JP6159308B2 - 車椅子用座面板 - Google Patents

車椅子用座面板 Download PDF

Info

Publication number
JP6159308B2
JP6159308B2 JP2014224689A JP2014224689A JP6159308B2 JP 6159308 B2 JP6159308 B2 JP 6159308B2 JP 2014224689 A JP2014224689 A JP 2014224689A JP 2014224689 A JP2014224689 A JP 2014224689A JP 6159308 B2 JP6159308 B2 JP 6159308B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheelchair
seat
plate
seat plate
seated person
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014224689A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016077838A (ja
Inventor
雄一 引地
雄一 引地
Original Assignee
有限会社エムサポート
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社エムサポート filed Critical 有限会社エムサポート
Priority to JP2014224689A priority Critical patent/JP6159308B2/ja
Publication of JP2016077838A publication Critical patent/JP2016077838A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6159308B2 publication Critical patent/JP6159308B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

本発明は、車椅子の座面に係脱自在に装着することのできる車椅子用座面板に関するものである。
従来、高齢者や身体障害者等が使用する車椅子は、保管や持ち運びを容易にするために折り畳める構造となっており、それ故、座面や背面は布張りとなっているのが一般的である。
ところが、座面が布張りとなっているために、着座者の自重により布張りにたわみが生じてしまい、座り心地が悪く、着座者が長時間適切な姿勢を保つことは困難であるという問題があった。また、着座者の臀部が座面前方にずれてしまい、いわゆるスベリ座位の姿勢になり、落下の危険性もあるという問題もあった。
そこで、最近では、着座者の体型に合わせてスポンジや合板・プラスチック等の材料を使用し、カスタムメイドで製作したシート等が提案されているが、この方法では、最適な姿勢での形状を採型するのは困難であり、また、製作に長い時間と大きな費用がかかる。
また、従来から使用されている車椅子用のクッションに、姿勢を改善させる機能を追加したものも販売されているが、座幅の異なる車いすへの適合も行うことが必要なため、布のたわみの影響を完全に排除する固いベースを最初から組み入れた製品はほとんどない。したがって、硬質の合板やスチールフレーム、プラスチック板などを下に敷いて使用する必要があり、厚みが大きくなり着座位置が高くなってしまうという問題があった。
さらに、エアー等を使用した電動式のもので着座者の姿勢を保持したり、着座者の上体をカバーやベルトで固定して着座者の姿勢を保持するものも提案されているが、いずれも高コストであったり、構成が難しく容易に使用できないことや、身体の自由を拘束してしまうなどの問題があった。
特開2010−142365号公報 特開2008−23061号公報
解決しようとする問題点は、車椅子において、低い着座位置を保ったまま、着座者が適切な姿勢を保持することができ、長時間の座位でも苦痛がなく、座り心地の良い座面を構成するため、車椅子の座面に着脱自在の座面板を設けることにより、既製品の車椅子にも対応した安価な車椅子用座面板を提供することである。
本発明は、市販の車椅子の座部に着脱自在に装着することのできる座面板であって、該座面板は下面に横方向への可動可能な調整部材を備え、該調整部材の端部には係止爪部が取り付けられ、該係止爪部を車椅子の座面部サイドフレームに設けられた係止部に係合することで該座面板が車椅子に装着されるとともに、該座面板が車椅子に取り付けられた場合には、座面後部から座面前部に向けて一定の傾斜が形成されることを特徴とする。
本発明の車椅子用座面板によれば、従来の座面のたわみ等が解消されて座面が安定することから、着座者は良姿勢を保持することができ、長時間の座位でも苦痛がなく、バランスの良い座位をとることが可能となる。
また、本発明の車椅子用座面板は、着座位置の上昇を最小限に抑えることができるため、安価な既製品車や現在本人が使用している車椅子に取り付けて使用する事ができるため、新たに高価な車椅子を購入する必要がない。
また、本発明の車椅子用座面板は、サイドフレームに係止部を設けるだけで装着することが可能であり、その上に敷くクッションには特に機能性を求めないため安価なもので構わないなど、車椅子利用者に対して安価に提供することができる。
また、本発明の車椅子用座面板は、車椅子に対して着脱自在であるため、車椅子の折り畳みもそのまま可能であり、従来の既製品が有する持ち運びや保管が容易にできるという機能を損なうこともない。
さらに、本発明の車椅子用座面板は、車椅子に装着した場合、座面後部から座面前方に向けて一定の傾斜を有するため、着座者は安定したバランスで座位を保持することができ、着座者の臀部が前方にずれて落下するという危険性も解消することができる。
本発明に係る車椅子用座面板の上面を示す図である。 本発明に係る車椅子用座面板の下面を示す図である。 本発明に係る車椅子用座面板を車椅子に装着される途中の状態を示す説明図である。 本発明に係る車椅子用座面板が車椅子に装着された状態を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づき説明する。図1及び図2は、本発明に係る車椅子用座面板3を示す図である。本発明の車椅子用座面板3は略板状体であり、下面の所定位置には係止爪部10a及び10bを備えている。該係止爪部10a及び10bは、調節部材11及び14の端部にそれぞれ固定されており、調節部材11及び14は、車椅子用座面板3の下面に可動可能に取り付けられている。そして、該調節部材11及び14は、中央部に貫通孔を有しており、これらの貫通孔が係合するようにネジ15及び16によって連結される。これにより、調節部材11及び14は横方向への可動が可能となり、係止爪部10a及び10bの位置を既製品の車椅子の座面幅に合わせて調節することができる。
尚、本実施形態の車椅子用座面板3の形状は略板状体であるが、着座者の体型や障害程度などに合わせて様々な形状とすることもできる。例えば、着座者の臀部や太股の位置に窪みを形成することも可能である。
図3は、本発明に係る車椅子用座面板3が車椅子1に装着される途中の状態を示す説明図である。車椅子1の座部サイドフレーム4a及び4b上の所定位置には、あらかじめコ字型の金具を有する係止部13a及び13bが取り付けられている。そして、係止爪部10a及び10bが、係止部13a及び13bのコ字型金具に係合されることで車椅子1の座面5上に本発明の車椅子用座面板3が装着される。
該係止部13a及び13bのコ字型金具は、車椅子1の背面2方向に開口を有しており、これにより、着座者が車椅子の前方向にずれて加重が前方向にかかることに対して、係止部13a及び13bにおいてその加重を受け止めることができる。また、該係止部13a及び13bは、座部サイドフレーム4a及び4b上に設けられることにより、着座者の体重を車椅子のサイドフレーム全体で支持することができ、従来のように着座者の自重により布張りの座面がたわむという問題を解消し、着座者は安定した座位を保つことが可能となる。
図4は、本発明に係る車椅子用座面板3が車椅子1に装着されている状態を示す図である。車椅子用座面板3は、下面に係止爪部10a及び10bと、これが固定された調節部材11及び14を備えており、そのため、車椅子用座面板3が車椅子1に装着された場合には、係止爪部10a及び10bの固定位置や、調節部材11及び14の大きさや厚さにより、車椅子1の背面から前方向に向けて一定の傾斜を有することになる。その結果、この傾斜により着座者が前方にずれて落下するという危険性を解消することが可能となる。尚、当該傾斜は、着座者の体型や障害の程度に合わせて、係止爪部10a及び10bの固定位置や調節部材11及び14の大きさ等を変えることにより任意に変更することができる。
以上の構成により、本発明の車椅子用座面板3は、既製品の車椅子に調節して装着することができ、取り外しも容易であるため、車椅子の折り畳み機能を損なうこともない。また、簡易な構成であるため、低コストで利用者に提供することができる。そして、本発明の車椅子用座面板の使用により、車椅子に着座した場合の座面のたわみが解消される他、人体に優しい形状によって、着座者は良姿勢で長時間苦痛なく車椅子に着座することができるとともに、車椅子の座面に対して一定の傾斜を有して装着されることから、着座者の臀部のずれや落下を防止し、安定したバランスでの着座を可能とすることができる。
1 車椅子
2 背面部
3 座面板
4a、4b 座部サイドフレーム
5 座面
10a、10b 係止爪部
11 調整部
13a、13b 係止部
11、14 調節部材
15、16 ネジ部

Claims (1)

  1. 市販の車椅子の座部に着脱自在に装着することのできる座面板であって、該座面板は下面に横方向への可動可能な調整部材を備え、該調整部材の端部には係止爪部が取り付けられ、該係止爪部を車椅子の座面部サイドフレームに設けられた係止部に係合することで該座面板が車椅子に装着されるとともに、該座面板が車椅子に取り付けられた場合には、座面後部から座面前部に向けて一定の傾斜が形成されることを特徴とする車椅子用座面板。
JP2014224689A 2014-10-16 2014-10-16 車椅子用座面板 Active JP6159308B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014224689A JP6159308B2 (ja) 2014-10-16 2014-10-16 車椅子用座面板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014224689A JP6159308B2 (ja) 2014-10-16 2014-10-16 車椅子用座面板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016077838A JP2016077838A (ja) 2016-05-16
JP6159308B2 true JP6159308B2 (ja) 2017-07-05

Family

ID=55956902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014224689A Active JP6159308B2 (ja) 2014-10-16 2014-10-16 車椅子用座面板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6159308B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7060146B2 (ja) 2017-07-10 2022-04-26 Tdk株式会社 コイル装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5074620A (en) * 1989-09-05 1991-12-24 Jay Medical, Ltd. Wheelchair seat system
US5954402A (en) * 1997-04-28 1999-09-21 Crown Therapeutics, Inc. Size-adjustable load supporting device for wheelchairs
US5947562A (en) * 1997-09-19 1999-09-07 Sunrise Medical Hhg Inc. Quick release seat
JP4993320B2 (ja) * 2008-09-23 2012-08-08 パンテーラ・ジャパン株式会社 車椅子用補助具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7060146B2 (ja) 2017-07-10 2022-04-26 Tdk株式会社 コイル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016077838A (ja) 2016-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7104604B1 (en) Waist supporting structure of a dual-layer chair back
JP6741425B2 (ja) 姿勢保持具
JP2010505507A5 (ja)
JP2014012130A (ja) 椅子用クッション及び椅子
KR101232825B1 (ko) 의자
JP6113689B2 (ja) 座浴用車椅子
JP6159308B2 (ja) 車椅子用座面板
KR20120005993A (ko) 등받이의자
JP3137036U (ja) 椅子
JP6538020B2 (ja) 椅子の背もたれの高さ調節構造
KR20100059407A (ko) 등받이의 위치조절 기능이 구비된 의자
JP2019058357A (ja) 車椅子
JP2010158465A (ja) 着脱式背凭れ
KR20130005807U (ko) 허리밀착 의자
KR20110000141U (ko) 다기능 자세조절 의자
JP2016007302A (ja) 座浴用車椅子
JP2016059577A (ja) 座具及び椅子
KR20160118917A (ko) 체간 서포트 쿠션
KR101473876B1 (ko) 일반인, 장애인 및 노약자를 위한 분리 가능한 휠체어
KR20190081416A (ko) 자세 유도용 의자
JP4563111B2 (ja) 椅子用バックレスト
KR200476173Y1 (ko) 의자등받이의 등받이 쿠션 체결구조
KR100725147B1 (ko) 허리 받침대를 구비한 등받이
JP3128444U (ja) ベンチ
JP2000000132A (ja) 椅子における身体接触面の位置調節装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170519

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6159308

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250