JP6159014B2 - ヒドロキシアルキルアミノシクロアルカンを含む1成分形エポキシ硬化剤 - Google Patents

ヒドロキシアルキルアミノシクロアルカンを含む1成分形エポキシ硬化剤 Download PDF

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Description

[関連出願の相互参照]
本明細書中に開示された主題は、2013年2月28日付けで出願された“Anhydride Accelerators for Epoxy Resin Systems”(整理番号7680)と題する、共通の譲受人による同時係属中の米国特許出願第13/779842号に関する。米国特許出願第13/779842号の開示内容は参照することによりここに援用される。
エポキシ樹脂と硬化剤とを含む組成物が数十年にわたって知られている。数多くの硬化剤は室温でエポキシ樹脂と反応し、従って使用直前にエポキシ樹脂と混合される必要がある。これらの組成物は、2成分(2K)形エポキシシステムとして知られている。潜伏性硬化剤として知られている他の組成物は、周囲温度においてエポキシ樹脂との混和物中で安定であり、高い温度まで加熱されたときにだけ硬化をもたらす。潜伏性硬化剤ジシアンジアミド(DICY)の促進剤として作用し、高温でエポキシ樹脂を硬化させるいくつかの化合物もある。これらは1成分(1K)形エポキシ硬化システムとして知られている。いくつかの事例では、1成分形エポキシ系接着剤システムが2成分システムよりも好まれる。なぜならば、1成分形エポキシ系接着剤システムは2成分システムに伴う混合工程、これを実施するための所要時間、並びに貯蔵中及び配送中の冷却をなくするからである。
大抵の従来の1成分(1K)形エポキシ硬化システムはエポキシ樹脂中に固形化合物又は混合物を含む懸濁液である。これらの固形化合物又は混合物はエポキシ・マトリックス中の溶解度が低いため、潜伏性である。これらの例は米国特許第3,519,576号;同第3,520,905号;及び同第4,866,133号の各明細書に記載されており、ここでは硬化剤はポリアミンとフェノールとから形成された固形物である。ポリアミンは少なくとも2つのアミン基を含有し、これらのアミン基のうちの1つが第一級アミンである。
米国特許第4,689,390号明細書において、第三級アミン及び第一級又は第二級アミノ基を含むジアミンと、ポリエポキシ化合物及びフェノール樹脂又はフェノール化合物とを反応させることによって、潜伏性硬化剤が調製された。ポリフェノール樹脂中のビスフェノールAジグリシジルエーテルを有するポリアミンアダクト溶液が米国特許出願公開第2012/0077943号明細書に記載されている。米国特許第7,910,667号明細書には、潜伏性エポキシ硬化剤として使用されるポリアミンのポリ尿素誘導体のポリフェノール樹脂溶液が記載されている。
国際公開第2008/152004号パンフレットには、エポキシ組成物を硬化させるために液状イミダゾリウム塩(イオン液体)を使用することが開示されている。このような液体はこれらのエポキシ組成物のための潜伏性触媒として記載されている。米国特許第3,839,281号明細書には、DICYで硬化されるエポキシ樹脂システムのための促進剤として、N−ヒドロキシエチルピペリジン及びピペラジル化合物を使用することが記載されている。
前述の特許明細書及び特許出願明細書は参照することによりここに援用される。
液状の1成分(1K)形エポキシ硬化剤及びDICY促進剤は、固形の硬化剤を凌ぐ利点をもたらす。液体は、特定の用途では価値がある固形物よりも良好な混合を可能にする。例えば、電子構成部分を伴う用途では、液状硬化剤は、硬化しつつあるエポキシ樹脂内部に、これらの構成部分を損傷するおそれのある「ホットスポット」の可能性を低減する。結果として、この技術分野では、周囲温度において長時間の貯蔵安定性を呈し、そして約80℃よりも高い温度で急速に硬化する液状の潜伏性エポキシ硬化剤が必要である。
本発明は、硬化済材料の物理特性を維持しつつ従来の液状硬化剤に対して改善された潜伏性を有する液状エポキシ硬化剤を提供することによって、従来の硬化剤に伴う問題点を解決する。「潜伏性(latency又はlatent)」という用語は、硬化剤とエポキシ樹脂とを合体させることができ、そしてこの合体物を高い温度に加熱するまでは、硬化、又は硬化剤とエポキシ樹脂との相互作用がほとんど発生しないことを意味し、また本発明のいくつかの態様では、潜伏性は例3に記載された意味を有する。本発明の液状硬化剤はエポキシ樹脂を硬化させるために使用することができ、又はDICY硬化を促進するためにジシアンジアミド(DICY)系硬化剤との組み合わせで使用することもできる。「硬化(cure又はcuring)」という用語は、エポキシ樹脂を硬化剤と反応させることにより、ポリエーテル基からなるポリマー組成物を生成することを意味する。
本発明の1つの態様の場合、本発明の硬化剤は、水道管の修理、すなわち、1成分形エポキシ樹脂システムを利用して、水道管の穴及び欠陥をシーリングするためのエポキシポリマーを生成する、水道管の修理に特に有用であることが判っている。この技術は、Dawson, D, Composites World, December 2012(参照することによりここに援用される)によってより詳細に記載されているように、現場硬化パイプ(CIPP:cured in place pipes)と一般に呼ばれている。
本発明は、或る特定の第三級アミンのカルボン酸塩に関し、そして1成分(1Kと呼ばれることもある)形エポキシ組成物を提供するために、これらの塩を液状潜伏性硬化剤として、又はDICYと組み合わせて促進剤として使用することに関する。本発明のカルボン酸塩は潜伏性硬化作用を有し、約50℃を上回る、約80℃を上回る、約130℃を上回る、そしていくつかの事例では150℃を上回る高い温度に加熱されると急速硬化、又は硬化促進をもたらすことができる(例えば130〜150℃の温度での硬化)。本発明の硬化剤を含有するエポキシ組成物は、デルタH(J/g)が約120〜約400、約200〜約400、そしていくつかの事例では約210〜約390(J/g)であり、そしてガラス転移温度(Tg)が約90〜約130、約95〜約110、そしていくつかの事例では約110〜約125℃であってよい。本発明の硬化剤によって硬化されたエポキシ樹脂物品の曲げ弾性率は約14,000〜約450,000、約300,000〜約400,000、そしていくつかの事例では約300,000〜約320,000psiであってよい。
本発明の触媒が1K形エポキシ組成物中に採用される場合、触媒の量は組成物の約2phr〜約10phr、約2phr〜約5phr、そしていくつかの事例では約8phr〜約10phrであってよい。本発明の触媒がDICY硬化型組成物の硬化を促進するために採用される場合、触媒の量は組成物の約1phr〜約5phr、約2phr〜約5phr、そしていくつかの事例では約1phr〜約2phrであってよい。
「液状」とは、ブルックフィールド粘度計によって測定して本発明の硬化剤の粘度が約150cP〜約200cPであることを意味する。従来の固形硬化剤と比較して、本発明の液状硬化剤はエポキシ樹脂とより緊密に合体させることができ、これにより、より均一で徹底した潜伏性硬化を可能にする。例えば、本発明の液状硬化剤を含むエポキシ組成物は、約25℃の温度で測定して約2日〜約8日間にわたって約6000cP〜約20,000cPの粘度を有することができる。
本発明のカルボン酸硬化剤の構造は
Figure 0006159014
によって表される。
式中、Aは−O、CH2、NR’であり、R’はH、炭素原子数1〜10のアルキレン鎖であり、Rは炭素原子数1〜6、好ましくは炭素原子数1〜3のアルキレン鎖であり、ヒドロキシル基は炭素原子のいずれかに、しかし好ましくは末端の炭素原子に結合されてよく、R1,R2はH、又はアルキル(炭素原子数1〜20)、好ましくは炭素原子数1〜7の低級アルキル、ハロアルキル(炭素原子数1〜20)、アリール、ヒドロキシル、及びアルキル(炭素原子数1〜7)であり、X-は炭素原子数1〜40のカルボン酸アニオンであり、そしてnは1である。
この構造によって表される化合物の例は、N−ヒドロキシアルキルピペリジニル(A=CH2、n=1)、N−ヒドロキシアルキルモルホリニル(A=O)、N−ヒドロキシピペラジニル(A=NR3 +-)、及びN−ヒドロキシピロリジニル化合物(A=CH2、n=0)からなる群より選択された少なくとも1つの要素を含む。これらの化合物は環炭素原子上に少なくとも1つ及び多くとも4つの置換基を含有してよい。ジカルボン酸及びトリカルボン酸で表されるアミンの第三級アミン塩も本発明に含まれる。ジカルボン酸の場合、塩は2モル当量のアミンと1モル当量の酸とから形成され、トリカルボン酸の場合、塩は3モル当量のアミンと1モル当量の酸とから形成される。
本発明のカルボン酸塩を製造するためには好適なものであればいかなる第三級アミンも使用できるが、代表的な第三級アミンは、N−ヒドロキシエチルピペリジン、N−ヒドロキシプロピルピペリジン、2−メチル−N−ヒドロキシエチルピペリジン、N−ヒドロキシメチルピペリジン、N−ヒドロキシエチルモルホリン、1,4−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジンからなる群より選択された少なくとも1つの要素を含む。本発明の第三級アミンのカルボン酸塩を製造するためには好適なものであればいかなるカルボン酸も使用できるが、代表的なカルボン酸は、酢酸、プロパン酸、ヘキサン酸、2−エチルヘキサン酸、デカン酸、トール油脂肪酸(TOFA)、及びダイマー酸からなる群より選択された少なくとも1つの要素を含む。
本発明の第三級アミン塩は、少なくとも1種の好適なアミンと少なくとも1種のカルボン酸とを接触させることによって形成することができる(例えばジカルボン酸及びトリカルボン酸で表されるアミンの第三級アミン塩)。オーバーヘッド型機械的攪拌器及び窒素入口及びサーモカップルを備えた3首丸底フラスコ内へ、第三級アミン(1モル当量)を入れる。60分間にわたって攪拌しながら、酸(1モル当量)をゆっくりと添加することによって温度を25〜30℃に維持する。第三級アミンと酸とが反応することにより、淡黄色液体を有する第三級アミン塩を形成する。ジカルボン酸を使用して本発明の塩を形成する場合、塩は2モル当量のアミンと1モル当量の酸とから形成されるのに対して、トリカルボン酸の場合には、塩は3モル当量のアミンと1モル当量の酸とから形成される。
少なくとも1種の第三級アミンと少なくとも1種のカルボン酸とを接触させるためには、好適なものであればいかなる方法も用いることができるが、模範的な方法は、N−ヒドロキシエチルピペリジンとトール油脂肪酸とを接触させることを含む。第三級アミンとカルボン酸とのモル比は約1.0〜約1.05、約0.95〜約1.05、そしていくつかの事例では約1.0〜約1.1であってよい。
硬化剤のためのこれらの触媒は、エポキシ樹脂を含む組成物中で使用することができる。好適なエポキシ樹脂は、二価フェノールのグリシジルエーテルを含む、多価フェノールのグリシジルエーテルを含むことができる。一例としては、レゾルシノール、ヒドロキノン、ビス−(4−ヒドロキシ−3,5−ジフルオロフェニル)−メタン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−エタン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロフェニル)−プロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン(商業的にはビスフェノールAとして知られる)、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−メタン(商業的にはビスフェノールFとして知られ、これは種々の量の2−ヒドロキシフェニル異性体を含有してよい)、及びこれに類似のもの、又はそれらの組み合わせのグリシジルエーテルが挙げられる。加えて、下記構造の改良型二価フェノールも本開示において有用である:
Figure 0006159014
式中、mは整数であり、そしてRは二価フェノール、例えば上記の二価フェノールの二価炭化水素基である。この式に基づく材料は、二価フェノールとエピクロロヒドリンとの混合物を重合させることによって、又は、二価フェノールのジグリシジルエーテルと二価フェノールとの混合物を改良することによって調製することができる。いかなる所与の分子においてもmの値は整数であるが、これらの材料は常に、必ずしも整数ではない平均値mによって特徴付けできる混合物である。平均値0〜7のポリマー材料を本開示の1態様において使用することができる。他の実施態様では、エポキシ成分は、2,2’−メチレンジアニリン、m−キシレンジアニリン、ヒダントイン、及びイソシアネートのうちの1種又は2種以上に由来するポリグリシジルアミンであってよい。
エポキシ成分は脂環式エポキシドであってよい。好適な脂環式エポキシドの例は、ジカルボン酸の脂環式エステルのジエポキシド、例えばビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)オキサレート、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート、ビニルシクロヘキセンジエポキシド;リモネンジエポキシド;ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)ピメレート;ジシクロペンタジエンジエポキシド;及び他の好適な脂環式エポキシドを含む。ジカルボン酸の脂環式エステルの他の好適なジエポキシドが例えば国際公開第2009/089145号パンフレットに記載されている。その開示内容は参照することによりここに援用される。
他の脂環式エポキシドは、3,3−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、例えば3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート;3,3−エポキシ−1−メチルシクロヘキシル−メチル−3,4−エポキシ−1−メチルシクロヘキサンカルボキシレート;6−メチル−3,4−エポキシシクロヘキシルメチルメチル−6−メチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート;3,4−エポキシ−2−メチルシクロヘキシル−メチル−3,4−エポキシ−3−メチルシクロヘキサンカルボキシレートを含む。他の好適な3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレートが、例えば米国特許第2,890,194号明細書に記載されている。その開示内容は参照することによりここに援用される。他の実施態様では、エポキシ成分は、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、又はポリテトラヒドロフラン、又はそれらの組み合わせに由来するポリオールポリグリシジルエーテルを含んでよい。
DER 383(Dowから入手可能)及びEPON 826(Hexion Specialty Chemicalsから入手可能)の商品名で商業的に入手可能なエポキシ樹脂がこの用途に適している。他のエポキシ樹脂の一例としては、二官能性エポキシ樹脂、例えばビスフェノールAグリシジルエーテル及びビスフェノールFグリシジルエーテルが挙げられる。ここで利用される多官能性エポキシ樹脂は、1分子当たり2つ又は3つ以上の1,2−エポキシ基を含有する化合物を表す。このタイプのエポキシド化合物は、当業者によく知られており、Y. Tanaka, "Synthesis and Characteristics of Epoxides", C.A. May編, Epoxy Resins Chemistry and Technology (Marcel Dekker, 1988)に記載されている。その内容は参照することによりここに援用される。エポキシ樹脂の量は典型的には組成物の約80%〜約99%、約95%〜約99%、そしていくつかの事例では約95%〜約99%となる。
最終用途に応じて、エポキシ成分を改質することによって本発明の組成物の粘度を低減することが有益であり得る。例えば、容易な利用をなおも可能にしつつ調製物又は組成物中の顔料レベルを高くできるように、又はより高い分子量のエポキシ樹脂を使用するのを可能にするように、粘度を低減することができる。従って、少なくとも1種の多官能性エポキシ樹脂を含むエポキシ成分がさらに単官能性エポキシドを含むことが本発明の範囲に含まれる。モノエポキシドの一例としては、酸化スチレン、酸化シクロヘキセン、酸化エチレン、酸化プロピレン、酸化ブチレン、及びフェノールのグリシジルエーテル、クレゾール、tert−ブチルフェノール、他のアルキルフェノール、ブタノール、2−エチルヘキサノール、C4〜C14アルコール、及びこれに類似のものが挙げられる。単官能性エポキシドの量は組成物の約10%〜約1%、約10%〜約5%、そしていくつかの事例では約5%〜約1%であることが可能である。
本発明の組成物及び調製物中に採用し得る他の添加剤の一例としては、促進剤、充填剤、繊維、例えばガラス繊維又は炭素繊維、顔料、顔料分散剤、レオロジー改質剤、チキソトロープ、流動助剤又はレベリング助剤、消泡剤、又はそれらの任意の組み合わせが挙げられる。言うまでもなく、当業者に知られた混合物又は材料をこれらの組成物又は調製物中に含むことができ、これらの混合物又は材料は本発明の範囲に含まれる。このような添加剤の量は、組成物の約10wt%〜約60wt%、約20wt%〜約40wt%、そしていくつかの事例では約10wt%〜約20wt%を占めることができる。
本発明の塩はスチレン及びスチレン含有化合物と一緒に使用することができるが、本発明の1態様では、本発明の硬化剤にはスチレン及びスチレン含有化合物が実質的に含まれない。「実質的に含まれない」という用語は、本発明の硬化剤及び本発明の硬化剤を含む組成物の、スチレン及びスチレン含有化合物の含有率が約0.05wt%未満、約0.1wt%未満、そしていくつかの例では0wt%であることを意味する。
本発明の1態様では、本発明の硬化剤並びにエポキシ樹脂組成物には無水物が実質的に含まれない。「無水物が実質的に含まれない」という用語は、本発明の硬化剤及び本発明の硬化剤を含む組成物の、無水物含有率が約0.05wt%未満、約0.1wt%未満、そしていくつかの例では0wt%であることを意味する。
本発明の別の態様は、約75wt%〜約99wt%の、前記エポキシ樹脂のうちの少なくとも1種と、約25wt%〜約1wt%の本発明のアミン塩とを含む組成物に関する。別の態様では、本発明は約90wt%〜約95wt%の、前記エポキシ樹脂のうちの少なくとも1種と、約10wt%〜約2wt%の本発明のアミン塩と、約8wt%〜約3wt%のDICYとを含む組成物に関する。
以下の例は本発明の特定の態様を例示するために提供され、添付の請求の範囲を限定するものではない。表1〜3は、例によって生成されたデータを要約する。
下記表1は、本発明のアミン塩とエポキシ樹脂との混合物の熱挙動を比較する。具体的には、表1は以下のことを示す。
(a)本発明のアミン塩はDICYのための活性促進剤として、そして所望の場合にはエポキシシステム中の単独硬化剤として機能することができ;そして
(b)本発明のアミン塩を調製するために使用されるカルボン酸は、エポキシシステムとの接触時の無視し得る反応熱によって示されるようにエポキシ硬化剤としては不活性である。
下記表2は本発明のアミン塩と第三級アミンとの潜伏性を比較する。表2は以下のことを示す。
(a)本発明のアミン塩は、前記イミダゾール系のイオン液体(参照することによりここに援用される国際公開第2008/152004号パンフレット)よりも高い潜伏性を示し;
(b)本発明のアミン塩は、アミン塩を調製する際に使用された前駆体第三級アミンN−ヒドロキシエチルピペリジン、及びN−ヒドロキシエチルピロリジンよりも長い潜伏性を示し(例えば、DICY促進剤としてはそれぞれ3〜8d対<1日、そして例えば、単独硬化剤としてはそれぞれ2d対<1d);
(c)本発明のアミン塩は、窒素原子に結合されたアルキル鎖上にヒドロキシル基を有さない他の第三級アミンの対応塩と比較して、少なくとも2倍の長さの潜伏性を示す。例えば、N−ヒドロキシエチルピペリジン、N−ヒドロキシエチルモルホリン、1,4−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジンを1−エチルピペリジンと比較し(例えば、DICY促進剤としてはそれぞれ3〜8日対2dを示す)、そしてN−ヒドロキシエチルピペリジン、N−ヒドロキシエチルピロリジンを1−エチルピペリジンと比較し(例えば、単独硬化剤としてはそれぞれ2d対1dを示す);
(d)(本発明のアミン塩の上記構造において示されているように)アミンがヒドロキシアルキル基によって置換されている脂環式アミン構造は、より高い潜伏性をもたらすために有用である。ヒドロキシアルキル基を有する他の直鎖アミンはより短い潜伏性を示す(例えば、DICY促進剤としてはそれぞれ3〜8d対2d、そして単独硬化剤としては2d対1d)。
表3は、エポキシ樹脂とともに本発明の硬化剤を使用することによって得られた硬化済エポキシ生成物の等温硬化粘度上昇及び曲げ強度の結果を示す。これらの結果は、数ある用途の中でも現場硬化管(CIPP)技術を用いた管修復に本発明の硬化剤を使用できることを示す。本発明の調製物又はエポキシ組成物によってもたらされる比較的長い潜伏性は、このような組成物の輸送中に時期尚早のゲル化が生じるのを排除するとはいかないまでも低減することができる。加えて、下記の示差走査熱量測定(DSC)等温データは、2時間にわたって80℃の温度に晒したときに組成物は最小で85%まで硬化されることを示している。こうして得られた硬化済エポキシ調製物は、曲げ強度に対する最小限の要件を満たす。試験された調製物はCIPP利用者がエポキシ系システムを利用して、これらの製造場所でフェルトを湿潤し、そして既設管内への逆挿入(reverse insertion)のためにこのフェルトを現場へ輸送するのを可能にする。
[例1:アミン塩の一般的な調製手順]
オーバーヘッド型機械的攪拌器及び窒素入口及びサーモカップルを備えた3首丸底フラスコ内へ、第三級アミン(1モル)を入れた。60分間にわたって攪拌しながら、酸(1モル)をゆっくりと添加することによって温度を25〜30℃に維持した。第三級アミンと酸とが反応することにより、透明な淡黄色液体を有する第三級アミン塩溶液を形成した。完成したら、混合物を室温まで冷まし、示差走査熱量測定(DSC)試験及び潜伏性試験において使用した。
[例2:エポキシ樹脂を含む硬化剤のDSC]
(a)DICY促進剤としてのDSC
アミン溶液の試料をジシアンジアミド(DICY)及びビスフェノールAグリシジルエーテルと密に混合し(質量比2:6:100)、そしてDSC内に導入されたプログラムを用いてDSC(TA instruments QA20)によって分析した。このプログラムは25℃でスタートし、10℃/分で300℃まで加熱し、冷却し、そして2度目に250℃まで走査する。第1走査は、開始温度、ピーク発熱、及び反応熱を含む硬化データを提供するのに対して、第2走査はガラス転移温度を確認する。結果を下記表1aに示す。
Figure 0006159014
(b)単独硬化
アミン塩溶液の試料をビスフェノールAグリシジルエーテルと密に混合する(質量比10:100又は5:100)。この混合物の試料を、プログラムを用いてDSC(TA instruments QA20)によって分析した。このプログラムは25℃でスタートし、10℃/分で300℃まで加熱し、冷却し、そして2度目に250℃まで走査する。第1走査は、開始温度、ピーク発熱、及び反応熱を含む硬化データを提供するのに対して、第2走査はガラス転移温度を確認する。結果を下記表1bに示す。
Figure 0006159014
[例3:アミン硬化剤の潜伏性]
硬化剤の潜伏性(この例3の目的上、25℃で初期粘度を2倍にするための時間と定義される)を、#52スピンドルを備えたブルックフィールド円錐平板粘度計(モデルHADV II + CP)によって、0.5mLの試料を使用して25℃でモニタリングした。また、貯蔵安定性を目視観察によって判断することにより、ゲル化時間を割り出した。結果を下記表2aに示す。
(a)DICY促進剤
アミン/DICY/ビスフェノールAジグリシジルエーテル(それぞれの質量比2/6/100)
Figure 0006159014
Figure 0006159014
[例4]
この例では、NHEP:二量体(N−ヒドロキシエチルピペリジン:ダイマー酸塩)及びNHEP:TOFA(N−ヒドロキシエチルピペリジン:トール油脂肪酸塩)の、現場硬化管(CIPP)に使用するための適用性を明らかにする。このために、15部の上記2種の硬化剤を、100部の液状エポキシ樹脂を含む単独硬化剤として使用した。混合した調製物を、(1)例3に基づく、10,000cPsに達するための25℃における時間の関数としての粘度上昇;(2)例2に基づく、DSCによる等温硬化、及び(3)温度制御炉内で2時間にわたって80℃の温度で穏やかな熱硬化を施した後の、ASTM C881に基づく曲げ弾性率、に関して特徴づけた。データを表3に要約する。
Figure 0006159014
この例4の両調製物は、CIPP用途にとって許容し得る混合粘度(例えば、約25℃〜約28℃の温度で約3688cP〜約5500cPの粘度)、及び10,000cPs粘度に達するための比較的長い時間(例えば2453〜2728分)を提供し、これにより25℃における優れた潜伏性を明らかにする。DSCデータは、NHEP/TOFAが80℃における2時間の硬化後に92%に達したことを示す。同じ調製物は望ましい曲げ弾性率をもたらす。
特定の態様又は実施態様を参照しながら本発明を説明してきたが、当業者には明らかなように、本発明の範囲を逸脱することなしに、種々の変更を加えることができ、同等のものをその要素の代わりに用いることもできる。加えて、本発明の本質的な範囲を逸脱することなしに、本発明の教示内容に特定の状況又は材料を適合させるために、多くの改変を加えてもよい。従って、本発明を実施するために考えられる最良の形態として開示された特定の実施態様に本発明は限定されるのではなく、本発明は添付の特許請求の範囲内にある全ての実施態様を含むものとする。

Claims (13)

  1. 少なくとも1種の第三級アミン塩と、少なくとも1種のエポキシ樹脂と、任意選択で少なくとも1種のDICYとを含み、前記第三級アミン塩が、以下の構造1、すなわち
    Figure 0006159014
    の構造によって表され、式中、AがO、NH、又はNRであり、Rが炭素原子数1〜6のアルキレン鎖であり、R 1 、R 2 がH、炭素原子数1〜20のアルキル、炭素原子数1〜20のハロアルキル、アリール、又はヒドロキシルであり、X - が炭素原子数1〜40のカルボン酸アニオンである、組成物。
  2. 前記第三級アミン塩が、N−ヒドロキシアルキルモルホリニル、1−ヒドロキシエチルピペラジニル、及びそれらの組み合わせからなる群より選択された少なくとも1つの要素を含む、請求項に記載の組成物。
  3. 少なくとも1種の第三級アミン塩と、少なくとも1種のエポキシ樹脂と、任意選択で少なくとも1種のDICYとを含み、前記第三級塩が、少なくとも1種のカルボン酸と少なくとも1種の第三級アミンとの接触生成物を含み、前記第三級アミンが、N−ヒドロキシエチルモルホリン、1,4−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、1,4−ジメチルピペラジン、N−シクロヘキシル−N,N−ジエチルアミン、N−シクロヘキシル−N−エチル−N−メチルアミン、N,N−ジメチル−N−(2−メチルシクロヘキシル)アミン、N,N−ジシクロヘキシル−N−メチルアミン、N−ヒドロキシエチル−N−シクロヘキシル−N−メチルアミン、N−シクロヘキシル−N,N−ジプロピルアミン、N−シクロヘキシル−N,N−ジオクチルアミン、1−エチルピペリジン、ジメチルエタノールアミン、及びそれらの組み合わせからなる群より選択された少なくとも1つの要素を含む、組成物。
  4. 前記カルボン酸が、酢酸、プロパン酸、ヘキサン酸、2−エチルヘキサン酸、デカン酸、トール油脂肪酸(TOFA)、ダイマー酸、及びそれらの混合物からなる群より選択された少なくとも1つの要素を含む、請求項に記載の組成物。
  5. 前記カルボン酸がトール油脂肪酸を含む、請求項に記載の組成物。
  6. 前記カルボン酸が酢酸及びTOFAの群から選択された少なくとも1つの要素を含む、請求項に記載の組成物。
  7. 前記第三級アミンが、N−ヒドロキシエチルモルホリン、1,4−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、1−エチルピペリジン、及びジメチルエタノールアミンからなる群より選択された少なくとも1つの要素を含む、請求項に記載の組成物。
  8. 前記第三級アミンがN−ヒドロキシエチルピペリジンを含み、前記酸がTOFAを含む、請求項に記載の組成物。
  9. 少なくとも1種の第三級アミン塩と、少なくとも1種のエポキシ樹脂と、少なくとも1種のDICYとを含む組成物であって、前記第三級塩が少なくとも1種のカルボン酸と少なくとも1種の第三級アミンとの接触生成物を含む、組成物。
  10. 前記カルボン酸が酢酸及びTOFAの群から選択された少なくとも1つの要素を含む、請求項に記載の組成物。
  11. 前記第三級アミンが、N−ヒドロキシエチルピペリジン、N−ヒドロキシエチルモルホリン、1,4−ビス(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、1−エチルピペリジン、及びジメチルエタノールアミンからなる群より選択された少なくとも1つの要素を含む、請求項に記載の組成物。
  12. 請求項1又は3に記載の組成物から得られる硬化済エポキシ樹脂。
  13. 請求項に記載の組成物から得られる硬化済エポキシ樹脂。
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