JP6154617B2 - ディスククランプ機構及び記録再生装置及びディスクチェンジャ - Google Patents

ディスククランプ機構及び記録再生装置及びディスクチェンジャ Download PDF

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Description

本発明はディスククランプ機構及び記録再生装置及びディスクチェンジャに関する。
近年、コンピュータで扱われる情報量の大容量化に伴い、情報を蓄える記憶装置の更なる大容量化が望まれている。記憶装置としては、主にハードディスク、光ディスク等のディスク状の記憶媒体、及び磁気テープ等のテープ状の記憶媒体があげられる。
ディスク状の記憶媒体は、テープ状の記憶媒体に比べて記録領域の総面積が狭い。このため、記録密度が同じ場合には、ディスクカートリッジ1個あたりの記録容量を、テープカートリッジ1個あたりの記録容量よりも大きくするのは難しい。
そこで、1個のディスクカートリッジに多数枚の薄型光ディスクを上下方向に積層して収納することで記録容量を増大する方法が開発されている。このような薄型光ディスクは、例えば厚さが約0.2mmのプラスチックフィルムに記録膜を積層して形成したものである。
そして、薄型光ディスクに情報を記録し、又は記録された情報を再生する記録再生装置は、トレーに薄型光ディスクが載置されると、トレーを装置内に引き込み、トレーの上方に配置されたターンテーブルを降下させて下側のクランパとターンテーブルとの間で薄型光ディスクをクランプするディスククランプ機構を有する(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−70716号公報
従来の上記ディスククランプ機構は、クランプ動作時に薄型光ディスクの中央穴にターンテーブルの突起部が挿入される位置合わせ動作と、磁力によるクランプ動作とが同時に行われるため、薄型光ディスクがターンテーブル又はクランパに対して僅かにずれることがある。このように、従来のディスククランプ機構は、クランプ動作の際に位置ずれした薄型光ディスクの中央穴の周縁部を損傷させるおそれがある。
また、上記のように、ディスク中央穴の周縁部が損傷した場合には、薄型光ディスクの中心がターンテーブルの軸心に対してずれやすくなり、クランプ動作時の薄型光ディスクの位置合わせが不安定になるという問題があった。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決したディスククランプ機構及び記録再生装置及びディスクチェンジャの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
本発明は、薄型光ディスクの一面に当接し、当該薄型光ディスクを回転駆動するターンテーブルと、
前記薄型光ディスクの他面に当接し、前記薄型光ディスクを前記ターンテーブルとの間でクランプするクランパと、を有するディスククランプ機構であって、
前記ターンテーブルの前記クランパに対向するターンテーブル側クランプ面に形成された被嵌合部と、
前記クランパの中央収納部内に前記クランパに対して相対変位可能に設けられ、前記被嵌合部に嵌合して前記薄型光ディスクのクランプ位置を位置決めする調芯キャップと、を備え、
前記調芯キャップは、
前記ターンテーブルの被嵌合部と嵌合して前記ターンテーブル側クランプ面に対する位置合わせを行う第1テーパ嵌合部と、
前記薄型光ディスクの中央穴に嵌合する第2テーパ嵌合部と、
前記クランパの中央収納部に挿入される摺動部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、薄型光ディスクをクランプする際は、調芯キャップの第2テーパ嵌合部が薄型光ディスクの中央穴に嵌合してクランプ面に対する薄型光ディスクの半径方向のクランプ位置を位置決めし、さらに調芯キャップの第1テーパ嵌合部がターンテーブルの被嵌合部に嵌合してターンテーブルに対する薄型光ディスクの相対的なクランプ位置を調整しながら、薄型光ディスクをターンテーブル側クランプ面とクランパ側クランプ面との間でクランプすることができるので、クランプ動作による薄型光ディスクの位置ずれを抑制できると共に、クランプ後もクランプ位置が拘束されず薄型光ディスクの中央穴の内周が損傷することを防止できる。
本発明によるディスククランプ機構の実施形態1が適用されたディスクチェンジャを示す斜視図である。 ディスクチェンジャに設けられたディスク搬送機構を示す斜視図である。 ドライブ装置に設けられたトレー及び光ピックアップを模式的に示す図である。 実施形態1のディスククランプ機構のクランプ動作(その1)を示す縦断面図である。 実施形態1のディスククランプ機構のクランプ動作(その2)を示す縦断面図である。 実施形態1のディスククランプ機構のクランプ動作(その3)を示す縦断面図である。 実施形態1のディスククランプ機構のクランプ動作(その4)を示す縦断面図である。 実施形態2のディスククランプ機構のクランプ動作(その1)を示す縦断面図である。 実施形態2のディスククランプ機構のクランプ動作(その2)を示す縦断面図である。 実施形態2のディスククランプ機構のクランプ動作(その3)を示す縦断面図である。 実施形態2のディスククランプ機構のクランプ動作(その4)を示す縦断面図である。 実施形態3のディスククランプ機構のクランプ動作(その1)を示す縦断面図である。 実施形態3のディスククランプ機構のクランプ動作(その2)を示す縦断面図である。 実施形態3のディスククランプ機構のクランプ動作(その3)を示す縦断面図である。 実施形態4のディスククランプ機構のクランプ動作(その1)を示す縦断面図である。 実施形態4のディスククランプ機構のクランプ動作(その2)を示す縦断面図である。 実施形態4のディスククランプ機構のクランプ動作(その3)を示す縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
〔実施形態1〕
図1は本発明によるディスククランプ機構の実施形態1が適用されたディスクチェンジャを示す斜視図である。図1に示されるように、ディスクチェンジャ10は、ディスクカートリッジ100、ディスク搬送機構200、複数のドライブ装置(記録再生装置)300、及び制御装置(図示省略)などを備えている。
ディスクカートリッジ100は、一例として上下方向(Z方向)に積み上げられた10段のディスクトレー110を有する。各ディスクトレー110には、複数の薄型光ディスク120が積層されたディスク積層体140が載置されている。尚、各薄型光ディスク120間には、樹脂フィルムからなるスペーサ(図示せず)が介在している。
ディスク搬送機構200は、ディスクトレー110に載置された未使用の薄型光ディスク120を吸着してドライブ装置300のドライブトレー310に搬送して吸着を解除し、又はドライブ装置300でデータを記録された薄型光ディスク120を吸着してディスクカートリッジ100のディスクトレー110に搬送して吸着を解除する。
本実施形態では、10台のドライブ装置300が2列に上下方向に重ねられている。また、各ドライブ装置300は、それぞれ薄型光ディスク120が載置されるドライブトレー310と、ドライブトレー310を水平方向(X方向)に駆動する駆動機構(図示省略)とを有している。そして、各ドライブ装置300は、ディスクカートリッジ100の正面側に対向配置されており、ドライブトレー310がディスクカートリッジ100に近接する方向(−X軸方向)に引き出されるように配置されている。
上記制御装置は、CPU、該CPUにて解読可能なコードで記述されたプログラム及び該プログラムの各種データが格納されているROM、作業用のメモリであるRAM、上位装置(例えば、パソコン)との通信を制御する通信インターフェースなどを有している。
図2はディスクチェンジャ10に設けられたディスク搬送機構を示す斜視図である。図2に示されるように、各ディスクトレー110は、水平方向(X方向)に移動可能に設けられ、ディスクカートリッジ100の筐体130内に収容可能であるとともに、該筐体130から引き出したディスク交換位置に移動することが可能である。さらに、ディスクカートリッジ100は、ディスクトレー110の引き出し方向(+X方向)に各ドライブ装置300が対向配置されている。
ディスク交換を行う際は、任意のディスクトレー110がドライブ装置300のドライブトレー310に近接する方向(+X方向)に引き出される。そして、ディスク搬送機構200は、ディスクトレー110に載置されたディスク積層体140の最上位の薄型光ディスク120を吸着してドライブ装置300から引き出されたドライブトレー310に搬送する。
ディスク搬送機構200は、垂直方向(+Z方向)に延在する昇降軸210、該昇降軸210の下端(−Z方向側端部)に取り付けられたブロック状の吸盤保持部材220、吸着搬送部材としての3つの吸盤230を有する。各吸盤230は、吸盤保持部材220の下面に下方(−Z方向)を向いて保持されている。
ディスク搬送機構200は、さらにZ軸方向に移動(昇降)させるための駆動系(図示省略)、真空ポンプ(図示省略)、真空ポンプと各吸盤とを繋ぐ配管(図示省略)、配管の途中に設けられた電磁弁(図示省略)などからなる吸着機構を有する。
上記ディスク搬送機構200は、吸着用電磁弁を開とすることによって、各吸盤230に真空ポンプによる負圧が導入され、薄型光ディスク120を真空吸着する。また、ディスク搬送機構200は、吸着用電磁弁を閉とすることによって、各吸盤230に大気が導入され、薄型光ディスク120の吸着を解除して当該移動位置に載置する。
更に、ディスク搬送機構200は、水平方向に移動させるためのアーム機構(図示省略)を有する。このアーム機構は、ディスク搬送機構をディスクトレー110又はドライブトレー310の上方へ移動させ、ディスクトレー110又はドライブトレー310に載置された薄型光ディスク120を吸着又は吸着解除する。
また、ディスク搬送機構200は、各ディスクトレー110をディスクカートリッジ100の筐体130に対して出し入れする機構(図示省略)を更に有している。
〔ドライブ装置300の構成〕
図3はドライブ装置300に設けられたトレー及びピックアップを模式的に示す図である。図3に示されるように、ドライブ装置300は、薄型光ディスク120が載置されるドライブトレー310と、薄型光ディスク120をクランプするディスククランプ機構320と、薄型光ディスク120のディスク面にデータの記録、又はデータの再生を行う光ピックアップ330と、ドライブトレー310の上方に配置され光ピックアップ330を支持するベース部340とを有する。
ディスククランプ機構320は、薄型光ディスク120の上面(一面)に当接し、当該薄型光ディスク120を回転駆動するスピンドル部350と、薄型光ディスク120の下面(他面)に当接し、薄型光ディスク120をスピンドル部350との間でクランプするクランパ部360とを有する。スピンドル部350は、ベース部340によりクランパ部360の上方に対向する位置に支持されている。また、クランパ部360は、ドライブトレー310の中央収納部に挿入され、磁力により薄型光ディスク120をクランプすると共に、ドライブトレー310に対して非接触なフローティング状態となる。
〔ディスククランプ機構320の構成〕
図4は実施形態1のディスククランプ機構320のクランプ動作(その1)を示す縦断面図である。図4に示されるように、ディスククランプ機構320は、前述したスピンドル部350と、クランパ部360とを有する。スピンドル部350は、ベース部340に固定されたモータ352と、モータ352の回転軸354に結合されたターンテーブル370とを有する。ターンテーブル370は、薄型光ディスク120をクランプするクランプ位置に移動可能に設けられている。また、ターンテーブル370は、鉄などの磁性材を加工して下面にターンテーブル側クランプ面372が形成され、ターンテーブル側クランプ面372の中心には位置合わせ部(被嵌合部)374が一体に設けられている。
位置合わせ部374は、小径な第1テーパ凹部374aと、大径な第2テーパ凹部374bとを有する。第1テーパ凹部374aは、回転中心に形成されたテーパ形状の凹部であり、後述する第1テーパ嵌合部392に嵌合してクランパ部360の調芯キャップ390の軸心(回転中心)を位置決めする。また、第2テーパ凹部374bは、調芯キャップ390の第2テーパ嵌合部394の形状に対応する大径なテーパ面を有する。
クランパ部360は、薄型光ディスク120をクランプするクランパ380と、ターンテーブル370に対する位置合わせを行う調芯キャップ390とを有する。クランパ380は、ドライブトレー310の上面中央に形成された中央収納部312に挿入され、上面側にクランパ側クランプ面382を有する。また、クランパ側クランプ面382は、ターンテーブル370のターンテーブル側クランプ面372と対向しており、磁石400の磁力(吸引力)によるクランプ動作と共に、薄型光ディスク120の中央穴122周辺をクランプする。
クランパ380は、磁性材により形成されたディスク保持部材であり、底部に永久磁石400が固定されている。そのため、クランパ380は、永久磁石400の磁力により、ターンテーブル側クランプ面372に対して吸着され、薄型光ディスク120をクランプする。尚、永久磁石400は、ターンテーブル370とクランパ380との間で磁力による吸引力が得られれば良いので、取付位置としてはクランパ380側でも良いし、あるいはターンテーブル370側に設けても良い。また、クランパ380は、上面側のクランパ側クランプ面382の中央に形成されたキャップ収納部384を有する。このキャップ収納部384には、調芯キャップ390及び弾性部材410が収納されている。
調芯キャップ390は、クランパ380に対して相対変位可能に設けられ、クランプ直前に薄型光ディスク120の中心を貫通する中央穴に嵌合して当該薄型光ディスク120の回転中心をモータ352の回転軸354の軸心に一致するように位置決めする調芯部材である。すなわち、調芯キャップ390は、クランプ動作時、薄型光ディスク120の中央穴に嵌合して薄型光ディスク120のクランプ位置を位置決めしてクランプ動作に伴うディスク損傷を抑制する。
調芯キャップ390は、第1テーパ嵌合部392、第2テーパ嵌合部394、摺動部396、バネ押圧部398を有する。第1テーパ嵌合部392は、クランパ380の上面中心に突出したテーパ形状又は円錐形状に形成されており、位置合わせ部374の第1テーパ凹部374aと嵌合してターンテーブル側クランプ面372との相対位置を位置合わせする。すなわち、第1テーパ嵌合部392は、位置合わせ部374の第1テーパ凹部374aに嵌合することで、調芯キャップ390の軸心(回転中心)とターンテーブル370の軸心(回転中心)とを一致させる。
第2テーパ嵌合部394は、第1テーパ嵌合部392より大径に形成されており、薄型光ディスク120の中央穴122に嵌合するテーパ面を有する。すなわち、第2テーパ嵌合部394は、薄型光ディスク120の中央穴122に嵌合して薄型光ディスク120の軸心(回転中心)と調芯キャップ390との軸心を一致させる。
摺動部396は、クランパ側クランプ面382のキャップ収納部384に挿入されており、クランプ動作時にキャップ収納部384の内周面に対して軸方向(Z方向)に摺動するガイド部である。また、クランパ380は、ドライブトレー310の上面中央に形成された中央収納部312の内周面との間隙S1により半径方向にも移動可能に設けられている。そのため、上記間隙S1により第1テーパ嵌合部392が位置合わせ部374の第1テーパ凹部374aに嵌合する際、クランパ380及び調芯キャップ390が半径方向(X、Y方向)に調芯動作を可能にしている。
バネ押圧部398は、調芯キャップ390の底部に設けられた凹部であり、クランパ側クランプ面382のキャップ収納部384に挿入された弾性部材410の押圧力(バネ力)により上方に押圧される。
さらに、クランパ部360は、ターンテーブル370に対する吸引力を発生する磁石400と、調芯キャップ390を上方に押圧する弾性部材(第1弾性部材)410とを有する。弾性部材410は、コイルバネからなり、調芯キャップ390の第1テーパ嵌合部392及び第2テーパ嵌合部394がクランパ側クランプ面382より上方に突出する高さ位置を保持するように押圧している。尚、弾性部材410は、弾性を有する部材であれば良いので、コイルバネに限る物ではなく、例えば、ゴム材などでも良い。
さらに、ターンテーブル370が降下してクランプ動作を行う際の弾性部材410は、調芯キャップ390の第1テーパ嵌合部392が位置合わせ部374の第1テーパ凹部374aに嵌合すると共に、調芯キャップ390が下方に変位して圧縮されるため、調芯キャップ390に対する押圧力が増大される。そのため、ディスククランプ機構320は、薄型光ディスク120のクランプ時は、前述した永久磁石400の磁力と、弾性部材410の押圧力により調芯された薄型光ディスク120を上下方向から挟持する。
そのため、クランプ動作後の薄型光ディスク120は、調芯キャップ390に嵌合する中央穴122が比較的弱い力で保持され、その周囲がターンテーブル側クランプ面372とクランプ側クランプ面382とによって挟持されるため、中央穴122に過大な力が作用しないように保持される。
また、クランプ動作前のクランパ380は、下面386がドライブトレー310の上面中央に形成された中央収納部312に収納されている。そして、下面386の中央に設けられた永久磁石400は、円板形状に形成されており、中央収納部312に形成された凹部314に遊嵌状態で挿入されている。
〔ディスク搬送機構200のディスク搬送動作〕
ここで、ディスクトレー110に載置された薄型光ディスク120の搬送動作について説明する。ディスクトレー110に載置された薄型光ディスク120は、ディスク搬送機構200の吸盤230に吸着されてドライブ装置300に搬送される。ディスク搬送機構200によりドライブ装置300のドライブトレー310の上方に搬送された薄型光ディスク120は、ディスク搬送機構200の降下動作により−X方向に引き出されたドライブトレー310のクランパ部360のほぼ中心に搬送される。そして、ディスク搬送機構200の吸盤230による吸着が解除されると共に、薄型光ディスク120はドライブトレー310の中央に配されたクランパ部360に載置される。
このとき、薄型光ディスク120は、中央穴122がクランパ部360の調芯キャップ390に嵌合する。すなわち、調芯キャップ390は、第2テーパ嵌合部394のテーパ面が薄型光ディスク120の中央穴122に嵌合する。このように、薄型光ディスク120は、中央穴122が水平状態のまま第2テーパ嵌合部394のテーパ面に嵌合することで、ディスク回転中心が調芯キャップ390の軸心と一致する。
尚、中央穴122が調芯キャップ390に嵌合された薄型光ディスク120は、下面がクランパ380のクランパ側クランプ面382から離間しており、上面がターンテーブル370のターンテーブル側クランプ面372から離間している。
〔実施形態1のクランプ動作〕
図5は実施形態1のディスククランプ機構320のクランプ動作(その2)を示す縦断面図である。図5に示されるように、ディスククランプ機構320は、クランプ動作開始により、ベース部340及びスピンドル部350が下方向(−Z方向)に降下する。スピンドル部350は、ベース部340の降下と共に、ターンテーブル370のターンテーブル側クランプ面372を薄型光ディスク120の上面に当接させる。これにより、薄型光ディスク120は、上面がターンテーブル側クランプ面372との当接により下方に押圧されるため、中央穴122の全周が第2テーパ嵌合部394Aのテーパ面に対して均等に当接するように調整される。
図6は実施形態1のディスククランプ機構のクランプ動作(その3)を示す縦断面図である。図6に示されるように、さらに、スピンドル部350の降下動作に伴って、クランパ380の上面中央に突出する調芯キャップ390の第1テーパ嵌合部392は、ターンテーブル370の下面側に設けられた位置合わせ部374の第1テーパ凹部374aに相対的に嵌合する。
すなわち、調芯キャップ390は、第1テーパ嵌合部392のテーパ面がターンテーブル370の下面側に設けられた位置合わせ部374の第1テーパ凹部374aのテーパ面に嵌合することで半径方向の位置を調整され、軸心をターンテーブル370の回転中心に一致させる。
図7は実施形態1のディスククランプ機構のクランプ動作(その4)を示す縦断面図である。図7に示されるように、さらなる、スピンドル部350の降下動作に伴って、ターンテーブル370のターンテーブル側クランプ面372が薄型光ディスク120を介してクランパ380のクランパ側クランプ面382に近接するのに伴い、永久磁石400の磁力(吸引力)によりクランパ380がターンテーブル370に吸着される。すなわち、ドライブトレー310の中央収納部312に載置されたクランパ380が磁力によって浮上し、中央収納部312の半径方向内壁及び下方の底面と間隙S1、S2を介して離間したフローティング状態になる。
これにより、薄型光ディスク120は、ターンテーブル370のターンテーブル側クランプ面372と、クランパ380のクランパ側クランプ面382とにより上下面を挟持されたクランプ状態に保持される。よって、クランプ機構320は、上記クランプ動作により薄型光ディスク120の半径方向の軸心位置をターンテーブル370の回転中心に一致するように調整し、さらに薄型光ディスク120を光ピックアップ330所定高さ位置に保持する。そのため、クランプ動作により薄型光ディスク120の中央穴122を損傷させることを抑制でき、薄型光ディスク120に対するクランプ動作可能回数を増加させて寿命を延長することができる。
また、本実施形態では、調芯キャップ390とターンテーブル370との位置合わせ動作により薄型光ディスク120の中央穴122を比較的弱い力で保持した後に、中央穴122の周辺がターンテーブル370のターンテーブル側クランプ面372とクランパ380のクランパ側クランプ面382とによりクランプする。そのため、クランプ動作に伴う薄型光ディスク120の中央穴122の内側のダメージを最小限に抑えることができる。
〔実施形態2〕
図8は実施形態2のディスククランプ機構320Aのクランプ動作(その1)を示す縦断面図である。尚、ディスククランプ機構320Aの構成において、前述した実施形態2と同一部分には同一符号を付して、説明を省略する。
図8に示されるように、ディスククランプ機構320Aは、ターンテーブル370Aの下面に、ターンテーブル側クランプ面372と、位置合わせ部(被嵌合部)374Aとが一体に設けられている。また、クランパ部360は、クランパ380、調芯キャップ390A、磁石400、弾性部材410を有する。
位置合わせ部374Aは、第1テーパ嵌合部392Aに対応する小径なテーパ凸部374Aaと、大径なテーパ凹部374Abとを有する。テーパ凸部374Aaは、回転中心に形成されたテーパ形状の凸部であり、第1テーパ嵌合部392Aに嵌合して調芯キャップ390Aの軸心(回転中心)を位置決めする。また、テーパ凹部374Abは、調芯キャップ390Aの第2テーパ嵌合部394Aの形状に対応する大径なテーパ面を有する。
調芯キャップ390Aは、第1テーパ嵌合部392A、第2テーパ嵌合部394A、摺動部396、バネ押圧部398を有する。第1テーパ嵌合部392Aは、調芯キャップ390Aの上面393Aの回転中心に形成された凹部であり、位置合わせ部374Aのテーパ凸部374Aaと嵌合してターンテーブル370Aの回転中心との相対位置を位置合わせする。すなわち、第1テーパ嵌合部392Aは、位置合わせ部374Aのテーパ凸部374Aaに嵌合することで、調芯キャップ390Aの軸心(回転中心)をターンテーブル370Aの軸心(回転中心)と一致させる。
〔実施形態2のクランプ動作〕
図9は実施形態2のディスククランプ機構320Aのクランプ動作(その2)を示す縦断面図である。図9に示されるように、ディスククランプ機構320Aは、クランプ動作開始により、ベース部340及びスピンドル部350が下方向(−Z方向)に降下する。ベース部340に支持されたスピンドル部350は、ベース部340の降下と共に、ターンテーブル370Aのターンテーブル側クランプ面372を薄型光ディスク120の上面に当接させる。これにより、薄型光ディスク120は、上面がターンテーブル側クランプ面372との当接により下方に押圧されるため、中央穴122の全周が第2テーパ嵌合部394Aのテーパ面に対して均等に当接するように調整される。
図10は実施形態2のディスククランプ機構320Aのクランプ動作(その3)を示す縦断面図である。図10に示されるように、さらに、スピンドル部350の降下動作に伴って、調芯キャップ390Aの上面中央に凹設された第1テーパ嵌合部392Aは、ターンテーブル370Aの下面側に突出する位置合わせ部374Aのテーパ凸部374Aaに相対的に嵌合する。
すなわち、調芯キャップ390Aは、第1テーパ嵌合部392Aのテーパ面がターンテーブル370Aの下面側に突出する位置合わせ部374Aのテーパ凸部374Aaのテーパ面に嵌合することで半径方向の位置を調整され、軸心をターンテーブル370Aの回転中心と一致させる。
図11は実施形態2のディスククランプ機構のクランプ動作(その4)を示す縦断面図である。図11に示されるように、さらなる、スピンドル部350の降下動作に伴って、ターンテーブル370Aのターンテーブル側クランプ面372が薄型光ディスク120を介してクランパ380のクランパ側クランプ面382に近接する。これに伴い、クランパ380は、底部に設けられた永久磁石400の磁力(吸引力)によりターンテーブル370Aに吸着される。すなわち、ドライブトレー310の中央収納部312に載置されたクランパ380が磁力によって浮上し、中央収納部312の半径方向内壁及び下方の底面と間隙S1、S2を介して離間したフローティング状態になる。
これにより、薄型光ディスク120は、ターンテーブル370Aのターンテーブル側クランプ面372と、クランパ380のクランパ側クランプ面382とにより上下面を挟持されたクランプ状態に保持される。よって、クランプ機構320Aは、上記クランプ動作により薄型光ディスク120の半径方向の軸心位置をターンテーブル370Aの回転中心に一致するように調整し、さらに薄型光ディスク120を光ピックアップ330の所定高さ位置に保持する。そのため、クランプ動作により薄型光ディスク120の中央穴122を損傷させることを抑制でき、薄型光ディスク120に対するクランプ動作可能回数を増加させて寿命を延長することができる。
調芯キャップ390Aは、ターンテーブル370Aの位置合わせ部374Aに嵌合して位置合わせしながら相対変位するため、例えば、クランプ位置のずれが生じても薄型光ディスク120の中央穴122に作用する力を軽減して中央穴122の内周のダメージを緩和することができる。また、本実施形態では、調芯キャップ390Aとターンテーブル370Aとの位置合わせ動作により薄型光ディスク120の中央穴122を比較的弱い力で保持した後に、中央穴122の周辺がターンテーブル370Aのターンテーブル側クランプ面372とクランパ380のクランパ側クランプ面382とによりクランプする。そのため、クランプ動作に伴う薄型光ディスク120の中央穴122の内側のダメージを最小限に抑えることができる。
〔実施形態3〕
図12は実施形態3のディスククランプ機構320Bのクランプ動作(その1)を示す縦断面図である。尚、ディスククランプ機構320Bの構成において、前述した実施形態1、2と同一部分には同一符号を付して、説明を省略する。また、クランパ380、調芯キャップ390、弾性部材410の構成は、実施形態1のディスククランプ機構320と同様である。
図12に示されるように、ディスククランプ機構320Bのターンテーブル370Bは、下面側のターンテーブル側クランプ面372の中心にターンテーブル可動部500を上下方向に摺動可能に収納するターンテーブル側収納室510が設けられている。
ターンテーブル可動部500は、ターンテーブル370Bと別体に設けられ、弾性部材(第2弾性部材)520により下方(−Z方向)に押圧されている。また、ターンテーブル可動部500は、テーパ凹部(被嵌合部)502と、摺動部504と、鍔部506と、バネ受け部508とを有する。さらに、テーパ凹部502は、ターンテーブル可動部500の下面501の回転中心に形成されたテーパ形状の凹部であり、第1テーパ嵌合部392と嵌合して調芯キャップ390の軸心(回転中心)を位置決めする。摺動部504は、ターンテーブル側収納室510の内壁を摺動して上下方向の摺動をガイドされる。
また、鍔部506は、ターンテーブル側収納室510の内壁に形成された段部512に当接して下方への脱落を防止する。バネ受け部508は、テーパ凹部502の上側に形成された凹部であり、弾性部材520のばね力により下方(−Z方向)に押圧される。尚、弾性部材520は、コイルバネからなり、バネ定数がクランパ側の弾性部材410のバネ力と同程度となるように製作されている。尚、弾性部材520は、弾性を有する部材であれば良いので、コイルバネに限る物ではなく、例えば、ゴム材などでも良い。
また、調芯キャップ390の第1テーパ嵌合部392は、調芯キャップ390の上面中心に形成された凸部であり、ターンテーブル可動部500のテーパ凹部502と嵌合してターンテーブル370Bとの相対位置を位置合わせする。すなわち、第1テーパ嵌合部392は、ターンテーブル可動部500のテーパ凹部502に嵌合することで、調芯キャップ390の軸心(回転中心)をターンテーブル370Bの軸心(回転中心)に一致させる。
〔実施形態3のクランプ動作〕
図13は実施形態3のディスククランプ機構320Bのクランプ動作(その2)を示す縦断面図である。図13に示されるように、ディスククランプ機構320Bは、クランプ動作開始により、ベース部340及びスピンドル部350Bが下方向(−Z方向)に降下する。
スピンドル部350Bの降下動作に伴って、ターンテーブル側クランプ面372の下面中央に設けられたターンテーブル可動部500のテーパ凹部502が調芯キャップ390の第1テーパ嵌合部392に嵌合する。このターンテーブル可動部500のテーパ凹部502と調芯キャップ390の第1テーパ嵌合部392との嵌合により、調芯キャップ390はターンテーブル370Bに対する半径方向の相対位置(回転中心)が調芯される。また、上記調芯動作と共に、ターンテーブル可動部500及び調芯キャップ390は、上側の弾性部材520のバネ力と下側の弾性部材410のバネ力とがバランスする上下方向の位置に相対変位する。従って、薄型光ディスク120は、中央穴122が調芯キャップ390の第2テーパ嵌合部394のテーパ面に嵌合された状態で弾性部材520のバネ力と弾性部材410のバネ力とがバランスする所定高さ位置に保持される。
さらに、スピンドル部350Bは、ベース部340の降下と共に、ターンテーブル370Bのターンテーブル側クランプ面372を薄型光ディスク120の上面に当接させる。これにより、薄型光ディスク120は、上面がターンテーブル側クランプ面372との当接により下方に押圧されるため、中央穴122の全周が第2テーパ嵌合部394のテーパ面に対して均等に当接するように調整される。
図14は実施形態3のディスククランプ機構320Bのクランプ動作(その3)を示す縦断面図である。図14に示されるように、さらなる、スピンドル部350Bの降下動作に伴って、ターンテーブル370Bのターンテーブル側クランプ面372が薄型光ディスク120を介してクランパ380のクランパ側クランプ面382に近接する。これにより、クランパ380は、永久磁石400の磁力(吸引力)によりターンテーブル370Bに吸着される。すなわち、ドライブトレー310の中央収納部312に載置されたクランパ380が磁力によって浮上し、中央収納部312の半径方向内壁及び下方の底面と間隙S1、S2を介して離間したフローティング状態になる。
これにより、薄型光ディスク120は、ターンテーブル370Bのターンテーブル側クランプ面372と、クランパ380のクランパ側クランプ面382とにより上下面を挟持されたクランプ状態に保持される。よって、クランプ機構320Bは、上記クランプ動作により薄型光ディスク120の半径方向の軸心位置をターンテーブル370Bの回転中心に一致するように調整し、さらに薄型光ディスク120を光ピックアップ330所定高さ位置にクランプする。そのため、クランプ動作により薄型光ディスク120の中央穴122を損傷させることを抑制でき、薄型光ディスク120に対するクランプ動作可能回数を増加させて寿命を延長することができる。
また、ターンテーブル可動部500及び調芯キャップ390は、上側の弾性部材520のバネ力と下側の弾性部材410のバネ力とがバランスする上下方向の位置に相対変位するため、例えば、クランプ位置のずれが生じても薄型光ディスク120の中央穴122に作用する力を軽減して中央穴122の内周のダメージを緩和することができる。
また、調芯キャップ390とターンテーブル370Bとの位置合わせ動作により薄型光ディスク120の中央穴122を比較的弱い力で保持した後に、中央穴122の周辺がターンテーブル370Bのターンテーブル側クランプ面372とクランパ380のクランパ側クランプ面382とによりクランプする。そのため、クランプ動作に伴う薄型光ディスク120の中央穴122の内側のダメージを最小限に抑えることができる。
〔実施形態4〕
図15は実施形態4のディスククランプ機構320Cのクランプ動作(その1)を示す縦断面図である。尚、ディスククランプ機構320Cの構成において、前述した実施形態1〜3と同一部分には同一符号を付して、説明を省略する。
図15に示されるように、ディスククランプ機構320Cのターンテーブル370Cは、ターンテーブル本体600と、ターンテーブル側クランプ部610と、弾性部材(第3弾性部材)620とを有する。また、ターンテーブル本体600は、上端フランジ602と、位置合わせ部604とを有する。
上端フランジ602は、上面がモータ352の回転軸354に結合されており、下面がターンテーブル側クランプ部610の上方を覆うように外周側に延在形成されている。また、上端フランジ602は、下面に、弾性部材620の上端が当接するバネ受け部603を有する。尚、弾性部材620は、コイルバネからなり、バネ定数がクランパ側の弾性部材410のバネ力と同程度となるように製作されている。また、弾性部材620は、弾性を有する部材であれば良いので、コイルバネに限る物ではなく、例えば、ゴム材などでも良い。
位置合わせ部604は、調芯キャップ390に対向する下面605の回転中心に位置合わせ用のテーパ凹部606が設けられている。すなわち、テーパ凹部606は、ターンテーブル本体600と一体に設けられている。
ターンテーブル側クランプ部610は、ターンテーブル本体600の外側に嵌合するリング形状に形成されており、テーパ凹部(被嵌合部)606を有する位置合わせ部604の外周に沿うように上下方向(Z方向)に摺動可能に設けられている。また、ターンテーブル側クランプ部610は、下面にターンテーブル側クランプ面612が形成され、上面に弾性部材620の下端が当接する環状溝614が形成されている。さらに、ターンテーブル側クランプ部610の上端内周には、ターンテーブル本体600の外周に形成された段部608に当接する当接部616が内側に突出している。この当接部616は、ターンテーブル側クランプ部610の脱落を防止するストッパである。
尚、クランパ380、調芯キャップ390、弾性部材410の構成は、実施形態1、3のディスククランプ機構320、320Bと同様である。
また、調芯キャップ390の第1テーパ嵌合部392は、クランプ動作時に、位置合わせ部604のテーパ凹部606と嵌合してターンテーブル本体600に対する相対位置を位置合わせする。すなわち、第1テーパ嵌合部392は、位置合わせ部604のテーパ凹部606に嵌合することで、調芯キャップ390の軸心(回転中心)をターンテーブル本体600の軸心(回転中心)に一致させる。
〔実施形態4のクランプ動作〕
図16は実施形態4のディスククランプ機構320Cのクランプ動作(その2)を示す縦断面図である。図16に示されるように、ディスククランプ機構320Cは、クランプ動作開始により、ベース部340及びスピンドル部350Cが下方向(−Z方向)に降下する。
スピンドル部350Cの降下動作に伴って、位置合わせ部604のテーパ凹部606が調芯キャップ390の第1テーパ嵌合部392に嵌合する。この位置合わせ部604のテーパ凹部606と調芯キャップ390の第1テーパ嵌合部392との嵌合により半径方向の相対位置(回転中心)が調芯される。また、上記調芯動作と共に、調芯キャップ390は、弾性部材410のバネ力が圧縮されて下方向(−Z方向)に降下する。
従って、薄型光ディスク120は、中央穴122が調芯キャップ390の第2テーパ嵌合部394のテーパ面に嵌合される過程でディスク中心がターンテーブル本体600の軸心(回転中心)に一致する。そして、スピンドル部350Cの降下と共に、ターンテーブル側クランプ部610のターンテーブル側クランプ面612が薄型光ディスク120の上面に当接する。これにより、薄型光ディスク120は、上面がターンテーブル側クランプ面612との当接により下方に押圧されるため、中央穴122の全周が第2テーパ嵌合部394のテーパ面に対して均等に当接するように調整される。
図17は実施形態4のディスククランプ機構320Cのクランプ動作(その3)を示す縦断面図である。図17に示されるように、さらなる、スピンドル部350Cの降下動作に伴って、ターンテーブル側クランプ部610のターンテーブル側クランプ面612が薄型光ディスク120を介してクランパ380のクランパ側クランプ面382に近接する。これにより、クランパ380は、永久磁石400の磁力によりターンテーブル370Cに吸着される。すなわち、ドライブトレー310の中央収納部312に載置されたクランパ380が磁力によって浮上し、中央収納部312の半径方向内壁及び下方の底面と間隙S1、S2を介して離間したフローティング状態になる。
このクランプ動作により、調芯キャップ390は、弾性部材620のバネ力と弾性部材410のバネ力とがバランスする高さ位置に調整される。そのため、調芯キャップ390の第2テーパ嵌合部394のテーパ面に嵌合された薄型光ディスク120は、上側の弾性部材620のバネ力と下側の弾性部材410のバネ力とがバランスする所定高さ位置に保持される。
これにより、薄型光ディスク120は、ターンテーブル側クランプ部610のターンテーブル側クランプ面612と、クランパ380のクランパ側クランプ面382とにより上下面を挟持されたクランプ状態に保持される。よって、クランプ機構320Cは、上記クランプ動作により薄型光ディスク120の半径方向の軸心位置をターンテーブル370Cの回転中心に一致するように調整し、さらに薄型光ディスク120を光ピックアップ330所定高さ位置に保持する。そのため、クランプ動作により薄型光ディスク120の中央穴122を損傷させることを抑制でき、薄型光ディスク120に対するクランプ動作可能回数を増加させて寿命を延長することができる。
また、調芯キャップ390は、上側の弾性部材620のバネ力と下側の弾性部材410のバネ力とがバランスする高さ位置に調整されるため、例えば、クランプ位置のずれが生じても薄型光ディスク120の中央穴122に作用する力を軽減して中央穴122の内周のダメージを緩和することができる。
また、本実施形態では、調芯キャップ390とターンテーブル370Cとの位置合わせ動作により薄型光ディスク120の中央穴122を比較的弱い力で保持した後に、中央穴122の周辺がターンテーブル側クランプ部610のターンテーブル側クランプ面612とクランパ380のクランパ側クランプ面382とによりクランプする。そのため、クランプ動作に伴う薄型光ディスク120の中央穴122の内側のダメージを最小限に抑えることができる。
10 ディスクチェンジャ
100 ディスクカートリッジ
110 ディスクトレー
120 薄型光ディスク
122 中央穴
130 筐体
140 ディスク積層体
200 ディスク搬送機構
210 昇降軸
220 吸盤保持部材
230 吸盤
300 ドライブ装置(記録再生装置)
310 ドライブトレー
320、320A、320B、320C ディスククランプ機構
330 光ピックアップ
340 ベース部
350、350B スピンドル部
352 モータ
354 回転軸
360 クランパ部
370、370A、370B、370C ターンテーブル
372 ターンテーブル側クランプ面
374、374A 位置合わせ部(被嵌合部)
374a 第1テーパ凹部
374b 第2テーパ凹部
374Aa テーパ凸部
374Ab、502、606 テーパ凹部
380 クランパ
382 クランパ側クランプ面
390、390A 調芯キャップ
392、392A 第1テーパ嵌合部
394、394A 第2テーパ嵌合部
400 磁石
410、520、620 弾性部材
500 ターンテーブル可動部
510 ターンテーブル側収納室
600 ターンテーブル本体
610 ターンテーブル側クランプ部

Claims (9)

  1. 薄型光ディスクの一面に当接し、当該薄型光ディスクを回転駆動するターンテーブルと、
    前記薄型光ディスクの他面に当接し、前記薄型光ディスクを前記ターンテーブルとの間でクランプするクランパと、を有するディスククランプ機構であって、
    前記ターンテーブルの前記クランパに対向するターンテーブル側クランプ面に形成された被嵌合部と、
    前記クランパの中央収納部内に前記クランパに対して相対変位可能に設けられ、前記被嵌合部に嵌合して前記薄型光ディスクのクランプ位置を位置決めする調芯キャップと、を備え、
    前記調芯キャップは、
    前記ターンテーブルの被嵌合部と嵌合して前記ターンテーブル側クランプ面に対する位置合わせを行う第1テーパ嵌合部と、
    前記薄型光ディスクの中央穴に嵌合する第2テーパ嵌合部と、
    前記クランパの中央収納部に挿入される摺動部とを有することを特徴とするディスククランプ機構。
  2. 前記クランパと前記調芯キャップとの間に、前記調芯キャップを前記ターンテーブル側に押圧する第1弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のディスククランプ機構。
  3. 前記第1テーパ嵌合部は、前記被嵌合部の形状に対応するテーパ形状の凹部又は凸部形状に形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のディスククランプ機構。
  4. 前記ターンテーブルは、前記薄型光ディスクをクランプするクランプ位置に移動可能に設けられ、
    前記クランパは、前記ターンテーブルがクランプ位置に近接するのに伴って前記ターンテーブル側に吸着されてフローティング状態になり、前記薄型光ディスクを前記ターンテーブルとの間でクランプすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のディスククランプ機構。
  5. 前記クランパ又は前記ターンテーブルに、前記クランパと前記ターンテーブルとを吸引する磁石を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のディスククランプ機構。
  6. 前記ターンテーブルは、前記被嵌合部が形成されたターンテーブル可動部と、
    前記ターンテーブル可動部を前記クランパ側に押圧する第2弾性部材とを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のディスククランプ機構。
  7. 前記ターンテーブルは、前記被嵌合部に対して変位可能なターンテーブル側クランプ部と、
    前記ターンテーブル側クランプ部を前記クランパ側に押圧する第3弾性部材とを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のディスククランプ機構。
  8. 請求項1〜7いずれかに記載のディスククランプ機構と、
    前記ディスククランプ機構によりクランプされた前記薄型光ディスクの記録又は再生を行う光ピックアップと、
    を有することを特徴とする記録再生装置。
  9. 複数の薄型ディスクが積層されるディスク積層体を収納するディスクカートリッジと、
    前記薄型ディスクの記録又は再生を行う複数の記録再生装置と、
    前記ディスクカートリッジと前記記録再生装置との間で前記薄型ディスクを吸着する吸着搬送部材を移動させて前記薄型ディスクを搬送する搬送機構と、を備えたディスクチェンジャであって、
    前記記録再生装置は、請求項1〜7いずれかに記載のディスククランプ機構を有することを特徴とするディスクチェンジャ。
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