JP6151227B2 - 異常検知システム及び半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

異常検知システム及び半導体デバイスの製造方法 Download PDF

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Description

本実施形態は、異常検知システム及び半導体デバイスの製造方法に関する。
半導体デバイスの製造工程においては、半導体製造装置により半導体デバイスを製造する際に、半導体製造装置に付帯する補機が半導体製造装置10に対する補助的な動作を行う。このとき、半導体デバイスを適正に製造するためには、半導体製造装置(主機)に付帯する補機について異常を検知することが望まれる。
特開2005−9337号公報 特開2011−166427号公報 特開2011−146073号公報
一つの実施形態は、半導体製造装置に付帯する補機について異常を検知できる異常検知システム及び半導体デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、半導体製造装置に付帯する補機の異常検知システムであって、収集部と第1の算出部と第2の算出部と判定部とを有する異常検知システムが提供される。収集部は、補機の状態に関する複数種のパラメータを収集する。第1の算出部は、複数種のパラメータについての仮想的な座標空間における座標点の基準空間からの乖離度を算出する。座標点は、収集された複数種のパラメータで示される点である。第2の算出部は、算出された乖離度を累積して、累積乖離度を算出する。判定部は、算出された累積乖離度を閾値と比較して、補機の異常を判定する。
第1の実施形態にかかる異常検知システムの構成を示す図。 第1の実施形態における補機の構成を示す図。 第1の実施形態にかかる異常検知システムの動作を示す波形図。 第1の実施形態における仮想的な座標空間及び基準空間を示す図。 第1の実施形態にかかる異常検知システムの動作を示すフローチャート。 第2の実施形態にかかる異常検知システムの構成を示す図。 第2の実施形態にかかる異常検知システムの動作を示す図。 第2の実施形態にかかる異常検知システムの動作を示すフローチャート。 第1の実施形態及び第2の実施形態にかかる異常検知システムを適用した半導体デバイスの製造方法を示すフローチャート。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる異常検知システムを詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態にかかる異常検知システム100について図1及び図2を用いて説明する。図1は、異常検知システム100の構成を示す図である。図2は、異常検知システム100により異常検知される対象である補機20,20’の構成を示す図である。
異常検知システム100は、半導体製造装置10を運転するために必要な補機20,20’に対する異常の検知や故障の予知に使用される。半導体製造装置10は、半導体デバイスを製造するための装置であり、例えば、CVD装置、PVD装置、HVPE装置などの成膜装置であってもよいし、RIE装置などのエッチング装置であってもよいし、イオン注入装置などの不純物導入装置であってもよい。補機20,20’は、半導体製造装置10(主機)に付帯する装置であり、半導体製造装置10に対する補助的な動作を担う。補機20は、例えば、ドライポンプ(真空ポンプ)であり、半導体製造装置10における真空室10aを排気管3経由で排気して真空室10aの圧力を調節する。補機20’は、例えば、チラーであり、半導体製造装置10における真空室10aの壁面内に形成された冷却管10bに冷媒を流して真空室10aの壁面を冷却する。
なお、図2では、半導体製造装置10(主機)に2つの補機20,20’が付帯する場合を例示的に示しているが、半導体製造装置10(主機)には3つ以上の補機が付帯していてもよい。以下では、補機20に対する異常の検知について中心に説明するが、他の補機(例えば、補機20’)に対する異常の検知についても同様である。
所定の装置の異常検知や故障時期の予測の方法として、所定の装置に設けたセンサから所定の通信手段を介して1以上の信号を取得し、その信号変動に対してピーク値や平均値などの統計値及び上昇率や発生頻度等の加工値に管理限界を設定する方法が考えられる。すなわち、所定の装置の異常を検知するために、所定の装置の種々の動作状態を表す装置パラメータをセンサによって監視する。そして、センサから得られる装置パラメータが異常値を示した場合に、所定の装置に異常が発生した(故障時期が近い)として、アラームを発生させる。この方法では、所定の装置から取得される信号のレベルが故障時期に近づくにつれて経時的に(単調に)変化することが前提となっている。
一方、補機20については、取得される信号のレベルに経時的な変化(例えば単調増加又は単調減少などの変化)が見られないまま故障に至る可能性がある。補機20(例えばドライポンプ)は、半導体製造装置10における真空室10aからの異物がその可動機構(例えばロータリー等の回転機構)に混入すると、可動機構に異物が挟まっている間はその補機20から取得される信号が異常値を示す。そして、可動機構から異物が図2に示す排気管4経由で除害装置2側へ抜けてしまうと補機20から取得される信号は正常値に戻る。しかし、異物によって可動機構に機械的な疲労が蓄積される可能性があり、可動機構の劣化が進行していることが、補機20から取得される信号(パラメータ)のレベルそのものからは監視しにくい。
このため、所定の装置の異常検知と同様の方法を補機20の異常検知・故障予知に適用すると、異常検知・故障予知ができない可能性があり、あるいは、異常検知・故障予知の精度が低下する可能性がある。
また、補機20の劣化の進み易さは、半導体製造装置10(主機)からの影響や補機20そのものの個体差によっても異なってくる。そのような動的又は静的に変化し得る補機20の劣化の進み易さは、補機20から取得される信号(パラメータ)のレベルそのものからは監視しにくい。
この観点からも、所定の装置の異常検知と同様の方法を補機20の異常検知・故障予知に適用すると、異常検知・故障予知ができない可能性があり、あるいは、異常検知・故障予知の精度が低下する可能性がある。
そこで、第1の実施形態では、図1に示すように、異常検知システム100において多変量解析により算出された乖離度を累積して異常検知を行う。すなわち、異常検知システム100において、補機20の状態に関する複数種のパラメータを収集し、収集された複数種のパラメータについて正常な状態を示す基準空間からの乖離度を算出して累積し、累積乖離度を閾値と比較することで、補機20に蓄積される劣化の進み具合の監視を可能にする。
具体的には、異常検知システム100は、信号収集部110、乖離度算出部(第1の算出部)120、基準空間記憶部180、累積乖離度算出部(第2の算出部)130、情報取得部160、累積条件設定部170、発報条件設定部150、及び算出結果判定部140を有する。
信号収集部110は、補機20の状態に関する複数種のパラメータを収集する。補機20には、複数のセンサが設けられている。信号収集部110は、補機20に設けられた複数のセンサから有線又は無線の通信回線を介して複数種のパラメータを収集する。複数種のパラメータは、多変量解析に用いられるべきパラメータである。
例えば、図2に示す補機20は、ドライポンプ(真空ポンプ)である。ドライポンプ(真空ポンプ)は、ブースターポンプ21及びメインポンプ22を有するものであってもよいし、メインポンプ22単体のものであってもよい。図2では、補機20として、ドライポンプ(真空ポンプ)は、ブースターポンプ21及びメインポンプ22を有する場合について例示的に示している。
信号収集部110は、複数のセンサからパラメータ(信号)を収集することができる。
例えば、信号収集部110は、センサ(温度センサ)から図3(a)に示されるような信号A(メインポンプ22のケース温度を示す信号)を収集することができる。図3(a)は、信号収集部110により収集される信号Aの時間的な変化を示す波形図であり、縦軸が信号のレベルを示し、横軸が時間を示す。信号Aは、経時的な変化(例えば単調増加又は単調減少などの変化)を示さず、正常な状態に対応したレベルと異常な状態に対応したレベルとの間で繰り返し変化する。正常な状態に対応したレベルは、所定の許容レベル幅内に収まっているレベルである。異常な状態に対応したレベルは、所定の許容レベル幅から外れているレベルである。
信号収集部110は、センサ(電流センサ)から図3(b)に示すような信号B(メインポンプ22の1次電流を示す信号)を収集することができる。図3(b)は、信号収集部110により収集される信号Bの時間的な変化を示す波形図であり、縦軸が信号のレベルを示し、横軸が時間を示す。信号Bは、経時的な変化(例えば単調増加又は単調減少などの変化)を示さず、正常な状態に対応したレベルと異常な状態に対応したレベルとの間で繰り返し変化する。正常な状態に対応したレベルは、所定の許容レベル幅内に収まっているレベルである。異常な状態に対応したレベルは、所定の許容レベル幅から外れているレベルである。
信号収集部110は、収集された複数種のパラメータを乖離度算出部120へ供給する。
乖離度算出部120は、供給された複数種のパラメータに対して、多変量解析により乖離度を求める。例えば、乖離度算出部120は、図4に示すような仮想的な座標空間CS及び基準空間SSを用いて、収集された複数種のパラメータの乖離度を算出する。図4は、乖離度算出部120による乖離度の算出に用いられる仮想的な座標空間CS及び基準空間SSを示す図である。乖離度算出部120は、多変量解析の手法として、例えばマハラノビス・タグチ法を用いることができるが、乖離度を算出できれば他の手法を用いてもよい。
仮想的な座標空間CSは、複数種のパラメータの特徴量に対応した複数の座標軸を有する座標空間である。例えば、信号収集部110から3種類のパラメータが供給される場合、仮想的な座標空間CSとして図3に例示されるような3次元の座標空間を用いる。なお、補機20に設けられた複数のセンサから収集されるパラメータの種類数に応じて、仮想的な座標空間CSは2次元の座標空間であってもよいし、4以上の次元の座標空間であってもよい。
基準空間SSは、仮想的な座標空間CS内に正常な状態を示す空間として配置されるべき空間である。すなわち、乖離度算出部120による乖離度の算出には基準空間SSの情報が必要になる。基準空間SSの情報は、予め決定され基準空間記憶部180に格納されている。
乖離度算出部120は、乖離度を算出する際に、基準空間記憶部180にアクセスし基準空間SSの情報を取得する。乖離度算出部120は、仮想的な座標空間CSを生成するとともに、仮想的な座標空間CS内に複数種のパラメータについての正常な状態(正常パターン)を示す基準空間SSを配置しておく。そして、乖離度算出部120は、信号収集部110から供給された複数種のパラメータ、すなわち解析対象の複数種のパラメータのそれぞれについて特徴量を抽出する。乖離度算出部120は、抽出された複数の特徴量を座標値として含む座標点Pを仮想的な座標空間CS内に配置し、その座標点Pの基準空間SSからの乖離度を算出する。なお、乖離度算出部120は、複数の特徴量を抽出することに代えて、複数種のパラメータの生値を座標値として含む座標点Pを仮想的な座標空間CS内に配置し、その座標点Pの基準空間SSからの乖離度を算出してもよい。
より具体的には、乖離度算出部120は、仮想的な座標空間CS内における基準空間SSの中心点Cから座標点Pまでの距離を求めて、求められた距離に基づきその座標点Pの基準空間SSからの乖離度を計算する。例えばマハラノビス・タグチ法を用いる場合、乖離度算出部120は、仮想的な座標空間CS内における基準空間SSの中心点Cからの距離を複数種のパラメータの相関(基準空間SSの形状)も考慮して求める。
すなわち、乖離度算出部120は、仮想的な座標空間CS内における基準空間SSの中心点Cの座標を求めておく。解析対象の複数種のパラメータについての座標点がP1である場合、乖離度算出部120は、座標点P1の中心点Cからの距離D1を求め、C→P1のベクトルの方向における基準空間SSの径R1で距離D1を割ったD1/(R1)を座標点P1の乖離度として算出する。この場合、座標点P1の乖離度=D1/(R1)≦1であることから、座標点P1が基準空間SSに収まっていると把握することができる。これにより、座標点P1に対応した補機20の状態が正常な状態にあると推定することができる。
解析対象の複数種のパラメータについての座標点がP2である場合、乖離度算出部120は、座標点P2の中心点Cからの距離D2を求め、C→P2のベクトルの方向における基準空間SSの径R2で距離D2を割ったD2/(R2)を座標点P2の乖離度として算出する。この場合、座標点P2の乖離度=D2/(R2)>1であることから、座標点P2が基準空間SSから外れていると把握することができる。これにより、座標点P2に対応した補機20の状態が異常な状態にあると推定することができる。また、座標点P2の乖離度=D2/(R2)が大きいほど基準空間SSの中心点Cから離れているので、基準空間SSからの乖離度の大きさで補機20の状態についての異常度合いを推定できる。
乖離度算出部120は、例えば、図3(c)に示すような乖離度を算出する。図3(c)は、乖離度算出部120により算出される乖離度DVの時間的な変化を示す波形であり、縦軸が乖離度DVのレベルを示し、横軸が時間を示す。乖離度DVは、経時的な変化(例えば単調増加又は単調減少などの変化)を示さず、正常な状態に対応したレベルと異常な状態に対応したレベルとの間で繰り返し変化する。正常な状態に対応したレベルは、レベル「0」から基準値(例えばマハラノビス・タグチ法の場合「1」)以下に収まっているレベルである。異常な状態に対応したレベルは、基準値を超えているレベルである。
乖離度算出部120は、算出された乖離度DVを累積乖離度算出部130へ供給する。乖離度算出部120は、信号収集部110から複数種のパラメータが供給される度に、算出された乖離度DVを累積乖離度算出部130へ供給してもよい。あるいは、乖離度算出部120は、算出された乖離度DVを保持しておき、定期的に(例えばサンプリング周期で)乖離度DVを累積乖離度算出部130へ供給してもよい。
累積乖離度算出部130は、初期状態において、累積乖離度ADVの値として初期値ADViを保持している。乖離度算出部120から乖離度DVが供給されると、累積乖離度算出部130は、乖離度算出部120で算出された乖離度DVを用いて累積乖離度ADVを初期値ADViから更新していく。すなわち、累積乖離度算出部130は、乖離度算出部120で算出された乖離度DVを用いて累積乖離度ADVを算出する。
ここで、補機20の劣化の進み易さが半導体製造装置10(主機)からの影響(例えば稼働状態や処理条件など)によって異なってくるため、累積乖離度算出部130で累積乖離度ADVを算出する際に半導体製造装置10(主機)からの影響を考慮させる仕組みが必要となる。
情報取得部160は、半導体製造装置10(主機)に関する装置情報を取得する。装置情報は半導体製造装置10(主機)を管理する装置管理ホスト30が保持しており、情報取得部160は、装置管理ホスト30から有線又は無線の通信回線を介して装置情報を取得することができる。あるいは、装置情報は半導体製造装置10(主機)自体も保持しており、情報取得部160は、半導体製造装置10から有線又は無線の通信回線を介して装置情報を取得することができる。なお、情報取得部160は、装置情報がユーザI/F50(キーボード50a、記録媒体読取装置50c)を介してユーザにより入力されることで、装置情報を取得してもよい。
装置情報は、半導体製造装置10(主機)の稼働状態及び処理条件の少なくとも一方に関する情報である。稼働状態は、半導体製造装置10が処理中(“Process”状態)であるのか非処理中(“Idle”状態)であるのかがリアルタイムで示された状態を含むことができる。処理条件は、半導体製造装置10がどのような条件で処理が行われているのかがリアルタイムで示された条件である。半導体製造装置10の処理の条件は、例えば、真空室10aへ供給されるガス種ごとのガス流量、真空室10aの圧力、真空室10aにおける被処理基板が載置されるべきステージの温度、真空室10aでの処理に使用されるパワーなどである。
例えば、情報取得部160は、装置管理ホスト30及び/又は半導体製造装置10から図3(d)に示すような装置情報を取得することができる。図3(d)は、情報取得部160により取得される装置情報の内容を示す図であり、横軸が時間を示す。図3(d)に示す場合、装置情報は、稼働状態として、タイミングt1〜t3,t4〜t5,t6〜t7,t8〜t10の各期間に処理中(“Process”状態)であることと、タイミングt0〜t1,t3〜t4,t5〜t6,t7〜t8の各期間に非処理中(“Idle”状態)であることとを含む。装置情報は、処理条件として、タイミングt1〜t2,t6〜t7,t9〜t10の各期間に条件C1で処理を行うことと、タイミングt2〜t3,t8〜t9の各期間に条件C2で処理を行うことと、タイミングt4〜t5の期間に条件C3で処理を行うこととを含む。
情報取得部160は、取得された装置情報を累積条件設定部170へ供給する。
累積条件設定部170は、装置情報に応じて、累積乖離度算出部130で累積乖離度ADVを算出する際の累積条件を設定する。累積条件設定部170は、装置情報に応じて、累積乖離度算出部130で乖離度DVを累積乖離度ADVに加算する際の重みを設定する。すなわち、累積条件設定部170は、累積乖離度算出部130で乖離度DVに施すべき、装置情報に応じた重み係数を求める。
例えば、半導体製造装置10の処理中(“Process”状態)に比べて半導体製造装置10の非処理中(“Idle”状態)に補機20の劣化が進み易いことが分かっている場合、累積条件設定部170は、処理中(“Process”状態)用の重み係数をWpに設定し、非処理中(“Idle”状態)用の重み係数をWi(>Wp)に設定する。すなわち、累積条件設定部170は、装置情報に応じて、タイミングt1〜t3,t4〜t5,t6〜t7,t8〜t10の各期間の乖離度DVに施すべき重み係数をWpに設定し、タイミングt0〜t1,t3〜t4,t5〜t6,t7〜t8の各期間の乖離度DVに施すべき重み係数をWiに設定する。
また、補機20の劣化の進み易さについて条件C3<条件C1<条件C2であることが分かっている場合、累積条件設定部170は、条件C3用の重み係数をWc3に設定し、条件C1用の重み係数をWc1(>Wc3)に設定し、条件C2用の重み係数をWc2(>Wc3,>Wc1)に設定する。すなわち、累積条件設定部170は、装置情報に応じて、タイミングt4〜t5の期間に重み係数をWc3に設定し、タイミングt1〜t2,t6〜t7,t9〜t10の各期間に重み係数をWc1に設定し、タイミングt2〜t3,t8〜t9の各期間に重み係数をWc2に設定する。
累積条件設定部170は、ユーザI/F50(キーボード50a、記録媒体読取装置50c)を介したユーザからの操作に応じて、各重み係数の設定をインタラクティブ的に行ってもよい。あるいは、累積条件設定部170は、ユーザI/F50(キーボード50a、記録媒体読取装置50c)を介してユーザから各重み係数の候補が予め入力され、上記の考え方に従ってインタラクティブ的な操作を介することなく各重み係数を設定してもよい。累積条件設定部170は、設定された重み係数を保持するとともに累積乖離度算出部130へ通知する。
乖離度算出部120から乖離度DVが供給されると、累積乖離度算出部130は、累積条件設定部170から通知された重み係数を乖離度DVに乗算し、重み係数が乗算された乖離度DVを初期値ADViに加算して累積乖離度ADVを更新する。その後、乖離度算出部120から乖離度DVが供給される度に、累積乖離度算出部130は、累積条件設定部170から通知された重み係数を乖離度DVに乗算し、重み係数が乗算された乖離度DVを累積乖離度ADVの値に加算して、累積乖離度ADVを更新する。
例えば、累積乖離度算出部130は、タイミングt0〜t1,t3〜t4,t5〜t6,t7〜t8の各期間において、乖離度DV×重み係数Wiを累積乖離度ADVの値に加算して、累積乖離度ADVを更新する。累積乖離度算出部130は、タイミングt4〜t5の期間において、乖離度DV×重み係数Wp×重み係数Wc3を累積乖離度ADVの値に加算して、累積乖離度ADVを更新する。累積乖離度算出部130は、タイミングt1〜t2,t6〜t7,t9〜t10の各期間において、乖離度DV×重み係数Wp×重み係数Wc1を累積乖離度ADVの値に加算して、累積乖離度ADVを更新する。累積乖離度算出部130は、タイミングt2〜t3,t8〜t9の各期間において、乖離度DV×重み係数Wp×重み係数Wc2を累積乖離度ADVの値に加算して、累積乖離度ADVを更新する。これにより、累積乖離度算出部130において、図3(e)に示すように、補機20の劣化の進み易さについて処理中(“Process”状態)<非処理中(“Idle”状態)であり条件C3<条件C1<条件C2であることを反映させた重みで累積乖離度ADVが増えていくように累積乖離度ADVを算出させることができる。なお、図3(e)は、累積乖離度算出部130により算出される累積乖離度ADVの時間的な変化を示す図であり、縦軸が累積乖離度ADVの大きさを示し、横軸が時間を示す。
また、ここで、補機20の劣化の進み易さが補機20の個体差によって異なってくるため、累積乖離度算出部130で累積乖離度ADVを算出する際に補機20の個体差を考慮させる仕組みが必要となる。補機20の個体差は、補機20が保守されたばかりの新しい状態にあるのか、保守されてから基準時間以上が経過した古い状態にあるのかについての差を含む。
情報取得部160は、補機20の保守履歴情報を取得する。保守履歴情報は補機20の保守(メンテナンス、修理など)が行われる度に設備保守履歴データベース40内に格納されており、情報取得部160は、設備保守履歴データベース40から有線又は無線の通信回線を介して保守履歴情報を取得することができる。なお、情報取得部160は、保守履歴情報がユーザI/F50(キーボード50a、記録媒体読取装置50c)を介してユーザにより入力されることで、保守履歴情報を取得してもよい。保守履歴情報は、補機20の保守がいつ行われたのかを示す情報である。情報取得部160は、取得された保守履歴情報を累積条件設定部170へ供給する。
累積条件設定部170は、保守履歴情報に応じて累積乖離度の初期値を設定する。累積条件設定部170は、保守履歴情報に応じて、補機20が直前に保守されてからの経過時間を求める。累積条件設定部170は、求められた経過時間を基準時間と比較し、比較結果に応じて累積乖離度の初期値を設定する。例えば、累積条件設定部170は、経過時間が基準時間未満である場合、累積乖離度の初期値ADViを新しい状態用の初期値ADVi1(例えば、略0に均等な値)に設定する。累積条件設定部170は、経過時間が基準時間以上である場合、累積乖離度の初期値ADViを古い状態用の初期値ADVi2(>ADVi1、例えば、0より大きな値)に設定する。
累積条件設定部170は、ユーザI/F50(キーボード50a、記録媒体読取装置50c)を介したユーザからの操作に応じて、初期値の設定をインタラクティブ的に行ってもよい。あるいは、累積条件設定部170は、ユーザI/F50(キーボード50a、記録媒体読取装置50c)を介してユーザから初期値の候補が予め入力され、上記の考え方に従ってインタラクティブ的な操作を介することなく初期値を設定してもよい。累積条件設定部170は、設定された初期値を保持するとともに累積乖離度算出部130へ通知する。
累積乖離度算出部130は、通知された初期値を累積乖離度ADVの初期値ADViとして保持する。乖離度算出部120から乖離度DVが供給されると、累積乖離度算出部130は、累積条件設定部170から通知された重み係数を乖離度DVに乗算し、重み係数が乗算された乖離度DVを初期値ADViに加算して累積乖離度ADVを更新する。その後、乖離度算出部120から乖離度DVが供給される度に、累積乖離度算出部130は、累積条件設定部170から通知された重み係数を乖離度DVに乗算し、重み係数が乗算された乖離度DVを累積乖離度ADVの値に加算して、累積乖離度ADVを更新する。これにより、累積乖離度算出部130において、図3(e)に示すように、補機20の劣化の進み易さについて新しい状態<古い状態であることを反映させた初期値ADViから累積乖離度ADVが増えていくように累積乖離度ADVを算出させることができる。
累積乖離度算出部130は、算出された累積乖離度ADVを算出結果判定部140へ供給する。
発報条件設定部150は、アラームを発報すべき発報条件と発報条件の基準となる閾値ADVthとを設定する。発報条件は、累積乖離度ADVが閾値ADVth以上になることとすることができる。閾値ADVthは、例えば、補機20(ドライポンプ)が正常に稼働していた時間帯を含むある一定期間の乖離度累積値と目標寿命または平均寿命を用いて設定することができる。なお、閾値ADVthは、アラームを発報すべき発報条件の基準となれば、どのように設定したものであってもよい。
発報条件設定部150は、ユーザI/F50(キーボード50a、記録媒体読取装置50c)を介したユーザからの操作に応じて、閾値ADVthの設定をインタラクティブ的に行ってもよい。発報条件設定部150は、設定された発報条件及び閾値ADVthを保持するとともに算出結果判定部140へ通知する。
算出結果判定部140は、累積乖離度ADVを閾値ADVthと比較し、比較結果及び発報条件に応じて補機20の異常を判定する。算出結果判定部140は、累積乖離度ADVが閾値ADVth未満である場合、補機20の劣化の進み具合が異常レベルに達していないと判定し、アラームの発報を指示しない。算出結果判定部140は、累積乖離度ADVが閾値ADVth以上である場合、補機20の劣化の進み具合が異常レベルに達していると判定し、アラームの発報を指示する。
アラームの発報が指示されると、異常検知システム100は、ユーザに向けてアラームの発報を行う。アラームの発報は、視覚的な手段で行われてもよいし、聴覚的な手段で行われてもよい。視覚的な手段は、例えば、ユーザI/F50のディスプレイ50b上にエラーメッセージを表示することでもよいし、アラームランプを点灯又は点滅させることでもよい。聴覚的な手段は、例えば、ユーザI/F50のスピーカー50dからエラーメッセージを音声で出力させることでもよいし、ブザーを鳴らすことでもよい。これにより、ユーザは補機20の故障時期が近いことを認識でき、補機20の保守を行うようにユーザに促すことができる。
次に、異常検知システム100の動作について図5を用いて説明する。図5は、異常検知システム100の動作を示すフローチャートである。
異常検知システム100は、補機20の状態に関する複数種のパラメータを収集する(S21)。異常検知システム100は、収集された複数種のパラメータ、すなわち解析対象の複数種のパラメータのそれぞれについて特徴量を抽出する。異常検知システム100は、抽出された複数の特徴量を座標値として含む座標点Pを仮想的な座標空間CS内に配置し、その座標点Pの基準空間SSからの乖離度を算出する(S22)。なお、乖離度算出部120は、複数の特徴量を抽出することに代えて、複数種のパラメータの生値を座標値として含む座標点Pを仮想的な座標空間CS内に配置し、その座標点Pの基準空間SSからの乖離度を算出してもよい。
異常検知システム100は、半導体製造装置10(主機)の稼働状態、稼働スケジュール、処理条件、及び処理スケジュールの少なくとも1つに関する装置情報を取得する。異常検知システム100は、装置情報に応じて、乖離度DVを累積乖離度ADVに加算する際の重みを設定する。すなわち、異常検知システム100は、乖離度DVに施すべき、装置情報に応じた重み係数を求める(S23)。
異常検知システム100は、補機20の保守履歴情報を取得する。異常検知システム100は、補機20の保守履歴情報に応じて、補機20が直前に保守されてからの経過時間を求める。異常検知システム100は、求められた経過時間を基準時間と比較し、比較結果に応じて累積乖離度の初期値を設定する。すなわち、異常検知システム100は、補機20の劣化の進み易さについて新しい状態<古い状態であることを反映させた初期値ADViを設定することで、補機20の個体差を補正する(S24)。
異常検知システム100は、初回のループ処理において、S23で決定された重み係数をS22で算出された乖離度DVに乗算し、重み係数が乗算された乖離度DVをS24で設定された初期値ADViに加算して累積乖離度ADVを更新する。異常検知システム100は、2回目以降のループ処理において、S23で決定された重み係数をS22で算出された乖離度DVに乗算し、重み係数が乗算された乖離度DVを直前のS25で更新された累積乖離度ADVの値に加算して累積乖離度ADVを更新する(S25)。
異常検知システム100は、累積乖離度ADVを閾値ADVthと比較し、比較結果及び発報条件に応じて補機20の異常を判定する(S26)。異常検知システム100は、累積乖離度ADVが閾値ADVth未満である場合(S26でNo)、補機20の劣化の進み具合が異常レベルに達していないと判定し、処理をS27へ進める。異常検知システム100は、次のサンプリングタイミングになるまで(S27でNo)待機し、次のサンプリングタイミングになると(S27でYes)処理をS21へ戻す。これにより、累積乖離度ADVが閾値ADVth以上になるまでS21〜S27のループ処理が繰り返される。
異常検知システム100は、累積乖離度ADVが閾値ADVth以上である場合(S26でYes)、補機20の劣化の進み具合が異常レベルに達していると判定し、処理をS28へ進める。アラームの発報が指示されると、異常検知システム100は、ユーザに向けてアラームの発報を行う(S28)。
以上のように、第1の実施形態では、異常検知システム100において、累積乖離度算出部130が、乖離度算出部120で算出された乖離度を用いて累積乖離度を算出し、算出結果判定部140が、累積乖離度算出部130で算出された累積乖離度を閾値と比較して、補機20の異常を判定する。これにより、補機20に蓄積される劣化の進み具合を累積乖離度により数量的に把握でき、累積乖離度を閾値と比較することで補機20に蓄積される劣化の進み具合を監視することができる。この結果、取得される信号のレベルに経時的な変化(例えば単調増加又は単調減少などの変化)が見られない補機20について、異常検知・故障予知でき、あるいは、異常検知・故障予知の精度を向上できる。
また、第1の実施形態では、異常検知システム100において、情報取得部160が、半導体製造装置10の稼働状態、稼働スケジュール、処理条件、及び処理スケジュールの少なくとも1つに関する装置情報を取得し、累積乖離度算出部130が、乖離度算出部120で算出された乖離度を装置情報に応じた重みで累積乖離度に加算する。これにより、半導体製造装置10からの影響(稼働状態、処理条件など)に応じた補機20の劣化の進み易さの動的な変化を考慮しながら累積乖離度を算出できるので、補機20について、異常検知・故障予知の精度を向上できる。
また、第1の実施形態では、異常検知システム100において、発報条件設定部150が、補機20の保守履歴情報に応じて累積乖離度の初期値を設定する。これにより、補機20の個体差に応じた補機20の劣化の進み易さの違いを考慮しながら累積乖離度を算出できるので、補機20について、異常検知・故障予知の精度を向上できる。
なお、補機20の保守履歴情報による現時点での劣化の程度は、劣化の進み易さを表す重み係数の設定に使用することもできる。累積条件設定部170は、保守履歴情報に応じて、累積乖離度の初期値を設定する代わりに、又は累積乖離度の初期値を設定することに加えて、累積乖離度算出部130で乖離度DVを累積乖離度ADVに加算する際の重みを設定してもよい。
補機20の劣化の進み易さについて新しい状態<古い状態であることが分かっている場合、累積条件設定部170は、新しい状態用の重み係数をWnewに設定し、古い状態用の重み係数をWold(>Wnew)に設定する。累積条件設定部170は、設定された重み係数を累積乖離度算出部130へ通知する。
乖離度算出部120から乖離度DVが供給されると、累積乖離度算出部130は、累積条件設定部170から通知された重み係数を乖離度DVに乗算し、重み係数が乗算された乖離度DVを初期値ADViに加算して累積乖離度ADVを更新する。その後、乖離度算出部120から乖離度DVが供給される度に、累積乖離度算出部130は、累積条件設定部170から通知された重み係数を乖離度DVに乗算し、重み係数が乗算された乖離度DVを累積乖離度ADVの値に加算して、累積乖離度ADVを更新する。これにより、累積乖離度算出部130において、図3(e)に示すように、補機20の劣化の進み易さについて新しい状態<古い状態であることを反映させた重みで累積乖離度ADVが増えていくように累積乖離度ADVを算出させることができる。
あるいは、補機20の保守履歴情報による現時点での劣化の程度は、異常判定に用いる閾値ADVthの設定に使用することもできる。発報条件設定部150は、補機20の保守履歴情報に応じて、累積乖離度の初期値を設定する代わりに、又は累積乖離度の初期値を設定することに加えて、閾値ADVthを設定してもよい。
すなわち、発報条件設定部150は、保守履歴情報に応じて、補機20が直前に保守されてからの経過時間を求める。発報条件設定部150は、求められた経過時間を基準時間と比較し、比較結果に応じて閾値ADVthを設定する。例えば、発報条件設定部150は、経過時間が基準時間未満である場合、閾値ADVthを新しい状態用の閾値ADVth1に設定する。累積条件設定部170は、経過時間が基準時間以上である場合、閾値ADVthを古い状態用の閾値ADVth2(<ADVth1)に設定する。発報条件設定部150は、設定された閾値ADVthを算出結果判定部140へ通知する。
算出結果判定部140は、累積乖離度ADVを、通知された閾値ADVthと比較し、比較結果及び発報条件に応じて補機20の異常を判定する。通知された閾値ADVthは、新しい状態用の閾値ADVth1に比べて古い状態用の閾値ADVth2が低くなっている。これにより、算出結果判定部140において、図3(e)に示すように、補機20の劣化の進み易さについて新しい状態<古い状態であることを反映させた閾値ADVthを用いて異常判定させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態にかかる異常検知システム200について説明する。以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第1の実施形態では、乖離度算出部120による乖離度の算出に必要となる基準空間SS(図4参照)がどのように決定されるのかについて、特に限定していない。
仮に、基準空間SSを、「検査結果で良品と判断された製品を生産していた時の信号データ」や「補機20が保守された直後の所定期間の信号データ」をサンプルデータに用いて作成する方法を考える。この方法は、良品生産時や保守作業直後の信号データはばらつきが小さく精度の良い基準空間が作成できるとの考えに基づいている。
しかし、「良品生産時」の信号データを用いて基準空間を作成する場合、製品生産後の出来映え検査の結果が判明するまで基準空間を作成するサンプルデータを得ることができない。さらに、補機20の個体差や半導体製造装置10の処理条件等によって正常時の信号データが変化する場合、基準空間SSはその都度作成する必要がある。そのため、補機20の異常検知や故障予知のための監視開始タイミングが遅くなる傾向にある。
また、半導体製造装置10に付帯する補機20(真空ポンプ等)のように、半導体製造装置10が良品を生産した時、あるいは補機20が保守された直後であっても、補機20自体に故障原因となる異常な状態が発生しない保証はない。そのため、単に「良品生産時」又は「補機20が保守された直後」の信号データを用いて基準空間を作成しても、作成された基準空間は、補機20の正常な状態を正確に示していない可能性がある。基準空間の作成の精度が低いと、累積乖離度ADVを閾値ADVthと比較して行う正常/異常の判定精度も低下する可能性がある。
そこで、第2の実施形態では、異なる複数の時間帯のそれぞれで複数種のパラメータを収集して、各時間帯について複数種のパラメータの統計量を算出して、抽出ルールを満たす統計量(統計量が良好な上位側の統計量)を抽出し、抽出された統計量に対応した複数種のパラメータを用いて基準空間を作成することで、監視開始を遅らせることなく基準空間の作成の精度を向上させる。
具体的には、異常検知システム200は、図6に示すように、統計量算出部281、基準空間作成条件設定部282、基準空間データ抽出部283、及び基準空間生成部284をさらに有する。図6は、異常検知システム200の構成を示す図である。
統計量算出部281は、信号収集部110により互いに異なる複数の時間帯で収集された複数種のパラメータを受ける。統計量算出部281は、複数種のパラメータ(複数種の信号)について各時間帯の基本統計量を算出する。統計量算出部281は、例えば、図7(a)に示すように、信号A、信号B、信号C、・・・のそれぞれについて各時間帯の基本統計量(例えば、第1の統計量s1、第2の統計量s2)を算出する。第1の統計量s1は、注目時間帯における対象のパラメータの複数の値を第1の統計手法で統計処理したものである。第1の統計手法は、例えば複数の値の平均値をとることであるが、他の統計手法であってもよい。第2の統計量s2は、注目時間帯における対象のパラメータの複数の値を第2の統計手法で統計処理したものである。第2の統計手法は、第1の統計手法と異なる統計手法である。第2の統計手法は、例えば複数の値の分散をとることであるが、他の統計手法であってもよい。
そして、統計量算出部281は、図7(b)、(c)に示すように、算出された基本統計量(例えば、第1の統計量s1、第2の統計量s2)を用いて、半導体製造装置10(主機)の稼働状態毎に時間帯を分類する。半導体製造装置10(主機)の稼働状態は、基準空間の作成に用いることができる状態を含めばよく、例えば、プロセス中とアイドル中とを含むことができるが、さらに他の状態を含んでもよい。さらに、統計量算出部281は、図7(d)、(e)に示すように、半導体製造装置10(主機)の稼働状態毎に、基本統計量から得られるパラメータX=f(s1,s2)を求める。パラメータXは、基本統計量(例えば、第1の統計量s1、第2の統計量s2)に所定の演算を施すことで得られるパラメータであり、例えば、複数の値の分布状態を示す指標となるパラメータである。そして、統計量算出部281は、半導体製造装置10(主機)の稼働状態毎に時間帯をパラメータXの値でソートする。例えば、統計量算出部281は、パラメータXの値が良好な順にソートする。
基準空間作成条件設定部282は、基準空間SS(図4参照)の作成に必要な規定サンプル数を設定する。基準空間作成条件設定部282は、設定された規定サンプル数を基準空間データ抽出部283へ通知する。
基準空間データ抽出部283は、統計量算出部281で半導体製造装置10(主機)の稼働状態毎にソートされたデータを信号収集部110経由で取得する。基準空間データ抽出部283は、半導体製造装置10(主機)の稼働状態毎にソートされたデータのサンプル数が規定サンプル数に達した時点で基準空間SSの作成に必要な数のサンプルを抽出可能な状態になったと判断する。この状態で、基準空間データ抽出部283は、図7(d)、(e)に太線で囲って示すように、半導体製造装置10(主機)の稼働状態毎に複数の時間帯の統計量のうち抽出ルールを満たす統計量(上位側の統計量)を抽出する。基準空間データ抽出部283は、抽出された半導体製造装置10(主機)の稼働状態毎の上位側の統計量に該当する時間帯の複数種のパラメータ(例えば、各信号の生値又は各信号の特徴量)を基準空間生成部284へ供給する。
基準空間生成部284は、抽出された上位側の統計量に該当する時間帯の複数種のパラメータを用いて基準空間SSを生成する。例えば、基準空間生成部284は、半導体製造装置10(主機)の稼働状態毎の複数種のパラメータを用いて基準空間SSを生成する。例えば、基準空間生成部284は、所定のルールで稼働状態毎の複数種のパラメータをマージする。そして、基準空間生成部284は、マージされた複数種のパラメータを用いて基準空間SSを生成する。例えば、基準空間生成部284は、仮想的な座標空間CS内で抽出された上位側の統計量に対応した複数種のパラメータを含む最小の連続した空間を基準空間SSとして生成する。基準空間生成部284は、生成した基準空間SSを基準空間記憶部180に格納させる。これに応じて、乖離度算出部120が乖離度の算出を開始でき、異常検知システム200が補機20に蓄積される劣化の進み具合の監視を開始できる。
また、異常検知システム200には、正常/異常の判定精度を向上させるために基準空間の学習機能を実装する。すなわち、異常検知システム200が監視を開始してからの経過時間が基準空間学習期間内にある場合において、統計量算出部281、基準空間作成条件設定部282、基準空間データ抽出部283、及び基準空間生成部284が上記と同様の動作を行う。このとき、基準空間作成条件設定部282は、基準空間学習期間を設定して基準空間生成部284へ通知する。これにより、基準空間学習期間において基準空間SSを繰り返し更新でき、生成される基準空間SSの精度を徐々に向上させることができる。
また、異常検知システム200の動作について、図8に示すように、次の点で第1の実施形態と異なる処理が行われる。図8は、異常検知システム200の動作のうち基準空間SSの作成に着目して示すフローチャートである。
異常検知システム200は、補機20(真空ポンプ)を半導体製造装置10に取り付けた直後から複数種のパラメータ(複数種の信号)の取得を開始する。異常検知システム200は、信号データ取得と並行して時間帯毎に全信号の基本統計量を算出する(S11)。補機20(真空ポンプ)の正常稼働時の信号データの取り得る値は半導体製造装置10の稼働状態によって異なるため、異常検知システム200は、基本統計量を算出した各時間帯を半導体製造装置の稼働状態(例えば、プロセス中とアイドル中)に分類する(S12)。異常検知システム200は、半導体製造装置10(主機)の稼働状態毎に、基本統計量から得られるパラメータX=f(s1,s2)を求める。異常検知システム200は、半導体製造装置10(主機)の稼働状態毎に時間帯をパラメータXの値でソートする(S13)。例えば、異常検知システム200は、パラメータXの値が良好な順にソートする。
基準空間作成に必要な「規定サンプル数」に到達するまで(S14でNo)異常検知システム200はS11〜S13の処理を繰り返す。異常検知システム200は、稼働状態毎にソートされたデータのサンプル数が規定サンプル数に到達すれば(S14でYes)、異常検知システム200は、稼働状態毎にパラメータXの値が良好な時間帯を規定サンプル数分抽出する(S15)。異常検知システム200は、所定のルールで稼働状態毎の複数種のパラメータをマージする。そして、基準空間生成部284は、マージされた複数種のパラメータを用いて基準空間SSを生成する(S16)。その後すぐに補機20(真空ポンプ)の監視を開始する。異常検知システム200は、基本統計量を算出する際の「時間帯」や「半導体製造装置の稼働状態の種類(例えば、プロセス中/アイドル中)」、「ソート条件」、「規定サンプル数」等は、事前に基準空間作成条件として設定しておく。
さらに、異常検知システム200には、正常/異常の判定精度を向上させるために基準空間の学習機能を実装する。上記方法で基準空間を作成し監視開始後も、基準空間学習期間は(S17でYes)信号データ取得と並行して時間帯毎に全信号の基本統計量の計算を継続し、既存の基準空間作成時のサンプルデータよりもソート条件により適合した時間帯があればサンプルデータを入れ替えて基準空間を更新して監視を続ける。これによって一定期間中はその時点で最も条件に適合した信号データで基準空間を見直すことができるため、正常/異常の検出精度を向上させる効果がある。基準空間を自動で更新する期間も、事前に基準空間作成条件として設定しておく。異常検知システム200は、基準空間学習期間が経過したら(S17でNo)基準空間SSの作成を終了する。
以上のように、第2の実施形態では、異常検知システム200において、統計量算出部281が、信号収集部110により互いに異なる複数の時間帯で収集された複数種のパラメータについて複数の時間帯のそれぞれの統計量を算出する。基準空間データ抽出部283は、統計量算出部281で算出された複数の時間帯の統計量のうち上位側の統計量を抽出する。基準空間生成部284は、抽出された上位側の統計量に対応した複数種のパラメータを用いて基準空間を生成する。これにより、短期間で基準空間を作成することができ、早期に設備監視を開始できる。すなわち、迅速且つ正確に基準空間を生成できるので、監視開始を遅らせることなく基準空間の作成の精度を向上させることができる。
また、第2の実施形態では、異常検知システム200において、基準空間生成部284は、乖離度算出部120による乖離度の算出が開始され異常検知システム200による監視が開始された後に、基準空間データ抽出部283で抽出された上位側の統計量に対応した複数種のパラメータを用いて基準空間SSを更新する。これにより、基準空間作成用のサンプルデータを一定期間見直して基準空間を自動更新するため、異常検知精度を向上できる。
なお、第2の実施形態では、抽出ルールに対して良好な統計量が上位側(パラメータXの値が良好な側)の統計量である場合を例示しているが、抽出ルールに対して良好な統計量は下位側(パラメータXの値が良好でない側)の統計量であってもよい。この場合、基準空間データ抽出部283は、半導体製造装置10(主機)の稼働状態毎に複数の時間帯の統計量のうち抽出ルールを満たす統計量として下位側の統計量を抽出することができる。
また、図9に示すように、第1の実施形態及び第2の実施形態にかかる異常検知システムを半導体デバイスの製造方法に適用することができる。図9は、第1の実施形態及び第2の実施形態にかかる異常検知システムを適用した半導体デバイスの製造方法を示すフローチャートである。
例えば、異常検知システムは、図8に示すS11〜S16を行って基準空間SSを生成する(S10)。異常検知システムは、図5に示すS21〜S28を行って異常を検知する(S20)。このとき、図8に示すS11〜S17の処理を並行して行ってもよい。そして、アラームの発報が行われると、ユーザにより、補機20の保守(メンテナンス、修理など)が行われる(S30)。このとき、半導体製造装置10の保守を並行して行ってもよい。そして、保守が施された補機20と半導体製造装置10とを用いて、半導体デバイスを製造する(S40)。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100,200 異常検知システム

Claims (5)

  1. 半導体製造装置に付帯する補機の異常検知システムであって、
    前記補機の状態に関する複数種のパラメータを収集する収集部と、
    複数種のパラメータについての仮想的な座標空間における前記収集された複数種のパラメータで示される座標点の基準空間からの乖離度を算出する第1の算出部と、
    前記算出された乖離度を累積して、累積乖離度を算出する第2の算出部と、
    前記算出された累積乖離度を閾値と比較して、前記補機の異常を判定する判定部と、
    を備えたことを特徴とする異常検知システム。
  2. 前記半導体製造装置の稼働状態及び処理条件の少なくとも一方に関する装置情報と前記補機の保守履歴情報との少なくとも一方を取得する取得部をさらに備え、
    前記第2の算出部は、前記算出された乖離度を前記取得された装置情報と保守履歴情報との少なくとも一方に応じた重みで累積乖離度に加算する
    請求項1に記載の異常検知システム。
  3. 前記収集部により互いに異なる複数の時間帯で収集された複数種のパラメータについて前記複数の時間帯のそれぞれの統計量を算出する第3の算出部と、
    前記算出された前記複数の時間帯の統計量のうち抽出ルールを満たす統計量を抽出する抽出部と、
    前記抽出された統計量に対応した複数種のパラメータを用いて前記基準空間を生成する生成部と、
    をさらに備えた
    請求項1又は2に記載の異常検知システム。
  4. 前記第1の算出部は、前記生成部により生成された基準空間からの前記座標点の乖離度を算出し、
    前記第3の算出部は、前記第1の算出部による乖離度の算出が開始された後における複数の時間帯のそれぞれの統計量を算出し、
    前記抽出部は、前記第1の算出部による乖離度の算出が開始された後における複数の時間帯の統計量のうち抽出ルールを満たす統計量を抽出し、
    前記生成部は、前記第1の算出部による乖離度の算出が開始された後における前記抽出された統計量に対応した複数種のパラメータを用いて前記基準空間を更新する
    請求項3に記載の異常検知システム。
  5. 半導体製造装置に付帯する補機の状態に関する複数種のパラメータを収集することと、
    複数種のパラメータについての仮想的な座標空間における前記収集された複数種のパラメータで示される座標点の基準空間からの乖離度を算出することと、
    前記算出された乖離度を累積乖離度に加算して、累積乖離度を更新することと、
    前記更新された累積乖離度を閾値と比較して、前記補機の異常を判定することと、
    前記判定の結果に応じて保守が施された前記補機と前記半導体製造装置とを用いて、半導体デバイスを製造することと、
    を備えた半導体デバイスの製造方法。
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