JP6156080B2 - 無線基地局および無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線基地局および無線通信システムに関する。
下記の特許文献1の記載によれば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、LTE(Long Term Evolution)の次の通信方式としてLTE−A(LTE-Advanced)の検討が行なわれている。LTE−Aでは、LTEよりも高速の通信を実現することを目指しており、LTEよりも広帯域(例えば、LTEの20MHzの帯域を超える100MHzまでの帯域)をサポートすることが求められている。
そこで、高速かつ大容量の通信を実現するキャリアアグリゲーション(CA)と呼ばれる技術が3GPPにおいて提案されている。CAでは、LTEとの互換性(バックワードコンパチビリティー)を可能な限り維持する目的から、帯域幅が20MHzまでのキャリアを複数まとめて通信を行なう。これにより、最大100MHzの帯域幅を確保することが可能である。なお、CAでは、20MHzまでのキャリアを、コンポーネントキャリア(CC)と呼ぶ。
特許文献1に記載された技術では、基地局装置は、データの送信を開始するとき、あるいは、端末局装置へのデータの送信に用いるCCを変更するときに、複数のCC各々の無線品質に基づいて、データを送信するCCを決定し、端末局装置に通知する。この技術によれば、キャリアを複数まとめて通信するCAを適用していても、消費電力の増大を抑えると同時に、通信に用いるCCを変更する際の通信効率の低下を抑えることができる。
国際公開第2010/140347号
CAを用いた無線通信技術の一例として、第1の無線基地局の第1の通信エリアの配下に、1又は複数の第2の無線基地局を配置し、当該第2の無線基地局によって例えば第1の通信エリアよりも狭い第2の通信エリアを形成することが検討されている。
第1の通信エリアは、例えば、マクロセル(あるいはマクロカバレッジ)と呼ばれ、第2の通信エリアは、例えば、スモールセル(あるいはスモールカバレッジ)と呼ばれる。マクロセルとスモールセルとでは、異なる周波数を用いることができる。例示的に、スモールセルで用いられる周波数は、マクロセルで用いられる周波数よりも高い。
スモールセルを形成する第2の無線基地局は、RRH(Remote Radio Head)とも呼ばれる。これに対し、マクロセルを形成する第1の無線基地局は、BTS(Base Transceiver Station)あるいはeNB(evolved Node B)とも呼ばれる。RRHは、例示的に、トラフィックが集中して発生する場所(ホットスポットとも呼ばれる。)やマクロセルの不感帯などに配置される。これにより、ホットスポットのトラフィックをRRHで吸収したり、マクロセルの不感帯をRRHで補ったりすることができる。
このようにマクロセルに対してスモールセルがオーバーレイ配置される環境において、スモールセル内に位置する無線端末は、スモールセル(RRH)とマクロセル(BTS)の双方にアクセスすることが可能になる。
このような環境において、無線端末がスモールセル内を移動すると、BTS及びRRHの一方からみた無線端末との距離の変化と、BTS及びRRHの他方からみた無線端末との距離の変化とに相違が生じることがある。
当該相違は、無線端末から受信される信号を基に推定されるフェージング周波数の推定精度に影響することがある。そのため、フェージング周波数の推定値を用いて無線端末との通信制御を行なう場合に、無線端末との間の通信品質(例えば、アップリンクのスループット等)が劣化する場合がある。
特許文献1に記載された技術では、CC各々の無線品質に基づいてデータを送信するCCを決定し、端末局装置に通知することが記載されるに留まっており、上述のような距離変化の相違に伴う通信制御の影響に関して何ら検討されていない。
本発明の目的の1つは、フェージング周波数の推定精度劣化に伴う無線基地局及び無線端末間の通信品質の低下を抑制できるようにすることにある。
無線基地局の一態様は、第1の無線エリアと第2の無線エリアとの無線リソースを用いて通信する無線端末から受信される無線信号を処理する無線基地局であって、前記第1及び第2の無線エリアでそれぞれ受信された前記無線端末からの無線信号から取得されるフェージング周波数の推定値のうち、相対的に推定精度の高い方の推定値を用いて、推定精度の低い方の推定値が得られた無線エリアでの無線リソースの割り当てを制御する制御部を備える。
フェージング周波数の推定精度劣化に伴う無線基地局及び無線端末間の通信品質の低下を抑制できる。
無線通信システムの一例を示す図である。 図1に例示する無線通信システムにおける通信制御例を説明する図である。 図1に例示する無線通信システムにおいてフェージング周波数の推定精度が劣化するケースを説明する図である。 図1に例示する無線通信システムにおいて無線端末の移動に伴って信号の受信タイミングにずれが生じる様子を説明する図である。 図4に例示するタイミングずれに応じてフェージング周波数の推定精度が劣化する様子を説明する図である。 一実施形態に係る無線通信システムにおいてマクロセルからスモールセルへフェージング周波数の推定値を通知する様子を示す図である。 図6に例示する無線通信システムにおける処理シーケンスの一例を示す図である。 図6に例示する無線通信システムにおいてフェージング周波数の推定値の依頼及び報告処理の一例を示すシーケンス図である。 図6に例示する無線通信システムにおいてフェージング周波数の推定精度に影響するタイミング劣化検出処理を説明するフローチャートである。 図9に例示するタイミング検出処理において得られる遅延プロファイルの一例を示す図である。 図6に例示する無線通信システムにおけるSRS周期、同期タイマ及び同期周期の関係の一例を示す図である。 図6に例示する無線通信システムにおけるフェージング周波数の推定結果報告処理の一例を示すフローチャートである。 図6に例示する無線基地局が保持する推定値管理テーブルの一例を示す図である。 図6に例示する無線通信システムにおけるフェージング周波数の推定結果の依頼元での利用処理を説明するフローチャートである。 図14に例示するフェージング周波数の算出処理の一例を示すフローチャートである。 図6に例示する無線基地局の構成例を示す機能ブロック図である。 図16に例示する信号処理部に着目した構成例を示すブロック図である。 図6に例示する無線基地局のハードウェア構成例を示す図である。 一実施形態の第1変形例に係る無線通信システムの一例を示す図である。 図19に例示する無線通信システムにおいてタイミングずれによるフェージング周波数の推定精度の劣化が生じる様子を示す図である。 一実施形態の第2変形例に係る無線通信システムの一例を示す図である。 一実施形態の第2変形例に係る無線通信システムの一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一符号を付した部分は、特に断らない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
(概要)
LTEリリース10(LTE Rel.10)以降で、アップリンク(UL)のRRHをサポートしたCAがデプロイメントシナリオ4として検討されている。例えば、3GPP TS 36.300 v10.3.0 Annex J (informative):Carrier Aggregation J.1 Deployment Scenariosにおいて#4で示されるケースである。
それに伴い、例えば図1に示すように、マクロセル100の配下に1又は複数のスモールセル200−1及び200−2がオーバーレイ配置されるケースが考えられる。この場合、例えば、スモールセル200−1内に位置する無線端末30は、マクロセル100(BTS10)とスモールセル200−1(RRH20−1)の双方にアクセス可能になる。無線端末30は、UE(User Equipment)やMS(Mobile Station)と称されることがある。
マクロセル100は、BTS10が形成する第1の無線エリアの一例である。第1の無線エリアは、プライマリセル(Pcell)と称してもよい。BTS10は、eNB10と称されてもよい。スモールセル200−1及び200−2は、それぞれ、RRH20−1及び20−2が形成する第2の無線エリアの一例である。第2の無線エリアは、セカンダリセル(Scell)と称してもよい。第1の無線エリアと第2の無線エリアとの関係は逆転してもよい。
なお、以下において、RRH20−1及び20−2を区別しない場合には「RRH20」と表記することがある。また、スモールセル(あるいはScell)200−1及び200−2を区別しない場合には「スモールセル200」あるいは「Scell200」と表記することがある。
Pcellの配下にScellがオーバーレイ配置される関係にあれば、各セルの呼称は問わない。セルの呼称の一例としては、マクロセル、フェムトセル、ピコセル、マイクロセル等が挙げられる。フェムトセル、ピコセル、及び、マイクロセルを、スモールセルと総称してもよい。
eNB10とRRH20との間は、例えば有線伝送路300により相互通信可能に接続される。有線伝送路300の一例は、光ファイバ伝送路等であり、CPRI(Common Public Radio Interface)と称されることがある。ただし、eNB10とRRH20との間は、無線伝送路により相互通信可能に接続されてもよい。eNB10とRRH20とは、個別の無線基地局と捉えてもよいし、1つの無線基地局を成すと捉えてもよい。
ところで、LTEにおけるULの無線通信制御の一例では、図2に例示するようにUE30が送信する既知の信号(例えば、SRS(Sounding Reference Signal)等の参照信号)を利用して、無線基地局がUL通信を制御する。
例えば、無線基地局は、受信SRSを基にフェージング周波数を推定し、その推定値に基づいて、無線端末30が送信に用いるリソース(例えば、帯域)の割り当てを制御(スケジューリング)したり、UL信号の受信処理(例えば、復調方法等)を変更したりする。
LTEリリース10以降でも、LTEリリース8とのバックワードコンパチビリティーから、eNB及びRRHは、SRSを利用して上記のようなUL制御を行なうものと想定される。しかしながら、LTEリリース10以降では、無線基地局と無線端末との同期が確立した後、再同期が確立するまでの間に、無線端末の移動に伴うタイミングずれ等に起因してフェージング周波数の推定精度が劣化することがある。フェージング周波数の推定精度が劣化すると、上述したSRSを利用したUL制御に影響し、ULの受信スループットが劣化する。
図3に、フェージング周波数の推定精度が劣化するケースの一例を示す。UE30が、例えば、eNB10及びRRH20−1と同期を確立し、マクロセル100とスモールセル200−1の双方のリソースを使って通信している場合に、UE30がスモールセル200−1内においてeNB10を原点とする円周に沿って移動したとする。
この場合、マクロセル100を形成するeNB10から見ると、UE30との距離に変化は無いように見えるが、スモールセル200−1を形成するRRH20−1から見ると、UE30がRRH20−1から離れてゆくため、UE30との距離に変化が生じる。
そのため、eNB10では、例えば図3及び図4中に符号400で示すように、SRSの伝搬遅延は変わらないか最小であるため、SRSの受信タイミングに同期確立後の基準タイミングからのずれは生じないか最小であると考えられる。これに対し、RRH20−1では、UE30との間の距離変化に応じて、図3及び図4中に符号600で示すように、SRSの伝搬遅延が大きくなりSRSの受信タイミングに同期確立後の基準タイミングからのずれが生じる。なお、図3及び図4中の符号500は、同期確立後にUE30がRRH20−1に少し近づいた(符号600で示した場合よりも距離変化が小さい)場合で、SRSが基準タイミングよりも早くRRH20−1に到達する例を示している。
このようなSRSの受信タイミングずれ(以下、単に「タイミングずれ」と称することがある。)は、フェージング周波数の推定精度が劣化する原因となる。例えば図5に示すように、フェージング周波数の推定精度は、タイミングずれに対して2次関数的に劣化するため、所定値以上のタイミングずれが生じると、フェージング周波数の推定精度が大きく劣化する。ここで、所定値の非限定的な一例は、±96Ts(Tsはサンプリングタイムを表し、例えばTs=32.6ns)である。
したがって、図3及び図4中に符号500で示したケースでは、タイミングずれが±96Ts未満であり、フェージング周波数の推定精度への影響は限定的であり無視しても構わない。しかし、図3及び図4中に符号600で示したケースでは、タイミングずれが±96Ts以上であるため、フェージング周波数の推定精度に無視できない劣化が生じる。そのため、RRH20−1のULの受信スループットが劣化する。
なお、上記のケースとは逆に、マクロセル100(eNB10)でのULの受信スループットが劣化するケースもある。例えば、UE30が、スモールセル20−1内においてRRH20−1を原点とする円周に沿って移動した場合である。この場合、RRH20−1から見ると、UE30との距離に変化は無いように見えるが、eNB10から見ると、UE30との距離に変化が生じる。そのため、eNB10においてSRSのタイミングずれが生じ、フェージング周波数の推定精度が劣化する場合がある。
本実施形態では、以上のようなフェージング周波数の推定精度の劣化に起因するULの受信スループットの低下を抑制する。例えば、eNB10及びRRH20−1(又は20−2)のうち、フェージング周波数の推定精度の劣化が小さいと考えられる一方のセルでの推定値を他方のセルで利用してULの通信制御を行なう。別言すると、フェージング周波数の推定精度の劣化が小さいと考えられる一方のセルでの推定値を双方のセルで利用してULの通信制御を行なう。
図3に例示したケースであれば、図6に例示するように、eNB10でのフェージング周波数の推定値をRRH20−1に例えばCPRIを通じて通知する。これにより、RRH20−1は、通知された推定値に基づいてULの通信制御を行なう。ULの通信制御の一例は、UE30が送信に用いる無線リソース(例えば、帯域)の割り当て制御(スケジューリング)や、UL信号の受信処理(例えば、復調方法等)の変更等である。これにより、RRH20−1でのフェージング周波数の推定値が劣化したとしても、RRH20−1の受信スループットの低下を抑えることが可能になる。
(適用フェーズ)
上述したフェージング周波数の推定値の通知は、図7に例示するように、UE30が、eNB10(Pcell)及びRRH20(Scell)との同期を確立した後に実施される(処理P23)。
Scellの追加や削除、再構成(reconfigure)は、例えば、PcellからUE30に対して制御信号を与えることにより実施される。例えば、eNB10が、Scellの追加を決定すると(処理P11)、制御プレーンを通じてRRC(Radio resource Control)シグナリングをUE30へ送信する(処理P12)。RRCシグナリングの一例は、RRC connection reconfigurationメッセージである。
なお、Scellの追加は、CCの制御が行なわれることを意味する。例えば、UE30は、CC制御のため、周期的に通信中のセル(サービングセル)や隣接セルの無線品質を測定しており、eNB10から指示された条件を満たした時に、eNB10へ測定レポート(MR:measurement report)を送信する。eNB10は、受信したMRに基づいてCC制御を実施するか否かを判定する。CC制御を実施する場合(Scell追加の場合)、eNB10は、上記のRRC connection reconfigurationメッセージをUE30へ送信することで、UE30にCC制御の指示を与える。
UE30は、当該メッセージを受信すると、CC制御を実施してScellとの通信準備処理を開始し、受信したRRCシグナリングに対する応答信号をeNB10へ送信する(処理P13及びP14)。応答信号の一例は、RRC connection reconfiguration completeメッセージである。
eNB10は、UE30から応答信号を受信すると、Scellの起動を指示する制御信号をUE30へ送信する(処理P15)。当該制御信号は、MAC(Media Access Control)レイヤのコントロールエレメント(MAC CE)として送信できる。なお、eNB10は、MACレイヤにおいて、Scellをマネージメントすることができ、例えば、Scellの起動(activation)や解除(deactivation)、Scellでの間欠受信(DRX:Discontinuous Reception)の制御等をMAC CEによって実施可能である。
Scellの起動を指示するMAC CEを受信したUE30は、Scellを起動する(処理P16)。なお、Scellを起動したUE30は、起動したScellを解除する時間を計時するタイマをスタートしてもよい(処理P17)。当該タイマが満了すると、UE30は、Scellを自律的に解除する。なお、タイマは、Scell deactivation timerと称されることがある。Scell deactivation timerについては、例えば、「3GPP TS 36.321 v10.5.0 5.13章」や、「3GPP TS 36.331 v10.5.0 6.3.2章」、「3GPP TS 36.213 v10.5.0 4.3章」に記載がある。
eNB10は、上述したScellの起動指示をUE30に送信した後、当該UE30に対して同期リクエストを送信する(処理P18)。当該同期リクエストは、例えば、ダウンリンク(DL)の制御チャネルの一例であるPDCCH(Physical Downlink Control Channel)を用いてUE30へ送信される。
UE30は、同期リクエストを受信すると、eNB10との間でランダムアクセス手順(RACH procedure)を実施し(処理P19)、eNB10との間で同期を確立する(処理P20)。eNB10での処理の基準タイミングとRRH20での処理の基準タイミングとは一致しているから、UE30は、Pcell及びScellの双方について同期が確立し双方と通信が可能になる(処理P20及びP21)。
以後、eNB10は、UE30との間で周期的に同期処理(synchronization procedure)を実施する。同期処理を実施する周期を同期周期と呼ぶことがある。同期周期のいずれかにおいて、Pcell及びScellの一方から他方へのフェージング周波数の推定値の通知が実施される(処理P23)。
例えば図8に示すように、同期処理実施後であって再同期処理が実施される前に、例えばScell(RRH20)において、フェージング周波数の推定精度に影響するタイミングずれが検出されたとする(処理P31)。
すると、RRH20は、eNB10(Pcell)からフェージング周波数の推定値を取得するために、推定結果依頼をeNB10に例えばCPRI300を通じて送信する(処理P32)。
eNB10は、当該推定結果依頼を受信すると、Pcellでのフェージング周波数の推定結果を依頼元のRRH20へ送信する(処理P33)。
RRH20は、eNB10から受信した推定結果を利用して、ScellでのUE30との通信を制御する(処理P34)。
(タイミングずれ検出処理の一例)
次に、図9に、上述した処理P31において、フェージング周波数の推定精度に影響するタイミングずれを検出する処理の一例を示す。例えば、RRH20は、まず、UE30からの受信信号(非限定的な一例として、SRS)と相関検出用のコード(参照信号)との相関値を基に遅延プロファイルを取得し、当該遅延プロファイルから本来希望する基準タイミングとの差分を検出する(処理P41)。
SRSの送信周期は、例示的に、「2〜320サブフレーム」+「周期内でのオフセット」である。SRSの送信周期については、例えば、「3GPP TS 36.213 8.2章」や、「AN INTRODUCTION TO LTE 8.7.2章(Christopher Cox著、WILEY)」に記載がある。非限定的な一例として、SRSは、例えば図11に示すように、80サブフレーム毎に送信される。1サブフレームは、例示的に、1msである。したがって、図11の例では、SRSは80ms周期で送信される。
RRH20は、例えば高速フーリエ変換(FFT)処理により周波数領域に展開された受信信号からSRSがマッピングされているサブキャリアを抽出する(サブキャリアデマッピング)。次いで、RRH20は、デマッピングした信号に、参照信号(RS:Reference Signal)系列の複素共役を乗算することにより、受信信号から参照信号系列を除去(キャンセル)した信号を上記相関値として取得する。以上の処理は、例えば図17にて後述する信号分離部523によって実施される。
そして、RRH20は、取得した相関値に例えば逆フーリエ高速変換(IFFT)を施すことにより周波数領域の相関値を時間領域の相関値に変換する。ここで、SRSの各帯域内には、サイクリック多重により複数のUE30からの信号が多重可能である。そのため、IFFT処理後の時間領域での信号データは、同一RS系列を基にサイクリックシフト多重された各UE30からの信号波形が時間領域で周期的に表れるデータとなる。
例えば、SRSのサイクリックシフト量αは、各UE30のサイクリックシフト番号をnsrsとすると、次式(1)によって表すことができる。

α=2π(nsrs/8)…(1)
この場合、8サイクリックシフトで位相がちょうど360°回転することになる。そのため、IFFT処理後のデータを8等分したそれぞれの領域に個々のUE30からの信号が現れることになる。そこで、RRH20は、各UE30のサイクリックシフト番号を基に、時間領域で検出した周期波形から当該UE30からの信号が含まれる領域を算出し、当該領域を抽出する(サイクリックシフト除去)。なお、サイクリックシフトについては、例えば、「3GPP TS 36.211 5.5.3.1章」に記載がある。
そして、RRH20は、UE30毎に抽出した信号を2乗することにより電力変換する。これにより、例えば図10に示すような時間に対する受信電力(受信レベル)を表す遅延プロファイルが得られる。RRH20は、得られた遅延プロファイルにおいて受信電力がピークとなるタイミングを検出し、当該タイミングと本来希望する基準タイミング(RRH20における処理基準タイミング)との差分(タイミングずれ)を算出する。以上の処理は、例えば図17により後述するタイミング検出部526及び推定精度劣化タイミング検出回路529によって実施される。
なお、得られたタイミングずれは、UL信号の送信タイミングを調整するための送信タイミング調整値(TA:Timing Advance)の基となる情報であり、RRH20は、当該情報を基にUE30の送信タイミングを制御することができる。当該制御に用いられる信号の一例が、TAコマンド(Timing Advance Command)と呼ばれる信号である。TAコマンドは、MACレイヤの制御情報(MAC CE)としてUE30へ送信することができる。なお、検出したタイミングずれからTAコマンドを生成する手法については、例えば、「3GPP TS 36.213 4.2.3章」に記載がある。
次に、図9に戻り、RRH20は、上述のごとくタイミングずれを検出した後、TAT(Time Alignment Timer)と呼ばれる同期タイマが満了したか否か、あるいは、現タイミングが同期周期のタイミングであるか否かを確認する(処理P42)。
なお、同期タイマは、現在のUL信号の送信タイミング設定のまま、RRH20でのUL信号受信タイミングが所定ウィンドウ内に納まること、別言すると、UL信号の同期が保証可能な時間を計時する。同期タイマが満了すると、UE30は、通信しているeNB10あるいはRRH20との同期を失ったと認識し、UL信号を送信しない。
同期タイマは、例示的に、1サブフレームが1msの場合、500〜10240サブフレーム(0.5〜10.24秒)の範囲のいずれかの値に設定される。図11の例では、同期タイマ(TAT)は、750サブフレームに設定されている。なお、同期タイマについては、例えば、「3GPP TS 36.331v10.5.0 6.3.2章」や「3GPP TS 36.321v10.5.0 5.2章」、「AN INTRODUCTION TO LTE 10.1.2章(Christopher Cox著、WILEY)」等に記載がある。
また、同期周期は、例えば、既述の送信タイミング調整値(TA)を周期的に更新してUE30へTAコマンドを送信する周期に相当すると考えてよい。図11の例では、同期周期は、250サブフレームに設定されている。UE20は、TAコマンドにより新しいTAを受信できない場合にも、通信しているeNB10あるいはRRH20との同期を失ったと認識し、UL信号を送信しない。なお、同期周期については、例えば、「AN INTRODUCTION TO LTE 10.1.2章」や、特表2011−503959号公報に記載がある。また、上述したSRSの送信周期と同期タイマ(TAT)と同期周期との関係については、例えば、「3GPP TS 36.211v10.5.0 5.5.3.3章」や、「3GPP 36.213v10.5.0 8.2章」、「AN INTRODUCTION TO LTE 8.7.2章」等の記載が参考になる。
同期タイマ(TAT)が満了しておらず、現タイミングが同期周期のタイミングでもなければ(処理P42でNoの場合)、RRH20は、処理P41で検出したタイミングずれが、UL通信のスループット劣化に影響するか否かを判定する(処理P43)。なお、ここでのUL通信は、例えばULのデータチャネルの一例であるPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)を用いた通信である。
UL通信のスループット劣化に影響するタイミングずれとは、例えば、当該タイミングずれを超えるタイミングずれが生じると、UL通信の同期を維持するのが困難になりスループットが大幅に低下するようなタイミングずれである。そのようなタイミングずれは、例示的に、PUSCHのチャネル帯域幅が5MHzでノーマルCP(cyclic prefix)を用いる場合、144Tsを超えるタイミングずれを指す。ノーマルCPとは、例えば、1スロット(=0.5ms)に7つのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルがマッピングされるケース(タイプ1)を表す。なお、2スロット(1ms)で1サブフレームが形成され、10サブフレームで1無線フレーム(10ms)が形成される。
処理P43での判定の結果、検出したタイミングずれが、UL通信のスループット劣化に影響しないと判定した場合(処理P43でNoの場合)、RRH20は、同タイミングずれがフェージング周波数の推定精度に影響するか否かを更に判定する(処理P44)。ここで、フェージング周波数の推定精度に影響するタイミングずれとは、例示的に、PUSCHのチャネル帯域幅が5MHzでノーマルCPを用いる場合、おおよそ96Ts〜144Tsの範囲のタイミングずれを指す。したがって、96Ts未満のタイミングずれは、フェージング周波数の推定精度に影響しないタイミングずれであると判定してよい。
上記判定の結果、検出したタイミングずれがフェージング周波数の推定精度に影響すると判定すると(処理P44でYesの場合)、RRH20は、Pcell(eNB10)に対し図8にて既述のように推定結果を依頼する(処理P45(図8の処理P32))。当該依頼には、例示的に、フェージング周波数の推定精度に影響するタイミングずれが生じたUE30を識別する識別情報が含められる。
なお、処理P44において、検出したタイミングずれがフェージング周波数の推定精度に影響するタイミングずれでないと判定した場合、RRH20は、例えば、処理P41で検出したタイミングずれ(量)をタイミング管理テーブル(図示省略)に記録(保持)する(処理P44のNoルートから処理P46)。タイミング管理テーブルに保持した情報は、必要に応じて他のeNBやRRHへ提供してよい。
また、処理P42あるいは処理P43においてYes判定の場合、RRH20は、タイミング同期処理を実施する(処理P47)。すなわち、同期タイマ(TAT)が満了している場合や、現タイミングが同期周期のタイミングである場合、検出したタイミングずれがUL通信のスループット劣化に影響すると判定した場合には、タイミング同期処理が実施される。タイミング同期処理の一例は、ランダムアクセス手順(RACH procedure)の実施や、送信タイミング調整値(TA)の更新(TAコマンドの送信)である。
例えば、UE30は、既述のようにランダムアクセス手順(RACH procedure)等を実施して同期を確立した後、図11に例示したようにeNB10から定期的なインターバルでTAコマンドを受信することで、TAを更新してタイミング同期を実施する。しかし、UE30において、TAコマンドを受信できずタイミング同期を更新できないまま、同期タイマ(TAT)が満了すると、eNB10は、UE30とのタイミング同期を失ったと認識する。
この場合、eNB10は、当該UE30に割り当てていた無線リソースを解放し、ランダムアクセス手順をトリガして再同期を実施する。なお、解放する無線リソースの一例は、ULの制御チャネル(例えばPUCCH)及びデータチャネル(例えばPUSCH)のリソースである。PUCCHは、Physical Uplink Control Channelの略称である。
(推定結果報告処理の一例)
次に、上述したフェージング周波数の推定結果の依頼をeNB10が受信した場合のeNB10での処理例について図12及び図13を参照して説明する。
図12に例示するように、eNB10は、RRH20から推定結果の依頼を受信したか否かを監視している(処理P51のNoルート)。eNB10は、RRH20から推定結果の依頼を検出すると(処理P51でYesの場合)、図13に例示するような推定値管理テーブル173を参照する(処理P52)。
推定値管理テーブル173は、例示的に、UE30毎に、かつ、当該UE30が使用しているCC毎に、同期確立後の経過時間(タイマ経過時間)と、直近で検出した基準タイミングからのタイミングずれ量と、そのタイミングずれ量での推定値と、を管理する。
eNB10は、RRH20からの推定結果の依頼に含まれるUE30の識別情報を基に当該推定値管理テーブル173を検索し、最適な推定値を選んで依頼元RRH20に送信(報告)する(図12の処理P53)。例えば、eNB10は、推定値管理テーブル173において、タイミングずれ量が最も小さい推定値を選択する。同じタイミングずれ量の推定値が複数存在する場合には、例えば、同期確立後の経過時間がより短い方の推定値を選択する。
なお、eNB10は、RRH20へ推定値を報告する際、当該推定値を求めるのに用いたCCの周波数を併せて報告してよい。当該CCの周波数は、図14により後述するようにRRH20が新しいフェージング周波数の推定値を求める際に用いられる。
(推定結果の依頼元での処理の一例)
次に、推定結果の依頼元であるRRH20が、依頼先であるeNB10から推定結果を受信した場合の処理の一例について、図14を参照して説明する。
推定結果の依頼元であるRRH20は、フェージング周波数の推定値(fd)を算出する(処理P61)。フェージング周波数の推定は、図15に例示するようにして実施される。すなわち、RRH20は、例えば高速フーリエ変換(FFT)処理により周波数領域に展開された受信信号からSRSがマッピングされているサブキャリアを抽出する(サブキャリアデマッピング:処理P611)。
次いで、RRH20は、デマッピングした信号に、参照信号(RS:Reference Signal)系列の複素共役を乗算することにより、受信信号からRS系列をキャンセルした信号を取得する(処理P612)。
そして、RRH20は、当該信号から例えば既述のように8サブキャリア分のサイクリックシフトをキャンセルすることで、UE30毎に信号を分離、抽出する(処理P613)。以上の処理P611〜P613は、例えば図17にて後述する信号分離部523によって実施される。
次いで、RRH20は、UE30毎に抽出した信号からチャネル推定値を算出する。例えば、RRH20は、抽出した信号を8サブキャリア毎に平均化することでチャネル推定値を算出する(処理P614)。
その後、RRH20は、算出したチャネル推定値から周波数領域での相関値を算出し、また、周波数領域及び時間領域での相関値(当該SRSと以前のSRSとの相関)を算出する(処理P615)。そして、RRH20は、算出した2つの相関値を平均化し(処理P616)、平均化した2つの相関値から電力比を算出し、この算出値からフェージング周波数の推定値を求める(処理P617)。以上の処理P614〜P617は、例えば図17にて後述するチャネル推定部525によって実施される。得られた推定値は、例えば図17により後述するスケジューラ部126によるスケジューリングに用いられる。
図14に戻り、RRH20は、上述のごとくフェージング周波数の推定値を求めた後、フェージング周波数の推定結果をeNB10に依頼しているか否かを判定する(処理P62)。判定の結果、依頼していなければ(処理P62でNoの場合)、RRH20は、スケジューラ部126により、求めた推定値を用いてUE30との送受信制御処理(例えば、無線リソースのスケジューリング等)を実施する(処理P66)。
一方、フェージング周波数の推定結果をeNB10に依頼している場合(処理P62でYesの場合)、RRH20は、依頼先eNB10から推定結果を取得するまで(処理P63でYesと判定されるまで)、推定結果の取得を監視する(処理P63のNoルート)。
eNB10から推定結果を受信すると(処理P63でYesの場合)、RRH20は、取得した推定結果を基に新しいフェージング周波数の推定値(fd)を算出する(処理P64)。例えば、次式(2)に例示するように、依頼先から取得したフェージング周波数の推定値fd’に、既知である依頼元のCCの周波数fc1を依頼先のCCの周波数fc2で割った値を乗算することで、依頼元の新しいフェージング周波数の推定値fdを算出する。

fd=(fc1/fc2)×fd’ …(2)
なお、依頼先のCCの周波数fc2は、既述のように、依頼先eNB10から取得した推定値fd’とともに取得することが可能である。ただし、RRH20において、依頼先のCCの周波数fc2が既知である場合、依頼先eNB10から当該周波数fc2を通知してもらう必要はない。依頼先のCCの周波数fc2が既知である場合とは、例えば図16にて後述するように、推定結果依頼監視制御部17がスケジューラ(SCD)122に備えられる場合である。
RRH20は、上述のごとく新しい推定値fdを算出すると、処理P61で算出した推定値を新しい推定値fdに置き換える(処理P65)。そして、RRH20は、置き換えた推定値fdを基にUE30との送受信制御処理(例えば、無線リソースのスケジューリング等)を実施する(処理P66)。
次に、図16に、上述した処理あるいは機能を実現するeNB10の機能ブロック図を例示する。図16に示すeNB10は、例示的に、伝送路インタフェース(IF)11、ベースバンド信号処理部12、D/A変換部13、無線(RF)処理回路14、アンテナ15、装置制御部16、及び、推定結果依頼監視制御部17を備える。
伝送路IF(インタフェース回路)11は、コアネットワークや、無線基地局を制御する制御装置、他の無線基地局との接続インタフェースであり、接続伝送路に応じたプロトコル変換等の処理を行なう。なお、無線基地局(eNB)どうしを接続するインタフェースは、X2インタフェースと呼ばれる。
ベースバンド信号処理部12は、伝送路IF11から受信したDLの送信信号及びUE30から受信したULの受信信号のベースバンド信号処理を行なう。ベースバンド信号処理部12は、例えば、信号処理部121、124−1及び124−2と、スケジューラ(SCD)122、123−1及び123−2とを含む。
信号処理部121は、例示的に、PcellでのDL及びULの信号処理を担当する。信号処理部124−1及び124−2は、例示的に、RRH20−1及び20−2にそれぞれ対応して設けられ、ScellでのDL及びULの信号処理を担当する。そのため、信号処理部124−1及び124−2は、例示的に、それぞれCPRI300によりRRH20−1及び20−2に接続されている。また、信号処理部121、124−1及び124−2は、例示的に、それぞれ伝送路IF11に接続されており、伝送路IF11を介して信号処理結果を推定結果依頼監視制御部17に与えることができる。
SCD123−1及び123−2は、例示的に、RRH20−1及び20−2にそれぞれ対応して設けられ、SCD122と連携して、対応する信号処理部124−1及び124−2での信号処理を制御する。別言すると、SCD123−1及び123−2は、ScellでのDL及びULの無線リソース(例えばCA伝送のCC等)の割り当て制御(スケジューリング)を行なう。SCD123−1及び123−2は、セカンダリSCD(S−SCD)と称してもよい。
SCD122は、例示的に、S−SCD123−1及び123−2に対するプライマリSCD(P−SCD)として位置付けられる。P−SCD122は、信号処理部122での信号処理を制御する。別言すると、P−SCD122は、PcellでのDL及びULの無線リソース(例えばCA伝送のCC等)の割り当て制御(スケジューリング)を行なう。また、P−SCD122は、S−SCD123−1及び123−2によるスケジューリングを制御できる。したがって、P−SCD122では、Pcell及びScellの双方のCCの情報を把握可能である。
D/A変換部13は、ベースバンド信号処理部12で信号処理されたDLのデジタル信号をアナログ信号に変換してRF処理回路14へ出力する。また、D/A変換部13は、RF処理回路14から受信したULのアナログ信号をデジタル信号に変換してベースバンド信号処理部12へ出力する。
RF処理回路14は、D/A変換部13から入力されるDL信号を無線周波数にアップコンバートしてアンテナ15へ出力する。また、RF処理回路14は、アンテナ15で受信したUL信号をダウンコンバートしてD/A変換部13へ出力する。
アンテナ15は、RF処理回路14から入力されたDLの無線信号を空間へ放射し、また、空間から受信したULの無線信号をRF処理回路14へ出力する。空間において無線信号が送受信可能な範囲がPcellに相当する。
装置制御部16は、eNB10全体の動作を制御する。
推定結果依頼監視制御部17は、例示的に、伝送路IF11に接続されており、伝送路IF11を通じて、各信号処理部121、124−1及び124−2、並びに、各SCD122、123−1及び123−2と通信可能である。そして、推定結果依頼監視制御部17は、図12に例示した処理を実施する。
そのため、推定結果依頼監視制御部17は、図13に例示した推定値管理テーブル173を記憶するメモリ172(図18参照)を備える。推定結果依頼監視制御部17は、信号処理部122、124−1及び124−2で求められたフェージング周波数の推定値を図13に例示したように推定値管理テーブル173に登録する。別言すると、各SCD122、123−1及び123−2でスケジューリングされている各CCについてのフェージング周波数の推定値が、推定値管理テーブル173で管理される。CA伝送のCCが変更されれば、当該推定値管理テーブル173のエントリも当該変更に応じて更新される。
また、推定結果依頼監視制御部17は、既述のフェージング周波数の推定値の依頼が信号処理部122、124−1及び124−2のいずれかから受信されるかを監視する。推定値の依頼が受信されれば、推定結果依頼監視制御部17は、推定値テーブル173を参照して最適な推定値を選択し、選択した推定値を依頼元の信号処理部122、124−1又は124−2を制御するSCD122、123−1又は123−2へ報告する。SCD122、123−1又は123−2は、報告を受けた推定値を利用して図14及び図15に例示した処理を実施することにより、新しい推定値fdを算出し、当該推定値fdに基づいてスケジューリングを実施する。
例えば、推定結果依頼監視制御部17が、Scell(RRH20)の信号処理を担当する信号処理部124−1及び124−2のいずれかから伝送路IF11を通じて推定値の依頼を受信したとする。この場合、推定結果依頼監視制御部17は、伝送路IF11を通じて推定値の報告をScellのスケジューリングを担当するSCD123−1又は123−2へ送信する。したがって、この場合の依頼元は、Scell(RRH20)とみることができる。
別言すると、推定結果依頼監視制御部17は、マクロセル、フェムトセル、ピコセル、マイクロセル等を形成する無線基地局のいずれにおいてタイミングずれが少ないかを監視し、タイミングずれのより少ない無線基地局で得られた推定値を依頼元へ提供できる。
なお、推定結果依頼監視制御部17の一部又は全部の機能は、例示的に、P−SCD122の一機能として備えられても構わない。既述のとおり、P−SCD122では、Pcell及びScellの双方のCCの情報を把握可能なので、CCの情報を外部から取得しなくても、図14及び前記の式(2)に例示した新しいフェージング周波数の推定値fdを求めることが可能である。
次に、図17に、ベースバンド信号処理部12に着目したeNB10の機能ブロック図を例示する。図17に示すベースバンド信号処理部12は、例示的に、信号処理部125及びスケジューラ部126を備える。信号処理部125は、図16に例示した信号処理部121、124−1及び124−2に相当する。スケジューラ部126は、図16に例示したSCD122、123−1及び123−2に相当する。
なお、図16に例示したD/A変換部13は、図17においてデジタル−アナログコンバータ(DAC)131及びアナログ−デジタルコンバータ(ADC)132を備える。また、図16に例示したRF処理回路14は、図17において送信RF部141及び受信RF部142を備える。
DAC131は、信号処理部125(後述するCP挿入部515)から入力される、デジタル信号である送信DL信号をアナログ信号に変換して送信RF部141へ出力する。なお、「CP」は、サイクリックプレフィックスの略称である。送信RF部141は、DAC131にてアナログ信号に変換された送信DL信号を無線信号に変換(アップコンバート)してアンテナへ出力する。
受信RF部142は、アンテナで受信されたUE30からの受信UL信号をダウンコンバートしてADC132に出力する。ADC132は、受信RF部142から入力される、アナログ信号である受信UL信号をデジタル信号に変換して信号処理部125(後述するCP除去部521)へ出力する。
信号処理部125は、送信部51の一例として、誤り訂正符号器511、データ変調部512、信号多重部513、IFFT部514、及び、CP挿入部515を備える。
誤り訂正符号器511は、送信データ信号に誤り訂正符号を付加する。誤り訂正符号には、例えばターボ符号を用いることができる。
データ変調部512は、誤り訂正符号の付加された送信データ信号を例えばOFDM方式により変調してOFDMシンボルを生成する。なお、OFDMシンボルは、例えば、BPSKや、QPSK、16QAM、64QAM等の多値変調方式にてサブキャリア変調される。
信号多重部513は、データ変調部512で変調された送信データ信号(OFDMシンボル)に参照信号(例えば、SRS)を多重する。
IFFT部514は、信号多重部513の出力信号をIFFT処理して時間領域の信号に変換する。
CP挿入部515は、IFFT部514の出力信号にガードインターバルとしての役目を果たすCPを挿入してDAC131へ出力する。
一方、信号処理部125は、受信部52の一例として、CP除去部521、FFT部522、信号分離部523、データ復調部524、チャネル推定部525、タイミング検出部526、IDFT部527、及び、誤り訂正復号器528を備える。また、受信部52は、推定精度劣化タイミング検出回路529及び推定結果依頼制御回路530を備える。
CP除去部521は、ADC132からの受信UL信号に挿入されているCPを除去する。
FFT部522は、CP除去後の受信UL信号をFFT処理して周波数領域の信号に変換する。
信号分離部523は、FFT処理により得られた周波数領域の信号について既述のサブキャリアデマッピングを行なう。サブキャリアデマッピングによりSRSがキャンセルされてUE30毎に抽出、分離された信号は、データ復調部524、チャネル推定部525及びタイミング検出部526に入力される。
データ復調部524は、信号分離部523で分離された受信データ信号を例えばOFDM復調方式にて復調する。
チャネル推定部525は、図15にて既述のチャネル推定を行なう。得られたチャネル推定値は、スケジューラ部126によるスケジューリングに用いられる。
タイミング検出部526は、図9及び図10により既述のとおり、遅延プロファイルにおいて受信電力がピークとなるタイミングを検出し、当該タイミングと本来希望する基準タイミングとの差分(タイミングずれ)を検出(あるいは算出)する。当該処理は、図9の処理P41に相当する。検出したタイミングずれは、既述のようにTAコマンドの情報要素としてスケジューラ部126に与えられる。
IDFT部527は、データ復調部524により復調された受信データ信号に逆離散フーリエ変換(IDFT)を施して受信データ信号を時間領域の信号に変換する。
誤り訂正復号器528は、IDFT部527からの入力信号に含まれる誤り訂正符号を用いて当該入力信号の誤りを訂正し、受信データ信号を得る。得られた受信データ信号は、例えば伝送路IF11へ出力される。なお、誤り訂正復号器528は、誤り訂正結果に応じてACKやNACK、CQI等の情報を受信処理結果の一例としてスケジューラ部126へ出力する。
ACK及びNACKは、それぞれ受信成功及び受信失敗を示す情報であり、スケジューラ部126は、NACKを受信した場合、受信に失敗したデータの再送制御を実施する。また、CQI(Channel Quality Indicator)は、UE30との間のチャネル品質を示す情報の一例であり、UE30において測定された情報である。スケジューラ部126は、CQIに基づいてDLのスケジューリングを制御することができる。
推定精度劣化タイミング検出回路529は、図9に例示した処理P41を実施することで、基準タイミングとのタイミングずれを検出する。
推定結果依頼制御回路530は、推定精度劣化タイミング検出回路529で検出されたタイミングずれを基に、図9に例示した処理P42〜P47を実施することで、例えば伝送路IF11を通じて推定値の依頼を推定結果依頼監視制御部17へ送信する。
なお、推定精度劣化タイミング検出回路529及び推定結果依頼制御回路530は、RRH20内に備えられても構わない。RRH20は、代替的に、フェムトセルやピコセル、マイクロセル等のスモールセルを形成する無線基地局に相当することもある。
図16に例示した推定結果依頼監視制御部17と、図17に例示した推定精度劣化タイミング検出回路529及び推定結果依頼制御回路530とは、制御部の一例を成す。制御部は、Pcell及びScellでそれぞれ受信されたUE30からの無線信号から取得されるフェージング周波数の推定値のうち、相対的に推定精度の高い方の推定値を用いて、推定精度の低い方の推定値が得られたセルでの無線リソースの割り当てを制御する。
次に、図18に、図16及び図17により上述した機能ブロックを実現するeNB10のハードウェア構成例を示す。
図18に例示するように、図16に例示した装置制御部16は、例えば、CPU161、FPGA162及びメモリ163を用いて実現できる。また、図16に例示した推定結果依頼監視制御部17は、例えば、DSP171及びメモリ172を用いて実現できる。さらに、図16及び図17に例示したベースバンド信号処理部12は、例えば、FPGA126、DSP127及びメモリ128を用いて実現できる。なお、CPUやFPGA、DSPは、演算能力を有する演算処理装置の一例である。
(第1変形例)
上述した実施形態では、UE30の移動に応じてタイミングずれが生じてフェージング周波数の推定精度が劣化するケースについて説明したが、UE30が移動していないときにタイミングずれが生じるケースもある。例えば、マクロセル100とスモールセル200とで基準タイミングを決定するクロック回路の精度が異なる場合である。
図19に例示するように、Pcell100を形成するeNB10が採用するクロック回路に対して、Scell200−1及び200−2を形成する無線基地局20A−1及び20A−2が採用するクロック回路のスペックが乏しく精度が劣る場合がある。なお、無線基地局20A−1及び20A−2は、それぞれ、フェムトセル、ピコセルあるいはマイクロセルを形成する基地局でもよいしRRHでもよい。
この場合、eNB10と無線基地局20A−1の双方にアクセス可能なUE30は、eNB10及び無線基地局20A−1と同期確立後に移動していなくても、時間経過により、再同期確立前にクロック精度に起因してタイミングずれが生じ得る(例えば図20参照)。タイミングずれが発生すると、既述の実施形態と同様に、フェージング周波数推定精度が劣化し、例えばULの受信スループットの劣化につながる。
このようなケースであっても、既述の実施形態と同様に、例えば無線基地局20A−1が、相対的に推定精度が良いと考えられるeNB10からフェージング周波数の推定値を取得して利用することで、受信スループットの劣化を抑えることができる。
なお、データチャネルの一例であるPUSCHにターボ符号を用い、SRSにターボ符号を用いないことがある。この場合、誤り訂正能力の高いPUSCHに対してSRSの受信品質が劣化することがある。このような場合であっても、相対的に推定精度が良いと考えられる無線基地局からフェージング周波数の推定値を取得して利用することで、受信スループットの劣化を抑えることができる。
(第2変形例)
既述の実施形態では、Scellでのフェージング周波数の推定精度に影響のあるタイミングずれの検出に応じて、Pcellへフェージング周波数の推定値を依頼したが、例えばPcellからScellへ周期的に推定値を提供してもよい。
例えば、「3GPP 36.818 v11.2.0 5.1.2 CoMP scenarios」に記載されている「Scenario 3」,「Scenario 4」における「Heterogeneous deployment」で「Coordinated multi-point」を想定するケース(例えば図21参照)がユースケースとなる。なお、図21には、eNB10が形成するPcell100の配下に6つのRRH20により6つのScell200がオーバーレイ配置された様子を例示している。eNB10及び各RRH20間は、例示的に、光ファイバを用いて相互通信可能に接続される。
具体的には、例えば、「3GPP 36.818 v11.2.0 6章」に記載がある「joint reception(JR)」を想定するケースである。このケースでは、例えば図22に示すように、UE30が複数ポイント(例示的に、eNB10とRRH20、あるいは、2つのeNB10)に同時アクセス可能であり、複数ポイントで受信する信号の周波数は同一である。
このようなケースでは、図14に例示した新しいフェージング周波数の推定値の計算を行なわずに他セルから取得したフェージング周波数の推定値をそのまま利用して構わない。そのため、フェージング周波数の推定精度が相対的に高いセルから低いセル(例えば、PcellからScell、あるいはScellからPcell)へ推定値を周期的に提供することで、既述の実施形態と同様の効果あるいは利点が得られる。なお、eNB10間で推定値を送受信する際には例示的にX2インタフェースを利用すればよい。
10 無線基地局(BTS又はeNB)
11 伝送路インタフェース(IF)(インタフェース回路)
12 ベースバンド信号処理部
13 D/A変換部
14 無線(RF)処理部
15 アンテナ
16 装置制御部
17 推定結果依頼監視制御部
20,20−1,20−2 RRH
30 無線端末(MS又はUE)
100 マクロセル(マクロカバレッジ)
121,124−1,124−2,125 信号処理部
122,123−1,124−2 スケジューラ(SCD)
126 スケジューラ部
127,162 FPGA
128,171 DSP
129,163,172 メモリ
131 DAC
132 ADC
141 送信RF部
142 受信RF部
161 CPU
173 推定値管理テーブル
200,200−1,200−2 スモールセル(スモールカバレッジ)
300 有線伝送路
511 誤り訂正符号器
512 データ変調部
513 信号多重部
515 IFFT部
515 CP挿入部
521 CP除去部
522 FFT部
523 信号分離部
524 データ復調部
525 チャネル推定部
526 タイミング検出部
527 IDFT部
528 誤り訂正復号器
529 推定精度劣化タイミング検出回路
530 推定結果依頼制御回路

Claims (6)

  1. 第1の無線エリアと第2の無線エリアとの無線リソースを用いて通信する無線端末から受信される無線信号を処理する無線基地局であって、
    前記第1及び第2の無線エリアでそれぞれ受信された前記無線端末からの無線信号から取得されるフェージング周波数の推定値のうち、相対的に推定精度の高い方の推定値を用いて、推定精度の低い方の推定値が得られた無線エリアでの無線リソースの割り当てを制御する制御部を備えた、無線基地局。
  2. 前記制御部は、
    前記第1及び第2の無線エリアの一方についての前記フェージング周波数の推定精度が所定値以上劣化したことを検出した場合に、前記第1及び第2の無線エリアの他方についての前記フェージング周波数の推定値を用いて、前記一方の無線エリアでの前記無線リソースの割り当てを制御する、請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記制御部は、
    前記無線信号に含まれる参照信号の受信タイミングが所定の基準タイミングから所定値以上ずれたことを検出した場合に、前記推定精度の劣化が生じると判断する、請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記無線端末から受信される前記無線信号は、キャリアアグリゲーション(CA)伝送される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線基地局。
  5. 前記制御部は、
    前記CA伝送におけるコンポーネントキャリア単位に前記フェージング周波数の推定値を管理し、最適な推定値を選択して前記無線リソースの割り当て制御を行なう、請求項4に記載の無線基地局。
  6. 第1の無線エリアと第2の無線エリアとの無線リソースを用いて通信する無線端末と、
    前記第1及び第2の無線エリアでそれぞれ受信された前記無線端末からの無線信号から取得されるフェージング周波数の推定値のうち、相対的に推定精度の高い方の推定値を用いて、推定精度の低い方の推定値が得られた無線エリアでの無線リソースの割り当てを制御する無線基地局と、を備えた無線通信システム。
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