JP6148947B2 - 撮像モジュール及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像モジュール及びその製造方法に関する。
近年、オートフォーカス機能を有する撮像モジュールを、携帯電話等の電子機器に搭載する例が増加してきている。撮像モジュールに内蔵されるレンズ駆動装置には、ステッピングモータを利用するタイプ、圧電素子を利用するタイプ、VCM(Voice Coil Motor)を利用するタイプなど、様々なタイプが存在し、すでに市場に流通している。
このようなレンズ駆動装置に対してレンズを固定する場合、撮像素子の撮像面に対するレンズの光軸方向における初期位置を的確に設定しておく必要がある。
レンズを移動させない固定焦点型カメラモジュールでは、撮像素子を備える撮像素子ユニットに対し、レンズを保持するレンズホルダを直接取り付けることによって、レンズの初期位置の高精度化を図ることが可能である。
しかし、レンズ駆動装置によってレンズを光軸方向に移動させるオートフォーカス機能を備えたカメラモジュールでは、レンズ駆動装置にレンズが取り付けられ、このレンズの初期位置の設定時に、レンズ駆動装置の組立誤差が加算される。このため、この組立誤差を調整するために、初期フォーカス調整が必要になる。
特許文献1には、撮像レンズ及び撮像レンズを保持するレンズバレルを有する光学部と、この光学部を内部に保持し光軸方向に移動可能な可動部及び撮像レンズの駆動時に位置が変動しない固定部を含むレンズ駆動装置と、を備える撮像モジュールが記載されている。
特許文献1には、撮像モジュールを組み立てた後、光学部をレンズ駆動装置の可動部に対して光軸方向に摺動させることで、撮像レンズの光軸方向における位置を調整することが記載されている。
特許文献2には、撮像レンズ及びこれを保持するレンズバレルを有する光学部と、レンズバレルと接着固定されるレンズホルダを有するレンズ駆動装置と、を備える撮像モジュールが記載されている。
この撮像モジュールでは、レンズバレルをレンズホルダに対して光軸方向に摺動させて、レンズバレルの光軸方向の位置を調整してから、レンズバレルとレンズホルダとを接着固定するようにしている。
特開2010−230910号公報 特開2012−256040号公報
特許文献1,2に記載の技術は、撮像素子の撮像面に対し、レンズの光軸が垂直になっていることを前提としている。しかし、撮像素子を備える撮像素子ユニットとレンズ駆動装置との組立誤差等により、撮像素子の撮像面に対して、レンズの光軸が垂直にならずに傾いてしまう場合がある。
撮像素子の撮像面に対してレンズの光軸が垂直になっていないと、例えば撮像画像において、右端はぼけているが左端はピントがあっているといったように、画像内において領域毎にボケが異なる現象が発生してしまう。
撮像素子の画素数が少なければ、この現象による撮像画質への影響は無視できる。しかし、近年の撮像モジュールは、小型化及び撮像素子の多画素化が進んでいるため、上記現象による撮像画質への影響は無視することができなくなっている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、撮像素子の撮像面とレンズの光軸とが非垂直になるのを防いで撮像品質を向上させることが可能な撮像モジュールとその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の撮像モジュールは、レンズ部を有するレンズユニットと、上記レンズユニットに固定され、上記レンズ部を通して被写体像を撮像する撮像素子を含む撮像素子ユニットと、を備え、上記レンズユニットは、上記レンズ部を保持するレンズ保持部と、上記レンズ保持部に固定されかつ上記撮像素子の撮像面に対して一方向に移動可能な筒状部材からなる可動部と、上記可動部を上記一方向に駆動する駆動部と、上記レンズ保持部に設けられたガイド部及び上記可動部の上記ガイド部に対向する部分に設けられ上記ガイド部と当接する当接部、又は、上記可動部に設けられたガイド部及び上記レンズ保持部の上記ガイド部に対向する部分に設けられ上記ガイド部と当接する当接部とを備え、上記当接部は上記可動部の内径よりも外側に設けられ、上記当接部が当接する上記ガイド部の面は、上記当接部の当接箇所に応じて上記可動部の移動方向に対する上記レンズ部の光軸方向の傾きが決まる面で構成されているものである。
本発明の撮像モジュールの製造方法は、レンズ部を有するレンズユニットと、上記レンズユニットに固定され、上記レンズ部を通して被写体像を撮像する撮像素子を含む撮像素子ユニットと、を備え、上記レンズユニットは、上記レンズ部を保持するレンズ保持部と、上記レンズ保持部に固定されかつ上記撮像素子の撮像面に対して一方向に移動可能な筒状部材からなる可動部と、上記可動部を上記一方向に駆動する駆動部と、上記レンズ保持部に設けられたガイド部及び上記可動部の上記ガイド部に対向する部分に設けられ上記ガイド部と当接する当接部、又は、上記可動部に設けられたガイド部及び上記レンズ保持部の上記ガイド部に対向する部分に設けられ上記ガイド部と当接する当接部とを備え、上記当接部は上記可動部の内径よりも外側に設けられ、上記当接部が当接する上記ガイド部の面は、上記当接部の当接箇所に応じて上記可動部の移動方向に対する上記レンズ部の光軸方向の傾きが決まる面で構成されている撮像モジュールの製造方法であって、上記ガイド部にしたがって上記レンズ保持部を上記可動部に対して移動させて、上記撮像素子の撮像面に垂直な方向と上記レンズ部の光軸方向とを一致させる工程と、上記一致させる工程の後、上記レンズ保持部を接着剤によって上記可動部に固定する工程と、を備えるものである。
本発明によれば、撮像素子の撮像面とレンズの光軸とが非垂直になるのを防いで撮像品質を向上させることが可能な撮像モジュールとその製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態である撮像モジュール100の光軸を含む断面を示す断面模式図である。 図1に示す撮像モジュール100のレンズバレル13及び可動部14の分解斜視図である。 図2に示すレンズバレル13を可動部14側からみた斜視図である。 図2に示すレンズバレル13を可動部14側からみた正面図である。 図1に示す撮像モジュール100の製造時におけるレンズバレル13の姿勢調整状態を説明するための図である。 図1に示す撮像モジュール100の可動部14の変形例である可動部140を示す斜視図である。 図1に示す撮像モジュール100の変形例である撮像モジュール200の光軸Axを含む断面を示す断面模式図である。 図7に示す撮像モジュール200の可動部34及びボイスコイル15とレンズバレル33を被写体側からみたときの分解斜視図である。 図7に示す撮像モジュール200の可動部34を撮像素子24側からみたときの斜視図である。 図1に示す撮像モジュール100の変形例である撮像モジュール300の光軸Axを含む断面を示す断面模式図である。 図10に示す撮像モジュール300の可動部44及びボイスコイル15とレンズバレル43を被写体側からみたときの分解斜視図である。 図10に示す撮像モジュール300の可動部44を撮像素子24側からみたときの斜視図である。 図1に示す撮像モジュール100の製造工程を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である撮像モジュール100の光軸Axを含む断面を示す断面模式図である。
撮像モジュール100は、レンズ部としてのレンズ群12を有するレンズユニット10と、レンズユニット10に固定され、レンズ群12を通して被写体を撮像する撮像素子24を有する撮像素子ユニット20と、を備える。
撮像素子ユニット20は、CCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサ等の撮像素子24と、撮像素子24が固定される基板21と、基板21上に撮像素子24を囲んで設けられたカバーホルダ22と、カバーホルダ22に嵌め込まれたカバーガラス23と、を備える。
レンズユニット10は、少なくとも1つ(図1の例では12a〜12cの3つ)の撮像レンズを含むレンズ群12と、レンズ群12を保持するレンズ保持部としての筒状のレンズバレル13と、撮像素子ユニット20のカバーホルダ22と、底部ブロック18と、レンズ駆動装置19と、を備え、これらは筐体11に収容されている。
レンズ駆動装置19は、可動部14と、ボイスコイル15と、磁石16と、ホルダ17と、を備える。
可動部14は、レンズバレル13に固定された筒状の部材であり、中空部にレンズバレル13の一部が挿入されている。
ボイスコイル15は、可動部14の外周に固定されており、外部から電流を流すことができるようになっている。
磁石16は、ボイスコイル15に対向して配置され、ホルダ17によって支持されている。ホルダ17は筐体11に固定されている。
レンズ駆動装置19は、ボイスコイル15に電流を流すことで、ボイスコイル15を移動させ、ボイスコイル15と一体化された可動部14と可動部14と一体化されたレンズバレル13を、撮像素子24の撮像面に対して交差する一方向(製造誤差、組み立て誤差がない理想的な状態では、撮像面に直交する方向)に駆動するアクチュエータである。
つまり、ボイスコイル15と磁石16とによって、可動部14を上記一方向に駆動する駆動部が構成される。
なお、駆動部の構成は、ボイスコイルモータを利用した構成には限定されず、例えばステッピングモータや圧電素子を用いて、可動部14を駆動するものとしてもよい。
図2は、図1に示す撮像モジュール100のレンズバレル13及び可動部14を被写体側からみたときの分解斜視図である。図3は、図2に示すレンズバレル13を可動部14側からみた斜視図である。図4は、図2に示すレンズバレル13を可動部14側からみた正面図である。
図2,3に示すように、レンズバレル13は、小径部130と大径部131とから構成されている。
小径部130は、円筒状部材であり、内部にレンズ群12を保持している。
大径部131は、レンズ群12の光軸に直交する方向の長さが小径部130よりも大きくなっている。大径部131の中心には、開口が形成されており、この開口からレンズ群12のレンズのうち最も被写体側にあるレンズ12aが露出している。
大径部131の光軸方向における被写体側の端部には、レンズ群12の光軸Axを挟んで光軸方向に直交する方向に並べて配置される一対の切欠け部が2組(切欠け部131A,131Cの組と切欠け部131B,131Dの組)設けられている。
切欠け部131A,131Cの配列方向と、切欠け部131B,131Dの配列方向とは、直交している。
切欠け部131B,131C,131Dの各々には、貫通孔Kが形成されており、この貫通孔がレンズバレル13と可動部14を接着する際の接着剤の接着溜まりとなる。
大径部131の光軸方向における撮像素子24側の端面131aは、光軸Axに垂直な面となっており、端面131aには3つの凸部131bが形成されている(図3、図4参照)。
3つの凸部131bは、図4に示すように、小径部130の外周に沿って間隔をあけて配置されている。3つの凸部131bの間隔は均等であることが好ましい。3つの凸部131bの各々は曲面で構成されている。例えば、3つの凸部131bは、それぞれ半球状となっている。
可動部14は、円筒部材で構成され、その中空部の直径は、レンズバレル13の小径部130の光軸方向に直交する方向の長さよりも大きく、レンズバレル13の大径部131の光軸方向に直交する方向の長さよりも小さくなっている。
可動部14は、その移動方向における被写体側の端部(以下、先端部という)において、移動方向に直交する方向の長さが大きくなる段付構造となっている。
可動部14の先端部の外周面は、可動部14の移動方向に垂直なリング状の平面14Aと、円筒面14Cとを含む。
被写体側から見て、平面14Aの外周径は円筒面14Cの外周径よりも小さくなっている。
可動部14の先端部の外周面は、更に、平面14Aと円筒面14Cを繋ぐ面であって移動方向に対して非垂直となる方向に傾斜した斜面14Bを含む(図1,2参照)。
レンズバレル13の小径部130が可動部14の中空部に挿入された状態では、図4に示した3つの凸部131bの各々が可動部14の斜面14Bに当接する。
凸部131bは曲面であり、凸部131bと当接する斜面14Bは傾斜面である。このため、レンズバレル13と可動部14を接着固定する前の状態では、レンズバレル13の切欠け部131A〜131Dのいずれかに対して可動部14側に力を加えることで、斜面14Bに当接する凸部131bの当接箇所を変えることができる。この結果、レンズバレル13と可動部14の相対姿勢を変えることができる。
このように、可動部14の斜面14Bは、可動部14に対するレンズバレル13の姿勢を変更可能にするために、レンズバレル13の姿勢をガイドするガイド部として機能する。
なお、上記ガイド部(斜面14B)及び当接部(3つの凸部131b)は、互いに接触した状態で、レンズ群12の光軸Ax上の任意の点を傾動中心として、光軸Axが可動部14の移動方向に対して傾動可能に構成されている。この任意の点は、図1の例では、撮像素子24の撮像面24aにくるように設計されている。
なお、組み立て誤差や製造誤差によって、光軸Axと撮像面24aとの位置関係は変化することが考えられる。このため、実際の製品における上記任意の点は、撮像面24aから僅かに外れる場合もあるが、この場合も、上記任意の点は実質的に撮像面24aにあるものとして扱う。
以上のように、撮像モジュール100は、ガイド部(斜面14B)とこれに当接する当接部(3つの凸部131b)とを有することで、その製造時に、可動部14に対するレンズバレル13の姿勢が変更可能になる。
撮像モジュール100では、レンズ群12を保持したレンズバレル13以外の構成部材が組み立てられた後、可動部14の中空部にレンズバレル13が挿入される。
この状態では、上述したように、図4に示した3つの凸部131bの各々が可動部14の斜面14Bに当接し、レンズバレル13の可動部14に対する姿勢が変更可能である。
ここまでの工程で組み立て誤差や部品の製造誤差があると、例えば、撮像素子24の撮像面24aに対して可動部14の移動方向が垂直とならず、光軸Axと撮像面24aが垂直にならないことがある。
また、撮像面24aに対して可動部14の移動方向が垂直になってはいるが、可動部14とレンズバレル13の製造誤差によって、可動部14の移動方向に対してレンズ群12の光軸方向が傾いてしまい、光軸Axと撮像面24aが垂直にならないことがある。
撮像モジュール100を製造する製造装置は、可動部14の中空部にレンズバレル13の小径部130を挿入した後、ガイド部である斜面14Bにしたがってレンズバレル13の姿勢を変更して、レンズ群12の光軸Axと撮像面24aとが垂直になるように、レンズバレル13の姿勢を調整する。
具体的には、製造装置に設けられた小型アームによって、切欠け部131Aと切欠け部131Cを両側から掴み、別の小型アームによって切欠け部131Bと切欠け部131Dを両側から掴む。
これらアームを操作して、2つの切欠け部の一方を可動部14側に押し込み、他方を被写体側に引き上げることで、可動部14に対するレンズバレル13の姿勢を変更する。
例えば、図5に示すように、撮像素子24の撮像面24aが傾いていて、撮像面24aが可動部14の移動方向に対して非垂直になっている場合は、黒矢印で示したように、切欠け部131Aを下方に押し下げ、切欠け部131Cを上方に押し上げる操作を行うことで、撮像面24aとレンズ群12の光軸Axとを垂直にすることができる。
製造装置は、レンズ群12の光軸Axと撮像面24aとが垂直になる姿勢にレンズバレル13を調整した後、調整後の姿勢を維持したまま、レンズバレル13と可動部14を固定する。
例えば、レンズバレル13に形成された貫通孔Kに接着剤を注入し、これを硬化させることで、レンズバレル13と可動部14を接着固定する。
このように、撮像モジュール100によれば、ガイド部とこれに当接する当接部があることにより、レンズ群12の光軸Axと撮像面24aとを垂直にすることができ、製造誤差や組み立て誤差を吸収して、撮像画質の劣化を防ぐことができる。
なお、光軸Axの傾動中心となる上記任意の点は、撮像面24aとレンズバレル13との間の光軸上の点としてもよいし、撮像面24aよりも基板21側の点としてもよい。
このように、上記任意の点が、レンズバレル13よりも撮像素子24側にあれば、ガイド部の設計が容易となり、撮像モジュール100の製造コストを削減することができる。
なお、上記任意の点が撮像素子24の撮像面24aにある図1の構成であれば、レンズバレル13の姿勢変更に伴う光軸Axと撮像面24a中心とのズレを最小にすることができるため、特に好ましい。
また、レンズバレル13の大径部131において、切欠け部131A〜131Dに隣接させて孔部を設け、この孔部を接着溜まりとする構成も考えられるが、切欠け部131A〜131Dを接着溜まりにする構成によれば、孔部を別途設ける必要がないため、製造コストを削減することができる。
ここまでは、レンズバレル13の面131aに設ける凸部131bを3つとしたが、凸部131bは3つ以上設けてあってもよい。例えば、レンズバレル13の面131aに設ける凸部131bを4つとした場合には、各凸部131bを切欠け部131A〜131Dに隣接させて配置することが可能になる。
このような配置によれば、切欠け部131A〜131Dを接着溜まりとして利用する場合に、凸部131bと斜面14Bとの接触領域付近で接着を行うことが可能になり、レンズバレル13と可動部14の固定を安定的に行うことができる。
図6は、図1に示す撮像モジュール100の可動部14の変形例である可動部140を示す斜視図である。図6は、可動部140を図2の可動部14と同じ方向から見た斜視図である。
可動部140は、ガイド部として機能する斜面が、可動部140の移動方向における位置が異なる複数の斜面から構成されている点が可動部14とは異なる。以下、詳述する。
可動部140のガイド部として機能する斜面は、3つの斜面14aと、3つの斜面14bと、3つの斜面14cと、から構成されている。
斜面14aは、可動部140の移動方向における位置が、図2の斜面14Bの可動部14の移動方向における位置と同じである。
斜面14bは、可動部140の移動方向における位置が、斜面14aよりも撮像素子24側にある。
斜面14cは、可動部140の移動方向における位置が、斜面14bよりも撮像素子24側にある。
3つの斜面14aは、可動部140を被写体側からみたときに、円周上に均等の距離をあけて配置されていることが好ましい。
3つの斜面14bは、可動部140を被写体側からみたときに、円周上に均等の距離をあけて配置されていることが好ましい。
3つの斜面14cは、可動部140を被写体側からみたときに、円周上に均等の距離をあけて配置されていることが好ましい。
この可動部140を搭載する撮像モジュール100では、可動部140の中空部にレンズバレル13の小径部130を、3つの凸部131bが例えば斜面14aに当接するように挿入した後、レンズバレル13を光軸Ax周りに時計回りに回転させることで、3つの凸部131bと接触させる可動部140のガイド部を、斜面14c、斜面14bの順に切り替えることができる。
このように、3つの凸部131bと接触させる可動部140のガイド部を3つの中から選択可能にすることで、レンズ群12と撮像素子24との距離を3段階で変化させることができる。
このため、撮像モジュールの機種によって、レンズ群12の構成や撮像素子24の構成が変わり、レンズ群12と撮像素子24との距離調整が必要な場合でも、これに容易に対応することができる。
したがって、可動部140とレンズバレル13の構成を機種毎に別の構成とする必要がなく、製造コストを削減することができる。
なお、ここでは、可動部140の移動方向における位置が異なる3つのガイド部を可動部140に設ける例を説明したが、ガイド部は2種類以上あれば、上述した効果を得ることができる。
図1では、ガイド部と当接部が、レンズ群12の光軸Ax上のレンズバレル13よりも撮像素子24側にある点を傾動中心として、レンズバレル13の姿勢を変更可能に構成するものとした。
これに対し、ガイド部と当接部が、レンズ群12の光軸Ax上のレンズバレル13よりも被写体側にある点を傾動中心として、レンズバレル13の姿勢を変更可能に構成してもよい。以下、この構成について説明する。
図7は、図1に示す撮像モジュール100の変形例である撮像モジュール200の光軸Axを含む断面を示す断面模式図である。図8は、撮像モジュール200の可動部34及びボイスコイル15とレンズバレル33を被写体側からみたときの分解斜視図である。図9は、可動部34を撮像素子24側からみたときの斜視図である。
撮像モジュール200は、レンズバレル13がレンズバレル33に変更され、可動部14が可動部34に変更された点を除いては、撮像モジュール100と実質的に同じ構成である。このため、以下では、レンズバレル33と可動部34の構成についてのみ説明する。
可動部34は、図1の可動部14の撮像素子24側端部に、円周上に均等間隔で並ぶ4つの切欠け部34D(図8参照)を設け、この4つの切欠け部34Dを有する可動部14の上下を逆にした構成である。
つまり、可動部34は、その移動方向における撮像素子24側の端部にガイド部としての斜面14Bを有する構成である。
レンズバレル33は、内部にレンズ群12を保持する小径部330と、内径は小径部330と同じだが外径が小径部330よりも大きい大径部331とから構成される。
小径部330の外径は、可動部34の内径よりも小さくなっており、小径部330は可動部34の中空部に挿入されている。
大径部331は、小径部330の光軸Ax方向の撮像素子24側に設けられている。大径部331の被写体側の面331aは光軸Axに垂直な平面であり、この面331aに3つの凸部331bが形成されている。
3つの凸部331bは、光軸Axを中心とする円の円周上に均等の間隔を空けて配置されている。
斜面14Bと3つの凸部331bは、可動部34の中空部にレンズバレル33の小径部330が挿入されて、斜面14Bと3つの凸部331bが接触した状態で、光軸Ax上のレンズバレル33よりも被写体側の点を傾動中心として、レンズ群12の光軸が可動部34の移動方向に対して傾動可能に構成されている。
小径部330の被写体側端部には、光軸Axを挟んで光軸方向に直交する方向に並ぶ一対の切欠け部が2組(切欠け部330A,330Cの組と切欠け部330B,330Dの組)設けられている。
切欠け部330A,330Cの配列方向と、切欠け部330B,330Dの配列方向とは、直交している。
また、小径部330の被写体側端部には、各切欠け部の間に接着しろ330Eが設けられている。4つの接着しろ330Eは、光軸Axを中心とする円の円周上に均等の間隔で配置されている。
撮像モジュール200は、その製造時に、可動部34の中空部にレンズバレル33の小径部330を挿入する。このとき、可動部34の1つの切欠け部34Dに対し、レンズバレル33の1つの接着しろ330Eが近接するように、可動部34の中空部にレンズバレル33の小径部330を挿入する。
この状態で、製造装置が、アームを用いて、レンズバレル33の被写体側端部にある切欠け部330A〜330Dに力を加えることで、ガイド部である斜面14Bにしたがってレンズバレル33の姿勢を変更して、レンズ群12の光軸と撮像面24aとが垂直になるように、レンズバレル33の姿勢を調整する。
その後、製造装置は、レンズバレル13を調整後の姿勢に維持した状態で、切欠け部34Dと接着しろ330Eに跨って接着剤を塗布し、これを硬化させて、レンズバレル33と可動部34を固定する。
このように、レンズバレル33の撮像素子24側端部に当接部としての3つの凸部が設けられた構成であっても、レンズ群12の光軸と撮像面24aとを垂直にすることができ、製造誤差や組み立て誤差を吸収して、撮像画質の劣化を防ぐことができる。
図10は、図1に示す撮像モジュール100の変形例である撮像モジュール300の光軸Axを含む断面を示す断面模式図である。図11は、撮像モジュール300の可動部44及びボイスコイル15とレンズバレル43を被写体側からみたときの分解斜視図である。図12は、可動部44を撮像素子24側からみたときの斜視図である。
撮像モジュール300は、レンズバレル13がレンズバレル43に変更され、可動部14が可動部44に変更された点を除いては、撮像モジュール100と実質的に同じ構成であるため、以下では、レンズバレル43と可動部44の構成についてのみ説明する。
可動部44は、図7の可動部34における撮像素子24側の端面を、可動部34の移動方向に垂直な平面441aに変更し(図12参照)、この平面441aに、図12に示すように、円周上に均等な間隔で配置された3つの凸部441bを設けた構成である。
レンズバレル43は、図7のレンズバレル33における大径部331を大径部431に変更したものである。
大径部431は、被写体側から見える面431Aが、可動部44の3つの凸部431bと当接する斜面となっている。面431Aは、可動部44の移動方向に非垂直な方向に傾斜する面であり、上述してきたガイド部として機能する。
斜面431Aと3つの凸部441bは、可動部44の中空部にレンズバレル43の小径部330が挿入されて、斜面431Aと3つの凸部441bが接触した状態で、光軸Ax上のレンズバレル43よりも被写体側の点を傾動中心として、レンズ群12の光軸が可動部44の移動方向に対して傾動可能に構成されている。
撮像モジュール300は、その製造時に、可動部44の中空部にレンズバレル43の小径部330を挿入する。このとき、可動部44の1つの切欠け部34Dに対し、レンズバレル43の1つの接着しろ330Eが近接するように、可動部44の中空部にレンズバレル43の小径部330を挿入する。
この状態で、製造装置が、アームを用いて、レンズバレル43の被写体側端部にある切欠け部330A〜330Dに力を加えることで、ガイド部である斜面431Aにしたがってレンズバレル43の姿勢を変更して、レンズ群12の光軸と撮像面24aとが垂直になるように、レンズバレル43の姿勢を調整する。
その後、製造装置は、レンズバレル43を調整後の姿勢に維持した状態で、切欠け部34Dと接着しろ330Eに跨って接着剤を塗布し、これを硬化させて、レンズバレル43と可動部44を固定する。
このように、可動部44に当接部としての3つの凸部441bが設けられ、レンズバレル43にガイド部としての斜面431Aが設けられた構成であっても、レンズ群12の光軸と撮像面24aとを垂直にすることができ、製造誤差や組み立て誤差を吸収して、撮像画質の劣化を防ぐことができる。
なお、図1の撮像モジュール100において、可動部14の被写体側端面を全て斜面14Bとした構成としてもよい。
また、図1の撮像モジュール100において、可動部14の被写体側端面を全て平面14Aとし、この平面14Aに当接部としての3つの凸部を配置し、レンズバレル13の大径部131に、この3つの凸部と当接するガイド部としての斜面を形成した構成としてもよい。
この構成であっても、ガイド部にしたがってレンズバレル13の姿勢が変更可能になるため、撮像画質の劣化を防ぐことができる。
ここまでは、ガイド部として斜面を例にし、ガイド部と当接する当接部として3つの凸部を例にした。この変形例として、ガイド部を曲面としてもよい。
つまり、ガイド部を斜面又は曲面とし、これに点で当接する当接部を設けた構成とすれば、レンズバレルの姿勢を可動部に対して変更可能とすることができる。
ガイド部と点で当接する当接部を採用する場合は、ガイド部と当接する点として少なくとも3点は必要である。少なくとも3つの点でガイド部と接することで、レンズバレルの姿勢を安定してガイドすることができる。
上述してきたガイド部は、全て、筒状の可動部における中空部の外側に設けられている。このようにすることで、ガイド部と当接部の設計が容易となる。
最後に、以上のような構成の撮像モジュールの製造工程について説明する。
図13は、図1に示す撮像モジュール100の製造工程を説明するためのフローチャートである。
レンズユニット10のレンズバレル13以外の部分と撮像素子ユニット20を接着固定した後、撮像モジュール製造装置は、測定用チャートのチャート面に垂直な線上に、筐体11の開口をチャート面に向けて製造途中の撮像モジュールを保持する(ステップS1)。
この状態で、筐体11の開口部分からレンズ群12を内蔵したレンズバレル13を挿入して、図1に示す状態を得る(ステップS2)。
撮像モジュール製造装置は、図1に示す状態で、撮像素子24により測定用チャートを撮像させる(ステップS3)。
撮像モジュール製造装置は、撮像素子24によって撮像して得られた撮像画像に基づいて、撮像素子24の撮像面とレンズ群12の光軸とが垂直になっているか否かを判定する(ステップS4)。
撮像モジュール製造装置は、ステップS4の判定がNOの場合、撮像面と光軸とのなす角度が直角からどの程度ずれているかを求め、このずれている角度の分、レンズバレル13の切欠き部131A〜131Dをアームで掴み、ガイド部にしたがってレンズバレル13の傾きを調整する(ステップS5)。
撮像モジュール製造装置は、ステップS5の後はステップS3の処理を再び行う。
撮像モジュール製造装置は、ステップS4の判定がYESの場合、レンズバレル13と可動部14とを接着固定する(ステップS6)。
以上説明したように、本明細書には次の事項が開示されている。
開示された撮像モジュールは、レンズ部を有するレンズユニットと、上記レンズユニットに固定され、上記レンズ部を通して被写体像を撮像する撮像素子を含む撮像素子ユニットと、を備え、上記レンズユニットは、上記レンズ部を保持するレンズ保持部と、上記レンズ保持部に固定されかつ上記撮像素子の撮像面に対して一方向に移動可能な筒状部材からなる可動部と、上記可動部を上記一方向に駆動する駆動部と、上記レンズ保持部に設けられたガイド部及び上記可動部の他方の上記ガイド部に対向する部分に設けられ上記ガイド部と当接する当接部、又は、上記可動部に設けられたガイド部及び上記レンズ保持部の上記ガイド部に対向する部分に設けられ上記ガイド部と当接する当接部とを備え、前記当接部は前記可動部の内径よりも外側に設けられるものである。
この構成により、製造時に、ガイド部によってレンズ保持部の姿勢を調整することが可能なため、撮像素子の撮像面とレンズ部の光軸とを垂直にして撮像画質の劣化を防止することができる。
開示された撮像モジュールは、上記ガイド部は、曲面、又は、上記一方向に非垂直な方向に傾く斜面により構成されるものである。
この構成により、製造時に、レンズ保持部の姿勢のガイドを安定して行うことができる。
開示された撮像モジュールは、上記ガイド部は、上記レンズ部の光軸方向における位置が異なる複数の曲面又は上記斜面により構成され、上記当接部は、上記位置が同じ曲面又は上記斜面に対して接触するものである。
この構成により、製造時に、レンズ部と撮像素子との距離調整が容易となり、レンズ保持部と可動部を撮像モジュールの機種毎に異なる構成としなくてすむため、製造コストを削減することができる。
開示された撮像モジュールは、上記ガイド部と上記当接部は、上記レンズ部の光軸上の任意の点を傾動中心として上記光軸を傾動可能に構成されているものである。
この構成により、レンズ保持部の姿勢変更による画質への影響を抑えることができる。
開示された撮像モジュールは、上記光軸上の任意の点が、上記レンズ保持部の外側にあるものである。
この構成により、製造時におけるレンズ保持部の姿勢変更が容易になる。
開示された撮像モジュールは、上記光軸上の任意の点が、上記レンズ保持部よりも上記撮像素子側にあるものである。
この構成により、レンズ保持部の姿勢変更による画質への影響をより抑えることができる。
開示された撮像モジュールは、上記光軸上の任意の点が、上記撮像素子の撮像面にあるものである。
この構成により、レンズ保持部の姿勢変更による画質への影響を最小限に抑えることができる。
開示された撮像モジュールは、上記当接部が、上記レンズ保持部の被写体側に設けられているものである。
この構成により、製造時におけるレンズ保持部の姿勢変更が容易になり、製造コストを削減することができる。
開示された撮像モジュールは、上記レンズ保持部が、上記筒状部材の中空部に挿入される第一の部分と、上記中空部の外側にあって上記光軸方向に直交する方向の長さが上記中空部の上記一方向に直交する方向の長さよりも大きい第二の部分とより構成され、
上記第二の部分と上記可動部の間に上記ガイド部が設けられるものである。
この構成により、製造時に、可動部を配置してから、可動部の空洞部分にレンズ保持部を挿入し、この状態で、レンズ保持部の姿勢が変更可能となるため、製造が容易となり、製造コストを削減することができる。
開示された撮像モジュールは、上記レンズ保持部の上記光軸方向における被写体側の端部には、被写体側からみたときに上記レンズ部の光軸を挟んで上記光軸方向に直交する方向に配置される一対の切欠け部が少なくとも1組設けられるものである。
この構成により、製造時に、切欠け部を用いてレンズ保持部の姿勢を容易に変更することができる。
開示された撮像モジュールは、上記当接部が上記レンズ保持部の被写体側に設けられており、上記レンズ保持部の上記光軸方向における被写体側の端部には、上記一対の切欠け部が2組設けられ、上記切欠け部は、上記レンズ保持部と上記可動部とを接着する接着剤が溜まる接着溜まりとなっており、上記切り欠け部と上記当接部は隣接しているものである。
この構成により、製造時に、当接部とガイド部の接触領域付近に接着剤を塗布することができ、安定した接着が可能になる。
開示された撮像モジュールは、上記レンズ保持部の上記光軸方向における被写体側の端部には、上記一対の切欠け部が2組設けられ、前記2組のうちの一方における上記一対の切欠け部の並ぶ方向と、前記2組のうちの他方における上記一対の切欠け部の並ぶ方向とは直交しているものである。
この構成により、製造時に、切欠け部を用いてレンズ保持部をより多くの姿勢に変更することができる。また、姿勢制御も容易となる。
開示された撮像モジュールは、上記切欠け部が、上記レンズ保持部と上記可動部とを接着する接着剤が溜まる接着溜まりとなっているものである。
この構成により、接着溜まりを別途設けずにすむため、製造コストを削減することができる。
開示された撮像モジュールは、上記当接部が3つ以上の点で上記ガイド部と当接するものであるものを含む。
この構成により、レンズ保持部を安定してガイドすることが可能になる。
開示された撮像モジュールの製造方法は、上記撮像モジュールの製造方法であって、上記ガイド部にしたがって上記レンズ保持部を上記可動部に対して移動させて、上記撮像素子の撮像面に垂直な方向と上記レンズ部の光軸方向とを一致させる工程と、上記一致させる工程の後、上記レンズ保持部を接着剤によって上記可動部に固定する工程と、を備えるものである。
この方法により、撮像素子の撮像面とレンズ部の光軸とを垂直にして撮像画質の劣化を防止した撮像モジュールを製造することができる。
本発明は、特に携帯電話機等の携帯端末、眼鏡型の電子機器、腕時計型の電子機器等に搭載される撮像モジュールに適用して利便性が高く、有効である。
100 撮像モジュール
10 レンズユニット
11 筐体
12 レンズ群(レンズ部)
13 レンズバレル(レンズ保持部)
131b 凸部(当接部)
14 可動部
14B 斜面(ガイド部)
15 ボイスコイル
16 磁石
17 ホルダ
18 底部ブロック
19 駆動部
20 撮像素子ユニット
24 撮像素子
24a 撮像面

Claims (15)

  1. レンズ部を有するレンズユニットと、
    前記レンズユニットに固定され、前記レンズ部を通して被写体像を撮像する撮像素子を含む撮像素子ユニットと、を備え、
    前記レンズユニットは、
    前記レンズ部を保持するレンズ保持部と、
    前記レンズ保持部に固定されかつ前記撮像素子の撮像面に対して一方向に移動可能な筒状部材からなる可動部と、
    前記可動部を前記一方向に駆動する駆動部と、
    前記レンズ保持部に設けられたガイド部及び前記可動部の前記ガイド部に対向する部分に設けられ前記ガイド部と当接する当接部、又は、前記可動部に設けられたガイド部及び前記レンズ保持部の前記ガイド部に対向する部分に設けられ前記ガイド部と当接する当接部とを備え、
    前記当接部は前記可動部の内径よりも外側に設けられ、
    前記当接部が当接する前記ガイド部の面は、前記当接部の当接箇所に応じて前記可動部の移動方向に対する前記レンズ部の光軸方向の傾きが決まる面で構成されている撮像モジュール。
  2. 請求項1記載の撮像モジュールであって、
    前記ガイド部は、曲面、又は、前記可動部の移動方向に非垂直な方向に傾く斜面により構成される撮像モジュール。
  3. 請求項2記載の撮像モジュールであって、
    前記ガイド部は、前記レンズ部の光軸方向における位置が異なる複数の曲面又は前記斜面により構成され、
    前記当接部は、前記位置が同じ曲面又は前記斜面に対して接触する撮像モジュール。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の撮像モジュールであって、
    前記ガイド部と前記当接部は、それらが接着固定される前の状態では、前記レンズ部の光軸上の特定の点を傾動中心として前記光軸を傾動可能に構成されている撮像モジュール。
  5. 請求項4記載の撮像モジュールであって、
    前記光軸上の特定の点は、前記レンズ保持部の外側にある撮像モジュール。
  6. 請求項4記載の撮像モジュールであって、
    前記光軸上の特定の点は、前記レンズ保持部よりも前記撮像素子側にある撮像モジュール。
  7. 請求項4記載の撮像モジュールであって、
    前記光軸上の特定の点は、前記撮像素子の撮像面にある撮像モジュール。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載の撮像モジュールであって、
    前記当接部は、前記レンズ保持部の被写体側に設けられている撮像モジュール。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項記載の撮像モジュールであって、
    前記レンズ保持部は、前記可動部の筒状部材の中空部に挿入される第一の部分と、前記中空部の外側にあって前記レンズ部の光軸方向に直交する方向の長さが前記中空部の前記可動部の移動方向に直交する方向の長さよりも大きい第二の部分とより構成され、
    前記第二の部分と前記可動部の間に前記ガイド部が設けられる撮像モジュール。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項記載の撮像モジュールであって、
    前記レンズ保持部の前記レンズ部の光軸方向における被写体側の端部には、被写体側からみたときに前記レンズ部の光軸を挟んで前記光軸方向に直交する方向に配置される一対の切欠け部が少なくとも1組設けられる撮像モジュール。
  11. 請求項10記載の撮像モジュールであって、
    前記当接部は、前記レンズ保持部の被写体側に設けられており、
    前記レンズ保持部の前記光軸方向における被写体側の端部には、前記一対の切欠け部が2組設けられ、
    前記切欠け部は、前記レンズ保持部と前記可動部とを接着する接着剤が溜まる接着溜まりとなっており、
    前記切欠け部と前記当接部は隣接している撮像モジュール。
  12. 請求項10記載の撮像モジュールであって、
    前記レンズ保持部の前記光軸方向における被写体側の端部には、前記一対の切欠け部が2組設けられ、
    前記2組のうちの一方における前記一対の切欠け部の並ぶ方向と、前記2組のうちの他方における前記一対の切欠け部の並ぶ方向とは直交している撮像モジュール。
  13. 請求項12記載の撮像モジュールであって、
    前記切欠け部は、前記レンズ保持部と前記可動部とを接着する接着剤が溜まる接着溜まりとなっている撮像モジュール。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項記載の撮像モジュールであって、
    前記当接部は3つ以上の点で前記ガイド部と当接するものである撮像モジュール。
  15. レンズ部を有するレンズユニットと、前記レンズユニットに固定され、前記レンズ部を通して被写体像を撮像する撮像素子を含む撮像素子ユニットと、を備え、前記レンズユニットは、前記レンズ部を保持するレンズ保持部と、前記レンズ保持部に固定されかつ前記撮像素子の撮像面に対して一方向に移動可能な筒状部材からなる可動部と、前記可動部を前記一方向に駆動する駆動部と、前記レンズ保持部に設けられたガイド部及び前記可動部の前記ガイド部に対向する部分に設けられ前記ガイド部と当接する当接部、又は、前記可動部に設けられたガイド部及び前記レンズ保持部の前記ガイド部に対向する部分に設けられ前記ガイド部と当接する当接部とを備え、前記当接部は前記可動部の内径よりも外側に設けられ、前記当接部が当接する前記ガイド部の面は、前記当接部の当接箇所に応じて前記可動部の移動方向に対する前記レンズ部の光軸方向の傾きが決まる面で構成されている撮像モジュールの製造方法であって、
    前記ガイド部にしたがって前記レンズ保持部を前記可動部に対して移動させて、前記撮像素子の撮像面に垂直な方向と前記レンズ部の光軸方向とを一致させる工程と、
    前記一致させる工程の後、前記レンズ保持部を接着剤によって前記可動部に固定する工程と、を備える撮像モジュールの製造方法。
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