JP6154696B2 - 座標検出装置 - Google Patents

座標検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6154696B2
JP6154696B2 JP2013173052A JP2013173052A JP6154696B2 JP 6154696 B2 JP6154696 B2 JP 6154696B2 JP 2013173052 A JP2013173052 A JP 2013173052A JP 2013173052 A JP2013173052 A JP 2013173052A JP 6154696 B2 JP6154696 B2 JP 6154696B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
line
drive
loop
detection line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013173052A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015041318A (ja
JP2015041318A5 (ja
Inventor
小川 保二
保二 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xiroku Inc
Original Assignee
Xiroku Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xiroku Inc filed Critical Xiroku Inc
Priority to JP2013173052A priority Critical patent/JP6154696B2/ja
Publication of JP2015041318A publication Critical patent/JP2015041318A/ja
Publication of JP2015041318A5 publication Critical patent/JP2015041318A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6154696B2 publication Critical patent/JP6154696B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は座標検出装置に関し、特に、電磁誘導方式でも静電容量方式でも指示体を検出可能な座標検出装置に関する。
手や指による入力検出を行う座標入力装置では、複数の指示体による同時入力の検出、所謂マルチタッチ検出が容易な静電容量方式のものが現在では主流となっている。静電容量方式の座標入力装置では、静電容量の微小な変化を利用して入力位置を検出するので、検出分解能が高くなく、入力座標の検出精度は悪かった。このため、文字や絵を描く用途では、より検出精度の高い電磁誘導方式の座標入力装置が用いられている。電磁誘導方式では、指示体にコイルを内蔵し、検出面に設けられる駆動線により駆動させられた指示体のコイルからの誘導起電力を検出線により検出することで、指示位置を検出するものである。
例えば、特許文献1では、電磁誘導方式のペン検出部と静電容量方式の手指検出部を、表示デバイスを挟んで積層することで、電磁誘導方式でも静電容量方式でも指示体を検出可能な座標検出装置が開示されている。
また、特許文献2では、デジタイザとして発振ペンの位置検出を行えると共にタッチパネルとして指の位置検出を行える装置が開示されている。デジタイザ動作時には、発振ペンから所定のキャリア信号を発振し、このキャリア信号を各電極線から検出する。また、タッチパネル動作時には、発振ペンのキャリア信号と同様のキャリア信号を任意の電極線に与える。そうすると、直交する電極線に容量結合により電界が生じる。指が近づくと指に信号が吸収されることによる容量変化を利用して、指の検出を行うものである。
特開2011−186550号公報 特開平8−179871号公報
特許文献1の装置では、2種類の方式の検出部を設けるものであるため、高価なものとなり、また、大きく重くなるという問題があった。さらに、検出表面と検出部との距離が遠くなりすぎると、実際の入力位置と検出された位置とがずれる可能性もあった。
また、特許文献2の装置では、デジタイザとして用いる場合、指示体は所定のキャリア信号を発振する発振ペンを用いる必要があった。即ち、指示体に電池等、電源が必要となるものであり、装置としては静電容量のみを検出可能なものであったため、電磁誘導方式のペンは検出できるものではなかった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、シンプルな構造で安価に電磁誘導方式でも静電容量方式でも指示体を検出可能な座標検出装置を提供しようとするものである。
上述した本発明の目的を達成するために、本発明による座標検出装置は、XY座標軸の一方に沿って複数平行に配置される駆動線と、XY座標軸の他方に沿って複数平行に配置される検出線と、駆動線の一端に接続され駆動線に所定の駆動電圧を入力することで駆動線を駆動する駆動回路と、検出線の一端に接続され検出線からの信号を検出し、指示体の指示位置座標を算出する検出回路と、複数の駆動線の他端に接続され選択的に2本の駆動線が開放からループ状の駆動線となるように機能する駆動線ループ手段と、ループ状の駆動線に電流が流れるように駆動回路に接続する駆動線接続手段と、を含む駆動線選択部と、複数の検出線の他端に接続され選択的に2本の検出線が開放からループ状の検出線となるように機能する検出線ループ手段と、ループ状の検出線に流れる電流又は電位差を検出するように検出回路に接続する検出線接続手段と、を含む検出線選択部と、所定の駆動線及び検出線を駆動回路及び検出回路にそれぞれ順次接続するように駆動線選択部及び検出線選択部をそれぞれ制御すると共に、電磁誘導方式で指示体を検出する際にはループ状の駆動線及びループ状の検出線となるように駆動線選択部及び検出線選択部を制御し、静電容量方式で指示体を検出する際には開放状態の駆動線及び開放状態の検出線となるように、又はループ状態の駆動線及び開放状態の検出線となるように駆動線選択部及び検出線選択部を制御する、制御部と、を具備するものである。
ここで、駆動線選択部の駆動線ループ手段は、所定の間隔を空けて奇数番目と偶数番目の駆動線をループ状の駆動線となるように機能し、検出線選択部の検出線ループ手段は、所定の間隔を空けて奇数番目と偶数番目の検出線をループ状の検出線となるように機能するものであれば良い。
また、駆動線選択部の駆動線ループ手段及び/又は検出線選択部の検出線ループ手段は、抵抗素子、コンデンサ、コイル、ダイオード、アナログスイッチの何れか又はこれらの組み合わせであれば良い。
また、検出線選択部の検出線ループ手段はダイオードからなり、さらに、検出線を所定バイアス電位にする検出線バイアス手段を具備し、制御部は、さらに、検出線バイアス手段も制御するものであっても良い。
また、駆動線選択部の駆動線ループ手段はダイオードからなり、さらに、駆動線を所定バイアス電位にする駆動線バイアス手段を具備し、制御部は、さらに、駆動線バイアス手段も制御するものであっても良い。
また、制御部は、駆動回路の駆動電圧も制御するものであっても良い。
さらに、シート基材を具備し、駆動線及び/又は検出線は、シート基材に配設され、駆動線ループ手段及び/又は検出線ループ手段は、シート基材に設置されるものであっても良い。
また、本発明による座標検出装置は、XY座標軸の一方に沿って複数平行に配置される駆動線と、XY座標軸の他方に沿って複数平行に配置される検出線と、駆動線の一端に接続され駆動線に所定の駆動電圧を入力することで駆動線を駆動する駆動回路と、検出線の一端に接続され検出線からの信号を検出し、検出される信号の増減により指示体を識別し、指示体の指示位置座標を算出する検出回路と、複数の駆動線の他端に接続され選択的に2本の駆動線がループ状の駆動線となるように介在し駆動線よりも抵抗値の高い駆動線ループ手段と、ループ状の駆動線に電流が流れるように駆動回路に接続する駆動線接続手段と、を含む駆動線選択部と、複数の検出線の他端に接続され選択的に2本の検出線がループ状の検出線となるように介在し検出線よりも抵抗値の高い検出線ループ手段と、ループ状の検出線に流れる電流又は電位差を検出するように検出回路に接続する検出線接続手段と、を含む検出線選択部と、所定の駆動線及び検出線を駆動回路及び検出回路にそれぞれ順次接続するように駆動線選択部及び検出線選択部をそれぞれ制御する制御部と、を具備するものであっても良い。
さらに、本発明による座標検出装置は、XY座標軸の一方に沿って複数平行に配置される駆動線と、XY座標軸の他方に沿って複数平行に配置される検出線と、駆動線の一端に接続され駆動線に所定の駆動電圧を入力することで駆動線を駆動する駆動回路と、検出線の一端に接続され検出線からの信号を検出し、指示体の指示位置座標を算出する検出回路と、複数の駆動線の他端に接続され選択的にGND電位に接続されるように機能する駆動線GND電位接続手段と、駆動線に電流が流れるように駆動回路に接続する駆動線接続手段と、を含む駆動線選択部と、複数の検出線の他端に接続され選択的にGND電位に接続されるように機能する検出線GND電位接続手段と、検出線に流れる電流又は電位差を検出するように検出回路に接続する検出線接続手段と、を含む検出線選択部と、所定の駆動線及び検出線を駆動回路及び検出回路にそれぞれ順次接続するように駆動線選択部及び検出線選択部をそれぞれ制御すると共に、電磁誘導方式で指示体を検出する際には駆動線及び検出線をGND電位に接続するように駆動線選択部及び検出線選択部を制御し、静電容量方式で指示体を検出する際には開放状態の駆動線及び開放状態の検出線となるように、又は駆動線をGND電位に接続すると共に開放状態の検出線となるように駆動線選択部及び検出線選択部を制御する、制御部と、を具備するものであっても良い。
本発明の座標検出装置には、シンプルな構造で安価に電磁誘導方式でも静電容量方式でも指示体を検出可能という利点がある。
図1は、本発明の座標検出装置を説明するための概略ブロック図である。 図2は、本発明の座標検出装置のより具体的な構成を説明するための概略回路図である。 図3は、コンデンサとコイルを有する電磁誘導ペンの一例を説明するための概略図である。 図4は、本発明の座標検出装置の駆動線ループ手段及び検出線ループ手段の他の例を説明するための概略回路図である。 図5は、本発明の座標検出装置の他の例を説明するための概略回路図である。 図6は、本発明の座標検出装置のさらに他の例を説明するための概略回路図である。 図7は、本発明の座標検出装置のさらに他の例を説明するための概略ブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態を図示例と共に説明する。図1は、本発明の座標検出装置を説明するための概略ブロック図である。図示の通り、本発明の座標検出装置は、駆動線10と、検出線20と、駆動回路30と、検出回路40と、駆動線選択部50と、検出線選択部60と、制御部70とから主に構成されている。また、図2に本発明の座標検出装置のより具体的な構成を説明するための概略回路図を示す。
駆動線10は、XY座標軸の一方、例えば図示例ではY座標軸に沿って複数平行に配置されるものである。駆動線10は、銅線やラインパターン等、導電性部材からなるものであれば良い。
検出線20は、XY座標軸の一方、例えば図示例ではX座標軸に沿って複数平行に配置されるものである。検出線20も、銅線やラインパターン等、導電性部材からなるものであれば良い。
駆動線10や検出線20は、基板上にそれぞれ絶縁された状態で配設されれば良い。また、フレキシブル基板等、可撓性のあるシート基材に配設されても良い。
駆動回路30は、駆動線10の一端に接続され駆動線10に所定の駆動電圧を入力することで駆動線10を駆動するものである。図示例では、駆動線10の下端に駆動回路30が接続されている。ここで、所定の駆動電圧とは、例えば発振器からの所定の周波数の出力信号である。そして、駆動回路30には、例えば駆動アンプが含まれ、発振器からの信号を増幅して駆動線10に与える。
検出回路40は、検出線20の一端に接続され検出線20からの信号を検出するものである。図示例では、検出線20の左端に検出回路40が接続されている。ここで、検出線20からの信号は、電磁結合又は静電結合に基づき流れる電流である。検出回路40は、オペアンプ等の増幅回路を有しており、検出線20に流れる電流又は電位差を計測する。
駆動線選択部50は、駆動線ループ手段51と、駆動線接続手段52とからなる。駆動線ループ手段51は、複数の駆動線10の他端に接続され、選択的に2本の駆動線10が開放からループ状の駆動線10となるように機能するものである。また、駆動線接続手段52は、ループ状の駆動線10に電流が流れるように駆動回路を駆動線に接続するためのものである。図1の例では、所定の間隔を開けて奇数番目と偶数番目の駆動線10をループ状の駆動線とするように駆動線ループ手段51が接続されている。より具体的には、4本の駆動線10の間隔を開けて2本の駆動線10が駆動線ループ手段51を介して接続されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、2本の駆動線10が駆動線ループ手段51を介して接続されるように構成されていれば良い。駆動線接続手段52は、駆動回路30からの駆動電圧を駆動線10に順次接続切り替えするものである。
検出線選択部60は、検出線ループ手段61と、検出線接続手段62とからなる。検出線ループ手段61は、複数の検出線20の他端に接続され、選択的に2本の検出線20が開放からループ状の検出線となるように機能するためのものである。また、検出線接続手段62は、ループ状の検出線20に流れる電流又は電位差を検出するように検出回路40に接続するためのものである。図1の例では、所定の間隔を開けて奇数番目と偶数番目の検出線20をループ状の検出線とするように検出線ループ手段61が接続されている。より具体的には、4本の検出線20の間隔を開けて2本の検出線20が検出線ループ手段61を介して接続されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、2本の検出線20が検出線ループ手段61を介して接続されるように構成されていれば良い。検出線接続手段62は、検出線20に流れる電流又は電位差を検出回路40に順次接続切り替えするものである。
制御部70は、所定の駆動線10及び検出線20を駆動回路30及び検出回路40にそれぞれ順次接続するように駆動線選択部50及び検出線選択部60をそれぞれ制御するものである。そして、電磁誘導方式で指示体を検出する際にはループ状の駆動線10及びループ状の検出線20となるように駆動線選択部50及び検出線選択部60を制御する。また、制御部70は、静電容量方式で指示体を検出する際には開放状態の駆動線10及び開放状態の検出線20となるように、駆動線選択部50及び検出線選択部60を制御する。さらに、ループ状態の駆動線10及び開放状態の検出線20となるように駆動線選択部50及び検出線選択部60を制御しても良い。
ここで、図2を用いてより詳細に説明する。図2に示されるように、この例では、駆動線ループ手段51及び検出線ループ手段61は、抵抗素子である。そして、駆動回路30は、駆動電圧を増幅するための駆動アンプ31を含む。また、検出回路40は、検出信号を増幅するためのオペアンプ41を含む。駆動線10と検出線20が電磁結合するように、駆動線10及び検出線20に電流が流れるよう駆動線ループ手段51及び検出線ループ手段61を用いてそれぞれループ状にする。この例は、駆動線10や検出線20の抵抗値が低く、ループ手段としての抵抗素子の抵抗値が、これらの線よりも高いものである。そして、ループ状の駆動線10に電流が流れるように駆動回路30を接続するための駆動線接続手段52が設けられている。同様に、ループ状の検出線20に流れる電流又は電位差を検出するように検出回路40を接続するための検出線接続手段62が設けられている。そして、制御部70により、所定の駆動線10及び検出線20を駆動回路30及び検出回路40にそれぞれ順次選択して接続するように、駆動線選択部50及び検出線選択部60をそれぞれ制御する。即ち、駆動線10の抵抗値が低い場合、駆動線ループ手段51の抵抗素子の抵抗により、駆動線ループ手段51は開放状態となり、選択された駆動線10以外の駆動線はすべてGND電位に保つことができる。同様に、検出線20の抵抗値が低い場合、検出線ループ手段61の抵抗素子の抵抗により、検出線ループ手段61は開放状態となり、選択された検出線20以外の検出線はすべて開放状態に保つことができる。即ち、図2において、駆動回路30に接続された駆動線10からの駆動電圧は、C1の静電結合容量を通して検出線20に流れる。そして、この信号は、検出回路40に接続された検出線20から検出されることになる。このとき、オペアンプ41の入力側が直流的又は交流的に見るとGND電位となっているため、ここに流れる電流のみを検出可能なので、他の静電結合容量C2,C3,C4とは独立してC1からの電流又は電位差を検出することができる。なお、駆動線や検出線の抵抗値が高い場合には、選択されていない駆動線の電位をGND電位に保つことが難しくなるため、そうすると、例えばC2から流れてくる電流が混入されてしまう。また、選択されていない検出線から検出ループ手段を介してC3やC4を流れる電流が混入されてしまう。したがって、この例では、駆動線や検出線の抵抗値は駆動線ループ手段や検出線ループ手段に対して十分低くなるように構成されれば良い。
そして、図2に示される例では、制御部70は、例えば駆動線接続手段52を用いて、選択されたループ状の駆動線10に電流が流れるように駆動回路30を駆動線10に接続すると共に、選択されていない駆動線10をGND電位に固定する。また、検出線接続手段62を用いて、選択された検出線20を検出回路40に接続すると共に、選択されていない検出線20をGND電位に固定する。駆動線10及び検出線20を順次接続することで、選択された駆動線と検出線の組み合わせにより、どの交点からの信号が検出されたか判別可能なため、これを利用して指示体の指示位置座標が検出される。このように構成した座標検出装置を用いて検出可能な指示体を、図3を用いて説明する。図3は、コンデンサとコイルを有する電磁誘導ペンの一例を説明するための概略図である。図示の通り、電磁誘導ペンは、コンデンサとコイルを有する共振回路からなるものである。図示例では、コイルはフェライトコアに巻かれており、フェライトコアがペン先になっている。このような電磁誘導ペンの入力座標を検出する場合(電磁誘導方式)、上述のように制御された検出線及び駆動線は、ループ状となっており電流が流れる。電磁誘導ペンが駆動線や検出線に近づくと、それぞれに電磁結合して直交する駆動線と検出線の電磁結合の度合いが強くなる。したがって、検出回路40により検出される信号は、大きくなる。一方、指示体として例えば指の入力座標を検出する場合(静電結合方式)には、図2の例のように、抵抗素子で開放状態を実現している。そして、指が入力されると静電結合が弱くなり、検出回路40により検出される信号は小さくなる。このように、検出回路40では、指示体の指示位置座標を算出可能であると共に、検出される信号の増減により指示体の識別が可能である。即ち、指示体が電磁誘導ペンなのか指なのかを識別可能である。
このように、本発明の座標検出装置では、シンプルな構造で安価に電磁誘導方式でも静電結合方式でも、電磁誘導ペンや指等の指示体を検出可能である。また、複数の電磁誘導ペンの共振周波数や位相を異ならせることにより、検出される周波数や位相も変化するため、これを用いてそれぞれのペンの識別も可能となる。さらに、位相検出により、筆圧の検出やスイッチ等の付加機能を持たせることも可能である。
上述の図示例では、抵抗素子を駆動線ループ手段や検出線ループ手段として用いる例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、駆動回路の駆動電圧が交流信号である場合には、コイルやコンデンサも抵抗素子と同様に、インピーダンス素子としても用いることが可能である。
さらに、図4に、駆動線ループ手段及び検出線ループ手段の他の例を説明するための概略回路図を示す。駆動線ループ手段及び検出線ループ手段として、例えば、図4(a)に示されるように、アナログスイッチを用いることも可能である。これは、駆動線10や検出線20の抵抗値が大きい場合に特に有効である。静電容量方式の場合には、アナログスイッチを開放し、選択されていない駆動線10を確実に開放状態とすることが可能となる。同様に、電磁誘導方式の場合には、アナログスイッチを閉じることで、選択されていない検出線20を確実にGND電位に保つことが可能となる。アナログスイッチは、制御部70により、電磁誘導方式で指示体を検出する場合には、電磁誘導ペンの検出時間スロットの間、オン状態とすれば良い。
このように、電磁誘導方式で指示体を検出する際には、ループ状の駆動線及びループ状の検出線となるように駆動線ループ手段や検出線ループ手段をオン制御する。また、静電容量方式で指示体を検出する際には、開放状態の駆動線及び開放状態の検出線となるように駆動線ループ手段や検出線ループ手段をオフ制御する。
また、駆動線ループ手段及び検出線ループ手段として、ダイオードを用いても良い。図4(b)に示されるように、例えばツェナーダイオードを用いたものであっても良い。具体的には、抵抗素子を介してツェナーダイオードのアノード同士を接続するものである。ツェナーダイオードの逆方向電圧を利用することで、選択されていない駆動線や検出線への誘導電流を排除することが可能となる。
さらに、図4(c)に示されるように、駆動線ループ手段及び/又は検出線ループ手段は、例えばシリコンダイオードを用いたものであっても良い。具体的には、シリコンダイオードを逆方向に並列接続したものに直列に抵抗素子を接続したものである。シリコンダイオードの順方向電圧を利用することで、上述のツェナーダイオードと同様に、選択されていない駆動線10や検出線20への誘導電流を排除可能である。
また、図4(d)に示されるように、シリコンダイオードと抵抗素子を直列に接続したものを駆動線ループ手段及び又は/検出線ループ手段として用いることも可能である。本発明の座標検出装置では、このように、抵抗素子、コンデンサ、コイル、ダイオード、アナログスイッチ等の何れか又はこれらを組み合わせて駆動線ループ手段や検出線ループ手段として用いることが可能である。
ここで、図4(b)や図4(c)に示される駆動線ループ手段及び検出線ループ手段を用いた本発明の座標検出装置を、図5を用いてより具体的に説明する。図5は、本発明の座標検出装置の他の例を説明するための概略回路図である。図中、図2と同一の符号を付した部分は同一物を表している。図示の通り、この例では、駆動線ループ手段として図4(b)に示されるツェナーダイオードを用いたものを使用し、検出線ループ手段として図4(c)に示されるシリコンダイオードを用いたものを使用している。一般のシリコンダイオードでは、両端の電圧が0.6V以下では交流インピーダンスが高く、0.8V以上では交流インピーダンスが低くなる。この現象を利用して、ループをオンオフ制御可能である。即ち、検出線20を所定バイアス電位にする検出線バイアス手段81を設ける。検出線バイアス手段81は、抵抗を介して所定電位となるように、制御部70によりオンオフ制御可能に構成されている。シリコンダイオードからなる検出線ループ手段61をオフにしたい場合、即ち、静電容量方式で指示体を検出する際には、検出線バイアス手段81をオフにして直流バイアス電圧を0.6V以下にすることで、検出線ループ手段61のインピーダンスを上げて開放状態とする。一方、電磁誘導方式で指示体を検出する際には、検出線バイアス手段81をオンにして、直流バイアス電圧を0.8V以上にすることで、検出線ループ手段61のインピーダンスを下げて導通状態とする。
また、駆動線10に対しても、所定バイアス電位にする駆動線バイアス手段82を設ける。駆動線バイアス手段82は、例えば駆動アンプ31の駆動電圧を、制御部70により高低制御可能なものである。静電容量方式で指示体を検出する際には、駆動アンプ31の駆動電圧を低くすることで、駆動線ループ手段51をオフとし、開放状態として駆動線10が選択される。一方、電磁誘導方式で指示体を検出する際には、駆動アンプ31の駆動電圧を高くすることで、駆動線ループ手段51をオンとし、導通状態とする。また、駆動回路30の駆動電圧自体を制御部70により制御することで、同様のオンオフ制御を行うことも勿論可能である。
次に、図4(d)に示される駆動線ループ手段及び検出線ループ手段を用いた本発明の座標検出装置を、図6を用いてより具体的に説明する。図6は、本発明の座標検出装置のさらに他の例を説明するための概略回路図である。図中、図2と同一の符号を付した部分は同一物を表している。図示の通り、この例では、駆動線ループ手段や検出線ループ手段として図4(d)に示されるシリコンダイオードを用いたものを使用している。この例では、駆動線ループ手段51をオフにする際には、駆動線接続手段52を駆動回路30に接続すると共に、駆動線ループ手段51を介して接続される選択されない駆動線10をプラス電位に切り替える。これにより、駆動線ループ手段51を構成するダイオードに逆電圧がかかり開放状態となる。一方、駆動線ループ手段51をオンにする際には、駆動線接続手段52を駆動回路30に接続すると共に、駆動線ループ手段51を介して接続される駆動線10をGND電位に切り替える。これにより、駆動線ループ手段51を構成するダイオードに順電圧がかかり導通状態となる。
同様に、検出線ループ手段61をオフにする際には、選択される検出線20を所定バイアス電位にする検出線バイアス手段81をオフにし、検出線ループ手段61を介して接続される選択されない検出線20のバイアス電位を検出線バイアス手段81を用いてオンにすることで、検出線ループ手段61を構成するダイオードに逆電圧がかかり開放状態となる。一方、検出線ループ手段61をオンにする際には、選択される検出線20を所定バイアス電位にする検出線バイアス手段81をオンにし、検出線ループ手段61を介して接続される選択されない検出線20のバイアス電位をオフにすることで、検出線ループ手段61を構成するダイオードに順電圧がかかり導通状態となる。
このように、この例でも上述と同様に、電磁誘導方式で指示体を検出する際には、ループ状の駆動線及びループ状の検出線となるように駆動線ループ手段や検出線ループ手段をオン制御する。また、静電容量方式で指示体を検出する際には、開放状態の駆動線及び開放状態の検出線となるように駆動線ループ手段や検出線ループ手段をオフ制御する。これにより、電磁誘導ペンでも指でも検出することが可能となる。
次に、図7を用いて本発明の座標検出装置のさらに他の例を説明する。図7は、本発明の座標検出装置のさらに他の例を説明するための概略ブロック図である。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。図示の通り、この例は、駆動線ループ手段や検出線ループ手段の代わりに、駆動線や検出線の他端をGND電位に接続するように機能する駆動線GND電位接続手段や検出線GND電位接続手段を有するものである。即ち、これまでの例では、駆動線は他の駆動線を介してループ状にしてGND電位となるように構成していたが、図示例では、各駆動線10及び検出線20は、一端が駆動回路30や検出回路40に接続され、他端が駆動線GND電位接続手段55や検出線GND電位接続手段65を介して共通GNDに接続されることで、各線に電流が流れるように構成している。制御部70は、電磁誘導方式で指示体を検出する際には駆動線10及び検出線20をGND電位に接続するように駆動線選択部50及び検出線選択部60を制御する。そして、静電容量方式で指示体を検出する際には開放状態の駆動線10及び開放状態の検出線20となるように、又は駆動線10をGND電位に接続すると共に開放状態の検出線20となるように駆動線選択部及び検出線選択部を制御する。駆動線GND電位接続手段55や検出線GND電位接続手段65は、これまで説明してきたように、抵抗素子、コンデンサ、コイル、ダイオード、アナログスイッチ等の何れか又はこれらを組み合わせたものであれば良い。
このような構成であっても、これまでの例と同様に、例えば電磁誘導方式で指示体(電磁誘導ペン)を検出する際には、駆動線10及び検出線20には電流が流れ、電磁結合の度合いが強くなるのを検出回路40で検出可能となる。また、静電容量方式で指示体(指)を検出する際には、静電結合が弱くなり、検出回路40により検出される信号が小さくなることで、指の指示位置を検出可能となる。
また、駆動回路30の駆動電圧を制御することで、電磁誘導方式の際には駆動電圧を下げ、消費電流を減らすことも可能である。電磁誘導方式の場合には、GND電位に接続され電流が流れるため、ある程度駆動電圧を下げることで、低消費電力化を図ることが可能となる。
ここで、駆動線や検出線は、フレキシブル基板等、可撓性のあるシート基材に配設されても良い。例えば、シート基材に導電性インクにより駆動線や検出線のパターンを印刷すれば良い。そして、シート基材をそれぞれ90度となるように重ね合わせることで、簡単に検出面を形成可能である。また、シート基材上に駆動線ループ手段や検出線ループ手段を設置することも可能である。例えば、駆動線ループ手段や検出線ループ手段が抵抗素子の場合には、導電性インクにより抵抗素子パターンをシート基材に印刷すれば良い。このように構成することで、シンプルな構造で安価に電磁誘導方式でも静電容量方式でも指示体を検出可能な座標検出装置を製造可能である。
なお、本発明の座標検出装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
10 駆動線
20 検出線
30 駆動回路
31 駆動アンプ
40 検出回路
41 オペアンプ
50 駆動線選択部
51 駆動線ループ手段
52 駆動線接続手段
55 駆動線GND電位接続手段
60 検出線選択部
61 検出線ループ手段
62 検出線接続手段
65 検出線GND電位接続手段
70 制御部
81 検出線バイアス手段
82 駆動線バイアス手段

Claims (4)

  1. 指示体の指示位置座標を検出する座標検出装置であって、該座標検出装置は、
    XY座標軸の一方に沿って複数平行に配置される駆動線と、
    XY座標軸の他方に沿って複数平行に配置される検出線と、
    前記駆動線の一端に接続され駆動線に所定の駆動電圧を入力することで駆動線を駆動する駆動回路と、
    前記検出線の一端に接続され検出線からの信号を検出し、指示体の指示位置座標を算出する検出回路と、
    複数の駆動線の他端に接続され選択的に2本の駆動線が開放からループ状の駆動線となるように接続されるダイオードと駆動線を所定バイアス電位にする駆動線バイアス手段とを用いて構成される駆動線ループ手段と、ループ状の駆動線に電流が流れるように駆動回路に接続する駆動線接続手段と、を含む駆動線選択部と、
    複数の検出線の他端に接続され選択的に2本の検出線が開放からループ状の検出線となるように接続されるダイオードと検出線を所定バイアス電位にする検出線バイアス手段とを用いて構成される検出線ループ手段と、ループ状の検出線に流れる電流又は電位差を検出するように検出回路に接続する検出線接続手段と、を含む検出線選択部と、
    所定の駆動線及び検出線を駆動回路及び検出回路にそれぞれ順次接続するように駆動線選択部及び検出線選択部をそれぞれ制御すると共に、電磁誘導方式で指示体を検出する際にはループ状の駆動線及びループ状の検出線となるように駆動線バイアス手段及び駆動線選択部並びに検出線バイアス手段及び検出線選択部を制御し、静電容量方式で指示体を検出する際には開放状態の駆動線及び開放状態の検出線となるように、又はループ状態の駆動線及び開放状態の検出線となるように駆動線バイアス手段及び駆動線選択部並びに検出線バイアス手段及び検出線選択部を制御する、制御部と、
    を具備することを特徴とする座標検出装置。
  2. 請求項1に記載の座標検出装置において、前記駆動線選択部の駆動線ループ手段は、所定の間隔を空けて奇数番目と偶数番目の駆動線の間にダイオードを接続することでループ状の駆動線となるように機能し、
    前記検出線選択部の検出線ループ手段は、所定の間隔を空けて奇数番目と偶数番目の検出線の間にダイオードを接続することでループ状の検出線となるように機能する、
    ことを特徴とする座標検出装置。
  3. 請求項1又は請求項に記載の座標検出装置において、前記制御部は、駆動回路の駆動電圧も制御することを特徴とする座標検出装置。
  4. 請求項1乃至請求項の何れかに記載の座標検出装置であって、さらに、シート基材を具備し、
    前記駆動線及び/又は検出線は、シート基材に配設され、
    前記駆動線ループ手段及び/又は検出線ループ手段は、シート基材に設置される、
    ことを特徴とする座標検出装置。
JP2013173052A 2013-08-23 2013-08-23 座標検出装置 Expired - Fee Related JP6154696B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013173052A JP6154696B2 (ja) 2013-08-23 2013-08-23 座標検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013173052A JP6154696B2 (ja) 2013-08-23 2013-08-23 座標検出装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015041318A JP2015041318A (ja) 2015-03-02
JP2015041318A5 JP2015041318A5 (ja) 2016-10-06
JP6154696B2 true JP6154696B2 (ja) 2017-06-28

Family

ID=52695426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013173052A Expired - Fee Related JP6154696B2 (ja) 2013-08-23 2013-08-23 座標検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6154696B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6605292B2 (ja) * 2015-10-16 2019-11-13 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
CN105630248B (zh) * 2016-02-23 2018-03-30 深圳市华鼎星科技有限公司 一种可变阵列双功能触控感应器、控制检测***、触控模组和触控显示装置
JP6606024B2 (ja) * 2016-06-28 2019-11-13 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及び位置検出装置
JP6660846B2 (ja) 2016-08-01 2020-03-11 株式会社ジャパンディスプレイ 入力検出装置および電子装置
US10444916B2 (en) * 2017-03-10 2019-10-15 Cypress Semiconductor Corporation Combined inductive sensing and capacitive sensing
JP6902423B2 (ja) 2017-07-31 2021-07-14 シャープ株式会社 筆記入力システム、ボードおよび識別子
JP7079838B2 (ja) 2018-02-13 2022-06-02 株式会社ワコム 位置検出装置、ならびに電磁誘導結合及び静電結合に基づく位置検出方法
JP2020149543A (ja) 2019-03-15 2020-09-17 シャープ株式会社 タッチ入力システム
CN113358014B (zh) * 2020-03-06 2023-02-24 深圳普赢创新科技股份有限公司 电磁感应式坐标定位装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06348392A (ja) * 1993-06-10 1994-12-22 Seiko Epson Corp タブレット
JP4787087B2 (ja) * 2006-03-23 2011-10-05 株式会社ワコム 位置検出装置及び情報処理装置
DE602007007765D1 (de) * 2007-08-21 2010-08-26 Wacom Co Ltd Informationsverarbeitungsvorrichtung, Operationseingabeverfahren und Computerprogramm
JP5427070B2 (ja) * 2010-03-05 2014-02-26 株式会社ワコム 位置検出装置
TWI442301B (zh) * 2011-09-23 2014-06-21 雙模數位板與其輸入訊號的偵測與切換方法
KR101516059B1 (ko) * 2012-12-26 2015-05-04 삼성전기주식회사 터치 스크린 및 이의 구동 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015041318A (ja) 2015-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6154696B2 (ja) 座標検出装置
US7019672B2 (en) Position sensor
KR101124521B1 (ko) 터치패드 기능을 구비한 타블렛
JP5984259B2 (ja) 位置検出装置
CN203149513U (zh) 触摸屏面板
JP4820817B2 (ja) 圧力分布検出装置
CN101526679B (zh) 触控液晶显示装置
KR100910348B1 (ko) 좌표 입력 장치
KR101954368B1 (ko) 3d 터치 구현을 위한 뮤추얼 인덕티브 포스 센서 모듈
KR20120028677A (ko) 터치 감지 장치 및 그의 접근 감지 방법
JPWO2016006272A1 (ja) 位置指示器、位置検出装置及び位置検出装置の入力制御方法
JP2009265759A (ja) 位置検出装置及び位置検出用部品
JPWO2013069290A1 (ja) タッチパネル装置
WO2010023861A1 (ja) 複数の指示具を識別可能なデジタイザ
CN109690459B (zh) 触摸面板内置显示器
CN103049161B (zh) 通过电磁感应测量触摸对象的位置的感测装置及控制方法
TW202225939A (zh) 使用電感性感測之顯示螢幕位置感測
JP5714194B1 (ja) 指定位置検出装置
WO2010007731A1 (ja) 指示具及び位置検出装置
KR101309492B1 (ko) 유연하고 투명한 감지 영역을 갖는 타블렛
WO2016103343A1 (ja) 座標検出装置
TW201608446A (zh) 觸控裝置
US20190272063A1 (en) Touch panel and touch panel device using same
WO2022034765A1 (ja) 電子機器
JP2007085824A (ja) 磁気検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160819

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160819

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170428

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170602

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6154696

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees