JP6166855B1 - 操作用電磁弁取付構造及び流体制御弁 - Google Patents

操作用電磁弁取付構造及び流体制御弁 Download PDF

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Abstract

操作ポート(131A)を備えるシリンダ(131)に、シリンダ(131)に供給する操作流体を制御する操作用電磁弁(6)を取り付ける操作用電磁弁取付構造において、操作用電磁弁(6)が取り付けられた取付ブロック(2)と、操作ポート(131A)の雌ねじ(131D)に螺合されて取付ブロック(2)をシリンダ(131)に取り付ける取付ねじ(3)とを有し、取付ブロック(2)が、操作流体を操作用電磁弁(6)に供給する入力流路(2e)と、操作用電磁弁(6)によって制御された操作流体が流れる出力流路(2f)と、取付ねじ(3)が貫通されるものであって出力流路(2f)に連通する貫通孔(2b)とを形成し、取付ねじ(3)には、操作ポート(131A)と出力流路(2f)とを連通させる内部流路(3h)を形成し、貫通孔(2b)の内壁と取付ねじ(3)との間をシール部材(5)とシール部材(10)によりシールする。

Description

本発明は、操作ポートを備えるシリンダと、シリンダに供給する操作流体を制御する操作用電磁弁とを備える操作用電磁弁取付構造及び流体制御弁に関する。
例えば半導体製造装置は、チャンバに設置したウエハにガス(制御流体の一例)を供給することにより、ウエハに膜を形成する。膜の品質は、ガスの供給量に左右される。そのため、チャンバには、ガスを制御する流体制御弁がガス供給口に配設される。
例えば、第1従来例の流体制御弁(例えば、特許文献1参照)は、操作用電磁弁により駆動される。操作用電磁弁は、チューブを介して流体制御弁に備えられた駆動部のシリンダに接続されている。チューブは、シリンダに螺合される継手を介してシリンダに接続されている。かかる流体制御弁は、操作用電磁弁が非通電の場合には、チューブからシリンダに操作流体が供給されず、弁閉状態になる。一方、流体制御弁は、操作用電磁弁に通電されると、操作流体がチューブからシリンダに供給され、駆動部が駆動して弁部を弁開状態にする。
ところで、半導体は、微細化、高密度化が進んでいる。それに伴い、半導体製造工程では、数ナノメートルの薄い膜でも正確に形成でき、アスペクト比の高い部分にも膜を形成できるALD(原子層堆積)プロセスが用いられるようになった。ALDプロセスは、ガスの供給と排気を何度も繰り返すことで、ナノメートルスケールで膜厚を制御する。この場合、流体制御弁は、高頻度で弁開閉動作を行うことになる。また、1回当たりのガス供給量が少量になる。第1従来例の流体制御弁のように、操作用電磁弁とシリンダとをチューブでつなぐ場合、操作用電磁弁から操作ポートまでの流路が長く、弁開閉動作の応答性が悪かった。
図12は、第2従来例の流体制御弁201(例えば、特許文献2参照)の断面図である。流体制御弁201は、操作用電磁弁211を取付ブロック210を介して駆動部203のシリンダ206の上端部206Cに取り付けられている。取付ブロック210は、出力流路210Bをシリンダ206の操作ポート206Aに直接接続するようにシリンダ206に取り付けられている。
流体制御弁201は、操作用電磁弁211が非通電の場合には、操作流体が取付ブロック210の出力流路210Bに出力されない。この場合、ピストンプレート213A,213Bがピストン軸209とステム231を介して復帰ばね232に押し下げられ、弁部202のダイアフラム221を弁座222に当接させる。これに対して、流体制御弁201は、操作用電磁弁211が通電されると、取付ブロック210の入力流路210Aに入力した操作流体が操作用電磁弁211において供給量を制御され、取付ブロック210の出力流路210Bに出力される。操作流体は、シリンダ206に形成された操作ポート206A、保持孔206B、ピストン軸209に形成された中央流路209A、連通流路209B,209Cを介してシリンダ室207に供給され、固定プレート212の上下に配置されるピストンプレート213A,213Bを弁座222と反対向きに加圧する。これにより、ピストンプレート213A,213Bが復帰ばね232に抗してステム231を上昇させ、ダイアフラム221が自身の反力でステム231に当接する位置まで変位し、弁座222から離間する。
このような流体制御弁201は、操作用電磁弁とシリンダとをチューブでつなぐ流体制御弁と比べ、操作用電磁弁211が操作ポート206Aの近くに取り付けられ、操作用電磁弁211から操作ポート206Aまでの流路が短い。そのため、流体制御弁201は、応答性良く弁開閉動作を行うことができる。
特開2014−109314号公報 特許第5054904号公報
しかしながら、第2従来例の流体制御弁201は、以下の問題があった。流体制御弁201は、出力流路210Bと操作ポート206Aを直接接続するように、取付ブロック210をシリンダ206に取り付けていた。そのため、例えば、操作ポートに継手を介してチューブを接続された流体制御弁がチャンバに既設されている場合に、操作用電磁弁を既設の流体制御弁のシリンダに直接取り付けることができないため、既設の流体制御弁を丸ごと交換する必要があった。また、流体制御弁201は、シリンダ206が取付ブロック210を取り付けるための専用形状となり、シリンダ206の製造コストが高くなってしまっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、操作用電磁弁を操作ポートの近くに後付けできる安価な操作用電磁弁取付構造及び流体制御弁を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、次のような構成を有している。
(1)操作ポートを備えるシリンダに、前記シリンダに供給する操作流体を制御する操作用電磁弁を取り付ける操作用電磁弁取付構造において、前記操作ポートに雌ねじが形成されていること、前記操作用電磁弁が取り付けられた取付ブロックと、前記雌ねじに螺合されて前記取付ブロックを前記シリンダに取り付ける取付ねじとを有すること、前記取付ブロックが、前記操作流体を流入させ、前記操作用電磁弁に供給する入力流路と、前記操作用電磁弁によって制御された前記操作流体が流出する出力流路と、前記取付ねじが貫通されるものであって前記出力流路に連通する貫通孔と、を有すること、前記取付ねじが、前記操作ポートと前記出力流路とを連通させる内部流路を有すること、前記貫通孔の内壁と前記取付ねじとの間をシールするシール部材を有することを特徴とする。
上記構成では、操作ポートの雌ねじに螺合する取付ねじが貫通される貫通孔を取付ブロックに形成している。そのため、例えば、操作流体を供給するチューブが継手を介して操作ポートに接続されている場合には、継手を取り外して、操作用電磁弁が取り付けられた取付ブロックの貫通孔に取付ねじを貫き通し、その取付ねじを操作ポートに螺合して取付ブロックをシリンダに取り付ければ、操作用電磁弁を操作ポートの近くに後付けできる。
取付ブロックは、操作流体を入力して操作用電磁弁に供給する入力流路と、操作用電磁弁によって制御された操作流体が流れる出力流路と、取付ねじが貫通されるものであって出力流路に連通する貫通孔とを有する。そして、取付ねじが、操作ポートと出力流路とを連通させる内部流路を有する。そのため、操作流体は、取付ブロックの入力流路から操作用電磁弁に供給され、流量を制御されると、取付ブロックの出力流路、貫通孔、取付ねじの内部流路を介して操作ポートに出力される。
貫通孔の内壁と取付ねじとの間は、シール部材でシールされるので、操作流体は、操作用電磁弁により制御された流量で正確にシリンダに供給される。
よって、上記構成によれば、チューブを接続する継手と螺合する操作ポートの雌ねじを利用して、操作用電磁弁が取り付けられた取付ブロックをシリンダに取り付けるので、既設のシリンダに操作用電磁弁を後付けできる。また、チューブを使用する場合と取付ブロックを使用する場合とでシリンダを共用できるので、シリンダの製造コストを安価にできる。
(2)(1)に記載の構成において、前記取付ねじは、前記貫通孔に挿通される軸部を有し、前記軸部の外周面に凹部が環状に形成され、前記内部流路が前記凹部の壁面に開口していることが好ましい。
上記構成では、取付ねじの軸部の外周面に凹部が環状に形成され、内部流路が凹部の壁面に開口している。そのため、取付ブロックをどのような向きでシリンダに取り付けても、出力流路が凹部と貫通孔の内周面との間に形成される隙間を介して内部流路に連通し、操作流体を操作ポートに供給できる。よって、上記構成によれば、取付ブロックをシリンダに自由な向きに取り付けることができる。
(3)(1)又は(2)に記載する操作用電磁弁取付構造を備えることを特徴とする流体制御弁である。
上記構成では、上記(1)又は(2)の作用効果に加え、チューブで操作ポートに接続する場合より、操作用電磁弁と操作ポートとの間の流路が短く、操作ポートの間近で操作流体の供給量を制御する。そのため、上記構成の流体制御弁は、制御流体を小量ずつ高頻度で供給する場合でも、応答性良く、当該流体制御弁の開閉動作を行うことができる。この機能は、操作ポートに接続されていたチューブを、操作用電磁弁が取り付けられた取付ブロックに交換し、該チューブを取付ブロックに接続するだけで、簡単かつ安価に既設の流体制御弁に付加できる。また、上記構成では、既設の流体制御弁に操作用電磁弁を後付けする場合に、その周囲に設置される機器との関係で取付ブロックと操作用電磁弁の向きを自由に調整できるので、操作用電磁弁を後付けしやすい。
従って、本発明によれば、操作用電磁弁を操作ポートの近くに後付けできる安価な操作用電磁弁取付構造及び流体制御弁を提供することができる。
本発明の実施形態に係る流体制御弁の正面図である。 図1に示す流体制御弁の上面図である。 図1に示す流体制御弁の側面図である。 取付ブロックの上面図である。 図4に示す取付ブロックの図中右側面図である。 図4のAA断面図である。 図4のBB断面図である。 図4のCC断面図である。 図6のDD断面図である。 操作用電磁弁取付構造を示す図であって、操作流体の流れを示す。 近接センサを備える流体制御弁の上面図である。 従来の流体制御弁の断面図である。
以下に、本発明に係る操作用電磁弁取付構造及び流体制御弁の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る流体制御弁1の正面図である。図2は、図1に示す流体制御弁1の上面図である。図3は、図1に示す流体制御弁1の側面図である。図4は、取付ブロック2の上面図である。図5は、図4に示す取付ブロック2の図中右側面図である。図6は、図4のAA断面図である。図7は、図4のBB断面図である。図8は、図4のCC断面図である。図9は、図6のDD断面図である。図10は、操作用電磁弁取付構造を示す図であって、操作流体の流れを示す。図11は、近接センサ12を備える流体制御弁1Aの上面図である。尚、図6は、出力流路2fと凹部3bと内部流路3hの関係を分かりやすく説明するために、取付ブロック2と共に取付ねじ3を記載している。しかし、図9では、取付ねじ3の記載を省略している。
図1に示すように、本実施形態の流体制御弁1は、例えば半導体製造工程で使用されるチャンバのガス供給口に配設され、チャンバに供給するガス(制御流体の一例)を制御する。流体制御弁1は、ガスを制御する弁部102と、操作流体(例えば圧縮エア等)の供給により駆動力を発生して弁部102に付与する駆動部103とを備える。弁部102の構成は、従来と別段変わるところはない。駆動部103は、操作用電磁弁6をシリンダ131に取り付ける構造を除いて、従来と別段変わるところはない。そこで、以下の説明では、操作用電磁弁取付構造を中心に説明する。
図1〜図3に示すように、操作用電磁弁6は、取付ブロック2を介して流体制御弁1のシリンダ131に取り付けられている。図3に示すように、操作用電磁弁6は、取付ブロック2の第3側面2dに2本の固定ねじ7で固定されている。
図10に示すように、取付ブロック2は、シリンダ131の弁部102と反対側に位置する端部(以下「上端部」という。)131Cに形成された操作ポート131Aの雌ねじ131AXに、取付ブロック2に貫き通した取付ねじ3の先端部外周に形成された雄ねじ3aを螺合することにより、シリンダ131に取り付けられている。図1及び図2に示すように、取付ブロック2は、操作流体を供給するチューブ11(図10参照)を接続するための継手4を備える。
次に、取付ブロック2と取付ねじ3について詳細に説明する。図4及び図5に示すように、取付ブロック2は、第1側面2aと、第2側面2sと、第3側面2dと、第4側面2tと、第5側面2rと、第6側面2uを備え、対角位置にある角部を除去して欠部2m,2nを設けた略直方体形状をなす。
図6に示すように、取付ブロック2は、貫通孔2bが第1側面2aから第2側面2sへ貫通するように形成され、その貫通孔2bに取付ねじ3がねじ結合されることなく貫き通されるようになっている。また図4に示すように、取付ブロック2の第1側面2aには、継手4が取り付けられる取付孔2jが袋状に開設されている。取付孔2jの内周面には、継手4に螺合する雌ねじ2cが形成されている。貫通孔2bと取付孔2jは、取付ブロック2をコンパクトにするために、欠部2m、2n近傍の対角位置に設けられている。
図5に示すように、取付ブロック2の第3側面2dには、操作用電磁弁6の供給ポートに接続される入力流路2eと、操作用電磁弁6の排出ポートに接続される出力流路2fが開口している。
図9に示すように、入力流路2eは、取付孔2jと、バイパス路2kと、連通路2lとで構成されている。図7及び図8に示すように、取付孔2jは、取付ブロック2の第1側面2aに開口し、開口部内周面に継手4(図1参照)を螺合される雌ねじ2cが形成されている。図8及び図9に示すように、バイパス路2kは、第4側面2tから取付孔2jに直交する方向に形成され、取付孔2jに連通する横穴である。バイパス路2kの開口部は、封止部材となる鋼球9で封止されている。鋼球9は、取付ブロック2より硬い材料で形成され、操作流体の圧力で取付ブロック2から脱落しないように取付ブロック2に圧入して固定されている。本実施形態では、取付ブロック2は、アルミで形成され、鋼球9はステンレスで形成されている。図9に示すように、連通路2lは、第3側面2dからバイパス路2kに直交する方向に形成され、バイパス路2kに連通している。連通路2lは、第3側面2dに開口し、操作用電磁弁6の供給ポートに接続される。
図6に示すように、出力流路2fは、第3側面2dから貫通孔2bに直交する方向に形成され、貫通孔2bと連通している。取付ブロック2は、貫通孔2bに取付ねじ3を回転自在に挿通され、取付ねじ3を中心に向きを自由に変えられるようになっている。
取付ねじ3は、貫通孔2bに挿通される軸部3fの外周面に凹部3bが形成されている。凹部3bは、取付ねじ3が取付ブロック2をシリンダ131に取り付けた状態で出力流路2fに対応する位置に形成され、貫通孔2bの内壁との間に隙間Sを形成することにより操作流体が出力流路2fから貫通孔2bに流出しやすくしている。凹部3bは、軸部3fの外周面に沿って周方向に環状に形成され、取付ブロック2が取付ねじ3に対してどの方向に取り付けられても、出力流路2fに位置を合わせることができるようになっている。
取付ねじ3は、先端面(図6において上端面)から軸線方向に沿って孔部3dが有底筒状に形成されている。また、取付ねじ3は、軸部3fの外周面から軸線に対して直交する方向に連通部3cが形成されている。連通部3cは、凹部3bの壁面に開口している。よって、凹部3bに供給された操作流体は、連通部3cと孔部3dを通って、操作ポート131A(図10参照)に供給される。本実施形態では、取付ねじ3は、孔部3dと連通部3cにより、出力流路2fと操作ポート131Aとを連通させるように形成された内部流路3hを構成する。
取付ねじ3は、凹部3bと頭部3gとの間に形成されたシール溝3eにシール部材10が装着され、軸部3fと貫通孔2bの内周面との間がシールされている。また、取付ねじ3は、取付ブロック2から突出する部分に環状のシール部材5が装着されている。図10に示すように、シール部材5は、取付ねじ3を操作ポート131Aに螺合して取付ブロック2をシリンダ131に取り付ける際に取付ブロック2とシリンダ131との間で押し潰され、軸部3fと貫通孔2bの内周面との間をシールする。よって、取付ブロック2は、シール部材10とシール部材5によって取付ねじ3に形成された凹部3bの両側をシールされ、操作流体が外部に漏れないようになっている。
ここで、流体制御弁1の全体構造を簡単に説明する。図10に示すように、シリンダ131のシリンダ室132は、固定プレート136により上室と下室に区画されている。上室には、ピストンプレート135が摺動可能に装填されている。また、図10に現れていないが、下室にも、ピストンプレート135が摺動可能に装填されている。これらのピストンプレート135は、それぞれ、ピストン軸134に連結されている。
シリンダ131の上端面中央には、操作ポート131Aがシリンダ室132に連通するように貫通して設けられている。シリンダ室132の上端面内壁には、保持孔131Bが操作ポート131Aと同軸上に設けられ、その保持孔131Bにピストン軸134の上端部が摺動可能に保持されている。ピストン軸134には、中央流路134Aが上端面から軸線方向に沿って袋状に形成されている。連通流路134Bは、上側のピストンプレート135の弁座側に設けられた隙間に中央流路134Aを連通させるように、ピストン軸134に直交するように設けられている。尚、ピストン軸134には、図10に現れていないが、下側のピストンプレート135の弁座側に設けられた隙間を中央流路134Aに連通させるための連通路も形成されている。
弁部102(図1参照)は、図示しない復帰ばねにより弁閉止力が付与され、シリンダ131に操作流体が供給されると、シリンダ室132の内圧と図示しない復帰ばねのバネ力とのバランスに応じて弁開する。
次に、例えば第1従来例のように、チューブ11が継手を介して操作ポート131Aに接続された既設の流体制御弁1に、操作用電磁弁6を後付けする手順を説明する。図10に示すように、流体制御弁1は、シリンダ131の上端部131Cにピストン軸134を摺動可能に保持する保持孔131Bが形成されている。上端部131Cには、操作ポート131Aが保持孔131Bと同軸上に形成されている。既設の流体制御弁1には、操作ポート131Aに螺合する継手を介してチューブ11が接続されている。この既設の流体制御弁1の操作ポート131Aに結合されている継手は、既設の流体制御弁1に操作用電磁弁6を後付けする場合には、操作ポート131Aから取り外される。
図10に示すように、取付ねじ3の軸部3fは、上記のように取り外された継手と同じ直径で設けられている。取付ブロック2は、その取付ねじ3を貫通孔2bに貫き通され、取付ねじ3の先端部(図10において下端部)にシール部材5が装着されている。そのため、取付ねじ3は、取付ブロック2から脱落しない。取付ブロック2は、固定ねじ7(本実施形態では2本の固定ねじ7)で操作用電磁弁6が固定されている。かかる取付ブロック2は、取付ねじ3の先端部(雄ねじ部3a)を操作ポート131Aの雌ねじ131AXにねじ込んで結合することにより、シリンダ131に取り付けられる。このとき、シール部材5が取付ブロック2とシリンダ131との間で押し潰され、貫通孔2bの図中下端開口部をシールする。尚、貫通孔2bの図中上端開口部は、シール部材10でシールされている。それから、取付ブロック2の取付孔2jに、継手4を介してチューブ11が接続される。尚、例えば、操作ポート131Aの雌ねじ131AXに結合されていた継手と取付孔2jとのサイズが合えば、当該継手を継手4として使用しても良い。また例えば、操作ポート131Aの雌ねじ131AXに結合されていた継手と取付孔2jとのサイズが合わない場合には、当該継手と別のものを継手4として使用しても良い。
シリンダ131に取り付けられた取付ブロック2では、出力流路2fが貫通孔2bの内周面と取付ねじ3の凹部3bとの間に形成される隙間Sに連通している。凹部3bが環状に設けられているので、取付ブロック2は、取付ねじ3に対して360度方向を変えても、出力流路2fを凹部3bに連通させることができる。隙間Sは、内部流路3h(連通部3c、孔部3d)を介して操作ポート131Aに連通している。
次に、操作用電磁弁6が取り付けられた流体制御弁1の動作を説明する。流体制御弁1は、操作流体がチューブ11から継手4を介して取付ブロック2に供給される。操作流体は、取付ブロック2の入力流路2e(取付孔2j、バイパス路2k、連通路2l)を介して操作用電磁弁6の供給ポートに供給される。
操作用電磁弁6は、非通電のとき、供給ポートと排出ポートとの間を遮断し、出力流路2fに操作流体を供給しない。この場合には、流体制御弁1は、弁部102が弁閉状態になる。
一方、操作用電磁弁6は、通電されると、供給ポートと排出ポートとを連通させ、通電量に応じて操作流体の供給量を制御する。操作用電磁弁6で流量制御された操作流体は、出力流路2f、隙間S(貫通孔2b、凹部3b)、内部流路3h(連通部3c、孔部3d)を介して操作ポート131Aに供給される。その後さらに、操作流体は、シリンダ131の保持孔131B、ピストン軸134の中央流路134A、連通流路134Bを介してシリンダ室132に供給され、ピストンプレート135を弁部102と反対向き(弁部102から離れる方向)に加圧する。これにより、弁部102が弁開状態になってガスを制御する。
以上説明したように、本実施形態の操作用電磁弁取付構造では、操作ポート131Aの雌ねじに螺合する取付ねじ3が貫通される貫通孔2bを取付ブロック2に形成している。そのため、例えば、第1従来例のように、操作流体を供給するチューブ11が継手を介してシリンダ131の操作ポート131Aに接続されている場合には、当該継手を取り外して、操作用電磁弁6が取り付けられた取付ブロック2の貫通孔2bに取付ねじ3を貫き通し、その取付ねじ3を操作ポート131Aに螺合して取付ブロック2をシリンダ131に取り付ければ、操作用電磁弁6を操作ポート131Aの近くに後付けできる。
取付ブロック2は、操作流体を入力して操作用電磁弁6に供給する入力流路2eと、操作用電磁弁6によって制御された操作流体が流れる出力流路2fと、取付ねじ3が貫通されるものであって出力流路2fに連通する貫通孔2bとを有する。そして、取付ねじ3が、操作ポート131Aと出力流路2fとを連通させる内部流路3hを有する。そのため、操作流体は、取付ブロック2の入力流路2eから操作用電磁弁6に供給され、流量を制御されると、取付ブロック2の出力流路2f、貫通孔2b、取付ねじ3の内部流路3hを介して操作ポート131Aに出力される。
貫通孔2bの内壁と取付ねじ3との間は、シール部材5とシール部材10でシールされるので、操作流体は、操作用電磁弁6により制御された流量で正確にシリンダ131に供給される。
よって、本実施形態の操作用電磁弁取付構造によれば、チューブ11を接続する継手と螺合する操作ポート131Aの雌ねじを利用して、操作用電磁弁6が取り付けられた取付ブロック2をシリンダ131に取り付けるので、既設のシリンダ131に操作用電磁弁6を後付けできる。また、チューブ11を使用する場合と取付ブロック2を使用する場合とでシリンダ131を共用できるので、シリンダ131の製造コストを安価にできる。
また、実施形態の操作用電磁弁取付構造では、取付ねじ3の軸部3fの外周面に凹部3bが環状に形成され、内部流路3hが凹部3bの壁面に開口している。そのため、取付ブロック2をどのような向きでシリンダ131に取り付けても、出力流路2fが凹部3bと貫通孔2bの内周面との間に形成される隙間Sを介して内部流路3hに連通し、操作流体を操作ポート131Aに供給できる。よって、本実施形態の操作用電磁弁取付構造によれば、取付ブロック2をシリンダ131に対して、取付ねじ3を中心とする所望の向きに変更可能に取り付けることができる。
また、本実施形態の流体制御弁1は、上記操作用電磁弁取付構造の作用効果に加え、チューブ11を介して操作ポート131Aと操作用電磁弁6とを接続する場合より、操作用電磁弁6と操作ポート131Aとの間の流路が短く、操作ポート131Aの間近で操作流体の供給量を制御する。そのため、本実施形態の流体制御弁1は、ガスを小量ずつ高頻度で供給する場合でも、応答性良く、弁部102の弁の開閉動作を行うことができる。そのため、既設の流体制御弁1の操作ポート131Aに接続するチューブ11を取付ブロック2に交換し、該チューブ11を取付ブロック2に接続するだけで、例えばガスの供給とガスの排気を短時間で繰り返し切り換えて膜を形成するALDプロセスに十分対応できる機能を既設の流体制御弁1に簡単かつ安価に付加できる。
また、本実施形態では、凹部3bが取付ねじ3に環状に設けられているので、既設の流体制御弁1に操作用電磁弁6を後付けする場合に、その周囲に設置される機器との関係で取付ブロック2と操作用電磁弁6の向きを自由に調整でき、操作用電磁弁6を後付けしやすい。
ところで、例えば図11に示すように、操作ポート131Aに螺合する取付ねじ3は、取付ブロック2の貫通孔2bに貫き通され、取付ブロック2に結合されていない。また、取付ブロック2は、対角位置に欠部2m,2nが設けられ、シリンダ131の上端部131Cに対して径外方向にはみ出さないように取付方向を変えられる。これにより、例えば、図11に示す流体制御弁1Aのように、近接センサ12が上端部131Cに取り付けられている場合に、近接センサ12の位置に応じて取付ねじ3を中心に取付ブロック2を回転させ、操作用電磁弁6の向きを自由に変えることができる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施形態では、流体制御弁1に操作用電磁弁取付構造を適用したが、操作ポートを備える他の機器に操作用電磁弁取付構造を適用しても良い。
(2)例えば、上記実施形態では、取付ブロック2をアルミ、鋼球9をステンレスで形成したが、材質はこれに限定されず、例えば取付ブロック2を、鋼球9より硬度が低い樹脂で形成しても良い。また、鋼球9は取付ブロック2に溶接しても良い。更に、バイパス路2kの開口部は、ゴムや溶融金属を充填して封止しても良い。
(3)例えば、上記実施形態では、凹部3bはなくても良い。
(4)操作用電磁弁6を取付ブロック2に固定する固定ねじ7の数は、2本に限らず、1本又は3本以上でも良い。
1,1A 流体制御弁
2 取付ブロック
2b 貫通孔
2e 入力流路
2f 出力流路
3 取付ねじ
3b 凹部
3h 内部流路
5 シール部材
6 操作用電磁弁
10 シール部材
131 シリンダ
131A 操作ポート
131AX 雌ねじ

Claims (3)

  1. 操作ポートを備えるシリンダに、前記シリンダに供給する操作流体を制御する操作用電磁弁を取り付ける操作用電磁弁取付構造において、
    前記操作ポートに雌ねじが形成されていること、
    前記操作用電磁弁が取り付けられた取付ブロックと、前記雌ねじに螺合されて前記取付ブロックを前記シリンダに取り付ける取付ねじとを有すること、
    前記取付ブロックが、
    前記操作流体を流入させ、前記操作用電磁弁に供給する入力流路と、
    前記操作用電磁弁によって制御された前記操作流体が流出する出力流路と、
    前記取付ねじが貫通されるものであって前記出力流路に連通する貫通孔と、
    を有すること、
    前記取付ねじが、前記操作ポートと前記出力流路とを連通させる内部流路を有すること、
    前記貫通孔の内壁と前記取付ねじとの間をシールするシール部材を有すること
    を特徴とする操作用電磁弁取付構造。
  2. 請求項1に記載する操作用電磁弁取付構造において、
    前記取付ねじは、前記貫通孔に挿通される軸部を有し、前記軸部の外周面に凹部が環状に形成され、前記内部流路が前記凹部の壁面に開口していること
    を特徴とする操作用電磁弁取付構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する操作用電磁弁取付構造を備えることを特徴とする流体制御弁。
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