JP6147786B2 - 給水タンク、排ガス処理装置、船舶 - Google Patents

給水タンク、排ガス処理装置、船舶 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、舶用のディーゼルエンジンから排出される排ガスを処理する水を貯留する給水タンク、この給水タンクが適用される排ガス処理装置、排ガス処理装置を有する船舶に関するものである。
ディーゼルエンジンから排出される排ガスは、NOxやSOx、煤塵などの有害物質が含まれている。特に、低質な燃料が使用される舶用のディーゼルエンジンは、排ガスに含まれる有害物質の量も多くなる。そのため、舶用のディーゼルエンジンは、近年厳しくなる各種排ガス規制に対応するため、この有害物質を処理する技術や排ガス処理装置が必要となる。
排ガス中のNOxを低減する方法としては、排ガス再循環(EGR)がある。このEGRは、ディーゼルエンジンの燃焼室から排出された排ガスの一部を、燃焼用空気に混入して燃焼用ガスとし、燃焼室に戻すものである。そのため、燃焼用ガスは、酸素濃度が低下し、燃料と酸素との反応である燃焼の速度を遅らせることで燃焼温度が低下し、NOxの発生量を減少させることができる。
ところで、ディーゼルエンジンから排出される排ガスは、前述の通りにエンジンに対しても有害なSOx、煤塵が含まれているため、EGRバルブを通ってスクラバによりSOxや煤塵などの有害物質が除去された後、大気から吸入された燃焼用空気に混入されてからディーゼルエンジンに戻される。このとき、スクラバは、排ガスに対して水噴射を行うことで有害物質を除去している。このスクラバは、再循環ガスだけではなく、煙突から排出される排ガスのSOxや煤塵を除去する装置としても有効である。
なお、排ガス再循環システムとしては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。また、発生したドレン水を処理するドレン水処理装置としては、例えば、特許文献2に記載されたものがある。
特開2012−127205号公報 特開平04−139302号公報
上述した従来の排ガス処理装置にて、排ガスの再循環ラインに設けられたスクラバは、排ガスに水噴射を行うことで有害物質を除去している。この場合、有害物質を除去するために噴射された水は、回収されて分離器を通すことで再処理された後、再び、有害物質除去のために使用される。一方、排ガスは、高温であることから水噴射により水蒸気が発生し、この水蒸気が排ガスにより持ち去られるため、有害物質の除去処理に使用される水は、分離器による水処理や高温の排ガスによる蒸発により徐々に減少する。そのため、従来は、清水タンクに貯留されている清水をスクラバに補給している。この清水は、船舶に搭載されている造水器により製造するものであり、スクラバへの補給水が増加すると、造水器の大型化を招き、船舶設備への負担が大きくなってしまう。
本発明は上述した課題を解決するものであり、処理水を有効利用することで装置の大型化及び高コスト化を抑制可能とする給水タンク、排ガス処理装置、船舶を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の給水タンクは、タンク本体と、エンジンに供給される燃焼用ガスを冷却することで発生した凝縮水を前記タンク本体に供給するドレン水供給管と、清水を前記タンク本体に供給する清水供給管と、前記清水供給管に設けられて前記タンク本体の貯水量に応じて開閉する清水バルブと、前記タンク本体の貯留水をスクラバに供給する給水管と、を備えることを特徴とするものである。
従って、タンク本体は、燃焼用ガスを冷却して発生した凝縮水がドレン水供給管から供給されると共に、清水が清水供給管から供給される一方、貯留水を給水管からスクラバに供給する。そのため、スクラバで排ガスに噴射する水として燃焼用ガスの凝縮水を用いることで、清水の使用量が減少し、処理水を有効利用することで装置の大型化及び高コスト化を抑制することができる。
本発明の給水タンクでは、前記タンク本体は、貯水量が予め設定された上限値を超えると排水する排水管が設けられることを特徴としている。
従って、タンク本体の貯水量が上限値を超えると排水管から排水されることで、タンク本体に必要以上の水を貯めることはなく、適正な貯水量に維持することができる。
本発明の給水タンクでは、前記タンク本体は、貯水量を計測する第1計測センサが設けられることを特徴としている。
従って、第1計測センサがタンク本体の貯水量を計測し、この貯水量に応じて清水バルブが開閉するため、タンク本体の貯水量が低下したら清水を補充することができ、タンク本体の貯水量を適正量に維持することができる。
また、本発明の排ガス処理装置は、エンジンから排出された排ガスの一部を燃焼用ガスの一部として前記エンジンに再循環する排ガス再循環ラインと、前記排ガス再循環ラインを流れる排ガスに対して水を噴射することで有害物質を除去するスクラバと、空気と再循環ガスを混合した燃焼用ガスを冷却する冷却器と、前記冷却器により燃焼用ガスを冷却することで発生した凝縮水を貯留すると共に貯留水を前記スクラバに供給する前記給水タンクと、を備えることを特徴とするものである。
従って、エンジンから排出された排ガスは、その一部が排ガス再循環ラインを通るとき、スクラバによりこの排ガス再循環ラインを流れる排ガスに対して水が噴射されることで有害物質が除去され、過給機で空気と混合されて燃焼用ガスになった後、冷却器によりこの燃焼用ガスが冷却される。このとき、冷却器により燃焼用ガスを冷却することで発生した凝縮水が給水タンクに貯留され、排ガスに噴射する水としてスクラバに供給される。そのため、スクラバに対して排ガスに噴射する水として供給する清水などの必要量が減少し、処理水を有効利用することで装置の大型化及び高コスト化を抑制することができる。
本発明の排ガス処理装置では、前記給水管に設けられる給水バルブと、排ガスに対して噴射された水を貯留する貯水部と、前記貯水部の貯水量を計測する第2計測センサと、前記第2計測センサが計測した前記貯水部の貯水量が予め設定された下限値よりも少なくなったときに前記給水バルブを開放する制御装置とが設けられることを特徴としている。
従って、第2計測センサが貯水部の貯水量を計測し、この貯水部の貯水量が下限値よりも少なくなったときに、給水バルブを開放することで、スクラバにおける貯水部の貯水量を常時適正量に維持することができる。
本発明の排ガス処理装置では、前記タンク本体の貯留水を循環する循環水経路が設けられ、前記給水管は、基端部が前記循環水経路に接続され、先端部が前記スクラバに接続され、前記給水バルブは、前記タンク本体の貯留水の供給先を前記循環水経路と前記給水管との間で切替可能であり、前記制御装置は、前記第2計測センサが計測した前記貯水部の貯水量が下限値よりも少なくなったときに前記給水バルブにより前記タンク本体の貯留水の供給先を前記循環水経路から前記給水管に切替えることを特徴としている。
従って、貯水部の貯水量が十分であるとき、給水バルブによりタンク本体の貯留水の供給先を循環水経路に切替えられており、貯水部の水は、スクラバに供給されずに循環水経路を循環している。そして、貯水部の貯水量が下限値よりも少なくなったときに、給水バルブによりタンク本体の貯留水の供給先を給水管に切替えることで、貯水部の水は、スクラバに供給される。そのため、貯水部の貯水量が低下すると、循環水経路を循環している水を直ちにスクラバに供給することができ、貯水部の貯水量を早期に回復させることができる。
本発明の排ガス処理装置では、前記循環水経路における前記給水管との接続部より下流側に絞り部が設けられると共に、前記循環水経路における前記給水管との接続部より上流側から分岐して前記スクラバの排ガス導入部に給水する洗浄水経路が設けられることを特徴としている。
従って、貯水部の貯水量が十分であるとき、タンク本体の水は、スクラバに供給されずに循環水経路を循環すると共に、一部が洗浄水経路によりスクラバの排ガス導入部に給水されることで、排ガス導入部を洗浄することができる。このとき、循環水経路に絞り部が設けられることで、この絞り部が抵抗となり、適正量の水を洗浄水経路に流すことができる。そして、貯水部の貯水量が下限値よりも少なくなったときに、タンク本体の水が給水管によりスクラバに供給されるが、給水管の圧力損失と絞り部の抵抗が同様に設定することで、このときも、適正量の水を洗浄水経路に流すことができる。
また、本発明の船舶は、前記排ガス処理装置を備えるものである。
従って、処理水を有効利用することで装置の大型化及び高コスト化を抑制することができる。
本発明の給水タンク、排ガス処理装置、船舶によれば、タンク本体に、燃焼用ガスを冷却して発生した凝縮水を供給するドレン水供給管と、清水を供給する清水供給管と、貯留水をスクラバに供給する給水管とを接続するので、スクラバで排ガスに噴射する水として燃焼用ガスの凝縮水を用いることができ、清水の使用量が減少し、処理水を有効利用することで装置の大型化及び高コスト化を抑制することができる。
図1は、第1実施形態の排ガス処理装置を表す概略構成図である。 図2は、貯水部における給水制御の処理の流れを表すフローチャートである。 図3は、メイクアップウォータタンクにおける給水制御の処理の流れを表すフローチャートである。 図4は、貯水部に対する給水制御を説明するための概略図である。 図5は、メイクアップウォータタンクに対する給水制御を説明するための概略図である。 図6は、第2実施形態の排ガス処理装置を表す概略構成図である。 図7は、第3実施形態の排ガス処理装置を表す概略構成図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る給水タンク、排ガス処理装置、船舶の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の排ガス処理装置を表す概略構成図である。
第1実施形態の排ガス処理装置は、舶用ディーゼルエンジンから排出された排ガスの一部を空気と混合した後、過給機により圧縮して燃焼用ガス(排ガスと空気の混合ガス、または、空気)として舶用ディーゼルエンジンに再循環するとき、この再循環する排ガスから有害物質を除去するものである。
第1実施形態の排ガス処理装置において、図1に示すように、舶用ディーゼルエンジン11は、図示しないが、プロペラ軸を介して推進用プロペラを駆動回転させる推進用の機関(主機関)である。この舶用ディーゼルエンジン11は、ユニフロー掃排気式のディーゼルエンジンであって、2ストロークディーゼルエンジンであり、シリンダ内の吸排気の流れを下方から上方への一方向とし、排気の残留を無くすようにしたものである。舶用ディーゼルエンジン11は、ピストンが上下移動するシリンダ(燃焼室)12と、シリンダ12に連通する掃気チャンバ13と、シリンダ12に連通すると共に排気バルブが設けられる排気ポート14とを有している。そして、舶用ディーゼルエンジン11は、掃気チャンバ13に給気ラインG1が連結され、排気ポート14に排気ラインG2が連結されている。
過給機21は、コンプレッサ22とタービン23とが回転軸24により一体に回転するように連結されて構成されている。この過給機21は、舶用ディーゼルエンジン11の排気ラインG2から排出された排ガスによりタービン23が回転し、タービン23の回転が回転軸24により伝達されてコンプレッサ22が回転し、このコンプレッサ22が空気及び/または再循環ガスを圧縮して給気ラインG1から舶用ディーゼルエンジン11に供給する。
過給機21は、タービン23を回転した排ガスを排出する排気ラインG3が連結されており、この排気ラインG3は、図示しない煙突(ファンネル)に連結されている。また、排気ラインG3は、中途部から排ガス再循環ラインG4が分岐して設けられている。排ガス再循環ラインG4は、EGRバルブ(流量制御弁)31が設けられており、スクラバ32に連結されている。EGRバルブ31は、排ガス再循環ラインG4を通過する排ガスの流量を調整するものであり、排気ラインG3から排ガス再循環ラインG4に分流する排ガス量を調整する。スクラバ32は、排ガスに対して水を噴射することで、含有するSOxや煤塵などの有害物質を除去するものである。本実施形態では、ベンチュリ式スクラバを採用しているが、この構成に限定されるものではない。
スクラバ32は、中空形状をなす本体33と、排ガスが導入されるベンチュリ部34と、排水を貯留する貯水部35とを備えている。スクラバ32は、ベンチュリ部34に導入された排ガスに対して水を噴射する水噴射部36を有しており、貯水部35の排水をこの水噴射部36に循環する排水循環ラインW1が設けられ、排水循環ラインW1にポンプ37が設けられている。スクラバ32は、有害物質が除去された排ガスを排出するガス排出部38が設けられ、ガス排出ラインG5が連結されている。ガス排出ラインG5は、ミスト分離機(ミストエリミネータ)39とブロワ(送風機)40が設けられ、混合機(ミキサ)41に連結されている。
ブロワ40は、スクラバ32内の排ガスをガス排出部38からガス排出ラインG5に排出するものである。ミスト分離機39は、水噴射により有害物質が除去された排ガスに含有する小径粒子の液滴を分離するものであり、分離した分離水は、分離水ラインW2によりスクラバ32の貯水部35に戻される。混合機(ミキサ)41は、外気から吸入した空気とガス排出ラインG5からの排ガス(再循環ガス)を混合して燃焼用ガスを生成するものであり、この燃焼用ガスを過給機21のコンプレッサ22に供給する燃焼用空気供給ラインG6が設けられている。そして、過給機21は、コンプレッサ22が圧縮した燃焼用ガスを給気ラインG1から舶用ディーゼルエンジン11に供給可能であり、給気ラインG1にエアクーラ(冷却器)42が設けられている。このエアクーラ42は、コンプレッサ22により圧縮されて高温となった燃焼用ガスと冷却水とを熱交換することで、燃焼用ガスを冷却するものである。
エアクーラ42は、高温の燃焼用ガスを冷却すると、この燃焼用ガスの温度と圧力が低下することから、燃焼用ガスに含有する水蒸気が凝縮することで、凝縮水(ドレン水)が発生する。エアクーラ42は、発生したドレン水を排出するドレン水排出ラインW3が設けられ、このドレン水排出ラインW3は、メイクアップウォータタンク(給水タンク)50に連結されている。
メイクアップウォータタンク50は、タンク本体51と、ドレン水排出ライン(ドレン水供給管)W3と、清水供給ライン(清水供給管)W4と、給水ライン(給水管)W5と、オーバーフローライン(排水管)W6を備えている。
タンク本体51は、中空形状をなし、所定量の水(ドレン水と清水)を貯留することができる。タンク本体51は、上部にドレン水排出ラインW3を構成する配管が接続されており、エアクーラ42で発生したドレン水がこのドレン水排出ラインW3を通して供給される。また、タンク本体51は、側部に清水供給ラインW4を構成する配管が接続されており、清水がこの清水供給ラインW4を通して供給される。船舶は、清水を製造するための造水機52が搭載されており、造水機52により製造された清水を貯留する清水タンク53が連結されている。そして、清水タンク53は、清水供給ラインW4によりタンク本体51に連結されており、清水供給ラインW4に清水ポンプ54と清水バルブ55が設けられている。
タンク本体51は、側部にオーバーフローラインW6を構成する配管が接続されており、タンク本体51の貯水量が予め設定された上限値を超えると、貯留水がこのオーバーフローラインW6を通して排出される。ドレン水処理ラインW7は、ドレン水タンク56とポンプ57が設けられ、処理装置58に連結されている。この処理装置58は、ドレン水から舶用ディーゼルエンジン11の潤滑油やシステム油などの油分を除去するものであり、処理水はそのまま排水し、分離した廃棄物は図示しない廃棄物容器に収容する。
タンク本体51は、下部に給水ラインW5を構成する配管が接続され、この給水ラインW5は、スクラバ32に連結されており、タンク本体51の貯留水がこの給水ラインW5を通してスクラバ32に供給される。給水ラインW5は、給水ポンプ59と給水バルブ60が設けられており、給水ポンプ59は、給水ラインW5におけるタンク本体51側に設けられ、給水バルブ60は、スクラバ32側、つまり、給水ポンプ59より下流側に設けられている。
制御装置61は、EGRバルブ31、清水バルブ55、給水バルブ60を開閉制御可能であり、ポンプ37、ブロワ40、清水ポンプ54、ポンプ57、給水ポンプ59を駆動制御可能となっている。この制御装置61は、船舶の運航状態(運行海域)に応じてEGRバルブ31を開閉制御する。即ち、制御装置61は、現在の船舶の運行海域がNOxの排出量を規制するNOx規制海域外であれば、EGR作動信号が出力されず、EGRバルブ31を閉止する。一方、制御装置61は、現在の船舶の運行海域がNOxの排出量を規制するNOx規制海域内であれば、EGR作動信号が出力され、EGRバルブ31を開放する。なお、後述するが、EGR作動信号は、乗組員がNOx規制海域を判断し、EGR作動スイッチを操作して出力してもよいし、制御装置61がNOx規制海域を判定して出力してもよい。
そして、制御装置61は、現在の船舶の運行海域がNOx規制海域内であって、EGR作動信号によりEGRバルブ31が開放されると、スクラバ32を作動する。即ち、制御装置61は、EGRバルブ31を開放し、ポンプ37及びブロワ40を駆動する。そのため、排気ラインG3の排ガスが排ガス再循環ラインG4に流れ込んだとき、スクラバ32は、排ガスに対して水を噴射することで、含有するSOxや煤塵などの有害物質を除去することができる。
また、制御装置61は、スクラバ32の貯水部35における貯水量に応じて、給水ポンプ59を駆動制御すると共に給水バルブ60を開閉制御する。即ち、スクラバ32は、排ガスに水噴射を行うことで有害物質を除去することから、噴射水の一部が高温の排ガスにより水蒸気となり、排ガスに持ち去られる。また、スクラバ32は、図示しないが、貯水部35の排水をフィルタにより洗浄することから、一部の排水が廃棄物と一緒に持ち去られる。そのため、スクラバ32は、排ガスに噴射するために貯水部35に貯留されている水を定期的に補給する必要がある。
スクラバ32は、貯水部35に貯留されている貯水量を計測する水量センサ(第2計測センサ)62が設けられている。制御装置61は、水量センサ62が計測した貯水部35の貯水量が予め設定された下限値より少なくなったら、給水ポンプ59を駆動し、給水バルブ60を開放することで、メイクアップウォータタンク50の貯留水を給水ラインW5によりスクラバ32の貯水部35に供給する。一方、制御装置61は、水量センサ62が計測した貯水部35の貯水量が予め設定された上限値より多くなったら、給水ポンプ59の駆動を停止し、給水バルブ60を閉止することで、メイクアップウォータタンク50から給水ラインW5を通した貯水部35への給水を停止する。
また、制御装置61は、メイクアップウォータタンク50のタンク本体51における貯水量に応じて、清水ポンプ54を駆動制御すると共に清水バルブ55を開閉制御する。即ち、エアクーラ42は、燃焼用ガスを冷却することでドレン水を生成し、このドレン水をドレン水排出ラインW3からメイクアップウォータタンク50に供給する。しかし、舶用ディーゼルエンジン11は、運転状態(例えば、出力)に応じて排ガス量が変動することから、発生するドレン水の量も変動する。また、上述したように、スクラバ32は、貯水部35の貯水量が減少すると、メイクアップウォータタンク50の貯留水を給水ラインW5から貯水部35に供給することから、タンク本体51の貯水量が減少する。そのため、メイクアップウォータタンク50は、タンク本体51に貯留されている水を定期的に補給する必要がある。
メイクアップウォータタンク50は、タンク本体51に貯留されている貯水量を計測する水量センサ(第1計測センサ)63が設けられている。制御装置61は、水量センサ63が計測したタンク本体51の貯水量が予め設定された下限値より少なくなったら、清水ポンプ54を駆動し、清水バルブ55を開放することで、清水タンク53の貯留水を清水供給ラインW4によりメイクアップウォータタンク50のタンク本体51に供給する。一方、制御装置61は、水量センサ63が計測したタンク本体51の貯水量が予め設定された上限値より多くなったら、清水ポンプ54の駆動を停止し、清水バルブ55を閉止することで、清水タンク53から清水供給ラインW4を通したタンク本体51への清水の供給を停止する。
ここで、第1実施形態の排ガス処理装置の作用を説明する。図2は、貯水部における給水制御の処理の流れを表すフローチャート、図3は、メイクアップウォータタンクにおける給水制御の処理の流れを表すフローチャート、図4は、貯水部に対する給水制御を説明するための概略図、図5は、メイクアップウォータタンクに対する給水制御を説明するための概略図である。
第1実施形態の排ガス処理装置において、舶用ディーゼルエンジン11は、掃気チャンバ13からシリンダ12内に燃焼用空気が供給されると、ピストンによってこの燃焼用空気が圧縮され、この高温の空気に対して燃料が噴射することで自然着火し、燃焼する。そして、発生した燃焼ガスは、排ガスとして排気ポート14から排気ラインG2に排出される。舶用ディーゼルエンジン11から排出された排ガスは、過給機21におけるタービン23を回転した後、排気ラインG3に排出され、EGRバルブ31が閉止しているときは、全量が排気ラインG3から外部に排出される。
一方、EGRバルブ31が開放しているとき、排ガスは、その一部が排気ラインG3から排ガス再循環ラインG4に流れる。排ガス再循環ラインG4に流れた排ガスは、スクラバ32により、含有するNOxや煤塵などの有害物質が除去される。即ち、スクラバ32は、排ガスがベンチュリ部34を通過するとき、水噴射部36から水を噴射することで、この水により排ガスを冷却すると共に、SOxや煤塵などの微粒子(PM)を水と共に落下させて除去する。そして、SOxや煤塵などを含んだ水は、貯水部35に貯留され、ポンプ37により排水循環ラインW1を通して再び水噴射部36に戻される。
スクラバ32により有害物質が除去された排ガスは、ガス排出部38からガス排出ラインG5に排出され、ミスト分離機39により小径粒子の液滴が分離された後、混合機41で吸入した空気と混合され、燃焼用ガスとなる。この燃焼用ガスは、燃焼用空気供給ラインG6を通り、過給機21のコンプレッサ22で圧縮された後、エアクーラ42で冷却され、給気ラインG1から舶用ディーゼルエンジン11に供給される。
エアクーラ42は、高温の燃焼用ガスを冷却することで、燃焼用ガス中の水蒸気が凝縮してドレン水を発生し、このドレン水がドレン水排出ラインW3に排出される。このドレン水は、ドレン水排出ラインW3を通してメイクアップウォータタンク50に供給され、ここに貯留される。
制御装置61は、スクラバ32における貯水部35の貯水量に応じて給水ポンプ59と給水バルブ60を制御する。ここで、制御装置61によるスクラバ32における貯水量の制御について、フローチャートを用いて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、ステップS11にて、船舶がNOx規制海域を航行しているかどうかを判定する。ここで、船舶がNOx規制海域を航行していると判定(Yes)されたら、ステップS12にて、EGRバルブ31を開放し、ステップS13にて、スクラバ32を作動する。一方、船舶がNOx規制海域を航行していないと判定(No)されたら、ステップS19にて、EGRバルブ31を閉止し、ステップS20にて、スクラバ32を停止する。
この場合、船舶がNOx規制海域を航行しているかどうかの判定は、乗組員が判断しており、船舶がNOx規制海域に入ると、乗組員がEGR作動スイッチを操作(ON)するため、制御装置61は、EGR作動信号を受けてEGRバルブ31を開放する。一方、船舶がNOx規制海域から出ると、乗組員がEGR作動スイッチを操作(OFF)するため、制御装置61は、EGR作動信号の停止を受けてEGRバルブ31を閉止する。なお、制御装置61が船舶のNOx規制海域での航行状態を判定してEGRバルブ31を開閉してもよい。
ステップS14にて、水量センサ62が計測したスクラバ32における貯水部35の水量が所定水位にある(下限値以上)かどうかを判定する。ここで、スクラバ32における貯水部35の貯水量が所定水位にある(下限値以上)と判定(Yes)されたら、ステップS15にて、給水バルブ60を閉止し、ステップS16にて、給水ポンプ59を停止する。一方、スクラバ32における貯水部35の貯水量が所定水位にない(下限値より少ない)と判定(No)されたら、ステップS17にて、給水バルブ60を開放し、ステップS18にて、給水ポンプ59を駆動する。
すると、給水ラインW5にて、給水バルブ60を開放して給水ポンプ59を駆動することで、メイクアップウォータタンク50におけるタンク本体51の貯留水が給水ラインW5を通してスクラバ32の貯水部35に供給される。そのため、貯水部35の貯水量が増加する。
その後、ステップS14にて、貯水部35の貯水量が増加して所定水位にあると判定(Yes)されたら、ステップS15にて、給水バルブ60を閉止し、ステップS16にて、給水ポンプ59を停止する。そのため、メイクアップウォータタンク50から給水ラインW5を通した貯水部35への給水が停止する。また、ステップS11にて、船舶がNOx規制海域を外れたと判定(No)されたら、ステップS19にて、EGRバルブ31を閉止し、ステップS20にて、スクラバ32を停止する。
なお、図2のフローチャートは、EGRバルブ31を制御と給水バルブ60及び給水ポンプ59の制御を纏めて記載したが、実際には、別々に処理される。即ち、ステップS11で、船舶がNOx規制海域を航行していると判定し、ステップS12以降の処理に入ったら、リターンした後、ステップS14に戻り、ステップS14〜S18の処理を繰り返す。一方で、ステップS11で、船舶がNOx規制海域から出たら、ステップS19に移行する。
また、制御装置61は、メイクアップウォータタンク50におけるタンク本体51の貯水量に応じて清水ポンプ54と清水バルブ55を制御する。ここで、制御装置61によるメイクアップウォータタンク50における貯水量の制御について、フローチャートを用いて詳細に説明する。
図1及び図3に示すように、ステップS21にて、水量センサ63が計測したメイクアップウォータタンク50におけるタンク本体51の水量が所定水位にある(下限値以上)かどうかを判定する。ここで、メイクアップウォータタンク50におけるタンク本体51の貯水量が所定水位にある(下限値以上)と判定(Yes)されたら、ステップS22にて、清水バルブ55を閉止し、ステップS23にて、清水ポンプ54を停止する。一方、メイクアップウォータタンク50におけるタンク本体51の貯水量が所定水位にない(下限値より少ない)と判定(No)されたら、ステップS24にて、清水バルブ55を開放し、ステップS25にて、清水ポンプ54を駆動する。
すると、清水供給ラインW4にて、清水バルブ55を開放して清水ポンプ54を駆動することで、清水タンク53の清水が清水供給ラインW4を通してメイクアップウォータタンク50におけるタンク本体51に供給される。そのため、タンク本体51の貯水量が増加する。その後、ステップS21にて、タンク本体51の貯水量が増加して所定水位にあると判定(Yes)されたら、ステップS22にて、清水バルブ55を閉止し、ステップS23にて、清水ポンプ54を停止する。そのため、清水タンク53から清水供給ラインW4を通したタンク本体51への清水の供給が停止する。
なお、上述した各給水制御にて、貯水部35及びタンク本体51の貯水量に対する上限値と下限値が設定されており、制御装置61は、水量センサ62,63が計測した貯水部35及びタンク本体51の貯水量が上限値より多くなったら、各バルブ60,55を閉止し、各ポンプ59,54の作動を停止したりしている。
例えば、図4に示すように、貯水部35の水位に対して上限値H1と下限値L1が設定されている。ここで、貯水部35の初期水位は、下限値L1と上限値H1の間にあり、このときに給水バルブ60が閉止し、給水ポンプ59が停止しており、タンク本体51から貯水部35への給水が停止している。再循環ガスに水分が持ち去られることで、貯水部35の水位が下限値L1まで低下すると、水位が下限値L1より下がった時点で、給水バルブ60を開放して給水ポンプ59を駆動することで、タンク本体51から貯水部35への給水を開始する。そして、貯水部35の水位が上昇し、上限値H1に達した時点で、給水バルブ60を閉止して給水ポンプ59を停止することで、タンク本体51から貯水部35への給水を停止する。
また、図5に示すように、タンク本体51の水位に対して上限値H2と下限値L2が設定されている。ここで、タンク本体51の初期水位は、下限値L2と上限値H2の間にあり、このときに清水バルブ55が閉止し、清水ポンプ54が停止しており、清水タンク53からタンク本体51への給水が停止している。タンク本体51にドレン水が供給されるものの、貯水部35に供給される水量が増加することで、タンク本体51の水位が下限値L2まで低下すると、水位が下限値L2より下がった時点で、清水バルブ55を開放して清水ポンプ54を駆動することで、清水タンク53からタンク本体51への清水の供給を開始する。そして、タンク本体51の水位が上昇し、上限値H2に達した時点で、清水バルブ55を閉止して清水ポンプ54を停止することで、清水タンク53からタンク本体51への清水の供給を停止する。
また、タンク本体51における水位の上限値H2は、オーバーフロー値H0より若干低い値に設定されている。そのため、清水タンク53からタンク本体51へ清水を供給するとき、タンク本体51の水位がオーバーフロー値H0に達する直前の上限値H2に達した時点で、清水の供給が停止される。そして、タンク本体51に供給されるドレン水水量が、貯水部35に供給される水量より多くなると、タンク本体51の水位が下限値L2を超える。ここで、タンク本体51の水位がオーバーフロー値H0を超えると、超えた水量がオーバーフローラインW6に排出される。タンク本体51からオーバーフローした水は、油分を含んでいることから、ドレン水処理ラインW7に流れてドレン水タンク56に溜まり、処理装置58がこのドレン水を浄化処理する。
このように第1実施形態の給水タンクにあっては、メイクアップウォータタンク50として、タンク本体51と、燃焼用ガスを冷却することで発生した凝縮水をタンク本体51に供給するドレン水排出ラインW3と、清水をタンク本体51に供給する清水供給ラインW4と、清水供給ラインW4に設けられてタンク本体51の貯水量に応じて開閉する清水バルブ55と、タンク本体51の貯留水をスクラバ32に供給する給水ラインW5とを設けている。
従って、タンク本体51は、排ガスを冷却して発生したドレン水がドレン水排出ラインW3から供給されると共に、清水が清水供給ラインW4から供給される一方、貯留水を給水ラインW5からスクラバ32の貯水部35に供給する。そのため、スクラバ32で排ガスに噴射する水として燃焼用ガスのドレン水を用いることで、清水の使用量が減少し、処理水を有効利用することで装置の大型化及び高コスト化を抑制することができる。
第1実施形態の給水タンクでは、タンク本体51は、貯水量が予め設定されたオーバーフロー値を超えると排水するオーバーフローラインW6が設けられている。従って、タンク本体51の貯水量がオーバーフロー値を超えると、オーバーフローラインW6から排水されることで、タンク本体51に必要以上の水を貯めることはなく、適正な貯水量に維持することができる。
第1実施形態の給水タンクでは、タンク本体51は、貯水量を計測する水量センサ62が設けられている。従って、水量センサ62がタンク本体51の貯水量を計測し、この貯水量に応じて清水バルブ55が開閉するため、タンク本体51の貯水量が低下したら清水を補充することができ、タンク本体51の貯水量を適正量に維持することができる。
また、第1実施形態の排ガス処理装置にあっては、舶用ディーゼルエンジン11から排出された排ガスの一部を空気と混合し、過給機21により圧縮して燃焼用ガスとして舶用ディーゼルエンジン11に再循環する排ガス再循環ラインG4と、排ガス再循環ラインG4を流れる排ガスに対して水を噴射することで有害物質を除去するスクラバ32と、スクラバ32により有害物質が除去された後にコンプレッサ22により圧縮された燃焼用ガスを冷却するエアクーラ42と、エアクーラ42により燃焼用ガスを冷却することで発生したドレン水を貯留すると共に貯留水をスクラバ32に供給するメイクアップウォータタンク50とを設けている。
従って、舶用ディーゼルエンジン11から排出された排ガスは、その一部が排ガス再循環ラインG4を通り、過給機21により圧縮されて燃焼用ガスとして舶用ディーゼルエンジン11に再循環される。スクラバ32は、排ガス再循環ラインG4を流れる排ガスに対して水を噴射することで有害物質を除去する。また、エアクーラ42は、有害物質が除去された後にコンプレッサ22により圧縮された燃焼用ガスを冷却する。このとき、エアクーラ42が燃焼用ガスを冷却することで、ドレン水が発生することから、このドレン水を給水ラインW5によりスクラバ32に供給する。そのため、スクラバ32は、ドレン水が供給されることで水不足が緩和され、処理水を有効利用することで装置の大型化及び高コスト化を抑制することができる。
[第2実施形態]
図6は、第2実施形態の排ガス処理装置を表す概略構成図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態の排ガス処理装置は、図6に示すように、排ガス再循環ラインG4と、スクラバ32と、エアクーラ42と、メイクアップウォータタンク50と、メイクアップウォータタンク50の貯留水を循環する循環水ラインW11とが設けられ、制御装置61は、スクラバ32の貯水量が下限値よりも少なくなったときに貯留水の供給先を循環水ラインW11から給水ラインW5に切替える。
メイクアップウォータタンク50は、タンク本体51と、ドレン水排出ラインW3と、清水供給ラインW4と、循環水ライン(循環水経路)W11と、給水ラインW5と、オーバーフローラインW6を備えている。
循環水ラインW11は、基端部がタンク本体51の下部に連結され、先端部がタンク本体51の側部に連結されている。給水ラインW5は、基端部がこの循環水ラインW11に連結され、先端部がスクラバ32の貯水部35に接続されている。給水ポンプ59は、循環水ラインW11における給水ラインW5との連結部より上流側に設けられている。給水バルブ60は、給水ラインW5に設けられている。また、循環水ラインW11における給水ラインW5との連結部より下流側に循環バルブ71が設けられている。
ここで、給水バルブ60と循環バルブ71は、タンク本体51の貯留水の供給先を循環水ラインW11と給水ラインW5との間で切替えることができる。即ち、給水バルブ60を閉止して循環バルブ71を開放すると、タンク本体51の貯留水を循環水ラインW11に流すことができる。一方、給水バルブ60を開放して循環バルブ71を閉止すると、タンク本体51の貯留水を給水ラインW5に流すことができる。
制御装置61は、現在の船舶の運行海域がNOxの排出量を規制するNOx規制海域外であれば、EGR作動信号が出力されず、EGRバルブ31を閉止する。一方、制御装置61は、現在の船舶の運行海域がNOxの排出量を規制するNOx規制海域内であれば、EGR作動信号が出力され、EGRバルブ31を開放する。そして、制御装置61は、現在の船舶の運行海域がNOx規制海域内であって、EGR作動信号によりEGRバルブ31が開放されると、スクラバ32を作動する。即ち、制御装置61は、EGRバルブ31を開放し、ポンプ37及びブロワ40を駆動する。そのため、排気ラインG3の排ガスが排ガス再循環ラインG4に流れ込んだとき、スクラバ32は、排ガスに対して水を噴射することで、含有するSOxや煤塵などの有害物質を除去することができる。
また、制御装置61は、スクラバ32を作動するとき、給水ポンプ59を駆動し、給水バルブ60を閉止して循環バルブ71を開放する。すると、給水ポンプ59によりタンク本体51の貯留水を循環水ラインW11により循環する。そして、制御装置61は、スクラバ32の貯水部35における貯水量に応じて、給水バルブ60と循環バルブ71を開閉制御する。
即ち、制御装置61は、水量センサ62が計測した貯水部35の貯水量が予め設定された下限値より少なくなったら、循環バルブ71を閉止し、給水バルブ60を開放することで、メイクアップウォータタンク50の貯留水を給水ラインW5によりスクラバ32の貯水部35に供給する。一方、制御装置61は、水量センサ62が計測した貯水部35の貯水量が予め設定された基準値(上限値)より多くなったら、循環バルブ71を開放し、給水バルブ60を閉止することで、メイクアップウォータタンク50から給水ラインW5を通した貯水部35への給水を停止する。
このように第2実施形態の排ガス処理装置にあっては、タンク本体51の貯留水を循環する循環水ラインW11を設け、給水ラインW5の基端部を循環水ラインW11に連結し、先端部がスクラバ32の貯水部35に連結し、循環水ラインW11の循環バルブ71を設け、給水ラインW5に給水バルブ60を設け、制御装置61は、貯水部35の貯水量が下限値よりも少なくなったときに、循環バルブ71を閉止して給水バルブ60を開放することで、タンク本体51の貯留水の供給先を循環水ラインW11から給水ラインW5に切替えている。
従って、貯水部35の貯水量が十分であるときは、循環バルブ71を開放して給水バルブ60を閉止することで、タンク本体51の貯留水の供給先を循環水ラインW11とし、貯水部35の貯水量が減少したときには、循環バルブ71を閉止して給水バルブ60を開放することで、タンク本体51の貯留水の供給先を給水ラインW5としている。そのため、貯水部35の貯水量が低下すると、循環水ラインW11を循環している水を直ちにスクラバ32に供給することができ、貯水部35の貯水量を早期に回復させることができる。即ち、タンク本体51の貯留水を給水ラインW5から貯水部35に送るためには、給水ポンプ59が必要となり、給水ポンプ59を停止状態から所定の吐出圧まで上昇させるまでには、所定の時間を要してしまう。本実施形態では、常時、この給水ポンプ59を駆動して水を循環水ラインW11に循環しておくことで、貯水部35の貯水量が低下したとき、循環水ラインW11の循環水を早期に給水ラインW5からスクラバ32に供給することができ、給水遅れを解消することができる。
[第3実施形態]
図7は、第3実施形態の排ガス処理装置を表す概略構成図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第3実施形態の排ガス処理装置において、図7に示すように、排ガス再循環ラインG4と、スクラバ32と、エアクーラ42と、メイクアップウォータタンク50と、メイクアップウォータタンク50の貯留水を循環する循環水ラインW11と、循環水ラインW11から分岐してスクラバ32におけるベンチュリ部34に給水する洗浄水ライン(洗浄水経路)W12が設けられ、制御装置61は、スクラバ32の貯水量が下限値よりも少なくなったときに貯留水の供給先を循環水ラインW11から給水ラインW5に切替える。
メイクアップウォータタンク50は、タンク本体51と、ドレン水排出ラインW3と、清水供給ラインW4と、循環水ラインW11と、給水ラインW5と、オーバーフローラインW6を備えている。
循環水ラインW11は、基端部がタンク本体51の下部に連結され、先端部がタンク本体51の側部に連結されている。給水ラインW5は、基端部がこの循環水ラインW11に連結され、先端部がスクラバ32の貯水部35に接続されている。給水ポンプ59は、循環水ラインW11における給水ラインW5との連結部より上流側に設けられている。給水バルブ60は、給水ラインW5に設けられている。また、循環水ラインW11における給水ラインW5との連結部より下流側に循環バルブ71が設けられている。
洗浄水ラインW12は、基端部が循環水ラインW11における給水ラインW5との連結部より上流側に連結され、先端部がスクラバ32におけるベンチュリ部34に連結されている。洗浄水ラインW12は、流量調整弁81と、流量計82が設けられている。ベンチュリ部34は、水噴射部83が設けられており、水噴射部83は、洗浄水ラインW12から供給された水を噴射することで、この水によりベンチュリ部34や水噴射部36の壁面を冷却すると共に、ベンチュリ部34に付着したSOxや煤塵などの微粒子(PM)を水と共に落下させて除去する。また、循環水に起因して生じる析出物の発生も抑止することができる。
この水噴射部36による水噴射を開始するタイミングは、EGR運転の開始時(EGRバルブ31の開放時)であり、水噴射を終了するタイミングは、EGR運転の停止時(EGRバルブ31の閉止時)である。一方、水噴射部83は、EGR運転が開始されてベンチュリ部34における内部の温度が所定温度(例えば、80℃)を超えてから水噴射を開始することが望ましく、ベンチュリ部34における内部の温度が所定温度より低下すると、水噴射を停止することが望ましい。そのため、水噴射部83が水噴射を開始するタイミングは、EGR運転の開始時から所定時間を経過したときであり、水噴射を終了するタイミングは、EGR運転の停止から所定時間が経過したときである。この場合、タイマを用いたり、温度センサを用いたりすればよい。
排水循環ラインW11を循環している循環水は、水酸化ナトリウム(NaOH)が添加されていることから、付着したままで乾燥すると塩(えん)が析出してしまう。そのため、水によりベンチュリ部34や第1水噴射部36の壁面に付いた循環水を洗い流すことで、塩の析出を抑止することができる。
また、循環水ラインW11は、循環バルブ71より下流側にオリフィス(絞り部)72が設けられている。このオリフィス72は、循環水ラインW11における抵抗体であり、循環水ラインW11を流れる水に対して圧力損失を与えている。循環水ラインW11でオリフィス72により発生する圧力損失の大きさは、洗浄水ラインW12を通して水噴射部83に供給する給水量に応じて設定される。即ち、タンク本体51の貯留水は、給水ポンプ59により循環水ラインW11を循環する。ここで、循環水ラインW11に洗浄水ラインW12が連結されていることから、オリフィス72の抵抗(圧力損失)が大きければ、洗浄水ラインW12に流れる水量が大きくなる。
制御装置61は、現在の船舶の運行海域がNOxの排出量を規制するNOx規制海域外であれば、EGR作動信号が出力されず、EGRバルブ31を閉止する。一方、制御装置61は、現在の船舶の運行海域がNOxの排出量を規制するNOx規制海域内であれば、EGR作動信号が出力され、EGRバルブ31を開放する。そして、制御装置61は、現在の船舶の運行海域がNOx規制海域内であって、EGR作動信号によりEGRバルブ31が開放されると、スクラバ32を作動する。即ち、制御装置61は、EGRバルブ31を開放し、ポンプ37及びブロワ40を駆動する。そのため、排気ラインG3の排ガスが排ガス再循環ラインG4に流れ込んだとき、スクラバ32は、排ガスに対して水を噴射することで、含有するSOxや煤塵などの有害物質を除去することができる。
また、制御装置61は、スクラバ32を作動するとき、給水ポンプ59を駆動し、給水バルブ60を閉止して循環バルブ71を開放する。すると、給水ポンプ59によりタンク本体51の貯留水を循環水ラインW11により循環する。そして、制御装置61は、スクラバ32の貯水部35における貯水量に応じて、給水バルブ60と循環バルブ71を開閉制御する。
即ち、制御装置61は、水量センサ62が計測した貯水部35の貯水量が予め設定された下限値より少なくなったら、循環バルブ71を閉止し、給水バルブ60を開放することで、メイクアップウォータタンク50の貯留水を給水ラインW5によりスクラバ32の貯水部35に供給する。給水ポンプ59によりタンク本体51から循環水ラインW11に流出する貯留水は、オリフィス72により一部が洗浄水ラインW12に流れ、残りが循環水ラインW11によりタンク本体51に戻される。循環バルブ71を閉止して給水バルブ60を開放すると、給水ポンプ59によりタンク本体51から循環水ラインW11に流出する貯留水は、循環水ラインW11によりタンク本体51に戻されていた量の水が給水ラインW5からスクラバ32の貯水部35に供給され、洗浄水ラインW12から水噴射部83に供給される水量はほとんど変わらない。即ち、循環水ラインW11と給水ラインW5の圧力損失が同等なので、循環水ラインW11と給水ラインW5のうちのどちらに導通していても、洗浄水ラインW12から水噴射部83に供給される水量を維持することができる。
そして、制御装置61は、水量センサ62が計測した貯水部35の貯水量が予め設定された上限値より多くなったら、循環バルブ71を開放し、給水バルブ60を閉止することで、メイクアップウォータタンク50から給水ラインW5を通した貯水部35への給水を停止する。
このように第3実施形態の排ガス処理装置にあっては、循環水ラインW11における給水ラインW5との連結部より下流側にオリフィス72を設けると共に、循環水ラインW11における給水ラインW5との連結部より上流側から分岐してスクラバ32のベンチュリ部34に給水する洗浄水ラインW12を設けている。
従って、貯水部35の貯水量が十分であるとき、タンク本体51の貯留水は、スクラバ32に供給されずに循環水ラインW11を循環すると共に、一部が洗浄水ラインW12によりスクラバ32のベンチュリ部34に給水されることで、この水によりベンチュリ部34を洗浄することができる。このとき、循環水ラインW11にオリフィス72が設けられることで、このオリフィス72が流路抵抗(圧力損失)となり、その分に相当する量の水を洗浄水ラインW12に流すことができ、適正量の水を洗浄水ラインW12に流すことができる。そして、貯水部35の貯水量が下限値よりも少なくなったときに、タンク本体51の貯留水が給水ラインW5によりスクラバ32の貯水部35に供給されるが、給水ラインW5の圧力損失とオリフィス72の抵抗(圧力損失)が同様になるように設定することで、このときであっても、適正量の水を洗浄水ラインW12に流すことができる。
なお、上述した第2、第3実施形態にて、タンク本体51の貯留水の供給先を循環水ラインW11と給水ラインW5との間で切替可能な給水バルブとして、循環水ラインW11に設けられた循環バルブ71と給水ラインW5に設けられた給水バルブ60を適用したが、この構成に限定されるものではない。例えば、循環水ラインW11と給水ラインW5との連結部に給水バルブとして三方弁を設けてもよい。
また、上述した各実施形態にて、清水タンク53の清水をタンク本体51に供給する清水供給ラインW4に清水ポンプ54と清水バルブ55を設けたが、この構成に限定されるものではない。例えば、清水タンク53とタンク本体51との間に高度差(ヘッド差)が発生するように、清水タンク53をタンク本体51より高い位置に配置し、清水供給ラインW4に清水バルブ55だけを設けて構成してもよい。
また、上述した各実施形態にて、タンク本体51の貯水量を計測する第1計測センサとして、タンク本体51に水量センサ63を設けて構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、タンク本体51の貯水量は、エアクーラ42からドレン水排出ラインW3を通って供給されるドレン水の供給量に応じて変動することから、第1計測センサとして、ドレン水排出ラインW3に流量センサを設けて構成してもよい。また、このエアクーラ42からドレン水排出ラインW3を通って供給されるドレン水の供給量は、舶用ディーゼルエンジン11の負荷(出力、燃料供給量、給気量など)に応じて変動することから、第1計測センサとして、エンジンの負荷センサを設けて構成してもよい。
また、上述した各実施形態で説明したスクラバ32の構成は、一例であって、他の構成であってもよい。例えば、スクラバ32を有害物質としてのSOxや煤塵を除去するものとしたが、この構成に限定されるものではない。例えば、スクラバを、SOxや煤塵などの有害物質を除去する第1スクラバと、煤塵などの有害物質を除去する第2スクラバとにより構成し、各スクラバの貯水部に排水ラインを介して貯水部を連結して構成してもよい。
また、上述した実施形態では、舶用ディーゼルエンジンとして、主機関を用いて説明したが、発電機として用いられるディーゼルエンジンにも適用することができる。
11 舶用ディーゼルエンジン
21 過給機
31 EGRバルブ
32 スクラバ
34 ベンチュリ部
35 貯水部
36 水噴射部
42 エアクーラ(冷却器)
50 メイクアップウォータタンク(給水タンク)
51 タンク本体
52 造水機
53 清水タンク
54 清水ポンプ
55 清水バルブ
59 給水ポンプ
60 給水バルブ
61 制御装置
62 水量センサ(第2計測センサ)
63 水量センサ(第1計測センサ)
71 循環バルブ
72 オリフィス(絞り部)
81 流量調整弁
83 水噴射部
G4 排ガス再循環ライン
W3 ドレン水排出ライン(ドレン水供給管)
W4 清水供給ライン(清水供給管)
W5 給水ライン(給水管)
W6 オーバーフローライン(排水管)
W11 循環水ライン
W12 洗浄水ライン

Claims (8)

  1. タンク本体と、
    エンジンに供給される再循環ガス及び空気からなる燃焼用ガスを冷却することで発生した凝縮水を前記タンク本体に供給するドレン水供給管と、
    船舶に搭載された造水機により製造された清水を前記タンク本体に供給する清水供給管と、
    前記清水供給管に設けられて前記タンク本体の貯水量に応じて開閉する清水バルブと、
    前記タンク本体の貯留水を前記エンジンから排出される排ガスに対して水を噴射するスクラバに供給する給水管と、
    を備えることを特徴とする給水タンク。
  2. 前記タンク本体は、貯水量が予め設定された上限値を超えると排水する排水管が設けられることを特徴とする請求項1に記載の給水タンク。
  3. 前記タンク本体は、貯水量を計測する第1計測センサが設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給水タンク。
  4. エンジンから排出された排ガスの一部を燃焼用ガスの一部として前記エンジンに再循環する排ガス再循環ラインと、
    前記排ガス再循環ラインを燃焼用ガスの一部として流れる再循環ガスに対して水を噴射することで有害物質を除去する請求項1に記載のスクラバと、
    空気と再循環ガスを混合した燃焼用ガスを冷却する冷却器と、
    前記冷却器により燃焼用ガスを冷却することで発生した凝縮水を貯留すると共に貯留水を前記スクラバに供給する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の給水タンクと、
    を備えることを特徴とする排ガス処理装置。
  5. 前記給水管に設けられる給水バルブと、排ガスに対して噴射された水を貯留する貯水部と、前記貯水部の貯水量を計測する第2計測センサと、前記第2計測センサが計測した前記貯水部の貯水量が予め設定された下限値よりも少なくなったときに前記給水バルブを開放する制御装置とが設けられることを特徴とする請求項4に記載の排ガス処理装置。
  6. 前記タンク本体の貯留水を循環する循環水経路が設けられ、前記給水管は、基端部が前記循環水経路に接続され、先端部が前記スクラバに接続され、前記給水バルブは、前記タンク本体の貯留水の供給先を前記循環水経路と前記給水管との間で切替可能であり、前記制御装置は、前記第2計測センサが計測した前記貯水部の貯水量が下限値よりも少なくなったときに前記給水バルブにより前記タンク本体の貯留水の供給先を前記循環水経路から前記給水管に切替えることを特徴とする請求項5に記載の排ガス処理装置。
  7. 前記循環水経路における前記給水管との接続部より下流側に絞り部が設けられると共に、前記循環水経路における前記給水管との接続部より上流側から分岐して前記スクラバの排ガス導入部に給水する洗浄水経路が設けられることを特徴とする請求項6に記載の排ガス処理装置。
  8. 請求項4から請求項7のいずれか一項に記載の排ガス処理装置を備えることを特徴とする船舶。
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