以下に本願にかかる情報提供システムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願にかかる情報提供システムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(第1の実施形態)
〔1.情報提供処理〕
まず、図1を用いて、第1の実施形態にかかる情報提供処理の一例について説明する。図1は、第1の実施形態にかかる情報提供処理の一例を示す図である。図1の例では、情報提供処理システム1は、ユーザ端末10と、買取業者端末50aおよび50bと、買取サーバ100と、カード会社サーバ200と、ショッピングサーバ300とを有する。ユーザ端末10と、買取業者端末50aおよび50bと、買取サーバ100と、カード会社サーバ200と、ショッピングサーバ300とは、ネットワークを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図1は、一例であり、ユーザ端末10、買取業者端末50aおよび50b、買取サーバ100、カード会社サーバ200およびショッピングサーバ300の数は、図1に示す数に限られない。
ユーザ端末10は、ユーザによって利用される装置である。例えば、ユーザ端末10は、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。ユーザ端末10は、ユーザの操作に従って、ショッピングサーバ300にページリクエストを送信することで、ショッピングサーバ300から所定のウェブページを受け付ける。
買取業者端末50aは、買取業者Aによって利用される装置である。また、買取業者端末50bは、買取業者Bによって利用される装置である。そして、本実施形態では、これら各買取業者の装置をまとめて、単に買取業者端末50と表記する場合がある。買取業者端末50は、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA等の端末装置である。
ここで、買取業者とは、持ち込まれた中古品を査定し、査定した額で中古品を買い取る中古買取業者である。例えば、買取業者は、所定の商品に対し、購入後から所定の期間内(経過年数)であれば買い取る予定の価格である買取予定価格を決める。そして、買取業者は、買取業者端末50を用いて、決定した買取予定価格等の買取情報を買取サーバ100に対して入稿する。
ここで、本実施形態において、買取業者とは、例えば、ユーザによって持ち込まれた中古品を査定し、査定額に基づいて、その中古品を買い取る中古買取業者である。
買取サーバ100は、買取業者端末50から所定の商品に対する買取予定価格を受け付けて、受け付けた買取予定価格を買取情報記憶部121に記憶する。例えば、図1では、買取サーバ100は、買取業者Aの買取業者端末50aから「商品『Kウォッチ』において、購入時から経過年数5年以内であれば、40万で買取予定」といった買取情報を受け付けて、受け付けた買取情報を買取情報記憶部121に記憶する例を示す。また、買取サーバ100は、買取業者Bの買取業者端末50bから「商品『Mウォッチ』において、購入時から経過年数3年以内であれば、35万で買取予定」といった買取情報を受け付けて、買取情報記憶部121に記憶している例を示す。
カード会社サーバ200は、クレジットカードであるY2カードを発行しているカード会社Y1によって利用されるサーバ装置である。カード会社サーバ200は、例えば、カード会社Y1の従業員の操作に従って、ユーザに提供する返済プランを生成する。
そして、カード会社Y1は、Y2カードによる返済プランとして、例えば、クレジットカード決済の他、残価設定型クレジット(以下、「残クレ」と表記する場合がある)による返済プランをユーザに提供しているものとする。
ショッピングサーバ300は、ユーザ端末10からのページリクエストに応じて、所定のショッピングサイトとともに、買取情報記憶部121における買取情報をユーザ端末10に配信する。本実施形態では、ショッピングサーバ300によって配信されるショッピングサイト名を「ショッピングサイトY3」とする。そして、ショッピングサイトY3で取り扱われている商品の中には、買取業者によって買取予定価格が設定されることにより、買取対象商品、または、残価設定型クレジット対象商品(残クレ対象)となっているものがある。
第1の実施形態にかかる情報提供システム1は、買取サーバ100と、カード会社サーバ200と、ショッピングサーバ300とが連携している。これにより、第1の実施形態にかかる情報提供システム1は、ショッピングサイトY3で所定の商品を指定したユーザに対し、所定の商品の残クレによる返済プランとともに、その商品の買取情報を提供することを可能とするシステムである。以下では、第1の実施形態にかかる報提供処理システム1による情報提供処理の流れについて説明する。
買取サーバ100は、予め、買取業者端末50から買取情報の入稿を受け付けているものとする。また、カード会社サーバ200は、予め、返済プランを生成しているものとする。しかし、この例に限られず、買取サーバ100は、いずれのタイミングでも買取業者端末50から買取情報の入稿を受け付けてよい。また、カード会社サーバ200は、いずれのタイミングで返済プランを生成してもよい。
ここで、ユーザ端末10は、ユーザU10の操作に従って、ショッピングサーバ300に対して、ウェブページの要求であるページリクエストを送信したとする(ステップS1)。ショッピングサーバ300は、ページリクエストを受け付けると、「ショッピングサイトY3」のTOPページを配信する。
次に、ユーザ端末10は、ショッピングサイトY3におけるカテゴリ「腕時計」に対応するウェブページW1aへ遷移するためのページリクエストをショッピングサーバ300に送信したとする。ショッピングサーバ300は、リクエストを受け付けると、買取情報記憶部121を参照することで、カテゴリ「腕時計」に対応する商品「Kウォッチ」、「Lウォッチ」、「Mウォッチ」が買取予定価格が設定されている買取対象であるか否かを判定する。
そして、ショッピングサーバ300は、買取対象であると判定した「Kウォッチ」および「Mウォッチ」の支払い方法として、「残クレ」が表示されるようなウェブページW1aを生成し、生成したウェブページW1aを配信する。
ここで、ユーザU10によって、ウェブページW1aの商品「Kウォッチ」が選択されたとする。これに応じて、ユーザ端末10は、商品情報「販売価格100万、Kウォッチ」を含むページリクエストをショッピングサーバ300に送信する。ショッピングサーバ300は、リクエストを受け付けると、買取情報記憶部121を参照し、商品「Kウォッチ」に対応する買取業者A、買取予定価格「40万」および経過期間「5年」を含む買取情報を取得し、取得した買取情報が表示されるようなウェブページW1bを生成し、生成したウェブページW1bを配信する(ステップS2)。なお、図1に示すように、ウェブページW1bでは、プルダウンB1押下によって「残価設定型クレジット」が表示される。
ここで、ユーザU10によって、ウェブページW1bにおける支払方法「残価設定型クレジット」が選択されたとする。これに応じて、ユーザ端末10は、選択情報「残価設定型クレジット」を含むページリクエストをショッピングサーバ300に送信する。ショッピングサーバ300は、リクエストを受け付けると、返済プランが設計できるウェブページW1cを配信する(ステップS3)。
図1に示すように、かかるウェブページW1cには、カード会社サーバ200によって生成された返済プラン(支払回数等)を表示するためのプルダウンB2および残価の入力を受け付ける残価入力欄B3が含まれる。これにより、ユーザU10は、買取予定価格等の買取情報を参考にして、支払回数や残価を設定することができる。
例えば、図1に示すように、ユーザU10は、プルダウンB2から支払回数「36回」を選択し、残価入力欄B3に「50万」を入力することで返済プランを設計するとともに、「次へ」ボタンを押下したとする。
これに応じて、ユーザ端末10は、入力情報を含むページリクエストをショッピングサーバ300に送信する。ショッピングサーバ300は、リクエストを受け付けると、商品「Kウォッチ」の販売価格「100万」から残価「50万」を除いた「50万」を支払回数「36回」で割るとともに、カード会社Y1により設定されている所定の金利手数料を考慮した月々の支払額を算出する。そして、ショッピングサーバ300は、算出した情報が、例えば、詳細図として表示されるようなウェブページW1dを生成し、生成したウェブページW1dを配信する(ステップS4)。
このように、情報提供システム1は、買取業者から所定の商品の買取予定価格を受け付けて、記憶しておく。そして、情報提供システム1は、ユーザによって指定された商品に対応する買取予定価格をユーザ端末10に表示させる。このように、情報提供システム1は、ユーザによって指定された商品に対する買取予定価格を表示するため、ユーザに対し、当該買取予定価格を参考にさせることで、返済プランをより設計し易い、すなわち利用しやすい残価設定型クレジットを提供することができる。
〔2.買取サーバの構成〕
次に、図2を用いて、第1の実施形態にかかる情報システムにおける買取サーバ100について説明する。図2は、第1の実施形態にかかる買取サーバ100の構成例を示す図である。図2に示すように、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、ユーザ端末10、買取業者端末50、カード会社サーバ200、ショッピングサーバ300との間で情報の送受信を行う。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、買取情報記憶部121を有する。
買取情報記憶部121は、買取業者端末50によって入稿された所定の商品に対する買取予定価格等の買取情報を記憶する記憶部である。ここで、図3に第1の実施形態にかかる買取情報記憶部121の一例を示す。図3の例では、買取情報記憶部121は、「買取業者名」、「商品名」、「買取予定価格」、「経過期間」といった項目を有する。
「買取業者名」は、所定の商品に対して買取予定価格を設定している中古品買取業者の店舗名や企業名等である。「商品名」は、「買取予定価格」が設定されている商品、すなわち、買取対象の商品の商品名である。「買取予定価格」は、「商品名」に対応する商品を買い取る予定の価格である。
「経過期間」は、対応する「買取予定価格」で買い取り可能な期間である。つまり、商品を購入した場合、購入日からかかる経過期間内であれば、その商品に対応する「買取予定価格」で買い取ってもらえることを示す。なお、経過期間に対応する期間のカウント方式として、必ずしも商品購入日から1日毎に買取日までカウントされた期間が採用される必要はなく、例えば、購入日から1週間以内を1日と見なし、それ以降は1日単位で買取日までカウントした期間が採用されてもよい。そして、経過期間をどのようにカウントするかは、各買取業者によって任意に設定されてもよいし、買取業者間で一律に設定されてもよい。
すなわち、図3の例では、買取業者「A」は、商品「Kウォッチ」に対し、経過期間「5年以内」であれば、40万円で買取予定であることを定めていることを示す。
図2に戻り、制御部130は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、買取サーバ100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部130は、受付部131を有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部131は、買取業者端末50から買取情報の入稿を受け付ける。例えば、受付部131は、買取業者端末50から、買取業者名、商品名、買取予定価格、経過期間といった情報を含む買取情報の入稿を受け付ける。そして、受付部131は、買取業者名、商品名、買取予定価格、経過期間を対応付けて、買取情報記憶部121に格納する。
〔3.カード会社サーバの構成〕
次に、図4を用いて、第1の実施形態にかかる情報システムにおけるカード会社サーバ200について説明する。図4は、第1の実施形態にかかるカード会社サーバ200の構成例を示す図である。図4に示すように、通信部210と、記憶部220と、制御部230とを有する。
通信部210は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部210は、ネットワークと有線または無線で接続され、ユーザ端末10、買取業者端末50、ショッピングサーバ300との間で情報の送受信を行う。
記憶部220は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部220は、プラン情報記憶部221を有する。
プラン情報記憶部221は、後述するプラン生成部231によって生成された返済プランを構成する各構成要素を記憶する記憶部である。ここで、図5に第1の実施形態にかかるプラン情報記憶部221の一例を示す。図5の例では、プラン情報記憶部221は、「価格帯」、「プランID」、「回数」、「月々金利」、「残価」といった項目を有する。なお、「残価」は、後述するが、カード会社サーバ200によって残価が設定されるパターンで用いられる情報であり、ここでの説明は省略する。
「価格帯」は、商品の販売価格の幅である。「プランID」は、返済プランを識別する識別情報である。「支払回数」は、ユーザがY2カード利用による分割払いを行う場合に、ユーザに設定または選択させる支払回数である。また、「支払回数」は、例えば、「価格帯」に応じて設定される。「月々金利」は、「支払回数」に応じて、月々の支払額に上乗せされる金利手数料を算出するための金利割合である。
すなわち、図5の例では、プランID「PL2a」によって識別されるプランは、支払回数「12回」、月々金利「3%」といった要素により構成され、価格帯「30万円以上〜50万円未満」の商品に対して適用されるプランであることを示す。
図4に戻り、制御部230は、CPUやMPU等によって、カード会社サーバ200内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部230は、プラン生成部231を有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部230の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部230が有する各処理部の接続関係は、図4に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
プラン生成部231は、図5に示すプラン情報記憶部221で説明したように、「支払回数」や「月々金利」といった要素によって構成される返済プランを、「価格帯」毎に生成する。プラン生成部231は、例えば、カード会社Y1の従業員の操作に従って、このような返済プランを生成してもよいし、自動で生成してもよい。また、プラン生成部231は、カード会社Y1の従業員によって、他の装置で生成された返済プランを単に受け付けるだけでも良い。そして、プラン生成部231は、生成した返済プランをプラン情報記憶部221に格納する。
〔4.ショッピングサーバの構成〕
次に、図6を用いて、第1の実施形態にかかる情報システムにおけるショッピングサーバ300について説明する。図6は、第1の実施形態にかかるショッピングサーバ300の構成例を示す図である。図6に示すように、ショッピングサーバ300は、通信部310と、記憶部320と、制御部330とを有する。
通信部310は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部310は、ネットワークと有線または無線で接続され、ユーザ端末10、買取業者端末50、カード会社サーバ200との間で情報の送受信を行う。
記憶部320は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部320は、購入履歴記憶部321を有する。購入履歴記憶部321については、後程詳しく説明する。
制御部330は、CPUやMPU等によって、ショッピングサーバ300内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部330は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図6に示すように、制御部330は、受付部331と、配信部332と、取得部333とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部330の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部330が有する各処理部の接続関係は、図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部331は、ユーザ端末10から送信されたウェブページの要求であるページリクエストを受け付ける。また、受付部331は、販売価格に対して、将来払う所定の価格である残価を設定可能な商品の指定を受け付ける。
配信部332は、ページリクエストに応じたウェブページを生成し、生成したウェブページをユーザ端末10に配信する。例えば、配信部332は、後述する取得部333によって取得された情報を表示するようなウェブページを生成し、生成したウェブページをユーザ端末10に配信する。すなわち、配信部332は、ユーザ端末10に取得部333によって取得された情報が表示されるように送信する送信部であるともいえる。また、配信部332は、各商品が買取対象であるか否かを判定し、買取対象であると判定した場合には、買取に関する所定の情報が表示されるようなウェブページを生成し、生成したウェブページを配信する。
取得部333は、受付部331によって受け付けられた商品を所定の買取業者が将来において買い取る予定の価格である買取予定価格を取得する。以下では、受付部331、配信部332および取得部333の具体的な処理について、図1を例に用いて説明する。
なお、本実施形態では、カード会社サーバ200の運営元のカード会社を、「カード会社Y1」とする。また、「カード会社Y1」によって発行されるクレジットカードを「Y2カード」とする。また、ショッピングサーバ300によって運営されているサイトを「ショッピングサイトY3」とする。
例えば、ショッピングサイトY3におけるカテゴリ「腕時計」に対応するウェブページW1aへ遷移するためのページリクエストが、ユーザ端末10から送信されたとする。配信部332は、受付部331によってページリクエストが受け付けられると、買取情報記憶部121を参照することで、カテゴリ「腕時計」に対応する商品のうち、買取対象を判定する。例えば、配信部332は、買取情報記憶部121に登録がある商品を買取対象であると判定する。
そして、配信部332は、買取対象である商品の支払い方法として、「残クレ」が表示されるようなウェブページW1aを生成し、生成したウェブページW1aを配信をユーザ端末10に配信する。
図1の例では、配信部332は、カテゴリ「腕時計」に対応する商品である「Kウォッチ」、「Lウォッチ」、「Mウォッチ」のうち、買取情報記憶部121に登録がある「Kウォッチ」および「Mウォッチ」を買取対象と判定する。そして、配信部332は、「Kウォッチ」および「Mウォッチ」の支払い方法として、「残クレ」が表示されるようなウェブページW1aを生成し、生成したウェブページW1aをユーザ端末10に配信する。
次に、配信されたウェブページW1aにおいて、所定の商品が選択されたことにより、選択された商品の商品情報を含むページリクエストが、ユーザ端末10から送信されたとする。取得部333は、受付部331によってページリクエストが受け付けられると、買取情報記憶部121を参照し、選択された商品に対応する買取情報(買取業者名、買取予定価格、経過期間)を取得する。そして、取得部333は、取得した買取情報が表示されるようなウェブページW1bを配信するよう配信部332に指示する。なお、図1に示すように、ウェブページW1bでは、プルダウンB1押下によって「残価設定型クレジット」が表示される。
例えば、図1に示すように、ウェブページW1aにおいて、「Kウォッチ」が選択されたことにより、商品情報「Kウォッチ」を含むページリクエストが、ユーザ端末10から送信されたとする。取得部333は、受付部331によってページリクエストが受け付けられると、買取情報記憶部121を参照し、Kウォッチに買取価格を設定している買取業者名「A」、買取予定価格「40万」、経過期間「5年」を取得し、取得した買取情報が表示されるようなウェブページW1bを配信するよう配信部332に指示する。
次に、ウェブページW1bにおいて、「残価設定型クレジット」が選択されたことにより、選択された商品の商品情報を含むページリクエストが、ユーザ端末10から送信されたとする。取得部333は、選択された商品の商品情報を用いて、プラン情報記憶部221を参照する。そして、取得部333は、販売価格に対応する「価格帯」に対応付けられている「支払回数」を取得し、取得した支払回数がウェブページW1cのプルダウン一覧に表示されるようなウェブページW1cを配信するよう配信部332に指示する。
また、このとき、取得部333は、取得した買取情報(図1の例では、買取業者名「A」、買取予定価格「40万」、経過期間「5年」)も表示されるようなウェブページW1cを配信するよう配信部332に指示してもよい。
図1の例では、取得部333は、商品情報「販売価格100万、Kウォッチ」を用いて、図5に示すプラン情報記憶部221を参照することで、価格帯「100万以上〜150万未満」に対応付けられている支払回数「12回、24回、36回」を取得する。そして、取得部333は、取得したプラン情報がプルダウン一覧に表示されるようなウェブページW1cを配信するよう配信部332に指示する。
配信部332は、取得部333から受け付けた指示に従い、ウェブページW1cを生成し、生成したウェブページW1cをユーザ端末10に配信する。これにより、ユーザU10は、買取予定価格等の買取情報を参考にして、支払回数や残価を設定することができる。
ここで、ウェブページW1cにおいて、プルダウンB2から支払回数が選択され、残価入力欄B3に所定の残価が入力され、「次へ」ボタンが押下されたとする。
これにより、ウェブページW1cでの選択および入力情報を含むページリクエストが、ユーザ端末10から送信されたとする。取得部333は、受付部331によってページリクエストが受け付けられると、選択された商品の販売価格、支払回数を用いて、プラン情報記憶部221を参照し、対応する「月々金利」を取得する。そして、取得部332は、取得した「月々金利」、選択された商品の販売価格、支払回数および残価に基づいて、月々の支払額を算出する。そして、取得部333は、算出した結果に基づくプラン詳細が表示されるようなウェブページW1dを配信するよう配信部332に指示する。
例えば、図1に示すように、ウェブページW1cで「支払回数:36回、残価:50万」といった返済プランが設計されたとする。これにより取得部333は、プラン情報記憶部221を参照し、販売価格「100万円」、支払回数「36回」に対応する月々金利「8%」を取得する。そして、取得部333は、算出した結果に基づくプラン詳細が表示されるようなウェブページW1dを配信するよう配信部332に指示する。
なお、配信部332は、選択された商品に対する買取情報を選択可能なウェブページW1dを生成し、生成したウェブページW1dを配信してもよい。そして、例えば、ウェブページW1dにおいて、買取情報が選択されることで、設計された返済プランでの商品購入が確定する。このような場合、図1の例では、「Kウォッチ」がユーザU10による購入対象の商品である。
また、配信部332によって、商品が買取対象であるか否かが判定される例を示したが、必ずしも配信部332によって、このような判定処理が行われる必要はない。例えば、取得部333によって、判定処理が行われてもよい。
例えば、取得部333は、ショッピングサイトY3で取り扱われている商品に対し、買取対象であるか否かを所定のタイミング(例えば所定期間)毎に判定してもよいし、受付部331によって商品の指定が受け付けられた場合に、指定が受け付けられた商品が買取対象であるか否かを判定してもよい。そして、取得部333は、指定された商品が買取対象であると判定した場合には、その商品に対応する買取情報を買取情報記憶部121から取得することで、取得した買取情報が表示されるようなウェブページを生成するよう配信部332に指示する。また、例えば、このような判定処置を行う判定部が存在してもよい。
また、ユーザに対して、ウェブページW1cの残価入力欄B3で入力できる数値に制限が設けられてもよい。例えば、配信部332は、取得部333によって取得された買取予定価格を基準として、上限と下限を10万に設定した範囲で残価を入力可能とするウェブページ(図1の場合、ウェブページW1c)を生成し、生成したウェブページを配信してもよい。そして、このような残価の設定方式は、例えば、カード会社Y1によって決定される。
また、図1に示した各ウェブページは一例であり、必ずしも、図1に示すように所定の項目が選択、押下されると、商品一覧ページ(ウェブページW1a)、支払方法選択ページ(ウェブページW1b)、返済プラン設計ページ(ウェブページW1c)、返済プラン詳細ページ(ウェブページW1d)の順に遷移するものでなくてもよい。例えば、ウェブページW1aと、ウェブページW1bとの間にユーザ情報入力ページ等があってもよい。
また、第2の実施形態に示すが、例えば、受付部331によって指定が受け付けられた商品が、設計された返済プランで購入されてもよい。例えば、図7に示すように、配信部332は、取得部333によって取得された買取予定価格や買取業者を選択可能で、かつ、選択された情報で指定された商品を購入可能とするウェブページW1bを生成し、生成したウェブページW1bを配信してもよい。このような場合、受付部331は、購入対象となる商品の指定を受け付ける部位といえる。
〔5.変形例〕
上記第1の実施形態にかかる情報提供システム1は、上記第1の実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報提供システム1の他の実施形態について説明する。
〔5−1.残価(1)〕
上記第1の実施形態では、ユーザが残価を設定する例を示した。しかし、カード会社サーバ200のプラン生成部231によって残価が設定されてもよい。
例えば、プラン生成部231は、カード会社Y1の指示に従って、残価を設定し、設定した残価をプラン情報記憶部221に格納する。例えば、プラン生成部231は、商品の価格帯と、支払回数とに基づいて、残価を設定してよい。この場合、例えば、価格帯「30万以上〜50万未満」で、支払回数「12回」の場合には、その価格帯における中間価格に対する所定割合を残価として設定することが、カード会社サーバ200に対し予め設定される。プラン情報記憶部221に格納されている残価は、このようにして設定された残価の一例である。
この場合、例えば、40万の商品が選択されたとすると、取得部333によって、「支払回数:12回、残価:15万」、「支払回数:24回、残価:20万」といった返済プランが取得される。
そして、図1に示すウェブページW1cを例に説明すると、配信部332は、取得部333によって取得されたこれら2つの支払プランがプルダウン一覧として表示されるようなウェブページW1cを生成し、生成したウェブページW1cを配信する。
また、図5に示すプラン情報記憶部221の例では、1つのプランに対し、1つの残価が設定されている。しかし、プラン生成部231は、必ずしも、1つのプランに対し、1つの残価を設定する必要はなく、例えば、1つのプランに対し、複数の残価を設定してもよい。
例えば、図5に示すプランPL2aにおいて、プラン生成部231によって、3つの残価「5万、10万、15万」が設定されてもよい。また、PL2bにおいて、3つの残価「10万、15万、20万」が設定されてもよい。
この場合、例えば、40万の商品が選択されたとすると、取得部333によって、「支払回数:12回、残価:5万」、「支払回数:12回、残価:10万」、「支払回数:12回、残価:15万」、「支払回数:24回、残価:10万」、「支払回数:24回、残価:15万」、「支払回数:24回、残価:20万」といった返済プランが取得される。
そして、図1に示すウェブページW1cを例に説明すると、配信部332は、これら6つの支払プランがプルダウン一覧として表示されるようなウェブページW1cを生成し、生成したウェブページW1cを配信する。
〔5−2.残価(2)〕
また、買取予定価格が残価として設定されてもよい。つまり、配信部332は、取得部333によって取得された買取予定価格が残価に設定された返済プランを提供してもよい。この点について、図1を用いて説明する。例えば、ウェブページW1cのページリクエストが受け付けられると(ステップS3)、取得部333は、買取情報記憶部121を参照し、受付部331によって受け付けられた買取対象に対応する買取業者名、買取予定価格、経過期間を取得する。この点については、上述した。ここで、取得部333は、買取予定価格が残価として表示されるようなウェブページW1cを生成するよう配信部332に指示する。
例えば、ウェブページW1aで「Kウォッチ」が選択されていたとすると、取得部333は、買取情報記憶部121を参照し、「Kウォッチ」に対応する買取業者「A」、買取予定価格「40万」、経過年数「5年」を取得する。そして、取得部333は、取得した買取予定価格を残価とした返済プランが表示されるようなウェブページW1cを生成するよう配信部332に指示する。また、買取予定価格が残価である場合には、残価入力欄B3は必要ない。
このように、実施形態1にかかる情報提供システム1は、指定された商品に対応する買取予定価格を残価とした返済プランを提供する。これにより、情報提供システム1は、ユーザに対し、指定された商品に対する残クレプランをより立案させ易くすることができる。
〔5−3.同一商品に対して複数の買取業者(1)〕
上記第1の実施形態では、各買取業者が、それぞれ異なる商品に対し買取価格を設定している例を示した。しかし、買取サーバ100の受付部131は、同一商品に対し、複数の買取業者による買取予定価格の入稿を受け付けてよい。この点について、図1に対応付けて説明する。
この場合、取得部333は、複数の買取業者に対応する各買取予定価格を取得し、配信部332は、取得部333によって取得された各買取予定価格のうち、少なくとも一つをを提供する。この点について、図1に対応付けて説明する。
例えば、受付部131は、商品「Oウォッチ」に対して、買取業者E「買取予定価格:20万」、買取業者F「買取予定価格:25万」、買取業者G「買取予定価格:19万」といったように、複数の買取業者から同一商品である「Oウォッチ」に対する買取予定価格を受け付けたとする。また、例えば、ウェブページW1aで「Oウォッチ」が選択され、ウェブページW1bで「残価設定型クレジット」が選択されたとする。
受付部331によって、「Oウォッチ」の商品情報を含むウェブページW1cのページリクエストが受け付けられると、取得部333は、買取情報記憶部121を参照し、「Oウォッチ」に対応する買取業者名「E」、「F」、「G」とそれぞれの買取予定価格「20万」、「25万」、「19万」とを対応付けて取得し、取得した複数の買取業者名と買取予定価格とが表示されるようなウェブページW1cを配信するよう配信部332に指示する。
このように、第1の実施形態にかかる情報提供システム1は、指定された商品に対応する買取予定価格の一部、または、全てを提供することができるため、ユーザにとって利用しやすい残価設定型クレジットを提供することができる。また、情報提供システム1は、複数の買取業者と各買取業者によって設定されている買取予定価格を提供することができるため、ユーザに対し、複数の買取業者と複数の買取業者の買取予定価格をまとめて把握させることができる。これにより、情報提供システム1は、ユーザに対し、複数の買取予定価格を比較させることができる。
なお、配信部332は、このように複数の買取予定価格を表示する場合、複数の買取予定価格のうち、例えば、いずれか一つをユーザに選択可能なように表示してもよい。このように、買取予定価格を選択可能に表示する場合、選択された買取予定価格を残価として表示することが望ましく、配信部332は、残価入力欄B3を表示しなくてもよい。そして、例えば、ウェブページW1cにおいて買取予定価格が選択され、また、支払回数が入力され、「次へ」ボタンが押下された場合には、取得部333は、選択された商品の購入価格、選択された買取予定価格、選択された支払回数、月々金利に基づいて、月々支払額を算出する。そして、取得部333は、算出した情報に基づく返済プランの詳細が表示されるようなウェブページW1dを配信するよう配信部332に指示する。
〔5−4.同一商品に対して複数の買取業者(2)〕
上記のように、買取サーバ100の受付部131は、同一商品に対して、複数の買取業者による買取価格の入稿を受け付けてよい。そして、取得部333は、複数の買取業者に対応する各買取予定価格のうち、所定の買取予定価格を取得し、配信部332は、取得部333によって取得された所定の買取予定価格を提供してもよい。具体的には、取得部333は、所定の買取予定価格として、複数の買取業者に対応する各買取予定価格のうち最も高い買取予定価格を取得する。
例えば、買取サーバ100の受付部131は、商品「Oウォッチ」に対して、買取業者E「買取予定価格:20万」、買取業者F「買取予定価格:25万」、買取業者G「買取予定価格:19万」といったように、複数の買取業者から同一商品である「Oウォッチ」に対する買取予定価格を受け付けたとする。また、例えば、ウェブページW1aで、買取対象である「Oウォッチ」が選択され、ウェブページW1bで「残価設定型クレジット」が選択されたとする。
受付部331によって、「Oウォッチ」の商品情報を含むウェブページW1cのページリクエストが受け付けられると、取得部333は、買取情報記憶部121を参照する。そして、取得部333は、「Oウォッチ」に対して、買取予定価格を入稿している買取業者E〜Gのうち、買取予定価格の最も高い買取業者「F」の買取予定価格「25万」および対応する経過年数を表示対象として取得し、取得した情報をウェブページW1cに表示させる。
このように、第1の実施形態にかかる情報提供システム1は、複数の買取業者に対応する各買取予定価格のうち最も高い買取予定価格を提供する。ユーザにとっては、買い取ってもらえる額が高いほど返済プランとして残クレを選ぶメリットが高まる。このため、実施形態1にかかる情報提供システム1は、ユーザにとって利用しやすい残価設定型クレジットを提供できる。
また、取得部333は、複数の買取業者に対応する各買取予定価格のうち、所定の買取予定価格を取得し、配信部332は、取得部333によって取得された所定の買取予定価格を、各買取予定価格が高い順に表示されるように提供してもよい。例えば、取得部333は、配信部332に対し、買取予定価格の高い順に、「買取業者F:買取予定価格25万、買取業者E:買取予定価格20万、買取業者G:買取予定価格19万」を上から下方向に並べて表示させてもよい。これに応じて、配信部332は、ユーザ端末10に対し、買取予定価格の高い順に、「買取業者F:買取予定価格25万、買取業者E:買取予定価格20万、買取業者G:買取予定価格19万」を上から下方向に並べて表示させる。
また、取得部333は、経過期間に基づいて、所定の買取予定価格として、複数の買取業者に対応する各買取予定価格のうち提供対象の買取予定価格を取得してもよい。例えば、取得部333は、買取情報記憶部121を参照し、一つの商品に対して、複数の買取業者によって買取予定価格が入稿されていた場合には、配信部332に対し、最も長い経過年数が設定されている買取予定価格を優先的に表示させる。
このように、第1の実施形態にかかる情報提供システム1は、経過期間に基づいて取得した買取予定価格を提供することができるため、少しでも長く商品を保有したいユーザにとって利用しやすい残価設定型クレジットを提供できる。
〔5−5.買取保証がオークション形式〕
上記のように、買取サーバ100の受付部131は、同一商品に対して、複数の買取業者による買取価格の入稿を受け付けてよい。この場合、受付部131は、受け付けた情報、すなわち買取情報記憶部121の内容を各買取業者端末50から閲覧可能としてもよい。そして、取得部333は、設定されている買取予定価格のうち、最も高い買取予定価格を設定している買取業者の買取予定価格を買取保証額として取得し、配信部332に対し、取得した買取保証額を表示させる。この点について、図1に対応付けて説明する。
例えば、受付部131は、商品「Oウォッチ」に対して、買取業者E「買取予定価格:20万」、買取業者F「買取予定価格:25万」、買取業者G「買取予定価格:19万」といったように、複数の買取業者から同一商品である「Oウォッチ」に対する買取予定価格を受け付けたとする。また、例えば、ウェブページW1aで、買取対象である「Oウォッチ」が選択され、ウェブページW1bで「残価設定型クレジット」が選択されたとする。
これにより、ウェブページW1cのページリクエストが受け付けられると、取得部333は、買取情報記憶部221を参照する。そして、取得部333は、「Oウォッチ」に対して、買取予定価格を入稿している買取業者E〜Gのうち、買取予定価格の最も高い、買取業者「F」がその買取予定価格「25万」で、「Oウォッチ」を必ず買い取る買取保証対象として決定する。そして、配信部332は、ウェブページW1cにおいて、「買取業者F、25万で買取保証!」といった記載が表示されるようなウェブページW1cを配信する。
また、このとき取得部333は、買取保証対象以外の情報も表示させてよい。これにより、例えば、配信部332は、「買取業者F、25万で買取保証!」といった記載とともに、「買取業者E、20万で買取予定。」、「買取業者G、19万で買取予定。」といった記載、すなわち、買取予定に関する情報も表示されるようなウェブページW1cを配信する。また、配信部332によって、最も高い買取予定価格を設定している買取業者の買取予定価格を買取保証額として表示される例を示したが、配信部332は、取得部333によって取得された買取予定価格の全てを、買取保証額として表示してもよい。
また、ショッピングサーバ300は、買取予定価格の最も高い買取業者を買取保証対象として決定する代わりに、買取保証対象として決定された買取業者の店舗において商品が売却された場合には、売却された商品をショッピングサーバ300が運営する所定のサイト(例えば、オークションサイト)に出品するよう各買取業者と契約してもよい。この場合、例えば、ショッピングサーバ300の受付部331によって、契約に同意する旨の情報が買取業者端末50から受け付けられてよい。
このように、第1の実施形態にかかる情報提供システム1は、最も高い買取予定価格を設定している買取業者の買取予定価格を買取保証額として提供することができるため、ユーザに対し、返済プランとして残クレを選択する安心感を与えることができ、ユーザにとって利用しやすい残価設定クレジットといえる。
また、第1の実施形態にかかる情報提供システム1は、買取業者間での買取予定価格の競争を行わせることができる。これにより、実施形態1にかかる情報提供システム1は、より高い買取保証額を提供することができるため、ユーザにとって利用しやすい残価設定型クレジットを提供できる。
〔5−6.買取業者指定〕
また、受付部331は、商品販売元から買取業者の指定を受け付けてもよい。そして、取得部333は、商品販売元よって指定された買取業者に対応する買取予定価格取得し、取得した買取予定価格を配信部332に表示させる。
例えば、受付部331は、商品販売元のから買取業者指定を受け付けると、販売元を識別する販売元IDと、販売元の名称(例えば、店舗名)と、販売商品名、指定された買取業者名とを対応付けて所定の記憶部に格納する。そして、取得部333は、かかる所定の記憶部を参照し、受付部331によって指定が受け付けられた商品を販売している販売元によって指定されている買取業者を特定する。
そして、取得部333は、買取情報記憶部121を参照し、特定した買取業者に対応する商品に設定されている買取予定価格を取得し、取得した買取予定価格を表示させる。この点について、図1を用いて説明する。
まず、店舗SP1がショッピングサイトY3において「Kウォッチ」を販売しているとする。これにより、ショッピングサーバ300は、店舗SP1に対し、買取情報記憶部121を参照することで、「Kウォッチ」に対して買取予定価格を設定している買取業者を指定可能とする。
また、ウェブページW1aで商品「Kウォッチ」が選択され、ウェブページW1bで「残価設定型クレジット」が選択されることにより、受付部331によって、ウェブページW1cのページリクエストが受け付けられたとする。ここで、取得部333は、かかる所定の記憶部を参照することで、「Kウォッチ」を販売している店舗SP1によって指定されている買取業者を特定する。次に、取得部333は、買取情報記憶部121を参照することで、特定した買取業者によって設定されている「Kウォッチ」の買取情報を取得する。例えば、取得部333は、買取情報として、買取業者名、買取予定価格、経過年数を取得する。そして、取得部333は、取得した情報が表示されるようなウェブページW1cを配信するよう配信部332に指示する。
このように、第1の実施形態にかかる情報提供システム1は、指定された商品を販売している販売元によって指定されている買取業者の買取予定価格を提供する。例えば、販売元によっては、相性の悪い買取業者が存在し、そのような買取業者に自社製品が買い取られることを望まない場合がある。第1の実施形態にかかる情報提供システム1は、このように販売元が望まない買取業者の買取予定価格が提供されることで、販売元が望まない買取業者で買取が行われるといったことを回避することができる。
〔5−7.同一業者が販売と買取〕
業者によっては、販売と買取の両方を行っている場合がある。そこで、第1の実施形態にかかる情報提供システム1は、販売と買取の両方を行っている業者によって販売された商品であれば、当該業者で買い取り可能とするシステムを実現する。また、第1の実施形態にかかる情報提供システム1は、販売のみを行っている業者の商品であれば、所定の買取業者で買い取り可能とするシステムを実現する。
具体的には、受付部331は、商品の販売元に関する情報をさらに受け付け、取得部333は、受付部331によって受け付けられた情報に基づいて、商品の販売元に対応する買取予定価格を取得する。そして、配信部332は、当該販売元に対応する買取予定価格を表示する。この点について、図1に対応付けて説明する。
例えば、ウェブページW1aで商品が選択され、ウェブページW1bで「残価設定型クレジット」が選択されることにより、受付部331によって、ウェブページW1cのページリクエストが受け付けられたとする。ここで、取得部333は、選択された商品の販売元の情報を用いて、買取情報記憶部121を参照し、当該選択された商品の販売元が、当該選択された商品に対して買取予定価格を入稿しているか否かを判定する。例えば、取得部333は、販売元の「名称」と買取情報記憶部121における「買取業者名」とが一致し、かつ、選択された商品の「商品名」と買取情報記憶部121における「商品名」とが一致した場合に、かかる販売元が買取も行っているものと判定する。
このように、販売元が買取も行っていると判定した場合には、取得部333は、買取情報記憶部121から、かかる販売元に対応する買取予定価格を取得する。そして、取得部333は、取得した買取予定価格を表示させる。一方、取得部333は、販売元が買取を行っていないと判定した場合には、当該選択された商品に対する買取情報を入稿している買取業者のうち、所定の買取業者の買取情報を取得し、取得した買取情報を表示させる。この場合の、取得部333による処理は、上述してきた通りである。
販売と買取の両方を行っている業者は、自社製品であれば自社で買い取ることを望む傾向にある。第1の実施形態にかかる情報提供システム1は、指定された商品の販売元が買取も行っている場合、当該販売元によって設定されている買取予定価格を取得して、取得した買取予定価格を表示させる。これにより、第1の実施形態にかかる情報提供システム1は、販売と買取の両方を行っている業者に対し、当該業者の製品を当該業者で買い取り可能にすることができる。
〔5−8.ユーザ属性に応じた買取予定価格(1)〕
また、取得部333は、残価を設定可能な商品を指定したユーザのユーザ属性に応じた買取予定価格を取得してもよい。ここでは、ユーザ属性の一例として、性別を例に挙げて説明する。例えば、ショッピングサーバ300は、各ユーザのユーザ属性として、性別等を記憶したユーザ属性記憶部を有しているものとする。また、買取業者は、商品に対して、ユーザ属性を考慮した買取予定価格を設定する。
例えば、買取業者Aは、商品「Kウォッチ」に対して性別を考慮した買取予定価格を設定する。例えば、女性であれば商品を丁寧に扱う傾向にあるといった観点に基づき、買取業者Aは、「Kウォッチ」に対する通常の買取予定価格「40万」とは別に、女性を対象とした買取予定価格として、高めに設定した買取予定価格「45万」を設定し、買取サーバ100に入稿しているものとする。
これにより、例えば、取得部333は、受付部331によって「Kウォッチ」の指定が受け付けられた場合に、指定元のユーザの性別をユーザ属性記憶部を参照することで特定する。例えば、取得部333は、商品指定元ユーザが「女性」であることを特定すると、買取情報記憶部121を参照し、「Kウォッチ」に対する買取予定価格を取得する際に、買取予定価格「40万」ではなく、女性を対象とした買取予定価格「45万」を取得する。そして、配信部332は、取得部333によって取得された買取予定価格「45万」が表示されるようなウェブページを生成し、生成したウェブページを配信する。
このように、第1の実施形態にかかる情報提供システム1は、ユーザ属性に応じた買取予定価格を提供することができるため、ユーザ属性に応じた公平な買取予定価格を提供することができる。
〔5−9.ユーザ属性に応じた買取予定価格(2)〕
上記変形例では、買取業者によってユーザ属性を考慮した買取予定価格が入稿される例について説明した。しかし、取得部333は、取得した買取予定価格をユーザ属性に基づいて補正してもよい。
この場合、予めユーザ属性に応じた補正値が決められる。例えば、「ユーザ属性:女性、補正値:+1000円」、「ユーザ属性:喫煙者、補正値:−3000円」といった、ユーザ属性に応じた補正値が予め決められる。前者は、商品を指定した指定元のユーザが女性であれば、取得部333は、買取情報記憶部121から取得した買取予定価格に「1000円を加算」した額を買取予定価格として表示させることを意味する。また、後者は、商品を指定した指定元のユーザが喫煙者であれば、取得部333は、買取情報記憶部121から取得した買取予定価格から「3000円を除いた」額を買取予定価格として表示させることを意味する。
このように、第1の実施形態にかかる情報提供システム1は、ユーザ属性に応じて、買取予定価格を補正するため、ユーザ属性に応じた公平な買取予定価格を提供することができる。
〔5−10.プラン表示〕
配信部332は、指定が受け付けられた商品が買取対象である場合にのみ、返済プランとして残クレを選択可能とするウェブページを配信してもよい。この点について、図1を用いて説明する。上記実施形態では、プルダウンB1が押下されれば、指定された商品(図1の場合、「Kウォッチ」)が買取対象であるかないかに拘わらず、返済プランとして残クレが選択可能なウェブページW1bを生成し、生成したウェブページW1bを配信する例を示した。
しかし、取得部333によって「Kウォッチ」に対する買取予定価格が取得されることで、「Kウォッチ」が買取対象であることが判明した場合にのみ、配信部332は、返済プランとして残クレを選択可能とするウェブページを生成して配信する。例えば、「Kウォッチ」の登録が買取情報記憶部121になく、買取対象でない場合には、配信部332は、プルダウンB1の押下によって、クレジットカード決済、コンビニ決済、代引きが表示され、残クレは表示されないウェブページW1bを生成し、生成したウェブページW1bを配信する。
〔5−11.システム構成〕
買取サーバ100、カード会社サーバ200、ショッピングサーバ300は、任意に組み合わされてもよい。例えば、買取サーバ100、カード会社サーバ200、ショッピングサーバ300は、一つの装置として構成されてもよい。また、例えば、ショッピングサーバ300が買取情報記憶部121およびプラン情報記憶部221を有してもよい。
〔5−12.ユーザ端末〕
第1の実施形態では、ユーザ端末10は、ページリクエストをショッピングサーバ300に送信することで、ショッピングサーバ300で構築されたウェブページを受け付けて、受け付けたウェブページを表示する例を示した。しかし、ユーザ端末10内において、例えば、ショッピングサーバ300によって管理、運営されるウェブサイト(例えば、ショッピングサイトY3)を制御するアプリケーションが実現されてもよい。
〔5−13.その他〕
以上、各変形例で説明したことは、以下に示す第2および第3の実施形態でも同様に実現することができる。
(第2の実施形態)
〔1.情報提供システム〕
第1の実施形態では、情報提供システム1によって、ユーザによって指定された商品に対する買取予定価格等の買取情報が提供される例を示した。第2の実施形態では、かかる買取情報に基づいて設計された返済プランで、実際に商品を購入可能とするシステムである。この点について、図7を用いて説明する。
図7は、第2の実施形態にかかる情報提供処理の一例を示す図である。図7の例では、情報提供処理システム2は、ユーザ端末10と、買取業者端末50と、買取サーバ100と、ショッピングサーバ400と、カード会社サーバ500とを有する。ユーザ端末10と、買取業者端末50と、買取サーバ100と、ショッピングサーバ400と、カード会社サーバ500とは、ネットワークを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図7は、一例であり、ユーザ端末10、買取業者端末50、買取サーバ100、ショッピングサーバ400およびカード会社サーバ500の数は、図7に示す数に限られない。
ステップS1〜ステップS4までは、第1の実施形態と共通であるので、説明は省略する。そして、例えば、ユーザU10は、ウェブページW1dの「はい」ボタンを押下することで、「100万円のKウォッチ」を、「支払回数:36回、残価:50万、月々返済額:1.4万、買取業者および買取予定金額:A社40万」といった残価設定型の返済プランで購入したとする。ここでは、ユーザU10が決定したプランをプランPL1とする。なお、図示しないが、氏名、住所、カード番号等の個人情報は、所定のページで入力済みであるものとする。
ウェブページW1dの「はい」ボタンを押下されたことに応じて、ユーザ端末U10は、購入された商品に関する商品情報、個人情報、プランPL1に関する情報等の各種情報をショッピングサーバ400へ送信する(ステップS5)。
ショッピングサーバ400は、商品情報、個人情報、プランPL1等の購入に関する情報(以下、購入情報とする)を購入履歴として購入履歴記憶部321に格納するとともに、この購入情報をカード会社サーバ500へ送信する(ステップS6)。
カード会社サーバ500は、購入情報を受け付けると、ユーザU10に代わって、Kウォッチの販売価格「100万円」をショッピングサーバ400に対して支払う(ステップS7)。また、ほどなくして、カード会社サーバ500は、カードY2に登録されているユーザU10の口座から、月々の引き落としを開始する。
また、カード会社サーバ500は、ユーザ端末10に返済プランに関する情報を送信する(ステップS8)。返済プランに関する情報とは、プランPL1の詳細やプラン変更案内等である。また、カード会社サーバ500は、支払最終回が近づくと、その旨をユーザ端末10に通知する(ステップS9)。そして、例えば、ユーザU10は、通知を受けると、買取業者Aの店舗に出向き、Kウォッチを売却することで、返済を終える(ステップ10)。
〔2.ショッピングサーバの構成〕
図8は、第2の実施形態にかかるショッピングサーバ400の構成例を示す図である。図8に示したように、ショッピングサーバ400は、通信部310と、記憶部320と、制御部430とを有する。ショッピングサーバ400は、ショッピングサーバ300に対応する装置であるが、送信部434を新たに有する。ショッピングサーバ300と同一部位については、説明を省略する。
記憶部320は、購入履歴記憶部321を含む。購入履歴記憶部321は、ユーザに購入された商品に関する情報を購入履歴として記憶する記憶部である。本実施形態では、購入履歴記憶部321は、ショッピングサイトであるショッピングサイトY3で購入された商品の履歴情報を記憶するものとする。ここで、図9に第2の実施形態にかかる購入履歴記憶部321の一例を示す。図9の例では、購入履歴記憶部321は、「ユーザID」、「販売元」、「商品名」、「販売価格」、「購入日」、「各種ユーザ情報」、「メールアドレス」、「カード番号」、「プラン情報」、「買取先情報」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザ端末10およびユーザを識別する識別情報である。「販売元」は、ユーザによって購入された商品の販売元の名称を示す。「商品名」は、ユーザによって購入された商品の商品名である。「販売価格」は、ユーザによって購入された商品の価格である。「購入日」は、商品購入日である。「各種ユーザ情報」は、図9では、概念的な記号で示されているが、実際は、各ユーザの氏名、年齢、住所等の個人情報である。「メールアドレス」は、例えば、ユーザ端末10のメールアドレスである。「カード番号」は、ユーザによって利用されたカード(Y2カード)のカード番号である。「プラン情報」は、例えば、ウェブページW1cにおいて設計された返済プランに関する情報であり、月々支払額、支払回数、残価といった情報を含む。「買取先情報」は、ユーザによって決定された買取業者の情報であり、買取業者名やその買取業者によって設定されている買取予定価格を含む。
すなわち、図9の例では、ユーザID「U10」によって識別されるユーザが、カード番号「XXXXX1」のY2カードを用いて、「月々支払額:1.4万、支払回数:3年36回、残価:50万」といった返済プランで、「2015年3月2日」に「Kウォッチ」を「100万円」で購入したことを示す。また、「Kウォッチ」の販売元の名称が「SP1」であることを示す。また、ユーザU10による「Kウォッチ」の売却先が「A社」であることを示す。さらに、ユーザU10は、購入時にユーザ情報「aaa1、aaa2、aaa3」、メールアドレス「XX1−YYY2@com」を登録したことを示す。
図8に戻り、制御部430は、CPUやMPU等によって、ショッピングサーバ300内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部430は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図8に示すように、制御部430は、受付部331と、配信部332と、取得部333と、送信部434とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部430の内部構成は、図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部430が有する各処理部の接続関係は、図7に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部331は、ユーザによって商品購入が決定されると、その商品に関する商品情報、ユーザの個人情報を含むユーザ情報、そして、カード利用で購入された場合には、返済プラン情報等を受け付ける。そして、受付部331は、受け付けたこれらの購入情報を、ユーザIDに対応付けて購入履歴として、購入履歴記憶部321に格納する。
送信部434は、受付部331によって、購入情報が受け付けられる度に、受け付けられた購入情報をカード会社サーバ500に送信する。なお、送信部434は、購入情報以外の他の情報も送信してよい。
図7の例では、ユーザU10は、ショッピングサーバ400によって運営されるショッピングサイトY3のウェブページW1dおいて、商品「100万円、Kウォッチ」を、「月々支払額:1.4万、支払回数:3年36回、残価:50万」といった返済プランで購入決定するとともに、「買取予定価格40万」の「A社」を買取先に選んだ例を示す。
受付部331は、ユーザU10によりウェブページW1dを介して、このような商品情報や返済プラン情報、またユーザ情報を受け付けると、受け付けたこれらの購入情報を、ユーザID(例えば、「U10」)に対応付けて購入履歴として、購入履歴記憶部321に格納する。
送信部434は、受付部331から購入情報を受け付ける度に、受け付けた購入情報をカード会社サーバ500に送信する。
例えば、送信部434は、図8に示すユーザID「U10」に対応する購入情報を受付部331から受け付けた場合には、その購入情報をカード会社サーバ500に送信する。なお、ショッピングサーバ400がカード会社サーバ500へ購入情報を送信するのではなく、カード会社サーバ500がショッピングサーバ400の購入履歴記憶部321を所定のタイミングで参照するように構成されてもよい。
〔3.カード会社サーバの構成〕
次に、図10を用いて、第2の実施形態にカード会社サーバ500について説明する。図10は、第2の実施形態にかかるカード会社サーバ500の構成例を示す図である。図10に示すように、カード会社サーバ500は、通信部210と、記憶部520と、制御部530とを有する。なお、カード会社サーバ500は、カード会社サーバ200に対応する装置であるため、カード会社サーバ200と同一部位については、説明を省略する。
記憶部520は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部520は、プラン情報記憶部221と、購入履歴記憶部522とを有する。
購入履歴記憶部522は、図9に示すショッピングサーバ400の購入履歴記憶部321と同一の情報が格納されるため、詳細な説明は省略する。
制御部530は、CPUやMPU等によって、カード会社サーバ500内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部530は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図10に示すように、制御部530は、プラン生成部231と、受付部532と、通知部533と、取得部534、配信部535とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部530の内部構成は、図10に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部530が有する各処理部の接続関係は、図10に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部532は、返済プランを変更したいプラン変更対象の商品の指定を受け付ける。また、受付部532は、ショッピングサーバ300の受付部331同等の機能を有する部位である。
また、受付部532は、他の各種種情報も受け付けてよい。例えば、受付部532は、ショッピングサーバ400の送信部434によって送信された購入情報を受け付ける。そして、受付部532は、受け付けた購入情報を購入履歴記憶部522に格納する。また、受付部532は、購入情報を受け付けると、その購入情報に含まれる販売価格をユーザに代わって、ショッピングサーバ400に対して支払う。
例えば、受付部532は、図9に示すユーザID「U10」に対応する購入情報を送信部434から受け付けた場合には、「100万円」をショッピングサーバ400に対して支払う。
通知部533は、ユーザ端末10に所定の情報を通知する。例えば、通知部533は、購入履歴記憶部522を参照し、購入履歴に含まれるメールアドレス宛てに、ユーザによって確定された返済プラン情報や買取先情報等をユーザ端末10に通知する。通知部533は、通知するタイミングとして、例えば、購入履歴に含まれる購入日から、所定の期間後(例えば、1日後)に通知するよう予め設定されてよい。
例えば、図9に示すユーザID「U10」に対応する購入履歴が受付部532によって受け付けられた場合には、通知部533は、メールアドレス「XX1−YYY2@COM」宛に、返済プラン情報「月々支払額:1.4万、支払回数:3年36回、残価:50万」、買取先情報「買取業者:A、買取予定価格:40万」といった各種情報を通知する。
また、通知部533は、支払の最終回が近づくと、所定の情報をユーザ端末10に通知する。具体的には、通知部533は、売値から将来払う所定の価格である残価を差し引いた金額を分割払い可能な支払プランで前記商品を購入したユーザの支払最終回時期に、所定の情報をユーザ端末10に通知する。例えば、通知部533は、購入履歴記憶部522を参照し、購入日と支払回数に基づいて、支払最終回の日付を特定する。そして、通知部533は、例えば、特定した日付より、所定の日数前に、ユーザ端末10に支払最終回が近づいている旨を通知する。
なお、このとき、通知部533は、支払最終回が近づいている旨だけでなく、ユーザが購入した商品の買取予定価格や、ユーザが購入した商品の買取予定価格に対応する買取業者に関する情報(買取業者名等)もユーザ端末30に通知してよい。図9の例では、通知部533は、支払最終回時期に、ユーザU10のユーザ端末30に対し、「買取業者:A、買取予定価格:40万」を通知する。例えば、ユーザは、購入した商品に対応する買取時期、買取予定価格および買取業者を忘れてしまっている場合がある。情報提供システム1は、ユーザが購入した商品の支払最終回時期に、このような買取時期、買取予定価格および買取業者をユーザに通知することで、ユーザに対し、これらの情報を再度把握させることができる。
また、通知部533は、支払最終回時期が近付くと、買取業者端末50に対して、所定の情報を通知してもよい。例えば、通知部533は、所定の情報として、「近日中に、〇〇さんが××を売却に来店予定です」といった情報を、買取業者端末50に通知してもよい。
なお、上述したように、カード会社サーバ500は、必ずしも購入履歴記憶部522を有する必要はない。この場合、通知部533は、定期的にショッピングサーバ400の購入履歴記憶部321を参照することで、各種通知を行う。また、この場合、受付部532は、通知部533から所定の合図を受け付けることで、ショッピングサーバ400への支払いを行ってもよい。
また、受付部532が定期的にショッピングサーバ400の購入履歴記憶部321を参照することで、参照した情報を通知部533へ送信し、通知部533は、受付部532から受け付けた情報に基づいて、各種通知を行ってもよい。
図10に戻り、取得部534は、受付部532によって受け付けられた商品を所定の買取業者が将来において買い取る予定の価格である買取予定価格を取得する。すなわち、取得部534は、ショッピングサーバ300および400の取得部333に相当する。
また、配信部535は、ページリクエストに応じたウェブページを生成し、生成したウェブページをユーザ端末10に配信する。例えば、配信部535は、取得部534によって取得された情報を表示するようなウェブページを生成し、生成したウェブページをユーザ端末10に配信する。すなわち、配信部535は、ショッピングサーバ300および400の配信部332に相当する。以下では、取得部534および配信部535の処理について説明する。
例えば、図7のステップS8に示すように、通知部533は、確定された返済プランの情報を、対応するメールアドレス宛てに通知する。このときのメール本文には、例えば、カード会社サーバ500によって運営される所定のウェブサイト(ウェブサイトY4とする)において、返済プランを確認したり、確定した返済プランを変更可能なことが記載される。また、かかるメール本文には、当該所定のウェブサイトへのリンクするURLが張られる。
ここで、図11は、第2の実施形態にかかる返済プラン変更処理を説明する説明図である。例えば、ユーザU10は、返済プランを変更するために、かかるURLをクリックしたとする。これに応じて、ユーザ端末10は、ウェブサイトY4のTOPページのページリクエストをカード会社サーバ500に送信することで、カード会社サーバ500の配信部535からTOPページを受け付ける。
また、さらにユーザ操作されることで、利用明細のページであるウェブページW1eのページリクエストが、ユーザ端末10から送信されたとする。ここで、取得部534は、受付部532によってページリクエストが受け付けられると、購入履歴記憶部522を参照し、ユーザU10を識別するユーザID「U10」に対応付けられている情報を取得する。そして、取得部534は、取得した情報が表示されるようなウェブページW1eを配信するよう配信部535に指示する。
例えば、図9の購入履歴記憶部522の例では、取得部534は、販売元「SP1」、購入日「2015年3月2日」、購入金額「100万」といった購入情報を取得する。
そして、配信部535は、取得部534によって取得された情報が、例えば、購入日時毎に表示されるようなウェブページW1eを作成し、作成したウェブページW1eを配信する。なお、図11は一例であり、例えば、配信部535は、販売元毎に販売価格を表示してもよい。また、取得部534がユーザIDに対応する商品名や販売価格をすべて取得することで、配信部535は、ユーザIDに対応するユーザによって購入された商品一覧を表示してもよい。
ここで、ウェブページW1eにおいて、「購入日:2015年3月2日、販売元:SP1、販売価格:100万」が選択され、また「残価設定型クレジット」が選択され、「次へ」ボタンが押下されたことにより、かかる選択情報を含むページリクエストがユーザ端末10から送信されたとする。ここで、取得部534は、受付部532によってページリクエストが受け付けられると、購入履歴記憶部522を参照し、選択情報に対応する商品を特定する。
図11の例では、取得部534は、受付部532によってページリクエストが受け付けられると、選択情報を用いて、購入履歴記憶部522を参照し、ユーザU10が店舗「SP1」で購入した商品「Kウォッチ」を特定する。
そして、取得部534は、買取情報記憶部121を参照し、「Kウォッチ」が買取対象であるか否かを判定する。取得部534は、買取情報記憶部121に「Kウォッチ」が登録されていることから、「Kウォッチ」が買取対象であると判定する。これにより、取得部534は、例えば、商品名「Kウォッチ」およびその販売元「SP1」が表示されるようなウェブページW1fを配信するよう配信部535に指示する。
また、ウェブページW1fの店舗「Kウォッチ」選択され、「次へ」ボタンが押下されたことにより、かかる選択情報「Kウォッチ」を含むページリクエストがユーザ端末10から送信されたとする。ここで、取得部534は、受付部532によってページリクエストが受け付けられると、買取情報記憶部121を参照し、かかる商品に対応する買取情報(買取業者名、買取予定価格、経過期間)を取得する。そして、取得部534は、取得した買取情報が表示されるようなウェブページW1gを配信するよう配信部535に指示する。
また、取得部534は、選択された商品の商品情報を用いて、プラン情報記憶部221を参照する。そして、取得部534は、販売価格に対応する「価格帯」に対応付けられている「支払回数」を取得し、取得した支払回数がウェブページW1gのプルダウン一覧に表示されるようなウェブページW1gを配信するよう配信部535に指示する。
図11の例では、取得部534は、受付部532によって、選択情報「Kウォッチ」ページリクエストが受け付けられると、買取情報記憶部121を参照し、Kウォッチに買取価格を設定している買取業者名「A」、買取予定価格「40万」、経過期間「5年」を取得し、取得した買取情報が表示されるようなウェブページW1gを配信するよう配信部535に指示する。
また、取得部534は、商品情報「販売価格100万、Kウォッチ」を用いて、図5に示すプラン情報記憶部221を参照することで、価格帯「100万以上〜150万未満」に対応付けられている支払回数「12回、24回、36回」を取得する。そして、取得部534は、取得したプラン情報が表示されるようなウェブページW1gを配信するよう配信部535に指示する。
配信部535は、取得部534から受け付けた指示に従い、ウェブページW1gを生成し、生成したウェブページW1gをユーザ端末10に配信する。これにより、ユーザU10は、買取予定価格等の買取情報を参考にして、返済プランを変更することができる。
なお、ウェブページW1gでは、ユーザによって残価が入力される例を示しているが、残価は、必ずしもユーザ入力である必要はない。例えば、取得部534は、上述した取得部333の処理と同様に、プラン生成部231によって決定されている残価を取得し、取得した残価が表示されるようなウェブページW1gを配信するよう配信部535に指示してもよい。また、取得部534は、上述した取得部333の処理と同様に、買取予定価格が残価として表示されるようなウェブページW1gを配信するよう配信部535に指示してもよい。
ここで、ウェブページW1gにおいて、プルダウンB4から支払回数が選択され、残価入力欄B5に所定の残価が入力され、「次へ」ボタンが押下されたとする。
これにより、ウェブページW1gでの選択および入力情報を含むページリクエストが、ユーザ端末10から送信されたとする。取得部534は、受付部532によってページリクエストが受け付けられると、選択された商品の販売価格、支払回数を用いて、プラン情報記憶部221を参照し、対応する「月々金利」を取得する。そして、取得部534は、取得した「月々金利」、選択された商品の販売価格、支払回数および残価に基づいて、月々の支払額を算出する。そして、取得部534は、算出した結果に基づくプラン詳細が表示されるようなウェブページW1hを配信するよう配信部535に指示する。
例えば、図11に示すように、ウェブページW1gで「支払回数:24回、残価:40万」といった返済プランが設計されたとする。これにより取得部534は、プラン情報記憶部221を参照し、販売価格「100万円」、支払回数「24回」に対応する月々金利「5%」を取得する。そして、取得部534は、算出した結果に基づくプラン詳細が表示されるようなウェブページW1hを配信するよう配信部535に指示する。
そして、例えば、ウェブページW1hにおいて「はい」が押下されると、設計されたプランが決定される。
なお、図11の例では、配信部535によって、ウェブページW1eにおいて、利用明細とともに、返済形式(分割払い、リボ払い、残クレ等)を表示する例を示した。しかし、この例に限られず、配信部535は、例えば、図1におけるウェブページW1a〜W1bに示すように、商品が選択された後(例えば、ウェブページW1e)、選択された商品に対応する買取情報と、返済形式とを表示したウェブページ(例えば、ウェブページW1f)を生成し、生成したウェブページを配信してもよい。
また、買取サーバ100、ショッピングサーバ400、カード会社サーバ500は、任意に組み合わされてもよい。例えば、買取サーバ100、ショッピングサーバ400、カード会社サーバ500は、一つの装置として構成されてもよい。また、例えば、ショッピングサーバ400が買取情報記憶部121およびプラン情報記憶部221を有してもよい。
(第3の実施形態)
〔1.情報提供システム〕
第1および第2の実施形態では、所定のサイトを用いて、インターネット上で商品を購入する場合における情報提供処理について説明してきた。かかる第3の実施形態では、実際の店舗で商品を購入する場合における情報提供処理について説明する。
まず、図12を用いて、第3の実施形態にかかる情報提供処理の一例について説明する。図12は、第3の実施形態にかかる情報提供処理の一例を示す図である。図12の例では、情報提供処理システム3は、ユーザ端末10と、買取業者端末50と、店舗端末60と、買取サーバ100と、カード会社サーバ600とを有する。ユーザ端末10と、買取業者端末50と、店舗端末60と、買取サーバ100と、カード会社サーバ600とは、ネットワークを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図12は、一例であり、ユーザ端末10、買取業者端末50、店舗端末60、買取サーバ100、カード会社サーバ600の数は、図12に示す数に限られない。また、上述してきた、各装置と重複するものについては、説明を省略する。
店舗端末60は、店舗で利用される端末装置であり、パソコン等の端末装置である。そして、店舗端末60は、例えば、従業員の操作に従って、ユーザによる商品購入の際に使用されたカードの情報や購入された商品に関する情報を、カード会社サーバ600に送信する。
カード会社サーバ600は、所定のクレジットカードを発行し、運営を行っているカード会社によって利用されるサーバ装置である。カード会社サーバ600は、例えば、その運営元のカード会社の従業員の操作に従って、ユーザに提供する返済プランを生成する。本実施形態では、カード会社サーバ600の運営元のカード会社を、「カード会社Y1」とする。また、「カード会社Y1」によって発行されるクレジットカードを「Y2カード」とする。すなわち、カード会社サーバ600は、上述してきたカード会社サーバ200および500に対応する装置である。
また、カード会社サーバ600は、利用明細の確認や返済プランを変更することができる所定のウェブサイトを運営している。かかるウェブサイトを「ローンサイトY5」とする。
そして、第3の実施形態にかかる情報提供システム3は、ユーザ端末10と、買取サーバ100と、カード会社サーバ600とが連携している。これにより、第3の実施形態にかかる情報提供システム3は、実店舗でカード購入された商品に対する返済プランを、残クレによる返済プランに変更可能とするとともに、その商品に対する買取予定価格等の買取情報を提供することを可能とするシステムである。以下では、第3の実施形態にかかる報提供処理システム3による情報提供処理について具体的に説明する。
買取サーバ100は、予め、買取業者端末50から買取情報の入稿を受け付けているものとする。また、カード会社サーバ600は、予め、返済プランを生成しているものとする。しかし、この例に限られず、買取サーバ200は、いずれのタイミングでも買取業者端末50から買取情報の入稿を受け付けてよい。また、カード会社サーバ600は、いずれのタイミングで返済プランを生成してもよい。
例えば、店舗端末60は、ユーザU10のY2カード利用による商品購入時に、その商品のバーコード読み取りや、Y2カードを読み取りにより、購入された商品の販売価格、購入日時、購入店舗情報(購入店舗名)およびカード情報(カード番号等)等を含む購入情報を、カード会社サーバ600に送信する(ステップS11)。カード会社サーバ600は、受け付けた購入情報を購入履歴として、後述する購入履歴記憶部622に格納する。
なお、実店舗で購入された商品が何であるか、すなわち商品名や商品種別等は、カード会社サーバ600には送信されない。よって、カード会社サーバ600は、例えば、ユーザU10が、「どこで、いくらの買い物をしたか」を管理することはできるが、「何を買ったか」といったことを管理することができない。
そして、カード会社サーバ600は、購入情報を受け付けると、ユーザU10に代わって、販売価格(購入金額)を店舗端末60に対して支払う(ステップS12)。
ここで、ユーザ端末10は、ユーザU10の操作に従って、カード会社サーバ600に対して、ローンサイトY5のTOPページの要求であるページリクエストを送信したとする(ステップS13)。カード会社サーバ600は、ページリクエストを受け付けると、「ローンサイトY5」のTOPページを配信する。
次に、ユーザ端末10は、ユーザU10の操作に従って、利用明細ページであるウェブページW2aへ遷移するためのページリクエストをカード会社サーバ600に送信したとする。カード会社サーバ600は、リクエストを受け付けると、購入履歴記憶部622を参照することで、ユーザU10に対応する購入履歴を取得する。例えば、カード会社サーバ600は、図12に示すように、ユーザU10の購入履歴として「購入日:2015年3月2日、店舗名:SP10、合計価格:100万」を取得したとする。
そして、カード会社サーバ600は、取得した購入履歴が表示されるようなウェブページW2aを生成し、生成したウェブページW2aを配信する。
図12に示すように、ウェブページW2aでは、カード払い、リボ払い、残価設定型クレジットの中から、支払方法が選択できるようになっている。図12に示すように、ユーザU10は、「残価設定型クレジット」を選択し、「次へ」ボタンを押下したとする。
これに応じて、ユーザ端末10は、選択情報「残価設定型クレジット」を含むページリクエストをカード会社サーバ600に送信する。カード会社サーバ600は、リクエストを受け付けると、例えば、図12に示すように、商品名を入力するための商品入力欄B6が表示されるようなウェブページW2bを生成し、生成したウェブページW2bを配信する(ステップS14)。
ここで、ユーザU10は、ウェブページW2bの商品入力欄B6に「Wウォッチ」を入力するとともに、「次へ」ボタンを押下したとする。
カード会社サーバ600は、商品情報「Wウォッチ」を含むページリクエストを受け付けると、買取情報記憶部121を参照し、Wウォッチが買取対象であるか否かを判定する。図12の例では、買取情報記憶部121にWウォッチの登録があることから、カード会社サーバ600は、Wウォッチが買取対象であると判定する。
そして、カード会社サーバ600は、Wウォッチに対応する買取業者「C」、買取予定価格「40万」および経過期間「5年」を含む買取情報を取得し、取得した買取情報が表示されるようなウェブページW2cを生成し、生成したウェブページW2cを配信する(ステップS15)。
図12に示すように、ウェブページW2cには、カード会社サーバ600によって生成された返済プラン(支払回数等)を表示するためのプルダウンB7および残価の入力を受け付ける残価入力欄B8が含まれる。
例えば、図12に示すように、ユーザU10は、プルダウンB7から支払回数「36回」を選択し、残価入力欄B8に「50万」を入力することで返済プランを設計するとともに、「次へ」ボタンを押下したとする。
これに応じて、ユーザ端末10は、入力情報を含むページリクエストをショッピングサーバ300に送信する。カード会社サーバ600は、リクエストを受け付けると、合計価格「100万」から残価「50万」を除いた「50万」を支払回数「36回」で割るとともに、カード会社Y1により設定されている所定の金利手数料を考慮した月々の支払額を算出する。
そして、カード会社サーバ600は、算出した情報が、例えば、詳細図として表示され、また、Wウォッチに対応する買取情報が選択可能に表示されるようなウェブページW2dを生成し、生成したウェブページW2dを配信する。
ここで、ウェブページW2dの「はい」ボタンを押下されたことに応じて、ユーザ端末U10は、変更後の返済プラン情報を送信する(ステップS17)。カード会社サーバ600は、例えば、ユーザIDに対応付けて、受け付けた変更後のプランを所定の記憶部に格納する。
また、カード会社サーバ600は、所定のタイミングで、ユーザ端末10に各種情報を通知する(ステップS18)。例えば、カード会社サーバ600は、支払最終回が近づくと、その旨をユーザ端末10に通知する。そして、例えば、ユーザU10は、通知を受けると、買取業者Cの店舗に出向き、Wウォッチを売却することで、返済を終える(ステップS19)。
〔2.カード会社サーバの構成〕
次に、図13を用いて、第3の実施形態にカード会社サーバ600について説明する。図13は、第3の実施形態にかかるカード会社サーバ600の構成例を示す図である。図13に示すように、カード会社サーバ600は、通信部210と、記憶部620と、制御部630とを有する。なお、カード会社サーバ600は、カード会社サーバ200および500に対応する装置であるため、カード会社サーバ200および500と同一部位については、説明を省略する。
記憶部620は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部620は、プラン情報記憶部221と、購入履歴記憶部622とを有する。
ここで、図14に第3の実施形態にかかる購入履歴記憶部622の一例を示す。図14の例では、購入履歴記憶部622は、「ユーザID」、「販売元」、「販売価格」、「購入日」、「各種ユーザ情報」、「メールアドレス」、「カード番号」、「プラン情報」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザ端末10およびユーザを識別する識別情報である。「販売元」は、ユーザによって購入された商品の販売元の名称を示す。上記のように、第3の実施形態では、販売元である店舗は、実店舗である。つまり、ここでの「販売元」は、実店舗の名称を示す。「購入日」は、商品が購入された日である。
「販売価格」は、ユーザによって購入された商品の価格の合計額である。上記のように、カード会社は、実店舗で購入された商品が何であるかを把握することはできない。よって、ここでの販売価格は、例えば、購入された商品を購入日毎に合計した合計額、または、購入された商品を店舗毎に合計した合計額を示す。
「各種ユーザ情報」、「メールアドレス」、「カード番号」、「プラン情報」については、図9に示す購入履歴記憶部321または522で説明したとおりである。
制御部630は、CPUやMPU等によって、カード会社サーバ600内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部630は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図13に示すように、制御部630は、プラン生成部231と、受付部532と、通知部533と、取得部634と、配信部535とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部630の内部構成は、図13に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部630が有する各処理部の接続関係は、図13に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部532は、販売価格から所定の価格である残価を差し引いた金額を分割払い可能な商品の指定を受け付ける。すなわち、受付部532は、ショッピングサーバ300の受付部331に相当する。
また、受付部532は、他の各種情報も受け付けてよい。例えば、受付部532は、ユーザ端末10から送信されたウェブページの要求であるページリクエストや、店舗端末60から商品の購入日や販売価格等の購入情報を受け付けてもよい。
取得部634は、ユーザによるプラン変更に関する処理を行う。例えば、取得部634は、受付部532によって受け付けられた商品に対する買取予定価格を取得する。すなわち、取得部634は、ショッピングサーバ300の取得部333に相当する。以下では、図12を用いて、取得部634の処理について説明する。
例えば、ユーザ端末10は、ユーザU10の操作に従って、ローンサイトY5のTOPページのページリクエストをカード会社サーバ600に送信することで、カード会社サーバ600の配信部535からTOPページを受け付ける。
また、さらにユーザ操作されることで、利用明細のページであるウェブページW2aのページリクエストが、ユーザ端末10から送信されたとする。ここで、取得部634は、受付部532によってページリクエストが受け付けられると、購入履歴記憶部622を参照し、ユーザU10を識別するユーザID「U10」に対応する情報を取得する。そして、取得部634は、取得した情報が表示されるようなウェブページW1eを配信するよう配信部535に指示する。
例えば、図14の購入履歴記憶部622の例では、取得部634は、販売元「SP10」、購入日「2015年3月2日」、販売価格「100万」といった購入情報を取得する。
そして、配信部535は、取得部634によって取得された情報が、例えば、購入日時毎に表示されるようなウェブページW2aを作成し、作成したウェブページW2aを配信する。なお、図12は一例であり、例えば、配信部535は、販売元毎に販売価格を表示してもよい。
ここで、ウェブページW2aにおいて、「購入日:2015年3月2日、販売元:SP10、販売価格:100万」が選択され、また「残価設定型クレジット」が選択され、「次へ」ボタンが押下されたことにより、かかる選択情報を含むページリクエストがユーザ端末10から送信されたとする。
配信部535は、受付部532によってリクエストが受け付けられると、例えば、図12に示すように、商品名を入力するための商品入力欄B6が表示されるようなウェブページW2bを生成し、生成したウェブページW2bを配信する。
ここで、ユーザU10は、ウェブページW2bの商品入力欄B6に「Wウォッチ」を入力するとともに、「次へ」ボタンを押下したことにより、入力情報「Wウォッチ」を含むページリクエストがユーザ端末10から送信されたとする。
取得部634は、受付部532によってページリクエストが受け付けられると、買取情報記憶部121を参照し、入力された商品に対応する買取情報(買取業者名、買取予定価格、経過期間)を取得する。そして、取得部634は、取得した買取情報が表示されるようなウェブページW2cを配信するよう配信部535に指示する。
また、取得部634は、入力された商品の商品情報を用いて、プラン情報記憶部221を参照する。そして、取得部634は、販売価格に対応する「価格帯」に対応付けられている「支払回数」を取得し、取得した支払回数がウェブページW2cのプルダウン一覧に表示されるようなウェブページW2cを配信するよう配信部535に指示する。
図12の例では、取得部634は、受付部532によって、選択情報「Wウォッチ」を含むページリクエストが受け付けられると、買取情報記憶部121を参照し、「Wウォッチ」に買取価格を設定している買取業者名「C」、買取予定価格「40万」、経過期間「5年」を取得し、取得した買取情報が表示されるようなウェブページW2cを配信するよう配信部535に指示する。
また、取得部634は、ウェブページW2aで選択された情報「販売価格100万」を用いて、図5に示すプラン情報記憶部221を参照することで、価格帯「100万以上〜150万未満」に対応付けられている支払回数「12回、24回、36回」を取得する。そして、取得部634は、取得したプラン情報が表示されるようなウェブページW2cを配信するよう配信部535に指示する。
配信部535は、取得部634から受け付けた指示に従い、ウェブページW2cを生成し、生成したウェブページW2cをユーザ端末10に配信する。これにより、ユーザU10は、買取予定価格等の買取情報を参考にして、返済プランを変更することができる。
なお、ウェブページW2cでは、ユーザによって残価が入力される例を示しているが、残価は、必ずしもユーザ入力である必要はない。例えば、取得部634は、上述した取得部333の処理と同様に、プラン生成部231によって決定されている残価を取得し、取得した残価が表示されるようなウェブページW2cを配信するよう配信部535に指示してもよい。また、取得部634は、上述した取得部333の処理と同様に、買取予定価格が残価として表示されるようなウェブページW2cを配信するよう配信部535に指示してもよい。
ここで、ウェブページW2cにおいて、プルダウンB7から支払回数が選択され、残価入力欄B8に所定の残価が入力され、「次へ」ボタンが押下されたとする。
これにより、ウェブページW2cでの選択および入力情報を含むページリクエストが、ユーザ端末10から送信されたとする。取得部634は、受付部532によってページリクエストが受け付けられると、ウェブページW2aで選択された情報、支払回数を用いて、プラン情報記憶部221を参照し、対応する「月々金利」を取得する。そして、取得部634は、取得した「月々金利」、販売価格、支払回数および残価に基づいて、月々の支払額を算出する。そして、取得部634は、算出した結果に基づくプラン詳細が表示されるようなウェブページW2dを配信するよう配信部535に指示する。
例えば、図12に示すように、ウェブページW2cで「支払回数:36回、残価:50万」といった返済プランが設計されたとする。これにより取得部634は、プラン情報記憶部221を参照し、販売価格「100万円」、支払回数「36回」に対応する月々金利「8%」を取得する。そして、取得部634は、算出した結果に基づくプラン詳細が表示されるようなウェブページW2dを配信するよう配信部535に指示する。
そして、例えば、ウェブページW2dにおいて「はい」が押下されると、設計されたプランが決定される。
なお、図12の例では、配信部535によって、ウェブページW2aにおいて、利用明細とともに、返済形式(分割払い、リボ払い、残クレ等)を表示する例を示した。しかし、この例に限られず、配信部535は、例えば、図1におけるウェブページW1a〜W1bに示すように、商品が選択(入力)された後、選択された商品に対応する買取情報と、返済形式とを表示したウェブページを生成し、生成したウェブページを配信してもよい。
また、買取サーバ100、カード会社サーバ600は、任意に組み合わされてもよい。例えば、買取サーバ100、カード会社サーバ600は、一つの装置として構成されてもよい。
(他の実施形態)
上述した第1〜第3の実施形態は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、他の実施形態について説明する。
〔1.プログラム〕
上述してきた実施形態にかかる各広告サーバは、例えば、図15に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、ショッピングサーバ300を例に挙げて説明する。図15は、ショッピングサーバ300の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態にかかるショッピングサーバ300として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部330の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部320内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
なお、コンピュータ1000が実施形態にかかるカード会社サーバ500として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部530の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部520内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔2.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、要求部は、要求手段や要求回路に読み替えることができる。