JP6149468B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録シートを熱定着するための定着装置に関する。
従来、定着装置として、エンドレスベルトと、エンドレスベルトの内側に配置されるニップ部材と、ニップ部材との間でエンドレスベルトを挟む加圧ローラとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。具体的に、この技術では、ニップ部材のエンドレスベルトとの接触面は、エンドレスベルトの軸方向における中央部が両端部よりも加圧ローラ側に凸となるコンベックス形状となるように加工されており、これにより、記録シートに皺が発生するのを抑えることが可能となっている。
特許第3817482号公報
しかしながら、従来技術では、ニップ部材のエンドレスベルトとの接触面を加工することでニップ部材の中央部の突出量を直接調節しなければならないので、寸法精度を出しにくく、突出量の誤差が大きくなるといった問題がある。
そこで、本発明は、ニップ部材の中央部の突出量の誤差を小さくすることができる定着装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る定着装置は、ニップ部材と、内周面と外周面とを含み、前記内周面が前記ニップ部材に対して摺動方向に摺動するように構成されたエンドレスベルトと、前記ニップ部材との間で前記エンドレスベルトを挟むように構成され、前記エンドレスベルトとの間でニップを規定するように構成された回転体と、前記ニップ部材を挟んで前記ニップの反対側に配置されたステイであって、前記ニップ部材を支持する第1支持面と、前記第1支持面から前記摺動方向の下流側に離れて位置するとともに前記ニップ部材を支持する第2支持面と、を有するステイと、を備える。
前記第1支持面は、前記摺動方向の下流側に位置する第1下流端と、前記摺動方向の上流側に位置する第1上流端とを有する。
前記第2支持面は、前記摺動方向の下流側に位置する第2下流端と、前記摺動方向の上流側に位置する第2上流端とを有する。
前記第1下流端は、前記回転体の軸線方向における一端側にある第1部位と、中央側にある第2部位と、他端側にある第3部位とを有する。
前記第2上流端は、前記軸線方向における一端側にある第4部位と、中央側にある第5部位と、他端側にある第6部位とを有する。
前記第2部位から前記第5部位までの前記摺動方向における距離が第1距離であり、前記第1部位から前記第4部位までの前記摺動方向における距離が前記第1距離よりも大きな第2距離であり、前記第3部位から前記第6部位までの前記摺動方向における距離が前記第1距離よりも大きな第3距離となっている。
この構成によれば、第1下流端および第2上流端の中央部間(第2部位と第5部位間)の距離よりも両端部間(第1部位と第4部位間および第3部位と第6部位間)の距離を大きくすることで、ニップ部材の両端部を中央部よりも撓みやすくすることができるので、ニップ部材の中央部を両端部よりも回転体側に突出させることができる。また、このように第1下流端から第2上流端までの摺動方向における距離を軸方向で異なるように調整してニップ部材の中央部の突出量を間接的に調整する場合には、従来のようにニップ部材のエンドレスベルトとの接触面を加工してニップ部材の中央部の突出量を直接調節するものに比べ、突出量の誤差を小さくすることができる。
また、前記した構成において、前記第1部位、前記第2部位、前記第3部位、前記第4部位、前記第5部位および前記第6部位を、記録シート幅内に配置してもよい。
これによれば、記録シート幅内にて、ニップ部材の形状を中央部が回転体側に向けて凸となるコンベックス形状とすることができるので、記録シートに皺が発生するのを良好に抑えることができる。
また、前記した構成において、前記第1部位および前記第4部位は、前記軸線方向において、記録シートの搬送中心線から55mm以上、かつ、107mm以内の範囲内に配置され、前記第3部位および前記第6部位は、前記軸線方向において、記録シートの搬送中心線から55mm以上、かつ、107mm以内の範囲内に配置されていてもよい。
また、前記した構成において、前記第1支持面の前記第1下流端と前記第2支持面の前記第2上流端との前記摺動方向における距離についての前記軸線方向に沿った分布を、記録シートの搬送中心線に対して対称としてもよい。
これによれば、例えば第1下流端と第2上流端との摺動方向における距離についての軸線方向に沿って分布が搬送中心線に対して対称でない構成と比べ、記録シートを搬送中心線に沿った方向に真っ直ぐ搬送することができる。
また、前記した構成において、前記記録シート幅は、176mmであってもよいし、215.9mmであってもよいし、210mmであってもよい。
また、前記した構成において、前記第2上流端は、前記第5部位が前記第4部位および前記第6部位よりも前記上流側に位置するように構成されていてもよい。
また、前記した構成において、前記第2上流端は、前記上流側へ凸となるコンベックス形状を有していてもよい。
また、前記した構成において、前記第2上流端は、前記第2下流端に沿っていてもよい。
これによれば、プレス加工で第2支持面の形状を作ることができる。
また、前記した構成において、前記第1下流端は、前記第2部位が前記第1部位および前記第3部位よりも前記下流側に位置するように構成されていてもよい。
また、前記した構成において、前記第1下流端は、前記下流側へ凸となるコンベックス形状を有していてもよい。
また、前記した構成において、前記第1下流端は、前記第1上流端に沿っていてもよい。
これによれば、プレス加工で第1支持面の形状を作ることができる。
また、前記した構成において、前記ステイは、プレス加工により形成することができる。
また、前記した構成において、前記第1下流端と前記第2上流端は、最小記録シート幅内において前記軸線方向に平行に形成することができる。
これによれば、例えば第1下流端と第2上流端が最小記録シート幅内において軸線方向に平行でない構成に比べ、最小幅の記録シートを摺動方向に真っ直ぐ搬送することができる。
また、前記した構成において、前記回転体は、前記軸線方向における一端部、中央部および他端部を有し、少なくとも定着時において、前記一端部および前記他端部の外径が前記中央部の外径よりも大きくなるように構成されたローラであってもよい。
また、前記した構成において、前記ローラは、前記一端部および前記他端部の外径が前記中央部の外径よりも大きいローラであってもよい。
また、前記した構成において、前記第1下流端の前記第1部位および前記第3部位よりも前記下流側で、かつ、前記第2上流端の前記第4部位および前記第6部位よりも前記上流側に位置するように、前記ニップが規定されていてもよい。
これによれば、例えばニップが第1下流端の各端部よりも上流側または第2上流端の各端部よりも下流側にはみ出すように形成される構成に比べ、ニップ部材の両端部を良好に撓ませることができるので、ニップ部材の中央部の突出量を良好に調節することができる。
なお、前述した各構成では、第1下流端の各端部(第1部位および第3部位)から第2上流端の各端部(第4部位および第6部位)までの距離を第1距離よりも大きな距離にしたが、本発明はこれに限定されず、少なくとも第1下流端の一端部(第1部位)から第2上流端の一端部(第4部位)までの距離を第1距離よりも大きな第2距離にすれば、各他端部間の距離はどのように設定してもよい。
本発明によれば、ニップ部材の中央部の突出量の誤差を小さくすることができる。
本発明の一実施形態に係る定着装置を備えたレーザプリンタの概略構成を示す図である。 定着装置の断面図である。 ハロゲンランプ、ニップ板、反射板、加圧ローラおよびステイを示す斜視図である。 第1支持面および第2支持面の関係を示す図(a)と、図4(a)のI−I断面図(b)と、図4(a)のII‐II断面図(c)と、図4(c)のIII−III断面図(d)である。 ステイの変形例1を示す図である。 ステイの変形例2を示す図である。 ステイの変形例3を示す図(a)〜(c)である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、本発明の一実施形態に係る定着装置100を備えたレーザプリンタ1の概略構成について説明した後、定着装置100の詳細な構成について説明する。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体筐体2内に、記録シートの一例としての用紙Pを供給する給紙部3と、露光装置4と、用紙P上にトナー像を転写するプロセスカートリッジ5と、用紙P上のトナー像を熱定着する定着装置100とを主に備えている。
なお、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下を「上下」とする。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、用紙Pを収容する給紙トレイ31と、用紙Pの前側を持ち上げる用紙押圧板32と、給紙ローラ33と、給紙パット34と、紙粉取りローラ35,36と、レジストローラ37とを主に備えている。給紙トレイ31内の用紙Pは、用紙押圧板32によって給紙ローラ33に寄せられ、給紙ローラ33と給紙パット34によって1枚ずつ分離され、紙粉取りローラ35,36およびレジストローラ37を通ってプロセスカートリッジ5に向けて搬送される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、図示しないレーザ発光部と、回転駆動するポリゴンミラー41と、レンズ42,43と、反射鏡44,45,46とを主に備えている。露光装置4では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光が、ポリゴンミラー41、レンズ42、反射鏡44,45、レンズ43、反射鏡46の順に反射または通過して、感光体ドラム61の表面で高速走査される。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と、現像ユニット7とから構成されている。
ドラムユニット6は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63とを主に備えている。また、現像ユニット7は、ドラムユニット6に対して着脱可能に装着される構成となっており、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、トナーを収容するトナー収容部74とを主に備えている。
プロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に帯電された後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部74内のトナーは、供給ローラ72を介して現像ローラ71に供給され、現像ローラ71と層厚規制ブレード73の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。
現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム61と転写ローラ63の間を用紙Pが搬送されることで感光体ドラム61上のトナー像が用紙P上に転写される。
定着装置100は、プロセスカートリッジ5の後方に設けられている。用紙P上に転写されたトナー像は、定着装置100を通過することで用紙P上に熱定着される。トナー像が熱定着された用紙Pは、搬送ローラ23,24によって排紙トレイ22上に排出される。
<定着装置の詳細構成>
図2および図3に示すように、定着装置100は、エンドレスベルトの一例としての定着ベルト110と、ハロゲンランプ120と、ニップ部材の一例としてのニップ板130と、反射板140と、回転体の一例としての加圧ローラ150と、ステイ160とを備えている。なお、図3においては、便宜上、加圧ローラ150の左右方向の長さをニップ板130よりも短く図示しているが、実際には、加圧ローラ150の左右方向の長さは、ニップ板130と略同じとなっている(図4(d)参照)。
定着ベルト110は、耐熱性と可撓性を有する無端状のベルトであり、ステンレス鋼等の金属からなる金属素管と、その金属素管を被覆するフッ素樹脂層とを有する。定着ベルト110は、ニップ板130に摺動する内周面111と、加圧ローラ150に摺動する外周面112とを有している。
内周面111は、ニップ板130に対して後方(摺動方向)に摺動するようになっている。ここで、内周面111のニップ板130に対する摺動方向は、内周面111がニップ板130の前後方向における各部位と摺動する方向の平均的な方向をいい、本実施形態では前後方向に沿った方向であり、かつ、前側から後側に向かう方向をいう。言い換えると、摺動方向は、ニップNPの加圧ローラ150の回転方向上流端から回転方向下流端に向かう方向をいう。
なお、定着ベルト110は、金属素管と、フッ素樹脂層との間にゴム層を有していてもよい。
発熱体の一例としてのハロゲンランプ120は、ニップ板130および定着ベルト110を加熱することで、用紙P上のトナーを加熱する輻射熱を発する発熱体であり、定着ベルト110の内側において定着ベルト110およびニップ板130の内面から所定の間隔をあけて配置されている。ハロゲンランプ120は、ニップ板130を介して定着ベルト110を間接的に加熱している。
ニップ板130は、左右方向に延びる長尺状の部材であり、略平板状に形成され、筒状の定着ベルト110の内周面111に摺接するように配置されている。そして、このニップ板130は、ハロゲンランプ120から受けた輻射熱を定着ベルト110を介して用紙P上のトナーに伝達する。
このニップ板130は、後述するスチール製のステイ160より熱伝導率が大きい、例えば、アルミニウム板などの金属板などで平面状に構成されている。そして、このニップ板130は、撓み変形可能な程度の厚みで形成されている。ニップ板130の定着ベルト110の内周面と接触する面は、金属酸化膜やフッ素樹脂層で被覆されていてもよい。また、ニップ板120の板厚は、0.1〜3.0mmでもよいし、0.3〜2.0mmでもよいし、0.1〜1.0mmでもよい。
反射板140は、ハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130に向けて反射する部材である。反射板140は、定着ベルト110の内側、より具体的には、ハロゲンランプ120と後述するステイ160の間においてハロゲンランプ120を取り囲むように、ハロゲンランプ120から所定の間隔をあけて配置されている。
このような反射板140によってハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130に集めることで、ハロゲンランプ120からの輻射熱を効率よく利用することができ、ニップ板130および定着ベルト110を速やかに加熱することができる。
反射板140は、赤外線および遠赤外線の反射率が大きい、例えば、アルミニウム板などを断面視略U形状に湾曲させて形成されている。より詳しくは、反射板140は、断面視略U形状をなす反射部141と、反射部141の両端部から前後方向外側に沿って延びるフランジ部142とを主に有している。なお、熱反射率を高めるため、反射板140は、鏡面仕上げを施したアルミニウム板などを用いて形成してもよい。
加圧ローラ150は、弾性変形可能な部材であり、定着ベルト110の外周面112に対して上下方向において対向するように、ニップ板130の下方に配置されている。加圧ローラ150は、左右方向に沿った軸線を中心に回転可能であり、弾性変形した状態でニップ板130との間で定着ベルト110を挟むことで、定着ベルト110との間でニップNPを規定するように構成されている。
加圧ローラ150は、金属製のシャフト151と、シャフト151の外周を覆うゴム層152とを有している。シャフト151は、左右方向にわたって、直径が略一定であるストレート形状に形成されている。
ゴム層152は、加圧ローラ150の軸線方向(左右方向)における一端部152A、中央部152Bおよび他端部152Cを有し、非定着時(熱が加わっていない状態)および定着時の両方において各端部152A,152Cの外径が中央部152Bの外径よりも大きくなるようなコンケーブ形状となっている。つまり、ゴム層152は、各端部152A,152Cの方が中央部152Bよりも肉厚になっている。
この加圧ローラ150は、本体筐体2内に設けられた図示しないモータから駆動力が伝達されて回転駆動するように構成されており、回転駆動することで定着ベルト110(または用紙P)との摩擦力により定着ベルト110を従動回転させるようになっている。これにより、トナー像が転写された用紙Pは、加圧ローラ150と加熱された定着ベルト110の間を搬送されることでトナー像が熱定着されるようになっている。
ステイ160は、前後方向におけるニップ板130の両端部を反射板140のフランジ部142を介して支持することでニップ板130の剛性を確保する部材であり、ニップ板130を挟んでニップNPの反対側に配置されている。ステイ160は、反射板140(反射部141)の外面形状に沿った形状(断面視略U形状)を有して反射板140を覆うように配置されている。このようなステイ160は、比較的剛性が大きい、例えば、鋼板などを左右対称な断面視略U字状に折り曲げることで形成されている。
ステイ160は、反射板140の上方に配置され、平面状に形成された上壁161と、上壁161の前端から下方へ向けて延びる前壁162と、上壁161の後端から下方へ向けて延びる後壁163とを有している。後壁163は、図3に示すように、左右方向中央部が左右方向両端部よりも前後方向内側に凹むような断面視円弧状に形成されている。なお、この後壁163の形状に合わせて、反射板140の反射部141の後壁も中央が凹むような断面視円弧状に形成されている。そして、このような形状のステイ160および反射板140は、プレス加工により形成される。
ステイ160の左右両端部は、定着装置100の図示せぬ定着フレームに上下に移動可能に支持される左右のサイドフレームSF(左側のみ図示)で支持されている。また、ニップ板130および反射板140はステイ160を介して各サイドフレームSFに間接的に支持されている。
そして、各サイドフレームSFが付勢部材の一例としてのコイルスプリングCS(左側のみ図示)で下方に付勢されることで、各サイドフレームSFがステイ160および反射板140を介してニップ板130を加圧ローラ150側に向けて押すように構成されている。なお、ハロゲンランプ120は、各サイドフレームSFに支持されていてもよいし、前記定着フレームに支持されていてもよい。また、ステイ160やニップ板130等を定着フレームに固定して、加圧ローラ150を付勢部材によってニップ板130に向けて付勢するように構成してもよい。また、付勢部材は、コイルスプリングCSに限らず、アームとコイルスプリングで構成されていてもよい。
図2に示すように、ステイ160の前壁162の下端の端面は、ニップ板130を反射板140のフランジ部142を介して支持する第1支持面164となり、後壁163の下端の端面は、ニップ板130を反射板140のフランジ部142を介して支持する第2支持面165となっている。
図4(a)に示すように、第1支持面164は、当該第1支持面164の後側、つまり摺動方向下流側に位置する第1下流端164Aと、第1支持面164の前側、つまり摺動方向上流側に位置する第1上流端164Bとを有している。言い換えると、第1下流端164Aは、第1支持面164の用紙Pの搬送方向下流側に位置し、第1上流端164Bは、第1支持面164の用紙Pの搬送方向上流側に位置している。
第1下流端164Aは、左右方向、つまり加圧ローラ150の軸線方向における一端側にある第1部位A1と、中央側にある第2部位A2と、他端側にある第3部位A3とを有し、第1部位A1、第2部位A2および第3部位A3が左右方向に並ぶように、左右方向に沿った直線状に形成されている。また、第1上流端164Bは、第1下流端164Aに沿って形成されている。
第2支持面165は、第1支持面164から摺動方向下流側に離れて位置しており、第2支持面165の摺動方向下流側に位置する第2下流端165Aと、第2支持面165の摺動方向上流側に位置する第2上流端165Bとを有している。第2上流端165Bは、左右方向における一端側にある第4部位B4と、中央側にある第5部位B5と、他端側にある第6部位B6とを有し、第5部位B5が第4部位B4および第6部位B6よりも摺動方向上流側に位置するように、摺動方向上流側に向けて凸となるコンベックス形状に形成されている。第2下流端165Aは、コンベックス形状の第2上流端165Bに沿って形成されている。
このように各支持面164,165が形成されることで、第1下流端164Aの中央側にある第2部位A2から第2上流端165Bの中央側にある第5部位B5までの前後方向における距離が第1距離L1となり、第1下流端164Aの一端側にある第1部位A1から第2上流端165Bの一端側にある第4部位B4までの前後方向における距離が第1距離L1よりも大きな第2距離L2となっている。また、第1下流端164Aの他端側にある第3部位A3から第2上流端165Bの他端側にある第6部位B6までの前後方向における距離が、第1距離L1よりも大きな第3距離L3となっている。
なお、第1距離L1と第2距離L2との差(L2−L1)および第1距離L1と第3距離L3との差(L3−L1)は、0.5〜10.0mmでもよいし、1.0〜7.0mmでもよいし、1.5〜5.0mmでもよい。
このように第1下流端164Aおよび第2上流端165Bの各中央部(第2部位A2、第5部位B5)間の距離よりも各一端部(第1部位A1、第4部位B4)間の距離や各他端部(第3部位A3、第6部位B6)間の距離を大きくすることで、図4(b),(c)に誇張して示すように、ニップ板130の左右方向における両端部131が中央部132よりも撓みやすくなる。これにより、図4(d)に示すように、ニップ板130の形状を、左右方向の中央部132が両端部131よりも加圧ローラ150側に突出したコンベックス形状とすることができる。なお、図4(d)においては、便宜上、反射板140や定着ベルト110を省略して図示している。
そして、このように第1下流端164Aと第2上流端165Bとの間の距離を軸線方向で異なるように調整してニップ板130の中央部132の突出量を間接的に調整する場合には、従来のようにニップ部材の定着ベルトとの接触面を加工してニップ部材の中央部の突出量を直接調節するものに比べ、突出量の誤差を小さくすることができる。
また、第1上流端164Bを第1下流端164Aに沿って形成するとともに、第2下流端165Aを2上流端165Bに沿って形成したので、例えば各支持面の上流端が下流端に沿わない、つまり互いに平行とならないように形成された構成と比べ、各支持面164,165の形状を前述したプレス加工により簡単に形成することができる。
また、前述した第1部位A1、第2部位A2、第3部位A3、第4部位B4、第5部位B5および第6部位B6は、用紙幅BB内に配置されている。ここで、「用紙幅BB」とは、レーザプリンタ1で指定可能な複数種類の用紙Pのうちいずれかの用紙Pの幅をいう。言い換えると、定着装置100は、用紙Pを、左右方向に沿って所定の幅(図示の用紙幅BBと同じ幅)を有する搬送領域内において、且つ、ニップNPにおいて、搬送するように構成されている。ここで、搬送領域は、ニップNPにおいて搬送される用紙Pを上下方向に投影した領域である。
なお、各部位A1〜B6の位置を決めるための用紙幅BBは、例えば国際規格(ISO)のB5サイズに合わせて176mmとしてもよいし、レターやリーガルのサイズに合わせて215.9mmとしてもよいし、A4サイズに合わせて210mmとしてもよい。
このように各部位A1〜B6を用紙幅BB内に配置することで、当該用紙幅BB内においてニップ板130の形状を上述したようなコンベックス形状とすることができるので、用紙幅BBに対応した用紙Pに皺が発生するのを良好に抑えることができる。
なお、各部位A1〜B6の位置について詳しく述べると、第1部位A1および第4部位B4は、軸線方向において、用紙Pの搬送中心線CLから55mm以上、かつ、107mm以内の範囲内に配置され、第3部位A3および第6部位B6は、軸線方向において、用紙Pの搬送中心線CLから55mm以上、かつ、107mm以内の範囲内に配置されている。
なお、第1部位A1および第4部位B4は、軸線方向において、用紙Pの搬送中心線CLから60mm以上、かつ、95mm以内の範囲内に配置され、第3部位A3および第6部位B6は、軸線方向において、用紙Pの搬送中心線CLから60mm以上、かつ、95mm以内の範囲内に配置されていてもよい。
ここで、搬送中心線CLとは、用紙幅の異なる複数種類の各用紙Pの左右方向中央部の位置を変えずに搬送を行うときの搬送基準となる線をいい、搬送される複数種類の各用紙Pの左右方向の中央部を通る線をいう。
また、第1下流端164Aと第2上流端165Bは、用紙Pの搬送中心線CLに対して略対称となるように形成されている。つまり、第1下流端164Aと第2上流端165Bとの摺動方向における距離についての軸線方向に沿った分布は、用紙Pの搬送中心線CLに対して対称となっている。言い換えると、第1下流端164Aと第2上流端165Bとの摺動方向における距離についての軸線方向に沿った分布は、搬送中心線CLを通過して左右方向に直交する平面に対して対称となっている。
ここでいう対称とは、搬送中心線CLから左右方向の一方側へXmm(任意の距離)だけ離れた位置で測定したときの各端164A,165B間の距離と、搬送中心線CLから左右方向の他方側へXmm(任意の距離と同じ距離)だけ離れた位置で測定したときの各端164A,165B間の距離との差が、0.9mm以内となるような関係になる構成を含む。
また、ここでいう対称とは、搬送中心線CLから一方側へXmm(任意の距離)だけ離れた位置で測定したときの各端164A,165B間の距離と、搬送中心線CLから他方側へXmm(任意の距離と同じ距離)だけ離れた位置で測定したときの各端164A,165B間の距離との差が、0.6mm以内となるような関係になる構成を含む。
また、ここでいう対称とは、搬送中心線CLから一方側へXmm(任意の距離)だけ離れた位置で測定したときの各端164A,165B間の距離と、搬送中心線CLから他方側へXmm(任意の距離と同じ距離)だけ離れた位置で測定したときの各端164A,165B間の距離との差が、0.4mm以内となるような関係になる構成を含む。
これによれば、例えば第1下流端と第2上流端との摺動方向における距離についての軸線方向に沿って分布が搬送中心線に対して対称でない構成と比べ、用紙Pを搬送中心線CLに沿った方向に真っ直ぐ搬送することができる。
また、図に破線で示すニップNPは、第1下流端164Aよりも摺動方向下流側で、かつ、第2上流端165Bよりも摺動方向上流側に位置するように規定されている。つまり、ニップNPは、第1下流端164Aおよび第2上流端165Bから前後方向外側にはみ出さないように形成されている。これにより、ニップ板130のうち各支持面164,165間の部位に加圧ローラ150が圧接されることになるので、ニップ板130の両端部131や中央部132を意図した量だけ撓ませることができ、中央部132の突出量を良好に調節することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、第1下流端164Aを左右方向に平行な直線状に形成し、第2上流端165Bを前方に向けて凸となるような円弧状に形成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図5に示すように、第1下流端164Aを摺動方向下流側に向けて凸となるようなコンベックス形状に形成し、第2上流端165Bを左右方向に平行な直線状に形成してもよい。
具体的に、この形態において、第1下流端164Aは、中央側にある第2部位A2が一端側にある第1部位A1および他端側にある第3部位A3よりも摺動方向下流側に位置するように形成されている。この場合にも、第1下流端164Aおよび第2上流端165Bの中央部(第2部位A2、第5部位B5)間の距離よりも一端部(第1部位A1、第4部位B4)間の距離や他端部(第3部位A3、第6部位B6)間の距離を大きくすることができるので、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、図6に示すように、第1下流端164Aを摺動方向下流側に向けて凸となるようなコンベックス形状に形成し、第2上流端165Bを摺動方向上流側に向けて凸となるようなコンベックス形状に形成してもよい。具体的に、この形態において、第1下流端164Aは、中央側にある第2部位A2が一端側にある第1部位A1および他端側にある第3部位A3よりも摺動方向下流側に位置するように形成されている。
また、第2上流端165Bは、中央側にある第5部位B5が一端側にある第4部位B4および他端側にある第6部位B6よりも摺動方向上流側に位置するように形成されている。この場合にも、第1下流端164Aおよび第2上流端165Bの中央部(第2部位A2、第5部位B5)間の距離よりも一端部(第1部位A1、第4部位B4)間の距離や他端部(第3部位A3、第6部位B6)間の距離を大きくすることができるので、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、図6に示すように、第1下流端164Aと第2上流端165Bを、最小用紙幅BS内において加圧ローラ150の軸線方向に平行に形成してもよい。ここで、「最小用紙幅BS」とは、レーザプリンタ1で指定可能な用紙Pのうち最小の幅となる用紙PSの幅、言い換えると、給紙トレイ31の幅ガイドで設定可能な最小の用紙幅をいう。例えば、最小用紙幅BSは、ハガキの幅(100mm)に設定することができる。
これによれば、例えば第1下流端と第2上流端が最小用紙幅BS内において軸線方向に平行でない構成に比べ、最小幅の用紙PSを前後方向に真っ直ぐ搬送することができる。
前記実施形態では、ニップ板130を略平板状に形成したが、本発明はこれに限定されず、例えば図7(a)に示すように、ニップ板230の前部231を上方に湾曲するような円弧状に形成してもよい。この場合には、ステイ260および反射板240の前壁262,242の下端面を後壁263,243の下端面よりも上方にオフセットするように形成すればよい。
つまり、この形態では、第1支持面264が第2支持面265よりも上方にオフセットした位置に配置されている。また、この形態では、前壁262の下端部が前方に向けて折り曲げられることで、前壁262の下端面が前後方向に幅広に形成されており、この幅広の下端面の一部でニップ板230の前端面232を反射板240を介して支持している。
なお、この形態において、第1支持面264とは、図7(b)に示すように、ステイ160の前壁262の幅広の下端面のうちニップ板230の前端面232と上下方向から見て重なる範囲の面をいう。この形態においても、図7(a)に示す第1支持面264の第1下流端264Aの両端部(A1,A3)から第2支持面265の第2上流端265Bの両端部(B4,B6)までの距離LEを、図7(c)に示す第1下流端264Aの中央部(A2)から第2上流端265Bの中央部(B5)までの距離LCよりも大きくすることで、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
前記実施形態では、回転体として、非定着時において各端部152A,152Cの外径が中央部152Bの外径よりも大きい加圧ローラ150を例示したが、本発明はこれに限定されず、加圧ローラは、少なくとも定着時において、各端部の外径が中央部の外径よりも大きくなるように構成されていればよい。
例えば、加圧ローラは、シャフトと、シャフトを被覆する弾性層と、弾性層を被覆するチューブとを有し、チューブの軸方向における一端部および他端部に皺を有するように構成されていてもよい。この場合には、非定着時においては加圧ローラの各端部と中央部が略同径となっているが、定着時、すなわち加圧ローラに熱が加わったときには、皺が膨張することで、加圧ローラの各端部の外径が中央部の外径よりも大きくなる。
また、例えば、加圧ローラは、シャフトと、シャフトを被覆する弾性層と、を有し、シャフトの一端部および他端部の外径が中央部の外径よりも小さく、かつ、弾性層の外径が軸方向で一定となるように構成されていてもよい。この場合にも、非定着時においては加圧ローラの各端部と中央部が略同径となっているが、弾性層の厚みが、両端部で厚く、中央部で薄くなることで、定着時、すなわち加圧ローラに熱が加わったときには、弾性層の両端部が中央部よりも膨張して、加圧ローラの各端部の外径が中央部の外径よりも大きくなる。
前記実施形態では、第1下流端164Aの各端部(A1,A3)から第2上流端165Bの各端部(B4,B6)までの距離を第1距離L1よりも大きな距離L2,L3としたが、本発明はこれに限定されず、少なくとも第1下流端の一端部から第2上流端の一端部までの距離を第1距離よりも大きな距離にすれば、各他端部間の距離はどのように設定してもよい。
前記実施形態では、ニップNPを、第1下流端164Aよりも摺動方向下流側で、かつ、第2上流端165Bよりも摺動方向上流側に位置するように規定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ニップは、第1下流端の一端側にある第1部位および他端側にある第3部位よりも下流側で、かつ、第2上流端の一端側にある第4部位および他端側にある第6部位よりも上流側に位置するように規定されていればよい。つまり、ニップは、第1下流端の中央側にある第2部位よりも上流側または第2上流端の中央側にある第5部位よりも下流側にはみ出していてもよい。
前記実施形態では、ニップ板130を反射板140を介してステイ160で支持したが、本発明はこれに限定されず、ニップ部材をステイで直接支持してもよい。
前記実施形態では、記録シートとして、普通紙やはがきなどの用紙Pを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、OHPシートなどであってもよい。
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、回転体として加圧ローラ150を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばベルト状の回転体であってもよい。なお、この場合は、ベルトを支持する複数のローラのうちいずれかのローラの軸線方向が、回転体の軸線方向となる。
前記実施形態では、ニップ部材としてニップ板130を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば肉厚でパッド状またはブロック状のニップ部材であってもよい。
前記実施形態では、発熱体としてハロゲンランプ120を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばカーボンヒータであってもよい。
100 定着装置
110 定着ベルト
111 内周面
112 外周面
130 ニップ板
150 加圧ローラ
160 ステイ
164 第1支持面
164A 第1下流端
165 第2支持面
165B 第2上流端
A1 第1部位
A2 第2部位
A3 第3部位
B4 第4部位
B5 第5部位
B6 第6部位
L1 第1距離
L2 第2距離
L3 第3距離

Claims (20)

  1. ニップ部材と、
    内周面と外周面とを含み、前記内周面が前記ニップ部材に対して摺動方向に摺動するように構成されたエンドレスベルトと、
    前記ニップ部材との間で前記エンドレスベルトを挟むように構成され、前記エンドレスベルトとの間でニップを規定するように構成された回転体と、
    前記ニップ部材を挟んで前記ニップの反対側に配置されたステイであって、前記ニップ部材の前記ニップの反対側の面を支持する第1支持面と、前記第1支持面から前記摺動方向の下流側に離れて位置するとともに前記ニップ部材の前記ニップの反対側の面を支持する第2支持面と、を有するステイと、を備え、
    前記第1支持面は、前記摺動方向の下流側に位置する第1下流端と、前記摺動方向の上流側に位置する第1上流端とを有し、
    前記第2支持面は、前記摺動方向の下流側に位置する第2下流端と、前記摺動方向の上流側に位置する第2上流端とを有し、
    前記第1下流端は、前記回転体の軸線方向における一端側にある第1部位と、中央側にある第2部位と、他端側にある第3部位とを有し、
    前記第2上流端は、前記軸線方向における一端側にある第4部位と、中央側にある第5部位と、他端側にある第6部位とを有し、
    前記第2部位から前記第5部位までの前記摺動方向における距離が第1距離であり、
    前記第1部位から前記第4部位までの前記摺動方向における距離が前記第1距離よりも大きな第2距離であり、
    前記第3部位から前記第6部位までの前記摺動方向における距離が前記第1距離よりも大きな第3距離であることを特徴とする定着装置。
  2. ニップ部材と、
    内周面と外周面とを含み、前記内周面が前記ニップ部材に対して摺動方向に摺動するように構成されたエンドレスベルトと、
    前記ニップ部材との間で前記エンドレスベルトを挟むように構成され、前記エンドレスベルトとの間でニップを規定するように構成された回転体と、
    前記ニップ部材を挟んで前記ニップの反対側に配置されたステイであって、前記ニップ部材を支持する第1支持面と、前記第1支持面から前記摺動方向の下流側に離れて位置するとともに前記ニップ部材を支持する第2支持面と、を有するステイと、を備え、
    前記第1支持面は、前記摺動方向の下流側に位置する第1下流端と、前記摺動方向の上流側に位置する第1上流端とを有し、
    前記第2支持面は、前記摺動方向の下流側に位置する第2下流端と、前記摺動方向の上流側に位置する第2上流端とを有し、
    前記第1下流端は、前記回転体の軸線方向における一端側にある第1部位と、中央側にある第2部位と、他端側にある第3部位とを有し、
    前記第2上流端は、前記軸線方向における一端側にある第4部位と、中央側にある第5部位と、他端側にある第6部位とを有し、
    前記第2部位から前記第5部位までの前記摺動方向における距離が第1距離であり、
    前記第1部位から前記第4部位までの前記摺動方向における距離が前記第1距離よりも大きな第2距離であり、
    前記第3部位から前記第6部位までの前記摺動方向における距離が前記第1距離よりも大きな第3距離であり、
    前記第1下流端と前記第2上流端は、最小記録シート幅内において前記軸線方向に平行に形成されていることを特徴とする定着装置。
  3. ニップ部材と、
    内周面と外周面とを含み、前記内周面が前記ニップ部材に対して摺動方向に摺動するように構成されたエンドレスベルトと、
    前記ニップ部材との間で前記エンドレスベルトを挟むように構成され、前記エンドレスベルトとの間でニップを規定するように構成された回転体と、
    前記ニップ部材を挟んで前記ニップの反対側に配置されたステイであって、前記ニップ部材を支持する第1支持面と、前記第1支持面から前記摺動方向の下流側に離れて位置するとともに前記ニップ部材を支持する第2支持面と、を有するステイと、を備え、
    前記第1支持面は、前記摺動方向の下流側に位置する第1下流端と、前記摺動方向の上流側に位置する第1上流端とを有し、
    前記第2支持面は、前記摺動方向の下流側に位置する第2下流端と、前記摺動方向の上流側に位置する第2上流端とを有し、
    前記第1下流端は、前記回転体の軸線方向における一端側にある第1部位と、中央側にある第2部位と、他端側にある第3部位とを有し、
    前記第2上流端は、前記軸線方向における一端側にある第4部位と、中央側にある第5部位と、他端側にある第6部位とを有し、
    前記第2部位から前記第5部位までの前記摺動方向における距離が第1距離であり、
    前記第1部位から前記第4部位までの前記摺動方向における距離が前記第1距離よりも大きな第2距離であり、
    前記第3部位から前記第6部位までの前記摺動方向における距離が前記第1距離よりも大きな第3距離であり、
    前記回転体は、前記軸線方向における一端部、中央部および他端部を有し、少なくとも定着時において、前記一端部および前記他端部の外径が前記中央部の外径よりも大きくなるように構成されたローラであることを特徴とする定着装置。
  4. 前記ローラは、前記一端部および前記他端部の外径が前記中央部の外径よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記第1部位、前記第2部位、前記第3部位、前記第4部位、前記第5部位および前記第6部位は、記録シート幅内に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記第1部位および前記第4部位は、前記軸線方向において、記録シートの搬送中心線から55mm以上、かつ、107mm以内の範囲内に配置され、
    前記第3部位および前記第6部位は、前記軸線方向において、記録シートの搬送中心線から55mm以上、かつ、107mm以内の範囲内に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記第1支持面の前記第1下流端と前記第2支持面の前記第2上流端との前記摺動方向における距離についての前記軸線方向に沿った分布は、記録シートの搬送中心線に対して対称であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記記録シート幅は、176mmであることを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 前記記録シート幅は、215.9mmであることを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載の定着装置。
  10. 前記記録シート幅は、210mmであることを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載の定着装置。
  11. 前記第2上流端は、前記第5部位が前記第4部位および前記第6部位よりも前記上流側に位置することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の定着装置。
  12. 前記第2上流端は、前記上流側へ凸となるコンベックス形状を有していることを特徴とする請求項11に記載の定着装置。
  13. 前記第2上流端は、前記第2下流端に沿っていることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の定着装置。
  14. 前記第1下流端は、前記第2部位が前記第1部位および前記第3部位よりも前記下流側に位置することを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の定着装置。
  15. 前記第1下流端は、前記下流側へ凸となるコンベックス形状を有していることを特徴とする請求項14に記載の定着装置。
  16. 前記第1下流端は、前記第1上流端に沿っていることを特徴とする請求項14または請求項15に記載の定着装置。
  17. 前記ステイは、プレス加工により形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項16のいずれか1項に記載の定着装置。
  18. 前記第1下流端の前記第1部位および前記第3部位よりも前記下流側で、かつ、前記第2上流端の前記第4部位および前記第6部位よりも前記上流側に位置するように、前記ニップが規定されていることを特徴とする請求項1〜請求項17のいずれか1項に記載の定着装置。
  19. 前記ステイの内部に配置された発熱体と、
    前記発熱体と前記ステイの間において前記発熱体を取り囲むように配置された反射板と、を備え、
    前記ステイは、前記摺動方向に沿って形成された第1ステイ壁と、当該第1ステイ壁の前記摺動方向の一端から前記ニップ板へ向けて延び、前記軸線方向における中央部が両端部に対し前記摺動方向の他端側に位置する第2ステイ壁と、を有し、
    前記反射板は、前記発熱体と前記第2ステイ壁との間に配置された反射壁を有し、
    前記反射壁は、前記第2ステイ壁の形状に合わせて形成されていることを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の定着装置。
  20. ニップ部材と、
    内周面と外周面とを含み、前記内周面が前記ニップ部材に対して摺動方向に摺動するように構成されたエンドレスベルトと、
    前記ニップ部材との間で前記エンドレスベルトを挟むように構成され、前記エンドレスベルトとの間でニップを規定するように構成された回転体と、
    前記ニップ部材の前記ニップの反対側の面を支持する第1支持面と、前記第1支持面から前記摺動方向の下流側に離れて位置するとともに前記ニップ部材の前記ニップの反対側の面を支持する第2支持面と、を有するステイと、を備え、
    前記ニップ部材は、前記摺動方向の上流側が前記回転体から離れるように湾曲して形成され、
    前記第1支持面は、前記第2支持面よりも前記回転体と反対側にオフセットした位置に配置され、前記ニップ部材の前記摺動方向の上流側端面を支持し、
    前記第1支持面は、前記摺動方向の下流側に位置する第1下流端と、前記摺動方向の上流側に位置する第1上流端とを有し、
    前記第2支持面は、前記摺動方向の下流側に位置する第2下流端と、前記摺動方向の上流側に位置する第2上流端とを有し、
    前記第1下流端は、前記回転体の軸線方向における一端側にある第1部位と、中央側にある第2部位と、他端側にある第3部位とを有し、
    前記第2上流端は、前記軸線方向における一端側にある第4部位と、中央側にある第5部位と、他端側にある第6部位とを有し、
    前記第2部位から前記第5部位までの前記摺動方向における距離が第1距離であり、
    前記第1部位から前記第4部位までの前記摺動方向における距離が前記第1距離よりも大きな第2距離であることを特徴とする定着装置。
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