JP6147043B2 - 送電装置、送電方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、送電装置、送電方法及びプログラムに関する。
従来、非接触(無線)で電力の供給を行う技術が知られている。非接触による電力供給の方式としては、以下に示す4つの方式がある。すなわち、電磁誘導方式、磁界共鳴方式、電界結合方式及び電波受信方式である。このうち、磁界共鳴方式は、送電できる十分な電力と長い送電距離が特徴として挙げられ、そのため磁界共鳴方式は、4つの方式の中で特に注目されている。磁界共鳴方式においては、この送電距離を活かして、送電装置が複数の無線電力受信装置へ送電を行う1対Nの給電方式が提案されている。
また、1対Nの通信システムにおいては、ネットワーク上の複数台の装置を検知する技術が知られている。例えば、特許文献1には、ポーリングによりデータを収集する親局装置と、中継局として動作する複数台の子局装置とが無線ネットワークを通じて接続される広域監視制御システムが提案されている。このシステムにおいては、親局装置は、データ受信待ち時間内に子局装置からデータを受信することができない場合は、通信経路パターンを変更することにより、子局装置からデータを受信する。
また、特許文献2には、親局がバス状ネットワークに接続された複数の子局からデータを収集する技術が開示されている。この技術においては、子局毎にタイムアウト値が設定されており、親局は、子局毎に設定されるタイムアウト値になるまでにデータ収集できたか否かを判断する。
特開2005−286878号公報 特開平11−341017号公報
従来、非接触により電力供給を行うシステムにおいては、送電装置は、一定の待ち時間の間、受電装置から受電要求の受信を受け付け、受電要求を受け付けた受電装置に対して送電を行っている。しかしながら、待ち時間が長くなり過ぎると、送電完了までに要する送電処理時間が長くなってしまうという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、送電装置から受電要求の受信を受け付ける待ち時間を適切に管理することにより、送電完了までに要する時間を短縮することのできる仕組みを提供することを目的とする。
そこで、本発明は、送電装置であって、複数の受電装置に対し、受電要求の有無を問い合わせる問合情報を送信する送信手段と、前記受電装置から、前記問合情報に対する応答情報を受信する受信手段と、前記問合情報を送信した送信タイミングから第1の時間内の前記応答情報の受信状況に基づいて、前記受信手段が前記応答情報の受信を待つ応答待ち時間を終了させる終了タイミングを決定する終了タイミング決定手段と、前記終了タイミングの経過後に、送電を開始する送電手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、送電装置から受電要求の受信を受け付ける待ち時間を適切に管理することにより、送電完了までに要する時間を短縮することができる。
無線給電システムを示す図である。 送電装置を示す図である。 受電装置を示す図である。 スーパーフレームの一例を示す図である。 フレームフォーマットの一例を示す図である。 データ送受信処理を示すシーケンス図である。 送電処理を示すフローチャートである。 受電処理を示すフローチャートである。 送電処理を具体的に説明するための図である。 送電処理を具体的に説明するための図である。 送電処理を具体的に説明するための図である。 応答待ち時間を説明するための図である。 送電処理を示すフローチャートである。 応答待ち時間を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる無線給電システムを示す図である。無線給電システムは、例えば磁界共鳴方式により給電を行う。無線給電システムは、送電装置10と、複数の受電装置20とを備えている。なお、図1においては、送電装置10を1つのみ示しているが、無線給電システムは、複数の送電装置10を備えているものとする。送電装置10は、無線により受電装置20に電力を供給する。また、送電装置10は、受電装置20との間で給電のために必要なデータ通信を行う。受電装置20は、無線により送電装置10から電力の供給を受ける。また、受電装置20は、送電装置10との間で給電のために必要なデータ通信を行う。
図1に示す給電エリア30は、送電装置10から受電装置20へ給電が実行可能なエリアである。通信エリア40は、送電装置10と受電装置20の間においてデータ通信が実行可能なエリアである。給電エリア30は、通信エリア40に比べて広いエリアである。具体的には、給電エリア30は、通信エリア40に包含されている。図1に示すように、給電エリア30の中に複数の受電装置20が存在する場合、送電装置10はこれら複数の受電装置20に対して並行して無線給電を実行することが可能である。
図2は、送電装置10を示す図である。図2において、データのやり取りを示す線は実線で示し、電力の供給を示す線は点線で示している。送電装置10は、制御部110、無線送信部120、無線受信部130、AC電源140、及び電源供給部150を含む。
制御部110は、送電装置10を制御する。制御部110は、CPU111、ROM112、RAM113、HDD114及びUI115を含む。制御部110は、無線送信部120及び無線受信部130と内部バスで接続される。
CPU111は、様々なデータを処理し、送電装置10を制御する。ROM112は、不揮発性の記憶媒体であり、CPU111が使用するブートプログラム等を記憶する。RAM113は、揮発性の記憶媒体であり、CPU111が使用するデータやプログラム等を一時的に記憶する。HDD114は、不揮発性の記憶媒体であり、CPU111が使用するOSやアプリケーション等を記憶する。UI115は、ユーザに様々な情報を表示し、ユーザから様々な指示を受け付ける。
無線送信部120は、電力を受電装置20へ無線で送信する。無線送信部120は、通信回路121、送電回路122、ダイプレクサー123及び送電コイル124を含む。通信回路121は、通信を行うための変調信号を生成する。送電回路122は、電力を送信するための変調信号を生成する。
ダイプレクサー123は、通信回路121が生成した変調信号と送電回路122が生成した変調信号と合成する。送電コイル124は、ダイプレクサー123が合成した変調信号を受電装置20へ送信する。
無線受信部130は、受電装置20からデータを受信する。無線受信部130は、受電コイル131、受信回路132及び復調回路133を含む。
受電コイル131は、通信を行うための変調信号を受電装置20から受信する。受信回路132は、受電コイル131が受信した変調信号を受信する。復調回路133は、受信回路132が受信した変調信号を復調する。
AC電源140は、交流電圧を送電コイル124と電源供給部150に供給する。電源供給部150は、AC電源140が供給する交流電圧を直流電圧へ変換し、直流電圧を制御部110、無線送信部120及び無線受信部130に供給する。
なお、後述する送電装置10の機能や処理は、CPU111がROM112又はHDD114に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。
図3は、受電装置20を示す図である。図3において、データのやり取りを示す線は実線で示し、電力の供給を示す線は点線で示している。受電装置20は、制御部210、無線送信部220及び無線受信部230を含む。制御部210は、受電装置20を制御する。制御部210は、CPU211、ROM212、RAM213、HDD214及びUI215を含む。制御部210は、無線送信部220及び無線受信部230と内部バスで接続される。
CPU211は、様々なデータを処理して、受電装置20を制御する。ROM212は、不揮発性の記憶媒体であり、CPU211が使用するブートプログラム等を記憶する。RAM213は、揮発性の記憶媒体であり、CPU211が使用するデータやプログラム等を一時的に記憶する。HDD214は、不揮発性の記憶媒体であり、CPU211が使用するOSやアプリケーション等を記憶する。UI215は、ユーザに様々な情報を表示し、ユーザから様々な指示を受け付ける。
無線送信部220は、送電装置10へデータを送信する。無線送信部220は、通信回路221及び送電コイル222を含む。通信回路221は、通信を行うための変調信号を生成する。送電コイル222は、通信回路221が生成した変調信号を送電装置10へ送信する。
無線受信部230は、電力を送電装置10から無線で受信する。無線受信部230は、受電コイル231、ダイプレクサー232、受信回路233、復調回路234、整流回路235、電圧安定化回路236及びバッテリー237を含む。受電コイル231は、送電装置10から変調信号を受信する。ダイプレクサー232は、受電コイル231が受信した変調信号を、通信を行うための変調信号と電力を送信するための変調信号とに分ける。受信回路233は、ダイプレクサー232が分けた通信を行うための変調信号を受信する。
復調回路234は、受信回路233の変調信号を復調する。整流回路235は、ダイプレクサー232が分けた電力を送信するための変調信号を整流して直流電圧を生成する。電圧安定化回路236は、整流回路235が生成した直流電圧を安定化する。バッテリー237は、電圧安定化回路236が安定化した電圧を受けて、電力を蓄積する。また、バッテリー237は、蓄積した電力を基に、直流電圧を制御部210、無線送信部220及び無線受信部230に供給する。
なお、後述する受電装置20の機能や処理は、CPU211がROM212又はHDD214に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。
図4は、スーパーフレームの一例を示す図である。本実施形態にかかる無線給電システムは、このようなスーパーフレームを繰り返すことにより、無線給電処理を行う。1つのスーパーフレームは、S101(関連付け期間)、S102(電力伝送準備期間)、及びS103(電力伝送期間)を有している。なお、それぞれの期間は可変である。
S101において、送電装置10は、受電装置20に対し、デバイスIDと電力の必要性の確認を行う。送電装置10が受電装置20からデバイスIDと電力を必要とする旨を受信すると、S102へ移行する。なお、S101からS102へ移行する期間も可変である。
S102において、受電装置20は、送電装置10のデータリクエストによるフレームのレスポンスやアクノリッジを送信することができる。なお、それぞれのレスポンスフレームの長さやアクノリッジフレームの長さは可変である。S102が終了すると、S103へ移行する。なお、S102からS103へ移行する期間も可変である。
S103において、送電装置10は、受電装置20へ電力を伝送する。S103において、受電装置20は、送電装置10からのリクエストフレームがなくても、フレームを送電装置10へ送信することができる。
図5は、フレームフォーマットの一例を示す図である。前述したスーパーフレームにおいては、図6に示すようなフレームフォーマットのパケットを用いたデータ通信が実現される。このデータ通信により、無線給電を開始するために必要なデータの送受信が行われる。
フレームヘッダー310は、データ転送時の宛先等を示すものである。フレームヘッダー310は、ID311、フレームコントロール312、発信元アドレス313、行先アドレス314及びシーケンスナンバー315を含む。ID311は、無線給電システムでデータ通信を行うときに使われるIDである。
フレームコントロール312は、受電装置20のデータ交換のための情報である。フレームコントロール312は、電力管理3120を含む。電力管理3120は、電力の必要性を確認するデータである。発信元アドレス313は、データ転送時における発信元のアドレスである。行先アドレス314は、データ転送時における行先のアドレスである。シーケンスナンバー315は、フレームの番号である。
フレームボディ320は、データ転送時のデータ本体の情報である。フレームボディ320は、ペイロード321及びフレームチェックシーケンス322を含む。ペイロード321は、データ本体である。ペイロード321には、例えば、デバイスID3210が割り当てられる。フレームチェックシーケンス322は、ペイロード321のエラーチェックを行うデータである。
図6は、スーパーフレームにおける送電装置10と受電装置20との間のデータ送受信処理を示すシーケンス図である。S201において、送電装置10は、受電装置20に対して、デバイスIDを要求するID要求(ARQ信号)を送信する。このとき、送電装置10は、フレームフォーマットのID311を用いる。
次に、S202において、送電装置10は、受電装置20からデバイスID3210を含む応答情報(ARS信号)を受信する。次に、S203において、送電装置10は、受電装置20に電力の必要性を確認する。具体的には、送電装置10は、フレームフォーマットの電力管理3120に電力の必要性の有無を要求する情報を埋め込んで電力必要性情報要求を生成する。そして、送電装置10は、生成した電力必要性情報要求をリクエストフレームとして送信する。
次に、S204において、受電装置20は、電力を必要とする場合には、送電装置10へ電力必要の通知を行う。具体的には、受電装置20は、フレームフォーマットの電力管理3120に電力が必要であり受電を要求することを示す受電要求を埋め込んだ電力必要性情報を生成する。そして、受電装置20は、生成した電力必要性情報をレスポンスフレームとして送電装置10へ送信する。なお、受電装置20は、電力を必要としない場合には、電力管理3120に電力不要であることを示す情報を埋め込み、又は電力管理3120に情報を空欄にして電力必要性情報を生成する。
また、S204において、受電装置20は、電力不要な場合には、送電装置10へ電力不要の通知を行う。具体的には、受電装置20は、フレームフォーマットの電力管理3120を用いて、電力不要を示す電力必要性情報を生成し、電力必要性情報をレスポンスフレームとして送電装置10へ送信する。そして、送電装置10は、受電の必要性の応答結果(電力必要性情報)に基づいて、送電対象の受電装置20を決定する。
次に、S205において、送電装置10は、電力伝送の準備を行う。次に、S206において、送電装置10は、受電装置20に電力伝送を行う。次に、S207において、受電装置20は、バッテリー237がフルになると、送電装置10に対し、電力伝送終了通知を送信する。このとき、フレームフォーマットの電力管理3120が用いられる。以上で、1つのスーパーフレームが終了する。このように、送電装置10と受電装置20との間で、スーパーフレーム内においてデータ送受信処理を行うことにより、無線給電のためのデータ通信が実現される。
送電装置10は、スーパーフレームを繰り返すことにより、スーパーフレーム内の関連付け期間S101、電力伝送準備期間S102及び電力伝送期間S103を繰り返す。このため、電力伝送に必要な電力伝送期間S103以外の関連付け期間S101及び電力伝送準備期間S102にかかる時間を削減することが、送電装置10による送電処理全体の効率向上に有効である。特に、関連付け期間S101の最適化を図ることが、送電装置10による電力伝送の効率向上に大きく寄与する。
以下、関連付け期間S101における詳細な処理について説明する。図7は、送電装置10の1つの送信チャネルにおける送電処理のフローチャートである。なお、図7に示すS301〜S310の処理は、データ送受信処理(図6)のS201〜204の処理に対応する。また、図7に示すS311〜314の処理は、スーパーフレームにおける処理のS205〜S207の処理に対応する。
S301において、送電装置10のCPU111は、デバイスID要求を無線送信部120から送信する。
次に、S302において、CPU111は、受電装置20からの応答待ち時間(t1)を設定する。ここで、応答待ち時間は、第1の時間の一例である。S302において設定される応答待ち時間は予め設定された値であり、例えばROM112又はHDD114等に格納されているものとする。S302において、CPU111は、さらに内部に備える時間カウンターによりID要求を送信した送信タイミングからの経過時間の計測を開始する。
次に、S303において、CPU111は、S301において送信したID要求に対する受電装置20からの応答を待つ。受電装置20から応答を受信した場合に、CPU111は、処理をS304へ進める。応答を受信しない場合には、CPU111は、処理をS305へ進める。
S304において、CPU111は、応答の送信元の受電装置20に対し、無線送信部120から電力必要性情報要求を送信する。ここで、電力必要性情報要求は、受電装置20に対し受電要求の有無を問合せるための問合情報の一例である。また、S30は、送信処理の一例である。
なお、本実施形態においては、CPU111がカウントする経過時間の開始のタイミングを、S302においてID要求を送信した送信タイミングとしたが、他の例としては、S304において電力必要性情報要求を送信した送電タイミングとしてもよい。
受電装置20は、電力必要性情報要求を受信すると、電力必要性情報をレスポンスフレームとして送電装置10に送信する。ここで、電力必要性情報には、受電要求と、バッテリー237の有無等の情報が含まれている。ここで、受電要求は、問合情報に対する応答情報の一例である。
CPU111は、無線受信部130を介して、レスポンスフレームとしての電力必要性情報を受信する(受信処理)。CPU111は、受信した電力必要性情報をデバイスIDに対応付けて、受電装置情報としてRAM113に格納する。CPU111は、受電装置20から受電要求を受信する度に、S304の処理を実行する。
次に、S305において、CPU111は、受信した電力必要性情報の送信元の受電装置20の台数である応答台数をカウントする。具体的には、CPU111は、RAM113内に格納された受電装置情報を読み出し、読み出した受電装置情報を参照し、受電要求を送信した受電装置20の台数を応答台数としてカウントする(台数カウント処理)。ここで、応答台数は、受信状況の一例である。そして、CPU111は、応答台数と、第1の台数閾値(x1)とを比較する。ここで、第1の台数閾値は、予め設定された値であり、ROM112等に格納されているものとする。本実施形態においては、第1の台数閾値が7台に設定されているものとする。
S305において、応答台数が第1の台数閾値(X1=7台)よりも多い場合には、CPU111は、応答台数が7台を超えたタイミングを終了タイミングと決定する(終了タイミング決定処理)。ここで、終了タイミングとは、応答待ち時間を終了するタイミングである。そして、CPU111は、応答情報の応答待ちの状態を終了し、処理をS311へ進める。すなわち、CPU111は、応答待ち時間の経過前に、応答待ちの状態を終了する。S311において、CPU111は、関連付け期間の処理を終了し、電力伝送準備期間の処理へ移行する。
なお、電力伝送準備期間への移行後には、CPU111は、デバイスIDを受信しないこととする。また他の例としては、CPU111は、デバイスIDを受信するが、電力伝送の対象として扱わないこととしてもよい。
一方、S305において、応答台数が第1の台数閾値(x1=7台)以下である場合には、CPU111は、処理をS306へ進め、関連付け期間の処理を継続する。S306において、CPU111は、内部カウンターから経過時間を読み出し、設定されている応答待ち時間が経過したか否かを確認する。CPU111は、応答待ち時間が経過するまで、S303〜S305の処理を繰り返し実行する。S306において、応答待ち時間が経過すると、CPU111は、処理をS307へ進める。
S307において、CPU111は、S305の処理と同様に、応答台数をカウントする。そして、CPU111は、応答台数と、第2の台数閾値(y1)とを比較する。ここで、第2の台数閾値は、第1の台数閾値に比べて小さい値であり、予め設定された値である。第2の台数閾値は、ROM112等に格納されているものとする。本実施形態においては、第2の台数閾値が3台に設定されているものとする。
S307において、応答台数が第2の台数閾値(x2=3台)よりも多い場合には、CPU111は、処理をS311へ進める。すなわち、S307において、CPU111は、応答待ち時間が経過したタイミングを、応答待ち時間の終了タイミングと決定する(終了タイミング決定処理)。そして、CPU111は、終了タイミングにおいて、応答待ちの状態を終了する。そして、S311において、CPU111は、関連付け期間の処理を終了し、電力伝送準備期間へ移行する。すなわち、CPU111は、終了タイミングの経過後に、送電開始を指示し、無線送信部120は、送電を開始する。
S307において、応答台数が第2の台数閾値(x2=3台)以下である場合には、CPU111は、処理をS308へ進め、関連付け期間の処理を継続する。S308において、CPU111は、応答待ち時間の延長を行うか否かを判断する。既に応答待ち時間を延長している場合には、CPU111は、延長を行わないと判断し、処理をS310へ進める。応答待ち時間を延長していない場合には、CPU111は、延長を行うと判断し、処理をS309へ進める。
S309において、CPU111は、受電装置20からの応答待ち時間を第2の時間「t2」時間延長し、処理をS303へ進める。ここで、「t2」時間は、予め設定された時間であり、ROM112等に格納されているものとする。S309の処理が実行されることにより、以降の処理においては、S306において参照される応答待ち時間は、S302において設定された応答待ち時時間「t1」と、S309において延長された時間「t2」の合計値(t1+t2)となる。ここで、「t1+t2」は、第2の時間の一例である。また、S309の処理は、終了タイミング決定処理の一例である。
このように、応答待ち時間が延長された場合には、以降のS303からS307の処理においては、CPU111は、「t1+t2」時間を応答待ち時間とし、応答待ち時間内にカウントされた応答台数に基づいて、応答待ち時間の終了タイミングを決定する。
S310において、CPU111は、受電要求を送信した受電装置20、すなわち受電を希望する受電装置20が存在するか否かを確認する。具体的には、CPU111は、RAM113に格納された受電装置情報を読み出し、受電要求を送信した受電装置20の存在の有無を確認する。
S310において、受電を希望する受電装置20が存在する場合には、CPU111は、処理をS311へ進める。受電を希望する受電装置20が存在しない場合には、送電対象が存在しないため、CPU111は、処理を終了する。
S311において、CPU111は、受電要求を送信した受電装置20の中から、送電対象を選定する。そして、CPU111は、選定した受電装置20に対して、送電を割り当てることを示す割当結果を送信する。次に、S312において、CPU111は、電力伝送準備を行う。具体的には、CPU111は、送電対象の受電装置20との間で電力伝送に必須の各種パラメータ設定を行う。電力伝送に必須の各種パラメータとしては、周波数帯、アンテナ、共振周波数等がある。
次に、S313において、CPU111は、無線送信部120から送電対象の受電装置20に対して電力を伝送する(送電処理)。次に、S314において、送電装置10は受電装置20から電力伝送終了通知を受信すると、電力伝送を終了する。なお、CPU111は、電力伝送準備期間で設定した時間が経過した場合、一定時間以上の通信断が生じた場合、送電装置10で送電に支障のある状況が発生した場合においても、電力伝送を終了するものとする。
以上のように、CPU111は、応答待ち時間として設定する第1の時間内に受信した電力必要性情報から得られる応答台数に基づいて、応答待ち時間の終了タイミングを決定することができる。これにより、送電装置10は、送電完了までに要する時間を短縮することができる。
図8は、受電装置20の受電処理を示すフローチャートである。なお、図8に示すS401〜S405の処理は、スーパーフレームにおける処理(図6)のS201〜S205の処理に対応する。また、図8に示すS406〜S409の処理は、スーパーフレームにおける処理のS206〜S207の処理に対応する。
S401において、受電装置20のCPU211は、無線受信部230で送電装置10からデバイスID要求を受信する。そして、CPU211は、フレームフォーマットのデバイスID3210を用いて、デバイスIDを無線送信部220から送電装置10に通知する。
次に、S402において、CPU211は、バッテリー237の状態、すなわちバッテリー237の残量を確認する。次に、S403において、CPU211は、バッテリー237の状態に基づいて、受電要求を送信するか否かを判断する。具体的には、CPU211は、バッテリー237の状態に基づいて、判定条件を満たすか否かを判断し、受電判定条件を満たす場合に、受電要求を送信すると判断する。
ここで、判定条件としては、例えば、特定の機能が稼働していることや、バッテリー237の残量がないこと、バッテリー237の残容量が全容量の50%以下であることのいずれか、またはこれらの組み合わせが挙げられる。なお、判定条件は、UI215を用いてユーザが適宜変更することができるものとしてもよい。
また、判定処理は、上記に限定されるものではない。他の例としては、判定条件は、バッテリー237の温度、送電装置10と受電装置20の間の距離、送電装置10と受電装置20との位置関係に基づく条件であってもよい。
S403において、CPU211は、受電要求を送信すると判定した場合には、処理をS405へ進める。S403において、CPU211は、受電要求を送信しないと判定した場合には、処理をS404へ進める。S404において、CPU211は、受電要求を行わないことを示す情報を電力管理3120に埋め込み、電力必要性情報としてのレスポンスフレームを生成する。そして、CPU211は、生成した電力必要性情報を送電装置10へ送信する。電力必要性情報には、さらにペイロード321(図5)に稼働機能が含まれ、バッテリー237の状態を示す情報が電力管理3120に含まれている。S404においては、受電要求を行わないため、CPU111は、S404の処理の後、受電処理を終了する。
また、S405において、CPU211は、受電要求を電力管理3120に埋め込み、電力必要性情報としてのレスポンスフレームを生成する。そして、CPU211は、生成した電力必要性情報を送電装置10へ送信する。なお、S405において生成される電力必要性情報の受電要求以外の構成は、S404において生成される電力必要性情報の構成と同様である。
S405において、受電要求を含むレスポンスフレームを送信した後、CPU211は、処理をS406へ進める。S406において、CPU211は、割当結果の受信を待つ。割当結果は、自装置が給電チャネルに割り当てられたこと、すなわち送電対象として選定されたことを示す情報である。S406において、割当結果を受信すると、CPU211は、処理をS407へ進める。S406において、割当結果を受信しない場合には、CPU211は、受電処理を終了する。
S407において、CPU211は、電力伝送準備を行う。具体的には、CPU211は、送電装置10との間で電力伝送に関わる各種パラメータ設定を行う。電力伝送に必須の各種パラメータとしては、周波数帯、アンテナ、共振周波数等がある。次に、S408において、CPU211は、送電装置10から電力の伝送を受け、バッテリー237を充電する。次に、S409において、CPU211は、バッテリー237への充電が完了すると、電力伝送終了通知を送電装置10に送信し、電力伝送を終了する。なお、バッテリー237への充電の完了以外に、電力伝送準備期間で設定した時間の経過、または一定時間以上の通信断、送電装置10で送電に支障が起きた場合等においても、CPU211は、電力伝送を終了する。
以下、図9〜図11を参照しつつ、送電処理(図7)について具体的に説明する。図9は、送電装置10が、応答待ち時間(t1)内に1台の受電装置20から応答情報としての受電要求を受信した場合の、データ送受信処理を示す図である。図9に示すように、S201において、送電装置10のCPU111は、ID要求を送信した後、応答待ち時間(t1)を設定し、経過時間の計測を開始する。そして、CPU111は、受電要求の受信を待つ。
図9に示す例においては、応答待ち時間(t1)内に1台の受電装置20から応答情報を受信する。したがって、応答台数(1台)は、第2の台数閾値(3台)以下なので、CPU111は、S306〜S309の処理により応答待ち時間を「t1」から「t1+t2」に延長する。
さらに、図9に示す例においては、CPU111は、延長後の応答待ち時間(t1+t2)内に新たに受信要求を受信しない。このため、CPU111は、S307〜S310の処理により、延長後の応答待ち時間の経過するタイミングを応答待ち時間の終了タイミングとして決定し、電力伝送準備に移行する。
このように、応答台数が第2の台数閾値以下である場合(本実施形態においては、応答台数が1〜3台の場合)には、応答待ち時間の終了タイミングは、時間「t1+t2」の経過するタイミングとなる。
図10は、送電装置10が、応答待ち時間(t1)内に5台の受電装置20から応答情報を受信した場合の、データ送受信処理を示す図である。図10において、S901〜S905の処理は、それぞれ送電装置10と受電装置(1)〜受電装置(5)との間でのS201〜S204の処理である。
図10に示す例においては、CPU111は、応答待ち時間(t1)内に、S901〜905の処理が完了し、受電装置(1)〜受電装置(5)それぞれから応答情報としての受電要求を受信する。すなわち、応答台数(5台)は、第1の台数閾値(7台)以下となる。したがって、CPU111は、S306において、応答待ち時間(t1)の経過するタイミングを終了タイミングとして決定し、応答待ち時間の延長を行わずに、電力伝送準備に移行する。
このように、応答台数が第1の台数閾値以下であって、かつ第2の台数閾値よりも多い場合(本実施形態においては、応答台数が4〜7台の場合)には、応答待ち時間の終了タイミングは、時間「t1」の経過するタイミングとなる。
図11は、送電装置10が、応答待ち時間(t1)内に8台の受電装置20から応答情報を受信した場合の、データ送受信処理における処理を示す図である。図11に示す例においては、CPU111は、応答待ち時間(t1)が経過する前に、受電装置(1)〜受電装置(8)それぞれから応答情報を受信する。すなわち、第1の台数閾値(7台)よりも多い応答台数が得られる。したがって、CPU111は、S305の処理において、応答台数が第1の台数閾値を超えたタイミングを終了タイミングとして決定する。そして、CPU111は、応答待ち時間(t1)の経過を待たずに応答待ちの状態を終了し、電力伝送準備に移行する。
このように、応答台数が第1の台数閾値よりも多い場合(本実施形態においては、応答台数が8台以上の場合)には、応答待ち時間の終了タイミングは、応答台数が第1の台数閾値を超えたタイミングとなる。
図12は、応答台数と、応答待ち時間との関係を説明するための図である。このように、応答台数が0〜3台の場合には、応答待ち時間は「t1+t2」時間となる。応答台数が4〜7台の場合には、応答待ち時間は「t1」時間となる。応答台数が8台以上の場合には、応答待ち時間は「t3」(<t1)時間となる。
このように、第1の実施形態にかかる送電装置10は、スーパーフレーム内において送電対象として想定している台数を基準として第1の台数閾値及び第2の台数閾値を定めておくこととする。そして、送電装置10は、応答台数に応じて、応答待ち時間の終了タイミングを決定する。このため、送電装置10は、関連付け期間の長さを最適化し、送電完了までに要する時間を短縮することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態にかかる無線給電システムについて説明する。第2の実施形態にかかる送電装置10は、応答台数にかえて、受電要求の送信元の受電装置20の必要電力量に基づいて、応答待ち時間の終了タイミングを決定する。必要電力量とは、各受電装置20が必要とする電力量であり、各受電装置20が要求する電力量である。必要電力量は、例えばCPU211がバッテリー237の状態等に基づいて決定する。
図13は、第2の実施形態における送電処理を示すフローチャートである。以下、第1の実施形態における送電処理と異なる処理について説明する。S324において、送電装置10のCPU111は、ID要求に対する応答の送信元の受電装置20に対し、電力を必要とするか否かのレスポンスを要求するとともに、必要電力量をレスポンスとして要求する電力必要性情報要求を送信する。
これに対応し、受電装置20は、S405(図8)において、受電要求等の他、必要電力量を含む電力必要性情報を送信する。そして、CPU111は、必要電力量を含む電力必要性情報(レスポンスフレーム)を受信する。そして、CPU111は、受信した電力必要性情報をデバイスIDと関連づけてRAM113に受電装置情報として格納する。
次に、S325において、CPU111は、電力必要性情報に含まれる必要電力量の合計値を算出する。具体的には、CPU111は、RAM113内に格納された受電装置情報を読み出し、読み出した受電装置情報を参照し、受電要求を送信した受電装置20の必要電力量を積算し、送電装置10が送電する送電電力量の合計値を得る(算出処理)。
そして、CPU111は、合計値と、第1の電力閾値(x2)とを比較する。ここで、第1の電力閾値は、予め設定された値であり、ROM112等に格納されているものとする。本実施形態においては、第1の電力閾値が1000mW/分に設定されているものとする。
S325において、合計値が第1の電力閾値(x2=1000mW/分)よりも大きい場合には、CPU111は、合計値が1000mW/分を超えたタイミングを終了タイミングと決定する(終了タイミング決定処理)。S325において、合計値が第1の電力閾値以下である場合には、CPU111は、処理をS306へ進める。
また、S306において、応答待ち時間が経過すると、S327において、CPU111は、S325の処理と同様に、合計値を算出する。そして、CPU111は、合計値と第2の電力閾値(y2)とを比較する。ここで、第2の電力閾値は、第1の電力閾値に比べて小さい値であり、予め設定された値である。第2の電力閾値は、ROM112等に格納されているものとする。本実施形態においては、第2の電力閾値が500mW/分に設定されているものとする。
S327において、合計値が第2の電力閾値(y2=500mW/分)よりも大きい場合には、CPU111は、処理をS311へ進める。すなわち、S327において、CPU111は、応答時間が経過したタイミングを、応答待ち時間の終了タイミングと決定する(終了タイミング決定処理)。そして、CPU111は、終了タイミングにおいて、応答待ちの状態を終了する。S37において、合計値が第2の電力閾値以下である場合には、CPU111は、処理をS308へ進め、関連付け期間の処理を継続する。
以上のように、CPU111は、第1の時間(t1)内に受信した電力必要性情報に含まれる必要電力量に基づいて、応答待ち時間の終了タイミングを決定することができる。これにより、送電装置10は、送電完了までに要する時間を短縮することができる。
図14は、受電要求の送信元の受電装置20の必要電力量と、応答待ち時間の関係を示す図である。送電装置10は、7台の受電装置20から受電要求を含む電力必要性情報を受信したとする。図14に示すように、受電装置(1)の必要電力量を100mW/分とする。また、受電装置(2)〜受電装置(7)の必要電力量を、それぞれ、200mW/分、100mW/分、200mW/分、100mW/分、200mW/分、300mW/分とする。
また、送電処理(図13)における応答待ち時間の判断基準となるのは、以下3つの場合である。すなわち、第2の電力閾値(500mW/分)以下の場合と、第2の電力閾値(500mW/分)より大きく第1の電力閾値(1000mW/分)以下の場合と、第1の電力閾値(1000mW/分)より大きい場合である。
合計値が第2の電力閾値(500mW/分)以下の場合には、応答待ち時間は延長され、トータルの応答待ち時間は「t1+t2」となる。合計値が第2の電力閾値(500mW/分)より大きく、かつ第1の電力閾値(1000mW/分)以下の場合には、応答待ち時間は「t1」となる。合計値が第1の電力閾値(1000mW/分)より大きい場合には、合計値が1000mW/分を超えたタイミングで応答待ち時間が終了となる。すなわち、この場合には、応答待ち時間は「t1」以下となる。
送電装置10が、応答待ち時間(t1)内に図14に示す要求電力を示す受電装置(1)〜受電装置(3)から、この順に受電要求を含む電力必要性情報を受信したとする。この場合には、受電装置(3)から電力必要性情報を受信した時点での合計値(400mW/分)は、第2の電力閾値(500mW/分)以下の値である。
このため、CPU111は、受電装置(3)から電力必要性情報の受信後にS308(図13)において、応答待ち時間を「t2」時間延長する。これにより、応答待ち時間は「t1+t2」となる。
また、送電装置10が、応答待ち時間(t1)内に、受電装置(1)〜受電装置(6)から、この順に電力必要性情報を受信したとする。この場合には、受電装置(4)から電力必要性情報を受信した時点での合計値は600mW/分であり、受電装置(6)から電力必要性情報を受信した時点での合計値は900mW/分である。すなわち、受電装置(4)から電力必要性情報を受信した時点以降の合計値は、第2の電力閾値(500mW/分)より大きく第1の電力閾値(1000mW/分)以下の値である。
したがって、CPU111は、応答待ち時間(t1)を延長することなく、「t1」時間の経過タイミングを応答待ち時間の終了タイミングと決定する。
また、送電装置10が、応答待ち時間(t1)内に、受電装置(1)〜受電装置(7)から、この順に電力必要性情報を受信したとする。この場合には、受電装置(7)から電力必要性情報を受信した時点での合計値(1200mW/分)は、第1の電力閾値(1000mW/分)より大きい値である。
したがって、CPU111は、受電装置(7)から受電必要性情報を受信し、S325(図13)において、応答待ち時間(t1)が経過する前に、応答待ち時間を終了する。
このように、第2の実施形態にかかる送電装置10は、スーパーフレーム内において送電することを想定している単位時間当たりの送電電力量を判断基準として応答待ち時間を決定する。これにより、関連付け期間の長さを最適化、送電完了までに要する時間を短縮することができる。このように、第2の実施形態にかかる送電装置10は、受電装置20から受信した応答情報に含まれる必要電力量の受信状況に基づいて、応答待ち時間の終了タイミングを決定することができる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、上述した各実施形態によれば、送電装置から受電要求の受信を受け付ける待ち時間を適切に管理することにより、送電完了までに要する時間を短縮することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

Claims (12)

  1. 複数の受電装置に対し、受電要求の有無を問い合わせる問合情報を送信する送信手段と、
    前記受電装置から、前記問合情報に対する応答情報を受信する受信手段と、
    前記問合情報を送信した送信タイミングから第1の時間内の前記応答情報の受信状況に基づいて、前記受信手段が前記応答情報の受信を待つ応答待ち時間を終了させる終了タイミングを決定する終了タイミング決定手段と、
    前記終了タイミングの経過後に、送電を開始する送電手段と
    を有することを特徴とする送電装置。
  2. 前記応答情報の送信元の前記受電装置の台数をカウントする台数カウント手段をさらに有し、
    前記終了タイミング決定手段は、前記第1の時間の経過前にカウントされた前記台数に基づいて、前記終了タイミングを決定することを特徴とする請求項1に記載の送電装置。
  3. 前記終了タイミング決定手段は、前記第1の時間の経過前にカウントされた前記台数が、第1の台数閾値より多い場合に、前記台数が前記第1の台数閾値よりも多くなるタイミング前記終了タイミングとして決定することを特徴とする請求項2に記載の送電装置。
  4. 前記終了タイミング決定手段は、前記第1の時間が経過したタイミングにおいてカウントされた前記台数が前記第1の台数閾値以下であって、かつ前記第1の台数閾値に比べて小さい第2の台数閾値よりも多い場合に、前記第1の時間が経過したタイミング前記終了タイミングとして決定することを特徴とする請求項3に記載の送電装置。
  5. 前記終了タイミング決定手段は、前記第1の時間が経過したタイミングにおいてカウントされた前記台数が前記第2の台数閾値以下である場合に、前記第1の時間に比べて長い第2の時間の経過前にカウントされた前記台数に基づいて、前記終了タイミングを決定することを特徴とする請求項4に記載の送電装置。
  6. 前記受信手段は、前記受電装置の必要電力量を含む前記応答情報を受信し、
    前記終了タイミング決定手段は、前記必要電力量に基づいて、前記終了タイミングを決定することを特徴とする請求項1に記載の送電装置。
  7. 前記受信手段が複数の応答情報を受信した場合に、各応答情報に含まれる前記必要電力量の合計値を算出する算出手段をさらに有し、
    前記終了タイミング決定手段は、前記第1の時間の経過前に算出された前記合計値に基づいて、前記終了タイミングを決定することを特徴とする請求項6に記載の送電装置。
  8. 前記終了タイミング決定手段は、前記第1の時間の経過前に算出された前記合計値が第1の電力閾値よりも大きい場合に、前記合計値が前記第1の電力閾値よりも大きくなるタイミング前記終了タイミングとして決定することを特徴とする請求項7に記載の送電装置。
  9. 前記終了タイミング決定手段は、前記第1の時間が経過したタイミングにおいて算出された前記合計値が前記第1の電力閾値以下あって、かつ前記第1の電力閾値に比べて小さい第2の電力閾値よりも大きい場合に、前記第1の時間が経過したタイミング前記終了タイミングとして決定することを特徴とする請求項8に記載の送電装置。
  10. 前記終了タイミング決定手段は、前記第1の時間が経過したタイミングにおいて算出された前記合計値が前記第2の電力閾値以下である場合に、前記第1の時間に比べて長い第2の時間の経過前に算出された前記合計値に基づいて、前記終了タイミングを決定することを特徴とする請求項9に記載の送電装置。
  11. 送電装置が実行する送電方法であって、
    複数の受電装置に対し、受電要求の有無を問い合わせる問合情報を送信する送信ステップと、
    前記受電装置から、前記問合情報に対する応答情報を受信する受信ステップと、
    前記問合情報を送信した送信タイミングから第1の時間内の前記応答情報の受信状況に基づいて、前記応答情報の受信を待つ応答待ち時間を終了させる終了タイミングを決定する終了タイミング決定ステップと、
    前記終了タイミングの経過後に、送電を開始する送電ステップと
    を含むことを特徴とする送電方法。
  12. コンピュータを、
    複数の受電装置に対し、受電要求の有無を問い合わせる問合情報を送信する送信手段と、
    前記受電装置から、前記問合情報に対する応答情報を受信する受信手段と、
    前記問合情報を送信した送信タイミングから第1の時間内の前記応答情報の受信状況に基づいて、前記受信手段が前記応答情報の受信を待つ応答待ち時間を終了させる終了タイミングを決定する終了タイミング決定手段と、
    前記終了タイミングの経過後に、送電を開始させる送電処理手段と
    して機能させるためのプログラム。
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