JP6149393B2 - 通信カプラ、情報処理装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

通信カプラ、情報処理装置、制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、機械や設備などの動作を制御するために用いられる制御システムの操作権限を制御するための技術に関する。
多くの生産現場で使用される機械や設備は、典型的には、プログラマブルコントローラ(Programmable Logic Controller;以下「PLC」とも称す)などからなる制御システムによって制御される。このような制御システムにおいて、PLCは、CPU(Central Processing Unit)ユニットと、外部のスイッチやセンサからの信号入力および外部のリレーやアクチュエータへの信号出力を担当するIO(Input Output)ユニットなどの機能ユニットとを含む。また、PLCは、ネットワークにより、複数のリモートIOターミナルと接続される。各リモートIOターミナルは、通信カプラと、1または複数のIOユニットとを含む。
上記のような制御システムとして、特許文献1には、マスタ装置と複数のスレーブ装置とから構成されるネットワークシステムにおいて、スレーブ装置の接続異常を検出するための技術が開示されている。マスタ装置から送信されたデータは、最上流のスレーブ装置から最下流のスレーブ装置まで順番に経由した後でマスタ装置に戻される。
このような制御システムの設計と構築とを支援するため、PC(Personal Computer)等で制御システムの構成をシミュレーションし、制御システムの設定を行うためのソフトウェアが提供されている。これにより、制御システムの設計者等は、各ユニットの性能を考慮に入れて制御システムの設定等をすることができる。設計者等は、ソフトウェアがインストールされたPCを、例えばUSB(Universal Serial Bus)などの通信インタフェースを経由してCPUユニットまたは通信カプラと接続し、これらCPUユニットまたは通信カプラの設定を行う。
特開2012−195653号公報
制御システムの立ち上げ時においては、マスタ装置となる上位のコントローラを設置する前に、上位のコントローラに接続される下位の装置(通信カプラなど)を稼働させることがある。この場合、下位の装置(通信カプラなど)に対してPCをオンライン接続し、PCで動作するソフトウェアによってこれら装置の情報取得および設定等を行うことで、制御システムの立ち上げの高速化を図っている。
しかし、制御システムが正常に稼働している状態で、下位の装置に制限なくオンライン接続可能であると、エンドユーザの操作ミス等によって、人的被害、物的被害等の損害が発生するおそれがある。一方で、制御システムに異常が生じた場合は、早期に原因を究明するため下位の装置にPC等を速やかにオンライン接続したいという要求がある。
本発明は、上述のような課題を解決するため、FA(Factory Automation)システム等において、異常発生時など一定の状況下で下位の装置へのオンライン接続を可能にし、正常に稼働している状態で第三者等が通信カプラ等の下位の装置にPC等をオンライン接続して操作することによる損害の発生を防止する技術を提供することを目的とする。
一実施形態に従う通信カプラは、コントローラの演算ユニットとフィールドネットワークを介して接続され、マスタ装置として機能し、スレーブ装置とシステムバスによって通信可能である。通信カプラは、通信カプラの動作設定を行うための情報処理装置と接続するための通信インタフェースと、情報処理装置と通信カプラとのオンライン接続の可否の設定を示す接続設定情報を記憶するための記憶部と、情報処理装置が通信インタフェースを経由して通信カプラと接続している場合に、接続設定情報に基づいて、情報処理装置とのオンライン接続を制限する制御部とを備える。
好ましくは、接続設定情報に示される設定は、通信カプラが通信インタフェースを経由する情報処理装置とのオンライン接続を許可することを示す接続許可設定と、通信インタフェースを経由する情報処理装置とのオンライン接続を禁止すべきことを示す接続禁止設定とを含み、制御部は、接続禁止設定が示される場合に、通信カプラおよび通信カプラのスレーブ装置からなるネットワークにおいて異常動作が発生しているとき、情報処理装置による通信カプラとのオンライン接続を許可し、ネットワークにおいて異常動作の発生が検出されないとき、情報処理装置による通信カプラとのオンライン接続を禁止することとしてもよい。
好ましくは、制御部は、接続禁止設定が示される場合に、通信カプラの動作が異常動作であるときは情報処理装置による通信カプラとのオンライン接続を許可することとしてもよい。
好ましくは、制御部は、接続禁止設定が示される場合に、通信カプラに接続されるスレーブ装置の動作が縮退動作であるときは情報処理装置による通信カプラとのオンライン接続を許可することとしてもよい。
好ましくは、接続設定情報に示される設定は、通信カプラが通信インタフェースを経由する情報処理装置とのオンライン接続を許可することを示す接続許可設定と、通信インタフェースを経由する情報処理装置とのオンライン接続を禁止すべきことを示す接続禁止設定とを含み、制御部は、接続禁止設定が示される場合であって、通信カプラが通常動作をしており、スレーブ装置の動作が縮退動作でないときに、情報処理装置とのオンライン接続を禁止することとしてもよい。
好ましくは、情報処理装置は、演算ユニットとオンライン接続可能であり、通信カプラは、情報処理装置と接続される演算ユニットとフィールドネットワークを介して接続し、演算ユニットを経由して情報処理装置から接続設定情報の更新を受け付けることとしてもよい。
好ましくは、接続設定情報に示される設定は、通信カプラが通信インタフェースを経由する情報処理装置とのオンライン接続を許可することを示す接続許可設定と、通信インタフェースを経由する情報処理装置とのオンライン接続を禁止すべきことを示す接続禁止設定とを含み、通信カプラは、フィールドネットワークを介する通信処理に基づきフィールドネットワークにおける異常の発生を検出し、制御部は、接続禁止設定が示される場合であって、フィールドネットワークにおける異常の発生が検出される場合に、情報処理装置とのオンライン接続を許可することとしてもよい。
好ましくは、接続設定情報に示される設定は、通信カプラが通信インタフェースを経由する情報処理装置とのオンライン接続を許可することを示す接続許可設定と、通信インタフェースを経由する情報処理装置とのオンライン接続を禁止すべきことを示す接続禁止設定とを含み、通信カプラは、フィールドネットワークとの接続を検出し、制御部は、接続禁止設定が示される場合であって、フィールドネットワークとの接続が検出されない場合に、情報処理装置とのオンライン接続を許可することとしてもよい。
好ましくは、制御部は、通信カプラが情報処理装置とオンライン接続している場合に、オンライン接続される情報処理装置による接続設定情報の更新を受け付けることとしてもよい。
別の実施形態に従うと、通信カプラと通信インタフェースにより接続することが可能な情報処理装置が提供される。通信カプラは、コントローラの演算ユニットとフィールドネットワークを介して接続され、マスタ装置として機能し、スレーブ装置とシステムバスによって通信可能であり、情報処理装置と通信カプラとのオンライン接続の可否の設定を示す接続設定情報を記憶するための記憶部を含み、情報処理装置は、接続設定情報に基づいて、通信カプラとの接続可否の判定結果を取得する取得部と、判定結果において情報処理装置と通信カプラとが接続不可と示される場合に、接続設定情報の設定内容に従って通信カプラとの接続が不可であることをモニタに表示する表示部とを備える。
別の実施形態に従うと、コントローラの演算ユニットとフィールドネットワークを介して接続される通信カプラの動作を制御する制御方法が提供される。通信カプラは、マスタ装置として機能し、スレーブ装置とシステムバスによって通信可能であり、通信カプラの動作設定を行う情報処理装置と接続するための通信インタフェースと、情報処理装置と通信カプラとのオンライン接続の可否の設定を示す接続設定情報を記憶するためのメモリとを含む。制御方法は、通信カプラが、通信インタフェースを経由して情報処理装置と通信カプラとが接続している場合に、接続設定情報に基づいて、情報処理装置とのオンライン接続を制限するステップを含む。
別の実施形態に従うと、コントローラの演算ユニットとフィールドネットワークを介して接続される通信カプラの動作を制御するためのプログラムが提供される。通信カプラは、マスタ装置として機能し、スレーブ装置とシステムバスによって通信可能であり、通信カプラの動作設定を行う情報処理装置と接続するための通信インタフェースと、プロセッサと、情報処理装置と通信カプラとのオンライン接続の可否の設定を示す接続設定情報を記憶するためのメモリとを含む。プログラムは、プロセッサに、通信インタフェースを経由して情報処理装置と通信カプラとが接続している場合に、接続設定情報に基づいて、情報処理装置とのオンライン接続を制限するステップを実行させる。
上記一実施形態に従う通信カプラは、異常発生時など一定の状況下でのオンライン接続を可能にしつつ、設定に従ってエンドユーザ等の情報処理装置から通信カプラへの接続を制限することで損害の発生等を防止することができる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
本実施の形態に係る制御システムの構成例を示す模式図である。 本実施の形態に係るリモートIOターミナル5の接続構成を示す模式図である。 本実施の形態に係るリモートIOターミナル5を構成する通信カプラ52のハードウェア構成を示す模式図である。 本実施の形態に係るリモートIOターミナル5の機能ユニット54のハードウェア構成を示す模式図である。 本実施の形態に係るPLC1の接続構成を示す模式図である。 本実施の形態に係るPLC1を構成するCPUユニット13のハードウェア構成を示す模式図である。 本実施の形態に係るPLC1に接続されるサポート装置8のハードウェア構成を示す模式図である。 通信カプラ52が保持する接続設定情報103を示す図である。 通信カプラ52が通信インタフェース170を経由したサポート装置8とのオンライン接続を許可するか否かを判定する処理を示すフローチャートである。 サポート装置8がCPUユニット13を経由して通信カプラ52の設定を行う処理を示すフローチャートである。 サポート装置8が通信カプラ52の103の編集操作を受け付ける場合の画面の表示例を示す図である。 通信カプラ52とサポート装置8との接続が不可の場合の画面の表示例を示す図である。 サポート装置8が通信カプラ52との接続可否を判定する処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<A.制御システムの構成例>
まず、本実施の形態に係る制御システムの構成例について説明する。図1は、本実施の形態に係る制御システムの構成例を示す模式図である。図1を参照して、制御システムSYSは、PLC1と、フィールドネットワーク2を介してPLC1に接続されるサーボモータドライバ3およびリモートIOターミナル5と、フィールド機器である検出スイッチ6およびリレー7とを含む。PLC1には、接続ケーブル10などを介してサポート装置8が接続される。
PLC1は、主たる演算処理を実行するCPUユニット13と、1つ以上の機能ユニット14とを含む。これらの機能ユニット14は、システムバス(内部バス)であるPLCシステムバス11を介して、データを互いに遣り取りできるように構成される。また、機能ユニット14には、電源ユニット12によって適切な電圧の電源が供給される。このような機能ユニット14は、IOユニットや特殊ユニットを含む。
IOユニットは、一般的な入出力処理に関するユニットであり、オン/オフといった2値化されたデータの入出力を司る。すなわち、IOユニットは、検出スイッチ6などのセンサが何らかの対象物を検出している状態(オン)および何らの対象物も検出していない状態(オフ)のいずれであるかという情報を収集する。また、IOユニットは、リレー7やアクチュエータといった出力先に対して、活性化するための指令(オン)および不活性化するための指令(オフ)のいずれかを出力する。
特殊ユニットは、アナログデータの入出力、温度制御、特定の通信方式による通信といった、IOユニットではサポートしない機能を有する。
フィールドネットワーク2は、CPUユニット13と遣り取りされる各種データを伝送する。フィールドネットワーク2としては、各種の産業用のイーサネット(登録商標)を用いることができる。産業用のイーサネット(登録商標)としては、例えば、EtherCAT(登録商標)、PROFINET(登録商標)、MECHATROLINK(登録商標)−III、Powerlink、SERCOS(登録商標)−III、CIP Motionなどがある。さらに、産業用のイーサネット(登録商標)以外のフィールドネットワークを用いてもよい。例えば、DeviceNet、CompoNet(登録商標)などを用いてもよい。
サーボモータドライバ3は、フィールドネットワーク2を介してCPUユニット13と接続されるとともに、CPUユニット13からの指令値に従ってサーボモータ4を駆動する。
図1に示す制御システムSYSのフィールドネットワーク2には、さらに、1つ以上のリモートIOターミナル5が接続されている。リモートIOターミナル5は、機能ユニット14と同様に、一般的な入出力処理に関する処理を行う。より具体的には、リモートIOターミナル5は、フィールドネットワーク2でのデータ伝送に係る処理を行うための通信カプラ52と、1つ以上の機能ユニット54(IOユニットや特殊ユニットを含む)とを含む。これらの機能ユニット54は、システムバス(内部バス)であるリモートIOターミナルバス51を介して、データを互いに遣り取りできるように構成される。
通信カプラ52は、機能ユニット54の動作を制御するとともに、CPUユニット13との間のデータ伝送を制御する。通信カプラ52は、フィールドネットワーク2を介して、PLC1のCPUユニット13に接続されている。また、通信カプラ52は、通信インタフェースを経由してサポート装置8と接続することができる。
リモートIOターミナル5において、通信カプラ52は、装着される機能ユニット54(IOユニットや特殊ユニット)との間のリモートIOターミナルバス51を介したデータ伝送を主体的に(マスタとして)管理する。同様に、PLC1において、CPUユニット13は、装着される機能ユニット14(IOユニットや特殊ユニット)との間のPLCシステムバス11を介したデータ伝送を主体的に(マスタとして)管理する。
そこで、以下の説明では、リモートIOターミナル5における通信カプラ52、および、PLC1におけるCPUユニット13について、その機能に着目して「マスタ装置」あるいは「バスマスタ」とも称す。これに対して、リモートIOターミナル5において通信カプラ52と接続される機能ユニット、および、PLC1においてCPUユニット13と接続される機能ユニットについて、その機能に着目して「スレーブ装置」とも称す。
また、通信カプラ52およびCPUユニット13においては、搭載されたプロセッサがシステムプログラムを実行するなどして、後述するような処理を実現する。そのため、通信カプラ52およびCPUユニット13は、各種処理を実行する処理装置であるとも言える。
また、サポート装置8は、通信インタフェースを介してCPUユニット13または通信カプラ52と直接接続することができ、ユーザの操作に応じてこれらCPUユニット13または通信カプラ52の設定等を行う。なお、サポート装置8は、CPUユニット13と通信インタフェースによって接続し、CPUユニット13を経由して通信カプラ52の設定をすることもできる。サポート装置8とCPUユニット13との接続の際は、ユーザによる操作権限の認証を行う。制御システムSYSを構築する段階では、CPUユニット13の設定に先立ち、サポート装置8と通信カプラ52とを通信インタフェースによりオンライン接続し、通信カプラ52の設定をサポート装置8から行うことでシステム立ち上げの高速化を図っている。後述するように制御システムSYSを構築した後は、通信カプラ52とサポート装置8とがいつでもオンライン接続できる状態であると、ユーザの操作ミス等により損害を発生し得るため、通信カプラ52とサポート装置8とのオンライン接続を制限し、一定の条件下でのみ接続可能とする。なお、サポート装置8とCPUユニット13との接続時は操作権限の認証が行われるため、サポート装置8がCPUユニット13を経由して通信カプラ52と接続している場合は、通信カプラ52の設定をサポート装置8から行うことができることとしている。
<B.リモートIOターミナル5のハードウェア構成>
次に、本実施の形態に係る制御システムSYSの一部を構成するリモートIOターミナル5のハードウェア構成について説明する。
(b1.接続構成)
図2は、本実施の形態に係るリモートIOターミナル5の接続構成を示す模式図である。図2を参照して、リモートIOターミナル5では、1つ以上の機能ユニット54−1,54−2,54−3,…が通信ラインであるリモートIOターミナルバス51(ダウンリンク511およびアップリンク512)を介して通信カプラ52と互いにデータ伝送可能になっている。
一例として、ダウンリンク511およびアップリンク512では、シリアル通信が採用されており、対象のデータは、時系列に一列に並べられた形で伝送する。より具体的には、ダウンリンク511では、マスタ装置として機能する通信カプラ52からスレーブ装置として機能する機能ユニット54へ向けて、ダウンリンク511を介して一方向にデータが送信される。一方、アップリンク512では、いずれかの機能ユニット54から通信カプラ52へ向けて、アップリンク512を介して一方向にデータが送信される。
機能ユニット54の各々は、ダウンリンク511またはアップリンク512を伝送するフレームを受信すると、そのフレームからデータを復号して必要な処理を実行する。そして、機能ユニット54の各々は、フレームを再生成した上で、次段の機能ユニット54へ再送信(フォワード)する。
データを含むフレームのこのような順次転送を実現するために、各機能ユニット54は、ダウンリンク511に関して、受信部(以下「RX」とも記す。)210aおよび送信部(以下「TX」とも記す。)210bを含むとともに、アップリンク512に関して、受信部220aおよび送信部220bを含む。受信部210aおよび220aは、通信ラインであるリモートIOターミナルバス51を介して他の機能ユニット54からフレームとして送信されるデータを受信する。送信部210bおよび220bは、通信ラインであるリモートIOターミナルバス51を介して他の機能ユニット54へフレームとしてデータを送信する。
各機能ユニット54は、プロセッサ200を含み、プロセッサ200がこれらのデータの処理を制御する。
通信カプラ52は、演算主体であるプロセッサ100と、フィールドバス制御部110と、受信部112と、送信部114と、内部バス制御部130と、通信インタフェース170とを含む。すなわち、通信カプラ52は、リモートIOターミナルバス51(ダウンリンク511およびアップリンク512)と接続されるだけではなく、受信部112および送信部114を介して、上位通信ネットワークであるフィールドネットワーク2とも接続される。フィールドバス制御部110は、フィールドネットワーク2を介したデータ伝送を管理し、内部バス制御部130は、リモートIOターミナルバス51を介したデータ伝送を管理する。通信インタフェース170は、例えばUSBなどであり、ケーブル等を介して外部のサポート装置8等と接続することができる。
(b2.通信カプラ52の構成)
図3は、本実施の形態に係るリモートIOターミナル5を構成する通信カプラ52のハードウェア構成を示す模式図である。図3を参照して、リモートIOターミナル5の通信カプラ52は、プロセッサ100と、不揮発性メモリ101と、フィールドバス制御部110と、受信部112と、送信部114と、内部バス制御部130と、通信インタフェース170と、発光部171とを含む。
受信部112は、PLC1からフィールドネットワーク2を介して送信される上位通信フレームを受信してデータへ復号した上で、フィールドバス制御部110へ出力する。送信部114は、フィールドバス制御部110から出力されるデータから上位通信フレームを再生成してフィールドネットワーク2を介して再送信(フォワード)する。
フィールドバス制御部110は、受信部112および送信部114と協働して、フィールドネットワーク2を介して予め定められた制御周期毎に他の装置(PLC1および他のリモートIOターミナル5)との間でデータを送受信する。より具体的には、フィールドバス制御部110は、上位通信コントローラ120と、メモリコントローラ122と、FIFO(First In First Out)メモリ124と、受信バッファ126と、送信バッファ128とを含む。
上位通信コントローラ120は、PLC1からフィールドネットワーク2を介して送信されるコマンドなどを解釈して、フィールドネットワーク2を介した通信を実現するために必要な処理を実行する。また、上位通信コントローラ120は、FIFOメモリ124に順次格納される上位通信フレームからのデータコピー、および上位通信フレームに対するデータ書込みの処理を行う。
メモリコントローラ122は、DMA(Direct Memory Access)などの機能を実現する制御回路であり、FIFOメモリ124、受信バッファ126および送信バッファ128などへのデータの書込み/読出しを制御する。
FIFOメモリ124は、フィールドネットワーク2を介して受信された上位通信フレームを一時的に格納するとともに、その格納された順序に従って上位通信フレームを順次出力する。受信バッファ126は、FIFOメモリ124に順次格納される上位通信フレームに含まれるデータのうち、自装置に接続されている機能ユニット54の出力部から出力すべき状態値を示すデータを抽出して一時的に格納する。送信バッファ128は、機能ユニット54の入力部で検出された状態値を示すプロセスデータであって、FIFOメモリ124に順次格納される上位通信フレームの所定領域に書込むべきデータを一時的に格納する。
プロセッサ100は、フィールドバス制御部110および内部バス制御部130に対して指示を与えるとともに、フィールドバス制御部110と内部バス制御部130との間のデータ転送などを制御する。
不揮発性メモリ101は、システムプログラム102、ユニット構成管理情報D1および接続設定情報103を格納する。ユニット構成管理情報D1は、機能ユニット54の設定情報を含む。接続設定情報103は、通信カプラ52と、外部のサポート装置8との接続を許可するか否かの設定を示す。接続設定情報103の詳細は後述する。
内部バス制御部130は、リモートIOターミナルバス51(ダウンリンク511およびアップリンク512)を介して機能ユニット54との間でフレーム(データ)を送受信する。
より具体的には、内部バス制御部130は、内部バス通信コントローラ132と、送信回路142と、受信回路144と、記憶部160とを含む。
内部バス通信コントローラ132は、リモートIOターミナルバス51を介したデータ伝送を主体的に管理する。送信回路142は、内部バス通信コントローラ132からの指示に従って、リモートIOターミナルバス51のダウンリンク上を流れるフレームを生成して送信する。受信回路144は、リモートIOターミナルバス51のアップリンク上を流れるフレームを受信して、内部バス通信コントローラ132へ出力する。
記憶部160は、リモートIOターミナルバス51を伝送するフレーム(データ)を格納するバッファメモリに相当する。より具体的には、記憶部160は、共有メモリ162と、受信バッファ164と、送信バッファ166とを含む。共有メモリ162は、フィールドバス制御部110と内部バス制御部130との間で遣り取りされるデータを一時的に格納する。受信バッファ164は、リモートIOターミナルバス51を介して機能ユニット54から受信したデータを一時的に格納する。送信バッファ166は、フィールドバス制御部110で受信された上位通信フレームに含まれるデータを一時的に格納する。
通信インタフェース170は、サポート装置8等の外部の機器と接続するためのインタフェースを有する。
発光部171は、LED(Light Emitting Diode)等の発光部材を有し、プロセッサ100の制御に従って発光する。
(b3.機能ユニット54の構成)
図4は、本実施の形態に係るリモートIOターミナル5の機能ユニット54のハードウェア構成を示す模式図である。図4を参照して、リモートIOターミナル5の機能ユニット54の各々は、逆シリアル変換器(de-serializer:以下「DES部」とも称す。)212,222と、シリアル変換器(SER:serializer:以下「SER部」とも称す。)216,226と、フォワードコントローラ214,224とを含む。さらに、機能ユニット54の各々は、バス250を介して互いに接続された、受信処理部230と、送信処理部240と、プロセッサ200と、共有メモリ202と、IOモジュール206と、メモリ208とを含む。メモリ208は、一例として、揮発性領域と不揮発性領域とを含む。
DES部212、フォワードコントローラ214およびSER部216は、図2に示すダウンリンク511についての受信部210aおよび送信部210bに対応する。これらの部分は、ダウンリンク511を流れるフレームの送受信に係る処理を実行する。同様に、DES部222、フォワードコントローラ224およびSER部226は、図2に示すアップリンク512についての受信部220aおよび送信部220bに対応する。これらの部分は、アップリンク512を流れるフレームの送受信に係る処理を実行する。
受信処理部230は、復号部232と、CRCチェック部234とを含む。復号部232は、受信されたフレームを所定のアルゴリズムに従ってデータへ復号する。CRCチェック部234は、フレームの最後に付加されるフレームチェックシーケンス(Frame Check Sequence:FCS)などに基づいて誤りチェック(例えば、CRC(Cyclic Redundancy Check)符号)を行う。
送信処理部240は、フォワードコントローラ214および224に接続され、プロセッサ200などからの指示に従って、次段の機能ユニット54へ再送信(フォワード)するフレームの生成およびタイミング制御などを行う。また、送信処理部240は、プロセッサ200などと協働して、次段の機能ユニット54へ送信すべきデータを生成する。より具体的には、送信処理部240は、CRC生成部242と、符号化部244とを含む。CRC生成部242は、プロセッサ200などからのデータに対して誤り制御符号(CRC)を算出して、当該データを格納するフレームに付加する。符号化部244は、CRC生成部242からのデータを符号化し、対応するフォワードコントローラ214または224へ出力する。
プロセッサ200は、機能ユニット54を主体的に制御する演算主体である。より具体的には、プロセッサ200は、受信処理部230を介して受信されたフレームを共有メモリ202に格納し、あるいは共有メモリ202から所定のデータを読み出して送信処理部240へ出力し、フレームを生成させる。
共有メモリ202は、受信処理部230を介して受信されたフレームを一時的に格納するための受信バッファ203と、送信処理部240へ介して送信するためのフレームを一時的に格納するための送信バッファ204とを含む。また、共有メモリ202は、各種データを格納するための領域を含む。
IOモジュール206は、外部のスイッチやセンサからの入力信号を受信し、その値を共有メモリ202に書込むとともに、共有メモリ202の対応する領域に書込まれた値に従って、その信号を外部のリレーやアクチュエータへ出力する。
メモリ208は、システムプログラム209および設定情報D50を格納する。典型的には、システムプログラム209は、メモリ208の不揮発性領域に格納され、設定情報D50は、メモリ208の揮発性領域に格納される。
<C.PLC1のハードウェア構成>
次に、本実施の形態に係る制御システムSYSの一部を構成するPLC1のハードウェア構成について説明する。
(c1.接続構成)
図5は、本実施の形態に係るPLC1の接続構成を示す模式図である。図5を参照して、PLC1においても、上述のリモートIOターミナル5と同様に、CPUユニット13および1つ以上の機能ユニット14−1,14−2,14−3,…が通信ラインであるPLCシステムバス11(ダウンリンク611およびアップリンク612)を介して互いにデータ伝送可能になっている。
機能ユニット14の各々は、ダウンリンク611またはアップリンク612を伝送するフレームを受信すると、そのフレームからデータを復号して必要な処理を実行する。そして、機能ユニット14の各々は、フレームを再生成した上で、次段の機能ユニット14へ再送信(フォワード)する。各機能ユニット14は、ダウンリンク611に関して、受信部(RX)210aおよび送信部(TX)210bを含むとともに、アップリンク612に関して、受信部220aおよび送信部220bを含む。
CPUユニット13は、プロセッサ150と、フィールドバス制御部110と、受信部112と、送信部114と、内部バス制御部130と、通信インタフェース170とを含む。
(c2.CPUユニット13の構成)
図6は、本実施の形態に係るPLC1を構成するCPUユニット13のハードウェア構成を示す模式図である。図6を参照して、PLC1のCPUユニット13は、プロセッサ150と、主メモリ152と、不揮発性メモリ154と、フィールドバス制御部110と、受信部112と、送信部114と、内部バス制御部130と、通信インタフェース170とを含む。不揮発性メモリ154は、ユーザプログラム156、システムプログラム158、およびユニット構成管理情報D1を格納する。CPUユニット13のデータ伝送に係る基本的な構成は、上述の通信カプラ52(図2)と同様であるので、対応する部分(同一の参照符号を付している)についての説明は繰り返さない。
CPUユニット13のプロセッサ150は、対象の制御を実現するためのプログラムを実行する。より具体的には、CPUユニット13は、不揮発性メモリ154などからユーザプログラム156およびシステムプログラム158を読み出すとともに、主メモリ152に展開して実行する。このユーザプログラム156およびシステムプログラム158の実行によって、機能ユニット14の入力部によって検出された状態値に基づいて、機能ユニット14の出力部から出力すべき状態値が順次算出される。
PLC1の機能ユニット14の構成については、上述したリモートIOターミナル5の機能ユニット54の構成(図4参照)と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
<D.サポート装置8>
次に、本実施の形態に係るPLC1に接続されるサポート装置8について説明する。図7は、本実施の形態に係るPLC1に接続されるサポート装置8のハードウェア構成を示す模式図である。図7を参照して、サポート装置8は、典型的には、汎用のコンピュータで構成される。なお、メンテナンス性の観点からは、可搬性に優れたノート型のパーソナルコンピュータが好ましい。
図7を参照して、サポート装置8は、OS(Operating System)を含む各種プログラムを実行するCPU81と、BIOS(Basic Input Output System)や各種データを格納するROM(Read Only Memory)82と、CPU81でのプログラムの実行に必要なデータを格納するための作業領域を提供するメモリRAM83と、CPU81で実行されるプログラムなどを不揮発的に格納するハードディスク(HDD)84とを含む。ハードディスク84は、ツールプログラム841を格納している。
サポート装置8は、さらに、ユーザからの操作を受け付けるキーボード85およびマウス86と、情報をユーザに提示するためのディスプレイ87とを含む。さらに、サポート装置8は、PLC1(CPUユニット13)などと通信するための通信インタフェース(IF)89を含む。
サポート装置8で実行されるツールプログラム841は、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)等の光ディスクに格納されて流通する。このCD−ROMに格納されたプログラムは、光ディスク駆動装置88によって読取られ、ハードディスク84などへ格納される。あるいは、上位のホストコンピュータなどからネットワークを通じてプログラムをダウンロードするように構成してもよい。
<データ>
図8を参照して、本実施形態で使用されるデータについて説明する。
図8は、通信カプラ52が保持する接続設定情報103を示す図である。接続設定情報103は、サポート装置8が通信インタフェース170を経由して通信カプラ52と接続することの可否の設定を示す。
図8に示すように、接続設定情報103は、通信カプラ52の通信インタフェース170を経由してサポート装置8と通信カプラ52との接続を許可する「接続許可」と、通信カプラ52の通信インタフェース170を経由してサポート装置8と通信カプラ52との接続を禁止する「接続禁止」とを含む。通信カプラ52は、接続設定情報103の「接続許可」または「接続禁止」いずれかの設定に従って動作する。なお、通信カプラ52は、「接続禁止」の設定に従って動作している場合、一定の状況下(通信カプラ52に異常発生中、通信カプラ52と接続するスレーブ装置との通信異常時等)では通信インタフェース170を経由してのサポート装置8との接続を許可する。詳しくは後述する。
<動作>
次に、図9を参照して、サポート装置8と通信カプラ52の動作について説明する。図9は、通信カプラ52が通信インタフェース170を経由したサポート装置8とのオンライン接続を許可するか否かを判定する処理を示すフローチャートである。
シーケンスSQ101において、サポート装置8は、ユーザの操作に基づいて、通信カプラ52へ通信インタフェース170を経由してオンライン接続を要求する操作を受け付ける。
シーケンスSQ103において、サポート装置8は、通信カプラ52に対し、通信インタフェース170を経由してサポート装置8と通信カプラ52とのオンライン接続の要求を送信する。
シーケンスSQ105において、通信カプラ52は、サポート装置8からのオンライン接続の要求を受け付けると、接続設定情報103に示される設定が「接続禁止」であるか否かを判定する。シーケンスSQ105において、接続設定情報103の設定が「接続禁止」であれば、通信カプラ52は、シーケンスSQ107の処理を行う。
シーケンスSQ107において、通信カプラ52は、通信カプラ52の動作状態を取得し、異常が発生していないか(通常運転中であるか)、かつ、スレーブ装置が縮退運転していないか(性能を落とした動作をしていないか)判定する。通信カプラ52の動作状態が通常運転であり、かつ通信カプラ52のスレーブ装置が縮退運転をしていない場合(シーケンスSQ107においてYES)、通信カプラ52は、シーケンスSQ109の処理を行う。
シーケンスSQ108において、通信カプラ52は、マスタ装置としての通信カプラ52に接続されるスレーブ装置が縮退運転していないか(性能を落とした動作をしていない)判定する。通信カプラ52のスレーブ装置が縮退運転をしていない場合(シーケンスSQ108においてYES)、通信カプラ52は、シーケンスSQ109の処理を行う。
シーケンスSQ109において、通信カプラ52は、通信インタフェース170を経由したサポート装置8とのオンライン接続が不可であると判定する。
シーケンスSQ105において接続設定情報103の設定が「接続許可」であれば、通信カプラ52は、シーケンスSQ111の処理を行う。また、シーケンスSQ107において通信カプラ52の運転に異常が発生している場合(シーケンスSQ107においてNO)、通信カプラ52はシーケンスSQ111の処理を行う。また、シーケンスSQ108において、通信カプラ52のスレーブ装置が縮退運転をしている場合(シーケンスSQ108においてNO)、通信カプラ52は、シーケンスSQ111の処理を行う。
シーケンスSQ111において、通信カプラ52は、通信インタフェース170を経由したサポート装置8とのオンライン接続が可であると判定し、判定結果を通信カプラ52のメモリに格納する。
シーケンスSQ113において、通信カプラ52は、オンライン接続が可か不可かの判定結果をサポート装置8へ送信する。
シーケンスSQ115において、サポート装置8は、通信カプラ52から送信される判定結果を受信してメモリ等に格納する。
シーケンスSQ117において、サポート装置8は、通信カプラ52から送信された判定結果がオンライン接続「可」か「不可」かを判定し、オンライン接続「可」の判定結果の場合は、シーケンスSQ121の処理を行い、オンライン接続「不可」の判定結果の場合は、シーケンスSQ119の処理を行う。
シーケンスSQ119において、サポート装置8は、ディスプレイ87に、通信カプラ52の接続設定情報103の設定によってサポート装置8と通信カプラ52との通信インタフェース170を経由した接続が禁止されていることを表示し、通信カプラ52とのオンライン接続処理を終了する。
シーケンスSQ121において、サポート装置8は、通信カプラ52との通信インタフェース170を経由した接続が可であることをディスプレイ87に表示する。
シーケンスSQ123において、サポート装置8は、ユーザがサポート装置8を介して通信カプラ52にユーザが所望する処理を実行させるための操作を受け付ける。
シーケンスSQ125において、サポート装置8は、ユーザから受け付けた操作内容に基づいて、通信カプラ52が実行すべき処理の要求を通信カプラ52へ送信する。
シーケンスSQ127において、通信カプラ52は、ユーザから受け付けた操作内容に基づいて処理を行い、処理結果をサポート装置8へ通信インタフェース170を介して応答する。
このように、通信カプラ52は、接続設定情報103に「接続禁止」と設定されている場合においても、通信カプラ52およびスレーブ装置からなるネットワークにおいて異常が発生していると検知される場合(通信カプラの動作が通常の動作状態でない場合やスレーブ装置の動作が縮退動作である場合など)は、サポート装置8のオンライン接続を許可することとしている。これにより、通信カプラ52とサポート装置8との接続が禁止されているよう設定されている場合であっても、通信カプラ52またはスレーブ装置からなるネットワークに異常が発生したときに、エンドユーザ等は、通信カプラ52に接続して原因の究明などを図ることができる。
次に、図10を参照して、サポート装置8が通信カプラ52の接続設定を行う処理を説明する。図10は、サポート装置8がCPUユニット13を経由して通信カプラ52の設定を行う処理を示すフローチャートである。
シーケンスSQ201において、サポート装置8は、ユーザの操作に基づいて、CPUユニット13の通信インタフェース170を経由してCPUユニット13とのオンライン接続の要求をCPUユニット13へ送信する。
シーケンスSQ203において、CPUユニット13は、パスワード等の入力をサポート装置8から受け付けてサポート装置8がCPUユニット13を操作する権限を有しているか認証する。
シーケンスSQ205において、CPUユニット13は、サポート装置8がCPUユニット13を操作する権限を有しているか否かの認証結果をサポート装置8へ送信する。なお、以下の処理では、サポート装置8がCPUユニット13の操作権限の認証に成功した場合を説明する(認証に失敗した場合は、サポート装置8はCPUユニット13とのオンライン接続が許可されない)。
シーケンスSQ207において、サポート装置8は、CPUユニット13とフィールドネットワーク2によって接続されている通信カプラ52の接続設定情報103の設定を編集する操作をユーザから受け付ける。
シーケンスSQ209において、サポート装置8は、ユーザの操作に基づいて、ユーザが設定した通信カプラ52の接続設定情報103の設定内容をCPUユニット13へ送信する。
シーケンスSQ211において、CPUユニット13は、サポート装置8から受け付けた通信カプラ52の接続設定情報103の設定内容を通信カプラ52へ送信する。
シーケンスSQ213において、通信カプラ52は、CPUユニット13を経由して送信された接続設定情報103の設定内容を受け付けて、設定内容をメモリ等に格納する。
シーケンスSQ215において、通信カプラ52は、接続設定情報103の設定を更新したことを示す応答をCPUユニット13に送信する。
シーケンスSQ217において、CPUユニット13は、通信カプラ52からの接続設定情報103の更新の通知を受け付けて、サポート装置8へ応答結果を送信する。
シーケンスSQ219において、サポート装置8は、CPUユニット13を経由した通信カプラ52の応答結果を受け付けて、この応答結果をディスプレイ87に表示する。
このようにして、サポート装置8は、CPUユニット13を経由して通信カプラ52の接続設定情報103の設定を更新する。サポート装置8とCPUユニット13とがオンライン接続する際は、シーケンスSQ203に示すように操作権限の認証が行われるため、通信カプラ52は、CPUユニット13を経由してサポート装置8と接続する場合は、接続設定情報103の設定の更新を受け付ける。
<画面例>
図11は、サポート装置8が通信カプラ52の接続設定情報103の編集操作を受け付ける場合の画面の表示例を示す図である。図11は、図10のシーケンスSQ207の処理時にディスプレイ87に表示される画面に相当する。図11および後述する図12では、通信インタフェース170として汎用ポートであるUSBポートを経由して通信カプラ52とサポート装置とを接続する場合の画面例を示している。通信カプラ52は、例えば接続設定情報103の設定値が「0」のとき「接続許可」、設定値が「1」のとき「接続禁止」の動作をする。サポート装置8は、ディスプレイ87に操作画面90を表示する。接続設定情報103の設定値を設定値項目91に表示してユーザ操作を受け付ける。
図12は、通信カプラ52とサポート装置8との接続が不可の場合の画面の表示例を示す図である。サポート装置8は、通信カプラ52へのオンライン接続を試みる場合に、通信カプラ52の判定結果の通知を受け付ける。通信カプラ52の接続設定情報103に基づいてサポート装置8と通信カプラ52との接続が不可である場合に、操作画面90にその旨を示すメッセージ92を表示する。
これにより、通信カプラ52は、ユーザに対し、サポート装置8を通信カプラ52へ接続する際に、接続ができない場合にその原因を通知することができる。例えばケーブル等の不良により通信カプラ52とオンライン接続できないのか、通信カプラ52の設定によってオンライン接続できないのかをユーザに判別させることができる。
<変形例>
(フィールドネットワーク2との接続の状態に応じた接続可否の判定)
図9の説明において、通信カプラ52は、接続設定情報103の設定が「接続禁止」である場合であっても(シーケンスSQ105においてYES)、シーケンスSQ107、SQ108等の処理に示すように、通信カプラ52およびスレーブ装置からなるネットワークにおいて異常が発生していると検知されるときにサポート装置8とのオンライン接続が可であると判定している(シーケンスSQ111)。この他に、通信カプラ52は、接続設定情報103の設定が「接続禁止」である場合であっても(シーケンスSQ105においてYES)、通信カプラ52とフィールドネットワーク2との接続の状態に応じてサポート装置8とのオンライン接続を可と判定することとしてもよい。例えば、通信カプラ52は、フィールドネットワーク2による通信処理において、通信エラーを検出可能であり、接続設定情報103の設定が「接続禁止」の場合(シーケンスSQ105においてYES)であって、フィールドネットワーク2に異常が発生していることを検出した場合に、通信カプラ52とサポート装置8との接続を可と判定(シーケンスSQ111)してもよい。また、通信カプラ52は、フィールドネットワーク2と接続されているか否かを検出可能であり、接続設定情報103の設定が「接続禁止」(シーケンスSQ105においてYES)で、フィールドネットワーク2との接続が検出されない場合に、通信カプラ52とサポート装置8との接続を可と判定(シーケンスSQ111)してもよい。
(オンライン接続後の接続設定情報103の設定変更受付)
通信カプラ52は、サポート装置8との接続を可と判定し(シーケンスSQ111)、サポート装置8とオンライン接続している場合に、サポート装置8から接続設定情報103の設定を変更する処理を受け付け可能としてもよい。
(接続可否の判定の発光による報知)
図9の説明において、通信カプラ52は、通信カプラ52の通信インタフェース170を経由したサポート装置8と通信カプラ52とのオンライン接続の可否を判定している(シーケンスSQ105、SQ107)。通信カプラ52は、オンライン接続の可否の判定結果に応じて、発光部171の発光方法を制御することとしてもよい。例えば、シーケンスSQ109とシーケンスSQ111において、通信カプラ52は、判定結果に応じた発光パターンで発光部171を発光させることとしてもよい。これにより、サポート装置8のユーザは、通信カプラ52と通信インタフェース170を経由した接続により信号の送受信が発生しているか確認することができ、サポート装置8が通信カプラ52にオンライン接続できない場合に、サポート装置8と通信カプラ52との接続が禁止されているためであるか、接続可否の設定ではない他の要因によるためであるかをユーザに容易に確認させることができる。
<サポート装置8における接続可否の判定>
上記実施形態の説明では、通信カプラ52がサポート装置8とのオンライン接続可否を判定し、判定結果をサポート装置8へ応答するものとして説明した。これに限らず、通信カプラ52が保持する接続設定情報103をサポート装置8が読み出して、サポート装置8が通信カプラ52とのオンライン接続可否を判定することとしてもよい。この場合、サポート装置8において、通信カプラ52へ接続するためのユーザ操作を制限する。
図13は、サポート装置8が通信カプラ52との接続可否を判定する処理を示すフローチャートである。
シーケンスSQ301において、サポート装置8は、ユーザの操作に基づいて、通信カプラ52へ通信インタフェース170を経由してオンライン接続を要求する操作を受け付ける。
シーケンスSQ303において、サポート装置8は、通信カプラ52に対し接続設定情報103を送信するよう要求する。
シーケンスSQ305において、通信カプラ52は、サポート装置8からの接続設定情報103の送信要求を受け付けて、接続設定情報103をサポート装置8へ送信する。
シーケンスSQ307において、サポート装置8は、通信カプラ52から接続設定情報103を受信して、受信した接続設定情報103の設定内容が「接続許可」、「接続禁止」のいずれであるか判定し、「接続禁止」である場合はシーケンスSQ309の処理を行う。
シーケンスSQ309において、サポート装置8は、ディスプレイ87に、通信カプラ52の接続設定情報103の設定によってサポート装置8と通信カプラ52との通信インタフェース170を経由した接続が禁止されていることを表示する。
シーケンスSQ311において、サポート装置8は、通信カプラ52に接続するための操作の受け付けを無効にし、オンライン接続処理を終了する。
シーケンスSQ307において、接続設定情報103が「接続許可」に設定されている場合、サポート装置8は、シーケンスSQ313の処理を行う。
シーケンスSQ313において、サポート装置8は、通信カプラ52との通信インタフェース170を経由した接続が可であることをディスプレイ87に表示する。
シーケンスSQ315において、サポート装置8は、ユーザがサポート装置8を介して通信カプラ52にユーザが所望する処理を実行させるための操作を受け付ける。
シーケンスSQ317において、サポート装置8は、ユーザから受け付けた操作内容に基づいて、通信カプラ52が実行すべき処理の要求を通信カプラ52へ送信する。
シーケンスSQ319において、通信カプラ52は、ユーザから受け付けた操作内容に基づいて処理を行い、処理結果をサポート装置8へ通信インタフェース170を介して応答する。
<まとめ>
サポート装置8を通信カプラ52の通信インタフェース170経由で接続しているとき、特定の条件の時にサポート装置8のオンライン接続を通信カプラ52が許可している。通信カプラ52は、サポート装置8のオンライン接続の可否を示す接続設定情報103を保持しているが、異常発生時など特定の条件に合致する場合は接続設定情報103の設定にかかわらずオンライン接続を許可する。これにより、通信カプラ52が通常動作している間はサポート装置8と通信カプラ52との接続を禁止して、人的ミス等による損害の発生を防止しつつ、通信カプラ52を含むリモートIOターミナル5に異常が発生するなど点検や検査が必要な場面では、例えばCPUユニット13の操作認証権限を有しないエンドユーザであっても、サポート装置8を通信カプラ52にオンライン接続していち早く異常の原因等を分析させることができる。
本発明を実現するプログラムは、通信インタフェースを介してネットワークを利用した送受信等により提供される。今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 PLC、2 フィールドネットワーク、3 サーボモータドライバ、4 サーボモータ、5 リモートIOターミナル、6 検出スイッチ、7 リレー、8 PLCサポート装置、10 接続ケーブル、11 PLCシステムバス、12 電源ユニット、13 CPUユニット、14,53 IOユニット、51 リモートIOターミナルバス、52 通信カプラ、511,611 ダウンリンク、512,612 アップリンク、103 接続設定情報、170 通信インタフェース、171 発光部。

Claims (12)

  1. コントローラの演算ユニットとフィールドネットワークを介して接続される通信カプラであって、
    前記通信カプラは、マスタ装置として機能し、スレーブ装置とシステムバスによって通信可能であり、
    前記通信カプラの動作設定を行うための情報処理装置と接続するための通信インタフェースと、
    前記情報処理装置と前記通信カプラとのオンライン接続の可否の設定を示す接続設定情報を記憶するための記憶部と、
    前記情報処理装置が前記通信インタフェースを経由して前記通信カプラと接続している場合に、前記接続設定情報に基づいて、前記情報処理装置とのオンライン接続を制限する制御部とを備え、
    前記接続設定情報に示される設定は、前記通信カプラが前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を許可することを示す接続許可設定と、前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を禁止すべきことを示す接続禁止設定とを含み、
    前記制御部は、前記接続禁止設定が示される場合に、前記通信カプラおよび前記通信カプラのスレーブ装置からなるネットワークにおいて異常動作が発生しているとき、前記情報処理装置による前記通信カプラとのオンライン接続を許可する、
    通信カプラ。
  2. 前記制御部は、前記ネットワークにおいて異常動作の発生が検出されないとき、前記情報処理装置による前記通信カプラとのオンライン接続を禁止する、
    請求項1記載の通信カプラ。
  3. コントローラの演算ユニットとフィールドネットワークを介して接続される通信カプラであって、
    前記通信カプラは、マスタ装置として機能し、スレーブ装置とシステムバスによって通信可能であり、
    前記通信カプラの動作設定を行うための情報処理装置と接続するための通信インタフェースと、
    前記情報処理装置と前記通信カプラとのオンライン接続の可否の設定を示す接続設定情報を記憶するための記憶部と、
    前記情報処理装置が前記通信インタフェースを経由して前記通信カプラと接続している場合に、前記接続設定情報に基づいて、前記情報処理装置とのオンライン接続を制限する制御部とを備え、
    前記接続設定情報に示される設定は、前記通信カプラが前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を許可することを示す接続許可設定と、前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を禁止すべきことを示す接続禁止設定とを含み、
    前記制御部は、前記接続禁止設定が示される場合に、前記通信カプラの動作が異常動作であるときは前記情報処理装置による前記通信カプラとのオンライン接続を許可する
    通信カプラ。
  4. コントローラの演算ユニットとフィールドネットワークを介して接続される通信カプラであって、
    前記通信カプラは、マスタ装置として機能し、スレーブ装置とシステムバスによって通信可能であり、
    前記通信カプラの動作設定を行うための情報処理装置と接続するための通信インタフェースと、
    前記情報処理装置と前記通信カプラとのオンライン接続の可否の設定を示す接続設定情報を記憶するための記憶部と、
    前記情報処理装置が前記通信インタフェースを経由して前記通信カプラと接続している場合に、前記接続設定情報に基づいて、前記情報処理装置とのオンライン接続を制限する制御部とを備え、
    前記接続設定情報に示される設定は、前記通信カプラが前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を許可することを示す接続許可設定と、前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を禁止すべきことを示す接続禁止設定とを含み、
    前記制御部は、前記接続禁止設定が示される場合に、前記通信カプラに接続されるスレーブ装置の動作が縮退動作であると検出されるときは前記情報処理装置による前記通信カプラとのオンライン接続を許可する
    通信カプラ。
  5. コントローラの演算ユニットとフィールドネットワークを介して接続される通信カプラであって、
    前記通信カプラは、マスタ装置として機能し、スレーブ装置とシステムバスによって通信可能であり、
    前記通信カプラの動作設定を行うための情報処理装置と接続するための通信インタフェースと、
    前記情報処理装置と前記通信カプラとのオンライン接続の可否の設定を示す接続設定情報を記憶するための記憶部と、
    前記情報処理装置が前記通信インタフェースを経由して前記通信カプラと接続している場合に、前記接続設定情報に基づいて、前記情報処理装置とのオンライン接続を制限する制御部とを備え、
    前記接続設定情報に示される設定は、前記通信カプラが前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を許可することを示す接続許可設定と、前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を禁止すべきことを示す接続禁止設定とを含み、
    前記制御部は、前記接続禁止設定が示される場合であって、前記通信カプラが通常動作をしており、前記スレーブ装置の動作が縮退動作であるときに、前記情報処理装置とのオンライン接続を許可する
    通信カプラ。
  6. コントローラの演算ユニットとフィールドネットワークを介して接続される通信カプラであって、
    前記通信カプラは、マスタ装置として機能し、スレーブ装置とシステムバスによって通信可能であり、
    前記通信カプラの動作設定を行うための情報処理装置と接続するための通信インタフェースと、
    前記情報処理装置と前記通信カプラとのオンライン接続の可否の設定を示す接続設定情報を記憶するための記憶部と、
    前記情報処理装置が前記通信インタフェースを経由して前記通信カプラと接続している場合に、前記接続設定情報に基づいて、前記情報処理装置とのオンライン接続を制限する制御部とを備え、
    前記情報処理装置は、前記演算ユニットとオンライン接続可能であり、
    前記通信カプラは、前記情報処理装置と接続される前記演算ユニットとフィールドネットワークを介して接続し、前記演算ユニットを経由して前記情報処理装置から前記接続設定情報の更新を受け付ける
    通信カプラ。
  7. コントローラの演算ユニットとフィールドネットワークを介して接続される通信カプラであって、
    前記通信カプラは、マスタ装置として機能し、スレーブ装置とシステムバスによって通信可能であり、
    前記通信カプラの動作設定を行うための情報処理装置と接続するための通信インタフェースと、
    前記情報処理装置と前記通信カプラとのオンライン接続の可否の設定を示す接続設定情報を記憶するための記憶部と、
    前記情報処理装置が前記通信インタフェースを経由して前記通信カプラと接続している場合に、前記接続設定情報に基づいて、前記情報処理装置とのオンライン接続を制限する制御部とを備え、
    前記接続設定情報に示される設定は、前記通信カプラが前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を許可することを示す接続許可設定と、前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を禁止すべきことを示す接続禁止設定とを含み、
    前記通信カプラは、
    前記フィールドネットワークを介する通信処理に基づき前記フィールドネットワークにおける異常の発生を検出し、
    前記制御部は、前記接続禁止設定が示される場合であって、前記フィールドネットワークにおける異常の発生が検出される場合に、前記情報処理装置とのオンライン接続を許可する
    通信カプラ。
  8. コントローラの演算ユニットとフィールドネットワークを介して接続される通信カプラであって、
    前記通信カプラは、マスタ装置として機能し、スレーブ装置とシステムバスによって通信可能であり、
    前記通信カプラの動作設定を行うための情報処理装置と接続するための通信インタフェースと、
    前記情報処理装置と前記通信カプラとのオンライン接続の可否の設定を示す接続設定情報を記憶するための記憶部と、
    前記情報処理装置が前記通信インタフェースを経由して前記通信カプラと接続している場合に、前記接続設定情報に基づいて、前記情報処理装置とのオンライン接続を制限する制御部とを備え、
    前記接続設定情報に示される設定は、前記通信カプラが前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を許可することを示す接続許可設定と、前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を禁止すべきことを示す接続禁止設定とを含み、
    前記通信カプラは、
    前記フィールドネットワークとの接続を検出し、
    前記制御部は、前記接続禁止設定が示される場合であって、前記フィールドネットワークとの接続が検出されない場合に、前記情報処理装置とのオンライン接続を許可する
    通信カプラ。
  9. 前記制御部は、
    前記通信カプラが前記情報処理装置とオンライン接続している場合に、前記オンライン接続される情報処理装置による前記接続設定情報の更新を受け付ける、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の通信カプラ。
  10. 通信カプラと通信インタフェースにより接続することが可能な情報処理装置であって、
    前記通信カプラは、
    コントローラの演算ユニットとフィールドネットワークを介して接続され、マスタ装置として機能し、スレーブ装置とシステムバスによって通信可能であり、前記情報処理装置と前記通信カプラとのオンライン接続の可否の設定を示す接続設定情報を記憶するための記憶部と、
    前記情報処理装置が前記通信インタフェースを経由して前記通信カプラと接続している場合に、前記接続設定情報に基づいて、前記情報処理装置とのオンライン接続を制限する制御部とを含み、
    前記接続設定情報に示される設定は、前記通信カプラが前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を許可することを示す接続許可設定と、前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を禁止すべきことを示す接続禁止設定とを含み、
    前記制御部は、前記接続禁止設定が示される場合に、前記通信カプラおよび前記通信カプラのスレーブ装置からなるネットワークにおいて異常動作が発生しているとき、前記情報処理装置による前記通信カプラとのオンライン接続を許可し、
    前記情報処理装置は、
    前記通信カプラとの接続可否の判定結果を前記通信カプラから取得する取得部と、
    前記判定結果において前記情報処理装置と前記通信カプラとが接続不可と示される場合に、前記接続設定情報の設定内容に従って前記通信カプラとの接続が不可であることをモニタに表示する表示部とを備える、
    情報処理装置。
  11. コントローラの演算ユニットとフィールドネットワークを介して接続される通信カプラの動作を制御する制御方法であって、
    前記通信カプラは、マスタ装置として機能し、スレーブ装置とシステムバスによって通信可能であり、前記通信カプラの動作設定を行う情報処理装置と接続するための通信インタフェースと、前記情報処理装置と前記通信カプラとのオンライン接続の可否の設定を示す接続設定情報を記憶するためのメモリとを含み、
    前記接続設定情報に示される設定は、前記通信カプラが前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を許可することを示す接続許可設定と、前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を禁止すべきことを示す接続禁止設定とを含み、
    前記制御方法は、
    前記通信カプラが、前記通信インタフェースを経由して前記情報処理装置と通信カプラとが接続している場合に、前記接続設定情報に基づいて、前記情報処理装置とのオンライン接続を制限するステップと、
    前記接続禁止設定が示される場合に、前記通信カプラおよび前記通信カプラのスレーブ装置からなるネットワークにおいて異常動作が発生しているとき、前記情報処理装置による前記通信カプラとのオンライン接続を許可するステップとを含む、
    制御方法。
  12. コントローラの演算ユニットとフィールドネットワークを介して接続される通信カプラの動作を制御するためのプログラムであって、
    前記通信カプラは、マスタ装置として機能し、スレーブ装置とシステムバスによって通信可能であり、前記通信カプラの動作設定を行う情報処理装置と接続するための通信インタフェースと、プロセッサと、前記情報処理装置と前記通信カプラとのオンライン接続の可否の設定を示す接続設定情報を記憶するためのメモリとを含み、
    前記接続設定情報に示される設定は、前記通信カプラが前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を許可することを示す接続許可設定と、前記通信インタフェースを経由する前記情報処理装置とのオンライン接続を禁止すべきことを示す接続禁止設定とを含み、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    前記通信インタフェースを経由して前記情報処理装置と通信カプラとが接続している場合に、前記接続設定情報に基づいて、前記情報処理装置とのオンライン接続を制限するステップと、
    前記接続禁止設定が示される場合に、前記通信カプラおよび前記通信カプラのスレーブ装置からなるネットワークにおいて異常動作が発生しているとき、前記情報処理装置による前記通信カプラとのオンライン接続を許可するステップとを実行させる、
    プログラム。
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