JP6150763B2 - 食品搬送処理装置及び該食品搬送処理装置を備えた生地成形システム - Google Patents

食品搬送処理装置及び該食品搬送処理装置を備えた生地成形システム Download PDF

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Description

本発明は、多数の食品を搬送すると共に多数の食品の処理を行う食品搬送処理装置及び該食品搬送処理装置を備えた生地成形システムに関する。
従来の食品搬送処理装置を備えた生地成形システムについて説明する。パンの製造に際し生地玉や巻上生地を整形した後、一定時間ねかして休ませる工程がある。この工程を実施するための装置として、生地送りコンベア及び転圧板の間に挟みつつ転圧して巻上生地を整形する整形機において、生地送りコンベアの下方に移送方向が異なる複数のねかしコンベアを敷設するねかしコンベア付き整形機がある(特許文献1)。
また、食品を発酵する、あるいは蒸成するなどの従来の食品搬送処理装置には、複数の食品を搬送方向に搬送する搬送コンベア、上下に対をなす振り分けコンベア、上下に複数段に設けられた処理コンベア、上下に対をなす集合コンベア、及び搬出コンベアを搬送方向に沿って順に配列した食品搬送処理システムがある(特許文献2)。
実開昭55−108887号公報 特開平11−89521号公報
特許文献1に記載されたねかしコンベア付き整形機は、各ねかしコンベアが連続的に駆動している。しかしながら、搬送方向に直交する幅方向に沿って複数個の一群の巻上生地を同時に整形する場合には、幅方向に沿った列上に並ぶことができず乱れる場合があった。これらの巻上生地をねかしコンベアで搬送し、順次下方に位置するねかしコンベアに落下移載すると巻上生地の転動により一群の巻上生地はさらに乱れて並ぶこととなる。また、このような多段のねかしコンベアで生地玉を搬送する場合には、生地玉の形状やコンベアの搬送面への粘着に起因する落下タイミングのずれが生じ、一群の生地玉は幅方向に一列に揃って搬送できないという問題がある。さらに、生地玉が各段に順次落下することにより生地玉にダメージが与えられ、生地玉の表面に不規則な衝撃痕が残る。この衝撃によりその後の成形において形状が一様とならず製品価値を低下させるという問題がある。この落下による問題は、オーバヘッドプルファーと称されるバケット搬送方式のねかしコンベアにおいても生じる。
特許文献2に記載された食品搬送処理システムは、上下に五段に設けられた処理コンベアを上側の三段を第一処理コンベア、下側の二段を第二処理コンベアとし、上側の第一振り分けコンベアから第一処理コンベアへ食品を受け渡し、下側の第二振り分けコンベアから第二処理コンベアへ食品を受け渡して各段の処理コンベアへ複数の食品を搬送する。そして、各段の処理コンベアを所要時間停止して複数の食品を発酵などの処理を行った後、各段の第一処理コンベアから上側の第一集合コンベアへ各段の複数の食品を順次受け渡し、各段の第二処理コンベアから下側の第二集合コンベアへ各段の複数の食品を順次受け渡し、第一集合コンベア及び第二集合コンベアから交互に搬出コンベアへ複数の食品を受け渡して搬送する。
この食品搬送処理システムは、処理コンベアを上下に複数段設けることにより、狭い占有面積で大量の食品を処理できるが、処理コンベアの前後に設けた振り分けコンベア及び集合コンベアの上下機構が、各コンベアの一方の端部を上下動させる構成であるため、搬送面が傾き、転倒しやすい食品は搬送できないという問題がある。また、振り分けコンベア及び集合コンベアの機長を長く設けなければならず、装置全体のコンパクト化が望まれていた。さらに、食品搬送処理システム全体が一方向のみに食品を搬送する構成であるため、上流側の食品の搬送を規準として後続する各コンベアの搬送を制御しなければならず、第一集合コンベア及び第二集合コンベアから搬出される食品が搬出コンベア上で重なり合うなど食品の搬送に問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためのものであって、食品を処理するための処理コンベアを多段に備えた多段コンベアと、前記食品処理コンベアにおける上流側の下方位置に、当該処理コンベアの搬送方向に対して直交する方向へ食品を搬入する搬入コンベアと、前記処理コンベアの下流側の下方位置に、前記搬入コンベアと平行な搬出コンベアと、前記搬入コンベアによって搬入された食品を前記各処理コンベアへ供給するための第一移載コンベアと、前記各処理コンベア上の食品を前記搬出コンベア上へ移載するための第二移載コンベアを備えた食品処理搬送装置であって、前記第一移載コンベアは、前記搬入コンベア上の前記食品を掬い上げ、掬い上げた前記食品を前記各処理コンベアの上流側上へ移載するよう進退自在かつ上下動自在に備えられ、前記第二移載コンベアは、前記処理コンベアの下流側上の前記食品を掬い上げ、掬い上げた前記食品を前記搬出コンベア上へ移載するよう進退自在かつ上下動自在に備えられていることを特徴とする。
また、前記第ニ移載コンベアは、前記第一移載コンベアにより前記多段コンベアの各処理コンベアへ順次供給された前記食品をその順に従って前記搬出コンベアへ供給することを特徴とする。
また、前記第一移載コンベアは、前記各処理コンベアに対し前記食品を前記搬入コンベア上から受け取り前記処理コンベア上に移載する間の所要時間を一定に制御する制御装置を備えていることを特徴とする。
また、前記第二移載コンベアは、前記各処理コンベアに対し前記食品を前記処理コンベア上から受け取り前記搬出コンベア上に移載する間の所要時間を一定に制御する制御装置を備えていることを特徴とする。
また、前記多段コンベアの各処理コンベアは前記食品搬送処理装置のフレームに支持され、各コンベアは後端ローラ、コンベアフレーム、駆動ローラ及びコンベアベルトを備え、前記コンベアフレーム、前記後端ローラ及び前記コンベアベルトは前記フレームに対し着脱容易に備えられ、前記駆動ローラの回転軸の一方の端部が前記フレームに取り付けられ、前記回転軸の他方の端部が前記フレームに軸受部材を介して着脱容易に備えられ、前記回転軸の他方の側において、前記駆動ローラのローラ部の下方に支持ブラケットが備えられたことを特徴とする。
また、前記食品搬送処理装置を備えた生地成形システムであって、前記食品搬送処理装置の上流側に食品を丸める丸め機を備えることを特徴とする。
また、前記食品搬送処理装置を備えた生地成形システムであって、前記食品搬送処理装置の下流側に生地を巻上整形する巻上装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、食品搬送処理装置内の各コンベア間を複数の食品からなる一群の食品が乗り移る際にその列状を乱すことなく搬送でき、上述した従来の問題を解決することができる。
また、食品が乗り移る際に食品に衝撃を与えることなく搬送でき、供給された食品の形状が乱れることがなく、上述した従来の問題を解決することができる。
また、食品搬送処理装置から一群の食品を搬出する際に先の一群の食品に次の一群の食品が重なり合うことなく搬出でき、上述した従来の問題を解決することができる。
本発明の実施形態に係る食品搬送処理装置を備えた生地成形システムの構成を示す正面説明図である。 本発明の実施形態に係る食品搬送処理装置を備えた生地成形システムの構成を示す平面説明図である。 本発明の実施形態に係る食品搬送処理装置の構成を示す側面説明図である。 本発明の実施形態に係る食品搬送処理装置の動作を示す説明図であり、(a)図乃至(f)図は各工程を示す。 本発明の実施形態に係る食品搬送処理装置の構成を示す側面説明図である。 本発明の実施形態に係る食品搬送処理装置の動作を示す説明図であり、(a)図乃至(f)図は各工程を示す。 本発明の実施形態に係る食品搬送処理装置の構成を示す側面説明図である。 本発明の実施形態に係る食品搬送処理装置の構成を示す正面説明図であり、(a)図は図7におけるA−A矢視によるものであり、(b)図は図7におけるB−B矢視によるものである。
本発明の実施形態に係る食品搬送処理装置5及び該食品搬送処理装置5を備えた生地成形システム1について図1乃至図8にて説明する。ここでは、食品としてパン生地を成形する場合について説明する。生地成形システム1は、生地片成形装置2、丸め装置3、食品搬送処理装置5、巻上装置7、及び各装置の動作を制御する制御装置31を備えている。生地片成形装置2は、大きな生地塊から連続する生地帯を成形し、該生地帯から所要の重量の生地片W1を矩形状に切断して矢印Xで示す搬送方向に間欠的に所要の距離ずつ搬送するものである。なお、この間欠搬送する時間的間隔は必ずしも一定ではなく変動する場合がある。
生地片成形装置2の下流側(図1における左側)には丸め装置3が連設されている。この丸め装置3は、搬送コンベア9の上方において水平方向に対向する成形板10をその長手方向が搬送コンベア9の搬送方向Xにほぼ沿って配置されている。該成形板10は、対向する間隔が相対的に下方を狭く、上方を広くするよう形成されている。また、対向する成形板10は、互いに接近離反可能に備えられるとともに、互いに接近する場合には搬送方向Xに沿って互いに反対方向に移動するよう180度の位相差を持って同方向に水平回転可能に備えられている(図2の矢印参照)。そして、対向する成形板10が互いに接近動作する際に、成形板10が生地を両側から挟圧して生地を***させるとともに水平方向に捩じりを付与することにより生地の表面に張りのある表皮を形成しながら生地を丸め成形するものである。
矩形状の生地片W1は、対向する成形板10の間を搬送コンベア9により予め設定された距離ずつ間欠的に送られ、搬送が停止した時に対向する成形板10により1回或いは複数回丸め成形される。そして、次の停止位置にて再び丸め成形される。この丸め成形工程を複数回繰り返すことにより、生地片W1が生地玉W2に丸め成形される。この丸め成形された生地玉W2は、その底面(下面)に生地表皮の集合部Sが形成されている。なお、生地玉W2の底面に生地表皮の集合部Sを形成可能な装置としては、本出願人が特許出願した特許第3054766号に記載した装置も例示することができる。
搬送コンベア9の下流側には、食品搬送処理装置5との間をつなぐ整列コンベア11が備えられている。この整列コンベア11は、搬送コンベア9で長い距離的間隔にて搬送される生地玉W2を受け取り、それらを短い距離的間隔に変更して食品搬送処理装置5に供給するための搬送装置である。整列コンベア11は、二速コンベア11A及び連続コンベア11Bを連設している。二速コンベア11Aは、高速状態で搬送コンベア9から生地玉W2を受け取り、連続コンベア11Bと同じ低速状態に変速して生地玉W2を連続コンベア11Bに搬送するものである。連続コンベア11Bは、所要の速度で連続的に搬送駆動されている。
丸め装置3、詳しくは整列コンベア11の下流側には、食品搬送処理装置5が連設されている。この食品搬送処理装置5は、丸め装置3により成形された生地玉W2を所要時間搬送しながら各種の処理を行う装置である。食品搬送処理装置5は、フレーム6の内部に搬入コンベア12、第一移載コンベア13、多段コンベア14、第二移載コンベア23及び搬出コンベア15を備えている。ここでは、食品搬送処理装置5は、丸め成形された生地玉W2を休めるためのレストコンベアとして説明する。
搬入コンベア12は、整列コンベア11の下流側に直列に配置され、順次搬送される複数の生地玉W2をそれぞれ所要の距離を開けて載置するよう間欠的に搬送するベルトコンベアである。本実施の形態においては、10個の生地玉W2を1群として説明する。また、搬入コンベア12は、後述する多段コンベア14の最下段にある第六処理コンベア46の後端部(上流側端部)の下方に配置されている(図3参照)。
第一移載コンベア13は、搬入コンベア12の搬送左側(図2の紙面において下側)に備えられている。第一移載コンベア13は、搬入コンベア12上に一列に等間隔で並んだ一群の生地玉W2を受け取り、搬入コンベア12の上方に配置された多段コンベア14の各処理コンベア(41乃至46)上に供給する移載装置である。第一移載コンベア13は、コンベアフレーム17、先端プレート18及び後端ローラ19に帯状のコンベアベルト20を掛け回したベルトコンベアである。コンベアベルト20は、その両端をコンベアフレーム17に対し往復動可能に備えられたジョイントプレート21に取り付けられ無端状に形成されている。ジョイントプレート21とコンベアフレーム17の間には、コンベアベルト20を往復回動させる電動式リニアレールのごとき直動式のアクチュエータAC1が取り付けられている。コンベアベルト20の搬送面(上面)は、該アクチュエータAC1のスライダを往復動させることにより正方向及び逆方向(矢印Yで示し水平方向に沿って前後方向)に往復動する。
また、第一移載コンベア13は、装置全体がY方向に沿って前後に往復動可能であり、さらに、矢印Zで示す方向に沿って上下に昇降可能に備えられている。第一移載コンベア13は、ベースプレート24に支持されている。このベースプレート24は、昇降フレーム22にアクチュエータAC2を介して支持されている。このアクチュエータAC2のスライダを水平方向に往復動することにより第一移載コンベア13は前後に往復動することができる。
昇降フレーム22は、直動式のアクチュエータAC3に取り付けられている。アクチュエータAC3は、例えば、ボールネジ式のリニアレールであって、サーボモータのごとき制御モータM1に連動連結されたボールネジに移動自在に螺合されたスライダを備えたものであり、制御モータM1の出力軸を正逆に回動することによりスライダを上下方向に往復動するものである。このスライダに昇降フレーム22を取り付けることにより、昇降フレーム22及び第一移載コンベア13は、制御モータM1の回転駆動に応じて昇降可能に備えられる。
次に、第一移載コンベア13の基本的な動作について図4を用いて説明する。説明の都合上、第一移載コンベア13が搬入コンベア12の側方において搬入コンベア12から最も離れた位置に待機した状態を初期位置とする(図4(a)参照)。搬入コンベア12上に一群の生地玉W2が一列に並んで停止したときを起点として、アクチュエータAC2を駆動して第一移載コンベア13を矢印P1の方向(Y方向)に水平移動(前進と称す)し、それと共に、アクチュエータAC1を駆動させジョイントプレート21を矢印P1と反対の方向(反Y方向)に移動させて、コンベアベルト20を反時計回りに回転する。そして、第一移載コンベア13のコンベア先端部分13Aが生地玉W2の下面と搬入コンベア12の搬送面(上面)との間に入り込み、コンベアベルト20の上面20Aに生地玉W2を掬い上げて受け取る(図4(b)参照)。
このとき、移載コンベア13のY方向への移動速度の大きさと移載コンベア13内でのコンベアベルト20の搬送面20Aの反Y方向への移動速度の大きさを同じにすることにより、生地玉W2に対してコンベアベルト20の搬送面20Aは移動することなくコンベアベルト20の先端部分(第一移載コンベア13の先端部分13A)が生地玉W2の下面に入り込むことが可能となる。なお、第一移載コンベア13の前後への移動速度及びコンベアベルト20の回動速度は個別に調整可能であり、生地玉W2が小さいなどの原因によりコンベア先端に乗り移り難い場合には、コンベアベルト20の搬送面20Aの移動速度を上述より大きく設定することにより対応することも可能である。また、第一移載コンベア13の先端に対する生地玉W2の中心の載置位置は、載置する食品の大きさや多段コンベア14上での各食品の間隔に応じて設定可能である。
生地玉W2を掬い上げた第一移載コンベア13は、図4(b)で示す矢印P2の方向(反Y方向)に後退し初期位置に戻る(図4(c)参照)。ここでは、第一移載コンベア13が前記起点から生地玉W2を掬い上げ初期位置に戻るまでの工程を移乗工程と称し、この時間を移乗工程時間TAと称す。そして、矢印P3の方向(Z方向)に上昇し多段コンベア14に備えられた処理コンベア41乃至46のうちの選択されたいずれかの処理コンベアの搬送面位置より高い位置にて停止する(図4(d)参照)。ここでは、初期位置から上昇して停止するまでの工程を上昇工程と称し、この時間を上昇工程時間TBと称す。そして、その上昇位置にて所要時間停止する。ここでは、上昇位置停止工程と称し、この時間を上昇位置停止工程時間TCと称す。その後、矢印P4で示す水平方向へ前進し、第一移載コンベア13のコンベア先端部分13Aが第一処理コンベア41の搬送面の上方に位置したところで停止する(図4(e)参照)。なお、第一移載コンベア13が生地玉W2を掬い上げ反Y方向に後退する際に、Z方向へ上昇する動作を上昇動作の初期において重畳することも可能であり、このような動作をさせることにより整列コンベア11側から搬送される次の生地玉W2と第一移載コンベア13との干渉を抑制することができ、全体としての処理速度を速めることが可能となる。
そして、第一移載コンベア13は、矢印P5で示す方向(反Y方向)に水平移動(後退と称す)しながら、ジョイントプレート21をコンベアプレート17に対し矢印Yの方向に移動してコンベアベルト20の搬送面20Aを矢印P5と反対の方向(Y方向)に移動させ、コンベアベルト20を時計回りに回転する。このとき、移載コンベア13の反Y方向への移動速度の大きさと移載コンベア13内でのコンベアベルト20の搬送面20AのY方向への移動速度の大きさを同じにすると、生地玉W2は水平方向に移動することなく、第一移載コンベア13が生地玉W2の下方から引き抜かれ、生地玉W2は第一移載コンベア13の先端部分13Aから落下して対応する処理コンベアの搬送面上に移載される。第一移載コンベア13は、前記初期位置と同じ水平方向の位置まで後退する(図4(f)参照)。ここでは、第一移載コンベア13が前進し、後退が終了するまでの工程を移載工程と称し、この時間を移載工程時間TDと称す。
第一移載コンベア13は、矢印P6で示す方向(反Z方向)に降下して初期位置に戻り停止する。ここでは、下降工程と称し、この時間を下降工程時間TEと称す。第一移載コンベア13は、初期位置にて次の一群の生地玉W2が揃うまで待機する。ここでは、待機工程と称し、この時間を待機工程時間TFと称す。この一連の工程を1サイクルとする。この一連の工程を後述する多段コンベア14の最上段の第一処理コンベア41から最下段の第六処理コンベア46に対し順に繰り返し、再び最上段から繰り返すことにより各処理コンベアに一群の生地玉W2を供給することができる。
本実施の形態にかかる第一移載コンベア13は、上記各工程において、移乗工程時間TA、移載工程時間TDは同一となるよう動作を制御している。しかし、第一移載コンベア13の上昇工程時間TBは、初期位置から多段コンベア14の各処理コンベア41乃至46までの対応する位置までの距離(高さ)に起因して変動することとなる。つまり、第一処理コンベア41までの上昇工程時間TBが最も長く、第六処理コンベア46までの上昇工程時間TBが最も短くなる。
そこで、移乗工程、上昇工程、上昇位置停止工程、及び移載工程にかかる合計時間、つまり、第一移載装置13が搬入コンベア12上の生地玉W2を受け取り、選択された処理コンベア(41乃至16)上に供給する間の所要時間が一定となるよう上昇位置停止工程時間TCを上昇工程時間TBに応じた時間に制御する。つまり、何れの処理コンベアに生地玉W2を供給する場合であっても、上昇工程及び上昇位置停止工程にかかる合計した所要時間を一定に制御する。なお、上昇工程時間TBは、経験則に基づき設定することが可能であり、制御装置31に予め設定しておくことにより対応する上昇位置停止時間TCが演算処理装置33により算出されよう制御されてもよい。
上述のように、第一移載コンベア13が搬入コンベア12上の生地玉W2を受け取り、選択された処理コンベア(41乃至16)上に前記生地玉W2を供給する間の所要時間を一定とすることにより、先の処理コンベアに供給された先の一群の生地玉W2と、次の処理コンベアに供給された次の一群の生地玉W2との間隔が概ね一定となり、後述する第二移載コンベアにて処理コンベアの下流端側から一群の生地玉W2を順に受け取る際に時間的に充分な間隔が維持でき、第二移載コンベア23の動作を安定したものとすることができる。
多段コンベア14は、上方から第一処理コンベア41乃至第六処理コンベア46の6段のベルトコンベアにより構成されている。これらの処理コンベア41乃至46の構成は大部分にて共通するものである。また、これらの処理コンベアの搬送方向は、Y方向(図2において上方向、図5において右方向)である。また、各処理コンベア41乃至46のコンベア長さは同じであり、上下の間隔を一定に配置されている。
第一処理コンベア41の構成について説明する。第一処理コンベア41は、後端ローラ51、先端ローラとしての駆動ローラ52、コンベアフレーム53及び無端状のコンベアベルト59を備えている。駆動ローラ52は、フレーム6に回転自在に軸支されている。詳述すると、駆動ローラ52の回転軸52Bの一方(図8(a)において右側)の端部にはスプロケット47が取り付けられ、チェーンによる動力伝達機構48を介して制御モータM2に連動連結されている。この制御モータM2の出力軸には、歯車列の動力伝達機構37を介してエンコーダ39が連動連結されている。このエンコーダ39は、各処理コンベアに供給された各一群の生地玉W2の各処理コンベア上での位置情報に関連付けられた信号を制御装置31に発信するものである。
駆動ローラ52の回転軸52Bの他方(図8(a)において左側)の端部は、軸受部材49に軸支される。この軸受部材49は、フレーム6に取り付けられたブラケットFLに着脱自在に係止されている。この係合機構は、軸受部材49に形成されただるま形状の係合孔49AにブラケットFLに取り付けたネジ部材による係合部材50を挿入して係合するものである。さらに、ブラケットFLの内側には、軸受部材49を駆動ローラ52の回転軸51Bから外した際(図8(a)参照)に駆動ローラ52のローラ部52Aの端部を支持する支持ブラケット38が取り付けられている。この支持ブラケット38は、駆動ローラ52が軸受部材49に支持される際には、ローラ部52Aに対し僅かな隙間を開ける位置に取り付けられている。そして、コンベアベルト59を駆動ローラ52に着脱する際には、駆動ローラ52と支持ブラケット38との間からコンベアベルト59を抜き差しできる。
後端ローラ51は、フレーム6に取り付けられたブラケットBR及びブラケットBLに形成されたL型の溝57に着脱自在に支持されている。そして、コンベアベルト59は後端ローラ51、コンベアフレーム53及び駆動ローラ52に掛け回されている。溝57から外側に突出した後端ローラ51の回転軸51Bは、トグルクランプ58により搬送方向Yと反対の上流側に向かって押される構成である。コンベアベルト59はトグルクランプ58の操作によりその張りを強め、あるいは、緩めることができる。
コンベアフレーム53は第一コンベア41の幅方向の両側(図2における左右)にサイドフレーム54を備えている。一方のサイドフレーム54は、ブラケットBR及びフレーム6に取り付けられたブラケットFRに着脱自在に係合されている。また、他方のサイドフレーム54は、ブラケットBL及びフレーム6に取り付けられたブラケットFLに着脱自在に係合されている。そして、両方のサイドフレーム54の間に複数本のスパンフレーム55が係合されている(図8(b)参照)。スパンフレーム55は断面コの字状に折り曲げられた部材であり、その両端部に形成された切欠き55Aがサイドフレーム54の溝部54Aに係合されている。
上記説明から理解できるように、第一処理コンベア41は、駆動ローラ52以外の構成は、スパナ等の工具を用いることなく、生地処理装置5に対する着脱が容易に行えるものである。また、コンベアベルト59などの取り外した各構成部品の洗浄も容易となり衛生管理上優れたものである。
第二処理コンベア42乃至第六処理コンベア46は、第一処理コンベア41と同様な構成である。そして、第一処理コンベア41のスプロケット47から第六処理コンベア46のスプロケット47までを同一の方向に回転駆動するよう動力伝達機構48を介して制御モータM2に連動連結されている。そして、第一処理コンベア41乃至第六処理コンベア46は、一定の搬送速度で生地玉W2をY方向に向かって上流側(供給側)から下流側(排出側)へと一定の速度で搬送する。この搬送速度は、生地玉W2を各処理コンベアで搬送する時間を制御装置31に設定することにより演算処理装置33にて算出されるものである。
各処理コンベアの上流端側に第一移載コンベア13から供給される生地玉W2の移載位置をG1とすると、生地玉W2は、所要の時間(例えば、30分)の経過後、その処理コンベアの下流端側にて後述する第二移載コンベア23にて受け取られる。この受け取り位置をG2とする。前記エンコーダ39は、第一移載コンベア13が生地玉W2を移載位置G1に移載したときに制御装置31に信号を発信する。制御装置31は、その移載時期と処理コンベアの番号を演算処理装置33に入信して、第二移載装置23が受け取り位置G2にてその生地玉W2を受け取る時期を算出する。そして、制御装置21は、その演算結果に基づき第二移載コンベア23の動作を制御する。
第二移載コンベア23は、各処理コンベア(41乃至46)により搬送された一群の生地玉W2を受け取り、後述する搬出コンベア15上に移す移載装置である。第二移載コンベア23は、装置全体がY方向に沿って前後に往復動可能であり、さらに、矢印Zで示す方向に沿って上下に昇降可能に備えられている。第二移載コンベア23は、第一移載コンベア13とほぼ同様な構成であるので同一の機能を有する構成については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。第二移載コンベア23は、多段コンベア14の下流側に設けられた昇降フレーム22に取り付けられている。そして、昇降フレーム22は、サーボモータM3の回転駆動に応じて昇降可能に備えられている。
搬出コンベア15は、多段コンベア14に構成される第六処理コンベア46の先端部(下流側)の下方に配置されている。搬出コンベア15は、搬入コンベア12と搬送方向を同一とするよう平行に設けられている。また、搬出コンベア15の搬送面の高さは、搬入コンベア12の搬送面と同一に設けられている。搬出コンベア15は、第二移載コンベア23から移載された一群の生地玉W2を受け取り、後続する巻上装置7に搬送するベルトコンベアである。
次に、第二移載コンベア23の基本的な動作について図6を用いて説明する。説明の都合上、第二移載コンベア23が搬出コンベア15の側方において搬出コンベア15から最も離れた位置に待機した状態を初期位置とする(図6(a)参照)。第二移載コンベア23は、矢印P11の方向(Z方向)に上昇し多段コンベア14に備えられたコンベア41乃至46のうちの選択されたいずれかの処理コンベアの搬送面位置より高い位置にて停止する(図6(b)参照)。ここでは、第二移載コンベア23が初期位置から上昇して停止するまでの工程を上昇工程と称し、この時間を上昇工程時間THと称す。
そして、アクチュエータAC2を駆動して第二移載コンベア23を矢印P12の方向(反Y方向)に水平移動(前進と称す)し、それと共に、アクチュエータAC1を駆動させジョイントプレート21を矢印P12と反対の方向(Y方向)に移動させて、コンベアベルト20を時計回りに回転する。そして、第二移載コンベア23のコンベア先端部分23Aが生地玉W2の下面と対応する処理コンベアの搬送面(上面)との間に入り込み、コンベアベルト20の上面に生地玉W2を掬い上げて受け取る(図6(c)参照)。
このとき、第二移載コンベア23の反Y方向への移動速度の大きさと第二移載コンベア23内でのコンベアベルト20の搬送面20AのY方向への移動速度の大きさを同じにすることにより、生地玉W2に対してコンベアベルト20の搬送面20Aは移動することなくコンベアベルト20の先端部分(第二移載コンベア23の先端部分23A)が生地玉W2の下面に入り込むことが可能となる。なお、第二移載コンベア23の前後への移動速度及びコンベアベルト20の回動速度は個別に調整可能である。また、第二移載コンベア23の先端に対する生地玉W2の中心の載置位置は、載置する食品の大きさや多段コンベア14上での各食品の間隔に応じて設定可能である。生地玉W2を掬い上げた第二の移載装置23は、矢印P13の方向(Y方向)に移動して上記初期位置と同じ水平方向の位置まで後退する(図6(d)参照)。ここでは、第二移載コンベア23が前進し、後退が終了するまでの工程を移乗工程と称し、この時間を移乗工程時間TIと称す。
第二移載コンベア23は、矢印P14の方向(反Z方向)に下降して上記初期位置に戻る(図6(e)参照)。ここでは、下降工程と称し、この時間を下降工程時間TJと称す。そして、その下降位置(初期位置)にて所要時間停止する。ここでは、下降位置停止工程と称し、この時間を下降位置停止工程時間TKと称す。その後、第二の移載装置23は、矢印P15で示す水平方向(反Y方向)へ前進し、第二移載コンベア23のコンベア先端部分23Aが搬出コンベア15の搬送面の上方に位置したところで停止する(図6(f)参照)。
そして、第二の移載装置23は、矢印P16で示す方向(Y方向)に水平移動(後退と称す)しながら、ジョイントプレート21をコンベアプレート17に対し矢印Yの方向に移動してコンベアベルト20の搬送面20Aを矢印P16と反対の方向(反Y方向)に移動させ、コンベアベルト20を反時計回りに回転する。このとき、第二移載コンベア23のY方向への移動速度の大きさと第二移載コンベア23内でのコンベアベルト20の搬送面20Aの反Y方向への移動速度の大きさを同じにすると、生地玉W2は水平方向に移動することなく、第二移載コンベア23が生地玉W2の下方から引き抜かれ、生地玉W2は第二移載コンベア23の先端部分23Aから落下して搬出コンベア15の搬送面上に移載される。第二移載コンベア23は、矢印Yの方向に水平移動し上記初期位置(図6(a)参照)に戻る。ここでは、第二移載コンベア23が前進し、後退が終了するまでの工程を移載工程と称し、この時間を移載工程時間TLと称す。
第二移載コンベア23は、初期位置にて次の一群の生地玉W2を受け取りにいくまで待機する。ここでは、待機工程と称し、この時間を待機工程時間TMと称す。この一連の工程を1サイクルとする。この一連の工程を多段コンベア14の第一処理コンベア41乃至第六処理コンベア46に対して順次繰り返すことにより一群の生地玉W2を搬出コンベア15に安定して供給することができる。
本実施の形態にかかる第二移載コンベア23の動作では、上記各工程において、移乗工程時間TI、移載工程時間TLは同一となるよう動作を制御している。しかし、第二移載コンベア23の下降工程時間TJは、多段コンベア14の各処理コンベア41乃至46に対応する位置から初期位置までの距離(高さ)に起因して変動することとなる。つまり、第一処理コンベア41からの下降工程時間TJが最も長く、第六処理コンベア46からの下降工程時間TJが最も短くなる。そこで、移乗工程、下降工程、下降位置停止工程、及び移載工程にかかる所要時間が一定となるよう下降位置停止工程時間TKを下降工程時間TJに応じた時間に制御する。
つまり、第二移載コンベア23が何れの処理コンベアから生地玉W2を移乗して搬出コンベア15に供給する場合であっても、下降工程及び下降位置停止工程にかかる合計した所要時間を一定に制御する。このように制御することにより、搬出コンベア15に移載される一群の生地玉W2が次に移載される別の一群の生地玉W2と重なりあうことがなくなり、安定した生地玉W2の搬送が可能となる。なお、下降工程時間TJは、経験則に基づき設定することが可能であり、制御装置31に予め設定しておくことにより対応する下降位置停止時間TKが演算処理装置33により算出される。
上記説明から理解できるように、食品搬送処理装置内の各コンベア間を複数の食品からなる一群の食品が乗り移る際にその列状を乱すことないため、食品の安定した搬送が可能となる。また、食品が乗り移る際に、食品のコンベアなどへの粘着が抑制でき、また、反転落下などにより食品に衝撃を与えることなく搬送できるため、供給された食品の形状が乱れることがなく、後続する処理工程において食品形状が安定して成形される。
食品搬送処理装置5の下流側、詳しくは、搬出コンベア15の下流側には整列コンベア16が連設されている。整列コンベア16は、搬出コンベア15の搬送動作に同期して搬送動作して一群の生地玉W2を受け入れた後、間欠搬送を開始する。整列コンベア16の下流側には巻上装置7が連設されている。巻上装置7は、搬入コンベア81、ゲージローラ83、整形コンベア85、カールネット87及び転圧板89を備えている。
搬入コンベア81は、整列コンベア16の下流側に連設され、整列コンベア16から生地玉W2が間欠的に供給される。搬入コンベア81の下流側にはゲージローラ83が連設される。このゲージローラ83は、上下に対向して配置される1対の回転ローラからなり、対向する面において搬送方向Xに回転するよう互いに反対方向に回転する。また、各ローラ83A及び83Bの間隙は調整可能に備えられている。このゲージローラ83を通過することにより生地玉W2は、薄片状の生地シートW3に延展される。
ゲージローラ83の下流側にはベルトコンベアである整形コンベア85が連設されている。また、この整形コンベア85の上方には、上流側にカールネット87が備えられ、その下流側に転圧板89が備えられている。生地シートW3は整形コンベア85に搬送され、すだれ状のカールネット87により巻き上げられ、そして、転圧板により強めに巻き上げられ、細い棒状の巻上生地W4が整形される。このとき、巻上装置7に供給される生地玉W2の集合部Sは、生地玉W2の上面側に位置することが望ましく、例えば、整列コンベア16の搬送面を搬入コンベア81の搬送面より高く配置して両コンベア間に段差を設けることにより整列コンベア16から搬入コンベア81へ乗り移る際に生地玉W2の上下面を反転させることができる。
また、例えば、バンズなどの製品を製造する場合には、生地玉W2を扁平化して巻き上げるなどの二次成形をすることなく、展板上に多行多列に配列する配列装置や、オーブンなどの熱処理装置を食品搬送処理装置5の下流側に備えることも可能である。この場合、食品搬送処理装置5の搬出コンベア15から搬送される生地玉W2の下面側(底部)に集合部Sを位置させることが望ましい。
本発明の実施の形態に係る食品搬送処理装置の説明は概ね上記のとおりであるが、これに限らず特許請求の範囲において種種の変更が可能である。例えば、食品搬送処理装置5に供給する生地を生地玉W2として説明したが、薄片状の生地シートW3を巻き上げた巻上生地W4などにおいても使用することが可能であり、巻上生地W4を休ませながら搬送することが可能である。この場合、巻上生地W4が各移載コンベアに移載される際に、移載コンベア上に載らずに転がることを予防するため多少扁平状に押圧されていることが望ましい。この他、種種の形状の生地を搬送し、レストコンベア、ホイロ、スチーマなどとしての食品処理搬送装置として適用することができる。
1 生地成形システム
2 生地片成形装置
3 丸め機
5 食品搬送処理装置、レストコンベア
6 フレーム
7 巻上装置
12 搬入コンベア
13 第一移載コンベア
14 多段コンベア
15 搬出コンベア
23 第二移載コンベア
41 第一処理コンベア
42 第二処理コンベア
43 第三処理コンベア
44 第四処理コンベア
45 第五処理コンベア
46 第六処理コンベア
51 後端ローラ
52 駆動ローラ
53 コンベアフレーム
59 コンベアベルト
AC1〜AC3 アクチュエータ
M1〜M3 制御モータ
W1 生地片
W2 生地玉
W3 生地シート
W4 巻上生地

Claims (7)

  1. 食品を処理するための処理コンベアを多段に備えた多段コンベアと、
    前記食品処理コンベアにおける上流側の下方位置に、当該処理コンベアの搬送方向に対して直交する方向へ食品を搬入する搬入コンベアと、
    前記処理コンベアの下流側の下方位置に、前記搬入コンベアと平行な搬出コンベアと、
    前記搬入コンベアによって搬入された食品を前記各処理コンベアへ供給するための第一移載コンベアと、
    前記各処理コンベア上の食品を前記搬出コンベア上へ移載するための第二移載コンベアを備えた食品処理搬送装置であって、
    前記第一移載コンベアは、前記搬入コンベア上の前記食品を掬い上げ、掬い上げた前記食品を前記各処理コンベアの上流側上へ移載するよう進退自在かつ上下動自在に備えられ、
    前記第二移載コンベアは、前記処理コンベアの下流側上の前記食品を掬い上げ、掬い上げた前記食品を前記搬出コンベア上へ移載するよう進退自在かつ上下動自在に備えられていることを特徴とする食品処理搬送装置。
  2. 請求項1に記載の食品搬送処理装置であって、
    前記第ニ移載コンベアは、前記第一移載コンベアにより前記多段コンベアの各処理コンベアへ順次供給された前記食品をその順に従って前記搬出コンベアへ供給することを特徴とする食品搬送処理装置。
  3. 請求項2に記載の食品搬送処理装置であって、
    前記第一移載コンベアは、前記各処理コンベアに対し前記食品を前記搬入コンベア上から受け取り前記処理コンベア上に移載する間の所要時間を一定に制御する制御装置を備えていることを特徴とする食品搬送処理装置。
  4. 請求項2に記載の食品搬送処理装置であって、
    前記第二移載コンベアは、前記各処理コンベアに対し前記食品を前記処理コンベア上から受け取り前記搬出コンベア上に移載する間の所要時間を一定に制御する制御装置を備えていることを特徴とする食品搬送処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の食品搬送処理装置であって、前記多段コンベアの各処理コンベアは前記食品搬送処理装置のフレームに支持され、各コンベアは後端ローラ、コンベアフレーム、駆動ローラ及びコンベアベルトを備え、前記コンベアフレーム、前記後端ローラ及び前記コンベアベルトは前記フレームに対し着脱容易に備えられ、前記駆動ローラの回転軸の一方の端部が前記フレームに取り付けられ、前記回転軸の他方の端部が前記フレームに軸受部材を介して着脱容易に備えられ、前記回転軸の他方の側において、前記駆動ローラのローラ部の下方に支持ブラケットが備えられたことを特徴とする食品搬送処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の食品搬送処理装置を備えた生地成形システムであって、前記食品搬送処理装置の上流側に食品を丸める丸め機を備えることを特徴とする生地成形システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の食品搬送処理装置を備えた生地成形システムであって、前記食品搬送処理装置の下流側に生地を巻上整形する巻上装置を備えたことを特徴とする生地成形システム。
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