68は、第2端面66の中央に位置し、第2端面66よりも軸方向外側へ突出するように凸状に形成される。
第1受圧面65とケーシング31のサイドプレート33aとの間には第1チャンバー43が設けられており、圧力P1の油が流入するようになっている。そして、第1受圧面65は、第1チャンバー43の圧力P1を受けるように形成されている。
第2受圧面68とケーシング31のサイドプレート33bとの間には第2チャンバー46が設けられており、圧力P1又は圧力P2の油が流入するようになっている。そして、第2受圧面68は、第2チャンバー46の圧力P1又は圧力P2を受けるように形成されている。ここで、圧力P2は、圧力P1よりも小さい。例えば、高圧油ライン12の圧力を上記圧力P1として利用し、油圧室24の圧力を上記圧力P2として利用してもよい。あるいは、高圧油ライン12の圧力を上記圧力P1として利用し、低圧油ライン14の圧力を上記圧力P2として利用してもよい。あるいは、高圧油ライン12の圧力を上記圧力P1として利用し、スプール60の周囲に略大気圧のドレインが満たされる場合、ドレインタンクの圧力を上記圧力P2として利用してもよい。
この構成により、スプール弁30は、第1チャンバー43の油圧を圧力P1に維持しながら、第2チャンバー46の油圧を圧力P1と該圧力P1よりも小さい圧力P2とで切り替えることにより、スプール60を軸方向に移動させて、上記第1状態と上記第2状態とが切り替えられる。
図3に示す例では、高圧油ライン12の圧力を上記圧力P1として利用し、油圧室24の圧力を上記圧力P2として利用した場合を示している。
ケーシング31には、高圧油流路38から分岐された第1油供給路44が設けられており、該第1油供給路44は、第1チャンバー43に連通している。このため、高圧油ライン12の高圧油の一部は、高圧油流路38及び第1油供給路44を介して第1チャンバー43に流入するようになっている。
ケーシング31には、高圧油流路38から分岐された高圧分岐流路47が設けられおり、該高圧分岐流路47は、切替バルブ70の入力端に接続されている。また、ケーシング31には、油圧室ライン36から分岐された油圧室分岐流路48が設けられており、該油圧室分岐流路48も、切替バルブ70の入力端に接続されている。さらに、ケーシング31には、一端が切替バルブ70の出力端に接続され、他端が第2チャンバー46に接続された第2チャンバー流路49が設けられている。第2チャンバー流路49は、切替バルブ70を介して、高圧分岐流路47又は油圧室分岐流路48に選択的に連通するようになっている。
一構成例において、リリーフバルブ72は、スプリング73及びポペットバルブ74を有する。ポペットバルブ74は、スプリング73によって付勢されるように構成される。そして、油圧室24の圧力が高圧油ライン12の圧力以上の設定圧を超えたときにポペットバルブ74が開いて油圧室24と高圧油ライン12とが連通するようになっている。例えば、油に含まれる金属粉等の粉体がスプール弁30内で詰まってスプール60が作動しなくなった場合に、油圧室24が高圧油ライン12とも低圧油ライン14とも連通していない位置にスプール60が存在すると、油圧室24の圧力が過剰に高くなってしまうおそれがある。そこで、リリーフバルブ72を設けることによって、スプール60が作動しない場合であっても、油圧室24の圧力を設定圧以内に維持することができる。
一構成例において、第1ドレイン室51は、スプール60の第1端面63とケーシング31との間に形成され、低圧のドレイン油が充填されている。第2ドレイン室53は、スプール60の第2端面66とケーシング31との間に形成され、低圧のドレイン油が充填されている。図3に示す例では、ドレイン油として低圧油が用いられている。この場合、第1ドレイン室51と低圧油ライン14とが第1ドレイン流路52によって連通しており、第2ドレイン室53と低圧油ライン14とが第2ドレイン流路54によって連通している。
一構成例において、位置センサ135は、軸方向におけるスプール60の位置を検出するように構成される。例えば、位置センサ135は、第2チャンバー46に設けられている。位置センサ135としては、例えば渦電流式の変位センサを用いることができる。この場合、位置センサ135はコイルセンサであり、位置センサ135には数MHz程度の高周波信号が不図示の発振回路から供給される。位置センサ135に高周波信号が供給されている間に、スプール60に取り付けられたターゲット金属としての銅製チューブと位置センサ135との距離が変化すると、その距離の変化に応じて銅製チューブの表面の渦電流が変化するため、この渦電流の変化に起因する位置センサ135のインピーダンス変化からスプール60の変位を検出することができる。
幾つかの実施形態において、図3乃至図6に示すように、スプール弁30は、スプール60がストロークエンド直前に到達したときにスプール60を減速するように構成された一対の第1ダンパ室80及び第2ダンパ室82を備える。第1ダンパ室80は、スプール60の第1端面63と、該第1端面63に対向するサイドプレート33aとの間に形成される。例えば、第1端面63は、中央部が軸方向外側に突出するように形成された第1突出部64を有しており、第1ダンパ室80は、第1突出部64に対応した形状に構成される。同様に、第2ダンパ室82は、スプール60の第2端面66と、該第2端面66に対向するサイドプレート33bとの間に形成される。例えば、第2端面66は、中央部が軸方向外側に突出するように形成された第2突出部67を有しており、第2ダンパ室82は、第2突出部67に対応した形状に構成される。
例えば、第1ダンパ室80及び第2ダンパ室82の油の種類やスプール弁30の使用温度によって油の粘度が異なることがある。その場合、常に一定のダンパ効果を得ることは難しくなる。具体的には、油温が高くなり粘度が低下すると、ダンパの効果が小さくなってスプール60が十分に減速されない可能性がある。
そこで、上記構成によれば、ダンパ効果調節部85によって、ダンパの効果を調整可能としたので、第1ダンパ室80及び第2ダンパ室82内の油の種類やスプール弁30の使用環境(例えば油温)等に応じて、スプール60を適切に減速させることができる。
第1アキュムレータ90は、第1ダンパ室80に連通する油室91と、変形可能なブラダ93を介して油室91から隔てて設けられるガス室92と、を有する。油室91と第1ダンパ室80とは、第1流路81を介して接続される。
第2アキュムレータ95は、第2ダンパ室82に連通する油室96と、変形可能なブラダ98を介して油室96から隔てて設けられるガス室97と、を有する。油室96と第2ダンパ室82とは、第2流路83を介して接続される。
第1チェック弁100は、上流側に、第1ダンパ室80に接続された第1流路101が設けられ、下流側に、高圧油ライン12から分岐した高圧分岐ライン105aが設けられている。そして、第1チェック弁100は、第1ダンパ室80への油の流入を阻止するとともに第1ダンパ室80内の圧力がクラッキング圧以上になったときに開いて第1ダンパ室80からの油の流出を許容するように構成される。
第2チェック弁102は、上流側に、第2ダンパ室82に接続された第2流路103が設けられ、下流側に、高圧油ライン12から分岐した高圧分岐ライン105bが設けられている。そして、第2チェック弁102は、第2ダンパ室82への油の流入を阻止するとともに第2ダンパ室82内の圧力がクラッキング圧以上になったときに開いて第2ダンパ室82からの油の流出を許容するように構成される。
なお、第1チェック弁100及び第2チェック弁102の上流側とは、第1ダンパ室80及び第2ダンパ室82に近い側であり、下流側とは、第1ダンパ室80及び第2ダンパ室82から遠い側である。
コントローラ112では、入力信号に基づいて可変型減圧弁110の設定圧を演算して、設定圧信号をソレノイドバルブ111に送信する。ソレノイドバルブ111は、設定圧信号に基づいて可変型減圧弁110の設定圧を制御する。これにより、第1ダンパ室80及び第2ダンパ室82の下流側に設けられた高圧分岐ライン105a及び高圧分岐ライン105b内の圧力が変更される。したがって、第1チェック弁100及び第2チェック弁102のクラッキング圧も変更される。
なお、第1チェック弁100及び第2チェック弁102の上流側とは、第1ダンパ室80及び第2ダンパ室82に近い側であり、下流側とは、第1ダンパ室80及び第2ダンパ室82から遠い側である。
切替え弁130は、供給ポート131と、タンクポート132と、第1制御ポート133と、第2制御ポート134と、を有する。供給ポート131は、高圧分岐ライン125を介して高圧油ライン12に連通している。タンクポート132は、低圧分岐ライン126を介して低圧油ライン14に連通している。第1制御ポート133は、第1オリフィス120を介して第1流路121に連通している。第2制御ポート134は、第2オリフィス122を介して第2流路123に連通している。
位置センサ135は、スプール60の軸方向における位置を検出し、検出された検出信号をコントローラ136に送信する。
上記構成によれば、位置センサ135の検出信号に応じて第1ダンパ室80及び第2ダンパ室82に高圧油が供給されるので、スプール60を適切に減速させることができる。また、位置センサ135を用いるようにしたので、切替え弁130の動作タイミングを任意に調整することも可能となる。
そこで、スプール60の固着に起因した油圧モータ10での深刻な不具合の発生を防止することを目的として、本実施形態に係る油圧モータ10(図2及び図3では油圧モータ10を例示している)は、以下の構成を備えていてもよい。なお、図7は、図8は、幾つかの実施形態に係る油圧モータ10の概略構成図である。
同図に示すように、一実施形態に係る油圧モータ10は、油圧室24と、高圧油ライン12と、低圧油ライン14と、油圧室24、高圧油ライン12及び低圧油ライン14に対して並列に設けられた複数のスプール弁30a,30bと、を備える。この場合、油圧モータ10が、後述する図8に示すように1つのスプール弁30のみ備える場合に比べて、各スプール弁30a,30bの容量は小さくてもよい。なお、図示される例では、2つのスプール弁30a,30bを示しているが、スプール弁は2つ以上設けられていてもよい。
高圧油ライン12には、高圧油ライン12内の高圧油が設定圧以上となった場合にリリーフバルブ145を介して高圧油を排出するためのリリーフライン141が接続されている。また、油圧室ライン36には、油圧室24又は油圧室ライン36内の作動油が設定圧以上となった場合にリリーフバルブ147を介して油圧室24内の作動油を排出するためのリリーフライン146が接続されている。リリーフライン141又はリリーフライン146は、他端側が低圧油ライン14に接続されていてもよいし、後述する貯留タンク150に接続されていてもよい。
コントローラ149は、位置センサ135a,135bで検出された検出信号に基づき、スプール弁30a,30bのうち少なくとも一つにおいてスプール60の固着が生じたと判断されるとき、固着が生じていない他のスプール弁30a,30bの状態を上記第2状態に制御するように構成される。ここで、第2状態とは、油圧室24と低圧油ライン14とが連通した状態である。
同図に示すように、他の実施形態に係る油圧モータ10は、油圧室24と、高圧油ライン12と、低圧油ライン14と、スプール弁30と、を備える。
スプールバイパスライン155に設けられたチェック弁156は、油圧室ライン36から低圧油ライン14に向かう油の流れを阻止するとともに、油圧室ライン36内の圧力がクラッキング圧以下になったときに開いて低圧油ライン14から油圧室ライン36に向かう油の流れを許容するように構成される。
そこで、上記構成によれば、油圧室ライン36内の圧力がクラッキング圧以下になったときにチェック弁156が開き、低圧油ライン14から油圧室ライン36を介して油圧室24に低圧油が供給されるようになっている。これにより、油圧室24の圧力が異常に下がることを防止し、油圧室24内の圧力を適正に保つことができるので、油圧モータ10での深刻な不具合の発生を防止することができる。
すなわち、図7に示す油圧モータ10は、図8において説明したように油を貯留するための貯留タンク150と、貯留タンク150と低圧油ライン14とを接続する低圧油供給ライン151と、低圧油供給ライン151に設けられたブーストポンプ152及びチェック弁153と、スプール弁30a,30bをバイパスするように、低圧油ライン14と油圧室ライン36とを接続するスプールバイパスライン155と、スプールバイパスライン155に設けられたチェック弁156と、をさらに備えていてもよい。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
3 風車ロータ
5 油圧トランスミッション
8 油圧ポンプ
10 油圧モータ
12 高圧油ライン
12a,12b 高圧分岐ライン
14 低圧油ライン
14a,14b 低圧分岐ライン
16 発電機
20 シリンダ
22 ピストン
24 油圧室
30,30a,30b スプール弁
31 ケーシング
33a,33b サイドプレート
33b サイドプレート
35,35a,35b 油圧室ポート
36 油圧室ライン
36a,36b 油圧室分岐ライン
37,37a,37b 高圧油ポート
38 高圧油流路
39,39a,39b 低圧油ポート
40 低圧油流路
43 第1チャンバー
46 第2チャンバー
60 スプール
61 環状溝部
65 第1受圧面
68 第2受圧面
70 切替バルブ
80 第1ダンパ室
82 第2ダンパ室
85 ダンパ効果調節部
90 第1アキュムレータ
95 第2アキュムレータ
100 第1チェック弁
102 第2チェック弁
105,105a,105b 高圧分岐ライン
110 可変型減圧弁
112,136,149 コントローラ
113 圧力計
114 温度計
120 第1オリフィス
122 第2オリフィス
125 高圧分岐ライン
126 低圧分岐ライン
130 切替え弁
131 供給ポート
132 タンクポート
133 第1制御ポート
134 第2制御ポート
135,135a,135b 位置センサ
150 貯留タンク
151 低圧油供給ライン
152 ブーストポンプ
153,156 チェック弁
155 スプールバイパスライン
Claims (12)
- 油圧室と、高圧油ラインと、低圧油ラインと、を備える油圧機械に用いられるスプール弁であって、
前記油圧室に連通する油圧室ポート、前記高圧油ラインに連通する高圧ポート、および、前記低圧油ラインに連通する低圧ポートと、スプール軸方向における両側に位置する一対のサイドプレートと、を有するケーシングと、
前記ケーシング内をスプール軸方向に移動することで、前記油圧室と前記高圧油ラインとが連通する第1状態と、前記油圧室と前記低圧油ラインとが連通する第2状態と、の間で前記油圧機械の状態を切り替えるように構成されたスプールと、
前記スプール軸方向における前記スプールの両端面と、該両端面にそれぞれ対向する前記ケーシングの一対のサイドプレートとの間にそれぞれ位置する一対のダンパ室と、
を備え、
前記スプールは、
前記スプール軸方向に突出するように前記スプールの第1端面に設けられ、前記一対のサイドプレートのうち第1サイドプレートに設けられた第1凹部に嵌合可能に構成された第1突出部と、
前記スプール軸方向に突出するように前記スプールの第2端面に設けられ、前記一対のサイドプレートのうち第2サイドプレートに設けられた第2凹部に嵌合可能に構成された第2突出部と、
を含み、
前記第1突出部は、前記スプールが前記第2サイドプレート側に位置するときに前記第1凹部と非嵌合状態にあり、前記スプールが前記第1サイドプレート側に位置するときに前記第1凹部と嵌合して前記一対のダンパ室のうち第1ダンパ室を形成し、
前記第2突出部は、前記スプールが前記第1サイドプレート側に位置するときに前記第2凹部と非嵌合状態にあり、前記スプールが前記第2サイドプレート側に位置するときに前記第2凹部と嵌合して前記一対のダンパ室のうち第2ダンパ室を形成し、
前記スプールがストロークエンド直前に到達したときに、前記第1ダンパ室又は前記第2ダンパ室のうち何れか一方の前記ダンパ室に貯留された油によって減速されるように構成された
ことを特徴とするスプール弁。 - 前記一対のダンパ室による前記スプールの減速効果を変化可能に構成されたダンパ効果調節部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のスプール弁。
- 前記ダンパ効果調節部は、前記一対のダンパ室に対応してそれぞれ設けられる一対のアキュムレータを含み、
前記アキュムレータの各々は、各ダンパ室に連通する油室と、変形可能なブラダを介して前記油室から隔てて設けられるガス室と、を有することを特徴とする請求項2に記載のスプール弁。 - 前記ダンパ効果調節部は、
前記一対のダンパ室に対応してそれぞれ設けられ、かつ、前記ダンパ室への油の流入を阻止するとともに前記ダンパ室内の圧力がクラッキング圧以上になったときに開いて前記ダンパ室からの油の流出を許容するようにそれぞれ構成された一対のチェック弁と、
前記高圧油ラインから分岐して設けられ、前記一対のチェック弁の下流側に接続される高圧分岐ラインと、
前記高圧分岐ラインに設けられ、前記高圧分岐ラインにおける圧力を減圧して前記チェック弁のクラッキング圧を調節するように構成された可変型減圧弁と、
を含むことを特徴とする請求項2に記載のスプール弁。 - 前記可変型減圧弁は、前記油の温度又は前記高圧油ライン内の圧力の少なくとも一方の計測値に基づき、前記高圧分岐ラインにおける減圧量を調節するように構成されたことを特徴とする請求項4に記載のスプール弁。
- 前記ダンパ効果調節部は、
前記一対のダンパ室に対応してそれぞれ設けられた一対のオリフィスと、
前記高圧油ラインに連通する供給ポート、前記低圧油ラインに連通するタンクポート、および、前記一対のオリフィスの下流側にそれぞれ連通する第1制御ポート及び第2制御ポートを有する切替え弁と、
を含み、
前記切替え弁は、前記第1制御ポートに前記供給ポートが連通して前記第2制御ポートに前記タンクポートが連通した状態と、前記第2制御ポートに前記供給ポートが連通して前記第1制御ポートに前記タンクポートが連通した状態との間でポート間連通状態を切り替え可能に構成されたことを特徴とする請求項2に記載のスプール弁。 - 前記ケーシング内における前記スプールの位置を検出するための位置センサをさらに備え、
前記ダンパ効果調節部の前記切替え弁は、前記位置センサの検出信号に基づいて、前記ポート間連通状態を切り替えるように構成されたことを特徴とする請求項6に記載のスプール弁。 - 請求項1乃至7の何れか一項に記載の1個以上のスプール弁と、
前記油圧室と、
前記高圧油ラインと、
前記低圧油ラインと、
を備えたことを特徴とする油圧機械。 - 前記油圧機械は、前記油圧室、前記高圧油ライン及び前記低圧油ラインに対して並列に設けられた複数の前記スプール弁を備えていることを特徴とする請求項8に記載の油圧機械。
- 前記複数のスプール弁のそれぞれに設けられ、前記ケーシング内における前記スプールの位置を検出するための複数の位置センサと、
前記位置センサによる検出信号に基づき、前記複数のスプール弁のうち少なくとも一つにおいて前記スプールの固着が生じたと判断されるとき、前記固着が生じていない他のスプール弁の状態を前記第2状態に制御するように構成されたコントローラと、
を備えることを特徴とする請求項9に記載の油圧機械。 - 前記油を貯留するための貯留タンクと、
前記貯留タンクの油を昇圧して前記低圧油ラインに供給するためのブーストポンプと、
前記スプール弁の前記油圧室ポートと前記油圧室とを接続する油圧室ラインと、
前記スプール弁をバイパスするように、前記低圧油ラインと前記油圧室ラインとを接続するスプールバイパスラインと、
前記スプールバイパスラインに設けられ、前記油圧室ラインから前記低圧油ラインに向かう油の流れを阻止するとともに前記油圧室ライン内の圧力がクラッキング圧以下になったときに開いて前記低圧油ラインから前記油圧室ラインに向かう油の流れを許容するように構成されたチェック弁と、
をさらに備えることを特徴とする請求項8乃至10の何れか一項に記載の油圧機械。 - 風車ロータと、
発電機と、
前記風車ロータによって駆動されて前記油を昇圧して、前記高圧油ラインに高圧油を吐出するように構成された油圧ポンプと、
前記油圧ポンプから前記高圧油ラインを介して受け取った前記高圧油によって駆動されて前記発電機に機械的エネルギーを入力するように構成され、且つ、前記油圧ポンプの吸込み側に吐出側が接続された油圧モータと、
を備え、
前記油圧ポンプ又は前記油圧モータの少なくとも一方が、請求項8乃至11の何れか一項に記載の油圧機械によって構成された
ことを特徴とする風力発電装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014243752A JP6167098B2 (ja) | 2014-12-02 | 2014-12-02 | スプール弁及び油圧機械、並びに風力発電装置 |
EP15177525.1A EP3029325B1 (en) | 2014-12-02 | 2015-07-20 | Spool valve, hydraulic machine, and wind turbine power generating apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014243752A JP6167098B2 (ja) | 2014-12-02 | 2014-12-02 | スプール弁及び油圧機械、並びに風力発電装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016109143A JP2016109143A (ja) | 2016-06-20 |
JP2016109143A5 JP2016109143A5 (ja) | 2016-07-28 |
JP6167098B2 true JP6167098B2 (ja) | 2017-07-19 |
Family
ID=53761200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014243752A Active JP6167098B2 (ja) | 2014-12-02 | 2014-12-02 | スプール弁及び油圧機械、並びに風力発電装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP3029325B1 (ja) |
JP (1) | JP6167098B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107605551B (zh) * | 2017-09-20 | 2023-08-01 | 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 | 一种滑油压力屏蔽装置 |
CN108799234B (zh) * | 2018-07-06 | 2024-05-10 | 秦皇岛首创思泰意达环保科技有限公司 | 一种循环缓冲流量控制液压阀 |
CN114688306A (zh) * | 2020-12-31 | 2022-07-01 | 浙江三花汽车零部件有限公司 | 控制阀以及热管理组件 |
CN114321057B (zh) * | 2021-11-18 | 2023-10-20 | 斯特林液压制造(宁波)有限公司 | 一种泵送主阀 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2916019A (en) * | 1955-08-30 | 1959-12-08 | Western Electric Co | Cushioned valves |
CH624751A5 (en) * | 1977-03-22 | 1981-08-14 | Wandfluh Ag | Five-chamber directional control valve with damping of reversal shocks |
JPS5632678Y2 (ja) * | 1977-08-29 | 1981-08-03 | ||
JP2532799Y2 (ja) * | 1990-12-21 | 1997-04-16 | 太陽鉄工株式会社 | パイロット式スプール弁のショック吸収装置 |
GB9710529D0 (en) * | 1997-05-23 | 1997-07-16 | Seddon Donald | Hydraulic valves and systems |
JP2012107687A (ja) | 2010-11-17 | 2012-06-07 | Toyota Industries Corp | 切換弁および切換弁を備えた油圧装置 |
US8485497B2 (en) * | 2011-02-08 | 2013-07-16 | Walvoil Fluid Power Usa | Hydraulic valve device with associated spool displacement transducer |
-
2014
- 2014-12-02 JP JP2014243752A patent/JP6167098B2/ja active Active
-
2015
- 2015-07-20 EP EP15177525.1A patent/EP3029325B1/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3029325B1 (en) | 2018-03-21 |
JP2016109143A (ja) | 2016-06-20 |
EP3029325A1 (en) | 2016-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6167098B2 (ja) | スプール弁及び油圧機械、並びに風力発電装置 | |
KR101437320B1 (ko) | 유체 작동 기계 및 방법 | |
CN102032332B (zh) | 适应狭窄弯曲空间的机电液复合传动机构及控制***与方法 | |
KR20130083392A (ko) | 재생 에너지형 발전 장치 및 그 제어 방법 | |
US9457986B2 (en) | Control device for a hydraulic elevator drive | |
KR20120085744A (ko) | 유체 제어 시스템 | |
KR20130047699A (ko) | 유압 트랜스미션을 가지는 풍력 터빈과 같은 재생가능 에너지 추출 장치 | |
RU2638255C2 (ru) | Пусковой клапан, предназначенный для машины, работающей с текучей средой, и работающий в вакуумной системе | |
RU2459982C2 (ru) | Двухступенчатый электрогидравлический механизм управления давлением | |
WO2015159201A1 (en) | Variable pressure pump with hydraulic passage | |
JP2014190255A (ja) | ポンプ制御装置 | |
JP2016109143A5 (ja) | ||
US20220010792A1 (en) | Hydraulic system | |
EP2873870B1 (en) | Spool valve assembly, hydraulic machine and power generating apparatus | |
EP3020968B1 (en) | Hydraulic machine, in particular a hydraulic pressure exchanger | |
CN111156213A (zh) | 组合多路阀和组合多路阀控制*** | |
JP2018168914A (ja) | 方向制御弁及びそれを適用した油圧回路を備えた建設機械 | |
JP2017020562A (ja) | リリーフバルブ | |
EP2871371A1 (en) | Switching unit, hydraulic machine and power generating apparatus | |
JP2004218529A (ja) | 可変容量型ベーンポンプと、それを用いたパワーステアリング装置 | |
CN204212957U (zh) | 一种用于液压泵的防泄漏功率匹配控制阀 | |
JP2017067218A (ja) | 油圧ユニット | |
US11802559B2 (en) | Vane pump | |
EP3899282A1 (en) | Displacement adjustment system for a variable displacement pump | |
JP2002364516A (ja) | 風車の可変翼装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160516 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160516 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170310 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170317 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170511 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170616 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170626 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6167098 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |