JP6146155B2 - 通信システム、情報処理装置、携帯端末、管理方法、設置位置認証方法、管理プログラムおよび設置位置認証プログラム - Google Patents

通信システム、情報処理装置、携帯端末、管理方法、設置位置認証方法、管理プログラムおよび設置位置認証プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6146155B2
JP6146155B2 JP2013127894A JP2013127894A JP6146155B2 JP 6146155 B2 JP6146155 B2 JP 6146155B2 JP 2013127894 A JP2013127894 A JP 2013127894A JP 2013127894 A JP2013127894 A JP 2013127894A JP 6146155 B2 JP6146155 B2 JP 6146155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information processing
information
processing apparatus
installation position
measurement position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013127894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015001972A (ja
Inventor
剣云 朱
剣云 朱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2013127894A priority Critical patent/JP6146155B2/ja
Publication of JP2015001972A publication Critical patent/JP2015001972A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6146155B2 publication Critical patent/JP6146155B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Description

本発明は、通信システム、情報処理装置、携帯端末、不正利用防止方法、管理方法、設置位置認証方法、管理プログラムおよび設置位置認証プログラムに関する。
所定の情報処理機能を有する情報処理装置として、例えば金銭処理、商品搬出処理および商品管理処置等の機能を有する自動販売機を挙げることができる。自動販売機は、盗難によって他の場所に移動された上で、内部の金銭や商品の取り出し等の不正な利用が行われてしまうことがある。従来、自動販売機の不正利用を防止するための技術として、GPS(Global Positioning System)衛星から受信する測位用のGPS信号を受信して自身の設置位置を取得する手段を備え、取得した位置情報が予め登録された位置情報と異なる場合、電子マネーのチャージ機能等を停止させる技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
このような不正利用防止技術は、自動販売機に限らず、より一般の情報処理装置に対しても適用可能である。すなわち、情報処理装置に対して、GPS信号をもとに位置情報を取得する手段と、取得した位置情報と予め登録された位置情報とを比較する手段と、比較した2つの位置情報が異なる場合、情報処理機能の少なくとも一部の機能を停止するように制御する手段とを具備させることにより、登録された場所以外で情報処理装置が不正に利用されることを防止することができる。
特開2007−328388号公報
しかしながら、上述した従来技術を実現するためには、不正利用防止の対象である情報処理装置のハードウェア構成を変更してGPS信号をもとに位置を取得する機能を具備させるか、またはそのような位置取得機能を具備した新しい情報処理装置を導入しなければならず、コストの上昇は不可避であった。このため、既存の情報処理装置のハードウェア構成を変更することなく、簡易に不正利用を防止することができる技術が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、不正利用の防止対象となる既存の機器のハードウェア構成を変更することなく、簡易に不正利用を防止することができる通信システム、情報処理装置、携帯端末、不正利用防止方法、管理方法、設置位置認証方法、管理プログラムおよび設置位置認証プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る通信システムは、所定の情報処理を行う情報処理装置と、該情報処理装置と通信可能であるとともに測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信可能な携帯端末とを備えた通信システムであって、前記情報処理装置が設置された位置に関する設置位置情報を記憶する記憶部と、前記携帯端末に設けられ、前記測位用信号をもとに前記携帯端末の位置を測定することによって測定位置情報を作成する測定位置情報作成部と、前記設置位置情報および前記測定位置情報に基づいて、前記携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定する判定部と、前記判定部が判定した結果、前記測定位置が前記設置位置と一致しない場合、前記情報処理装置の少なくとも一部の機能を停止する制御を行う制御部と、を有することを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、上記発明において、前記情報処理装置と前記携帯端末との通信の認証を行う認証部と、時間を計測する計時部と、をさらに有し、前記計時部は、前記測定位置情報作成部が前記測定位置情報を作成してからの経過時間を計測し、前記認証部は、前記経過時間が所定の範囲に含まれる場合のみ前記認証を行うことを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信して自身の位置を測定することによって測定位置情報を作成する携帯端末と通信可能であり、所定の情報処理を行う情報処理装置であって、当該情報処理装置が設置された位置に関する設置位置情報を記憶する装置記憶部と、前記携帯端末が作成した前記測定位置情報を受信する装置通信部と、前記設置位置情報および前記測定位置情報に基づいて、前記携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定する判定部と、前記判定部が判定した結果、前記測定位置が前記設置位置と一致しない場合、当該情報処理装置の少なくとも一部の機能を停止する制御を行う装置制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、上記発明において、前記判定部は、前記測定位置が前記設置位置を基準として定められる領域内に含まれるか否かを判別することによって前記測定位置と前記設置位置が一致するか否かを判定することを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信して自身の位置を測定することによって測定位置情報を作成する携帯端末と通信可能であり、所定の情報処理を行う情報処理装置であって、当該情報処理装置が設置された位置に関する設置位置情報を記憶する装置記憶部と、前記設置位置情報を前記携帯端末へ送信するとともに、前記携帯端末による判定結果であって前記設置位置情報および前記測定位置情報に基づいて該携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かの判定結果を受信する装置通信部と、前記装置通信部が受信した判定結果が、前記測定位置は前記設置位置と一致しないという内容である場合、当該情報処理装置の少なくとも一部の機能を停止する制御を行う装置制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る携帯端末は、所定の情報処理を行う情報処理装置と通信可能である携帯端末であって、測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信して当該携帯端末の位置を測定することによって測定位置情報を作成する測定位置情報作成部と、前記情報処理装置の設置位置に関する設置位置情報を受信する端末通信部と、前記測定位置情報と前記設置位置情報とに基づいて当該携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定する判定部と、を備え、前記端末通信部は、前記判定部における判定結果を前記情報処理装置へ送信することを特徴とする。
本発明に係る携帯端末は、上記発明において、前記情報処理装置との通信の認証を行う認証部と、時間を計測する計時部と、をさらに備え、前記計時部は、前記測定位置情報作成部が前記測定位置情報を作成してからの経過時間を計測し、前記認証部は、前記経過時間が所定の範囲に含まれる場合のみ前記認証を行うことを特徴とする。
本発明に係る携帯端末は、上記発明において、前記判定部は、前記測定位置が前記設置位置を基準として定められる領域内に含まれるか否かを判別することによって前記測定位置と前記設置位置が一致するか否かを判定することを特徴とする。
本発明に係る不正利用防止方法は、所定の情報処理を行う情報処理装置と、該情報処理装置と通信可能であるとともに測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信可能な携帯端末とを備えた通信システムが前記情報処理装置の不正利用を防止する不正利用防止方法であって、前記携帯端末が前記測位用信号を受信し、受信した前記測位用信号をもとに前記携帯端末の位置を測定することによって測定位置情報を作成する測定位置情報作成ステップと、前記情報処理装置が設置された位置に関する設置位置情報を記憶する記憶部から該設置位置情報を読み出して前記測定位置情報と比較し、前記携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップが判定した結果、前記測定位置が前記設置位置と一致しない場合、前記情報処理装置の少なくとも一部の機能を停止する制御を行う装置制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係る管理方法は、測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信して自身の位置を測定することによって測定位置情報を作成する携帯端末と通信可能であり、所定の情報処理を行う情報処理装置が実行する管理方法であって、前記携帯端末が作成した前記測定位置情報を受信する受信ステップと、前記情報処理装置が設置された位置に関する設置位置情報を記憶する装置記憶部から該設置位置情報を読み出して前記測定位置情報と比較し、前記携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで判定した結果、前記携帯端末の位置が前記領域内に含まれない場合、当該情報処理装置の少なくとも一部の機能を停止する制御を行う装置制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係る管理方法は、測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信して自身の位置を測定することによって測定位置情報を作成する携帯端末と通信可能であり、所定の情報処理を行う情報処理装置が実行する管理方法であって、前記情報処理装置が設置された位置に関する設置位置情報を記憶する装置記憶部から該設置位置情報を読み出して前記携帯端末へ送信する送信ステップと、前記携帯端末が、前記設置位置情報および前記測定位置情報に基づいて該携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定した判定結果を受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信した判定結果が、前記測定位置は前記設置位置と一致しないという内容である場合、当該情報処理装置の少なくとも一部の機能を停止する制御を行う装置制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係る設置位置認証方法は、所定の情報処理を行う情報処理装置と通信可能であるとともに、測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信可能である携帯端末が前記情報処理装置の設置位置を認証する設置位置認証方法であって、前記測位用信号を受信し、受信した前記測位用信号をもとに前記携帯端末の位置を測定することによって測定位置情報を作成して端末記憶部へ格納する測定位置情報作成ステップと、前記情報処理装置が設置された位置に関する設置位置情報を前記情報処理装置から受信する受信ステップと、前記測定位置情報を前記端末記憶部から読み出して前記設置位置情報と比較し、前記携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで判定した判定結果を前記情報処理装置へ送信する送信ステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係る管理プログラムは、測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信して自身の位置を測定することによって測定位置情報を作成する携帯端末と通信可能であり、所定の情報処理を行う情報処理装置に実行させる管理プログラムであって、前記携帯端末が作成した前記測定位置情報を受信する受信ステップと、前記情報処理装置が設置された位置に関する設置位置情報を記憶する装置記憶部から該設置位置情報を読み出して前記測定位置情報と比較し、前記携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで判定した結果、前記携帯端末の位置が前記領域内に含まれない場合、当該情報処理装置の少なくとも一部の機能を停止する制御を行う装置制御ステップと、を前記情報処理装置に実行させることを特徴とする。
本発明に係る管理プログラムは、測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信して自身の位置を測定することによって測定位置情報を作成する携帯端末と通信可能であり、所定の情報処理を行う情報処理装置に実行させる管理プログラムであって、前記情報処理装置が設置された位置に関する設置位置情報を記憶する装置記憶部から該設置位置情報を読み出して前記携帯端末へ送信する送信ステップと、前記携帯端末が、前記設置位置情報および前記測定位置情報に基づいて該携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定した判定結果を受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信した判定結果が、前記測定位置は前記設置位置と一致しないという内容である場合、当該情報処理装置の少なくとも一部の機能を停止する制御を行う装置制御ステップと、を前記情報処理装置に実行させることを特徴とする。
本発明に係る設置位置認証プログラムは、所定の情報処理を行う情報処理装置と通信可能であり、測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信可能な携帯端末に前記情報処理装置の設置位置を認証させる設置位置認証プログラムであって、前記測位用信号を受信し、受信した前記測位用信号をもとに前記携帯端末の位置を測定することによって測定位置情報を作成して端末記憶部へ格納する測定位置情報作成ステップと、前記情報処理装置が設置された位置に関する設置位置情報を前記情報処理装置から受信する受信ステップと、前記測定位置情報を前記端末記憶部から読み出して前記設置位置情報と比較し、前記携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで判定した判定結果を前記情報処理装置へ送信する送信ステップと、を前記携帯端末に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、不正利用の防止対象となる既存の機器のハードウェア構成を変更することなく、簡易に不正利用を防止することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る通信システムの機能構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る通信システムにおいて、携帯端末の判定部が判定を行う際に参照する領域を模式的に示す図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る通信システムが行う典型的な処理として、情報処理装置と携帯端末との通信が成立した場合の処理の概要を示すシーケンス図である。 図4は、本発明の実施の形態1に係る情報処理装置が行う管理方法の処理の概要を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態1に係る携帯端末が実行する設置位置認証方法の処理の概要を示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施の形態2に係る通信システムの機能構成を示すブロック図である。 図7は、本発明の実施の形態2に係る通信システムが行う典型的な処理として、情報処理装置と携帯端末との通信が成立した場合の処理の概要を示すシーケンス図である。 図8は、本発明の実施の形態2に係る情報処理装置が行う管理方法の処理の概要を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施の形態2に係る携帯端末が実行する設置位置認証方法の処理の概要を示すフローチャートである。 図10は、本発明の実施の形態3に係る通信システムが備える携帯端末の機能構成を示すブロック図である。 図11は、本発明の実施の形態3に係る通信システムが行う典型的な処理として、情報処理装置と携帯端末との通信が成立した場合の処理の概要を示すシーケンス図である。 図12は、本発明の実施の形態3に係る携帯端末が実行する設置位置認証方法の処理の概要を示すフローチャートである。 図13は、本発明の別な実施の形態に係る通信システムが備える判定部が判定を行う際に参照する領域を模式的に示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)を説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る通信システムの機能構成を示すブロック図である。同図に示す通信システム100は、通信ネットワークNWを介して相互に通信可能な情報処理装置1および携帯端末3を備える。ここで、通信ネットワークNWは、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、公衆回線網等のいずれかまたはそれらの適当な組合せによって実現されるものであり、有線、無線を問わない。
情報処理装置1は、通信ネットワークNWを介した通信のインターフェースをなす装置通信部11と、携帯端末3から送信されてくる通信要求に対して応答する応答情報を生成する応答部12と、予め登録された情報処理装置1の設置位置に関する情報(設置位置情報181)と携帯端末3が取得した位置情報(測定位置情報371)とを比較して情報処理装置1の位置と携帯端末3の位置の一致度を判定する判定部13と、情報処理装置1の情報処理機能に関する動作を行う情報処理部14と、各種情報の入力を受け付ける入力部15と、各種情報を出力する出力部16と、情報処理装置1の動作を統括して制御する装置制御部17と、情報処理装置1の設置位置情報181を含む各種情報を記憶する装置記憶部18と、を備える。
情報処理装置1として、例えば金銭処理、商品搬出処理、商品管理処理等を行う機能を具備した自動販売機を挙げることができる。ここでいう自動販売機とは、プリペイドカードや交通機関の乗車券等の金券を含む商品を販売する装置であり、顧客が代金を支払って所定の操作を行うことにより、所望の商品を購入するための装置である。
装置通信部11は、携帯端末3との通信方式に応じた構成を有する。例えば、携帯端末3と無線通信を行う場合、装置通信部11は、無線通信用のアンテナと、アンテナに接続されて情報の送受信を行う送受信部とを有する。このような無線通信規格の例として、Wi−Fi(IEEE802.11)などを挙げることができる。
応答部12は、例えばチャレンジ・レスポンス認証方式の場合、携帯端末3から送信されてくるデータ(チャレンジ)に対して所定の演算を行うことによって応答情報としてのデータ(レスポンス)を算出する。この応答情報は、装置通信部11から携帯端末3に送信される。
図2は、判定部13が判定を行う際に参照する領域であって情報処理装置1の設置位置を基準とする領域を模式的に示す図である。図2において、点O(X,Y)は情報処理装置1の設置位置を示す。すなわち、X(緯度)およびY(経度)の値は、設置位置情報181を構成する。判定部13は、測定位置情報371を参照して、携帯端末3の位置(緯度、経度)が、点Oを中心(基準)とする半径Rの円形領域E1に含まれるか否かを判別し、携帯端末3の位置が円形領域E1内に含まれる場合、携帯端末3の位置が情報処理装置1の設置位置と一致すると判定する。半径Rの値は、情報処理装置1の具体的な態様に応じて適宜設定される。
情報処理部14は、例えば情報処理装置1が自動販売機である場合には、商品の販売に関わる各種処理(金銭処理、商品搬出処理、商品管理処理等)を実行する機能を有する。なお、情報処理装置1が自動販売機である場合、判定部13が情報処理装置1の設置位置と携帯端末3の測定位置が一致しているか否かを判定する際の半径Rは、たかだか5〜10m程度である。
入力部15は、例えば情報処理装置1が自動販売機である場合には、商品の販売に関わる各種設定や確認を行うために、管理者等のオペレータが施錠された外扉を開錠して開放した場合のみ操作可能であるリモコンによって構成される。
出力部16は、例えば情報処理装置1が自動販売機である場合、商品の販売が可能であることを示す販売可能ランプ、商品の売り切れを示す売切ランプ、投入金額や釣銭金額等の商品購入に必要なデータを表示する液晶表示器等によって構成される。
装置制御部17は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成され、情報処理装置1の各構成部位とバスラインを介して接続されている。装置制御部17は、装置記憶部18が記憶する各種情報を装置記憶部18から読み出すことにより、本実施の形態1に係る不正利用防止方法の一部および管理方法を含む各種演算処理を実行する。
装置記憶部18は、本実施の形態1に係る管理プログラムや所定のOS(Operating System)を起動するプログラム等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)、および各処理の演算パラメータやデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)等を用いて実現される。上述した各種プログラムは、通信ネットワークを介してダウンロードすることによって取得することも可能である。
携帯端末3は、複数の人工衛星(GPS衛星)STが送信する測位用信号としてのGPS信号を受信し、このGPS信号をもとに携帯端末3の現在の位置を測定することによって測定位置情報371を作成する測定位置情報作成部31と、通信ネットワークNWを介した通信のインターフェースをなす端末通信部32と、情報処理装置1との間で通信に必要な認証処理を行う認証部33と、タッチパネル、キーボード等のインターフェースを用いて構成され、各種情報の入力を受け付ける入力部34と、液晶または有機EL(Electro Luminescence)等からなる表示パネルを有し、各種情報を表示出力する表示部35と、携帯端末3の動作を統括して制御する端末制御部36と、測定位置情報作成部31が作成した測定位置情報371を含む各種情報を記憶する端末記憶部37と、を備える。
測定位置情報作成部31は、GPSを構成する複数の人工衛星ST(より正確には3つ以上の人工衛星ST)の軌道情報および人工衛星STに搭載された原子時計の時刻情報などを含むGPS信号を受信可能なアンテナと、このアンテナが受信したGPS信号を用いて携帯端末3の緯度、経度および時刻情報を含む測定位置情報371を作成して端末記憶部37に格納する。以下、測定位置情報作成部31が測定によって得た携帯端末3の位置を測定位置という。
端末通信部32は、情報処理装置1との通信方式に応じた構成を有する。例えば、情報処理装置1と無線通信を行う場合、端末通信部32は、無線通信用のアンテナと、アンテナに接続されて情報の送受信を行う送受信部とを有する。
認証部33は、情報処理装置1から送信されてくる応答情報に基づいて情報処理装置1との通信の認証を行う。例えば、チャレンジ・レスポンス認証方式を採用する場合、認証部33は、通信要求の際に情報処理装置1へ送信するデータ(チャレンジ)を生成するとともに、情報処理装置1の応答部12が行う演算と同様の演算を行うことによってデータ(レスポンス)を算出し、このレスポンスと情報処理装置1から受信したレスポンスとを照合することによって認証を行う。
端末制御部36は、CPU等を用いて構成され、携帯端末3の各構成部位とバスラインを介して接続されている。端末制御部36は、端末記憶部37が記憶する各種情報を端末記憶部37から読み出すことにより、本実施の形態1に係る不正利用防止方法の一部および装置位置認証方法を含む各種演算処理演算処理を実行する。
端末記憶部37は、本実施の形態1に係る装置位置認証プログラムや所定のOSを起動するプログラム等が予め記憶されたROM、および各処理の演算パラメータやデータ等を記憶するRAM等を用いて実現される。上述した各種プログラムは、通信ネットワークを介してダウンロードすることによって取得することも可能である。
なお、端末記憶部37は、情報処理装置1の装置記憶部18とともに、通信システム100の記憶部を構成している。
以上の機能構成を有する携帯端末3としては、例えばポータブルターミナル、タブレット端末適用することができる。
次に、以上の構成を有する通信システム100が行う典型的な処理の概要を説明する。図3は、通信システム100が行う典型的な処理として、情報処理装置1と携帯端末3との通信が成立した場合の処理の概要を示すシーケンス図である。まず、携帯端末3が複数の人工衛星STから受信したGPS信号に基づいて測定位置情報371を作成する(ステップS1)。
続いて、端末通信部32は、情報処理装置1に対して通信要求を送信する(ステップS2)。チャレンジ・レスポンス認証方式の場合には、この通信要求にチャレンジが含まれる。
通信要求を受信した情報処理装置1では、応答部12が応答情報を生成し、この生成した応答情報を装置通信部11から携帯端末3へ送信する(ステップS3)。チャレンジ・レスポンス認証方式の場合には、その応答情報にレスポンスが含まれる。
応答情報を受信した携帯端末3は、認証部33が認証を行う(ステップS4)。チャレンジ・レスポンス認証方式の場合、認証部33はレスポンスを算出し、このレスポンスと情報処理装置1から受信したレスポンスとを照合することによって認証を行う。図3では、認証部33が認証に成功して通信が成立した場合を示している。この場合、携帯端末3は、端末記憶部37が記憶する測定位置情報371を情報処理装置1へ送信する(ステップS5)。
測定位置情報371を受信した情報処理装置1では、判定部13が、受信した測定位置情報371と装置記憶部18に記憶されている設置位置情報181とを比較することにより、情報処理装置1の設置位置と携帯端末3の測定位置が一致するか否かを判定する(ステップS6)。
続いて、情報処理装置1は、判定部13による判定結果を携帯端末3へ送信する(ステップS7)。判定結果を受信した携帯端末3では、表示部35が判定結果を表示する(ステップS8)。
この後、情報処理装置1は、判定結果に応じた処理を行う(ステップS9)。判定部13が、情報処理装置1の設置位置と携帯端末3の測定位置が一致すると判定した場合、装置制御部17は、情報処理部14が行う処理を開始または継続させる。一方、判定部13が、情報処理装置1の設置位置と携帯端末3の測定位置が一致しないと判定した場合、装置制御部17は情報処理部14が行う処理の少なくとも一部を停止するなどの異常処理を行う。なお、情報処理装置1に対しては、携帯端末3における通信の認証が成功するまで、正常動作を行うことができないような設定としておくことが望ましい。
例えば、情報処理装置1が自動販売機である場合において、判定部13が情報処理装置1の設置位置と携帯端末3の測定位置が一致しないと判定したとき、装置制御部17は、少なくとも金銭処理や商品搬出処理を含む一部の機能を停止する制御を行う。
この後、携帯端末3は通信の切断処理を行う(ステップS10)。これにより、情報処理装置1と携帯端末3との通信が切断される。
なお、認証部33による認証の結果、通信が成立しない場合や、各種データの通信が行われない場合などについては、後述する。
図4は、情報処理装置1が行う管理方法の処理の概要を示すフローチャートである。まず、情報処理装置1の電源がオンされる(ステップS11)と、装置制御部17は、携帯端末3からの通信要求の有無を判定する(ステップS12)。携帯端末3からの通信要求が来ない場合(ステップS12:No)、情報処理装置1は、携帯端末3からの通信要求を受信するまでステップS12を繰り返す。
装置通信部11が携帯端末3からの通信要求を受信した場合(ステップS12:Yes)、応答部12は応答情報を作成し、その応答情報を装置通信部11が携帯端末3へ送信する(ステップS13)。通信システム100における認証方式がチャレンジ・レスポンス認証方式である場合、通信要求にはチャレンジが含まれ、応答情報にはレスポンスが含まれる。
この後、携帯端末3側で通信の認証が成功すると、携帯端末3との間で通信が成立する(図3を参照)。この場合、正常に通信が行われれば、装置通信部11は、携帯端末3から測定位置情報371を受信することとなる。装置通信部11が携帯端末3から測定位置情報371を受信した場合(ステップS14:Yes)、判定部13は、受信した測定位置情報371と、装置記憶部18が記憶する設置位置情報181とを用いて情報処理装置1の設置位置と携帯端末3の測定位置が一致するか否かを判定する(ステップS15)。判定部13は、例えば携帯端末3の測定位置が図2に示す円形領域E1に含まれる場合、情報処理装置1の設置位置と携帯端末3の測定位置が一致すると判定する。
続いて、装置通信部11は、判定部13による判定結果を携帯端末3へ送信する(ステップS16)。
判定部13が判定した結果、測定位置情報371と設置位置情報181が一致している場合(ステップS17:Yes)、情報処理装置1は通常動作を開始する(ステップS18)。これに対して、測定位置情報371と設置位置情報181が一致していない場合(ステップS17:No)、情報処理装置1は異常処理を行う(ステップS19)。なお、ステップS16とステップS17〜S19の処理の順序を逆にしてもよいし、略同時に行うようにしてもよい。
ステップS14で携帯端末3から測定位置情報を受信しない場合(ステップS14:No)、通信が成立していないことになる。このため、情報処理装置1は、ステップS19へ移行して異常処理を行う。この異常処理として、電源をオフにする処理を行ってもよいし、情報処理部14の一部の処理を停止する処理を行ってもよい。
なお、ここでは、情報処理装置1の電源がオンされた後に続いて行う場合の処理の概要を説明したが、例えばすでに情報処理装置1の電源がオンされて通常処理が行われている場合にも同様の処理を行うことが可能である。すでに電源がオンされている場合には、ステップS12〜S16の処理を行った後、設置位置と測定位置が一致していれば、情報処理装置1は通常動作を継続する。これに対して、設置位置と測定位置が一致していなければ、情報処理装置1は異常処理を行う。
図5は、携帯端末3が実行する設置位置認証方法の処理の概要を示すフローチャートである。まず、携帯端末3の電源がオンされる(ステップS21)と、端末制御部36は測定位置情報作成部31を起動する(ステップS22)。
測定位置情報作成部31が、複数の人工衛星STがそれぞれ送信するGPS信号のうち測定位置情報371の作成に必要な分のGPS信号を受信した場合(ステップS23:Yes)、受信したGPS信号に基づいて測定位置情報371を作成する(ステップS24)。一方、測定位置情報作成部31が測定位置情報371の作成に必要な分のGPS信号を受信しない場合(ステップS23:No)、携帯端末3は、後述するステップS35へ移行する。ここで、「測定位置情報作成部31が測定位置情報371の作成に必要な分のGPS信号を受信しない」とは、測定位置情報371を作成するために必要な数(具体的には3つ)のGPS信号をすべて受信できないことを意味している。したがって、例えば1つの人工衛星STからしかGPS信号を受信できなかった場合も含まれる。
ステップS24の後、端末通信部32は、情報処理装置1へ通信要求を送信する(ステップS25)。
その後、端末通信部32が情報処理装置1から応答情報を受信した場合(ステップS26:Yes)、認証部33は、その応答情報を用いて認証を行う(ステップS27)。例えば、認証部33がチャレンジ・レスポンス認証方式にしたがって認証を行う場合、認証部33はレスポンスを算出し、このレスポンスと情報処理装置1から受信したレスポンスとを照合することによって認証を行う。
認証部33が認証に成功した場合(ステップS28:Yes)、端末通信部32は、端末記憶部37が記憶する測定位置情報371を情報処理装置1へ送信する(ステップS29)。
この後、端末通信部32が情報処理装置1から設置位置と測定位置が一致しているか否かについての判定結果を受信した場合(ステップS30:Yes)、表示部35はその判定結果を表示する(ステップS31)。
続いて、携帯端末3が情報処理装置1と通信中である場合(ステップS32:Yes)、端末制御部36は通信を切断する処理を行う(ステップS33)。この後、携帯端末3は、一連の処理を終了する。一方、携帯端末3が情報処理装置1と通信中でない場合(ステップS32:No)、携帯端末3は一連の処理を終了する。
ステップS28において、認証部33が認証に失敗した場合(ステップS28:No)を説明する。この場合、端末通信部32は、情報処理装置1へ認証に失敗したことを示すエラー情報を送信する(ステップS34)。続いて、端末制御部36は、表示部35にエラー情報を表示させる(ステップS35)。ステップS35の後、携帯端末3はステップS32へ移行する。
ステップS26において情報処理装置1からの応答情報が送信されてこなかった場合(ステップS26:No)、およびステップS30において端末通信部32が設置位置と測定位置が一致しているか否かについての判定結果を情報処理装置1から受信しなかった場合(ステップS30:No)、携帯端末3は、ステップS35のエラー情報表示処理へ移行する。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、携帯端末が測位用信号を受信する機能を有しているため、不正利用防止対象の情報処理装置のハードウェア構成を変更して測位用信号を受信する機能を具備させる必要がなく、ソフトウェア構成を変更するだけで不正利用防止に係る所望の機能を実現することができる。したがって、本実施の形態1によれば、不正利用の防止対象となる既存の機器のハードウェア構成を変更することなく、簡易に不正利用を防止することができる。
特に、本実施の形態1において、情報処理装置が自動販売機のようにある一定の場所に固定して設置される場合には、管理者が定期的なメンテナンスや日常点検を行う際に携帯端末を用いて設置位置を認証するため、不正に情報処理装置を移動すると、設置位置と測定位置が一致しなくなり、情報処理装置の一部機能が停止されることとなる。このような状況下では、仮に不正利用を意図した者が携帯端末まで不正に手に入れたとしても、情報処理装置を通常通り動作させることができない。したがって、不正利用を確実に防止することが可能となる。
また、本実施の形態1によれば、情報処理装置に対してはソフトウェア(ファームウェア)を変更するだけでよいため、既存のハードウェア構成を変更する場合と比較して、より経済的に不正利用の防止を実現することができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係る通信システムの機能構成を示すブロック図である。同図に示す通信システム200は、情報処理装置5と、携帯端末7とを備える。なお、図6において、図1に示す通信システム100が備える構成要素と同様の機能を有する構成要素については、図1と同じ符号を付してある。
情報処理装置5は、装置通信部11、応答部12、情報処理部14、入力部15、出力部16、装置制御部17および装置記憶部18を備える。情報処理装置5は、上述した情報処理装置1と異なり、判定部13を有しない。
携帯端末7は、測定位置情報作成部31、端末通信部32、認証部33、入力部34、表示部35、端末制御部36、端末記憶部37、および判定部71を備える。判定部71は、端末記憶部37が記憶する測定位置情報371と、情報処理装置5から送信されてくる設置位置情報181とを用いて情報処理装置1の設置位置と携帯端末3の測定位置が一致するか否かを判定する。
次に、以上の構成を有する通信システム200が行う典型的な処理の概要を説明する。 図7は、通信システム200が行う典型的な処理として、情報処理装置5と携帯端末7との通信が成立した場合の処理の概要を示すシーケンス図である。図7において、携帯端末7が位置情報を取得してから通信が成立するまでの処理(ステップS41〜S44)は、図3で説明したステップS1〜S4に順次対応している。
図7では、図3と同様に、認証部33が認証に成功して通信が成立した場合を示している。この場合、携帯端末7は、ステップS44に続くステップS45において、情報処理装置5に対して位置情報要求を送信する(ステップS45)。
位置情報要求を受信した情報処理装置5は、装置記憶部18が記憶する設置位置情報181を携帯端末7へ送信する(ステップS46)。
設置位置情報181を受信した携帯端末7は、判定部71が、受信した設置位置情報181と端末記憶部37に記憶されている測定位置情報371とを用いて、情報処理装置5の設置位置と携帯端末7の測定位置が一致するか否かを判定する(ステップS47)。この後、携帯端末7では、端末通信部32が判定部71による判定結果を情報処理装置5へ送信し(ステップS48)、表示部35が判定結果を表示する(ステップS49)。
判定結果を受信した情報処理装置5は、判定結果に応じた処理を行う(ステップS50)。ここでの処理内容は、情報処理装置1が判定結果に応じて行う処理内容と同様である(図3のステップS9についての説明を参照)。
その後、携帯端末3は通信の切断処理を行う(ステップS51)。これにより、情報処理装置5と携帯端末7との通信が切断される。
図8は、情報処理装置5が行う管理方法の処理の概要を示すフローチャートである。図8において、ステップS61〜S63の処理は、図4を用いて説明した情報処理装置5のステップS11〜S13の処理に順次対応している。
ステップS64において、装置通信部11が携帯端末3から位置情報要求を受信した場合(ステップS64:Yes)、装置制御部17は、装置記憶部18が記憶する設置位置情報181を読み出し、装置通信部11に対して設置位置情報181を携帯端末7へ送信させる制御を行う(ステップS65)。
この後、携帯端末7では、設置位置情報181と測定位置情報371とを用いて情報処理装置5の設置位置と携帯端末7の測定位置が一致するか否かの判定が行われ、その判定結果が情報処理装置5に送信されてくる。装置通信部11が判定結果を受信した場合(ステップS66:Yes)において、判定結果が「設置位置と測定位置が一致している」である場合(ステップS67:Yes)、情報処理装置5は通常動作を開始する(ステップS68)。これに対して、判定結果が「設置位置と測定位置が一致していない」である場合(ステップS67:No)、情報処理装置5は異常処理を行う(ステップS69)。
ステップS64で携帯端末3から位置情報要求を受信しない場合(ステップS64:No)、およびステップS66で装置通信部11が判定結果を受信しない場合(ステップS66:No)、情報処理装置1はステップS69へ移行して異常処理を行う。
本実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、情報処理装置5が通常動作を行っている最中に、携帯端末7が設置位置の確認を行うようにすることが可能である。
図9は、携帯端末7が実行する設置位置認証方法の処理の概要を示すフローチャートである。ステップS71〜ステップS76の処理は、図5を用いて説明した携帯端末3のステップS21〜S26の処理に順次対応している。なお、ステップS73において測定位置情報作成部31がGPS信号を受信しない場合(ステップS73:No)、携帯端末7は後述するステップS87へ移行する。
ステップS76の後、認証部33は、情報処理装置5から受信した応答情報を用いて認証を行う(ステップS77)。その結果、認証部33が認証に成功した場合(ステップS78:Yes)、端末通信部32は、情報処理装置5へ位置情報要求を送信する(ステップS79)。
その後、情報処理装置5から設置位置情報181を受信した場合(ステップS80:Yes)、判定部71は、受信した設置位置情報181と端末記憶部37が記憶する測定位置情報371とに基づいて、情報処理装置5の設置位置と携帯端末7の測定位置が一致するか否かを判定する(ステップS81)。続いて、端末通信部32が、判定部71の判定結果を情報処理装置5へ送信する(ステップS82)。ステップS82に続いて携帯端末7が行うステップS83〜S85の処理は、図5のステップS31〜S33の処理に順次対応している。携帯端末7は、ステップS85の後、一連の処理を終了する。
ステップS78において、認証部33が認証に失敗した場合(ステップS78:No)を説明する。この場合、端末通信部32は、情報処理装置5へ認証に失敗したことを示すエラー情報を送信する(ステップS86)。続いて、端末制御部36は、表示部35にエラー情報を表示出力させる(ステップS87)。ステップS87の後、携帯端末7はステップS84へ移行する。
ステップS76において情報処理装置5からの応答情報が送信されてこなかった場合(ステップS76:No)、およびステップS80において端末通信部32が情報処理装置5から設置位置情報181を受信しなかった場合(ステップS80:No)、携帯端末7は、ステップS87のエラー情報表示処理へ移行する。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、携帯端末が測位用信号を受信する機能を有しているため、不正利用防止対象の情報処理装置のハードウェア構成を変更して測位用信号を受信する機能を具備させる必要がなく、ファームウェア構成を変更するだけで不正利用防止に係る所望の機能を実現することができる。したがって、本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、不正利用の防止対象となる既存の機器のハードウェア構成を変更することなく、簡易に不正利用を防止することができる。
また、本実施の形態2によれば、情報処理装置のソフトウェア(ファームウェア)を変更するだけでよいため、既存のハードウェア構成を変更する場合と比較して、より経済的に不正利用防止を実現することができる。特に、本実施の形態2では、判定部の機能を携帯端末側に具備させているため、情報処理装置側でのソフトウェアの変更も最小限に抑えることができる。
(実施の形態3)
図10は、本発明の実施の形態3に係る通信システムが備える携帯端末の機能構成を示すブロック図である。同図に示す携帯端末9は、測定位置情報作成部31、端末通信部32、認証部33、入力部34、表示部35、端末制御部36、端末記憶部37、および時間を計測する計時部91を備える。なお、本実施の形態3に係る通信システムが備える情報処理装置は、図1に示す情報処理装置1である。
次に、本実施の形態3に係る通信システムが行う典型的な処理の概要を説明する。図11は、本実施の形態3に係る通信システムが行う典型的な処理として、情報処理装置1と携帯端末9との通信が成立した場合の処理の概要を示すシーケンス図である。図11に示すステップS1A〜S10Aは、図3で説明した通信システム100における処理(ステップS1〜S10)とそれぞれ同じである。ただし、本実施の形態3では、携帯端末9が備える計時部91が、測定位置情報作成部31が測定位置情報371を作成する処理(ステップS1A)を行った時点を起点として経過時間を計測している。そして、その時点から認証処理(ステップS4A)を開始するまでの経過時間が所定の範囲内である場合のみ、認証部33は認証を行う。
このような時間的な制約を設けることの利点を説明する。携帯端末9が認証処理を行う場合、例えば情報処理装置1の近傍では測定位置情報作成部31がGPS信号を受信できないような場合も想定される。特に、情報処理装置1が簡単に動かすことができない大型の装置である場合、携帯端末9のユーザ(管理者)は、いったん情報処理装置1の設置場所から離れてGPS信号を受信可能な場所に行って測定位置情報371を作成した後、情報処理装置1の設置場所に戻って設置位置認証処理を行うことが考えられる。ただしこのような場合、携帯端末9が測定位置情報371を作成した時間と、情報処理装置1との通信を確立するための認証を行う時間との時間差が大きすぎると、携帯端末9の測定位置情報371が情報処理装置1の設置位置情報と大きく異なる可能性があり、判定部13が判定を行うまでもなく、2つの位置情報が一致していない可能性が高い。加えて、そのような無意味の設置位置認証処理が可能であるとすると、不正利用を助長させてしまうおそれもある。そこで、本実施の形態3では、測定位置情報371を生成してから情報処理装置1との通信の認証を行うまでの時間に制約を設けることにより、携帯端末9が行う設置位置認証処理の信頼性を確保するようにしている。
図12は、携帯端末9が実行する設置位置認証方法の処理の概要を示すフローチャートである。まず、携帯端末9の電源がオンされる(ステップS91)と、端末制御部36は測定位置情報作成部31を起動する(ステップS92)。
測定位置情報作成部31が、複数の人工衛星STがそれぞれ送信するGPS信号のうち測定位置情報371の作成に必要な分のGPS信号を受信した場合(ステップS93:Yes)、受信したGPS信号に基づいて測定位置情報371を作成する(ステップS94)。ステップS94が終了した時点で、計時部91は、経過時間の計測を開始する(ステップS95)。一方、測定位置情報作成部31が測定位置情報371の作成に必要な分のGPS信号を受信できない場合(ステップS93:No)、携帯端末9は、ステップS93を繰り返す。
ステップS95の後、端末制御部36は、測定位置情報作成部31が測定位置情報371を作成後に計時部91が計測を開始してから所定時間経過したか否かを判定する(ステップS96)。計時部91が計測を開始してから所定時間経過していない場合(ステップS96:No)、端末通信部32は、情報処理装置1へ通信要求を送信する(ステップS97)。
その後、端末制御部36は、計時部91が計測を開始してから所定時間経過したか否かを再度判定する(ステップS98)。判定の結果、計時部91が計測を開始してから所定時間経過していない場合(ステップS98:No)において、端末通信部32が情報処理装置1から応答情報を受信したとき(ステップS99:Yes)、認証部33は、その応答情報を用いて認証処理を行う(ステップS100)。ステップS99で端末通信部32が情報処理装置1から応答情報を受信しないとき(ステップS99:No)、携帯端末9は、ステップ98に戻る。
ステップS100の後、計時部91は、経過時間の計測を終了する(ステップS101)。
ステップS101に続くステップS102〜S107の処理は、図5のステップS28〜S33の処理に順次対応している。
ステップS96またはS98において、計時部91が計測を開始してから所定時間経過した場合(ステップ96:YesまたはステップS98:Yes)、端末制御部36は、端末記憶部37が記憶する測定位置情報371を消去する(ステップS108)。続いて、計時部91は、経過時間の計測を終了する(ステップS109)。この後、携帯端末9は、後述するステップS111へ移行する。
ステップS102において、認証部33が認証に失敗した場合(ステップS102:No)、端末通信部32は、情報処理装置1へ認証に失敗したことを示すエラー情報を送信する(ステップS110)。続いて、表示部35はエラー情報を表示出力させる(ステップS111)。この後、携帯端末9はステップS106へ移行する。
ステップS104において、端末通信部32が設置位置と測定位置が一致しているか否かについての判定結果を情報処理装置1から受信しなかった場合(ステップS104:No)、携帯端末9はステップ111へ移行する。
以上説明した本発明の実施の形態3によれば、携帯端末が測位用信号を受信する機能を有しているため、不正利用防止対象の情報処理装置のハードウェア構成を変更して測位用信号を受信する機能を具備させる必要がなく、ソフトウェア構成を変更するだけで不正利用防止に係る所望の機能を実現することができる。したがって、本実施の形態3によれば、実施の形態1、2と同様に、不正利用の防止対象となる既存の機器のハードウェア構成を変更することなく、簡易に不正利用を防止することができる。
また、本実施の形態3によれば、携帯端末における測定位置情報作成から認証処理に至るまでの時間に制限を設けたため、携帯端末のユーザ(管理者)は、情報処理装置の近傍では測位信号を受信できずに測定位置情報を作成できないような場合であっても、いったん情報処理装置の近傍を離れて測位用信号を受信できる位置へ移動し、測位用信号を受信した後に所定時間内に情報処理装置の近傍まで戻ってくれば、設置位置認証を行うことができる。したがって、本実施の形態3によれば、自動販売機のように移動させることが容易ではない情報処理装置の設置位置認証を確実に行うことが可能となる。
また、本実施の形態3によれば、情報処理装置のソフトウェア(ファームウェア)を変更するだけでよいため、ハードウェア構成を変更する場合と比較して、より経済的に不正利用防止を実現することができる。
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した3つの実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。
図13は、本発明の別な実施の形態に係る通信システムが備える判定部が判定を行う際に参照する領域を模式的に示す図である。判定部は、情報処理装置の設置位置情報に対応する点Oを中心として緯度、経度がそれぞれ±αだけ離れた正方形領域E2の範囲内に測定位置情報が含まれる場合、測定位置情報が設置位置情報に一致すると判定する。このαの値は、情報処理装置の具体的な態様に応じて適宜設定される。
なお、本発明に係る管理プログラムおよび設置位置情報認証プログラムを、ハードディスク、フラッシュメモリ、CD−ROM、DVD−ROM、フレキシブルディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、広く流通させることも可能である。本発明に係る管理プログラムおよび設置位置情報認証プログラムの上述した記録媒体への書き込みは、その記録媒体を製品として出荷する際に行ってもよいし、通信ネットワークを介したダウンロードにより行ってもよい。
また、本明細書において参照したフローチャートにおけるステップの前後関係はあくまでも一例に過ぎず、本発明の主旨を逸脱せず、かつ論理的に矛盾のない範囲で変更することが可能である。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態等を含みうるものであり、特許請求の範囲により特定される技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を施すことが可能である。
1、5 情報処理装置
3、7、9 携帯端末
11 装置通信部
12 応答部
13、71 判定部
14 情報処理部
15、34 入力部
16 出力部
17 装置制御部
18 装置記憶部
31 測定位置情報作成部
32 端末通信部
33 認証部
35 表示部
91 計時部
100、200 通信システム
181 設置位置情報
371 測定位置情報
ST 人工衛星

Claims (9)

  1. 所定の情報処理を行う情報処理装置と、該情報処理装置と通信可能であるとともに測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信可能な携帯端末とを備えた通信システムであって、
    前記情報処理装置は、
    当該情報処理装置が設置された位置に関する設置位置情報を記憶する装置記憶部と、
    前記設置位置情報を前記携帯端末へ送信するとともに、前記携帯端末による判定結果であって前記設置位置情報と前記携帯端末によって作成される測定位置情報とに基づいて該携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定した判定結果を受信する装置通信部と、
    前記装置通信部が受信した判定結果が、前記測定位置は前記設置位置と一致しないという内容である場合、当該情報処理装置の少なくとも一部の機能を停止する制御を行う装置制御部と、
    を備え、
    前記携帯端末
    前記測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信して当該携帯端末の位置を測定することによって測定位置情報を作成する測定位置情報作成部と、
    前記情報処理装置の設置位置に関する設置位置情報を受信する端末通信部と、
    前記測定位置情報前記設置位置情報に基づいて当該携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記端末通信部は、
    前記判定部における判定結果を前記情報処理装置へ送信することを特徴とする通信システム。
  2. 測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信して自身の位置を測定することによって測定位置情報を作成する携帯端末と通信可能であり、所定の情報処理を行う情報処理装置であって、
    当該情報処理装置が設置された位置に関する設置位置情報を記憶する装置記憶部と、
    前記設置位置情報を前記携帯端末へ送信するとともに、前記携帯端末による判定結果であって前記設置位置情報および前記測定位置情報に基づいて該携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定した判定結果を受信する装置通信部と、
    前記装置通信部が受信した判定結果が、前記測定位置は前記設置位置と一致しないという内容である場合、当該情報処理装置の少なくとも一部の機能を停止する制御を行う装置制御部と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 所定の情報処理を行う情報処理装置と通信可能である携帯端末であって、
    測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信して当該携帯端末の位置を測定することによって測定位置情報を作成する測定位置情報作成部と、
    前記情報処理装置の設置位置に関する設置位置情報を受信する端末通信部と、
    前記測定位置情報と前記設置位置情報とに基づいて当該携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定する判定部と、
    を備え、
    前記端末通信部は、
    前記判定部における判定結果を前記情報処理装置へ送信することを特徴とする携帯端末。
  4. 前記情報処理装置との通信の認証を行う認証部と、
    時間を計測する計時部と、
    をさらに備え、
    前記計時部は、前記測定位置情報作成部が前記測定位置情報を作成してからの経過時間を計測し、
    前記認証部は、前記経過時間が所定の範囲に含まれる場合のみ前記認証を行うことを特徴とする請求項に記載の携帯端末。
  5. 前記判定部は、
    前記測定位置が前記設置位置を基準として定められる領域内に含まれるか否かを判別することによって前記測定位置と前記設置位置が一致するか否かを判定することを特徴とする請求項またはに記載の携帯端末。
  6. 測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信して自身の位置を測定することによって測定位置情報を作成する携帯端末と通信可能であり、所定の情報処理を行う情報処理装置が実行する管理方法であって、
    前記情報処理装置が設置された位置に関する設置位置情報を記憶する装置記憶部から該設置位置情報を読み出して前記携帯端末へ送信する送信ステップと、
    前記携帯端末が、前記設置位置情報および前記測定位置情報に基づいて該携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定した判定結果を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信した判定結果が、前記測定位置は前記設置位置と一致しないという内容である場合、当該情報処理装置の少なくとも一部の機能を停止する制御を行う装置制御ステップと、
    を有することを特徴とする管理方法。
  7. 所定の情報処理を行う情報処理装置と通信可能であるとともに、測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信可能である携帯端末が前記情報処理装置の設置位置を認証する設置位置認証方法であって、
    前記測位用信号を受信し、受信した前記測位用信号をもとに前記携帯端末の位置を測定することによって測定位置情報を作成して端末記憶部へ格納する測定位置情報作成ステップと、
    前記情報処理装置が設置された位置に関する設置位置情報を前記情報処理装置から受信する受信ステップと、
    前記測定位置情報を前記端末記憶部から読み出して前記設置位置情報と比較し、前記携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで判定した判定結果を前記情報処理装置へ送信する送信ステップと、
    を有することを特徴とする設置位置認証方法。
  8. 測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信して自身の位置を測定することによって測定位置情報を作成する携帯端末と通信可能であり、所定の情報処理を行う情報処理装置に実行させる管理プログラムであって、
    前記情報処理装置が設置された位置に関する設置位置情報を記憶する装置記憶部から該設置位置情報を読み出して前記携帯端末へ送信する送信ステップと、
    前記携帯端末が、前記設置位置情報および前記測定位置情報に基づいて該携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定した判定結果を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信した判定結果が、前記測定位置は前記設置位置と一致しないという内容である場合、当該情報処理装置の少なくとも一部の機能を停止する制御を行う装置制御ステップと、
    を前記情報処理装置に実行させることを特徴とする管理プログラム。
  9. 所定の情報処理を行う情報処理装置と通信可能であり、測位用信号を送信する人工衛星から該測位用信号を受信可能な携帯端末に前記情報処理装置の設置位置を認証させる設置位置認証プログラムであって、
    前記測位用信号を受信し、受信した前記測位用信号をもとに前記携帯端末の位置を測定することによって測定位置情報を作成して端末記憶部へ格納する測定位置情報作成ステップと、
    前記情報処理装置が設置された位置に関する設置位置情報を前記情報処理装置から受信する受信ステップと、
    前記測定位置情報を前記端末記憶部から読み出して前記設置位置情報と比較し、前記携帯端末の測定位置が前記情報処理装置の設置位置と一致するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで判定した判定結果を前記情報処理装置へ送信する送信ステップと、 を前記携帯端末に実行させることを特徴とする設置位置認証プログラム。
JP2013127894A 2013-06-18 2013-06-18 通信システム、情報処理装置、携帯端末、管理方法、設置位置認証方法、管理プログラムおよび設置位置認証プログラム Active JP6146155B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013127894A JP6146155B2 (ja) 2013-06-18 2013-06-18 通信システム、情報処理装置、携帯端末、管理方法、設置位置認証方法、管理プログラムおよび設置位置認証プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013127894A JP6146155B2 (ja) 2013-06-18 2013-06-18 通信システム、情報処理装置、携帯端末、管理方法、設置位置認証方法、管理プログラムおよび設置位置認証プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015001972A JP2015001972A (ja) 2015-01-05
JP6146155B2 true JP6146155B2 (ja) 2017-06-14

Family

ID=52296428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013127894A Active JP6146155B2 (ja) 2013-06-18 2013-06-18 通信システム、情報処理装置、携帯端末、管理方法、設置位置認証方法、管理プログラムおよび設置位置認証プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6146155B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023166213A (ja) * 2022-05-09 2023-11-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器及び制御方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005301826A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Seiko Epson Corp Posシステムおよびプリンタ
JP4726051B2 (ja) * 2005-06-21 2011-07-20 Kddi株式会社 アクセス制御システム
JP2008233831A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 表示装置及び表示装置の表示制御方法
JP4959463B2 (ja) * 2007-08-01 2012-06-20 株式会社トヨタIt開発センター 位置認証システム
JP5092994B2 (ja) * 2008-05-29 2012-12-05 株式会社デンソーウェーブ 自動販売機設定システム
JP5331510B2 (ja) * 2009-02-24 2013-10-30 綜合警備保障株式会社 訪問者管理システム、訪問者管理方法、および管理装置
JP2010231659A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 警備点検システム、警備点検端末、警備点検方法、及び警備点検プログラム
US9898727B2 (en) * 2009-09-30 2018-02-20 Rakuten, Inc. Credit card fraud prevention system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015001972A (ja) 2015-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11409974B2 (en) Tracking and authentication of product via distributed ledger and proximity indication
US10572855B1 (en) Tracking and authentication of inventory via distributed ledgers and NFC tags
ES2870629T3 (es) Aplicación para evaluación de dispositivos y otros procesos asociados con reciclaje de dispositivos
US20170017947A1 (en) Trusted nfc ticketing
US20160019733A1 (en) Sequencing the validity of access control keys
US10846964B2 (en) Electronic lockbox with interface to other electronic locks
CA3046197A1 (en) System and method for delivering packages to customers
JP6312509B2 (ja) 販売管理装置および販売管理システム
GB2528818A (en) Item locker arrangement
US20130132279A1 (en) Mechanisms for securing goods at a point-of-sale
JP2013109695A (ja) アプリケーションのロック解除システムおよびロック解除用プログラム
US20200145781A1 (en) Method of adjusting bluetooth connectivity for expediting access controls
US20180197187A1 (en) Inspection device and inspection method
KR101069744B1 (ko) 이동단말기의 애플리케이션 관리 방법 및 그를 위한 시스템
US20070028298A1 (en) System and method for configuring an electronic device
JP6146155B2 (ja) 通信システム、情報処理装置、携帯端末、管理方法、設置位置認証方法、管理プログラムおよび設置位置認証プログラム
US20200280844A1 (en) Communication authentication apparatus and communication system comprising same
CN106899573B (zh) 验货装置及其验货方法
CN109872452B (zh) 自动售货机和自动售货机***
CN109544146B (zh) 无卡交互***及模拟卡设备
CA3046518A1 (en) System and method for delivering packages to customers
JP2018163610A (ja) 電子チケットシステム、情報処理装置、携帯端末、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP6354438B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム及び処理プログラム
JP2007214801A (ja) 作業者認証管理システム
US20220158998A1 (en) Device and method for accessing service using authentication of electronic device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6146155

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250