JP6155217B2 - コンテナターミナル及びコンテナターミナルの運用方法 - Google Patents

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Description

本発明は、岸壁クレーンと蔵置領域との間を周回する周回搬送台車のコンテナの運搬効率を向上して、船舶からコンテナを荷卸しする場合、及び船舶にコンテナを荷積みする場合に掛かる時間を短縮することができるコンテナターミナル及びコンテナターミナルの運用方法に関する。
コンテナターミナルは岸壁に接岸する船舶に対してコンテナを荷積み又は荷卸し、陸上輸送用の外来シャーシでコンテナを搬出及び搬入する施設である。また、荷卸しされた又は搬入されたコンテナを一時的に保管する施設でもある。
現在、国際航路におけるコンテナ輸送システムの急速な進展に伴い、コンテナターミナル内での荷役や蔵置作業の自動化や省力化が望まれている。すなわち船舶とコンテナターミナル間のコンテナの搬送およびコンテナターミナルでのコンテナの蔵置部分での自動化や高能率化、ならびに低コスト化などが重要になっている。
そこで、岸壁に対して略直交する向きに延在してコンテナを所定位置に積み付け保管する複数の蔵置レーンを有する蔵置ヤードと、各蔵置レーンを跨いで走行するトランスファクレーン(ヤードクレーン)と、岸壁に隣接するコンテナクレーンが設置された岸壁エプロン領域と蔵置ヤードの岸壁側位置との間を台車誘導系路に沿って走行する複数の無人搬送台車(周回搬送台車)と、各蔵置レーンの長手方向に設けた軌道に沿って走行する往復搬送台車とを有するコンテナターミナルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このコンテナターミナルは、各蔵置レーンの長手方向に走行する往復搬送台車を設けて、周回搬送台車とヤードクレーンとの間のコンテナの受け渡しと、ヤードクレーンとロードシャーシとの間のコンテナの受け渡しを行うようにしている。従って、往復搬送台車がヤードクレーンよりも高速に直線走行可能なことを利用して、蔵置ヤードでのコンテナの荷役能力を高めて、コンテナターミナルのコンテナの取扱能力を増大可能としている。
しかし、このコンテナターミナルでは、周回搬送台車との間のコンテナの受け渡しが、移載クレーンかコンテナ受台を経由するしかない。よって、複数の周回搬送台車でコンテナを運搬しようとしても、一つ前の周回搬送台車のコンテナの受け渡しが終わるまで、次の周回搬送台車は待機しなければならず、周回搬送台車のコンテナの運搬効率が悪い。
そのため、船舶からコンテナを荷卸しする、あるいは船舶にコンテナを荷積みする場合に掛かる時間が長くなってしまうので、船舶が岸壁に係留や停泊する時間が長くなってしまう。
また、蔵置レーンに蔵置されるコンテナは必ず往復搬送台車を経由するため、蔵置レーンの岸壁側位置に近いところにコンテナを蔵置する場合でも、往復搬送台車を経由するので、荷役効率も悪化していた。
特開2011−093654号公報
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その課題は、岸壁クレーンと蔵置領域との間を周回する周回搬送台車のコンテナの運搬効率を向上して、船舶からコンテナを荷卸しする場合、及び船舶にコンテナを荷積みする場合に掛かる時間を短縮することができるコンテナターミナル及びコンテナターミナルの運用方法を提供することである。
上記の課題を解決するための本発明のコンテナターミナルは、コンテナを所定位置に蔵置する複数の蔵置レーンと該蔵置レーンに隣接し、且つ、該蔵置レーンの長手方向に延在する走行路とを有し、前記蔵置レーンを跨いだヤードクレーンが走行すると共にコンテナを運搬する往復搬送台車が前記走行路を走行する蔵置領域と、該蔵置領域の一端部に、岸壁クレーンとの間でコンテナを運搬する周回搬送台車がコンテナの受け渡しを行う荷積荷卸用移載領域とを設けるコンテナターミナルにおいて、前記荷積荷卸用移載領域が前記蔵置レーンの一端部に隣接する第一受渡部と前記走行路上に設けられる第二受渡部とを備え、前記第一受渡部で前記周回搬送台車と前記ヤードクレーンとの間のコンテナの受け渡しが行われ、前記第二受渡部で前記周回搬送台車と前記往復搬送台車との間のコンテナの受け渡しが行われる構成である。
この構成によれば、荷積荷卸用移載領域にコンテナの受け渡しの対象が異なる第一受渡部と第二受渡部を設けることで、複数の周回搬送台車が一度にコンテナの受け渡しを行うことができる。そのため、周回搬送台車が荷積荷卸用移載領域で待機する時間を短縮して、周回搬送台車のコンテナの運搬効率を向上することができる。従って、船舶からコンテナを荷卸しする場合、及び船舶にコンテナを荷積みする場合に掛かる時間を短縮することができるので、船舶が岸壁に係留や停泊する時間を短くすることができる。
また、上記のコンテナターミナルにおいて、前記ヤードクレーンと前記周回搬送台車と前記往復搬送台車を制御する制御部を設け、前記制御部が、前記周回搬送台車のコンテナの受け渡しを前記第一受渡部と前記第二受渡部のどちらで行うかを、前記荷積荷卸用移載領域での前記周回搬送台車の待機時間が短くなるように選択する制御を行う構成であることが望ましい。これにより、受渡部で周回搬送台車の待機時間が短くなるように、第一受渡部と第二受渡部の中から、最適な受渡部を選択することができ、単一の受け渡ししか行えない場合と比較して、周回搬送台車が待機する時間が無くなる、又は著しく短くなるので、周回搬送台車のコンテナの運搬効率を向上することができる。
また、上記のコンテナターミナルにおいて、一つの前記蔵置レーンに対して複数の前記ヤードクレーンを設けると共に、前記ヤードクレーンと前記周回搬送台車と前記往復搬送台車を制御する制御部を設け、前記制御部が、コンテナの受け渡しが前記第一受渡部で行われた場合に、前記荷積荷卸用移載領域側に位置する一方のヤードクレーンに渡されたコンテナの配置先に基づいて、前記一方のヤードクレーンにコンテナを吊ったまま前記配置先まで自走させてコンテナを蔵置させる制御を行うか、又は前記一方のヤードクレーンからコンテナを渡された前記往復搬送台車に前記配置先までコンテナを運搬させ、前記配置先で待機している他方のヤードクレーンに前記往復搬送台車からコンテナを受け取らせてコンテナを蔵置させる制御を行うかのいずれか一つの制御を選択する構成であることが望ましい。この構成によれば、第一受渡部で受け渡されたコンテナを、コンテナの配置先に基づいた最適な経路で蔵置することができるので、荷役効率を向上することができる
また、上記のコンテナターミナルにおいて、一つの前記蔵置レーンに対して複数の前記ヤードクレーンを設けると共に、前記ヤードクレーンと前記周回搬送台車と前記往復搬送台車を制御する制御部を設け、前記制御部が、コンテナの受け渡しが前記第二受渡部で行われる場合に、前記第二受渡部でコンテナを渡された前記往復搬送台車にコンテナをその配置先まで運搬させ、前記配置先で待機している他方のヤードクレーンに前記往復搬送台
車からコンテナを受け取らせてコンテナを蔵置させる制御を行う構成であることが望ましい。この構成によれば、コンテナの配置先が遠い場合には、ヤードクレーンよりも高速で走行できる往復搬送台車でコンテナを運搬させることで、荷役効率を向上することができる。
また、上記のコンテナターミナルにおいて、前記周回搬送台車がコンテナを吊り上げ及び吊り降ろし可能な吊具を有し、前記周回搬送台車を跨いで停車する台車で形成され、前記第一受渡部がコンテナを仮置きする地面を有し、前記第一受渡部で行われる前記周回搬送台車と前記ヤードクレーンとの間のコンテナの受け渡しが、前記地面を経由し、前記第二受渡部で行われる前記周回搬送台車と前記往復搬送台車との間のコンテナの受け渡しが直接行われる構成であることが望ましい。これにより、周回搬送台車が第一受渡部の地面にコンテナを仮置きすることができるので、周回搬送台車がヤードクレーンの走行や荷役の動作の終了を待って、第一受渡部で待機することを回避することができる。
この構成によれば、周回搬送台車の待機時間を低減して、周回搬送台車のコンテナの運搬効率を向上することができる。なお、ここでいう周回搬送台車は、例えば、コンテナの吊り上げに必要な高さが小さい、従来のコンテナターミナルで使用されていたストラドルキャリアよりも小型のシャトルキャリアが好ましい。
また、上記のコンテナターミナルにおいて、前記往復搬送台車がコンテナを昇降可能な昇降台を有する台車で形成され、前記第二受渡部がコンテナを仮置きする仮置台を有し、前記第二受渡部で行われる前記周回搬送台車と前記往復搬送台車との間のコンテナの受け渡しに際して、前記仮置台の下に潜り込んだ前記往復搬送台車が、前記往復搬送台車に載ったコンテナを前記昇降台の下降により前記仮置台に渡し、前記仮置台に仮置きされたコンテナを前記昇降台の上昇により受け取る構成であることが望ましい。この構成によれば、第二受渡部に設けられた仮置台がコンテナを受け渡す際のバッファーとなるので、周回搬送台車と往復搬送台車のそれぞれの待機時間を短縮することができる。
一方、上記のコンテナターミナルにおいて、前記第二受渡部がコンテナを仮置きする仮置台を備え、前記仮置台がコンテナの下面を支持してコンテナを昇降可能なリフト機構を有し、前記第二受渡部で行われる前記周回搬送台車と前記往復搬送台車との間のコンテナの受け渡しに際して、前記仮置台が、前記仮置台の下に潜り込んだ前記往復搬送台車に載ったコンテナを前記リフト機構の上昇により受け取り、前記仮置きされたコンテナを前記仮置台の下に潜り込んだ前記往復搬送台車に前記リフト機構の下降により渡す構成であることが望ましい。
この構成によれば、第二受渡部に設けられた仮置台がコンテナを受け渡す際のバッファーとなるので、周回搬送台車と往復搬送台車のそれぞれの待機時間を短縮することができる。また、仮置台にコンテナを昇降するリフト機構を備えることで、往復搬送台車にコンテナを昇降させる装置を搭載することが不要になる。これにより、往復搬送台車の走行エネルギーの増加、又は走行中の振動によるコンテナの昇降装置の故障といった問題を解決して、往復搬送台車の信頼性を向上することができる。加えて、仮置台が地上に設置されるので、往復搬送台車に搭載する場合に比べてリフト機構の寸法的な制約が緩和され、安価な機器を採用することができると共に、保守を容易に行うことができる。
そして、上記の課題を解決するための本発明のコンテナターミナルの運用方法は、コンテナを所定位置に蔵置する複数の蔵置レーンと該蔵置レーンに隣接し、且つ、該蔵置レーンの長手方向に延在する走行路とを有し、前記蔵置レーンを跨いだヤードクレーンが走行すると共にコンテナを運搬する往復搬送台車が前記走行路を走行する蔵置領域と、該蔵置領域の一端部に岸壁クレーンと前記蔵置領域との間でコンテナを運搬する周回搬送台車が
コンテナの受け渡しを行う荷積荷卸用移載領域とを設けるコンテナターミナルの運用方法において、前記荷積荷卸用移載領域での前記周回搬送台車との間のコンテナの受け渡しを、前記周回搬送台車と前記ヤードクレーンとの間のコンテナの受け渡しを行う第一受渡部と、前記周回搬送台車と前記往復搬送台車との間のコンテナの受け渡しを行う第二受渡部との少なくとも二箇所で行うことを特徴とする方法である。
また、上記のコンテナターミナルの運用方法において、前記荷積荷卸用移載領域での前記周回搬送台車の待機時間に基づいて、前記周回搬送台車のコンテナの受け渡しを、前記第一受渡部と前記第二受渡部のどちらで行うかを選択することが望ましい。
加えて、上記のコンテナターミナルの運用方法において、コンテナの受け渡しを前記第一受渡部で行った場合に、渡されたコンテナの配置先に基づいて、前記荷積荷卸用移載領域側に位置する一方のヤードクレーンにコンテナを吊ったまま前記配置先まで自走させてコンテナを蔵置させるか、又は、前記一方のヤードクレーンからコンテナを渡された前記往復搬送台車との間でコンテナの受け渡しを行い、前記往復搬送台車が前記配置先までコンテナを運搬し、前記往復搬送台車に前記配置先までコンテナを運搬させ、前記配置先で待機している他方のヤードクレーンにコンテナを受け取らせてコンテナを蔵置させるかのいずれか一つを選択して、前記周回搬送台車の運搬したコンテナを蔵置することが望ましい。
さらに、上記のコンテナターミナルの運用方法において、コンテナの受け渡しを前記第二受渡部で行った場合に、前記第二受渡部でコンテナを渡された前記往復搬送台車にコンテナをその配置先まで運搬させ、前記配置先で待機している他方のヤードクレーンに前記往復搬送台車からコンテナを受け取らせてコンテナを蔵置させることが望ましい。
本発明によれば、荷積荷卸用移載領域にコンテナの受け渡しが異なる複数の受渡部を設けることで、複数の周回搬送台車で一度にコンテナの受け渡しを行うことができるので、周回搬送台車が荷積荷卸用移載領域で待機する時間を短縮でき、周回搬送台車のコンテナの運搬効率を向上することができる。
これにより、船舶からコンテナを荷卸しする場合、及び船舶にコンテナを荷積みする場合に掛かる時間を短縮することができるので、船舶が岸壁に係留や停泊する時間を短くすることができる。
また、複数の受渡部を設けることで、ヤードクレーンが自走して蔵置レーンにコンテナを蔵置したり、往復搬送台車がコンテナを運搬して、ヤードクレーンが往復搬送台車に運搬されたコンテナを蔵置レーンに蔵置したりするなどの複数の経路でコンテナを蔵置することができ、荷役効率を向上することができる。
本発明に係る第一の実施の形態のコンテナターミナルを示す平面図である。 図1の荷積荷卸用移載領域を含む領域を示す平面図である。 図2の矢印III方向を示す矢視図である。 図1の周回搬送台車と往復搬送台車とを示した拡大図である。 本発明に係る第一の実施の形態のコンテナターミナルの運用方法を示すフローチャートである。 本発明に係る第二の実施の形態のコンテナターミナルの荷積荷卸用移載領域を含む領域を示す平面図である。 図6の矢印VII方向を示す矢視図である。 図1の周回搬送台車と往復搬送台車と仮置台を示した拡大図である。 本発明に係る第二の実施の形態のコンテナターミナルの運用方法を示すフローチャートである。 本発明に係る第三の実施の形態のコンテナターミナルの荷積荷卸用移載領域を含む領域を示す平面図である。 本発明に係る第四の実施の形態のコンテナターミナルの荷積荷卸用移載領域を含む領域を示す平面図である。 図11の矢印XII方向を示す矢視図である。
以下、本発明に係る実施の形態のコンテナターミナル及びコンテナターミナルの運用方法について、図面を参照しながら説明する。なお、図1における岸壁に沿う方向をx方向とし、x方向に直交する海陸方向をy方向、鉛直方向をz方向とする。
また、蔵置レーンに蔵置されるコンテナの位置は、コンテナの長さ方向で、図中のy方向の位置をベイ(Bay)、コンテナの高さ方向で、図中のz方向の位置をティア(Tier)、コンテナの幅方向で、図中のx方向の位置をロウ(Row)とする。
加えて、コンテナについては、基本符号を付けていないが、区別する必要がある場合に限り符号を付けることとする。
まず、図1〜4を参照しながら、本発明に係る第一の実施の形態のコンテナターミナルとその運用方法について説明する。図1に示すように、このコンテナターミナル1は、コンテナを所定位置に蔵置する複数の蔵置レーン2を有したコンテナヤード(蔵置領域)4を備える。そのコンテナヤード4は、蔵置レーン2がy方向に延設されており、コンテナヤード4の海側の端部側に配置された荷積荷卸用移載領域8と、コンテナヤード4の陸側の端部側に配置された搬出搬入用移載領域10と、各蔵置レーン2x方向に隣接し、且つ、蔵置レーン2の長手方向であるy方向に延在するCART用走行路L1とを有する。
コンテナヤード4は、蔵置レーン2を跨いだRMG(Rail Mounted Gantry−crane;ヤードクレーン)3a及び3bが走行する領域である。また、荷積荷卸用移載領域8は、岸壁に接岸した船舶Shに対して荷役する岸壁クレーン5が設置された岸壁エプロン領域6を周回するSC(シャトルキャリア;周回搬送台車)7が停車する領域である。加えて、搬出搬入用移載領域10は、コンテナターミナル1の外部にコンテナを運搬する外来シャーシ9が停車する領域である。さらに、CART用走行路L1は、コンテナを運搬するレール式のCART(往復搬送台車)20が往復する走行路である。
このコンテナターミナル1は、荷積荷卸用移載領域8にSC7とRMG3aの間のコンテナの受け渡しを行う第一受渡部31と、SC7とCART20との間のコンテナの受け渡しを行う第二受渡部32とを備える。
第一受渡部31は蔵置レーン2の海側の荷積荷卸端部2aに隣接する領域である。この第一受渡部31はその地面に複数個のコンテナをそのコンテナの長さ方向をy方向に向けた状態でx方向に並べて仮置き可能な領域である。
第二受渡部32はCART用走行路L1上の領域である。この第二受渡部32はCART用走行路L1の海側の端部側に配置され、少なくとも一台のCART20が停車可能な領域である。
加えて、このコンテナターミナル1は、管理棟40に、コンテナターミナル1内での荷役作業を監視し、RMG3a及び3bと、SC7と、CART20との動作を遠隔で操作する、又は遠隔から指示した荷役作業を自動で行わせるTOS(ターミナルオペレーティングシステム;制御部)41を備える。
そして、このTOS41が、図2に示すように、コンテナの受け渡しを第一受渡部31又は第二受渡部32のどちらで行うかを選択する受渡部選択手段M1と、蔵置レーン2へのコンテナの蔵置を第一蔵置手段M100と第二蔵置手段M200と第三蔵置手段M300の内のどの蔵置手段で行うかを選択する蔵置手段選択手段M2を備えて構成される。
RMG3A、3Bは、レールで形成された二つ一組のRMG用走行路L2上を走行可能な走行装置11と、走行装置11から上方に延設された脚体12と、二つの脚体12の上部に支持されたガーダ13と、ガーダ13上を移動するトロリ14と、上下に昇降するスプレッダ15とを備える。このRMG3A及び3Bは、図2に示すように、第一受渡部31と第二受渡部32の両方に対して荷役可能に構成される。RMG3Aは蔵置レーン2の荷積荷卸用移載領域8側に位置し、RMG3Bは蔵置レーン2の搬出搬入用移載領域10側に位置する。
SC7は、図3に示すように、ラバータイヤを有してコンテナターミナル1内を自在に走行可能な走行装置16と、門型に形成された門型本体17と、コンテナを吊り上げ及び吊り降ろすスプレッダ18と、スプレッダ18の駆動装置19とを備える。このSC7の門型本体17はCART20を跨ぐことができるように形成されており、そのx方向の内幅はCART20のx方向の外幅よりも長い。また、その門型本体17は、第一受渡部31の地面に仮置きされたコンテナ、第二受渡部32で停車したCART20の運搬したコンテナ、及び岸壁クレーン5が岸壁に降ろしたコンテナを吊り上げられる高さであればよい。よって、門型本体17の高さは、コンテナを複数段の高さまで吊り上げられる従来のコンテナターミナルで使用されているストラドルキャリアの高さよりも小さい。従って、このSC7は、小型で小回りの効くキャリアのことをいい、ストラドルキャリアよりも安価で製造可能である。
レール式のCART20は、レールで形成されたCART用走行路L1を車輪23で走行する台車であり、このCART20は、AGV(Automated Guided Vehicle;無人搬送台)で構成するとよい。このCART20は、コンテナを載せる荷台21と駆動装置を収納した本体22を備える。
第一受渡部31は、SC7とRMG3Aとの間でコンテナの受け渡しを行う場所である。この第一受渡部31はSC7がその地面にコンテナを仮置きすることができ、SC7がRMG3Aの動作を待って、第一受渡部31で待機することを回避することができる。これにより、SC7の待機時間を短縮して、SC7のコンテナの運搬効率を向上することができる。
第二受渡部32は、SC7とCART20との間でコンテナの受け渡しを行う場所である。この第二受渡部32は、CART用走行路L1の軌道上に設けられており、RMG3AとCART20との間のコンテナの受け渡しを行う場所でもある。
TOS41は、RMG3A、3B、SC7、及びCART20などの機器に設置された図示しないPLC(Programmable Logic Controller)又は動作を制御するコンピュータとの間でデータ通信システムを経由してデータを送受信するコンピュータが設けられており、コンテナターミナル1での作業を監視及び制御している。
このTOS41が、RMG3A、3B、SC7、及びCART20などの機器を自動で操作することで、コンテナヤード4及び荷積荷卸用移載領域8を無人領域、並びに搬出搬入用移載領域10を有人領域とし、安全性を確保しながら、無人領域での荷役作業を自動化して、コンテナターミナル1の荷役効率を向上することができる。
受渡部選択手段M1は、TOS41のコンピュータ上で動作するソフトウェアであり、SC7のコンテナの受け渡しを第一受渡部31と第二受渡部32のどちらで行うかを、荷積荷卸用移載領域8でのSC7の待機時間が短くなるように、選択する手段である。
この受渡部選択手段M1の選択基準の第一は、SC7が運搬してきたコンテナの配置先である。コンテナの配置先のベイB1が、予め定めたベイ判定値B2以下であれば、そのコンテナは第一受渡部31に仮置きされる。
このベイ判定値B2は、RMG3Aがコンテナを吊って自走する範囲を示している。その範囲は、荷積荷卸端部2a側に位置するRMG3Aがコンテナを吊って自走し、RMG3Aがコンテナを所定の位置に蔵置する範囲であり、例えば、荷積荷卸端部2aから5ベイ程度の範囲である。
コンテナの配置先のベイB1が、ベイ判定値B2よりも大きければ、そのコンテナは第二受渡部32でCART20に受け渡される必要があるが、その全てを第二受渡部32で受け渡そうとするとSC7の待機時間が短縮できない。
第一受渡部31では、前述した通り地面にコンテナを仮置きすることができるので、SC7が待機する時間を必要としない。仮に、第一受渡部31の地面が埋まってしまった場合でも、コンテナを積み上げて仮置きして対応することができる。
一方、第二受渡部32では、CART20との間のコンテナの受け渡しを行うため、CART20が第二受渡部32に停車しているか否か、あるいは直ぐに第二受渡部32に帰還できるか否かによって、SC7の待機時間が変化する。そのため、CART20との間で受け渡しを行うべきコンテナを全て第二受渡部32で行うとするとSC7の待機時間が増加する。逆に、待機時間が必要ない第一受渡部31に全てのコンテナを仮置きすると、CART20でコンテナを運搬させるときに、RMG3AとCART20との間でコンテナを受け渡す必要があり、その分荷役効率が下がってしまう。
そこで、CART20で運搬されるべきコンテナについては、SC7の待機時間が許容される範囲内であれば、第二受渡部32で受け渡し、SC7の待機時間が長くなるのであれば、第一受渡部31に仮置きすることで、SC7の待機時間を短縮し、且つ荷役効率を向上することができる。
そこで、この受渡部選択手段M1は、選択基準の第二として、SC7の待機時間を用いる。詳しくは、CART20が第二受渡部32に帰還してくる帰還時間t1を算出し、その帰還時間t1を第二受渡部32での待機時間t2とする。そして、その待機時間t2が待機時間判定値t3よりも短い場合には、第二受渡部32を選択し、待機時間t2が待機時間判定値t3以上の場合は、第一受渡部31を選択して、第一受渡部31にコンテナを仮置きする。
受渡部選択手段M1は、帰還時間t1を算出する前に、CART20の帰還時間t1の予測可否判定を行う。予測可否判定は、CART20がコンテナを運搬していない場合(第二受渡部32に帰還するだけの場合)、又はCART20がコンテナを運搬して、所定の場所に停車していて、且つそのCART20に対してRMG3Bが荷役作業を行おうとしている場合のどちらかの条件を満たすか否かを判定する。予測可否判定でいずれの条件も満たされない場合は、CART20の帰還時間t1が予測不能と判定される。
帰還時間t1の予測が不可能と判定された場合は、第一受渡部31を選択する。
帰還時間t1の予測が可能と判定された場合は、RMG3Bが現在位置からCART20の停車位置まで移動する移動時間t4と、RMG3Bが荷役する荷役時間t5と、CART20がそこから第二受渡部32まで帰還する帰還時間t6を算出し、その移動時間t4と荷役時間t5と帰還時間t6を合計して、帰還時間t1を求める。
待機時間判定値t3は、CART20が第二受渡部32で待機する時間が長くならないような最小の時間を示している。
上記のように、受渡部選択手段M1は、SC7の待機時間を短縮するために、コンテナの配置先を第一の選択基準とし、次に、第二受渡部32でのSC7の待機時間t2を第二の選択基準として、第一受渡部31と第二受渡部32とを選択している。
蔵置手段選択手段M2は、TOS41のコンピュータ上で動作するソフトウェアであり、SC7との間のコンテナの受け渡しが第一受渡部31の場合に、コンテナの配置先に基づいて、第一蔵置手段M100と第二蔵置手段M200のどちらか一方を選択し、SC7との間のコンテナの受け渡しが第二受渡部32の場合に、第三蔵置手段M300を選択する手段である。
前述の受渡部選択手段M1で第一受渡部31に仮置きされたコンテナは、その配置先のベイB1がベイ判定値B2以下のものと、ベイ判定値B2よりも大きいものとある。
そこで、コンテナC1の配置先のベイB1がベイ判定値B2以下の場合は、ベイB1が荷積荷卸端部2aの近傍であり、第一受渡部31でSC7の運搬したコンテナC1を受け取ったRMG3Aが、蔵置レーン2の所定の位置まで自走してコンテナC1を運搬して、蔵置レーン2の所定位置に蔵置する第一蔵置手段M100を選択する。
コンテナC2の配置先のベイB1がベイ判定値B2よりも大きい場合は、ベイB1が荷積荷卸端部2aから遠いため、RMG3Aが第二受渡部32までコンテナC2を運搬し、RMG3AとCART20との間でコンテナC2の受け渡しを行い、CART20がコンテナC2を運搬し、RMG3BがコンテナC2を蔵置レーン2の所定位置に蔵置する第二蔵置手段M200を選択する。
この第二蔵置手段M200で蔵置されるコンテナC2は、できるだけ第二受渡部32の近くの第一受渡部31の地面に仮置きすると、RMG3AとCART20との間でコンテナC2の受け渡しの作業時間を短縮することができる。
よって、図2の第一受渡部31の上側に第二蔵置手段M200で蔵置されるコンテナC2を配置して、下側に第一蔵置手段M100で蔵置されるコンテナC1を配置するとよい。この場合に、コンテナC2を仮置きする地面が第三受渡部となる。
第二受渡部32の場合は、CART20が蔵置レーン2の所定位置までコンテナC3を運搬し、CART20とRMG3Bとの間でコンテナC3の受け渡しを行い、RMG3Bが蔵置レーン2の所定位置にコンテナC3を蔵置する第三蔵置手段M300を選択する。
次に、この第一の実施の形態のコンテナターミナル1の運用方法について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。本発明のコンテナターミナル1の運用方法では、特に、荷積荷卸用移載領域8を経由する船舶からの荷卸しと船舶への荷積みに関して、特に効果的である。ここでは、例として船舶からの荷卸しについて説明する。
図5に示すように、SC7が荷積荷卸用移載領域8に近づくと、受渡部選択手段M1が、運搬しているコンテナの配置先のベイB1がベイ判定値B2以下か否かを判定するステップS10を行う。このステップS10でベイB1がベイ判定値B2以下の場合は、受渡部選択手段M1が第一受渡部31を選択するステップS20を行う。
次に、蔵置手段選択手段M2が、ベイB1がベイ判定値B2以下のため、第一蔵置手段M100を選択するステップS30を行う。そして、SC7が第一受渡部31にコンテナC1を地面に仮置きするステップS100を行う。次に、RMG3Aが自走してコンテナC1を運搬するステップS110を行う。次に、RMG3Aが蔵置場所2cにコンテナC1を蔵置するステップS120を行って第一蔵置手段M100を完了する。
ステップS10で、ベイB1がベイ判定値B2よりも大きいと判定されると、次に、受渡部選択手段M1が、CART20の帰還時間t1の予測が可能か否かを判定するステップS40を行う。CART20の帰還時間t1の予測が不能と判定されると、受渡部選択手段M1が第一受渡部31を選択するステップS50を行う。次に、蔵置手段選択手段M2が、ベイB1がベイ判定値B2よりも大きいため、第二蔵置手段M200を選択するステップS60を行う。
そして、SC7が第一受渡部31にコンテナC2を仮置きするステップS200を行う。次に、RMG3AがCART20にコンテナC2を渡すステップS210を行う。次に、CART20がコンテナを蔵置場所2dに運搬するステップS220を行う。次に、RMG3Bが蔵置場所2dにコンテナC2を蔵置するステップS230を行って、第二蔵置手段M200を完了する。
ステップS20で、帰還時間t1の予測が可能と判定されると、次に、受渡部選択手段M1が、CART20の帰還時間t1を算出し、その算出された帰還時間t1をSC7の待機時間t2として、待機時間t2が待機時間判定値t3よりも小さいか否かを判定するステップS70を行う。このステップS70で待機時間t2が待機時間判定値t3以上の場合は、ステップS60へ進み、ステップS60、S70、S200〜S230が行われて、前述した第二蔵置手段M200が行われる。
ステップS70で、待機時間t2が待機時間判定値t3よりも小さいと判定されると、受渡部選択手段M1が第二受渡部32を選択するステップS80を行う。次に、蔵置手段選択手段M2が第三蔵置手段M300を選択するステップS90を行う。
そして、SC7が第二受渡部32でコンテナC3をCART20に渡すステップS300を行う。次に、CART20がコンテナC3を蔵置場所2dに運搬するステップS310を行う。次に、RMG3Bが蔵置場所2dにコンテナC3を蔵置するステップS320を行って、第三蔵置手段M300を完了する。
上記のコンテナターミナル1及びその運用方法によれば、荷積荷卸用移載領域8にコンテナの受け渡しが異なる第一受渡部31と第二受渡部32を設けることで、複数のSC7が一度にコンテナの受け渡しを行うことができるので、SC7が荷積荷卸用移載領域8で待機する時間を短縮して、SC7のコンテナの運搬効率を向上することができる。
詳しくは、受渡部選択手段M1が、コンテナC1、C2、及びC3の配置先を第一の選択基準として、コンテナC1の仮置き先に第一受渡部31が選択され、次に、CART20の帰還時間t1を第二の選択基準として、コンテナC2の仮置き先に第一受渡部31が、及びコンテナC3の受け渡し場所に第二受渡部32がそれぞれ選択される。
これにより、SC7の待機時間が短縮されるので、複数のSC7のコンテナの運搬が流れるように行われることによって、船舶Shからコンテナを荷卸しする場合に掛かる時間を短縮することができ、結果として、船舶Shが岸壁に係留や停泊する時間を短くすることができる。
また、荷積荷卸用移載領域8にコンテナの受け渡しが異なる第一受渡部31と第二受渡部32を設けることで、第一受渡部31でコンテナC1を受け取ったRMG3Aが自走して蔵置レーン2にコンテナC1を蔵置する第一蔵置手段M100と、第一受渡部31でコンテナC2を受け取ったRMG3AがCART20にコンテナC2を渡し、CART20がコンテナC2を運搬し、RMG3BがコンテナC2を蔵置する第二蔵置手段M200と、第二受渡部32でコンテナを受け取ったCART20がコンテナC3を運搬して、RMG3BがコンテナC2を蔵置する第三蔵置手段M300といった複数の蔵置手段でコンテナを蔵置することができるようになる。
第一蔵置手段M100は、RMG3AがコンテナC1を吊って自走して、蔵置するので、CART20とRMG3の間のコンテナC1の受け渡しが無い。そのため、コンテナC1の配置先が荷積荷卸端部2aに近い場合は比較的効率がよい手段である。
第二蔵置手段M200及び第三蔵置手段M300は、RMG3A及び3Bよりも走行性能が高いCART20でコンテナC2及びC3を運搬し、コンテナC2及びC3の配置先で待機しているRMG3BにコンテナC2及びC3を渡すので、RMG3A及び3Bが長い距離を自走して蔵置する場合と比較して、コンテナC2及びC3の運搬時間が早くなるため、効率がよい手段である。
第三蔵置手段M300は、SC7とCART20が直接コンテナC3の受け渡しを行うことができるの、第二蔵置手段M200に比べてより効率がよい手段である。
上記の第一蔵置手段M100、第二蔵置手段M200、及び第三蔵置手段M300を、そのときの状況に応じて選択することで、荷役効率を向上することができる。
次に、本発明に係る第二の実施の形態のコンテナターミナル50とその運用方法について、図6〜図9を参照しながら説明する。図6に示すように、このコンテナターミナル50は、第一の実施の形態のコンテナターミナル1の構成に加えて、第二受渡部32のCART用走行路L1の軌道上に、コンテナを仮置き可能な仮置スタンド(仮置台)51を設けると共に、第一の実施の形態のコンテナターミナル1のCART20に、コンテナを昇降可能なリフト機構53を追加したリフトCART52を備えて構成される。
仮置スタンド51は、図7及び図8に示すように、CART用走行路L1の軌道上に配置され、左右一対の支持体54を備えると共に、支持体54のそれぞれが、スタンド本体55にコンテナの下面を支持するコンテナ支持部56と、スタンド本体55を支えるスタンド支持部57とを備える。
この仮置スタンド51は、互いの支持体54の間隔の幅(コンテナ支持部56を除く)がリフトCART52のCART本体22の幅よりも広く形成され、コンテナを載せていいないリフトCART52が、あるいはリフト機構53によりコンテナを持ち上げた状態
のリフトCART52が、左右一対の支持体54の間を通り抜けられるように構成される。また、この仮置スタンド51は、図8に示すように、左右一対の支持体54の上をSC7が跨げるように構成される。
このコンテナターミナル50の第二受渡部32で行われるSC7とリフトCART52との間のコンテナの受け渡しについて、図8を参照しながら説明する。まず、SC7が仮置スタンド51の上を跨いで停車する。次に、SC7がコンテナを降ろして、仮置スタンド51に仮置きする。次に、リフトCART52が仮置スタンド51の下に潜り込んで、リフト機構53により仮置きされたコンテナを上に持ち上げる。次に、リフトCART52は、そのままの状態で走行して、仮置スタンド51からコンテナを受け取る。
このとき、SC7とリフトCART52は互いの作業を待つこと無く、自分の作業が完了した時点で次の作業に移る。また、事前に仮置スタンド51で待機することもできる。
次に、このコンテナターミナル50の運用方法について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。このフローチャートは、図5に示すフローチャートと同様のステップについては同じ符号を用いて、その説明は省略する。なお、図9のフローチャートでは、図5のフローチャートにおけるCART20を、リフトCART52とする。
ステップS10で、ベイB1がベイ判定値B2以下と判定されると、次に、ステップS20とステップS30を行って、コンテナC1を第一受渡部31で受け渡すことと、第一蔵置手段M100でコンテナC1を蔵置することを決定する。そして、ステップS100〜ステップS120を行って、第一蔵置手段M100を完了する。
ステップS10で、ベイB1がベイ判定値B2よりも大きいと判定されると、次に、仮置スタンド51が空いているか否かを判定するステップS400を行う。このステップS400のために、仮置スタンド51に、コンテナが仮置きされているか否かを検出するセンサ(図示せず)を設けて、TOS41にその検出結果を送信するように構成するとよい。
ステップS400で仮置スタンド51が空いていると判定されると、次に、ステップS80とステップS90を行って、コンテナC3を第二受渡部32で受け渡すことと、第三蔵置手段M300でコンテナC3を蔵置することが決定する。次に、SC7がコンテナC3を仮置スタンド51に仮置きするステップS330を行う。ステップS330で仮置スタンド51にコンテナC3が仮置きされると、次に、ステップS310とステップS320を行って、第三蔵置手段M300を完了する。
ステップS400で、仮置スタンド51が空いていないと判定されると、次に、ステップS40が行われる。ステップS40で、リフトCART52の帰還時間t1の予測が不能と判定されると、次に、ステップS50とステップS60を行って、コンテナC2を第一受渡部31で受け渡すことと、第二蔵置手段M200でコンテナC2を蔵置することが決定する。
次に、ステップS200を行う。次に、RMG3AがコンテナC2を仮置スタンド51に仮置きするステップS240を行う。ステップS240で仮置スタンド51にコンテナC2が仮置きされると、次に、ステップS220とステップS230を行って、第二蔵置手段M200を完了する。
ステップS40で、リフトCART52の帰還時間t1の予測が可能と判定されると、次に、ステップS70を行う。ステップS70で、待機時間t2が待機時間判定値t3以
上の場合は、ステップS60へ進み、ステップS60、S70、S200、S240、S220、及びS230を行って、前述した第二蔵置手段M200を行う。
ステップS70で、待機時間t2が待機時間判定値t3よりも小さいと判定されると、ステップS80へ進み、ステップS80、S90、S130、S110、及びS120を行って、前述した第三蔵置手段M300を行う。
このコンテナターミナル60とその運用方法によれば、前述した第一の実施の形態の効果に加えて、第二受渡部32に仮置スタンド51を設けることで、仮置スタンド51にコンテナを仮置きすることができるので、仮置スタンド51がバッファーの役割を果たす。従って、SC7とリフトCART52との間のコンテナの受け渡しの際に、互いの作業を待って、待機する時間を短縮することができる。これにより、SC7のコンテナの運搬効率を向上することができると共に、荷役効率を向上することができる。
次に、本発明に係る第三の実施の形態のコンテナターミナル60とその運用方法について、図10を参照しながら説明する。このコンテナターミナル60は、第一受渡部31に複数の仮置スタンド61を設けると共に、第一の実施の形態のSC7に代えて、第二の実施の形態のリフトCART52の車輪23の代わりに岸壁を走行するラバータイヤを搭載したリフトAGV62を備えて構成される。
このコンテナターミナル60の運用方法は、第一受渡部31で、リフトAGV62が仮置スタンド61にコンテナを仮置きする。よって、第一受渡部31を選択する前に、仮置スタンド61が空いているか否かを判定するステップを行う。
このコンテナターミナル60とその運用方法によれば、周回搬送台車としてリフトAGV62を用いても、第一受渡部31で仮置スタンド61にコンテナを仮置きすることで、前述した効果と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明に係る第四の実施の形態のコンテナターミナル70とその運用方法について、図11及び図12を参照しながら説明する。このコンテナターミナル70は、図11に示すように、第二の実施の形態の仮置スタンド51に代えて、CART用走行路L1の荷積荷卸側の荷積荷卸用移載領域8側の軌道上に、コンテナC3を仮置きする仮置リフトスタンド(仮置台)71を設け、リフトCART72の代わりにCART20を用いる。
この仮置リフトスタンド71はコンテナC3の下面を支持して、コンテナC3を昇降可能なリフト機構74を備え、仮置リフトスタンド71の下に潜り込んだCART20に載ったコンテナC3を、リフト機構74の上昇により受け取り、且つ仮置きされたコンテナC3を、仮置リフトスタンド71の下に潜り込んだCART20に、リフト機構74の下降により渡すように構成される。
この仮置リフトスタンド71は、CART20のCART用走行路L1の荷積荷卸用移載領域8内の軌道上に配置され、幅W3がCART20の幅W2よりも広く形成されて、下に潜り込んだCART20がコンテナCを荷台21に載せた状態で、通り抜けられるように構成される。この仮置リフトスタンド71は、図12に示すように、CART用走行路L1を跨ぐように両側に配置された左右一対の支持体72を備える。そして、その支持体72のそれぞれが、スタンド本体73と、コンテナCの下面を支持して昇降可能なリフト機構74と、スタンド本体73を支えるスタンド支持部75とを備える。
リフト機構74は、コンテナC3の下面を支持するコンテナ支持部76と、そのコンテナ支持部76を昇降させる昇降装置77を備える。このリフト機構74は、コンテナC3
の下面を支持して昇降し、CART20の荷台21にコンテナC3を降ろす、あるいは荷台21に載せられたコンテナC3を持ち上げることができればよく、上記の構成に限定しない。例えば、このリフト機構74の昇降装置77として、油圧ジャッキを用いることができる。
次に、この第四の実施の形態のコンテナターミナル70の運用方法は第二の実施の形態と同様に運用される。ここでは、コンテナC3の蔵置方法について説明する。
図11に示すように、SC7は、空いている仮置リフトスタンド71に運搬してきたコンテナC3を仮置きする。次に、図12に示すように、仮置リフトスタンド71のリフト機構74が下降し、予め仮置リフトスタンド71の下で待機していた、又は仮置リフトスタンド71の下に潜り込んで、停車したCART20の荷台21にコンテナC3を置く。
このとき、SC7からコンテナC3を仮置かれたときは、コンテナ支持部76は、高さH2に位置している。この高さH2の位置は、CART20の高さH3よりも高い高さである。そして、CART20の荷台21にコンテナC3を置くときは、コンテナ支持部76が高さH4に位置している。この高さH4の位置は、CART20の高さH3よりも低い高さである。
次に、コンテナCが荷台21に置かれたCART20はそのまま走行して、仮置リフトスタンド71から抜け出す。次に、待機しているRMG3Bの下に潜り込んで停車する。次に、RMG3BがCART20が運搬したコンテナC3を、スプレッダ15で掴み、トロリ14を横行させて、TOS41から支持された所定の位置にコンテナC3を蔵置する。
このコンテナターミナル70及びその運用方法によれば、仮置リフトスタンド71にコンテナC3を昇降可能なリフト機構74を備えることで、CART20の走行エネルギーの増加や、走行中の振動によってコンテナC3を昇降させる装置の故障の増加といった問題を解決して、CART20の信頼性を向上することができる。
また、仮置リフトスタンド71は地上に設置されるため、CART20に搭載する場合に比べて、リフト機構74の寸法的な制約が緩和され、安価な機器の採用することができると共に、保守を容易に行うことができる。これにより、第二の実施の形態のコンテナターミナル50よりも更にコストを下げることができる。
なお、第一〜第四の実施の形態では、船舶Shからの荷卸し作業を例に説明したが、船舶Shへの荷積み作業においても、SC7がコンテナヤード4から次々にコンテナを岸壁クレーン5まで運搬することができるので、運搬効率を向上し、且つ荷役効率を向上することができる。
外部への搬出作業及び搬入作業については、特に限定されない。例えば、特許文献1(特開2011−093654号公報)に記載の搬出及び搬入作業や、特開2012−201482号公報に記載の搬出及び搬入作業などを適用可能である。
第一〜第四の実施の形態では、蔵置レーン2がy方向に延在し、蔵置レーン2を計六レーン設けたコンテナターミナル1、50、60、及び70を例に説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、蔵置レーン2がx方向に延在するコンテナターミナルにも適用することができ、設けられる蔵置レーン2の数も限定されない。また、一つの蔵置レーン2に対して二台のRMG3A、3Bと、二台のCART20を備える構成としたが、本発明はこれに限定されない。加えて、一つの蔵置レーン2に対して、一つのCART用走行路L1に限定することなく、例えば、一つの蔵置レーン2に対して、複数のCART用走行路L1を敷設してもよい。
また、外来シャーシ9により搬入され、船舶Shに荷積みされるコンテナを蔵置レーン2の荷積荷卸用移載領域8側に蔵置し、SC7により荷卸しされ、外来シャーシ9から搬出されるコンテナを蔵置レーン2の搬出搬入用移載領域10側に蔵置すると、より荷役効率を向上することができる。
また、第一〜第四の実施の形態では、RMG用走行路L2がレールで形成され、且つ走行装置11がレール上を走行可能にフランジが設けられた車輪を有して形成されるが、本発明はこれに限定されずに、例えば、タイヤ式門型クレーン(Rubber Tired
Gantry Crane)を用いることもできる。
また、第一及び第二の実施の形態では、SC7を、遠隔で操作され、又は遠隔から指示された荷役作業を自動で行う無人のキャリアで形成したが、本発明はこれに限定されずに、運転手が搭乗して運転される有人のキャリアで構成しもよい。しかし、荷積荷卸用移載領域8を無人領域として、コンテナターミナル1の荷役を自動化するためには、無人のSC7が好ましい。
また、第一〜第四の実施の形態では、レール上を走行するCART20(リフトCART52)を用いたが、走行路を敷設された磁気テープで形成し、その磁気テープに添って往復する搬送台車を用いることもできる。
第一の実施の形態では、第一受渡部31の地面にコンテナを仮置きしたが、第一受渡部31に第二の実施の形態の仮置スタンド51のような仮置台を設けてもよい。
また、第一及び第二の実施の形態の受渡部選択手段M1と蔵置手段選択手段M2では、コンテナの配置先とCART20の帰還時間t1を用いて、最適な受渡部の選択と最適な蔵置手段を選択したが、SC7の待機時間を短縮し、荷役効率を向上することができれば、その他の選択基準を用いて選択しもよい。例えば、RMG3aが第一受渡部31に移動する移動時間とRMG3aとCART20との間のコンテナの受け渡しにかかる作業時間などである。
この受渡部選択手段M1と蔵置手段選択手段M2は、その判断を予め行っておくのではなく、各SC7が荷積荷卸用移載領域8の近づいた時点でリアルタイムに行い、そして、コンテナの配置先である物理的位置と、そのときのRMG3a、RMG3b、及びCART20の状況と、それらが現在抱えている作業完了時刻を予測し、どの方法でコンテナを受け渡すのが一番効率的かを判断して決定できればよい。
本発明のコンテナターミナルは、荷積荷卸用移載領域にコンテナの受け渡しが異なる複数の受渡部を設けることで、岸壁クレーンと蔵置領域との間を周回する周回搬送台車のコンテナの運搬効率を向上して、船舶からコンテナを荷卸しする場合、及び船舶にコンテナを荷積みする場合に掛かる時間を短縮することができるので、岸壁に接岸する船舶に対してコンテナを荷積み又は荷卸し、陸上輸送用の外来シャーシでコンテナを搬出及び搬入するコンテナターミナルに利用することができる。
1、50、60、70 コンテナターミナル
2 蔵置レーン
3a、3b RMG(ヤードクレーン;荷役機器)
4 コンテナヤード(蔵置領域)
5 岸壁クレーン
6 岸壁エプロン領域
7 SC(シャトルキャリア;周回搬送台車)
8 荷積荷卸用移載領域
9 外来シャーシ
10 搬出搬入用移載領域
20 CART(往復搬送台車)
31 第一受渡部
32 第二受渡部
41 TOS(制御部)
51 仮置スタンド(仮置台)
52 リフトCART
62 リフトAGV
71 仮置リフトスタンド
74 リフト機構
L1 CART用走行路(走行路)
L2 RMG用走行路
M1 受渡部選択手段
M2 蔵置手段選択手段
M100 第一蔵置手段
M200 第二蔵置手段
M300 第三蔵置手段

Claims (9)

  1. コンテナを所定位置に蔵置する複数の蔵置レーンと該蔵置レーンに隣接し、且つ、該蔵置レーンの長手方向に延在する走行路とを有し、前記蔵置レーンを跨いだヤードクレーンが走行すると共にコンテナを運搬する往復搬送台車が前記走行路を走行する蔵置領域と、該蔵置領域の一端部に、岸壁クレーンとの間でコンテナを運搬する周回搬送台車がコンテナの受け渡しを行う荷積荷卸用移載領域とを設けるコンテナターミナルにおいて、
    前記荷積荷卸用移載領域が前記蔵置レーンの一端部に隣接する第一受渡部と前記走行路上に設けられる第二受渡部と前記ヤードクレーンと前記周回搬送台車と前記往復搬送台車を制御する制御部とを備え、前記第一受渡部で前記周回搬送台車と前記ヤードクレーンとの間のコンテナの受け渡しが行われ、前記第二受渡部で前記周回搬送台車と前記往復搬送台車との間のコンテナの受け渡しが行われる構成であり、
    前記制御部が、前記周回搬送台車のコンテナの受け渡しを前記第一受渡部と前記第二受渡部のどちらで行うかを、前記荷積荷卸用移載領域での前記周回搬送台車の待機時間が短くなるように選択する制御を行う構成であることを特徴とするコンテナターミナル。
  2. 一つの前記蔵置レーンに対して複数の前記ヤードクレーンを設け、
    前記制御部が、コンテナの受け渡しが前記第一受渡部で行われた場合に、前記荷積荷卸用移載領域側に位置する一方のヤードクレーンに渡されたコンテナの配置先に基づいて、前記一方のヤードクレーンにコンテナを吊ったまま前記配置先まで自走させてコンテナを蔵置させる制御を行うか、又は前記一方のヤードクレーンからコンテナを渡された前記往復搬送台車に前記配置先までコンテナを運搬させ、前記配置先で待機している他方のヤードクレーンに前記往復搬送台車からコンテナを受け取らせてコンテナを蔵置させる制御を行うかのいずれか一つの制御を選択する構成である請求項1に記載のコンテナターミナル。
  3. 一つの前記蔵置レーンに対して複数の前記ヤードクレーンを設け、
    前記制御部が、コンテナの受け渡しが前記第二受渡部で行われる場合に、前記第二受渡部でコンテナを渡された前記往復搬送台車にコンテナをその配置先まで運搬させ、前記配置先で待機している他方のヤードクレーンに前記往復搬送台車からコンテナを受け取らせてコンテナを蔵置させる制御を行う構成である請求項1又は2に記載のコンテナターミナル。
  4. 前記周回搬送台車がコンテナを吊り上げ及び吊り降ろし可能な吊具を有し、前記周回搬送台車を跨いで停車する台車で形成され、前記第一受渡部がコンテナを仮置きする地面を有し、
    前記第一受渡部で行われる前記周回搬送台車と前記ヤードクレーンとの間のコンテナの受け渡しが、前記地面を経由し、前記第二受渡部で行われる前記周回搬送台車と前記往復搬送台車との間のコンテナの受け渡しが直接行われる構成である請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンテナターミナル。
  5. 前記往復搬送台車がコンテナを昇降可能な昇降台を有する台車で形成され、前記第二受渡部がコンテナを仮置きする仮置台を有し、
    前記第二受渡部で行われる前記周回搬送台車と前記往復搬送台車との間のコンテナの受け渡しに際して、前記仮置台の下に潜り込んだ前記往復搬送台車が、前記往復搬送台車に載ったコンテナを前記昇降台の下降により前記仮置台に渡し、前記仮置台に仮置きされたコンテナを前記昇降台の上昇により受け取る構成である請求項1〜のいずれか1項に記載のコンテナターミナル。
  6. 前記第二受渡部がコンテナを仮置きする仮置台を備え、前記仮置台がコンテナの下面を支持してコンテナを昇降可能なリフト機構を有し、
    前記第二受渡部で行われる前記周回搬送台車と前記往復搬送台車との間のコンテナの受け渡しに際して、前記仮置台が、前記仮置台の下に潜り込んだ前記往復搬送台車に載ったコンテナを前記リフト機構の上昇により受け取り、前記仮置きされたコンテナを前記仮置台の下に潜り込んだ前記往復搬送台車に前記リフト機構の下降により渡す構成である請求項1〜のいずれか1項に記載のコンテナターミナル。
  7. コンテナを所定位置に蔵置する複数の蔵置レーンと該蔵置レーンに隣接し、且つ、該蔵置レーンの長手方向に延在する走行路とを有し、前記蔵置レーンを跨いだヤードクレーンが走行すると共にコンテナを運搬する往復搬送台車が前記走行路を走行する蔵置領域と、該蔵置領域の一端部に岸壁クレーンと前記蔵置領域との間でコンテナを運搬する周回搬送台車がコンテナの受け渡しを行う荷積荷卸用移載領域とを設けるコンテナターミナルの運用方法において、
    前記荷積荷卸用移載領域での前記周回搬送台車の待機時間に基づいて、前記荷積荷卸用移載領域での前記周回搬送台車との間のコンテナの受け渡しを、前記周回搬送台車と前記ヤードクレーンとの間のコンテナの受け渡しを行う第一受渡部と、前記周回搬送台車と前記往復搬送台車との間のコンテナの受け渡しを行う第二受渡部とのどちらで行うかを選択することを特徴とするコンテナターミナルの運用方法。
  8. コンテナの受け渡しを前記第一受渡部で行った場合に、渡されたコンテナの配置先に基づいて、前記荷積荷卸用移載領域側に位置する一方のヤードクレーンにコンテナを吊ったまま前記配置先まで自走させてコンテナを蔵置させるか、又は、前記一方のヤードクレーンからコンテナを渡された前記往復搬送台車との間でコンテナの受け渡しを行い、前記往復搬送台車が前記配置先までコンテナを運搬し、前記往復搬送台車に前記配置先までコンテナを運搬させ、前記配置先で待機している他方のヤードクレーンにコンテナを受け取らせてコンテナを蔵置させるかのいずれか一つを選択して、前記周回搬送台車の運搬したコンテナを蔵置する請求項に記載のコンテナターミナルの運用方法。
  9. コンテナの受け渡しを前記第二受渡部で行った場合に、前記第二受渡部でコンテナを渡された前記往復搬送台車にコンテナをその配置先まで運搬させ、前記配置先で待機している他方のヤードクレーンに前記往復搬送台車からコンテナを受け取らせてコンテナを蔵置させることを特徴とする請求項7又は8に記載のコンテナターミナルの運用方法。
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